JP2003030137A - 使用すべき記録媒体を決定するデータ処理システム - Google Patents
使用すべき記録媒体を決定するデータ処理システムInfo
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Abstract
決定する。 【構成】 データ処理システムは,磁気ディスクと磁気
ディスク書込み/読取り装置とを含む磁気ディスク・プ
ール21と,磁気テープと磁気テープ書込み/読取り装置
とを含む磁気テープ・プール22と,データセットに所定
のジョブを行い,かつ上記書込み/読取り装置を制御す
るためのホスト・コンピュータ20と,記憶領域使用要求
データを出力する端末装置26とから構成されている。上
記端末装置26から記憶領域の使用要求量が記述された記
憶領域使用要求データが出力される。上記ホスト・コン
ピュータは,上記記憶領域使用要求データに記述された
使用要求量にもとづいて,上記ホスト・コンピュータに
よって所定のジョブが行われた後のデータセットを記録
すべき記録媒体の種類を決定する。
Description
より詳細にはデータセットを記録すべき記録媒体の種類
を自動的に決定するデータ処理システムに関する。
ータ処理システムでは,端末装置からホスト・コンピュ
ータにアクセスが行われ,ホスト・コンピュータを利用
した業務処理が行われる。業務処理では,磁気ディスク
や磁気テープに記録されているデータセットを呼出し,
呼出したデータセットに所定の処理(ジョブ)を施し,
その後再びデータセットを磁気ディスクや磁気テープに
記録することが行われる。
ものがあり,データ量の大きいものも,データ量の少な
いものも存在する。データ量の大きいデータセットは磁
気テープに記録し,データ量の少ないものは磁気ディス
クに記録するのが一般的である。磁気ディスクまたは磁
気テープのいずれに処理結果(ジョブが行われた後のデ
ータセット)を記録させるかは,端末装置からホスト・
コンピュータにアクセスするとき(ホスト・コンピュー
タにジョブを行わせる指示を送信するとき)に,端末装
置からホスト・コンピュータに送られる。すなわち,端
末装置のユーザは,どの程度の記録容量がデータセット
を記録するために必要となるかをあらかじめ計算し,そ
の計算結果からいずれの記録媒体を使用すべきであるか
を検討し,その検討結果を表す指示データをホスト・コ
ンピュータに与えている。
示した使用要求を発行するだけで,データセットを記録
すべき記録媒体の種類を決定することができるようにす
ることを目的とする。
数種類の記録媒体と,上記複数種類の記録媒体のそれぞ
れに対応する書込み/読取り装置と,データセットに所
定のジョブを行い,かつ上記書込み/読取り装置を制御
するためのホスト・コンピュータと,記憶領域使用要求
データを出力する端末装置とから構成される。
要求データには,記憶領域の使用要求量を算出するため
の記述が含まれている。上記ホスト・コンピュータは,
上記使用要求量を算出するための記述にもとづいて,上
記ホスト・コンピュータによって所定のジョブが行われ
た後のデータセットを記録すべき記録媒体の種類を決定
する決定手段を備えている。
は,1件当たりのレコード長と件数とが記述され,上記
ホスト・コンピュータは,上記記憶領域使用要求データ
に記述された1件当たりの上記レコード長に上記件数を
乗算することによって,上記使用要求量を算出する。
る記憶領域使用要求データに,複数種類の記録媒体のう
ちのいずれの記録媒体にデータセットを記録させるべき
であるかをユーザ側であらかじめ決定して記述しておく
必要がない。ホスト・コンピュータは,たとえば,記憶
領域使用要求データに記述された使用要求量があらかじ
め規定された容量を超えている場合にはデータセットを
磁気テープに記録する,使用要求量があらかじめ規定さ
れた容量以下の場合にはデータセットを磁気ディスクに
記録するといった処理を行うことができる。
ピュータは,使用すべき記録媒体の種類の決定に用いら
れる境界容量値を記憶したテーブルを備えている。上記
決定手段は,上記記憶領域使用要求データに記述された
上記使用要求量と,上記テーブルに記憶された境界容量
値とを比較することによって,データセットを記録すべ
き記録媒体の種類を決定する。複数の境界容量値を設け
るようにしてもよい。1種類の記録媒体に,種々の容量
を持つのものが含まれている場合であっても,いずれの
種類の記録媒体のいずれのものに記録すべきかまで判断
することができる。
いられるホスト・コンピュータも提供している。
ータ20と,磁気ディスク・プール21と,磁気テープ・プ
ール22と,記憶領域管理データベース23と,VTOC
(Volume Table Of Contents)24と,カタログ25と,複
数の端末装置26とを含む。ホスト・コンピュータ20と磁
気ディスク・プール21,磁気テープ・プール22,記憶領
域管理データベース23,VTOC24およびカタログ25と
は,バスを介して相互に接続される。ホスト・コンピュ
ータ20と複数の端末装置26とはネットワーク(専用回
線,公衆回線,LAN,WAN等)を介して相互に接続
される。
は次の通りである。
に,JCL(Job Control Language)データが送信され
る。JCLデータは,ジョブ・ネーム,ホスト・コンピ
ュータ20に実行させるべきプログラム名,利用者アカウ
ント,記憶領域使用要求データ(後述する)等の種々の
データを含んでいる。JCLデータに基づいて,ホスト
・コンピュータ20の動作が制御される。すなわち,ホス
ト・コンピュータ20は端末装置26から受信したJCLデ
ータに基づいて,所定の処理(ジョブ)を実行する(も
ちろん,ジョブに必要とされるプログラムは,ホスト・
コンピュータ20にあらかじめ用意される)。ジョブに利
用されるデータを「データセット」と呼ぶ。ジョブに利
用されるデータセットとして,一般に磁気ディスク・プ
ール21に格納されている磁気ディスク,または磁気テー
プ・プール22に格納されている磁気テープに記録されて
いるものが用いられる。磁気ディスクまたは磁気テープ
に記録されているデータセットがホスト・コンピュータ
20によって読出され,ホスト・コンピュータ20において
処理される(ジョブが行われる)。ジョブの終了後のデ
ータセットが,再び,磁気ディスクまたは磁気テープに
記録される。
ジョブのためのプログラムとともに,OS(オペレーテ
ィング・システム)およびファイル・アロケーション・
システム・プログラムを備えている。OSはホスト・コ
ンピュータ20を全体的に制御する。ファイル・アロケー
ション・システム・プログラムは,後述するように,J
CLデータに含まれる記憶領域使用要求データに基づい
て,利用すべき媒体の種類(磁気ディスクに処理結果
(ジョブの後のデータセット)を記録するか,磁気テー
プに処理結果を記録すべきか)等を決定する。ファイル
・アロケーション・システム・プログラムの処理の詳細
は後述する。
ディスクと,複数台の磁気ディスク書込み/読取り装置
とを含む。1または複数枚の磁気ディスクへのデータ等
の書込み/読取りに,1台の磁気ディスク書込み/読取
り装置が用いられる。一般には,磁気ディスク・プール
21に備えられる磁気ディスクは複数枚で1セットとなっ
ている。1セットの磁気ディスクごとにボリューム・シ
リアル(ボリューム名)が付与される。
ープと,複数台の磁気テープ書込み/読取り装置を含
む。1本または複数本の磁気テープへのデータ等の書込
み/読取りに,1台の磁気テープ書込み/読取り装置が
用いられる。一般に,1本の磁気テープごとに,ボリュ
ーム・シリアルが付与される。
気テープ装填命令にしたがって,1または複数台の磁気
テープ書込み/読取り装置を選定し,選定された磁気テ
ープ書込み/読取り装置に磁気テープを自動装填する自
動磁気テープ装填装置を含ませておいてもよい。もちろ
ん,システム管理者等の手作業によって磁気テープ書込
み/読取り装置への磁気テープの装填(交換)を行って
もよい。
例をそれぞれ示している。上述したように,記憶領域使
用要求データは,端末装置26からホスト・コンピュータ
20に送信されるJCLデータに含まれている。
グループ名の記述と,1または複数の記憶領域使用要求
の記述とがある。以下,図2(A) を参照して,記憶領域
使用要求データの内容を説明する。
するボリュームグループの名称(ボリュームグループ
名)が「VGRP1 」であることを示している。各ボリュー
ム(1セットの磁気ディスク,1本の磁気テープのそれ
ぞれ)は,1または複数のグループにグループ分けされ
ており,このグループごとにボリュームグループ名が付
与されている。
使用要求データである。
を実行させるべきデータセットの名称(データセット
名)が「AMPS.XXX01」であり,そのジョブ結果(処理結
果)を記憶させる領域として,1つのレコード長が100
バイトで(「LR=100」),レコード件数100 万件分
(「PR1=1000K 」,但しKは「×1000」を表わす)の記
憶領域(記憶領域の割当て)を要求していることを表わ
す。
を実行させるべきデータセットの名称(データセット
名)が「TEMP.XXX01」であること,およびそのジョブ結
果(処理結果)を記憶させる領域としてレコード長が80
バイトで,レコード件数10000件分の記憶領域を要求し
ていることを表わしている。「UNIT=ANY」は,データを
記憶させるべき記録媒体としては,磁気テープでも,磁
気ディスクでもよいことを表わしている。
は,ジョブ結果を記憶させる記録媒体として「磁気テー
プ」を要求することを表わしている。UNIT=SYSDA(第5
行目)は,ジョブ結果を記憶させる記録媒体として「磁
気ディスク」を要求することを表わしている。
の記述にしたがって,ホスト・コンピュータ20は,記憶
領域を確保し,ホスト・コンピュータ20において処理さ
れたデータセットを,磁気テープまたは磁気ディスクに
記録する。データセットの中には,更新前と更新後のデ
ータの保存が必要な場合がある。このように一つのデー
タについて異なった時点での状態を保存したデータのそ
れぞれを,世代別データセットと呼ぶ。世代の順をデー
タセット名の後の括弧内に「+」と数字をつけて表わ
す。数字が大きいほど更新時期が新しいことを表わす。
第5行目に記述された「DSN=GRP1.XXX01(+1)」は,
データセット名が「GRP1.XXX01」であるデータセット
に,1回のジョブを行った後のデータセットであること
を表わしている。この場合,既に磁気テープまたは磁気
ディスクに記憶されている更新前のデータセット「GRP
1.XXX01」を残したまま(消去しない,上書きしな
い),更新後のデータセット「GRP1.XXX01」が磁気テー
プまたは磁気ディスクに記憶される。
ルがある。
通に用いられるテーブル ボリュームグループ管理データ・テーブル(図7) データセット管理テーブル(図8)
納容量,装置タイプの3つの項目がある。磁気テープ管
理テーブルは,磁気テープ・タイプ毎のデータ格納容量
を参照するためのテーブルである。
種類を表わすもので,「01」がテープ長さ600 フィート
のオープン・リール・テープ,「02」が長さ1200フィー
トのオープンリール・テープ,「03」がカートリッジ型
のテープであることを表わす。
が指し示す種類の磁気テープが持つ記憶容量を表わす。
装填される装置の種類を記述するものである。例えばカ
ートリッジ型のテープの場合はCTAPE であり,オープン
リール型の磁気テープの場合はTAPE9などである。
4) 磁気テープ利用状況管理テーブルは,ボリュームグルー
プ名,MT利用用途,割当状態,VOLSER名,磁気テープ・
タイプおよび割当日の項目を含む。磁気テープ利用状況
管理テーブルの内容の詳細は後述するファイル・アロケ
ーション・システム・プログラムの処理の説明で明らか
になるであろう。
5) ボリュームグループ特性テーブルには,6つの項目があ
り,それらはボリュームグループ名,ジョブ内用ボリュ
ーム特性,ジョブ内不足時ボリュームグループ名,ジョ
ブ外用ボリューム特性,ジョブ外不足時ボリュームグル
ープ名,磁気テープ・タイプである。ボリュームグルー
プ特性テーブルは,当該ボリュームグループに属する磁
気テープがデータセットの記憶の際に容量不足が生じた
ときの対処を記述したテーブルであり,磁気テープのみ
に関連するものである。
プの識別名である。
ブ内用データセット用に用意された磁気テープが不足し
た場合の対処方法が記述されている。値が1の場合は,
ジョブを強制終了させることを意味し,値が2の場合
は,ジョブ外用磁気テープを流用することを意味し,値
が3の場合は,あらかじめ決められたボリュームグルー
プの枠を超えて,他のボリュームグループの磁気テープ
を使用するべく,探索することを意味する。
名」には,上述したジョブ内用ボリューム特性が「2」
であり,ジョブ内用データセットに割り振る磁気テープ
が不足した場合,充当させる磁気テープのボリュームグ
ループ名が格納されている。
終了後も保存しておくべきデータセットの記憶のために
割当てる磁気テープが不足したときの対応方法を記述し
たものである。値が1の場合は,ジョブを強制終了させ
ることを意味し,値が2の場合は,ジョブ内用磁気テー
プを流用することを意味し,値が3の場合は,あらかじ
め決められたボリュームグループの枠を超えて,他のボ
リュームグループの磁気テープを使用するべく,探索す
ることを意味する。
は,不足時ボリュームグループ1で定義しておいた磁気
テープの充当後もなお磁気テープが必要な場合に充当す
る磁気テープのボリュームグループ名である。
の何れかが記憶されており,それぞれの意味は磁気テー
プ管理テーブル(図3)の説明で記述したとおりであ
る。
6) 磁気ディスク管理データ・テーブルは,磁気ディスク装
置ごとにデータを記憶させる時の最大容量等を記述した
テーブルである。最大容量は3段階(種類)で設定する
事が可能となっており,3種類の設定には,磁気ディス
ク装置をそれぞれ3つ指定する事が出来るようになって
いる。
プとデータセットとのプレフィックスにより管理される
グループ名である。
類)の設定の第1番目の設定における最大容量と,その
最大容量に対応させる磁気ディスクのVOLSER(Volume S
erial)とが格納される。
SDグループ名に属すると判断されるデータセット(ボリ
ュームグループ管理データ・テーブル(図7)に,デー
タセットとDASDグループとの対応が記述されている(後
述する))について,記憶領域使用要求があった場合,
ボリューム・シリアル「DK0001」,「DK0002」,「DK00
07」の順に1セットの磁気ディスクについて,空き容量
があるかどうかをチェックし,最初に充分な空きが見つ
かったボリューム(1セットの磁気ディスク)にデータ
を記憶させるようにするものである。
使用量の制限が1MBの設定にDK0001,DK0002,DK0007の
3つの磁気ディスク装置が指定されている。上記使用量
の制限が30MBの設定には,DK0004,DK0005,DK0006の3
つの磁気ディスク装置が指定されている。また使用量の
制限なしとする「NOLIMIT 」の設定にはDK0003,DK000
6,DK0007が指定されている。これらの設定を持った磁
気ディスク装置の集合をDASDグループ名「DKGFRP1」が
命名されている。
に対して1MBに相当する記憶領域使用要求があった場
合,この実施例では,1MBの磁気ディスクの空きをDK00
01,DK0002,DK0007の順番で探査し,最初に1MB以上の
空きがあった磁気ディスクにデータを記憶させることに
なる。
があった場合,DK0004,DK0005,DK0006の順番で探査す
る。
ブルにおいて,DK0006とDK0007が2度登場している。こ
の第1の理由は,磁気ディスクの使用効率を高めるため
である。必要記憶容量が大きいものはマスターデータ,
必要記憶容量が小さいものは何らかの基準のみを格納し
たテーブル類であるというように,データは必要記憶容
量の大きさの違いによってある程度分類する事が可能で
ある。
6)は,一つの磁気ディスクにある程度種類の似通った
データを格納させる事によって,管理をしやすくする目
的でも使われる。1データセット当りの記録媒体使用量
が大きいデータよりも,1データセット当たりの記録媒
体使用量が大きいデータのみを記憶できる様にすると,
小さな容量のデータならば複数記憶する事が可能な場合
でも,空きと比較する容量が大きなために,大きな空き
容量が残ってしまう可能性がある。
が一番低いVOLSERで,「NOLIMIT 」と「1MB以下」に指
定されている。これによって,大きな空きが出来そうな
磁気ディスクには,小さなデータも記憶できるようにな
り,磁気ディスク装置の無駄のない利用が可能となって
いる。
させる第2の理由は,磁気ディスクの容量不足による異
常終了の確率を少しでも低減させる為に,記録を許可す
る磁気ディスクの選択肢を増やすというものである。
気ディスクがDK0001〜DK0007の7つしかない場合を考え
てみる。MAXSPACE(1) のDK0007が無いときに,1MB以下
のデータを集中的に記憶させる必要が生ずる一方,30MB
を超えるような比較的大容量のデータが少なかった場合
は,MAXSPACE(1) の設定にDK0007を加える事により,記
録媒体不足による異常終了の発生を制御する事が出来
る。
ル(図7) 上述のように,各ボリューム(1セットの磁気ディス
ク,1本の磁気テープのそれぞれ)は,1または複数の
グループにグループ分けされている。ボリュームグルー
プ管理データ・テーブルは,各ボリュームグループごと
に作成されるテーブルである。
には9種類の項目があり,それらは,ボリュームグルー
プ名,ショップ内D.S.PREFIX,MT利用フラグ,装置タイ
プ,DISK上限値,MT境界値,DISK2次要求割合,MT容量
最大拡張割合,DASDグループ名(複数)である。
ュームグループ管理データ・テーブルが特定される(参
照するためのキー)。
名の先頭に付与され,修飾語として用いられるものであ
る。データセットは,その修飾語毎に設定された基準に
したがって,記録媒体(磁気テープや磁気ディスク)に
格納される。
か否かを判断するためのフラグであり,利用する場合は
「Y」,利用しない場合は「N」が格納される。
のとき(磁気テープを利用する場合)に設定するもの
で,使用する磁気テープが装填される装置の種類を記述
する。例えばカートリッジ型のテープの場合はCTAPE で
あり,オープンリール型の磁気テープの場合はTAPE9な
どである。
(上限値)が格納されている。上限値はMB(メガバイ
ト)単位で記述され,例えば30,100,200などの数値が
設定される。
中に磁気ディスク使用要求か磁気テープ使用要求かの記
述がない場合に,磁気テープに格納するか否かを判断す
るために用いられる記録媒体使用量の境界値である。MB
単位で記述され,例えば30などの数値が設定される。
に用いられる。磁気ディスクにデータセットを記憶する
際に参照される数字であり,記憶領域使用要求データに
記述された記憶領域使用要求量を1次要求量とした時
に,上記データセットの記憶のために,1次要求量だけ
では容量不足になることが有る。上記容量不足の場合,
ホスト・コンピュータ20は2次的に確保すべき記憶領域
を所定の容量を1単位として容量不足が解消するまで
(最大15回)記憶領域を1単位ずつ増加させてデータセ
ットの記憶のために必要な記録媒体を確保する。「DISK
2次容量割合」は上記の2次的に追加される記憶容量の
1単位を表わす容量について,記憶領域使用要求に対す
る割合(百分率)で表わしたものである。
SK2次要求割合が10と記述されている場合,データセッ
トの磁気ディスク上の容量が200MB に達しても書込みが
終了しない場合は200MB の10%である20MBを追加確保し
て,磁気ディスクに書込みを行なう。20MBの追加で尚不
足が生じる場合は繰り返し20MB単位での容量追加が行な
われる。
予め決められた範囲で,記憶領域使用要求データに記載
された記憶領域使用要求量を超えて,磁気テープの使用
を許容できるようにしている。「MT容量最大拡張割合」
に設定される数値は,記憶領域使用要求量に対する百分
率で表わしたものである。
200MBで,MT容量最大拡張割合が150と記述されている場
合,データセットの磁気テープ使用量が200MB に達して
も書込みが終了しない場合は200MB の 150%である300M
B まで書込みを許容して行なえるようにするものであ
る。
グループ名」は,磁気ディスク管理データ・テーブル
(図6)に付与される名であり,磁気ディスク管理デー
タ・テーブル参照のためのキーとなるものである。DASD
グループ名は,業務を識別する5桁の文字列と,本番か
テストかを表わす1桁の文字と,2桁の連続番号からな
る,8桁の識別コードである。
タセット名,データセット内ボリューム連番,ボリュー
ム総数,VOLSER名,データセット用途,データセット作
成日時,データセット取得状態がある。これは,磁気テ
ープ格納されるデータセットごとに設けられるテーブル
である。
される固有の名称である。
るデータセットが磁気テープに格納されたときに,1本
の磁気テープに収まらない場合,複数の磁気テープにま
たがってデータ保存される。このときに複数の磁気テー
プに付与される1から始まる整数の連続番号である。
示されるデータセットが記録される磁気テープの本数を
表わす。
である。
ュータの一つの処理単位であるジョブの実行中のみ使用
するデータであるか,ジョブ終了後も保存しておくべき
データであるかを識別するものである。ジョブ実行中の
み使用するデータセットである場合は「1」が,ジョブ
終了後も保存するべきデータセットの場合は「2」が記
録される。ジョブ実行中のみ使用するデータとは,処理
上一時的に必要になる中間データなどのことを指す。
ットが作成された日付,時間が記録される。
タセット名で識別されるデータセットが割当てられた磁
気テープに実際にデータを格納した状態にあるのか,使
用予約で確保されただけのものなのか,について判別す
るためのものである。予約されただけの状態(仮取得)
が「1」,既にデータが格納されている場合(完全獲
得)「2」となる。
・プログラム 図9および図10は,ホスト・コンピュータ20に備えられ
たファイル・アロケーション・システム・プログラムに
よる処理の流れを示すフローチャートである。この処理
では,ホスト・コンピュータ20は,端末装置26から受け
取った記憶領域使用要求データ(図2)に基づいて,使
用されるべき記憶領域を確保し,使用させるべき媒体
(磁気テープとすべきか,磁気ディスクとすべきか)等
を決定する。
み込まれたJCL(Job Controll Language) の中に記
憶領域使用要求データがあるかないかを確認する。記憶
領域使用要求データがない場合は,処理419 以下の処理
へ進み,データがある場合には処理402 へ進む。
1レコード目を読み込む。処理403へ進む。1レコード
目には,上述したようにボリュームグループ名が記述さ
れている(図2参照)。
に複数の記憶領域使用要求が含まれている場合(第2レ
コード,第3レコードが記述されている場合),このう
ちの1レコード読み込んだ後,処理404 へ進む。
「UNIT= 」以下に記載された記録媒体の種類が何である
かを判断する。「ANY 」であるかまたは「UNIT= 」の指
定がない場合は,処理405 へ進む。「DISK」の場合は処
理407 へ進む。「MT」の場合は処理412 へ進む。
= 」の指定がない場合)では,記憶領域使用要求データ
に記載された情報にもとづいて使用予定量を計算し,そ
の後処理406 へ進む。
意味するところは,データセット名「AMPS.XXX01」はレ
コード長が1件当り100 バイトでレコード件数が10K
(10,000件)であることを示している。したがって,こ
の記憶領域使用要求データが要求している記録媒体の使
用量は 100Mバイトである。( 100(バイト/件)×1,
000,000(件)=100Mバイト)。
の基準値に基づいて,記録媒体を磁気ディスクにする
か,磁気テープにするかの判断を行なう。
グループ名が「VGRP1」と指定されている(第1行
目)。ここでボリュームグループ管理データ・テーブル
(図7)の例を見ると,ボリュームグループ「VGRP1」
に関してDASDグループの使用優先順位1番にDASDグルー
プ名「DKGHGRP1」が記述されている。このボリュームグ
ループの「MT境界値」は50Mバイトである。これは,ボ
リュームグループ「VGRP1」を指定したデータセット
は,記録媒体使用量が50MBを超える場合は,磁気テープ
に格納されるように設定することを意味している。
要求データの2行目では,データ格納のための記録媒体
の容量として 100Mバイトを要求している。50MBを超え
ているので,処理406 の判定では磁気テープ(MT)と
なり処理412 へ進む事になる。
は,磁気ディスクに記録する際に,その磁気ディスクに
予め定められた基準値を超えていないかどうかのチェッ
クを行なう。たとえば,ボリュームグループ管理データ
・テーブル(図7)に記載の磁気ディスクに記録する時
の使用記憶容量の上限値を示す「DISK上限値」によれ
ば,許容されるのは 600Mバイトまでである。図2(A)
に示す記憶領域使用要求データの第5行目では,磁気デ
ィスクが指定されているが(「UNIT=SYSDA」),記憶領
域使用要求量は, 800Mバイトであり,磁気ディスク上
に記憶させるための上限( 600Mバイト)を超えるの
で,この場合は処理411 へ進み,強制終了となる。
カタログおよびVTOC(Volume TableOf Contents)(図1
2および図13参照))から取得する(カタログには,デ
ータセット名と,そのデータセット名を持つデータセッ
トが記録されているボリューム(ボリューム名)との対
応関係が記述されている。VTOCには,データセット
名と,そのデータセット名を持つデータセットが記録さ
れている磁気ディスクまたは磁気テープにおける記録領
域の先頭番地と,そのデータセットの占有量と,そのデ
ータセットの作成(記録)日時等が登録されている)。
域使用要求データのデータセット名の修飾語よりボリュ
ームグループ名を得,更にボリュームグループ管理デー
タ・テーブル(図7)において,DASDグループ名を得
る。そして,ボリュームグループ管理データ・テーブル
(図7)のDASDグループと必要な記録媒体使用量とか
ら,格納許可されている磁気ディスク装置のVOLSER(ボ
リューム名)を得,そのVOLSER(ボリューム名)を持つ
磁気ディスクの空きを調べる。
記述されている使用要求量と磁気ディスクの空き容量を
比較する。磁気ディスクの空き容量の方が大きければ,
処理410 に進み,小さければ,処理411 に進む。
トを保存し,磁気ディスクのVTOCを更新する。磁気ディ
スクごとにVTOCは存在する。VTOCにはボリューム内の全
てのファイルをまとめた目録(先頭番地,占有量,作成
日時等)が記録されている(図13参照)。
保存すると判断された後の処理を説明する。
記述された記憶領域使用要求量を記録に足る使用可能な
磁気テープがあるかどうかが確認される。
ル22に登録された磁気テープのうち,次に説明する2種
類の磁気テープの容量を算出し,その和を記録媒体使用
可能量として処理405 で計算した記憶領域使用要求量と
比較する処理である。
る。その一つは,記憶領域使用要求データに記述された
データセットを格納するために,事前に割当てられた磁
気テープ(磁気テープ利用状況管理テーブル(図4)の
「割当状態」が「1」のもの)である。他の一つは,磁
気テープ利用状況管理テーブル(図4)の割当状態が
「3」である空きの状態の磁気テープである。
用可能量よりも小さければ,処理413 に進み,大きけれ
ば処理414 に進む。
次のように行なう。
プの場合は,記憶領域使用要求データに記述されたデー
タセット名から,データセット管理テーブル(図8)を
参照し,データセット取得状況が「1」である仮獲得さ
れた磁気テープのVOLSER(ボリューム名)を取得する。
続いて,図4の磁気テープ利用状況管理テーブルから該
当する「磁気テープ・タイプ」の格納容量を取得して,
現在使用可能な磁気テープの記録媒体使用可能容量に加
える。(計算)
体使用可能量の算出は次のように行なう。
り,処理402 で読み込んだ「ボリュームグループ名」を
もつ磁気テープのレコードを検索し,VOLSER名(ボリュ
ーム名)を得る。次に,割当状態が「3」である空きの
磁気テープの「磁気テープ・タイプ」を得る。上記で得
られたVOLSER名(ボリューム名)をキーに,更に図3に
示す磁気テープ管理テーブルから該当する「磁気テープ
・タイプ」の格納容量を取得して,現在使用可能な磁気
テープのデータ記録可能容量に加える。(計算)
合計したものが,磁気テープの記録媒体使用可能量とな
る。
場合,処理413 では,図4に示す磁気テープ利用状況管
理テーブルと図8に示すデータセット管理テーブルを更
新し,処理417 へ進む。
(図4)についての更新処理を説明する。ボリュームグ
ループ名には,処理402 で読み込んだ記憶領域使用要求
データの第1行目の「VGRP= 」以降に記述された文字列
を格納する。
う記述に続いて記憶されたデータセットネームを表わす
文字列の先頭から図7のボリュームグループ管理データ
に記述された複数のジョブ内D.S.PREFIXに格納された文
字列とを比較し,一致するものがあれば,ジョブ内のデ
ータセットと判定し,磁気テープ利用状況管理テーブル
(図4)の「MT利用用途」を「1」とする。同一のもの
が無い場合は,「MT利用用途」を「2」とする。
磁気テープ利用状況管理テーブル(図4)の「割当状
態」が「1」または「3」であれば「2」にする。
8)の更新処理の説明をする。
タセットの格納に要した磁気テープの本数を項目「ボリ
ューム総数」に記述し,記録した順番を「データセット
無いボリューム連番」に記述する。
ル(図4)の更新で「MT利用用途」を「ジョブ内デー
タ」であるか「ジョブ外データ」であるかを判断した
後,「MT利用用途」に格納した値と同様の値をデータセ
ット管理テーブル(図8)の「データセット用途」に格
納する。
後の日時を記録する。
である「1」を記録する。
記録されたデータセット名に対するジョブ内ボリューム
特性(またはジョブ外ボリューム特性)の設定を取得し
判断する。ジョブ内ボリューム特性(またはジョブ外ボ
リューム特性)の設定は1から3の設定がある。この設
定が「1」である場合は,処理416 へ進む。
ムグループ特性テーブル(図5)の項目「ジョブ内用ボ
リューム特性」が参照される。値が「2」または「3」
ならば「ジョブ内不足時ボリュームグループ名」に記述
されたボリュームグループに空きの磁気テープがあるか
どうか検索する。
すボリュームグループ特性テーブルの項目「ジョブ外用
ボリューム特性」が参照される。値が「2」または
「3」ならば「ジョブ外不足時ボリュームグループ名」
に記述されたボリュームグループに空きの磁気テープが
あるかどうか検索する。
記述されたボリュームグループ名を参照し,該当するボ
リュームグループのボリュームグループ特性テーブル
(図5)に記述された「ジョブ内不足時ボリュームグル
ープ名」または「ジョブ外不足時ボリュームグループ
名」を参照して,空き磁気テープがあるかどうかを確認
する。充分に磁気テープがあれば,処理417 へ進み,そ
うでない場合は処理416 へ進む。
作成される。制御ファイルには,データセット名,媒体
の種類,一時ファイル・フラグが格納される。
タのレコードがまだあるかどうか確認する。存在するな
らば処理403 へ戻り,データが終了しているならば処理
419へ進む。
ファイル(図11)のレコードが読み込まれる。
1レコードに記述されたデータセットが一時データであ
るかどうかを判断する。一時ファイル・フラグが一時フ
ァイルであることを示す「1」であるならば処理425 に
進み,「2」であるならば処理423 に進む。
ディスクであるか磁気テープであるかを制御ファイル
(図11)に記述された項目「媒体」の値によって判断す
る。この値が「1」ならば,磁気ディスクであり,処理
424 に進み,上記値が「2」磁気テープである場合は処
理429 に進む。
用要求量は,あくまでも使用見込みの量である。実際に
は,データを記憶させた結果,記録媒体として予め占有
している領域よりも少なくてすむ場合がある。そのよう
な場合は,そのまま放置すると当該未使用の磁気ディス
ク上の領域は他データが使用できず,無駄となる。
たが未使用の領域があれば開放を行なう。VTOC(Volume
Table Of Contents )も更新する。
気ディスクであるか磁気テープであるかを確認する。磁
気ディスクであれば処理426 へ進み,磁気テープであれ
ば処理427 へ進む。
OCも更新する。
23の更新を行なう。具体的には,磁気テープ利用状況管
理テーブル(図4),データセット管理テーブル(図
8)の更新を行なう。データセット管理テーブル(図
8)の更新では,削除したデータセットが記録されたレ
コードを削除する。磁気テープ利用状況管理テーブル
(図4)の更新は,上記削除したレコードに記述されて
いたVOLSER名に対応するレコードの割当状態を空き状態
(値は3)にする。
は3)にされたVOLSERを持つレコードの割当日はクリア
せずに残す。
f File)でなければ処理421 に進み,そうでなければ処
理430 に進む。
う。
フローを示す。事前割当て処理とは,一日に必要な磁気
テープについて,図9,10に示す実際の処理をする前に
仮に使用予約割当てを行ない,予め不足が生ずるか否か
を確認するものである。
一件読み込む。
領域使用要求データであるかどうか確認する。磁気テー
プの使用要求であれば処理503 に進み,そうでない場合
には処理509 へ進む。
記載されたデータセット名が新規のものであるかどうか
データセット管理テーブル(図8)を探索して確認す
る。データセット管理テーブルにないデータセット名で
あれば新規と判断し,処理506に進み,そうでない場合
は処理504 に進む。
記載されたデータセット名を基に,データセット管理テ
ーブルから当該データセットが使用しているボリューム
総数を読み取る。
数と磁気テープ使用要求本数を比較して,その増減を調
べる。使用要求本数の方が大きければその増加本数を計
算した上で,処理506 へ進み,そうでなければ処理508
へ進む。
記述されたデータセット名からボリュームグループを取
得し,そのボリュームグループに登録された磁気テープ
の中にある空きの磁気テープの本数をカウントする。空
きテープの本数が,必要とする本数分あるかどうかの確
認を行ない,空き本数が必要本数に満たなければ処理51
0 へ進み,そうでなければ処理507 へ進む。
前に特定のデータセットを記録するための磁気テープを
仮押さえする。具体的には,磁気テープ利用状況管理テ
ーブル(図4)とデータセット管理テーブル(図8)の
更新を行なう。
(図4)についての更新処理を説明する。空いていると
判定されたVOLSERのレコードの割当状態を仮獲得の状態
(値を1)にする。
8)の更新について説明する。処理501 で読み込んだ記
憶領域使用要求データ中の「DSN=」という記述に続いて
記録されたデータセット名を表わす文字列をデータセッ
ト管理テーブルの「データセット名」の項目に格納す
る。
データセットが新規の割当てである場合は,1から順番
に番号付けを行なう。既に登録のあるデータセットの場
合は既に登録されていた磁気テープの使用本数に増加本
数分だけ,1ずつ加えながら当該VOLSERのデータセット
内ボリューム連番の番号付けを行なう。更に項目「デー
タセット取得状況」には仮獲得のフラグとして値「1」
をセットする。
伝票を印刷する。VOLSER名が連続である場合は図16に示
すように「MTJJ01-JJ10 」と記述される。この場合,本
数は10本である。
コードがまだ存在するかどうかを判断する。まだレコー
ドがある場合は処理501 に戻り,そうでなければ終了す
る。
テープ利用状況管理テーブルの一部のみを表示したもの
で,表1(1) に示すデータセット管理テーブルと表2
(1) に示す磁気テープ利用状況管理テーブルが,事前割
当てと実行割当ての処理を受けてどのように変化するか
を表したものである。
(2) は,それぞれ表1(2) と表2(2) のように変化し,
実行時間割当て処理を受けて,表1(2) と表2(2) は,
それぞれ表1(3) と表2(3) のように変化する様子を表
わしている。
「VGRP2」に対して,レコード長が500 バイトでレコー
ド数が50万件あるデータセット「D.S.A 」と,レコード
長が800 バイトでレコード数が75万件あるデータセット
「D.S.B 」を記憶するための磁気テープを使用要求した
ものである。
プには平均して 400Mバイト程度のデータを格納する事
が出来る。
名「D.S.A 」が1本の磁気テープに格納されており,そ
のVOLSER名は「VOL1」であることを表している。
名「D.S.B 」が2本の磁気テープにまたがって記録され
ており,そのVOLSER名は「VOL3」と「VOL4」であり,記
録された順番は「DS内連番」でわかるとおり,VOL3,VO
L4の順番であることをあらわしている。
ブルの初期状態を表わしたものである。利用フラグは
「1」が事前割当て中を示すものであり,「2」が利用
中を示すものであり,「3」が空きの状態をしめすもの
である。
気テープ利用状況管理テーブルのをみると,VOL1,VOL
3,VOL4が使用中であって,その他は空きの状態である
事を表わしている。
は,データセット「D.S.A 」が 250Mバイト,データセ
ット「D.S.B 」が 600Mバイトを要求している。磁気テ
ープ・タイプ「CTAPE 」の磁気テープは,1本で約 400
Mバイト記録可能であることから,データセット「D.S.
A 」は磁気テープ1本,「D.S.B 」は磁気テープ2本が
必要である。
理テーブルは,表1(1) の様になり,磁気テープ使用状
況管理テーブルは表2(1) の様に設定される。
領域使用要求データである。データセット「D.S.A 」が
必要とする記憶容量は,250Mバイトから500Mバイトに
増えたため,必要な記録媒体の容量を計算した結果,磁
気テープが2本分必要となり,1本追加の要求が出され
る。
録媒体の容量が 600Mバイトから 320Mバイトに減少す
る。磁気テープは必要な磁気テープの本数は2本から1
本に経る。
録のために磁気テープ1本の要求があった。必要な記録
媒体の容量は 200Mバイトであり,磁気テープ1本に収
まる。
ト管理テーブル表1(2) は,VOLSER名「VOL5」にデータ
セット「D.S.A 」の2本目を割当て,VOLSER名「VOL2」
にデータセット「D.S.C」を割当てたことを示してい
る。
の「VOL5」のレコードの利用フラグは,空きの状態(値
が3)から事前割当て中の状態(値は1)になった。ま
た,VOL2の利用フラグは,「VOL5」と同様に空きの状態
(値が3)から事前割当て中の状態(値は1)になっ
た。
5」を選択した理由は,空きの磁気テープの中から割当
ての候補を選択する際に,前回利用の日付が最も古いも
のが優先されるようになっているからである。
データを示す。
を示す。
その説明を示す。
説明を示す。
の一例を示す。
目とデータの一例とその説明を示す。
示す。
ラムの処理の流れを示すフローチャートである。
グラムの処理の流れを示すフローチャートである。
示す。
状況管理テーブルの一部を示している。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数種類の記録媒体と,上記複数種類の
記録媒体のそれぞれに対応する書込み/読取り装置と,
データセットに所定のジョブを行い,かつ上記書込み/
読取り装置を制御するためのホスト・コンピュータと,
記憶領域使用要求データを出力する端末装置とから構成
され,上記端末装置から出力される記憶領域使用要求デ
ータには,記憶領域の使用要求量を算出するための記述
が含まれており,上記ホスト・コンピュータは,上記使
用要求量を算出するための記述にもとづいて,上記ホス
ト・コンピュータによって所定のジョブが行われた後の
データセットを記録すべき記録媒体の種類を決定する決
定手段を備えている,データ処理システム。 - 【請求項2】 上記記憶領域使用要求データには,1件
当たりのレコード長と件数とが記述されており,上記ホ
スト・コンピュータは,上記記憶領域使用要求データに
記述された1件当たりの上記レコード長に上記件数を乗
算することによって,上記使用要求量を算出する算出手
段を備えている,請求項1に記載のデータ処理システ
ム。 - 【請求項3】 上記ホスト・コンピュータは,使用すべ
き記録媒体の種類の決定に用いられる境界容量値を記憶
したテーブルを備え,上記決定手段は,上記算出手段に
よって算出された使用要求量と,上記テーブルに記憶さ
れた境界容量値とを比較することによって,データセッ
トを記録すべき記録媒体の種類を決定するものである,
請求項2に記載のデータ処理システム。 - 【請求項4】 上記複数種類の記録媒体は,磁気ディス
クと磁気テープである,請求項1に記載のデータ処理シ
ステム。 - 【請求項5】 複数種類の記録媒体と,上記複数種類の
記録媒体のそれぞれに対応する書込み/読取り装置と,
データセットに所定のジョブを行い,かつ上記書込み/
読取り装置を制御するためのホスト・コンピュータと,
記憶領域使用要求データを出力する端末装置とから構成
されるデータ処理システムにおける上記ホスト・コンピ
ュータであって,上記端末装置から出力される記憶領域
使用要求データには,記憶領域の使用要求量を算出する
ための記述が含まれており,上記使用要求量を算出する
ための記述にもとづいて,上記ホスト・コンピュータに
よって所定のジョブが行われた後のデータセットを記録
すべき記録媒体の種類を決定する決定手段を備えてい
る,ホスト・コンピュータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001217449A JP2003030137A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | 使用すべき記録媒体を決定するデータ処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001217449A JP2003030137A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | 使用すべき記録媒体を決定するデータ処理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003030137A true JP2003030137A (ja) | 2003-01-31 |
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ID=19051767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001217449A Pending JP2003030137A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | 使用すべき記録媒体を決定するデータ処理システム |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003030137A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01263744A (ja) * | 1988-04-14 | 1989-10-20 | Fujitsu Ltd | 作業ファイル生成処理方式 |
JPH09160815A (ja) * | 1995-12-06 | 1997-06-20 | Nec Corp | ファイル割り付け方式 |
JPH11353778A (ja) * | 1998-03-10 | 1999-12-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 記録装置および記録方法 |
-
2001
- 2001-07-18 JP JP2001217449A patent/JP2003030137A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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