JP2003029795A - 音楽コンテンツ転送システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱着型メモリ５を具えたデジタルメモリプレ
ーヤ１と内蔵型メモリ１３を具えたパーソナルコンピュ
ータ２とを互いに接続して構成される音楽コンテンツ転
送システムにおいて、データ転送作業の簡易化を図る。 【解決手段】 本発明に係る音楽コンテンツ転送システ
ムにおいて、パーソナルコンピュータ２は、内蔵型メモ
リ１３からデジタルメモリプレーヤ１の脱着型メモリ５
へのデータ転送時に、脱着型メモリ５の容量を含むお気
に入りリストファイルを作成し、内蔵型メモリ１３に格
納する。その後、パーソナルコンピュータ２は、データ
復元操作に応じて、デジタルメモリプレーヤ１の脱着型
メモリ５と容量が一致するお気に入りリストファイルに
含まれる複数の楽曲を、デジタルメモリプレーヤ１の脱
着型メモリ５へ一括転送する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、メモリカードやメ
モリスティック等の比較的小容量の脱着型メモリを具え
たデジタルメモリプレーヤ等のデジタルプレーヤ機器
と、ハードディスク等の比較的大容量の内蔵型メモリを
具えたパーソナルコンピュータ等のデジタルファイリン
グ機器とを、例えばＵＳＢケーブルによって互いに接続
し、デジタルプレーヤ機器からデジタルファイリング機
器へ、或いは、デジタルファイリング機器からデジタル
プレーヤ機器へ、音楽コンテンツを転送することが出来
るシステムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、デジタルメモリプレーヤとパーソ
ナルコンピュータを接続して、パーソナルコンピュータ
からデジタルメモリプレーヤへ複数の楽曲のデジタルデ
ータを転送することが行なわれている。この場合、デジ
タルメモリプレーヤのメモリには容量に限りがあるた
め、ユーザは、デジタルメモリプレーヤのメモリが満杯
になるまで、転送せんとする楽曲のデータ量に留意しな
がら、楽曲の選択と転送作業を進める必要がある。

【０００３】ところで、デジタルメモリプレーヤのメモ
リは高価であり、ユーザが数多くのメモリを所有するこ
とは困難であるため、格納されている楽曲の再生を何度
も行なって、それらの楽曲についての興味が薄れたメモ
リについては、全てのデータを消去した後、新たに気に
入っている複数の楽曲のデジタルデータを該メモリに格
納するという、使用形態が一般的である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、過去に
メモリに格納していた複数の楽曲のデジタルデータを再
度、パーソナルコンピュータからデジタルメモリプレー
ヤに転送してメモリに格納し、これらの楽曲を再生した
い場合があり、この様な場合、ユーザは、以前にこれら
複数の楽曲のデジタルデータをメモリに格納したときと
同様に、デジタルメモリプレーヤのメモリが満杯になる
まで、転送せんとする楽曲のデータ量に留意しながら、
楽曲の選択と転送作業を進める必要があった。特に、デ
ジタルメモリプレーヤとパーソナルコンピュータとで
は、データ方式が異なり、曲によってデータの圧縮率が
異なることがあるため、１曲ずつ容量を確認しながら転
送を進める必要がある。従って、データ転送作業が極め
て煩雑である問題があった。そこで本発明の目的は、デ
ータ転送作業の簡易化が可能な音楽コンテンツ転送シス
テムを提供することである。

【０００５】

【課題を解決する為の手段】本発明に係る音楽コンテン
ツ転送システムは、比較的小容量の脱着型メモリを具え
て該脱着型メモリに格納されている複数の楽曲のデジタ
ルデータを再生することが可能なデジタルプレーヤ機器
と、比較的大容量の内蔵型メモリを具えて該内蔵型メモ
リに複数の楽曲のデジタルデータを保存することが可能
なデジタルファイリング機器とを、互いに通信可能に接
続して構成される。ここで、デジタルファイリング機器
は、デジタルプレーヤ機器から脱着型メモリの容量を表
わす容量データを取得する容量データ取得手段と、個別
転送指令に応じて、内蔵型メモリからデジタルプレーヤ
機器の脱着型メモリへ、指定された楽曲のデジタルデー
タを楽曲毎に個別に転送する個別転送手段と、デジタル
プレーヤ機器の脱着型メモリへ個別に転送した複数の楽
曲について、その脱着型メモリの容量データを含むお気
に入りリストファイルを作成し、内蔵型メモリに格納す
るファイル作成手段と、一括転送指令に応じて、選択さ
れたお気に入りリストファイルに含まれる容量データが
デジタルプレーヤ機器の脱着型メモリの容量データ以下
であるか否かを判断し、以下であると判断されたお気に
入りリストファイルに含まれる複数の楽曲について、そ
れらのデジタルデータをデジタルプレーヤ機器の脱着型
メモリへ一括して転送する一括転送手段とを具えてい
る。

【０００６】上記本発明の音楽コンテンツ転送システム
においては、デジタルファイリング機器の内蔵型メモリ
に、予め複数の楽曲のデジタルデータが格納されてお
り、ユーザの操作に応じて、デジタルファイリング機器
からデジタルプレーヤ機器へ、指定された楽曲のデジタ
ルデータが順次、転送される。これによって、デジタル
プレーヤ機器の脱着型メモリには、ユーザによって選択
された複数の楽曲のデジタルデータが格納されて、脱着
型メモリは満杯若しくは略満杯となる。又、デジタルフ
ァイリング機器によって、デジタルプレーヤ機器の脱着
型メモリの容量を表わす容量データが取得される。続い
て、デジタルファイリング機器は、デジタルプレーヤ機
器の脱着型メモリに転送した複数の楽曲について、その
脱着型メモリの容量データや各曲の名称を含むお気に入
りリストファイルを作成し、内蔵型メモリに格納する。

【０００７】以上の手続きの繰り返しによって、デジタ
ルファイリング機器の内蔵型メモリには、複数のお気に
入りリストファイルが作成されることになる。ユーザ
は、これら複数のお気に入りリストファイルの中から、
１つのお気に入りリストファイルを選択して、該お気に
入りリストファイルに含まれる複数の楽曲について、そ
れらのデジタルデータをデジタルプレーヤ機器へ一括し
て転送することが出来る。

【０００８】但し、選択されたお気に入りリストファイ
ルに含まれる複数の楽曲の総データ量が、転送先のデジ
タルプレーヤ機器の脱着型メモリの容量よりも大きいと
き、即ち、選択されたお気に入りリストファイルに含ま
れる複数の楽曲が以前に格納されていた脱着型メモリの
容量よりも、これらから転送しようとする脱着型メモリ
の容量が小さいときは、全ての楽曲のデジタルデータを
脱着型メモリに転送することが出来ない。そこで、デジ
タルファイリング機器は、データ転送指令に応じて、選
択されたファイル名のお気に入りリストファイルに含ま
れる容量データがデジタルプレーヤ機器の脱着型メモリ
の容量データ以下であるかどうかを判断し、以下である
ときに限り、該お気に入りリストファイルに含まれる複
数の楽曲について、それらのデジタルデータをデジタル
プレーヤ機器の脱着型メモリへ一括して転送する。この
結果、選択されたお気に入りリストファイルに含まれる
全ての楽曲が脱着型メモリに格納されることになる。

【０００９】具体的構成において、お気に入りリストフ
ァイルには、デジタルプレーヤ機器の脱着型メモリの識
別データが含まれ、一括転送手段は、選択されたお気に
入りリストファイルに含まれる容量データ及び識別デー
タがデジタルプレーヤ機器の脱着型メモリの容量データ
及び識別データと一致しているかどうかを判断し、一致
しているときに限り、該お気に入りリストファイルに含
まれる複数の楽曲について一括転送を行なう。

【００１０】該具体的構成によれば、選択されたお気に
入りリストファイルに含まれる複数の楽曲が以前に格納
されていた脱着型メモリと、これらから転送しようとす
る脱着型メモリとが、同じメモリである場合に限って、
データの転送が行なわれる。

【００１１】更に具体的な構成においては、一括転送手
段は、内蔵型メモリに格納されている複数のお気に入り
リストファイルの内、デジタルプレーヤ機器の脱着型メ
モリの容量データ以下の容量データが含まれている１或
いは複数のお気に入りファイルを抽出し、該お気に入り
ファイルのファイル名を画面に表示する手段と、画面に
表示されている１或いは複数のお気に入りファイルの中
から１つのお気に入りファイルを選択する操作に応じ
て、選択されたお気に入りファイルに含まれる複数の楽
曲を転送対象として選定する手段とを具えている。

【００１２】該具体的構成によれば、データ転送に際し
て、画面に、デジタルデータの復元が可能な１或いは複
数のお気に入りリストファイルのファイル名が表示され
るので、ユーザは、これら複数のお気に入りファイルの
中から所望の１つのファイルを選択するだけで、そのフ
ァイルに含まれる全ての楽曲のデジタルデータを、デジ
タルファイリング機器からデジタルプレーヤ機器へ転送
することが出来る。

【００１３】

【発明の効果】本発明に係る音楽コンテンツ転送システ
ムによれば、お気に入りリストファイルを選択するたけ
で、該ファイルに含まれる全ての楽曲のデジタルデータ
を、デジタルファイリング機器からデジタルプレーヤ機
器へ転送することが出来るので、データ転送作業は極め
て簡易である。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面に沿って具体的に説明する。本発明に係る音楽
コンテンツ転送システムは、図１に示す如く、デジタル
メモリプレーヤ(１)とパーソナルコンピュータ(２)をＵ
ＳＢケーブル(３)によって互いに連結して構成される。

【００１５】デジタルメモリプレーヤ(１)は、ＣＰＵ
(４)と、複数の楽曲のデジタルデータを格納すべき脱着
型のメモリ(５)と、種々のデータを表示すべきＬＣＤモ
ジュール(６)と、メモリ(５)から読み出されたデジタル
データを復調するデコーダー(７)と、デコーダー(７)か
ら得られるオーディオデータをアナログのオーディオ信
号に変換するＤ／Ａ変換器(８)と、Ｄ／Ａ変換器(８)の
出力を増幅してヘッドホンへ供給するアンプ(９)と、Ｕ
ＳＢインターフェイスコントローラ(10)とを具えてい
る。

【００１６】一方、パーソナルコンピュータ(２)は、Ｃ
ＰＵ(11)と、複数の素子からなるチップセット(12)と、
ハードディスクドライブ装置からなる内蔵型のメモリ(1
3)と、種々の情報を表示するディスプレイ(16)と、ディ
スプレイ(16)を駆動する表示ドライバ(15)と、ＵＳＢイ
ンターフェイスコントローラ(14)とを具えている。尚、
パーソナルコンピュータ(２)のメモリ(13)には、図５に
示す如く、予め、複数の楽曲のデジタルデータが曲名及
びデータ量と共に、曲データファイルとして格納されて
いる。

【００１７】図２は、パーソナルコンピュータからデジ
タルメモリプレーヤへの楽曲の転送(一括保存)、並びに
お気に入りリストファイル作成のための手続きを表わし
ている。先ずステップＳ１にて、パーソナルコンピュー
タ(ＰＣ)とデジタルメモリプレーヤ(ＰＤ)をＵＳＢケー
ブルによって接続した後、パーソナルコンピュータのソ
フトウエアを起動すると、ステップＳ２では、デジタル
メモリプレーヤからメモリの容量データを取得し、ステ
ップＳ３では、デジタルメモリプレーヤからメモリの識
別データ(ＩＤ)を取得する。

【００１８】次にステップＳ４にて、パーソナルコンピ
ュータからデジタルメモリプレーヤへ、指定された楽曲
のデジタルデータを転送する。転送においては、パーソ
ナルコンピュータのデータ形式からデジタルメモリプレ
ーヤのデータ形式への変換を行なう。続いて、ステップ
Ｓ５では、パーソナルコンピュータからデジタルメモリ
プレーヤへ転送した楽曲について、曲名(タイトル)、演
奏時間、データ量(サイズ)等のファイル情報を取得し、
パーソナルコンピュータにその情報を保存する。その
後、ステップＳ６にて、パーソナルコンピュータからデ
ジタルメモリプレーヤへ更に楽曲を転送するかどうか
(ユーザの操作)を判断し、イエスと判断されたときは、
ステップＳ４に戻って、楽曲の転送、ファイル情報の保
存を繰り返す。この結果、デジタルメモリプレーヤ(１)
のメモリ(５)には、例えば図５に示す如く、パーソナル
コンピュータ(２)から転送されてきた複数の楽曲のデジ
タルデータが、各楽曲の曲名及びデータ量と共に格納さ
れることになる。

【００１９】所望の全楽曲の転送が完了して、ユーザが
これら複数の楽曲から構成されるお気に入りリストファ
イルのファイル名(保存先リスト名)を入力し、図２のス
テップＳ６にてノーと判断されると、ステップＳ７へ移
行する。尚、保存先リスト名は、予めデフォルト値とし
て設定されているが、変更可能である。ステップＳ７に
て、パーソナルコンピュータのソフトウエアによって画
面に表示したメモリ一括保存ボタン(図４参照)をユーザ
が押すことにより、ステップＳ８に移行する。

【００２０】ステップＳ８では、保存先リスト名がパー
ソナルコンピュータのリストにないかどうかを判断し、
イエスと判断されたときは、ステップＳ９にて、その保
存先のリスト名を入力した後、ステップＳ１０に移行す
る。ステップＳ１０では、パーソナルコンピュータのお
気に入りリストファイルに、デジタルメモリプレーヤの
メモリの容量、ＩＤ、前記のファイル情報(曲名、演奏
時間、データ量等)、及び保存先リスト名を保存し、手
続きを終了する。

【００２１】この結果、パーソナルコンピュータ(２)の
メモリ(13)には、図５に示す如く、デジタルメモリプレ
ーヤ(１)のメモリ(５)へ転送した複数の楽曲について、
お気に入りリストファイルのファイル名(お気に入り
名)、メモリ容量、メモリＩＤ、曲数、及び各楽曲の曲
名が、お気に入りリストファイルとして格納されること
になる。

【００２２】その後、デジタルメモリプレーヤ(１)のメ
モリ(５)を別のメモリ(５′)に入れ替えて、同様の操作
を行なうことによって、デジタルメモリプレーヤ(１)の
メモリ(５′)には複数の楽曲のデジタルデータが格納さ
れ、パーソナルコンピュータ(２)のメモリ(13)には、デ
ジタルメモリプレーヤ(１)のメモリ(５′)へ転送した複
数の楽曲について、お気に入りリストファイルのファイ
ル名(お気に入り名)、メモリ容量、メモリＩＤ、曲数、
及び各楽曲の曲名が、お気に入りリストファイルとして
格納されることになる。

【００２３】又、お気に入りリストファイルが作成され
た時点で、パーソナルコンピュータ(２)のディスプレイ
(16)には、図４に示す如く、作成された複数のお気に入
りリストファイルについて、各ファイルのディレクトリ
構造と共に、曲名(タイトル)、演奏時間、データ量(サ
イズ)、及びメモリＩＤが表示される一方、デジタルメ
モリプレーヤ(１)のメモリ(５)に格納されている複数の
楽曲について、曲名(タイトル)、演奏時間、及びデータ
量(サイズ)が表示される。

【００２４】図３は、初期化されたメモリ(５)をデジタ
ルメモリプレーヤ(１)に装填して、所望のお気に入りリ
ストファイルの楽曲を該メモリ(５)へ転送(一括復元)す
るための手続きを表わしている。先ずステップＳ１１に
て、パーソナルコンピュータ(ＰＣ)とデジタルメモリプ
レーヤ(ＰＤ)をＵＳＢケーブルによって接続した後、パ
ーソナルコンピュータのソフトウエアを起動すると、ス
テップＳ１２では、デジタルメモリプレーヤからメモリ
の容量データを取得し、ステップＳ１３では、デジタル
メモリプレーヤからメモリの識別データ(ＩＤ)を取得す
る。

【００２５】次にステップＳ１４にて、デジタルメモリ
プレーヤのメモリ容量及びＩＤがパーソナルコンピュー
タに作成されているお気に入りリスト(バックアップリ
スト)のメモリ容量及びＩＤと一致しているものがある
かどうかを判断し、ノーと判断されたときは、デジタル
メモリプレーヤのメモリに復元すべきお気に入りリスト
ファイルは存在しないので、ＮＧとして処理する。一
方、ステップＳ１４にてイエスと判断されたときは、ス
テップＳ１５に移行して、パーソナルコンピュータに登
録されている復元可能なお気に入りリストファイル名
(バックアップリスト名)を画面に表示する。これに応
じ、ステップＳ１６にてユーザが１つのバックアップリ
スト名を選択し、更にステップＳ１７にて、パーソナル
コンピュータのソフトウエアによって表示したメモリ一
括復元ボタンをユーザが押すと、ステップＳ１８では、
ユーザによって選択された復元可能なバックアップリス
ト名(お気に入りリストファイル名)のファイル情報(曲
名、演奏時間、データ量等)を取得する。

【００２６】そして、ステップＳ１９では、パーソナル
コンピュータからデジタルメモリプレーヤへ、お気に入
りリストファイルに含まれる複数の楽曲についての情報
(曲データ及びファイル情報)を転送し、手続きを終了す
る。

【００２７】この結果、デジタルメモリプレーヤ(１)の
メモリ(５)には、図５に示す如く、以前に格納されてい
た複数の楽曲のデジタルデータが復元されることにな
る。同様に、初期化された別のメモリ(５′)をデジタル
メモリプレーヤ(１)に装填して、該メモリ(５′)に復元
可能な別のお気に入りリストファイル名を選択して、一
括復元ボタンを押せば、該メモリ(５′)に元の複数の楽
曲のデジタルデータが復元されることになる。

【００２８】上述の如く本発明に係る音楽コンテンツ転
送システムによれば、パーソナルコンピュータの画面に
表示されているリストから所望のお気に入りリストファ
イルを選択して、一括復元ボタンを押すだけで、該お気
に入りリストファイルに含まれる全ての楽曲をデジタル
メモリプレーヤのメモリに復元することが出来るので、
１曲ごとにメモリ残量に留意してデータの転送を行なっ
ていた従来に比べて、データ転送作業が極めて簡易とな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る音楽コンテンツ転送システムを構
成するデジタルメモリプレーヤ及びパーソナルコンピュ
ータのブロック図である。

【図２】データ保存手続きを示すフローチャートであ
る。

【図３】データ復元手続きを示すフローチャートであ
る。

【図４】データ保存時及び復元時に表示される画面例を
表わす図である。

【図５】デジタルメモリプレーヤのメモリとパーソナル
コンピュータのメモリのファイル構造を対比した説明図
である。

【符号の説明】

(１) デジタルメモリプレーヤ (２) パーソナルコンピュータ (３) ＵＳＢケーブル (４) ＣＰＵ (５) メモリ (11) ＣＰＵ (13) メモリ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 比較的小容量の脱着型メモリを具えて該
   脱着型メモリに格納されている複数の楽曲のデジタルデ
   ータを再生することが可能なデジタルプレーヤ機器と、
   比較的大容量の内蔵型メモリを具えて該内蔵型メモリに
   複数の楽曲のデジタルデータを保存することが可能なデ
   ジタルファイリング機器とを、互いに通信可能に接続し
   て構成される音楽コンテンツ転送システムにおいて、デ
   ジタルファイリング機器は、 デジタルプレーヤ機器の脱着型メモリに格納されている
   複数の楽曲について、その脱着型メモリの容量データを
   含むお気に入りリストファイルを作成し、内蔵型メモリ
   に格納するファイル作成手段と、 一括転送指令に応じて、選択されたお気に入りリストフ
   ァイルに含まれる容量データがデジタルプレーヤ機器の
   脱着型メモリの容量データ以下であるか否かを判断し、
   以下であると判断されたお気に入りリストファイルに含
   まれる複数の楽曲について、それらのデジタルデータを
   デジタルプレーヤ機器の脱着型メモリへ一括して転送す
   る一括転送手段とを具えている音楽コンテンツ転送シス
   テム。
2. 【請求項２】 更に、デジタルプレーヤ機器から脱着型
   メモリの容量を表わす容量データを取得する手段と、個
   別転送指令に応じて、内蔵型メモリからデジタルプレー
   ヤ機器の脱着型メモリへ、指定された楽曲のデジタルデ
   ータを楽曲毎に個別に転送する個別転送手段とを具え、
   ファイル作成手段は、デジタルプレーヤ機器の脱着型メ
   モリへ個別に転送した複数の楽曲について、その脱着型
   メモリの容量データを含むお気に入りリストファイルを
   作成し、内蔵型メモリに格納する請求項１に記載の音楽
   コンテンツ転送システム。
3. 【請求項３】 お気に入りリストファイルには、デジタ
   ルプレーヤ機器の脱着型メモリの識別データが含まれ、
   一括転送手段は、選択されたお気に入りリストファイル
   に含まれる容量データ及び識別データがデジタルプレー
   ヤ機器の脱着型メモリの容量データ及び識別データと一
   致しているかどうかを判断し、一致しているときに限
   り、該お気に入りリストファイルに含まれる複数の楽曲
   について一括転送を行なう請求項２に記載の音楽コンテ
   ンツ転送システム。
4. 【請求項４】 一括転送手段は、 内蔵型メモリに格納されている複数のお気に入りリスト
   ファイルの内、デジタルプレーヤ機器の脱着型メモリの
   容量データ以下の容量データが含まれている１或いは複
   数のお気に入りファイルを抽出し、該お気に入りファイ
   ルのファイル名を画面に表示する手段と、 画面に表示されている１或いは複数のお気に入りファイ
   ルの中から１つのお気に入りファイルを選択する操作に
   応じて、選択されたお気に入りファイルに含まれる複数
   の楽曲を転送対象として選定する手段とを具えている請
   求項１乃至請求項３の何れかに記載の音楽コンテンツ転
   送システム。