JP2003029779A - 自動通訳システム及びその方法並びにプログラム - Google Patents

自動通訳システム及びその方法並びにプログラム

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JP2003029779A JP2001217427A JP2001217427A JP2003029779A JP 2003029779 A JP2003029779 A JP 2003029779A JP 2001217427 A JP2001217427 A JP 2001217427A JP 2001217427 A JP2001217427 A JP 2001217427A JP 2003029779 A JP2003029779 A JP 2003029779A
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研治 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対話中に生じた通訳結果の理解不能部分や、
その理解不能部分がどのように理解できないかや、また
その理解不能部分を適切に修正するために必要な補助情
報を、目的言語話者から原話者へ伝達可能な言語自動通
訳システムを提供する。 【解決手段】 入力装置1から入力された原言語は制御
装置2を介し、音声認識装置3、音声合成装置4、翻訳
装置5の処理により目的言語に変換され出力装置6から
出力される。理解不能部分指定手段8は目的言語話者か
ら通訳結果における理解不能な部分の指定を受け付け、
誤り種類伝達手段10はその部分の理解不能の種類の指
定を受け付ける。これらの情報は通訳結果確認手段7か
ら通訳結果修正手段9へ送られ、原言語における対応部
分が原言語話者に提示される。この時、補助情報提示手
段11が補助情報格納部12を検索し、適切な補助情報
を原言語話者に提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動通訳システム及
びその方法並びにプログラムに関し、特に言語の異なる
話者間の対話を通訳することを目的とした自動通訳方式
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音声認識、音声合成、機械翻訳の各要素
技術を基礎とする自動通訳システムは、言語の異なる話
者間における対話の通訳や意思疎通を目的とし、多くの
機関で研究開発が行なわれている。この自動通訳システ
ムを実際に使用した場合、音声認識や翻訳に誤りを生じ
ることがあり、これに対する様々な問題解決方法が提案
されてきた。
【0003】従来の翻訳誤りを確認・修正することがで
きる機械翻訳システムの一例が、特開平01−0594
58号公報に記載されている(以下、第1の従来例と呼
ぶ)。この第1の従来例は、原文ファイルと、機械翻訳
システムによって翻訳された訳文ファイルと、翻訳用エ
ディタと、電子辞書ファイルと、電子辞書制御部と、表
示装置とから構成されている。
【0004】このような構成を有する第1の従来例はつ
ぎのように動作する。すなわち、翻訳用エディタによっ
て原文ファイル中の原文と対訳ファイル中の訳文とを表
示装置に表示し、翻訳用エディタ上の位置を利用者が指
定することにより、目的の単語を読み込むとともに、こ
の目的単語を基に電子辞書ファイルを検索して、対応す
る辞書画面を翻訳用エディタ画面と一緒に表示する。
【0005】また、従来の音声認識誤りや翻訳誤りを確
認・修正することができる自動通訳システムの一例が、
特開平7−129594号公報に記載されている(以
下、第2の従来例と呼ぶ)。この第2の従来例は、入力
装置と、出力装置と、音声を文字列に変換する音声認識
部と、文字列を音声に変換する音声生成部と、原言語を
目的言語に変換する双方向自動翻訳部と、認識誤りや翻
訳誤りが生じた場合に原言語話者が確認処理を行い、そ
の間目的言語話者にはその処理に関する情報を出力する
対話部とから構成されている。
【0006】このような構成を有する第2の従来例はつ
ぎのように動作する。すなわち、入力装置から入力され
た原言語話者の発話を双方向自動通訳部が目的言語に変
換し出力装置から出力する。もし通訳の際に完全な音声
認識処理や翻訳処理ができず信頼性の低い通訳結果が得
られた場合、システムの対話部は原言語話者にその信頼
性の低い部分を伝達し修正を促す。その間待機している
目的語話者に対しては、原言語話者が行なっている処理
に関する情報を出力する。
【0007】尚、本願出願時点では、未公開ではある
が、音声認識誤りや翻訳誤りを確認・修正することがで
きるシステムの参考例として、特願2000−2745
88号明細書に記載されている技術がある(以下、参考
例と呼ぶ)。この参考例の技術は、入力装置と、出力装
置と、音声認識装置と、音声合成装置と、機械翻訳装置
と、通訳履歴管理手段と、対話状況判定処理手段と、そ
れらの制御手段とから構成されている。
【0008】このような構成を有する参考例の技術はつ
ぎのように動作する。すなわち、入力装置から入力され
た原言語話者の発話を音声認識装置が文字列に変換し、
この原言語の文字列を機械翻訳装置が目的言語の文字列
に変換し、この目的言語の文字列を音声合成装置が音声
に変換し、出力装置から出力する。もしある通訳結果が
理解不能な場合、システムは通訳履歴管理手段に記録し
た各発話の通訳信頼度や通訳理解度に基づいて、言い直
し要求、認識確認要求、辞書引きといった対処方法の中
から対話状況に適したものを選び、推奨アクションとし
て原言語話者や目的言語話者に提示する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、自動
通訳システムを用いた対話において通訳結果がうまく伝
わらなかったなかった場合、どの部分が理解できないの
か、どのように理解できないのかを、目的言語話者が原
言語話者に明確に伝達することができないということで
ある。例えば、第1の従来例では、その利用者として原
言語話者のみを想定しており、目的言語話者との協調的
な作業を通じて通訳結果の理解不能部分を確認・修正し
ていく機能は持たない。第2の従来例では、音声認識処
理や翻訳処理において信頼性の低い結果が得られた場
合、システムが原言語話者にその部分を提示し修正を促
す。しかし、目的言語話者が通訳や結果における理解不
能部分や理解不能の種類を直接原言語話者に伝えること
はできない。参考例では、通訳結果が理解不能だった場
合に目的言語話者が原言語話者にその修正を促すことが
できる。しかし、理解不能な部分を具体的に伝える手段
が提供されていないため、原言語話者はどの部分を修正
したらよいかについて明確な指針が得られない。
【0010】第2の問題点は、自動通訳システムを用い
た対話において通訳結果がうまく伝わらなかった場合、
入力された原言語文字列をどのような手段を用いてどの
ように修正すればよいかが言語話者に提示されないた
め、適切な修正手段がとられなかったり、修正に時間と
労力が掛かったりすることである。例えば、第1の従来
例では通訳結果における理解不能部分の状況に応じた修
正のための補助情報を提供しておらず、原言語話者が修
正する際に時間と労力が掛かる。第2の従来例ではシス
テムが通訳の処理過程で信頼性に欠けると判断した部分
を原言語話者に提示し修正を求めるが、状況に応じた適
切な修正のための補助情報を提示するわけではない。参
考例は通訳履歴中の通訳信頼度に基づいて修正のための
補助情報を提示するが、実際に理解不能と判断された発
話の理解不能部分や状況が考慮されていないため、原言
語話者はどの部分をどのように修正すればよいかわから
ないという問題がある。
【0011】本発明の第1の目的は、自動通訳システム
を用いた対話において通訳結果がうまく伝わらなかった
場合に、どの部分が理解できないのかを、目的言語話者
が原言語話者に明確に伝達することができる自動通訳シ
ステム及びその方法並びにプログラムを提供することで
ある。
【0012】本発明の第2の目的は、自動通訳システム
を用いた対話において通訳結果がうまく伝わらなかった
場合に、理解不能な部分がどのように理解できないか
を、目的言語話者が原言語話者に明確に伝達することが
できる自動通訳システム及びその方法並びにプログラム
を提供することである。
【0013】本発明の第3の目的は、自動通訳システム
を用いた対話において通訳結果がうまく伝わらなかった
場合に、理解不能部分やその状況に応じて、原言語を適
切に修正するために必要な補助情報を提示する自動通訳
システム及びその方法並びにプログラムを提供すること
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、目的言
語話者が指定した目的言語における理解不能部分を、原
言語話者に伝達する手段を含むことを特徴とする自動通
訳システムが得られる。
【0015】また、本発明によれば、原言語話者による
原言語を目的言語に通訳して目的言語話者へ伝達する自
動通訳システムであって、前記目的言語話者から目的言
語における理解不能部分の指定を受け付ける理解不能部
分指定手段と、この理解不能部分指定手段を呼び出して
理解不能と指定された部分に関する情報を収集する通訳
結果確認手段と、前記理解不能と指定された部分に関し
て収集した情報を前記原言語話者に提示し修正を促す通
訳結果修正手段とを含むことを特徴とする自動通訳シス
テムが得られる。
【0016】本発明によれば、目的言語話者が指定した
目的言語における理解不能部分を、原言語話者に伝達す
るステップを含むことを特徴とする自動通訳方法が得ら
れる。
【0017】また、本発明によれば、原言語話者による
原言語を目的言語に通訳して目的言語話者へ伝達する自
動通訳方法であって、前記目的言語話者から目的言語に
おける理解不能部分の指定を受け付ける理解不能部分指
定ステップと、この理解不能と指定された部分に関する
情報を収集する通訳結果確認ステップと、前記理解不能
と指定された部分に関して収集した情報を前記原言語話
者に提示し修正を促す通訳結果修正ステップとを含むこ
とを特徴とする自動通訳方法が得られる。
【0018】本発明によれば、目的言語話者が指定した
目的言語における理解不能部分を、原言語話者に伝達す
る処理を含む自動通訳方法をコンピュータに実行させる
ためのプログラムが得られる。
【0019】また、本発明によれば、原言語話者による
原言語を目的言語に通訳して目的言語話者へ伝達する自
動通訳方法をコンピュータに実行させるためのプログラ
ムであって、前記目的言語話者から目的言語における理
解不能部分の指定を受け付ける理解不能部分指定処理
と、この理解不能と指定された部分に関する情報を収集
する通訳結果確認処理と、前記理解不能と指定された部
分に関して収集した情報を前記原言語話者に提示し修正
を促す通訳結果修正処理とを含むことを特徴とするプロ
グラムが得られる。
【0020】本発明の作用を述べる。目的言語話者に通
訳結果を確認するための手段を提供する通訳結果確認手
段と、通訳結果が理解不能な場合にその部分を指定する
理解不能部分指定手段と、通訳結果の理解不能部分の原
言語における対応部分を原言語話者に伝える通訳結果修
正手段とを備えることにより、通訳結果が理解不能なと
きに、目的言語話者が通訳結果確認手段を通じて理解不
能部分指定手段により理解不能な部分を指定し、その部
分を通訳結果修正手段を通じて原言語話者に提示するこ
とにより、本発明の第1の目的を達成することができ
る。
【0021】また、上記の構成に加え、通訳結果におけ
る理解不能部分の理解不能の種類を指定する誤り種類伝
達手段を設けて、通訳結果が理解不能なとき目的言語話
者が通訳結果確認手段を通じて理解不能部分指定手段に
より理解不能部分を指定し、誤り種類伝達手段により理
解不能の種類を指定し、その部分を通訳結果修正手段を
通じて原言語話者に提示することにより、本発明の第1
及び第2の目的を達成することができる。
【0022】更に、上記の構成に加え、通訳結果におけ
る理解不能部分の原言語における対応部分に対して補助
情報を提供する補助情報提示手段と、補助情報提示手段
が利用する補助情報を格納する補助情報格納部とを設け
て、通訳結果が理解不能なとき目的言語話者が通訳結果
確認手段を通じて理解不能部分指定手段により理解不能
な部分を指定し、その部分を通訳結果修正手段を通じて
その修正方法とともに原言語話者に提示することによ
り、本発明の第1及び第3の目的を達成することができ
る。
【0023】更にはまた、上記の構成に加え、通訳結果
における理解不能部分の理解不能の種類を指定する誤り
種類伝達手段と、理解不能部分の原言語における対応部
分に対して補助情報を提供する補助情報提示手段と、補
助情報提示手段が利用する補助情報を格納する補助情報
格納部とを設けて、、通訳結果が理解不能なとき目的言
語話者が通訳結果確認手段を通じて理解不能部分指定手
段により理解不能部分を指定し、誤り種類伝達手段によ
り理解不能の種類を指定し、その部分を通訳結果修正手
段を通じてその修正方法とともに原言語話者に提示する
ことにより、本発明の第1,第2及び第3の目的を達成
することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図1を参照して詳細に説明する。図1を参照す
ると、本発明の第1の実施の形態は、音声やタイプ等の
入力を受け付ける入力装置1と、各装置を制御する制御
装置2と、音声を文字列に変換する音声認識装置3と、
文字列を音声に変換する音声合成装置4と、原言語を目
的言語へ翻訳する翻訳装置5と、音声や文字列等を出力
する出力装置6と、原言語話者と目的言語話者が自動通
訳システムを通じて対話する際に通訳結果を確認する手
段を提供する通訳結果確認手段7と、通訳結果の理解不
能部分を指定する手段を提供する理解不能部分指定手段
8と、通訳結果の理解不能部分とそれに関する情報を提
示する通訳結果修正手段9とから構成されている。
【0025】これらの手段はそれぞれ概略つぎのように
動作する。入力装置1としては、音声入力装置、タイプ
入力装置、感圧センサーによるタッチパネル入力装置等
があり、発話入力による音声、タイプ入力による文字
列、指先で触れた位置情報等のデータを制御装置2へ送
る。制御装置2は、各装置間のデータ入出力や処理手続
きを制御する。入力データとしては、入力装置1から送
られる音声、文字列、位置情報等、音声認識装置3から
送られる文字列、音声合成装置4から送られる音声、翻
訳装置5から送られる文字列、通訳結果確認手段7から
送られる、通訳結果において目的言語話者が理解不能と
指定した部分等の通訳結果確認情報、通訳結果修正手段
9から送られる、通訳結果に対する修正結果等の通訳結
果修正情報などのデータがある。
【0026】出力データとしては、音声認識装置3へ送
られる音声、音声合成装置4へ送られる文字列、翻訳装
置5へ送られる文字列、出力装置6へ送られる音声、文
字列、画像情報等、通訳結果確認手段7へ送られる通訳
結果確認情報、通訳結果修正手段9へ送られる通訳結果
修正情報などがある。制御装置2は話者の入力に従い、
予め定められた順序で各装置及び手段を呼び出す。
【0027】音声認識装置3は、制御装置2から音声を
受け取り、文字列へ変換して制御装置2へ送る。音声合
成装置4は、制御装置2から文字列を受け取り、音声へ
変換して制御装置2へ送る。翻訳装置5は、制御装置2
から原言語の文字列を受け取り、目的言語の文字列へ変
換して制御装置2へ送る。出力装置6としては、音声出
力装置、ディスプレイ装置などがあり、制御装置2から
送られた音声、文字列、画像情報等のデータを話者へと
出力する。
【0028】通訳結果確認手段7は、入力装置1から制
御装置2を通じて目的言語話者の通訳結果確認要求を受
け取ると、理解不能部分指定手段8を呼び出す。また、
通訳結果確認手段7は、理解不能部分指定手段8が求め
た理解不能部分の情報を受け取ると、制御装置2を通じ
て通訳結果修正手段9へ送る。理解不能部分指定手段8
は、通訳結果確認手段7から呼び出し要求を受け取る
と、目的言語の理解不能部分を指定する手段を提供す
る。また、理解不能部分指定手段8は、目的言語の理解
不能部分を指定されると、その理解不能部分の情報を通
訳結果確認手段7へ送る。
【0029】通訳結果修正手段9は、通訳結果確認手段
7から目的言語における理解不能部分の情報を受け取
り、その理解不能部分の原言語における対応部分を求め
る。また、通訳結果修正手段9は、目的言語における理
解不能部分の原言語における対応部分の情報を、その部
分の修正を促すメッセージとともに制御装置2を通じて
出力装置6から出力する。
【0030】本実施の形態の動作を図1及び図2を参照
して詳細に説明する。まず、原言語話者から何らかの発
話が入力装置1に入力されると制御装置2へ送られる。
制御装置2は入力が文字列の場合は翻訳装置5に送る。
入力が音声の場合は一旦音声認識装置3に送り、文字列
に変換した後再び受け取り翻訳装置5に送る。翻訳装置
5は受け取った原言語文字列を目的語文字列に変換し制
御装置2および制御装置2を介して音声合成装置4に送
る。音声合成装置4は受け取った文字列を音声に変換し
制御装置2へ送る。制御装置2は翻訳装置5で変換され
た文字列と音声合成装置4で変換された音声を出力装置
6から出力する(ステップA1)。
【0031】通訳結果が出力されると、次に目的言語話
者に対してその通訳結果を提示し理解可能かどうかの判
定を受け付ける。目的言語話者から理解不能と判定され
た場合は通訳結果確認手段7により通訳結果の確認を始
める(ステップA2)。通訳結果の確認において、通訳
結果確認手段7は通訳結果において理解不能な部分を指
定するよう目的言語話者に対してメッセージを出力し、
理解不能部分指定手段8を呼び出す。理解不能部分指定
手段8は、入力装置1を通じて目的言語話者から通訳結
果において理解不能な部分の指定を受け付ける(ステッ
プA3)。
【0032】通訳結果において理解不能と指定された部
分が、理解不能部分指定手段8から通訳結果確認手段7
へ送られ、通訳結果確認手段7はその該当部分の情報
を、制御装置2を通じて通訳結果修正手段9に送る。通
訳結果修正手段9は、この理解不能部分の原言語におけ
る対応部分を求め、該当部分をその修正を促すメッセー
ジとともに制御装置2を通じて出力装置6から出力する
(ステップA4)。
【0033】自動通訳システムは、この目的言語話者が
理解不能と指定した部分に対する、原言語話者からの修
正入力を受け付ける(ステップA5)。入力された修正
結果はステップA1と同様の処理で通訳された後出力装
置6から出力され、目的言語話者はこの通訳結果に対し
再び理解可能かどうかを判定する。修正結果が理解可能
と判定された場合はそこで通訳結果の確認は終了する。
理解不能と判定された場合は再び上記のステップA3か
らステップA5を繰り返す。
【0034】本実施の形態の効果について説明する。本
実施の形態では、通訳結果が理解不能だった場合に目的
言語話者がその部分を指定する手段を提供することによ
り、原言語話者が修正するべき対象部分が明示されるた
め、従来に比べると修正作業が容易になる。また、目的
言語話者が理解不能な部分を指定するため、原言語話者
が目的言語に関する知識を持たなくとも問題となってい
る部分を知ることができる。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態について
図3を参照して詳細に説明する。図3を参照すると、本
発明の第2の実施の形態は、図1に示された第1の実施
の形態における構成の通訳結果確認手段7および通訳結
果修正手段9の動作が異なり、さらに第1の実施の形態
における構成に加え、誤り種類伝達手段10を有する点
で異なる。
【0036】通訳結果確認手段7は、入力装置1から制
御装置2を通じて目的言語話者の通訳結果確認要求を受
け取ると、理解不能部分指定手段8および誤り種類伝達
手段10を呼び出す。また、通訳結果確認手段7は、理
解不能部分指定手段8および誤り種類伝達手段10が求
めた理解不能部分の情報を受け取ると、制御装置2を通
じて通訳結果修正手段9へ送る。
【0037】通訳結果修正手段9は、通訳結果確認手段
7から目的言語における理解不能部分の情報を受け取
り、その理解不能部分の原言語における対応部分を求め
る。また、通訳結果修正手段9は、目的言語における理
解不能部分の原言語における対応部分の情報を、その部
分の修正を促すメッセージとともに制御装置2を通じて
出力装置6から出力する。
【0038】誤り種類伝達手段10は、通訳結果確認手
段7から呼び出し要求を受け取ると、目的言語の理解不
能部分の誤り種類を指定する手段を提供する。また、誤
り種類伝達手段10は、目的言語の理解不能部分の誤り
種類を指定されると、その理解不能部分の情報を通訳結
果確認手段7へ送る。
【0039】本実施の形態の動作を図3および図4を参
照して詳細に説明する。図4のステップB1で示される
本実施の形態における入力装置1、制御装置2、音声認
識装置3、音声合成装置4、翻訳装置5および出力装置
6の動作は、図2のステップA1で示される第1の実施
の形態の各手段1,2,3,4,5および6の動作と同
一のため、説明は省略する。
【0040】通訳結果が出力されると、次に目的言語話
者に対してその通訳結果を提示し理解可能かどうかの判
定を受け付ける。目的言語話者から理解不能と判定され
た場合は通訳結果確認手段7により通訳結果の確認を始
める(ステップB2)。通訳結果の確認において、通訳
結果確認手段7は通訳結果において理解不能な部分を指
定するよう目的言語話者に対してメッセージを出力し、
理解不能部分指定手段8を呼び出す。理解不能部分指定
手段8は、入力装置1を通じて目的言語話者から通訳結
果において理解不能な部分の指定を受け付ける(ステッ
プB3)。
【0041】また、通訳結果の確認において、通訳結果
確認手段7は通訳結果において理解不能な部分の誤り種
類を指定するよう目的言語話者に対してメッセージを出
力し、誤り種類伝達手段10を呼び出す。誤り種類伝達
手段10は目的言語話者から通訳結果において理解不能
な部分の誤り種類の指定を受け付ける(ステップB
4)。
【0042】通訳結果において理解不能と指定された部
分が、理解不能部分指定手段8から通訳結果確認手段7
へ送られ、理解不能部分の誤り種類が誤り種類伝達手段
10から通訳結果確認手段7へ送られ、通訳結果確認手
段7はその該当部分の情報を制御装置2を通じて通訳結
果修正手段9に送る。通訳結果修正手段9はこの理解不
能部分の原言語における対応部分を求め、該当部分をそ
の誤り種類およびその修正を促すメッセージとともに制
御装置2を通じて出力装置6から出力する(ステップB
5)。
【0043】自動通訳システムは、この目的言語話者が
理解不能と指定し誤り種類を指定した部分に対する、原
言語話者からの修正入力を受け付ける(ステップB
6)。入力された修正結果はステップB1と同様の処理
で通訳された後出力装置6から出力され、目的言語話者
はこの通訳結果に対し再び理解可能かどうかを判定す
る。修正結果が理解可能と判定された場合はそこで通訳
結果の確認は終了する。理解不能と判定された場合は再
び上記のステップB3からステップB6を繰り返す。
【0044】本実施の形態の効果について説明する。本
実施の形態では、通訳結果が理解不能だった場合に目的
言語話者がその部分を指定する手段およびその部分をど
のように理解できなかったという誤りの種類を指定する
手段を提供することにより、原言語話者はどこをどのよ
うに修正すれば効果的かについての指針を得ることがで
きるため、従来に比べると修正作業が容易で確実とな
る。
【0045】次に、本発明の第3の実施の形態につい
て、図5を参照して詳細に説明する。図5を参照する
と、本発明の第3の実施の形態は、図1に示された第1
の実施の形態における構成の通訳結果修正手段9の動作
が異なり、さらに第1の実施の形態における構成に加
え、補助情報提示手段11および補助情報格納部12を
有する点で異なる。
【0046】通訳結果修正手段9は、通訳結果確認手段
7から目的言語における理解不能部分の情報を受け取
り、その理解不能部分の原言語における対応部分を求め
る。また、通訳結果修正手段9は、目的言語における理
解不能部分の原言語における対応部分の情報を、その部
分の修正を促すメッセージとともに制御装置2を通じて
出力装置6から出力する。さらに、通訳結果修正手段9
は、通訳結果確認手段7から受け取った理解不能部分の
情報をもとに、理解不能部分の原言語における対応部分
の修正を補助するための補助情報提示手段11を呼び出
す。通訳結果修正手段9はこの補助情報提示手段11か
ら受け取った補助情報を制御装置2を通じて出力装置6
から出力する。
【0047】補助情報提示手段11は、原言語話者が修
正時に利用する補助情報を提示する手段で、例えば辞書
や例文の検索、提示手段等からなる。補助情報提示手段
11は、通訳結果修正手段9から補助情報提示要求を受
け取ると、補助情報格納部12から補助情報を取り出し
通訳結果修正手段9へ送る。補助情報格納部12は、補
助情報提示手段11が提示する情報、例えば単語の辞書
情報や、例文とその対訳等を格納している。補助情報格
納部12は補助情報提示手段11からの要求に従い補助
情報を提供する。
【0048】本実施の形態の動作を図5および図6を参
照して詳細に説明する。図6のステップC1−C3で示
される本実施の形態における入力装置1、制御装置2、
音声認識装置3、音声合成装置4、翻訳装置5、出力装
置6、通訳結果確認手段7および理解不能部分指定手段
8の動作は、図2のステップA1−A3で示される第1
の実施の形態の各手段1,2,3,4,5,6,7およ
び8の動作と同一のため、説明は省略する。
【0049】通訳結果において理解不能と指定された部
分が、理解不能部分指定手段8から通訳結果確認手段7
へ送られ、通訳結果確認手段7はその該当部分の情報を
制御装置2を通じて通訳結果修正手段9に送る。通訳結
果修正手段9はこの理解不能部分の原言語における対応
部分を求め、該当部分をその修正を促すメッセージとと
もに制御装置2を通じて出力装置6から出力する(ステ
ップC4)。
【0050】また、通訳結果修正手段9は、通訳結果確
認手段7から受け取った理解不能部分の情報をもとに、
この理解不能部分の原言語における対応部分を修正する
ための補助情報を提示する補助情報提示手段11を呼び
出し、得られた補助情報を制御装置2を通じて出力装置
6から出力する(ステップC5)。修正の補助情報とし
ては、例えば辞書検索機能や類似例文検索機能等があ
る。
【0051】自動通訳システムは、この目的言語話者が
理解不能と指定した部分に対する原言語話者からの修正
入力を受け付ける(ステップC6)。入力された修正結
果はステップC1と同様の処理で通訳された後出力装置
6から出力され、目的言語話者はこの通訳結果に対し再
び理解可能かどうかを判定する。修正結果が理解可能と
判定された場合はそこで通訳結果の確認は終了する。理
解不能と判定された場合は再び上記のステップC3から
ステップC6を繰り返す。
【0052】本実施の形態の効果について説明する。本
実施の形態では、通訳結果が理解不能だった場合に目的
言語話者がその部分を指定する手段を提供するととも
に、その部分に対する修正方法の候補を原言語話者に提
供する。これにより、原言語話者はどこをどのように修
正すれば効果的かという情報とともに、その修正方法の
候補も知ることができ、従来に比べると効率的かつ容易
に修正を行なうことができる。
【0053】次に、本発明の第4の実施の形態について
図7を参照して詳細に説明する。図7を参照すると、本
発明の第4の実施の形態は、図1に示された第1の実施
の形態における構成の通訳結果確認手段7および通訳結
果修正手段9の動作が異なり、さらに第1の実施の形態
における構成に加え、誤り種類伝達手段10、補助情報
提示手段11および補助情報格納部12を有する点で異
なる。各手段10、11および12の機能は第2および
第3の実施の形態と同一のため、説明は省略する。
【0054】通訳結果確認手段7は入力装置1から制御
装置2を通じて目的言語話者の通訳結果確認要求を受け
取ると、理解不能部分指定手段8および誤り種類伝達手
段10を呼び出す。また、通訳結果確認手段7は、理解
不能部分指定手段8および誤り種類伝達手段10が求め
た理解不能部分の情報を受け取ると、制御装置2を通じ
て通訳結果修正手段9へ送る。
【0055】通訳結果修正手段9は通訳結果確認手段7
から目的言語における理解不能部分の情報を受け取り、
その理解不能部分の原言語における対応部分を求める。
また、通訳結果修正手段9は目的言語における理解不能
部分の原言語における対応部分の情報を、その部分の修
正を促すメッセージとともに制御装置2を通じて出力装
置6から出力する。さらに、通訳結果修正手段9は、通
訳結果確認手段7から受け取った理解不能部分の情報を
もとに、理解不能部分の原言語における対応部分の修正
を補助するための補助情報提示手段11を呼び出す。通
訳結果修正手段9はこの補助情報提示手段11から受け
取った補助情報を制御装置2を通じて出力装置6から出
力する。
【0056】本実施の形態の動作を図7および図8を参
照して詳細に説明する。図8のステップD1で示される
本実施の形態における入力装置1、制御装置2、音声認
識装置3、音声合成装置4、翻訳装置5および出力装置
6の動作は、図2のステップA1で示される第1の実施
の形態の各手段1,2,3,4,5および6の動作と同
一のため、説明は省略する。
【0057】通訳結果が出力されると、次に目的言語話
者に対してその通訳結果を提示し理解可能かどうかの判
定を受け付ける。目的語話者から理解不能と判断された
場合は通訳結果確認手段7により通訳結果の確認を始め
る(ステップD2)。通訳結果の確認において、通訳結
果確認手段7は通訳結果において理解不能な部分を指定
するよう目的言語話者に対してメッセージを出力し、理
解不能部分指定手段8を呼び出す。理解不能部分指定手
段8は、入力装置1を通じて目的言語話者から通訳結果
において理解不能な部分の指定を受け付ける(ステップ
D3)。
【0058】また、通訳結果の確認において、通訳結果
確認手段7は通訳結果において理解不能な部分の誤り種
類を指定するよう目的言語話者に対してメッセージを出
力し、誤り種類伝達手段10を呼び出す。誤り種類伝達
手段10は目的言語話者から通訳結果において理解不能
な部分の誤り種類の指定を受け付ける(ステップD
4)。通訳結果において理解不能と指定された部分が、
理解不能部分指定手段8から通訳結果確認手段7へ送ら
れ、理解不能部分の誤り種類が誤り種類伝達手段10か
ら通訳結果確認手段7へ送られ、通訳結果確認手段7は
その該当部分の情報を、制御装置2を通じて通訳結果修
正手段9に送る。通訳結果修正手段9はこの理解不能部
分の原言語における対応部分を求め、該当部分をその誤
り種類およびその修正を促すメッセージとともに制御装
置2を通じて出力装置6から出力する(ステップD
5)。
【0059】また、通訳結果修正手段9は、通訳結果確
認手段7から受け取った理解不能部分の情報をもとに、
この理解不能部分の原言語における対応部分を修正する
ための補助情報を提示する補助情報提示手段11を呼び
出し、得られた補助情報を制御装置2を通じて出力装置
6から出力する(ステップD6)。修正の補助情報とし
ては、例えば辞書検索機能や類似例文検索機能等があ
る。
【0060】自動通訳システムは、この目的言語話者が
理解不能と指定した部分に対する原言語話者からの修正
入力を受け付ける(ステップD7)。入力された修正結
果はステップD1と同様の処理で通訳された後出力装置
6から出力され、目的言語話者はこの通訳結果に対し再
び理解可能かどうかを判定する。修正結果が理解可能と
判定された場合はそこで通訳結果の確認は終了する。理
解不能と判定された場合は再び上記のステップD3から
ステップD7を繰り返す。
【0061】本実施の形態の効果について説明する。本
実施の形態では、通訳結果が理解不能だった場合に目的
言語話者がその部分を指定する手段およびその部分をど
のように理解できなかったという誤りの種類を指定する
手段を提供することにより、原言語話者はどこをどのよ
うに修正すれば効果的かについての指針を得ることがで
きるため、従来に比べると修正作業が容易で確実とな
る。また、目的言語話者が理解不能な部分を指定するた
め、原言語話者が目的言語に関する知識を持たなくとも
問題となっている部分を知ることができる。さらに、本
実施の形態では、通訳結果が理解不能だった場合に目的
言語話者がその部分を指定する手段を提供するととも
に、その部分に対する修正方法の候補を原言語話者に提
供する。これにより、原言語話者はどこをどのように修
正すれば効果的かという情報とともに、その修正方法の
候補も知ることができ、従来に比べると効率的かつ容易
に修正を行なうことができる。
【0062】図9を参照すると、本発明の第5の実施の
形態は、本発明の第4の実施の形態と同様に、入力装
置、制御装置、音声認識装置、音声合成装置、翻訳装
置、出力装置、通訳結果確認手段、理解不能部分指定手
段、通訳結果修正手段、誤り種類伝達手段、補助情報提
示手段および補助情報格納部を備え、さらに、通訳結果
確認プログラムを記録した記録媒体15を備える。この
記録媒体15は磁気ディスク、半導体メモリ、CD−R
OMその他の記録媒体であってもよい。
【0063】通訳結果確認プログラムは記録媒体15か
ら記憶部14に読み込まれ、通訳結果確認手段7、理解
不能部分指定手段8、通訳手段修正手段9、誤り種類伝
達手段10および補助情報提示手段11の動作を制御
し、記憶部14に補助情報格納部12を生成する。通訳
結果確認手段7、理解不能部分指定手段8、通訳手段修
正手段9、誤り種類伝達手段10および補助情報提示手
段11は通訳結果確認プログラムの制御により第1−第
4の実施の形態における各手段7,8,9,10および
11と同一の処理を実行する。
【0064】
【実施例】次に、本発明の第1の実施例を図10を参照
して説明する。かかる実施例は本発明の第1の実施の形
態に対応するものである。本実施例は、入力装置として
マイク、キーボードおよびタッチパネルを、データ処理
装置としてパーソナル・コンピュータを、データ記憶装
置として磁気ディスク記憶装置を、出力装置としてスピ
ーカおよびディスプレイを備えている。パーソナル・コ
ンピュータは、通訳結果確認手段、理解不能部分指定手
段および通訳結果修正手段として機能する中央演算装置
を有している。以下では、日本語話者と英語話者が自動
通訳システムを通じて対話し、日本語を英語に通訳した
結果に対し、通訳結果確認を行なうとする。
【0065】今、日本語話者がマイクに向かい「お皿を
もう一つください。」と発話した場合を考える。マイク
から入力された音声は中央演算装置の音声認識装置によ
り文字列に変換され、その結果がディスプレイに表示さ
れる(図10−a)。認識結果は翻訳装置により日本語
から英語へと変換される。この翻訳結果として“Iwa
nt another dish.”という英語文が得
られたとする。これは音声合成装置により音声に変換さ
れた後、音声としてスピーカに、文字列としてディスプ
レイ上に出力される(図10−b)。
【0066】この発話がレストランでの食事中にされた
ものだとすると、この文中の“dish”は「皿」と
「料理」という2つの意味を持つため、通訳結果の文は
「皿が欲しい」という意味と「もう一品料理を注文した
い」という意味の2通りの解釈で曖昧性が生じる。この
ため英語話者は発話内容を確認する必要が生じる。ここ
で中央演算装置は、英語話者が通訳結果において理解不
能な部分を指定する機能を、部分指定を促すメッセージ
と共に英語話者に提示する。英語話者はこの機能を用い
て理解不能な部分を指定することができる。
【0067】中央演算装置は、英語話者から“dis
h”が理解不能であるという部分指定入力を受け付ける
(図10−c)。そしてこの指定部分の日本語原文中に
おける対応部分を求め、それが「お皿」であるという情
報を得ると、元の日本語文における該当部分(「お皿」
の部分)を反転させるなどしてディスプレイ上に表示す
る(図10−d)。この結果を見た日本語話者は、英語
話者が自分の発話のどの部分を理解できなかったかを知
ることができ、該当部分を言い換える等して容易に修正
することができる。
【0068】ここで、日本語話者が、英語話者から理解
不能と指定された「お皿」を「取り皿」と言い換える
と、自動通訳システムはその「お皿」から「取り皿」へ
の修正を受け付ける(図10−e)。最後に修正結果を
目的言語に通訳し、通訳結果“I want anot
her serving plate.”を音声として
スピーカに、文字列としてディスプレイ上に出力する
(図10−f)。この結果において「取り皿」の対訳
“serving plate”は曖昧性がないので、
英語話者は日本語話者の発話を理解することが可能とな
る。
【0069】次に、本発明の第2の実施例を図11を参
照して説明する。かかる実施例は本発明の第2の実施の
形態に対応するものである。本実施例は第1の実施例と
構成を同じとするが、パーソナル・コンピュータの中央
演算装置が、誤り種類伝達手段としても機能する点で第
1の実施例と異なる。
【0070】今、第1の実施例と同様に日本語話者がマ
イクに向かい「お皿をもう一つください。」と発話した
場合を考える。マイクから入力された音声は中央演算装
置の音声認識装置により文字列に変換され、その結果が
ディスプレイに表示される(図11−a)。この翻訳結
果“I want another dish.”は、
音声合成装置により音声に変換された後、音声としてス
ピーカに、文字列としてディスプレイ上に出力される
(図11−b)。
【0071】この通訳結果として得られる英語文は第1
の実施例で述べたように曖昧性がある。このため英語話
者は発話内容を確認する必要が生じる。ここで中央演算
装置は、英語話者が通訳結果において理解不能な部分を
指定する機能を、部分指定を促すメッセージと共に英語
話者に提示する。英語話者はこの機能を用いて理解不能
な部分を指定することができる。
【0072】さらに中央演算装置は、この理解不能と指
定した部分がどのようにわからないかという理解不能の
種類も伝えられるよう、理解不能の種類の選択肢とその
選択を促すメッセージを英語話者に提示する。英語話者
が選択する理解不能の種類として、例えば「まったくわ
からない(Mistake)」や「意味が曖昧でわから
ない(Confusing)」といったものがある。
【0073】中央演算装置は英語話者から“dish”
が理解不能であるという部分指定入力を受け付ける。同
時に、指定部分の理解不能の種類が「意味が曖昧でわか
らない(Confusing)」であるという入力を受
け付ける(図11−c)。そしてこの指定部分の日本語
原文中における対応部分を求め、それが「お皿」である
という情報を得ると、元の日本語文における該当部分
(「お皿」の部分)を反転させるなどしてディスプレイ
上に表示する。同時に、その指定部分の理解不能の種類
(「意味が曖昧でわからない」)も表示する(図11−
d)。
【0074】この結果を見た日本語話者は、英語話者が
自分の発話のどの部分をどのように理解できなかったか
を知ることができ、該当部分を言い換える等して容易に
修正することができる。ここで日本語話者が、英語話者
から意味が曖昧で理解不能と指定された「お皿」を「取
り皿」と言い換えると、自動通訳システムはその「お
皿」から「取り皿」への修正を受け付ける(図11−
e)。
【0075】最後に修正結果を目的言語に通訳し、通訳
結果“I want another serving
plate.”を音声としてスピーカに、文字列とし
てディスプレイ上に出力する(図11−f)。この結果
において「取り皿」の対訳“serving plat
e”は曖昧性がないので、英語話者は日本語話者の発話
を理解することが可能となる。
【0076】次に、本発明の第3の実施例を図12を参
照して説明する。かかる実施例は本発明の第3の実施の
形態に対応するものである。本実施例は第1の実施例と
構成を同じとするが、パーソナル・コンピュータの中央
演算装置が、補助情報提示手段および補助情報格納部と
しても機能する点と、磁気ディスク記憶装置が補助情報
格納部としても機能する点で第1の実施例と異なる。
【0077】今、第1の実施例と同様に日本語話者がマ
イクに向かい「お皿をもう一つください。」と発話した
場合を考える。マイクから入力された音声は中央演算装
置の音声認識装置により文字列に変換され、その結果が
ディスプレイに表示される(図12−a)。この通訳結
果“I want another dish.”は、
音声合成装置により音声に変換された後、音声としてス
ピーカに、文字列としてディスプレイ上に出力される
(図12−b)。
【0078】この通訳結果として得られる英語文は第1
の実施例で述べたように曖昧性がある。このため英語話
者は発話内容を確認する必要が生じる。ここで中央演算
装置は、英語話者が通訳結果において理解不能な部分を
指定する機能を、部分指定を促すメッセージと共に英語
話者に提示する。英語話者はこの機能を用いて理解不能
な部分を指定することができる。
【0079】中央演算装置は、英語話者から“dis
h”が理解不能であるという部分指定入力を受け付ける
(図12−c)。そしてこの指定部分の日本語原文中に
おける対応部分を求め、それが「お皿」であるという情
報を得ると、元の日本語文における該当部分(「お皿」
の部分)を反転させるなどしてディスプレイ上に表示す
る。同時に、理解不能と指定された部分の文字列情報を
もとに、国語辞典、英和辞書、和英辞書、類義語辞書、
例文集といった指定部分の修正に有用な補助情報を提供
する(図12−d)。
【0080】この結果を見た日本語話者は、英語話者が
自分の発話のどの部分を理解できなかったかを知ること
ができ、該当部分を言い換える等して容易に修正するこ
とができる。また、日本語話者は同時に補助情報も提供
されるので、該当部分をその機能を用いて適切に修正す
ることができる。この例では、英語話者に理解不能と指
定された部分が“dish”という一単語であることか
ら自動通訳システムは単語レベルで翻訳誤りがあったも
のと判断し、補助情報として例えば英和辞書引き機能を
提供する。英語話者の指定部分が“dish”なので、
英和辞書の該当項目を自動的に辞書引きして日本語話者
に提示する。
【0081】これにより日本語話者は自発話中の「お
皿」の通訳結果“dish”には「皿」または「料理」
という2通りの意味があり、この曖昧性のため英語話者
が理解できなかったということがわかる。
【0082】ここで、日本語話者が英語話者から意味が
曖昧で理解不能と指定された「お皿」を、例えば補助情
報として本発明のシステムが提供する類義語辞書を参照
して、「取り皿」と言い換えると、自動通訳システムは
その「お皿」から「取り皿」への修正を受け付ける(図
12−e)。最後に修正結果を目的言語に通訳し、通訳
結果“I want another serving
plate.”を音声としてスピーカに、文字列とし
てディスプレイ上に出力する(図12−f)。この結果
において「取り皿」の対訳“serving plat
e”は曖昧性がないので、英語話者は日本語話者の発話
を理解することが可能となる。
【0083】次に、本発明の第4の実施例を図13を参
照して説明する。かかる実施例は本発明の第4の実施の
形態に対応するものである。本実施例は第1の実施例と
構成を同じとするが、パーソナル・コンピュータの中央
演算装置が、誤り種類伝達手段および補助情報提示手段
としても機能する点と、磁気ディスク記憶装置が補助情
報格納部としても機能する点で第1の実施例と異なる。
【0084】今、第1の実施例と同様に日本語話者がマ
イクに向かい「お皿をもう一つください。」と発話した
場合を考える。マイクから入力された音声は中央演算装
置の音声認識装置により文字列に変換され、その結果が
ディスプレイに表示される(図13−a)。この翻訳結
果“I want another dish.”は、
音声合成装置により音声に変換された後、音声としてス
ピーカに、文字列としてディスプレイ上に出力される
(図13−b)。
【0085】この通訳結果として得られる英語文は第1
の実施例で述べたように曖昧性がある。このため英語話
者は発話内容を確認する必要が生じる。ここで中央演算
装置は、英語話者が通訳結果において理解不能な部分を
指定する機能を、部分指定を促すメッセージと共に英語
話者に提示する。英語話者はこの機能を用いて理解不能
な部分を指定することができる。
【0086】さらに中央演算装置は、この理解不能と指
定した部分がどのようにわからないかという理解不能の
種類も伝えられるよう、理解不能の種類の選択肢とその
選択を促すメッセージを英語話者に提示する。英語話者
が選択する理解不能の種類として、例えば「まったくわ
からない(Mistake)」や「意味が曖昧でわから
ない(Confusing)」といったものがある。
【0087】中央演算装置は、英語話者から“dis
h”が理解不能であるという部分指定入力を受け付け
る。同時に、指定部分の理解不能の種類が「意味が曖昧
でわからない(Confusing)」であるという入
力を受け付ける(図13−c)。そしてこの指定部分の
日本語原文中における対応部分を求め、それが「お皿」
であるという情報を得ると、元の日本語文における該当
部分(「お皿」の部分)を反転させるなどしてディスプ
レイ上に表示する。同時に、その指定部分の理解不能の
種類(「意味が曖昧でわからない」)も表示する。
【0088】同時に、理解不能と指定された部分の文字
列情報をもとに、国語辞典、英和辞書、和英辞書、類義
語辞書、例文集といった指定部分の修正に有用な補助情
報を提供する(図13−d)。この結果を見た日本語話
者は、英語話者が自分の発話のどの部分をどのように理
解できなかったかを知ることができ、該当部分を言い換
える等して容易に修正することができる。また、日本語
話者は同時に補助情報も提供されるので、該当部分をそ
の機能を用いて適切に修正することができる。
【0089】この例では、英語話者に理解不能と指定さ
れた部分が“dish”という一単語であることから自
動通訳システムは単語レベルで翻訳誤りがあったものと
判断し、補助情報として例えば英和辞書引き機能を提供
する。英語話者の指定部分が“dish”なので、英和
辞書の該当項目を自動的に辞書引きして日本語話者に提
示する。これにより日本語話者は自発話中の「お皿」の
通訳結果“dish”には「皿」または「料理」という
2通りの意味があり、この曖昧性のため英語話者が理解
できなかったということがわかる。
【0090】ここで日本語話者が、英語話者から意味が
曖昧で理解不能と指定された「お皿」を、例えば補助情
報として本発明のシステムが提供する類義語辞書を参照
して、「取り皿」と言い換えると、自動通訳システムは
その「お皿」から「取り皿」への修正を受け付ける(図
13−e)。最後に修正結果を目的言語に通訳し、通訳
結果“I want another serving
plate.”を音声としてスピーカに、文字列とし
てディスプレイ上に出力する(図13−f)。この結果
において「取り皿」の対訳“serving plat
e”は曖昧性がないので、英語話者は日本語話者の発話
を理解することが可能となる。
【0091】以上の実施例では、通訳結果確認・修正プ
ログラムが通訳結果に対して適切な補助情報を単に提示
する場合について説明したが、補助情報は修正候補とし
て提示、利用できる形態をとってもよい。例えば類義語
辞書を検索した結果を指定部分の置き換え候補として提
示し、選択操作によって指定部分と選択した語彙を置き
換えるという修正操作を提供することができる。
【0092】指定部分の文字列や理解不能の種類に応じ
て適切な補助情報を表示する場合について説明したが、
別の補助情報が利用できるようにユーザの選択を受け付
ける手段を設けてもよい。
【0093】理解不能部分を日本語話者に提示する際、
該当部分の日本語だけを提示する場合について説明した
が、英語も提示するようにしてもよい。
【0094】理解不能部分を日本語話者に提示する際、
該当部分の修正に適切な補助情報をシステムが提示する
場合について説明したが、理解不能部分の日本語話者へ
の伝達時に英語話者がその補助情報を指定できるように
してもよい。
【0095】以上述べた実施の形態や実施例において
は、各構成要素の制御動作に関して、予めプログラムと
してROMなどの読出し専用の記録媒体に記録してお
き、これをコンピュータにより読取らせて実行するよう
に構成できることは明白である。
【0096】
【発明の効果】第1の効果は、通訳結果に理解不能な部
分があった場合に、目的言語の知識をもたない原言語話
者でもその理解不能部分を具体的かつ正確に知ることが
できることにある。この結果、原言語話者は発話の修正
に際し、問題部分の修正を適切に行なうことができる。
その理由は、目的言語話者が通訳結果の理解不能な部分
を明示し原言語話者に伝える手段を備えることで、原言
語話者がその理解不能部分を知ることができるためであ
る。
【0097】第2の効果は、通訳結果に理解不能な部分
があった場合に、原言語話者がその部分を修正するため
の具体的な指針を得ることができることにある。この結
果、原言語話者は発話の修正に際し、問題部分の修正を
適切に行なうことができる。その理由は、目的言語話者
が通訳結果の理解不能な部分の理解不能の種類を明示し
原言語話者に伝える手段を備えることで、原言語話者が
その理解不能部分に対する目的言語話者の理解の種類を
知ることができ、これを元に修正することができるため
である。
【0098】第3の効果は、通訳結果に理解不能な部分
があった場合に、原言語話者はその部分を修正するため
の具体的な方法・候補を得ることができることにある。
この結果、原言語話者は発話の修正に際し、問題部分の
修正を容易に行なうことができる。その理由は、目的言
語話者が通訳結果の理解不能な部分を明示し原言語話者
に伝える際にその部分に基づいて修正方法・候補を提示
する手段を備えることで、原言語話者がその理解不能部
分に対する修正方法・候補を知ることができ容易に修正
できるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の動作を示す流れ図
である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の動作を示す流れ図
である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の動作を示す流れ図
である。
【図7】本発明の第4の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態の動作を示す流れ図
である。
【図9】本発明の第5の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】本発明の第1の実施例を説明するための図で
ある。
【図11】本発明の第2の実施例を説明するための図で
ある。
【図12】本発明の第3の実施例を説明するための図で
ある。
【図13】本発明の第4の実施例を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 入力装置 2 制御装置 3 音声認識装置 4 音声合成装置 5 翻訳装置 6 出力装置 7 通訳結果確認手段 8 理解不能部分指定手段 9 通訳結果修正手段 10 誤り種類伝達手段 11 補助情報提示手段 12 補助情報格納部 13 データ処理装置 14 記憶部 15 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10L 15/22 G10L 3/00 561A 15/28 561E (72)発明者 安藤 真一 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 奥村 明俊 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5B091 AA03 BA19 CB12 CB24 DA03 EA04 5D015 KK02 LL02 LL04

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目的言語話者が指定した目的言語におけ
    る理解不能部分を、原言語話者に伝達する手段を含むこ
    とを特徴とする自動通訳システム。
  2. 【請求項2】 原言語話者による原言語を目的言語に通
    訳して目的言語話者へ伝達する自動通訳システムであっ
    て、 前記目的言語話者から目的言語における理解不能部分の
    指定を受け付ける理解不能部分指定手段と、 この理解不能部分指定手段を呼び出して理解不能と指定
    された部分に関する情報を収集する通訳結果確認手段
    と、 前記理解不能と指定された部分に関して収集した情報を
    前記原言語話者に提示し修正を促す通訳結果修正手段
    と、を含むことを特徴とする自動通訳システム。
  3. 【請求項3】 前記目的言語話者が指定した目的言語に
    おける理解不能部分の伝達に際して、その部分の理解不
    能の種類を原言語話者へ伝達する手段を、更に含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の自動通訳システム。
  4. 【請求項4】 前記理解不能部分指定手段による指定部
    分に対する理解不能の種類を目的言語話者から受け付け
    る誤り種類伝達手段を、更に含むことを特徴とする請求
    項2に記載の自動通訳システム。
  5. 【請求項5】 前記目的言語話者が指定した目的言語に
    おける理解不能部分に対して、その部分に関連した修正
    のための補助情報を原言語話者に提示する手段を、更に
    含むことを特徴とする請求項1または3に記載の自動通
    訳システム。
  6. 【請求項6】 前記理解不能部分の修正のための補助情
    報を予め格納した補助情報格納手段と、 前記理解不能部分指定手段による指定部分に対して、そ
    の部分に関連した補助情報を前記補助情報格納手段から
    読出して前記原言語話者に提示する補助情報提示手段
    と、を更に含むことを特徴とする請求項2または4に記
    載の自動通訳システム。
  7. 【請求項7】 目的言語話者が指定した目的言語におけ
    る理解不能部分を、原言語話者に伝達するステップを含
    むことを特徴とする自動通訳方法。
  8. 【請求項8】 原言語話者による原言語を目的言語に通
    訳して目的言語話者へ伝達する自動通訳方法であって、 前記目的言語話者から目的言語における理解不能部分の
    指定を受け付ける理解不能部分指定ステップと、 この理解不能と指定された部分に関する情報を収集する
    通訳結果確認ステップと、 前記理解不能と指定された部分に関して収集した情報を
    前記原言語話者に提示し修正を促す通訳結果修正ステッ
    プと、を含むことを特徴とする自動通訳方法。
  9. 【請求項9】 前記目的言語話者が指定した目的言語に
    おける理解不能部分の伝達に際して、その部分の理解不
    能の種類を原言語話者へ伝達するステップを、更に含む
    ことを特徴とする請求項7に記載の自動通訳方法。
  10. 【請求項10】 前記目的言語話者から理解不能と指定
    された部分に対する理解不能の種類を目的言語話者から
    受け付けるステップを、更に含むことを特徴とする請求
    項8に記載の自動通訳方法。
  11. 【請求項11】 前記目的言語話者が指定した目的言語
    における理解不能部分に対して、その部分に関連した修
    正のための補助情報を原言語話者に提示するステップ
    を、更に含むことを特徴とする請求項7または9に記載
    の自動通訳方法。
  12. 【請求項12】 前記理解不能部分の修正のための補助
    情報を予め補助情報格納手段に格納しておくステップ
    と、 前記理解不能部分指定ステップによる指定部分に対し
    て、その部分に関連した補助情報を前記補助情報格納手
    段から読出して前記原言語話者に提示する補助情報提示
    ステップと、を更に含むことを特徴とする請求項8また
    は10に記載の自動通訳方法。
  13. 【請求項13】 目的言語話者が指定した目的言語にお
    ける理解不能部分を、原言語話者に伝達する処理を含む
    自動通訳方法をコンピュータに実行させるためのプログ
    ラム。
  14. 【請求項14】 原言語話者による原言語を目的言語に
    通訳して目的言語話者へ伝達する自動通訳方法をコンピ
    ュータに実行させるためのプログラムであって、 前記目的言語話者から目的言語における理解不能部分の
    指定を受け付ける理解不能部分指定処理と、 この理解不能と指定された部分に関する情報を収集する
    通訳結果確認処理と、 前記理解不能と指定された部分に関して収集した情報を
    前記原言語話者に提示し修正を促す通訳結果修正処理
    と、を含むことを特徴とするプログラム。
  15. 【請求項15】 前記目的言語話者が指定した目的言語
    における理解不能部分の伝達に際して、その部分の理解
    不能の種類を原言語話者へ伝達する処理を、更に含むこ
    とを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
  16. 【請求項16】 前記目的言語話者から理解不能と指定
    された部分に対する理解不能の種類を目的言語話者から
    受け付ける処理を、更に含むことを特徴とする請求項1
    4に記載のプログラム。
  17. 【請求項17】 前記目的言語話者が指定した目的言語
    における理解不能部分に対して、その部分に関連した修
    正のための補助情報を原言語話者に提示する処理を、更
    に含むことを特徴とする請求項13または15に記載の
    プログラム。
  18. 【請求項18】 前記理解不能部分の修正のための補助
    情報を予め補助情報格納手段に格納しておく処理と、 前記理解不能部分指定処理による指定部分に対して、そ
    の部分に関連した補助情報を前記補助情報格納手段から
    読出して前記原言語話者に提示する補助情報提示処理
    と、を更に含むことを特徴とする請求項14または16
    記載のプログラム。
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