JP3411198B2 - 通訳装置及び方法並びに通訳装置制御プログラムを記憶した媒体 - Google Patents
通訳装置及び方法並びに通訳装置制御プログラムを記憶した媒体Info
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Description
適用され、互いに異なる言語を使用する話者同士の会話
を通訳する通訳装置及び方法並びに通訳装置制御プログ
ラムを記憶した媒体に関する。
装置としては、あらかじめ用意した自国語の対訳用例文
(自国語と他国語を一対にした例文)をメニュー形式で
選択して、選択した対訳用例文の多国語文を音声出力す
る通訳装置が市販されている。
で書かれた文の内容を確認さえすれば、正しい他国語の
文を音声で対話相手に提示することができるという利点
があるが、対話相手から他国語の発話を話者に伝達する
ことができないという問題がある。なぜなら、この通訳
装置を対話相手に渡し言語を切り替えて対話相手の発話
に関連する対訳用例文から自国語に変換するには、対話
相手の発話用例を予測して用意する必要があり、この発
話用例を十分に用意することは難しいという問題があ
る。さらに、登録されている対訳用例の検索に時間がか
かるという問題もある。
認識結果を自動翻訳し、その翻訳結果を音声出力する機
械翻訳装置が開発されている。しかしながら、普及型の
携帯型通訳装置では、入力された文を構文的あるいは意
味的に解析して翻訳文を生成する本格的な自動翻訳処理
回路は大規模になるので用いることができない。従っ
て、携帯型通訳装置では、音声認識や自動翻訳には、一
定の割合で誤音声認識や誤翻訳が避けられない現状であ
る。例えば、誤りがある音声認識結果から翻訳を行う
と、さらに誤翻訳が発生するので実用的でない。
きにどう対処するかという問題を改善する従来技術とし
て、特開昭64−88875号公報の記載によれば、自
動翻訳前の言語情報と自動翻訳後の言語情報とを音声と
表示文字列を併せて出力して、この翻訳前後の言語情報
を比較することにより自動翻訳の誤りをチェックして異
種言語音声間での対話を効果的に進める音声翻訳装置が
提案されている。さらに、特開平7−129594号公
報の記載によれば、音声認識や翻訳の結果に曖昧性が生
じた際に操作者に確認を求めると同時に対話相手にも状
況説明の出力を行う自動翻訳システムが提案されてい
る。
開昭64−88875号公報及び特開平7−12959
4号公報の自動翻訳を利用した従来技術においては、対
話者同士が入力した音声情報の音声認識結果は、確認し
て修正することができるが、認識結果の自動翻訳結果に
曖昧性が生じた際に確認を求めても確認することができ
ない。なぜなら、入力した音声情報が正しく修正されて
も、正しく自動翻訳されるべき文体であるかどうか確認
することができないので、正しく他国語に変換され、話
者の発話が対話相手に正確に伝達されるとは限らない。
従って、対話者同士の意志疎通を図ることができないの
で実用的でないという問題がある。
のであり、例えば、一方向(話者)の通訳は対訳用例文
の検索で行い、他方向(対話相手)の通訳は自動翻訳で
行うよう構成することにより、大規模な翻訳処理回路を
使用することなく、言語の異なる対話相手には話者の発
話を正確に伝達し、対話相手からの発話も自国語に変換
して話者に伝達することができる実用的な通訳装置を提
供する。
定部と、判断部と、対訳用例文検索部と、自動翻訳部
と、表示部とを備えた通訳装置であって、前記入力部は
第1の言語または第2の言語の文を入力し、前記設定部
は当該通訳装置の所持者の自国語および他国語が第1の
言語であるか第2の言語であるかをそれぞれ設定し、前
記判断部は前記入力部から入力された文が当該通訳装置
の所持者の自国語であるか他国語であるかを前期設定に
基づいて判断し、前記対訳用例文検索部は、前記入力さ
れた文が自国語であると判断された場合に、該入力され
た文に基づいて対訳用例文データが記憶された対訳用例
文データメモリを検索し、表示部に対訳用例文を表示
し、前記自動翻訳部は、前記入力された文が他国語であ
ると判断された場合に、他国語を自国語に翻訳するため
の翻訳辞書データを記憶した自動翻訳用データメモリを
検索して該入力された文を翻訳し、その翻訳結果である
自国語である自国語文を前記表示部に表示することを特
徴とすること通訳装置である。本発明によれば、入力部
から文が入力されると判断部により自国語であるか他国
語であるかが判断される。自国語であると判断されると
対訳用例文検索部が対訳用例文データを検索し、表示部
に対訳用例文を表示する。また、入力された文が他国語
であると判断されると、自動翻訳部が他国語を自国語に
翻訳するための翻訳辞書データを検索して翻訳結果であ
る自国語文を表示部に表示する。
タブレット、アイコンで構成されることが好ましい。話
者の発話は、音声入力によらずに、入力部の手書き文字
入力やメニュー形式によって入力するよう構成している
が、音声入力部により、音声で入力し、音声認識部を介
して対訳用例辞書を検索するよう構成してもよい。表示
部は、LCD(液晶ディスプレイ)パネルで構成される
ことが好ましい。
と、入力された音声信号を認識して文字コードの文に変
換する音声認識部と、変換された文字コードの文を表示
部に表示する文表示部と、表示された文を修正すること
が可能な修正部と、を含むようにしてもよい。音声入力
部は、マイクロフォン、A/Dコンバータで構成される
ことが好ましい。特に、対話相手が他国語で発話を入力
するのに利用される。音声出力部は、A/Dコンバー
タ、スピーカで構成されることが好ましい。対訳用例辞
書(対訳用例文データメモリ)、対訳用例文検索部、音
声変換部、音声認識部、修正部、自動翻訳部はCPU、
ROM、RAM、I/Oポートからなるマイクロコンピ
ュータで構成されることが好ましい。対訳用例辞書は、
この中のROMで構成される。
相手に対し自国語で入力した発話に関連した対訳用例文
を検索して正確に他国語に翻訳して伝達し、対話相手が
他国語で入力した文を自国語の文に自動翻訳して表示す
るよう構成したことにより、大規模な翻訳処理回路を使
用することなく、言語の異なる対話相手には話者の発話
を正確に伝達し、対話相手からの発話も自国語に変換し
て話者に伝達することができる実用的な通訳装置が提供
できる。
により他国語の単語から自国語の訳語を検索する辞書引
き部をさらに備え、前記自動翻訳部は、入力された文が
他国語であると判断された場合に、他国語の単語を自国
語の対応する訳語に翻訳し、入力された他国語文の各単
語と自国語の対応する訳語とを関連付けて表示部に表示
するようにしてもよい。なお、翻訳辞書を構成する翻訳
辞書データは自動翻訳用データを格納したROMで構成
される。辞書引き部は、辞書引きプログラムを格納した
ROMで構成される。前記構成によれば、対話相手の発
話文と辞書引きした訳語を対応して表示部に表示するの
で、訳語が適切でない場合、話者は翻訳辞書を引き直す
ことにより対話相手の発話文も正確に理解することがで
きる。
単語と前記対訳用例文データメモリに記憶された対訳用
例文の特徴語との一致度を判定して前記対訳用例文を検
索し、前記表示部に表示するようにしてもよい。前記構
成によれば、話者は対話相手に対し伝達したい対訳用例
文を簡単に検索して選択できる。
て本発明を詳述する。なお、本発明はこれに限定される
ものではない。
すブロック図である。図1において、1はマイクロフォ
ン、A/Dコンバータで構成される音声入力部を示す。
特に、対話相手が他国語で発話を入力するのに利用され
る。2はLCD(液晶ディスプレイ)パネル等で構成さ
れる表示部を示す。表示部2は、話者の発話文とその対
訳用例文、対話相手の発話文とその訳語を表示する。
され、話者の自国語の発話文をメニュー形式によって対
訳用例文を検索して入力する入力部を示す。入力する言
語の切り替え指示、表示された発話文の修正指示をする
ことができる。4はガイダンス表示部、操作部及び通信
部で構成される遠隔指示入力部を示す。話者は、対話相
手に本体装置を渡し、対話相手が音声入力した発話文の
確認、修正依頼を遠隔指示入力部4によってガイダンス
する。
グラムを記憶したROMで構成される処理装置を示す。
処理装置5は、入力された音声信号の発話を認識して文
字コードの発話文に変換する音声認識部51、修正され
た発話文を自国語の発話文に自動翻訳して表示部に出力
する自動翻訳部52、翻訳辞書によって他国語の発話文
の単語から自国語の訳語を検索する辞書引き部53、対
訳用例辞書(対訳用例文データメモリ)を検索して前記
入力された発話文に関連した対訳用例文を表示部に出力
する対訳用例文検索部54、指示された対訳用例文の訳
文を音声信号に変換する音声変換部55、文字コードに
変換された発話文をガイダンスに基づいて修正すること
が可能な修正部56、ガイダンスなどの通信データを送
信する通信部57とから構成される。
であり、記憶装置6は、音声信号を認識して文字コード
に変換したデータを記憶する音声認識データメモリ6
1、翻訳辞書データなどを記憶した自動翻訳データメモ
リ62、辞書引きした訳語を記憶する辞書引きデータメ
モリ63、対訳用例辞書データなどを記憶した対訳用例
文データメモリ64、訳文などを音声信号に変換したデ
ータを記憶する音声変換データメモリ65、キー入力ま
たは音声入力された発話データを一時記憶する発話デー
タメモリ66などで構成される。7はA/Dコンバー
タ、スピーカで構成され、音声信号の訳文を音声出力す
る音声出力部を示す。
御部を示す。9はEEPROMのメモリカード、MDな
どからなる外部記憶媒体を示す。外部記憶媒体9は、制
御部8のCPUによって制御される本発明の通訳装置制
御プログラム/データを記憶するよう構成されている。
特に、各国間の言語の会話を可能にするため、対訳用例
文、音声認識プログラム、翻訳辞書などのプログラム/
データを外部記憶媒体に記憶して各種用意するよう構成
してもよい。
ラム/データを読み取る媒体読み取り装置を示し、制御
部8のCPUにより処理装置5、記憶装置6の各メモリ
にプログラム/データがインストールされる。通信部5
7を介してホストコンピュータから通訳装置制御プログ
ラム/データを受信するよう構成することもできる。1
1は各装置及び各部間のアドレスデータや制御データを
転送するバスである。
れば、コンピュータによって通訳装置を制御するための
プログラムを記憶した媒体であって、前記制御プログラ
ムはコンピュータに、言語の異なる対話相手に対し話者
の自国語の発話文が入力部3により入力されると、予め
備えた対訳用例辞書を検索して前記入力された発話文に
関連した対訳用例文を表示部2に出力させ、前記対訳用
例文が入力部3により指示されると、指示された対訳用
例文の訳文を音声信号に変換させ、前記音声信号の訳文
を音声出力部7により音声出力させ、音声入力部1によ
り対話相手の他国語の発話が音声信号で入力されると、
入力された音声信号の発話を認識して文字コードの発話
文に変換させ、文字コードに変換された発話文をガイダ
ンスに基づいて修正させ、修正された発話文を自国語に
自動翻訳して表示部2に出力させることを特徴とする通
訳装置制御プログラムを記憶した媒体9が提供される。
ある。図2において、図1と同じ構成要素には同符号を
記している。図2に示すように、本発明の通訳装置は携
帯で使用するよう構成されている。表示部2と入力部3
とを一体に形成しているが、別々に構成してもよい。遠
隔指示入力部4が有線接続されているが、通信部57に
より処理装置5と無線で通信を行うよう構成してもよ
い。さらに、電話機能を追加して多機能の通訳装置とし
て構成してもよい。
すフローチャートである。図4は本実施例の対訳用例文
検索処理の手順を示すフローチャートである。以下、図
3と図4のフローチャートを参照しながら、日本語を話
す話者Aが、本発明の通訳装置を所持して、英語を話す
対話相手Bとの会話を行う例を説明する。
る(S301)。本実施例では話者Aが日本語で入力
し、対話相手Bは英語で入力する旨指定する。結果は音
声認識部51に送られる。音声認識部51において、入
力される音素系列から入力言語を推定することもできる
ので、このステップS301の処理は省略することがで
きる。次に、音声入力部1により、話者Aからの発話を
音声信号で入力する(S302)。
送られ、音声認識部51は入力言語の指定に従って音声
認識を行い、話者Aからの発話を日本語の文字コード列
に変換し(S303)、表示部2に表示する(S30
4)。ここで、音声認識されて変換された発話文に誤り
箇所があるか否かを確認し(S305)、入力部3によ
り誤り箇所がなくなるまで修正する(S306)。
用例文の修正例を示す図である。図5(a)に音声認識
結果の修正例を示すように、例えば、修正作業は、音声
認識結果「どう言う」の「言」の部分を削除して「い」
を入力部3により直接書き直してもよい。また、音声認
識結果「開いたから」の部分に対する別認識候補「間
柄」を選択してもよい。修正した音声認識結果は、発話
入力として音声認識用データメモリ61に保持してお
く。また、図5(b)に対訳用例文の修正例を示す。
判定し(S307)、話者Aの自国語による入力であれ
ば、S308の処理である対訳用例文検索による訳文出
力処理、話者Bの他国語による入力であれば、S311
の処理である自動翻訳による訳文生成処理に移行する。
入力言語が話者Aの自国語であることがS301で判定
されているので、日本語の文字コードに変換された発話
情報は対訳用例文検索部54に送られる。
テップS302〜S307の処理を行わず、すなわち、
音声入力によらずに、対話相手に伝達したい自国語の発
話文(日本語文字列)を、入力部3により手書き文字や
メニュー形式によって直接入力してからステップS30
8の処理に移行してよい。
ーチンを示すフローチャートである。図4において、対
訳用例検索部54は、送られてきた自国語の発話文(日
本語文字列)から特徴語を抽出する(S401)。対訳
用例文検索において、用いる対訳用例データは、対訳用
例文字列とその用例の特徴を表す特徴列を記憶した対訳
用例辞書や特徴列に記述される各特徴要素である単語を
記憶した特徴語辞書を備えており、発話入力から抽出さ
れた特徴語と各用例文とを照合して一致する用例文を抽
出する(S402)。
れた特徴語と対訳用例文との照合例を示す図である。図
6(a)に発話入力文とその特徴語を示すように、例え
ば、発話入力「スーツケースを運んでほしい」という入
力文を指定すると、図6(b)に示すように、「荷物を
持ってください」、「ポーターに荷物を運んでもらいた
いのですが」という2つの用例文と、その用例文の英文
訳が表示される。
ース」、「運ん」、「でほしい」の3つの特徴語が抽出
される。この抽出された特徴語は表示されない。S40
2において、特徴語「スーツケース」は、用例文を検索
するための特徴「荷物」、「開けるもの」、「鞄」の要
素として扱われる。同様に、特徴語「運ん」は、特徴
「運ぶ」の要素として用例文を検索する。特徴語「でほ
しい」は、用例文の文末特徴(依頼)の一つを示す<Re
quest>の要素として付記される。
を運んでほしい」から、図6(b)に示す用例1「荷物
を持ってください」、用例2「ポーターに荷物を運んで
もらいたいのですが」という2つの用例文とその英訳が
検索されて表示される。図6(b)の特徴列(表示され
ない)において、大括弧記号“〔〕”は必須でない特徴
を示す。丸括弧記号“()”の中の縦線記号“|”は特
徴の論理和(いずれかの特徴)を示す。山括弧記号“<
>”は文末特徴を示す。例えば、“<Request>”は文
末特徴「依頼」を示す。
り、発話入力から抽出された特徴語を含む特徴を対訳用
例文から抽出してカウントし、特徴列中に入力から抽出
された特徴語を含む特徴割合が高いものから順に用例文
をソートする(S403)。発話入力「スーツケースを
運んでほしい」から抽出された3つの特徴語と2つの対
訳用例を照合すると、用例1「荷物を持ってください」
では、“荷物”、“(〔運ぶ〕|〔持つ〕)の〔持
つ〕”、“<Request>”がカウントされ、特徴列中の
必須特徴を100%満たす。
いのですが」では、“ポーター”、“(荷物|こ
れ)”、“運ぶ”、“<Request>”のうち、特徴“ポ
ーター”の要素である特徴語は発話入力に含まれないの
で、特徴列中の必須特徴を75%しか満たしていない。
従って、用例1は用例2より優先されることになる。
示部に表示される(S404)。ステップS404で、
対訳用例文候補をすべて表示してもよいし、優先順にい
くつかだけを表示してもよい。この実施例では、図6
(b)に示すように、日本語文と英語文の対訳用例文が
表示されるので、話者Aは日本語文の記述からどの対訳
用例文候補を選択するかを決定する。
が最適と思われる対訳用例文を1つ選択し入力部により
指示する(S405)。例えば、図5(b)に示す対訳
用例文が選択された際、英文の可変部を書き換えてもよ
いし、日本語文の可変部をメニュー形式で選択変更し
て、これに応じて英文の可変部も入れ替わる方法で書き
換えてもよい。対訳用例検索部54は選択された対訳用
例文のみを表示部と音声変換部に出力し(S406)、
図3に示すS309の処理に移行する。
例文の英訳文の文字コード列だけを音声信号に変換して
音声出力部に出力する(S309)。このとき、音声信
号の音声合成方式は、語彙の制限を受けない規則合成方
式を用いてもよいし、対訳用例検索の出力結果は予め語
彙の制限があるので、一般に規則合成方式と比較して音
質がよいとされる分析合成方式を用いてもよいが、対訳
用例検索や自動翻訳の出力に対する任意の編集を許す場
合は、規則合成方式を採用することが望ましい。音声出
力部は転送されてきた音声信号を出力する(S31
0)。
場合は(S311)、発話者に対応する入力言語に切り
替える(S312)。この言語切り替え操作は、入力部
3または遠隔指示入力部4によって、その都度、手動で
切り替えてもよいし、必ず交互に発話が行われると想定
して自動で切り替えてもよい。この実施例では、入力言
語を日本語から英語に切り替えて、ステップS301の
処理に戻り、話者Bの発話を音声入力部に入力する。
は、入力言語が日本語から英語に切り替わっていること
を除いて話者Aの発話のときと同様に処理を行う。ステ
ップS307において、話者Bからの英語による入力の
場合は、英文の文字コード化された発話情報が自動翻訳
部52もしくは辞書引き部53に転送され、自動翻訳部
52に転送される場合は、自動翻訳部52が発話の英文
を解析して翻訳結果である日本語文を生成し、辞書引き
部53に転送される場合は、発話に含まれる単語及び熟
語に関して辞書引きし、(S314)、翻訳結果、訳語
を表示部に表示する(S315)。
通訳方法と自動翻訳による通訳方法を使いわけることに
より、それぞれの通訳機能の長所を生かすことが可能と
なり、通訳装置の使い方を知らない対話相手に対して
も、装置の所持者が通訳装置の操作方法を十分理解すれ
ば、言語の異なる2者間の意思疎通を支援することがで
きる。
置の所持者に自国語で正確に確認させることができ、さ
らに、装置の所持者は予め装置の自動翻訳性能を理解し
ておくことにより自動翻訳に誤訳が発生しても、例え
ば、辞書引き操作により対話相手からの発話を再確認す
ることができる。
結果の表示例を示す図である。図7に示すように、例え
ば、入力英語文「We have been doing business togeth
er for a while.」に対する自動翻訳結果として、日本
語文「我々は、しばらくの間、共に取引してきた」が表
示される。日本語だけを見てほぼ大意が把握できる場合
は、自動翻訳処理だけで完了する。
に切り替えると、例えば、入力英語文「We have been d
oing business together for a while.」の表示と、辞
書引き結果として「We」、「doing business」、「toge
ther」、「for a while」に対する訳語「我々」、「取
引する」、「共に」、「すこしの間」がそれぞれ表示さ
れる。英語文を確認する際には、訳語も対応づけられて
いて理解しやすい。
合は、辞書引き部53が入力英語文から発話内容を解析
して発話に含まれる各語に関して最も適当な訳語を付与
した結果を、ステップS315で各訳語が対応する語と
併置する形で表示部に表示する。各語の訳語は優先度を
付与して複数表示してもよいし、訳語が付与されない語
があってもよい。また、熟語のように複数の語の組に対
して訳語が付与されることもある。
訳語を選択的に表示してもよいし、同時に表示部に表示
してもよい。さらに会話を継続する場合は、S312で
言語を切り替えて繰り返し行う。なお、この実施例では
通訳装置の所持者が日本語を話し、その対話相手が英語
を話す場合の例を挙げているが、同様の構成によって双
方の使用する言語として任意の言語を設定することが可
能である。
は対訳用例文の検索で行い、他方向(対話相手)の通訳
は自動翻訳で行うよう構成することにより、大規模な翻
訳処理回路を使用することなく、言語の異なる対話相手
には話者の発話を正確に伝達し、対話相手からの発話も
自国語に翻訳して話者に伝達することができる実用的な
通訳装置を提供することができる。
図である。。
ャートである。
ローチャートである。
正例を示す図である。
と対訳用例文との照合例を示す図である。
例を示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 入力部と、設定部と、判断部と、対訳用
例文検索部と、自動翻訳部と、表示部とを備えた通訳装
置であって、 前記入力部は第1の言語 または第2の言語の文を入力
し、 前記設定部は当該通訳装置の所持者の自国語および他国
語が第1の言語であるか第2の言語であるかをそれぞれ
設定し、 前記判断部は前記入力部から 入力された文が当該通訳装
置の所持者の自国語であるか他国語であるかを前記設定
に基づいて判断し、 前記対訳用例文検索部は、前記 入力された文が自国語で
あると判断された場合に、該入力された文に基づいて対
訳用例文データが記憶された対訳用例文データメモリを
検索し、表示部に対訳用例文を表示し、 前記自動翻訳部は、前記 入力された文が他国語であると
判断された場合に、他国語を自国語に翻訳するための翻
訳辞書データを記憶した自動翻訳用データメモリを検索
して該入力された文を翻訳し、その翻訳結果である自国
語文を前記表示部に表示することを特徴とする通訳装
置。 - 【請求項2】 前記入力部は、音声信号を入力する音声
入力部と、入力された音声信号を認識して文字コードの
文に変換する音声認識部と、変換された文字コードの文
を表示部に表示する文表示部と、表示された文を修正す
ることが可能な修正部と、を含むことを特徴とする請求
項1記載の通訳装置。 - 【請求項3】 前記自動翻訳用データメモリの翻訳辞書
データにより他国語の単語から自国語の訳語を検索する
辞書引き部をさらに備え、 前記自動翻訳部は、入力された文が他国語であると判断
された場合に、他国語の単語を自国語の対応する訳語に
翻訳し、入力された他国語文の各単語と自国語の対応す
る訳語とを関連付けて前記表示部に表示することを特徴
とする請求項1記載の通訳装置。 - 【請求項4】 前記対訳用例文検索部は、入力された文
の単語と前記対訳用例文データメモリに記憶された対訳
用例文の特徴語との一致度を判定して前記対訳用例文を
検索し、前記表示部に表示することを特徴とする請求項
1記載の通訳装置。 - 【請求項5】 入力部と、設定部と、判断部と、対訳用
例文検索部と、自動翻訳部と、表示部とを備えた通訳装
置における通訳方法であって、 前記設定部によって当該通訳装置の所持者の自国語およ
び他国語が第1の言語であるか第2の言語であるかをそ
れぞれ設定し、 入力部から第1の言語または第2の言語の文を入力し、 入力された文が当該通訳装置の所持者の自国語であるか
他国語であるかを前記設定に基づいて判断部が判断し、 入力された文が自国語であると判断された場合に、対訳
用例文検索部が該入力された文に基づいて対訳用例文デ
ータが記憶された対訳用例文データメモリを検索して表
示部に対訳用例文を表示し、 入力された文が他国語であると判断された場合に、自動
翻訳部が他国語を自国語に翻訳するための翻訳辞書デー
タを記憶した自動翻訳用データメモリを検索して該入力
された文を翻訳し、その翻訳結果である自国語文を表示
部に表示することを特徴とする通訳方法。 - 【請求項6】 設定部と、音声入力部と、音声認識部
と、修正部と、判断部と、対訳用例文検索部と、自動翻
訳部と、表示部とを備えた通訳装置における通訳方法で
あって、 前記設定部によって当該通訳装置の所持者の自国語およ
び他国語が第1の言語であるか第2の言語であるかをそ
れぞれ設定し、 音声入力部から第1の言語または第2の言語の音声信号
を入力し、 入力された音声信号を音声認識部によって認識して文字
コードの文に変換し、変換された文字コードの文を表示
部に表示し、 表示された文を修正部により必要に応じて修正した上で
入力文として入力し、 入力された文が当該通訳装置の所持者の自国語であるか
他国語であるかを前記設定に基づいて判断部が判断し、 入力された文が自国語であると判断された場合に、対訳
用例文検索部が該入力された文に基づいて対訳用例文デ
ータが記憶された対訳用例文データメモリを検索して表
示部に対訳用例文を表示し、 入力された文が他国語であると判断された場合に、自動
翻訳部が他国語を自国語に翻訳するための翻訳辞書デー
タを記憶した自動翻訳用データメモリを検索して該入力
された文を翻訳し、その翻訳結果である自国語文を表示
部に表示することを特徴とする通訳方法。 - 【請求項7】 辞書引き部をさらに備えた通訳装置にお
ける通訳方法であって、入力された文が他国語であると
判断された場合に、辞書引き部が自動翻訳用データメモ
リの翻訳辞書データを検索して他国語の単語を自国語の
対応する訳語に翻訳し、 入力された他国語の文の各単語と自国語の対応する訳語
とを関連付けて前記表示部に表示することを特徴とする
請求項5記載の通訳方法。 - 【請求項8】 入力された文が自国語であると判断され
た場合に、対訳用例文検索部が入力された文の単語と前
記対訳用例文データメモリに記憶された対訳用例文の特
徴語との一致度を判定して前記対訳用例文を検索し、前
記表示部に表示することを特徴とする請求項5記載の通
訳方法。 - 【請求項9】 コンピュータによって通訳装置を制御す
るためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
能な記録媒体であって、前記制御プログラムはコンピュ
ータに、当該コンピュータの所持者の自国語および他国語が第1
の言語であるか第2の言語であるかをそれぞれ設定さ
せ、 入力部により文が入力されると入力された文が当該コン
ピュータの所持者の自国語であるか他国語であるかを前
記設定に基づいて判断させ、 入力された文が自国語であると判断された場合に、該入
力された文に基づいて対訳用例文データが記憶された対
訳用例文データメモリを検索して表示部に対訳用例文を
表示させ、 入力された文が他国語であると判断された場合に、他国
語を自国語に翻訳するための翻訳辞書データを記憶した
自動翻訳用データメモリを検索して該入力された文を翻
訳し、その翻訳結果である自国語文を表示部に表示させ
ることを特徴とする通訳装置制御プログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28707797A JP3411198B2 (ja) | 1997-10-20 | 1997-10-20 | 通訳装置及び方法並びに通訳装置制御プログラムを記憶した媒体 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28707797A JP3411198B2 (ja) | 1997-10-20 | 1997-10-20 | 通訳装置及び方法並びに通訳装置制御プログラムを記憶した媒体 |
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---|---|
JPH11120176A JPH11120176A (ja) | 1999-04-30 |
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ID=17712767
Family Applications (1)
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JP28707797A Expired - Fee Related JP3411198B2 (ja) | 1997-10-20 | 1997-10-20 | 通訳装置及び方法並びに通訳装置制御プログラムを記憶した媒体 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1997
- 1997-10-20 JP JP28707797A patent/JP3411198B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US10606942B2 (en) | 2012-03-08 | 2020-03-31 | Facebook, Inc. | Device for extracting information from a dialog |
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