JP2003029270A - 液晶表示装置及び液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置及び液晶表示装置の製造方法

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JP2003029270A
JP2003029270A JP2001216984A JP2001216984A JP2003029270A JP 2003029270 A JP2003029270 A JP 2003029270A JP 2001216984 A JP2001216984 A JP 2001216984A JP 2001216984 A JP2001216984 A JP 2001216984A JP 2003029270 A JP2003029270 A JP 2003029270A
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Nobuko Fukuoka
暢子 福岡
Takeshi Yamamoto
武志 山本
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価で製造歩留まりが高く、しかも表示品位の
優れた液晶表示装置及びこの液晶表示装置の製造方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】この液晶表示装置は、一対の基板100及
び200間に液晶組成物300を挟持した液晶表示パネ
ル10を備えている。アレイ基板100は、画像を表示
する表示領域102において、一対の基板間のセルギャ
ップを保持するとともに遮光性を有する柱状スペーサ3
1と、画素毎に配置されたカラーフィルタ層24(R、
G、B)とを備えている。また、アレイ基板100は、
表示領域102の外周に沿って配置された遮光領域41
において、表示領域102に配置された柱状スペーサ3
1と同一材料によって形成された遮光層SPを備えてい
る。柱状スペーサ31及び遮光層SPは、遮光性を有す
る顔料を含有するとともに、顔料が基板からの高さ方向
の一部の領域に集中して分布している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示装置及
び液晶表示装置の製造方法に係り、特に、一対の基板間
のセルギャップを保持するための柱状スペーサを備えた
液晶表示装置及びこの液晶表示装置の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、一般的に用いられている液晶表示
装置は、電極を有する2枚のガラス基板の間に液晶層を
挟持して構成されている。これら2枚の基板は、その周
囲を液晶封入口を除いて塗布された接着剤によって固定
されている。液晶封入口は、封止剤によって封止されて
いる。これらの2枚の基板間には、スペーサが配置さ
れ、基板間のギャップが一定に保持されている。
【0003】この中でカラー表示用の液晶表示装置は、
2枚のガラス基板のうちの一方の基板の画素毎に配置さ
れた赤(R)、緑(G)、青(B)の着色層からなるカ
ラーフィルタ層を備えている。
【0004】アクティブマトリクス駆動のカラー液晶表
示装置においては、例えば、アモルファスシリコン(a
−Si)やポリシリコン(p−Si)を半導体層とした
薄膜トランジスタ(TFT)や、このTFTに接続され
た画素電極などを備えたアレイ基板と、このアレイ基板
に対向して配置された対向電極や、カラーフィルタ層な
どを備えた対向基板とを備え、この2枚の基板間に液晶
組成物を挟持することによって構成されている。
【0005】これらの液晶表示装置においては、画像を
表示する表示領域の周辺の遮光領域に遮光層が設けられ
ている。この遮光層は、カラーフィルタ層を備えた基板
上に設けられることが多い。また、カラーフィルタ層及
び一対の基板間のセルギャップを保持するための柱状ス
ペーサをともにアレイ基板上に設け、遮光層を対向基板
上に設ける場合もある。
【0006】さらには、カラーフィルタ層、柱状スペー
サ、及び遮光層をすべてアレイ基板上に設けることによ
り、画素部の開口率を向上することが可能となり、高透
過率の液晶表示素子を得ることができる。このような構
成においては、通常、柱状スペーサ及び遮光層は、黒色
レジストをフォトリソグラフィ工程によってパターニン
グすることによって形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これらの液晶表示装置
では、カラーフィルタ層、柱状スペーサ、及び、遮光層
を加工するためのフォトリソグラフィ工程では、紫外線
を照射することにより現像液への溶解度を変化させるこ
とによってパターニングする。
【0008】これらの液晶表示装置の製造工程におい
て、工程数を削減するため、柱状スペーサと遮光層とを
同時に形成することが検討されている。遮光層は、遮光
が目的であるため、顔料を含む遮光性材料すなわち黒レ
ジストで構成されるが、同時に形成される柱状スペーサ
も同様に黒色レジストで構成されることとなる。
【0009】黒色レジストをフォトリソグラフィ工程で
パターニングしようとした場合、黒色レジストを硬化さ
せるための露光工程において、黒色レジストの深部まで
光が届かず、光重合反応が不十分になりがちである。こ
のため、黒色レジストの下部は、パターンを残したい部
分まで溶解してしまい、逆テーパ形状となりやすい。
【0010】柱状スペーサが逆テーパ形状となると、そ
の後に設ける配向膜を形成する工程でのラビング処理な
どの後工程中で柱状スペーサの一部が欠落することがあ
り、セルギャップを均一化できず、表示不良を発生し、
製造歩留まりを著しく低下させるおそれがある。
【0011】また、顔料を含む遮光性材料は、透明材料
に比べて弾性率が小さく剛直なため、圧力変化や温度変
化といった外的刺激に弱く、強い外的衝撃によって柱状
スペーサが潰れたり、温度変化に柱状スペーサの収縮が
追随できずに、セルギャップの不均一性を招くといった
おそれがある。この場合、表示ムラなどの表示不良を発
生し、著しい表示品位の劣化を招く。
【0012】このように、黒色レジストを用いた遮光構
造では、製造歩留まりの低下を招くとともに、表示品位
の劣化を招くといったおそれがある。
【0013】そこで、この発明は、上述した問題点に鑑
みなされたものであって、その目的は、製造歩留まりが
高く、しかも表示品位の優れた液晶表示装置及びこの液
晶表示装置の製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1は、一対の基板間に液晶組成
物を挟持して構成された液晶表示装置において、前記一
対の基板のうち一方の基板は、画像を表示する表示領域
において、前記一対の基板間のセルギャップを保持する
とともに遮光性を有する柱状スペーサと、前記表示領域
の外周に沿って配置された遮光領域において、前記表示
領域に配置された前記柱状スペーサと同一材料によって
形成された遮光層と、を備え、前記柱状スペーサ及び前
記遮光層は、遮光性を有する顔料を含有するとともに、
前記顔料が前記基板からの高さ方向の一部の領域に集中
して分布していることを特徴とする。
【0015】請求項8は、一対の基板間に液晶組成物を
挟持して構成された液晶表示装置の製造方法において、
前記一対の基板のうち一方の基板の画像を表示する表示
領域に、前記一対の基板間のセルギャップを保持すると
ともに遮光性を有する柱状スペーサを形成するととも
に、前記表示領域の外周に沿って配置された遮光領域
に、前記表示領域に配置された前記柱状スペーサと同一
材料によって遮光層を形成する工程を備え、前記柱状ス
ペーサ及び前記遮光層は、遮光性を有する顔料を含有し
ており、前記顔料が前記基板からの高さ方向の一部の領
域に集中して分布させる工程を備えたことを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の液晶表示装置及
びこの液晶表示装置の製造方法の一実施の形態について
図面を参照して説明する。
【0017】この発明の液晶表示装置、例えばアクティ
ブマトリクス型液晶表示装置は、液晶表示パネル10を
備えている。
【0018】すなわち、液晶表示パネル10は、図1及
び図2に示すように、アレイ基板100と、このアレイ
基板100に対向配置された対向基板200と、アレイ
基板100と対向基板200との間に配置された液晶組
成物300とを備えている。このような液晶表示パネル
10において、画像を表示する表示領域102は、アレ
イ基板100と対向基板200とを貼り合わせる外縁シ
ール部材106によって囲まれた領域内に形成されてい
る。表示領域102の外周に沿って配置された周辺領域
104は、外縁シール部材106の外側の領域に形成さ
れ、額縁状に形成された遮光領域を有している。
【0019】表示領域102において、アレイ基板10
0は、図2に示すように、マトリクス状に配置されたm
×n個の画素電極151、これら画素電極151の行方
向に沿って形成されたm本の走査線Y1〜Ym、これら
画素電極151の列方向に沿って形成されたn本の信号
線X1〜Xn、m×n個の画素電極151に対応して走
査線Y1〜Ymおよび信号線X1〜Xnの交差位置近傍
にスイッチング素子として配置されたm×n個の薄膜ト
ランジスタすなわち画素TFT121を有している。
【0020】また、周辺領域104において、アレイ基
板100は、走査線Y1〜Ymを駆動する走査線駆動回
路18、信号線X1〜Xnを駆動する信号線駆動回路1
9などを有している。
【0021】図2に示すように、液晶容量CLは、画素
電極151、対向電極204、及びこれらの電極間に挟
持された液晶層300によって形成される。また、補助
容量Csは、液晶容量CLと電気的に並列に形成され
る。この補助容量Csは、絶縁膜を介して対向配置され
た一対の電極、すなわち、画素電極151と同電位の補
助容量電極61と、所定の電位に設定された補助容量線
52とによって形成される。
【0022】図3に示すように、液晶表示装置は、アレ
イ基板100と対向基板200との間に液晶組成物30
0を挟持した透過型の液晶表示パネル10と、この液晶
表示パネル10を背面から照明する照明手段として機能
するバックライトユニット400と、を備えている。
【0023】液晶表示パネル10のアレイ基板100
は、表示領域102において、ガラス基板などの透明な
絶縁性基板11上に、マトリクス状に配置された複数の
画素にそれぞれ対応して形成されたスイッチング素子す
なわち画素TFT121、画素TFT121を含む表示
領域102を覆って形成されるカラーフィルタ層24
(R、G、B)、カラーフィルタ層24上に画素毎に配
置された画素電極151、カラーフィルタ層24上に形
成された複数の柱状スペーサ31、および複数の画素電
極151全体を覆うように形成された配向膜13Aを備
えている。また、アレイ基板100は、周辺領域104
において、表示領域102の外周を取り囲み、透明基板
11の遮光領域41に配置された遮光層SPを備えてい
る。
【0024】カラーフィルタ層24は、例えば約3.0
μmの厚さを有し、緑色(G)、青色(B)、および赤
色(R)にそれぞれ着色され、画素毎に配置されてい
る。これらカラーフィルタ層24は、緑色、青色、およ
び赤色の各色成分の光をそれぞれ透過させる3色の着色
樹脂層によって構成されている。
【0025】画素電極151は、これらに割当てられる
カラーフィルタ層24G,24B,24R上にそれぞれ
形成されるITO(インジウム・ティン・オキサイド)
等の光透過性導電部材によって形成され、これらカラー
フィルタ層24を貫通するスルーホール26を介して画
素TFT121にそれぞれ接続されている。
【0026】各画素TFT121は、画素電極151の
行に沿って形成される走査線および画素電極151の列
に沿って形成される信号線に接続され、走査線からの駆
動電圧により導通し、信号電圧を画素電極に印加する。
【0027】図4に、より詳細な構造を示すように、ア
レイ基板100は、画素電極151の行に沿って形成さ
れた走査線Y、画素電極151の列に沿って形成された
信号線X、画素電極151に対応して走査線Yおよび信
号線Xの交差位置近傍に配置された画素TFT121を
有している。
【0028】さらに、アレイ基板100は、液晶容量C
Lと電気的に並列な補助容量CSを形成するためにゲー
ト絶縁膜62を介して対向配置された画素電極151と
同電位の補助容量電極61と、所定の電位に設定された
補助容量線52とを備えている。
【0029】信号線Xは、層間絶縁膜76を介して、走
査線Y及び補助容量線52に対して略直交するように配
置されている。補助容量線52は、走査線Yと同一の層
に同一の材料によって形成されているとともに、走査線
Yに対して略平行に形成されている。補助容量線52の
一部は、ゲート絶縁膜62を介して補助容量電極61に
対向配置されている。この補助容量電極61は、不純物
ドープされたポリシリコン膜によって形成されている。
【0030】これら信号線X、走査線Y、及び補助容量
線52等の配線部は、アルミニウムや、モリブデン−タ
ングステンなどの遮光性を有する低抵抗材料によって形
成されている。この実施の形態では、走査線Y及び補助
容量線52は、モリブデン−タングステンによって形成
され、信号線Xは、主にアルミニウムによって形成され
ている。
【0031】画素TFT121は、補助容量電極61と
同層のポリシリコン膜によって形成された半導体層11
2を有している。この半導体層112は、ガラス基板1
1上に配置されたアンダーコーティング層60上に配置
され、チャネル領域112Cの両側にそれぞれ不純物を
ドープすることによって形成されたドレイン領域112
D及びソース領域112Sを有している。この画素TF
T121は、ゲート絶縁膜62を介して半導体層112
に対向して配置された走査線Yと一体のゲート電極63
を備えている。
【0032】画素TFT121のドレイン電極88は、
信号線Xと一体に形成され、ゲート絶縁膜62及び層間
絶縁膜76を貫通するコンタクトホール77を介して半
導体層112のドレイン領域112Dに電気的に接続さ
れることによって形成されている。画素TFT121の
ソース電極89は、ゲート絶縁膜62及び層間絶縁膜7
6を貫通するコンタクトホール78を介して半導体層1
12のソース領域112Sに電気的に接続されることに
よって形成されている。
【0033】アレイ基板100の層間絶縁膜76上に
は、各画素領域ごとに、赤(R)、緑(G)、青(B)
にそれぞれ着色されたカラーフィルタ層24(R、G、
B)が設けられている。そして、カラーフィルタ層24
上には、画素電極151が設けられている。画素電極1
51は、スルーホール26を介して画素TFT121の
ソース電極89に電気的に接続されている。
【0034】補助容量電極61は、ゲート絶縁膜62及
び層間絶縁膜76を貫通するコンタクトホール79を介
して信号線Xと同一材料によって形成されたコンタクト
電極80に電気的に接続されている。画素電極151
は、カラーフィルタ層24を貫通するコンタクトホール
81を介してコンタクト電極80に電気的に接続されて
いる。これにより、画素TFT121のソース電極8
9、画素電極30、及び補助容量電極61は、同電位と
なる。
【0035】図3に示すように、遮光層SPは、表示領
域102の外周に沿って額縁状に設けられた遮光領域4
1において、光の透過を遮るために顔料を含有する有色
樹脂によって形成されている。また、柱状スペーサ31
は、遮光層SPと同一の遮光性を有する有色樹脂によっ
て形成されている。この柱状スペーサ31は、約5μm
の厚さに形成されている。
【0036】この柱状スペーサ31は、表示領域40内
においては、遮光性を有する配線部(例えば、モリブデ
ン−タングステン合金膜で形成された走査線や補助容量
線、及び、アルミニウムで形成された信号線など)に積
層された各カラーフィルタ層24(R、G、B)上に配
置されている。
【0037】配向膜13Aは、液晶組成物300に含ま
れる液晶分子をアレイ基板100に対して略垂直な方向
に配向する。
【0038】対向基板120は、ガラス基板などの透明
な絶縁性基板21上に形成された対向電極22、および
この対向電極22を覆う配向膜13Bを有している。
【0039】対向電極22は、アレイ基板110側の画
素電極151全体に対向するよう配置されるITO等の
光透過性導電部材によって形成されている。配向膜13
Bは、液晶組成物300に含まれる液晶分子を対向基板
200に対して略垂直な方向に配向する。
【0040】液晶表示パネル10におけるアレイ基板1
00の表面には、偏光板PL1が設けられているととも
に、対向基板200の表面には、偏光板PL2が設けら
れている。
【0041】このような液晶表示装置において、バック
ライトユニット400から出射された光は、液晶表示パ
ネル10をアレイ基板100の背面側から照明する。液
晶表示パネル10におけるアレイ基板100側の偏光板
PL1を通過して液晶表示パネル10の内部に入射した
光は、液晶組成物300を介して変調され、対向基板2
00側の偏光板PL2によって選択的に透過される。
【0042】上述した実施の形態においては、アレイ基
板100側の表示領域に設けられた柱状スペーサ31及
び遮光領域41に設けられた遮光層SPは、遮光性を有
する同一の材料により、同一工程で形成されている。
【0043】すなわち、これらの柱状スペーサ31及び
遮光層SPは、遮光性を有する顔料を含有した有機樹脂
によって形成されているとともに、その顔料がアレイ基
板を構成する絶縁性基板11からの高さ方向の一部の領
域に集中して分布している。この有機樹脂は、例えば赤
色、緑色、青色の顔料を含有している。
【0044】図3に示した実施の形態では、柱状スペー
サ31及び遮光層SPに含有される顔料は、図5の
(a)に示すように、その分布密度が絶縁性基板100
からの高さ方向における下層の領域で他の領域より高く
なるように形成されている。
【0045】発明者らの検討によると、顔料を含有しな
い透明レジストを用いて柱状スペーサを形成した場合、
フォトリソグラフィ工程において深部まで十分に硬化さ
れるため、顔料を含有する黒色レジストと比較して、柱
状スペーサの逆テーパ現象が発生しにくいことがわかっ
た。また、顔料を含有しない透明レジストは、顔料を含
有する黒色レジストよりも弾性率が大きく、外的刺激に
強いこともわかった。
【0046】上述した実施の形態においては、柱状スペ
ーサ31及び遮光層SPは、含有する顔料が絶縁性基板
11からの高さ方向の一部、すなわち下層の領域に偏在
することにより、遮光層SPとして機能するための充分
な遮光性を有しつつ、透明レジストの柔軟性が加味さ
れ、外的刺激に強くなることが分かった。
【0047】なお、上述した実施の形態では、柱状スペ
ーサ31及び遮光層SPに含有される顔料の分布密度
は、高さ方向における下層の領域が他の領域より高くな
るように設定したが、高さ方向における上層の領域、ま
たは、ほぼ中央部の領域での顔料の分布密度が他の領域
より高くなるように設定しても、上述した実施の形態と
同様の効果が得られる。
【0048】また、顔料の存在する領域を高さ方向で一
部の領域に集中して減らすことにより、膜厚方向での現
像速度違いによる逆テーパ現象も緩和され、加工マージ
ンが拡大し、製造歩留まりを改善することが可能とな
る。
【0049】なお、柱状スペーサ及び遮光層を形成する
有機樹脂へのスパッタリングなどによる表面エッチング
掘削技法と、2次イオン質量スペクトロメトリー(SI
MS)分析もしくは赤外吸収スペクトル(IR)分析、
質量(MS)分析を組み合わせることにより、有機樹脂
の高さ方向の顔料分布密度を分析することが可能であ
る。
【0050】次に、上述した液晶表示パネル10の製造
方法について説明する。
【0051】アレイ基板100の製造工程では、まず、
厚さ0.7mmのガラス基板11上に、CVD法によ
り、シリコン窒化膜及びシリコン酸化膜を続けて成膜
し、2層構造のアンダーコーティング層60を形成す
る。
【0052】続いて、アンダーコーティング層60上
に、CVD法などにより、アモルファスシリコン膜を成
膜する。そして、このアモルファスシリコン膜にエキシ
マレーザビームを照射してアニーリングすることによ
り、多結晶化する。その後に、多結晶化されたシリコン
膜すなわちポリシリコン膜112をフォトリソグラフィ
工程によりパターニングして、TFT121の半導体層
を形成するとともに、補助容量電極61を形成する。
【0053】続いて、CVD法により、全面にシリコン
酸化膜を成膜して、ゲート絶縁膜62を形成する。続い
て、スパッタリグ法により、ゲート絶縁膜62上の全面
にタンタル(Ta)、クロム(Cr)、アルミニウム
(Al)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、
銅(Cu)などの単体、または、これらの積層膜、ある
いは、これらの合金膜(この実施の形態では、Mo−W
合金膜)を成膜し、フォトリソグラフィ工程により所定
の形状にパターニングする。これにより、走査線Y、補
助容量線52、及び、走査線Yと一体のゲート電極63
などの各種配線を形成する。
【0054】続いて、ゲート電極63をマスクとして、
イオン注入法やイオンドーピング法によりポリシリコン
膜112に不純物を注入する。これにより、TFT12
1のドレイン領域112D及びソース領域112Sを形
成する。そして、基板全体をアニールすることにより不
純物を活性化する。
【0055】続いて、CVD法により、全面に酸化シリ
コン膜を成膜し、層間絶縁膜76を形成する。
【0056】続いて、フォトリソグラフィ工程により、
ゲート絶縁膜62及び層間絶縁膜76を貫通してTFT
121のドレイン領域112Dに至るコンタクトホール
77及びソース領域112Sに至るコンタクトホール7
8と、補助容量電極61に至るコンタクトホール79
と、を形成する。
【0057】続いて、スパッタリング法により、層間絶
縁膜76上の全面に、Ta,Cr,Al,Mo,W,C
uなどの単体、または、これらの積層膜、あるいは、こ
れらの合金膜(この実施の形態では、Mo−Alの積層
膜)を成膜し、フォトリソグラフィ工程により所定の形
状にパターニングする。これにより、信号線Xを形成す
るとともに、信号線Xと一体にTFT121のドレイン
電極88を形成する。また、同時に、TFT121のソ
ース電極89、及び、補助容量電極61にコンタクトす
るコンタクト電極80を形成する。
【0058】続いて、スピンナーにより、赤色の顔料を
分散させた紫外線硬化性アクリル樹脂レジストを基板全
面に塗布する。そして、このレジスト膜を、赤色画素に
対応した部分に光が照射されるようなフォトマスクを介
して365nmの波長で100mJ/cmの露光量で
露光する。そして、このレジスト膜をKOHの1%水溶
液で20秒間現像し、さらに水洗した後、焼成する。こ
れにより、ストライプ状の膜厚約3μmの赤色のカラー
フィルタ層24Rを形成する。
【0059】続いて、同様の工程を繰り返すことによ
り、緑色の顔料を分散させた紫外線硬化性アクリル樹脂
レジストからなるストライプ状の膜厚約3μmの緑色の
カラーフィルタ層24G、青色の顔料を分散させた紫外
線硬化性アクリル樹脂レジストからなるストライプ状の
膜厚約3μmの青色のカラーフィルタ層24Bを形成す
る。
【0060】これらのカラーフィルタ層24の形成工程
では、スイッチング素子121と画素電極151とをコ
ンタクトするスルーホール26も同時に形成する。ま
た、画素電極151とコンタクト電極80とをコンタク
トするコンタクトホール81も同時に形成する。
【0061】続いて、スピンナーにより、赤、緑、青の
顔料を含有した黒色の紫外線硬化性アクリル樹脂レジス
トを基板全面に約5μmの膜厚で塗布した後、溶媒過飽
和環境下でそのまま約1時間静置した後に乾燥する。そ
して、このレジスト膜を、表示領域102内における柱
状スペーサ及び遮光領域41における遮光層に対応した
部分に光が照射されるようなフォトマスクを介して36
5nmの波長で100mJ/cmの露光量で露光す
る。そして、このレジスト膜をKOHの1%水溶液で2
0秒間現像し、さらに水洗した後、焼成する。これによ
り、柱状スペーサ31及び遮光層SPを形成する。
【0062】続いて、スパッタリング法により、カラー
フィルタ層24上にITOを成膜し、フォトリソグラフ
ィ工程により所定の画素パターンにパターニングするこ
とにより、スイッチング素子121にコンタクトした画
素電極151を形成する。
【0063】続いて、基板全面に、ポリイミドなどの配
向膜材料を塗布し、焼成することにより配向膜13Aを
形成する。
【0064】これにより、アレイ基板100が製造され
る。
【0065】一方、対向基板200の製造工程では、ま
ず、厚さ0.7mmのガラス基板21上に、スパッタリ
ング法により、ITOを成膜し、パターニングすること
によって対向電極22を形成する。そして、対向電極2
2を覆って透明基板21の全面にポリイミドなどの配向
膜材料を塗布し、焼成することにより、配向膜13Bを
形成する。
【0066】これにより、対向基板200が製造され
る。
【0067】液晶表示パネル10の製造工程では、外縁
シール部材106を液晶注入口32を残して液晶収容空
間を囲むようアレイ基板100の外縁に沿って印刷塗布
し、さらに、アレイ基板100から対向電極200に電
圧を印加するための電極転移材を外縁シール部材106
の周辺の電極転移電極上に形成する。続いて、アレイ基
板100の配向膜13Aと対向基板200の配向膜13
Bとが互いに対向するようにアレイ基板100と対向基
板200とを配置し、加熱して外縁シール部材106を
硬化させて両基板を貼り合わせる。外縁シール部材10
6は、例えば熱硬化型エポキシ系接着剤である。
【0068】続いて、負の誘電異方性を有する液晶組成
物300を液晶注入口32から注入し、さらに液晶注入
口32を熱硬化型エポキシ系接着剤である注入口シール
部材33により封止する。
【0069】以上のような製造方法によって液晶表示パ
ネルが製造される。
【0070】このようにして製造したアレイ基板100
における柱状スペーサ31及び遮光層SPは、図5の
(a)に示すように、顔料が上層にほとんど存在せず、
下層にのみ集中して分布している。また、これらの柱状
スペーサ31及び遮光層SPには、基板上の全域にわた
り所定の形状に形成され、逆テーパ現象は発生しなかっ
た。そして、Ar(アルゴン)スパッタリングによる表
面エッチング掘削技法とSIMS分析の結果、基板表面
から高さ方向に沿って全膜厚の約50%までの部分に顔
料が存在し、それ以上の上層には顔料が存在していなか
った。
【0071】このようにして製造したカラー液晶表示装
置では、そのセルギャップが5.1±0.2μmと非常
に均一性が高く、高コントラスト比で優れた表示品位が
得られた。また、低温衝撃試験でもセルギャップの不均
一化の発生は皆無であり、表示ムラなどの表示不良は発
生しなかった。
【0072】なお、この発明は、上述した実施の形態に
限定されるものではなく、種々変更が可能である。以下
に、この発明の他の実施の形態について説明する。
【0073】例えば、表示領域102における柱状スペ
ーサ31及び遮光領域41における遮光層SPは、図5
の(b)に示すように、含有する顔料の分布密度が絶縁
性基板からの高さ方向におけるほぼ中央の領域で他の領
域より高くなるように設定しても良い。
【0074】すなわち、このような構造の柱状スペーサ
31及び遮光層SPは、以下のようにして形成される。
【0075】まず、スピンナーにより、感光性アクリル
透明樹脂を塗布して、乾燥する。そして、このレジスト
膜を、表示領域内における柱状スペーサ及び遮光領域に
おける遮光層に対応した部分に光が照射されるようなフ
ォトマスクを介して露光する。そして、このレジスト膜
を現像し、さらに水洗した後、焼成する。これにより、
柱状スペーサ31及び遮光層SPの第1層31−1、S
P−1を形成する。この第1層31−1、SP−1の膜
厚は、例えば2μmである。
【0076】続いて、スピンナーにより、赤、緑、青の
顔料を含有した黒色の紫外線硬化性アクリル樹脂レジス
トを塗布した後、溶媒過飽和環境下でそのまま約1時間
静置した後に乾燥する。そして、このレジスト膜を、表
示領域102内における柱状スペーサ及び遮光領域41
における遮光層に対応した部分に光が照射されるような
フォトマスクを介して露光する。そして、このレジスト
膜を現像し、さらに水洗した後、焼成する。これによ
り、第1層31−1、SP−1に積層して柱状スペーサ
31及び遮光層SPの第2層31−2、SP−2を形成
する。この第2層31−2、SP−2の膜厚は、例えば
3.3μmである。
【0077】これらの工程により、5.3μmの高さを
有するとともに、下層に透明レジスト層(第1層)、ほ
ぼ中央部に顔料が集中して分布する黒色レジスト層(第
2層の下層)、及び上層に透明レジスト層(第2層の上
層)の3層構造からなる柱状スペーサ31及び遮光層S
Pが形成される。
【0078】こうして形成したカラー表示型アクティブ
マトリクス液晶表示装置は、セルギャップが5.1±
0.2μmと非常に均一性が高く、高コントラスト比で
優れた表示品位が得られた。また、低温衝撃試験でもギ
ャップ不良の発生は皆無であり、表示ムラなどの表示不
良は発生しなかった。
【0079】なお、上述した3層構造は、透明レジスト
層を形成する工程、黒色レジスト層を形成する工程、及
び透明レジスト層を形成する工程の3回のフォトリソグ
ラフィ工程で形成しても良い。
【0080】また、他の実施の形態として、表示領域1
02における柱状スペーサ31及び遮光領域41におけ
る遮光層SPは、図5の(c)に示すように、含有する
顔料の分布密度が絶縁性基板からの高さ方向における上
層の領域で他の領域より高くなるように設定しても良
い。
【0081】すなわち、このような構造の柱状スペーサ
31及び遮光層SPは、以下のようにして形成される。
【0082】まず、スピンナーにより、感光性アクリル
透明樹脂を塗布して、乾燥する。そして、このレジスト
膜を、表示領域内における柱状スペーサ及び遮光領域に
おける遮光層に対応した部分に光が照射されるようなフ
ォトマスクを介して露光する。そして、このレジスト膜
を現像し、さらに水洗した後、焼成する。これにより、
柱状スペーサ31及び遮光層SPの第1層31−1、S
P−1を形成する。この第1層31−1、SP−1の膜
厚は、例えば2μmである。
【0083】続いて、スピンナーにより、赤、緑、青の
顔料を含有した黒色の紫外線硬化性アクリル樹脂レジス
トを塗布した後に乾燥する。そして、このレジスト膜
を、表示領域102内における柱状スペーサ及び遮光領
域41における遮光層に対応した部分に光が照射される
ようなフォトマスクを介して露光する。そして、このレ
ジスト膜を現像し、さらに水洗した後、焼成する。これ
により、第1層31−1、SP−1に積層して柱状スペ
ーサ31及び遮光層SPの第2層31−2、SP−2を
形成する。この第2層31−2、SP−2の膜厚は、例
えば3.3μmである。
【0084】これらの工程により、5.3μmの高さを
有するとともに、下層に透明レジスト層(第1層)、及
び上層に黒色レジスト層(第2層)の2層構造からなる
柱状スペーサ31及び遮光層SPが形成される。
【0085】こうして形成したカラー表示型アクティブ
マトリクス液晶表示装置は、セルギャップが5.1±
0.2μmと非常に均一性が高く、高コントラスト比で
優れた表示品位が得られた。また、低温衝撃試験でもギ
ャップ不良の発生は皆無であり、表示ムラなどの表示不
良は発生しなかった。
【0086】上述した各実施の形態では、カラーフィル
タ層24(R、G、B)、柱状スペーサ31、及び遮光
層SPがアレイ基板100側に設けられた場合について
説明したが、これらが対向基板200側に設けられてい
ても良い。
【0087】すなわち、この実施の形態に係る液晶表示
装置は、図6に示すように、アレイ基板100と対向基
板200との間に液晶組成物300を挟持した透過型の
液晶表示パネル10と、この液晶表示パネル10を背面
から照明する照明手段として機能するバックライトユニ
ット400と、を備えている。
【0088】液晶表示パネル10のアレイ基板100
は、表示領域102において、ガラス基板などの透明な
絶縁性基板11上に、マトリクス状に配置された複数の
画素にそれぞれ対応して形成されたスイッチング素子す
なわち画素TFT121、画素TFT121を含む表示
領域102を覆って形成される絶縁層25、絶縁層25
上に画素毎に配置された画素電極151、および複数の
画素電極151全体を覆うように形成された配向膜13
Aを備えている。
【0089】画素電極151は、画素毎に絶縁層25上
にそれぞれ形成されるITO(インジウム・ティン・オ
キサイド)等の光透過性導電部材によって形成され、こ
の絶縁層25を貫通するスルーホール26を介して画素
TFT121にそれぞれ接続されている。
【0090】対向基板120は、ガラス基板などの透明
な絶縁性基板21上の表示領域102内において画素毎
に割り当てられて形成されたカラーフィルタ層24
(R、G、B)を備えている。また、対向基板120
は、カラーフィルタ層24(R、G、B)上に形成され
たすべての画素に共通の対向電極22、対向電極22上
に形成された複数の柱状スペーサ31、およびこの対向
電極22及び柱状スペーサ31を覆う配向膜13Bを有
している。さらに、対向基板200は、周辺領域104
において、表示領域102の外周を取り囲み、絶縁性基
板21の遮光領域41に配置された遮光層SPを備えて
いる。
【0091】カラーフィルタ層24は、例えば約3.0
μmの厚さを有し、緑色(G)、青色(B)、および赤
色(R)にそれぞれ着色され、画素毎に配置されてい
る。これらカラーフィルタ層24(R、G、B)は、緑
色、青色、および赤色の各色成分の光をそれぞれ透過さ
せる3色の着色樹脂層によって構成されている。
【0092】対向電極22は、アレイ基板110側の画
素電極151全体に対向するよう配置されるITO等の
光透過性導電部材によって形成されている。柱状スペー
サ31は、遮光層SPと同一の材料によって同一工程で
形成されている。これら柱状スペーサ31及び遮光層S
Pは、上述した実施の形態と同様に、図5の(a)乃至
(c)のいずれかの構造を有している。
【0093】液晶表示パネル10におけるアレイ基板1
00の表面には、偏光板PL1が設けられているととも
に、対向基板200の表面には、偏光板PL2が設けら
れている。
【0094】こうして形成したカラー表示型アクティブ
マトリクス液晶表示装置は、セルギャップが5.1±
0.2μmと非常に均一性が高く、高コントラスト比で
優れた表示品位が得られた。
【0095】(比較例1)図3に示した実施の形態の液
晶表示装置において、遮光層SP及び柱状スペーサ31
を、含有する顔料を均一に分布させた黒色レジスト層で
形成した。すなわち、これら遮光層及び柱状スペーサ
は、従来の通り、感光性レジストを塗布した後にすぐに
乾燥し、フォトリソグラフィ工程によってパターニング
し、硬化することにより作製した。遮光層及び柱状スペ
ーサの膜厚は、5.3μmであった。
【0096】Arスパッタリングによる表面エッチング
掘削技法とSIMS分析との結果、遮光層及び柱状スペ
ーサにおいて、含有される各色の顔料ともに分布密度は
膜厚方向で一定であった。
【0097】こうして形成したカラー表示型アクティブ
マトリクス液晶表示装置を図3に示した実施の形態と同
様に評価したところ、セルギャップが5.1±0.6μ
mと均一性が低くかった。また、低温衝撃試験でギャッ
プ不良が0.1%の割合で発生した。
【0098】以上説明したように、この発明の液晶表示
装置及びこの液晶表示装置の製造方法によれば、表示領
域に配置される柱状スペーサ及び表示領域周辺の遮光領
域に配置される遮光層を同一材料により同一工程で形成
する。これら柱状スペーサ及び遮光層は、顔料を含有す
る感光性黒色レジストによって形成される。この感光性
黒色レジストにおいて、含有される顔料を基板からの高
さ方向において局在化させる、すなわち一部の領域に集
中して分布させることにより、遮光層に必要な充分な遮
光性を維持しつつ、弾性率が比較的高い透明レジスト層
の特性を付加することができる。
【0099】この結果、柱状スペーサは、逆テーパ状に
形成されることがなく、その形状を均一化することがで
きる。このため、後工程におけるラビング処理などにお
いて、柱状スペーサの一部が欠落することがなく、セル
ギャップの均一性を向上することが可能となる。このた
め、表示ムラなどの表示不良の発生を抑制することがで
きるとともに、製造歩留まりを改善することが可能とな
る。
【0100】また、柱状スペーサ及び遮光層は、透明レ
ジスト層の特性としての高い弾性率を有しているため、
低温衝撃時の真空泡の発生がなく、局部加圧耐性にも優
れ、表示性能を向上することが可能となる。この結果と
して、安価な液晶表示装置を提供することが可能とな
る。
【0101】なお、上述した各実施の形態においては、
遮光層及び柱状スペーサの上層、及び中央部に顔料を偏
在させる手法として、透明レジスト層と黒色レジスト層
を積層する方法を用いたが、レジストの溶媒を選択する
ことによって1層の黒色レジスト層で顔料を偏在させる
ことも可能である。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、安価で製造歩留まりが高く、しかも表示品位の優れ
た液晶表示装置及びこの液晶表示装置の製造方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の液晶表示装置に適用される
液晶表示パネルの構造を概略的に示す図である。
【図2】図2は、図1に示した液晶表示パネルの構成を
概略的に示す回路ブロック図である。
【図3】図3は、この発明の実施の形態に係る液晶表示
装置の構造を概略的に示す断面図である。
【図4】図4は、図3に示した液晶表示装置を構成する
アレイ基板の構造を概略的に示す断面図である。
【図5】図5の(a)乃至(c)は、この実施の形態に
係る液晶表示装置における柱状スペーサ及び遮光層の構
造を概略的に示す図である。
【図6】図6は、この発明の他の実施の形態に係る液晶
表示装置の構造を概略的に示す断面図である。
【符号の説明】
10…液晶表示パネル 24(R、G、B)…カラーフィルタ層 31…柱状スペーサ 41…遮光領域 100…アレイ基板 102…表示領域 104…周辺領域 106…外縁シール部材 121…スイッチング素子 151…画素電極 200…対向基板 204…対向電極 300…液晶組成物 SP…遮光層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 LA09 LA14 LA16 LA20 LA41 MA05X MA05Y NA14 NA17 NA37 PA02 PA18 QA03 QA12 TA09 TA13 2H091 FA34Y FB02 FC10 FC23 FC26 GA08 2H092 JA24 JB51 MA10 MA13 NA30 PA01 PA03 PA04 PA08 PA09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の基板間に液晶組成物を挟持して構成
    された液晶表示装置において、 前記一対の基板のうち一方の基板は、 画像を表示する表示領域において、前記一対の基板間の
    セルギャップを保持するとともに遮光性を有する柱状ス
    ペーサと、 前記表示領域の外周に沿って配置された遮光領域におい
    て、前記表示領域に配置された前記柱状スペーサと同一
    材料によって形成された遮光層と、を備え、 前記柱状スペーサ及び前記遮光層は、遮光性を有する顔
    料を含有するとともに、前記顔料が前記基板からの高さ
    方向の一部の領域に集中して分布していることを特徴と
    する液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記柱状スペーサ及び前記遮光層は、赤
    色、緑色、青色の顔料を含有する有機樹脂であることを
    特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】前記一方の基板は、行方向に配列された走
    査線と、列方向に配列された信号線と、前記走査線と前
    記信号線との交差部近傍に配置されたスイッチング素子
    と、前記スイッチング素子に接続されマトリクス状に形
    成された画素電極と、を備えたことを特徴とする請求項
    1に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記一方の基板は、すべての画素に共通の
    対向電極を備えたことを特徴とする請求項1に記載の液
    晶表示装置。
  5. 【請求項5】前記柱状スペーサ及び前記遮光層に含有さ
    れる顔料の分布密度は、前記基板からの高さ方向におけ
    る下層の領域が他の領域より高いことを特徴とする請求
    項1に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】前記柱状スペーサ及び前記遮光層に含有さ
    れる顔料の分布密度は、前記基板からの高さ方向におけ
    る上層の領域が他の領域より高いことを特徴とする請求
    項1に記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】前記柱状スペーサ及び前記遮光層に含有さ
    れる顔料の分布密度は、前記基板からの高さ方向におけ
    るほぼ中央の領域が他の領域より高いことを特徴とする
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】一対の基板間に液晶組成物を挟持して構成
    された液晶表示装置の製造方法において、 前記一対の基板のうち一方の基板の画像を表示する表示
    領域に、前記一対の基板間のセルギャップを保持すると
    ともに遮光性を有する柱状スペーサを形成するととも
    に、前記表示領域の外周に沿って配置された遮光領域
    に、前記表示領域に配置された前記柱状スペーサと同一
    材料によって遮光層を形成する工程を備え、 前記柱状スペーサ及び前記遮光層は、遮光性を有する顔
    料を含有しており、前記顔料が前記基板からの高さ方向
    の一部の領域に集中して分布させる工程を備えたことを
    特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  9. 【請求項9】前記柱状スペーサ及び前記遮光層は、顔料
    を含有する有機樹脂によって形成され、 これらを形成する工程は、前記有機樹脂を前記一方の基
    板上に塗布した後、前記顔料が一部の領域に集中するよ
    うに所定時間静置する工程を含むことを特徴とする請求
    項8に記載の液晶表示装置の製造方法。
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