JP2003029234A - 光スイッチ装置、それを適用した光受信装置および光スイッチ網 - Google Patents

光スイッチ装置、それを適用した光受信装置および光スイッチ網

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JP2003029234A JP2001216878A JP2001216878A JP2003029234A JP 2003029234 A JP2003029234 A JP 2003029234A JP 2001216878 A JP2001216878 A JP 2001216878A JP 2001216878 A JP2001216878 A JP 2001216878A JP 2003029234 A JP2003029234 A JP 2003029234A
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gates
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Kazuhiko Hayashi
一彦 林
Akinobu Sato
明伸 佐藤
Hirotaka Norihashi
宏高 法橋
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    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光スイッチにおける減衰を低減することが可
能なる液晶スイッチの素子構造、その液晶スイッチ装置
を用いた光受信装置および光スイッチ網を実現すること 【解決手段】 液晶に印加する電圧で光のオンオフを切
り替える複数の光スイッチと、各光スイッチの両側に設
置された光ファイバと、複数の光スイッチのうちどのス
イッチに電圧を印加するかを切り替える電圧印加スイッ
チング素子と、該電圧印加スイッチング素子に電圧を印
加するための縦横に配置された複数のスイッチング配線
および電圧印加配線と、これら配線に電圧を印加するか
否かを切り替えるドライバを含み、電圧を印加する任意
のこれら配線の組み合わせを選択することにより任意の
位置の光スイッチをオンオフすることのできる光スイッ
チ装置において、該スイッチ素子が形成されている基板
もしくは液晶封入基板に、光ファイバを装着できる凹部
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信網や並列コン
ピュータの相互結合網等に用いられる光受信装置および
光スイッチ網に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶を用いた光スイッチについては、例
えば、文献1:特開平5−273603に記述がある。
この光スイッチ装置では、N行M列の液晶パネルの一方
の面側に第1の導波路ユニットを設け、他方の面側に第
2の導波路ユニットを設ける。第1の導波路ユニット
は、1入力M出力の分岐用導波路aをN本有しかつ各分
岐用導波路のM個の出力端がパネルの列方向の光シャッ
タと重複なく対向するよう各分岐用導波路を配置したも
のとしてある。また、第2の導波路ユニットは、N入力
1出力の集光用導波路をM本有しかつこれら各集光用導
波路のN個の入力端がパネルの行方向の光シャッタと重
複なく対向するよう各集光用導波路を配置したものとし
てある。この構造によると、クロストークを従来より低
減でき、実装が従来より容易でかつ波長多重された光信
号を従来より扱い易い光スイッチ装置を提供することが
できることが述べられている。
【0003】一方、液晶による光のオン・オフを利用し
た画像表示装置については、例えばシーエムシー社、反
射型カラー液晶総合技術、52ページに記載されてい
る。
【0004】光スイッチを用いて光信号を切り換える光
スイッチ網は、従来の電気のネットワークでは実現不可
能な大容量のネットワークを実現する手段として期待さ
れている。現在までにニオブ酸リチウム等の結晶の電気
光学効果、音響光学効果などを利用した光スイッチや、
半導体光増幅器をゲートとして用いた光スイッチ等が考
案されており、これらを使った光スイッチ網に関しても
様々な構成のものが提案されている(例えば、文献2:
特開2000−197078)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ニオブ酸リチウム等の
結晶の電気光学効果、音響光学効果などを利用した光ス
イッチや、半導体光増幅器をゲートとして用いた光スイ
ッチ等を用いて光スイッチ網を構成した場合は、光スイ
ッチ網に含まれるスイッチの数が多くなると、光スイッ
チだけで膨大な体積を占めるようになる。例えば、1c
m角のスイッチで1000×1000のスイッチマトリ
ックスを実現するためには、仮に平面的に並べたとする
と10m×10mの広さが必要になる。これにともない
光スイッチ装置およびそれを含む光受信装置および光ス
イッチ網も膨大な大きさになる。
【0006】この問題を解決するには、液晶を用いてス
イッチマトリクスを構成することである。液晶を用いる
ことにより、単位スイッチ面積を最小で数十μmにする
ことができ、集積化も容易であることからスイッチマト
リックスの大きさを大幅に縮小させることができる。こ
れに対応して、光受信装置や光スイッチ網の大きさも縮
小することができる。
【0007】光スイッチ装置に液晶を用いることができ
ることを提示した前例があるのは、従来例に記載した通
りである。しかしながら、文献1に開示されている光ス
イッチ装置には、マトリクス状に配置された液晶からな
るスイッチを用いて、光路を切り替えるアイディアは開
示されているが、液晶のオン・オフを切り替えることを
可能にする具体的な構造については示されていない。
【0008】一方、上述のシーエムシー社、反射型カラ
ー液晶総合技術、52ページには、液晶を用いた画像表
示装置において、液晶のオン・オフを切り替えることを
可能にする素子構造が示されている。しかし、光ファイ
バを液晶光シャッター部に装着する手法については言及
された例がない。
【0009】ところが、液晶を用いた光スイッチにおい
ては、光ファイバを液晶シャッターに装着する部分が、
全体の性能を左右する重要な技術ポイントとなる。なぜ
なら、入力側および出力側の1対の光ファイバに注目し
た場合に、それぞれの端部の位置関係が性能を大きく左
右するからである。
【0010】第一に、それぞれの光ファイバの端面(端
面が湾曲している場合には端面の接面)が互いに平行で
あることが重要である。なぜなら端面が平行でないと、
出射側の光ファイバから出た光が入射側の光ファイバに
きちんと入射されなかったり、たとえ入射されたとして
も、入射側の光ファイバ内をきちんと伝播されないた
め、光の大きな減衰が生じてしまうからである。
【0011】第二に、それぞれの光ファイバの光軸がき
ちんと合っていることが重要である。光軸があっていな
いと、出射側の光ファイバから出た光が入射側の光ファ
イバにきちんと入射されないからである。
【0012】第三に、光ファイバの端部同士ができるだ
け接近していることが重要である。なぜなら、光ファイ
バから出射された光は拡散するので、出射端と入射端と
が離れていると出射された光の一部しか入射されなくな
り、減衰が顕著になるためである。
【0013】従来の液晶表示装置に入力側および出力側
の光ファイバを装着することを考えた場合に、上記第一
および第二のポイントを解決することが困難であるのに
加えて、第三のポイントを解決するのが致命的に困難で
あった。なぜなら、通常の液晶表示装置は液晶駆動回路
を形成するための基板に加えて、液晶を封入するための
基板を内蔵しているために、入力側および出力側の光フ
ァイバの間に液晶表示装置を装着した場合に、両者端部
の間隔を狭めることが困難であるためである。
【0014】本発明の目的は、上記の問題点を解決した
結果として、任意の液晶スイッチを切り替えることので
き、かつ液晶光スイッチをオンにした場合に出射側の光
ファイバから出射される光を効率良く入射側の光ファイ
バに入射させることが可能であり、従って光スイッチに
おける減衰を低減することが可能なる液晶スイッチの素
子構造、液晶スイッチ装置の構成、およびその液晶スイ
ッチ装置を用いた光受信装置および光スイッチ網を提示
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】液晶に印加する電圧で光
のオンオフを切り替える複数の光スイッチと、各光スイ
ッチの両側に設置された光ファイバと、複数の光スイッ
チのうちどのスイッチに電圧を印加するかを切り替える
電圧印加スイッチング素子と、該電圧印加スイッチング
素子に電圧を印加するための縦横に配置された複数のス
イッチング配線および電圧印加配線と、該スイッチング
配線および電圧印加配線に電圧を印加するか否かを切り
替えるドライバを含み、電圧を印加する任意のスイッチ
ング配線と電圧印加配線の組み合わせを選択することに
より、任意の位置の光スイッチをオンまたはオフする光
スイッチ装置において、該スイッチ素子が形成されてい
る基板に光ファイバを装着する凹部が形成されている光
スイッチ装置を形成する(請求項1)。
【0016】液晶に印加する電圧で光のオンオフを切り
替える複数の光スイッチと、各光スイッチの両側に設置
された光ファイバと、複数の光スイッチのうちどのスイ
ッチに電圧を印加するかを切り替える電圧印加スイッチ
ング素子と、該電圧印加スイッチング素子に電圧を印加
するための縦横に配置された複数のスイッチング配線お
よび電圧印加配線と、該スイッチング配線および電圧印
加配線に電圧を印加するか否かを切り替えるドライバを
含み、電圧を印加する任意のスイッチング配線と電圧印
加配線の組み合わせを選択することにより、任意の位置
の光スイッチをオンまたはオフする光スイッチ装置にお
いて、該光スイッチが該スイッチング素子が形成されて
いる基板上に形成された第1電極と、該第1電極上に形
成された液晶層と、該液晶層上に形成された第2電極
と、該第2電極上に形成された板とを有し、該板に光フ
ァイバを装着する凹部が形成されている光スイッチ装置
を形成する(請求項2)。
【0017】スイッチング素子が少なくとも1個のトラ
ンジスタを含む素子からなる(請求項3)。
【0018】透明基板上に、少なくとも1個の電界効果
トランジスタからなるスイッチング素子が形成されてお
り、電界効果トランジスタのソース部またはドレイン部
に透明電極が接続されており、その透明電極と対向透明
電極との間に液晶を含み、その透明電極と対向透明電極
との間に印加される電圧のオンオフにより光のオンオフ
を切り替える光スイッチを含む(請求項4)。
【0019】第1〜第S(S≧2)の光ゲートからなる
空間選択用の光ゲートアレイと、この空間選択用の光ゲ
ートアレイのK0個(K0=S)の光ゲートにそれぞれ
接続されたK0個の入力ポートから入力される光信号の
各々を波長に応じてK1(K1≧2)個の出力ポートの
何れかから出力する第1段目の光波長ルータと、この第
1段目の光波長ルータのK1個の出力ポートにそれぞれ
接続されたK1個の光ゲートからなる第1段目の波長選
択用の光ゲートアレイと,この第1段目の波長選択用の
光ゲートアレイのK1個の光ゲートにそれぞれ接続され
たK1個の入力ポートから入力される光信号の各々を波
長に応じてK2(K2≧2)個の出力ポートの何れかか
ら出力する第2段目の光波長ルータと、この第2段目の
光波長ルータのK2個の出力ポートにそれぞれ接続され
たK2個の光ゲートからなる第2段目の波長選択用の光
ゲートアレイとを少なくとも備えた波長選択部と、この
波長選択部の最終段R(R≧2)の波長選択用の光ゲー
トアレイを構成するKR個の光ゲートにそれぞれ接続さ
れたKR個の入力ポートから入力された光信号を合波し
て出力する光合波器と、この光合波器から出力された光
信号を受信する光受信器とを備えたことを特徴とする光
受信装置において、第1段目のゲートアレイと第2段目
のゲートアレイとがスイッチ装置を含む光受信装置を構
成する(請求項5)。
【0020】各々異なる波長の光信号を送信する第1〜
W(W≧2)の光送信器からなる第1〜第S(S≧2)
の光送信器群と、この第1〜第Sの光送信器群から送信
されたW個の光信号を入力としこれらW個の光信号を合
波した波長多重光信号を分波してWS(WS=W×S)
個の出力ポートから出力する第1〜第Sの光合分波器
と、その第1〜第Sの光ゲートが前記第1〜第Sの光合
分波器の相異なる出力ポートに接続されたWS個の上記
光受信装置とを備えた光スイッチ網を構成する(請求項
6)。
【0021】第1〜第S(S≧2)の光ゲートからなる
空間選択用の光ゲートアレイと、この空間選択用の光ゲ
ートアレイのK0個(K0=S)の光ゲートにそれぞれ
接続されたK0個の入力ポートから入力される光信号の
各々を波長に応じてK1(K1≧2)個の出力ポートの
何れかから出力する第1段目の光波長ルータと、この第
1段目の光波長ルータのK1個の出力ポートにそれぞれ
接続されたK1個の光ゲートからなる第1段目の波長選
択用の光ゲートアレイと、この第1段目の波長選択用の
光ゲートアレイのK1個の光ゲートにそれぞれ接続され
たK1個の入力ポートから入力される光信号の各々を波
長に応じてK2(K2≧2)個の出力ポートの何れかか
ら出力する第2段目の光波長ルータと、この第2段目の
光波長ルータのK2個の出力ポートにそれぞれ接続され
たK2個の光ゲートからなる第2段目の波長選択用の光
ゲートアレイとを少なくとも備えた波長選択部と、この
波長選択部の最終段R(R≧2)の波長選択用の光ゲー
トアレイを構成するKR個の光ゲートにそれぞれ接続さ
れたKR個の入力ポートから入力された光信号を波長に
応じてV(V≧2)個の出力ポートの何れかから出力す
る第R+1段目の光波長ルータと、この第R+1段目の
光波長ルータのV個の出力ポートから出力された光信号
をそれぞれ受信するV個の光受信器とを備えたことを特
徴とする光受信装置において、上記第1段目のゲートア
レイと上記第2段目のゲートアレイとが上記スイッチ装
置を含む光受信装置を構成する(請求項7)。
【0022】V(≧2)個の波長を一群とし各々異なる
波長群の光信号を送信する第1〜W(W≧2)の光送信
器アレイからなる第1〜第S(S≧2)の光送信器アレ
イ群と、この第1〜第Sの光送信器アレイ群から送信さ
れたW個の光信号を入力としこれらW個の光信号を合波
した波長多重光信号を分波してWS(WS=W×S)個
の出力ポートから出力する第1〜第Sの光合分波器と、
その第1〜第Sの光ゲートが前記第1〜第Sの光合分波
器の相異なる出力ポートに接続されたWS個の上記光受
信装置とを備える光スイッチ網を構成する(請求項
8)。
【0023】M個(M≧2)の経路を同時にオン/オフ
可能な1経路としてN(≧2)経路有し、このN経路の
オン/オフを選択的に切り替えることのできるアレイ光
セレクタと、このアレイ光セレクタのM個の出力ポート
にそれぞれ接続されたM個の光ゲートからなる第1段目
の光ゲートアレイと、この第1段目の光ゲートアレイを
構成するM個の光ゲートにそれぞれ接続されたM個の入
力ポートから入力された光信号の各々を波長に応じてW
(W≧2)個の出力ポートの何れかから出力する光波長
ルータと、この光波長ルータの出力ポートに各々接続さ
れたW個の光ゲートからなる第2段目の光ゲートアレイ
と、この第2段目の光ゲートアレイを構成するW個の光
ゲートから出力された光信号を合波して出力する光合波
器と、この光合波器から出力された光信号を受信する光
受信器とを有する光受信装置において、第1段目のゲー
トアレイと第2段目のゲートアレイとが上記スイッチ装
置を含む光受信装置を構成する(請求項9)。
【0024】上記光受信装置において、M=Wとする
(請求項10)。
【0025】M個(M≧2)の経路を同時にオン/オフ
可能な1経路としてN(≧2)経路有し、このN経路の
オン/オフを選択的に切り替えることのできるアレイ光
セレクタと、このアレイ光セレクタのM個の出力ポート
にそれぞれ接続されたM個の光ゲートからなる空間選択
用の光ゲートアレイと、この空間選択用の光ゲートアレ
イのK0個(K0=M)の光ゲートにそれぞれ接続され
たK0個の入力ポートから入力される光信号の各々を波
長に応じてK1(K1≧2)個の出力ポートの何れかか
ら出力する第1段目の光波長ルータと、この第1段目の
光波長ルータのK1個の出力ポートにそれぞれ接続され
たK1個の光ゲートからなる第1段目の波長選択用の光
ゲートアレイと、この第1段目の波長選択用の光ゲート
アレイのK1個の光ゲートにそれぞれ接続されたK1個
の入力ポートから入力される光信号の各々を波長に応じ
てK2(K2≧2)個の出力ポートの何れかから出力す
る第2段目の光波長ルータと、この第2段目の光波長ル
ータのK2個の出力ポートにそれぞれ接続されたK2個
の光ゲートからなる第2段目の波長選択用の光ゲートア
レイとを少なくとも備えた波長選択部と、この波長選択
部の最終段R(R≧2)の波長選択用の光ゲートアレイ
を構成するKR個の光ゲートにそれぞれ接続されたKR
個の入力ポートから入力された光信号を合波して出力す
る光合波器と、この光合波器から出力された光信号を受
信する光受信器とを有する光受信装置において、第1段
目のゲートアレイと第2段目のゲートアレイとが上記ス
イッチ装置を含む光受信装置を構成する(請求項1
1)。
【0026】各々異なる波長の光信号を送信する第1〜
W(W≧2)の光送信器からなる第1〜第S(S=M×
N)の光送信器群と、この第1〜第Sの光送信器群から
送信されたW個の光信号を入力としこれらW個の光信号
を合波した波長多重光信号を分波してWS(WS=W×
S=W×M×N)個の出力ポートから出力する第1〜第
Sの光合分波器と、その第1〜第Sの入力ポートが前記
第1〜第Sの光合分波器の相異なる出力ポートに接続さ
れたWS個の上記光受信装置とを備えた光スイッチ網を
構成する(請求項12)。
【0027】M個(M≧2)の経路を同時にオン/オフ
可能な1経路としてN(≧2)経路有し、このN経路の
オン/オフを選択的に切り替えることのできるアレイ光
セレクタと、このアレイ光セレクタのM個の出力ポート
にそれぞれ接続されたM個の光ゲートからなる空間選択
用の光ゲートアレイと、この空間選択用の光ゲートアレ
イのK0個(K0=M)の光ゲートにそれぞれ接続され
たK0個の入力ポートから入力される光信号の各々を波
長に応じてK1(K1≧2)個の出力ポートの何れかか
ら出力する第1段目の光波長ルータと、この第1段目の
光波長ルータのK1個の出力ポートにそれぞれ接続され
たK1個の光ゲートからなる第1段目の波長選択用の光
ゲートアレイと、この第1段目の波長選択用の光ゲート
アレイのK1個の光ゲートにそれぞれ接続されたK1個
の入力ポートから入力される光信号の各々を波長に応じ
てK2(K2≧2)個の出力ポートの何れかから出力す
る第2段目の光波長ルータと、この第2段目の光波長ル
ータのK2個の出力ポートにそれぞれ接続されたK2個
の光ゲートからなる第2段目の波長選択用の光ゲートア
レイとを少なくとも備えた波長選択部と、この波長選択
部の最終段R(R≧2)の波長選択用の光ゲートアレイ
を構成するKR個の光ゲートにそれぞれ接続されたKR
個の入力ポートから入力された光信号を波長に応じてV
(V≧2)個の出力ポートの何れかから出力する第R+
1段目の光波長ルータと、この第R+1段目の光波長ル
ータのV個の出力ポートから出力された光信号をそれぞ
れ受信するV個の光受信器とを有する光受信装置におい
て第1段目のゲートアレイと第2段目のゲートアレイと
が上記スイッチ装置を含む光受信装置を構成する(請求
項13)。
【0028】V(≧2)個の波長を一群とし各々異なる
波長群の光信号を送信する第1〜W(W≧2)の光送信
器アレイからなる第1〜第S(S≧2)の光送信器アレ
イ群と、この第1〜第Sの光送信器アレイ群から送信さ
れたW個の光信号を入力としこれらW個の光信号を合波
した波長多重光信号を分波してWS(WS=W×S=W
×M×N)個の出力ポートから出力する第1〜第Sの光
合分波器と、その第1〜第Sの入力ポートが前記第1〜
第Sの光合分波器の相異なる出力ポートに接続されたW
S個の上記光受信装置とを備えた光スイッチ網を構成す
る(請求項14)。
【0029】上記において、前記第1段目〜第R段目の
光ゲートアレイにおける光ゲートの数K1〜KRが素数
または4である光受信装置を構成する(請求項15)。
【0030】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明の光スイッチ装
置の構造について述べる。
【0031】図1は本発明の光スイッチの代表的な構成
を表す上面図である。縦横4列ずつ計16個の液晶部1
が配置され、それぞれの液晶部1にはそれを電圧駆動す
るためのスイッチング素子4が配置されている。それぞ
れの液晶部1上には図(紙面)に対して垂直な方向に光
ファイバー2が設置されている。図では見えないが、液
晶部1の下にももう一つの光ファイバーが設置されてい
る。図の横方向には第1スイッチング配線3が4本配置
され、図の縦方向には4本の第2スイッチング配線5お
よび4本のグランド線6が配置されている。それぞれの
スイッチング素子は、第1スイッチング配線3、第2ス
イッチング配線5、およびグランド線6に図のように接
続されている。図では示されていないが、液晶部1に含
まれる1対の電極のうち、一方はグランド線6に他方は
スイッチング素子4にそれぞれ接続されている。
【0032】この構造では、任意の第1スイッチング配
線3と第2スイッチング配線5とを選択し電圧を印加す
ることにより、その交点に位置するスイッチング素子を
駆動し、それにより液晶に電圧を印加し、液晶の配向を
切り替えることができる。これにより、電圧が印加され
ていなかった時には光を通さなかった液晶部1が光を通
すようになり、液晶部1の上下にに位置する光ファイバ
ーを光が通過できるようになる。
【0033】グランド線6の代わりに、任意の一定電圧
に保たれた配線をもちいる場合もある。また、スイッチ
ング素子4とグランド線6との間に、電圧保持のための
コンデンサーを設置する場合もある。光ファイバー2の
代わりに光ファイバー以外の導光体を用いることもでき
る。ここでは、液晶および光ファイバーを縦横4列ずつ
配列した場合を示したが、縦横に配列する列数は必要に
応じて適宜選択することができる。
【0034】図2は1つの液晶部近傍の回路構成を表す
図である。電圧印加用配線(データ線)10とスイッチ
ング配線(ゲート線)11が交差して設置されている。
スイッチング用トランジスタ14のソース部13は電圧
印加用配線10に、ゲート部14はスイッチング用配線
11にそれぞれ接続されている。スイッチング用トラン
ジスタ14のドレイン部15は電圧保持用コンデンサ1
8の一方の電極および液晶部17の一方の電極に接続さ
れている。電圧保持用コンデンサ18および液晶表示部
17の他方の電極はグランド19に接続されている。
【0035】グランド19の代わりに任意の定電圧源を
用いることもできる。
【0036】図3(a)は図2においてグランドとして
表示した部分を、グランド線として表示したものであ
る。グランド線の代わりに一定電圧を印加した配線を用
いる場合もある。
【0037】図3(b)は、図3(a)においてスイッ
チング配線とグランド線とを兼用にして、グランド線と
兼ねられたスイッチング配線12とした場合である。定
電圧線と兼ねられたスイッチング配線を用いる場合もあ
りうる。
【0038】図4は一つの液晶部近傍を表す素子断面概
略図である。透明基板104上にはスイッチングトラン
ジスタ103が形成されており、スイッチングトランジ
スタにはさらに下電極99が接続されている。下電極9
9の上方には液晶100が形成され、さらにその上方に
は上電極106、液晶封止ガラス102が順次形成され
ている。
【0039】液晶封止ガラス102の上部には、液晶封
止ガラスに形成された光ファイバ導入穴108bが形成
されている。光ファイバ導入穴108bの側面はテーパ
ー状に加工されている。光ファイバ導入穴108bには
第1光ファイバ101が装着されている。透明基板10
4の下部には、透明基板に形成された光ファイバ導入穴
108aが形成されている。光ファイバ導入穴108a
の側面はテーパー状に加工されている。光ファイバ導入
穴108aには第2光ファイバ105が装着されてい
る。液晶封止ガラス基板102の上方には、第1光ファ
イバー101を光ファイバ導入穴108bに装着するま
での穴を有するガイド107aが、透明基板104の下
方には、第2光ファイバを光ファイバ導入穴108aに
装着するまでの穴を有するガイド107bが設置されて
いる。
【0040】この構造では、スイッチングトランジスタ
103を切り替えることにより、下電極99と上電極1
06との間の電圧を切り替えることが可能であり、それ
により液晶100の配向を切り替えることが可能であ
る。典型的には、電圧を印加したときが上下に光を通す
ことが可能な配向であり、電圧を印加しないときが光を
通さない配向である。結果として、第1光ファイバー1
01と第2光ファイバー105との間の光のパスをオン
オフすることができる。
【0041】また、光ファイバ101および105は、
光ファイバ導入穴108bおよび108aに装着されて
おり、さらにはテーパーにより決められた位置座標に導
かれる。そのため、光ファイバ101と光ファイバ10
2の端面同士が平行に保たれると同時に、両者の光軸も
きちんと合わせられる。さらに本構造は、基板に設置さ
れた溝に光ファイバが装着されているので、溝が無い場
合と比較して、二本の光ファイバの端面同士を近接させ
ることが可能な構造である。これらの作用により、本構
造は液晶を光が透過できるようにした場合(オンの状
態)において、ファイバ端面間で生じる光の損失を低減
させることができる。
【0042】図5は本発明に適用できるスイッチングト
ランジスタ近傍の、より詳細な構造を表す断面図であ
る。透明基板110の上にはバリア層111が形成され
ている。その上には薄膜半導体(TFT=thin film transis
tor)のチャンネル領域(ゲート領域)117、ソース領域
116およびドレイン領域118が図のように形成され
ている。その上には、ゲート絶縁膜112が形成されて
いる。ゲート絶縁膜112のうち、TFTのソース部1
16およびドレイン部118上に位置する部分は穴が開
けられている。ゲート絶縁膜の上でかつTFTのチャン
ネル領域117上に位置する部分にはゲート電極121
が形成されている。ゲート電極121は配線部(図では
示さず)に接続されている。その上には第1層間絶縁膜
113が形成されているが、ソース部116およびドレ
イン部118の上に位置する部分は、穴が空けられてい
る。この穴の部分にはソース部116およびドレイン部
118と接触するように、ソース電極119およびドレ
イン電極120が形成されている。その上にはさらに第
2層間絶縁膜114が、ドレイン電極120上を除いて
図のように形成されている。ここでは示していないが、
ソース電極119はスイッチング素子と接続されてい
る。その上には、下電極115のパターンがドレイン電
極120に接触するように形成されている。その上には
液晶(図示せず)が形成されている。
【0043】図6は、図4および図5に示した断面構造
の素子を適用した場合の、配線部を含む液晶周辺部の、
典型的な平面図である。スイッチング配線(ゲート線)
11はスイッチングトランジスタ103のゲート電極1
21に接続されている。電圧印加用配線(データ線)1
0は、スイッチングトランジスタ103のソース部11
6に接続されている。スイッチングトランジスタ103
のドレイン部118は、下電極115に接続されている
と同時に、グランド線12との間に形成された電圧保持
用コンデンサー18の片方の端子(図では18の下側)
に接続されている。電圧保持用コンデンサー18のもう
一方の端子(図では18の上側)はグランド線12に接
続されている.液晶スイッチ装置を構成する各部材には
以下のものを用いることができる。
【0044】
【表1】 次に、本発明を適用した発光素子の代表的な製造方法
(図5に示した構造)を、図7〜l3を参照して説明す
る。
【0045】まず、図7(a)に示したように基板11
0を用意する。基板110には予め光ファイバ導入穴1
08aが形成されている。基板110は典型的には無ア
ルカリガラスである.この基板上に図7(b)に示した
ように、バリア層111をスパッタやCVD(chemical
vapor deposition)により形成する。その上に、図7
(c)のように、スパッタやCVD、典型的には500
程度の温度を印加したLP(low pressure) CVD法
によりシリコン130を形成し、レーサー照射により多
結晶化させる。次にゲート絶縁膜112をスパッタやC
VDにより図7(d)のように形成する。典型的にはリ
モートプラズマCVD法によりSiO2を成膜する。そ
の上にゲート電極121のパターンを図7(e)のよう
に形成する。ゲート電極パターンの形成は、例えばスパ
ッタや蒸着によりゲート電極膜、典型的にはWSi,を
成膜した上に、フォトレジストをスピンコートにより塗
布し、光学マスクを用いた露光と現像によりフォトレジ
ストをパターン化し、その上からミリングによりフォト
レジストパターンの無い部分のゲート電極膜を取り除
き、最後にフォトレジストを溶媒に溶解させる等の方法
で取り除くことにより形成する。次に、シリコン形成部
以外をレジストで覆った後にボロンやリンをイオンドー
ピングし、図8(f)に示したように、ソース部116
およびドレイン部118を形成する。ソース部116お
よびドレイン部118を活性化させるために典型的には
550程度の温度で熱処理をする。次に、図8(g)に
示したように、スパッタやCVDにより第1層間絶縁膜
112、典型的にはSiO2,を形成し、次にソース・
ドレイン部に形成されているゲート絶縁膜および第1層
間絶縁膜を取り除く。この際も、上述したゲート電極1
21パターン化の際の手法を用いることができる。次
に、図8(h)に示したように、ソース電極119およ
びドレイン電極118、典型的にはAl、のパターンを
形成する。この際も、上述したゲート電極121パター
ン化の際の手法を用いることができる。この上に、第2
層間絶縁膜113、典型的にはアクリル樹脂,のパター
ンを図8(i)のように形成する。この際も、上述した
ゲート電極121パターン化の際の手法を用いることが
できる。次に、下電極(透明電極)115のパターンを
図9(j)のように形成する。この際も、上述したゲー
ト電極121パターン化の際の手法を用いることができ
る。
【0046】その後、図10(k)に示したように、こ
れらのパターン上に上電極123を形成した液晶封止ガ
ラス124を設置する。液晶封止ガラス124上部に
は、予め光ファイバ導入穴108bを形成しておく。次
に、図11(l)に示したように、上電極123と下電
極115との間に液晶を注入し液晶層122を形成す
る。
【0047】次に、透明基板110に穴を形成する方法
を図12、13を参照して説明する第一の方法において
は、図12(m)に示したように用意された基板上に、
図12(n)のようにフォトレジスト90を形成する。
次に、図12(o)に示したように、エッチングにより
基板110に凹部を形成する。エッチングの種類として
は、真空中において粒子を照射して物理的に削るミリン
グが゛一般的だが、選択反応性物質を用いたRIE(反
応性イオンエッチング)や水溶液中での化学的エッチン
グなども候補である。次に、フォトレジストを溶媒に溶
解させたり、フォトレジストに対する選択性のある反応
性エッチングやアッシングにより、図12(p)に示し
たようにフォトレジスト90を取り除く。
【0048】第二の方法においては、図13(q)に示
したように用意された基板110上に、図13(r)に
示したようにフォトレジスト90を形成する。その上か
ら図13(s)に示したように、透明な積層体92を形
成する。次に、フォトレジストを溶媒に溶解させたり、
フォトレジストに対する選択性のある反応性エッチング
やアッシングにより、図13(t)に示したようにフォ
トレジスト90を取り除く。基板110と透明な積層体
92を合わせて一つの基板とみなすことにより、凹部9
1が形成された基板が作られる。
【0049】次に、図1から図6に構造を示した液晶ス
イッチ装置の光受信装置および光スイッチ網への適用例
を示す. (第1の光スイッチ網)図14は本発明の光スイッチ装
置を適用した光スイッチ網のブロック図である。図14
は4×4の光スイッチ網を示しており、送信ノード20
1から送信された光信号が光ファイバ2100を経て光
スイッチ装置203(203A)に入力され、光スイッ
チ装置3Aにより交換された光信号が光ファイバ210
1を経て受信ノード202により受信される。
【0050】光スイッチ装置203Aにおいて、入力ポ
ート210から入力された光信号は光分波器211によ
り分波され、4個の光ゲート212に入力される。光ゲ
ート212は液晶であり、電圧を印加するとオン状態に
なって光信号を透過し、電流を流さないとオフ状態にな
って光信号を遮断する。4個の光ゲート212は4個の
光合波器213に接続されている。光ゲート212のオ
ン、オフにより、任意の入力ポート210と出力ポート
214とを接続することができる。
【0051】例えば、光ゲート212−4をオンにする
ことにより、入力ポート210−0から入力された光信
号を出力ポート14−1から出力することができる。光
スイッチ装置203Aは、入力ポート210と出力ポー
ト214の任意の組み合わせに対して固有の経路が存在
する、いわゆるクロスバスイッチである。光ゲート21
2がクロスポイントに相当し、接続する入力ポート21
0と出力ポート214を指定するとオンにするべき光ゲ
ート212が一意にきまるので、制御論理が単純にな
る。また、クロスバスイッチは完全非閉塞なので、異な
る入力ポート210を同一の出力ポート214に同時に
接続しようとした場合を除き競合制御の必要がない。 (第2の光スイッチ網)図15は本発明の光スイッチ装
置を適用した光スイッチ網のブロック図である。図15
は256×256の光スイッチ網を示している。
【0052】この光スイッチ網では光信号の波長として
λ0からλ15の16波長が用いられており、送信ノー
ド201−0、201−16(図示せず)、201−3
2(図示せず)、・・・、201−240の送信波長と
してλ0が、送信ノード201−1、201−17(図
示せず)、201−33(図示せず)、・・・、201
−241の送信波長としてλ1が、送信ノード201−
2、201−18(図示せず)、201−34(図示せ
ず)、・・・、201−242の送信波長としてλ2
が、以下同様にして、送信ノード201−15、201
−31(図示せず)、201−47(図示せず)、・・
・、201−255の送信波長としてλ15が割り当て
られている。
【0053】異なる送信波長が割り当てられた16個の
送信ノード1から送信された波長λ0からλ15の光信
号は光合分波器4に入力される。図16は光合分波器2
04(204A)の構成を示すブロック図である。入力
された波長λ0からλ15の光信号は光波長合波器22
0により合波され、合波された波長多重光信号が光ファ
イバ増幅器221により増幅された後、1×256の光
分波器222により256分岐される。光合分波器20
4(204A)から出力された波長多重光信号は256
個の光セレクタ205に分配される。
【0054】図17は光セレクタ205(205A)の
構成を示すブロック図である。光セレクタ205Aは空
間選択用の光ゲート230、光波長ルータ231、波長
選択用の光ゲート232、光合波器233からなる。光
セレクタ205Aの16個の入力ポートは、16個の光
合分波器204(204A)にそれぞれ接続されてい
る。光ゲート230−0から230−15のうち、1個
をオンにし、残りの15個をオフにすることにより、所
望の光合分波器204から出力された波長多重光信号を
選択的に光波長ルータ231に入力することができる。
【0055】光波長ルータ231はアレイ導波路回折格
子デバイスであり、その波長透過特性はラテン方陣(文
献3:R.Barry,et al.,“Latin Routers, Design
andImplementation“, IEEE Journal of Lightwave Te
chnology, vol. 11, no.5/6,pp.891−899,199
3)になっている。このラテン方陣の波長透過特性によ
り、波長ルータ231のどの入力ポートから波長λ0か
らλ15の波長多重光信号が入力された場合でも、その
波長多重光信号は波長毎に分波され、それぞれ異なる出
力ポートから出力される。
【0056】そこで、光ゲート232−0から232−
15のうちの1個をオンにし、残りの15個をオフにす
ることにより、光波長ルータ231に入力された波長多
重光信号のうちの任意の波長の光信号だけを光合波器2
33から出力することができる。すなわち、光セレクタ
205Aは、光ゲート230による空間の選択と、光ゲ
ート232による波長の選択の組み合わせにより、任意
の送信ノード201から送信された光信号を選択的に出
力することができる。
【0057】光セレクタ205Aから出力された光信号
は受信ノード202により受信される。以上のようにし
て、受信ノード202−0から202−255は、それ
ぞれ任意の送信ノード201から送信された光信号を受
信することができ、そのとき光セレクタ205Aにおい
てオンにする光ゲート230、232は、所望の送信ノ
ード1に対して一意に決定される。したがって、光スイ
ッチ装置3Bもクロスバスイッチである。 (第3の光スイッチ網)図18に構成を表すブロック図
を示した光スイッチ網の構成は基本的には図15に示し
たものと同じだが、光セレクタ205の構成が第2の光
スイッチ網と異なっている。
【0058】この光セレクタ205Bでは、空間選択用
の光ゲート230から出力された波長多重光信号が、光
合波器233を経て、光波長分波器234、光ゲート2
32、光波長ルータ231、光ゲート235、光波長合
波器236からなる多段型波長セレクタ206に入力さ
れる。光波長分波器234に入力された波長多重光信号
は204波長毎に分波され、波長λ0からλ3の波長多
重光信号が光ゲート232−0に、波長λ4からλ7の
波長多重光信号が光ゲート232−1に、波長λ8から
λ11の波長多重光信号が光ゲート232−2に、波長
λ12からλ15の波長多重光信号が光ゲート232−
3に入力される。
【0059】ここで、例えば光ゲート232−0だけが
オンになっているとすると、波長λ0からλ3の波長多
重光信号が光波長ルータ231に入力される。光波長ル
ータ231は、光ゲート232−0から232−3の何
れがオンになっているとしても、入力された波長多重光
信号を波長毎に分波し、それぞれ異なる出力ポートから
出力する。波長λ0からλ3の波長多重光信号が光ゲー
ト232−0から入力された場合は波長λ0の光信号を
光ゲート235−0へ、波長λ1の光信号を光ゲート2
35−1へ、波長λ2の光信号を光ゲート235−2
へ、波長λ3の光信号を光ゲート235−3へ出力す
る。そこで、例えば光ゲート235−0だけをオンにす
ると波長λ0の光信号が光波長合波器236を経て出力
される。このように多段型波長セレクタ206は、光ゲ
ート232と光ゲート235のそれぞれを1個ずつオン
にすることにより、16波長の波長多重光信号から任意
の1波長の光信号を選択的に出力することができる。 (第4の光スイッチ網)図19は本発明の光スイッチ装
置を適用した光スイッチ網のブロック図である。この第
4の光スイッチ網では光信号の波長としてλ0からλ6
3の64波長が用いられており、送信ノード201−
0、201−64、201−128、201−192の
送信波長としてλ0が、送信ノード201−1、201
−65、201−129、201−193の送信波長と
してλ1が、送信ノード201−2、201−66、2
01−130、201−194の送信波長としてλ2
が、以下同様にして、送信ノード201−63、201
−127、201−191、201−255の送信波長
としてλ63が割り当てられている。
【0060】異なる送信波長が割り当てられた64個の
送信ノード201内の光送信器から送信された波長λ0
からλ63の光信号は光合分波器204に入力される。
図20は光合分波器204(204B)の構成を示すブ
ロック図である。入力された波長λ0からλ64の光信
号はアレイ導波路回折格子デバイスである光波長合波器
220により合波され、合波された波長多重光信号が光
ファイバ増幅器221により増幅された後、1×256
の光分波器222により256分岐される。
【0061】光合分波器204(204B)から出力さ
れた波長多重光信号は256個の光セレクタ205に分
配される。図21は光セレクタ205(205C)の構
成を示すブロック図である。光セレクタ205Cは空間
選択用の光ゲート230、光波長ルータ231、23
7、238、波長選択用の光ゲート232、235、2
39、光合波器233からなる。光波長ルータ231,
237,238と光ゲート232,235,239とに
よって波長選択部250(250C)が構成されてい
る。
【0062】光セレクタ205Cの4個の入力ポート
は、4個の光合分波器204にそれぞれ接続されてい
る。光ゲート230−0から230−3のうち、1個を
オンにし、残りの3個をオフにすることにより、所望の
光合分波器4から出力された波長多重光信号を選択的に
光波長ルータ231に入力することができる。光波長ル
ータ231、237、238は石英導波路により構成さ
れたアレイ導波路回折格子デバイスであり、その波長透
過特性はそれぞれ図22、図23、図24に示すような
ラテン方陣になっている。このような波長透過特性はア
レイ導波路回折格子の透過帯域幅とフリー・スペクトラ
ル・レンジを適当に定めることにより容易に実現され
る。
【0063】今、光ゲート230−0、232−0、2
35−0、239−0がオンで、残りがオフになってい
るとする。このとき、光波長ルータ231には入力ポー
トi0から波長λ0からλ63の波長多重光信号が入力
され、波長λ0からλ15の波長多重光信号が出力ポー
トo0から、波長λ16からλ31の波長多重光信号が
出力ポートo1から、波長λ32からλ47の波長多重
光信号が出力ポートo2から、波長λ48からλ63の
波長多重光信号が出力ポートo3から出力される。
【0064】ここで、光ゲート232−0がオンなの
で、光波長ルータ237には入力ポートi0から波長λ
0からλ15の波長多重光信号が入力され、波長λ0か
らλ3の波長多重光信号が出力ポートo0から、波長λ
4からλ7の波長多重光信号が出力ポートo1から、波
長λ8からλ11の波長多重光信号が出力ポートo2か
ら、波長λ12からλ15の波長多重光信号が出力ポー
トo3から出力される。
【0065】ここで、光ゲート235−0がオンなの
で、光波長ルータ238には入力ポートi0から波長λ
0からλ3の波長多重光信号が入力され、波長λ0の光
信号が出力ポートo0から、波長λ1の光信号が出力ポ
ートo1から、波長λ2の光信号が出力ポートo2か
ら、波長λ3の光信号が出力ポートo3から出力され
る。ここで、光ゲート239−0がオンなので、結局、
波長λ0の光信号だけが光合波器33から出力される。
【0066】このように、この第4の光スイッチ網第4
の光スイッチ網の光セレクタ205Cでは、第3の光ス
イッチ網第3の光スイッチ網の多段型波長セレクタ20
6と同じように、4個の光ゲート232,4個の光ゲー
ト235,4個の光ゲート239のうちそれぞれ1個を
オンにすることにより、64波長の波長多重光信号から
任意の1波長の光信号を選択することができる。この光
ゲート232,235,239による波長選択機能と光
ゲート230による空間選択機能との組み合わせによ
り、光セレクタ205Cは任意の送信ノード201から
送信された光信号を選択的に出力することができる。
【0067】光セレクタ205Cから出力された光信号
は受信ノード202内の光受信器261により受信され
る。以上のようにして、受信ノード202−0から20
2−255は、それぞれ任意の送信ノード1から送信さ
れた光信号を受信することができ、そのとき光セレクタ
205Cにおいてオンにする光ゲート230、232、
235、239は、所望の送信ノード1に対して一意に
決定される。したがって、この光スイッチ装置203
(203C)はクロスバスイッチである。
【0068】この光スイッチ網では、1個の光セレクタ
5あたり16個の光ゲートが使われており、光スイッチ
網全体では4096個の光ゲートが使われている。この
光ゲート数は、第1の光スイッチ網第1の光スイッチ網
と同様の構成で256×256の光スイッチ網を実現す
るために必要な光ゲート数65536の1/16であ
り、第2の光スイッチ網第2の光スイッチ網を構成する
のに必要な光ゲート数8192の半分であり、第3の光
スイッチ網第3の光スイッチ網で波長数を64、光合分
波器204の数を4とした場合に必要な光ゲート数と等
しい。
【0069】この光セレクタ205Cにより選択できる
波長数は波長選択に寄与する光ゲート232、235、
239の数の掛け算で決まる。逆に、ある波長数を選択
する光セレクタ5Cを構成するには、波長選択に寄与す
る光ゲートの数を段毎に掛け合わせた数が波長数に等し
くなくてはならない。したがって、波長選択に寄与する
光ゲートの数は1段あたりの光ゲート数が素数または4
になっている場合に最小になる。つまり、この第4の光
スイッチ網第4の光スイッチ網では、1段当たりの光ゲ
ート数を4としていることにより、波長選択に寄与する
光ゲートの数が最小になっているといえる。
【0070】また、第3の光スイッチ網で波長数を6
4、光合分波器204の数を4とした場合は、光合波器
233にあたる部分が4×1光合波器になるが、この光
合波器において最低6デシベルの損失が生じる。第3の
光スイッチ網の光波長分波器234の損失と第4の光ス
イッチ網の光波長ルータ231の損失は同等なので、第
4の光スイッチ網の方が光ゲート230から光ゲート2
32までの損失が最低でも6デシベル少ないことにな
り、その分受信ノード202の光受信器261における
ビット誤り率を低くすることができる。この利点は、光
合分波器4の数が多いほど、すなわち、光スイッチ網の
規模が大きいほど顕著になる。
【0071】さらに、この第4の光スイッチ網では、光
波長ルータ231において異なる光合分波器204から
入力された同じ波長の光信号は別々の出力ポートから出
力されるので、コヒーレント・クロストークが生じにく
い。したがって、この第4の光スイッチ網では、光ゲー
ト30に要求されるオン/オフ比が第3の光スイッチ網
と比べて小さくて済む。
【0072】なお、この第4の光スイッチ網は、本願の
第6発明(請求項6に係る発明)、第15発明(請求項
15に係る発明)おいて、W=64、S=4、R=3、
K1=K2=K3=4とした256×256の光スイッ
チ網である。 (第5の光スイッチ網)図25は本発明の光スイッチ装
置を適用した光スイッチ網のブロック図である。この第
5の光スイッチ網の光スイッチ網の構成は、基本的には
図19の構成に等しいが、図19の構成では各送信ノー
ド201に1波長が割り当てられているのに対し、本構
成ではそれぞれ異なる4波長からなる波長群を割り当て
ている点が異なる。
【0073】図26はこの図25に示した光スイッチ網
の、送信ノード201の構成を示すブロック図である。
送信ノード201はそれぞれ光送信器アレイ2600を
構成する4個の光送信器260を備え、これらの光送信
器260の送信波長として、例えば送信ノード201−
0には波長λ0a、λ0b、λ0c、λ0dからなる波
長群G0が割り当てられている。波長λ0a、λ0b、
λ0c、λ0dは第4の光スイッチ網第4の光スイッチ
網におけるλ0の近傍の波長である。各送信ノード20
1と光合分波器4の間は、4本の光ファイバを束ねた光
ファイバアレイ2102により接続されている。
【0074】図27は光合分波器4(4C)の構成を示
すブロック図である。各送信ノード201がそれぞれ4
波長の光信号を送信するので、光波長合波器220が2
56×1になっている点を除き第4の光スイッチ網第4
の光スイッチ網の光合分波器204Bと等しい。各光合
分波器204Cの出力は256個の光セレクタ205に
分配される。
【0075】図28は光セレクタ205(205D)の
構成を示すブロック図である。光ゲート230から光ゲ
ート239までの構成および光波長ルータ231、23
7、238の特性は第4の光スイッチ網第4の光スイッ
チ網と等しい。光波長ルータ231,237,238と
光ゲート232,235,239とによって波長選択部
250(250D)が構成されている。この第5の光ス
イッチ網第5の光スイッチ網における波長群は、いずれ
も第4の光スイッチ網第4の光スイッチ網において同じ
番号を持つ波長の近傍の4波長からなり、例えば波長群
G0に属する波長λ0a、λ0b、λ0c、λ0dは、
第4の光スイッチ網第4の光スイッチ網における波長λ
0と同様に振る舞う。
【0076】したがって、光ゲート230−0、232
−0、235−0、239−0がオンの場合は、送信ノ
ード1−0から送信された波長λ0a、λ0b、λ0
c、λ0dの4つの光信号が光波長ルータ40の入力ポ
ートi0に入力される。光波長ルータ240はアレイ導
波路回折格子デバイスであり、その波長透過特性は図2
9および図30に分割して示すようになっている。この
ような波長透過特性により光波長ルータ240に入力さ
れた、ある波長群の波長多重光信号は、波長毎に分波さ
れ、それぞれ異なる出力ポートから出力される。例えば
入力ポートi0から波長λ0a、λ0b、λ0c、λ0
dの4つの光信号からなる波長多重光信号が入力された
場合は、出力ポートo0、o1、o2、o3から波長λ
0a、λ0b、λ0c、λ0dの光信号がそれぞれ出力
される。
【0077】光セレクタ205Dから出力された光信号
は204本の光ファイバを束ねた光ファイバアレイ21
03を伝搬し、受信ノード202に入力される。図31
は受信ノード202の構成を示すブロック図である。受
信ノード202は、光ファイバアレイ2103から入力
された4つの光信号を4個の光受信器261によりそれ
ぞれ受信する。
【0078】以上のようにして、受信ノード202−0
から202−255は、それぞれ任意の送信ノード20
1から送信された波長多重光信号を受信することがで
き、そのとき光セレクタ205においてオンにする光ゲ
ート230、232、235、239は、所望の送信ノ
ード201に対して一意に決定される。したがって、こ
の第5の光スイッチ網の光スイッチ装置203(203
D)はクロスバスイッチである。第5の光スイッチ網
は、第4の場合と同様に、必要な光ゲート数が少ない、
光ゲート230から光ゲート232までの損失が小さ
い、コヒーレント・クロストークが生じにくいという優
れた効果を発揮する。さらに、この第5の光スイッチ網
では1組の送信ノード、受信ノードあたり4つの光信号
を送受信するので、1つの光信号あたりのビットレート
が同じであれば4倍の情報量を送受信することができ
る。つまり、この第5の光スイッチ網では第4の光スイ
ッチ網第4の光スイッチ網と同数の光ゲートを用いて4
倍のスループットが得られたことになる。
【0079】なお、第5の光スイッチ網の構成は、本願
の第8発明(請求項8に係る発明)、第15発明(請求
項15に係る発明)において、V=4、W=64、S=
4、R=3、K1=K2=K3=4とした256×25
6の光スイッチ網である。 (第6の光スイッチ網)図32は本発明の光スイッチ装
置を適用した光スイッチ網のブロック図である。この光
スイッチ網の構成は、基本的には第2の光スイッチ網の
構成に等しいが、光セレクタ205の構成が異なってい
る。ここでは、光セレクタ205の構成と動作のみ説明
する。
【0080】図33は光セレクタ205(205E)の
構成を示すブロック図である。この第6の光スイッチ網
の光セレクタ205Eは、図17に示した光セレクタ2
05Aの前段にアレイ型光ゲート241と光合波器24
2を付加したものである。図34はアレイ型光ゲート2
41の構成を示す外観斜視図である。
【0081】アレイ型光ゲート241は機械式の光ゲー
トであり、光ファイバ2110、2111、2112、
2113に入力された光信号は、遮蔽板2300が挿入
されていないときはコリメート光学系である空間伝搬部
2200を経て光ファイバ2120、2121、212
2、2123にそれぞれ入射する。すなわち、この状態
では4つの経路全てがオンになっている。遮蔽板230
0が挿入されると、空間伝搬部2200において4つの
光信号が遮蔽されるので、光ファイバ2120、212
1、2122、2123には何れの光信号も入射されな
くなり、オフ状態になる。
【0082】このように、アレイ型光ゲート241は4
つの光信号(4つの経路)を同時にオン/オフすること
ができ、4アレイの光ゲートを構成している。図33で
は、2個のアレイ型光ゲート241(241−0、24
1−1)と4個の光合波器242(242−0〜242
−3)を組み合わせることにより、4経路を同時にオン
/オフ可能な1経路として2経路有し、この2経路のオ
ン/オフを選択的に行うことのできる4アレイの2×1
のアレイ光セレクタ251(251E)が構成されてい
る。例えば、アレイ型光ゲート241−0をオン、24
1−1をオフにすると、アレイ型光ゲート241−0に
入力された4つの光信号が光合波器242−0〜242
−3から出力される。
【0083】以上のようなアレイ型光ゲート241と、
光ゲート230をそれぞれ1個ずつオンにすることによ
り、光セレクタ205Eの8個の入力ポートのうち1ポ
ートから入力された波長λ0からλ3の波長多重光信号
を選択的に光波長ルータ231に入力することができ
る。光波長ルータ231の波長透過特性は図35に示す
通りなので、入力された波長λ0からλ3の波長多重光
信号は波長毎に分波されて4個の出力ポートからそれぞ
れ出力される。そこで、4個の光ゲート232のうち1
個だけをオンにすることにより任意の1波長の光信号の
みを光合波器233から出力することができる。
【0084】光セレクタ205(205E)から出力さ
れた光信号は受信ノード202内の光受信器261によ
り受信される。以上のようにして、受信ノード202−
0〜202−31は、それぞれ任意の送信ノード201
から送信された光信号を受信することができ、そのとき
光セレクタ205Eにおいてオンにするアレイ型光ゲー
ト241、光ゲート230および光ゲート232は、所
望の送信ノード201に対して一意に決定される。した
がって、この光スイッチ装置203はクロスバスイッチ
である。
【0085】この光セレクタ205Eを構成するには、
2個のアレイ型光ゲートと8個の光ゲートが必要であ
る。32×32の光スイッチ網全体では64個のアレイ
型光ゲートと256個の光ゲートを要することになる。
一方、図15に示した構成で波長数を4として32×3
2の光スイッチ網を構成するには、384個の光ゲート
が必要になる。4アレイの機械式アレイ型光ゲートは可
動部が1個しかないので、そのコストは単体の機械式光
ゲートと大差はない。また、光ゲート等の能動素子には
制御のための信号線や駆動回路が必要なので、アレイ型
光ゲートと光ゲートの総数、すなわち、光ゲート素子数
を削減することは、信号線や駆動回路の削減にも寄与す
る。したがって、この第6の光スイッチ網のようにアレ
イ型光ゲートを適用して光ゲート素子数を削減すること
により、低コスト化が可能である。
【0086】また、この光セレクタ205Eではアレイ
光セレクタ251Eを光ゲート230の前段に備えるこ
とにより、光ゲート230の数は4個となり、光ゲート
232の数と等しくなっている。アレイ導波路回折格子
を用いた光波長ルータでは、入力ポートと出力ポートが
同数であるのが標準的であり、8×4といった入力ポー
トと出力ポートの数が違うものは特注品となるので高コ
ストである。すなわち、この第6の光スイッチ網では、
アレイ光セレクタ251Eを光ゲート230の前段に設
けたことにより、光ゲート230の数を光合分波器4の
数とは独立に設定することが可能になった。さらに、ア
レイ型光ゲート241の経路Mを波長数Wと等しくした
ことにより、光波長ルータ231として標準的な4×4
のものを使用することが可能になり、その結果、低コス
トが実現されている。
【0087】なお、第6のスイッチ網の構成は、本願の
第9発明(請求項9に係る発明)、第10発明(請求項
10に係る発明)、第12発明(請求項12に係る発
明)において、W=4、M=4、N=2とした32×3
2の光スイッチ網である。 (第7の光スイッチ網)本発明のもう一つの実施の形態
を表す光スイッチ網の構成は、基本的には第4の光スイ
ッチ網に示した構成に等しいが、光セレクタ205の構
成が異なっている。ここでは光セレクタ5の構成と動作
のみ説明する。
【0088】図36は光セレクタ205(205F)の
構成を示すブロック図である。2アレイのアレイ型光ゲ
ート241を4個、4×1の光合波器242を2個用い
て2アレイの4×1光アレイセレクタ251(251
F)を構成している。この光アレイセレクタ251と光
ゲート230とが空間の選択機能を担っており、アレイ
型光ゲート241と光ゲート230をそれぞれ1個ずつ
オンにすることにより、光セレクタ205Fの8個の入
力ポートのうち任意の1ポートから入力される波長多重
光信号を光波長ルータ231に入力することができる。
【0089】光波長ルータ231および光波長ルータ2
37の波長透過特性は、図37、図38に示す通りであ
る。したがって、光波長ルータ231の入力ポートi0
またはi1から波長λ0からλ3の波長多重光信号が入
力されるとき、光ゲート232と光ゲート235をそれ
ぞれ1個ずつオンにすることにより、任意の1波長の光
信号だけを光合波器233から出力することができる。
以上のようにして、この第7の光スイッチ網の光セレク
タ205Fは、図33における光セレクタ205Eと全
く同等の機能を実現する。
【0090】この光セレクタ205Fを構成するには、
4個のアレイ型光ゲートと6個の光ゲートが必要であ
る。32×32の光スイッチ網全体では128個のアレ
イ型光ゲートと192個の光ゲートを要する。つまり、
この第7の光スイッチ網でも光ゲート素子数は、第2の
光スイッチ網に示した構成で波長数を4として32×3
2の光スイッチ網を構成する場合の光ゲート数より少な
く、低コスト化が可能である。この本第7の光スイッチ
網では波長の選択機能が多段の光ゲートと光波長ルータ
により実現されているので、光ゲート素子数の削減効果
は波長数が多いほど顕著になる。特に波長選択に寄与す
る光ゲートの1段あたりの数を素数または4に設定する
ことにより波長選択に寄与する光ゲート数を最小にする
ことができる。
【0091】また、この第7の光スイッチ網の光セレク
タ5Fでは、光ゲート30、32、35の数を、波長数
あるいは光合分波器4の数と同じにする必要がないの
で、光波長ルータ31、37のポート数に対する制約が
少なく、標準的な2×2の光波長ルータを用いることが
できる。
【0092】なお、この第7の光スイッチ網は、本願の
第11発明(請求項11に係る発明)、第12発明(請
求項12に係る発明)、第15発明(請求項15に係る
発明)において、W=4、M=2、N=4、R=2、K
1=K2=2とした32×32の光スイッチ網である。 (第8の光スイッチ網)図39は本発明の光スイッチ装
置を適用した光スイッチ網のブロック図である。第7の
光スイッチ網では各送信ノード201に1波長が割り当
てられているのに対し、第8の光スイッチ網ではそれぞ
れ異なる4波長からなる波長群が割り当てられている。
この第8の光スイッチ網における送信ノード201、受
信ノード202の構成は第6の光スイッチ網における送
信ノード201、受信ノード202の構成に等しく、送
信ノード201と光合分波器204、光セレクタ205
と受信ノード202は、それぞれ4アレイの光ファイバ
アレイ2102、2103により接続されている。
【0093】図40は光セレクタ205(205G)の
構成を示すブロック図である。アレイ型光ゲート241
から光ゲート235までの構成および光波長ルータ23
1、237の特性は第7の光スイッチ網と等しい。この
第8の光スイッチ網における波長群は、いずれも第7の
光スイッチ網において同じ番号を持つ波長の近傍の4波
長からなり、例えば波長群G0に属する波長λ0a、λ
0b、λ0c、λ0dは、第7の光スイッチ網における
波長λ0と同様に振る舞う。
【0094】したがって、アレイ型光ゲート241−
0、光ゲート230−0、232−0、235−0がオ
ンの場合は、送信ノード201−0から送信された波長
λ0a、λ0b、λ0c、λ0dの4つの光信号が光波
長ルータ238の入力ポートi0に入力される。光波長
ルータ238はアレイ導波路回折格子デバイスであり、
その波長透過特性は図41のようになっている。このよ
うな波長透過特性により光波長ルータ238に入力され
た、ある波長群の波長多重光信号は、波長毎に分波さ
れ、それぞれ異なる出力ポートから出力される。例え
ば。入力ポートi0から波長λ0a、λ0b、λ0c、
λ0dの4つの光信号からなる波長多重光信号が入力さ
れた場合は、出力ポートo0、o1、o2、o3から波
長λ0a、λ0b、λ0c、λ0dの光信号がそれぞれ
出力される。
【0095】以上のようにして、受信ノード202−0
〜202−31は、それぞれ任意の送信ノード201か
ら送信された波長多重光信号を受信することができ、そ
のとき光セレクタ205Gにおいてオンにするアレイ型
光ゲート241、光ゲート230、232、235は、
所望の送信ノード201に対して一意に決定される。し
たがって、この第8の光スイッチ網の光スイッチ装置2
03(203F)はクロスバスイッチである。
【0096】第8の光スイッチ網の光スイッチ網は、必
要な光ゲート素子数が少ない等、第7の光スイッチ網と
同様の効果を発揮する。さらに、第7の光スイッチ網で
は1組の送信ノード、受信ノードあたり4つの光信号を
送受信するので、1つの光信号あたりのビットレートが
同じであれば4倍の情報量を送受信することができる。
つまり、第8の光スイッチ網では第7の光スイッチ網と
同数の光ゲート素子を用いて4倍のスループットが得ら
れたことになる。
【0097】なお、この第8の光スイッチ網は、本願の
第13発明(請求項13に係る発明)、第14発明(請
求項14に係る発明)、第15発明(請求項15に係る
発明)において、V=4、W=4、M=2、N=4、R
=2、K1=K2=2とした32×32の光スイッチ網
である。
【0098】第4の光スイッチ網から第8の光スイッチ
網において、V、W、M、N、R、S、K1、K2・・
・KR等の数は、請求項に示された制約内で任意に定め
ることができる。光信号の波長、ビットレート、変調方
式等も任意である。
【0099】第4の光スイッチ網から第8の光スイッチ
網において、光波長ルータとして石英導波路により構成
されたアレイ導波路回折格子デバイスを用いたが、光波
長ルータの形態はこの限りではない。石英導波路の変わ
りに半導体導波路やポリマー導波路を用いても良いし、
アレイ導波路回折格子の変わりに反射型の回折格子や光
ファイバーグレーティング、あるいは、干渉膜光フィル
タ、ファブリ・ペロー型光フィルタ、マッハ・ツェンダ
型光フィルタなどを用いても光波長ルータを構成するこ
とができる。また、光波長ルータの波長透過特性も表に
示したものに限らず、必ずしもラテン方陣である必要も
ない。最終的に光セレクタの出力において所望の波長の
光信号が得られれば本発明における光波長ルータの機能
は果たされる。
【0100】第6の光スイッチ網から第8の光スイッチ
網において、アレイ光セレクタとして機械式のアレイ型
光ゲートと光合分波器とを組み合わせたものを用いた
が、アレイ光セレクタの形態はこの限りではない。アレ
イ型光ゲートを用いなくても、ニオブ酸リチウム結晶、
ポリマー樹脂等の材料の電気光学効果、音響光学効果、
熱光学効果等を用いた光スイッチや、液晶光スイッチ、
機械式光スイッチ等をアレイ光セレクタとして用いるこ
とができる。あるいは、半導体光増幅器、電界吸収型光
変調器等をアレイ型光ゲートとして用いても良い。
【0101】第4の光スイッチ網から第8の光スイッチ
網において、光合分波器としてアレイ導波路回折格子デ
バイスである光波長合波器、光ファイバ増幅器、光分波
器を組み合わせたものを用いたが、光合分波器の形態は
この限りではない。例えば、スターカプラを光合分波器
として用いることもできる。また、第5の光スイッチ網
(図4)や第8の光スイッチ網(図19)では、送信ノ
ード1から4波長の光信号を別々に送信するようにした
が、4波長の光信号を合波し、波長多重光信号として送
信するようにしてもよい。
【0102】
【発明の効果】本発明の適用により、任意の液晶スイッ
チを切り替えることのでき、かつ液晶光スイッチをオン
にした場合に出射側の光ファイバから出射される光を効
率良く入射側の光ファイバに入射させることが可能であ
り、従って光スイッチにおける減衰を低減することが可
能なる液晶スイッチの素子構造、液晶スイッチ装置の構
成、およびその液晶スイッチ装置を用いた光受信装置お
よび光スイッチ網を実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光スイッチ装置を表す平面概略図。
【図2】本発明の光スイッチ装置における1個の光スイ
ッチ近傍を表す回路概略図.
【図3】本発明の光スイッチ装置における1個の光スイ
ッチ近傍を表す回路概略図.
【図4】本発明の光スイッチ装置における1個の光スイ
ッチ近傍を表す断面概略図.
【図5】本発明の光スイッチ装置における1個の光スイ
ッチ近傍を表す断面概略図.
【図6】本発明の光スイッチ装置における1個の光スイ
ッチ近傍を表す平面概略図.
【図7】本発明の光スイッチ装置の製造方法を表す断面
概略図1.
【図8】本発明の光スイッチ装置の製造方法を表す断面
概略図2.
【図9】本発明の光スイッチ装置の製造方法を表す断面
概略図3.
【図10】本発明の光スイッチ装置の製造方法を表す断
面概略図4.
【図11】本発明の光スイッチ装置の製造方法を表す断
面概略図5.
【図12】本発明の光スイッチ装置の製造方法を表す断
面概略図6.
【図13】本発明の光スイッチ装置の製造方法を表す断
面概略図7.
【図14】第1の光スイッチ網の構成を示すブロック図
である。
【図15】第2の光スイッチ網における光合分波器の構
成を示すブロック図である。
【図16】第2の光スイッチ網における光セレクタの構
成を示すブロック図である。
【図17】第3の光スイッチ網における光セレクタの構
成を示すブロック図である。
【図18】第3の光スイッチ網における光セレクタの構
成を示すブロック図である。
【図19】第4の光スイッチ網の構成を示すブロック図
である。
【図20】第4の光スイッチ網における光合分波器の構
成を示すブロック図である。
【図21】第4の光スイッチ網における光セレクタの構
成を示すブロック図である。
【図22】第4の光スイッチ網における光波長ルータの
波長透過特性である。
【図23】第4の光スイッチ網における光波長ルータの
波長透過特性である。
【図24】第4の光スイッチ網における光波長ルータの
波長透過特性である。
【図25】第5の光スイッチ網の構成を示すブロック図
である。
【図26】第5の光スイッチ網における送信ノードの構
成を示すブロック図である。
【図27】第5の光スイッチ網における光合分波器の構
成を示すブロック図である。
【図28】第5の光スイッチ網における光セレクタの構
成を示すブロック図である。
【図29】第5の光スイッチ網における受信ノードの構
成を示すブロック図であ る。
【図30】第5の光スイッチ網における光波長ルータの
波長透過特性である。
【図31】第5の光スイッチ網における光波長ルータの
波長透過特性である。
【図32】第6の光スイッチ網の構成を示すブロック図
である。
【図33】第6の光スイッチ網における光セレクタの構
成を示すブロック図である。
【図34】第6の光スイッチ網におけるアレイ型光ゲー
トの構成を示す外観斜視図である。
【図35】第6の光スイッチ網における光波長ルータの
波長透過特性である。
【図36】第7の光スイッチ網における光セレクタの構
成を示すブロック図である。
【図37】第7の光スイッチ網における光波長ルータの
波長透過特性である。
【図38】第7の光スイッチ網における光波長ルータの
波長透過特性である。
【図39】第8の光スイッチ網の構成を示すブロック図
である。
【図40】第8の光スイッチ網における光セレクタの構
成を示すブロック図である。
【図41】第8の光スイッチ網における光波長ルータの
波長透過特性である。図3における光波長ルータ31の
波長透過特性を示す図である。
【符号の説明】
1 液晶 2 光ファイバ 3 第1スイッチング
配線 4 スイッチング素子 5 第2スイッチング配線
6 グランド線 10 第2スイッチング配線(データ線) 11 第1スイッチング配線(ゲート線) 12 グランドと兼ねられたスイッチング配線 13
ソース 14 ゲート 15 スイッチング用トランジスタ
16 ドレイン 17 液晶 18電圧保持用コンデンサ 19 グ
ランド 90 レジスト 91 凹部 92 積層体 1
00 液晶 101 第1光ファイバー 102 液晶封止ガラス 103 スイッチングトランジスタ 104 透明基
板 105 第2光ファイバー 106 上電極 107a、107b 光ファイバガイド 108a 透明基板に形成された光ファイバ導入穴 108b 液晶封止ガラスに形成された光ファイバ導入
穴 110 透明基板 111 バリア層 112 ゲ
ート絶縁膜 113 第1層間絶縁膜 114 第2層間絶縁膜
115 下電極 116 薄膜半導体ソース領域 117 薄膜半導体
ゲート領域 118 薄膜半導体ドレイン領域 119 ソース電
極 120 ドレイン電極 121 ゲート電極 12
2 上電極 123 液晶層 124 上電極 201 送信ノ
ード 202 受信ノード 203(203A、203B、203C、203D、2
03F) 光スイッチ 204(204A、204B、204C) 光合分波器 205(205A、205B、205C、205D、2
05E,205F,205G) 光セレクタ 210
入力ポート 211 光分波器 212 光ゲート 213 光合波器 214 出
力ポート 220 光波長合波器 221 光ファイバ増幅器
222 光合波器 230 光ゲート 231 光波長ルータ 232
光ゲート 233 光合波器 234 光波長分波器 235
光ゲート 236 光波長合波器 237 光波長ルータ 2
38 光波長ルータ 239 光ゲート 240 光波長ルータ 241
アレイ型光ゲート 242 光合波器 260 光送信器 2600
光送信器アレイ 261 光受信器 2100 光ファイバ 210
1 光ファイバ 2102 光ファイバアレイ 2103 光ファイバ
アレイ 2110 光ファイバ 2111 光ファイバ 2
112 光ファイバ 2113 光ファイバ 2120 光ファイバ 2
121 光ファイバ 2122 光ファイバ 2123 光ファイバ 2
200 空間伝搬部 2500 遮蔽板 250(250C、250D、251E、250F、2
50G) 波長選択部 251(251E、251F、251G) 光アレイセ
レクタ
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月5日(2002.4.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】この光セレクタ205Bでは、空間選択用
の光ゲート230から出力された波長多重光信号が、光
合波器233を経て、光波長分波器234、光ゲート2
32、光波長ルータ231(図示せず)、光ゲート23
5、光波長合波器236からなる多段型波長セレクタ2
06に入力される。光波長分波器234に入力された波
長多重光信号は波長毎に分波され、波長λ0からλ3の
波長多重光信号が光ゲート232−0に、波長λ4から
λ7の波長多重光信号が光ゲート232−1に、波長λ
8からλ11の波長多重光信号が光ゲート232−2
に、波長λ12からλ15の波長多重光信号が光ゲート
232−3に入力される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正内容】
【0074】図27は光合分波器204(204C)
構成を示すブロック図である。各送信ノード201がそ
れぞれ4波長の光信号を送信するので、光波長合波器2
20が256×1になっている点を除き第4の光スイッ
チ網第4の光スイッチ網の光合分波器204Bと等し
い。各光合分波器204Cの出力は256個の光セレク
タ205に分配される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】したがって、光ゲート230−0、232
−0、235−0、239−0がオンの場合は、送信ノ
ード1−0から送信された波長λ0a、λ0b、λ0
c、λ0dの4つの光信号が光波長ルータ40の入力ポ
ートi0に入力される。光波長ルータ240はアレイ導
波路回折格子デバイスであり、その波長透過特性は図3
0および図31に分割して示すようになっている。この
ような波長透過特性により光波長ルータ240に入力さ
れた、ある波長群の波長多重光信号は、波長毎に分波さ
れ、それぞれ異なる出力ポートから出力される。例えば
入力ポートi0から波長λ0a、λ0b、λ0c、λ0
dの4つの光信号からなる波長多重光信号が入力された
場合は、出力ポートo0、o1、o2、o3から波長λ
0a、λ0b、λ0c、λ0dの光信号がそれぞれ出力
される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正内容】
【0077】光セレクタ205Dから出力された光信号
は204本の光ファイバを束ねた光ファイバアレイ21
03を伝搬し、受信ノード202に入力される。図29
は受信ノード202の構成を示すブロック図である。受
信ノード202は、光ファイバアレイ2103から入力
された4つの光信号を4個の光受信器261によりそれ
ぞれ受信する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正内容】
【0091】また、この第7の光スイッチ網の光セレク
205Fでは、光ゲート30、32、35の数を、波
長数あるいは光合分波器4の数と同じにする必要がない
ので、光波長ルータ31、37のポート数に対する制約
が少なく、標準的な2×2の光波長ルータを用いること
ができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図23
【補正方法】変更
【補正内容】
【図23】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図25
【補正方法】変更
【補正内容】
【図25】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図36
【補正方法】変更
【補正内容】
【図36】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 法橋 宏高 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 2H088 EA31 EA33 EA40 HA30 MA20 2K002 AA02 AA03 AB04 BA06 DA14 EA25 EA26 EB12 GA10 HA02 5K002 AA01 AA03 BA05 BA06 DA02 DA13 FA01 5K069 AA06 BA09 CB10 DB33 DC07 DC08 EA02 EA23 EA24

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶に印加する電圧で光のオンオフを切
    り替える複数の光スイッチと、各光スイッチの両側に設
    置された光ファイバと、複数の光スイッチのうちどのス
    イッチに電圧を印加するかを切り替える電圧印加スイッ
    チング素子と、該電圧印加スイッチング素子に電圧を印
    加するための縦横に配置された複数のスイッチング配線
    および電圧印加配線と、該スイッチング配線および電圧
    印加配線に電圧を印加するか否かを切り替えるドライバ
    を含み、電圧を印加する任意のスイッチング配線と電圧
    印加配線の組み合わせを選択することにより、任意の位
    置の光スイッチをオンまたはオフする光スイッチ装置に
    おいて、 該スイッチ素子が形成されている基板に光ファイバを装
    着する凹部が形成されていることを特徴とする光スイッ
    チ装置。
  2. 【請求項2】 液晶に印加する電圧で光のオンオフを切
    り替える複数の光スイッチと、各光スイッチの両側に設
    置された光ファイバと、複数の光スイッチのうちどのス
    イッチに電圧を印加するかを切り替える電圧印加スイッ
    チング素子と、該電圧印加スイッチング素子に電圧を印
    加するための縦横に配置された複数のスイッチング配線
    および電圧印加配線と、該スイッチング配線および電圧
    印加配線に電圧を印加するか否かを切り替えるドライバ
    を含み、電圧を印加する任意のスイッチング配線と電圧
    印加配線の組み合わせを選択することにより、任意の位
    置の光スイッチをオンまたはオフする光スイッチ装置に
    おいて、 該光スイッチが該スイッチング素子が形成されている基
    板上に形成された第1電極と、該第1電極上に形成され
    た液晶層と、該液晶層上に形成された第2電極と、該第
    2電極上に形成された板とを有し、該板に光ファイバを
    装着する凹部が形成されていることを特徴とする光スイ
    ッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチング素子が少なくとも1個
    のトランジスタを含む素子からなることを特徴とする、
    請求項1または2記載の光スイッチ装置。
  4. 【請求項4】 透明基板上に、少なくとも1個の電界効
    果トランジスタからなるスイッチング素子が形成されて
    おり、前記電界効果トランジスタのソース部またはドレ
    イン部に透明電極が接続されており、該透明電極と対向
    透明電極との間に液晶を含み、該透明電極と対向透明電
    極との間に印加される電圧のオンオフにより光のオンオ
    フを切り替える光スイッチを含むことを特徴とする、請
    求項1乃至3の何れかに記載の光スイッチ装置。
  5. 【請求項5】 第1〜第S(S≧2)の光ゲートからな
    る空間選択用の光ゲートアレイと、該空間選択用の光ゲ
    ートアレイのK0個(K0=S)の光ゲートにそれぞれ
    接続されたK0個の入力ポートから入力される光信号の
    各々を波長に応じてK1(K1≧2)個の出力ポートの
    何れかから出力する第1段目の光波長ルータと、該第1
    段目の光波長ルータのK1個の出力ポートにそれぞれ接
    続されたK1個の光ゲートからなる第1段目の波長選択
    用の光ゲートアレイと、該第1段目の波長選択用の光ゲ
    ートアレイのK1個の光ゲートにそれぞれ接続されたK
    1個の入力ポートから入力される光信号の各々を波長に
    応じてK2(K2≧2)個の出力ポートの何れかから出
    力する第2段目の光波長ルータと、該第2段目の光波長
    ルータのK2個の出力ポートにそれぞれ接続されたK2
    個の光ゲートからなる第2段目の波長選択用の光ゲート
    アレイとを少なくとも備えた波長選択部と、該波長選択
    部の最終段R(R≧2)の波長選択用の光ゲートアレイ
    を構成するKR個の光ゲートにそれぞれ接続されたKR
    個の入力ポートから入力された光信号を合波して出力す
    る光合波器と、該光合波器から出力された光信号を受信
    する光受信器とを有する光受信装置において、 前記第1段目のゲートアレイと前記第2段目のゲートア
    レイとが請求項1乃至4の何れかに記載のスィッチ装置
    を含む光受信装置。
  6. 【請求項6】 各々異なる波長の光信号を送信する第1
    〜W(W≧2)の光送信器からなる第1〜第S(S≧
    2)の光送信器群と、 該第1〜第Sの光送信器群から送信されたW個の光信号
    を入力とし、該W個の光信号を合波した波長多重光信号
    を分波してWS(WS=W×S)個の出力ポートから出
    力する第1〜第Sの光合分波器と、 該第1〜第Sの光ゲートが前記第1〜第Sの光合分波器
    の相異なる出力ポートに接続されたWS個の請求項5記
    載の光受信装置とを備えたことを特徴とする光スイッチ
    網。
  7. 【請求項7】 第1〜第S(S≧2)の光ゲートからな
    る空間選択用の光ゲートアレイと、該空間選択用の光ゲ
    ートアレイのK0個(K0=S)の光ゲートにそれぞれ
    接続されたK0個の入力ポートから入力される光信号の
    各々を波長に応じてK1(K1≧2)個の出力ポートの
    何れかから出力する第1段目の光波長ルータと、該第1
    段目の光波長ルータのK1個の出力ポートにそれぞれ接
    続されたK1個の光ゲートからなる第1段目の波長選択
    用の光ゲートアレイと、該第1段目の波長選択用の光ゲ
    ートアレイのK1個の光ゲートにそれぞれ接続されたK
    1個の入力ポートから入力される光信号の各々を波長に
    応じてK2(K2≧2)個の出力ポートの何れかから出
    力する第2段目の光波長ルータと、該第2段目の光波長
    ルータのK2個の出力ポートにそれぞれ接続されたK2
    個の光ゲートからなる第2段目の波長選択用の光ゲート
    アレイとを少なくとも備えた波長選択部と、該波長選択
    部の最終段R(R≧2)の波長選択用の光ゲートアレイ
    を構成するKR個の光ゲートにそれぞれ接続されたKR
    個の入力ポートから入力された光信号を波長に応じてV
    (V≧2)個の出力ポートの何れかから出力する第R+
    1段目の光波長ルータと、該第R+1段目の光波長ルー
    タのV個の出力ポートから出力された光信号をそれぞれ
    受信するV個の光受信器とを有する光受信装置におい
    て、 前記第1段目のゲートアレイと前記第2段目のゲートア
    レイとが請求項1乃至4の何れかに記載の光スィッチ装
    置を含む光受信装置。
  8. 【請求項8】 V(≧2)個の波長を一群とし各々異な
    る波長群の光信号を送信する第1〜W(W≧2)の光送
    信器アレイからなる第1〜第S(S≧2)の光送信器ア
    レイ群と、 該第1〜第Sの光送信器アレイ群から送信されたW個の
    光信号を入力とし該W個の光信号を合波した波長多重光
    信号を分波してWS(WS=W×S)個の出力ポートか
    ら出力する第1〜第Sの光合分波器と、 該第1〜第Sの光ゲートが前記第1〜第Sの光合分波器
    の相異なる出力ポートに接続されたWS個の請求項7記
    載の光受信装置とを備えたことを特徴とする光スイッチ
    網。
  9. 【請求項9】 M個(M≧2)の経路を同時にオン/オ
    フ可能な1経路としてN(≧2)経路有し、該N経路の
    オン/オフを選択的に切り替えることのできるアレイ光
    セレクタと、該アレイ光セレクタのM個の出力ポートに
    それぞれ接続されたM個の光ゲートからなる第1段目の
    光ゲートアレイと、該第1段目の光ゲートアレイを構成
    するM個の光ゲートにそれぞれ接続されたM個の入力ポ
    ートから入力された光信号の各々を波長に応じてW(W
    ≧2)個の出力ポートの何れかから出力する光波長ルー
    タと、該光波長ルータの出力ポートに各々接続されたW
    個の光ゲートからなる第2段目の光ゲートアレイと、該
    第2段目の光ゲートアレイを構成するW個の光ゲートか
    ら出力された光信号を合波して出力する光合波器と、該
    光合波器から出力された光信号を受信する光受信器とを
    有する光受信装置において、 前記第1段目のゲートアレイと前記第2段目のゲートア
    レイとが請求項1乃至4の何れかに記載のスィッチ装置
    を含む光受信装置。
  10. 【請求項10】 前記M個がW個にされていることを特
    徴とする請求項9記載の光受信装置。
  11. 【請求項11】 M個(M≧2)の経路を同時にオン/
    オフ可能な1経路としてN(≧2)経路有し、該N経路
    のオン/オフを選択的に切り替えることのできるアレイ
    光セレクタと、該アレイ光セレクタのM個の出力ポート
    にそれぞれ接続されたM個の光ゲートからなる空間選択
    用の光ゲートアレイと、該空間選択用の光ゲートアレイ
    のK0個(K0=M)の光ゲートにそれぞれ接続された
    K0個の入力ポートから入力される光信号の各々を波長
    に応じてK1(K1≧2)個の出力ポートの何れかから
    出力する第1段目の光波長ルータと、該第1段目の光波
    長ルータのK1個の出力ポートにそれぞれ接続されたK
    1個の光ゲートからなる第1段目の波長選択用の光ゲー
    トアレイと、該第1段目の波長選択用の光ゲートアレイ
    のK1個の光ゲートにそれぞれ接続されたK1個の入力
    ポートから入力される光信号の各々を波長に応じてK2
    (K2≧2)個の出力ポートの何れかから出力する第2
    段目の光波長ルータと、該第2段目の光波長ルータのK
    2個の出力ポートにそれぞれ接続されたK2個の光ゲー
    トからなる第2段目の波長選択用の光ゲートアレイとを
    少なくとも備えた波長選択部と、該波長選択部の最終段
    R(R≧2)の波長選択用の光ゲートアレイを構成する
    KR個の光ゲートにそれぞれ接続されたKR個の入力ポ
    ートから入力された光信号を合波して出力する光合波器
    と、該光合波器から出力された光信号を受信する光受信
    器とを有する光受信装置において、前記第1段目のゲー
    トアレイと前記第2段目のゲートアレイとが請求項1乃
    至4の何れかに記載のスィッチ装置を含む光受信装置。
  12. 【請求項12】 各々異なる波長の光信号を送信する第
    1〜W(W≧2)の光送信器からなる第1〜第S(S=
    M×N)の光送信器群と、 該第1〜第Sの光送信器群から送信されたW個の光信号
    を入力とし、該W個の光信号を合波した波長多重光信号
    を分波してWS(WS=W×S=W×M×N)個の出力
    ポートから出力する第1〜第Sの光合分波器と、 該第1〜第Sの入力ポートが前記第1〜第Sの光合分波
    器の相異なる出力ポートに接続されたWS個の請求項9
    または請求項11記載の光受信装置とを備えたことを特
    徴とする光スイッチ網。
  13. 【請求項13】 M個(M≧2)の経路を同時にオン/
    オフ可能な1経路としてN(≧2)経路有し、該N経路
    のオン/オフを選択的に切り替えることのできるアレイ
    光セレクタと、該アレイ光セレクタのM個の出力ポート
    にそれぞれ接続されたM個の光ゲートからなる空間選択
    用の光ゲートアレイと、該空間選択用の光ゲートアレイ
    のK0個(K0=M)の光ゲートにそれぞれ接続された
    K0個の入力ポートから入力される光信号の各々を波長
    に応じてK1(K1≧2)個の出力ポートの何れかから
    出力する第1段目の光波長ルータと、該第1段目の光波
    長ルータのK1個の出力ポートにそれぞれ接続されたK
    1個の光ゲートからなる第1段目の波長選択用の光ゲー
    トアレイと、該第1段目の波長選択用の光ゲートアレイ
    のK1個の光ゲートにそれぞれ接続されたK1個の入力
    ポートから入力される光信号の各々を波長に応じてK2
    (K2≧2)個の出力ポートの何れかから出力する第2
    段目の光波長ルータと、該第2段目の光波長ルータのK
    2個の出力ポートにそれぞれ接続されたK2個の光ゲー
    トからなる第2段目の波長選択用の光ゲートアレイとを
    少なくとも備えた波長選択部と、該波長選択部の最終段
    R(R≧2)の波長選択用の光ゲートアレイを構成する
    KR個の光ゲートにそれぞれ接続されたKR個の入力ポ
    ートから入力された光信号を波長に応じてV(V≧2)
    個の出力ポートの何れかから出力する第R+1段目の光
    波長ルータと、該第R+1段目の光波長ルータのV個の
    出力ポートから出力された光信号をそれぞれ受信するV
    個の光受信器とを有する光受信装置において、 前記第1段目のゲートアレイと前記第2段目のゲートア
    レイとが請求項1乃至4の何れかに記載のスィッチ装置
    を含む光受信装置。
  14. 【請求項14】 V(≧2)個の波長を一群とし各々異
    なる波長群の光信号を送信する第1〜W(W≧2)の光
    送信器アレイからなる第1〜第S(S≧2)の光送信器
    アレイ群と、該第1〜第Sの光送信器アレイ群から送信
    されたW個の光信号を入力としこれらW個の光信号を合
    波した波長多重光信号を分波してWS(WS=W×S=
    W×M×N)個の出力ポートから出力する第1〜第Sの
    光合分波器と、該第1〜第Sの入力ポートが前記第1〜
    第Sの光合分波器の相異なる出力ポートに接続されたW
    S個の請求項13記載の光受信装置とを備えたことを特
    徴とする光スイッチ網。
  15. 【請求項15】 前記第1段目〜第R段目の光ゲートア
    レイにおける光ゲートの数K1〜KRが素数または4で
    あることを特徴とする請求項5、請求項7、請求項1
    1、請求項13の何れかに記載された光受信装置。
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