JPH05273603A - 光スイッチ装置 - Google Patents

光スイッチ装置

Info

Publication number
JPH05273603A
JPH05273603A JP7098792A JP7098792A JPH05273603A JP H05273603 A JPH05273603 A JP H05273603A JP 7098792 A JP7098792 A JP 7098792A JP 7098792 A JP7098792 A JP 7098792A JP H05273603 A JPH05273603 A JP H05273603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
waveguide
waveguides
waveguide unit
branching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7098792A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Nakahira
佳裕 中平
Ryohei Konuma
良平 小沼
Masaki Yamauchi
雅喜 山内
Shiyouji Torii
肖▲史▼ 鳥居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP7098792A priority Critical patent/JPH05273603A/ja
Publication of JPH05273603A publication Critical patent/JPH05273603A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クロストークを従来より低減でき、実装が従
来より容易でかつ波長多重された光信号を従来より扱い
易い光スイッチ装置を提供すること。 【構成】 N行M列の液晶パネル21の一方の面側に第
1の導波路ユニット23を設け、他方の面側に第2の導
波路ユニット25を設ける。第1の導波路ユニット23
は、1入力M出力の分岐用導波路23aをN本有しかつ
各分岐用導波路のM個の出力端23aa〜23ahがパ
ネル21の列方向の光シャッタ21Ha〜21Hhと重
複なく対向するよう各分岐用導波路を配置したものとし
てある。また、第2の導波路ユニット25は、N入力1
出力の集光用導波路25aをM本有しかつこれら各集光
用導波路のN個の入力端25aa〜25ahがパネル2
1の行方向の光シャッタ21Aa〜21Haと重複なく
対向するよう各集光用導波路を配置したものとしてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光シャッタアレイを
有する光スイッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを用いたローカルエリアネッ
トワークを構築する場合等に使用できる光スイッチ装置
の一例として、例えば文献(GCOM’88,pp.2
9.4.1−29.4.5(1988))に開示のよう
な、光シャッタアレイを有する光スイッチ装置があっ
た。図6はその説明に供する図であり、この従来の光ス
イッチ装置の構成を概略的に示したブロック図である。
なお、図6では4×4規模の光スイッチ装置を示してい
るが、より大きな規模(N×M規模)に勿論拡張でき
る。
【0003】この従来の光スイッチ装置10は、入力用
光ファイバ11a〜11dを伝送されてきた各光信号を
ある特定方向に細い帯状に広げるための各分配用レンズ
13a〜13dから成る分配用レンズアレイ13と、該
分配用レンズアレイ13の後段に設けられ外部からの操
作によって光を透過したり遮蔽する機能を持つ光シャッ
タ(文献ではSLM:Spatial Light Modulatorsと称さ
れている。)15Aa〜15Ddをマトリクス状に配置
してある光シャッタアレイ15と、該光シャッタアレイ
15の後段に設けられ前記特定方向とは直交する方向に
並ぶ各光シャッタの領域からの光を1本の出力用光ファ
イバ17a、17b,17c又は17dに集光するため
の集光用レンズ19a〜19dから成る集光用レンズア
レイ19と、を具えるものであった。
【0004】この従来の光スイッチ装置10では、例え
ば入力用光ファイバ11bを伝送されてきた光信号は、
分配用レンズ13bにより、光シャッタアレイ15の1
5Ab,15Bb,15Cb,及び15Dbの各光シャ
ッタに対応する領域に導かれる。ここで、これら光シャ
ッタが閉じられていればこの光信号はここで遮断される
ので集光用レンズアレイ19には至らないが、いずれか
の光シャッタが透過状態とされていれば光信号は集光用
レンズアレイ19に至る。図6の例では光シャッタ15
Cbが透過状態とされているので光信号はこの光シャッ
タ15Cbを通って集光用レンズ19cに至る。この集
光用レンズ19cは、光シャッタアレイ15中の15C
a,15Cb,15Cc,15Cdの各光シヤッタを透
過した光を出力用光ファイバ17cに集光するので、光
シャッタ15Cbを通った当該光信号は出力用光ファイ
バ17cより出力される。このように、この光スイッチ
装置10では、光シャッタアレイの縦の列(a〜d列)
の選択具合で入力用光ファイバを決定でき、横の列(A
〜D行)の選択具合で出力用光ファイバを決定でき、よ
って、任意の入力用光ファイバと出力用光ファイバとの
間での光交換ができた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光スイッチ装置では、入力用光ファイバから光シャッタ
アレイへ光信号を導くこと及び、光シャッタアレイから
出力用光ファイバへ光信号を導くことを、いずれも、レ
ンズ系を用いて行なっていたため、前者の操作において
は光信号が目的とする光シャッタ列に隣接する光シャッ
タ列にまではみ出す場合が生じ、後者の操作においては
光信号が目的とする出力用光ファイバに隣接する光ファ
イバにまではみ出す場合が生じ、クロストークひいては
誤動作が発生することがある。
【0006】また、この従来の光スイッチ装置を構成す
るためには、入力用光ファイバ、分配用レンズアレイ、
光シャッタアレイ、集光用レンズアレイ及び出力用光フ
ァイバ間で光軸を合わせる必要があるなど実装に関する
技術的な問題が存在するため特に小型かつ大容量の装置
を構成する場合困難が伴う。
【0007】また、波長が異なる複数の光を前述の分配
用レンズや集光用レンズに入射した場合各光の屈折率が
異なるためこれら光全てを目的通りに分配及び集光する
ことは困難である。従って、上述の従来の光スイッチ装
置では波長多重された光信号を扱うことが困難であっ
た。
【0008】この発明はこのような点に鑑みなされたも
のであり、従ってこの発明の目的は、光シャッタアレイ
を有する光スイッチ装置であってクロストークを従来よ
り低減でき、実装が従来より容易でかつ波長多重された
光信号を従来より扱い易い光スイッチ装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この発明の光スイッチ装置によれば、N行M列の光
シャッタアレイパネルと、この光シャッタアレイパネル
の一方の面側に設けられた第1の導波路ユニットであっ
て、1入力M出力の分岐用導波路をN本有しかつ各分岐
用導波路のM個の出力端が前述のパネルの列方向の光シ
ャッタと重複なく対向するよう各分岐用導波路を配置し
てある第1の導波路ユニットと、前述の光シャッタアレ
イパネルの他方の面側に設けられた第2の導波路ユニッ
トであって、N入力1出力の集光用導波路をM本有しか
つこれら各集光用導波路のN個の入力端が前述のパネル
の行方向の光シャッタと重複なく対向するよう各集光用
導波路を配置してある第2の導波路ユニットとを具えた
ことを特徴とする(ただし、N、Mは正の整数であり互
いに同じでも異なっても良い。)。
【0010】この発明の実施に当たり、前述の1入力M
出力の分岐用導波路をN枚の基板に別々に形成し、これ
ら分岐用導波路を形成したN枚の基板を積層して前述の
第1の導波路ユニットを構成し、かつ、前述のN入力1
出力の集光用導波路をM枚の基板に別々に形成し、これ
ら集光用導波路を形成したM枚の基板を積層して前述の
第2の導波路ユニットを構成するのが好適である。
【0011】また、この発明の実施に当たり、前述のN
本の分岐用導波路のうちの少なくとも2本を同一基板に
形成し前述のM本の集光用導波路のうちの少なくとも2
本を同一基板に形成するというように、各導波路ユニッ
トを一体型のものとしても良い。
【0012】
【作用】この発明の構成によれば、第1の導波路ユニッ
トの各分岐用導波路の入力端各々に入力用光ファイバな
どの光信号入力系を接続でき、また、第2の導波路ユニ
ットの各集光用導波路の出力端各々に出力用光ファイバ
などの光信号出力系を接続できる。そして、光信号入力
系(例えば入力用光ファイバ)から光シャッタアレイへ
光信号を導くこと及び、光シャッタアレイから光信号出
力系(例えば出力用光ファイバ)へ光信号を導くこと
を、いずれも、個別の導波路(分岐用導波路や集光用導
波路)により行なえる。
【0013】また、第1の導波路ユニットの各分岐用導
波路、第2の導波路ユニットの各集光用導波路は公知の
光導波路作製技術により目的の配列に精度良く形成で
き、かつ、第1の導波路ユニット、光シャッタアレイ、
第2の導波路ユニット間の位置合わせは、従来の光スイ
ッチ装置での光軸合わせに比べ、容易である。特に、1
入力M出力の分岐用導波路をN枚の基板に別々に形成し
これら基板を積層して第1の導波路ユニットを構成し、
かつ、N入力1出力の集光用導波路をM枚の基板に別々
に形成しこれら基板を積層して第2の導波路ユニットを
構成する場合、各導波路ユニットを作製する際の容易
さ、これらを光シャッタアレイと共に実装する際の容易
さからいって、好ましい。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の光スイッチ
装置の実施例について説明する。しかしながら説明に用
いる各図はこの発明を理解できる程度に各構成成分の寸
法、形状及び配置関係を概略的に示してあるにすぎな
い。
【0015】図1は実施例の光スイッチ装置20を分解
して示した斜視図である。この場合、8×8規模(N=
M=8)の光スイッチ装置の例を示している。また、図
1では、理解を深めるため、入力用光ファイバ30A〜
30H及び出力用光ファイバ40a〜40hを共に示し
てある。
【0016】この光スイッチ装置20は、N行(この場
合A〜H行)M列(この場合a〜h列)の光シャッタア
レイパネル21と、この光シャッタアレイパネル21の
一方の面側に設けた第1の導波路ユニット23と、この
光シャッタアレイパネル21の他方の面側に設けた第1
の導波路ユニット25とを具える。そして、これら光シ
ャッタパネル21、第1の導波路ユニット23及び第2
の導波路ユニット25を所定の関係(後述する)で積層
することにより実施例の光スイッチ装置20を構成す
る。図2に積層状態(実際)の光スイッチ装置20を示
した。
【0017】なお、この発明の光スイッチ装置では、光
シャッタアレイパネル21、第1の導波路ユニット23
及び第2の導波路ユニット25を直接積層するのではな
く、これらの間に他の構成成分を設けても良い。例え
ば、第1の導波路ユニット23と光シャッタアレイパネ
ル21との間、光シャッタアレイパネル21と第2の導
波路ユニット25との間の双方又は一方にマイクロレン
ズアレイを設け集光性を高めても良い。図3は、その一
例を示したもので、第1の導波路ユニット23と光シャ
ッタアレイパネルとの間、光シャッタアレイパネル21
と第2の導波路ユニット25との間の双方にマイクロレ
ンズアレイ27を設けた実施例の光スイッチ装置20を
示した断面図である。
【0018】次に、光シャッタアレイパネル21、第1
の導波路ユニット23及び第2の導波路ユニット25各
々の詳細な構成及びそれらを積層する際の位置関係につ
いて説明する。
【0019】光シャッタアレイパネルは、外部からの制
御により、パネルの一方面から他方面に光を透過したり
またはその光を遮蔽する機能を有する光シャッタ21A
a〜21Hhを2次元的に配列してあるものであれば種
々のもので構成できる。ただしここでいう遮蔽とは、全
く遮蔽する場合と光強度を変調する場合とを含む。光シ
ャッタアレイパネルの具体例としては液晶パネルを挙げ
ることができる。このような液晶パネルのなかでも、強
誘電性液晶パネルは、通常のSTN(スーパーツイステ
ッドネマチック)液晶パネルに比べ非常に高い消光比が
得られる(200:1〜500:1)ので好適である
(例えば文献「1991年電子情報通信学会秋季大
会」,p.3−1,講演番号B−282)。勿論、この
発明の光シャッタアレイパネルは、液晶に限られず他の
好適なものでも良い。
【0020】また、第1の導波路ユニット23は、図1
に示したように、1入力M出力(この場合は8出力)の
分岐用導波路23aをN本(この場合8本)有しかつ各
分岐用導波路23aの8個の出力端23aa〜23ah
が上述の光シャッタアレイパネル21の列方向の光シャ
ッタ(例えば、21Ha〜21Hh)と重複なく対向す
るよう(具体例で言えば、出力端23aaが光シャッタ
21Haに対向し、・・・・、出力端23ahが光シャ
ッタ21Hhに対向するように)各分岐用導波路を配置
してある。またこの実施例では、この第1の導波路ユニ
ット23は、1入力8出力の分岐用導波路23aを8枚
の基板に別々に形成しこれら分岐用導波路23aを形成
した各基板(図1に23xで示すもの。)を各基板の分
岐用導波路23aの入力端同士、出力端同士が揃うよう
に貼り合わせたもので、構成している。
【0021】なお、分岐用導波路23aを形成する基板
は、目的に応じた種々のものとできる。例えば、光導波
路作製において従来から使用されている種々の基板、例
えばガラス基板、LiNbO3 基板などから選択でき
る。ただし、この分岐用導波路23aは光を導波するこ
とができれば良いので基板の大きさに制約がある電気光
学効果を有する基板を特に用いないでも構成できる。こ
の点から、この発明の光スイッチ装置が大規模化に対し
有利であるといえる。また、分岐用導波路23aは公知
の導波路作製技術により形成できる。分岐用導波路23
aを作製する際は各出力端で同様な光出力を得ることが
できるように導波路を分岐するのが好適である。なお、
図1に示した例では分岐用導波路23aの形状を、入力
用光ファイバ30A〜30Hとの接続端から導波路が直
線状に延びその所々で逆L字状に順次に導波路が分岐し
ている形状としているが、分岐用導波路の形状は設計に
応じ変更できる。例えば、図4に示したように扇状の分
岐用導波路23aであっても良い。図1に示した構成の
第1の導波路ユニット23の場合は入力用光ファイバ3
0A〜30Hを導波路ユニット23に、光シャッタアレ
イパネルの平面と平行な方向から接続でき、また、図4
に示したものの場合は入力用光ファイバ30A〜30H
を導波路ユニット23に、光シャッタアレイパネルの厚
さ方向と平行な方向から接続できる。
【0022】また、第2の導波路ユニット25は、図1
に示したように、N入力(この場合は8入力1出力の集
光用導波路25aをM本(この場合8本)有しかつ各集
光用導波路25aの8個の入力端25aa〜25ahが
上述の光シャッタアレイパネル21の行方向の光シャッ
タ(例えば、21Aa〜21Ha)と重複なく対向する
よう(具体例で言えば、入力端25aaが光シャッタ2
1Aaに対向し、・・・・、入力端25ahが光シャッ
タ21Haに対向するように)各集光用導波路を配置し
てある。この実施例では、この第2の導波路ユニット2
5は、8入力1出力の分岐用導波路25aを8枚の基板
に別々に形成しこれら集光用導波路25aを形成した各
基板(図1に25xで示すもの。)を各基板の集光用導
波路25aの入力端同士、出力端同士が揃うように貼り
合わせたもので、構成している。この第2の導波路ユニ
ット25は、構造的には第1の導波路ユニット23と同
じで良い。ただし、積層に当たっては、2枚の第1の導
波路ユニット23を、それぞれの出力端側の面が光シャ
ッタアレイパネル21側に向くようにかつ互いが90度
面内回転したような配置になるように対向させる。
【0023】次に、上述の実施例の光スイッチ装置20
の理解を深めるために、この光スイッチ装置20の動作
について図1を参照して説明する。
【0024】たとえば、入力用光ファイバ30Hを伝送
されてきた光信号は第1の導波路ユニット23において
この場合8分岐され分岐用導波路23aの8個所の出力
端23aa〜23ahに至り、さらに、これらの出力端
と対向する21Ha〜21Hhの各光シャッタに至る。
ここで、これら光シャッタ21Ha〜21Hhが閉じら
れていればこの光信号はここで遮断されるので第2の導
波路ユニット25には至らないが、いずれかの光シャッ
タが透過状態とされていれば光信号は第2の導波路ユニ
ット25に至る。図1の例では光シャッタ21Hcbが
透過状態とされているので光信号はこの光シャッタ21
Hcを通って第2の導波路ユニット25の、この光シャ
ッタ21Hcと対向している入力端25chに至る。そ
して、この光信号はこの入力端25chを1つの入力端
としている集光用導波路を通って出力用光ファイバ40
cへ出力される。同様にして、光シャッタアレイパネル
21の任意の位置の光シャッタを透過状態とすることに
より、任意の入力用光ファイバと出力用光ファイバとの
間での光交換ができる。ただし、この発明の光スイッチ
装置では、入力用光ファイバから光シャッタアレイパネ
ル21へ光信号を導くこと及び、光シャッタアレイパネ
ル21から光出力用光ファイバへ光信号を導くことを、
いずれも、導波路(分岐用導波路や集光用導波路)で行
なっているので、光信号を目的の光シャッタへ確実に導
けさらに該当する光シャッタから目的の出力用光ファイ
バに確実に導ける。このため、クロストークは図6を用
いて説明した従来の装置より起こりにくい。
【0025】なお、図1を用いて説明した例では、分岐
用導波路23a(集光用導波路25a)を別々の基板に
形成しこれら基板を積層することにより第1の導波路ユ
ニット23(第2の導波路ユニット25)を構成してい
た。このようにすると、目的の第1の及び第2の導波路
ユニットが容易に得られるからである。しかし、各導波
路ユニット23,25は、上述のような複数基板を積層
したものに限らず一体型のものとしても良い。以下、一
体型の第1の導波路ユニットの一例について、図5
(A)及び(B)を参照して説明する。ここで、図5
(A)は一体型の第1の導波路ユニット50の要部斜視
図であり、図5(B)は図5(A)のI−I線における
断面図である。
【0026】この例の一体型の第1の導波路ユニット5
0は、N本の分岐用導波路のうちの全部を同一基板に形
成した例である。この一体型の第1の導波路ユニット5
0は、例えばガラス基板51に直線導波路53をN本平
行に形成し、これら直線導波路53にこの導波路を伝播
する光の伝播方向をガラス基板51の厚さ方向と平行な
方向に変更するための光路変更手段55をM個設けた構
成のものである。光路変更手段55は、例えば、ガラス
基板の光路変更手段形成領域を一部を除去しそこに光分
配のための例えばハーフミラーを設けるようにして構成
できる。光路変更手段55の設計に当たっては直線導波
路51を光信号が進むに従いこの光信号が光出力的に見
て各光路変更手段において1/Mづつ分配されるように
設計するのが良い。また、一体型の第2の導波路ユニッ
トも図5に示した構造のもので構成できる。なお、光ス
イッチ装置が大規模になった場合は、N本の分岐用導波
路のうちのいくつか(少なくとも2本以上)を第1の基
板に図5を参照して説明した要領で形成して一体型の第
1の導波路ユニットの一部分を作製し、残りの分岐用導
波路を第2の基板(光スイッチ装置の規模によっては第
3、・・を用いても良い。)に同様に作製する。そし
て、これら第1の基板及び第2の基板を並べて一体型の
第1の導波路ユニットとする。
【0027】上述においてはこの発明の光スイッチ装置
の実施例について説明したがこの発明は上述の実施例に
限られない。
【0028】たとえば、上述の例では8×8規模の光ス
イッチ装置について説明したが、光スイッチ装置の規模
は設計に応じ変更できる。勿論、MとNとが異なる値の
ものにも適用できる。
【0029】また、光シャッタアレイパネル21におけ
る光シャッタの配置は碁盤目状に限られずたとえば不均
等に配置したり、菱形状に配置する等設計に応じ変更で
きる。
【0030】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明の光スイッチ装置によれば、光信号入力系(例え
ば入力用光ファイバ)から光シャッタアレイへ光信号を
導くこと及び、光シャッタアレイから光信号出力系(例
えば出力用光ファイバ)へ光信号を導くことを、何れ
も、導波路(分岐用導波路や集光用導波路)により行な
える。このため、光信号を目的の光シャッタへ確実に導
けさらに該当する光シャッタから目的の出力用光ファイ
バに確実に導けるので、クロストークが従来(図6を用
いて説明した装置)より起こりにくい。
【0031】また、第1の導波路ユニット、第2の導波
路ユニット各々は公知の光導波路作製技術により高密度
にかつ目的の配列に精度良く形成できる。また、光シャ
ッタアレイパネルも周知の通り高密度にかつ目的の配列
に精度良く形成できる。そして、第1の導波路ユニッ
ト、光シャッタアレイ、第2の導波路ユニット間の位置
合わせは、従来の(図6の)光スイッチ装置での光軸合
わせに比べ、容易である。これらのため、小型で大容量
の光スイッチ装置を提供できる。特に、1入力M出力の
分岐用導波路をN枚の基板に別々に形成しこれら基板を
積層して第1の導波路ユニットを構成し、かつ、N入力
1出力の集光用導波路をM枚の基板に別々に形成しこれ
ら基板を積層して第2の導波路ユニットを構成する場
合、目的の第1及び第2導波路ユニットが容易に得られ
るので、この発明の光スイッチ装置の実現に好適であ
る。
【0032】また、この発明の光スイッチ装置ではレン
ズ系などのような光の波長依存が大きい部品を用いてい
ないので波長多重した光信号を扱い易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の光スイッチ装置の説明に供する図であ
り、実施例の光スイッチ装置を分解して示した斜視図で
ある。
【図2】実施例の光スイッチ装置の斜視図である。
【図3】変形例の説明に供する図でありマイクロレンズ
アレイを使用した例を示した光スイッチ装置の断面図で
ある。
【図4】分岐用(集光用)導波路の他の例を示した図で
ある。
【図5】(A)及び(B)は、一体形の第1の導波路ユ
ニットの説明図である。
【図6】従来の光スイッチ装置の説明に供する図であ
る。
【符号の説明】
20:実施例の光スイッチ装置 21:N行M列の光シャッタアレイパネル 21Aa,21Ha,21Hc,21Hh:光シャッタ 23:第1の導波路ユニット 25:第2の導波路ユニット 23a:1入力M出力の分岐用導波路 23aa,23ah:分岐用導波路の出力端 23x:分岐用導波路を形成した基板 25a:N入力1出力の集光用導波路 25aa,25ah:集光用導波路の入力端 25x:集光用導波路を形成した基板 30a〜30H:入力用光ファイバ 40a〜40h:出力用光ファイバ 27:マイクロレンズアレイ 50:一体型の第1の導波路ユニット 51:ガラス基板 53:直線状導波路 55:光路変更手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥居 肖▲史▼ 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N行M列の光シャッタアレイパネルと、 該光シャッタアレイパネルの一方の面側に設けられた第
    1の導波路ユニットであって、1入力M出力の分岐用導
    波路をN本有しかつ各分岐用導波路のM個の出力端が前
    記パネルの列方向の光シャッタと重複なく対向するよう
    各分岐用導波路を配置してある第1の導波路ユニット
    と、 前記光シャッタアレイパネルの他方の面側に設けられた
    第2の導波路ユニットであって、N入力1出力の集光用
    導波路をM本有しかつこれら各集光用導波路のN個の入
    力端が前記パネルの行方向の光シャッタと重複なく対向
    するよう各集光用導波路を配置してある第2の導波路ユ
    ニットとを具えたことを特徴とするN×M規模の光スイ
    ッチ装置(ただし、N、Mは正の整数であり互いに同じ
    でも異なっても良い。)。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光スイッチ装置におい
    て、 前記1入力M出力の分岐用導波路をN枚の基板に別々に
    形成し、これら分岐用導波路を形成したN枚の基板を積
    層して前記第1の導波路ユニットを構成し、 前記N入力1出力の集光用導波路をM枚の基板に別々に
    形成し、これら集光用導波路を形成したM枚の基板を積
    層して前記第2の導波路ユニットを構成してあることを
    特徴とする光スイッチ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光スイッチ装置におい
    て、 前記N本の分岐用導波路のうちの少なくとも2本を同一
    基板に形成してあり、 前記M本の集光用導波路のうちの少なくとも2本を同一
    基板に形成してあることを特徴とする光スイッチ装置。
JP7098792A 1992-03-27 1992-03-27 光スイッチ装置 Withdrawn JPH05273603A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7098792A JPH05273603A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 光スイッチ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7098792A JPH05273603A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 光スイッチ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05273603A true JPH05273603A (ja) 1993-10-22

Family

ID=13447397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7098792A Withdrawn JPH05273603A (ja) 1992-03-27 1992-03-27 光スイッチ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05273603A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6271949B1 (en) 1996-12-18 2001-08-07 Nec Corporation Optical communication system using wavelength-division multiplexed light
US6718081B2 (en) 2001-03-05 2004-04-06 Fujitsu Limited Optical switch
US7212743B2 (en) 2001-07-17 2007-05-01 Nec Corporation Optical switch device, and optical reception device and optical switch network in which the optical switch device is applied

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6271949B1 (en) 1996-12-18 2001-08-07 Nec Corporation Optical communication system using wavelength-division multiplexed light
US6333800B1 (en) 1996-12-18 2001-12-25 Nec Corporation Optical communication system using wavelength-division multiplexed light
US6718081B2 (en) 2001-03-05 2004-04-06 Fujitsu Limited Optical switch
US7212743B2 (en) 2001-07-17 2007-05-01 Nec Corporation Optical switch device, and optical reception device and optical switch network in which the optical switch device is applied

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5619601A (en) Optical switch and optical distributor using polarization control and partial reflection
JP4945062B2 (ja) 同調型光学フィルタ
JP2757563B2 (ja) 偏光回転を用いた周波数選択光スイッチ
US6285500B1 (en) Wavelength selective switch
US5414541A (en) Optical switch employing first and second ferroelectric cells with alignment layers having alignment directions offset by 45°
US6175448B1 (en) Optical circulators using beam angle turners
CN102859433B (zh) 光开关
EP1237040A2 (en) Integrated optical elements
CN107850743A (zh) 使用偏振束置换器的光耦合
US6714743B2 (en) Wide range tunable filter
US6658212B1 (en) Polarization-independent, configurable optical multiplexer
US6714339B2 (en) Optical switch based on light spatial modulators
JP2004170924A (ja) 導波路埋め込み型光回路及びこれに用いる光学素子
US20020122251A1 (en) Wavelength selective switch and variable optical attenuator
JPH05273603A (ja) 光スイッチ装置
JPH03171115A (ja) 光合分波器
US6822793B2 (en) Compact polarization insensitive circulators with simplified structure and low polarization mode dispersion
US6043933A (en) Split optical element and a low cost fabrication approach
US20020171931A1 (en) Integrated optical device with polarization based signal routing
US6778726B2 (en) Optical switch
JP2002040283A (ja) 光デバイス及びその製造方法
JPH049823A (ja) 光クロスバスイッチ
JP3040883B2 (ja) 多端子光スイッチ
JPS61121042A (ja) 光スイツチ
JPH06332022A (ja) 光スイッチ素子を具えた光接続装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990608