JP2003029172A - 光スイッチ - Google Patents

光スイッチ

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JP2003029172A JP2001218447A JP2001218447A JP2003029172A JP 2003029172 A JP2003029172 A JP 2003029172A JP 2001218447 A JP2001218447 A JP 2001218447A JP 2001218447 A JP2001218447 A JP 2001218447A JP 2003029172 A JP2003029172 A JP 2003029172A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アナログビーム操舵式の自由空間型光スイッ
チにおいて、低電圧駆動で光信号のステアリング角を拡
大させて大規模化に対応した、小型・高速かつ低コスト
で信頼性の高い光スイッチを提供する。 【解決手段】 本発明の光スイッチでは、マイクロミラ
ーを駆動する静電アクチュエータの電極形状を、可動ミ
ラーの中心に向かって電極幅Wを縮小し、同時に可動ミ
ラーの外縁部に向かっても、同様にその電極幅Wを縮小
するように設定し、これによりマイクロミラーの駆動ト
ルク特性を改善して、低電圧駆動で位置決め制御可能な
ステアリング角を拡大させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信システム等
において、複数の光信号の接続切替を行う光クロスコネ
クトに関し、特にマイクロマシン技術を用いて構成され
る自由空間型のアナログビーム操舵式光スイッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】情報社会の発展に伴い、大容量の情報伝
達が可能な光通信システムの開発・整備が進められてい
る。このような光通信システムでは、増大する通信需要
を賄うために、1本の光ファイバに異なる波長の信号を
重畳して送受信する波長分割多重(WDM:Wavelength Di
vision Multiplexing)伝送技術が用いられており、2
点間の通信を光合分波器(Multiplexer/Demultiplexe
r)を用いて結合するPoint-to-Point方式に加え、中継
基地で特定波長を分岐(Drop)、挿入(Add)するAdd-D
rop方式などが導入されている。
【0003】このようなシステムの実現のためには、高
速変調に対応した光源や大容量伝送用光ファイバ、広帯
域ファイバー増幅器、多チャンネル波長フィルタなどが
不可欠であるが、なかでも、時々刻々と変化する通信需
要や通信回線の故障などに柔軟に対応するために、複数
の入力ポートから任意波長の光信号を選択的に切り替え
て、所定の出力ポートへ接続する光スイッチが重要なキ
ー・テクノロジーとなっている。
【0004】一方、光通信システムの開発方向として、
低コスト化とシステムの簡素化及び伝送レートの高速化
を目的として、光信号を電気信号に変換することなく伝
送する全光化が推し進められている。この場合、光路設
定を行う大規模スイッチにおいても、一旦光を電気に変
換して伝送路を組み換えるのではなく、光のまま経路を
つなぎ換える全光型の光クロスコネクタ(OXC:Optical
Cross Connector)を光スイッチとして利用することに
なる。
【0005】全光型の光スイッチには、1入力2出力
(1×2)の小規模なスイッチから、11000×10
00以上の大規模なものまで必要とされている。
【0006】図5(a)に小規模光スイッチ(1×2)
の従来例を示す。この小規模光スイッチでは、1本の入
力側光ファイバ12を、ソレノイドコイルと永久磁石か
らなる機械式の駆動回路14を用いて、2本の出力側光
ファイバ13のうちいずれか片方に選択的に接続させる
ように構成している(NTT,R&D Vol.48 No.9 :1999 p.66
5-673)。
【0007】この場合、図5(b)に示すように、複数
の小規模光スイッチ104を階層的に組み合わせて、N
×Mの多入力・多出力の光スイッチを構成することも可
能であるが、階層が大きくなるほど光学的損失が増える
ため、あまり大規模スイッチには適していない。
【0008】図6に、全光型の大規模光スイッチの従来
例(概念図)を、また、図7に光スイッチの光学デバイ
ス部の詳細を示す。これは自由空間型の光クロスコネク
トであり、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)
の技術を応用して、アレイ化したマイクロミラー素子を
マイクロアクチュエータにより個々に駆動してファイバ
間の光接続を行っている。
【0009】図6に示す従来例の光スイッチでは、キャ
ピラリ1701のアレイ貫通孔(図示せず)に固定され
たN本の光ファイバからなる入力側ファイバアレイ15
とコリメート用のレンズアレイ1801とからなる入力
ポート19と、同じくキャピラリ1702に固定された
M本の光ファイバからなる出力側ファイバアレイ16と
レンズアレイ1802とからなる出力ポート20と、2
枚の光スイッチアレイ2101及び2102とから構成
されている。
【0010】ここで、2枚の光スイッチアレイ2101
及び2102は、図6(b)〜(c)に示すように、入
出力ポートに応じた数のマイクロミラー203をマトリ
クス状に2次元配列して構成されており、各マイクロミ
ラー203は、図6(c)に示すように、静電力等を利
用したマイクロアクチュエータ(図示せず)を用いて2
自由度(図6(d)中、RX及びRY方向)に操舵でき
るよう構成されており(2軸駆動型)、マイクロミラー
203へ入射されたレーザ光を任意の方向へ反射させて
いる。
【0011】これにより、図6(a)に示すように、入
力ポート19から出力され、レンズアレイ1801を通
過してコリメートされた任意の光信号を、光スイッチア
レイ2101の該当するマイクロミラー203を2軸駆
動させることによって反射光をステアリングし、第2の
光スイッチアレイ2102に入射させ、同じく第2の光
スイッチアレイ2102のマイクロミラーを同様に可動
させ、反射光を出力ポート20の任意の光ファイバへ入
射させてスイッチングを行っている(アナログビーム操
舵式)。
【0012】図7に、自由空間型光スイッチのマイクロ
ミラー(2軸駆動型)の平面図の一例を、図8に、その
動作原理(静電駆動型)を示す。マイクロミラー203
は、1対のヒンジばね503によりミラーフレーム30
3に軸支持されており、一方、前記ミラーフレーム30
3は同じく1対のヒンジばね603により外部の枠体7
03に軸支持されている。
【0013】このとき、前記マイクロミラー203の回
転軸と前記ミラーフレーム303の回転軸とは直交する
向きに設定されており、2軸を独立して駆動することに
より反射光を2次元的にステアリングさせている。ヒン
ジばね部の形状は、所定の剛性が得られるものならば何
でも良く、ここでは葛折り形状(図7(b)参照)を採
用している。
【0014】他方、マイクロミラー203の対向面にあ
たる基板1102には、2組の電極対903及び100
3が直交配置されており、接地された光学デバイス(マ
イクロミラー203)と組み合わされて静電駆動型のマ
イクロアクチュエータを構成しており、印加電圧に応じ
た静電力をアナログ制御することでマイクロミラー20
3及びミラーフレーム303を各軸周りに回動させてい
る(図8(a)〜(c)参照)。
【0015】なお、光クロスコネクトには、この他に
も、光路が平面状に構成され、ミラーがONで立ち上が
り、OFFで下がる方式(ディジタルクロスバー式)も
提案されている。この光クロスコネクトは、簡単なディ
ジタル制御で操作でき、入出力光ファイバの位置決めが
容易で、集積が容易であるいう特徴があるが、スイッチ
の数がN×Nの接続で、Nのスイッチ素子を必要とし
(アナログビーム操舵式では、スイッチ素子は2N)、
かつ光路差が大きくなるため、損失が増加するという欠
点があり、大規模スイッチへの適用は困難と考えられて
いる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】光通信システムにおけ
る通信容量は、チャネル当たりの伝送レートとチャネル
数の積で決まるため、伝送レートの高速化と共に、今後
ますます多チャンネル化への対応が迫られると考えられ
ており、そのため、全光型の大規模光スイッチへの期待
は高まっている。
【0017】なかでもアナログビーム操舵式の自由空間
型光スイッチは、光学損失をある程度抑えて小型・低コ
ストの大規模スイッチを実現する解として期待されてお
り、Lucent Technologiesやχros(現在、Nortelに買
収)などから発表されている。
【0018】アナログビーム操舵式の自由空間型光スイ
ッチの場合、スイッチの大規模化、即ち、入出力ポート
数の増加に伴い、マイクロミラーの操舵量も増加する。
換言すれば、2軸駆動時のミラー舵角(以下、チルト角
と呼ぶ)を広げて、光信号のステアリング制御範囲を拡
大する必要に迫られる。
【0019】この場合、別の方法として、入出力ポート
とミラー間距離、及び2枚の光スイッチアレイ間距離を
広げて、空間を移動する光信号の光路を延長することに
より、ミラー・チルト角を抑制することも可能である
が、その場合、ビーム径の拡大に伴うミラー部の“けら
れ”等が問題となり、光学的損失が大きくなると共に、
光スイッチ・モジュール全体も大型化してしまう。
【0020】したがって、小型で低損失な大規模光スイ
ッチを構築する場合、十分なミラーチルト角を確保する
ことが重要な課題となっている。しかしながら、静電ア
クチュエータによりマイクロミラーを駆動する場合、ミ
ラーチルト角はその駆動トルク特性により制約を受け
る。
【0021】図9に、静電アクチュエータの1軸回転ミ
ラーを例にとった簡単な解析モデルを示す。この場合、
静電力によって発生する駆動トルクは、以下の式で表さ
れる。
【0022】
【数1】
【0023】
【数2】
【0024】
【数3】
【0025】ここで、E:電界、V:入力電圧、W:電
極幅、a及びd:電極間距離(AirGap)、θ:ミラーチ
ルト角、L1及びL2:電極位置、ε:真空の誘電率
である。
【0026】これらの式を基にして算出した静電駆動ト
ルク(T)のミラーチルト角依存性を図10に示す。
ここでは、電極幅:W=150μm、電極長さ:L=1
50μm(L1=80μm、L2=230μm)、電極
間距離(Air Gap):d=50μm、入力電圧:V=15
0V に設定して計算している。
【0027】静電トルク曲線に対して原点を通過する接
線は、チルト角に比例するヒンジばね剛性に相当してお
り、その接点におけるチルト角が安定的に位置決め制御
可能な最大チルト角を指している。
【0028】したがって、上記設計条件における例で
は、マイクロミラー203を支持するヒンジばね剛性を
32.5×10−10N-m/radに設定したとき、
印加電圧150Vでミラーチルト角は、最大5.2de
gを得ることができる。ヒンジばね剛性や電極面積及び
配置が同様の場合、ミラーフレーム303の最大チルト
角も同程度となり、光学デバイスは±5.2degの範
囲で2軸駆動を行い光信号をステアリングすることにな
る。
【0029】前述したように、アナログビーム操舵式の
自由空間型光スイッチの場合、光損失を抑制しながら大
規模化に対応するためには、ミラー操舵範囲を拡大する
必要があり、2軸駆動型の光学デバイスにおいては、マ
イクロミラー203及びミラーフレーム303の位置決
め制御可能な最大チルト角が広くなるように、静電アク
チュエータ部の設計を行わなければならない。
【0030】しかしながら、光学デバイスの最大舵角
(チルト角)を大きく設定する場合、マイクロミラーと
基板(すなわち電極部)との接触による静電破壊を避け
るため、電極間距離(Air Gap)を広げる必要があり、
(駆動電圧を固定すると)静電トルク曲線は下降する。
【0031】この場合、大舵角におけるトルクの急激な
立ち上がりが緩和されるため、ヒンジばね剛性を柔らか
く設計すれば、制御可能な最大チルト角を広くとること
もできるが、ヒンジ剛性の低下は、加工プロセスにおけ
る破損を誘発し、取り扱いを困難にすると共に、光学デ
バイスの応答速度を低下させ、スイッチング速度の遅延
を引き起こす。
【0032】この場合、ヒンジばね剛性を確保して駆動
電圧を増加させることで、加工性や応答速度を保証する
ことはできるが、印加電圧の増加は、チルト角変動によ
る駆動トルクの急激な立ち上がりを引き起こすため、制
御可能な最大チルト角が、逆に低下してしまう。また、
高電圧駆動は、回路の信頼性を損う恐れがあり、特に、
大規模スイッチにおいては、電極配線の引き回しが極め
てシビアになるため、狭小化された配線間スペース(Li
ne & Space)において、疑似放電等の障害を引き起こす
確率が高くなる。
【0033】本発明の目的は、アナログビーム操舵式の
自由空間型光スイッチにおいて、低電圧駆動で光信号の
ステアリング角を拡大させて大規模化に対応した、小型
・高速且つ低コストで信頼性の高い新規な光スイッチを
提供することである。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。
【0035】即ち、本発明に係わる光スイッチの第1態
様は、複数の光信号の接続切替を行う光スイッチにおい
て、前記光スイッチが、光学デバイスとこれを駆動する
静電アクチュエータとから構成され、前記光学デバイス
は少なくとも1つ以上の方向に回動可能に軸支されてお
り、前記静電アクチュエータは、前記光学デバイスを保
持する基板と、前記基板上に固定された駆動電極から構
成されており、前記駆動電極の形状が、前記光学デバイ
スの回転中心側から外縁部に向かって、電極幅を縮小し
ていくように形成されていることを特徴とするものであ
り、叉、第2態様は、前記光学デバイスは、マイクロミ
ラーと、前記マイクロミラーの周囲を囲むように配置さ
れるミラーフレームと、前記ミラーフレームの周囲を囲
むように配置される枠体とから構成されており、前記マ
イクロミラーは、第1のヒンジばねにより前記ミラーフ
レームに軸支され、前記ミラーフレームは、第2のヒン
ジばねにより、前記マイクロミラーの回転軸と直交する
方向に回動可能に前記枠体に軸支されていることを特徴
とするものであり、叉、第3態様は、前記駆動電極の形
状が、前記光学デバイスの回転中心に向かって電極幅を
縮小していくように形成されていることを特徴とするも
のであり、叉、第4態様は、前記駆動電極の形状が、前
記光学デバイスの回転中心に向かって電極幅を縮小し、
且つ前記光学デバイスの外縁に向かって電極幅を縮小す
るように形成した菱形形状であることを特徴とするもの
であり、叉、第5態様は、前記駆動電極の形状が、前記
光学デバイスの回転中心に向かって電極幅を縮小し、且
つ前記光学デバイスの外縁に向かって電極幅を縮小する
楕円形状であることを特徴とするものであり、叉、第6
態様は、前記光学デバイス及び前記静電アクチュエータ
が、入出力ポートの数に応じてアレイ状に配列されてい
ることを特徴とするものである。
【0036】本発明は、上記したように、マイクロミラ
ーに対向した基板に配置する各電極部形状を、ミラー中
心に向かって電極幅を縮小するように設定するととも
に、ミラー外縁部に向かっても同様にその電極幅を縮小
するように構成したことを特徴としている。
【0037】これにより、2軸駆動型の光学デバイスに
おいて、マイクロミラーを回動させる1対の電極と、ミ
ラーフレームを回動させる1対の電極とを、それぞれ、
干渉を抑えて可動ミラーの回転中心近傍に配置でき、微
小舵角領域における静電駆動トルクを大きく設定でき、
しかも、可動ミラー外縁部に向かって電極幅を絞り込む
構造を採用することで、大舵角領域で電極間距離(Air
Gap)が接近する部位での静電発生力を抑制することが
できるため、チルト角変動による駆動トルクの急激な立
ち上がりを抑える効果を得ている。
【0038】したがって、軸支持部のヒンジばね剛性を
改善しつつ、低電圧駆動で位置決め制御可能なステアリ
ング角を拡大することができるため、大規模スイッチに
対応した小型・低コストで信頼性の高い高速な光スイッ
チを提供することができる。
【0039】又、本発明に係わる光スイッチの第7態様
は、複数の光信号の接続切替を行う光スイッチにおい
て、前記光スイッチが、光学デバイスとこれを駆動する
静電アクチュエータとから構成され、前記光学デバイス
は、マイクロミラーと、前記マイクロミラーの周囲を囲
むように配置されるミラーフレームと、前記ミラーフレ
ームの周囲を囲むように配置される枠体とから構成され
ており、前記マイクロミラーは、第1のヒンジばねによ
り前記ミラーフレームに軸支され、前記ミラーフレーム
は、第2のヒンジばねにより、前記マイクロミラーの回
転軸と直交する方向に、前記枠体に回動可能に軸支され
ており、前記静電アクチュエータは、前記光学デバイス
を保持する基板と、前記基板上に固定された駆動電極と
で構成されており、前記駆動電極は、前記マイクロミラ
ーを回動させるための第1の電極対と、前記ミラーフレ
ームを回動させるための第2の電極対とで構成されてお
り、前記第1の電極対は、概略180度の中心角からな
る1対の円弧状の電極を互いに対向させると共に、前記
マイクロミラーの回転軸を挟むように配置され、前記第
2の電極対は、概略180度の中心角からなる1対の円
弧状の電極を互いに対向するように配設すると共に、前
記第1の電極対を前記第2の電極対間に配置し、且つ、
前記第2の電極対は、前記第1の電極対に対して90度
回転させた位置に配置したことを特徴とするものであ
り、叉、第8態様は、前記第1の電極対のそれぞれの配
線が、前記第2の電極対の対向する間に設けられた間隙
間を通すように構成したことを特徴とするものであり、
叉、第9態様は、前記光学デバイスの前記ミラーフレー
ムを軸支する前記第2のヒンジばねのチルト剛性を、前
記マイクロミラーを軸支する前記第1のヒンジばねのチ
ルト剛性よりも硬くなるように設定することを特徴とす
るものであり、叉、第10態様は、前記光学デバイスの
前記マイクロミラーを軸支する前記第1のヒンジばねの
チルト剛性と、前記ミラーフレームを軸支する前記第2
のヒンジばねのチルト剛性との剛性比を、駆動電圧を等
しくしたときに、前記第1の電極対が発生する静電駆動
トルクと、前記第2の電極対が発生する静電駆動トルク
との比に等しくなるように設定することを特徴とするも
のであり、叉、第11態様は、前記光学デバイス及び前
記静電アクチュエータが、入出力ポートの数に応じてア
レイ状に配列されていることを特徴とするものである。
【0040】上記したように構成することで、2軸駆動
型の光学デバイスにおいて、マイクロミラーを回動させ
る1対の電極と、ミラーフレームを回動させる1対の電
極とを、マイクロミラーに対向する基板上の実効的な電
界領域内に電極面積を極力大きく確保して、効率的な配
置を可能にすると共に、可動ミラー外縁部に向かって実
質的な電極幅を絞り込む円弧形の電極形状により、上述
した第1乃至第5の態様の光スイッチと同様に、微小舵
角領域において静電駆動トルクを大きく設定でき、大舵
角領域で電極間距離(Air Gap)が接近する部位での静
電発生力を抑制することができるため、静電駆動トルク
の急激な立ち上がりを抑える効果を得ている。
【0041】また、この場合、マイクロミラーの駆動用
電極に対して、その外周に配置するミラーフレーム駆動
用電極の面積が大きくなることを受けて、ステアリング
制御の整合性をとるために、ミラーフレーム側を軸支持
するヒンジばねのチルト剛性を、マイクロミラー側を軸
支持するヒンジばねのチルト剛性よりも硬くなるように
設定しており、これにより可動ミラーの2軸が連成した
運動を回避する効果も得られるため、ミラー制御性を改
善することも可能になる。
【0042】したがって、上述した第1乃至第5の態様
の光スイッチと同様に、軸支持部のヒンジばね剛性を改
善しつつ、低電圧駆動で制御可能なステアリング角を拡
大することができるため、大規模スイッチに対応した高
精度な光スイッチを提供することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態は、複
数の光信号の接続切替を行う光スイッチにおいて、前記
光スイッチが、光学デバイスとこれを駆動する静電アク
チュエータとから構成され、前記光学デバイスは少なく
とも1つ以上の方向に回動可能に軸支されており、前記
静電アクチュエータは、前記光学デバイスを保持する基
板と、前記基板上に固定された駆動電極から構成されて
おり、前記駆動電極の形状が、前記光学デバイスの回転
中心側から外縁部に向かって、電極幅を縮小していくよ
うに形成されていることを特徴とするものである。
【0044】又、本発明の第2の実施の形態は、複数の
光信号の接続切替を行う光スイッチにおいて、前記光ス
イッチが、光学デバイスとこれを駆動する静電アクチュ
エータとから構成され、前記光学デバイスは、マイクロ
ミラーと、前記マイクロミラーの周囲を囲むように配置
されるミラーフレームと、前記ミラーフレームの周囲を
囲むように配置される枠体とから構成されており、前記
マイクロミラーは、第1のヒンジばねにより前記ミラー
フレームに軸支され、前記ミラーフレームは、第2のヒ
ンジばねにより、前記マイクロミラーの回転軸と直交す
る方向に、前記枠体に回動可能に軸支されており、前記
静電アクチュエータは、前記光学デバイスを保持する基
板と、前記基板上に固定された駆動電極とで構成されて
おり、前記駆動電極は、前記マイクロミラーを回動させ
るための第1の電極対と、前記ミラーフレームを回動さ
せるための第2の電極対とで構成されており、前記第1
の電極対は、概略180度の中心角からなる1対の円弧
状の電極を互いに対向させると共に、前記マイクロミラ
ーの回転軸を挟むように配置され、前記第2の電極対
は、概略180度の中心角からなる1対の円弧状の電極
を互いに対向するように配設すると共に、前記第1の電
極対を前記第2の電極対間に配置し、且つ、前記第2の
電極対は、前記第1の電極対に対して90度回転させた
位置に配置したことを特徴とするものである。
【0045】
【実施例】次に、本発明の光スイッチの実施例につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。 (第1の実施例)図1は、本発明の第1の実施例を示す
光スイッチの構成を示す平面図及び側面図、図2は、本
発明の第1の実施例における電極形状の実施例を示す平
面図、図3は、本発明の第1の実施例における光スイッ
チの駆動トルク特性を示すグラフであり、これらの図に
は、複数の光信号の接続切替を行う光スイッチにおい
て、前記光スイッチが、光学デバイスとこれを駆動する
静電アクチュエータとから構成され、前記光学デバイス
は少なくとも1つ以上の方向に回動可能に軸支されてお
り、前記静電アクチュエータは、前記光学デバイスを保
持する基板1101と、前記基板1101上に固定され
た駆動電極901、1001から構成されており、前記
駆動電極901、1001の形状が、前記光学デバイス
の回転中心側から外縁部に向かって、電極幅Wを縮小し
ていくように形成されていることを特徴とする光スイッ
チが示され、又、前記光学デバイスは、マイクロミラー
201と、前記マイクロミラー201の周囲を囲む形で
配置されるミラーフレーム301と、前記ミラーフレー
ム301の周囲を囲む形で配置される枠体701とから
構成されており、前記マイクロミラー201は、第1の
ヒンジばね501により前記ミラーフレーム301に軸
支され、前記ミラーフレーム301は、第2のヒンジば
ね601により、前記マイクロミラーの回転軸A1と直
交する方向A2に回動可能に前記枠体701に軸支され
ていることを特徴とする光スイッチが示され、又、前記
駆動電極901、1001の形状が、前記光学デバイス
の回転中心Oに向かって電極幅Wを縮小していくように
形成されていることを特徴とする光スイッチが示されて
いる。
【0046】次に、本発明の第1の実施例について、詳
細に説明する。
【0047】図1において、本発明の光スイッチ101
は、光学デバイスと静電アクチュエータから構成されて
おり、このうち前記光学デバイスは、マイクロミラー2
01とミラーフレーム301と枠体701とから構成さ
れている。また、前記マイクロミラー201は、1対の
ヒンジばね(以下、第1のヒンジばね501と呼ぶ)に
より前記ミラーフレーム701に対して軸支されてお
り、図1に示す回転軸A1周り(RY方向)に回動でき
るよう保持されている。一方、前記ミラーフレーム30
1は、別に用意された1対のヒンジばね(以下、第2の
ヒンジばね601と呼ぶ)により、前記マイクロミラー
201の回転軸A1と直交する回転軸A2周り(RX方
向)に回動できるように、前記枠体701に対して軸支
されている。
【0048】他方、前記静電アクチュエータは、前記光
学デバイスを搭載する基板1101と、前記基板上に固
定された駆動電極と、前記光学デバイスとから構成され
ており、このうち前記駆動電極は、前記マイクロミラー
201を駆動させる2枚の電極(以下、第1の電極対9
01と呼ぶ)と、同じく前記ミラーフレームを駆動させ
る2枚の電極(以下、第2の電極対1001と呼ぶ)と
を組み合わせて構成されている。これら2組の駆動電極
は、基板上の、前記マイクロミラー投影位置に配置され
ており、各電極対は、2枚の電極がそれぞれの駆動軸を
間に挟む形で設置され、しかも、各電極対は、互いに直
交して固定されている。また、前記駆動電極と前記光学
デバイスとの間には、所定の電極間距離(Air Gap)2
2が設定されており、前記第1及び第2の電極対の片側
に駆動電圧を印加することで、接地された光学デバイス
と駆動電極との間で静電力を発生させ、マイクロミラー
201及びミラーフレーム301を各軸周りに回動させ
て、入射した光信号を任意の方向へ反射させている。
【0049】このとき、本実施例では、各駆動電極の形
状を、図1(a)に示すように、マイクロミラー201
の中心Oに向かって電極幅Wを縮小し、同時にマイクロ
ミラー201の外縁部に向かっても同様に電極幅Wを縮
小していくような菱形形状に設定している。
【0050】これにより、マイクロミラー201を駆動
させる第1の電極対901と、ミラーフレーム301を
駆動させる第2の電極対1001とを、幾何学的に干渉
することなく可動ミラー(マイクロミラー201)の回
転軸近傍まで接近して配置できるようになるため、電極
面積を大きく設定しても、ミラーチルト角増加に対する
静電駆動トルクの急激な立ち上がりを抑制することがで
き、更に、微小舵角領域(駆動初期)における静電駆動
トルク(イニシャルトルク)を大きく設計できるように
なる。
【0051】加えて、マイクロミラー201の外縁部に
向かっても電極幅Wを絞り込むように設定しているた
め、大舵角領域でミラーのエッジ部が駆動電極に接近
し、電極間距離(Air Gap)22が小さくなるような場
合でも、その部位における電極幅Wを漸近的に小さくし
ているため、結果的に静電発生力の増加が抑制され、駆
動トルクの急激な立ち上がりを抑える効果が得られるよ
うになる。
【0052】図3(c)に、本発明の菱形電極を用いた
場合の静電駆動トルク特性の計算結果を示す。
【0053】設計条件は、図10において示したモデル
と共通である。
【0054】従来の正方電極(あるいは長方電極)を用
いた場合に比べて、可動ミラーのイニシャルトルク(微
小チルト角領域での静電駆動トルク)が上昇し、且つチ
ルト角増加に対する静電駆動トルクの上昇が抑制されて
いるのがわかる。
【0055】このことは、安定的に位置決め制御ができ
るステアリング角(原点からの接線と駆動トルク曲線と
の接点におけるチルト角)を広げることができる(5.
2deg→6.2deg)と共に、ヒンジばね剛性(チ
ルト剛性)を硬く設計することもできる(K=32.
5×10−10N−m/rad→K=36.8×10
−10N−m/rad)ことを意味している。したがっ
て、可動ミラーの応答速度を低下させることなくミラー
・ステアリング角を拡大した光スイッチを提供すること
ができるため、大規模化に対応した小型・低コストで信
頼性の高い高速光スイッチを提供することができるよう
になる。
【0056】図2に、本発明の光スイッチにおける電極
形状の他の実施例を示す。
【0057】図2(a)は、等辺の菱形電極であり、図
2(b)は、図2(a)に示した菱形電極の最大電極幅
位置をマイクロミラーの外縁側へシフトさせたもの(a
1<a2)であり、光学デバイスの設計パラメータの制
約や駆動電圧の回路側からの要求にあわせて電極形状の
最適化を図ったものである。
【0058】図2(c)は、電極形状を楕円形に設定し
たものであり、長径を駆動軸に一致させるように、それ
ぞれの電極対を配置している。この場合も、ミラー中心
部に向かって電極幅を絞り、同時にミラー外縁部に向か
っても電極幅を絞り込む形状となっているため、駆動特
性に対する効果は、上記菱形電極と同様に得ることが可
能である。なお、長径と短径の寸法は、光学デバイスや
静電アクチュエータの設計パラメータに応じて最適化が
図られるから、場合によっては、円形に設定してもよ
い。
【0059】本実施例における光スイッチは、MEMS
技術等を応用して加工することができ、例えば、シリコ
ンウェハー上に多数の光スイッチをマトリクス状に配列
してモジュール化し(図6(b)の従来例参照)、入出
力ファイバアレイやコリメート用のレンズアレイと組み
合わせて、大規模光スイッチ・モジュールを構成する
(図6(a)の従来例参照)。
【0060】なお、本発明の実施例では、駆動電極を基
板側に固定し、光学デバイスを接地して静電型のアクチ
ュエータを構築しているが、駆動電極を光学デバイス側
に配置し、基板側を接地する構造を採用してもよい。ま
た、本実施例では、ヒンジばね部の構造を従来例で示し
たような葛折り形状に設定しているが、所定の剛性が得
られるものであれば何でもよく、特に規定するものでは
ない。 (第2の実施例)次に、図4を用いて本発明の第2の実
施例を詳細に説明する。図4(a)は、本発明の第2の
実施例を示す光スイッチの構成を示す平面図、図4
(b)及び(c)は、本発明の第2の実施例における電
極形状を示す平面図であり、これらの図には、複数の光
信号の接続切替を行う光スイッチにおいて、前記光スイ
ッチが、光学デバイスとこれを駆動する静電アクチュエ
ータとから構成され、前記光学デバイスは、マイクロミ
ラー202と、前記マイクロミラー202の周囲を囲む
ように配置されるミラーフレーム302と、前記ミラー
フレーム302の周囲を囲むように配置される枠体70
2から構成されており、前記マイクロミラー202は、
第1のヒンジばね502により前記ミラーフレーム30
2に軸支され、前記ミラーフレーム302は、第2のヒ
ンジばね602により、前記マイクロミラー202の回
転軸A1と直交する方向A2に前記枠体702に回動可
能に軸支されており、前記静電アクチュエータは、前記
光学デバイスを保持する基板と、前記基板上に固定され
た駆動電極902、1002とで構成されており、前記
駆動電極は、前記マイクロミラー202を回動させるた
めの第1の電極対902と、前記ミラーフレーム302
を回動させるための第2の電極対1002とで構成され
ており、前記第1の電極対は、概略180度の中心角か
らなる1対の円弧状の電極902を互いに対向させると
共に、前記マイクロミラー202の回転軸A1を挟むよ
うに配置され、前記第2の電極対は、概略180度の中
心角からなる1対の円弧状の電極1002を互いに対向
するように配設すると共に、前記第1の電極対902を
前記第2の電極対1002間に配置し、且つ、前記第2
の電極対1002は、前記第1の電極対902に対して
90度回転させる位置に配置したことを特徴とする光ス
イッチが示され、更に、前記第1の電極対902のそれ
ぞれの配線2301が、前記第2の電極対1002の対
向する間に設けられた間隙G間を通すように構成したこ
とを特徴とする光スイッチが示されている。
【0061】次に、第2の実施例について、詳細に説明
する。
【0062】図4において、本発明の光スイッチ102
は、光学デバイスと静電アクチュエータから構成されて
おり、このうち前記光学デバイスの構成は、上述した第
1の実施例と同様である。
【0063】一方、前記静電アクチュエータは、前記光
学デバイスを搭載する基板(図示せず)と、前記基板上
に固定された駆動電極804と、前記光学デバイスとか
ら構成されており、このうち前記駆動電極804は、上
述した第1の実施例と同様に、前記マイクロミラー20
2を駆動させる2枚の電極(以下、第1の電極対902
と呼ぶ)と、同じく前記ミラーフレーム302を駆動さ
せる2枚の電極(以下、第2の電極対1002と呼ぶ)
とを組み合わせて構成されており、前記駆動電極804
と前記光学デバイスとの間には、所定の電極間距離(Ai
r Gap)が設定されて、前記第1及び第2の電極の、各
々の片側に電圧を印加することで静電力を発生させて可
動ミラーを操舵し、光信号のステアリングを行ってい
る。
【0064】このとき、前記第1の電極対902及び第
2の電極対1002は、概略180度の中心角を持つ2
枚の円弧状の電極を対向させて構成しており、このとき
前記マイクロミラー202を駆動させる前記第1の電極
対902は、その回転軸を間に挟んでミラー中心側に配
置されており、一方、前記ミラーフレーム302を駆動
させる前記第2の電極対1002は、前記第1の電極対
902を内包するように、前記第2の電極対1002間
に第1の電極対902を挟み、且つ前記ミラーフレーム
302の回転軸を2枚の電極で挟むように配置されてい
る。
【0065】なお、この場合、前記第1の電極対902
の、2枚の円弧状の電極配線2301は、前記第2の電
極対1002の、2枚の円弧状の電極の対向面間の間隙
Gを通す形で基板外部へ引き回されている(図4(c)
参照)。
【0066】また、前記光学デバイスにおいて、前記ミ
ラーフレーム302を軸支持する第2のヒンジばね60
2のチルト剛性Kh2は、前記マイクロミラー202を
軸支持する第1のヒンジばね502のチルト剛性Kh1
よりも大きくなるように設定している。
【0067】これは、電極面積の相違による静電発生力
の差異を解消してマイクロミラーの制御性を改善するた
めであり、前記第1のヒンジばね502のチルト剛性K
h1と、前記第2のヒンジばね602のチルト剛性K
h2との比を、印加電圧を共通にしたときの、前記第1
の電極902が発生する静電トルクと、前記第2の電極
1002が発生する静電トルクとの比に近づけるように
設定しておけばよい。
【0068】このような電極構造ならびにヒンジばね剛
性を採用することにより、マイクロミラーを駆動する電
極と、ミラーフレームを駆動する電極とを、マイクロミ
ラーに対向する基板上の実効的な領域内に電極面積を極
力大きく確保して効率的に配置することができ、更に、
ミラー外縁部に向かって実質的な電極幅(静電駆動力を
発生する電極幅)を絞り込んでいるため、第1の実施例
で示した場合と同様に、チルト角変動に対する静電駆動
トルクの急激な増加を抑制することができるため、低電
圧駆動で制御可能なステアリング角を拡大することがで
き、大規模スイッチに対応した光スイッチを提供するこ
とができる 同時に、マイクロミラーとミラーフレームの静電駆動ト
ルクの差異に応じて、ミラーフレーム側を支持するヒン
ジばね部のチルト剛性を、マイクロミラー側を支持する
ヒンジばね部のチルト剛性よりも硬くなるように設定し
ているため、可動ミラーの2軸が連成した振動を回避
し、制御性を改善することができる。
【0069】本実施例の光スイッチにおける光学デバイ
スおよび駆動電極も、MEMS技術を応用して加工する
ことができ、上述した第1の実施例と同様に、1枚のシ
リコンチップに多数の光スイッチをマトリクス状に2次
元配列して、ファイバアレイやレンズアレイと組み合わ
せて、大規模光スイッチ・モジュールを構成することが
可能である。
【0070】本実施例においても、駆動電極を基板側に
固定し、光学デバイスを接地した構造で説明している
が、駆動電極を光学デバイス側に配置し、基板側を接地
する構造を採用しても同様の効果が得られる。また、本
実施例でも、ヒンジばね部の構造を葛折り形状に設定し
ているが、所定の剛性が得られるものであれば何でもよ
く、特に規定するものではない。
【0071】
【発明の効果】本発明の光スイッチでは、マイクロミラ
ーを駆動する静電アクチュエータの電極形状を、可動ミ
ラーの中心に向かって電極幅を縮小し、同時に可動ミラ
ーの外縁部に向かっても同様にその電極幅を縮小するよ
うに設定しており、これによりマイクロミラーの駆動ト
ルク特性を改善し、更に、低電圧駆動で位置決め制御可
能なステアリング角を拡大することができるようになる
ため、大規模化に対応した小型・低コストで信頼性の高
い光スイッチを提供することを可能にしている。
【0072】又、マイクロミラーを駆動する静電アクチ
ュエータの電極形状を、概略180度の中心角を持つ2
枚の円弧状電極を対向させて構成し、このうちマイクロ
ミラーの駆動用電極対をミラー中心側に配置し、ミラー
フレーム駆動用電極対を、マイクロミラーの駆動用電極
対を挟むように配置し、更に、ミラーフレーム駆動用電
極対は、マイクロミラーの駆動用電極対に対して、90
度回転させた位置に固定させ、更に、マイクロミラーを
支持するヒンジばね部のチルト剛性よりも、その外縁に
設置したミラーフレームを支持するヒンジばね部のチル
ト剛性の方が大きくなるように設定し、これによりマイ
クロミラーの駆動トルク特性ならびにミラー制御性を改
善し、低電圧駆動で制御可能なステアリング角を拡大す
ることができるため、大規模化に対応した高精度な光ス
イッチを提供することを可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による光スイッチの構成
を示す平面図及び側面図である。
【図2】本発明の第1の実施例の電極形状を示す平面図
である。
【図3】本発明の第1の実施例における光スイッチの駆
動トルク特性を示すグラフである。
【図4】本発明の第2の実施例による光スイッチの構成
を示す平面図である。
【図5】光スイッチの第1の従来例を示す構成図であ
る。
【図6】光スイッチの第2の従来例の構成を示す斜視図
である。
【図7】光スイッチの第2の従来例の光学デバイス部を
示す平面図である。
【図8】光スイッチの第2の従来例の動作原理を示す側
面図である。
【図9】1軸回転ミラーの解析モデルを示す側面図であ
る。
【図10】光スイッチの第2の従来例の駆動トルク特性
を示すグラフである。
【符号の説明】
101〜105 光スイッチ 201〜204 マイクロミラー 301〜303 ミラーフレーム 401〜403 ヒンジばね 501〜503 第1のヒンジばね 601〜603 第2のヒンジばね 701〜703 枠体 801〜804 駆動電極 901〜902 第1の電極対 1001〜1002 第2の電極対 1101〜1102 基板 12 入力側光ファイバ 13 出力側光ファイバ 14 駆動回路 15 入力側ファイバアレイ 16 出力側ファイバアレイ 1701〜1702 キャピラリ 1801〜1802 レンズアレイ 19 入力ポート 20 出力ポート 2101〜2102 光スイッチアレイ 22 電極間距離(Air Gap) 2301〜2303 配線

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光信号の接続切替を行う光スイッ
    チにおいて、 前記光スイッチが、光学デバイスとこれを駆動する静電
    アクチュエータとから構成され、前記光学デバイスは少
    なくとも1つ以上の方向に回動可能に軸支されており、
    前記静電アクチュエータは、前記光学デバイスを保持す
    る基板と、前記基板上に固定された駆動電極から構成さ
    れており、前記駆動電極の形状が、前記光学デバイスの
    回転中心側から外縁部に向かって、電極幅を縮小してい
    くように形成されていることを特徴とする光スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記光学デバイスは、マイクロミラー
    と、前記マイクロミラーの周囲を囲むように配置される
    ミラーフレームと、前記ミラーフレームの周囲を囲むよ
    うに配置される枠体とから構成されており、前記マイク
    ロミラーは、第1のヒンジばねにより前記ミラーフレー
    ムに軸支され、前記ミラーフレームは、第2のヒンジば
    ねにより、前記マイクロミラーの回転軸と直交する方向
    に回動可能に前記枠体に軸支されていることを特徴とす
    る請求項1記載の光スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記駆動電極の形状が、前記光学デバイ
    スの回転中心に向かって電極幅を縮小していくように形
    成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の光
    スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記駆動電極の形状が、前記光学デバイ
    スの回転中心に向かって電極幅を縮小し、且つ前記光学
    デバイスの外縁に向かって電極幅を縮小するように形成
    した菱形形状であることを特徴とする請求項1乃至3の
    何れかに記載の光スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記駆動電極の形状が、前記光学デバイ
    スの回転中心に向かって電極幅を縮小し、且つ前記光学
    デバイスの外縁に向かって電極幅を縮小する楕円形状で
    あることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の
    光スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記光学デバイス及び前記静電アクチュ
    エータが、入出力ポートの数に応じてアレイ状に配列さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記
    載の光スイッチ。
  7. 【請求項7】 複数の光信号の接続切替を行う光スイッ
    チにおいて、 前記光スイッチが、光学デバイスとこれを駆動する静電
    アクチュエータとから構成され、前記光学デバイスは、
    マイクロミラーと、前記マイクロミラーの周囲を囲むよ
    うに配置されるミラーフレームと、前記ミラーフレーム
    の周囲を囲むように配置される枠体とから構成されてお
    り、前記マイクロミラーは、第1のヒンジばねにより前
    記ミラーフレームに軸支され、前記ミラーフレームは、
    第2のヒンジばねにより、前記マイクロミラーの回転軸
    と直交する方向に、前記枠体に回動可能に軸支されてお
    り、前記静電アクチュエータは、前記光学デバイスを保
    持する基板と、前記基板上に固定された駆動電極とで構
    成されており、前記駆動電極は、前記マイクロミラーを
    回動させるための第1の電極対と、前記ミラーフレーム
    を回動させるための第2の電極対とで構成されており、
    前記第1の電極対は、概略180度の中心角からなる1
    対の円弧状の電極を互いに対向させると共に、前記マイ
    クロミラーの回転軸を挟むように配置され、前記第2の
    電極対は、概略180度の中心角からなる1対の円弧状
    の電極を互いに対向するように配設すると共に、前記第
    1の電極対を前記第2の電極対間に配置し、且つ、前記
    第2の電極対は、前記第1の電極対に対して90度回転
    させた位置に配置したことを特徴とする光スイッチ。
  8. 【請求項8】 前記第1の電極対のそれぞれの配線が、
    前記第2の電極対の対向する間に設けられた間隙間を通
    すように構成したことを特徴とする請求項7記載の光ス
    イッチ。
  9. 【請求項9】 前記光学デバイスの前記ミラーフレーム
    を軸支する前記第2のヒンジばねのチルト剛性を、前記
    マイクロミラーを軸支する前記第1のヒンジばねのチル
    ト剛性よりも硬くなるように設定することを特徴とする
    請求項7又は8記載の光スイッチ。
  10. 【請求項10】 前記光学デバイスの前記マイクロミラ
    ーを軸支する前記第1のヒンジばねのチルト剛性と、前
    記ミラーフレームを軸支する前記第2のヒンジばねのチ
    ルト剛性との剛性比を、駆動電圧を等しくしたときに、
    前記第1の電極対が発生する静電駆動トルクと、前記第
    2の電極対が発生する静電駆動トルクとの比に等しくな
    るように設定することを特徴とする請求項7乃至9の何
    れかに記載の光スイッチ。
  11. 【請求項11】 前記光学デバイス及び前記静電アクチ
    ュエータが、入出力ポートの数に応じてアレイ状に配列
    されていることを特徴とする請求項7乃至10の何れか
    に記載の光スイッチ。
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