JP2003028473A - 分煙システム - Google Patents

分煙システム

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JP2003028473A
JP2003028473A JP2001217833A JP2001217833A JP2003028473A JP 2003028473 A JP2003028473 A JP 2003028473A JP 2001217833 A JP2001217833 A JP 2001217833A JP 2001217833 A JP2001217833 A JP 2001217833A JP 2003028473 A JP2003028473 A JP 2003028473A
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JP
Japan
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air
smoke
blower
panel
smoking
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Pending
Application number
JP2001217833A
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English (en)
Inventor
Shojiro Toyoshima
昭次郎 豊島
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NISSHIN DENKEN KK
Original Assignee
NISSHIN DENKEN KK
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 喫煙者と非喫煙者が共存でき、かつリラクゼ
ーション及びコミュニケーションを共有できる喫煙可能
な場を創出可能な分煙システムを提供する。 【解決手段】 室内、屋内又は乗り物内の適所に喫煙可
能な区画を設定するにあたり、当該区画の一の側部に送
風パネル10を、他の側部に排気パネル20を設け、送
風パネル10の送風口11から排気パネル20の吸気口
21に向かう空気流Sを作り、この空気流Sによって、
該区画内のたばこの煙を捕らえさせ、これを排気パネル
20に取り込んで処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分煙システムに関
し、特に、喫煙中の喫煙者と非喫煙者が後者にたばこの
煙による害や不快感を与えることなく共存できる場を設
定可能な分煙システムに関する。
【0002】
【従来の技術】喫煙者のたばこの煙は、非喫煙者に受動
喫煙の害を与えるのみならず、非喫煙者の周りの空気を
汚し、臭気を発生させる等、非喫煙者にとって到底容認
できるものではない。そのため、現在、職場、公共の乗
り物、公共・商業施設等では、喫煙を許可する場所を一
部残し、それ以外を完全に禁煙とする分煙が推進されて
いる。このような分煙環境の拡大によって、喫煙者と非
喫煙者が、例えば共にくつろぎながら互いにコミュニケ
ーションをとれるような場及び時間は激減しているのが
現状である。また、喫煙場所において、たばこの煙を積
極的に吸引させて排除可能な排煙装置が知られている。
しかし、このような排煙装置では、たばこを該装置の吸
気口に近づける必要があるため、喫煙者の姿勢や動作が
制限され、まして喫煙者が非喫煙者と共にくつろぎなが
ら話をする場を創出することなどできない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、以上
の点に鑑み、喫煙者と非喫煙者が共存でき、かつリラク
ゼーション及びコミュニケーションを共有できる喫煙可
能な場を創出可能な分煙システムを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、請求項1に記載した本発明によれば、送風口
を有する送風体と、吸気口を有する吸気体とを備え、送
風体の送風口から吸気体の吸気口に向かって送風して、
送風体と吸気体間に生じるたばこの煙を捕らえさせる空
気流を作り、この空気流をたばこの煙と共に吸気口から
吸気体に取り込むことを特徴とする分煙システムが提供
される。すなわち、本発明では、室内、屋内又は乗り物
内の適所に喫煙可能な区画を設定するにあたり、当該区
画の一の側部に送風体を、送風体に対向する他の側部に
吸気体をそれぞれ設け、送風体の送風口から吸気体の吸
気口に向かう空気流を作り、この空気流によって、該区
画にいる喫煙者のたばこの煙を捕らえさせ、これを吸気
体に取り込んで処理することができる。この際、喫煙者
を吸気体側すなわち上記空気流の下流側に、非喫煙者を
送風体側すなわち上流側にそれぞれ配するようにして、
非喫煙者にたばこの煙が及ぶのを確実に防ぐことができ
る。
【0005】上記空気流の態様、例えば、空気流の強
さ、空気流の断面寸法・範囲(送風口の形状、設置数
等)、空気流の高さ等は、設定区画の態様、例えば、そ
の広さ、該区画が一の室か又は比較的広い空間内の一部
か否か、該区画を含む空間の空調設備等に応じて適宜設
定可能であるが、空気流の高さは、少なくとも喫煙者の
たばこの高さより上方に設定される。送風体及び/又は
吸気体は、床に固定的に立設されるか又は位置変え自在
に配置される壁あるいはパーティッション状のパネルと
することができ、また、壁に組み込むこともできる。
【0006】請求項2に記載した本発明は、請求項1記
載の分煙システムにおいて、前記吸気体は、内部に取り
込んだたばこの煙を含む空気を浄化可能な空気浄化手段
と、空気浄化手段によって浄化された空気を外部に排出
する排気口とを備える。すなわち、本発明では、吸気体
に取り込んだ煙含有空気を空気浄化手段によって浄化し
た後、排気口から当該区画を含む空間に排出することが
できる。空気浄化手段としては、ニコチン・タール等を
除去可能なフィルタ、脱臭可能な脱臭材やフィルタ、光
触媒効果によって空気の浄化、たばこの煙の無害化、脱
臭等が可能なもの、又はこれらの組み合わせを好ましく
挙げることができる。
【0007】ここで、上記光触媒効果とは、光をエネル
ギーとして周辺物質の化学反応を促進させる効果をい
い、更に詳しくは、光触媒物質(N型半導体)に波長4
00nm以下の光すなわち紫外線が当たると、該物質の
主成分である二酸化チタンにおいて、価電子帯の電子が
伝導帯へ励起(移動)して、正孔(ホール)と電子が生
成され、これらが空気中等の水や酸素と結合して、水酸
化ラジカル及び過酸化水素が生成され、特に前者の強力
な酸化作用によって、煙含有空気中の有害物質である、
NOx、SOx、ベンゼン、アセトアルデヒド、ホルム
アルデヒド、TCE、アンモニア、硫化水素等を分解し
たり、CO2を削減したり、殺菌するものでる。
【0008】請求項3に記載した本発明は、請求項1又
は2記載の分煙システムにおいて、前記送風体は、外部
の空気を内部に取り込む空気取込口と、空気取込口から
取り込んだ空気を洗浄して送風口から送風する空気洗浄
装置とを備える。すなわち、本発明では、設定区画を含
む空間の空気を空気取込口から送風体内に取り込み、こ
れを空気洗浄装置によって浄化した後、送風すること
で、当該区画を含む空間の空気を一層浄化することがで
きる。なお、空気浄化装置としては既製品を利用するこ
とができる。請求項4に記載した本発明は、請求項1〜
3のいずれか記載の分煙システムにおいて、送風体と吸
気体間に配置するテーブルを備え、このテーブルは、た
ばこの煙を含む空気を光触媒効果によって浄化可能な光
触媒空気浄化手段を有する。すなわち、本発明では、喫
煙区画で利用するテーブルに上述した光触媒効果を発揮
可能な光触媒空気浄化手段を組み込むことにより、煙害
を一層減らすことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面を参照して説明する。図1及び図2は、本発明
に係る分煙システムの一例を概略的に示す斜視図及び側
面説明図である。該分煙システムは、送風体としての送
風パネル10と、送風パネル10から適当な間隔をお
き、送風パネル10に平行に対向するよう設けられた吸
気体としての排気パネル20と、これらの間に配置され
たテーブル30とを備える。なお、図示はしないが、テ
ーブル30の送風パネル側及び排気パネル側には二脚ず
つ椅子が配置される。
【0010】送風パネル10及び排気パネル20は、床
に位置変え自在に置くことができるパーティッションタ
イプで、その寸法はいずれも、高さ1500mm、幅
(左右の長さ)1500mm及び厚さ200mmであ
る。送風パネル10の前部(テーブル側)の左右両側上
方には、送風口11がそれぞれ設けられ、図2に略示す
るように、各送風口11に対応する送風パネル10の内
部に既製品の空気洗浄装置12がそれぞれ組み込まれて
いるとともに、各空気洗浄装置12に対応する送風パネ
ル10の後部(システム外側)に空気取込口13がそれ
ぞれ設けられている。従って、送風パネル10は、空気
取込口13から外気を取り込み、これを空気清浄装置1
2によって浄化して、送風口11からに送風することが
できる。なお、送風口11及び空気取込口13には集塵
フィルタ等を付設することができる。
【0011】図3及び図4は排気パネル20の斜視図及
び正面説明図であり、図5は図4のA−A線断面説明図
である。排気パネル20の前部(テーブル側)における
送風パネル10の送風口11と同じ高さには、三つの吸
気口21が左右方向に並設され、各吸気口21にはファ
ン22がそれぞれ取り付けられている。また、排気パネ
ル20の後部(システム外側)の下方には、左右方向に
長い排気口23が設けられている。従って、排気パネル
20は、基本的に、吸気口21から外気を取り込み、こ
れを内部を下方に通して排気口23から排出することが
できる。このように、空気が吸気口21から排気パネル
20内を流下して排気口23に至る経路を以下「内部流
路P」(図2参照)という。
【0012】排気パネル20には更に、内部流路Pに通
す後述する煙含有空気を浄化するための次のような空気
浄化手段(イ)〜(ハ)が設けられている。すなわち、
(イ)排気パネル20の前部及び後部を成す板20a、
20b(図5参照)の内面における内部流路Pに対応す
る部分に金属製光触媒塗料(商品名「パーマシール
ド」、株式会社ヨシックス北海道販売)が塗布されると
ともに、該光触媒に紫外線を当てて光触媒効果を発揮さ
せるため、排気パネル20内の上部に一本の紫外線発光
管24が、左右両側下半部に二本の紫外線発光管25が
それぞれ設けられる。(ロ)排気パネル20内の内部流
路Pの途中の前後には、主にニコチン・タールを除去す
るためのニコチン・タールフィルタ26が設けられる。
(ハ)排気口23には、紫外線発光管25によって光触
媒効果を発揮可能な材料から成る脱臭フィルタが設けら
れる。
【0013】テーブル30も光触媒効果を発揮させるた
め次のように構成される。すなわち、図2等を参照し
て、テーブルパネル31は光触媒効果の高い透明すりガ
ラスで仕上げられ、テーブルパネル31下の、例えばミ
ニ花壇等を組み込むことができるテーブル下部ユニット
32は金属製光触媒塗料で仕上げられ、更に該ユニット
32下に、該パネル31及びユニット32に紫外線を当
てる高輝度のHfランプ33が設けられる。これらは、
テーブル30についての光触媒空気浄化手段を成す。
【0014】次に、以上の分煙システムを、比較的広い
オフィス内の一部に適用し、喫煙可能な休憩区画(以下
「喫煙区画」ともいう。)とする場合を例に、その使用
状態を説明する。送風パネル10は喫煙区画の一の側部
に、排気パネル20は送風パネル10に対向する該区画
の他の側部に設けられ、その間にテーブル30及び椅子
を配置する。なお、この喫煙区画の選定にあたっては、
例えば、上記オフィスの空調設備の空気吹き出し口が喫
煙区画に向かわない場所、排気パネル20の後部(シス
テム外側)の天井や壁に換気扇が設置されている場所等
が好ましい。そして、送風パネル10の空気洗浄装置1
2及び排気パネル20のファン22を稼動させて、前者
の送風口11から後者の吸気口21に対し水平にスポッ
ト送風することにより、その間に空気流S(図2等参
照)を発生させる。この空気流Sは、着席した喫煙者の
たばこより上方で喫煙区画のほぼ全域にわたり、そのた
め、該区画内のたばこの煙は空気流Sに確実に捕らえら
れ、吸気口21から排気パネル20内に取り込まれる。
【0015】排気パネル20内に取り込まれた煙含有空
気は、内部流路Pを通過する際、上述した空気浄化手段
(イ)〜(ハ)によって、その有害物質の削減・除去、
脱臭等が徹底的に行われ、無害化されて排気口23から
排出される。休憩区画である喫煙区画には、喫煙者のみ
ならず非喫煙者も仕事の息抜きに訪れ、両者が共存する
場合、非喫煙者は空気流Sの上流側に、喫煙者は下流側
に座るようにする。この場合、たばこの煙が空気流Sを
上流側に遡ることはないため、非喫煙者にたばこの煙は
一切及ばず、両者は共にくつろぎながら話すなどするこ
とができる。また、送風パネル10の空気洗浄装置12
及びテーブル30の上記光触媒空気浄化手段によって空
気の一層の浄化が図られる。なお、空気流Sは比較的緩
い流れでよく、本例では0.03m3/secで十分で
あった。本システムは、上例に限らず、例えば、職場の
会議室、応接室、社員食堂、公共・商業施設のホール、
ロビー、新幹線、バス等の乗り物内に容易に適用するこ
とができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る分煙
システムでは、室内、屋内及び乗り物内の適所に送風体
及び吸気体を設け、その間にたばこの煙を捕らえて排出
させる空気流を作ることにより、当該区画を、喫煙者と
非喫煙者が共存でき、かつ両者が例えばリラクゼーショ
ン及びコミュニケーションを共有できる喫煙可能な場と
することができ、従来なかった新たな分煙環境を創出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分煙システムを概略的に示す斜視
図である。
【図2】本発明に係る分煙システムを概略的に示す側面
説明図である。
【図3】排気パネルの斜視図である。
【図4】排気パネルの正面説明図である。
【図5】図4のA−A線断面説明図である。
【符号の説明】
10 送風パネル 11 送風口 12 空気洗浄装置 13 空気取込口 20 排気パネル 21 吸気口 22 ファン 23 排気口 24、25 紫外線発光管 26 ニコチン・タールフィルタ 30 テーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風口を有する送風体と、吸気口を有す
    る吸気体とを備え、送風体の送風口から吸気体の吸気口
    に向かって送風して、送風体と吸気体間に生じるたばこ
    の煙を捕らえさせる空気流を作り、この空気流をたばこ
    の煙と共に吸気口から吸気体に取り込むことを特徴とす
    る分煙システム。
  2. 【請求項2】 前記吸気体は、内部に取り込んだたばこ
    の煙を含む空気を浄化可能な空気浄化手段と、空気浄化
    手段によって浄化された空気を外部に排出する排気口と
    を備える請求項1記載の分煙システム。
  3. 【請求項3】 前記送風体は、外部の空気を内部に取り
    込む空気取込口と、空気取込口から取り込んだ空気を洗
    浄して送風口から送風する空気洗浄装置とを備える請求
    項1又は2記載の分煙システム。
  4. 【請求項4】 送風体と吸気体間に配置するテーブルを
    備え、このテーブルは、たばこの煙を含む空気を光触媒
    効果によって浄化可能な光触媒空気浄化手段を有する請
    求項1〜3のいずれか記載の分煙システム。
JP2001217833A 2001-07-18 2001-07-18 分煙システム Pending JP2003028473A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010223513A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Ikutoku Gakuen Kanagawa Koka Daigaku 分煙システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010223513A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Ikutoku Gakuen Kanagawa Koka Daigaku 分煙システム

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Legal Events

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030701