JP2003028186A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2003028186A5 JP2003028186A5 JP2002199014A JP2002199014A JP2003028186A5 JP 2003028186 A5 JP2003028186 A5 JP 2003028186A5 JP 2002199014 A JP2002199014 A JP 2002199014A JP 2002199014 A JP2002199014 A JP 2002199014A JP 2003028186 A5 JP2003028186 A5 JP 2003028186A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- rolling elements
- outer ring
- rolling
- tripod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Description
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、請求項1に記載のとおり、外輪の内周に外輪軸方向に形成された3本のトラック溝に、トリポード部材の3本の脚軸に複数の円柱状転動体を介して回転可能に支持されたローラを収容させ、ローラがトラック溝のローラ案内面上を転動しながら外輪軸方向に移動可能であるトリポード型等速自在継手において、上記ローラの円筒内周面の軸方向両端部に、上記転動体の軸方向の抜けを防止する鍔部を形成し、この内周面の前記鍔部間に、全数より1個少ない複数の転動体を一連に並べ、この一連の転動体の両端の2個の間にできた隙間の最小間隔d2と転動体の直径d1との関係をd2<d1となるように設定するとともにその差(d1−d2)を数μm〜数10μmの締め代とし、転動体をローラにキーストン法により組み付け、ローラと転動体からなる、脚軸の球状外周面に対して回転・摺動可能なユニットとし、このユニットによってトリポード部材と外輪の相互間の回転力伝達を行なうことを特徴とするものである。
請求項2の発明は、前記ローラの軸方向両端部の鍔部のうち少なくとも一方が前記ローラとは別体のワッシャで形成されていることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、外輪の内周に外輪軸方向に形成された3本のトラック溝に、トリポード部材の3本の脚軸に複数の円柱状転動体を介して回転可能に支持されたローラを収容させ、ローラがトラック溝のローラ案内面上を転動しながら外輪軸方向に移動可能であるトリポード型等速自在継手において、上記ローラは、その円筒内周面の少なくとも軸方向一端部に別体のワッシャからなる鍔部を構成することによって、上記転動体の軸方向の抜けを防止する鍔部を軸方向両端部に形成しており、この内周面の前記鍔部間に、全数より1個少ない複数の転動体を一連に並べ、この一連の転動体の両端の2個の間にできた隙間の最小間隔d2と転動体の直径d1との関係をd2<d1となるように設定するとともにその差(d1−d2)を数μm〜数10μmの締め代として、転動体をローラにキーストン法により組み付け、ローラと転動体からなる、脚軸の外周面に対して回転・摺動可能なユニットとし、このユニットによってトリポード部材と外輪の相互間の回転力伝達を行なうことを特徴とするものである。
【課題を解決するための手段】
この発明は、請求項1に記載のとおり、外輪の内周に外輪軸方向に形成された3本のトラック溝に、トリポード部材の3本の脚軸に複数の円柱状転動体を介して回転可能に支持されたローラを収容させ、ローラがトラック溝のローラ案内面上を転動しながら外輪軸方向に移動可能であるトリポード型等速自在継手において、上記ローラの円筒内周面の軸方向両端部に、上記転動体の軸方向の抜けを防止する鍔部を形成し、この内周面の前記鍔部間に、全数より1個少ない複数の転動体を一連に並べ、この一連の転動体の両端の2個の間にできた隙間の最小間隔d2と転動体の直径d1との関係をd2<d1となるように設定するとともにその差(d1−d2)を数μm〜数10μmの締め代とし、転動体をローラにキーストン法により組み付け、ローラと転動体からなる、脚軸の球状外周面に対して回転・摺動可能なユニットとし、このユニットによってトリポード部材と外輪の相互間の回転力伝達を行なうことを特徴とするものである。
請求項2の発明は、前記ローラの軸方向両端部の鍔部のうち少なくとも一方が前記ローラとは別体のワッシャで形成されていることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、外輪の内周に外輪軸方向に形成された3本のトラック溝に、トリポード部材の3本の脚軸に複数の円柱状転動体を介して回転可能に支持されたローラを収容させ、ローラがトラック溝のローラ案内面上を転動しながら外輪軸方向に移動可能であるトリポード型等速自在継手において、上記ローラは、その円筒内周面の少なくとも軸方向一端部に別体のワッシャからなる鍔部を構成することによって、上記転動体の軸方向の抜けを防止する鍔部を軸方向両端部に形成しており、この内周面の前記鍔部間に、全数より1個少ない複数の転動体を一連に並べ、この一連の転動体の両端の2個の間にできた隙間の最小間隔d2と転動体の直径d1との関係をd2<d1となるように設定するとともにその差(d1−d2)を数μm〜数10μmの締め代として、転動体をローラにキーストン法により組み付け、ローラと転動体からなる、脚軸の外周面に対して回転・摺動可能なユニットとし、このユニットによってトリポード部材と外輪の相互間の回転力伝達を行なうことを特徴とするものである。
【0009】
即ち、トリポード部材のローラの内周面に複数の連続した円柱状転動体の軸方向の抜けを防止する鍔部を形成し、この鍔部に沿ってローラ内周面に複数の転動体1個を残して一連に並べ、この一連の転動体の両端の2個の間の隙間に残り1個の転動体を数μm〜数10μmの締め代で圧入して所定数の転動体をローラ内周面に組み込んでばらけない組立体とし、この組立体の状態でローラを転動体と共に脚軸に組み付ける製造方法が可能である。
即ち、トリポード部材のローラの内周面に複数の連続した円柱状転動体の軸方向の抜けを防止する鍔部を形成し、この鍔部に沿ってローラ内周面に複数の転動体1個を残して一連に並べ、この一連の転動体の両端の2個の間の隙間に残り1個の転動体を数μm〜数10μmの締め代で圧入して所定数の転動体をローラ内周面に組み込んでばらけない組立体とし、この組立体の状態でローラを転動体と共に脚軸に組み付ける製造方法が可能である。
【0016】
図4も図2(A)のローラ7を脚軸5に取り付ける要領を図示したもので、この場合はローラ7の円筒内周面に複数の転動体6をキーストン方式で一連に仮止めした状態で、ローラ7を転動体6と共に脚軸5に組付ける。たとえば、図5(A)及び(B)に示すように、ローラ7の円筒内周面に全数より1個少ない複数の転動体6を一連に並べ、この一連の転動体6の両端の2個の間にできた隙間gに最後の1個の転動体6を圧入する。この場合、転動体6の直径d1と隙間gの最小間隔d2の関係をd1>d2に設定し、その差[d1−d2]が数μm〜数10μmの締め代となるようにする。このようにすると隙間gに最後の1個の転動体6を圧入すると、ローラ7の円筒内周面に全数の転動体6が一連に仮保持される。
図4も図2(A)のローラ7を脚軸5に取り付ける要領を図示したもので、この場合はローラ7の円筒内周面に複数の転動体6をキーストン方式で一連に仮止めした状態で、ローラ7を転動体6と共に脚軸5に組付ける。たとえば、図5(A)及び(B)に示すように、ローラ7の円筒内周面に全数より1個少ない複数の転動体6を一連に並べ、この一連の転動体6の両端の2個の間にできた隙間gに最後の1個の転動体6を圧入する。この場合、転動体6の直径d1と隙間gの最小間隔d2の関係をd1>d2に設定し、その差[d1−d2]が数μm〜数10μmの締め代となるようにする。このようにすると隙間gに最後の1個の転動体6を圧入すると、ローラ7の円筒内周面に全数の転動体6が一連に仮保持される。
Claims (3)
- 外輪の内周に外輪軸方向に形成された3本のトラック溝に、トリポード部材の3本の脚軸に複数の円柱状転動体を介して回転可能に支持されたローラを収容させ、ローラがトラック溝のローラ案内面上を転動しながら外輪軸方向に移動可能であるトリポード型等速自在継手において、上記ローラの円筒内周面の軸方向両端部に、上記転動体の軸方向の抜けを防止する鍔部を形成し、この内周面の前記鍔部間に、全数より1個少ない複数の転動体を一連に並べ、この一連の転動体の両端の2個の間にできた隙間の最小間隔d2と転動体の直径d1との関係をd2<d1となるように設定するとともにその差(d1−d2)を数μm〜数10μmの締め代とし、転動体をローラにキーストン法により組み付け、ローラと転動体からなる、脚軸の球状外周面に対して回転・摺動可能なユニットとし、このユニットによってトリポード部材と外輪の相互間の回転力伝達を行なうことを特徴とするトリポード型等速自在継手。
- 前記ローラの軸方向両端部の鍔部のうち少なくとも一方が前記ローラとは別体のワッシャで形成されていることを特徴とする請求項1記載のトリポード型等速自在継手。
- 外輪の内周に外輪軸方向に形成された3本のトラック溝に、トリポード部材の3本の脚軸に複数の円柱状転動体を介して回転可能に支持されたローラを収容させ、ローラがトラック溝のローラ案内面上を転動しながら外輪軸方向に移動可能であるトリポード型等速自在継手において、上記ローラは、その円筒内周面の少なくとも軸方向一端部に別体のワッシャからなる鍔部を構成することによって、上記転動体の軸方向の抜けを防止する鍔部を軸方向両端部に形成しており、この内周面の前記鍔部間に、全数より1個少ない複数の転動体を一連に並べ、この一連の転動体の両端の2個の間にできた隙間の最小間隔d2と転動体の直径d1との関係をd2<d1となるように設定するとともにその差(d1−d2)を数μm〜数10μmの締め代として、転動体をローラにキーストン法により組み付け、ローラと転動体からなる、脚軸の外周面に対して回転・摺動可能なユニットとし、このユニットによってトリポード部材と外輪の相互間の回転力伝達を行なうことを特徴とするトリポード型等速自在継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002199014A JP2003028186A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | トリポード型等速自在継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002199014A JP2003028186A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | トリポード型等速自在継手 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34765596A Division JP3385343B2 (ja) | 1996-02-05 | 1996-12-26 | トリポード型等速自在継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003028186A JP2003028186A (ja) | 2003-01-29 |
JP2003028186A5 true JP2003028186A5 (ja) | 2005-03-17 |
Family
ID=19195655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002199014A Pending JP2003028186A (ja) | 2002-07-08 | 2002-07-08 | トリポード型等速自在継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003028186A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1612438A4 (en) * | 2003-04-08 | 2007-08-29 | Honda Motor Co Ltd | HOMOKINETIC COUPLING AND MANUFACTURING METHOD THEREFOR |
JP4334408B2 (ja) * | 2004-05-18 | 2009-09-30 | 本田技研工業株式会社 | 等速ジョイントの製造方法 |
TWI260376B (en) * | 2004-05-18 | 2006-08-21 | Honda Motor Co Ltd | Constant-velocity joint and method of manufacturing same |
JP4171469B2 (ja) | 2005-01-24 | 2008-10-22 | 田中精密工業株式会社 | ベアリング組付装置 |
KR101595378B1 (ko) * | 2014-11-07 | 2016-02-18 | 이래오토모티브시스템 주식회사 | 자동차용 트라이포드 등속 조인트 |
-
2002
- 2002-07-08 JP JP2002199014A patent/JP2003028186A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2987518B2 (ja) | 防震三脚定速自在継手 | |
JPH0587684B2 (ja) | ||
JPH0217729B2 (ja) | ||
WO2016006563A1 (ja) | トリポード型等速自在継手 | |
US6764407B2 (en) | Constant velocity joint | |
JP3385343B2 (ja) | トリポード型等速自在継手 | |
JP3919366B2 (ja) | ステアリング用の自在継手用シェル形針状ころ軸受 | |
JP2003028186A5 (ja) | ||
US8210952B2 (en) | Universal joint | |
US20010005694A1 (en) | Constant-velocity universal joint of a tripod type | |
US7371179B2 (en) | Tripod constant-velocity universal joint | |
US7476156B2 (en) | Homokinetic joint | |
JP3060381B2 (ja) | 等速度三脚継手 | |
KR20110032160A (ko) | 신축식 축 동력전달장치 및 이 장치의 설계 방법 | |
KR20180107128A (ko) | 포드 조인트용 활주 롤러 | |
JPS5923864Y2 (ja) | トリポ−ドジヨイント | |
JP4210510B2 (ja) | トリポード型等速自在継手 | |
US20170227060A1 (en) | Roller Unit for Sliding-Type Tripod Constant-Velocity Joint and Sliding-Type Tripod Constant-Velocity Joint | |
WO2023047930A1 (ja) | トリポード型等速自在継手 | |
JP2008082394A (ja) | トリポード型等速自在継手 | |
JPS5852092B2 (ja) | イツポウクラツチ | |
US7716837B2 (en) | Constant velocity joint and method of manufacturing the same | |
CN108603537B (zh) | 用于销式万向节的运行滚轮 | |
JP4230274B2 (ja) | 等速固定ボール継ぎ手 | |
JPS594173Y2 (ja) | ニ−ドルベアリング |