JP2003027983A - 車両の速度制限および自立支持力の決定方法および装置 - Google Patents

車両の速度制限および自立支持力の決定方法および装置

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JP2003027983A
JP2003027983A JP2001284617A JP2001284617A JP2003027983A JP 2003027983 A JP2003027983 A JP 2003027983A JP 2001284617 A JP2001284617 A JP 2001284617A JP 2001284617 A JP2001284617 A JP 2001284617A JP 2003027983 A JP2003027983 A JP 2003027983A
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JP2001284617A
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English (en)
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Ulrich Hessmert
ウルリヒ・ヘスメルト
Jost Brachert
ヨスト・ブラッヒェルト
Thomas Sauter
トーマス・ザオター
Helmut Wandel
ヘルムート・ヴァンデル
Norbert Polzin
ノルベルト・ポルツィン
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Robert Bosch GmbH
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Robert Bosch GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の速度制限および自立支持力の決定方法
および装置を提供する。 【解決手段】 車両の自立支持力(Fn)が、測定値変
換器(102,103)および測定値受信器(104,
105)からなるタイヤ・センサを介して、測定された
測定信号(Si,Sa)を評価ユニット(106)にお
いて評価することにより決定される。このとき、タイヤ
・センサにより測定された測定信号を介して、評価ユニ
ットにおいて測定信号(Si,Sa)間の位相位置(D
mess)が決定される。この位相位置から、予め設定
された位相位置に対する基準値(D)との比較により変
化値(d)が決定され、この変化値から車両の個々のタ
イヤ(101)に対する自立支持力(Fn)が決定され
る。さらに、車両の荷重変数の関数として速度制限(V
max)が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の速度制限お
よび/または自立支持力の決定方法およびその関連装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術から、車両速度を最大値に制限
する装置の種々の実施態様が既知である。この場合、制
限速度は、例えばそれぞれの車両において使用されるタ
イヤに関して一定に設定され、またはドライバにより設
定可能なように記憶もされている。後者が、例えばドイ
ツ特許公開第19549224号(米国特許第5992
551号)から既知である。
【0003】車両、特に自動車の自立支持力(車輪接触
面における抗力)は、車両の荷重状態ないし重量の関数
として変化する。これは、車両が、例えば車両空間内、
トランク空間内または屋根上の積載荷重に基づいて、走
行運転中にアイドリング状態とは異なる応答をすること
を意味する。きわめて高い積載荷重により、走行運転中
に希望しない状況が発生することがある。即ち、大きな
横方向加速度が作用するカーブ走行においては、荷重の
大きい車両または荷重がオーバーしている車両の特性は
きわめて不利であり、これにより、通常のドライバは、
場合によりカーブ内で車両をもはや操縦することが不可
能となることがある。この特性は、屋根荷重が高い場合
に、または屋根荷重が不当に高い場合に、増幅される。
【0004】従来技術において車輪力センサが既知であ
り、その測定信号は評価ユニットに供給される。ドイツ
特許公開第19620581号から車両車輪の回転特性
決定装置が既知であり、この場合、車輪の周方向に均等
配置された、交互の極性を有する磁化面が設けられてい
る。この磁化面はタイヤ壁内に埋め込まれているか、ま
たはタイヤ壁上に装着されている。測定値受信器は、回
転軸から異なる半径距離に配置された2つまたは複数の
測定素子を有し、これにより、タイヤが変形した場合、
タイヤに作用している力のために、ないしは伝達された
駆動トルクまたはブレーキ・トルクのために、測定素子
から出力された測定信号間に位相位置(位相状態)の変
化が発生する。このとき、位相位置の変化は、車輪ない
しタイヤから走行路面へ伝達されたトルクおよび/また
は瞬間摩擦係数に対する尺度として評価可能である。
【0005】自立支持力の他の決定方法は、例えば車両
の支持力の範囲内において直接車両車軸上に存在し且つ
支持力を測定するセンサによる自立支持力の測定、秤に
よる重量測定、ないしドライバによる、またはトルク収
支を用いた車両質量の決定による実際車両重量の入力で
ある(ドイツ特許公開第4228413号参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】車両の速度制限および
自立支持力の決定方法および装置を提供することが本発
明の課題である。
【0007】
【課題を解決するための手段】車両の速度制限方法およ
び装置において、車両荷重または車両積載荷重または車
両重量または車両質量を表わす少なくとも1つの変数が
決定され、この変数の関数として車両の最大速度が導か
れ、且つ車両速度が前記最大速度に制限される。
【0008】車両が停止するまで、車両積載荷重または
車両荷重ないし車両重量または車両質量の関数として速
度を制限することにより、交通の安全性が向上されるこ
とが有利である。その理由は、車両荷重が大きい場合ま
たは車両荷重がオーバーしている場合に、特にカーブ走
行において、予期しない交通状況が十分に回避されるか
らである。
【0009】個々の車輪に作用する力を決定するために
車輪力センサが使用され、車輪力センサの測定信号が評
価ユニットに供給される、車両の自立支持力の決定方法
において、車輪力センサにより測定された測定信号を介
して評価ユニットにより、測定信号間の位相位置が決定
され、この位相位置から、予め設定された位相位置に対
する基準値との比較により変化値が決定され、この変化
値から車両の個々のタイヤに対する自立支持力が決定さ
れる。
【0010】自立支持力が車輪力センサから導かれると
き、特に有利である。特に、車両の自立支持力を決定す
るための本発明による方法および関連の装置により、走
行安全性を向上させることができる。車両速度を制限す
ることにより、および/または発進ロックを作動させる
ことにより、危険な走行状態を回避させることができ
る。車両に走行上危険な荷重がある場合、発進ロックが
選択される。車両に荷重がある場合、発進ロックが選択
される。荷重は大きいが走行運転が可能な場合、荷重な
いし積載荷重に対して安全な最高速度に車両速度を制限
することが選択される。
【0011】決定されたきわめて大きい車両の自立支持
力に基づいて、車両の速度制限に関する手段をとること
により、きわめて高いタイヤ温度、または変化された車
両の走行特性によって発生するような危険な走行状態を
回避させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に、本発明による車両の自立
支持力の決定装置のブロック回路図が示されている。車
両におけるすべてのタイヤの代表として示されている1
つのタイヤ101に、測定値変換器として、好ましくは
周方向に伸長する磁界線を有する磁化面(細長面)10
2、103が、図2に示すように設けられている。磁化
面102、103はタイヤ101内に埋め込まれていて
も、またはタイヤ101の外面に設けられていてもよ
い。磁化は、セクションごとに常に同じ方向に行われる
が向きは反対であり、即ち、磁化は交番極性を有してい
る。図1において、正の極性を有する磁化面は符号10
2で示され、一方、負の極性を有する磁化面は符号10
3で示されている。細長の磁化面102および103
は、特にタイヤのリム付近および接触面付近に伸長して
いる。したがって、測定値変換器102および103
は、タイヤにかかる力作用に直ちに応答する。
【0013】測定値受信器104および105は、回転
方向に異なる2つまたは複数の位置において車体に固定
装着され、さらに回転軸または車軸100から異なる半
径方向距離を有している。これにより、車輪ハブ付近の
測定値受信器105が測定する内側信号Siおよび車輪
ハブから遠く離れた測定値受信器104が測定する外側
信号Saが得られる。測定信号SiおよびSaは、図2
aにおいて力が作用していない車両のタイヤに対して示
されているように、相互に位相位置Dだけ位相がオフセ
ットされている。これは、荷重のない車両において、位
相位置Dが内側信号Siおよび外側信号Saの間の間隔
であることを意味する。この位相位置Dは、それぞれの
車輪における車両の自立支持力を表わす。
【0014】タイヤ101に対する力の作用は、特に周
方向における測定信号SiおよびSaの極性の変化によ
り検出される。測定されたそれぞれその振幅および位相
を有する測定信号SiおよびSaは、位相位置Dを決定
するために図1に示す評価ユニット106に供給され、
評価ユニット106は、タイヤ・センサとも呼ばれる測
定値受信器104、105の配置に対応するタイヤ10
1のそれぞれ既知の内周および外周を用いて自立支持力
を表わす信号を計算し、次にこの信号は機関制御装置1
08に対する入力信号として利用可能である。評価ユニ
ット106は、内側信号Siおよび外側信号Saの間の
+dまたは−dの位相位置の変化を決定し、この変化
は、走行における、またはブレーキ作動における、また
は車両停止における、荷重を積載したときにおけるタイ
ヤ101の変形を与える。測定信号Si、Saの位相位
置のこの変化を示すために、図2aとの比較でタイヤ1
01の変形を示すように、図2bおよび図2cと関係が
つけられている。
【0015】例えば、走行中またはブレーキ作動時また
は車両の荷重によりタイヤに力が作用しているときのよ
うに、タイヤに作用する力によってタイヤ101の変形
ないしひずみが発生する場合、内側信号Siと外側信号
Saとの間に位相位置Dの変位が発生する。変位の範囲
は、それぞれ図2bおよび図2cに示されているよう
に、Dと(D+d)との間およびDと(D−d)との間
で変動する。この場合、走行中の車両においては、Dと
(D+d)との間の変位は、正の回転方向即ち車両の前
進走行に対応し、Dと(D−d)との間の変位は、負の
回転方向即ち車両の後退走行に対応する。動いていない
車両においては、荷重を積載している場合、Dと(D+
d)との間の変位またはDと(D−d)との間の変位の
いずれかが発生するが、この場合、今日の車両構造にお
いては、Dと(D+d)との間の変位ないし変化が発生
する確率のほうが高い。以下において「間隔」とも呼ば
れる位相位置Dの変化dから、車両の車輪101におけ
る車両の自立支持力Fnを計算することができる。車両
の自立支持力Fnの決定方法を説明する前に、以下に図
3により間隔Dの変化+dまたは−dを決定するときに
必要な基準値の決定方法を説明する。
【0016】動いてなく且つ荷重がない状態の車両にお
ける車輪力センサ104と105との間の間隔Dは、車
両の製造後に基準値として決定可能である。この代わり
に、動いてなく且つ同時に荷重がない状態の車両に対す
る間隔Dの基準値は、走行の開始ごとに、測定された複
数の間隔に対する値Dmessから決定され且つ学習さ
れる。
【0017】ここで、間隔に対する基準値Dの学習の例
を図3に示す流れ図により説明する。ステップS1にお
いて、例えば点火キーの操作により導くことが可能な初
期化の場合に、間隔に対する初期値Dは、例えば車両に
おける車輪力センサ104と105との間の間隔に対応
する値に設定される。ステップS1においてさらに、カ
ウンタNが0にセットされ(N=0)、且つ最大カウン
ト値Nmaxが例えば10に決定される。間隔に対する
初期値DおよびカウンタNの設定は、メモリから値を読
み取ることにより行ってもよい。
【0018】ステップS2において、間隔に対して新た
に測定された値、即ちDmessが読み込まれる。ステ
ップS3において、測定された間隔Dmessがステッ
プS1において設定された間隔に対する初期値Dと比較
される(Dmess≧D?)。この比較は、図2bに示
すように、式(Dmess=D+d)が適用される車両
の緩速前進走行においてのみならず、図2cに示すよう
に、式(Dmess=D−d)が適用される車両の緩速
後退走行においても可能なように設計されている。測定
された間隔Dmessが間隔に対する初期値Dより大き
いかまたは等しいとき(Dmess≧D)、これは前進
走行に対応するので、ステップS4において、ステップ
S3において比較された値DとDmessとの最小値を
形成することにより新たな値Dが決定される(D=MI
N(Dmess,D))。これに対して、測定された間
隔Dmessが間隔に対する初期値Dより小さいとき、
これは後退走行に対応するので、ステップS5におい
て、ステップS3において比較された値DとDmess
との最大値を形成することにより新たな値Dが決定され
る(D=MAX(Dmess,D))。間隔Dに対する
新たな値が決定された後に、ステップS6において、カ
ウント値Nが増分される(N=N+1)。次にステップ
S7において、新たなカウント値NがステップS1にお
いて決定された最大値Nmaxより既に大きいかどうか
が検査される(N>Nmax?)。新たなカウント値Nが
最大値Nmaxよりまだ大きくない場合、ステップS2
への戻りが行われ、ステップS2において、次に測定さ
れた間隔に対する値Dmessが読み込まれる。ループ
の最初の実行において利用され且つステップS1におい
て読み込まれた間隔に対する値Dの代わりに、ステップ
S4またはステップS5において決定された間隔に対す
る値Dを用いて、前に記載の方法が反復される。ステッ
プS7において、カウント値Nが最大値Nmaxより大
きいとき(N>Nmax)、自立支持力に対する基準値
Dの学習が終了される。
【0019】工場で設定されまたは上記のように決定さ
れた間隔に対する基準値Dは、後に使用するために、評
価ユニット106に設けられているメモリに記憶され
る。ここで、図4により本発明による自立支持力Fnの
決定方法を説明する。
【0020】ステップS10において、例えば点火キー
の操作により導くことが可能な初期化の場合、自立支持
力に対する最大許容値Fmax、および最大速度に対す
る値Vmaxが設定される。さらに、前に決定された間
隔に対する基準値Dが読み取られる。間隔に対する基準
値Dと同様に、自立支持力に対する最大許容値Fmax
および最大速度に対する値Vmaxもまた、予めメモリ
に記憶されていてもよい。
【0021】ステップS11において、車両に荷重があ
るときに測定された間隔Dmessの読込みが行われ
る。この場合、間隔Dmessの測定は特に車両が停止
しているときに行われる。その後ステップS12におい
て、タイヤの静的変形に対応して間隔の増加または間隔
の低減が行われたかどうかを特定するために、測定され
た間隔Dmessと間隔に対する基準値Dとの比較が行
われる(Dmess≧D?)。ステップS12における
比較は、それに続く方法において図2bまたは図2cに
示す変化dの正しい計算を行うために必要である。車両
に荷重がある場合に、車両が停止しているとき、図2b
に示す変化+dのみでタイヤが変形しているかを推測す
ることが不可能であり、および図2cに示す変形−dも
同様に不可能であるので、どの変化が存在するかに関し
て予め判定が行われる。測定された間隔Dmessが間
隔に対する基準値Dより大きいかまたは等しい場合(D
mess≧D)、ステップS13において変形の変化d
が(Dmess−D)から計算される(d=Dmess
−D)。これに対して、測定された間隔Dmessが間
隔に対する基準値Dより小さい場合、ステップS14に
おいて変形の変化dがD−Dmessから計算される
(d=D−Dmess)。変化dの計算の後、ステップ
S15において、実際の自立支持力に対応するタイヤの
この静的変形から自立支持力Fnが決定される(Fn〜
d)。変形dの自立支持力Fnへの換算は、メモリに記
憶されている特性曲線群により行うことができる。
【0022】実際の自立支持力Fnを決定した後に、実
際の自立支持力Fnと、ステップS10において設定さ
れた自立支持力に対する最大許容値Fmaxとの比較
を、ステップS16に示すように行うことができる(F
n≧Fmax?)。実際の自立支持力Fnが自立支持力
に対する最大許容値Fmaxより小さい場合、測定され
た間隔Dmessの新たな読込みのためにこの方法のス
テップS11に戻ることができる。しかしながら、実際
の自立支持力Fnが自立支持力に対する最大許容値Fm
axに到達またはこれより大きくなった場合、ここで車
両速度を最大速度に制限するために(V=Vmax)、
図1に示した機関制御装置108に信号の出力を行うこ
とができる。速度制限は、例えば最高速度が0に決定さ
れることにより発進ロックとして行われてもよい。さら
に、ドライバに対して音響的または視覚的警報信号が出
力されてもよい。
【0023】上記のように、本発明により車両車輪に対
する実際の自立支持力Fnを決定することができる。き
わめて高い自立支持力Fnの値が決定されたとき直ち
に、機関係合を介して車両の速度制限を行うことができ
る。これにより、荷重オーバーに基づいて車両が危険な
走行特性を示すことを防止することができる。さらに、
過大な熱負荷により発生の可能性があるタイヤの損傷を
回避することができる。
【0024】図5は、車両荷重、車両重量または車両質
量の関数として車両を最大速度に制限するために使用さ
れる流れ図を示す。好ましい実施態様においては、この
流れ図は、少なくとも1つのマイクロコンピュータのプ
ログラムを示す。他の実施態様においては、図示の経過
は種々の制御ユニットおよび種々のマイクロプロセッサ
で実行され、この場合、結合はバス系統により行われ
る。原則として、車両において、荷重状態、重量および
質量が測定される。その後に、これらの変数の関数とし
て自動的に最大速度が決定される。好ましい実施態様に
おいては、ドライバに、例えば指示ランプによりまたは
最大速度の表示により、この制限が知らされる。車両の
許容全体重量ないし許容荷重を超えた場合、特に著しく
超えた場合、最大速度は値0に設定され、即ち車両は自
動的に停止される。
【0025】好ましい実施態様においては、最大走行速
度の決定は、第1の装置、例えば車両荷重状態または車
両重量ないし車両質量がその中に存在する制御ユニット
(例えばブレーキ制御ユニット)で行われる。制限され
る速度ないし速度制限値それ自身に関する情報は、次に
バス系統を介して、速度を制限するための調節要素とし
て働く他の車両装置、例えば機関制御、変速機制御、リ
ターダ制御等に供給される。大きな荷重ないし重量の理
由からの速度制限の必要性を決定する装置(以下におい
てモニタ装置とも呼ばれる)が荷重ないし重量によるこ
のような速度制限を必要と判断したときには直ちに、こ
の情報が前記の他の装置に伝送される。これらの他の装
置は、車両の最大速度を制限しまたは車両を停止させ
る。この場合、調節要素として上記の装置のいずれか1
つのみが考慮されてもよく、これは同時にモニタ装置で
あってもよい。
【0026】車両固有の荷重情報はモニタ装置に供給さ
れる。この荷重情報は、例えば上記のように、車輪軸受
センサまたはタイヤ・センサ、車軸荷重センサ等による
自立支持力の測定から形成されてもよい。荷重測定の他
の方法は、ドライバの入力により、秤による重量測定に
より、または上記の従来技術に記載のようなトルクの収
支計算により行われる。これらの値は、実施態様に応じ
てそれぞれ、個々にまたは任意の組み合わせで使用され
る。この場合、重量は種々の場所で異なる方法または同
じ方法で測定されてもよく、これから実際の重量を導く
ことができる。
【0027】状態を検出した後に、最大走行可能速度が
決定され且つ車両速度はこの値に制限される。この場
合、調節要素として、上記のような機関制御、リターダ
制御、変速機制御および/または車輪ブレーキ制御が使
用される。
【0028】車両荷重または車両重量ないし車両質量を
表わす信号Lがモニタ装置500に供給され、モニタ装
置500において、実施態様に応じてそれぞれ、速度制
限の必要性を検出し且つその値を決定するために、モニ
タ装置500に供給されたこの値が少なくとも1つの制
限値と比較される。他の実施態様においては、特性曲
線、特性曲線群または表により、変数の関数として制限
速度Vmaxが決定される。この制限速度、ないし速度
制限の必要性に関する情報は、速度制限を実行する少な
くとも1つの制御ユニット502に供給される。これ
は、例えば、車両の最大速度と実際速度との間の偏差
を、速度を調節する絞り弁のような調節要素、燃料供給
量、ブレーキ、リターダ、変速機等に対する操作信号に
変換する制御装置により行われる。速度制限に関する情
報が伝送される他の実施態様においては、制御ユニット
502は、この情報を評価し且つ速度をこの情報の関数
として決定された制限値に制限する。荷重ないし重量が
きわめて大きく、これにより車両の荷重オーバーが発生
した場合、速度制限値は0である。
【0029】他の実施態様においては、速度制限が複数
の制御ユニットにより行われ、したがって制限値ないし
情報は、バス系統を介して、複数の制御ユニット(機関
制御、変速機制御、ブレーキ制御、リターダ制御)に分
配される。次に、制御ユニット502は、少なくとも1
つの出力ライン504−506を介して、調節要素50
8ないし510を操作し、調節要素508−510は、
機関係合、ブレーキ係合、変速機係合等により速度を低
減する。
【0030】荷重または積載荷重を測定するときに基準
値が与えられ、この場合、荷重または積載荷重は、実際
の重量のこの基準値からの偏差を意味する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、車両の自立支持力の決定装置の
ブロック回路図である。
【図2】図1における、タイヤ壁の略断面図および測定
値受信器の概略信号図であり、図2aは荷重がない状
態、図2bおよび図2cは荷重がある状態である。
【図3】基準値として使用される自立支持力に対する値
を学習するための流れ図である。
【図4】自立支持力を決定するための流れ図である。
【図5】車両荷重、車両重量、車両質量等を表わす変数
の関数として、速度を制限するための流れ図である。
【符号の説明】
100 車軸 101 タイヤ(車輪) 102、103 測定値変換器(磁化面) 104、105 測定値受信器(車輪力センサ) 106 評価ユニット 108 機関制御装置 500 モニタ装置 502 制御ユニット 504−506 ライン 508−510 調節要素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01L 17/00 G01L 17/00 E G08G 1/16 G08G 1/16 D (72)発明者 ウルリヒ・ヘスメルト ドイツ連邦共和国 71701 シュヴィーベ ルディンゲン,リヒャルト−ヴァーグナー −シュトラーセ 35 (72)発明者 ヨスト・ブラッヒェルト ドイツ連邦共和国 71254 ディツィンゲ ン,ゴットフリート−ケラー−シュトラー セ 39 (72)発明者 トーマス・ザオター ドイツ連邦共和国 71686 レムゼック, ジルヒャーシュトラーセ 19 (72)発明者 ヘルムート・ヴァンデル ドイツ連邦共和国 71706 マルクグレー ニンゲン,ケルターシュトラーセ 33 (72)発明者 ノルベルト・ポルツィン ドイツ連邦共和国 74374 ツァバーフェ ルト,ブルグンダーヴェーク 1 Fターム(参考) 2F055 AA12 BB03 CC14 DD11 EE27 FF31 3D037 FA21 FB01 FB09 3D046 BB17 EE03 GG01 GG06 HH29 JJ16 3G093 BA07 BA08 CB03 DA06 DB05 EA01 EA05 EA09 FB05 5H180 AA01 LL01 LL04 LL15 LL16

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両荷重または車両積載荷重または車両
    重量または車両質量を表わす少なくとも1つの変数が決
    定され、この変数の関数として車両の最大速度が導か
    れ、且つ車両速度が前記最大速度に制限される車両の速
    度制限方法。
  2. 【請求項2】 前記車両荷重がオーバーしている場合
    に、速度制限値が0であることを特徴とする請求項1に
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 モニタ装置において、前記変数の関数と
    して最大速度値が導かれ、或いは速度制限の必要性に関
    する情報および場合により速度制限値が決定され且つ速
    度を調節する少なくとも1つの制御ユニットに伝送され
    ることを特徴とする特に請求項1または2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 個々の車輪に作用する力を決定するため
    に車輪力センサ(104、105)が使用され、車輪力
    センサ(104、105)の測定信号(Si、Sa)が
    評価ユニット(106)に供給される、特に請求項1な
    いし3のいずれかに記載の車両の自立支持力の決定方法
    において、 車輪力センサ(104、105)により測定された測定
    信号(Si、Sa)を介して評価ユニット(106)に
    おいて、測定信号(Si、Sa)間の位相位置(Dme
    ss)が決定され、位相位置(Dmess)から、予め
    設定された位相位置に対する基準値(D)との比較によ
    り変化値(d)が決定され、変化値(d)から車両の個
    々のタイヤ(101)に対する自立支持力(Fn)が決
    定されること、を特徴とする車両の自立支持力の決定方
    法。
  5. 【請求項5】 自立支持力(Fn)が、変化値(d)か
    ら特性曲線群を使用して決定されることを特徴とする請
    求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 測定信号(Si、Sa)間の予め設定さ
    れた位相位置に対する基準値(D)が、新車の場合にそ
    の製造後に決定され、または走行開始ごとに、緩速前進
    走行において測定信号(Si、Sa)間で決定されたす
    べての位相位置(Dmess)の最小値として、および
    緩速後退走行において測定信号(Si、Sa)間で決定
    されたすべての位相位置(Dmess)の最大値とし
    て、決定されることを特徴とする請求項4または5のい
    ずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 変化値(d)が、タイヤの変形方向に応
    じてそれぞれ、決定された位相位置(Dmess)から
    基準値(D)を減算することにより、または基準値
    (D)から決定された位相位置(Dmess)を減算す
    ることにより計算されることを特徴とする請求項4ない
    し6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 決定された自立支持力(Fn)が最大許
    容自立支持力(Fmax)より大きいときに、車両速度
    (V)が最大速度(Vmax)に制限されることを特徴
    とする請求項4ないし7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 最大速度(Vmax)を0に設定可能で
    あることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 車両荷重または車両積載荷重または車
    両重量または車両質量を表わす少なくとも1つの変数を
    決定し、この変数に基づいて、車両速度を制限する車両
    の制限速度を予め設定するモニタ装置を備えた車両の速
    度制限装置。
  11. 【請求項11】 前記モニタ装置が、前記速度制限値
    を、少なくとも1つの調節要素の操作により速度を制限
    する他の制御システムに伝送することを特徴とする請求
    項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    方法を実行するために評価ユニット(106)および機
    関制御装置(108)を備え、この場合、タイヤ(10
    1)に設けられた測定値変換器(102、103)と、
    車体に固定された測定値受信器(104、105)とを
    有するタイヤ・センサを備えた請求項10または11の
    いずれかに記載の装置。
  13. 【請求項13】 評価ユニット(106)が少なくとも
    1つのメモリを有し、このメモリに、自立支持力(F
    n)と変化値(d)との間の相関のための特性曲線群が
    記憶されていることを特徴とする請求項12に記載の装
    置。
  14. 【請求項14】 評価ユニット(106)が少なくとも
    1つのメモリを有し、このメモリに、測定信号(Si、
    Sa)間の予め設定された位相位置に対する基準値
    (D)が記憶されていることを特徴とする請求項12ま
    たは13に記載の装置。
  15. 【請求項15】 決定された自立支持力(Fn)が最大
    許容自立支持力(Fmax)より大きいときに、機関制
    御装置(108)が信号を受信し、この信号を受信した
    ときに、車両速度(V)が最大速度(Vmax)に制限
    されることを特徴とする請求項12ないし14のいずれ
    かに記載の装置。
  16. 【請求項16】 決定された自立支持力(Fn)が最大
    許容自立支持力(Fmax)より大きいときに、ドライ
    バにそれを知らせるために、評価ユニット(106)が
    音響的または視覚的警報信号を出力することを特徴とす
    る請求項12ないし15のいずれかに記載の装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009540456A (ja) * 2006-08-21 2009-11-19 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド 車両の安全速度を提供してこれを利用する方法及び装置
CN106768229A (zh) * 2013-08-22 2017-05-31 蔡留凤 可进行车辆类型判别的称重系统的工作方法
JP2018131310A (ja) * 2017-02-16 2018-08-23 株式会社島津製作所 フォークリフト

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