JP2003026465A - 乾燥パレット - Google Patents

乾燥パレット

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JP2003026465A
JP2003026465A JP2001216303A JP2001216303A JP2003026465A JP 2003026465 A JP2003026465 A JP 2003026465A JP 2001216303 A JP2001216303 A JP 2001216303A JP 2001216303 A JP2001216303 A JP 2001216303A JP 2003026465 A JP2003026465 A JP 2003026465A
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JP
Japan
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drying
clay
movable weight
drying pallet
pallet
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JP2001216303A
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English (en)
Inventor
Isamu Kawakami
勇 川上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥中における粘土成形体の変形を防止する
ことで、製品の品質や歩留まりの向上を図ることができ
る乾燥パレットを提供する。 【解決手段】 脚部20を有する基板10の上面に粘土
成形体Fが載置される受け部30を有しており、積み重
ねた状態で、脚部20により基板間に粘土成形体Fの収
容スペースが形成される乾燥パレット1であって、基板
10の下方に位置する粘土成形体Fを押圧する押圧手段
40を更に有しており、押圧手段40は、粘土成形体F
に重量を作用させる可動錘と、一端側が基板10に固定
されて前記可動錘を上下移動可能に支持する支持部材と
を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、瓦素地のような粘
土成形体を乾燥させる際に用いられる乾燥パレットに関
し、特に、複数を積み重ねて使用される乾燥パレットに
関する。
【0002】
【従来の技術】瓦やタイルなどの粘土製品は、原料(粘
土)を成形して粘土成形体とした後、乾燥工程及び焼成
工程を経て出荷される。粘土成形体を乾燥室に移動させ
て乾燥させる際には、乾燥パレットを使用するのが一般
的である。従来の乾燥パレットの一例を図8に示す。
【0003】この乾燥パレット50は、矩形状の基板1
0における下面四隅に脚部20を備えており、図9に示
すように複数の乾燥パレット50を積み重ねた際に、上
下の基板10,10間に瓦素地などの粘土成形体Fの収
容スペースが形成される。尚、積み重ねた状態で最下部
に位置する乾燥パレット50には、脚部20の代わりに
移動用ローラ22が設けられており、乾燥パレット50
をレールに沿って乾燥室(図示せず)に容易に搬入可能
となっている。
【0004】図8に示すように、基板10の上面には、
粘土成形体Fを載置可能な一対の支持片32,32から
構成された受け部30が複数設けられている。また、同
じく基板10の上面には、対向する一対の側辺に沿って
嵌合溝12,12が形成されており、この嵌合溝12に
脚部20の先端部を嵌合させることで、積み重ねた乾燥
パレット50の位置合わせが行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、乾燥パレッ
ト50に載置された粘土成形体Fは、成形時において押
出スクリューコンベアの作用により生じた回転癖などが
原因となって、図10に破線で示すように、乾燥中に反
りやねじれ等の変形を生じることがあり、品質及び歩留
まりの低下を招いていた。
【0006】本発明は、このような問題を解決すべくな
されたものであって、乾燥中における粘土成形体の変形
を防止することで、製品の品質や歩留まりの向上を図る
ことができる乾燥パレットの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の前記目的は、脚
部を有する基板の上面に粘土成形体が載置される受け部
を有しており、積み重ねた状態で、前記脚部により前記
基板間に粘土成形体の収容スペースが形成される乾燥パ
レットであって、前記基板の下方に位置する粘土成形体
を押圧する押圧手段を更に有しており、前記押圧手段
は、粘土成形体に重量を作用させる可動錘と、一端側が
前記基板に固定されて前記可動錘を上下移動可能に支持
する支持部材とを備えることを特徴とする乾燥パレット
により達成される。
【0008】この乾燥パレットにおいて、前記支持部材
は、前記基板の下面から垂下するガイド部材の先端部に
係止部を設けて構成されていることが好ましく、前記可
動錘は、前記ガイド部材に沿って移動し、前記係止部と
の係合により係止されることが好ましい。
【0009】また、積み重ねた状態で、前記可動錘の位
置を前記受け部の所定位置に合わせる位置合わせ手段を
更に備えることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の
一実施形態に係る乾燥パレットを示す側面図である。こ
の乾燥パレット1は、図8に示す従来の乾燥パレット5
0に対して、基板10の下面側に複数の押圧手段40を
新たに付設したものであり、その他の構成部分について
は従来の乾燥パレット50と同様である。したがって、
従来の乾燥パレット50と同じ構成部分については同一
の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0011】図2に拡大断面図で示すように、押圧手段
40は、粘土成形体Fを下方に押圧する可動錘42と、
この可動錘42を移動自在に支持する支持部材としての
ガイド軸44とを備えている。
【0012】可動錘42は、有蓋無底の円筒状に形成さ
れており、蓋部中央に開口43が形成されている。ま
た、ガイド軸44は、下端に拡径された係止部45を有
しており、上端が可動錘42の開口43に遊挿されて、
基板10の下面に固定されている。これにより、可動錘
42は、ガイド軸44に沿って移動可能となっており、
開口43の周縁が係止部45に当接することで係止され
る。
【0013】可動錘42の重量は、例えば、粘土成形体
Fが厚み10〜20mm程度の瓦である場合に、5〜2
0gとすることが好ましい。また、ガイド軸44の長さ
は脚部20の長さよりも短く設定されており、脚部20
を他の乾燥パレット1の嵌合溝12に嵌合させることに
より、乾燥パレット1を整列させた状態で順次積み重ね
ることが可能である。
【0014】このように構成された乾燥パレット1によ
れば、可動錘42がガイド軸44に沿って重力により落
下するため、図2に示すように、可動錘42は、開口4
3の周縁において係止部45により支持される。乾燥パ
レット1の各受け部30に粘土成形体Fを載置した後、
乾燥パレット1を積み重ねていくと、図3に示すよう
に、上下に隣り合う乾燥パレット1,1において、上側
の乾燥パレット1の可動錘42が、下側の乾燥パレット
1に載置した粘土成形体Fの表面に接触して上方に持ち
上げられ、係止部45による係止が解除される。この結
果、可動錘42の重量が粘土成形体Fの表面に作用し、
粘土成形体Fを押圧することができるので、乾燥後にお
ける粘土成形体Fの反りやねじれ等が抑制され、製品の
品質及び歩留まりの向上を図ることができる。
【0015】可動錘42による粘土成形体Fの押圧位置
は、粘土成形体Fの種類や形状などを考慮して定めれば
よいが、一般には、図4に破線で示すように上面の四隅
であることが好ましく、これに合わせて押圧手段40を
適宜配置すれば良い。この押圧位置は、嵌合溝12及び
脚部20が位置合わせ手段として機能し、可動錘42の
位置が受け部30の所定位置に合わせられるので、毎回
略一定にすることができる。
【0016】また、開口43の縁部とガイド軸44の外
周面との間に形成される隙間は、係止部45による可動
錘42の抜け止めが防止可能な範囲である程度大きいこ
とが好ましい。これにより、可動錘42がガイド軸44
に対して任意の方向に傾斜することが可能になるので、
粘土成形体Fの表面形状に拘わらず、粘土成形体Fの押
圧を確実に行うことができる。
【0017】以上、本発明の一実施形態について詳述し
たが、押圧手段40の構成は上記実施形態に限定される
ものではなく、下方に位置する粘土成形体Fに重量を作
用させる可動錘と、この可動錘を上下移動可能に支持す
る支持部材とを備える限り、種々の変形が可能である。
例えば、図5に示すように、可動錘421の側方に突出
する取付板421aを設け、取付板421aに形成した
開口431にガイド軸44を遊挿し、開口431の周縁
において係止部45により係止されるように構成しても
良い。
【0018】また、図6に示すように、ガイド軸44の
代わりにばね部材442を支持部材として使用し、ばね
部材442の上端を基板10の下面に固定し、下端に可
動錘422を取り付け、乾燥パレット1を積み重ねた際
に、ばね部材442が圧縮された状態で可動錘422と
粘土成形体とが接触するように構成しても良い。この構
成により、粘土成形体Fに対して可動錘422の重量が
作用するだけでなく、ばね部材442の付勢力が作用す
るので、可動錘422の軽量化を図ることができる。
【0019】また、図7(a)に示すように、ガイド軸
44の代わりに糸状体443を支持部材として使用し、
糸状体443の上端を基板10の下面に固定し、下端に
可動錘423を取り付け、糸状体443が弛むことによ
り可動錘423の重量が粘土成形体Fに作用するよう
に、押圧手段を構成しても良い。この構成においては、
図7(b)に示すように、糸状体443の上部を基板1
0の下面から垂下するパイプ463で覆うことが好まし
く、このパイプ463によって糸状体443の水平方向
の移動が抑制され、可動錘423による押圧位置を略一
定にすることができる。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載した発明よれば、受け部に粘土成形体を載置し
た乾燥パレットを積み重ねると、押圧手段の可動錘が、
下方に位置する粘土成形体に重量を作用させて押圧する
ので、乾燥中における粘土成形体の反りやねじれを防止
することができ、製品の品質や歩留まりの向上を図るこ
とができる。
【0021】また、請求項2に記載した発明によれば、
可動錘の移動がガイド部材によって案内されるので、可
動錘による押圧位置を略一定にすることができる。
【0022】また、請求項3に記載した発明によれば、
位置合わせ手段によって、可動錘の位置が受け部の所定
位置に合わせられるので、粘土成形体の所望の位置を押
圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る乾燥パレットを示
す側面図である。
【図2】 図1に示す乾燥パレットの要部断面図であ
る。
【図3】 図1に示す乾燥パレットの使用状態を示す要
部断面図である。
【図4】 図1に示す乾燥パレットの押圧手段による押
圧位置の一例を示す平面図である。
【図5】 本発明の他の実施形態に係る乾燥パレットを
示す要部側面図である。
【図6】 本発明の更に他の実施形態に係る乾燥パレッ
トを示す要部側面図である。
【図7】 本発明の更に他の実施形態に係る乾燥パレッ
トを示す要部側面図である。
【図8】 従来の乾燥パレットを示す斜視図である。
【図9】 図8に示す乾燥パレットの使用状態を示す側
面図である。
【図10】 図8に示す乾燥パレットの要部側面図であ
る。
【符号の説明】
1 乾燥パレット 10 基板 12 嵌合溝 20 脚部 30 受け部 40 押圧手段 42 可動錘 44 ガイド軸(支持部材) 45 係止部 F 粘土成形体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚部を有する基板の上面に粘土成形体が
    載置される受け部を有しており、積み重ねた状態で、前
    記脚部により前記基板間に粘土成形体の収容スペースが
    形成される乾燥パレットであって、 前記基板の下方に位置する粘土成形体を押圧する押圧手
    段を更に有しており、 前記押圧手段は、粘土成形体に重量を作用させる可動錘
    と、一端側が前記基板に固定されて前記可動錘を上下移
    動可能に支持する支持部材とを備えることを特徴とする
    乾燥パレット。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、前記基板の下面から垂
    下するガイド部材の先端部に係止部を設けて構成されて
    おり、 前記可動錘は、前記ガイド部材に沿って移動し、前記係
    止部との係合により係止されることを特徴とする請求項
    1に記載の乾燥パレット。
  3. 【請求項3】 積み重ねた状態で、前記可動錘の位置を
    前記受け部の所定位置に合わせる位置合わせ手段を更に
    備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の乾燥パ
    レット。
JP2001216303A 2001-07-17 2001-07-17 乾燥パレット Pending JP2003026465A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100804577B1 (ko) * 2007-10-04 2008-02-20 장규원 싸인카의 방향 표시장치
KR20180108074A (ko) * 2017-03-24 2018-10-04 김준열 채널 간판 제작용 건조 지그 구조

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