JP2003025650A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP2003025650A
JP2003025650A JP2001210214A JP2001210214A JP2003025650A JP 2003025650 A JP2003025650 A JP 2003025650A JP 2001210214 A JP2001210214 A JP 2001210214A JP 2001210214 A JP2001210214 A JP 2001210214A JP 2003025650 A JP2003025650 A JP 2003025650A
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JP2001210214A
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English (en)
Inventor
Yasushi Tsukamoto
康史 塚本
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷装置において、フォントデータ自体を変
更することなく、簡易な構成で確実に特定フォントの使
用制限を行う。 【解決手段】 パスワード管理部14において、パスワ
ード入力部16から入力されたパスワードと、記録媒体
13から取り出された被照合用パスワードとが照合さ
れ、一致したときに、フォント許可命令がフォント管理
部11へ送られる。フォント管理部11において、入力
されたフォント許可命令にもとづきフォント印字可能状
態が開始される。その後、データ入力部からフォント出
力要求を入力したフォント管理部11において、記録媒
体13から取り出された特定フォントデータがデータ出
力部15へ送られる。そして、フォント印字可能状態の
終了後は、特定フォントデータのデータ出力部15へ送
出が制限される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置に関し、
特に、フォントデータの追加登録が可能な印刷装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ等に代表される印刷装置には、
予め登録された内蔵フォントに加え、新たなフォントを
追加登録できる機能を有するものがある。この印刷装置
の構成を図3に示す。この追加フォントの登録は、印刷
装置上の操作によるだけでなく、一般の通信回線を介し
て接続された情報処理端末からも行うことができる。そ
して、追加フォントは、プリンタ言語の制御により、印
刷装置に内蔵された記録媒体あるいは外部接続された記
録媒体に格納される。
【0003】これら内蔵フォント及び追加フォントは、
通常、印刷装置の利用者により自由に使用されている。
そして、プリンタ情報獲得ツールを用いれば、ネットワ
ーク上の情報処理端末から登録されたフォントについて
も検索・使用が可能となる。
【0004】ところが、印刷装置に登録されているフォ
ントの中には、日本における印鑑や海外におけるサイ
ン、MICR用フォント、会社のロゴマーク等のよう
に、ユーザや使用条件が限定されているもの(サインフ
ォント)も含まれている。このため、これら使用限定さ
れたフォントについては、他者が使用できないように制
御する必要がある。そこで、この特定のフォントについ
て他者の使用を制限する手法が種々改良され提案されて
いる。
【0005】たとえば、フォントデータ自体を変更する
ことでプロテクトをかける手法がある。この手法は、フ
ォントデータ自体を専用のフォントデータ(プロテクト
用データ)に変更することにより、通常の印刷装置では
認識できないようにしている。そして、専用の印刷装置
を用意することでプロテクト用データの認識を行わせる
こととしている。
【0006】また、フォントの使用制限方法に関する他
の従来技術の一例が、特開平8−292858号公報に
文字出力装置として開示されている。この公報に開示の
文字出力装置は、キーを用いて暗号化されたフォントデ
ータを登録しておき、特定の者が、そのキーを入力する
ことで、フォントデータを復号化して使用可能とする。
これにより、使用制限されたフォントを特定の者にのみ
使用させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プロテクト用データを用いた印刷装置においては、プロ
テクトをもたせるデータの数だけ特別のフォームが必要
となっていた。このため、対応できるフォント数が限定
されるだけでなく、特別フォームを記憶するために相当
の容量を有する記録媒体が必要となるなどの管理上の問
題も発生していた。
【0008】また、従来の文字出力装置は、フォントデ
ータを暗号化・復号化しているが、この暗号化・復号化
を行うためには、複雑な暗号管理用ソフトウェアを搭載
する必要があった。さらに、特定フォントデータのユー
ザは、使用に際し、復号化するためのキーを入力してい
た。ところが、この復号化キーは、暗号管理用ソフトウ
ェアにより決定されてユーザに与えられるものである。
このため、ユーザにとって復号化キーは扱いにくいもの
となっていた。
【0009】また、記録媒体が印刷装置の外部から装着
可能な記録媒体の場合は、特定フォントデータのユーザ
以外の者がその記録媒体を取り外し、他の印刷装置に装
着して不正に特定フォントデータを使用する行為が発生
していた。このため、この不正行為を阻止する技術の提
案が求められていた。
【0010】さらに、通信回線を介してネットワーク化
された印刷装置においては、通信回線に接続された情報
処理端末からの操作で他の環境下にある印刷装置の制御
を可能としている。このため、印刷装置を制御する際の
情報処理端末における操作性の向上が求められていた。
【0011】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、特別のフォーム等を用いることなく、簡
単な構成で特定フォントデータの使用を制限できるとと
もに、内部及び外部の記録媒体に記憶された特定フォン
トデータの他者による不正使用を阻止し、かつ、ユーザ
が印刷制御する環境下で容易な操作により、その特定フ
ォントデータの使用制限を可能とする印刷装置の提供を
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の印刷装置は、フォントデー
タを記憶する記録媒体と、フォントデータを出力するデ
ータ出力部と、記録媒体からフォントデータを取り出す
とともに、この取り出したフォントデータのうち特定の
フォントデータについてのデータ出力部への送出を制限
するフォント管理部とを有する印刷装置であって、パス
ワードを入力するパスワード入力部と、このパスワード
入力部からのパスワードにもとづき、特定のフォントデ
ータの印字許可を示すフォント許可命令をフォント管理
部へ送るパスワード管理部とを有し、フォント管理部
が、パスワード管理部からフォント許可命令を入力した
ときに、特定のフォントデータをデータ出力部へ送出す
る構成としてある。
【0013】印刷装置をこのような構成とすると、パス
ワード管理部から送られてきたフォント許可命令及びフ
ォント制限命令にもとづき、フォント管理部が、フォン
ト印字可能状態を設定して、特定フォントデータの出力
制限を行うことができる。これにより、簡易な構成で特
定フォントデータの出力制限が可能となる。
【0014】さらに、従来においてフォントデータの出
力制限に用いられていたプロテクト用データや特別フォ
ーム、そして、このプロテクト用データ等を解読する専
用の印刷装置を用意する必要がなくなる。このため、コ
ストをかけることなく、簡易な構成で、確実に特定フォ
ントデータの印字制限を行うことができる。
【0015】そして、特定フォントデータの印字制限手
段としてパスワードを用いるため、ユーザの希望や用途
に応じて自由にパスワードを設定できる。このため、そ
の設定されたパスワードが知られない限り、他者による
特定フォントデータの不正な使用を阻止できる。
【0016】また、請求項2記載の印刷装置は、パスワ
ード管理部が、フォント管理部へフォント許可命令を送
った後、パスワード入力部から再度パスワードを入力し
たときに、このパスワードの入力にもとづき、特定のフ
ォントデータの印字制限を示すフォント制限命令をフォ
ント管理部へ送り、フォント管理部が、記録媒体からフ
ォント制限命令を入力したときに、特定のフォントデー
タについてのデータ出力部への送出を制限する構成とし
てある。
【0017】印刷装置をこのような構成とすると、入力
されたパスワードにもとづいてフォント許可命令及びフ
ォント制限命令がフォント管理部へ送られるため、確実
に特定フォントデータの印字制限及び印字解除を制御で
きる。このため、従来フォントデータの出力制限に用い
られていた複雑な暗号化用ソフトウェアを搭載し、かつ
復号化キーを扱う必要がなくなる。
【0018】さらに、ネットワーク化された印刷装置に
おいても、パスワードを入力するだけで、特定フォント
データの印字制限及び印字解除の制御が可能となる。し
たがって、ネットワークに通信回線を介して接続された
情報処理端末において、印刷装置の制御の操作性を向上
できる。すなわち、ユーザが印刷制御する環境下で容易
な操作により、その特定フォントデータの使用制限を可
能とする。
【0019】また、請求項3記載の印刷装置は、記録媒
体が、被照合用パスワードを登録し、パスワード管理部
が、パスワード入力部から入力したパスワードと、記録
媒体から取り出した被照合用パスワードとを照合して、
一致したときに、フォント許可命令又はフォント制限命
令をフォント管理部へ送る構成としてある。
【0020】印刷装置をこのような構成とすれば、誤っ
たパスワードが入力されても、このパスワードによって
フォントデータの出力制限が解除されることがないた
め、確実に他者の不正な特定フォントデータの使用を阻
止できる。特に、ネットワークで接続された印刷装置に
おいて、各環境下で自由にアクセスされる場合にも、特
定フォントデータの不正な使用を排除できる。
【0021】また、請求項4記載の印刷装置は、記録媒
体が、印刷装置の内部に設けられる記録媒体及び/又は
外部から装着される記録媒体からなる構成としてある。
印刷装置をこのような構成とすると、印刷装置の内部記
録媒体に登録された特定フォントデータだけでなく、外
部記録媒体に登録された特定フォントデータについて
も、パスワードによる使用制限が可能となる。
【0022】また、請求項5記載の印刷装置は、前記記
録媒体が、印刷装置に外部装着する記録媒体からなり、
かつ前記特定のフォントの使用又は制限を指定する使用
許否データを記憶し、前記フォント管理部が、前記パス
ワード管理部から前記フォント許可命令を入力したとき
に、前記記録媒体から取り出した前記使用許否データを
前記特定のフォントの使用に設定し、その後、前記記録
媒体から前記特定のフォントデータを取り出して前記デ
ータ出力部へ送出する構成としてある。
【0023】印刷装置をこのような構成とすると、外部
装着される記録媒体に、特定フォントの使用又は制限を
指定する使用許否データが登録されているため、この使
用許否データの指定により、特定フォントデータの印字
を使用・制限できる。そして、フォント管理部が、フォ
ント許可命令を入力したときに、使用許否データを特定
フォントの使用に設定することにより、フォント印字許
可状態となったときに、特定フォントの印字が可能とな
る。
【0024】したがって、使用許否データの設定機能を
有する印刷装置においては、外部装着記録媒体に記憶さ
れた特定フォントが他の印刷装置で登録されたものであ
っても、パスワードの整合にもとづくフォント許可命令
により、使用許否データを特定フォントの使用に設定し
なおすことで、その特定フォントの印字を可能とする。
【0025】また、請求項6記載の印刷装置は、フォン
ト管理部が、前記印刷装置の電源投入時に、前記記録媒
体から取り出した使用許否データを前記特定のフォント
の制限に設定し、その後、前記パスワード管理部から前
記フォント許可命令を入力したときに、前記記録媒体か
らの前記使用許否データを前記特定のフォントの使用に
設定し、前記記録媒体から前記特定のフォントデータを
取り出して前記データ出力部へ送出する構成としてあ
る。
【0026】印刷装置をこのような構成とすると、使用
許否データが、印刷装置の電源投入時に、特定フォント
の制限に設定されるため、この設定時から特定フォント
の使用の設定時までの間は、外部記録媒体からの特定フ
ォントの取り出しができなくなる。このため、使用許否
データが特定フォントの使用に設定されない限りは、特
定フォントの印字ができないことから、パスワードを知
らない他者による特定フォントの印字が制限される。
【0027】したがって、たとえば、特定フォントを不
正に使用しようとする者があったとしても、この者はパ
スワードを取得しなければ、その特定フォントを使用で
きない。これにより、外部装着可能な記録媒体に記憶さ
れた特定フォントについても、他者による不正使用を防
止できる。
【0028】また、請求項7記載の印刷装置は、フォン
ト管理部が、前記パスワード管理部から前記フォント制
限命令を入力したときに、前記記録媒体から取り出した
前記使用許否データを前記特定のフォントの制限に設定
して、前記記録媒体からの前記特定のフォントデータの
前記データ出力部への送出を制限する構成としてある。
【0029】印刷装置をこのような構成とすると、使用
許否データが、フォント制限命令にもとづき、特定フォ
ントの制限に設定されるため、この設定後においては、
外部装着記録媒体からの特定フォントの取り出し及びこ
の特定フォントの印字ができなくなる。したがって、使
用許否データが特定フォントの制限に設定されている間
は、パスワードを知らない者による特定フォントの印字
を制限することができる。
【0030】また、請求項8記載の印刷装置は、記録媒
体が、印刷装置に外部装着する記録媒体からなり、かつ
前記印刷装置を特定する印刷装置特定データを記憶し、
前記フォント管理部が、前記記録媒体から前記印刷装置
特定データを取り出し、この印刷装置特定データにより
特定される印刷装置と、前記フォント管理部自身を有す
る印刷装置とが同一である場合に、前記記録媒体からの
前記特定のフォントデータを前記データ出力部へ送出す
る構成としてある。
【0031】印刷装置をこのような構成とすると、印刷
装置に外部装着された記録媒体が他の印刷装置に装着さ
れた場合であっても、この他の印刷装置における特定フ
ォントデータの印字を制限できる。したがって、特定フ
ォントデータを登録したユーザ以外の他者が、記録媒体
を取り外して他の印刷装置に装着した場合であっても、
その他者による不正な特定フォントデータの印字を制限
できる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。まず、本発明の印刷装置
の実施形態について、図1を参照して説明する。同図
は、本実施形態の印刷装置の構成を示すブロック図であ
る。同図に示すように、印刷装置10は、フォント管理
部11と、データ入力部12と、記録媒体13と、パス
ワード管理部14と、データ出力部15と、パスワード
入力部16とを有している。
【0033】ここで、フォント管理部11は、データ入
力部12で入力されたフォントデータを記録媒体13へ
送り、記憶させる。また、フォント管理部11は、パス
ワード管理部14からのパスワードを記録媒体13へ送
り、登録させる。
【0034】さらに、フォント管理部11は、記録媒体
13からフォントを取り出してデータ出力部15へ送
り、出力させる。このとき、フォント管理部11は、記
録媒体13から取り出すフォントがサインフォント等の
ような使用制限されたフォント(特定フォント)である
場合には、パスワード管理部14からフォント許可命令
を受けているか否か、すなわち、フォント印字可能状態
か否かが判断される。
【0035】判断の結果、フォント印字可能状態である
ときは、特定フォントをデータ出力部15へ送る。一
方、フォント印字可能状態でないときは、データ出力部
15へ特定フォントを送る処理は行わない。なお、フォ
ント印字可能状態は、フォント管理部11が、パスワー
ド管理部14からフォント制限命令を受けたときに、解
除される。
【0036】データ入力部12は、印刷装置10上の入
力部あるいは外部装置と接続されるインタフェース等か
らなり、フォントデータを入力する。印刷装置10上の
入力部には、タッチパネル(図示せず)や押しボタンス
イッチ等を用いることができる。また、外部装置には、
通信回線を介して接続される情報処理装置等を用いるこ
とができる。
【0037】記録媒体13(記憶メディア)は、フォン
トデータ及びパスワードを記憶する。この記録媒体13
には、図2に示すように、印刷装置10内に増設された
内部記録媒体13−1や、印刷装置10の外部に設けら
れた外部記録媒体13−2(外部記憶メディア)を用い
ることができる。
【0038】なお、フォントデータ及びパスワードは、
内部記録媒体13−1及び外部記録媒体13−2の一方
又は双方に登録できる。ただし、パスワードが内部記録
媒体13−1に登録された場合は、パスワードは印刷装
置10に有効となる。このため、フォントデータを記憶
した外部記録媒体13−2を他の印刷装置10に装着し
たときは、そのフォントデータの認識はできない。
【0039】一方、パスワードが外部記録媒体13−2
に登録された場合は、この外部記録媒体13−2に有効
となる。このため、パスワード及びフォントデータを記
憶した外部記録媒体13−2を他の印刷装置10に装着
したときは、そのフォントデータの認識が可能となる。
【0040】パスワードが外部記録媒体13−2に登録
された場合は、他の印刷装置10がフォントデータを認
識できないように準備することもできる。このフォント
データの認識手法には、たとえば、パスワードにレベル
付けする手法がある。このパスワードのレベルには、次
のようなものがある。
【0041】第一のレベルは、フォントを登録した印刷
装置10(a)において、この印刷装置10(a)がフ
ォント印字可能状態である場合にのみ、特定フォントの
印字を可能とする。この第一のレベルは、印刷装置10
に外部装着される記録媒体13−2が、印刷装置を特定
する印刷装置特定データを記憶(登録)し、フォント管
理部11が、外部記録媒体13−2から印刷装置特定デ
ータを取り出し、この印刷装置特定データにより特定さ
れる印刷装置と、フォント管理部自身を有する印刷装置
とが同一である場合に、外部記録媒体13−2からの特
定のフォントデータをデータ出力部15へ送出すること
により実現できる。
【0042】この第一のレベルを設けることにより、特
定の印刷装置においてのみ、特定フォントデータの印字
が可能となる。したがって、特定フォントデータを登録
したユーザ以外の他者が、外部記録媒体13−2を取り
外して他の印刷装置に装着した場合であっても、その他
者による不正な特定フォントデータの印字を制限でき
る。
【0043】なお、このフォント管理部11における印
刷装置特定データの照合は、フォント印字可能状態にお
いて行われる。このフォント印字可能状態は、記録媒体
13に記憶された使用許否データの設定にもとづいて開
始・終了される。この使用許否データによるフォント印
字可能状態の開始・終了については後述する。
【0044】第二のレベルは、フォントを登録した印刷
装置10(a)以外の印刷装置10(b)においても、
フォント印字可能状態である場合に、特定フォントの印
字を可能とする。ただし、フォント印字可能状態にある
印刷装置10(a)から外部記録媒体13−2が外さ
れ、他の印刷装置10(b)に装着されたときは、この
印刷装置10(b)のフォント管理部11(b)がフォ
ント許可命令を受けてフォント印字可能状態としなけれ
ば、特定フォントを印字することができない。
【0045】この第二のレベルは、フォントを登録した
印刷装置10(a)以外の印刷装置10(b)におい
て、フォント管理部11(b)が、この印刷装置10
(b)の電源投入時あるいは外部記録媒体13−2の装
着時に、外部記録媒体13−2に記憶された使用許否デ
ータを特定フォントの制限に設定し、その後、パスワー
ド管理部14(b)からフォント制限命令を入力したと
きに、使用許否データを特定フォントの使用に設定しな
おして、特定フォントの印字を開始することにより、実
現される。
【0046】外部記録媒体13−2に記憶される使用許
否データは、特定フォントの使用及び制限のいずれかを
指定する。また、使用許否データは、フォント管理部1
1により、特定フォントの使用又は制限が設定される。
使用許否データの各設定は、フォント管理部11におい
てフォント使用命令及びフォント制限命令が入力される
ことにより行われる。
【0047】すなわち、フォント管理部11は、パスワ
ード管理部14からフォント使用命令を入力したとき
に、使用許否データを特定フォントの使用に設定し、ま
た、パスワード管理部14からフォント制限命令を入力
したときに、使用許否データを特定フォントの制限に設
定する。つまり、使用許否データが特定フォントの使用
に設定されることで、フォント印字可能状態が開始し、
一方、使用許否データが特定フォントの制限に設定され
ることで、フォント印字可能状態が終了する。
【0048】第三のレベルは、第二のレベルと同様に、
フォントを登録した印刷装置10(a)以外の印刷装置
10(b)においても、フォント印字可能状態である場
合に、特定フォントの印字を可能とする。ただし、第三
のレベルは、フォント印字可能状態にある印刷装置10
(a)から外部記録媒体13−2が外され、他の印刷装
置10(b)に装着されたときにおいて、この印刷装置
10(b)のフォント管理部11(b)がフォント許可
命令を受けなくても、特定フォントの印字を可能とす
る。
【0049】この第三のレベルは、フォントを登録した
印刷装置10(a)以外の印刷装置10(b)におい
て、フォント管理部11(b)が、パスワード管理部1
4(b)からフォント制限命令を入力したときに、使用
許否データを特定フォントの使用に設定しなおして、特
定フォントの印字を開始することにより、実現される。
つまり、この第三のレベルにおいては、印刷装置の電源
投入時あるいは外部記録媒体13−2の装着時における
使用許否データの設定は行われない。
【0050】これらのようなパスワードレベルを設ける
ことにより、外部記録媒体13−2が部外者により印刷
装置10(a)から外され他の印刷装置10(b)に装
着されたとしても、他の印刷装置10(b)において正
しいパスワードが入力されなければ特定フォントの印字
が許可されないため、その部外者による特定フォントの
不正使用を阻止できる。
【0051】なお、第四のレベルとして、特定フォント
以外のフォントについて、パスワードによる制限がかけ
られていないレベルを設けることもできる。この第四の
レベルは、フォント管理部11が、パスワード管理部1
4からフォント制限命令を入力したときに、使用許否デ
ータを特定フォントの制限に設定することで、実現でき
る。
【0052】さらに、記録媒体13は、被照合用パスワ
ードを記憶する。この被照合用パスワードは、パスワー
ド管理部14で行われる入力パスワードとの照合に用い
られる。なお、照合の結果、入力パスワードと被照合用
パスワードとが一致したときは、パスワード管理部14
からフォント管理部11へフォント許可命令又はフォン
ト制限命令が送られる。
【0053】パスワード管理部14は、パスワード入力
部16からのパスワードを、直接あるいはフォント管理
部11を介して記録媒体13へ送り、記憶させる。パス
ワードは、パスワード言語により、使用される言語が特
定されている。また、パスワード管理部14は、パスワ
ードを入力したときは、記録媒体13から登録したパス
ワードを取り出して照合する。
【0054】照合の結果、一致した場合に、フォント印
字可能状態のときはフォント許可命令を、フォント印字
可能状態でないときはフォント制限命令を、それぞれフ
ォント管理部11へ送る。一方、一致しなかった場合
は、この旨をフォント管理部11へ送る。このとき、フ
ォント管理部11は、その一致しなかった旨をデータ出
力部15へ送り、表示させる。
【0055】データ出力部15は、フォント管理部11
からのフォントデータ等を、印刷装置10のタッチパネ
ル(図示せず)あるいは通信回線を介して接続された情
報処理端末等へ送り表示させる。パスワード入力部16
は、印刷装置10上の入力部(たとえば、タッチパネ
ル)あるいは外部装置と接続されるインタフェース等か
らなり、フォントデータを入力する。このため、パスワ
ード入力部16は、データ入力部12と同一の構成とす
ることもできる。
【0056】次に、本実施形態の印刷装置におけるフォ
ント印字許可状態の開始及び終了の動作について、図1
を参照して説明する。予め、パスワード管理部14に
は、パスワード登録用プリンタ言語が準備されている。
また、記録媒体13には、被照合用のパスワードが登録
されている。
【0057】パスワード入力部16でパスワードが入力
されたときは、このパスワード(入力パスワード)がパ
スワード管理部14へ送られる。入力パスワードを入力
したパスワード管理部14において、記録媒体13から
被照合用パスワードが取り出される。そして、入力パス
ワードと被照合用パスワードとの照合が行われる。
【0058】照合の結果、一致しなかったときは、パス
ワード管理部14からフォント管理部11へ、その一致
しなかった旨が通知される。この通知(パスワード誤入
力通知)を受けたフォント管理部11において、データ
出力部15へ、そのパスワード誤入力通知が送られ、画
面表示される。
【0059】一方、一致したときは、パスワード管理部
14からフォント管理部11へフォント許可命令が送ら
れる。そして、フォント許可命令が入力されたフォント
管理部11において、フォント印字可能状態が開始され
る。
【0060】その後、さらにパスワード入力部16でパ
スワードが入力されたときは、このパスワード(入力パ
スワード)がパスワード管理部14へ送られる。入力パ
スワードを入力したパスワード管理部14において、記
録媒体13から被照合用パスワードが取り出され、照合
が行われる。
【0061】照合の結果、一致しなかったときは、この
旨がフォント管理部11へ通知される。一方、一致した
ときは、パスワード管理部14からフォント管理部11
へフォント制限命令が送られる。そして、フォント制限
命令が入力されたフォント管理部11において、フォン
ト印字可能状態が終了される。
【0062】次に、フォントデータの出力動作につい
て、図1を参照して説明する。データ入力部12から入
力されたフォントデータが、フォント管理部11を介し
て記録媒体13へ送られ記憶される。その後、データ入
力部12でフォント出力要求が入力されると、このフォ
ント出力要求がフォント管理部11へ送られる。
【0063】フォント管理部11において、フォント出
力要求の示すフォントデータが記録媒体13から取り出
される。そして、取り出されたフォントデータが特定フ
ォントか否かが判断される。判断の結果、特定フォント
でないときは、そのフォントデータがデータ出力部15
へ送られ、出力される。
【0064】一方、特定フォントであるときは、フォン
ト印字可能状態が開始されているか否かが判断される。
判断の結果、開始されているときは、そのフォントデー
タがデータ出力部15へ送られ、出力される。一方、開
始されていないときは、指定されたフォントデータを出
力できない旨がプリンタ出力部15へ通知され、出力さ
れる。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、印刷装
置が、パスワード入力部からのパスワードの入力にもと
づきフォント許可命令及びフォント制限命令をフォント
管理部へ送るパスワード管理部を有するため、フォント
管理部において、それらフォント許可命令及びフォント
制限命令にもとづいてフォント印字可能状態を開始・終
了できる。したがって、記録媒体から取り出した特定フ
ォントデータの出力を制限できる。
【0066】このことから、従来、フォントデータの出
力制限に使用されていたプロテクト用データや特別フォ
ームを記憶・管理する必要がなくなる。すなわち、この
プロテクト用データ等を記憶する装置を設ける必要がな
くなる。また、従来の出力制限に用いられていた複雑な
暗号化用ソフトウェアを搭載しなくてもよい。このた
め、パスワードの入力機能と照合機能とを設けるだけの
簡易な構成で、確実にフォントデータの出力制限を行う
ことができる。
【0067】さらに、ネットワーク化された印刷装置に
おいても、パスワードを入力するだけで、特定フォント
データの印字制限及び印字解除の制御が可能となる。し
たがって、ネットワークに通信回線を介して接続された
情報処理端末において、印刷装置の制御の操作性を向上
できる。すなわち、ユーザが印刷制御する環境下で容易
な操作により、その特定フォントデータの使用制限を可
能とする。
【0068】また、印刷装置に外部装着される記録媒体
が、印刷装置を特定する印刷装置特定データを登録する
ことで、フォント管理部が、その印刷装置特定データに
より特定される印刷装置が、フォント管理部自身を有す
る印刷装置か否かを判断し、同一であるときに、記録媒
体からの特定のフォントデータをデータ出力部へ送出す
ることができる。このため、特定フォントデータを登録
したユーザ以外の他者が、記録媒体を取り外して他の印
刷装置に装着した場合であっても、その他者による不正
な特定フォントデータの印字を制限できる。
【0069】さらに、印刷装置に外部装着される記録媒
体が、特定フォントの使用・制限を指定する使用許否デ
ータを記憶することで、この使用許否データの指定にも
とづき、フォント印字許可状態を開始・終了することが
できる。そして、使用許否データの設定は、フォント管
理部におけるフォント使用命令及びフォント制限命令の
入力にもとづいて行われる。したがって、印刷装置にお
いて、正しいパスワードが入力されなければ、フォント
印字許可状態が開始されないことから、特定フォントを
登録した者以外の者による特定フォントの不正使用を防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置の内部構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の印刷装置の他の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】従来の印刷装置の内部構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
10 印刷装置 11 フォント管理部 12 データ入力部 13 記録媒体 13−1 内部記録媒体 13−2 外部記録媒体 14 パスワード管理部 15 データ出力部 16 パスワード入力部 100 印刷装置 110 フォント管理部 120 データ入力部 130 記録媒体 140 データ出力部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォントデータを記憶する記録媒体と、 前記フォントデータを出力するデータ出力部と、 前記記録媒体から前記フォントデータを取り出すととも
    に、この取り出したフォントデータのうち、特定のフォ
    ントデータについての前記データ出力部への送出を制限
    するフォント管理部とを有する印刷装置であって、 パスワードを入力するパスワード入力部と、 このパスワード入力部からのパスワードにもとづき、特
    定のフォントデータの印字許可を示すフォント許可命令
    を前記フォント管理部へ送るパスワード管理部とを有
    し、 前記フォント管理部が、前記パスワード管理部から前記
    フォント許可命令を入力したときに、前記特定のフォン
    トデータを前記データ出力部へ送出することを特徴とす
    る印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記パスワード管理部が、前記フォント
    管理部へ前記フォント許可命令を送った後、前記パスワ
    ード入力部から再度前記パスワードを入力したときに、
    このパスワードの入力にもとづき、前記特定のフォント
    データの印字制限を示すフォント制限命令を前記フォン
    ト管理部へ送り、 前記フォント管理部が、前記記録媒体から前記フォント
    制限命令を入力したときに、前記特定のフォントデータ
    についての前記データ出力部への送出を制限することを
    特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体が、被照合用パスワードを
    登録し、 前記パスワード管理部が、前記パスワード入力部から入
    力した前記パスワードと、前記記録媒体から取り出した
    前記被照合用パスワードとを照合して、一致したとき
    に、前記フォント許可命令又は前記フォント制限命令を
    前記フォント管理部へ送ることを特徴とする請求項1又
    は2記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体が、前記印刷装置の内部に
    設けられる記録媒体及び/又は外部から装着される記録
    媒体からなることを特徴とする請求項1,2又は3記載
    の印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体が、前記印刷装置に外部装
    着する記録媒体からなり、かつ前記特定のフォントの使
    用又は制限を指定する使用許否データを記憶し、 前記フォント管理部が、前記パスワード管理部から前記
    フォント許可命令を入力したときに、前記記録媒体から
    取り出した前記使用許否データを前記特定のフォントの
    使用に設定し、その後、前記記録媒体から前記特定のフ
    ォントデータを取り出して前記データ出力部へ送出する
    ことを特徴とする請求項4記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記フォント管理部が、前記印刷装置の
    電源投入時に、前記記録媒体から取り出した使用許否デ
    ータを前記特定のフォントの制限に設定し、その後、前
    記パスワード管理部から前記フォント許可命令を入力し
    たときに、前記記録媒体からの前記使用許否データを前
    記特定のフォントの使用に設定し、前記記録媒体から前
    記特定のフォントデータを取り出して前記データ出力部
    へ送出することを特徴とする請求項5記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記フォント管理部が、前記パスワード
    管理部から前記フォント制限命令を入力したときに、前
    記記録媒体から取り出した前記使用許否データを前記特
    定のフォントの制限に設定して、前記記録媒体からの前
    記特定のフォントデータの前記データ出力部への送出を
    制限することを特徴とする請求項5又は6記載の印刷装
    置。
  8. 【請求項8】 前記記録媒体が、前記印刷装置に外部装
    着する記録媒体からなり、かつ前記印刷装置を特定する
    印刷装置特定データを記憶し、 前記フォント管理部が、前記記録媒体から前記印刷装置
    特定データを取り出し、この印刷装置特定データにより
    特定される印刷装置と、前記フォント管理部自身を有す
    る印刷装置とが同一である場合に、前記記録媒体からの
    前記特定のフォントデータを前記データ出力部へ送出す
    ることを特徴とする請求項4記載の印刷装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009132139A (ja) * 2007-11-08 2009-06-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、印刷制御方法及びプログラム

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