JP2003025355A - 長繊維強化熱可塑性樹脂シート、その製造方法および該シートにより補強された複合成形体 - Google Patents

長繊維強化熱可塑性樹脂シート、その製造方法および該シートにより補強された複合成形体

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JP2003025355A
JP2003025355A JP2001210584A JP2001210584A JP2003025355A JP 2003025355 A JP2003025355 A JP 2003025355A JP 2001210584 A JP2001210584 A JP 2001210584A JP 2001210584 A JP2001210584 A JP 2001210584A JP 2003025355 A JP2003025355 A JP 2003025355A
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sheet
wire
frtp
thermoplastic resin
length
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Yuji Yokoo
祐次 横尾
Katsuaki Ono
勝明 大野
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Asahi Fiber Glass Co Ltd
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Asahi Fiber Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作成しやすく、取扱性が良好であるととも
に、母材との接着性や加工性に優れ、低目付け量で軽量
であるにもかかわらず、面剛性を向上させることが可能
で、比較的安価なL−FRTPシートを提供すること。 【解決手段】 L−FRTPの線材を結合させてなるシ
ートにおいて、該線材の少なくとも複数本がシートの任
意の方向において、シートの幅または長さと略同一の長
さを有して略平行に配置され、これらの複数本の線材
が、熱可塑性樹脂部材によって固定され、シートの目付
量が10〜250g/m2で、開口部を有することを特
徴とするL−FRTPシート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡体、ハニカム
材、石膏ボード、セメント、コンクリート、無機繊維マ
ット、FRP、多孔質FRP、FRTP、多孔質FRT
P、土砂などからなる、車輛用または建築用天井材、
壁、支柱、法面などの平面および曲面を補強する長繊維
強化熱可塑性樹脂(以下L−FRTPという)シート、
その製造方法および該シートにより補強された複合成形
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、母材(発泡体などの被補強
体)の表面を補強するとともに、母材の意匠性を向上さ
せるといった目的でガラス繊維、炭素繊維、有機繊維な
どの織布や不織布を表皮材として接着させたものが用い
られてきた。しかしながら、前記織布や不織布では、接
着剤などを用いて母材と一体化する必要があり、加工性
が劣る。
【0003】この面剛性を高めるために、従来よりFR
Pを面材としたものが多く採用されている。しかしなが
ら、従来のFRPでは使用する樹脂が熱硬化性樹脂のた
め、母材とFRPとを一体化するためには、母材に接着
剤を介してFRPシートを貼るか、前記ガラス繊維など
の織布や不織布を母材の表面形状に沿わせたうえで、熱
硬化性樹脂モノマーを含浸させて硬化成形させるため、
加工性が劣るといった問題を有していた。
【0004】また、前記ガラス繊維などの織布や不織布
を母材の表面形状に沿わせたうえで熱可塑性樹脂フィル
ムを積層し、加熱圧着する方法が挙げられるが、この方
法は加工の手間がかかるうえ、熱可塑性樹脂の含浸性が
劣り、得られる製品において十分な強度が得られないと
いった問題を有していた。
【0005】さらにまた、L−FRTPシートとして連
続または非連続の強化繊維をマット化し、熱可塑性樹脂
を含浸させたスタンパブルシートでは、樹脂の含浸性を
良好にするためにガラス含有量を少なくしているため、
面材として使用し剛性を発現させるためには、厚みを大
きくする必要があり、重量が大きくコスト高になるとい
った問題を有していた。
【0006】また、特公昭4−42168号公報には、
複数の連続繊維を一方向に揃えて、熱可塑性樹脂を含浸
させてシート化し、該シートの1枚または複数枚を面材
として母材に貼り合せて母材を補強することが記載され
ている。この繊維強化シートの目付量は1枚で150〜
1200g/m2であり、0および90度に2枚積層し
て使用すると、目付量が300〜2400g/m2とな
り、軽量ではあるが、その軽量性が不十分である。ま
た、このシートは無孔質シートであることから、シート
同士の積層、および母材への積層に際して、特に大面積
母材の場合には、皺が発生したり、空気を取り込み、接
着不良や、積層後の膨れなどの問題が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の面補強材料の問題を鑑み、作成しやすく、取扱性
が良好であるとともに、母材との接着性や加工性に優
れ、低目付け量で軽量であるにもかかわらず、面剛性を
向上させることが可能で、比較的安価なL−FRTPシ
ートを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、L−FRTPの線材を結合させてなるシ
ートにおいて、該線材の少なくとも複数本がシートの任
意の方向において、シートの幅または長さと略同一の長
さを有して略平行に配置され、これらの複数本の線材
が、熱可塑性樹脂部材によって固定され、シートの目付
量が10〜250g/m2で、開口部を有することを特
徴とするL−FRTPシート(以下単にシートとい
う)、該シートの製造方法および該シートにより補強さ
れた複合成形体を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に好ましい実施の形態を挙げて
本発明をさらに詳しく説明する。図1〜図5は、本発明
のシートの好ましい実施の形態を表わす図である。な
お、本発明において前記熱可塑性樹脂部材としては、前
記平行に配列されて複数本の線材と同一または異なるL
−FRTP線材(以下単に線材という)を使用するのが
好ましいので、以下該線材を代表例として説明する。勿
論、本発明は熱可塑性樹脂部材が以下に説明する線材に
限定されるものではない。
【0010】図1は、シート1の長さ方向と略同一の長
さの複数本のL−FRTP線材(以下単に線材という)
2,2’・・・をシート1の長手方向に略平行に適当な
間隔をおいて配列させ、該線材2,2’・・・に交差す
るように他の線材3,3’・・・を配置し、加熱により
その交点において溶融結合させた例であり、このシート
1は長手方向および幅方向の両方において優れた剛性を
母材に与えることができる。特に優れた曲げ剛性が要求
される方向において、より多数の線材2,2’・・・を
用いることが好ましく、この例では、長手方向における
曲げ剛性に優れる。なお、線材3,3’・・・は図示の
例では、シートの幅と略同一の長さを有しているが、線
材3,3’・・・は図示の例に限定されず、線材2,
2’・・・と交差する長さを有する限り、短い線材であ
ってもよい。
【0011】図2に示す例は、図1に示す例においてシ
ートの長手方向における線材2,2’・・・の配列は同
一であるが、線材2,2’・・・を結合させる線材3,
3’・・・として比較的短い線材3,3’・・・を、配
列された線材2,2’・・・上に散布し、線材2,2’
・・・を橋架けした例である。このように線材3,3’
・・・は、隣接する線材2,2’・・・に対して交点を
有する長さであれば、特に限定されないが通常は10〜
150mm程度の長さが好ましい。この例は、線材3,
3’・・・を引き揃える必要がないので製造が容易であ
る。また、このシートの場合には長手方向において母材
に対して優れた剛性を与える。
【0012】図3および図4に示す例は、図1に示す例
の変形例であり、図3に示す例は、線材3,3’・・・
が線材2,2’・・・に対して直交しておらず、一定の
角度で傾斜している。この例においても線材2,2’・
・・および線材3,3’・・・の何れか一方が互いに略
平行でかつシートの任意の方向に、シート1の長さまた
は幅に略等しい長さで配列されていればよい。図4に示
す例は、線材2,2’・・・および線材3,3’の両方
がシートの長さまたは幅方向に対して一定の角度を有し
ている例である。図3の例と同様に線材2,2’・・・
および線材3,3’・・・の何れか一方が互いに略平行
でかつシートの任意の方向にシート1の長さまたは幅に
略等しい長さで配列されていればよい。
【0013】図5に示す例は、線材2,2’・・・が必
ずしも直線状である必要はないことを示している。この
例におけるシート1の長手方向に配列された線材2,
2’・・・はジグザグ形状の線材であって、線材2,
2’・・・同士で交点を形成し、該交点で結合してい
る。また、線材3,3’・・・はシートの幅より短い線
材であるが、線材2,2’・・・と多数の交点を有し、
該交点で両者が結合してシートを形成している。
【0014】以上の如き本発明のシートは、軽量性と優
れた強度を両立させるために、1枚のシートの目付量は
10〜250g/m2であることが必要で、好ましくは
50〜250g/m2の目付量である。目付量が上記範
囲未満では十分な強度が得られず、また、上記範囲を超
えると軽量性において満足できない。また、本発明のシ
ートは線材と線材との間に多数の開口部4,4’・・・
を有しており、通気性であるので、シート同士の張り合
せや母材に対する貼り合せ時において、空気を取り込む
ことはないので、皺や膨れが発生せず、取扱い性に優れ
る。
【0015】以上の如き本発明のシートにおける開口率
は、シート全面積の50〜98%であることが好まし
い。開口率が低過ぎると、シートの軽量性が得られず、
一方、開口率が大きすぎると所望の剛性が得られない。
本発明は、前記線材のピッチを変えることにより容易に
前記目付量や開口率を変えることができ、シート1枚で
所望のシートにすることが可能であるが、図示していな
いが必要により以上の如きシートは2枚以上積層しても
よい。積層する場合には線材2,2’・・・同士が直交
する角度で積層することにより全方向に高い剛性を有す
るシートが得られる。例えば、2枚のシートを積層させ
た場合の目付量は20〜500g/m2になる。勿論、
積層するシートの角度は、線材2,2’・・・が交差す
る角度であればよく、積層角度は特に限定されない。
【0016】以上の本発明において使用する線材の熱可
塑性樹脂としては、特に制限はなく、一般に市販されて
いる種々のものが使用可能であるが、含浸性、コストお
よび物性の点からポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系
樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リフェニレンサルファイド樹脂、ポリスチレン系樹脂が
好適であり、特にポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系
樹脂、ポリエステル系樹脂が好適である。
【0017】ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、
ポリプロピレン、ポリエチレンなどが好ましい。ポリア
ミド系樹脂としては、例えば、ナイロン6.6、ナイロ
ン6、ナイロン12、MXDナイロンなどが好ましい。
ポリエステル系樹脂としては、例えば、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどが好ま
しい。これらの樹脂には、着色剤、変性剤、酸化防止
剤、耐候剤などの添加剤を混合して用いてもよい。
【0018】本発明において使用する線材に用いる強化
繊維としては、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊維、
セラミック繊維などを単独あるいは併用して使用するこ
とができる。中でもガラス繊維はコストパフォーマンス
に優れているために好ましい。これらの強化繊維は、モ
ノフィラメントの平均径が6〜23μmであることが好
ましく、より好ましくは10〜17μmである。モノフ
ィラメントの平均径が6μm未満の場合は上記線材がコ
スト高になり、23μmを超える場合は、上記線材が機
械的物性が劣るために好ましくない。
【0019】また、線材を得るための強化繊維ストラン
ドは、100〜2,000本、より好ましくは200〜
1,600本のモノフィラメントを集束したものであ
る。集束するモノフィラメントが、100本未満である
と、後工程において多数本の線材が必要となるため作業
が煩雑となり、一方、2,000本を超えると、強化繊
維ストランドが太くなるため、熱可塑性樹脂をモノフィ
ラメント間にまで均一に含浸させることが困難になると
ともに、得られた線材が太くなり、線材同士を交差させ
てシート化すると目付け量が大きくなり好ましくない。
【0020】本発明に用いる線材は、上記のような強化
繊維ストランドに上記のような熱可塑性樹脂を含浸させ
て製造されるが、以下に挙げる特徴を有する。ここでい
う線材とは、断面円形または楕円形状のものや、扁平な
テープ状のものを指す。このうち断面円形または楕円形
状の線材は、最終的に加熱圧着して得られるシートにお
ける線材同士の交点をしっかり固着させ、線材同士を剥
がれにくくする。また、前記線材を配列させる場合に
も、目付け量が小さく、開口部の大きいシートが得られ
やすい。ここで断面円形または楕円形とは、断面の長径
/短径が少なくとも3以下であるような形態を意味す
る。
【0021】また、本発明で使用する線材の平均径また
は幅は、得られるシート中の線材の幅が0.2〜8mm
になるようにすれば、特に限定されないが、0.1〜
1.5mmであることが好ましく、0.2〜1.0mm
であることがより好ましい。これにより、線材の配列の
工程で線材を均一に配列させることができ、得られるシ
ートは、シートを構成する線材が均一に分布されている
ものとなる。上記断面円形または楕円の原料線材の平均
径が1.5mmを超えると、シートにしたときに目付け
量が大きくなり好ましくない。また、平均径が0.1m
m未満であると、線材を作成する工程が煩雑になるため
好ましくない。
【0022】前記線材の強化繊維の含有率は15〜80
vol%が好ましく、より好ましくは30〜70vol%であ
る。強化繊維の含有率が15vol%未満の場合は、補強
効果が低く、また、面材として使用し、剛性を向上させ
るためには厚みを大きくする必要があり、重量が増しコ
スト高となる。80vol%を超える場合は、繊維を包む
マトリックス(熱可塑性樹脂)の量が少なすぎ、線材同
士の接着が劣り、強度低下を招くとともに、後述する含
浸率を95%以上に確保することが困難となる。
【0023】前記線材の熱可塑性樹脂の含浸率が95%
以上であることが好ましい。このようにすると線材がモ
ノフィラメントレベルまで熱可塑性樹脂が含浸されてい
るため、得られるシートの機械的強度が向上し、未含浸
による強化繊維の浮き出し、毛羽立ちを防止することが
可能となる。熱可塑性樹脂の含浸率が95%未満である
と、上記問題とともに空隙部が欠陥となりやすく、均一
な機械的特性が得られなくなる。
【0024】なお、本発明における含浸率とは、線材の
断面を200倍の電子顕微鏡で観察し、20μmのメッ
シュをおいて、メッシュ中に少しでもボイド(空気の
泡)が認められれば、このメッシュをボイド面積として
加え、観察した全断面積とボイド面積とから以下の数式
によって求めたものである。 {(全断面積−ボイド面積)/全断面積}×100
(%)
【0025】本発明に用いる線材を作製する方法は、特
に限定しないが、一方向に強化繊維を引き揃えて熱可塑
性樹脂を含浸させながらシート状にした後、スリットを
入れてテープ材を作成する方法や、1本または複数本の
強化繊維に熱可塑性樹脂を溶融含浸させながらダイを通
し、所望の形状のノズルから、断面円形または楕円形状
に引き抜き被覆したものや、扁平なテープ状にして引き
抜き、そのまま本発明のシートの作製に使用するか、あ
るいは一旦リールに巻き取り、その後に本発明のシート
の作製に使用することができる。また、結合の際に短い
線材を使用する場合は、前記線材を所望の長さに切断す
る方法などが挙げられる。
【0026】上記線材を作成するうえでの作業性や、シ
ート化するための容易さ、得られるシート特性などを勘
案すると、断面円形または楕円形の線材が好ましい。こ
の断面円形または楕円形の線材を作成する好適な方法と
しては、強化繊維ストランドを樹脂含浸槽に送り込み、
溶融含浸法により樹脂を含浸させた後、1本または複数
本の強化繊維ストランドをひとつのノズルから引き抜
き、そのまま本発明のシートの作製に使用するか、ある
いは一旦リールに巻き取り、その後に本発明のシートの
作製に使用することが好ましい。さらに、スプリットを
施すことなく集束した1本の強化繊維ストランドをひと
つのノズルから引き抜く方法を採用すると、ノズルから
の引き抜きが容易となり、強化繊維の含有率を高めるこ
とができ、かつ毛羽の発生を少なくすることができる。
この方法では、径の小さい線材を比較的容易に得ること
ができる。
【0027】次に本発明のシートの製造方法を、図6お
よび図7を参照して説明する。図6および図7に示す例
は好適実施形態の1種であり、本発明は図示の方法に限
定されないことは勿論である。図6に示すように、多数
のノズル5,5’・・・を有する含浸ダイ6から、複数
本の線材2,2’・・・をある程度の張力(3kg/本
程度)で、シートの長手方向に略平行に引き出し、該引
き出された線材2,2’・・・の上に、リール7に巻き
取られた線材を、任意に幅で、線材2,2’・・・上
に、線材2,2’・・・と交差するように配列させる。
なお、線材2,2’・・・は予めリールに巻き取った後
に使用してもよい。所定の間隔に配置された線材2,
2’・・・と線材3,3’・・・とを、例えば、シート
形状を保った状態でダブルベルトや平板プレス、ロール
プレスなどの熱源により加熱して、線材中の熱可塑性樹
脂を溶融軟化させ、それぞれの交点において融着させ、
シート化後に必要に応じて端部を裁断して端部を揃え、
図1に示す如き本発明のシートが得られる。図7に示す
製造方法も同様である。この際の熱融着方法は、シート
を熱板、遠赤外線照射、熱風炉などの無圧下で加熱する
方法でもよいし、上記の如きダブルベルトや平板プレ
ス、ロールプレスなどで圧力をかけて融着する方法でも
よく、線材の融着方法は特に限定されない。
【0028】以上の如き方法でシートを作製する際、シ
ートのサイズは特に限定されないが、矩形のシートの場
合には、通常、縦横ともその幅(長さ)は通常1000
mm以上であり、補強されるべき母材の用途に応じて変
化する。また、線材の密度もシートに要求される強度や
剛性によって変化し一概には規定できないが、シートの
軽量性および強度や剛度の面から、特に曲げ剛性が要求
される方向、例えば、図1に示したシートの長手方向に
おいては、線材2,2’・・・が断面円形でその直径が
0.5mmである場合には約2.0〜60mmの間隔が
好ましい。また、線材2,2’・・・と交差する線材
3,3’・・・が上記と同一の線材である場合には、線
材3,3’・・・の間隔は3.0〜120mmの間隔が
好ましく、縦横比を適宜選択することができる。このよ
うな線材は圧力下で融着した場合、長径0.7mm程度
の扁平な断面楕円形状になり、シートの厚みは1mm程
度となる。勿論、得られるシートの厚みは線材の太さに
よって任意に調整できるが、軽量性や取扱い性、さらに
は要求される性能によって、シートの厚みは0.5〜
1.0mm程度が好適である。これらの線材の太さや密
度を調製することによって、得られるシートの目付量を
10〜250g/m2の範囲で自由に調整可能である。
【0029】また、上記加圧下で加熱溶融圧着してシー
トを得る場合、原料線材は、強化繊維が熱可塑性樹脂で
充分に含浸されているため、樹脂を含浸させるための工
程は必要とせず、軽く上下面を押さえつける程度の加圧
(例えば、0.1〜1.0kg/cm2)で加熱溶融圧
着することもでき、迅速なシートの製造が可能である。
母材との接着においては軽い圧力で十分に接着し一体化
することが可能となる。
【0030】本発明のシートは前述したように低目付け
量のため、該シートを構成している線材は通常目視によ
りその形状が見て取れるもので、前記シート中の線材が
幅0.2〜8mmで、0.3〜4mmであることがより
好ましい。幅が5mmを超えるとシートの目付け量が大
きくなるとともに、開口部が小さくなり、軽量性に劣
り、また、コスト高になるために好ましくない。また、
シート中の線材の幅が0.3未満であると用いる原料線
材の径または幅を小さくする必要があり、原料線材を作
成する際に工程が煩雑になるとともにコスト高になり好
ましくない。なお、原料線材とはシートにする前の線材
であり、これらの線材同士を融着させてシート化したも
のがシート中の線材であり、通常原料線材の幅はシート
化によってシート中では幅が大きくなる。
【0031】また、本発明は、以上の本発明の1枚また
は複数枚のシートが、母材の表面および/または内部に
固定されている複合成形体を提供する。本発明の前記シ
ートによって補強される母材は、特に限定されず、例え
ば、表面強度の低い発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピ
レン、発泡ポリウレタンなどの発泡体、ハニカム材、石
膏ボード、セメント、コンクリート、無機繊維マット、
FRP、多孔質FRP、FRTP、多孔質FRTP、土
砂などからなる、車輛用または建築物用天井材、壁、支
柱、法面などが挙げられる。本発明のシートが補強材と
して特に有用である母材は、目付け量1500g/m2
以下および密度0.5g/cm3以下の母材が好まし
く、例えば、ハニカム材、無機繊維マット、多孔質FR
TP、熱可塑性樹脂からなる発泡材などが特に好まし
い。
【0032】本発明のシートを補強材として母材と組み
合わせる方法は、例えば、図8に例示するように、例え
ば、樹脂発泡体8の一方の面に積層する方法(a)、上
樹脂発泡体8の両面に積層する方法(b)、シートの両
面に発泡体8を積層する方法(c)、さらに不図示であ
るが、図8(c)においてさらに発泡体8の外面にシー
トを積層する方法、さらにはシートを二枚重ねて積層す
る方法など、特に限定されない。母材8にシート1を積
層する方法は接着剤を用いて積層する方法でもよいが、
シート1を加熱し、シートを構成している熱可塑性樹脂
を溶融軟化させ、この状態でシートを母材に接着させる
ことが好ましい。このように構成される本発明の複合成
形体は、断熱材、吸音材などとして各種の用途において
有用であるが、特に車輛の天井の内装材の基材として使
用し、その表面に表面材を張り合せる用途に有用であ
る。また、車輛用天井材としては車輛用天井材の前後方
向、すなわち、長手方向の撓みを抑えるために、長手方
向に線材を引き揃えることが好ましい。これにより母材
と組み合わせた際の天井材が所望の強度が得られるとと
もに、軽量化が実現できる。
【0033】なお、以上の説明は、平行に配置されたL
−FRTP線材の結合材として同じL−FRTP線材を
用いる例で説明したが、結合材としては上記線材とは異
なるL−FRTP線材でもよい。更にガラス繊維で強化
されていない熱可塑性樹脂部材、例えば、熱可塑性樹脂
のストランド、糸、紐、テープ、ネット、織布、不織布
などの如く、任意の形状の熱可塑性樹脂部材を用いて
も、前記と同様にして本発明のシートが得られ、特に不
織布は、平行に配列されたL−FRTP線材を容易に結
合させることができるうえに、安価で軽量性に優れるた
め好ましい。
【0034】
【実施例】以下、実施例および比較例を挙げて本発明を
さらに詳しく説明する。 実施例1 平均径13μmのモノフィラメントを用いて、スプリッ
トをかけずに集束本数を600本とした1本のガラス繊
維ストランドを、酸変性した溶融ポリプロピレン(溶融
温度260℃)中に導入し、溶融含浸を行った後、内径
0.49mmのノズルから50m/minの速度で引き
抜き、ほぼ断面円形の線材をリールに巻き取った。得ら
れた線材の平均径は0.49mm、ガラス含有率は52
vol%、含浸率はn=5の平均値で100%であった。
nは測定個数を表わす(以下同じ)。
【0035】なお、ガラス含有率の測定は、まず得られ
た線材を600℃の電気炉中で加熱して樹脂を焼失させ
た後、残ったガラスの重量を測定して、ガラス含有率7
5重量%の測定値を得た。この値から樹脂の比重を0.
91、ガラス繊維の比重を2.54としてvol%に換算
した。
【0036】次いで、この線材を巻き取ったリールを6
0個を並べて線材を引き出し、線材間隔を20mmとし
て縦糸とした。線材の長さ方向に直交する幅を1200
mmと、線材と同じ方向の長さを2400mmした。こ
の縦糸に対して図6に示すように別のリールから同じ線
材を前記線材に直交するように線材間隔を20mmとし
て横糸とした。この状態における目付量は30g/m2
である。このシートを200℃に加熱した平板プレスを
用いて0.5kg/cm2の圧力で30秒間プレスし
た。その後冷却して1200×2400×0.3mmの
本発明のシートを得た。
【0037】上記シートを密度0.069および厚さ1
0mmの発泡ポリプロピレンからなる母材の両面に組み
合わせて200℃に加熱した平板プレスを用いて厚みが
4mmになるように、0.5kg/cm2の圧力で30
秒間プレスした。この際、シートには皺が発生したり、
膨れが発生することはなかった。得られた平板は厚みが
4mmで、この平板から長さ150mmおよび幅50m
mの目付け量750g/m2の試験片を切り出し、n=
3で最大曲げ破壊荷重と弾性勾配の測定を行った。その
平均値を表1に示す。
【0038】実施例2 先ず、実施例1と同様の方法で線材を得た。この線材を
巻き取ったリールを100個を並べて線材を引き出し、
線材間隔を12mmとして縦糸とした。線材の長さ方向
に直交する幅を1200mmと、線材と同じ方向の長さ
を2400mmした。この縦糸に対して図6に示すよう
に別のリールから同じ線材を前記線材に直交するように
線材間隔を12mmとして横糸とした。この状態におけ
る目付量は50g/m2である。このシートを200℃
に加熱した平板プレスを用いて0.5kg/cm2の圧
力で30秒間プレスした。その後冷却して1200×2
400×0.3mmの本発明のシートを得た。
【0039】上記シートを密度0.065および厚さ1
0mmの発泡ポリプロピレンからなる母材の両面に組み
合わせて200℃に加熱した平板プレスを用いて厚みが
4mmになるように、0.5kg/cm2の圧力で30
秒間プレスした。この際、シートには皺が発生したり、
膨れが発生することはなかった。得られた平板は厚みが
4mmで、この平板から長さ150mmおよび幅50m
mの目付け量750g/m2の試験片を切り出し、n=
3で最大曲げ破壊荷重と弾性勾配の測定を行った。その
平均値を表1に示す。
【0040】実施例3 先ず、実施例1と同様の方法で線材を得た。この線材を
巻き取ったリールを100個を並べて線材を引き出し、
線材間隔を12mmとして縦糸とした。線材の長さ方向
に直交する幅を1200mmと、線材と同じ方向の長さ
を2400mmした。この縦糸に対して図2に示すよう
に、L−FRTP線材をペレタイザーで長さが30mm
となるように切断して短線材を作製し、得られた短線材
を均一散布して複合シートを得た。この状態における目
付量は50g/m2である。なお、複合シートの内訳は
一方向線材(縦糸)で25g/m2、ランダム材(短線
材)で25g/m2である。このシートを200℃に加
熱した平板プレスを用いて0.5kg/cm2の圧力で
30秒間プレスした。その後冷却して1200×240
0×0.3mmの本発明のシートを得た。
【0041】上記シートを密度0.065および厚さ1
0mmの発泡ポリプロピレンからなる母材の両面に組み
合わせて200℃に加熱した平板プレスを用いて厚みが
4mmになるように、0.5kg/cm2の圧力で30
秒間プレスした。この際、シートには皺が発生したり、
膨れが発生することはなかった。得られた平板は厚みが
4mmで、この平板から長さ150mmおよび幅50m
mの目付け量750g/m2の試験片を切り出し、n=
3で最大曲げ破壊荷重と弾性勾配の測定を行った。な
お、長手方向をTDとし、幅方向をMDとしてそれぞれ
を示している。その平均値を表1に示す。
【0042】実施例4 先ず、実施例1と同様の方法で線材を得た。この線材を
巻き取ったリールを200個を並べて線材を引き出し、
線材間隔を6mmとして縦糸とした。線材の長さ方向に
直交する幅を1200mmと、線材と同じ方向の長さを
2400mmとした。この縦糸に対して図6に示すよう
に別のリールから同じ線材を前記線材に直交するように
線材間隔を6mmとして横糸とした。この状態における
目付量は100g/m2である。このシートを200℃
に加熱した平板プレスを用いて0.5kg/cm2の圧
力で30秒間プレスした。その後冷却して1200×2
400×0.3mmの本発明のシートを得た。
【0043】上記シートを密度0.055および厚さ1
0mmの発泡ポリプロピレンからなる母材の両面に組み
合わせて200℃に加熱した平板プレスを用いて厚みが
4mmになるように、0.5kg/cm2の圧力で30
秒間プレスした。この際、シートには皺が発生したり、
膨れが発生することはなかった。得られた平板は厚みが
4mmで、この平板から長さ150mmおよび幅50m
mの目付け量750g/m2の試験片を切り出し、n=
3で最大曲げ破壊荷重と弾性勾配の測定を行った。その
平均値を表1に示す。
【0044】比較例1 密度0.075および厚さ10mmの発泡ポリプロピレ
ンを200℃に加熱した平板プレスを用いて厚みが4m
mになるように、0.5kg/cm2の圧力で30秒間
プレスした。得られた平板は厚みが4mmで、この平板
から長さ150mmおよび幅50mmの目付け量750
g/m2の試験片を切り出し、n=3で最大曲げ破壊荷
重と弾性勾配の測定を行った。その平均値を表1に示
す。
【0045】 曲げ破壊荷重の測定条件 スパン:100mm クロスヘッドスピード:50mm/min. 枚数:母材に固定したシートの枚数
【0046】
【発明の効果】以上の如き本発明によれば、従来の面補
強材料の問題を解決し、作成しやすく、取扱性が良好で
あるとともに、母材との接着性や加工性に優れ、低目付
け量で軽量であるにもかかわらず、面剛性を向上させる
ことが可能なシートを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1例のシートの平面図。
【図2】 本発明の他の例のシートの平面図。
【図3】 本発明の他の例のシートの平面図。
【図4】 本発明の他の例のシートの平面図。
【図5】 本発明の他の例のシートの平面図。
【図6】 本発明のシートの1例の製造方法を説明する
図。
【図7】 本発明のシートの他の例の製造方法を説明す
る図。
【図8】 本発明の複合成形物の断面を図解的に示す
図。
【符号の説明】
1:シート 2,2’:線材 3,3’:線材 4:開口部 5,5’:ノズル 6:含浸ダイ 7:リール 8:母材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 7:00 B29L 7:00 Fターム(参考) 4F100 AG00B AG00C AK07A AK07B AK07C AL07B AL07C AT00A BA03 BA06 BA10B BA10C DA16 DG02B DG02C DG04B DG04C DG06B DG06C DH02B DH02C DJ01A EJ202 EJ821 GB07 JK01 JL03 JL05 JL11 4F204 AA11 AC02 AD04 AD16 AG01 AG28 AH26 AH48 AR14 AR15 FA01 FB01 FB11 FE30 FF01 FF05 FF50 FN11 FN15

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向長繊維強化熱可塑性樹脂(以下L
    −FRTPという)の線材を結合させてなるシートにお
    いて、該線材の少なくとも複数本がシートの任意の方向
    において、シートの幅または長さと略同一の長さを有し
    て略平行に配置され、これらの複数本の線材が、熱可塑
    性樹脂部材によって固定され、シートの目付量が10〜
    250g/m2で、開口部を有することを特徴とするL
    −FRTPシート。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂部材が、略平行に配置され
    た線材と角度をもって配置された同一または異なるL−
    FRTP線材である請求項1に記載のL−FRTPシー
    ト。
  3. 【請求項3】 厚さが1mm以下である請求項1に記載
    のL−FRTPシート。
  4. 【請求項4】 L−FRTP線材の強化繊維含有率が1
    5〜80vol%であり、かつ熱可塑性樹脂含浸率95%
    以上である請求項1〜3の何れか1項に記載のL−FR
    TPシート。
  5. 【請求項5】 L−FRTPからなる線材を結合させて
    シートを製造する方法において、目的とするシートの任
    意の方向において、シートの幅または長さと略同一の長
    さを有する線材を略平行に配置するとともに、これらの
    複数本の線材に対して熱可塑性樹脂部材を交差するよう
    に配置し、これらのシートの目付け量を10〜250g
    /m2とし、かつシートが開口部を有するように、無圧
    下または加圧下で加熱溶融して隣接する線材同士を結合
    させることを特徴とするL−FRTPシートの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 熱可塑性樹脂部材が、略平行に配置され
    た線材と角度をもって配置された同一または異なるL−
    FRTP線材である請求項5に記載のL−FRTPシー
    トの製造方法。
  7. 【請求項7】 線材が、強化繊維含有率15〜80vol
    %、熱可塑性樹脂含浸率95%以上である請求項5に記
    載のL−FRTPシートの製造方法。
  8. 【請求項8】 線材が、スプリットをかけずに集束させ
    たガラス繊維ストランドを作製して、前記ガラス繊維ス
    トランド1本を熱可塑性樹脂に含浸させて形成した線材
    である請求項5〜7の何れか1項に記載のL−FRTP
    シートの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の1
    枚または複数枚のL−FRTPシートが、母材の表面お
    よび/または内部に固定されていることを特徴とする複
    合成形体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009152682A1 (zh) * 2008-06-20 2009-12-23 Jiang Jianming 一种纤维网格塑料板及其制备方法
JP2015151836A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 株式会社美貴本 中空構造物の補強構造体及び補強方法
JP2021006695A (ja) * 2019-06-28 2021-01-21 鉄建建設株式会社 コンクリート構造物の剥落防止シートおよびコンクリート構造物の剥落防止工法

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