JP2003023778A - 車両用電力変換装置 - Google Patents

車両用電力変換装置

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JP2003023778A JP2001204304A JP2001204304A JP2003023778A JP 2003023778 A JP2003023778 A JP 2003023778A JP 2001204304 A JP2001204304 A JP 2001204304A JP 2001204304 A JP2001204304 A JP 2001204304A JP 2003023778 A JP2003023778 A JP 2003023778A
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入 正 樹 宮
Kazuaki Fukuda
田 和 明 福
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート回路周辺の環境状態を改善し、メンテ
ナンス性の向上および低コスト化を可能とする。 【解決手段】 電力変換回路のアーム素子(6)を構成
する複数の半導体素子、これらの半導体素子にゲート信
号を供給する複数のゲート回路(8)、および電力変換
回路の直流端子(P,N)間に接続されるフィルタコン
デンサ(3)を含む電力変換ユニット(1)が共通の筐
体(20)内に収納され、複数のゲート回路(8)は電
力変換ユニット(1)の両側に分散配置され、フィルタ
コンデンサ(3)は電力変換ユニット(1)の前面側
に、かつ両側のゲート回路(8)の間に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両の床下等
に設置される、半導体素子を用いた車両用電力変換装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両に設置される鉄道車両駆動用の
電力変換装置は、鉄道架線から入力される電力を複数の
アーム素子からなる電力変換装置のスイッチング動作に
より電力変換し、車両駆動用の電動機を制御するもので
ある。その場合、半導体冷却ユニットは、アーム素子と
その周辺回路電気部品を収納しつつ、アーム素子その他
の熱発生部品の冷却作用をしており、アーム素子から発
生する損失熱の外気への放出や、アーム素子の定格特性
を最大限に活用するための周辺回路電気部品の最適実装
を考慮した電力変換装置の構成要素として重要な役割を
持っている。
【0003】図21,22,23を参照して従来装置の
具体的な構成を説明する。
【0004】図21は従来の半導体冷却ユニットと装置
筐体に設置するフィルタコンデンサを示し、図22はそ
の側面図、図23は平面図である。図24は、電力変換
装置の主回路構成を示す回路結線図である。
【0005】まず図24を参照して電力変換装置の主回
路構成を説明する。この主回路は直流端子P,N間に接
続されるフィルタコンデンサ3と、3相インバータ2に
よって構成されている。3相インバータ2は、入力され
た直流を任意周波数・任意電圧の3相交流に変換し、交
流端子U,V,Wに3相交流を出力するものである。3
相インバータ2は6つのアーム素子PU,NU,PV,
NV,PW,NWからなっており、各相ごとに直流端子
間にサージ吸収手段として相コンデンサCU,CV,C
Wを接続している。各アーム素子はそれぞれスイッチン
グ素子、例えばIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトラ
ンジスタ)と、各素子ごとに逆並列接続されたフリーホ
イーリングダイオードとからなっている。以下に説明す
る構造例では、各アーム素子を符号6で総称し、各相コ
ンデンサを符号7で総称する。
【0006】鉄道のき電方式には交流式および直流式が
あり、主電動機にも交流電動機と直流電動機とが存在す
る。したがって、き電方式と電動機の組み合わせによ
り、電力変換器または電力変換装置にもインバータ単
独、コンバータ単独、または両者の組み合わせがあり得
るが、ここでは一例として直流き電方式と交流電動機の
組み合わせの場合に適用し得るインバータについて説明
する。
【0007】図21〜23を参照して図24に示した電
力変換装置の構造について説明する。筐体21内におい
て、アーム素子6は、冷却ブロツク4および冷却フィン
5を有する冷却器の冷却ブロツク4に取り付けられ、発
熱損失を装置外の大気に放出する。相コンデンサ7は、
配線インダクタンスを小さくするためにアーム素子6の
直近に配置する。冷却ブロツク4および冷却フィン5を
有する冷却器、アーム素子6、並びに2つの分割コンデ
ンサ3a,3bからなる相コンデンサ3を各相ごとの構
造単位とし、それをU,V,Wの3相分集約して1つの
筐体21内に収納することにより電力変換ユニット1を
構成している。
【0008】アーム素子6へのゲート信号はゲート回路
8から出力され、ゲート配線9を介して各アーム素子6
へ送出される。ゲート回路8は、ユニット1の中央正面
部に配置され、外部からの信号を入力する入力端となる
光ファイバーの接続端子を前面に向けている。
【0009】フィルタコンデンサ3は、できるだけアー
ム素子6に近接配置するため、ユニット1の前面に、ゲ
ート回路8へのアクセス面を塞がないように2分割に
し、接続端子を前面に向けて筐体21に設置される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような構造の電力
変換ユニット1では、フレーム構成上、ゲート回路8が
比較的奥まった位置に配置されているため、目視確認や
回路チェックなどのメンテナンス作業が困難である。特
に容量を極力大きくするため大型化されたフィルタコン
デンサ3により、ゲート回路8のメンテナンス空間とな
る分割配置された2個のフィルタコンデンサ3,3間の
間隙寸法が小さくなり、光ファイバーなどの着脱のアク
セスに困難があった。しかも3相分のゲート回路を中央
に集約して配置しているため、ユニット1内のゲート配
線9が中央に集中し、そのため、配線エリアのためのス
ペース確保が困難であり、ノイズ対策を考慮した束分け
が不十分となるなどの不都合があった。さらにまた、中
央部への集約により、上段のゲート回路は下段のゲート
回路の発熱により加熱され、熱的に厳しい環境条件とな
っていた。
【0011】フィルタコンデンサ3が分割コンデンサ3
a,3bに2分割されていることより、フィルタコンデ
ンサ3、およびそれに接続される配線導体やサポート用
品などの部品点数が多くなることも低コスト化を困難に
する一因となっている。
【0012】そこで本発明は、ゲート回路周辺の環境状
態を改善し、メンテナンス性の向上および低コスト化を
可能とする電力変換装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る発明の車両用電力変換装置は、電力変
換回路のアーム素子を構成する複数の半導体素子、これ
らの半導体素子にゲート信号を供給する複数のゲート回
路、および電力変換回路の直流端子間に接続されるフィ
ルタコンデンサを含む電力変換ユニットが共通の筐体内
に収納され、複数のゲート回路は電力変換ユニットの両
側に分散配置され、フィルタコンデンサは電力変換ユニ
ットの前面側に、かつ両側のゲート回路の間に配置され
ていることを特徴とする。これにより、ゲート回路ヘの
アクセス性、メンテナンス性の向上を図ることができ、
上段ゲート回路ヘの熱のあおりを低減する効果がある。
また、フィルタコンデンサは、半導体冷却ユニット中央
に入り込むような構成で装置筐体に設置するが、一体化
されたフィルタコンデンサおよびその周辺の部品点数を
削減することができる。
【0014】請求項2に係る発明は、請求項1記載の車
両用電力変換装置において、複数のゲート回路は、電力
変換ユニット内の下面部に設けられたユニットフレーム
に平面的に並置され、フィルタコンデンサは筐体の底面
よりも上方にかさ上げした配設面を有するコンデンサ取
付台の上に取付けられていることを特徴とする。こうす
ることにより、アクセス性、メンテナンス性が向上す
る。また、上下にゲート回路が重ならない構成となるの
で熱影響を少なくする効果がある。
【0015】請求項3に係る発明は、請求項1記載の車
両用電力変換装置において、フィルタコンデンサはその
端子を上に向けて配置され、かつフィルタコンデンサの
端子はアーム素子からの主回路配線、装置外部からの主
回路配線、およびフィルタコンデンサからの主回路配線
を含む主回路配線を中継する中継端子台の直近に位置し
ていることを特徴とする。この発明によれば、アーム素
子とフィルタコンデンサ間の配線距離を短くし、低イン
ダクタンス化を図り、相コンデンサを削除しても十分な
性能を有する構成となり、部品点数を削減しコスト低減
する効果がある。
【0016】請求項4に係る発明は、請求項1記載の車
両用電力変換装置において、フィルタコンデンサは電力
変換ユニットの前面部に配置され、複数のゲート回路は
フィルタコンデンサの両側に配設された筐体フレームに
振り分けて配置されていることを特徴とする。この発明
によれば、半導体冷却ユニットのフレーム構成の簡略化
を図ることができ、軽量化、コスト低減の効果がある。
【0017】請求項5に係る発明は、請求項1記載の車
両用電力変換装置において、フィルタコンデンサは電力
変換ユニットの前面部に配置され、複数のゲート回路は
フィルタコンデンサの前面側に配設された筐体フレーム
に平面が正面側に向くように配置されていることを特徴
とする。この発明によれば、半導体冷却ユニットのフレ
ーム構成の簡略化を図ることができ、軽量化、コスト低
減やメンテナンス性向上の効果がある。
【0018】
【発明の実施の形態】<第1の実施の形態>(請求項1
に対応) (構成)図1に本発明の第1の実施の形態による電力変
換装置の分解斜視図を、図2に電力変換装置の正面図
を、図3にその側面図を、図4に平面図を示す。
【0019】冷却器の冷却ブロック4にはアーム素子6
が取り付けられ、アーム素子6の直近に相コンデンサ7
を配置し、アーム素子6へゲート信号を送出するゲート
回路8が電力変換ユニット1の両側に、かつ前面側に振
り分け配置される。フィルタコンデンサ3は電力変換装
置2に直接取り付けられるが、ユニット1の両側のゲー
ト回路8,8の間に入り込む大きさで、分割型にせずに
1個にまとめた構造として筐体21に取り付けられる。
電力変換ユニット1の両側に配置されたゲート回路8か
らアーム素子6へと延びるゲート配線9は両側に振り分
け配置される。
【0020】(作用)上記配置のゲート配線9はゲート
回路8の周りで入り乱れることがなく、整然と束分けさ
れて配置することが可能となる。ゲート回路8をユニッ
ト1の前面寄りに配置することにより、装置からの光フ
ァイバーコネクタの着脱の作業性、ゲート回路チェック
の作業性が向上する。ゲート回路8を装置の両側に配置
することにより、ゲート回路8の周囲に空間が形成さ
れ、ゲート回路8からの発熱がこもることもなく、放熱
作用も良好に行われる。
【0021】フィルタコンデンサ3を一体化することに
より、フィルタコンデンサ3に接続される導体や固定用
サポート部品等の部品点数が削減される。
【0022】(効果)本実施の形態によれば、ゲート回
路8の配置改善により、耐ノイズ性の良好な配線が可能
となり、メンテナンス性に優れ、放熱性も向上する。フ
ィルタコンデンサ3の一体化により部品点数を削減する
ことができ、コスト低減が可能となる。
【0023】<第2の実施の形態>(請求項2に対応) (構成)図5に本発明の第2の実施の形態による電力変
換装置の分解斜視図を、図6に電力変換装置の正面図
を、図7にその側面図を、図8に平面図を示す。
【0024】この実施の形態は、第1の実施の形態と同
様に、冷却ブロック4にアーム素子6が取り付けられ、
アーム素子6の直近に相コンデンサ7を配置する。アー
ム素子6に対しゲート信号を送出するゲート回路8はユ
ニット1の下面部に設けられたユニットフレーム11に
左右に並べて平面的に並置される。フィルタコンデンサ
3は筐体21の底面よりも上方にかさ上げした配設面を
有するコンデンサ取付台12の上に配置され、取付けら
れる。こうすることにより、フィルタコンデンサ3はユ
ニット1の幅にとらわれることなく大型化が可能であ
り、ゲート回路8の上に、分割することなく1個にまと
めた形で配置される。
【0025】(作用)ユニット1の下部に配置したゲー
ト回路8は、各相のアーム素子6の並びに沿う配置構成
となるため、アーム素子8へのゲート配線9を最短長さ
で配置することが可能となり、各相の配線が入り乱れる
ことがなく、理想的な束分けとすることができる。ゲー
ト回路8がユニット1の下部前面寄りに配置されること
により、装置への光ファイバーコネクタの着脱の作業
性、ゲート回路チェックの作業性が向上する。ゲート回
路8を上下に積重配置することなく左右横並びに配置す
ることにより、下部からの熱的あおりが皆無となる。
【0026】(効果)本実施の形態によれば、ゲート回
路8の配置の改善により、ノイズに強い配線が可能とな
り、アクセス性およびメンテナンス性に優れ、放熱性の
良好な配置構成を達成することができる。また、フィル
タコンデンサ3はユニット幅にとらわれることなく大型
化することが可能であり、大容量化が可能となる。
【0027】<第3の実施の形態>(請求項3に対応) (構成)図9に本発明の第3の実施の形態による電力変
換装置の分解斜視図を、図10に電力変換装置の正面図
を、図11にその側面図を、図12に平面図を示す。
【0028】この実施の形態は、第2の実施の形態とほ
ぼ同様であるが、ここではフィルタコンデンサ3はその
端子が上面を向くように配置され、電力変換ユニット1
に設けられる中継端子台10の直近となるように構成さ
れる。
【0029】(作用)電力変換ユニット1の下部に配置
したゲート回路8は、各相のアーム素子6の並びに沿う
構成となるため、第2の実施の形態と同様、理想的な束
分け、ないし配線を実現することができる。ゲート回路
8が下部前面寄りに配置されることにより、ゲート信号
を光ファイバーコネクタの着脱の作業性、およびゲート
回路8のチェックの作業性が向上する。ゲート回路8を
上下に重ねずに左右に並置することにより、下方からの
熱あおりが無くなる。
【0030】フィルタコンデンサ3の端子を上面の中継
端子台10に直近位置に位置させることにより、アーム
素子6とフィルタコンデンサ3の配線距離が短くなる。
【0031】(効果)本実施の形態によれば、ゲート回
路8の配置の改善により、ノイズに強い配線を実現する
ことが可能となり、しかもアクセス性およびメンテナン
ス性に優れ、放熱性の良好な構成となる。また、フィル
タコンデンサ3とアーム素子6の配線長の最短化により
低配線インダクタンス化が可能となり、場合によっては
相コンデンサ7を省略しても十分な耐ノイズ性を持たせ
ることができる。
【0032】<第4の実施の形態>(請求項4に対応) (構成)図13に本発明の第4の実施の形態による電力
変換装置の分解斜視図を、図14に電力変換装置の正面
図を、図15にその側面図を、図16に平面図を示す。
【0033】この実施の形態は、第1の実施の形態と同
様に、冷却ブロック4にアーム素子6が取り付けられ、
アーム素子6の直近に相コンデンサ7を配置する。アー
ム素子6へゲート信号を送出するゲート回路8は、電力
変換ユニット1内に配置するのではなく、フィルタコン
デンサ3の両側に配設された筐体フレーム13に振り分
けて分散配置する。電力変換ユニット1の着脱の際のゲ
ート配線9への接続は、ゲート回路8との接続部である
コネクタの着脱により行う。
【0034】(作用)フィルタコンデンサ3の両側に配
置したゲート回路8は、第1の実施の形態と同様に、各
相のゲート配線9が入り乱れることなく整然と束分けさ
れた配線が可能となる。ゲート回路8がユニット1の前
面に配置されることにより、光ファイバーコネクタの着
脱の作業性、およびゲート回路チェックの作業性が向上
する。また、ゲート回路8からの発熱のこもりが減少
し、効率よく放熱される。また、ゲート回路8を装置側
に構成したことにより、電力変換ユニット1のゲート回
路取付けのためのフレームが不要となる。
【0035】(効果)本実施の形態によれば、ゲート回
路8の配置の改善により、第1の実施の形態と同様に、
ゲート回路8に関する配線周り、アクセス性、メンテナ
ンス性などの向上を達成することができる。電力変換ユ
ニット1としては、ゲート回路8の装置側への取付けに
より、フレームの簡素化もしくは削減化により、ユニッ
ト1の軽量化につながり、運搬作業性、および装置への
着脱などの取扱性を向上させることができる。
【0036】<第5の実施の形態>(請求項5に対応) (構成)図17に本発明の第5の実施の形態による電力
変換装置の分解斜視図を、図18に電力変換装置の正面
図を、図19にその側面図を、図20に平面図を示す。
【0037】この実施の形態は、第2の実施の形態と同
様に、冷却ブロック4にアーム素子6が取り付けられ、
アーム素子6の直近に相コンデンサ7を配置する。アー
ム素子6へのゲート信号を出力するゲート回路8は、電
力変換ユニット1内に配置するのではなく、フィルタコ
ンデンサ3の前面に配置する。ゲート配線9は、フィル
タコンデンサ3の下部より前面への経路とし、半導体冷
却ユニット1着脱の際のゲート配線のアクセスは、ゲー
ト基板との接続部であるコネクタの着脱により構成す
る。
【0038】(作用)フィルタコンデンサ3の前面に配
置したゲート回路8は、第2の実施の形態と同様に、各
相のアーム素子6の並び方向に沿う配置構成となるた
め、各相の配線が入り乱れることがなく、理想的な束分
けをすることができる。ゲート回路8が前面側に配置さ
れることにより、光ファイバーコネクタの着脱の作業性
や、ゲート回路8のチェックの作業性が向上する。ゲー
ト回路8どうしは、重ねられることなく左右に並置され
ることにより、下部からの熱的なあおりが皆無となるた
め、熱的環境が良好になる。
【0039】フィルタコンデンサ3は、第2の実施の形
態と同様に、横方向の寸法を電力変換ユニット1の幅に
とらわれることなく大型化することができ、それにより
大容量化が容易である。
【0040】(効果)本実施の形態によれば、ゲート回
路8の配置の改善により、第2の実施の形態と同様に、
ノイズに強い配線が可能となり、アクセス性およびメン
テナンス性に優れ、放熱性の良好な構成を実現すること
ができる。電力変換ユニッート1としては、ゲート回路
8の装置側への取付けにより、フレームの簡素化もしく
は削減により、ユニット1の軽量化につながり、運搬作
業性や装置への着脱などの取扱い性の向上を達成するこ
とができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、ゲート回路周辺の配置
構成の改善により、放熱性の向上を達成し、耐ノイズ性
を向上させ、フィルタコンデンサの一体化および端子取
付け位置の改善により、部品点数の削減、コスト低減、
および軽量化が可能となり、全体として信頼性の向上し
た車両用電力変換装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による電力変換装置の分解斜
視図。
【図2】第1の実施の形態による電力変換装置の要部
を、筐体前面側を取り除いて示す正面図。
【図3】図2の電力変換装置の側面図。
【図4】図2の電力変換装置の平面図。
【図5】第2の実施の形態による電力変換装置の分解斜
視図。
【図6】第2の実施の形態による電力変換装置の要部
を、筐体前面側を取り除いて示す正面図。
【図7】図6の電力変換装置の側面図。
【図8】図6の電力変換装置の平面図。
【図9】第3の実施の形態による電力変換装置の分解斜
視図。
【図10】第3の実施の形態による電力変換装置の要部
を、筐体前面側を取り除いて示す正面図。
【図11】図10の電力変換装置の側面図。
【図12】図10の電力変換装置の平面図。
【図13】第4の実施の形態による電力変換装置の分解
斜視図。
【図14】第4の実施の形態による電力変換装置の要部
を、筐体前面側を取り除いて示す正面図。
【図15】図14の電力変換装置の側面図。
【図16】図14の電力変換装置の平面図。
【図17】第5の実施の形態による電力変換装置の分解
斜視図。
【図18】第5の実施の形態による電力変換装置の要部
を、筐体前面側を取り除いて示す正面図。
【図19】図18の電力変換装置の側面図。
【図20】図18の電力変換装置の平面図。
【図21】従来の電力変換装置の構成例を示す要部を、
筐体前面側を取り除いて示す正面図。
【図22】図21の電力変換装置の側面図。
【図23】図21の電力変換装置の平面図。
【図24】図21ないし23に示す電力変換装置の電気
回路図。
【符号の説明】
1 電力変換ユニット 2 3相インバータ 3 フィルタコンデンサ 4 冷却ブロック 5 冷却フィン 6 アーム素子 7 相コンデンサ 8 ゲート回路 9 ゲート配線 10 中継端子台 11 ユニットフレーム 12 コンデンサ取付台 13 筐体フレーム 20 筐体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮 入 正 樹 東京都府中市晴見町2丁目24番地の1 東 芝トランスポートエンジニアリング株式会 社内 (72)発明者 福 田 和 明 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 5H007 AA06 BB06 CA01 CB04 CB05 CC23 HA03 HA04 HA05 HA07 5H115 PA08 PA15 PG01 PI01 PU10 PV09 TO05 UI27 UI35

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力変換回路のアーム素子を構成する複数
    の半導体素子、これらの半導体素子にゲート信号を供給
    する複数のゲート回路、および前記電力変換回路の直流
    端子間に接続されるフィルタコンデンサを含む電力変換
    ユニットが共通の筐体内に収納され、前記複数のゲート
    回路は前記電力変換ユニットの両側に分散配置され、前
    記フィルタコンデンサは前記電力変換ユニットの前面側
    に、かつ前記両側のゲート回路の間に配置されているこ
    とを特徴とする車両用電力変換装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の車両用電力変換装置におい
    て、前記複数のゲート回路は、電力変換ユニット内の下
    面部に設けられたユニットフレームに平面的に並置さ
    れ、前記フィルタコンデンサは前記筐体の底面よりも上
    方にかさ上げした配設面を有するコンデンサ取付台の上
    に取付けられていることを特徴とする車両用電力変換装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の車両用電力変換装置におい
    て、前記フィルタコンデンサはその端子を上に向けて配
    置され、かつ前記フィルタコンデンサの端子は前記アー
    ム素子からの主回路配線、装置外部からの主回路配線、
    および前記フィルタコンデンサからの主回路配線を含む
    主回路配線を中継する中継端子台の直近に位置している
    ことを特徴とする車両用電力変換装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の車両用電力変換装置におい
    て、前記フィルタコンデンサは前記電力変換ユニットの
    前面部に配置され、前記複数のゲート回路は前記フィル
    タコンデンサの両側に配設された筐体フレームに振り分
    けて配置されていることを特徴とする車両用電力変換装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の車両用電力変換装置におい
    て、前記フィルタコンデンサは前記電力変換ユニットの
    前面部に配置され、前記複数のゲート回路は前記フィル
    タコンデンサの前面側に配設された筐体フレームに平面
    が正面側に向くように配置されていることを特徴とする
    車両用電力変換装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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