JP2003023402A - xDSL伝送速度測定装置 - Google Patents

xDSL伝送速度測定装置

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JP2003023402A JP2001207654A JP2001207654A JP2003023402A JP 2003023402 A JP2003023402 A JP 2003023402A JP 2001207654 A JP2001207654 A JP 2001207654A JP 2001207654 A JP2001207654 A JP 2001207654A JP 2003023402 A JP2003023402 A JP 2003023402A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】周期的に雑音量が変化する環境下におけるxD
SLの伝送速度を測定する。 【解決手段】測定装置3により、通信用線路6の線路長
及び周波数特性を求める。さらに測定装置3はクロック
供給装置5から入力されるクロックに同期して、周期的
に変化する雑音を周期的に測定し、雑音の周波数特性を
それぞれ求める。測定された雑音の周波数特性は分析装
置4に送られる。分析装置4では得られた通信用線路6
の周波数特性と雑音特性、及び選択されたxDSLモデ
ムの方式等により、xDSL上り方向の伝送速度を解析
する。さらに分析装置4は、あらかじめ蓄積されたデー
タベースからの雑音モデルとのマッチング処理により、
その雑音の原因を特定する。雑音が隣接回線からの漏話
と判定された場合、その回線の種別と回線数により、そ
の回線からxDSLの下り方向に対して生じる雑音量、す
なわち宅内にモデムを設置した場合に受信する雑音量に
ついて推定する。推定された雑音量と通信用線路6の周
波数特性、線路長、選択されたxDSLモデムの方式等
により、xDSL下り方向の伝送速度を解析する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、xDSL伝送速度
測定装置に関し、特に周期的に雑音量が変化する環境下
におけるxDSLの伝送速度を測定するxDSL伝送速
度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】xDSLは、電話線等のメタルケーブル
を使用し、数Mビット/秒の高速データ伝送を可能にす
る伝送方式である。xDSLの代表的なものに、上りと
下りで伝送速度が異なるADSL(非対称デジタル加入
者線)がある。類似の技術としては、HDSL、SDS
L、VDSLなどがあり、伝送速度、速度の対称/非対
称などの違いがある。これらを総称してxDSLと呼ん
でいる。
【0003】xDSLでは、通常すでに接続している1
対の電話加入者線(ペア線)を使用するが、一部のライ
ンではループ伝送特性が不充分であるために、高速デー
タ伝送ができない場合がある。このため、xDSLのサ
ービスを提供しているプロバイダは、サービスを提供す
る前にユーザーとの電話加入者線がxDSLサービスを
提供できるか判断するためループ伝送特性を試験する必
要がある。
【0004】通常、上記のループ伝送特性試験は、通信
用線路に物理的にアクセスできない場合、通信用線路の
端部で両方向測定を行なわなければならない。このた
め、通信用線路に物理的にアクセスできないプロバイダ
は、両方向測定をするためユーザーの端末に試験スタッ
フを派遣する必要がある。
【0005】そこで、通信用線路に物理的にアクセスで
きないプロバイダが、ユーザーの端末に試験スタッフを
派遣しなくても試験可能な、一方向試験が開発さてい
る。この種試験装置として、例えば特開2000-20
9338号公報に示される技術が知られている。
【0006】しかし、現在の一方向試験方法では、TC
M−ISDN漏話雑音環境下のような、周期的に雑音量
が変化する環境下では、伝送速度を正確に測定すること
ができない。これは、TCM−ISDN回線では200
Hzで伝送方向の切替を行なっており、ここからの漏話
雑音も雑音量の多い近端漏話(NEXT)と雑音量の少
ない遠端漏話(FEXT)が周期的に発生するためであ
る。現在の一方向試験方法では、この雑音量の変化を考
慮していない。
【0007】これに対し、TCM−ISDN回線からの
周期的に雑音量が変化する環境下に対応したxDSLモ
デムが開発されている。これは、デュアルビットマップ
方式に代表される方式で、雑音量の多いNEXTの間は
伝送量を少なく、雑音量の少ないFEXTの間は伝送量
を多くする手段で伝送量を増やしている。この場合、雑
音量の周期的な変化を測定しなければ、このような周期
的に雑音量が変化する環境下に対応したxDSLモデム
の伝送速度の解析をすることができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、周期
的に雑音量が変化する環境下で伝送速度の一方向試験が
可能なxDSL伝送速度測定装置を提供することにあ
る。
【0009】本発明の他の目的は、特にTCM−ISD
N漏話雑音環境下で伝送速度一方向試験が可能なxDS
L伝送速度測定装置を提供することにある。
【0010】本発明のさらなる目的は、周期的に雑音量
が変化する環境下で伝送速度一方向試験が可能なxDS
L伝送速度測定装置を使用して、周期的に変化する雑音
に適応したxDSL装置の伝送速度を正確に見積もるこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下に、[発明の実施の
形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決する
ための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許
請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との
対応関係を明らかにするために付加されたものである
が、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的
範囲の解釈に用いてはならない。
【0012】本発明のxDSL伝送速度測定装置(7)
は、xDSL伝送速度を一方向から測定をするxDSL
伝送速度測定装置(7)であって、xDSL伝送に使用
される通信用線路(6)からの周期的に雑音量が変化す
る雑音を前記雑音の変化の周期に同期して前記周期毎に
測定し、前記雑音の周波数特性を解析する測定装置
(3)と、前記測定装置(3)の解析結果によりxDS
L伝送速度を解析する分析装置(4)とを具備する。
【0013】前記雑音は、TCM−ISDNからの周期
的に変化する漏話雑音を含み、本発明の前記xDSL伝
送速度測定装置(7)において、前記測定装置(3)
は、前記雑音を前記TCM−ISDNのバースト周期に
同期するクロックを参照して前記雑音の変化の周期に同
期して測定することにより、前記周期毎の前記雑音の周
波数特性を解析する。
【0014】本発明のxDSL伝送速度測定装置(7)
において、前記測定装置(3)は、前記通信用線路
(6)にインパルス信号を送出し、端末(2)で反射さ
れた前記インパルス信号を受信し、前記送出から前記受
信までの時間で前記通信用線路(6)の線路長を解析
し、受信した前記インパルス信号の周波数成分を解析す
ることにより前記通信用線路(6)の周波数特性を解析
する。
【0015】本発明のxDSL伝送速度測定装置(7)
において、前記分析装置(4)は、前記通信用線路
(6)の周波数特性と前記雑音の周波数特性を使用し、
周期的に変化する前記雑音量に対応して前記xDSL上
り伝送速度を解析する。
【0016】本発明のxDSL伝送速度測定装置(7)
において、前記分析装置(4)は、前記雑音の種別およ
び前記雑音元の回線数を解析し、前記雑音の種別および
前記雑音元の回線数から前記通信線路(6)の下り方向
の雑音量を推定することにより、周期的に変化する前記
下り方向の雑音量に対応して前記xDSL下り伝送速度
を解析する。
【0017】本発明のxDSL伝送速度測定装置(7)
において、前記分析装置(4)は、前記雑音とデータベ
ースの雑音モデルとのマッチング処理により前記雑音の
種別および前記雑音元の回線数を解析する。
【0018】本発明のxDSL伝送速度を一方向から測
定をするxDSL伝送速度測定方法は、インパルス信号
を使用して通信用線路(6)の線路長を解析するステッ
プと、前記インパルス信号を使用して前記通信用線路
(6)の周波数特性を解析するステップと、前記通信用
線路(6)からの雑音の周波数特性を解析するステップ
と、前記通信用線路(6)の周波数特性と前記雑音の周
波数特性からxDSL上り伝送速度を解析するステップ
と、前記雑音の種別と前記雑音元の回線数を解析するス
テップと、前記雑音の種別と前記雑音元の回線数から下
り方向の雑音量を推定し、xDSL下り伝送速度を解析
するステップとで構成される。
【0019】本発明のxDSL伝送速度測定方法におい
て、前記雑音の周波数特性を解析するステップは、前記
雑音が周期的に変化する環境において、前記雑音が変化
する周期に同期して前記周期毎に前記雑音を測定するこ
とにより、前記周期毎の前記周波数特性を解析すること
を含む。
【0020】本発明のxDSL伝送速度測定方法におい
て、前記雑音の種別と前記雑音元の回線数を解析するス
テップは、前記通信用線路(6)からの雑音と雑音モデ
ルとのマッチング処理により前記雑音の種別と前記雑音
元の回線数を解析することを含む。
【0021】本発明のxDSL伝送速度測定方法におい
て、前記xDSL上り伝送速度を解析するステップおよ
び前記xDSL下り伝送速度を解析するステップは、周
期的に変化する漏話雑音に対応して伝送速度を変化させ
るxDSL装置のxDSL上り伝送速度を解析すること
および前記xDSL下り伝送速度を解析することを含
む。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面を参照しながら説明する。
【0023】図1は本発明の実施の第1形態を示す。図
1は、交換機1と、端末2と、測定装置3と、分析装置
4と、クロック供給装置5と、通信用線路6で構成され
る。
【0024】xDSL伝送速度測定装置7は、測定装置
3、分析装置4、クロック供給装置5で構成される部分
である。
【0025】交換機1は通常xDSLサービスの供給者
が伝送速度試験を行なう場合に接続する加入者線交換機
等の交換機である。
【0026】端末2はユーザーの宅内に設置される電話
機等の端末である。
【0027】測定装置3は、交換機1を通してインパル
ス信号を通信用通路6に送出し、端末2で反射されたイ
ンパルス信号を受信する。さらに測定装置3は、受信し
たインパルス信号を測定し通信用線路6の周波数特性を
解析するとともに、送信から受信までの時間を測定し通
信用線路6の路線長を解析する。インパルス信号を送
出、受信することにより一方向から通信用線路6の周波
数特性及び路線長を測定することができる。
【0028】また、測定装置3は通信用線路6からの雑
音を測定し、雑音の周波数特性を解析する。この雑音は
xDSL伝送における上り方向の雑音となる。雑音の測
定において雑音量が周期的に変化している場合、雑音量
の周期に同期して測定を行ない、周期毎に雑音の周波数
特性を解析する。雑音量の周期に同期して測定を行なう
場合、クロック供給装置のクロックを参照して測定を行
なうことができる。
【0029】分析装置4は測定装置3で測定された通信
用線路6の周波数特性と周期毎の雑音の周波数特性から
xDSL上り伝送速度を解析する。ここで分析装置4は
雑音量の変化する周期に合わせて伝送速度を変化させる
xDSL上り伝送速度を解析することができる。
【0030】また、分析装置4は測定装置3で測定され
た雑音からマッチング処理により雑音の種別及び雑音元
の回線数を解析し雑音の原因を推定する。さらに、分析
装置4は雑音の種別及び雑音元の回線数を解析し、雑音
の種別及び雑音元の回線数から下り方向の雑音量を推定
する。この雑音量の推定では、雑音量の周期的な変化も
含む。分析装置4は推定された下り方向の雑音量と周期
毎の雑音の周波数特性、通信用線路6の周波数特性、線
路長等からxDSL下り方向の伝送速度の解析を行な
う。ここで分析装置4は雑音量の変化する周期に合わせ
て伝送速度を変化させるxDSL下り伝送速度を解析す
ることができる。
【0031】また、分析装置4はマッチング処理に使用
する雑音のデータ−ベースを保有する。なお、データ−
ベースは外部に接続されるものであってもよい。分析装
置4のデータベースは、典型的な雑音のデータを記録し
たデータベースであってもよいし、典型的な雑音の組合
せ、過去測定した雑音のデータ、試験データ、その他の
データ等を記録したデータベースであってもよい。ま
た、記録しているデータを組み合わせて、測定した雑音
に近いものを作成することで解析することができるもの
とすることもできる。
【0032】クロック発生装置5は、TCM−ISDN
のバースト周期と同期したクロックを発生させ、測定装
置3に供給する。発生するクロックは、TCM−ISD
Nのバースト周期に限定されず、必要に応じて雑音の変
化する周期に合わせて必要なクロックを発生させること
ができるものとすることができる。
【0033】通信用線路6は、交換機1と端末2を接続
する通常の電話回線等の加入者線である。
【0034】各構成要素の接続は図1で示す通り、分析
装置4とクロック供給装置5は測定装置3に接続され、
測定装置3は交換機1と接続される。また、交換機1は
ユーザーの端末2と通信用線路6で接続されている。
【0035】次に、図2を参照して、本発明の第1形態
の動作を示す。測定装置3は、交換機1を経由して、通
信用線路6に対してインパルス信号を送出する(ステッ
プA)。送出されたインパルス信号は端末2により反射
され、交換機1を経由して測定装置3で受信される(ス
テップB)。
【0036】この時、測定装置3は送出した時間から端
末2で反射し受信される時間までを測定することにより
通信用線路6の線路長を解析する(ステップC)。さら
に受信したインパルス信号の周波数成分を測定すること
により、通信用線路6の周波数特性を解析する(ステッ
プD)。
【0037】また、測定装置3は、通信用線路6からの
雑音を測定する。この雑音はxDSL装置の上り方向の
雑音となる。さらに、この雑音量が周期的に変化してい
る場合、その変化の周期に同期して雑音を別々に測定す
ることで、周期毎の雑音の周波数特性を解析する(ステ
ップE)。
【0038】例えば、想定した雑音がTCM−ISDN
からの漏話雑音の場合、雑音はTCM−ISDNのバー
スト周期の半分である200Hz毎に雑音量の多い近端
漏話と雑音量の少ない遠端漏話が発生する。測定装置3
は、クロック供給装置5から供給されるTCM−ISD
Nのバースト周期と同期したクロックを参照し雑音を周
期毎に測定する。
【0039】測定されたそれぞれの雑音の周波数特性と
通信用線路6の周波数特性、線路長は分析装置4に送ら
れる。分析装置4では得られた通信用線路6の周波数特
性と周期毎の雑音の周波数特性により、xDSL上り方
向の伝送速度を解析する(ステップF)。
【0040】xDSL装置にはTCM−ISDN等から
の周期的に変化する漏話雑音を考慮していない方式と、
デュアルマップ方式に代表されるTCM−ISDN等か
らの周期的に変化する漏話雑音を考慮した方式がある。
分析装置4では、これら方式の選択を行ない選択した方
式の伝送速度を解析する。すなわち、TCM−ISDN
等からの漏話雑音を考慮していない方式では、雑音の大
きい近端漏話のみの雑音を用いて伝送速度を解析する。
また、TCM−ISDN等からの漏話雑音を考慮した方
式では近端漏話と遠端漏話を用いて伝送速度を解析す
る。すなわち、雑音量の多い近端漏話の間は伝送速度を
遅くし(伝送量を減らし)、雑音量の少ない遠端漏話の
間は伝送量を速くする(伝送量を増やす)方式でのxD
SL上り伝送速度を解析する。なお、漏話雑音はTCM
−ISDNからのものに限られず、周期的に雑音量が変
化するものであれば、周期毎の伝送速度を解析すること
ができる。
【0041】さらに、分析装置4では、測定装置3で測
定された雑音と、あらかじめ蓄積されたデータベースか
らの雑音モデルとをマッチング処理することにより、そ
の雑音の原因を特定する。続いて分析装置4は、測定さ
れた雑音が隣接回線からの漏話が原因と判定された場
合、雑音元となる回線の種別と回線数を解析する(ステ
ップG)。さらに分析装置4は、この漏話の原因となる
回線の種別と回線数から、宅内にモデムを設置した場合
に受信するxDSL伝送の下り方向の雑音について推定
する。この雑音の推定には雑音量の周期的な変化、周期
毎の雑音の周波数特性等の推定を含む。次に分析装置4
は、推定された下り方向の雑音量、雑音の周波数特性、
通信用線路6の周波数特性、線路長等からxDSL下り
伝送速度を解析する(ステップH)。
【0042】下り方向の伝送速度も上り方向と同様、x
DSL装置にはTCM−ISDN等からの漏話雑音を考
慮していない方式と、TCM−ISDN等からの漏話雑
音を考慮した方式があるため、これら方式の選択を行な
い選択した方式の伝送速度を解析する。すなわち、TC
M−ISDNからの漏話雑音を考慮していない方式で
は、雑音の大きい近端漏話のみの雑音を用いて伝送速度
を解析する。また、TCM−ISDNからの漏話雑音を
考慮した方式では、近端漏話と遠端漏話を用いて伝送速
度を解析する。すなわち、雑音量の多い近端漏話の間は
伝送速度を遅くし(伝送量を減らし)、雑音量の少ない
遠端漏話の間は伝送量を速くする(伝送量を増やす)方
式での伝送速度を解析する。漏話雑音はTCM−ISD
Nからのものに限られず、周期的に雑音量が変化するも
のであれば、周期毎の伝送速度を解析することができ
る。
【0043】周期的に変化する雑音量に対応したxDS
L上り伝送速度及びxDSL下り伝送速度を解析するこ
とにより、周期的に変化する雑音量に適応したxDSL
装置の伝送速度を見積もることができる。また、周期的
に変化する雑音量に適応していないxDSL装置の伝送
速度も見積もることができる。
【0044】なお、雑音が隣接回線からの漏話と判定さ
れない場合はxDSLの下り伝送速度の解析は不可とな
る(ステップI)。
【0045】なお、xDSL装置にはxDSLモデムを
含む。
【0046】
【発明の効果】本発明は、周期的に雑音量が変化する環
境下に対応した一方向試験ができるxDSL伝送速度測
定装置を提供することができる。
【0047】本発明のxDSL伝送速度測定装置は、周
期的に雑音量が変化するTCM−ISDN漏話雑音環境
下で使用する場合のxDSL装置の伝送速度を正確に解
析することができる。
【0048】さらに、本発明のxDSL伝送速度測定装
置は、周期的に雑音量が変化するTCM−ISDN漏話
雑音環境下で、雑音量の変化に適応して伝送速度を変化
させるxDSL装置の伝送速度を正確に解析することが
できる。
【0049】また、本発明のxDSL伝送速度測定装置
は、周期的に雑音量が変化するTCM−ISDN漏話雑
音環境下で、雑音量の変化に適応していないxDSL装
置の伝送速度も正確に解析することができる。
【0050】本発明では、周期的に変化する雑音に同期
してそれぞれの雑音を測定するため、これら雑音の中か
ら支配的な雑音を用いてxDSLの伝送量を推定するこ
とが可能となる。さらに、周期的に変化する雑音に適応
したxDSL装置の正確な伝送量を見積もることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施例の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 交換機 2 端末 3 測定装置 4 分析装置 5 クロック供給装置 6 通信用線路 7 xDSL伝送速度測定装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】xDSL伝送速度を一方向から測定をする
    xDSL伝送速度測定装置であって、 前記xDSL伝送速度測定装置は、 xDSL伝送に使用される通信用線路からの周期的に雑
    音量が変化する雑音を前記雑音の変化の周期に同期して
    前記周期毎に測定し、前記雑音の周波数特性を解析する
    測定装置と、 前記測定装置の解析結果によりxDSL伝送速度を解析
    する分析装置と、 を具備する、 xDSL伝送速度測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のxDSL伝送速度測定装
    置において、 前記雑音は、TCM−ISDNからの周期的に変化する
    漏話雑音を含み、 前記測定装置は、 前記雑音を前記TCM−ISDNのバースト周期に同期
    するクロックを参照して前記雑音の変化の周期に同期し
    て測定することにより、前記周期毎の前記雑音の周波数
    特性を解析する、 xDSL伝送速度測定装置。
  3. 【請求項3】請求項1もしくは2に記載のxDSL伝送
    速度測定装置において、 前記測定装置は、 前記通信用線路にインパルス信号を送出し、端末で反射
    された前記インパルス信号を受信し、前記送出から前記
    受信までの時間で前記通信用線路の線路長を解析し、 受信した前記インパルス信号の周波数成分を解析するこ
    とにより前記通信用線路の周波数特性を解析する、 xDSL伝送速度測定装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のxDSL伝送速度測定装
    置において、 前記分析装置は、 前記通信用線路の周波数特性と前記雑音の周波数特性を
    使用し、周期的に変化する前記雑音量に対応して前記x
    DSL上り伝送速度を解析する、 xDSL伝送速度測定装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載のxDSL伝送速度測定装
    置において、 前記分析装置は、 前記雑音の種別および前記雑音元の回線数を解析し、前
    記雑音の種別および前記雑音元の回線数から前記通信線
    路の下り方向の雑音量を推定することにより、周期的に
    変化する前記下り方向の雑音量に対応して前記xDSL
    下り伝送速度を解析する、 xDSL伝送速度測定装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載のxDSL伝送速度測定装
    置において、 前記分析装置は、 前記雑音とデータベースの雑音モデルとのマッチング処
    理により前記雑音の種別および前記雑音元の回線数を解
    析する、 xDSL伝送速度測定装置。
  7. 【請求項7】xDSL伝送速度を一方向から測定をする
    xDSL伝送速度測定方法であって、 インパルス信号を使用して通信用線路の線路長を解析す
    るステップと、 前記インパルス信号を使用して前記通信用線路の周波数
    特性を解析するステップと、 前記通信用線路からの雑音の周波数特性を解析するステ
    ップと、 前記通信用線路の周波数特性と前記雑音の周波数特性か
    らxDSL上り伝送速度を解析するステップと、 前記雑音の種別と前記雑音元の回線数を解析するステッ
    プと、 前記雑音の種別と前記雑音元の回線数から下り方向の雑
    音量を推定し、xDSL下り伝送速度を解析するステッ
    プと、 で構成される、 xDSL伝送速度測定方法。
  8. 【請求項8】請求項7に記載のxDSL伝送速度測定方
    法において、 前記雑音の周波数特性を解析するステップは、 前記雑音が周期的に変化する環境において、前記雑音が
    変化する周期に同期して前記周期毎に前記雑音を測定す
    ることにより、前記周期毎の前記周波数特性を解析する
    ことを含む、 xDSL伝送速度測定方法。
  9. 【請求項9】請求項7に記載のxDSL伝送速度測定方
    法において、 前記雑音の種別と前記雑音元の回線数を解析するステッ
    プは、 前記通信用線路からの雑音と雑音モデルとのマッチング
    処理により前記雑音の種別と前記雑音元の回線数を解析
    することを含む、 xDSL伝送速度測定方法。
  10. 【請求項10】請求項7に記載のxDSL伝送速度測定
    方法において、 前記xDSL上り伝送速度を解析するステップおよび前
    記xDSL下り伝送速度を解析するステップは、 周期的に変化する漏話雑音に対応して伝送速度を変化さ
    せるxDSL装置のxDSL上り伝送速度を解析するこ
    とおよび前記xDSL下り伝送速度を解析することを含
    む、 xDSL伝送速度測定方法。
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