JP2003022655A - 記録再生装置、再生装置および登録方法 - Google Patents

記録再生装置、再生装置および登録方法

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JP2003022655A
JP2003022655A JP2001203381A JP2001203381A JP2003022655A JP 2003022655 A JP2003022655 A JP 2003022655A JP 2001203381 A JP2001203381 A JP 2001203381A JP 2001203381 A JP2001203381 A JP 2001203381A JP 2003022655 A JP2003022655 A JP 2003022655A
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  • Automatic Disk Changers (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが所望するトラックをプレイリストに
容易に登録できるようにする。 【解決手段】 HD記録再生装置は、仮想的スロットを
備え、この仮想的スロットにアルバムを格納している。
HD記録再生装置の仮想的スロットに格納されたアルバ
ムから登録を所望するトラックを再生する。システムコ
ントローラのプレイリスト登録キーを押すと、プレイリ
ストへのトラックの登録が開始され、システムコントロ
ーラの表示装置に、プレイリスト登録先の仮想的スロッ
トの選択をユーザに促す表示“登録先プレイリストスロ
ット?”が表示される。システムコントローラの操作装
置を用いて、プレイリスト登録先の仮想的スロットとし
て、仮想的スロットの番号を選択する。これにより、仮
想的スロットにプレイリストが格納されるとともに、H
DD記録再生装置に備えられたデータベースが再構築さ
れ、プレイリストの登録は終了となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録再生装置、
再生装置および登録方法に関し、特に、プレイリストを
作成可能な記録再生装置、再生装置および登録方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、データ圧縮技術の進歩およびHD
Dの大容量化により、大量の曲をハードディスクドライ
ブ(Hard Disk Drive(HDD))に格納し、再生して
楽しむユーザが、増加している。
【0003】HDDにより音楽を楽しむユーザは、プレ
イリストファイル(以下、プレイリスト)を用いて曲の
再生を行うことが一般的になっている。これは、HDD
に格納された複数のアルバムから好みの曲をピックアッ
プしてプレイリストに登録しておくことにより、好きな
曲を好きな順番に再生したり、好きな曲をランダム再生
したりすることができるためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の再生
装置では、HDDに格納された大量の曲から所望のトラ
ックを探し出し、プレイリストに登録しなければならな
いため、プレイリストに曲を登録する作業は、ユーザに
とって煩わしいものであった。
【0005】また、従来の再生装置では、曲の再生頻度
情報がHDDに格納されないため、再生頻度が高い曲を
登録したプレイリストを作成することは非常に困難であ
った。
【0006】また、従来の再生装置では、再生履歴情報
がHDDに格納されないため、最近聴いた曲を登録した
プレイリストを作成することは非常に困難であった。
【0007】したがって、この発明の目的は、ユーザが
所望する曲をプレイリストに容易に登録できる記録再生
装置、再生装置および登録方法を提供することにある。
【0008】また、この発明の目的は、再生頻度が高い
曲を登録したプレイリストを容易に作成することができ
る記録再生装置、再生装置および登録方法を提供するこ
とにある。
【0009】また、この発明の他の目的は、最近聴いた
曲を登録したプレイリストを容易に作成することができ
る記録再生装置、再生装置および登録方法を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、請求項1の発明は、プログラムが
登録されたプレイリストファイルに基づき、プログラム
の再生を行う記録再生装置において、記録媒体より再生
されたプログラムと、プログラムが登録されたプレイリ
ストファイルとを記録する記録手段と、プログラムを再
生中に、プログラムをプレイリストファイルに登録する
要求がなされた場合には、プログラムをプレイリストフ
ァイルに登録する登録手段と、プレイリストファイルに
基づきプログラムを再生する再生手段とを備えることを
特徴とする記録再生装置である。
【0011】請求項2の発明は、プログラムが登録され
たプレイリストファイルに基づき、プログラムの再生を
行う記録再生装置において、記録媒体より再生されたプ
ログラムと、プログラムが登録されたプレイリストファ
イルと、プログラムの再生頻度を表す再生頻度データと
を記録する記録手段と、プログラムを再生する再生手段
と、再生手段によりプログラムが再生された場合には、
再生頻度データを更新するとともに、更新された再生頻
度データに基づいて、再生頻度が高いプログラムから再
生頻度が低いプログラムに向かって順に選択された所定
数のプログラムをプレイリストファイルに登録する登録
手段とを備え、プレイリストファイルに基づき再生する
プログラムが指定された場合には、再生手段が指定され
たプログラムを再生することを特徴とする記録再生装置
である。
【0012】請求項3の発明は、プログラムが登録され
たプレイリストファイルに基づき、プログラムの再生を
行う再生装置において、記録媒体より再生されたプログ
ラムと、プログラムが登録されたプレイリストファイル
と、プログラムを再生した再生日時情報とを記録する記
録手段と、プログラムを再生する再生手段と、再生手段
によりプログラムが再生された場合には、再生日時情報
を更新するとともに、更新された再生日時情報に基づい
て、最近再生したプログラムから所定数のプログラムを
プレイリストファイルに登録する登録手段とを備え、プ
レイリストファイルに基づき再生するプログラムが指定
された場合には、再生手段が指定されたプログラムを再
生することを特徴とする記録再生装置である。
【0013】請求項4の発明は、複数のプログラムが記
録されるプログラム領域と、プログラム領域に記録され
た複数のプログラムをグループ化して各グループに属す
る各プログラムの記録位置を管理するフォルダーを予め
複数個用意するとともにお気に入りのプログラムを登録
するための仮想フォルダーとから成る管理領域とから成
る記録媒体上のプログラムを再生する再生装置におい
て、お気に入りのプログラムを仮想フォルダーに登録す
るための操作手段と、所定フォルダーに属する所定プロ
グラムを再生している最中に操作手段が操作されたか否
かを判別する判別手段と、判別手段にて所定フォルダー
に属する所定プログラムを再生している最中に操作手段
が操作されたと判別された場合には操作時点に再生して
いたプログラムが管理されているフォルダー番号とプロ
グラム番号を仮想フォルダーに登録する制御手段とを備
えることを特徴とする再生装置である。
【0014】請求項5の発明は、複数のプログラムが記
録されるプログラム領域と、プログラム領域に記録され
た複数のプログラムをグループ化して各グループに属す
る各プログラムの記録位置を管理するフォルダーを予め
複数個用意するとともにお気に入りのプログラムを登録
するための仮想フォルダーとから成る管理領域とから成
る記録媒体上のプログラムを再生する再生装置におい
て、現時点から過去に遡って再生されたプログラムの履
歴を記憶する第1の記憶手段と、現時点から過去に遡っ
て再生されたプログラムの再生頻度を記憶する第2の記
憶手段と、お気に入りのプログラムを仮想フォルダーに
登録する際に再生履歴に基づく第1の登録モードと再生
頻度に基づく第2の登録モードと再生中のプログラムを
登録する第3の登録モードを選択可能なモード選択手段
と、モード選択手段にて選択された登録モードに応じて
登録対象のプログラムのフォルダー番号とプログラム番
号を仮想フォルダーに登録する制御手段とを備えること
を特徴とする再生装置である。
【0015】請求項9の発明は、複数のプログラムが記
録されるプログラム領域と、プログラム領域に記録され
た複数のプログラムをグループ化して各グループに属す
る各プログラムの記録位置を管理するフォルダーを予め
複数個用意するとともにお気に入りのプログラムを登録
するための仮想フォルダーとから成る管理領域とから成
る記録媒体からお気に入りのプログラムを仮想フォルダ
ーに登録する登録方法は、所定フォルダーに属する所定
プログラムを再生する再生工程と、再生中にお気に入り
のプログラムを仮想フォルダーに登録するためのキーが
操作されたか否かを判別する判別工程と、判別工程にて
キーが操作された時点に再生していたプログラムが管理
されているフォルダー番号とプログラム番号を仮想フォ
ルダーに登録する登録工程とを備えることを特徴とする
登録方法である。
【0016】請求項10の発明は、複数のプログラムが
記録されるプログラム領域と、プログラム領域に記録さ
れた複数のプログラムをグループ化して各グループに属
する各プログラムの記録位置を管理するフォルダーを予
め複数個用意するとともにお気に入りのプログラムを登
録するための仮想フォルダーとから成る管理領域とから
成る記録媒体からお気に入りのプログラムを仮想フォル
ダーに登録する登録方法は、お気に入りのプログラムを
仮想フォルダーに登録する際に、再生履歴に基づく第1
の登録モードが選択されたか、再生頻度に基づく第2の
登録モードが選択されたか、再生中のプログラムを登録
する第3の登録モードが選択されたかを判別する判別工
程と、第1の登録モードが選択された場合には現時点か
ら過去に遡って再生された所定数のプログラムに対応す
るプログラム番号とフォルダー番号を仮想フォルダーに
登録する第1の登録工程と、第2の登録モードが選択さ
れた場合には現時点から過去に遡って再生頻度の高い所
定数のプログラムに対応するプログラム番号とフォルダ
ー番号を仮想フォルダーに登録する第2の登録工程と、
第3の登録モードが選択された場合には、その際再生し
ていたプログラムが管理されているフォルダー番号とプ
ログラム番号を仮想フォルダーに登録する第3の登録工
程とを備えることを特徴とする登録方法である。
【0017】請求項1に係る発明は、プログラムが登録
されたプレイリストファイルに基づき、プログラムの再
生を行う記録再生装置において、記録媒体より再生され
たプログラムと、プログラムが登録されたプレイリスト
ファイルとを記録する記録手段と、プログラムを再生中
に、プログラムをプレイリストファイルに登録する要求
がなされた場合には、プログラムをプレイリストファイ
ルに登録する登録手段と、プレイリストファイルに基づ
きプログラムを再生する再生手段とが備えられているた
め、再生しているプログラムを容易にプレイリストに登
録することができる。
【0018】請求項2に係る発明は、プログラムが登録
されたプレイリストファイルに基づき、プログラムの再
生を行う記録再生装置において、記録媒体より再生され
たプログラムと、プログラムが登録されたプレイリスト
ファイルと、プログラムの再生頻度を表す再生頻度デー
タとを記録する記録手段と、プログラムを再生する再生
手段と、再生手段によりプログラムが再生された場合に
は、再生頻度データを更新するとともに、更新された再
生頻度データに基づいて、再生頻度が高いプログラムか
ら再生頻度が低いプログラムに向かって順に選択された
所定数のプログラムをプレイリストファイルに登録する
登録手段とが備えられ、プレイリストファイルに基づき
再生するプログラムが指定された場合には、再生手段が
指定されたプログラムを再生するため、再生頻度が高い
プログラムを登録したプレイリストを容易に作成でき
る。
【0019】請求項3に係る発明は、プログラムが登録
されたプレイリストファイルに基づき、プログラムの再
生を行う再生装置において、記録媒体より再生されたプ
ログラムと、プログラムが登録されたプレイリストファ
イルと、プログラムを再生した再生日時情報とを記録す
る記録手段と、プログラムを再生する再生手段と、再生
手段によりプログラムが再生された場合には、再生日時
情報を更新するとともに、更新された再生日時情報に基
づいて、最近再生したプログラムから所定数のプログラ
ムをプレイリストファイルに登録する登録手段とが備え
られ、プレイリストファイルに基づき再生するプログラ
ムが指定された場合には、再生手段が指定されたプログ
ラムを再生するため、最近再生したプログラムを登録し
たプレイリストを容易に作成できる。
【0020】請求項4および9に係る発明は、複数のプ
ログラムが記録されるプログラム領域と、プログラム領
域に記録された複数のプログラムをグループ化して各グ
ループに属する各プログラムの記録位置を管理するフォ
ルダーを予め複数個用意するとともにお気に入りのプロ
グラムを登録するための仮想フォルダーとから成る管理
領域とから成る記録媒体上のプログラムを再生する再生
装置において、お気に入りのプログラムを仮想フォルダ
ーに登録するための操作手段と、所定フォルダーに属す
る所定プログラムを再生している最中に操作手段が操作
されたか否かを判別する判別手段と、判別手段にて所定
フォルダーに属する所定プログラムを再生している最中
に操作手段が操作されたと判別された場合には操作時点
に再生していたプログラムが管理されているフォルダー
番号とプログラム番号を仮想フォルダーに登録する制御
手段とが備えられているので、再生しているプログラム
を容易にプレイリストに登録できる。
【0021】請求項5および10に係る発明は、複数の
プログラムが記録されるプログラム領域と、プログラム
領域に記録された複数のプログラムをグループ化して各
グループに属する各プログラムの記録位置を管理するフ
ォルダーを予め複数個用意するとともにお気に入りのプ
ログラムを登録するための仮想フォルダーとから成る管
理領域とから成る記録媒体上のプログラムを再生する再
生装置において、現時点から過去に遡って再生されたプ
ログラムの履歴を記憶する第1の記憶手段と、現時点か
ら過去に遡って再生されたプログラムの再生頻度を記憶
する第2の記憶手段と、お気に入りのプログラムを仮想
フォルダーに登録する際に再生履歴に基づく第1の登録
モードと再生頻度に基づく第2の登録モードと再生中の
プログラムを登録する第3の登録モードを選択可能なモ
ード選択手段と、モード選択手段にて選択された登録モ
ードに応じて登録対象のプログラムのフォルダー番号と
プログラム番号を仮想フォルダーに登録する制御手段と
が備えられているため、最近再生したプログラム、再生
頻度が高いプログラム、あるいは再生中のプログラムを
仮想フォルダーに容易に登録することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の
一実施形態によるダビング装置の全体構成の一例を示
す。このダビング装置は、CDチェンジャ1、ハードデ
ィスク記録再生装置(以下、HD記録再生装置)10
1、音声入出力装置201およびシステムコントローラ
301から構成される。
【0023】CDチェンジャ1がケーブル401を介し
てシステムコントローラ301に対して接続され、HD
記録再生装置101がケーブル402を介してシステム
コントローラ301に対して接続され、音声入出力装置
201がケーブル403を介してシステムコントローラ
301に対して接続される。また、CDチェンジャ1と
音声入出力装置201とが、ケーブル404を介して接
続される。さらに、HD記録再生装置101と音声入出
力装置201とが、ケーブル405、406および40
7を介して接続される。
【0024】図2は、この発明の一実施形態によるCD
チェンジャ1の外観斜視図である。この発明の一実施形
態によるCDチェンジャ1は、音楽信号などの情報信号
が記録されたCD6が多数収納されたディスク収納ユニ
ット3から1枚のCD6を取り出し、この取り出したC
D6に記録された上記情報信号の再生を行うものであ
る。
【0025】このCDチェンジャ1は、略々方形状をな
す装置本体を構成する外筐2内に、100枚のCD6を
収納可能となすディスク収納ユニット3と、このディス
ク収納ユニット3から選択された1枚のCD6を再生す
るディスク再生ユニット(図示せず)とを備えている。
なお、図示を省略するが、ディスク収納ユニット3に
は、CD6を収納するための100からなるスロットが
備えられている。
【0026】CDチェンジャ1の外筐2には、ディスク
収納ユニット3にCD6を挿脱させるためのディスク挿
脱口4が設けられている。そして、このディスク挿脱口
4は、透明な合成樹脂からなる開閉可能な蓋体5により
覆われている。よって、CD6再生時、あるいは使用し
ないときに、蓋体5を閉塞しておくことにより、ディス
ク挿脱口4を介して、ディスク収納ユニット3に収納さ
れたCD6への不用意な接触な防止し、さらに外筐2内
への塵埃の収入を防止して、CD6の保護を図ることが
できる。
【0027】また、図2に示すように、外筐2の前面側
には、このCDチェンジャ1を操作するための操作スイ
ッチおよび操作ボタンなどを配置した操作パネル10が
設けられている。
【0028】さらに、図示を省略するが、外筐2の背面
側には、ケーブルを接続可能な出力端子および制御端子
などが備えられている。
【0029】図3は、この発明の一実施形態によるCD
チェンジャ1の正面図である。以下、この図3を参照し
ながら、操作パネル10に設けられた主要な操作スイッ
チおよび操作ボタンなどを説明する。図3に示すよう
に、操作パネル10の向かって左側上部に電源スイッチ
11が配置され、向かって右側上部にCD6に対する再
生操作モードを選択する再生モード選択キー12a、一
時停止キー12b、停止キー12c、アンロードキー1
2d、プレビューキー12eおよびネクストキー12f
からなる操作キー群12が配置されている。また、操作
パネル13中央下部には、ディスク収納ユニット3に収
納される100枚のCD6を、記録された情報の内容に
応じて、あるいは複数の各使用者の使用頻度等に応じ
て、所定の枚数毎に単位化するディスクグループ指定キ
ー13が配置されている。この発明の一実施形態におい
ては、ディスクグループ指定キー13は、第1のディス
クグループ指定キー13aから第10のディスクグルー
プ指定キー13jまでの10個のキーからなる。このデ
ィスクグループ指定キー13中の第1のディスクグルー
プ指定キー13aの上側にはディスクグループエントリ
ーキー14が配置されている。また、このディスクグル
ープエントリーキー14の左側には、ディスク、グルー
プまたはトラックに関する文字情報を登録するときの切
り換えキー15が配置されている。この切り換えキー1
5の左側には、メモ入力された情報を後述する表示部3
0のメモ表示領域32に順次表示するためのメモスキャ
ンキー16が配置されている。
【0030】そして、この発明の一実施形態によるCD
チェンジャ1においては、図3に示した操作パネル10
の向かって右側下部には、回転式操作キー17が配置さ
れている。この回転式操作キー17は、その中央に操作
パネル10に対して固定されたデータ設定用の押しボタ
ンスイッチ18を有する。回転式操作キー17は、1回
転につき間欠的に例えば10回の停止位置があり、その
停止位置毎にデータが更新されるようになっている。例
えば右側に回転させたときデータ+更新され、左側に回
転させたと−更新されるようになっている。この回転式
操作キーの左側には、メモ入力キー19とファイルキー
20とイレースキー21とが配置されている。
【0031】そして、この操作パネル10の中央部下部
における右上段には、CONTINUEキー22、SC
HUFFLEキー23およびPROGRAMキー24よ
りなるモード設定キーが配置され、ユーザは、これらの
モード設定キーにより所望の再生モードを選択できる。
【0032】そして、この操作パネル10の中央部分に
は、例えば液晶ディスプレイやFL官などで構成された
表示部30が設置されている。この表示部30は、登録
されたグループ番号を、数字を点灯することで表示する
登録グループ表示部31aと、選択されたあるいは現在
のディスクのグループ番号を表示するディスクグループ
番号表示領域30bと、選択されたあるいは現在のディ
スクの番号に関するタイトルなどのメモを表示するメモ
表示領域32と、現在再生中あるいは選択されたCD6
のディスク番号と次に再生されるCD6のディスク番号
を表示する第1および第2のディスク番号表示領域33
aおよび33bと、演奏中のディスクのトラック番号を
表示するトラック番号表示領域34と、時刻表示領域3
5と、演奏中のディスクのトラック番号を含め該ディス
クトラックの残トラックを表示する残トラック表示部3
6とを有する。
【0033】図4は、この発明の一実施形態によるCD
チェンジャ1の構成の一例を示すブロック図である。こ
のCDチェンジャ1は、図4に示すように、スピンドル
モータ41、光学ヘッド42、RF(Radio Frequenc
y)アンプ43、サーボ回路44、スレッド45、EF
M(Eight to Fourteen Modulation)およびCIRC
(Cross Interleave Reed-Solomon Code)デコード回路
46、コントローラ47などから構成される。
【0034】出力端子48が、ケーブル404を介し
て、音声入出力装置201に対して接続される。制御端
子49が、ケーブル401を介して、システムコントロ
ーラ301に対して接続される。
【0035】ディスク再生ユニット(図示せず)に装着
されたCD6は、CD再生動作時には、スピンドルモー
タ41により、一定線速度(Constant linear Velocity
(CLV))で回転駆動される。なお、CD6は、再生
専用のものである。
【0036】光学ヘッド42は、CD6の記録面にレー
ザ光を照射して反射光を受光することにより、CD6に
ピット形態で記録されているデータを読み出し、RFア
ンプ43に供給する。なお、レーザ光強度は、図示しな
いAPC(Automatic PowerControl)によって最適化さ
れる。この光学ヘッド42はトラッキング及びフォーカ
ス方向に変位可能である。また、光学ヘッド42は、ス
レッド45より供給される信号に基づき、CD6の半径
方向に移動可能である。
【0037】RFアンプ43は、光学ヘッド42から供
給された信号に基づき、再生RF信号、フォーカスエラ
ー信号およびトラッキングエラー信号を生成する。そし
て、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信
号をサーボ回路44に供給し、再生RF信号をEFMお
よびCIRCデコード回路46に供給する。
【0038】サーボ回路44は、RFアンプ43から供
給されるフォーカスエラー信号およびトラッキングエラ
ー信号に基づき、フォーカス駆動信号、トラッキング駆
動信号、スレット駆動信号およびスピンドル駆動信号の
各種駆動信号を生成する。これらの信号に基づき、スレ
ッド45およびスピンドルモータ41の動作は制御され
る。
【0039】EFMおよびCIRCデコード回路46
は、RFアンプから供給された再生RF信号を、2値化
し、EFM信号を得る。そして、このEFM信号に対し
て、EFM復調およびCIRCデコードなどを行うこと
により、光ディスクから読み出された情報を16ビット
(Binary digiT(bit))量子化、44.1KHzサンプ
リングのデジタル形式にデコードし、出力端子48に接
続されたケーブル404を介して、音声入出力装置20
1に供給する。ここで、CIRCデコードとは、CIR
Cを利用したエラー検出およびエラー訂正処理であり、
具体的には、C1、C2符号によるエラー検出およびエ
ラー訂正処理である。
【0040】また、EFMおよびCIRCデコード回路
46は、RFアンプ43から供給された再生RF信号か
ら、後述するTOC(Table Of Contents)やサブコー
ドなどの制御データを抽出し、これらの制御データをコ
ントローラ47に供給する。
【0041】コントローラ47は、EFMおよびCIR
Cデコード回路46から供給されるTOCやサブコード
などのデータに基づき、各部を制御する。また、コント
ローラ47は、制御端子49に接続されたケーブル40
1を介して、例えば、TOCおよびサブコードなどの制
御データをシステムコントローラ301に送信する。さ
らに、コントローラ47は、システムコントローラ30
1から、制御端子49に接続されたケーブル401を介
して、例えば、制御信号を受信し、この制御信号に基づ
き、CDチェンジャ1に備えられた各部を制御する。さ
らにまた、ここでは図示を省略するが、コントローラ4
7は、操作パネル10に配置された操作スイッチおよび
操作ボタンなどに接続されており、これらの操作スイッ
チおよび操作ボタンから供給される信号に基づき、CD
チェンジャ1に備えられた各部の制御などを行う。
【0042】図5は、図4で示したEFMおよびCIR
Cデコード回路46で生成され、コントローラ47に供
給されるデータのフレーム構成を示す。図5に示すよう
に、1フレームは、同期パターン部(24チャンネルビ
ット)、サブコーディング部(1シンボル、すなわち1
4チャンネルビット)、第1のデータ部(12シンボ
ル、すなわち12×14チャンネルビット)、第1のパ
リティ部(4シンボル、すなわち4×14チャンネルビ
ット)、第2のデータ部(12シンボル、すなわち12
×14チャンネルビット)、および第2のパリティ部
(4シンボル、すなわち4×14チャンネルビット)か
らなる。ここでは、図示を省略するが、各シンボル(同
期パターンも24ビットからなるシンボルとみなす)の
結合のために、3ビットの結合ビットがフレーム内に含
まれる。この結合ビットの総ビット数は、34×3=1
02チャンネルビットである。したがって、1フレーム
は、合計で588チャンネルビットからなる。
【0043】図6に示すように、98個のフレームがフ
レーム同期情報、サブコード情報、データおよびパリテ
ィ情報からなる1まとまりの情報(サブコードフレー
ム)を形成する。98個のフレーム内のサブコードデー
タが1ブロックとしてサブコード情報を表現する。この
ようなブロックについて図7を参照して説明する。最初
のフレームF1,2番目のフレームF2のサブコード
は、それぞれ、固定の同期パターンS0=001000
00000001,S1=0000000001001
0からなる。S0、S1としては、EFM変調において
現れ得ないパターンが用いられており、これにより、再
生時にサブコード情報に関するブロックの開始位置が特
定される。
【0044】3番目のフレームF3、4番目のフレーム
F4,・・・,97番目のフレームF97、98番目の
フレームF98の96個のフレームのサブコードは、そ
れぞれ、P1,Q1,R1,S1,T1,U1,V1,
W1,P2〜W2、・・・、P95〜W95、P96〜
W96からなる。そして、P1,P2,・・・,P9
6、Q1,Q2,・・・,Q96、R1〜R96、S1
〜S96、T1〜T96、U1〜U96、V1〜V9
6、W1〜W96が、それぞれ、完結した情報チャンネ
ルを形成する。
【0045】これらのサブコーディング情報には、
(1)楽曲の頭出し、予め設定された順序に従って再生
するなどのプログラム機能に係る情報、(2)テキスト
情報などの付加情報などが含まれている。(1)の情報
としてサブコードのPチャンネルおよびQチャンネルが
用いられ、(2)の情報としてサブコードのRチャンネ
ルからWチャンネルが用いられる。なお、Pチャンネル
は、楽曲の間(pause)を示しており、ラフな頭出
しのい使用される情報である。Qチャンネルは、より詳
細な制御のための情報である。
【0046】図8は、Qデータの内容の一例を示す。図
8に示すように、Qデータは、コントロール部、アドレ
ス部、データ部およびCRC(Cyclic Redundancy Cod
e)部からなる。
【0047】コントロール部は、Q1〜Q4の4ビット
からなり、オーディオのチャンネル数、エンファシスお
よびデジタルデータなどの識別を行うためのデータが記
録されている。
【0048】アドレス部は、Q5〜Q8の4ビットから
なり、後述するデータ部内のデータのフォーマットや種
類を示す制御信号が記録されている。
【0049】CRC部は、Q81〜Q96の16ビット
からなり、巡回符号のエラー検出を行うためのデータが
記録されている。
【0050】データ部は、図9に示すように、Q9〜Q
80までの72ビットのデータからなる。アドレス部の
4ビットのデータが“0001”である場合には、CD
6のリードイン領域におけるデータ部(TOC(Table
of Contents))は、図9に示す構造を有する。すなわ
ち、図9に示すように、データ部は、MNR部(楽曲番
号部)、POINT部(ポイント部)、MIN部(経過
時間分成分部)、SEC部(経過時間秒成分部)、FR
AME部(経過時間フレーム番号部)、ZERO部(ゼ
ロ部)、PMIN部(絶対時間分成分部)、PSEC部
(絶対時間秒成分部)およびPFRAME部(絶対時間
フレーム番号部)とからなる。なお、これらの各部は、
それぞれ、8ビットのデータからなるものである。
【0051】MNR部、MIN部、SEC部、FRAM
E部およびZERO部は、いずれも16進数表示で“0
0”に固定され、8ビット全てに“0”が付与されてな
る。
【0052】また、PMIN部は、POINT部が16
進数表示で“A0”の場合には、最初の楽曲番号あるい
は楽章番号を示し、POINT部が16進数で“A1”
の場合には、最後の楽曲番号あるいは楽章番号を示す。
また、POINT部が16進数表示で“A2”の場合に
は、PMIN部(絶対時間分成分部)、PSEC部(絶
対時間秒成分部)およびPFRAME部(絶対時間フレ
ーム番号部)は、それぞれ、リードアウト領域が始まる
絶対時間(PTIME)を示す。
【0053】さらに、POINT部が、2ディジットの
BCDで表現される場合には、PMIN部(絶対時間分
成分部)、PSEC部(絶対時間秒成分部)およびPF
RAME部(絶対時間フレーム番号部)は、それぞれ、
その数値で示される各曲あるいは楽章が始まるアドレス
を絶対時間(PTIME)で表したものとなる。
【0054】図10は、この発明の一実施形態によるH
D記録再生装置101の構成を示すブロック図である。
HD記録再生装置101は、音声圧縮エンコード・デコ
ード装置102、SDRAM(Synchronous Dynamic Ra
ndom Access Memory)103、HDD104およびコン
トローラ105を備える。
【0055】出力端子107、入力端子108、入力端
子109が、それぞれ、ケーブル405、ケーブル40
6、ケーブル407を介して、音声入出力装置201に
接続される。また、制御端子110が、ケーブル402
を介して、システムコントローラ301に接続される。
【0056】音声圧縮エンコード・デコード装置102
は、入力端子108に接続されたケーブル406を介し
て、音声入出力装置201からHD記録再生装置101
に供給されるオーディオデータを、ATRAC3(Adap
tive Transform Acoustic Cording 3)により圧縮し、
SDRAM103を介して、コントローラ105に供給
する。また、音声圧縮エンコード・デコード装置102
は、入力端子109に接続されたケーブル407を介し
て、音声入出力装置201からHD記録再生装置101
に供給されるオーディオデータについても同様に処理す
る。なお、データの圧縮方式は、ATRAC3に限られ
るものではなく、MP3(MPEG-1 audiolayer 3)、W
MA(Windows(登録商標) Media Audio)、AAC(A
dvancedAudio Cording)、あるいはTwinVQ(Tran
sform-domain Weighted Interleave Vector Quantizati
on)などの圧縮方式を用いるようにしても構わない。
【0057】また、音声圧縮エンコード・デコード装置
102は、SDRAM103を介してコントローラ10
5から供給される、ATRAC3で圧縮されたデータを
伸長し、出力端子107に接続されたケーブル405を
介して、音声入出力装置201に供給する。
【0058】SDRAM103は、記憶装置である。具
体的には、音声圧縮エンコード・デコード装置102
が、エンコードしたデータを、あるいはデコードするデ
ータを、コントローラ105を介して、HDD104と
やり取りする際に用いられる記憶装置である。
【0059】コントローラ105は、HD記録再生装置
101に備えられた各部を制御する。このコントローラ
105の内部には、ファイルシステム106が搭載さ
れ、このファイルシステム106により、HDD104
へアクセスしファイルを読み出す処理、あるいは、HD
D104へアクセスしファイルを書き込む処理が可能と
なる。なお、この発明の一実施形態においては、File A
llocation Table File System(以下、FAT FS)
がファイルシステムとして用いられる。
【0060】FAT FSは、DISK BASICに
始まり、近年のMS−DOS(登録商標)、Windo
ws(登録商標)に至るまで、1977年来、広く用い
られているファイルシステムである。
【0061】FAT FSは、ディスク領域をクラスタ
単位で分け、そのクラスタに番号を割り付けることで、
ディスクに記録されたプログラムやデータを管理するシ
ステムである。FATには、FAT12、FAT16お
よびFAT32などがあり、それぞれ管理できるクラス
タ数が異なる。
【0062】MS−DOSの初期で用いられていたFA
T12では、12ビットでクラスタを管理しているた
め、212=4096個(実際は4085(FFF5h)
個)のクラスタを管理することができる。すなわち、F
AT12で管理できるディスクの最大容量は、32KB
(クラスタの上限値)×4096=128MBである。
【0063】MS−DOS ver.4.xで用いられ
ていたFAT16では、16ビットでクラスタを管理し
ているため、216=65536個(実際は65525
(FFF5h)個)のクラスタを管理することができ
る。すなわち、FAT16で管理できるディスクの最大
容量は、32KB(クラスタの上限値)×65536=
2GBである。
【0064】WINDOWS(登録商標) OSR2.
0から用いられているFAT32では、32ビットでク
ラスタを管理しているため、232個のクラスタを管理す
ることができる。実際には、28ビットでクラスタを管
理しているため、228=268435445(FFFF
FF5h)個のクラスタを管理することができる。
【0065】なお、この発明の一実施形態においては、
FAT FSとして、VFAT32が用いられる。VF
AT32とは、WINDOWS(登録商標)95で用い
られているFATFSであり、MS−DOSのFAT
FSとの互換性を保ったまま長いファイル名を付けられ
るようにしたものである。
【0066】図11にFAT管理による管理方法を説明
する。この図11は、HDD104内のハードディスク
の模式図を示しており、上からパーティションテーブル
部、空き領域、ブートセクタ、FAT領域、FATのバ
ックアップ領域、ルートディレクトリ領域、サブディレ
クトリ領域、データ領域が積層されている。
【0067】上述したブートセクタ、FAT領域、FA
Tのバックアップ領域、ルートディレクトリ領域、サブ
ディレクトリ領域、データ領域を全部まとめてFATパ
ーティション領域と称する。
【0068】上述のパーティションテーブル部には、F
ATパーティション領域の始めと終わりのアドレスが記
録されている。通常フロッピディスクで使用されている
FATには、パーティションテーブル部は備えられてい
ない。最初のトラックには、パーティションテーブル以
外のものは置かないために空きエリアができてしまう。
【0069】次に、ブートセクタには、12ビットFA
T、16ビットFATおよび32ビットFATの何れか
であるかでFAT構造の大きさ、クラスタサイズ、それ
ぞれの領域のサイズが記録されている。
【0070】FATは、データ領域に記録されているフ
ァイル位置を管理するためのものである。FATのコピ
ー領域は、FATのバックアップ用の領域である。
【0071】ルートディレクトリ部には、サブディレク
トリなどに関する情報を含むディレクトリエントリが記
録されている。
【0072】図12は、VFAT32におけるディレク
トリエントリの構成の一例を示す。このディレクトリエ
ントリは、図12に示すように、ファイル名、拡張子、
ファイル属性、大小文字フラグ、作成時刻、作成日付、
アクセス日時、クラスタ番号(上位2Byte)、更新
時刻、更新日付、クラスタ番号(下位2Byte)およ
びファイルサイズなどから構成される。
【0073】ファイル名(エイリアス名)および拡張子
は、ショートネーム(8.3形式)が保存される領域で
ある。ファイル名、拡張子が、それぞれ、8文字、3文
字に満たない場合には、0x20で埋められる。先頭バ
イトが0xE5のときは、削除されたファイルを意味
し、先頭バイトが0x01のときは、先頭バイトが0x
E5であることを示す。ボリュームラベルの場合には、
ファイル名、拡張子合わせて11バイトで記録する。
【0074】ファイル属性は、ファイルの属性を保存す
る領域である。属性値として、0x01(読み込み専
用)、0x02(隠しファイル)、0x04(システム
ファイル)、0x08(ボリュームラベル)、0x10
(ディレクトリ)、0x20(通常のファイル)があ
る。
【0075】作成時刻、作成日付、アクセス日付は、従
来のFATでは予約領域として用いられていた領域であ
る。バイナリフォーマットは従来と同様である。
【0076】クラスタ番号は、開始クラスタの番号を記
録する領域であり、図12に示すように、上位2バイト
を記録する領域および下位2バイトを記録する領域から
なる。
【0077】更新時刻は、ファイルが更新された時刻が
保存される領域である。ビットフィールドは、HHHH
Hmmm mmmsssssとすると、hhhhh時
(0〜23)、mmmmmm分(0〜59)、ssss
秒(0〜29、実際には2倍する)である。
【0078】更新日付は、更新された日付が保存される
領域である。ビットフィールドは、YYYYYYYM
MMMDDDDDとすると、YYYYYYY年(0〜9
91980年〜)、MMMM月(1〜12)、DDDD
D日(1〜31)である。
【0079】ファイルサイズは、ファイルのサイズを保
存する領域である。
【0080】サブディレクトリ部には、サブディレクト
リエントリが記録されており、このサブディレクトリエ
ントリには、ファイル名およびFAT上の記録位置など
が管理されている。図11においては、アルバム1とい
うファイル名が記録されているサブディレクトリエント
リには「5」というFAT上のアドレスが管理されてお
り、アルバム2というファイル名が記録されているサブ
ディレクトリエントリには「10」というFAT上のア
ドレスが管理されている。さらに、アルバム3というフ
ァイル名が記録されているサブディレクトリエントリに
は「110」というFAT上のアドレスが管理されてい
る。
【0081】データ領域は、クラスタ5以降の実際のデ
ータ領域であり、このデータ領域には、この発明の一実
施形態においては、ATRAC3で圧縮処理されたオー
ディオデータが記録される。
【0082】この発明の一実施形態では、クラスタ5、
6、7および8にアルバム1というファイル名のATR
AC3で圧縮処理されたオーディオデータが記録され、
クラスタ10、11および、12にアルバム2というフ
ァイル名の前半パートであるアルバム2−1がATRA
C3で圧縮処理されたオーディオデータが記録され、ク
ラスタ100および101にアルバム2というファイル
名の後半パートであるアルバム2−2がATRAC3で
圧縮処理されたオーディオデータが記録されている。さ
らに、クラスタ110および111にアルバム3という
ファイル名のATRAC3で圧縮処理されたオーディオ
データが記録されている。
【0083】なお、アルバム2というファイル名は、2
分割されて離散的に記録されている例を示している。ま
た、データ領域上のEmptyとかかれた領域は記録可
能領域である。
【0084】以下に、アルバム1、アルバム2およびア
ルバム3という名前のファイルを、それぞれ読み出す処
理を以下に示す。なお、ここでは、ルートディレクトリ
領域は、ファイル名「アルバム1」、クラスタ番号
「2」などが記録されたルートディレクトリエントリ
と、ファイル名「アルバム2」、クラスタ番号「3」な
どが記録されたルートディレクトリエントリと、ファイ
ル名「アルバム3」、クラスタ番号「3」などが記録さ
れたルートディレクトリエントリとを有する。
【0085】最初に、アルバム1というファイル名のフ
ァイルを読み出す処理について説明する。まず、アルバ
ム1というファイル名が記録されたディレクトリエント
リのクラスタ番号に記録された「2」というアドレスに
基づき、サブディレクトリ領域のこの番号のクラスタに
アクセスする。そして、アルバム1というファイル名が
記録されたサブディレクトリエントリのクラスタ番号に
記録された「5」というアドレスに基づいて、FAT上
のエントリアドレスを検索する。エントリアドレス5に
は、「6」というクラスタアドレスがエントリされてお
り、「6」というエントリアドレスを参照すると「7」
というクラスタアドレスがエントリされており、「7」
というエントリアドレスを参照すると「8」というクラ
スタアドレスがエントリされており、「8」というエン
トリアドレスを参照すると「FFF」という終端を意味
するコードが記録されている。
【0086】よって、アルバム1というファイルは、ク
ラスタ5、6、7、8のクラスタ領域を使用しており、
データ領域のクラスタ5、6、7、8を参照することで
アルバム1というATRAC3データが実際に記録され
ている領域をアクセスすることができる。
【0087】次に、離散記録されているアルバム2とい
うファイルを検索する方法を以下に示す。まず、アルバ
ム2というファイル名が記録されたディレクトリエント
リのクラスタ番号に記録された「3」というアドレスに
基づき、サブディレクトリ領域のこの番号のクラスタに
アクセスする。そして、アルバム2というファイル名が
記録されたサブディレクトリエントリのクラスタ番号に
記録された「10」というアドレスに基づいて、FAT
上のエントリアドレスを検索する。エントリアドレス1
0には、「11」というクラスタアドレスがエントリさ
れており、「11」というエントリアドレスを参照する
と「12」というクラスタアドレスがエントリされてお
り、「12」というエントリアドレスを参照すると「1
00」というクラスタアドレスがエントリされている。
さらに、「100」というエントリアドレスを参照する
と「101」というクラスタアドレスがエントリされて
おり、「101」というエントリアドレスを参照すると
FFFという終端を意味するコードが記録されている。
【0088】よって、アルバム2というファイルは、ク
ラスタ10、11、12、100、101というクラス
タ領域を使用しており、データ領域のクラスタ10、1
1、12を参照することでアルバム2というファイルの
前半パートに対応するATRAC3データが実際に記録
されている領域をアクセスすることができる。さらに、
データ領域のクラスタ100、101を参照することで
アルバム2というファイルの後半パートに対応するAT
RAC3データが実際に記録されている領域をアクセス
することができる。
【0089】最後に、アルバム3というファイル名のフ
ァイルを読み出す処理について説明する。まず、アルバ
ム3というファイル名が記録されたディレクトリエント
リのクラスタ番号に記録された「4」というアドレスに
基づき、サブディレクトリ領域のこの番号のクラスタに
アクセスする。そして、アルバム3というファイル名が
記録されたサブディレクトリエントリのクラスタ番号に
記録された「110」というアドレスに基づいて、FA
T上のエントリアドレスを検索する。エントリアドレス
110には、「111」というクラスタアドレスがエン
トリされており、「111」というエントリアドレスを
参照すると「FFF」という終端を意味するコードが記
録されている。
【0090】よって、アルバム3というファイルは、ク
ラスタ110、111というクラスタ領域を使用してお
り、データ領域のクラスタ110、111を参照するこ
とでアルバム3というATRAC3データが実際に記録
されている領域をアクセスすることができる。
【0091】以上のようにHD上で離散して記録された
データファイルを連結してシーケンシャルに再生するこ
とが可能となる。
【0092】なお、上述した説明においては、便宜上、
3つのサブディレクトリが、Root Directo
ry領域のディレクトリエントリに登録されている例に
ついて示したが、3以上のサブディレクトリが登録され
ている場合も同様である。
【0093】図13は、この発明の一実施形態による音
声入出力装置201の構成を示すブロック図である。図
13に示すように、この音声入出力装置201は、D/
A変換器202、A/D変換器203、デジタルインタ
フェース(以下、デジタルI/F)204、D/A変換
器205およびスイッチ206から構成される。
【0094】入力端子207、入力端子208、出力端
子209および出力端子210が、それぞれ、ケーブル
(図示せず)を介して、外部機器などに接続される。
【0095】入力端子211が、ケーブル405を介し
て、HD記録再生装置101が備える出力端子107に
接続される。出力端子212が、ケーブル406を介し
て、HD記録再生装置101が備える入力端子108に
接続される。出力端子213が、ケーブル407を介し
て、HD記録再生装置101が備える入力端子109に
接続される。入力端子214が、ケーブル404を介し
て、CDチェンジャ1が備える出力端子48に接続され
る。制御端子215が、ケーブル403を介して、シス
テムコントローラ301に対して接続される。
【0096】D/A変換器202は、入力端子211に
接続されたケーブル405を介してHD記録再生装置1
01から音声入出力装置201に供給されるデジタルオ
ーディオ信号を、アナログオーディオ信号に変換し、ス
イッチ206に供給する。
【0097】A/D203変換器は、入力端子207に
接続されたケーブル(図示せず)を介して外部機器など
から音声入出力装置201に供給されるアナログオーデ
ィオ信号を、サンプリング周波数44.1KHz、量子
化ビット数16ビットでデジタル化し、出力端子212
に接続されたケーブル406を介して、HD記録再生装
置101に供給する。
【0098】デジタルI/F204は、入力端子208
に接続されたケーブル(図示せず)を介して外部機器な
どから音声入出力装置201に供給されるデジタルオー
ディオ信号を、出力端子213に接続されたケーブル4
07を介してHD記録再生装置101に供給する。
【0099】また、デジタルI/F204は、入力端子
214に接続されたケーブル404を介してCDチェン
ジャ1から音声入出力装置201に供給されるデジタル
オーディオ信号を、出力端子213に接続されたケーブ
ル407を介してHD記録再生装置101に供給する。
これにより、CDチェンジャ1から出力された、デジタ
ル形態のCD再生データを、HD記録再生装置101に
記録することができる。
【0100】また、デジタルI/F204は、入力端子
214に接続されたケーブル404を介してCDチェン
ジャ1から音声入出力装置201に供給されるデジタル
オーディオ信号を、出力端子209に接続されたケーブ
ル(図示せず)を介して、外部機器などに出力する。こ
れにより、デジタル形態のCD再生データを外部機器な
どに出力することができる。
【0101】D/A変換器205は、入力端子214に
接続されたケーブル404を介してCDチェンジャ1か
ら音声入出力装置201に供給されるデジタルオーディ
オ信号を、アナログオーディオ信号に変換し、スイッチ
206に供給する。
【0102】スイッチ206は、制御端子215に接続
されたケーブル403を介して、システムコントローラ
301から音声入出力装置201に供給される信号に基
づき制御される。具体的には、CDチェンジャ1の再生
時には、スイッチ206は、制御端子215に接続され
たケーブル403を介して、システムコントローラ30
1から音声入出力装置201に供給される信号に基づ
き、D/A変換器205を選択する。これにより、D/
A変換器205から出力されたアナログ信号が、出力端
子210に供給される。
【0103】また、HD記録再生装置101の再生時に
は、スイッチ206は、制御端子215に接続されたケ
ーブル403を介して、システムコントローラ301か
ら音声入出力装置201に供給される信号に基づき、D
/A変換器202を選択する。すなわち、スイッチ20
6は、D/A変換器202から供給されるアナログオー
ディオ信号を、出力端子210に供給する。
【0104】図14は、システムコントローラ301の
構成を示すブロック図である。図14に示すように、シ
ステムコントローラ301は、コントローラ302、表
示装置303、操作装置304およびファイル管理処理
装置305から構成される。
【0105】制御端子306は、ケーブル401を介し
て、CDチェンジャ1が備える制御端子49に接続され
る。制御端子307は、ケーブル402を介して、HD
記録再生装置101が備える制御端子110に接続され
る。制御端子308は、ケーブル403を介して、音声
入出力装置201が備える制御端子215に接続され
る。
【0106】コントローラ302は、マイクロコンピュ
ータを備える。このマイクロコンピュータが、CDチェ
ンジャ1、HD記録再生装置101、音声入出力装置2
01を制御する。具体的には、マイクロコンピュータ
は、操作装置304からコントローラ302に供給され
る信号に基づき、CDチェンジャ1、HD記録再生装置
101、音声入出力装置201を制御する。また、マイ
クロコンピュータは、CDチェンジャ1からシステムコ
ントローラ301に供給される信号に基づき、HD記録
再生装置101を制御する。さらにまた、マイクロコン
ピュータは、HD記録再生装置101からシステムコン
トローラ301に供給される信号に基づき、CDチェン
ジャ1を制御する。
【0107】表示装置303は、例えば液晶ディスプレ
イやFL管等で構成される表示装置である。この表示装
置303は、コントローラ302に対して接続され、コ
ントローラ302から供給される信号に基づき表示を行
う。例えば、表示装置303は、コントローラ302か
ら供給される信号に基づき、CDチェンジャ1に収納さ
れたCD6の総演奏時間、CDチェンジャ1で再生中の
楽曲の経過時間、CDチェンジャ1で再生中の楽曲の残
り演奏時間、CDチェンジャ1に収納されたCD6の全
体の残り演奏時間などの時間情報、CDチェンジャ1で
演奏中の楽曲のトラックナンバ、HD記録再生装置10
1に記録されたオーディオデータの総演奏時間、HD記
録再生装置101で再生中の楽曲の経過時間、HD記録
再生装置101で再生中の楽曲の残り演奏時間、HD記
録再生装置101に収納されたオーディオデータの全体
の残り演奏時間などの時間情報および、HD記録再生装
置101で演奏中の楽曲のトラックナンバなどを表示す
る。
【0108】また、表示装置303は、CD6あるいは
HDD104にアルバムネームやトラックネームなどの
情報が記録されている場合には、これらの情報も表示す
るようにしてもよい。なお、上述した表示装置303に
おける情報の表示は、CDチェンジャ1からシステムコ
ントローラ301に供給される情報に基づいて、あるい
はHD記録再生装置101からシステムコントローラ3
01に供給される情報に基づいて行われる。
【0109】操作装置304は、電源キー、イジェクト
キー、再生キー、一時停止キー、停止キー、選楽曲キ
ー、録音キー、シンクロ録音キー、数字キー、登録キー
およびメニューキーなどを備え、これらのキーが押され
ると、その押されたキーに応じた信号が、コントローラ
302に供給される。
【0110】シンクロ録音キーは、シンクロ録音を行う
ためのキーである。シンクロ録音とは、再生側に合わせ
て自動的に録音を始める/止める録音方法である。具体
的には、シンクロ録音キーを押すと、CDチェンジャ1
の再生が開始されるとともに、HD記録再生装置101
の録音も開始される。そして、CDチェンジャ1の再生
が停止すると、HD記録再生装置101の録音も停止す
る。したがって、CDチェンジャ1とHD記録再生装置
101とのそれぞれを、ユーザが操作する手間を省き、
CDチェンジャ1で再生された音楽データを、HD記録
再生装置101に簡単に格納することができる。なお、
後述するが、シンクロ録音に際しては、ファイル格納形
式を、モード1、モード2およびモード3からなる3つ
のモードより選択できる。
【0111】登録キーは、プレイリストへの曲の登録を
開始するためのものである。メニューキーは、表示装置
303にプレイリスト種類選択画面を表示させるための
ものである。
【0112】ファイル管理処理装置305は、コントロ
ーラ302に対して接続される。このファイル管理処理
装置305は、HDD104内のファイル管理構造を制
御する装置であり、例えば次に示す処理を行う。
【0113】すなわち、ファイル管理処理装置305
は、コントローラ302および105を介して、ディス
ク収納ユニット3のスロット数に応じた数のフォルダー
を、HDD104内に予め作成しておく。そして、ダビ
ング時などには、各アルバムを、自動的に選択されるフ
ォルダーに格納する。
【0114】また、ファイル管理処理装置305は、上
述したアルバム格納用のフォルダーに加え、プレイリス
ト格納用のフォルダーを作成しておき、このフォルダー
にプレイリストを格納する。すなわち、プレイリストも
アルバムと同様の管理下に置かれ、アルバムの一つとし
て管理される。これにより、この発明の一実施形態によ
るダビング装置では、アルバムとプレイリストとを、別
々に管理することなく、一元的に管理できる。
【0115】なお、この発明の一実施形態においては、
ファイル管理処理装置305は、HDD104内に、ア
ルバム格納用の100個のフォルダーと、プレイリスト
格納用の4個のフォルダーとを作成する。
【0116】また、ファイル管理処理装置305は、操
作装置304からコントローラ302を介して供給され
る信号に基づき、プレイリストを作成あるいは更新す
る。プレイリストは、ユーザが所望する曲を登録するた
めのものである。具体的には、HD記録再生装置101
に格納されたアルバムより好みの曲を選出し、プレイリ
ストに登録することにより、好みの曲のみを、登録順に
再生したり、プログラムに基づいて再生したり、シャッ
フルして再生したりすることができる。なお、プレイリ
ストに登録されるのは、実際の音楽データではなく、曲
のタイトルおよびこの曲の実際の音楽データのありかを
示したポインタなどである。
【0117】なお、この発明の一実施形態においては、
3種類のプレイリストが備えられている。すなわち、最
近聴いた曲から所定数の曲が登録されたプレイリスト
(以下、再生履歴プレイリスト)、再生頻度が高い曲か
ら所定数の曲が登録されたプレイリスト(以下、再生頻
度プレイリスト)およびユーザが全ての仮想的スロット
から選び出した曲を登録したプレイリスト(以下、選択
プレイリスト)が存在する。また、これらのプレイリス
ト種類の選択は、システムコントローラ301の操作装
置304に備えられたメニューキーを押し、表示装置3
03に選択メニューを表示させ、このメニューから所望
のメニューを選択することにより行われる。
【0118】また、ファイル管理処理装置305は、C
Dチェンジャ1において再生CD6が交換される毎に、
オーディオデータを格納するフォルダーを変更する。以
下に、この発明の一実施形態におけるダビング装置のフ
ォルダーの変更処理について説明する。
【0119】この発明の一実施形態によるダビング装置
では、CD6交換時に、ディスク再生ユニット(図示せ
ず)に対してCD6を脱着および装着する機械的な動作
を必ず行うため、CD6交換時には、無音が一定時間以
上生じる。したがって、無音が一定期間以上続いている
か否かを検知することにより、CD6が交換されたか否
かを判断できる。
【0120】図15は、無音検知によるフォルダー変更
処理の一例を説明するためのフローチャートである。ま
ず、CDチェンジャ1に備えられたコントローラ47
が、EFMおよびCIRCデコード回路46から出力端
子48に出力される信号の出力レベルが、一定値以下か
否かを判断する(ステップS1)。
【0121】そして、コントローラ47が、EFMおよ
びCIRCデコード回路46から出力端子48に出力さ
れる信号の出力レベルが、一定値以下であると判断した
場合には、ケーブル401を介して、システムコントロ
ーラ301のファイル管理処理装置305に、制御信号
を供給する(ステップS2)。この制御信号を受信した
ファイル管理処理装置305が、コントローラ302お
よびコントローラ105を介して、HDD104のフォ
ルダーを変更する(ステップS3)。
【0122】この発明の一実施形態においては、上述し
た処理によりフォルダーが切り換えられるが、フォルダ
ー変更処理は、この例に限られるものではない。例え
ば、次のような処理により、フォルダーを変更するよう
にしてもかまわない。
【0123】たとえば、TOC情報が読み出されたか否
かに基づき、フォルダーが変更されるようにしてもかま
わない。CDチェンジャ1は、CD6に記録された音楽
データを読み出す際、CD6のリードイントラックに記
録されているTOC情報を、最初に読み出す。したがっ
て、TOC情報が読み出されたか否かに基づき、CD6
が交換されたか否かを判断することができる。具体的に
は、次のような処理により、HD記録再生装置101の
フォルダーが変更される。
【0124】図16は、TOC情報が読み出されたか否
かに基づく、フォルダー変更処理の一例を説明するため
のフローチャートである。まず、CDチェンジャ1に備
えられたコントローラ47が、EFMおよびCIRCデ
コード回路46から供給される信号に基づき、TOC情
報が新たに読み出されたか否かを判断する(ステップS
11)。
【0125】そして、TOC情報が新たに読み出された
と判断した場合には、ケーブル401を介して、システ
ムコントローラ301のファイル管理処理装置305
に、制御信号を供給する(ステップS12)。この制御
信号を受信したファイル管理処理装置305が、コント
ローラ302およびコントローラ105を介して、HD
D104のフォルダーを変更する(ステップS13)。
【0126】また、CD6から読み出されたTOC情報
の総記憶時間容量などに基づき、フォルダーが変更され
るようにしてもかまわない。具体的には、次のような処
理により、HD記録再生装置101のフォルダーが変更
される。
【0127】図17は、TOC情報の総記憶時間容量な
どに基づく、フォルダー変更処理の一例を説明するため
のフローチャートである。まず、コントローラ302
が、CD6から読み出されたTOC情報を受信し、この
TOC情報に含まれるPMIN部(絶対時間分成分部)
およびPSEC部(絶対時間秒成分部)などの情報を記
録する(ステップS21)。
【0128】そして、コントローラ302が、記録され
た時間情報を経過したか否かを判断する(ステップS2
2)。記録された時間情報を経過したと判断した場合に
は、コントローラ302は、制御信号をファイル管理処
理装置305に送信する(ステップS23)。この制御
信号を受信したファイル管理処理装置305が、コント
ローラ302およびコントローラ105を介して、HD
D104のフォルダーを変更する(ステップS24)。
【0129】また、システムコントローラ301が、C
Dチェンジャ1の再生CDを変更するとともに、HD記
録再生装置101のフォルダーを変更するように、CD
チェンジャ1およびHD記録再生装置101をシーケン
シャル制御するようにするようにしてもかまわない。具
体的には、次のような処理により、HD記録再生装置1
01のフォルダーが変更される。
【0130】図18は、システムコントローラ301の
シーケンシャル制御による、フォルダー変更処理の一例
を説明するためのフローチャートである。まず、コント
ローラ302が、CDチェンジャ1からシステムコント
ローラ301に供給される信号に基づき、CD6の再生
が終了したか否かを判断する(ステップS31)。
【0131】CD6の再生が終了したと判断した場合に
は、コントローラ302は、ファイル管理処理装置30
5に制御信号を送信するとともに(ステップS32)、
CDチェンジャ1の再生CD6を交換する(ステップS
33)。制御信号を受信したファイル管理処理装置30
5が、コントローラ302およびコントローラ105を
介して、HDD104のフォルダーを変更する(ステッ
プ34)。
【0132】上述したように、CDチェンジャ1からH
D記録再生装置101へのアルバムのダビング操作が、
シーケンシャル操作により行われる。したがって、ユー
ザには、CDチェンジャ1からHD記録再生装置101
へのアルバムのダビング操作が、自動的に行われている
ようにみえる。
【0133】図19は、この発明の一実施形態によるダ
ビング装置のファイル管理構造を説明するためのイメー
ジ図である。なお、図19においては、便宜上、CDチ
ェンジャ1に搭載された16枚のアルバムを、それぞ
れ、HD記録再生装置101に備えられた16個のフォ
ルダーに格納する例が示されている。
【0134】図19Aは、CDチェンジャ1が備えるデ
ィスク収納ユニット3に装填されたCD6のイメージを
示した模式図である。図19Aに示すように、16枚の
アルバムが、CDチェンジャ1のスロット1から16ま
でに装填されている。
【0135】図19Bは、図19Aに示したCDチェン
ジャ1のアルバム格納イメージに合わせて、HD記録再
生装置101におけるファイル管理構造を示したイメー
ジ図である。この発明の一実施形態によるダビング装置
では、ファイル管理処理装置305が、CDチェンジャ
1のスロット数に応じた数のフォルダーをHDD104
に作成するため、ユーザは、HDD104内に、CD6
を収納するような仮想的な箱、すなわち仮想的なスロッ
トが存在するようにイメージすることができる。すなわ
ち、この発明の一実施形態によるダビング装置は、HD
D104内に、あたかもディスク収納ユニット3が存在
するようなファイル管理構造を有している。
【0136】これにより、ユーザは、CDチェンジャ1
に装填されたCD6のオーディオデータをHD記録再生
装置101に格納後も、CDチェンジャ1に装填された
CD6の収納イメージを維持することができる。よっ
て、ユーザは、あたかもCDチェンジャ1を操作してい
るかのように、HD記録再生装置101を操作できる。
【0137】次に、より具体的なファイル管理構造の例
として、ファイル管理処理装置305により、HDD1
04に、フォルダー100から104までの104個の
フォルダーが作成されている場合を例として示す。な
お、この例においては、フォルダー1から100までの
100個のフォルダーが、アルバム格納用フォルダーで
あり、フォルダー101から104までの4個のフォル
ダーが、プレイリスト格納用フォルダーである。
【0138】図20は、ファイル管理構造のイメージ図
を、より具体的に示したものである。図20に示すよう
に、ユーザは、HDD104内に、仮想的な104のス
ロットをイメージできる。具体的には、1番目から10
0番目までの100個の仮想的スロットと、101番目
から104番目までの4個のプレイリストを収納するた
めの仮想的スロットとをイメージできる。
【0139】図20において、仮想的スロット1,2お
よび3には、それぞれ、アルバム1,2および3がすで
に格納されている。ここで、アルバム1,2および3
は、それぞれ、4つのトラック、3つのトラックおよび
4つのトラックを有している。
【0140】また、仮想的スロット101および102
には、それぞれ、プレイリスト1および2が登録されて
いる。プレイリスト1には、仮想的スロット1に格納さ
れているアルバム1のトラック1と、仮想的スロット2
に格納されているアルバム2のトラック1および3とが
登録されている。一方、プレイリスト2には、仮想的ス
ロット1に格納されているアルバム1のトラック2およ
び3と、仮想的スロット3に格納されているアルバム3
のトラック1とが登録されている。
【0141】図21は、この発明の一実施形態によるデ
ータベースの構造の一例を示す。このデータベースによ
り管理されるデータは、全アルバムデータ、各アルバム
データおよび各トラックデータの3つに分けられてい
る。以下に、これらの各データについて、データベース
が図20に示したファイル管理構造を有する場合を例と
して説明する。
【0142】図21Aは、全アルバムデータの構造を示
す。全アルバムデータは、HD記録再生装置101に格
納されたアルバム全体に関するデータである。総容量
は、HDD104に格納可能な容量であり、例えば20
Gあるいは40Gなどである。なお、この発明の一実施
形態においては、総容量は、40Gである。
【0143】フォルダー数は、HD記録再生装置101
において作成された全フォルダー数である。なお、この
フォルダー数には、アルバムを格納するフォルダーの数
と、プレイリストを格納するフォルダーの数との両方が
含まれる。これは、この発明の一実施形態によるダビン
グ装置では、プレイリストもアルバムと同様の管理下に
置かれ、アルバムの1つとして管理されるためである。
したがって、この発明の一実施形態において、フォルダ
ー数は、104である。
【0144】プレイリスト開始番号には、全フォルダー
のうち、どのフォルダーからプレイリスト用フォルダー
が始まるかを示す番号である。このプレイリスト開始番
号のフォルダーから最終番号のフォルダーまでがプレイ
リスト用のフォルダーとして用いられる。この発明の一
実施形態においては、プレイリスト開始番号は、101
である。すなわち、フォルダー101からフォルダー1
04までがプレイリスト用のフォルダーとして用いられ
る。
【0145】この発明の一実施形態においては、プレイ
リスト開始番号のフォルダーから最終番号のフォルダー
までをプレイリスト格納用のフォルダーとして割り当て
る例が示されているが、プレイリスト格納用のフォルダ
ーの割り当ては、これに限られるものではない。例え
ば、フォルダー開始番号のフォルダー(フォルダー1)
から所定番号のフォルダーまでを、プレイリスト格納用
のフォルダーとして割り当ててもかまわない。また、全
フォルダー中の途中にある所定個数のフォルダーを、プ
レイリスト用のフォルダーとして割り当ててもかまわな
い。さらには、連続する番号のフォルダーを、プレイリ
スト用のフォルダーとして割り当てずに、ランダムに選
ばれた番号のフォルダーを、プレイリスト用のフォルダ
ーとして割り当ててもかまわない。なお、ランダムに選
ばれた番号のフォルダーを、プレイリスト用のフォルダ
ーとして割り当てる場合には、どのフォルダーがプレイ
リス用のフォルダーかを識別できるようにする。具体的
には、全アルバムデータが、上述したプレイリス開始番
号に換えて、プレイリストを格納するフォルダー番号を
データとして持つようにする。
【0146】全使用フォルダー総時間は、全てのフォル
ダー(フォルダー1から100)に格納されているオー
ディオデータの総再生時間に関する時間情報であり、例
えば、日、時間、分、秒およびフレームなどからなる時
間情報である。
【0147】全録音可能時間は、録音可能な時間に関す
る情報、すなわち、HD記録再生装置101にあとどの
くらいオーディオデータを格納できるかを示す時間情報
であり、例えば、%(HDD104の空きの容量)、
日、時間、分、秒およびフレームなどからなる時間情報
である。
【0148】全フォルダー空き情報は、各フォルダーが
空いているか否かを示す情報である。具体的には、各フ
ォルダーが空いているか否かが、1ビットの情報により
示される。すなわち、フォルダーが空いている場合には
0がセットされ、フォルダーが空いていない場合には1
がセットされる。この発明の一実施形態においては、全
フォルダー空き情報は、104ビットからなる情報であ
り、フォルダー1,2,3,101,102のビットが
1にセットされ、それ以外のビットは0にセットされ
る。
【0149】アルバムポインタは、各アルバムデータが
HDD104のHD上のどの位置に割り当てられている
かを示したポインタである。この発明の一実施形態にお
いては、104個のフォルダーが設けられているため、
アルバムポインタは、アルバム1ポインタ、アルバム2
ポインタ、・・・アルバム104ポインタからなる。
【0150】図21Bは、各アルバムデータの構造を示
す。各アルバムデータは、各フォルダーに格納されたア
ルバム一つ一つに関するデータである。
【0151】フォルダー番号には、各フォルダーに割り
当てられた番号が記録される。この発明の一実施形態で
は、フォルダー番号として、1から104までの番号が
用いられる。以下のデータは、このフォルダー番号に対
応するフォルダーおよび、このフォルダーに格納された
アルバムに関するものである。
【0152】スタートトラック番号は、アルバムのトラ
ックが、何番目から始まっているかを示す番号である。
なお。このスタートトラック番号は、通常、1に設定さ
れる。
【0153】ラストトラック番号は、アルバムのトラッ
クが何番目で終わっているかを示す番号である。なお、
フォルダーに格納されたアルバムのトラック数は、ラス
トトラック番号からスタートトラック番号を引き、1を
足した数である。ただし、ラストトラック番号とスター
トトラック番号とが0であるときは、トラック数は0で
ある。
【0154】総時間は、アルバムに格納されているオー
ディオデータを再生するのに要する総再生時間である。
この総時間は、例えば、日、時間、分、秒およびフレー
ムなどからなる時間情報である。
【0155】記録日時は、アルバムが格納された日時に
関する時間情報あるいは、後述するネームが格納された
日時に関する時間情報である。この記録日時は、例え
ば、年、月、日、時、分および秒などからなる時間情報
である。
【0156】ネームは、フォルダーにつけられた名前が
記録である。アーティストには、フォルダーにつけられ
たアーティストである。例えば、これらネームおよびア
ーティストは、ユーザにより登録される。具体的には、
CDチェンジャ1からHD記録再生装置101にオーデ
ィオデータ格納前に、オーディオデータ格納中にあるい
はオーディオデータ格納後に、システムコントローラ3
01に備えられた操作装置304を用いて、ネームおよ
びアーティストの登録が行われる。
【0157】ハイライトトラックは、アルバムのトラッ
クの中で代表となるトラックである。ユーザは、フォル
ダーに格納されているアルバムからハイライトトラック
を再生することにより、所望のアルバムを容易に検索で
きる。
【0158】トラックポインタは、アルバムの各トラッ
クデータがHDD106上のどの位置に割り当てられて
いるかを示したポインタである。このトラックポインタ
は、トラック1ポインタ、トラック2ポインタ、・・・
からなる。
【0159】図21Cは、各トラックデータの構造を示
す。各トラックデータは、各フォルダーに格納されたア
ルバムのトラック一つ一つに関するデータである。
【0160】所属フォルダー番号は、トラックが所属す
るフォルダー番号である。この発明の一実施形態におい
ては、このフォルダー番号は、1から100までの番号
である。
【0161】トラック番号は、フォルダーに格納された
アルバムのトラック中でのトラック番号である。
【0162】総時間は、トラックのオーディオデータの
総再生時間であり、例えば、日、時間、分、秒およびフ
レームなどからなる時間情報である。
【0163】記録日時は、CDチェンジャ1からHD記
録再生装置101にトラックのオーディオデータが格納
された日時であり、例えば、年、月、日、時、分および
秒などからなる。
【0164】ネームは、トラックにつけられた名前であ
る。アーティストは、トラックにつけられたアーティス
ト名である。例えば、これらネームおよびアーティスト
は、ユーザにより登録される。具体的には、CDチェン
ジャ1からHD記録再生装置101にオーディオデータ
格納前に、オーディオデータ格納中にあるいはオーディ
オデータ格納後に、システムコントローラ301に備え
られた操作装置304を用いて、ネームおよびアーティ
ストの登録が行われる。
【0165】アクセス日時には、一番最近にこのトラッ
クにアクセスした日時であり、例えば、年、月、日、
時、分および秒などからなる日時情報である。この情報
を用いることにより、ユーザは、最近よく聞いた楽曲な
どを容易に検索できる。なお、このアクセス日時は、上
述した再生履歴プレイリストを作成する際に用いられ
る。
【0166】ハイライトポイントは、トラックの中で代
表となる部分を示す位置情報、例えばサビなどの部分を
示す位置情報である。具体的には、ハイライトポイント
は、トラック中で代表となる部分のスタートポイントと
エンドポイントとからなる。このハイライトポイントを
用いて、フォルダー内に格納された各トラック中の代表
となる部分を再生することで、ユーザは、複数のトラッ
クから所望の楽曲を容易に検索することができる。
【0167】ISRC(International-Standard-Recor
ding-Code)データは、音楽ソフトウェアに付ける国際
標準の識別コードである。なお、ISRCは、光ディス
クに記録された各楽曲に固有なコードである。
【0168】図21Dは、再生頻度データの構成を示
す。この再生頻度データは、HD記録再生装置101に
格納されたアルバムのトラックの再生頻度を示すデー
タ、すなわち再生回数を示すデータである。この発明の
一実施形態においては、再生頻度データは、所属フォル
ダー番号、トラック番号および再生頻度回数から構成さ
れる。ここでは、各トラックの再生頻度データが、再生
頻度が高いものから順に、1からソートされて格納され
ている。よって、再生頻度を簡単に把握することができ
る。なお、この再生頻度データは、上述した再生頻度プ
レイリストを作成し、管理する際に用いられている。
【0169】所属フォルダー番号は、トラックが所属す
るフォルダーの番号である。トラック番号は、フォルダ
に格納されたアルバム内でのトラックの番号である。再
生頻度回数は、トラックの再生回数である。
【0170】図22は、図20に示したファイル管理構
造を用いたプレイリスト登録の一例を示すイメージ図で
ある。図22に示すように、ユーザは、実線により示さ
れた、100のアルバム格納用仮想的スロットと、破線
により示された、4つのプレイリスト格納用仮想的スロ
ットとをイメージできる。
【0171】この発明の一実施形態によるダビング装置
においては、プレイリストもアルバムと同様の管理下に
置かれるため、ユーザは、プレイリスト用の仮想的スロ
ットに、実際の音楽データが格納されているかのよう
に、すなわちプレイリストに登録した曲の音楽データが
格納されているかのようにイメージできる。具体的に
は、ユーザは、破線により示された仮想的スロット10
1に、仮想的スロット1に格納されたアルバム1のトラ
ック1と、仮想的スロット2に格納されたアルバム2の
トラック1およびトラック3とが格納されているように
イメージできる。また、破線により示された仮想的スロ
ット102に、仮想的スロット1に格納されたアルバム
1のトラック2および3と、仮想的スロット3に格納さ
れたアルバム3のトラック1とが格納されているように
イメージできる。
【0172】なお、プレイリストから曲が削除された場
合には、プレイリストからその曲の登録は消えるが、実
際の音楽データは消えることはない。これは、上述した
ように、プレイリストに記録されているのは、実際の音
楽データではなく、曲のタイトルおよびこの曲の実際の
音楽データのありかを示したポインタなどであるためで
ある。
【0173】次に、この発明の一実施形態によるファイ
ル管理構造を用いたプレイリスト登録方法について説明
する。まず、再生している曲をプレイリストに登録する
操作および処理について説明する。
【0174】図23は、再生している曲をプレイリスト
に登録する登録方法の一例を説明するためのフローチャ
ートである。なお、ここでは、HD記録再生装置101
のフォルダー2(仮想的スロット2)に格納されたアル
バム2のトラック2をプレイリストに登録する例につい
て示す。
【0175】まず、システムコントローラ301に備え
られた操作装置304を用いて、アルバム2のトラック
2を選択し、HD記録再生装置101のフォルダー2
(仮想的スロット2)に格納されたアルバム2のトラッ
ク2を再生する(ステップ101)。
【0176】次に、システムコントローラ301の操作
装置304に備えられたプレイリスト登録キーを押す
(ステップ102)。これにより、プレイリストへの登
録が開始され、システムコントローラ301の表示装置
303に、プレイリスト登録先フォルダーのフォルダー
番号選択をユーザに促す表示、すなわちプレイリスト登
録先仮想的スロットのスロット番号選択をユーザに促す
表示“登録先プレイリストスロット?”が表示される
(ステップ103)。
【0177】次に、システムコントローラ301の操作
装置304を用いて、プレイリスト格納用の仮想的スロ
ットとして、HD記録再生装置101の仮想的スロット
102を選択する(ステップ104)。これにより、プ
レイリストが作成あるいは更新されるとともに、図21
に示したデータベースが再構築され(ステップ10
5)、プレイリストの登録は終了となる。
【0178】上述したように、この発明の一実施形態に
よるダビング装置では、曲を聴取している時に、その曲
をプレイリストに容易に登録することができる。
【0179】なお、上述した登録方法においては、プレ
イリスト格納用の仮想的スロットを、ユーザが選択する
例について示したが、プレイリスト格納用の仮想的スロ
ットが、予めデフォルトで選択されているようにしても
かまわない。このようにすることにより、ステップ10
2において、システムコントローラ301に備えられた
プレイリスト登録キーを押した後、システムコントロー
ラ301に備えられたエンターキーを押すことで、ある
いはプレイリスト登録キーをもう一度押すことで、再生
している曲をプレイリストへ登録することができるよう
になる。すなわち、プレイリストに登録したい曲を再生
し、プレイリスト登録キーを2回押すだけで、再生して
いる曲をプレイリストに簡単に登録することができるよ
うになる。
【0180】また、プレイリススト登録キーに、プレイ
リストへの登録を開始する機能に加えて、再生している
曲をプレイリストへ登録する機能も付与しておくように
してもかまわない。このような機能をプレイリスト登録
キーに付与しておくことにより、プレイリスト登録キー
を1回押すだけで、再生している曲をプレイリストに簡
単に登録することができるようになる。
【0181】次に、“再生履歴プレイリスト”、“再生
頻度プレイリスト”および“選択プレイリスト”からな
るメニューより、所望のプレイリスト種類を選択し、所
望のプレイリストを作成する操作および処理について説
明する。
【0182】図24は、メニューより所望のプレイリス
ト種類を選択し、所望のプレイリストを作成する操作お
よび処理の一例を説明するためのフローチャートであ
る。
【0183】まず、システムコントローラ301の操作
装置304に備えられたメニューキーを押し、表示装置
303にプレイリスト種類選択画面を表示させる(ステ
ップ111)。
【0184】次に、プレイリスト種類選択表示画面に表
示されたメニューの中から、すなわち“再生履歴プレイ
リスト”、“再生頻度プレイリスト”および“選択プレ
イリスト”の中から所望のプレイリスト種類を選択する
(ステップ112)。
【0185】ステップ112において、プレイリストの
種類として“再生履歴プレイリスト”を選択した場合に
は、最近聴いた曲から何曲までをプレイリストに登録す
るかを、ユーザに促す文字情報“上位何曲?”が、表示
装置303に表示される(ステップ113)。
【0186】次に、操作装置304に備えられた数字キ
ーを用いて、曲数として“15”を入力する(ステップ
114)。ステップ114において入力された曲数に基
づき、システムコントローラ301のコントローラ30
2は、HD記録再生装置101のコントローラ105を
介して、HDD104に格納されたトラックデータのア
クセス日時(図21C参照)を検索し、最近聞いた曲か
ら15曲を選曲する(ステップ115)。
【0187】ステップ112において、“再生頻度プレ
イリスト”を選択した場合には、再生頻度が高い上位何
曲をプレイリストに登録するかを、ユーザに促す文字情
報“上位何曲?”が、表示装置303に表示される(ス
テップ116)。
【0188】次に、操作装置304に備えられた数字キ
ーを用いて、曲数として“20”を入力する(ステップ
117)。ステップ117において入力された曲数に基
づき、システムコントローラ301のコントローラ30
2は、HD記録再生装置101のコントローラ102を
介して、HDD104に格納された再生頻度データの再
生頻度回数(図17D参照)を検索し、再生頻度が高い
上位20曲を検索する(ステップ118)。なお、再生
頻度回数が同じ曲が複数存在した場合には、50音順、
スロット所属番号順、トラック番号順など、予め決めら
れた設定に基づき、再生頻度が高い上位20曲を選曲す
るようにする。
【0189】ステップ112において、“選択プレイリ
スト”を選択した場合には、HD記録再生装置101の
どのフォルダーを選択するかを、すなわちHD記録再生
装置101に備えられたどの仮想的スロットを選択する
かを、ユーザに促す文字情報“登録元スロット?”が、
表示装置303に表示される(ステップ119)。
【0190】次に、操作装置304に備えられた数字キ
ーを用いて、スロット番号として“2”を入力する(ス
テップ120)。
【0191】次に、ステップ120で選択されたフォル
ダー2(仮想的スロット2)に装填されたアルバム2の
どのトラックを選択するかを、ユーザに促す文字情報
“登録元トラック?”が、表示装置303に表示される
(ステップ121)。
【0192】次に、操作装置304に備えられた数字キ
ーを用いて、トラック番号として“2”を入力する(ス
テップ122)。
【0193】次に、プレイリストを登録するフォルダー
をユーザに促す文字情報、すなわちプレイリストを登録
する仮想的スロットをユーザに促す文字情報“登録先プ
レイリストスロット?”が、表示装置303に表示され
る(ステップ123)。
【0194】次に、操作装置304に備えられた数字キ
ーを用いて、フォルダー番号、すなわち仮想的スロット
番号として“102”を入力する(ステップ124)。
【0195】次に、上述した入力情報に基づき、プレイ
リストが作成あるいは更新されるとともに、データベー
スが再構築され、プレイリストの登録は終了となる(ス
テップ125)。
【0196】上述した例では、ユーザが、メニューより
所望するプレイリスト種類を選択し、再生履歴プレイリ
ストおよび再生頻度プレイリストを作成する例について
示したが、これらのリストが曲を再生するだけで自動的
に作成されるようにしてもかまわない。具体的には、再
生履歴プレイリストに登録する曲数および再生履歴プレ
イリストの登録先フォルダーと、再生頻度プレイリスト
に登録する曲数および再生頻度プレイリストの登録先フ
ォルダーとを予め設定しておき、この設定に基づき、曲
が再生される毎にプレイリスト作成を行うようにする。
【0197】また、上述した例では、再生頻度プレイリ
スト、再生履歴プレイリストおよび選択プレイリストか
らなるメニューより、所望のプレイリストを選択する場
合を示したが、選択プレイリストに換えて、図23に示
した再生中の曲を登録するプレイリストを選択できるよ
うにしてもかまわない。
【0198】図25は、図20に示したファイル構造を
HDD104が有している場合に、図24のフローチャ
ートで示したプレイリスト登録操作を行った結果の一例
を示したイメージ図である。フォルダー102、すなわ
ち仮想的スロット102に格納されたプレイリストに
は、アルバム2のトラック2が登録されている。また、
フォルダー103には、すなわち仮想的スロット103
には、再生履歴プレイリストが格納され、フォルダー1
04には、すなわち仮想的なスロット104には、再生
頻度プレイリストが格納されている。なお、図25にお
いては、便宜上、再生履歴プレイリストに最近聴いた曲
から4曲を登録した場合が示されている。また、再生頻
度プレイリストに再生頻度が高い4曲を登録した場合が
示されている。
【0199】以上説明したように、この発明の一実施形
態によれば、HD記録再生装置101のHDD104
に、CDチェンジャ1のスロット数に応じた数のフォル
ダーが作成され、これらのフォルダーに、それぞれ、C
Dチェンジャ1に装填されたアルバムが自動的に格納さ
れるため、HDD104の内部構造を知らないユーザで
も、CDチェンジャ1からHDD104にアルバムを容
易に格納できる。
【0200】また、CDチェンジャ1のアルバム格納イ
メージそのままに、HDD104にアルバムを格納する
ことができる。よって、ユーザは、HDD104のアル
バム格納イメージを直感的につかむことができ、HDD
104から所望の楽曲を容易に再生できる。
【0201】さらに、プレイリストもアルバムと同様の
管理下に置かれ、アルバムの一つとして管理される。し
たがって、HD記録再生装置101のフォルダーに格納
されたアルバムやプレイリストを、別々に管理すること
なく、一元的に管理することができる。
【0202】さらにまた、再生している曲を、プレイリ
ストに簡単に追加したり、登録したりすることができ
る。よって、ユーザは、プレイリストに好みの曲を容易
に登録することができる。
【0203】また、曲を再生するだけで、再生履歴プレ
イリストおよび再生頻度プレイリストが自動的に作成さ
れる。よって、ユーザは、以前に聴いた曲や、良く聴く
曲を検索することなしに、簡単に再生することができ
る。
【0204】さらに、再生頻度プレイリストが自動的に
作成されるため、ユーザが、従来、再生頻度プレイリス
トを作成するために要していた時間を大幅に短縮でき
る。
【0205】さらにまた、再生履歴プレイリストが自動
的に作成されるため、ユーザが、従来、再生履歴プレイ
リストを作成するために要していた時間を大幅に短縮で
きる。
【0206】また、プレイリストもアルバムと同様の管
理下で管理されるため、アルバムと同様の操作および管
理によりプレイリストを制御することができる。したが
って、アルバム管理用のデータベースに加え、プレイリ
スト管理用のデータベースをさらに構築し、プレイリス
トを管理する必要がなくなる。
【0207】さらに、アルバムを制御するモジュールに
より、プレイリストに登録されたトラックの再生や、プ
レイリストに登録されたトラックの削除などのエディッ
ト操作を行うことができる。よって、新たにプレイリス
ト用の制御モジュールを追加する必要がなくなるため、
プレイリストとアルバムを別々に管理する場合に比べ
て、開発設計工数を大幅に削減できる。すなわち、設計
開発資源を有効に活用することができる。
【0208】さらにまた、プレイリストは、アルバムと
同様の管理下に置かれているため、プレイリストをクリ
アする操作および移動する操作を、アルバムと同様の操
作で行える。よって、プレイリストの操作を行うため
に、ユーザが覚えなければならなかった操作を減らすこ
とができる。
【0209】また、従来、アルバムをHDに格納する場
合、予め有限のフォルダーを作成しておくものはなかっ
た。すなわち、アルバムがHDに格納されたとき、初め
てファイルがHD内に作成されるものであった。このた
め、ユーザが好みのフォルダーにアルバムを格納した
り、CDチェンジャのイメージそのままにHD内にアル
バムを格納したりすることは困難であった。
【0210】上述したように、この発明の一実施形態の
ダビング装置においては、HD記録再生装置101のH
DD104に、CDチェンジャ1のスロット数に応じた
数のフォルダーが作成され、これらのフォルダーに、そ
れぞれ、CDチェンジャ1に装填されたアルバムが自動
的に格納されるため、CDチェンジャ1のアルバム格納
イメージそのままに、HDD104にアルバムを格納す
ることができる。
【0211】さらにまた、従来、HD内にファイルが生
成された後、ユーザは、好きな曲をプレイリストに登録
し、プレイリストに基づき曲を再生したり、プレイリス
トからの曲の削除などを行うエディット処理をしたりす
る操作をすることができるが、この操作を覚えること
は、ユーザにとって煩わしいものであった。これは、従
来のファイル管理構造においては、プレイリストを再生
したり、プレイリストからの曲の削除などを行うエディ
ット処理をしたりする場合には、実ファイルとは異なる
操作を行わなければならず、ユーザが覚えなければなら
ない操作を増やしていたためである。
【0212】上述したように、この発明の一実施形態に
よりダビング装置においては、プレイリストもアルバム
と同様の管理下で管理されるため、プレイリストに登録
された曲の再生や、プレイリストに登録された曲の削除
などのエディット操作もアルバムと同様の操作で行える
ため、ユーザが覚えなければならない操作を減らすこと
ができる。
【0213】以上、この発明の一実施形態について具体
的に説明したが、この発明は、上述の一実施形態に限定
されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各
種の変形が可能である。
【0214】例えば、上述した一実施形態においては、
HDD104に楽曲データを保存する例について示した
が、画像データを保存するようにしてもかまわない。ま
た、音声データを格納するようにしてもよい。
【0215】また、上述した一実施形態においては、C
Dチェンジャ1とHD記録再生装置101とを備えるダ
ビング装置に、この発明を適用する例について示した
が、ダビング装置の構成は、この例に限られものではな
い。例えば、DVD(Digital Versatile Disc)チェンジ
ャプレーヤとHD記録再生装置とを備えるダビング装
置、MD(Mini Disc)チェンジャプレーヤとHD記録
再生装置とを備えるダビング装置などに、この発明を適
用するようにしてもかまわない。
【0216】また、上述した一実施形態においては、音
楽データを、HD記録再生装置101に格納する例につ
いて示したが、映像データおよび音声データなどをHD
記録再生装置101に格納するようにしてもかまわな
い。
【0217】また、上述した一実施形態においては、ダ
ビング装置が、光ディスクを再生する再生装置を備える
例について示したが、これ以外の記録媒体を再生する再
生装置であってもかまわない。例えば、再生装置が、音
楽テープ、ビデオテープ、DAT(Digital Audio Tap
e)などの磁気テープを再生する再生装置、あるいは、
Zipなどの磁気ディスクを再生する再生装置であって
もかまわない。さらには、不揮発性メモリを再生する再
生装置であってもかまわない。
【0218】また、上述した一実施形態においては、フ
ォルダーのネームおよびアーティスト名と、トラックの
ネームおよびアーティスト名とを、システムコントロー
ラ301に備えられた操作装置304を用いて登録する
例について示したが、これらの登録方法は、この例に限
られるものではない。すなわち、CD―TEXTなどの
文字情報を格納する記録媒体の場合には、この文字情報
に応じて、フォルダーおよびトラックのネームとアーテ
ィスト名とが自動登録されるようにしてもかまわない。
【0219】また、上述した一実施形態においては、H
D記録再生装置に備えられたHDD104に記録された
ファイルをFATにより管理する例について示したが、
NTFS(NT File System)、HFS(Hierarchical
File System)およびHFSPlusなどによりファイ
ルを管理するようにしてもかまわない。
【0220】また、上述した一実施形態においては、シ
ステムコントローラ301により、CDチェンジャ1、
HD記録再生装置101および音声入出力装置201を
制御する例を示したが、これらの装置を、パーソナルコ
ンピュータにより制御するようにしてもかまわない。具
体的には、パーソナルコンピュータに、CDチェンジャ
1、HD記録再生装置101および音声入出力装置20
1を制御するためのソフトウェアをインストールし、こ
れらの装置をUSBケーブルなどを介して接続すること
により、パーソナルコンピュータを通して、ダビング装
置をコントロールする。
【0221】また、上述した一実施形態においては、各
装置間のデータの送受信を、ケーブルを介して行う構成
について示したが、各装置間のデータの送受信を無線に
より行うようにしてもかまわない。
【0222】また、上述した一実施形態においては、C
Dチェンジャ1からHD記録再生装置101に、音楽デ
ータとともにISRCも格納されるが、このISRCを
用いて、同一アルバムが重複して録音されることを防止
するようにしてもよい。例えば、システムコントローラ
301のコントローラ302が、CDチェンジャ1で再
生されるアルバムのISRCコードと、HD記録再生装
置101に格納されたアルバムのISRCコードとを比
較することにより、録音しようとしているアルバムがH
D記録再生装置101にすでに格納されているか否かの
確認を行うようにする。
【0223】また、上述した一実施形態において、シス
テムコントローラ301とCDチェンジャ1とを接続す
るインターフェースとして、IEEE1394(iLi
nk)などを用いるようにしてもかまわない。同様に、
システムコントローラ301とHD記録再生装置101
とを接続するインターフェースとして、あるいはシステ
ムコントローラ301と音声入出力装置201とを接続
するインターフェースとして、IEEE1394(iL
ink)などを用いるようにしてもかまわない。これに
より、システムコントローラ301と各機器とが同一メ
ーカーのものでない場合でも、システムコントローラ3
01と各機器とがコマンドのやり取りをすることができ
る。
【0224】また、上述したこの発明の一実施形態によ
るダビング装置において、HD記録再生装置101と音
声入出力装置201とが、HD記録再生装置101とシ
ステムコントローラ301とが、あるいは、HD記録再
生装置101と音声入出力装置201およびシステムコ
ントローラ301とが一体型の構成であってもかまわな
い。また、CD再生装置1と音声入出力装置201と
が、CD再生装置1とシステムコントローラ301と
が、あるいは、CD再生装置1と音声入出力装置201
およびシステムコントローラ301とが一体型の構成で
あってもかまわない。
【0225】また、上述したこの発明の一実施形態によ
るダビング装置においては、再生頻度が高いプログラム
から再生頻度が低いプログラムに向かって順に選択され
た所定数のプログラムをプレイリストファイルに登録す
る例について示したが、再生頻度が低いプログラムから
再生頻度が高いプログラムに向かって順に選択された所
定数のプログラムがプレイリストに登録されるようにし
てもかまわない。
【0226】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、再生しているプログラムを容易にプレイリストに登
録することができる。したがって、ユーザは、好みのプ
ログラムをプレイリストに容易に登録することができ
る。
【0227】また、再生頻度が高いプログラムを登録し
たプレイリストを容易に作成できる。よって、ユーザ
は、良く再生するプログラムを検索することなしに、簡
単に再生することができる。
【0228】また、最近再生したプログラムを登録した
プレイリストを容易に作成できる。よって、ユーザは、
最近再生したプログラムを検索することなしに、簡単に
再生することができる。
【0229】また、最近再生したプログラム、再生頻度
が高いプログラム、あるいは再生中のプログラムを仮想
フォルダーに容易に登録することができる。よって、ユ
ーザは、最近再生したプログラム、頻繁に再生するプロ
グラム、あるいは所望のプログラムを容易に再生するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるダビング装置の全
体構成の一例を示す。
【図2】この発明の一実施形態によるCDチェンジャの
外観斜視図である。
【図3】この発明の一実施形態によるCDチェンジャの
正面図である。
【図4】この発明の一実施形態によるCDチェンジャの
構成の一例を示すブロック図である。
【図5】CDにおけるフレームの構成の一例を示す略線
図である。
【図6】CDにおけるサブコードのフォーマット構成の
一例を示す略線図である。
【図7】CDにおけるサブコードフレームの構成の一例
を示す略線図である。
【図8】サブコードにおけるQデータの構成の一例を示
す略線図である。
【図9】Qデータ内におけるデータ部の構成の一例を示
す略線図である。
【図10】この発明の一実施形態によるHD記録再生装
置の構成の一例を示すブロック図である。
【図11】この発明の一実施形態によるHD記録再生装
置に備えられたハードディスクの模式図である。
【図12】この発明の一実施形態によるディレクトリエ
ントリの構成を示す略線図である。
【図13】この発明の一実施形態による音声入出力装置
の構成の一例を示すブロック図である。
【図14】この発明の一実施形態によるシステムコント
ローラの構成の一例を示すブロック図である。
【図15】無音検知によるフォルダー変更処理の一例を
説明するためのフローチャートである。
【図16】TOC情報が読み出されたか否かに基づく、
フォルダー変更処理の一例を説明するためのフローチャ
ートである。
【図17】TOC情報の総記録時間容量に基づく、フォ
ルダー変更処理の一例を説明するためのフローチャート
である。
【図18】システムコントローラのシーケンシャル制御
によるフォルダー変更処理の一例を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図19】この発明の一実施形態によるファイル管理構
造のイメージを示す模式図である
【図20】この発明の一実施形態によるファイル管理構
造の一例を示す略線図である。
【図21】この発明の一実施形態によるデータベースの
構造を示す略線図である。
【図22】この発明の一時実施形態によるプレイリスト
登録の一例を示すイメージ図である。
【図23】この発明の一実施形態によるダビング装置に
おけるプレイリスト登録の操作および処理の一例を説明
するためのフローチャートである。
【図24】この発明の一実施形態によるダビング装置に
おけるプレイリスト登録の操作および処理の一例を説明
するためのフローチャートである。
【図25】プレイリスト登録を行った結果のファイル管
理構造の一例を示すイメージである。
【符号の説明】
1・・・CDチェンジャ、101・・・HD記録再生装
置、201・・・音声入出力装置、301・・・システ
ムコントローラ、401,402,403,404,4
05,406,407・・・ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D077 AA22 AA26 AA38 BA15 BA18 CA11 DC11 DC12 DE01 EA33 EA34 5D110 AA13 AA15 AA22 AA27 DA03 DA08 DA11 DA17 DB03 DC05 DC16 DE03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムが登録されたプレイリストフ
    ァイルに基づき、プログラムの再生を行う記録再生装置
    において、 記録媒体より再生されたプログラムと、上記プログラム
    が登録された上記プレイリストファイルとを記録する記
    録手段と、 プログラムを再生中に、上記プログラムを上記プレイリ
    ストファイルに登録する要求がなされた場合には、上記
    プログラムを上記プレイリストファイルに登録する登録
    手段と、 上記プレイリストファイルに基づきプログラムを再生す
    る再生手段とを備えることを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 プログラムが登録されたプレイリストフ
    ァイルに基づき、プログラムの再生を行う記録再生装置
    において、 記録媒体より再生されたプログラムと、上記プログラム
    が登録された上記プレイリストファイルと、上記プログ
    ラムの再生頻度を表す再生頻度データとを記録する記録
    手段と、 上記プログラムを再生する再生手段と、 上記再生手段によりプログラムが再生された場合には、
    上記再生頻度データを更新するとともに、更新された再
    生頻度データに基づいて、再生頻度が高いプログラムか
    ら再生頻度が低いプログラムに向かって順に選択された
    所定数のプログラムをプレイリストファイルに登録する
    登録手段とを備え、 上記プレイリストファイルに基づき再生するプログラム
    が指定された場合には、上記再生手段が指定されたプロ
    グラムを再生することを特徴とする記録再生装置。
  3. 【請求項3】 プログラムが登録されたプレイリストフ
    ァイルに基づき、プログラムの再生を行う再生装置にお
    いて、 記録媒体より再生されたプログラムと、上記プログラム
    が登録された上記プレイリストファイルと、上記プログ
    ラムを再生した再生日時情報とを記録する記録手段と、 上記プログラムを再生する再生手段と、 上記再生手段によりプログラムが再生された場合には、
    上記再生日時情報を更新するとともに、更新された再生
    日時情報に基づいて、最近再生したプログラムから所定
    数のプログラムを上記プレイリストファイルに登録する
    登録手段とを備え、 上記プレイリストファイルに基づき再生するプログラム
    が指定された場合には、上記再生手段が指定されたプロ
    グラムを再生することを特徴とする記録再生装置。
  4. 【請求項4】 複数のプログラムが記録されるプログラ
    ム領域と、上記プログラム領域に記録された複数のプロ
    グラムをグループ化して各グループに属する各プログラ
    ムの記録位置を管理するフォルダーを予め複数個用意す
    るとともにお気に入りのプログラムを登録するための仮
    想フォルダーとから成る管理領域とから成る記録媒体上
    のプログラムを再生する再生装置において、 お気に入りのプログラムを上記仮想フォルダーに登録す
    るための操作手段と、所定フォルダーに属する所定プロ
    グラムを再生している最中に上記操作手段が操作された
    か否かを判別する判別手段と、 上記判別手段にて上記所定フォルダーに属する所定プロ
    グラムを再生している最中に上記操作手段が操作された
    と判別された場合には上記操作時点に再生していたプロ
    グラムが管理されているフォルダー番号とプログラム番
    号を上記仮想フォルダーに登録する制御手段とを備える
    ことを特徴とする再生装置。
  5. 【請求項5】 複数のプログラムが記録されるプログラ
    ム領域と、上記プログラム領域に記録された複数のプロ
    グラムをグループ化して各グループに属する各プログラ
    ムの記録位置を管理するフォルダーを予め複数個用意す
    るとともにお気に入りのプログラムを登録するための仮
    想フォルダーとから成る管理領域とから成る記録媒体上
    のプログラムを再生する再生装置において、現時点から
    過去に遡って再生されたプログラムの履歴を記憶する第
    1の記憶手段と、現時点から過去に遡って再生されたプ
    ログラムの再生頻度を記憶する第2の記憶手段と、 お気に入りのプログラムを上記仮想フォルダーに登録す
    る際に再生履歴に基づく第1の登録モードと再生頻度に
    基づく第2の登録モードと再生中のプログラムを登録す
    る第3の登録モードを選択可能なモード選択手段と、 上記モード選択手段にて選択された登録モードに応じて
    登録対象のプログラムのフォルダー番号とプログラム番
    号を上記仮想フォルダーに登録する制御手段とを備える
    ことを特徴とする再生装置。
  6. 【請求項6】 上記モード選択手段にて第1の登録モー
    ドが選択された場合には、上記制御手段は上記第1の記
    憶手段に記憶されているプログラムに対応するフォルダ
    ー番号とプログラム番号を上記仮想フォルダーに登録す
    ることを特徴とする第5項記載の再生装置。
  7. 【請求項7】 上記モード選択手段にて第2の登録モー
    ドが選択された場合には、上記制御手段は上記第2の記
    憶手段に記憶されているプログラムに対応するフォルダ
    ー番号とプログラム番号を上記仮想フォルダーに登録す
    ることを特徴とする第5項記載の再生装置。
  8. 【請求項8】 上記モード選択手段にて第3の登録モー
    ドが選択された場合には、上記制御手段は現在再生中の
    プログラムに対応するフォルダー番号とプログラム番号
    を上記仮想フォルダーに登録することを特徴とする第5
    項記載の再生装置。
  9. 【請求項9】 複数のプログラムが記録されるプログラ
    ム領域と、上記プログラム領域に記録された複数のプロ
    グラムをグループ化して各グループに属する各プログラ
    ムの記録位置を管理するフォルダーを予め複数個用意す
    るとともにお気に入りのプログラムを登録するための仮
    想フォルダーとから成る管理領域とから成る記録媒体か
    らお気に入りのプログラムを上記仮想フォルダーに登録
    する登録方法は、 所定フォルダーに属する所定プログラムを再生する再生
    工程と、 上記再生中にお気に入りのプログラムを上記仮想フォル
    ダーに登録するためのキーが操作されたか否かを判別す
    る判別工程と、 上記判別工程にてキーが操作された時点に再生していた
    プログラムが管理されているフォルダー番号とプログラ
    ム番号を上記仮想フォルダーに登録する登録工程とを備
    えることを特徴とする登録方法。
  10. 【請求項10】 複数のプログラムが記録されるプログ
    ラム領域と、上記プログラム領域に記録された複数のプ
    ログラムをグループ化して各グループに属する各プログ
    ラムの記録位置を管理するフォルダーを予め複数個用意
    するとともにお気に入りのプログラムを登録するための
    仮想フォルダーとから成る管理領域とから成る記録媒体
    からお気に入りのプログラムを上記仮想フォルダーに登
    録する登録方法は、 お気に入りのプログラムを上記仮想フォルダーに登録す
    る際に、再生履歴に基づく第1の登録モードが選択され
    たか、再生頻度に基づく第2の登録モードが選択された
    か、再生中のプログラムを登録する第3の登録モードが
    選択されたかを判別する判別工程と、 上記第1の登録モードが選択された場合には現時点から
    過去に遡って再生された所定数のプログラムに対応する
    プログラム番号とフォルダー番号を上記仮想フォルダー
    に登録する第1の登録工程と、 上記第2の登録モードが選択された場合には現時点から
    過去に遡って再生頻度の高い所定数のプログラムに対応
    するプログラム番号とフォルダー番号を上記仮想フォル
    ダーに登録する第2の登録工程と、 上記第3の登録モードが選択された場合には、その際再
    生していたプログラムが管理されているフォルダー番号
    とプログラム番号を上記仮想フォルダーに登録する第3
    の登録工程とを備えることを特徴とする登録方法。
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