JP2003022649A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JP2003022649A
JP2003022649A JP2001210906A JP2001210906A JP2003022649A JP 2003022649 A JP2003022649 A JP 2003022649A JP 2001210906 A JP2001210906 A JP 2001210906A JP 2001210906 A JP2001210906 A JP 2001210906A JP 2003022649 A JP2003022649 A JP 2003022649A
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disc
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recording layer
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JP2001210906A
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Tadashi Saito
正 斉藤
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクを記録再生装置にセットすること
なく、記録残量を知ることができ、しかも、ディスクカ
ートリッジを必要としない光ディスクに関しても、簡単
に記録残量表示を行うことができる追記型の光ディスク
を提供すること。 【解決手段】 ディスク基板11と、このディスク基板
に形成された記録層12を備える追記型光ディスクであ
って、前記ディスク基板の前記記録層が形成された面と
反対の面に、記録残量読み取り用スケール20が、光透
過性を有するインクにより設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、追記型のディスク
状記録媒体として使用される光ディスクの構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、追記型の光ディスクを使用するユ
ーザ等が、使用前もしくは使用途中の光ディスクの記録
残量を知るためには、この光ディスクをプレーヤ等の記
録再生装置等にセットし、記録再生装置の表示手段に示
される残量表示を手掛かりにしている。
【0003】この場合は、光ディスクを記録再生装置に
セットする必要があり、煩雑なことから、記録再生装置
の助けなしに、光ディスクの記録残量を知る手法が求め
られる。このような手段としては、例えば、特開平1−
189085号(以下、「先願」という)に開示された
技術がある。この先願発明によれば、光ディスクを収容
するための外装体としてのディスクカートリッジを透明
な材料で形成して、外部からディスクカートリッジ内の
光ディスクが視認できるようにし、ディスクカートリッ
ジには必要により目盛りを形成しておくというものであ
る。
【0004】これにより、外部から光ディスクを視認で
きるようにすることで、この光ディスクの未記録領域
と、記録済領域で光の反射率が異なることを利用して、
記録残量を知るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、先願発明で
は、ディスクカートリッジの全体もしくは、光ディスク
の径方向に沿った一部領域は必ず透明材料で形成しなく
てはならず、ディスクカートリッジのデザインに制限が
生じる。また、特別なディスクカートリッジを製造する
必要があり、煩雑であるだけでなく、ディスクカートリ
ッジを使用する必要のない光ディスクにあっては、残量
表示を行うことができないという問題がある。さらに、
耐久性等の点でディスクカートリッジを使用する必要の
なる光ディスクでは、ディスクカートリッジの一部領域
を透明にすると、収容する光ディスクの耐久性に影響す
るという欠点がある。
【0006】本発明は、上記のような問題を解決して、
光ディスクを記録再生装置にセットすることなく、記録
残量を知ることができ、しかも、ディスクカートリッジ
を必要としない光ディスクに関しても、簡単に記録残量
表示を行うことができる追記型の光ディスクを提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明によれば、ディスク基板と、このディスク基板に形
成された記録層を備える追記型光ディスクであって、前
記ディスク基板の前記記録層が形成された面と反対の面
に、記録残量読み取り用スケールが、光透過性を有する
インクにより設けられている、光ディスクにより、達成
される。請求項1の構成によれば、光ディスクの信号記
録層に対しては、ディスク基板を透過して光ビームが照
射されることにより、前記信号記録層からの反射光を検
出して情報の読み取りが行われ、あるいは、前記信号記
録層に光ビームが照射されることにより、情報の追記が
行われるようになっている。前記記録層の未記録領域
と、記録済領域とで光の反射率が異なることに基づい
て、記録領域はディスク基板を介して外部から視認でき
る。しかも、この場合、ディスク基板の前記記録層が形
成された面と反対の面に、記録残量読み取り用スケール
が設けられているから、視認された記録済領域と、記録
残量読み取り用スケールとを対比することにより、残さ
れた記録領域の大きさを知ることができる。しかも、記
録残量読み取り用スケールが、光透過性を有するインク
により設けられているから、前記光ビームがディスク基
板を透過することを妨げることがなく、情報の記録及び
再生が支障なく行われる。すなわち、本発明で、「記録
残量読み取り用スケール」を形成するための「光透過性
を有するインク」とは、外部からの視認に必要とされる
最低の光反射率を備えていて、多くの光を透過する性質
を有するインクである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、前記記録残量読み取り用スケールが、光ディスクの
径方向に沿って刻まれた目盛りを有することを特徴とす
る。請求項2の構成によれば、情報の記録が順次行われ
る方向としてのディスク径方向に沿ってスケールを設け
ることにより、このスケールが記録残量読み取り用スケ
ールとしての機能を果たすことができると共に、残りの
領域は、他の印刷デザインのために、あるいは、印刷し
ない銀色のミラー面として残すことができる。
【0009】請求項3の発明は、請求項2の構成におい
て、前記記録残量読み取り用スケールが、ビットレート
に応じた記録単位に適合する目盛りが形成されていると
を特徴とする。請求項3の構成によれば、一目盛り毎も
しくは目盛りの特定のまとまり毎に、どの程度のまとま
った情報を記録できるかについて、適切な案内を得るこ
とができる。
【0010】請求項4の発明は、請求項3の構成におい
て、前記記録データの種類に応じた残量表示を備えるこ
とを特徴とする。請求項4の構成によれば、一目盛り毎
もしくは目盛りの特定のまとまり毎に、文字データや音
声データ,画像データ等に関して、どのような種類の情
報をどの程度記録できるかについて、適切な案内を得る
ことができる。
【0011】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれかの構成において、前記インクが、追記用光ビーム
の波長に対応して、当該光ビームの透過を妨げない色彩
とされていることを特徴とする。請求項5の構成によれ
ば、前記インクの色を例えば赤系統の色にすることによ
り、赤色レーザ光を用いても光量損失を抑えることがで
きるので、信号レベルを悪化させることがない。
【0012】上記目的は、請求項6の発明によれば、デ
ィスク基板と、このディスク基板に形成された記録層を
備える追記型光ディスクであって、前記ディスク基板
と、前記記録層の表面を保護する保護層との間におい
て、複数の有色素を使いわけることにより、ディスクの
径方向に沿って同心円状に変化する色差を設けること
で、記録残量読み取り用スケールを形成した、光ディス
クにより、達成される。請求項6の構成によれば、複数
の有色素を、前記ディスク基板と、前記記録層の表面を
保護する保護層との間、例えば、記録層の保護層側表面
に使用する。そして、有色素の違いに応じて、ディスク
の径方向に沿って同心円状に変化する色差を設けること
で、それ自体が記録残量読み取り用スケールとして機能
する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下
に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0014】図1は、本発明の第1の実施形態に係る光
ディスクの概略部分断面図である。図において、光ディ
スク10は、光ビームを利用して情報記録を行えるよう
にした追記型光ディスクであって、ディスク基板11
と、ディスク基板11の一面,図において、下面に形成
した信号記録層12と、信号記録層12の表面に設けら
れた保護層13とを備えており、ディスク基板11を介
して、光ビームLが照射されることにより、この光ビー
ムLが信号記録層12に集束されて、情報の記録及び再
生が行われるようになっている。
【0015】上記ディスク基板11は、支持基板として
機能し、本実施形態のように、光透過性を持たせる必要
があるので、例えば、ガラスやポリカーボネート等の材
料が使用される。この点は、製造する光ディスクが信号
記録層12側からの片側読み出し型の光ディスクである
場合でも、ディスク基板11は光透過性を備える必要が
あり、同様の材料により形成される。
【0016】また、この光ディスク10は追記型の光デ
ィスクであり、例えば、相変化型の追記型光ディスクを
採用する場合には、信号記録層12及び保護層13は、
以下のような構造とすることができる。すなわち、ディ
スク基板11の図において下面には、グルーブに対応し
た凹凸が形成されており、信号記録層12は、このディ
スク基板11の下面側から、例えば、図2に示すよう
に、金属反射層31、誘電体層32、記録材料層33、
誘電体層34の各層を順次積層するように成膜して形成
されている。そして、信号記録層12の下には、好まし
くは保護層13が形成されている。保護層13は、信号
記録層12の下面に、透明な材料,例えばポリカーボネ
ートフィルムを感圧性接着剤等で貼りつけることにより
形成されている。
【0017】金属反射層31は、入射する記録・再生用
の光ビームを反射して戻り光とする層であり、Al、A
g、Au等から選択される金属またはこれらも金属また
は、これらと他の金属との合金をスパッタリングや蒸着
等の手法により所定の反射率に対応した厚みに成膜す
る。誘電体層32は、Zn−SiO2 やSi,SiC,
Ge,GeC,Sn,SnC,Al,AlC,Ga,G
aC,In,InC等の窒化物もしくは酸化物により成
膜される。記録材料層33は、Sb,Te,In,A
g,Ge等やその材料を2種類以上化合させた化合物状
態のものにより成膜される。誘電体膜34は、Zn−S
iO2 やSi,SiC,Ge,GeC,Sn,SnC,
Al,AlC,Ga,GaC,In,InC等の窒化物
もしくは酸化物により成膜される。
【0018】信号記録層12は上記成膜時の状態では、
as−depositedと呼ばれるアモルファスに近
い状態にある。したがって、信号記録層12の成膜後に
は、これに情報記録を行うことができるようにするた
め、初期化という作業が必要になる。すなわち、信号記
録層12は上述のように、誘電体、記録材料や金属反射
膜等からなる複合層であり、その記録材料の状態変化に
対応して、再生信号を得るようになっている。つまり、
上記記録材料が結晶状態であるかアモルファス状態であ
るかによって、光学定数が変化し、再生用の光ビームに
対する反射率が異なるように設計されている。このた
め、情報記録を行う場合には、信号記録層12に、記録
に適した光ビームを集束させて、高いエネルギーを与
え、記録材料を溶融して、急冷することによってアモル
ファス状態に近い記録マークを形成して行う。そして、
再生時には、記録時よりも低い出力の光ビームを当てる
ことで、記録マークとその周辺の結晶領域との反射光量
の差を検出して再生信号を生成するようになっている。
【0019】初期化の作業は、通常、光学ピックアップ
とほぼ同様の装置により行われるのが一般的である。す
なわち、光源からの光ビームを光ディスク10の信号記
録層12に集束させて、スポットを形成する。このよう
なスポットを集束させた状態で、ディスク10を回転さ
せ、かつスポットを、ディスク10の1回転当たり所定
距離だけ半径方向に移動させることで、スポットは、信
号記録層12上をスパイラル状に移動する。この時、光
源のパワー及びスポットの記録層上での走査速度を適切
に調整することにより、信号記録層12の記録材料の状
態を、as−depositedと呼ばれるアモルファ
スに近い状態から、結晶状態に変化させることができ
る。
【0020】さらに、ディスク基板11の信号記録層1
2とは反対の面,すなわち、図1における上面には、イ
ンク15を印刷することにより、記録残量読み取り用ス
ケール20が形成されている。ここで、記録残量読み取
り用スケール20を設けるためのインク15は、光透過
性を有するインクである。すなわち、このインク15
は、外部からの視認に必要とされる最低の光反射率を備
えていて、多くの光を透過する性質を有するインクが用
いられる。
【0021】例えば、光ディスク10に使用される上記
光ビームLが、赤色レーザである場合には、光透過性を
備える赤色インクが好適である。これにより、ディスク
基板11に入射する際に、反射により失われる光量を低
減することができ、光量損失を効果的に抑制することが
できる。
【0022】図3は、第1の実施形態にかかる光ディス
ク10を図1の上方から見た平面図である。図3におい
て、記録残量読み取り用スケール20は、上述したイン
ク15により、例えば、図示するように、光ディスク1
0の半径方向に沿って放射状に延びる複数のスケール2
1,22,23として形成されている。すなわち、図示
の場合には、記録残量読み取り用スケール20は、3つ
のスケール21,22,23を有している。このように
することで、記録残量読み取り用スケール20は、ディ
スク基板11の表面において大きな面積を有することが
なく、情報の記録または再生における極端な光量損失等
を生じない利点がある。また、記録残量読み取り用スケ
ール20を設けるためのインク印刷面積を小さくできる
ので、印刷領域と印刷されない領域に光ビームLが重な
っても(図1参照)、光学ピックアップ(図示せず)側
のエラー訂正機能の範囲で訂正でき、読み取り性能に影
響しないようにすることができる。また、スケールが設
けられていない広い残りの領域は、他の印刷デザインの
ために、あるいは、印刷しない銀色のミラー面として残
すことができる。
【0023】光ディスク10においては、その内周側か
ら情報記録が行われ、ビットレートに基づく記録セクタ
ーが設けられて、境界K1からK2までの記録領域や、
K2からK3までの記録領域等に分けられる。このた
め、記録残量読み取り用スケール20の目盛りは、光デ
ィスク10の半径方向に沿って内から外に向かう等間隔
の目盛りで設けてもよいが、好ましくは、このような記
録情報量のまとまりに対応した目盛り付けを行う。
【0024】さらに、記録残量読み取り用スケール20
は、情報の種類に対応して、各情報のまとまり毎に目盛
り付けした複数のスケール21,22,23としてい
る。これにより、対応する各スケール21,22,23
において、一目盛り毎もしくは目盛りの特定のまとまり
毎に、文字データや音声データ,画像データ等に関し
て、対応する別々のスケール21,22,23を参照す
ることで、どのような種類の情報をどの程度記録できる
かについて、適切な案内を得ることができる。
【0025】第1の実施形態にかかる光ディスク10は
以上のように構成されており、図1に示されているよう
に、光ディスク10の信号記録層12に対しては、ディ
スク基板11を透過して光ビームLが照射されることに
より、信号記録層12からの反射光を検出して情報の読
み取りが行われ、あるいは、信号記録層12に光ビーム
lが照射されることにより、情報の追記が行われるよう
になっている。
【0026】ここで、信号記録層12の未記録領域と、
記録済領域とは、上述したように、光の反射率が異な
る。このため、記録済領域はディスク基板11を介して
外部から視認できる。しかも、この場合、ディスク基板
11の信号記録層12が形成された面と反対の面に、記
録残量読み取り用スケール20が設けられているから、
視認された記録済領域の終端と、記録残量読み取り用ス
ケール20とを対比することにより、残された記録領域
(未記録領域)の大きさを簡単に知ることができる。
【0027】しかも、記録残量読み取り用スケール20
が、光透過性を有するインク15により設けられている
から、前記光ビームLがディスク基板11を透過するこ
とを妨げることがなく、情報の記録及び再生が支障なく
行われる。すなわち、図4に示すように、ディスク基板
11のインク15が適用されている領域と、そうでない
領域とで、インク15として光透過性のインクを用いた
場合でも信号レベルは異なる。しかしながら、この実施
形態では、図3で説明したように、インク15が適用さ
れる範囲はきわめて限られており、しかも、エラー訂正
機能の助けにより信号を補正することもできる。このた
め、インク15の厚みを十分薄くすることにより、信号
劣化が性能に影響を及ぼすことがない程度に光ディスク
10に記録残量読み取り用スケール20を設けることが
できる。
【0028】図5は、本発明の第2の実施形態に係る光
ディスクの概略平面図であり、図6及び図7は、図5の
光ディスクの部分的な断面構造を示す概略図である。こ
れらの図において、第1の実施形態の図における符号と
同一の符号を付した箇所は同じ構成であるから重複する
説明は省略し、相違点を中心に説明する。尚、図6及び
図7の断面図は、図1及び図2の断面図と比べて上下が
逆である。
【0029】第2の実施形態にかかる光ディスク40
は、図6に示すように、ディスク基板11と、このディ
スク基板11に形成された信号記録層12を備える追記
型光ディスクである。この場合、ディスク基板11と、
信号記録層12の表面を保護する保護層13との間にお
いて、複数の有色素を使いわけることにより、ディスク
の径方向に沿って同心円状に変化する色差を設けてい
る。
【0030】具体的には、図5に示すように、光ディス
ク10には、色彩が異なる第1の領域46と、第2の領
域47とが同心円状に同じ間隔で交代するようにされて
おり、第1の領域46と第2の領域47と、これらの境
界K4とで、年輪状の記録残量読み取り用スケール45
を形成している。
【0031】図6に示されているように、信号記録層1
2と保護層13との間に、もしくは、信号記録層12と
保護層13との境界において、信号記録層13を形成す
る材料に、第1の有色素41を層状に適用している。そ
して、境界K4を境として、一方には、さらに、第2の
有色素42を層状に用い、その上に対光剤43を適用し
ている。そして、第1の有色素41としてフタロシアニ
ン系色素を、第2の有色素42としてシニアン系色素を
用いる。これにより、第1の領域46は、矢印方向から
見ると、第2の有色素42としてのシニアン系色素は、
対光剤43により青緑色に、境界K4を挟んで、第2の
領域47は、第1の有色素41としてのフタロシアニン
系色素フタロシアニン系色素に基づいて、金色に見え
る。以上により、第2の実施形態の場合には、同心円状
の記録残量読み取り用スケール45により、第1の実施
形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0032】図7は、第2の実施形態の変形例であり、
第1の有色素44としてシニアン系色素を用い、境界K
4を境として、一方には、対光剤43を層状に適用して
いる。この場合も、矢印方向から見た場合、第1の領域
46は、対光剤43により青緑色に、境界K4を挟ん
で、第2の領域47は、第1の有色素44としてのシニ
アン系色素に基づいて、金色に見える。したがって、こ
の変形例では、第1の領域46、境界K4を挟んで、第
2の領域47により、同心円状の記録残量読み取り用ス
ケール45が形成されている。
【0033】上述した実施形態においては、記録可能な
信号記録層として、1層の信号記録層を有する光ディス
クについて説明したが、本発明は、片面複数層の信号記
録層やディスク基板の両側に信号記録層をもつ両面読み
出しタイプの光ディスクにも適用することができる。そ
して、本発明は、信号記録層が記録済の場合と未記録の
場合とで反射率が変化する全てのタイプの信号記録層を
備える追記型光ディスクに適用することができる。ま
た、上述の各実施形態の各構成は、その一部と省略し
て、他の構成と組み合わせたり、異なる実施形態の構成
どうしを組み合わせたりすることができることは勿論で
ある。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、光
ディスクを記録再生装置にセットすることなく、記録残
量を知ることができ、しかも、ディスクカートリッジを
必要としない光ディスクに関しても、簡単に記録残量表
示を行うことができる追記型の光ディスクを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスクの第1の実施形態の概略部
分断面図である。
【図2】図1の光ディスクの信号記録層と保護層の構成
例を示す概略断面図である。
【図3】図1の光ディスクの概略平面図である。
【図4】図1の光ディスクの再生信号レベルを示すグラ
フである。
【図5】本発明の光ディスクの第2の実施形態の概略平
面図である。
【図6】図5の光ディスクの概略部分断面図である。
【図7】図5の光ディスクの変形例の概略部分断面図で
ある。
【符号の説明】
10・・・光ディスク、11・・・ディスク基板、12
・・・信号記録層、13・・・保護層、20・・・記録
残量読み取り用スケール。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク基板と、このディスク基板に形
    成された記録層を備える追記型光ディスクであって、 前記ディスク基板の前記記録層が形成された面と反対の
    面に、記録残量読み取り用スケールが、光透過性を有す
    るインクにより設けられていることを特徴とする、光デ
    ィスク。
  2. 【請求項2】 前記記録残量読み取り用スケールが、光
    ディスクの径方向に沿って刻まれた目盛りを有すること
    を特徴とする、請求項1に記載の光ディスク。
  3. 【請求項3】 前記記録残量読み取り用スケールが、ビ
    ットレートに応じた記録単位に適合する目盛りが形成さ
    れているとを特徴とする、請求項2に記載の光ディス
    ク。
  4. 【請求項4】 前記記録データの種類に応じた残量表示
    を備えることを特徴とする、請求項3に記載の光ディス
    ク。
  5. 【請求項5】 前記インクが、使用される追記用光ビー
    ムの波長に対応して、当該光ビームの透過を妨げない色
    彩とされていることを特徴とする、請求項1ないし4の
    いずれかに記載の光ディスク。
  6. 【請求項6】 ディスク基板と、このディスク基板に形
    成された記録層を備える追記型光ディスクであって、 前記ディスク基板と、前記記録層の表面を保護する保護
    層との間において、複数の有色素を使いわけることによ
    り、ディスクの径方向に沿って同心円状に変化する色差
    を設けることで、記録残量読み取り用スケールを形成し
    たことを特徴とする、光ディスク。
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