JP2003022349A - 人事勤労情報処理システム - Google Patents

人事勤労情報処理システム

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JP2003022349A
JP2003022349A JP2001207715A JP2001207715A JP2003022349A JP 2003022349 A JP2003022349 A JP 2003022349A JP 2001207715 A JP2001207715 A JP 2001207715A JP 2001207715 A JP2001207715 A JP 2001207715A JP 2003022349 A JP2003022349 A JP 2003022349A
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JP2001207715A
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Masaru Shimakawa
優 島川
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般従業員および管理職が各種の手続き業務
を容易に遂行できるユーザインタフェースを備えた人事
勤労情報処理システムを提供する。 【解決手段】 ユーザ認証された端末に対して業務選択
メニューを提示し、上記業務選択メニューでユーザが指
定した業務種別に対応して、データ入力を伴う手続き案
内と、上記指定業務に付随してユーザがとるべき関連手
続きの案内とを含む手続き画面を端末に提示し、上記手
続き画面で入力された手続きデータを案件管理ファイル
に蓄積する人事勤労情報処理システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人事勤労情報処理
システムに関し、更に詳しくは、ネットワークを介して
複数の従業員端末と接続され、人事勤労部門以外の一般
従業員および管理職社員が、人事勤労関係の手続きデー
タを直接的に入力処理するようにした人事勤労情報処理
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の人事勤労関係の手続き業務は、日
常的な申請手続きであれば、職場に備え付けの各種手続
き用紙を提出する形式で、臨時的なものであれば、例え
ば、人事勤労部門から各職場に書面または電子メールに
よって手続きすべき内容を通知し、通知内容に該当する
従業員が所定の手続き書面を人事勤労部門に提出する形
式で行われている。また、結婚や出産のように各種手当
制度の適用を受ける時、あるいは住所変更、海外出張な
どのように不定期に発生する手続きについては、従業員
が人事勤労部門の担当者に問い合わせ、担当者から指定
された手続用紙に必要事項を記入の上、人事勤労部門に
提出している。所属上長の承認を必要とする手続きにつ
いては、上長承認印を得た後、手続き用紙が人事勤労部
門に提出される。
【0003】人事勤労部門における手続き業務は多岐に
わたっており、上述した一般従業員からの申請手続き以
外に、例えば、従業員の昇給、昇格、賞与などの査定、
他の事業部門(または他社)への異動、組織の変更な
ど、各部門の管理職からの提案書、起案書をベースとし
て、組織内での調整を経た後、最終決定に至る手続き業
務も多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の人事勤労業務で
は、上述した一般従業員や管理職が行う各種の手続きに
人事勤労部門の担当者が介在しており、当事者への説
明、関係資料の配布、手続き用紙の受領・回収、調整資
料の作成などの間接作業が発生している。また、これら
の手続き結果を人事勤労情報処理システムに反映するた
めのデータ入力作業は、各種手続き用紙の記載内容に基
づいて人事勤労部門の担当者が行っており、手続きの内
容が人勤ファイルに反映されるまでに時間的な遅れが発
生している。
【0005】現在、企業内の各職場にホストコンピュー
タと接続された専用端末を配置し、職場内で日常的、定
期的に発生する特定の申請業務について、各職場の庶務
担当者が、上記専用端末からデータ入力するオンライン
形式の人事勤労情報処理システムも運用されているが、
専用端末におけるユーザインタフェースは独特であり、
この場合の各職場における専用端末のオペレータは、人
勤担当者によるデータ入力作業を代行しているに過ぎな
い。
【0006】本発明の目的は、人事勤労関係の各種の手
続き業務において、人勤担当者の介在を可能な限り排除
し、申請元または提案(起案)元からのデータ入力が直
接反映される人事勤労情報処理システムを提供すること
にある。本発明の他の目的は、企業内の一般従業員およ
び管理職が人事勤労関係の各種の手続き業務を容易に遂
行できるユーザインタフェースを備えた人事勤労情報処
理システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の人事勤労情報処理システムは、ユーザ認証
された端末に対して、ユーザの職名または職位に応じて
選択範囲を設定した業務選択メニューを提示するための
第1手段と、上記業務選択メニューでユーザが指定した
業務種別に対応して、データ入力を伴う手続き案内と、
上記指定業務に付随してユーザがとるべき関連手続きの
案内とを含む手続き画面を端末に提示するための第2手
段と、上記手続き画面で入力された手続きデータを蓄積
するための案件管理ファイルとを備えたことを特徴とす
る。このように、データ入力を伴う手続き案内以外に、
ユーザがとるべき関連手続きの案内を提示することによ
って、1つの申請手続きから波及する一連の業務を人勤
担当者に代わって申請者に教示することが可能となる。
本発明の1実施例では、業務選択メニューが、ナレッジ
情報の選択ボタンを含み、上記ナレッジ情報を利用し
て、ユーザに高度の提案、起案手続きを可能としてい
る。
【0008】更に詳述すると、本発明の人事勤労情報処
理システムでは、上記第2手段が、案件管理ファイルに
蓄積された手続きデータが予め指定された承認者による
承認処理を要する業務種別のものである時、手続きデー
タを承認者と対応する承認案件として管理するための機
能を備える。また、上記第1手段が、上記業務選択メニ
ュー画面に、端末ユーザが承認処理すべき案件の有無情
報を提示する機能を備える。
【0009】上記案件管理ファイルに一時的に蓄積され
た手続きデータは、承認処理を要しない案件のものであ
れば、例えば、業務別に用意されたデータファイルに正
規の入力データとして転送可能であり、これと同様に、
予め指定された全ての承認者による承認処理を経た案件
データも、上記業務別に用意されたデータファイルに正
規の入力データとして転送可能となる。この場合、業務
別のデータファイルは、そのまま人勤マスタファイルの
一部として利用されてもよく、業務別のデータファイル
の内容をこれと対応するマスタファイルにバッチ処理に
よって転送するようにしてもよい。
【0010】本発明の1実施例では、上記第1手段が、
業務選択メニュー画面に端末ユーザの未決状態にある案
件の有無情報を提示する機能を備える。また、上記第2
手段が、上述したデータ入力を伴う手続き案内箇所に対
してユーザが所定の応答を入力した時、手続き案内と対
応するデータ入力画面を端末画面に提示するための機能
を備える。このように、手続きの全貌を示す画面と実際
のデータ入力画面とを別画面にすることによって、ユー
ザに混乱を与えることなく、複雑なデータ入力画面での
ユーザ入力操作を誘導できる。
【0011】本発明の他の特徴は、ユーザ認証された端
末に対して、ユーザの職名または職位に応じて選択範囲
を設定した業務選択メニューと、人事勤労部門からユー
ザ宛の個別通知とを含む画面を提示するための第1手段
と、上記業務選択メニューでユーザが指定した業務種別
に対応して、データ入力のための手続き画面を端末に提
示するための第2手段と、上記手続き画面で入力された
手続きデータを蓄積するための案件管理ファイルとを備
えた人事勤労情報処理システムにある。
【0012】上記ユーザ宛の個別通知としては、例え
ば、通勤手当、住宅手当、別居手当てなどの申請案内が
ある。この他に、期限内に申請手続きすべき事項につい
て個別通知で指摘することもできる。上記ユーザ宛の個
別通知は、例えば、通知件数として端末に提示され、個
別通知件数の表示箇所に対してユーザが所定の応答を入
力した時、個別通知の内容が端末画面に提示される。個
別通知の内容は、最初に通知の一覧を表示し、ユーザが
選択した通知についてその詳細を表示する2段階形式で
表示してもよい。このように業務選択メニュー画面でユ
ーザ宛の個別通知を表示することによって、通常の電子
メールを併用することなく、人勤部門から各従業員へ必
要事項を通知できる。本発明のその他の特徴について
は、以下に述べる実施形態の説明から明らかになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照して説明する。図2は、本発明による人事勤
労情報システムの全体構成を示す。人事勤労情報システ
ムは、人勤情報処理システム10と、ネットワークN1
を介して上記人勤情報処理システム10に接続された複
数の端末装置1(1a〜1m)とからなる。
【0014】本発明では、会社組織の各部門における一
般職、管理職の従業員が、それぞれの日常業務で使用す
る端末装置から、企業内ネットワークN1を介して人勤
情報処理システム10とダイレクトに交信することによ
って、人事勤労部門担当者の介在なしに、人事勤労部門
が管轄する各種の申請、提案の手続き、従業員上司によ
る承認手続きを実行することを目的としている。従業員
は、職場内に設置された端末装置に代えて、移動端末2
を社外の任意の場所から無線基地局3と移動体通信網N
2を介して企業内ネットワークN1に接続し、人勤情報
処理システム10をアクセスしてもよい。この場合、移
動体通信網N2と企業内ネットワークN1との接続点に
接続認証システム4を設置し、従業員または社員として
の正当性が認証された場合に限り、移動端末と企業内ネ
ットワークN1との接続を許容する。端末装置1n〜1
mで示すように、人事勤労部門の各担当者も、それぞれ
の端末装置から人勤情報処理システム10をアクセス
し、各自が担当する日常の人勤業務と、一般従業員とし
ての申請手続き、または従業員の上司としての承認手続
きを行う。
【0015】従来、人事勤労部門の担当者が行っていた
各種申請手続きのデータ入力を人事勤労部門以外の一般
従業員および管理職の端末入力から行い、入力結果を直
ちに人勤業務に反映させるために、本発明では、ユーザ
インタフェース画面に様々な工夫が加えられている。こ
の場合、人勤業務に精通していない一般の従業員および
管理職にとっては、データ入力画面の表示されたガイダ
ンス情報だけでは手続き上で戸惑うことも予想されるた
め、図1のシステムでは、人事勤労部門にコールセンタ
を設け、一般従業員および管理職からの問い合わせに対
応できるようにしている。端末1mは、コールセンタの
担当者用のものであり、図示しない電話網を介して一般
従業員から問い合わせを受けた時、質問者と同じ手続き
画面を参照しながら、適切な回答を行うようにしてあ
る。
【0016】図1は、本発明による人勤情報処理システ
ム10の主要な動作を示す。一般従業員のユーザ端末1
aを人勤情報タ処理システム10に接続すると、サーバ
11から業務選択用のメニュー画面が送信され、端末画
面に表示される。ユーザが手続き(申請)したい業務を
指定すると、これと対応する手続き画面がサーバ11か
ら送信され、この画面を通して、指定業務の申請データ
入力処理31を行うことができる。ユーザの入力データ
は、案件管理データベース(DB)12に申請案件12
Aとして蓄積される。申請案件が上司の承認を要する案
件の場合は、ユーザ毎、業務毎に予め指定された承認者
が処理すべき承認案件12Bとなる。上記申請案件が上
司の承認を要しない案件の場合、申請案件データは、案
件管理12から業務別DB13に転送される。
【0017】承認者資格をもつ管理職のユーザ端末1b
を人勤情報処理システム10に接続すると、サーバ11
から業務選択用のメニュー画面が送信される。管理職に
対しては、業務選択用のメニュー画面に設けたINBO
X表示領域を通して、処理すべき承認案件の件数41が
通知される。ユーザが上記INBOX表示領域をクリッ
クすると、サーバ11から承認案件の一覧リストが送信
される。上記一覧リストで、ユーザが何れかの承認案件
を指定すると、案件管理DB12から指定案件の内容が
読み出され、端末画面に表示される。ユーザが、表示さ
れた案件について承認データの入力処理32を行うと、
当該ユーザ(承認者)の承認案件から外される。
【0018】承認処理された案件が更に別の承認者(上
位の管理職)による承認を必要とする場合は、申請案件
データは、案件管理DB12内で別の承認者の承認案件
として保持される。承認案件となった申請案件データ
は、必要な全ての承認者の承認処理を終えた時、案件管
理DB12から業務別DB13に転送される。業務別D
B13に蓄積された申請案件データは、定期的に実行さ
れるデータ更新バッチ処理33によって、人勤システム
の基幹DB(マスタファイル)に書き込まれ、給与計
算、年金計算、その他の基幹業務処理35に反映され
る。
【0019】本発明では、サーバ11から各ユーザ端末
1a、1b、・・・に業務選択用のメニュー画面を送信す
る時、通知情報ファイル15Aから検索された各ユーザ
の個人宛通知情報42と、文書管理ファイル15Bから
検索された一般的な通知・通達情報43をメニュー画面
の一部として送信する。これにより、各従業員が人勤情
報処理システム10をアクセスした時、個人宛通知情報
や通知・通達情報の受信処理と、必要な申請手続き(申
請データ入力処理)を行うことが可能となる。
【0020】人勤部門の端末1nは、モニタ処理機能3
4を利用して案件DB12や業務別DB13を参照し、
例えば、長期に亘って滞留している承認案件についての
承認者への処理の督促や、個人宛に通知した申請手続き
が行われたか否かのチェックを行う。
【0021】図3は、本発明の人勤情報処理システム1
0が備えるソフトウエアの構成を示す。サーバ11は、
プログラムソフトとして、基本制御(個人ポータル制
御)ルーチン20、セキュリティ制御ルーチン21、業
務処理ルーチン22、申請案件処理ルーチン23、通知
情報制御ルーチン24、業務権限管理ルーチン25、ナ
レッジ制御ルーチン26、モニタリング制御ルーチン2
7を備え、これらのプログラムソフトが参照する情報フ
ァイルとして、例えば、ナレッジDB15、アクセス管
理情報ファイル16、画面情報ファイル17、従業員基
本情報ファイル18、会社組織情報ファイル19を備え
ている。ナレッジDB15は、前述した通知情報ファイ
ル15A、文書管理ファイル15Bの他に、例えば、各
種の手引きファイル15C、公開情報ファイル15D、
お知らせ情報ファイル15E、その他の情報ファイル1
5Fからなっている。
【0022】ここで、基本制御(個人ポータル制御)ル
ーチン20は、接続中のユーザ端末毎に制御シーケンス
を管理し、複数ユーザによる各種申請・承認手続きの並
列的な実行を可能とする。業務処理ルーチン22は、例
えば、結婚に伴う手続き、出産や死亡に伴う家族変更の
手続き、住所変更手続き、旅費の申請や清算の手続きな
ど、一般従業員が行う各種の申請手続きや、人事異動、
組織変更、昇給・昇格・賞与の査定、長期休職手続き、
業務権限の認定など、管理職が行う各種の提案・起案手
続きと対応して、業務種別コードで特定される複数種類
のルーチンからなっている。また、申請案件処理ルーチ
ン23は、案件管理DB12に蓄積された申請案件(管
理職が行う提案案件を含む)を処理するためのものであ
り、承認対象となる案件の業務種別と対応した複数の処
理ルーチンからなっている。
【0023】通知情報制御ルーチン24は、ナレッジD
B15にある通知情報ファイル15Aから端末ユーザと
対応する個人宛通知情報を検索し、件数や通知内容を端
末に送信するためのものであり、業務権限管理ルーチン
25は、承認権限の設定・変更、代理者の設定・変更の
ためのものである。ナレッジ制御ルーチン26は、ナレ
ッジDB15にある文書管理ファイル15B、各種の手
引きファイル15C、公開情報ファイル15D、お知ら
せ情報ファイル15E、その他の情報ファイル15Fに
アクセスし、ユーザが必要とする情報をユーザ端末に提
供する。尚、図1で説明したモニタ機能34は、モニタ
リング制御ルーチン27によって実現される。
【0024】図4は、アクセス管理情報ファイル16に
格納されるユーザ管理レコード50の内容を示す。ユー
ザ管理レコード50は、個人認証情報51と制御エント
リ52からなっている。個人認証情報51は、ユーザ識
別子(ユーザID)51A、パスワード51B、ユーザ
の氏名51Cからなる。制御エントリ52は、本務用制
御エントリ52−1と兼務用制御エントリ52−2とか
らなり、複数の兼務先をもつユーザに対しては複数の兼
務用制御エントリ52−2、52−3、・・・が用意され
る。
【0025】各制御エントリ52は、本務用/兼務用の
区別を示すエントリ区分53と、開示制御情報54と、
ロール制御情報55と、その他の情報59とからなる。
開示制御情報54としては、例えば、主任、課長、部長
などの役職名を示す職名コード54Aと、例えば、主任
相当職、課長相当職、部長相当職などの職責を示す職位
コード54Bと、所属コード54Cとが含まれる。ロー
ル制御情報55は、ユーザ(本人)の行った手続きにつ
いての承認経路を定義したものであり、業務(業務種別
コード)と対応して承認者(ユーザID)56と代理者
(ユーザID)57を指定している。
【0026】承認者56としては、1つの業務について
複数人を指定できる。承認者の人数は、本人の職位や業
務種類に応じて決めればよく、重要度の低い業務につい
ては承認手続きを省略できる。通常は、職場における上
長が承認者として指定されるが、本発明のシステムで
は、承認案件が通信ネットワークを介してアクセスされ
るため、本人と承認者との勤務場所の遠近は何ら障害と
ならない。また、新規事業の展開、新たな組織の編成な
ど、重要な案件については、直属関係にない専門職や会
社上層部の人を承認者に指定することも可能となる。
【0027】図5は、案件管理DB12に蓄積される申
請案件データレコード60の構成の1例を示す。申請案
件データレコード60は、申請番号61と、申請日62
と、ステータス63と、業務識別情報64と、申請者識
別情報65と、承認者識別情報66と、業務データ69
とからなっている。
【0028】申請番号61としては、例えば、業務種別
コードと当該業務における通し番号とを組み合わせたも
のが適用される。ステータス63には、承認待ち案件、
保留案件、却下案件など、申請案件の処理状態を示す状
態コードが設定される。業務識別情報64は、業務の種
別コード64Aと業務の表示名64Bを含み、申請者識
別情報65は、申請者のユーザID:65Aと氏名65
Bを含む。また、承認者識別情報66としては、各承認
者のユーザID67(67−1、67−2、…)と、承
認処理日68(68−1、68−2、…)が設定され、
承認を必要としない案件については、承認者識別情報6
6は未設定となる。承認者のユーザID67は、申請案
件が発生した時、図4に示した申請者のユーザ管理レコ
ード50を参照することによって、申請案件の業務種別
と対応した承認者欄56から求められる。業務データ6
9には、申請データ入力処理31で入力処理されたデー
タと、必要に応じて承認データ入力処理32で入力され
た追加データやコメントが設定される。
【0029】案件管理DB12に蓄積された申請案件デ
ータレコード60は、例えば、図6に示すように、ユー
ザID:70と対応したINBOX:71とOUTBO
X:72にリンクして管理される。INBOX:71に
は、ユーザID:70をもつユーザが承認者として処理
すべき案件(承認案件12B)を示す制御エントリIE
1、IE2、・・・が登録され、OUTBOX:72に
は、上記ユーザが申請した案件(申請案件12A)のう
ち、未決着状態の案件を示す制御エントリOE1、OE
2、・・・が登録される。
【0030】INBOXおよびOUTBOXに登録され
る各制御エントリの実体は、申請案件データレコード6
0を参照するためのポインタであり、必要に応じて各制
御エントリに業務種別コードやINBOX/OUTBO
Xの区分を設定してもよい。図6では、承認案件12B
と申請案件12Aの制御エントリをユーザIDと対応し
たINBOX、OUTBOXに登録してあるが、各制御
エントリにユーザIDを付しておき、例えば、申請案件
の制御エントリは、案件管理DB12内に定義された共
通のOUTBOX領域(申請案件領域)に発生順に登録
し、承認案件制御エントリは、案件管理DB12内に定
義された共用のINBOX領域(承認案件領域)に発生
順に登録し、ユーザIDに基づいて各ユーザ申請案件と
承認案件を検索するようにしてもよい。
【0031】以下、ユーザの端末画面に表示されるメニ
ュー画面を参照して、本発明による人事勤労情報処理シ
ステムの機能について説明する。図7は、ユーザ端末1
をサーバ11に接続した時、端末画面に表示される初期
画面80の1例を示す。初期画面80は、この画面が人
事勤労システム用のものであることを示すサイト表示8
1と、ユーザへのメッセージ82と、ユーザIDおよび
パスワードの入力ボックス83、84と、ログインボタ
ンB1、リセットボタンB2、キャンセルボタンB3を
含んでいる。ユーザは、入力ボックス83、84に、自
分のユーザIDと、予めユーザ管理レコード50に登録
済みのパスワードとを入力した後、ログインボタンB1
をクリックする。
【0032】図8は、ユーザが入力したユーザIDとパ
スワードが正しかった場合に端末画面に表示される業務
選択メニュー画面90の一部90−1を示す。業務選択
メニュー画面90−1は、ユーザの氏名表示領域91
と、ログアウトボタンB4と、INBOX案件通知領域
(ウインドウ)92Aと、OUTBOX案件通知領域9
2Bと、個人宛通知領域92Cと、通知・通達表示領域
93Aと、お知らせ表示領域93Bとを含む。
【0033】INBOX案件通知領域92Aには、案件
管理DB12から検索されたユーザの承認案件の件数
(図6に示した制御エントリIE1、IE2、・・・の個
数)が表示され、OUTBOX案件通知領域92Bに
は、未決着状態の申請案件の件数(図6に示した制御エ
ントリOE1、OE2、・・・の個数)が表示される。ま
た、申請個人宛通知領域92Cには、通知情報ファイル
15Aから検索されたユーザ宛の通知件数が表示され、
通知・通達表示領域93Aには、文書管理ファイル15
Bに蓄積された通知・通達情報が表示され、お知らせ表
示領域93Bには、お知らせ情報ファイル15Eに蓄積
された情報が表示される。
【0034】後述するように、ユーザが、INBOX案
件通知領域92A、OUTBOX案件通知領域92B、
個人宛通知領域92Cの何れかをクリックすると、端末
画面に案件の一覧リストが表示され、この一覧リストで
特定の案件を指定することによって、その内容を表示画
面に呼び出すことが可能となる。尚、ユーザが承認資格
のない一般従業員の場合は、INBOX案件通知領域9
2Aは空欄となる。従って、承認資格のないユーザ宛の
メニュー画面は、INBOX案件通知領域92Aを省略
したものとしてもよい。
【0035】図9は、業務選択メニュー画面90の残り
部分90−2を示す。業務選択メニュー90には、図8
に示した情報以外に、ユーザの現在の職名を示す職名表
示枠94Aと、承認資格をもつユーザ(管理者)の承認
権限に関する注意メッセージM1、M2と、管理者用の
業務メニュー95、一般従業員用の業務メニュー96、
人事勤労部門の担当者用の業務メニュー(人勤メニュ
ー)97とが表示されている。また、ナレッジ情報の呼
び出し用ボタンとして、例えば、組織マネージメント情
報を参照するためのボタンB6、ノウハウを参照するた
めの(「こんなときどうする」)ボタンB7、各種統計
を参照するためのボタンB8、規則や制度の解説を参照
するためのボタンB9、会社規則を参照するためのボタ
ンB10が用意してある。
【0036】職名表示枠94Aには、デフォルトデータ
として、ユーザ管理レコード50の本務用の制御エント
リに登録された職名54Aが表示される。職名表示枠9
4Aの表示内容は、それに付随するスクロールボタンの
操作によって変更される。本務用の制御エントリしか持
たないユーザの場合、上記スクロールボタンを操作して
も表示内容は変化しないが、ユーザが兼務者の場合、上
記スクロールボタンを操作し、兼務先の職名が表示され
た状態で選択ボタン(「GO」)94Bをクリックする
ことによって、兼務先のユーザとして業務処理を実行す
ることが可能となる。
【0037】注意メッセージM1は、例えば、ユーザが
承認権限を他の管理者に全面的に委譲している場合、承
認行為ができないことを伝えるための表示されるメッセ
ージであり、注意メッセージM2は、例えば、他の管理
者から承認業務を委託された代理ユーザに対して表示さ
れるメッセージである。ボタンB5は、承認権限を変更
する場合に利用される。
【0038】ここでは、説明を簡単にするため、一つの
画面に、管理者用業務メニュー95、一般従業員用業務
メニュー96、人勤メニュー97を同時に示したが、人
勤メニュー97は、人事勤労部門の担当者に専用のもの
であり、他部門のユーザ画面には提示されることはな
い。表示メニューの種類と選択可能な業務の種類は、ユ
ーザの職務によって決まるため、実際の端末画面では、
一般の従業員には一般従業員用業務メニュー96だけを
提示し、管理者には管理者用業務メニュー95だけを提
示さればよい。但し、管理者に対しては、管理者用と一
般従業員用の2つの業務メニューと提示し、一般従業員
として選択可能な業務はメニュー96に表示し、管理者
として選択可能な業務は管理者用のメニュー95に表示
し、2つのメニューを使い分けるようにしてもよい。
【0039】業務メニュー95、96、97は、それぞ
れスクロールボタンを備えた業務表示枠95A、96
A、97Aと、選択ボタン(「GO」)95B、96
B、97Bとからなり、各ユーザは、スクロールボタン
を操作して表示内容を切替え、表示枠に目的の業務名が
表示された状態で、選択ボタン94Bをクリックするこ
とによって、自分が手続きしたい業務を特定する。
【0040】図10は、サーバ11の基本動作となる個
人ポータル制御ルーチン20と端末1におけるユーザ操
作のフローチャートを示す。ネットワークを介してサー
バ11に接続された端末ユーザが、図7に示した初期画
面80でユーザIDとパスワードを入力し、ログインボ
タンB1をクリックすると、個人ポータル制御ルーチン
20が個人認証処理を実行する(ステップ201)。個
人認証処理201では、アクセス管理情報ファイル16
から入力ユーザIDと対応するユーザ管理レコード50
を読み出し、入力パスワードと登録パスワード51Bと
を比較する(202)。比較の結果、入力パスワードと
登録パスワードが不一致の場合は、エラーメッセージが
送信され、ユーザにパスワードの再入力が要求される。
不正なアクセスを防止するため、同一ユーザIDに対す
る不正パスワードの入力回数には制約があり、不正入力
の回数が制限値を超えた場合はそのユーザIDによるア
クセスは不能となる。入力パスワードと登録パスワード
が一致した場合は、認証OKとなり、ユーザ利用可能業
務の選択(203)が行われる。
【0041】人勤データ処理システム10で提供する業
務(申請、提案手続き)については、アクセス管理情報
ファイル16に、業務種別コードとこれを利用可能な職
位コード(または職名コード)との関係を定義したアク
セス制限テーブルが予め用意されている。ステップ20
3では、上記アクセス制限テーブルから、ユーザ管理レ
コード50の制御エントリ52−1に登録された職位コ
ード54B(または職名コード54A)に基づいて利用
可能な業務種別を検索し、これらをメニュー化すること
を意味している。次に、案件管理DB:12と通知情報
ファイル15Aから、ユーザIDと対応する業務案件と
個人宛通知を検索し、それぞれの件数をカウントする
(204)。ユーザが一般従業員であれば、OUTBO
Xの案件と個人宛通知の件数が求められる。ユーザが管
理職であれば、これにINBOXに登録された承認案件
の件数が加わる。これらのデータに、ユーザ管理レコー
ド50から得られる氏名データ、職名コード54Aから
変換された職名表示、文書管理ファイル15Bから読み
出された通知・通達情報と、お知らせ情報ファイル15
Eから読み出されたお知らせ情報とを組み合わせること
によって、図8、図9に示した業務選択メニュー画面9
0が生成され、ユーザ端末に送信される(205)。
【0042】ユーザは、端末画面に表示された業務選択
メニュー画面90を見て、実行すべき処理を選択する。
承認案件を処理したい場合は、INBOX領域92Aを
クリックする。同様に自分が過去に行った申請案件の現
在の状態を知りたい場合は、OUTBOX領域92B、
個人宛通知を参照したい場合は、個人宛通知領域をそれ
ぞれクリックする。通知・通達やお知らせは、各表示領
域93A、93Bに付随するスクロールボタンを操作す
ることにより、表示内容をスクロールできる。申請手続
きまたは提案手続きをしたい場合は、メニュー95また
は96で業務を選択した後、GOボタンをクリックす
る。
【0043】上記ユーザ操作がサーバ11に送信される
と、個人ポータル制御ルーチンでは、ユーザ操作に対応
した処理ルーチンが起動される。例えば、ユーザが、申
請または提案のための業務を指定した場合(210)
は、指定業務の業務種別コードと対応する業務処理ルー
チン(サブシステム)22が起動される(220)。ユ
ーザが、INBOXまたはOUTBOXを指定した場合
(211)は、申請案件処理ルーチン23が起動され
(221)、個人宛通知を指定した場合(212)は、
通知情報制御ルーチン24が起動される(222)。ま
た、ユーザが、権限変更ボタンB5をクリックした場合
(213)は、業務権限管理ルーチン25が起動され
(223)、ナレッジ要求(組織マネージメント・ボタ
ンB6〜会社規則ボタンB10をクリック)した場合
(214)は、ナレッジ制御ルーチン27が起動される
(224)。
【0044】図11は、業務指定に応答して起動される
業務処理ルーチン22の基本的なフローチャートとユー
ザ操作610との関係を示す。サーバ11には、業務処
理ルーチン22として、人勤データ処理システム10で
提供する業務種別と対応して複数種類のルーチンが用意
されている。各業務処理ルーチン22は、画面情報ファ
イル17に蓄積された該当業務のデータ入力画面に、従
業員基本情報ファイル18や会社組織情報ファイル19
に蓄積されている現在のデータを設定した上で、手続き
画面としてユーザ端末に送信する(ステップ301)。
ユーザは、端末画面に表示された手続き画面に従って、
申請または提案のためのデータ入力操作(611)を行
う。
【0045】業務処理ルーチン22では、ユーザからの
入力データをチェックし(302)、データに入力ミス
があれば、ユーザ端末にエラーメッセージを送信し(3
03)、入力データの訂正を求める。入力データにエラ
ーがなければ、基本的には図5に示したレコード形式
で、入力データ(申請案件データ60)を案件管理D
B:12に蓄積し(304)、ユーザIDと対応するO
UTBOXに案件(制御エントリ)を追加登録する(3
05)。実行中の手続きが上司の承認を必要とする業務
のものか否かを判定し(306)、承認を必要としない
場合は、上記入力データに従って業務別DB:13の該
当する業務ファイルを更新し(308)、個人ポータル
制御ルーチン20に業務処理の実行終了を応答する(3
09)。実行中の手続きが上司の承認を必要とする業務
の場合は、ユーザ管理レコード50に業務種別コードと
対応して登録されている承認者56を読み出し、第1承
認者のユーザIDと対応するINBOXに承認案件の制
御エントリを追加し(307)、実行終了を応答する
(309)。尚、案件管理DBに申請案件データ60を
蓄積する時点(304)で、申請案件データ60に既に
承認者情報66が設定済みの場合、ステップ307で
は、上記申請案件データ60が示す承認者ユーザIDを
利用してもよい。ステップ304において、申請案件デ
ータ60に承認者情報66が未設定の場合は、ステップ
307で申請案件データ60に承認者情報66を追加す
る。
【0046】図13は、上述した業務処理ルーチン22
によってユーザ端末画面に表示される手続き画面の1例
として、ユーザが、一般従業員メニュー96から「結婚
に伴う手続き」を選択した場合の表示画面100を示
す。本実施例において、ユーザ端末に提示される手続き
画面は、手続き方法に関する説明部分101と、データ
入力を伴う手続き欄と、この業務に付随して従業員が行
うべき関連手続きの案内部分とを含む。「結婚に伴う手
続き」(本業務)の手続き画面100では、データ入力
を伴う手続き欄として、例えば、「姓名・誕生日の変更
手続き」103、「家族増減の手続き」104、「住所
変更の手続き」105があり、この他に、「銀行振込口
座の変更手続き」等(図面では省略)がある。また、関
連手続きの案内として、「寮・社宅への入居関係の手続
き」102、「住宅費補助の手続き」106、「通勤経
路・手段の変更手続き」107があり、この他に、例え
ば、「財形貯蓄関係の手続き」、「福利関係の届出印の
変更手続き」、「姓名を変更したことに伴う福利制度の
手続き」、「現住所を変更したことに伴う福利制度の手
続き」、「健康保険関係の手続き」、「労働組合関係の
手続き」、「社員証(社員カード)の再発行の手続き」
などが含まれる。
【0047】データ入力を伴う手続きでは、例えば、欄
103に示すように、手続き名称(サブタイトル)10
3Aと、入力操作に関する案内文103Bと、現在の登
録データについて変更を宣言する「変更する」ボタンB
21、変更しないことを宣言する「変更しない」ボタン
B22、データ変更の保留を宣言する「保留」ボタンB
23と、サブタイトルに該当する現在のデータ内容(現
在情報)の表示103Cと、ステータス103Dとが表
示される。ユーザは、現在情報の表示103Cを参照し
て、変更すべき項目があれば、「変更する」ボタンB2
1をクリックした上で、該当するデータ項目を訂正する
ことになる。欄104、105も、上記欄103と同様
の構成となっている。関連手続きの案内部分には、例え
ば、「寮・社宅への入居関係の手続き」102が示すよ
うに、手続きの名称(サブタイトル)と、手続きの受付
窓口を示す案内文が含まれる。また、例えば、「住宅費
補助の手続き」106が示すように、受給資格などの注
意事項を列挙した上で、手続きの受付窓口を案内する場
合もある。
【0048】図14は、例えば、「姓名・誕生日の変更
手続き」欄103において、ユーザが「変更する」ボタ
ンB21をクリックした場合に表示される「姓名・誕生
日の変更」用のデータ入力画面110の1例を示す。
「姓名・誕生日の変更」用のデータ入力画面110は、
申請者の基本情報の表示領域111と、姓名の入力領域
112と、生年月日の入力領域113と、健康保険に関
するコメント欄114とを含み、「登録」ボタンB31
と、「閉じる」ボタンB32とが用意されている。姓名
の入力領域112は、氏名の入力ボックス112Aと、
外字の扱いに関するコメント112Bとからなり、ユー
ザは、入力ボックス112Aに表示されている現在の氏
名の一部をキーボード操作によって結婚後の新たな氏名
に訂正する。
【0049】図12は、ユーザが、業務選択メニュー画
面90でINBOXまたはOUTBOXを指定した場合
に起動される申請案件処理ルーチン23の基本的なフロ
ーチャートとユーザ操作620との関係を示す。申請案
件処理ルーチン23では、ユーザの選択がINBOXか
否か(OUTBOX選択)を判定し(ステップ40
1)、INBOXが選択されていた場合は、案件管理D
B:12からユーザIDと対応するINBOXの承認案
件を検索し(402)、承認案件の一覧画面(承認案件
選択メニュー)120に編集してユーザ端末に送信する
(403)。
【0050】承認案件の一覧画面120は、例えば、図
15に示すように、承認処理すべき申請案件について、
申請番号121と、申請日122と、申請者123と、
業務種別124とを示したものであり、「閉じる」ボタ
ンB40が用意されている。但し、申請番号121は、
制御上で必要な情報であって、ユーザには特に重要でな
いため、表示画面からは省略してもよい。ユーザは、端
末画面に表示された上記承認案件の一覧画面120にお
いて、審査したい任意の案件を指定する(621)。も
し、全ての案件について承認処理を完了した場合は、
「閉じる」ボタンB40をクリックする。
【0051】申請案件処理ルーチン23では、ユーザ操
作を判定し、「閉じる」ボタンB40が選択されていた
場合は、個人ポータル制御20に申請案件処理の実行終
了を応答し(405)、このルーチンを終了する。ユー
ザが何れかの案件を指定していた場合は、指定された案
件の業務種別と対応する承認処理ルーチン410を実行
する。承認処理ルーチン410では、申請案件DB:1
2からユーザ指定案件の申請番号121をもつ申請案件
データレコード60を検索し(411)、承認審査用の
画面130に編集してユーザ端末に送信する(41
2)。
【0052】承認審査用の画面130は、例えば、図1
6に示すように、申請番号131A、申請日131B、
申請者氏名131Cと、申請データの表示領域132
と、承認ボタンB41、却下ボタンB42、保留ボタン
B43とからなる。申請データの表示領域132には、
申請者が申請データ入力画面で入力したデータ内容が、
承認審査に都合のよいレイアウトで表示され、業務種別
によっては、却下案件について承認者のコメントを入力
するための欄が用意される。
【0053】承認者が、ユーザ端末に表示された上記承
認審査用画面130においてデータ入力またはボタン操
作を行うと(622)、承認処理ルーチン410では、
承認者入力を申請案件データレコード60に追加する
(413)。ここで追加される入力データとしては、承
認者ユーザID67−1(または67−2)と対応した
処理日68−1(または68−2)と、承認結果の区分
(承認/却下/保留)に応じたステータス・コード63
の変更であり、承認者のコメント入力があった場合は、
申請案件データレコード60の業務データ領域69に続
く所定のコメント領域にコメントデータが設定される。
【0054】承認処理ルーチン410では、承認結果を
判定し、保留の場合は、承認処理ルーチンを終了し、ス
テップ402に戻る。申請案件が却下された場合は、承
認者のINBOXから今回処理された案件の制御エント
リを削除し(419)、ステップ402に戻る。申請案
件が承認された場合は、該当する申請案件データレコー
ドの承認者情報66を参照し、その案件を審査すべき更
に上位の承認者が存在するか否かをチェックする(41
5)。上位承認者が存在していれば、上位承認者のIN
BOXに今回の処理案件に関する制御エントリを追加
(416)した後、ステップ419を実行する。もし、
上位承認者が存在していなければ、承認済みとなった申
請案件データレコードに基づいて、業務別DB13の該
当する業務ファイルを更新し(417)、申請者のIN
BOXから処理済申請案件の制御エントリを削除(41
8)した後、ステップ419を実行する。
【0055】上記実施例では、1つの申請案件について
承認審査を終えると、ステップ402に戻り、承認者の
INBOXから承認案件を検索することによって、再
度、承認案件一覧画面をユーザ端末の送信するようにし
ている。これは、承認者が承認審査中に新たな承認案件
が発生した場合に、これを案件の一覧120に加えるこ
とによって承認者に通知するためである。もし、ユーザ
端末側の案件一覧120の内容を初期のものに固定した
状態で、処理済となった案件をリストから消去する場合
は、承認処理ルーチン410の実行後にステップ403
に戻り、処理済案件を削除した一覧画面を送信するよう
にすればよい。
【0056】最初の判定ステップ401で、ユーザの選
択がOUTBOXの場合、OUTBOXの案件処理43
0を実行する。OUTBOXの案件処理430は、処理
対象案件が変わるだけで、ステップ402〜410と類
似の処理が実行される。すなわち、案件管理DB:12
から、ユーザIDと対応するOUTBOXに残っている
申請案件を検索し、申請案件の一覧画面(申請案件選択
メニュー)に編集してユーザ端末に送信する。この一覧
画面は、基本的には図15に示した承認案件の一覧画面
120と同一でよい。ユーザが何れかの案件を指定する
と、図12の承認処理ルーチン410に代えて、指定案
件の業務区分と対応した業務処理ルーチン22を起動す
る。
【0057】この場合、OUTBOXに残っている申請
案件については、ユーザが前回入力した申請データが申
請案件DB:12に蓄積されているため、業務処理ルー
チン22では、例えば図13に示した業務別データ入力
画面に上記申請案件DB:12から読み出した申請案デ
ータレコード60の内容を反映させる必要がある。従っ
て、図11に示した業務処理ルーチン22の最初のステ
ップ301において、例えば、個人ポータル制御20か
ら起動された場合は、従業員基本情報ファイル18や会
社組織情報ファイル19に蓄積されている現在のデータ
から業務別のデータ入力画面を生成し、申請案件処理ル
ーチンから起動された場合は、上記データ入力画面に申
請案件DB:12から読み出した申請案データレコード
60の内容を反映させるようにしておく。このように、
ユーザがOUTBOXに残っている申請案件を指定した
時、該当する業務処理ルーチン22を起動することによ
って、前回の申請手続き終了時点での表示画面を再現で
きるため、ユーザが前回、保留ボタンB23を選択した
手続きについて、データの追加入力が可能となり、前回
変更したデータ項目について、再修正の入力操作を行う
ことも可能となる。
【0058】図10に戻って、個人ポータル制御ルーチ
ン20では、ステップ220〜224で起動した各サブ
システムからの応答を待ち(215)、サブシステムの
実行が終了すると、必要に応じてメニュデータを更新
(216)した後、ステップ205に戻る。
【0059】以上の実施例から明らかなように、本発明
では、人事勤労業務におけるユーザインタフェース画面
として、データ入力を伴う手続き案内以外に、ユーザが
とるべき関連手続きの案内を提示しているため、1つの
申請手続きから波及する一連の業務を人勤担当者に代わ
って申請者に教示することが可能となる。
【0060】また、図9の業務選択メニュー画面が示す
ように、ユーザインタフェース画面に、ナレッジ情報の
呼び出し用ボタンとして、組織マネージメント、ノウハ
ウ、各種統計、規則や制度の解説、会社規則等を参照す
るためのボタンを用意することによって、個別の手続き
画面で提供される案内情報以外に、各ユーザが必要とす
る適切なナレッジを随時に参照できるようになってい
る。従って、例えば、管理職が行う昇給、昇格や組織変
更などの手続きにおいては、これらのナレッジ情報(例
えば、組織マネージメント)を利用して、該当者の履歴
/職歴、会社の方針など、管理者が必要とする情報をイ
ンタフェース画面で参照しつつ、高度の提案、起案手続
きを実行することが可能となる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、人事勤労関係の各種の
手続き業務において、人勤担当者の介在なしに、申請元
または提案(起案)元からのデータ入力が直接反映され
る人事勤労情報処理システムを提供できる。また、企業
内の一般従業員および管理職が人事勤労関係の各種の手
続き業務を容易に遂行できる人事勤労情報処理システム
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による人勤情報処理システム10の主要
部の構成と動作を説明するための図。
【図2】本発明による人事勤労システムの全体構成を示
す図。
【図3】本発明による人勤情報処理システム10が備え
るソストウエアの構成図。
【図4】アクセス管理情報ファイル16に格納されるユ
ーザ管理レコードの内容を示す図。
【図5】案件管理DB:12に蓄積される申請案件デー
タレコード60の構成の1例を示す図。
【図6】ユーザ別のINBOXとOUTBOXを説明す
るための図。
【図7】端末画面に表示される初期画面の1例を示す
図。
【図8】端末画面に表示される業務選択メニュー画面9
0の一部を示す図。
【図9】業務選択メニュー画面90の残り部分を示す
図。
【図10】個人ポータル制御ルーチン20とユーザ操作
を示すフローチャート。
【図11】業務処理ルーチン22とユーザ操作を示すフ
ローチャート。
【図12】申請案件処理ルーチン23とユーザ操作を示
すフローチャート。
【図13】業務処理ルーチン22によって提供される手
続き画面100の1例を示す図。
【図14】手続き画面100から派生するデータ入力画
面110の他の例を示す図。
【図15】承認案件の一覧画面の1例を示す図。
【図16】承認審査用画面の1例を示す図。
【符号の説明】
1:ユーザ端末、2:移動端末、10:人勤情報処理シ
ステム、11:サーバ、12:案件管理データベース、
13:業務別データベース、14:基幹データベース、
15:ナレッジデータベース、16:アクセス管理情報
ファイル、17:画面情報ファイル、18:従業員基本
情報ファイル、19:全社組織情報ファイル、50:ユ
ーザ管理レコード、60:申請案件データレコード、7
1:INBOX、72:OUTBOX。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークを介して複数の従業員端末と
    通信する人事勤労情報処理システムにおいて、 ユーザ認証された端末に対して、ユーザの職名または職
    位に応じて選択範囲を設定した業務選択メニュー画面を
    提示するための第1手段と、 上記業務選択メニューでユーザが指定した業務種別に対
    応して、データ入力を伴う手続き案内と、上記指定業務
    に付随してユーザがとるべき関連手続きの案内とを含む
    手続き画面を端末に提示するための第2手段と、 上記手続き画面で入力された手続きデータを蓄積するた
    めの案件管理ファイルとを備えたことを特徴とする人事
    勤労情報処理システム。
  2. 【請求項2】前記第2手段が、前記案件管理ファイルに
    蓄積された手続きデータが予め指定された承認者による
    承認処理を要する業務種別のものである時、上記手続き
    データを上記承認者と対応する承認案件として管理する
    ための機能を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    人事勤労情報処理システム。
  3. 【請求項3】前記第1手段が、前記業務選択メニュー画
    面に端末ユーザが承認処理すべき案件の有無情報を提示
    する機能を備えたことを特徴とする請求2に記載の人事
    勤労情報処理システム。
  4. 【請求項4】前記第1手段が、前記業務選択メニュー画
    面に端末ユーザが手続きした未決案件の有無情報を提示
    する機能を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項3
    の何れかに記載の人事勤労情報処理システム。
  5. 【請求項5】前記第2手段が、前記データ入力を伴う手
    続き案内箇所に対してユーザが所定の応答を入力した
    時、上記手続き案内と対応するデータ入力画面を端末画
    面に提示するための機能を備えることを特徴とする請求
    項1〜請求項4の何れかに記載の人事勤労情報処理シス
    テム。
  6. 【請求項6】前記業務選択メニューが、参照すべきナレ
    ッジ情報の選択ボタンを含むことを特徴とする請求項1
    〜請求項4の何れかに記載の人事勤労情報処理システ
    ム。
  7. 【請求項7】ネットワークを介して複数の従業員端末と
    通信する人事勤労情報処理システムにおいて、 ユーザ認証された端末に対して、ユーザの職名または職
    位に応じて選択範囲を設定した業務選択メニューと、人
    事勤労部門からユーザ宛の個別通知とを含む画面を提示
    するための第1手段と、 上記業務選択メニューでユーザが指定した業務種別に対
    応した手続き画面を上記端末に提示するための第2手段
    と、 上記手続き画面で入力された手続きデータを蓄積するた
    めの案件管理ファイルとを備えたことを特徴とする人事
    勤労情報処理システム。
  8. 【請求項8】前記個別通知が通知件数として端末に提示
    され、 上記個別通知件数の表示箇所に対してユーザが所定の応
    答を入力した時、上記個別通知の内容を端末画面に提示
    するための手段を備えたことを特徴とする請求項7に記
    載の人事勤労情報処理システム。
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