JP2003022226A - ネットワークにおける負荷分散システム及び負荷分散方式 - Google Patents

ネットワークにおける負荷分散システム及び負荷分散方式

Info

Publication number
JP2003022226A
JP2003022226A JP2001205132A JP2001205132A JP2003022226A JP 2003022226 A JP2003022226 A JP 2003022226A JP 2001205132 A JP2001205132 A JP 2001205132A JP 2001205132 A JP2001205132 A JP 2001205132A JP 2003022226 A JP2003022226 A JP 2003022226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
server
address
mirror
destination
mirror server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001205132A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Nomura
肇 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Communication Systems Ltd
Original Assignee
NEC Communication Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Communication Systems Ltd filed Critical NEC Communication Systems Ltd
Priority to JP2001205132A priority Critical patent/JP2003022226A/ja
Publication of JP2003022226A publication Critical patent/JP2003022226A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multi Processors (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】インターネット上のサーバの負荷を分散すると
共に、パケットも軽減することができるサーバ負荷分散
システム及びサーバ負荷分散方式の提供。 【解決手段】ルータ104に、通過するIPパケットの
アドレスを解析する機能202、宛先IPアドレスを監
視するトラヒック監視機能203、アクセス頻度が高い
サーバに対してミラーサーバがないかを問い合わせる機
能204、ミラーサーバテーブル205上にサーバとミ
ラーサーバのIPアドレスを展開し、ルーティングテー
ブル206と比較して、距離の近いサーバを検索するミ
ラーサーバ解析制御機能207、距離の近いサーバが存
在した場合は、IPアドレス変換対応テーブル208を
作成し、IPアドレス変換対応テーブルにある宛先IP
アドレスが入ったIPパケットのアドレスを、距離の近
いIPアドレスに変換し送信するIPアドレス変換制御
機能209を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークにお
ける負荷分散システム及び負荷分散方式に関し、特に、
ネットワーク上の不要トラヒックの軽減が可能な負荷分
散システム及び負荷分散方式に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットにおいて、端末がWWW
サーバ等にアクセスする場合、接続先サーバのIPアド
レスが必要になる。しかしながら、数字の羅列であるこ
のIPアドレスを端末から直接入力する事はなく、ドメ
インネームと呼ばれる文字列のアドレスを入力し、端末
側にてDNS(Domain Name System)サーバにアクセス
し、IPアドレスに変換した後で、WWWサーバ等にア
クセスを実施する。
【0003】このインターネット上で利用するIPアド
レスはそれぞれ固有に振り分けられており、同一のアド
レスは許容されておらず、また、ドメインネームと呼ば
れるアドレスとIPアドレスとの関係は1対1であっ
た。
【0004】ここで、著名なWWWサーバ等は、マシン
の処理能力以上のアクセス要求が世界中の端末からなさ
れるため、複数台のミラーサーバを設置して処理を分散
する必要がある。しかしながら、各サーバに割り当てら
れるIPアドレスはサーバ固有であり、同一のものを割
り当てる事ができないために、ドメインネームもそれぞ
れに固有のものが与えられる事になる。
【0005】その為、WWWサーバなどの宣伝媒体的な
サーバの場合には、アクセスしてほしい側からしてみれ
ば、複数のドメインネームアドレスを周知する必要が発
生し、また、アクセスする側の端末からすれば、ドメイ
ンネームが複数存在する事により混乱を招く原因とな
る。
【0006】これらの問題を解決するために、DNSを
利用した負荷分散方式がある。この負荷分散方法は、複
数のミラーサーバを設置し、DNSによってIPアドレ
スとドメインネームの関係を1対nにて管理する事によ
り、サーバにアクセスする端末側からはサーバが複数台
あることを意識せずにアクセスすることを可能とするも
のである。
【0007】このDNSによって負荷分散を実施する方
法としては、ミラーサーバに対し順番に処理を振り分け
る方式や、特開2000−293496号公報、特開2
000−112908号公報に記載されているようにサ
ーバの負荷状態により振り分けを実施する方式などがあ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のシステムでは、次のような問題がある。
【0009】第1の問題点は、上述した従来のサーバ負
荷分散方式では、サーバ側の負荷は軽減することができ
るが、ネットワークの負荷は軽減できないということで
ある。その理由は、ミラーサーバを同一エリアに設置す
るような場合には、サーバ自体の負荷分散は可能である
が、サーバに近いルータや回線の負荷の分散はできない
ためである。
【0010】第2の問題点は、ミラーサーバ自体を分散
した場合でも、必ずしもアクセスする端末に近いサーバ
にアクセスできるとは限らず、ネットワーク全体からみ
た場合には、無駄なパケットが交差する場合があるとい
うことである。
【0011】例えば、アメリカにサーバ、日本、ヨーロ
ッパにミラーサーバが存在するような場合、今までの負
荷分散装置では、アメリカのサーバにアクセスしたい
時、日本のユーザをヨーロッパのサーバにアクセスさせ
たり、同様にヨーロッパのユーザが日本のサーバにアク
セスさせられたりする場合が存在し、サーバ自体の負荷
分散はできているが、アクセスする端末に必ずしもネッ
トワーク的に近い、日本のユーザは一番近い日本のサー
バに、ヨーロッパのユーザはヨーロッパのサーバにアク
セスするという負荷分散がされていないということであ
る。
【0012】その理由は、負荷を振り分ける場合、順番
に振り分けたり、サーバの負荷状態により振り分けを実
施するが、端末から一番近いサーバにアクセスを実施さ
せるようにする方法ではないためである。
【0013】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、その主たる目的は、インターネット上のサ
ーバの負荷を分散すると共に、インターネット上のパケ
ットも軽減することができるネットワークにおける負荷
分散システム及び負荷分散方式を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の負荷分散システムは、サーバと、ミラーサ
ーバと、該サーバにアクセスする端末とがルータを介し
てネットワーク接続されてなる負荷分散システムにおい
て、前記ルータに、該ルータを通過するIPパケットの
宛先IPアドレスを所定のミラーサーバのIPアドレス
に書き換えるIPアドレス変換機能を設けたものであ
る。
【0015】また、本発明の負荷分散システムは、サー
バと、ミラーサーバと、該サーバにアクセスする端末と
がルータを介してネットワーク接続されてなる負荷分散
システムにおいて、前記ルータに、該ルータを通過する
IPパケットの宛先IPアドレスを解析する手段と、前
記宛先IPアドレスに対応する前記サーバに対して設置
された前記ミラーサーバの中から、前記端末に最も近い
位置のミラーサーバを検索する手段と、前記サーバより
も検索された前記ミラーサーバの方が前記端末に近い場
合に、前記宛先IPアドレスを検索された前記ミラーサ
ーバのIPアドレスに書き換える手段と、を少なくとも
有し、前記ミラーサーバに前記IPパケットを迂回させ
ることにより、前記サーバの負荷を分散するものであ
る。
【0016】本発明においては、更に、前記ルータを通
過する各IPパケットの宛先IPアドレスのトラヒック
状況を監視し、頻度の高い宛先IPアドレスを抽出する
手段を備え、頻度の高い宛先IPアドレスに対してアド
レスの書き換えが行われることが好ましい。
【0017】また、本発明においては、前記検索手段
は、前記サーバに対してミラーサーバの存在の有無を問
い合わせる手段と、前記サーバからミラーサーバが存在
するとの応答があった場合に、前記サーバと前記ミラー
サーバとの対応アドレスを展開してミラーサーバテーブ
ルを作成する手段と、前記ミラーサーバテーブル上のミ
ラーサーバ情報とルーティングテーブル上のルーティン
グ情報とを参照して、前記端末との距離が最も近いミラ
ーサーバを検索する手段と、前記宛先IPアドレスと検
索されたミラーサーバのIPアドレスとの対応関係を示
すアドレス変換テーブルを作成する手段と、を含む構成
とすることができる。
【0018】また、本発明のルータは、サーバと、該サ
ーバの負荷分散を目的として設置されるミラーサーバ
と、該サーバにアクセスする端末とをネットワーク接続
するルータであって、該ルータを通過するIPパケット
の宛先IPアドレスを解析する手段と、前記宛先IPア
ドレスのトラヒック状況を監視し、頻度の高い宛先IP
アドレスを抽出する手段と、抽出された前記宛先IPア
ドレスに対応する前記サーバに対して設置された前記ミ
ラーサーバの中から、前記端末に最も近い位置のミラー
サーバを検索する手段と、前記宛先IPアドレスを検索
された前記ミラーサーバのIPアドレスに書き換える手
段と、を少なくとも有するものである。
【0019】また、本発明の負荷分散方式は、サーバ
と、ミラーサーバと、該サーバにアクセスする端末とが
ルータを介して接続されてなるネットワークにおける負
荷分散方式であって、前記ルータにおいて、該ルータを
通過するIPパケットの宛先IPアドレスを所定のミラ
ーサーバのIPアドレスに書き換えるものである。
【0020】また、本発明の負荷分散方式は、サーバ
と、ミラーサーバと、該サーバにアクセスする端末とが
ルータを介して接続されてなるネットワークにおける負
荷分散方式であって、前記ルータにおいて、該ルータを
通過するIPパケットの宛先IPアドレスを解析するス
テップと、前記宛先IPアドレスの前記サーバに対して
設置された前記ミラーサーバの中から、前記端末に最も
近い位置のミラーサーバを検索するステップと、前記サ
ーバよりも検索された前記ミラーサーバの方が前記端末
に近い場合に、前記宛先IPアドレスを検索された前記
ミラーサーバのIPアドレスに書き換えるステップと、
を少なくとも行い、該ミラーサーバに前記IPパケット
を迂回させることにより、前記サーバの負荷を分散する
ものである。
【0021】このように、本発明は、ルータにIPアド
レス変換機能を持たせ、ルータに一番近いミラーサーバ
に対してIPパケットを迂回させるにより、サーバの負
荷をミラーサーバに分散する事ができると共に、インタ
ーネット上のトラヒックを軽減することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明に係るネットワークにおけ
る負荷分散システムは、その好ましい一実施の形態にお
いて、インターネットにおけるルータ104と呼ばれる
中継ノード上の装置のIPパケットをルーティングする
機能部分に、通過するIPパケットのアドレスを解析す
る機能202、宛先IPアドレスを監視するトラヒック
監視機能203を持たせ、通過するIPパケットの宛先
IPアドレスが特定のIPアドレスの場合には、アクセ
ス頻度が高いサーバと判断し、そのサーバに対してミラ
ーサーバがないかを問い合わせを実施する機能204、
サーバ側には、ミラーサーバ問い合わせに対して、ミラ
ーサーバのIPアドレス一覧を通知する機能302、ミ
ラーサーバの応答があったルータは、ミラーサーバテー
ブル205上にサーバとミラーサーバのIPアドレスを
展開し、ルーティングテーブル206との比較を実施
し、距離の近いサーバを検索するミラーサーバ解析制御
機能207、距離の近いサーバが存在した場合は、IP
アドレス変換対応テーブル208を作成し、IPアドレ
ス変換対応テーブルにある宛先IPアドレスが入ったI
Pパケットのアドレスを、距離の近いIPアドレスに変
換し送信するIPアドレス変換制御機能209を設けた
事を特徴とする。
【0023】このサーバ負荷分散方式は、ユーザ端末と
サーバとの間よりもネットワーク的に近い距離にミラー
サーバが存在する場合に、ユーザ側はサーバのアドレス
をその利用して最短距離のミラーサーバにアクセスが可
能となる。従って、サーバの負荷を分散できるととも
に、ネットワークの負荷分散も同時に達成できるという
効果が得られる。
【0024】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0025】[実施例1]まず、本発明の第1の実施例
に係るネットワークにおける負荷分散システム及び負荷
分散方式について、図1乃至図4を参照して説明する。
図1は、本実施例に係るサーバ負荷分散システムの全体
構成を示す図であり、図2及び図3は、それぞれ、ルー
タ及びサーバの詳細構成を示す図である。また、図4
は、本実施例のルータにおけるサーバ負荷分散の手順を
示すフローチャート図である。
【0026】まず、図1を参照して、本実施例のシステ
ム全体の概要について説明する。
【0027】図において、ユーザ101はインターネッ
ト102に接続された端末であり、WWWなどのサーバ
103を閲覧する事が可能な機能を有する。
【0028】R1からR8はルータ104と呼ばれ、I
Pパケットを通信する装置で、インターネット上に網の
目状に配置されている。実際のインターネット上には全
世界に数千から数万といった単位の数で網目状に設置さ
れているが、ここでは簡易的に図示している。
【0029】また、サーバ105、106はミラーサー
バと呼ばれ、サーバ103の負荷分散を目的とし、サー
バ103と同一のサービスを提供するサーバである。
【0030】上記ルータ(R1)の詳細構成について、
図2を参照して説明する。
【0031】図において、アドレス解析202は、通過
するIPパケットの宛先アドレスを解析する機能を有
し、トラヒック監視機能203は、通過するIPパケッ
トのIPアドレスを監視し、トラヒック情報を取得する
機能を有する。
【0032】ミラーサーバ問い合わせ制御機能204
は、通過パケットのトラヒック状況から通過頻度の高い
IPアドレスのサーバに対して、ミラーサーバ存在有無
の問い合わせを実施し、存在有りの応答があった場合に
は、ミラーサーバテーブル205上にサーバとミラーサ
ーバの対応アドレスの展開を実施する。
【0033】ミラーサーバテーブル205は、ミラーサ
ーバの対応が記述されたテーブルであり、ルーティング
テーブル206は、たとえばHOP数から割り出したネ
ットワークアドレスの距離と、どのルータに送信すべき
かが記述されたテーブルである。
【0034】ミラーサーバ解析制御機能207は、ミラ
ーサーバテーブル205上のミラーサーバ情報と、ルー
ティングテーブル206上のルーティング情報から、距
離の近いミラーサーバが存在するか検索し、近いミラー
サーバが存在した場合、IPアドレス変換テーブル20
9に対応を記述する。
【0035】IPアドレス変換対応テーブル208は、
変換が必要なIPアドレスと、変換後のIPアドレスが
記述されたテーブルであり、IPアドレス変換制御機能
209は、通過するIPパケットを監視し、IPアドレ
ス変換対応テーブル208を参照し、変換が必要な宛先
IPアドレスを持ったIPパケットがあった場合には、
テーブルの内容に従いIPパケットの宛先IPアドレス
を書き換える機能を有する。
【0036】また、方路決定処理210は、入力された
IPパケットを最終的に次に送るルータを決定する機能
を有する。
【0037】次に、図1に示すサーバ103について、
図3を参照して説明する。
【0038】図において、データ301は、サーバが有
するデータで、インターネットに接続されたユーザがア
クセス可能な情報である。ミラーサーバ情報通知機能3
02は、ルータからのミラーサーバ問い合わせ要求に対
して、ミラーサーバのIPアドレス情報を応答する機能
である。
【0039】上記ルータ、サーバを用いた負荷分散処理
の手順について、図4のフローチャート図を参照して説
明する。
【0040】まず、IPパケットが入力された場合、ア
ドレス解析処理401にて、IPパケットの宛先IPア
ドレスを解析し、IPアドレス変換制御処理402に
て、IPアドレス変換対応テーブル208を参照し、変
換するIPアドレスがある場合にはIPパケットの宛先
IPアドレスを対応するIPアドレスに書き換えを実施
する。そして、方路決定処理403にて、ルーティング
テーブル410を参照し、IPパケットを次に送るルー
タを決定する。
【0041】次に、トラヒック監視処理404にて、I
Pパケットの宛先IPアドレスの統計処理を実施し、同
一IPアドレスが一定のしきい値以上かの判定405を
実施する。判定の結果、しきい値以上の場合は、ミラー
サーバ問い合わせ処理に処理を移すが、しきい値以下の
場合は、ミラーサーバ問い合わせ処理は実施しない。
【0042】次に、ミラーサーバ存在確認処理406に
て、一定しきい値以上のIPアドレスのサーバに対して
ミラーサーバが設置されているか問い合わせを実施す
る。サーバ側ではミラーサーバ情報通知機能302にて
ミラーサーバ存在の情報がある場合にはミラーサーバの
IPアドレスの通知を実施し、ミラーサーバ存在の情報
がない場合には通知を実施しない。
【0043】そして、ミラーサーバの存在有無の判定4
07を実施し、存在する場合には、ミラーサーバテーブ
ル書き込み処理408にて、ミラーサーバテーブル20
5にサーバのIPアドレスとミラーサーバのIPアドレ
スの対応の書き込みを実施し、存在しない場合には書き
込みは実施しない。
【0044】次に、ミラーサーバ解析制御処理409に
て、ルーティングテーブル206とミラーサーバテーブ
ル205とを参照・解析する事により、サーバのIPア
ドレスよりもミラーサーバのIPアドレスの方が近くに
ある場合には、IPアドレス変換対応テーブル205
に、変換すべきIPアドレスとしてIPアドレスの対応
を記述する。
【0045】このように、上記実施例では、ルータにミ
ラーサーバに迂回させるようなIPアドレス変換機能を
持たせているので、インターネットのサーバに対する負
荷分散ができる。しかも、本実施例では、一番近いミラ
ーサーバにIPパケットを迂回させる機能を有している
ので、インターネットのIPパケットの軽減もできると
いう効果も得られる。
【0046】[実施例2]次に、本発明の第2の実施例
に係るネットワークにおける負荷分散システム及び負荷
分散方式について、図5を参照して説明する。図5は、
第2の実施例に係るサーバ負荷分散システムの全体構成
を示す図である。なお、本実施例の基本的構成は第1の
実施例と同様であるが、図2のルータ構成についてさら
に工夫し、情報交換機能を追加したことを特徴としてい
る。
【0047】具体的には、図2の構成のルータに、他の
ルータにて既に取得したミラーサーバの情報をルータ−
ルータ間で情報交換する機能を有するミラーサーバテー
ブル交換制御511を設けており、このような情報交換
を行うことにより、サーバに問い合わせを実施する事な
くミラーサーバの情報取得を可能とする。なお、情報交
換後の処理は図2のルータの動作と同じであるが、他の
ルータにて既知のミラーサーバの情報が得られるため
に、対象のルータの通過トラヒックが一定量にならない
とミラーサーバに迂回できなかったものが、迂回可能に
なるという効果が得られる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
【0049】第1の効果は、サーバの負荷をミラーサー
バに分散する事ができるということである。その理由
は、ルータにてIPパケットをミラーサーバに迂回させ
る機能を有するためである。
【0050】第2の効果は、サーバの負荷分散のみでは
なく、インターネット上のトラヒックの軽減ができるこ
とにある。その理由は、ルータにて一番近いミラーサー
バに対してIPパケットを迂回させるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るサーバ負荷分散シ
ステムの全体構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係るサーバ負荷分散シ
ステムのルータの構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るサーバ負荷分散シ
ステムのサーバの構成を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係るサーバ負荷分散シ
ステムのルータの処理を示すフローチャート図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係るサーバ負荷分散シ
ステムのルータの全体構成を示す図である。
【符号の説明】
101 ユーザ 102 インターネット 103 サーバ 104 ルータ 105、106 ミラーサーバ 202 アドレス解析 203 トラヒック監視機能 204 ミラーサーバ問い合わせ制御機能 205 ミラーサーバテーブル 206 ルーティングテーブル 207 ミラーサーバ解析制御機能 208 IPアドレス変換対応テーブル 209 IPアドレス変換制御機能 210 方路決定処理 301 データ 302 ミラーサーバ情報通知機能 401 アドレス解析処理 402 IPアドレス変換制御処理 403 方路決定処理 404 トラヒック監視処理 405 同一IPアドレス判定 406 ミラーサーバ存在確認処理 407 ミラーサーバ存在判定 408 ミラーサーバテーブル書き込み処理 409 ミラーサーバ解析制御 502 アドレス解析 503 トラヒック監視機能 504 ミラーサーバ問い合わせ制御機能 505 ミラーサーバテーブル 506 ルーティングテーブル 507 ミラーサーバ解析制御機能 508 IPアドレス変換対応テーブル 509 IPアドレス変換制御機能 510 方路決定処理 511 ミラーサーバテーブル交換制御

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーバと、ミラーサーバと、該サーバにア
    クセスする端末とがルータを介してネットワーク接続さ
    れてなる負荷分散システムにおいて、 前記ルータに、該ルータを通過するIPパケットの宛先
    IPアドレスを所定のミラーサーバのIPアドレスに書
    き換えるIPアドレス変換機能を設けたことを特徴とす
    る負荷分散システム。
  2. 【請求項2】サーバと、ミラーサーバと、該サーバにア
    クセスする端末とがルータを介してネットワーク接続さ
    れてなる負荷分散システムにおいて、 前記ルータに、該ルータを通過するIPパケットの宛先
    IPアドレスを解析する手段と、前記宛先IPアドレス
    に対応する前記サーバに対して設置された前記ミラーサ
    ーバの中から、前記端末に最も近い位置のミラーサーバ
    を検索する手段と、前記サーバよりも検索された前記ミ
    ラーサーバの方が前記端末に近い場合に、前記宛先IP
    アドレスを検索された前記ミラーサーバのIPアドレス
    に書き換える手段と、を少なくとも有し、前記ミラーサ
    ーバに前記IPパケットを迂回させることにより、前記
    サーバの負荷を分散することを特徴とする負荷分散シス
    テム。
  3. 【請求項3】更に、前記ルータを通過する各IPパケッ
    トの宛先IPアドレスのトラヒック状況を監視し、頻度
    の高い宛先IPアドレスを抽出する手段を備え、頻度の
    高い宛先IPアドレスに対してアドレスの書き換えが行
    われることを特徴とする請求項2記載の負荷分散システ
    ム。
  4. 【請求項4】前記検索手段は、前記サーバに対してミラ
    ーサーバの存在の有無を問い合わせる手段と、前記サー
    バからミラーサーバが存在するとの応答があった場合
    に、前記サーバと前記ミラーサーバとの対応アドレスを
    展開してミラーサーバテーブルを作成する手段と、前記
    ミラーサーバテーブル上のミラーサーバ情報とルーティ
    ングテーブル上のルーティング情報とを参照して、前記
    端末との距離が最も近いミラーサーバを検索する手段
    と、前記宛先IPアドレスと検索されたミラーサーバの
    IPアドレスとの対応関係を示すアドレス変換テーブル
    を作成する手段と、を含むことを特徴とする請求項2又
    は3に記載の負荷分散システム。
  5. 【請求項5】サーバと、該サーバの負荷分散を目的とし
    て設置されるミラーサーバと、該サーバにアクセスする
    端末とをネットワーク接続するルータであって、 該ルータを通過するIPパケットの宛先IPアドレスを
    解析する手段と、前記宛先IPアドレスのトラヒック状
    況を監視し、頻度の高い宛先IPアドレスを抽出する手
    段と、抽出された前記宛先IPアドレスに対応する前記
    サーバに対して設置された前記ミラーサーバの中から、
    前記端末に最も近い位置のミラーサーバを検索する手段
    と、前記宛先IPアドレスを検索された前記ミラーサー
    バのIPアドレスに書き換える手段と、を少なくとも有
    することを特徴とするルータ。
  6. 【請求項6】前記検索手段が、前記サーバに対してミラ
    ーサーバの存在の有無を問い合わせる手段と、前記サー
    バと前記ミラーサーバとの対応アドレスを展開してミラ
    ーサーバテーブルを作成する手段と、前記ミラーサーバ
    テーブル上のミラーサーバ情報とルーティングテーブル
    上のルーティング情報とを参照して、前記端末との距離
    が最も近いミラーサーバを検索する手段と、前記宛先I
    Pアドレスと検索された前記ミラーサーバのIPアドレ
    スとの対応関係を示すアドレス変換テーブルを作成する
    手段と、を含むことを特徴とする請求項5記載のルー
    タ。
  7. 【請求項7】サーバと、ミラーサーバと、該サーバにア
    クセスする端末とがルータを介して接続されてなるネッ
    トワークにおける負荷分散方式であって、 前記ルータにおいて、該ルータを通過するIPパケット
    の宛先IPアドレスを所定のミラーサーバのIPアドレ
    スに書き換えることを特徴とする負荷分散方式。
  8. 【請求項8】サーバと、ミラーサーバと、該サーバにア
    クセスする端末とがルータを介して接続されてなるネッ
    トワークにおける負荷分散方式であって、 前記ルータにおいて、該ルータを通過するIPパケット
    の宛先IPアドレスを解析するステップと、前記宛先I
    Pアドレスの前記サーバに対して設置された前記ミラー
    サーバの中から、前記端末に最も近い位置のミラーサー
    バを検索するステップと、前記サーバよりも検索された
    前記ミラーサーバの方が前記端末に近い場合に、前記宛
    先IPアドレスを検索された前記ミラーサーバのIPア
    ドレスに書き換えるステップと、を少なくとも行い、該
    ミラーサーバに前記IPパケットを迂回させることによ
    り、前記サーバの負荷を分散することを特徴とする負荷
    分散方式。
  9. 【請求項9】前記宛先IPアドレス解析処理の後、前記
    ルータを通過する各IPパケットの宛先IPアドレスの
    トラヒック状況を監視し、頻度の高い宛先IPアドレス
    を抽出するステップを備え、頻度の高い宛先IPアドレ
    スに対してアドレスの書き換えを行うことを特徴とする
    請求項8記載の負荷分散方式。
  10. 【請求項10】前記検索ステップは、前記サーバに対し
    てミラーサーバの存在の有無を問い合わせるステップ
    と、前記サーバからミラーサーバが存在するとの応答が
    あった場合に、前記サーバと前記ミラーサーバとの対応
    アドレスを展開してミラーサーバテーブルを作成するス
    テップと、前記ミラーサーバテーブル上のミラーサーバ
    情報とルーティングテーブル上のルーティング情報とを
    参照して、前記端末との距離が近いミラーサーバを検索
    するステップと、前記宛先IPアドレスと検索されたミ
    ラーサーバのIPアドレスとの関係を示すアドレス変換
    テーブルを作成するステップと、を少なくとも有するこ
    とを特徴とする請求項8又は9に記載の負荷分散方式。
JP2001205132A 2001-07-05 2001-07-05 ネットワークにおける負荷分散システム及び負荷分散方式 Pending JP2003022226A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001205132A JP2003022226A (ja) 2001-07-05 2001-07-05 ネットワークにおける負荷分散システム及び負荷分散方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001205132A JP2003022226A (ja) 2001-07-05 2001-07-05 ネットワークにおける負荷分散システム及び負荷分散方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003022226A true JP2003022226A (ja) 2003-01-24

Family

ID=19041499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001205132A Pending JP2003022226A (ja) 2001-07-05 2001-07-05 ネットワークにおける負荷分散システム及び負荷分散方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003022226A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005006671A1 (ja) * 2003-07-09 2005-01-20 Fujitsu Limited ネットワークにおける特定サービスの最適ルーティング方法並びに同ネットワークに用いられるサーバ及びルーティングノード
WO2020162364A1 (ja) * 2019-02-07 2020-08-13 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 中継ポイント割り当てサーバ、チャットシステム、クライアント端末、チャットサーバ、およびチャット空間構築方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005006671A1 (ja) * 2003-07-09 2005-01-20 Fujitsu Limited ネットワークにおける特定サービスの最適ルーティング方法並びに同ネットワークに用いられるサーバ及びルーティングノード
US7929550B2 (en) 2003-07-09 2011-04-19 Fujitsu Limited Method for optimally routing specific service in network, and server and routing node used in the network
WO2020162364A1 (ja) * 2019-02-07 2020-08-13 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 中継ポイント割り当てサーバ、チャットシステム、クライアント端末、チャットサーバ、およびチャット空間構築方法
JP2020129207A (ja) * 2019-02-07 2020-08-27 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 中継ポイント割り当てサーバ、チャットシステム、クライアント端末、チャットサーバ、およびチャット空間構築方法
JP7175788B2 (ja) 2019-02-07 2022-11-21 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 中継ポイント割り当てサーバ、チャットシステム、クライアント端末、チャットサーバ、およびチャット空間構築方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9686194B2 (en) Adaptive multi-interface use for content networking
JP4388667B2 (ja) ラベルスイッチングネットワークにおけるパス設定装置および方法
US7894372B2 (en) Topology-centric resource management for large scale service clusters
US20140310393A1 (en) Virtual Network and Management Method of Virtual Network
US20090319686A1 (en) Communication route selecting method and apparatus
JPH1056451A (ja) Ip発見装置及び方法
CN102045190A (zh) 一种网络拓扑发现方法和设备
JP4490484B2 (ja) サービスのルーティング
CN110213365B (zh) 基于用户分区的用户访问请求处理方法及电子设备
US20110138404A1 (en) Remote procedure call (rpc) bind service with physical interface query and selection
JP4251148B2 (ja) グループ内通信方法、システム及び記録媒体
JP3609948B2 (ja) マルチプロトコルネットワーク管理方法、マルチプロトコルネットワーク管理プロキシサーバシステム、マルチプロトコルアドレス管理サーバシステム、および、マルチプロトコルネットワーク管理システム
US9021510B2 (en) Remote procedure call (RPC) bind service with physical interface query and selection
JP2003022226A (ja) ネットワークにおける負荷分散システム及び負荷分散方式
JP2000112908A (ja) 負荷分散dnsシステム
JP2006157313A (ja) 経路作成システム、経路作成装置及び経路作成プログラム
JP5668503B2 (ja) 有害サイトフィルタリングシステム及びフィルタリング方法
JP3888093B2 (ja) Webシステム、ノード装置、ロケータ装置及びプログラム
CN117176639B (zh) 一种基于多协议的网络拓扑自动发现方法和装置
JP6979494B2 (ja) 制御装置、制御方法、及びプログラム
US20220345370A1 (en) Ordering possible device locations on the network by port-of-entry likelihood
US20240171514A1 (en) Vtep multipath data traffic forwarding system
KR100650003B1 (ko) 데이터 통신 부하 분산 제어 프로그램 및 데이터 부하 분산제어 방법
KR100416508B1 (ko) 라우터 스위치 장치에서 라우팅 기능과 포워딩 기능을분리하는 방법 및 그 장치
JP3708444B2 (ja) マルチプロセッサ情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050810

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060111