JP2003022027A - 画像表示装置の前面側保護構造、及びそれを用いた画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置の前面側保護構造、及びそれを用いた画像表示装置

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JP2003022027A
JP2003022027A JP2001209331A JP2001209331A JP2003022027A JP 2003022027 A JP2003022027 A JP 2003022027A JP 2001209331 A JP2001209331 A JP 2001209331A JP 2001209331 A JP2001209331 A JP 2001209331A JP 2003022027 A JP2003022027 A JP 2003022027A
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Hisao Tajima
尚雄 田島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性を考慮し画質の劣化やコスト上昇を押
えた薄型平面型画像表示装置の不要電磁波シールド構造
を提供する。 【解決手段】 薄型平面型画像表示部に電子放出素子を
用いたディスプレイ(SED)を採用し、画像表示部と
対向する光学フィルター間の空隙を周囲の光学フィルタ
ー支持材で略密閉して外気の進入を遮断する構造とし
た。また、光学フィルター表面に導電層を設け、画像表
示範囲外を前面側からカバーする金属外フレーム(アー
ス電位)と光学フィルターの導電層とを4辺略全周にわ
たり、線径が数十[μm]で櫛歯状に配列の真鍮ワイヤ
ーを挟み支持した弾性体を金属外フレームの位置決めリ
ブ内に装着してアース電位に落とした。光学フィルター
の基材には強化ガラスを採用し、更に表面にはアクリル
系粘着剤でPET基材の複層フィルムを貼り合わせた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像表示装置に関
し、特に画像表示装置の電気的アースの構成に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】テレビ、コンピュータの端末、広告媒
体、標識などの用途に、電子放出素子を用いた表示装
置、プラズマ放電を用いた表示装置、液晶を用いた表示
装置、蛍光表示管を用いた表示装置などの薄型平面型画
像表示装置が用いられている。更に近年注目されている
のが、画面サイズ40型以上の壁掛けテレビであり、そ
れは薄型の画像表示装置の特徴を生かすものである。こ
れらの装置の基本構造は画像表示部、電気回路部、それ
らを支持する構造部、更に外装部から成っている。
【0003】更にこれらの装置は画像を表示するための
駆動に伴って、不要な電磁波がその電気回路部や画像表
示部から発生するため、それを抑制するための構造が必
要となっている。基本的には前記画像表示部や電気回路
部を囲む筐体を電気的にアースに接地する構造であり、
特に画像表示部の前面は、画質を落とさない手段が必要
となっている。
【0004】本発明に係わる従来例として、例えば、フ
ィルタ装置が特開平09−145918号公報に開示さ
れている。図8は、従来例の画像表示装置の縦断面図、
図9はその要部拡大図である。
【0005】図8によれば、従来例の画像表示装置はプ
ラズマ放電を用いた画像表示部101と、画像表示部1
01の前面に配置された導電性を有する光学フィルター
102と、内部表面が導電性を有している筐体前部10
3と、筐体前部103の取付ボス104と、前記光学フ
ィルター102の周辺部を押える構造であり、剛性と導
電性を備えた取付金具105と、取付金具105を固定
するネジ106を有する。筐体後部107は前記画像表
示部101を後面から支持し、筐体前部103に取付け
ることにより画像表示部101の周辺部を取付金具10
5に当接させ、取付金具105が光学フィルター102
に接触するようにし、該光学フィルター102背面側の
導電層108の引き出し端と電気的接触する構造として
いる。以上説明した構成により、画像表示部101から
発せられる不要な電磁波は、導電層を内部表面に備える
筐体前部103と、筐体後部107と、フィルター10
2により電気的にシールドされる。
【0006】また、別の従来例として、例えば、光学フ
ィルター取り付け構造が特開平10−322625号公
報に開示されている。図10は、従来例の光学フィルタ
ーの取り付け構造を示す要部断面図であり、表示パネル
(図示せず)の前面に光学フィルター102を配置して
いる。筐体前部109はその内部表面を導電性としてい
る。筐体前部109と一体的に形成された固定爪110
は、光学フィルター102を筐体前部109とで挟み支
持している。板ばね111は、光学フィルター102の
導電層112と電気的に接続され、もう一端は筐体前部
109に圧力を掛けて接続している。光学フィルター1
02の外部表面に成膜された導電層112は、電気的
に、前記板ばね111と接続している。
【0007】また、別の従来例として、例えば、光学フ
ィルターの接地構造が特開平11−038893号公報
に開示されている。図11は、ディスプレイ装置の要部
断面図を示している。図11によれば、ディスプレイ装
置の要部は、プラズマ放電を利用して画像を表示する画
像表示部113と、画像表示部113の前方に配置され
た光学フィルター114と、その内側表面に導電層を有
している。画像表示部113の周縁部を囲む前カバー1
15と、背面側を囲む背面カバー116と、画像表示部
113を支持し、電気的にアース電位のフレーム117
と、弾性を有する金属製の接触片A118とを有し、そ
の先端部が先の光学フィルター114の導電層と電気的
に接続している。接触片A118と後述の接触片B12
0を固定するためのボス119は、先の前カバー115
と一体的に形成されている。先のフレーム117及び接
触片A118とを電気的に接続するための接触片B12
0は、接触片A118と共にねじ121により、先のボ
ス119に取り付けられている。以上のように、従来の
画像表示装置においては、画像表示部の前面に導電層を
有する光学フィルターを配置し、前面側のカバーや背面
側のフレームに金属片を介してアース接地して、不要な
電磁波が筐体の外へ漏洩するのを防いでいる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の薄型
平面型画像表示装置の不要電磁波のシールド構造におい
ては、電気的な接続方法や、画像表示部前面に導電性を
有する光学フィルターを配置するなどの工夫がなされて
いた。しかしながら、従来の構成においては以下のよう
な改善すべき点があった。 1.画像表示装置を使用していくと、装置の周囲環境の
埃が徐々に画像表示部の表面に付着し、透過率が落ちた
り、画像の表示輝度にムラを生じて画像品位を低下させ
る。 2.前面側に光学フィルターがあるため、その埃を除去
できない。 3.前面に配置する導電層と前面枠部、あるいはフレー
ムとの間の電気的接触構造が複雑で、部品点数の増加に
よるコスト高や組み立て性の悪化が問題となる。 4.また、電気的接触構造が複雑ということは、それに
使用する部品の精度や組み立て作業の精度によって、電
気的接続の信頼性が損なわれる場合がある。
【0009】本発明は上述のごとき実状に鑑みてなされ
たもので、薄型平面型画像表示装置の不要電磁波シール
ド構造を、信頼性を考慮し画質の劣化やコスト上昇を押
えつつ実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の本発明によれば、
薄型平面型画像表示部に電子放出素子を用いたディスプ
レイ(SED)を採用し、画像表示部と対向する光学フ
ィルター間の空隙を周囲の光学フィルター支持材で略密
閉して外気の進入を遮断する構造とした。また、光学フ
ィルター表面に導電層を設け、画像表示範囲外を前面側
からカバーする金属外フレーム(アース電位)と光学フ
ィルターの導電層とを4辺略全周にわたり、線径が数十
[μm]で櫛歯状に配列の真鍮ワイヤーを挟み支持した
弾性体を金属外フレームの位置決めリブ内に装着してア
ース電位に落とした。該真鍮ワイヤーの長さは金属外フ
レームとITO層との間隔距離よりも約15%長くし
た。画像表示部と光学フィルターは前面側の金属外フレ
ームと背面側の金属内フレームとで弾性を有する前面弾
性体、光学フィルター支持材及び背面緩衝材を介して挟
み支持されている。また、背面緩衝材の周辺部に画像表
示部の位置決め凸部を設け、金属外フレームには光学フ
ィルターの位置決め壁を設けた。光学フィルターの基材
には強化ガラスを採用し、更に表面にはアクリル系粘着
剤でPET基材の複層フィルムを貼り合わせた。
【0011】また、第2の本発明によれば、薄型平面型
画像表示部に電子放出素子を用いたディスプレイ(SE
D)を採用し、画像表示部と対向する光学フィルター間
の空隙を周囲の弾性を有する粘着剤で略密閉して外気の
進入を遮断する構造とした。また、光学フィルター表面
に導電層を設け、画像表示範囲外を前面側からカバーす
る金属外フレーム(アース電位)と光学フィルターの導
電層とを4辺略全周にわたり、ばね性を有する金属製の
接触片を金属外フレームの突起に挟み、該接触片のもう
一端が複層フィルムの導電層に到達するようにしてアー
ス電位に落とした。接触片のばね力のみならず、金属外
フレームの内壁が接触片を押す力も利用した。
【0012】画像表示部は背面側の金属内フレームに弾
性を有する粘着剤で保持され、また、光学フィルターは
背面側のFPに弾性を有する粘着剤で保持されている。
【0013】光学フィルターの基材には強化ガラスを採
用し、更に表面にはアクリル系粘着剤でPET基材の複
層フィルムを貼り合わせた。
【0014】また、第3の本発明によれば、薄型平面型
画像表示部に電子放出素子を用いたディスプレイ(SE
D)を採用し、画像表示部と対向する光学フィルター間
に無色透明な粘着層を設けて空隙をなくして外気の進入
を遮断する構造とした。また、気泡や埃の進入を防ぐた
め、画像表示部と粘着層の貼り合せ、光学フィルターと
粘着層の貼り合せは真空中で作業を行う。無色透明な粘
着層の屈折率をガラスの屈折率に近付けた。
【0015】また、光学フィルター表面に導電層を設
け、画像表示範囲外を前面側からカバーする金属外フレ
ーム(アース電位)を背面側のカバーと共に電源アース
に接地し、一方、光学フィルターの導電層を4辺略全周
にわたり超音波半田コテで露出させた部分に導電テープ
を接着し、導電テープのもう一端をRPのアース電極と
接地させてアース電位に落とした。RPのアース電極は
フレキシブルケーブルを介して電気回路基板に接地させ
た。
【0016】画像表示部は背面側の金属内フレームに弾
性を有する粘着剤で保持され、また、光学フィルターは
背面側のFPに弾性を有する粘着層で保持されている。
【0017】光学フィルターの基材には強化ガラスを採
用し、更に表面にはアクリル系粘着剤でPET基材の複
層フィルムを貼り合わせた。
【0018】ここで、本発明の薄型平面型画像表示装置
の画像表示部の製造方法、基本構造と動作原理について
説明を加える。この画像表示部は電子放出素子を用いた
もので、一般的にSEDと呼ばれている。その動作原理
は、真空空隙を形成した対向する基板間において、背面
側のリアプレート(RP)上に各画素位置に電子放出の
ための+電極と−電極を導電性膜で数十〔μm〕の間隔
で対向する形に形成し、次に真空空隙外の電気実装回路
からの電気信号を+電極に導くためのX方向配線を印刷
法で形成後、後述のY方向配線とX方向配線とを電気的
に絶縁するための層間絶縁層をX方向配線上の、Y方向
配線とX方向配線の交差部に形成する。その後に真空空
隙外の電気実装回路からの電気信号を−電極に導くため
のY方向配線を印刷法で形成する。さらに、+電極と−
電極をつなぐ微粒子からなる導電性薄膜を形成し、+電
極と−電極に電位を与えて電子放出部を導電性薄膜の一
部に形成する。
【0019】一方対向する表面側のフェースプレート
(FP)の真空空隙側にはコントラストを向上するため
のブラックストライプ膜、三原色RGB各色相の蛍光体
膜、更にその上に導電性のメタルバック膜が形成されて
いる。
【0020】この電子放出素子の動作は、電気実装回路
で選択したX方向配線とY方向配線間に十数〔v〕の電
圧を掛けて電子放出素子から電子を放出させ、フェース
プレートの真空空隙側のメタルバック膜に外部高圧電源
から供給された十数〔kv〕の+電位により前記放出電
子が加速されて蛍光体膜に衝突して発光を起す。リアプ
レートと電気実装回路とを接続しているフレキシブルケ
ーブルは、電気実装回路側はコネクターで電気的機械的
に接続され、一方のリアプレート側は、異方性導電膜に
よりこのリアプレート上に印刷されたX方向配線とY方
向配線の電極部(配線端部)に電気的機械的に接続され
ている。フェースプレートのメタルバック膜と高圧電源
回路とを接続する高圧ケーブルは、高圧電源回路側は高
圧用のコネクターで電気的機械的に接続し、一方のフェ
ースプレート側は、リアプレートに設けた貫通穴に配置
した高圧端子を介してメタルバックに電気的機械的に接
続している。ここで高圧端子を使うのは、真空空隙の真
空度を保つためである。(詳細は特開平07−2352
55号公報を参照)
【0021】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は本発明の第1
の実施例の特徴を最も良く表わす画像表示装置の要部縦
断面図、図2は本発明の第1の実施例の特徴を表わす要
部拡大図、図3は本発明の第1の実施例の特徴を表わす
外観図であり、同一番号は同一部材を示している。
【0022】図1〜3によれば、本実施例の画像表示装
置は、画像表示部(SED)の真空容器を構成するリア
プレート1(以下RP1と省略)と、フェースプレート
2(以下FP2と省略)と、枠3と、画像表示部前面に
配置された光学フィルター5と、光学フィルター5の外
側表面に密着配置された複層フィルム6と、内部への異
物の侵入を防ぐ金属外フレーム7と、金属内フレーム8
と、真空容器のRP1を金属内フレーム8によって挟み
支持するための背面緩衝材9と、光学フィルター支持材
10と、真鍮ワイヤー12を挟み支持する前面弾性体1
1と、電気駆動信号を発生するドライバー回路13と、
Yフレキシブルケーブル14と、 Xフレキシブルケ
ーブル15とにより構成されている。
【0023】本発明の電子放出素子を用いた画像表示部
(SED)の真空容器を構成するリアプレート1は、ガ
ラス基板上に電気回路パターンや絶縁膜が形成されてい
る。同じく真空容器を形成するフェースプレート2は、
真空容器内側のガラス基板上に三原色の蛍光体、メタル
バック膜などが形成されている。同じく真空容器を形成
する枠3は、RP1およびFP2とは低融点ガラスで接
着されている。真空容器内部4が図1に示されている。
画像表示部の前面に配置された光学フィルター5は、安
全性を高めるために破損しにくい強化ガラスを基材とし
ている。光学フィルター5の外側表面に密着配置された
複層フィルム6は、その層構成は図2に拡大したよう
に、複層フィルム6を光学フィルター5に接着するアク
リル系粘着層20と、PET樹脂(ポリエチレン・テレ
フタレート)から成る基材21と、複層フィルム6の表
面硬度を上げるためのアクリル系樹脂から成るハードコ
ート層22と、複層フィルム6に導電性を付与するため
のITO層23と、更にその表面には酸化ケイ素、酸化
チタン等の低屈折材料、高屈折材料を積層した低反射層
24と、複層フィルム6の最表面には指紋等の汚れを付
着しにくくするフッ素系樹脂から成る防汚層25とから
構成されている。先の画像表示部の表示範囲外を囲み、
内部への異物の侵入を防ぐ目的と、前記真空容器を前面
側から支持するための金属外フレーム7は、アルミニウ
ムやマグネシウムなどの軽金属を押出し加工して成形
後、所定の長さに切断し、ねじによって略長方形に完成
された額縁構造となっている。また、電源部のアース
(図示せず)と電気的に接続されている。後述の光学フ
ィルター支持材10および前面弾性体11を位置決めす
る金属外フレームの位置決め壁7aと7bは金属外フレ
ーム7に設けられた位置決めリブで押出し加工で連続的
に形成されている。先の真空容器の背面側に位置し、該
真空容器を筐体内に支持固定するための剛性を有する金
属内フレーム8は、該真空容器の4辺に沿って額縁状に
配置されている。金属内フレーム8は、導電性と剛性を
有するアルミニウムやマグネシウムなどの軽金属を押出
し加工して成形後、所定の長さに切断し、ねじによって
略長方形の額縁構造となっている。また、電源部のアー
ス(図示せず)と電気的に接続されている。先の真空容
器のRP1を金属内フレーム8によって挟み支持するた
めの背面緩衝材9は周辺部が凸形状を成してRP1の外
周部と接し、金属内フレーム8のリブの間に位置決めさ
れている。
【0024】先の真空容器のFP2外周部および光学フ
ィルター5の外周部と接し、金属外フレーム7と金属内
フレーム8を利用して両者を位置決めしつつ、挟み支持
するところの光学フィルター支持材10は、画像表示部
の周囲を額縁状に囲むように配置され、材質は弾性を有
する発泡性の樹脂である。光学フィルター支持材10の
外周部10aは、金属外フレームの位置決め壁7aに当
接して光学フィルター支持材10の位置を決めるための
ものである。光学フィルター支持材10の凸部10b
は、先の真空容器のFP2外側表面と光学フィルター5
内側表面とに密着して、両者の間隔を一定に保ちつつ、
両者間の空間を外気に対して略密閉するためのものであ
る。後述の真鍮ワイヤー12を挟み支持する前面弾性体
11は、位置決めリブ7bの凹部に軽く圧入されてい
て、先の光学フィルター5を金属外フレーム7によって
挟み支持する緩衝材の役割も果たしている。金メッキを
施した線径数十[μm]の複数の真鍮ワイヤー12は櫛
歯状にならんでいる。ドライバー回路13は先に説明し
た電気駆動信号を発生するためのものである。画像表示
部から分離されたドライバー回路13からの画像表示用
の電気駆動信号(選択駆動をパルス幅変調で)を電子放
出素子に伝達するためのYフレキシブルケーブル14
は、ドライバー回路側がコネクター接続で、画像表示部
側がRP1上に形成された回路パターンに異方性導電性
フィルムを介して接続されている。画像表示部から分離
された電気回路(図示せず)からの画像表示用の電気駆
動信号(走査信号)を、電子放出素子に伝達するための
Xフレキシブルケーブル15は、電気回路側がコネクタ
ー接続で、画像表示部側がRP1上に形成された回路パ
ターンに異方性導電性フィルムを介して接続されてい
る。
【0025】次に上記構成における詳細な説明を行う。
本発明の画像表示部は先に説明したようにSEDであり
原理上FP2の内側メタルバック層に十数[KV]の高
圧が印加される。すると、静電誘導によりFP2の外側
表面がプラスに帯電する。この状態で視聴者が本画像表
示装置を使用し続けると、筐体の隙間などから進入した
細かい埃がFP2の外側表面に蓄積していく可能性があ
る。しかしながら本発明の構成においては、FP2に対
抗する位置に光学フィルター5、FP2表面の周囲が光
学フィルター支持材の凸部10bで、外気に対して略密
閉されているため先の細かい埃がFP2表面に蓄積する
ことが無い。一方、FP2の表面がプラスに帯電すると
同時に、光学フィルター5の表面もプラスに帯電する。
この状態で視聴者が光学フィルター5に接近すると放電
が起こり、視聴者に不快感を与えてしまう。それを防止
するためには光学フィルター5の外側の表面をアース電
位に落として帯電させなければ、視聴者の不快感を解決
する。
【0026】また、本発明の画像表示装置はアナログテ
レビ放送、ビデオ入力、パソコン入力など様々な画像信
号を表示できるが、その信号処理や画像表示信号を出力
する電気回路から電磁波が発生する。この不要電磁波は
本画像表示装置から、ある値以上の漏洩が起きないよう
対策する必要がある。
【0027】本画像表示装置のカバーの部分、例えば金
属外フレーム7は導電性を有するため背面側の金属性カ
バー(図示せず)と全周に渡って密着固定して導電性の
ケースを構成し、電源アースに接地すれば良い。しかし
ながら画像を表示する範囲においては本発明の構成が有
効となる。つまり、画像表示範囲を複層フィルム6のI
TO層23で覆い、且つ該ITO層23の周辺部全周に
わたって櫛歯状に配列した真鍮ワイヤー12が、ITO
層23と金属外フレーム7とを電気的に接続させること
で、この部分からの不要な電磁波の漏洩を低減可能とな
る。更にここで重要なことは、該真鍮ワイヤー12の長
さは金属外フレーム7とITO層23との間隔よりも約
15%長くしたことが特徴である。本発明の構造では、
常に真鍮ワイヤー12が真直になろうとする応力が働
き、金属外フレーム7との電気的接触、 ITO層23
との電気的接触を確実にしている。もちろん前面弾性体
11が真鍮ワイヤー12を挟み込んでいるため、真鍮ワ
イヤー12が脱落することも無い。
【0028】また、本画像表示装置において表示される
画像を見易くするために画像表示部の表面反射を低減す
る必要が有る。複層フィルム6の表面付近に低反射層2
4を構成して表面反射率1%以下に低減できる。また、
低反射層24は指紋や油汚れが付着すると色付きが発生
して画像が見にくくなるため、複層フィルム6の最表面
に防汚層25を配置している。しかしながら、該低反射
層24や防汚層25は電気的に絶縁性であるため、複層
フィルム6の表面に導電性の電極などを接触させてもI
TO層23との間で電気的接触が取れない。そこで先に
説明したように、金属外フレーム7と複層フィルム6の
ITO層23との電気的接触手段として前面弾性体11
で挟み支持した真鍮ワイヤー12を利用した。真鍮ワイ
ヤー12は線径が数十[μm]で針の役割を持ち、前面
弾性体11よりも数百[μm]突出している。そのた
め、前面弾性体11で挟み支持した真鍮ワイヤー12を
組み込んだ金属外フレーム7を、画像表示部に対して組
み込むと、真鍮ワイヤー12の先端部が複層フィルム6
に突き刺さり、低反射層24や防汚層25を破ってIT
O層23に達する。以上により金属外フレーム7と表面
に絶縁層を有する複層フィルム6のITO層23との電
気的接触が取れる。
【0029】また、本発明の画像表示部は前面側に金属
外フレーム7と、前面弾性体11と光学フィルター5お
よび光学フィルター支持材10と、背面側に金属内フレ
ーム8と背面緩衝材9を利用して、4辺全周に沿って挟
み込まれて支持されている。前面弾性体11と、光学フ
ィルター支持材10や背面緩衝材9の材料はシリコン
系、ウレタン系、ゴム系などの発泡性の樹脂で、真空容
器を構成するRP1やFP2、光学フィルター5の温度
変化に対する寸法変化を吸収したり、外部からの振動や
衝撃を吸収するために該樹脂のゴム硬度や厚みは管理さ
れている。本発明の前面弾性体11と、光学フィルター
支持材10や背面緩衝材9はゴム硬度50[度]から7
0[度]、厚みは2[mm]から5[mm]である。更
に真空容器を位置決めするための凸部が背面緩衝材9の
周辺に形成され、PR1の外周部と当接しているし、ま
た、光学フィルター5を位置決めするための金属外フレ
ームの位置決め壁7aが光学フィルター支持材10の周
辺に形成され、光学フィルター5の外周部が該光学フィ
ルター支持材10に当接している。
【0030】また、本発明においては金属外フレーム7
のような導電性を有する素材で成形したもので筐体を構
成してアースに接地したが、樹脂成形して内部表面に導
電性膜処理をしたカバーを採用しても同様の効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0031】また、本発明においては光学フィルター5
をガラス材料にした。樹脂材料に比較して剛性が高いた
め、外部から荷重を受けても画像表示部を破損しにくい
し、また、強化ガラスとしたため外部から物体が衝突し
ても破損しにくく、更に光学フィルター5の表面に柔軟
性のあるPETフィルム基材21と柔軟性と接着力を有
するアクリル系粘着層20からなる複層フィルム6を貼
り合わせたことにより、もし光学フィルター5が破損し
てもガラスの飛散が無く、2重3重の安全性の高い構造
となっている。
【0032】以上説明したように、本発明の特徴は以下
の通りである。 1)画像表示部と光学フィルター間の空隙を周囲の光学
フィルター支持材で略密閉して外気に含まれる埃の進入
を防ぐ構造とした。 2)画像表示部前面の光学フィルター表面をアース電位
に落として帯電させない構造とした。 3)画像表示部からの不要電磁波の漏洩を低減するた
め、前記アース電位に落とす構造は、画像表示範囲外を
前面側からカバーする金属外フレーム(アース電位)と
光学フィルターのITO層とを4辺略全周にわたり電気
的接続を図った。 4)光学フィルターの表面反射を低減する低反射層、指
紋や油汚れによる色付きを防ぐ防汚層を光学フィルター
に貼り合わせた複層フィルムのITO層上に積層した。
しかしながらこれら低反射層、防汚層は絶縁性を有する
ため、電気的接続の構造は、金属外フレームの光学フィ
ルターと向かい合う面全周に位置決めリブを設け、線径
が数十[μm]で櫛歯状に配列の真鍮ワイヤーを挟み支
持した弾性体を先の位置決めリブに挟み込んだ。 5)更に複層フィルムの低反射層や防汚層を破ってIT
O層に達するため、該真鍮ワイヤーの長さは金属外フレ
ームとITO層との間隔距離よりも約15%長くした。
常に真鍮ワイヤーが真直になろうとする応力を働かせ、
電気的接触を確実にした。 6)画像表示部と光学フィルターは前面側の金属外フレ
ームと背面側の金属内フレームとで弾性を有する前面弾
性体、光学フィルター支持材及び背面緩衝材を介して挟
み支持されている。また、背面緩衝材の周辺部に真空容
器の位置決め用の凸部を設け、金属外フレームには光学
フィルターの位置決め用の壁を設けた。以上の構成によ
り画像表示部と光学フィルターは筐体から脱落せず、ま
た、外部からの振動や衝撃から画像表示部が保護され
る。 7)光学フィルターの基材に強化ガラスを採用し、更に
表面にはアクリル系粘着剤でPET基材の複層フィルム
を貼り合わせたことにより、耐久性と安全性の向上を図
った。 (実施例2)図4は本発明の第2の実施例の特徴を最も
よく表わす要部縦断面図、図5は本発明の第2の実施例
の特徴を最もよく表わす主要部材の外観図であり、実施
例1と同一番号は同一部材を示し説明は省略する。
【0033】画像表示部の表示範囲外を囲み、内部への
異物の侵入を防ぐための金属外フレーム27は、アルミ
ニウムやマグネシウムなどの軽金属を押出し加工して成
形後、所定の長さに切断し、ねじによって略長方形の額
縁構造となっている。また、電源部のアース(図示せ
ず)と電気的に接続されている。後述の接触片31を取
り付ける金属外フレームの突起部27aは、押出し加工
で連続的に形成されている。先の真空容器の背面側に位
置し、該真空容器を筐体内に支持固定するための剛性を
有する金属内フレーム28は、該真空容器の4辺に沿っ
て額縁状に配置されている。金属内フレーム28は、導
電性と剛性を有するアルミニウムやマグネシウムなどの
軽金属を押出し加工して成形後、所定の長さに切断し、
ねじによって略長方形の額縁構造となっている。また、
電源部のアース(図示せず)と電気的に接続されてい
る。真空容器のRP1と金属内フレーム28とを固着す
るための弾性を有する粘着剤29は、額縁状に配置され
て真空容器を確実に保持する。真空容器のFP2と光学
フィルター5とを固着するための弾性を有する粘着剤3
0は、額縁状に配置されて光学フィルター5を確実に保
持すると共に、FP2と光学フィルター5の空隙を略密
閉空間としている。画像表示範囲の外側、全周に渡って
連続的に配置されているところの接触片31は、ステン
レスやメッキ処理リン青銅などの薄板を曲げ加工して成
形した導電性とばね性を有し、一端が先の金属外フレー
ム27の突起部27aに嵌合し、もう一端が光学フィル
ター5表面に貼り合せた複層フィルム6に接触してい
る。図5に示す31aは接触片のベース部、31bは接
触片のばね部、31cは本画像表示装置の完成状態で金
属外フレーム27の内壁に接触するところの接触片の第
1接触部である。図5に示す31dは複層フィルム6に
食い込む接触片の第2接触部であり、ばね部31bの弾
性力により常に複層フィルム6を押し付ける力が働いて
いる。図5に示す31eは接触片の保持部であり、ベー
ス部31aと共に金属外フレームの突起部27aを挟む
寸法形状を成している。
【0034】次に上記構成における詳細な説明を行う。
本発明の画像表示部は先の実施例1と同様にSEDを採
用し、FP2に対向する位置に柔軟性と導電性のある複
層フィルム6を貼り合せた光学フィルター5を配置して
いる。実施例1と同様に視聴者が本画像表示装置を使用
し続けると、筐体の隙間などから進入した細かい埃がF
P2の外側表面に蓄積していく可能性がある。しかしな
がら本発明の構成においては、FP2に対抗する位置に
光学フィルター5、FP2表面の周囲が粘着剤30で、
外気に対して略密閉されているため先の細かい埃がFP
2表面に蓄積することが無い。更に、実施例1と同様
に、光学フィルター5の外側の表面をアース電位に落と
して視聴者が光学フィルター5に接近する際の異常放電
を防止する構造となっている。また、本発明の画像表示
装置は先の実施例1と同様に、不要電磁波の漏洩防止の
ため、金属外フレーム27と背面側の金属性カバー(図
示せず)により導電性のケースを構成し電源部アース
(図示せず)に接地し、画像を表示する範囲においては
複層フィルム6のITO層23で覆い、前記金属外フレ
ーム27とITO層23との電気的接続を図った。本実
施例においては、該電気的接続構造にばね性を有する接
触片31を採用した。該接触片31の第2接触部31d
は複層フィルム6の電気的絶縁性である低反射層24や
防汚層25を突き破って電気的導電性のITO層23に
食い込むため、接触片31のばね力と接触片31の第1
接触部31cが金属外フレーム27の内壁から受ける荷
重が必要となる。
【0035】ここで接触片31について説明を加える。
金属外フレーム27の突起部27aを挟み込むベース部
31aと、対向する保持部31eとの間隔は先の突起部
27aの厚みよりも狭くして、挿入組み立て後は突起部
27aを挟む方向の応力が働き、接触片31の脱落を防
いでいる。
【0036】ベース部31aと第1接触部31cの間の
直線部は接触片31のバネ部31bであり、FP2表面
の複層フィルム6に対して押し付ける力を発生するため
に、金属外フレーム27を画像表示部に被せると、該接
触片31のバネ部31bはチャージされ圧力を複層フィ
ルム6に掛ける。更に金属外フレーム27の内壁が第1
接触部31cを押し付ける力が働き、第2接触部31d
は複層フィルム6に突き刺さり、低反射層24や防汚層
25を破ってITO層23に達して該ITO層23と電
気的接触が取れる。
【0037】また、本発明の真空容器はRP1の周辺部
額縁状に配置された弾性を有する粘着剤29により金属
内フレーム28に保持されている。更に光学フィルター
5はFP2周辺部額縁状に配置された弾性を有する粘着
剤30により真空容器に保持されている。
【0038】以上説明したように、本発明の特徴は以下
の通りである。 1)画像表示部と光学フィルター間の空隙を周囲の弾性
を有する粘着剤で略密閉して外気に含まれる埃の進入を
防ぐ構造とした。 2)像表示部前面の光学フィルター表面をアース電位に
落として帯電させない構造とした。 3)画像表示部からの不要電磁波の漏洩を低減するた
め、前記アース電位に落とす構造は、画像表示範囲外を
前面側からカバーする金属外フレーム(アース電位)と
光学フィルターのITO層とを4辺略全周にわたり電気
的接続を図った。 4)光学フィルターの表面反射を低減する低反射層、指
紋や油汚れによる色付きを防ぐ防汚層を光学フィルター
に貼り合わせた複層フィルムのITO層上に積層した。 5)電気的接続の構造は、しかしながらこれら低反射
層、防汚層は絶縁性を有するため、金属外フレームの光
学フィルターと向かい合う面全周に突起を設け、ばね性
と導電性を有する金属製の接触片を該突起に挟み、該接
触片のもう一端が複層フィルムのITO層に到達するよ
うに接触片のばね力と金属外フレームの内壁が接触片を
押す力が働く構造とした。 6)画像表示部は背面側の金属内フレームに弾性を有す
る粘着剤で保持されている。また、光学フィルターは背
面側のFPに弾性を有する粘着剤で保持されている。以
上の構成により画像表示部と光学フィルターは筐体から
脱落せず、また、外部からの振動や衝撃から画像表示部
が保護される。 7)光学フィルターの基材に強化ガラスを採用し、更に
表面にはアクリル系粘着剤でPET基材の複層フィルム
を貼り合わせたことにより、耐久性と安全性の向上を図
った。 (実施例3)図6は本発明の第3の実施例の特徴を最も
良く表わす画像表示装置の要部縦断面図、図7は本発明
の第3の実施例の特徴を表わす外観図であり、実施例1
実施例2と同一番号は同一部材を示し、説明は省略す
る。
【0039】図6に示す32は屈折率がガラスに近く、
弾性を有するゲル状で無色透明な粘着層で材質はシリコ
ン系、アクリル系から成っている。
【0040】図6に示す33は先の画像表示範囲外を囲
み、内部への異物の侵入を防ぐための金属外フレームで
あり、アルミニウムやマグネシウムなどの軽金属を押出
し加工して成形され、電源部アース(図示せず)に電気
的に接地されている。
【0041】図6に示す34は銅箔に導電性を有する粘
着層(金属細線やカーボン粒子含有)を積層した導電テ
ープであり、一端は後述の光学フィルター36に貼り合
わせた導電性を有する複層フィルム6に接着され、もう
一端は真空容器のRP1の周辺部、後述の電極上に接着
されている。
【0042】図7に示す35はRP1の周辺角部に配置
された電極であり、真空容器内部のRP1のアース配線
に接続されている。また、真空容器内部のRP1のアー
ス配線はYフレキシブルケーブル14とXフレキシブル
ケーブル15のアース配線と接続されている。
【0043】図7に示す36は画像表示部の前面に配置
された光学フィルターであり、軽量化、光学特性、安全
性の面からアクリル樹脂を基材としている。
【0044】次に上記構成における詳細な説明を行う。
本発明の画像表示部は先の実施例1と同様に柔軟性と導
電性のある複層フィルム6を光学フィルター36に貼り
合せている。更に複層フィルム6の導電層をアース電位
に落とす構成とした。また、画像表示範囲外は金属外フ
レーム33と背面側の金属性カバー(図示せず)により
導電性のケースを構成し電源部アース(図示せず)に接
地し、画像を表示する範囲においては複層フィルム6の
ITO層23で覆う構造としている。以上の目的は実施
例1と同様であり、説明は省略する。
【0045】本実施例においてはITO層23をアース
接地するためにまず、複層フィルム6の絶縁層である低
反射層24と防汚層25を以下の方法で除去した。
【0046】防汚層25は約50オングストロームのフ
ッ素系樹脂層であり、低反射層24は数百オングストロ
ームの酸化ケイ素、酸化チタン等の有機層である。電気
的にこれらの二つの層が絶縁性であるため、該複層フィ
ルム6の外部からITO層23に電気的導通を取る場合
に妨げとなる。そこで考えられたのが本発明の絶縁層の
除去方法である。市販の超音波半田コテのコテ先温度を
約100[℃]から120[℃]に予熱した状態で該複
層フィルム6の表面、防汚層25上にコテ先を当てて超
音波を発信する。1秒程度の時間で防汚層25や低反射
層24が破壊されてITO層23が露出することがわか
った。この絶縁層の除去方法で生産性を上げるために
は、超音波半田コテの原理を応用し、超音波発信機と温
度調節付き予熱ヒーターを組み込んだ先端チップ、先端
チップは幅広の板状にして一度の作業で1辺の露出部を
形成できるようにした絶縁層除去装置を製作すれば良
い。
【0047】以上の方法で露出したITO層23の上か
ら導電テープ34を貼りあわせ、該導電テープ34のも
う一端をRP1の電極35に貼りあわせる。以上によ
り、画像表示部を被う光学フィルター36の複層フィル
ム6はアース電位となる。
【0048】また、本発明においては画像表示部のFP
2と対向する光学フィルター36との間に空隙が無く、
代わりに粘着層32を配置した。該粘着層32の光学特
性、屈折率は空気よりもガラスに近いため、FP2表面
の反射や光学フィルター36のFP2側表面の反射が低
減されて、表示画像が見やすくなる。粘着層32とFP
2の貼り合わせ、粘着層32と光学フィルター36の貼
り合わせはいずれも真空中で作業が行われる。貼り合わ
せる界面の間に空気が侵入すると気泡となり、画像品位
が低下するからである。もちろん作業中の埃や異物の進
入も防ぐことができる。本構造により、画像表示装置の
周囲環境からの埃がFP2表面に付着することは無く、
また、光学フィルター36の外表面に埃が付着しても簡
単に拭き取ることが可能である。
【0049】また、本発明の画像表示部は実施例2と同
様に、背面側の金属内フレーム28に弾性を有する粘着
剤29を利用して固定する構造とした。
【0050】以上説明したように、本発明の特徴は以下
の通りである。 1)画像表示部と光学フィルター間に無色透明な粘着層
を設けて空隙をなくし、外気に含まれる埃の進入を防ぐ
構造とした。 2)また、画像表示部と粘着層の貼り合せ、光学フィル
ターと粘着層の貼り合せは真空中で作業を行い、気泡や
埃の進入を防いで表示品位を向上させた。 3)画像表示部と光学フィルター間に設けた無色透明な
粘着層の屈折率をガラスの屈折率に近付けたため、画像
表示部と光学フィルター間の界面反射が低減され画像品
質が向上した。 4)画像表示部前面の光学フィルター表面をアース電位
に落として帯電させない構造とした。 5)画像表示部からの不要電磁波の漏洩を低減するた
め、画像表示範囲外は前面側をカバーする金属外フレー
ム(アース電位)と背面側の金属性カバーにより導電性
のケースを構成し電源部アースに接地し、画像表示範囲
は導電テープにより光学フィルターの導電層と真空容器
のRPのアース電極とを接地させた。 6)光学フィルターの表面反射を低減する低反射層、指
紋や油汚れによる色付きを防ぐ防汚層を光学フィルター
に貼り合わせた複層フィルムのITO層上に積層した。
しかしながらこれら低反射層、防汚層は絶縁性を有す
る。 7)導電テープにより光学フィルターのITO層と電気
的接続を図るため、超音波半田コテにより絶縁層を破壊
した。 8)画像表示部は背面側の金属内フレームに弾性を有す
る粘着剤で保持されている。また、光学フィルターは背
面側のFPに粘着層で保持されている。以上の構成によ
り画像表示部と光学フィルターは筐体から脱落せず、ま
た、外部からの振動や衝撃から画像表示部が保護され
る。 9)光学フィルターの基材にアクリル樹脂を採用し、更
に表面にはアクリル系粘着剤でPET基材の複層フィル
ムを貼り合わせたことにより、軽量化、耐久性と安全性
の向上を図った。
【0051】
【発明の効果】第1の本発明によれば、薄型平面型画像
表示部に電子放出素子を用いたディスプレイ(SED)
を採用し画像表示部と対向する光学フィルター間の空隙
を周囲の光学フィルター支持材で略密閉して外気の進入
を遮断する構造とした。また、光学フィルター表面に導
電層を設け、アース電位に落とした。アース電位に落と
す構造は、画像表示範囲外を前面側からカバーする金属
外フレーム(アース電位)と光学フィルターの導電層と
を4辺略全周にわたり、線径が数十[μm]で櫛歯状に
配列の真鍮ワイヤーを挟み支持した弾性体を金属外フレ
ームの位置決めリブ内に装着している。該真鍮ワイヤー
の長さは金属外フレームとITO層との間隔距離よりも
約15%長くした。画像表示部と光学フィルターは前面
側の金属外フレームと背面側の金属内フレームとで弾性
を有する前面弾性体、光学フィルター支持材及び背面緩
衝材を介して挟み支持されている。また、背面緩衝材の
周辺部に画像表示部の位置決め凸部を設け、金属外フレ
ームには光学フィルターの位置決め壁を設けた。光学フ
ィルターの基材には強化ガラスを採用し、更に表面には
アクリル系粘着剤でPET基材の複層フィルムを貼り合
わせた。
【0052】以上、の構成により 1.画像表示装置を長い時間使用しても、画像表示部の
表面に埃が付着して透過率が落ちたり、画像の表示輝度
にムラを生じて画像品位を低下させることが無くなっ
た。 2.不要電磁波シールド構造を部品の複雑化を避け、コ
スト上昇を押えつつ、実現することができた。 3.画像表示部と光学フィルターは環境温度の変化に対
して信頼性が向上し、更に、外部の振動や衝撃から画像
表示部が保護される。 4.また、物体や人の衝突などに対して、画像表示部の
耐久性と安全性の向上を図った。 5.画像表示面の帯電を防止したので、異常放電により
使用者に不快感を与えることが無い。
【0053】また、第2の本発明によれば、薄型平面型
画像表示部に電子放出素子を用いたディスプレイ(SE
D)を採用し、画像表示部と対向する光学フィルター間
の空隙を周囲の弾性を有する粘着剤で略密閉して外気の
進入を遮断するに構造とした。また、光学フィルター表
面に導電層を設け、アース電位に落とした。アース電位
に落とす構造は、画像表示範囲外を前面側からカバーす
る金属外フレーム(アース電位)と光学フィルターの導
電層とを4辺略全周にわたり、ばね性と導電性を有する
金属製の接触片を金属外フレームの突起に挟み、該接触
片のもう一端が複層フィルムの導電層に到達するように
した。接触片のばね力のみならず、金属外フレームの内
壁が接触片を押す力も利用した。
【0054】画像表示部は背面側の金属内フレームに弾
性を有する粘着剤で保持され、また、光学フィルターは
背面側のFPに弾性を有する粘着剤で保持されている。
【0055】光学フィルターの基材には強化ガラスを採
用し、更に表面にはアクリル系粘着剤でPET基材の複
層フィルムを貼り合わせた。
【0056】以上、の構成により 1.画像表示装置を長い時間使用しても、画像表示部の
表面に埃が付着して透過率が落ちたり、画像の表示輝度
にムラを生じて画像品位を低下させることが無くなっ
た。 2.不要電磁波シールド構造を部品の複雑化を避け、コ
スト上昇を押えつつ、実現することができた。 3.画像表示部と光学フィルターは環境温度の変化に対
して信頼性が向上し、更に、外部の振動や衝撃から画像
表示部が保護される。 4.また、物体や人の衝突などに対して、画像表示部の
耐久性と安全性の向上を図った。 5.画像表示面の帯電を防止したので、異常放電により
使用者に不快感を与えることが無い。
【0057】また、第3の本発明によれば、薄型平面型
画像表示部に電子放出素子を用いたディスプレイ(SE
D)を採用し、画像表示部と対向する光学フィルター間
に無色透明な粘着層を設けて空隙をなくして外気の進入
を遮断する構造とした。また、気泡や埃の進入を防ぐた
め、画像表示部と粘着層の貼り合せ、光学フィルターと
粘着層の貼り合せは真空中で作業を行う。無色透明な粘
着層の屈折率をガラスの屈折率に近付けた。
【0058】また、光学フィルター表面に導電層を設
け、アース電位に落とした。アース電位に落とす構造
は、画像表示範囲外を前面側からカバーする金属外フレ
ーム(アース電位)を背面側のカバーと共に電源アース
に接地し、一方、光学フィルターの導電層を4辺略全周
にわたり超音波半田コテで露出させた部分に導電テープ
を接着し、導電テープのもう一端をRPのアース電極と
接地させた。RPのアース電極はフレキシブルケーブル
を介して電気回路基板に接地させた。
【0059】画像表示部は背面側の金属内フレームに弾
性を有する粘着剤で保持され、また、光学フィルターは
背面側のFPに弾性を有する粘着層で保持されている。
【0060】光学フィルターの基材にはアクリル樹脂を
採用し、更に表面にはアクリル系粘着剤でPET基材の
複層フィルムを貼り合わせた。なお、光学フィルターの
基材は透明性同等の他の樹脂、たとえばポリカーボネー
トなどを使用しても良い。
【0061】以上、の構成により 1.画像表示装置を長い時間使用しても、画像表示部の
表面に埃が付着して透過率が落ちたり、画像の表示輝度
にムラを生じて画像品位を低下させることが無くなっ
た。 2.不要電磁波シールド構造を部品の複雑化を避け、コ
スト上昇を押えつつ、実現することができた。 3.画像表示部と光学フィルターは環境温度の変化に対
して信頼性が向上し、更に、外部の振動や衝撃から画像
表示部が保護される。 4.また、物体や人の衝突などに対して、画像表示部の
耐久性と安全性の向上を図った。 5.表示部の界面反射が低減され、画質コントラストの
向上が図られた。 6.画像表示面の帯電を防止したので、異常放電により
使用者に不快感を与えることが無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を表わす画像表示部の
要部縦断面図
【図2】本発明の第1の実施形態を表わす画像表示部の
要部拡大図
【図3】本発明の第1の実施形態を表わす外観図
【図4】本発明の第2の実施形態を表わす画像表示部の
要部縦断面図
【図5】本発明の第2の実施形態を表わす部材外観図
【図6】本発明の第3の実施形態を表わす画像表示部の
要部縦断面図
【図7】本発明の第3の実施形態を表わす画像表示部の
外観図
【図8】従来例を表わす画像表示装置の縦断面図
【図9】従来例を表わす画像表示装置の要部拡大図
【図10】従来例を表わす画像表示部の要部拡大図
【図11】従来例を表わす画像表示部の要部縦断面図
【符号の説明】
1 リアプレート(RP) 2 フェースプレート(FP) 3 枠 4 真空容器内部 5 光学フィルター 6 複層フィルム 7 金属外フレーム 7a 位置決め壁 7b 位置決めリブ 8 金属内フレーム 9 背面緩衝材 10 光学フィルター支持材 10a 外周部 10b 凸部 11 前面弾性体 12 真鍮ワイヤー 13 ドライバー回路 14 Yフレキシブルケーブル 15 Xフレキシブルケーブル 20 粘着層 21 基材 22 ハードコート層 23 ITO層 24 低反射層 25 防汚層 27 金属外フレーム 27a 突起部 28 金属内フレーム 29 粘着剤 30 粘着剤 31 接触片 31a ベース部 31b ばね部 31c 第1接触部 31d 第2接触部 31e 保持部 32 粘着層 33 金属外フレーム 34 導電テープ 35 電極 36 光学フィルター 101 画像表示部 102 光学フィルター 103 筐体前部 104 取付けボス 105 取付け金具 106 ネジ 107 筐体後部 108 導電層 109 筐体前部 110 固定爪 111 板ばね 112 導電層 113 画像表示部 114 光学フィルター 115 前カバー 116 背面カバー 117 フレーム 118 接触片A 119 ボス 120 接触片B 121 ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H043 AE04 AE09 AE17 AE23 5C032 DD00 5G435 AA02 AA07 AA16 BB06 EE03 EE04 EE13 EE33 EE36 EE47 GG11 GG33 GG34 GG42 HH03 HH18 KK02 KK07

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電子放出素子が形成されたリアプ
    レートと、 該リアプレートに対向配置され前記電子放出素子からの
    電子ビーム照射で発光し画像を表示する蛍光体及び高電
    圧を印加して前記電子ビームを吸引する電極が内面に形
    成されたフェースプレートと、 前記両プレートの間に挟持され該両プレートとともに真
    空容器の一部をなす支持枠と、 前記フェースプレートの電子放出素子とは反対側の外面
    に距離を置いて透明板状部材とを有し、 薄型平面型画像表示パネル構造を特徴とする画像表示装
    置。
  2. 【請求項2】 前記フェースプレートと前記透明板状部
    材とフェースプレートの発光領域を除く周縁部を囲む弾
    性を有する部材とにより略密閉空間構造を特徴とする請
    求項1記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記透明板状部材が導電性を有し、アー
    ス電位に接地されている構造を特徴とする請求項1記載
    の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記薄型平面型画像表示パネルの、フェ
    ースプレートの発光領域を除く周縁部の画像表示面側に
    カバーを配置し、画像表示面と反対の背面側にフレーム
    を配置し、該カバー、該フレームのいずれかまたは、両
    者をアース接地した構造を特徴とする請求項1記載の画
    像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記フェースプレートと前記透明板状部
    材間のフェースプレートの発光領域を含む範囲に弾性と
    粘性を有する透明部材を配置した構造を特徴とする請求
    項1記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記透明板状部材は全光線透過率が40
    %以上であることを特徴とする請求項1記載の画像表示
    装置。
  7. 【請求項7】 前記透明板状部材の表面に樹脂フィルム
    を貼り合せた構造を特徴とする請求項1記載の画像表示
    装置。
  8. 【請求項8】 前記周縁部を囲む部材が弾性を有する樹
    脂であることを特徴とする請求項2記載の画像表示装
    置。
  9. 【請求項9】 前記周縁部を囲む部材が前記透明板状部
    材と前記フェースプレートとを接着した構造を特徴とす
    る請求項2記載の画像表示装置。
  10. 【請求項10】 前記透明板状部材が前記カバーとの間
    で電気接触部材を介して電気的に接続されている構造を
    特徴とする請求項3または請求項4記載の画像表示装
    置。
  11. 【請求項11】 前記透明板状部材が前記リアプレート
    との間で電気接触部材を介して電気的に接続されている
    構造を特徴とする請求項1または請求項3記載の画像表
    示装置。
  12. 【請求項12】 前記薄型平面型画像表示パネルと前記
    透明板状部材が、フェースプレートの発光領域を除く周
    縁部に緩衝材を複数配置して、前記カバーと前記フレー
    ムにて挟み支持した構造を特徴とする請求項4記載の画
    像表示装置。
  13. 【請求項13】 前記周縁部を囲む部材がシリコン系、
    ウレタン系の発泡性樹脂材料であることを特徴とする請
    求項2記載の画像表示装置。
  14. 【請求項14】 前記周縁部を囲む部材がシリコン系、
    ウレタン系、アクリル系の接着剤であることを特徴とす
    る請求項2または請求項9記載の画像表示装置。
  15. 【請求項15】 前記電気接触部材が櫛歯状に並んだ金
    属ワイヤーであることを特徴とする請求項3または請求
    項10記載の画像表示装置。
  16. 【請求項16】 前記電気接触部材がばね性を有する金
    属板であることを特徴とする請求項3または請求項10
    記載の画像表示装置。
  17. 【請求項17】 前記電気接触部材が粘着剤を積層した
    導電性テープであることを特徴とする請求項3または請
    求項11記載の画像表示装置。
  18. 【請求項18】 前記透明板状部材の導電層が樹脂フィ
    ルムに成膜された導電層を特徴とする請求項3、請求項
    7、請求項10、請求項11の何れかに記載の画像表示
    装置。
  19. 【請求項19】 前記リアプレートの電子放出素子が形
    成されている同一面の真空容器外にアース電位の電極が
    露出した構造を特徴とする請求項1または請求項11記
    載の画像表示装置。
  20. 【請求項20】 前記カバーの材質がアルミニウム合
    金、マグネシウム合金をはじめとする比重3.0以下の
    金属であることを特徴とする請求項4または請求項12
    記載の画像表示装置。
  21. 【請求項21】 前記フレームの材質がアルミニウム合
    金、マグネシウム合金をはじめとする比重3.0以下の
    金属であることを特徴とする請求項4または請求項12
    記載の画像表示装置。
  22. 【請求項22】 前記カバーは押出し加工による成形品
    であることを特徴とする請求項4、請求項12、請求項
    20の何れかに記載の画像表示装置。
  23. 【請求項23】 前記フレームは押出し加工による成形
    品であることを特徴とする請求項4、請求項12、請求
    項21の何れかに記載の画像表示装置。
  24. 【請求項24】 前記粘性を有する透明部材は空気より
    もガラスに屈折率の近い、シリコン系、アクリル系の樹
    脂であることを特徴とする請求項5記載の画像表示装
    置。
  25. 【請求項25】 前記粘性を有する透明部材は、真空中
    にて前記フェースプレートおよび前記透明板状部材との
    接着材であることを特徴とする請求項5または請求項2
    4記載の画像表示装置。
  26. 【請求項26】 前記透明板状部材はガラスであること
    を特徴とする請求項6記載の画像表示装置。
  27. 【請求項27】 前記ガラスは化学強化処理を施した強
    化ガラスであることを特徴とする請求項26記載の画像
    表示装置。
  28. 【請求項28】 前記透明板状部材は樹脂であることを
    特徴とする請求項6記載の画像表示装置。
  29. 【請求項29】 前記樹脂フィルムは基材がポリエチレ
    ンテレフタレート樹脂PETで塗工され粘着剤であるこ
    とを特徴とする請求項7または請求項18記載の画像表
    示装置。
  30. 【請求項30】 前記樹脂フィルムの導電層がインジウ
    ム・チタン・オキサイドITOであることを特徴とする
    請求項7または請求項18記載の画像表示装置。
  31. 【請求項31】 前記樹脂フィルムの導電層の外側に積
    層した絶縁性の低反射層、防汚層であることを特徴とす
    る請求項7または請求項18記載の画像表示装置。
  32. 【請求項32】 前記緩衝材はゴム硬度50[度]から
    70[度]、厚みは2[mm]から5[mm]の樹脂で
    あることを特徴とする請求項12記載の画像表示装置。
  33. 【請求項33】 前記金属ワイヤーは線径が10[μ
    m]から100[μm]で、全長が前記カバーと前記透
    明板状部材の空間距離より10[%]から20[%]長
    いことを特徴とする請求項10または請求項15記載の
    画像表示装置。
  34. 【請求項34】 前記金属ワイヤーは弾性体で挟み支持
    された金メッキ真鍮製であることを特徴とする請求項1
    0または請求項15記載の画像表示装置。
  35. 【請求項35】 前記真鍮ワイヤーは一方の先端部が前
    記カバーの内側面に接触し、もう一方の先端が前記低反
    射層と防汚層を破ってITO層に接触する構造としたこ
    とを特徴とする請求項10、請求項15、請求項30,
    請求項31の何れかに記載の画像表示装置。
  36. 【請求項36】 前記ばね性を有する金属板の材質はス
    テンレス、防錆処理リン青銅、または防錆処理鋼である
    ことを特徴とする請求項16記載の画像表示装置。
  37. 【請求項37】 前記導電性テープが接触する前記導電
    層を有するフィルムの画像表示範囲外の一部を超音波半
    田コテにより低反射層、防汚層除去してITO層を露出
    させた構造を特徴とする請求項17,請求項30,請求
    項31の何れかに記載の画像表示装置。
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