JP2003021952A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2003021952A
JP2003021952A JP2001208184A JP2001208184A JP2003021952A JP 2003021952 A JP2003021952 A JP 2003021952A JP 2001208184 A JP2001208184 A JP 2001208184A JP 2001208184 A JP2001208184 A JP 2001208184A JP 2003021952 A JP2003021952 A JP 2003021952A
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Yuji Sakami
裕二 酒見
Tomoyuki Sakamaki
智幸 坂巻
Tsuneji Masuda
恒司 桝田
Keiko Igarashi
けい子 五十嵐
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像剤の片寄りを軽減して現像剤担持体ヘの
現像剤の供給を軸方向に均一に行うことによって濃度ム
ラ等の画像不良の発生を防ぐことのできる現像装置を提
供すること。 【構成】 現像部よりも現像スリーブ(現像剤担持体)
8の回転方向下流側且つ現像容器2内に第1の磁界発生
手段と、該第1の磁界発生手段の現像スリーブ8の回転
方向下流側に該第1の磁界発生手段と同極性の第2の磁
界発生手段と、第1の磁界発生手段と第2に磁界発生手
段間に、現像剤担持体表面の垂直方向の磁界の強さBr
が10mT以下である領域(反発極)を有し、第1の磁
界発生手段の鉛直方向の下方領域内に現像スリーブ8に
近接して第1の搬送スクリュー(第1の現像剤撹拌搬送
手段)5を有し、該第1の搬送スクリュー5の斜め上方
に該第1の現像剤撹拌搬送手段と反対方向に現像剤を搬
送する第2の搬送スクリュー(第2の現像剤撹拌搬送手
段)6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上に形成
された潜像に現像剤を付着させて可視像化する電子写真
方式や静電記録方式を用いた複写機、レーザービームプ
リンタ等の画像形成装置に使用される現像装置に関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】電子写真方式を用いた複写機等の画像形
成装置では、感光ドラム等の像担持体上に形成された静
電潜像に現像剤を付着させてこれを可視像化する。この
ような現像に使用される従来の現像装置のうち、トナー
とキャリアから成る2成分現像剤を用いるものの一例を
図4に示す。 【0003】図4に示すように、2成分現像剤を用いる
現像装置1においては、2成分現像剤を撹拌しながら搬
送する第1の搬送スクリュー5と第2の搬送スクリュー
6とを水平方向に2本配置しているものが多い。第1の
搬送スクリュー5は現像剤担持体である現像スリーブ8
に現像剤を供給し、現像領域を通過した後の現像剤を回
収するために用いられる。又、第2の搬送スクリュー6
は、現像スリーブ8から回収された現像剤と新しく補給
された現像剤とを混合撹拌するために用いられる。 【0004】一方、近年、複写機やプリンター等の電子
写真方式を用いた画像形成装置においては、省スペース
を図るために装置本体の小型化の要求が強くなってお
り、特にフルカラー方式の画像形成装置においては現像
装置を複数用いるため、小型化の要望が強い。 【0005】そこで、図5に示すような現像装置が考案
されている。 【0006】図5は特開平5−333691公報等に提
案されている現像装置の断面図であり、図示の現像装置
1は、現像剤を撹拌・搬送する2本の搬送スクリュー
5,6が上下に配置されていることが特徴である。より
詳細に説明すれば、現像装置1は、現像剤を収容した現
像容器2を備え、該現像容器2の感光ドラム10と対面
する開口部に現像スリーブ8を有している。そして、現
像容器2内の開口部との反対側には隔壁7によって区画
された撹拌室3と現像室4が上下に形成されており、こ
れらの撹拌室3と現像室4内には、現像剤の撹拌・搬送
手段として第1及び第2のスクリュー5,6がそれぞれ
設置されている。 【0007】上記第1の搬送スクリュー5は、トナー補
給口から撹拌室3内の第1の搬送スクリュー5の現像剤
搬送方向上流側に供給されるトナーと撹拌室3内に既に
存在する現像剤とを撹拌しながら搬送して現像剤のトナ
ー濃度を均一化する。そして、均一化された現像剤は現
像室4に供給され、現像室4の第2の搬送スクリュー6
により現像室4内を搬送される。 【0008】以上説明したように、図5に示した縦撹拌
型の現像装置1は、現像室4と撹拌室3とが垂直方向に
配置されているため、その水平方向の占有スペースが小
さくて済むという長所があり、例えば複数の現像装置を
水平方向に並列搭載するタンデム方式等のカラー画像形
成装置でも小型化が可能となる。 【0009】更に、この縦撹拌型の現像装置は以下の利
点も有している。 【0010】即ち、現像スリーブ上に担持されて現像領
域に搬送され、現像に供された後、現像領域において現
像に供されないで残った現像剤は、現像スリーブの回転
に伴って現像室内に回収されることなく、撹拌室側に回
収されるために現像室内には常に均一な濃度の現像剤が
供給され、スラスト方向の画像ムラや濃度差のない均一
な画像を得ることができる。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、縦撹拌
型の現像装置の構成では以下のような問題があった。 【0012】即ち、図5に示す現像装置1において、第
2の搬送スクリュー6は現像室4の底部に現像スリーブ
8の軸方向に沿ってほぼ平行に配置されており、回転し
て現像室4内の現像剤を軸線方向に沿って一方向に搬送
する。又、第1の搬送スクリュー5は撹拌室3内の底部
に第2の搬送スクリュー6とほぼ平行に配置され、撹拌
室3内の現像剤を第2の搬送スクリュー6と反対方向に
搬送する。このようにして、第1および第2の搬送スク
リュー5,6の回転による搬送によって、現像剤が隔壁
7の両端部の不図示の開口部を通って撹拌室3と現像室
4との間で循環される。 【0013】ところで、本現像装置1では、現像室4と
撹拌室3とが垂直方向に配置されているため、現像室4
から撹拌室3への現像剤は上から下へ、又、撹拌室3か
ら現像室4への現像剤は下から上へ動く。特に、撹拌室
3から現像室4へは、端部に溜まった現像剤の圧力によ
り下から上へと押し上げられるようにして現像剤が受け
渡される。撹拌室3から現像室4へ受け渡された現像剤
の全てが現像室4において第2の搬送スクリュー6の下
流側に到達する訳でなく、途中で現像スリーブ8に供給
され、現像領域を通過した後、撹拌室3に回収される現
像剤が存在する。この現像スリーブ8ヘの現像剤の受け
渡しは現像スリーブ8のほぼ全域で行われる。そのた
め、現像室4内において第2の搬送スクリュー5により
搬送される現像剤の量は、上流側から下流側に行くに従
って徐々に増加する傾向がある。 【0014】一方、撹拌室3において第1の搬送スクリ
ュー5により搬送される現像剤の量は、上流側から下流
側に行くに従って徐々に増加する傾向がある。即ち、現
像装置1内の現像剤の分布には片寄りが生じる。 【0015】特に、撹拌室内の現像剤の搬送能力が低い
場合に片寄りが生じ易い。又、撹拌室側の現像剤面は単
に現像剤の増加に伴って上昇する傾向にあるため、スク
リューの全面で有効に現像剤を搬送しているのではな
い。このように、現像剤の搬送能力が低いと搬送室下流
側の現像剤が特に搬送されず、極端な場合には下流側の
開口部から現像材が溢れ出てしまうという問題が発生し
た。 【0016】上記問題の対策としては、特に第1の搬送
スクリューの現像剤搬送能力を現像スリーブからの供給
量より十分大きくし、片寄りの効果を相対的に小さくす
ることが提案されている(特開平5−333691号公
報参照)。 【0017】しかし、搬送スクリューの回転速度を上げ
て現像剤搬送量を大きくすると、現像剤に対するストレ
ス増加や回転トルクの上昇があるため、余り大きくする
ことができない。又、単に搬送スクリューのピッチや形
状等の改良で搬送速度を上げる場合にも、搬送速度の上
限には限りがあるため、片寄りの程度が激しい場合には
有効ではない。 【0018】前記問題に対する別の対策として、現像ス
リーブと撹拌室内の第1の搬送スクリューの間に第3の
搬送スクリューを設けて片寄りを緩和することが提案さ
れている(特開平6−51634号公報参照)。しか
し、この場合は現像装置の構成が複雑になり、コストア
ップの要因となり得るという問題がある。 【0019】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、現像剤の片寄りを軽減して現
像剤担持体ヘの現像剤の供給を軸方向に均一に行うこと
によって濃度ムラ等の画像不良の発生を防ぐことのでき
る現像装置を提供することにある。 【0020】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、現像剤容器内に収容された2成分現像剤
を、磁界発生手段を内蔵した現像剤担持体上に担持し
て、該現像剤担持体に近接して設置された規制部材で規
制しながら像担持体と対向した現像部へ搬送し、像担持
体に形成された潜像を現像部において現像剤で現像する
現像装置において、前記磁界発生手段は、現像部よりも
現像剤担持体の回転方向下流側且つ現像容器内に第1の
磁界発生手段と、該第1の磁界発生手段の現像剤担持体
回転方向下流側に該第1の磁界発生手段と同極性の第2
の磁界発生手段と、第1の磁界発生手段と第2に磁界発
生手段間に、現像剤担持体表面の垂直方向の磁界の強さ
Brが10mT以下である領域(反発極)を有し、第1
の磁界発生手段の鉛直方向の下方領域内に現像剤担持体
に近接して第1の現像剤撹拌搬送手段を有し、該第1の
現像剤撹拌搬送手段の斜め上方に該第1の現像剤撹拌搬
送手段と反対方向に現像剤を搬送する第2の現像剤撹拌
搬送手段を設けたことを特徴とする。 【0021】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。 【0022】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係る現像装置の断面図、図はフルカラー画像形成
装置要部の断面図である。 【0023】図2に示すフルカラー画像形成装置におけ
るY,M,C,Bkの各ステーションはほぼ同様の構成
を有しており、各ステーションは、フルカラー画像にお
いてそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(Bk)の画像を形成する。以下の説
明において、例えば現像装置1は、Y,M,C,Bk各
ステーションにおける現像装置1Y,1M,1C,1K
を共通して指すものとする。 【0024】先ず、フルカラー画像形成装置の動作を図
2に基づいて説明する。 【0025】像担持体である感光ドラム10は回転自在
に設けられており、この感光ドラム10を一次帯電器2
1で一様に帯電し、例えばレーザーのような発光素子2
2によって情報信号に応じて変調された光で露光して感
光ドラム10上に静電潜像を形成する。そして、感光ド
ラム10上に形成された静電潜像は、現像装置1によっ
て後述のような過程でトナー像として可視像化される。 【0026】次に、その可視像を、転写帯電器23によ
って、転写紙搬送シート24によって搬送されてきた転
写紙27に転写し、更に定着装置25によって可視像を
転写紙27に定着して永久画像を得る。尚、感光ドラム
10上の転写残トナーはクリーニング装置26によって
除去される。又、画像形成で消費されたトナーはトナー
補給槽20から補給される。 【0027】次に、現像装置1の動作を図1に基づいて
説明する。 【0028】本実施の形態に係る現像装置1は、非磁性
トナーと磁性キャリアを含む2成分現像剤が収容された
現像容器2内に、現像剤担持体としての現像スリーブ8
と該現像スリーブ8上に担持された現像剤の穂を規制す
る穂切り部材9を有している。そして、現像容器2内の
略中央部は紙面に垂直方向に延在する隔壁7によって現
像室4と撹拌室3に上下に区画されており、現像剤は現
像室4及び撹拌室3に収容されている。 【0029】上記撹拌室3及び現像室4には、現像剤撹
拌・搬送手段として第1及び第2の搬送スクリュー5,
6がそれぞれ配置されている。第1の搬送スクリュー5
は、撹拌室3の底部に現像スリーブ8の軸方向に沿って
ほぼ平行に配置されており、これは回転して撹拌室3内
の現像剤を軸線方向に沿って一方向に搬送する。又、第
2の搬送スクリュー6は、現像室4内の底部に第1の搬
送スクリュー5とほぼ平行に配置され、現像室4内の現
像剤を第1の搬送スクリュー5と反対方向に搬送する。
このようにして、第1及び第2の搬送スクリュー5,6
の回転による搬送によって、現像剤が隔壁7の両端部の
開口部(連通部)を通じて現像室4と撹拌室3との間で
循環される。 【0030】更に、上記現像容器2の感光ドラム10に
対向した現像領域に相当する位置には開口部が設けられ
ており、この開口部に前記現像スリーブ8が感光ドラム
10方向に一部露出するように回転可能に配設されてい
る。尚、この現像スリーブ8は非磁性材料で構成され、
その内部には磁界手段であるマグネットローラが非回転
状態で設置されており、このマグネットローラは現像極
S1と現像剤を搬送する磁極S2,N1,N2,N3を
有している。 【0031】而して、現像スリーブ8は現像時に図示矢
印方向に回転し、前記穂切り部材9による磁気ブラシの
穂切りによって層厚を規制された2成分現像剤を担持し
てこれを感光ドラム10と対向した現像領域に搬送し、
感光ドラム10上に形成された潜像に現像剤を供給して
潜像を現像する。このとき、現像効率(つまり、潜像へ
のトナーの付与率)を向上させるために、現像スリーブ
8には電源から直流電圧と交流電圧を重畳した現像バイ
アス電圧が印加される。 【0032】前記穂切り部材9はアルミニウム等の非磁
性部材で構成され、感光ドラム10よりも現像スリーブ
8の回転方向上流側に配設されている。そして、この穂
切り部材9の先端部と現像スリーブ8との間を現像剤の
非磁性トナーと磁性キャリアの両方通過して現像領域へ
と送られる。尚、穂切り部材9の現像スリーブ8の表面
との間隙を調整することによって、現像スリーブ8上に
担持した現像剤磁気ブラシの穂切り量が規制されて現像
領域へ搬送される現像剤量が調整される。 【0033】前記第1の搬送スクリュー5は、撹拌室3
内の底部に現像スリーブ8の軸方向(現像幅方向)に沿
ってほぼ平行に配置されており、本実施の形態では、強
磁性体から成る回転軸の周りに非磁性材料から成る羽根
部材をスパイラル状に設けたスクリュー構造とされ、回
転して現像室4内の現像剤を現像室4の底部にて現像ス
リーブ8の軸線方向に沿って搬送する又、前記第2の搬
送スクリュー6も第1の搬送スクリュー5と同様に回転
軸の周りに羽根部材を第1の搬送スクリュー5とは逆向
きにしてスパイラル状に設けたスクリュー構造とされ、
現像室4内の底部に第1の搬送スクリュー5とほぼ平行
に配設され、第1の搬送スクリュー5と同方向に回転し
て現像室4内の現像剤を第1の搬送スクリュー5と反対
方向に搬送する。このようにして、第1及び第2の搬送
スクリュー5,6の回転によって、現像剤が隔壁7の両
端の開口部を通って現像室4と撹拌室3との間で循環さ
れる。 【0034】ところで、本現像装置1では、現像室4と
撹拌挫室3とが上下方向に配置されているため、現像室
4から撹拌室3への現像剤は上から下へ、又、撹拌室3
から現像室4への現像剤は下から上へ動く。特に、撹拌
室3から現像室4へは、端部に溜まった現像剤の圧力に
より下から上へと押し上げられるようにして現像剤が受
け渡される。このとき、従来例で述べたように、撹拌室
3から現像室4へ受け渡された現像剤の全てが現像室4
において第2の搬送スクリュー6の下流端に到達する訳
ではなく、途中で現像スリーブ8に供給され、現像領域
を通過した後に撹拌室3に回収される成分が存在する。
この現像スリーブ8への現像剤の受け渡しは、現像スリ
ーブ8の幅のほぼ全体に亘ってなされる。このため、現
像室4内において第2の搬送スクリュー6により搬送さ
れる現像剤の量は、上流端から下流端に行くに従って徐
々に減少する傾向がある。 【0035】一方、撹拌室3において第1の搬送スクリ
ュー5により搬送される現像剤の量は、上流端から下流
端に行くに従って徐々に増加する傾向がある。即ち、現
像装置1内の現像剤の分布には片寄りが存在する。 【0036】そこで、本実施の形態においては、図1に
示すように、従来例に比べて搬送スクリュー5,6の位
置を完全に縦ではなく、撹拌室3の斜め上方に現像室4
を設けている。このような構成を採用することによっ
て、撹拌室3から現像室4に搬送される現像剤の押し上
げ部での滞留は激減し、結果として撹拌室3での現像剤
の片寄りは改善される。 【0037】又、本実施の形態では、撹拌室3の搬送ス
クリュー5を反発極N3の近傍に設けている。ここで、
反発極N2,N3の作用について簡単に説明する。 【0038】本実施の形態では、磁極N2,N3間に現
像スリーブ8表面の垂直方向の磁界の強さBrが10m
T以下である領域(反発極)を設けているため、現像ス
リーブ8上で現像領域を通過した現像剤は、磁極N2,
N3間で完全に剥ぎ取られ、前述したような循環で、撹
拌室3から現像室4に搬送される。そのため、現像スリ
ーブ8上を、現像領域を通過した現像剤が何回も通過す
ることがなく、高濃度の画像を連続して出力した場合に
濃度の低下は発生せず、均一な画像が得られる。 【0039】又、反発極の作用により磁極N3,N2近
傍では、現像剤の穂が磁力線に沿って大きく形成され
る。現像装置1内の現像剤の様子を図1にAで示す。図
1から明らかなように、特に磁極N3の下方に現像剤の
大きな穂が形成される。本実施の形態は、この部分に搬
送スクリュー5を設けたことを特徴とする。従来の縦撹
拌の構成であると、スクリュー近傍に磁界が存在しない
ため、スクリューの底部の現像剤の上昇によってのみ現
像剤が搬送され、現像剤の搬送効率は上がらない。 【0040】しかしながら、本実施の形態のような構成
を採用すると、スクリューの搬送面に存在する現像剤の
量が増加する。スクリューの搬送能力は、スクリューの
搬送面に存在する現像剤の量に比例するため、結果とし
て撹拌室3の搬送スクリュー5の搬送性は向上し、現像
スリーブ8から現像剤が供給されても、現像剤の片寄り
は殆ど発生しない。 【0041】このようにして、現像装置1内の現像剤の
片寄りを軽減し、現像スリーブ8から現像剤が供給され
た場合も軸方向に均一にすることにより、現像剤溢れ等
の画像不良の発生を防ぐことができる。 【0042】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図3に基づいて説明する。尚、図3は本実施の形
態に係る現像装置の断面図である。 【0043】本実施の形態に係る現像装置1の構成は図
1に示した前記実施の形態1に係る現像装置1のそれと
ほぼ同じであるが、現像スリーブ8内の磁極を5極では
なく7極にした点のみが異なる。このように磁極パター
ンを変えた場合でも、反発極N3の鉛直方向下方領域内
に現像スリーブ8に近接して撹拌室3の搬送スクリュー
5を設けることによって、均一な画像が長期に亘って安
定して得られるようになった。 【0044】このようにして得られた現像装置1でも、
現像装置1内の現像剤の片寄りを軽減し、現像剤溢れ等
の画像不良の発生を防ぐことのできる。 【0045】 【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、現像剤容器内に収容された2成分現像剤を、磁
界発生手段を内蔵した現像剤担持体上に担持して、該現
像剤担持体に近接して設置された規制部材で規制しなが
ら像担持体と対向した現像部へ搬送し、像担持体に形成
された潜像を現像部において現像剤で現像する現像装置
において、前記磁界発生手段は、現像部よりも現像剤担
持体の回転方向下流側且つ現像容器内に第1の磁界発生
手段と、該第1の磁界発生手段の現像剤担持体回転方向
下流側に該第1の磁界発生手段と同極性の第2の磁界発
生手段と、第1の磁界発生手段と第2に磁界発生手段間
に、現像剤担持体表面の垂直方向の磁界の強さBrが1
0mT以下である領域(反発極)を有し、第1の磁界発
生手段の鉛直方向の下方領域内に現像剤担持体に近接し
て第1の現像剤撹拌搬送手段を有し、該第1の現像剤撹
拌搬送手段の斜め上方に該第1の現像剤撹拌搬送手段と
反対方向に現像剤を搬送する第2の現像剤撹拌搬送手段
を設けたため、現像剤の片寄りを軽減して現像剤担持体
ヘの現像剤の供給を軸方向に均一に行うことによって濃
度ムラ等の画像不良の発生を防ぐことができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態1に係る現像装置の断面図
である。 【図2】本発明の実施の形態1に係る現像装置を備える
フルカラー画像形成装置要部の断面図である。 【図3】本発明の実施の形態2に係る現像装置の断面図
である。 【図4】搬送スクリューを水平方向に配置した従来の現
像装置の断面図である。 【図5】搬送スクリューを縦方向に配置した従来の現像
装置の断面図である。 【符号の説明】 1 現像装置 2 現像容器 3 撹拌室 4 現像室 5 第1の搬送スクリュー(第1の現像剤撹拌搬
送手段) 6 第2の搬送スクリュー(第2の現像剤撹拌搬
送手段) 8 現像スリーブ(現像剤担持体) 9 穂切り部材(規制部材) 10 感光ドラム(像担持体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桝田 恒司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 五十嵐 けい子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H031 AA05 AA17 AB02 AB09 AC08 AC17 AC19 AC30 BA04 2H077 AA12 AB02 AB18 AC02 AD02 AD06 AD13 AD17 EA01 FA19

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 現像剤容器内に収容された2成分現像剤
    を、磁界発生手段を内蔵した現像剤担持体上に担持し
    て、該現像剤担持体に近接して設置された規制部材で規
    制しながら像担持体と対向した現像部へ搬送し、像担持
    体に形成された潜像を現像部において現像剤で現像する
    現像装置において、 前記磁界発生手段は、現像部よりも現像剤担持体の回転
    方向下流側且つ現像容器内に第1の磁界発生手段と、該
    第1の磁界発生手段の現像剤担持体回転方向下流側に該
    第1の磁界発生手段と同極性の第2の磁界発生手段と、
    第1の磁界発生手段と第2に磁界発生手段間に、現像剤
    担持体表面の垂直方向の磁界の強さBrが10mT以下
    である領域(反発極)を有し、第1の磁界発生手段の鉛
    直方向の下方領域内に現像剤担持体に近接して第1の現
    像剤撹拌搬送手段を有し、該第1の現像剤撹拌搬送手段
    の斜め上方に該第1の現像剤撹拌搬送手段と反対方向に
    現像剤を搬送する第2の現像剤撹拌搬送手段を設けたこ
    とを特徴とする現像装置。
JP2001208184A 2001-07-09 2001-07-09 現像装置 Withdrawn JP2003021952A (ja)

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