JP2003021734A - 光導波路モジュール - Google Patents

光導波路モジュール

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JP2003021734A
JP2003021734A JP2001209534A JP2001209534A JP2003021734A JP 2003021734 A JP2003021734 A JP 2003021734A JP 2001209534 A JP2001209534 A JP 2001209534A JP 2001209534 A JP2001209534 A JP 2001209534A JP 2003021734 A JP2003021734 A JP 2003021734A
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waveguide
optical
optical waveguide
housing
slab
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JP2001209534A
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Inventor
Kanji Tanaka
完二 田中
Tsuneaki Saito
恒聡 斎藤
Junichi Hasegawa
淳一 長谷川
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アレイ導波路型回折格子等の平面光導波路チ
ップを収容した筐体内への水分浸入による特性劣化を抑
制できる光導波路モジュールを提供する。 【解決手段】 平面光導波路チップ9を有し、該平面光
導波路チップ9を第1の筐体41内に収容し、該第1の
筐体41を第2の筐体内42に収容する、第1の筐体4
1と第2の筐体42の間の隙間の少なくとも一部に、水
分を通しにくい充填材料40を充填する。第1の筐体4
1内にも水分を通しにくい充填材料47を充填する。平
面光導波路チップ9は例えばアレイ導波路型回折格子と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信などに使用
されるアレイ導波路型回折格子等の平面光導波路チップ
を有する光導波路モジュールに関するものである。
【0002】
【背景技術】近年、光通信においては、その伝送容量を
飛躍的に増加させる方法として、光波長多重伝送(WD
M)の研究開発が盛んに行なわれ、実用化が進みつつあ
る。光波長多重伝送は、例えば互いに異なる波長を有す
る複数の光を波長多重化して伝送させるものであり、こ
のような光波長多重伝送のシステムには、種々の機能を
持った光部品が必要とされている。その中でも平面光導
波路を用いた光導波路モジュールはキーデバイスの1つ
となっている。
【0003】平面光導波路を用いた光部品は波長多重伝
送システムの根幹を成しており、平面光導波路として、
アレイ導波路型回折格子やマッハツェンダ光干渉型合分
波器等を適用した様々な光導波路モジュールが使用され
ている。
【0004】図6は、一般的な平面光導波路の断面構成
例を示すものであり、基板1上に導波路形成領域10を
形成している。導波路形成領域10は、アンダークラッ
ド11b、コア12を順に形成し、その後、コア12を
覆うオーバークラッド11aを形成して成る。アンダー
クラッド11b、コア12、オーバークラッド11a
は、SiOを主成分として、火炎加水分解法やCVD
(Chemidal Vapor Deposite;
化学蒸着)法等を適用し、焼結することによりガラスの
膜を形成して得られる。
【0005】上記各ガラスの膜は、1000℃以上の温
度で熱処理される。また、コア12は、コアガラスの膜
を、例えば導波路パターンが形成されたマスクを用い
て、フォトリソグラフィーとリアクティブイオンエッチ
ング法を適用することにより、所望の光導波路パターン
に形成される。
【0006】平面光導波路は、一般に、図7に示すよう
な平面光導波路チップ9として用いられる。平面光導波
路チップ9の導波路形成領域10側には、その端部に、
端面保護のためのガラス板27が貼り付けられており、
光ファイバ30を配列した光ファイバ配列具28と平面
光導波路チップ9は、光学接着剤29により接着固定さ
れる。この状態で、平面光導波路チップ9を筐体内に収
容すると、光導波路モジュールが形成される。現在、一
般に、光学接着剤29には、アクリル系やエポキシ系の
紫外光硬化接着剤が適用されている。
【0007】光透過素子として適用される平面光導波路
チップ9の一例に、例えば図8に示すようなアレイ導波
路型回折格子(AWG;Arrayed Wavegu
ide Grating)がある。アレイ導波路型回折
格子は、基板1上に、同図に示すような導波路構成を形
成したものである。
【0008】アレイ導波路型回折格子の導波路構成は、
1本以上の並設された光入力導波路2の出射側に、第1
のスラブ導波路3が接続され、第1のスラブ導波路3の
出射側にはアレイ導波路4が接続され、アレイ導波路4
の出射側には第2のスラブ導波路5が接続され、第2の
スラブ導波路5の出射側には複数の並設された光出力導
波路6が接続されて形成されている。
【0009】前記アレイ導波路4は、第1のスラブ導波
路3から導出された光を伝搬するものであり、複数のチ
ャンネル導波路4aを並設して形成されており、隣り合
うチャンネル導波路4aの長さは互いに設定量(ΔL)
異なっている。
【0010】なお、光出力導波路6は、例えばアレイ導
波路回折格子によって分波あるいは合波される互いに異
なる波長の信号光の数に対応させて設けられるものであ
る。また、アレイ導波路4を構成するチャンネル導波路
4aは、通常、例えば100本といったように多数設け
られる。ただし、同図においては、図の簡略化のため
に、これらのチャンネル導波路4a、光出力導波路6お
よび、光入力導波路2の各々の本数を簡略的に示してあ
る。
【0011】光入力導波路2には、例えば送信側の光フ
ァイバ(図示せず)が接続されて、波長多重光が導入さ
れるようになっており、光入力導波路2を通って第1の
スラブ導波路3に導入された光は、その回折効果によっ
て広がってアレイ導波路4に入射し、アレイ導波路4を
伝搬する。
【0012】このアレイ導波路4を伝搬した光は、第2
のスラブ導波路5に達し、さらに、光出力導波路6に集
光されて出力されるが、アレイ導波路4を構成する全て
のチャンネル導波路4aの長さが互いに異なることか
ら、アレイ導波路4を伝搬した後に個々の光の位相にず
れが生じ、このずれ量に応じて集束光の波面が傾き、こ
の傾き角度により集光する位置が決まる。波長の異なっ
た光の集光位置は互いに異なることになり、その位置に
光出力導波路6を形成することによって、波長の異なっ
た光を各波長ごとに異なる光出力導波路6から出力でき
る。
【0013】例えば、同図に示すように、1本の光入力
導波路2から波長λ1,λ2,λ3,・・・λn(nは
2以上の整数)の波長多重光を入力させると、これらの
光は、入力側スラブ導波路3で広げられ、アレイ導波路
4に到達し、出力側スラブ導波路5を通って、前記の如
く、波長によって異なる位置に集光され、互いに異なる
光出力導波路6に入射し、それぞれの光出力導波路6を
通って、光出力導波路6の出射端から出力される。そし
て、各光出力導波路6の出射端に光出力用の光ファイバ
(図示せず)を接続することにより、この光ファイバを
介して、前記各波長の光が取り出される。
【0014】アレイ導波路型回折格子においては、回折
格子の波長分解能が回折格子を構成する各チャンネル導
波路4aの長さの差(ΔL)に比例するために、ΔLを
大きく設計することにより、従来の回折格子では実現で
きなかった波長間隔の狭い波長多重光の光合分波が可能
となり、高密度の光波長多重伝送の実現に必要とされて
いる、複数の信号光の光合分波機能、すなわち、波長間
隔が1nm以下の複数の光信号を分波または合波する機
能を果たすことができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光導波路モ
ジュールは、上記アレイ導波路型回折格子をはじめとす
る平面光導波路チップ9を、例えば図7に示したよう
に、光学接着剤29によって光ファイバ配列具28と接
着固定した状態で筐体内に収容して形成されるものであ
り、筐体内に水分が浸入すると、光学接着剤29が吸湿
する。そうすると、光学接着剤29が膨潤することで接
着強度が劣化し、塑性変形が起こりやすくなり、平面光
導波路チップ9の光導波路と光ファイバ30との光接続
損失が大きくなってしまうといった問題が生じる。
【0016】このように、光導波路モジュールにおい
て、パッケージ構成を留意しなかった場合、筐体内部へ
の水分の浸入が、光学接着剤29等の接着剤の劣化に伴
い、光導波路モジュールの信頼性が非常に低下してしま
う。なお、光導波路モジュールにおいて、平面光導波路
チップ9の光導波路と光ファイバ30との光軸ずれは1
μm以下に抑える必要がある。
【0017】したがって、光導波路モジュールの特性を
良好に保つために、例えば非常に厳しい高温・高湿条件
下(例えば85℃、85RH%)に長時間放置しても、
接着剤の吸湿等による光導波路モジュールの特性劣化が
生じないようなパッケージ構成を有する光導波路モジュ
ールが望まれている。
【0018】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたものであり、その目的は、たとえ高温・高湿の条件
下にあっても、特性劣化を抑制することができる光導波
路モジュールを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は次のような構成
をもって課題を解決するための手段としている。すなわ
ち、第1の発明は、平面光導波路チップを有し、該平面
光導波路チップを第1の筐体内に収容し、該第1の筐体
を第2の筐体内に収容するという如く、第N(Nは2以
上の整数)の筐体内に第(N−1)の筐体を順に収容
し、これらの筐体間の隙間の少なくとも一部に、水分を
通しにくい充填材料を充填した構成をもって課題を解決
する手段としている。
【0020】また、第2の発明は、上記第1の発明の構
成に加え、前記充填材料はエポキシ系樹脂とした構成を
もって課題を解決する手段としている。
【0021】さらに、第3の発明は、上記第1または第
2の発明の構成に加え、前記最外部の筐体は筐体本体と
蓋部とを有しており、前記筐体本体に接合する蓋部の接
合部には凹部と凸部の少なくとも一方を一つ以上形成し
て成る係合部が設けられており、前記筐体本体側の接合
部には前記係合部と係合する被係合部が設けられている
構成をもって課題を解決する手段としている。
【0022】さらに、第4の発明は、上記第1または第
2または第3の発明の構成に加え、前記平面光導波路チ
ップは、1本以上の並設された光入力導波路と、該光入
力導波路の出射側に接続された第1のスラブ導波路と、
該第1のスラブ導波路の出射側に接続され、互いに設定
量異なる長さの複数並設されたチャネル導波路から成る
アレイ導波路と、該アレイ導波路の出射側に接続された
第2のスラブ導波路と、該第2のスラブ導波路の出射側
に複数並設接続された光出力導波路とを有する導波路形
成領域を基板上に形成したアレイ導波路型光回折格子と
成しており、該アレイ導波路型回折格子は前記第1のス
ラブ導波路と第2のスラブ導波路の少なくとも一方がス
ラブ導波路を通る光の経路と交わる交差面で分離されて
分離スラブ導波路と成し、その分離面によって前記導波
路形成領域が一方側の分離スラブ導波路を含む第1の導
波路形成領域と他方側の分離スラブ導波路を含む第2の
導波路形成領域とに分離されており、該第2の導波路形
成領域と前記第1の導波路形成領域の少なくとも一方側
を前記分離面に沿って移動させるスライド移動部材が設
けられている構成をもって課題を解決する手段としてい
る。
【0023】さらに、第5の発明は、第4の発明の構成
に加え、前記スライド移動部材は接着剤によって光導波
路チップに固定されている構成をもって課題を解決する
手段としている。
【0024】さらに、第6の発明は、上記第1乃至第5
のいずれか一つの発明の構成に加え、前記平面光導波路
チップは、石英系ガラスによって形成されたアンダーク
ラッドとコアとオーバークラッドとを有する導波路形成
領域をシリコン基板上に形成してなり、前記導波路形成
領域に発生する複屈折の値Bを|B|≦5.34×10
−5とした構成をもって課題を解決する手段としてい
る。
【0025】さらに、第7の発明は、上記第6の発明の
構成に加え、前記オーバークラッドの熱膨張係数をαg
とし、シリコン基板の熱膨張係数をαsとしたとき、α
s−2.0×10−7≦αg≦αs+2.0×10−7
と成している構成をもって課題を解決する手段としてい
る。
【0026】さらに、第8の発明は、上記第1乃至第7
のいずれか一つの発明の構成に加え、前記第1の筐体内
の少なくとも一部に、水分を通しにくい充填材料を充填
した構成をもって課題を解決する手段としている。
【0027】上記構成の本発明においては、平面光導波
路チップを第1の筐体内に収容し、該第1の筐体を第2
の筐体内に収容するという如く、第N(Nは2以上の整
数)の筐体内に第(N−1)の筐体を順に収容し、これ
らの筐体間の隙間の少なくとも一部に、水分を通しにく
い充填材料を充填しているので、たとえ光導波路モジュ
ールを高温・高湿下に置いても、平面光導波路チップを
収容した第1の筐体内に水が浸入することを抑制可能と
なる。
【0028】したがって、光導波路モジュールにおい
て、例えば平面光導波路チップと共に接続相手側光ファ
イバを第1の筐体内に設け、平面光導波路チップと光フ
ァイバとの固定部位に接着剤を設けたとしても、吸湿に
よる接着剤の劣化が抑制され、平面光導波路チップと光
ファイバとの接続特性が良好に保たれる。また、平面光
導波路チップ自体の吸湿による特性劣化も抑制される。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重
複説明は省略する。図1には、本発明の係る光導波路モ
ジュールの第1実施形態例が断面図により示されてい
る。
【0030】本実施形態例の光導波路モジュールは、平
面光導波路チップ9を有し、該平面光導波路チップ9を
第1の筐体41内に収容し、該第1の筐体41を第2の
筐体42内に収容しており、第1の筐体41と第2の筐
体42の隙間の少なくとも一部(ここでは全領域)に、
水分を通しにくい充填材料40を充填したことを特徴と
している。本実施形態例において、充填材料40は、吸
水率が1.8%のエポキシ系樹脂である。また、充填材
料40は、ショアA硬度=78の比較的柔らかい弾性接
着剤である。
【0031】最外部の筐体である第2の筐体42は、筐
体本体44と蓋部43とを有しており、筐体本体44に
接合する蓋部43の接合部には、凹部と凸部の少なくと
も一方(ここでは両方)を一つ以上(ここでは複数)形
成して成る係合部45が設けられており、筐体本体44
側の接合部には係合部45と係合する被係合部46が設
けられている。なお、係合部45と被係合部46との隙
間にも充填材料40であるエポキシ樹脂が充填されてい
る。
【0032】平面光導波路チップ9は、図2に示す構成
のアレイ導波路型回折格子である。すなわち、平面光導
波路チップ9は、図8に示したアレイ導波路型回折格子
と同様の導波路構成を有しており、かつ、全てのチャン
ネル導波路4aを横切る態様で、アレイ導波路4の途中
に、ポリイミド等によって形成された半波長板14を挿
入している。アレイ導波路型回折格子は、この半波長板
14の挿入により、半波長板3の入射側と出射側とで偏
波を90度回転させることにより、前記偏波依存性損失
の影響が回避される。
【0033】また、本実施形態例に適用しているアレイ
導波路型回折格子は、第1のスラブ導波路3と第2のス
ラブ導波路5の少なくとも一方(ここでは第1のスラブ
導波路3)が、第1のスラブ導波路3を通る光の経路と
交わる交差面(交差分離面)8で分離されている。
【0034】第1のスラブ導波路3は、交差分離面8で
分離されて分離スラブ導波路3a,3bと成している。
交差分離面8は導波路形成領域10の一端側(図の上端
側)から導波路形成領域の途中部にかけて設けられてお
り、この交差分離面8に連通させて、第1のスラブ導波
路3と交差しない非交差分離面18が形成されている。
なお、同図において、非交差分離面18は交差分離面8
と直交しないで設けられているが、非交差分離面18は
交差分離面8と直交してもよい。
【0035】このアレイ導波路型回折格子は、交差分離
面8と非交差分離面18とによって、導波路形成領域1
0を、一方側の分離スラブ導波路3aを含む第1の導波
路形成領域10aと、他方側の分離スラブ導波路3bを
含む第2の導波路形成領域10bとに分離している。
【0036】前記第1の導波路形成領域10aと第2の
導波路形成領域10bとに跨る態様で、導波路形成領域
10よりも熱膨張係数が大きいスライド移動部材17が
設けられている。スライド移動部材17は、第1の導波
路形成領域10aを第2の導波路形成領域10bに対し
て、交差分離面8に沿って図のX方向にスライド移動さ
せる構成と成している。
【0037】周知の如く、アレイ導波路型回折格子は、
導波路形成領域10を形成するガラス材料の温度依存性
に伴い、光透過中心波長が温度に依存して変化するが、
本実施形態例では、上記の如く、スライド移動部材17
によって第1の導波路形成領域10aを交差分離面8に
沿って移動することにより、光透過中心波長の温度依存
性を補償する構成と成している。つまり、本実施形態例
において、スライド移動部材17による第1の導波路形
成領域10aの移動量は、アレイ導波路回折格子の各光
透過中心波長の温度依存性を補償することができる移動
量である。
【0038】なお、アレイ導波路型回折格子において、
第1と第2の少なくとも一方のスラブ導波路をそのスラ
ブ導波路を通る光路に交わる交差分離面で分離し、分離
したスラブ導波路の少なくとも一方を交差分離面に沿っ
て移動することにより、アレイ導波路型回折格子の光透
過中心波長の温度依存性を補償する構成の詳細は、特願
2000−283806号に記載されている。
【0039】また、図2に示す構成においては、スライ
ド移動部材17を、導波路形成領域10a,10bの表
面上に、導波路形成領域10aと導波路形成領域10b
に跨る態様で設けることにより、前記導波路形成領域1
0aのスライド移動時に、導波路形成領域10aがXY
平面に垂直なZ軸方向に変位することを抑制している。
【0040】なお、上記特願2000−283806号
において、スライド移動部材17をアレイ導波路型回折
格子の導波路形成領域または基板に固定する固定構成は
特に限定されておらず、その一例として金属膜と半田を
介してスライド移動部材17と導波路形成領域10を固
定する例が記載されているが、本実施形態例において、
スライド移動部材17は、接着剤50によってアレイ導
波路型回折格子の導波路形成領域10に固定されてい
る。
【0041】また、本実施形態例において、アレイ導波
路型回折格子の光入力導波路2と光出力導波路6には、
それぞれ、光ファイバ30が接続されている。図1に示
すように、アレイ導波路型回折格子の平面光導波路チッ
プ9と光ファイバ30との接続部位には光学接着剤29
が設けられている。
【0042】さらに、本実施形態例では、第1の筐体4
1は筐体本体38と蓋部39とを有し、第1の筐体41
内の平面光導波路チップ9を覆う全領域に、水分を通し
にくい充填材料47が充填されている。この充填材料4
7は非水溶性オイルのシリコーンオイルであり、前記交
差分離面8および非交差分離面18におけるフレネル反
射損失を低減する屈折率整合剤としても機能する。
【0043】このシリコーンオイルの漏れを防ぐため
に、第1の筐体41は、筐体本体38と蓋部39との間
に設けられた接着剤(図示せず)等により封止されてい
る。
【0044】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、図2に示す構成のアレイ導波路型回折格子は、スラ
イド移動部材17によって、第1の導波路形成領域10
aを交差分離面8に沿って移動することにより、アレイ
導波路回折格子の各光透過中心波長の温度依存性を補償
することができる。
【0045】また、本実施形態例は、アレイ導波路型回
折格子の導波路形成領域とスライド移動部材17とを接
着剤50によって固定しているが、平面光導波路チップ
9を第1の筐体41内に収容し、さらに、第1の筐体4
1を第2の筐体42内に収容し、第1の筐体41と第2
の筐体42との隙間には、水分を通しにくい充填材料4
0を充填しているので、第1の筐体41内に水分が浸入
することを抑制し、水分の影響による前記接着剤50の
劣化を抑制することができる。
【0046】すなわち、本実施形態例では、光導波路モ
ジュールを非常に厳しい高温・高湿条件下、例えば85
℃、85%RHに長時間置いた場合でも、前記接着剤5
0が水分を吸収して膨潤することを抑制できるので、接
着剤50の接着強度が劣化して塑性変形が起こるといっ
たことを抑制でき、上記アレイ導波路型回折格子の各光
透過中心波長の温度依存性補償効果を長期にわたって維
持することができる。
【0047】また、本実施形態例では、第1の筐体41
内に水分が浸入することを抑制できるので、平面光導波
路チップ9と光ファイバ30との接続部位に設けた光学
接着剤29の吸湿による劣化も抑制でき、アレイ導波路
型回折格子と光ファイバ30との接続損失の増加も抑制
できる。
【0048】特に、本実施形態例によれば、第2の筐体
41の蓋部43と筐体本体44との接合部に設けた係合
部45と被係合部46との隙間にも充填材料40が充填
されており、前記接着剤29,50の劣化をより一層確
実に抑制でき、上記効果を発揮することができる。
【0049】さらに、本実施形態例によれば、充填材料
40は比較的柔らかい弾性接着剤としているので、充填
材料40が光ファイバ30等に与える応力を低減でき、
応力付加による影響を抑制できる。
【0050】図3の特性線aには、本実施形態例の光導
波路モジュールについて、Telcordia社から提案された
GR−1209−COREという高温高湿試験(サンプ
ルを85℃、85%RHで336時間放置する試験)を
行なったときの、試験結果が示されている。また、同図
の特性線bには図2に示した構成の平面光導波路チップ
9を第1の筐体41のみに収容し、充填材料47を設け
ていない光導波路モジュールについて同様の試験を行な
った結果が示されている。
【0051】同図に示す特性線bから明らかなように、
第1の筐体41のみを適用した光導波路モジュールは、
上記高温高湿試験を行なうと、光透過中心波長変動が大
きくなり、336時間経過後の光透過中心波長変動は
0.12nmになる。100GHzの周波数スペーシン
グのアレイ導波路型回折格子に波長多重伝送システムに
要求される光透過中心波長ずれ量の許容範囲は、±0.
03nm程度であり、第1の筐体41のみを適用した光
導波路モジュールの光透過中心波長変動は、上記許容範
囲(同図のCに示す±0.03nm以下の範囲)を大き
く越えてしまう。
【0052】それに対し、本実施形態例の光導波路モジ
ュールは、同図の特性線aに示すように、上記高温高湿
試験を行なっても接着剤50の劣化を抑制できるので、
アレイ導波路型回折格子の光透過中心波長変動は殆どな
く、上記優れた特性を維持できる。
【0053】次に、本発明に係る光導波路モジュールの
第2実施形態例について説明する。本第2実施形態例は
上記第1実施形態例とほぼ同様に構成されており、本第
2実施形態例が上記第1実施形態例と異なる特徴的なこ
とは、図4に示すように、平面光導波路チップ9である
アレイ導波路型回折格子のチャンネル導波路4aを横切
る半波長板14を省略したことである。その代わり、本
第2実施形態例では、同図に示す導波路構成のコア12
を覆うオーバークラッド11aを、純石英にB
をそれぞれ約8mol%ずつ添加して形成して
いる。
【0054】本第2実施形態例では、このように、オー
バークラッド11aにおけるB とP等のド
ーパント濃度を、従来の値(BとPをそれ
ぞれ約5mol%ずつ)より高くすることにより、オー
バークラッド11aの熱膨張係数をαgとし、シリコン
基板1の熱膨張係数をαsとしたとき、αs−2.0×
10−7≦αg≦αs+2.0×10−7と成してい
る。また、本第2実施形態例では、導波路形成領域10
に発生する複屈折の値Bを|B|≦5.34×10−5
としている。
【0055】つまり、本第2実施形態例においては、オ
ーバークラッド11aの組成、熱膨張係数を上記特徴的
な構成とし、導波路形成領域10に発生する複屈折の値
Bを上記特徴的な値とすることにより、上記第1実施形
態例のアレイ導波路型回折格子に設けた半波長板14を
設けなくても偏波依存性損失の影響を低減できるように
し、光波長多重通信用として適した光導波路としてい
る。なお、上記熱膨張係数、複屈折の値と偏波依存性損
失の関係の詳細は、特願2000−380号に記載され
ている。
【0056】本第2実施形態例は以上のように構成され
ており、本第2実施形態例も上記第1実施形態例と同様
の効果を奏することができる。なお、本第2実施形態例
のように、オーバークラッド11aにドープするB
とP濃度を従来のアレイ導波路型回折格子にお
ける組成よりも高めると、非常に厳しい高温・高湿下に
おいて、アレイ導波路型回折格子におけるオーバークラ
ッドの吸湿によるクラック発生の可能性が懸念される。
【0057】しかしながら、本第2実施形態例は、例え
ばTelcordia社から提案されたGR−1221−COR
Eという高温高湿試験(サンプルを85℃、85%RH
で5000時間放置する試験)を行なっても、平面光導
波路チップ9のクラックの発生は無く、上記のような非
常に厳しい高温・高湿条件下においても光学特性が良好
な光導波路モジュールを実現できた。
【0058】なお、本発明は上記各実施形態例に限定さ
れることはなく、様々な実施の態様を採り得る。例え
ば、上記各実施形態例では、最外部の筐体である第2の
筐体42は、筐体本体44と蓋部43とを有しており、
蓋部43の接合部には凹部と凸部の両方を複数形成して
成る係合部45を設け、筐体本体44側の接合部には係
合部45と係合する被係合部46を設けたが、これらの
係合部45や被係合部46は必ずしも複数の凹部と凸部
を有する構成とは限らない。
【0059】例えば蓋部43側の接合部は、係合部45
に1つの凹部または凸部を形成し、筐体本体44側の接
合部は、係合部45に嵌合する凸部または凹部を形成し
た被係合部46を設けてもよい。また、例えば図5に示
すように、蓋部43、筐体本体44の接合部は、凹凸の
ない接合部としてもよい。
【0060】また、上記各実施形態例では、平面光導波
路チップは、アレイ導波路型回折格子の第1のスラブ導
波路3を交差分離面8で分離した構成としたが、第2の
スラブ導波路5を分離面で分離してもよいし、第1と第
2のスラブ導波路3,5の両方を分離面で分離してもよ
い。また、平面光導波路チップ9は、分離面による分離
を行なわないアレイ導波路型回折格子としてもよい。
【0061】さらに、本発明の光導波路モジュールに適
用される平面光導波路チップ9は、必ずしもアレイ導波
路型回折格子とするとは限らず、マッハツェンダ光干渉
型合分波器等の様々な平面光導波路チップを適用するこ
とができる。
【0062】さらに、上記各実施形態例は、第1の筐体
41と第2の筐体42の隙間の全領域に充填材料40を
充填したが、充填材料40を第1の筐体41と第2の筐
体42の隙間の少なくとも一部に充填することにより、
第1の筐体41内に水分が浸入することを抑制すること
ができる。この場合、例えば上記各実施形態例のように
第2の筐体42を蓋部43と筐体本体44とで構成する
場合、少なくともその接合部に近い部位に充填材料40
を充填するとよい。
【0063】さらに、本発明の光導波路モジュールは、
平面光導波路チップ9を第1の筐体41内に収容し、第
N(Nは2以上の整数)の筐体内に第(N−1)の筐体
を順に収容し、これらの筐体間の隙間の少なくとも一部
に、水分を通しにくい充填材料を充填して形成されるも
のであり、該第1の筐体41を第2の筐体42内に収容
し、さらに、第3の筐体内に第2の筐体を収容する如
く、筐体を3重以上とした複数重構成としてもよい。
【0064】さらに、上記各実施形態例では、第1の筐
体41内の平面光導波路チップ9を覆う全領域に、水分
を通しにくい充填材料47を充填したが、第1の筐体4
1内の少なくとも一部(例えば接着剤を覆う部位)に、
充填材料47を充填してもよいし、充填材料47を省略
することもできる。
【0065】ただし、充填材料47を設けない場合で
も、例えば上記各実施形態例のように、アレイ導波路型
回折格子等の平面光導波路チップ9を切断等により分離
した部位を有している場合などは、その分離部位等に屈
折率整合剤を充填することにより、分離部位における反
射による光損失を抑制できるので、第1の筐体41内に
屈折率整合剤の充填を行なうことが好ましい。
【0066】さらに、充填材料44,47の材質は特に
限定されるものでなく適宜設定されるものである。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、平面光導波路チップを
収容する筐体を複数設けて二重以上の複数重構成とし、
これらの筐体間の隙間の少なくとも一部に、水分を通し
にくい充填材料を充填しているので、たとえ光導波路モ
ジュールを高温・高湿下に置いても、平面光導波路チッ
プを直接収容している第1の筐体内に水が浸入すること
を抑制できる。
【0068】したがって、本発明の光導波路モジュール
は、平面光導波路チップ自体が吸湿により劣化すること
を抑制できるし、例えば平面光導波路チップと接続相手
側光ファイバ等との固定部位に接着剤を設けたとして
も、接着剤の吸湿による劣化が抑制され、光導波路モジ
ュールの特性を良好に保つことができる。
【0069】また、本発明において、充填材料はエポキ
シ系樹脂とした構成によれば、容易に入手しやすい充填
材料を用いて上記効果を確実に発揮することができる。
【0070】さらに、本発明において、最外部の筐体は
筐体本体と蓋部とを有しており、前記筐体本体に接合す
る蓋部の接合部には凹部と凸部の少なくとも一方を一つ
以上形成して成る係合部が設けられており、前記筐体本
体側の接合部には前記係合部と係合する被係合部が設け
られている構成によれば、高温・高湿下における光導波
路モジュールの信頼性をより一層高めることができる。
【0071】さらに、本発明において、平面光導波路チ
ップはアレイ導波路型光回折格子とし、該アレイ導波路
型回折格子の前記第1のスラブ導波路と第2のスラブ導
波路の少なくとも一方を、スラブ導波路を通る光の経路
と交わる交差面で分離して分離スラブ導波路と成し、一
方側の分離スラブ導波路を含む第1の導波路形成領域と
他方側の分離スラブ導波路を含む第2の導波路形成領域
との少なくとも一方側を前記分離面に沿って移動させる
スライド移動部材を設けた構成によれば、スライド移動
部材による移動によってアレイ導波路型回折格子の光透
過中心波長を調整することができる。
【0072】したがって、スライド移動部材の材質や長
さ等を適宜設定することによって、光透過中心波長の温
度依存性を補償することができる。
【0073】さらに、平面光導波路チップを上記のよう
なアレイ導波路型回折格子とし、第1と第2の少なくと
も一方のスラブ導波路を分離し、スライド移動部材を設
けた上記構成の本発明において、スライド移動部材は接
着剤によって光導波路チップに固定されている構成によ
れば、接着剤を用いて容易にスライド移動部材の固定を
行なうことができる。
【0074】さらに、本発明において、平面光導波路チ
ップは、石英系ガラスによって形成されたアンダークラ
ッドとコアとオーバークラッドとを有する導波路形成領
域をシリコン基板上に形成してなり、前記導波路形成領
域に発生する複屈折の値Bを|B|≦5.34×10
−5とした構成によれば、複屈折の値を適宜設定するこ
とにより、例えば平面光導波路をアレイ導波路型回折格
子とした場合等に、アレイ導波路の途中に半波長板を設
けなくても偏波依存性損失を抑制することができる。
【0075】さらに、本発明において、平面光導波路チ
ップのオーバークラッドの熱膨張係数をαgとし、シリ
コン基板の熱膨張係数をαsとしたとき、αs−2.0
×10−7≦αg≦αs+2.0×10−7と成してい
る構成によれば、このような熱膨張係数の設定によっ
て、平面光導波路チップの上記複屈折の値Bを得ること
ができ、上記効果を奏することができる。
【0076】さらに、本発明において、第1の筐体内の
少なくとも一部に、水分を通しにくい充填材料を充填し
た構成によれば、第1の筐体内に収容している平面光導
波路チップの特性をより一層良好に維持することがで
き、光導波路モジュールの特性を良好に保つことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光導波路モジュールの第1実施形
態例を示す断面構成図である。
【図2】上記実施形態例の光導波路モジュールに適用さ
れているアレイ導波路型回折格子を示す平面説明図であ
る。
【図3】光導波路モジュールの高温高湿試験結果を示す
グラフである。
【図4】本発明に係る光導波路モジュールの第2実施形
態例に適用されているアレイ導波路型回折格子を示す平
面説明図である。
【図5】本発明に係る光導波路モジュールの他の実施形
態例を示す断面説明図である。
【図6】平面光導波路の断面構成例を示す説明図であ
る。
【図7】光導波路モジュールに適用される平面光導波路
チップの光ファイバとの接続形態例を示す説明図であ
る。
【図8】アレイ導波路型回折格子の一例を示す平面説明
図である。
【符号の説明】
1 基板 2 光入力導波路 3 入力側スラブ導波路 4 アレイ導波路 4a チャンネル導波路 5 出力側スラブ導波路 6 光出力導波路 10 光導波路形成領域 11a オーバークラッド 11b アンダークラッド 12 コア 29 光学接着剤 40,47 充填材料 41 第1の筐体 42 第2の筐体 50 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 淳一 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 2H047 KA04 KB08 LA18 QA04 QA07 TA00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面光導波路チップを有し、該平面光導
    波路チップを第1の筐体内に収容し、該第1の筐体を第
    2の筐体内に収容するという如く、第N(Nは2以上の
    整数)の筐体内に第(N−1)の筐体を順に収容し、こ
    れらの筐体間の隙間の少なくとも一部に、水分を通しに
    くい充填材料を充填したことを特徴とする光導波路モジ
    ュール。
  2. 【請求項2】 充填材料はエポキシ系樹脂としたことを
    特徴とする請求項1記載の光導波路モジュール。
  3. 【請求項3】 最外部の筐体は筐体本体と蓋部とを有し
    ており、前記筐体本体に接合する蓋部の接合部には凹部
    と凸部の少なくとも一方を一つ以上形成して成る係合部
    が設けられており、前記筐体本体側の接合部には前記係
    合部と係合する被係合部が設けられていることを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の光導波路モジュー
    ル。
  4. 【請求項4】 平面光導波路チップは、1本以上の並設
    された光入力導波路と、該光入力導波路の出射側に接続
    された第1のスラブ導波路と、該第1のスラブ導波路の
    出射側に接続され、互いに設定量異なる長さの複数並設
    されたチャネル導波路から成るアレイ導波路と、該アレ
    イ導波路の出射側に接続された第2のスラブ導波路と、
    該第2のスラブ導波路の出射側に複数並設接続された光
    出力導波路とを有する導波路形成領域を基板上に形成し
    たアレイ導波路型光回折格子と成しており、該アレイ導
    波路型回折格子は前記第1のスラブ導波路と第2のスラ
    ブ導波路の少なくとも一方がスラブ導波路を通る光の経
    路と交わる交差面で分離されて分離スラブ導波路と成
    し、その分離面によって前記導波路形成領域が一方側の
    分離スラブ導波路を含む第1の導波路形成領域と他方側
    の分離スラブ導波路を含む第2の導波路形成領域とに分
    離されており、該第2の導波路形成領域と前記第1の導
    波路形成領域の少なくとも一方側を前記分離面に沿って
    移動させるスライド移動部材が設けられていることを特
    徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載の
    光導波路モジュール。
  5. 【請求項5】 スライド移動部材は接着剤によって光導
    波路チップに固定されていることを特徴とする請求項4
    記載の光導波路モジュール。
  6. 【請求項6】 平面光導波路チップは、石英系ガラスに
    よって形成されたアンダークラッドとコアとオーバーク
    ラッドとを有する導波路形成領域をシリコン基板上に形
    成してなり、前記導波路形成領域に発生する複屈折の値
    Bを|B|≦5.34×10−5としたことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の光導波
    路モジュール。
  7. 【請求項7】 オーバークラッドの熱膨張係数をαgと
    し、シリコン基板の熱膨張係数をαsとしたとき、αs
    −2.0×10−7≦αg≦αs+2.0×10−7
    成していることを特徴とする請求項6記載の光導波路モ
    ジュール。
  8. 【請求項8】 第1の筐体内の少なくとも一部に、水分
    を通しにくい充填材料を充填したことを特徴とする請求
    項1乃至請求項7のいずれか一つに記載の光導波路モジ
    ュール。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004264446A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Hitachi Cable Ltd 回折格子、デマルチプレクサ及び波長多重光伝送モジュール
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WO2019058634A1 (ja) * 2017-09-25 2019-03-28 オリンパス株式会社 光モジュール

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