JP2003021460A - 有機物乾燥装置 - Google Patents

有機物乾燥装置

Info

Publication number
JP2003021460A
JP2003021460A JP2002129750A JP2002129750A JP2003021460A JP 2003021460 A JP2003021460 A JP 2003021460A JP 2002129750 A JP2002129750 A JP 2002129750A JP 2002129750 A JP2002129750 A JP 2002129750A JP 2003021460 A JP2003021460 A JP 2003021460A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
microwaves
treated
microwave
heating chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002129750A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Mizushima
徹 水島
Masayoshi Ikeda
正良 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ECOFARM KK
Original Assignee
ECOFARM KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ECOFARM KK filed Critical ECOFARM KK
Priority to JP2002129750A priority Critical patent/JP2003021460A/ja
Publication of JP2003021460A publication Critical patent/JP2003021460A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱室を製造するために必要な大量の耐熱性
の高い材料を必要とせず装置自体の製造コストを安価に
しつつ、省スペース、且つ、安全に処理対象物を滅菌、
乾燥、炭化する有機物乾燥装置を提供する。 【解決手段】 処理対象物がコンベア2に載置されて移
動し、コンベア2の移動経路に対応して設けられた複数
加熱室31からマイクロ波を照射されるので、加熱室3
1を通過する度に徐々に処理対象物に含まれる液性物質
がマイクロ波を照射されることで高温となって蒸発し、
処理対象物を乾燥・炭化させることできると共に、処理
対象物の中にまで熱が浸透して滅菌することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理対象物にマイ
クロ波を照射し、当該処理対象物を加熱して殺菌、乾
燥、炭化する有機物乾燥装置に関しする。
【0002】
【従来の技術】処理対象物となる有機物は、例えば、
鳥、牛、馬、豚などの家畜から排泄される糞尿であり、
この処理対象物である糞尿は肥料に再利用することがで
き、畜産業を営む人々が肥料として利用するために糞尿
を野済み等して何の処理も施さず保管していた。しか
し、何の処理も施されていない糞尿は悪臭を放ち、環境
へ与える観点からも、糞尿に対して何らかの処理を施し
て加工する必要性が生じてきた。さらに、糞尿は肥料と
して再利用して消費される量よりも、家畜が排出して供
給する量の方が多いという事実があり、加工済み処理対
象物が容易に保管、移送できるようにコンパクトである
必要もある。そこで、処理対象物に対して加熱室で熱風
を吹きつけて水分を蒸発させ、処理対象物を殺菌、乾
燥、炭化する方法が採られてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の熱風に
よる乾燥方法では、長時間熱風を発生させるために、大
規模な装置が必要であると共に、大量の燃料を燃焼させ
る必要があり、装置を導入するための初期コスト、装置
を載置するための設置スペース、大量の燃料のための運
用コストの面で大きな課題を有していた。また、熱風に
よる熱を処理対象物の内部まで作用させないといけない
ため、熱風の温度も相当の高さが必要となり、安全を確
保するための管理面での課題も有していた。
【0004】本発明は前記課題を解決するためになさ
れ、加熱室を製造するために必要な大量の耐熱性の高い
材料を必要とせず装置自体の製造コストを安価にしつ
つ、省スペース、且つ、安全に処理対象物を滅菌、乾
燥、炭化する有機物乾燥装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る有機物乾燥
装置は、有機物からなる処理対象物を載置して移動する
コンベアと、前記コンベアの移動経路に、コンベアに載
置された処理対象物に対してマイクロ波を照射して加工
処理する加熱室を複数併設した加熱部とを備えるもので
ある。このように本発明においては、処理対象物がコン
ベアに載置されて移動し、コンベアの移動経路に対応し
て設けられた複数加熱室からマイクロ波を照射されるの
で、加熱室を通過する度に徐々に処理対象物に含まれる
液性物質がマイクロ波を照射されることで高温となって
蒸発し、処理対象物を乾燥・炭化させることできると共
に、処理対象物の中にまで熱が浸透して滅菌することが
できる。また、処理対象物が糞尿では、マイクロ波を糞
尿に照射して糞尿の水分がこのマイクロ波に反応し、チ
ッ素が加熱されてアンモニアガスに変化し、リン酸・カ
リ成分を残存させた炭化した肥料を得ることができる。
【0006】また、本発明に係る有機物乾燥装置は必要
に応じて、前記加熱部が、コンベアの真上以外の領域に
マイクロ波を発生するマグネトロンを配置するものであ
る。このように本発明においては、前記マグネトロンを
コンベアの真上以外に配置しているので、マイクロ波を
発生するマグネトロンがマイクロ波により高温となった
処理対象物からの高熱の影響を直接受けず、長時間安定
に動作することができる。
【0007】また、本発明に係る有機物乾燥装置は必要
に応じて、前記加熱室が、マイクロ波を反射するリフレ
クタをコンベア上方に配設し、当該リフレクタを介して
前記処理対象物にマイクロ波を照射するものである。こ
のように本発明においては、前記マグネトロンをコンベ
アの真上に配設せずリフレクタを介して照射しているの
で、マグネトロンがマイクロ波により高温となった処理
対象物からの高熱の影響を直接受けず、長時間安定に動
作することができると共に、コンベアと水平直交方向の
マイクロ波を処理対象物に満遍なく照射することができ
る。
【0008】また、本発明に係る有機物乾燥装置は必要
に応じて、前記マグネトロンが、コンベアの移動経路方
向の両側に配設されるものである。このように本発明に
おいては、前記マグネトロンをコンベアの移動経路方向
の両側に配設しているので、より広い範囲にマイクロ波
を照射することができ、処理能力を向上させることがで
きる。
【0009】また、本発明に係る有機物乾燥装置は必要
に応じて、前記加熱室毎に、前記マイクロ波の照射角度
及び/又はリフレクタの配設角度を異ならせるものであ
る。このように本発明においては、前記マイクロ波の照
射角度及び/又はリフレクタの配設角度が前記加熱部の
加熱室毎に異なるので、加熱室毎にマイクロ波の照射先
が異なり、一の加熱室で照射されにくかった処理対象物
の部位を他の加熱室で照射することができ、処理対象物
をむらなく乾燥、炭化、滅菌することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】(本発明の第1の実施形態)本発
明の第1の実施形態に係る有機物乾燥装置を、図1また
は図2に基づいて説明する。図1は本実施形態に係る有
機物乾燥装置の側面図、図2は図1のα矢視断面図であ
る。
【0011】前記各図において、本実施形態に係る有機
物乾燥装置は、排泄物を投入する投入部1と、この投入
部1から投入された所定量の処理対象物を載置するバケ
ット21を複数有し、このバケット21をチェーン22
と接合してこのチェーン22の可動により移動するバケ
ット式チェーンコンベア2と、移動するバケット21に
載置された処理対象物に対してマイクロ波を前記バケッ
ト式チェーンコンベア2の移動経路の一定区間に対応し
て照射して加工処理する加熱室31を一定区間毎に併設
した加熱部3と、加熱された処理対象物を搬出する搬出
部4とを備える構成である。
【0012】前記投入部1は、上部に蓋11aを有する
じょうご型の入口および下方にはき出し口を有する貯蔵
槽であるホッパー11と、定量の処理対象物をホッパー
11から送出する送給部12と、ホッパー11に接続
し、処理対象物を供給するバキュームパイプ13とから
なる。前記バケット式チェーンコンベア2のバケット2
1は、加熱室31からのマイクロ波を照射されて高温と
なった処理対象物から直接熱を受けるため、所定温度以
下の熱により変形しにくい耐熱性の高いものより成形さ
れている。
【0013】前記加熱部3の各加熱室31は、バケット
式チェーンコンベア2の移動方向に対して水平直交方向
に対向してマイクロ波を照射する2つのマグネトロン3
2と、2つのマグネトロン32の中央部で且つバケット
式チェーンコンベア2の鉛直上方向に配設され、このマ
グネトロン32から直接照射されるマイクロ波を反射さ
せるリフレクタ33と、マグネトロン32を空冷により
冷却する冷却ファン(図示しない)と、マグネトロン3
2を動作させ、高圧トランス(図示しない)からなる高
圧電源部(図示しない)とからなる。各加熱室31は、
マイクロ波が隣接する加熱室31から照射されるマイク
ロ波と干渉しないために、仕切り板(図示しない)によ
り仕切られている。また、前記加熱室31の上部には、
排気口5および排気ファン(図示しない)が設けられ、
マイクロ波により高温となった処理対象物から生じる蒸
気、熱風を排気ファンの回転より排気口5から排気す
る。また、バケット式チェーンコンベア2および加熱部
3は、外装ケース6に収められており、この外装ケース
6がステンレスから成形され加熱部3を覆い、ホッパー
11の蓋11aが閉じられることで、加熱部3から生じ
るマイクロ波を装置外に放出することがない。
【0014】次に、本実施形態に係る有機物乾燥装置の
動作について説明する。予め、処理対象物を吸い上げて
バキュームパイプ13を介してホッパー11の上部のじ
ょうご型の入口から投入部1に投入しておく。まず、投
入部1に貯蔵された処理対象物を送給部12により定量
分バケット式チェーンコンベア2のバケット21に正確
にはき出し口12から送出する。ここで、投入部1には
蓋11aの開閉を検出するスイッチが設けてあり、蓋1
1aが開かれている場合に本装置は動作しない。バキュ
ームパイプ13を介して吸い上げたのは、処理対象物が
固体・液体の割合、粘度などが一定ではないため、図示
を省略する貯蔵部でかく拌されて一定の割合及び粘度と
した処理対象物をバキュームの強力な吸引力で一旦吸い
上げることで、どのような処理対象物でも即座に投入部
1に投入することができるからである。また、蓋11a
が開かれている場合、マイクロ波の逃げ道となってしま
い、生産効率を下げるだけでなく、安全性の観点から好
ましくないため、本装置は動作しない。
【0015】バケット式チェーンコンベア2の動作して
いるバケット21に送出された処理対象物は、バケット
21の移動と共に加熱部3に移動する。加熱部3にバケ
ット21が到達すると、各加熱室31のマグネトロン3
2がマイクロ波を照射しているため、処理対象物は照射
されたマイクロ波を受けながらバケット21と共に移動
する。ここで、各加熱室31のマグネトロン32がマイ
クロ波を照射しているが、このマイクロ波の一部は直接
処理対象物に照射されるが、ほとんどマイクロ波は直接
リフレクタ33に照射される。リフレクタ33に照射さ
れたマイクロ波は、僅かな量を除いて、ほとんど全ての
マイクロ波が反射される。この反射したマイクロ波は、
バケット21内の処理対象物に満遍なく照射される。な
お、リフレクタ33を設けず直接マイクロ波を処理対象
物に照射することもできるが、リフレクタ33を設けず
本装置を動作させると、一方のマグネトロン32が他方
のマグネトロン32と互いに干渉し合って、適切なマイ
クロ波を照射することができなくなり、十分な効果を得
ることができない。同様に、リフレクタ33を設けず、
一のマグネトロンをバケット式チェーンコンベア2の鉛
直上方向に設けて直接マイクロ波を照射することもでき
るが、マイクロ波を照射して高温となった処理対象物か
ら生じる蒸気の多くが、冷却ファンにより幾分か取り除
くことができるものの、依然マグネトロンにも衝突し、
マグネトロン自体が高温となり故障率が高くなり、マグ
ネトロンの交換頻度が著しく増す。
【0016】各加熱室31を通過する毎に、処理対象物
はマグネトロン32のマイクロ波により高温となって徐
々に水分がなくなり固化して乾燥していく。処理対象物
を載置されたバケット21が、全ての加熱室31を移動
して加熱部3を通過し終えるときには、処理対象物のほ
ぼ水分がなくなった状態になっている。バケット21
は、加熱部3を通過してバケット式チェーンコンベアの
端に到達すると、チェーン22の可動方向に合わせて、
バケット21の開口方向を鉛直上方向から鉛直下方向に
変え、それに応じて、バケット21内に載置されたほぼ
水分のない炭化した処理対象物が、搬出部4へこぼれ落
ちていく。
【0017】本実施形態に係る有機物乾燥装置によれ
ば、ホッパー11に投入された水分の多い処理対処物を
はき出し口からバケット式チェーンコンベア2のバケッ
ト21に送出し、送出された処理対象物がバケット21
の移動と共に移動しながら、各加熱室31においてマグ
ネトロン32からマイクロ波をリフレクタ33を介して
照射され、マイクロ波を照射された処理対象物の水の表
面に分極が生じ、+と−の電荷を発生させてマイクロ波
の周波数に応じてきわめて速い速度で反転して高温とな
り、水が水蒸気となって排気ファンより排気され、全て
の加熱室31を移動して加熱部3を通過するまでには、
処理対象物のほぼ全ての水分が取り除かれているので、
処理対象物が乾燥されると共に、高温となって内部に潜
む菌にまで熱が作用し滅菌され、取り回しのよい滅菌処
理された処理対象物に加工することができる。
【0018】また、処理対象物が糞尿では、マグネトロ
ン32からマイクロ波を糞尿に照射し、糞尿の水分がこ
のマイクロ波に反応すると共に、チッ素が加熱されてア
ンモニアガスに変化し、リン酸・カリ成分を残存させた
炭化した処理対象物を肥料として得ることができる。さ
らにまた、炭化した処理対象物は、家畜の敷きわらの代
用品として用いた場合には、無菌処理と同等の処理がな
されているため、安全性の高い代用品として用いること
ができる。
【0019】(その他の実施形態)なお、前記第1の実
施形態に係る有機物乾燥装置においては、前記バケット
式チェーンコンベア2を僅かに移動方向を下として傾斜
させた状態で設け、各バケット21の移動方向側に孔を
空けることもでき、処理対象物から流れ出す余剰液性物
質および処理対象物から発生する蒸気によるバケット2
1に対する結露を孔から排出することもでき、より迅速
に処理対象物を乾燥させることができる。
【0020】また、前記第1の実施形態に係る有機物乾
燥装置においては、前記加熱室31毎に他の加熱室31
と比べ、マグネトロン32又はリフレクタ33の配設角
度を異ならせることもでき、加熱室31毎に偏ったマイ
クロ波の照射がなされ、処理対象物のバケット21内の
形状に拘らず、全加熱室31を移動することにより処理
対象物が均一なマイクロ波の照射を受けることができ、
確実に処理対象物を乾燥させることができる。マグネト
ロン32の配設角度を加熱室31毎に異ならせると、例
えば、有機物乾燥装置の側面図を示す図3、図3のA、
B、C、D、E、F矢視断面図を示す図4に現されるよ
うに、投入部1側に近ければ近い程加熱室31に配設さ
れるマグネトロン31が鉛直上方向向きに配設され、搬
出部側4に近ければ近い程加熱室31に配設されるマグ
ネトロン31が水平方向向きに配設される。この構成で
本装置を動作させると、投入部1から処理対象物がバケ
ット21に送出され、バケット式チェーンコンベア2の
動きに合わせて、バケット21が移動して加熱部3に到
達後、それぞれの加熱室3でマイクロ波が処理対象物に
対して照射されるが、投入部に一番近い図4(A)に示
される加熱室3ではバケット21内の外側に対して集中
的に照射され、図4(B)、図4(C)、図4(D)、
図4(E)、図4(F)と搬出部4に近くなるほど徐々
にバケット21の内側に集中的に照射され、たとえ、処
理対象物の凸凹していても全加熱室31を通過すること
で全ての処理対象物の面にマイクロ波が照射され、確実
に処理対象物を乾燥することができる。
【0021】また、前記第1の実施形態に係る有機物乾
燥装置においては、リフレクタ33を介してマイクロ波
を処理対象物に照射していたが、図5が示すように、加
熱室31にリフレクタ33を配設することなしにマグネ
トロンの配設方向を処理対象物に向け、リフレクタ33
を介することなしにマイクロ波を直接処理対象物に照射
させることもできる。また、前記第1の実施形態に係る
有機物乾燥装置においては、チェーンコンベア2の水平
直交方向に2つのマグネトロン32を対向して配設して
いるが、図6に示すように、チェーンコンベア2の水平
直交方向に1つのみマグネトロン32を配設し、リフレ
クタ33のチェーンコンベア22との対向面を斜面とす
ることもできる。また、前記第1の実施形態に係る有機
物乾燥装置においては、リフレクタ33の断面を三角形
としているが、図7に示すように、リフレクタ33の断
面のコンベア対向面を円状とすることもでき、処理対象
物に十分なマイクロ波が照射できれば、形状に囚われず
どのような形状であってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明においては、処理対
象物がコンベアに載置されて移動し、コンベアの移動経
路に対応して設けられた複数加熱室からマイクロ波を照
射されるので、加熱室を通過する度に徐々に処理対象物
に含まれる液性物質がマイクロ波を照射されることで高
温となって蒸発し、処理対象物を乾燥・炭化させること
できると共に、処理対象物の中にまで熱が浸透して滅菌
することができるという効果を奏する。また、処理対象
物が糞尿では、マイクロ波を糞尿に照射して糞尿の水分
がこのマイクロ波に反応し、チッ素が加熱されてアンモ
ニアガスに変化し、リン酸・カリ成分を残存させた炭化
した肥料を得ることができるという効果を奏する。
【0023】また、本発明においては、前記マグネトロ
ンをコンベアの真上以外に配置しているので、マイクロ
波を発生するマグネトロンがマイクロ波により高温とな
った処理対象物からの高熱の影響を直接受けず、長時間
安定に動作することができるという効果を有する。ま
た、本発明においては、前記マグネトロンをコンベアの
真上に配設せずリフレクタを介して照射しているので、
マグネトロンがマイクロ波により高温となった処理対象
物からの高熱の影響を直接受けず、長時間安定に動作す
ることができると共に、コンベアと水平直交方向のマイ
クロ波を処理対象物に満遍なく照射することができると
いう効果を有する。
【0024】また、本発明においては、前記マグネトロ
ンをコンベアの移動経路方向の両側に配設しているの
で、より広い範囲にマイクロ波を照射することができ、
処理能力を向上させることができるという効果を有す
る。また、本発明においては、前記マイクロ波の照射角
度及び/又はリフレクタの配設角度が前記加熱部の加熱
室毎に異なるので、加熱室毎にマイクロ波の照射先が異
なり、一の加熱室で照射されにくかった処理対象物の部
位を他の加熱室で照射することができ、処理対象物をむ
らなく乾燥、炭化、滅菌することができるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る有機物乾燥装置
の側面図である。
【図2】図1のα矢視断面図である。
【図3】本発明のその他の実施形態に係る有機物乾燥装
置の側面図である。
【図4】図4のA、B、C、D、E、F矢視断面図であ
る。
【図5】本発明のその他の実施形態に係る有機物乾燥装
置の断面図である。
【図6】本発明のその他の実施形態に係る有機物乾燥装
置の断面図である。
【図7】本発明のその他の実施形態に係る有機物乾燥装
置の断面図である。
【符号の説明】
1 投入部 2 バケット式チェーンコンベア 3 加熱部 4 搬出部 5 排気口 6 外装ケース 11 ホッパー 11a 蓋 12 送給部 13 バキュームパイプ 21 バケット 22 チェーン 31 加熱室 32 マグネトロン 33 リフレクタ
フロントページの続き Fターム(参考) 3L113 AB07 AC12 AC85 AC87 BA38 DA06 DA07 DA17 4D059 AA01 BB03 BB17 BB18 BD12 BD18 BD21 CC01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機物からなる処理対象物を載置して移
    動するコンベアと、 前記コンベアの移動経路に、コンベアに載置された処理
    対象物に対してマイクロ波を照射して加工処理する加熱
    室を複数併設した加熱部とを備えることを特徴とする有
    機物乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の有機物乾燥装置に
    おいて、 前記加熱部が、コンベアの真上以外の領域にマイクロ波
    を発生するマグネトロンを配置することを特徴とする有
    機物乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の有機物乾燥装置に
    おいて、 前記加熱室が、マイクロ波を反射するリフレクタをコン
    ベア上方に配設し、当該リフレクタを介して前記処理対
    象物にマイクロ波を照射することを特徴とする有機物乾
    燥装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載の有機物乾燥装置に
    おいて、 前記マグネトロンが、コンベアの移動経路方向の両側に
    配設されることを特徴とする有機物乾燥装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項3または4に記載の有機物乾
    燥装置において、 前記加熱室毎に、前記マイクロ波の照射角度及び/又は
    リフレクタの配設角度を異ならせることを特徴とする有
    機物乾燥装置。
JP2002129750A 2001-05-02 2002-05-01 有機物乾燥装置 Pending JP2003021460A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002129750A JP2003021460A (ja) 2001-05-02 2002-05-01 有機物乾燥装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-173247 2001-05-02
JP2001173247 2001-05-02
JP2002129750A JP2003021460A (ja) 2001-05-02 2002-05-01 有機物乾燥装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003021460A true JP2003021460A (ja) 2003-01-24

Family

ID=26616562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002129750A Pending JP2003021460A (ja) 2001-05-02 2002-05-01 有機物乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003021460A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008041181A2 (en) * 2006-10-02 2008-04-10 The Warb Trust (No. 1 Trust 13337/99) Belt for drying sludge
WO2008108066A1 (ja) * 2007-03-08 2008-09-12 Daikin Industries, Ltd. 乾燥装置
WO2008108067A1 (ja) * 2007-03-08 2008-09-12 Daikin Industries, Ltd. 乾燥装置
JP2008539062A (ja) * 2005-04-28 2008-11-13 ドン キム,スゥー マイクロ波を用いた食品廃棄物処理装置
JP2011206693A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Tokyo Electric Power Co Inc:The 微細藻の処理システム
CN104236277A (zh) * 2013-06-07 2014-12-24 施申元 茶叶药材定量烘干机
CN105135830A (zh) * 2015-09-22 2015-12-09 苏州维艾普新材料股份有限公司 一种烘道干燥vip芯材的方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008539062A (ja) * 2005-04-28 2008-11-13 ドン キム,スゥー マイクロ波を用いた食品廃棄物処理装置
WO2008041181A2 (en) * 2006-10-02 2008-04-10 The Warb Trust (No. 1 Trust 13337/99) Belt for drying sludge
WO2008041181A3 (en) * 2006-10-02 2008-07-03 Warb Trust No 1 Trust 13337 99 Belt for drying sludge
WO2008108066A1 (ja) * 2007-03-08 2008-09-12 Daikin Industries, Ltd. 乾燥装置
WO2008108067A1 (ja) * 2007-03-08 2008-09-12 Daikin Industries, Ltd. 乾燥装置
JP2008224060A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Daikin Ind Ltd 搬送装置
JP2008224059A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Daikin Ind Ltd 乾燥装置
US20100126035A1 (en) * 2007-03-08 2010-05-27 Shinichirou Kobayashi Drying apparatus
US8826562B2 (en) 2007-03-08 2014-09-09 Daikin Industries, Ltd. Drying apparatus
JP2011206693A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Tokyo Electric Power Co Inc:The 微細藻の処理システム
CN104236277A (zh) * 2013-06-07 2014-12-24 施申元 茶叶药材定量烘干机
CN105135830A (zh) * 2015-09-22 2015-12-09 苏州维艾普新材料股份有限公司 一种烘道干燥vip芯材的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101271018B1 (ko) 슬러지 급속 건조방법과 급속건조기 및 건조기의 냉각장치
KR101706304B1 (ko) 유전 발열체 이송 및 순환 방식의 마이크로파 슬러지 건조장치
JP5118058B2 (ja) 有機材料を熱処理するための装置とそのための方法
KR100928277B1 (ko) 대량의 슬러지를 처리하기 위한 급속건조장치 및 이 장치에 의한 슬러지 급속건조방법
KR20070082719A (ko) 건조장치
KR20060082890A (ko) 연속식 마이크로파 건조 장치 및 그 방법
JP2003021460A (ja) 有機物乾燥装置
WO2001007850A1 (fr) Machine séchante aux micro-ondes rotative
KR20180116220A (ko) 에너지 절약 및 환경보호 일체형 다단식 마이크로파 유동상 건조 시스템 및 처리 방법
KR102203087B1 (ko) 마이크로웨이브를 구비한 밀폐형 슬러지 건조 장치
KR101858703B1 (ko) 저온진공 건조기
KR100244389B1 (ko) 마이크로웨이브를 이용한 음식물 쓰레기 처리기
JP2005024157A (ja) 乾燥装置
KR20100029961A (ko) 건조장치 및 이를 이용한 유기성 폐기물 처리장치
KR20160097544A (ko) 슬러지 건조장치
EP1600172A1 (en) Device and method for disinfesting and drying wooden packaging material
KR101424011B1 (ko) 음식물 쓰레기 건조용 스크류 및 이를 이용한 음식물 쓰레기 처리장치
RU2010151500A (ru) Способ и устройство для сушки органического материала
CN101454630B (zh) 污泥干燥方法以及实施该方法的设备
JP2899448B2 (ja) 連続式マイクロ波殺菌機
KR101180080B1 (ko) 유기성폐기물 고온열분해 감량화 장치 및 방법
US20080083749A1 (en) Method and apparatus for the dehydration and/or sterilization of organic materials
KR20090098119A (ko) 마이크로파를 이용한 연속식 건조장치
JP2003148868A (ja) 連続廃棄物処理装置
KR100508410B1 (ko) 마이크로파를 포함하는 하폐수 슬러지 건조장치