JP2003021090A - 軸流ポンプ - Google Patents

軸流ポンプ

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JP2003021090A
JP2003021090A JP2001206192A JP2001206192A JP2003021090A JP 2003021090 A JP2003021090 A JP 2003021090A JP 2001206192 A JP2001206192 A JP 2001206192A JP 2001206192 A JP2001206192 A JP 2001206192A JP 2003021090 A JP2003021090 A JP 2003021090A
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JP
Japan
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impeller
shaft
axial flow
flow pump
outer shaft
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JP2001206192A
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Ryozo Akai
良三 赤井
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビテーションの発生を抑え、吸込水面が
低い場合でも、十分な吸込性能と吐出圧力とが可能な軸
流ポンプを得る。 【解決手段】 軸流ポンプの管体1の内部に、羽根車5
a、5bを2段に設け、1段目の羽根車5aを低速回転
させて、キャビテーションの発生を抑えながら管体1の
吸込口2より流体を吸い上げ、2段目の羽根車5bを1
段目の羽根車5aより高速回転させて流体を加圧して送
り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体を吸い上げる
のに用いられる軸流ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、高い吸込性能と吐出圧力を
得るため、特開平9−170595号公報に示すよう
な、管体内に水の吸込み方向に沿って2段の羽根車が設
けられた軸流ポンプを開発した。この軸流ポンプは、下
端に開口部からなる吸込口を有し、内部が吸込口より吸
い込まれた水が流れる流路とされた管体に、水の吸込み
方向に沿って羽根車が2段に設けられ、流路の上流に配
置された1段目の羽根車によって吸い上げられた水を、
下流に配置された2段目の羽根車によってさらに吸い上
げる構造となっており、高い吸込性能と広範囲な吐出圧
力を得ることが可能とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、吸込水面が
低下し、吸込水面と吸込口との高さの差が小さくなる
と、吸込口での水圧が低下するため、飽和蒸気圧が低下
し、羽根車の周辺にキャビテーションが生じて、軸流ポ
ンプの性能を低下させるだけでなく、羽根車等の部品の
損傷を引き起こす恐れがあった。また、キャビテーショ
ンの発生を抑えるため、羽根車を低速回転させて揚水を
行うと、吸込性能及び吐出圧力が低下するので、同様の
ポンプ性能を得るには、吸込口、羽根車等を大きく設計
しなければならず、そのためのコストを必要とし、さら
に設置場所の制約を受ける可能性があった。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、小型な装置で、キャビテーションの発生を抑えな
がら、吸込水面が低い場合でも、十分な吸込性能と吐出
圧力とを得ることのできる軸流ポンプを提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の軸流ポンプは、下端に開口部を有
し、内部が開口部より吸い込まれた流体が流れる流路と
された管体と、管体内に流体の吸込み方向に沿って複数
段設けられ、回転することにより流体を開口部より吸い
上げる羽根車と、この羽根車を駆動させる駆動源とを有
し、流路の最上流に配置された1段目の羽根車はその回
転数が、下流に配置された他の羽根車の回転数に比べて
低くされていることを特徴としている。つまり、低速回
転される1段目の羽根車によってキャビテーションの発
生を抑えながら開口部より流体を吸い上げ、高速回転さ
れる2段目以降の羽根車によって流体を送り出すことが
でき、吸込水面が低下した場合でも、十分な吸込性能と
吐出圧力とを得ることができる。
【0006】請求項2記載の軸流ポンプは、1段目の羽
根車における流路の断面が、他の羽根車における流路の
断面よりも、大きくされていることを特徴としている。
したがって、一定時間内に、低速回転する1段目の羽根
車により吸い上げられられる流体の流量と、高速回転す
る他の羽根車により送り出される流体の流量とをほぼ同
量に保ち、効率よく流体を吸い上げることができる。
【0007】請求項3記載の軸流ポンプは、1段目の羽
根車を回転させる回転軸と、他の羽根車を回転させる回
転軸とは、減速機または増速機からなる動力伝達機構を
介して、どちらか一方の回転力が他方に伝達されてそれ
ぞれ回転させられることを特徴としている。つまり、1
段目の羽根車を回転させる回転軸か他の羽根車を回転さ
せる回転軸かのどちらか一方を、駆動源によって回転さ
せるようにすれば良いので、回転軸に駆動源を別々に設
ける必要がなく、コストの削減と装置の小型化を図るこ
とができる。
【0008】請求項4記載の軸流ポンプは、回転軸が、
内部が中空とされた外軸と、該外軸内に挿通された内軸
とから構成され、内軸に1段目の羽根車が設けられ、外
軸に他の羽根車が設けられていることを特徴としてい
る。よって、内軸を駆動源に接続して回転させ、その回
転力を動力伝達機構により増幅して外軸に伝えて、外軸
を内軸より高速回転させることで、低速回転する1段目
の羽根車の回転数にあわせた低い出力の駆動源を使用す
ることができる。
【0009】請求項5記載の軸流ポンプは、回転軸が、
内部が中空とされた外軸と、該外軸内に挿通された内軸
とから構成され、外軸に1段目の羽根車が設けられ、内
軸に他の羽根車が設けられていることを特徴としてい
る。したがって、外軸を駆動源に接続して回転させ、そ
の回転力を動力伝達機構により増幅して内軸に伝えて、
内軸を外軸より高速回転させることで、低速回転する1
段目の羽根車の回転数にあわせた低い出力の駆動源を使
用することができる。
【0010】請求項6記載の軸流ポンプは、動力伝達機
構が、太陽歯車と、該太陽歯車の外周側に周方向へ間隔
を開けて設けられた複数の遊星歯車と、これら遊星歯車
の外周側を囲うように設けられた内歯車とを有する遊星
歯車機構であることを特徴としている。したがって、内
軸または外軸を回転させる歯車を、太陽歯車、遊星歯
車、内歯車のうちから選ぶことで、必要に応じて内軸と
外軸との回転速度比を変えることができる。また、動力
伝達機構は、内軸と外軸との間にコンパクトな遊星歯車
機構を設けた構造であるので、装置の小型、軽量化を図
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例の軸流
ポンプを、図面を参照しながら説明する。図1には、本
発明の実施形態例の立軸式軸流ポンプが示されている。
図中符号1は、下端に開口部からなる吸込口2を有し、
その内部が吸込口2より吸い込まれた水が流れる流路3
とされ、吸込水面4に対して垂直方向に延びた管体であ
る。この管体1の内部には、回転することにより水を吸
込口2より吸い上げる羽根車5a、5bが、水の吸込み
方向に沿って2段に設けられている。また、これら羽根
車5a、5bの後ろには、水を整流させて水の運動エネ
ルギーを圧力エネルギーとする案内羽5A、5Bがそれ
ぞれ設けられている。
【0012】1段目の羽根車5aにおける流路3aの断
面は、2段目の羽根車5bにおける流路3bの断面より
大きくされている。
【0013】1段目の羽根車5aを回転させる内軸6a
は、内部が中空とされた2段目の羽根車5bを回転させ
る外軸6bに挿通され、その端部7が管体1の外部に設
けられた駆動源8に連結されている。また、内軸6aと
外軸6bとの間には動力伝達機構10が設けられてい
る。
【0014】この動力伝達機構10は、図2(a)に示
すように、外軸6bの端部に連結された太陽歯車10a
と、この太陽歯車10aの外周側に周方向へ間隔を開け
て設けられ、内軸6aのアーム9に回転可能に支持され
た複数の遊星歯車10bと、これら遊星歯車10bの外
周側を囲うように設けられた内歯車10cとを有す遊星
歯車機構である。この遊星歯車機構からなる動力伝達機
構10によれば、内軸6aが回転すると、遊星歯車10
bが内歯車10cと太陽歯車10aの間を自転しながら
公転して、内軸6aの回転力を外軸6bに伝達し、外軸
6bを内軸6aより高速回転させる。
【0015】上記立軸式軸流ポンプを駆動させると、内
軸6aが回転して1段目の羽根車5aが回り、吸込口2
より水が流路3へ吸い上げられる。吸い込げられた水は
流路3aを通り、羽根車5aに吸い込まれてその圧力を
増し、流路3bに送り出される。流路3bに送り出され
た水は、1段目の羽根車5aより高速回転する2段目の
羽根車5bに吸い込まれてさらに圧力を増し、流路3の
奥へと送り出される。
【0016】このように、上記実施形態例の立軸式軸流
ポンプによれば、低速回転される1段目の羽根車5aに
よってキャビテーションの発生が抑えられながら、吸込
口2から水が吸い上げられ、高速回転される2段目の羽
根車5bによって水が送り出されるので、吸込水面4が
低下した場合でも、十分な吸込性能と吐出圧力とが得ら
れる。
【0017】また、1段目の羽根車5aにおける流路3
aの断面は、2段目の羽根車5bにおける流路3bの断
面より大きくされているので、一定時間内に、低速回転
する1段目の羽根車5aにより流される水の流量と、高
速回転する2段目の羽根車5bにより流される水の流量
とはほぼ同量に保たれ、効率よく水が吸い込まれる。
【0018】1段目の羽根車5aを回転させる内軸6a
は、内部が中空とされた、2段目の羽根車5bを回転さ
せる外軸6bに挿通され、動力伝達機構10を介してそ
の回転力が回転数を増して外軸6bに伝達されるため、
それぞれの回転軸に駆動源7を設ける必要がなく、コス
トの削減と装置の小型化とが図られる。しかも、駆動源
7は、低速回転する1段目の羽根車5aの回転数にあわ
せた低い出力のものを使用することができる。
【0019】さらに、遊星歯車機構において、内軸6a
と外軸6bとに連結する歯車を、それぞれ太陽歯車10
a、遊星歯車10b、内歯車10cのうちから選ぶこと
で、必要に応じて内軸6aと外軸6bとの回転速度比を
変えることができる。また、動力伝達機構10は、内軸
6aと外軸6bとの間にコンパクトな遊星歯車機構を設
けた構造であるので、装置の小型、軽量化を図ることが
できる。
【0020】ここで、遊星歯車機構としては、上記構造
の他に、図2(b)に示すように、内軸6aを内歯車1
0cに連結し、外軸6bを太陽歯車10bに連結して内
軸6aから外軸6bに回転力を伝達させる構造、あるい
は、図2(c)に示すように、内軸6aを遊星歯車10
aに連結し、外軸6bを内歯車10cに連結して内軸6
aから外軸6bに回転力を伝達させる構造がある。
【0021】次に、ポンプの軸が吸込水面4に対して水
平に設けられた横軸式軸流ポンプに本発明を適応した場
合について、図3を参照して説明する。
【0022】図3中符号11は、吸込水面4に対して垂
直に延びた後、吸込水面4に対して水平に曲げられた管
体である。この管体11は、一端に開口部からなる吸込
口12を有し、その内部が吸込口12より吸い上げられ
た水が流れる流路13とされている。この流路13の吸
込水面4に対して水平になった箇所には、回転すること
により水を吸込口12から吸い上げる羽根車15a、1
5bが、、水の吸込み方向に沿って2段に設けられてい
る。また、これら羽根車15a、15bの後ろには、水
を整流させて水の運動エネルギーを圧力エネルギーとす
る案内羽15A、15Bがそれぞれ設けられている。
【0023】1段目の羽根車15aにおける流路13a
の断面は、2段目の羽根車15bにおける流路13bの
断面より大きくされている。
【0024】2段目の羽根車15bを回転させる内軸1
6bは、内部が中空とされた1段目の羽根車15aを回
転させる外軸16aに挿通され、その端部が管体1の水
の吸い込み方向とは逆側の外部に設けられた駆動源17
に連結されている。また、内軸16bと外軸16aの間
には、動力伝達機構18が設けられている。
【0025】この動力伝達機構18は、内軸16bの端
部に連結された太陽歯車18aと、この太陽歯車18a
の外周側に周方向へ間隔を開けて設けられ、外軸16a
の端部19に回転可能に支持される複数の遊星歯車18
bと、これら遊星歯車18bの外周側を囲うように設け
られた内歯車18cとを有する遊星歯車機構である。こ
の遊星歯車機構からなる動力伝達機構18によれば、内
軸16bが回転すると、遊星歯車18bが内歯車18c
と太陽歯車18aの間を自転しながら公転して、内軸1
6bの回転力を外軸16aに伝達し、外軸16aを内軸
16bより低速回転させる。
【0026】上記横軸式軸流ポンプを駆動させると、内
軸16bから外軸16aに回転力が伝達されて外軸16
aが回転され、1段目の羽根車15aが回される。この
羽根車15aの回転により、吸込口12より水が流路1
3へ吸い上げられる。吸い上げられた水は流路13aを
通り、1段目の羽根車15aに吸い込まれてその圧力を
増し、流路13bに送り出される。流路13bに送り出
された水は、1段目の羽根車15aより高速回転する2
段目の羽根車15bに吸い込まれてさらに圧力を増し、
流路13の奥へと送り出される。
【0027】このように、上記実施形態例の横軸式軸流
ポンプによれば、立軸式軸流ポンプと同様に、低速回転
される1段目の羽根車15aによってキャビテーション
の発生が抑えられながら、吸込口12から水が吸い上げ
られ、高速回転される2段目の羽根車15bによって水
が送り出されるので、吸込水面4が低下した場合でも、
十分な吸込性能と吐出圧力とが得られる。
【0028】また、1段目の羽根車15aにおける流路
13aの断面は、2段目の羽根車15bにおける流路1
3bの断面より大きくされているので、一定時間内に、
低速回転する1段目の羽根車15aにより流される水の
流量と、高速回転する2段目の羽根車15bにより流さ
れる水の流量とがほぼ同量に保たれ、効率よく水が吸い
込まる。
【0029】2段目の羽根車15bを回転させる内軸1
6bは、内部が中空とされ、1段目の羽根車15aを回
転させる外軸16aに挿通され、動力伝達機構18を介
してその回転力を外軸16aに伝達するため、それぞれ
の回転軸に駆動源17を設ける必要がなく、コストの削
減と装置の小型化を図ることができる。
【0030】さらに、遊星歯車機構において、外軸16
aと内軸16bとに連結する歯車を、それぞれ太陽歯車
18a、遊星歯車18b、内歯車18cのうちから選ぶ
ことで、必要に応じて外軸16aと内軸16bとの回転
速度比を変えることができる。また、動力伝達機構18
は、外軸16aと内軸16bとの間にコンパクトな遊星
歯車機構を設けた構造であるので、装置の小型、軽量化
を図ることができる。
【0031】なお、上記実施形態例の軸流ポンプは、羽
根車を2段にしか設けていないが、2段目以降の羽根車
を複数設けても良い。また、羽根車5a、5b、15
a、15bは、角度が固定された固定翼でも、あるいは
角度が可変可能とされた可動翼でも良い。さらに、本発
明の軸流ポンプは、水以外の他の流体にも適用可能であ
ることは、言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の軸流ポ
ンプによれば、下記の効果を得ることができる。請求項
1記載の軸流ポンプによれば、流体が流れる流路の最上
流に配置された1段目の羽根車はその回転数が、下流に
配置された他の羽根車の回転数に比べて低くされている
ので、低速回転される1段目の羽根車によってキャビテ
ーションの発生を抑えながら開口部から流体を吸い上
げ、高速回転される2段目以降の羽根車によって流体を
送り出し、吸込水面が低下した場合でも、十分な吸込性
能と吐出圧力とを得ることができる。
【0033】請求項2記載の軸流ポンプによれば、1段
目の羽根車における流路の断面が、他の羽根車における
流路の断面よりも大きくされているため、一定時間内
に、低速回転する1段目の羽根車により吸い上げられら
れる流体の流量と、高速回転する他の羽根車により送り
出される流体の流量とをほぼ同量に保ち、効率よく流体
を吸い上げることができる。
【0034】請求項3記載の軸流ポンプによれば、1段
目の羽根車を回転させる回転軸と、他の羽根車を回転さ
せる回転軸とは、減速機または増速機からなる動力伝達
機構を介して、どちらか一方の回転力が他方に伝達され
てそれぞれ回転させられ、1段目の羽根車を回転させる
回転軸か、他の羽根車を回転させる回転軸かのどちらか
一方を駆動源により回転させるようにすれば良いので、
回転軸にそれぞれ駆動源を設ける必要がなく、コストの
削減と装置の小型化を図ることができる。
【0035】請求項4記載の軸流ポンプによれば、回転
軸が、内部が中空とされた外軸と、該外軸内に挿通され
た内軸とから構成され、内軸に1段目の羽根車を設け、
外軸に他の羽根車が設け、内軸の回転力を動力伝達機構
により増幅して外軸に伝えて、外軸を内軸より高速回転
させることで、低速回転する1段目の羽根車の回転数に
あわせた低い出力の駆動源を使用することができる。
【0036】請求項5記載の軸流ポンプによれば、回転
軸が、内部が中空とされた外軸と、該外軸内に挿通され
た内軸とから構成され、外軸に1段目の羽根車を設け、
内軸に他の羽根車を設け、外軸の回転力を動力伝達機構
により増幅して内軸に伝えて、内軸を外軸より高速回転
させることで、低速回転する1段目の羽根車の回転数に
あわせた低い出力の駆動源を使用することができる。
【0037】請求項6記載の軸流ポンプによれば、動力
伝達機構が、太陽歯車と、該太陽歯車の外周側に周方向
へ間隔を開けて設けられた複数の遊星歯車と、これら遊
星歯車の外周側を囲うように設けられた内歯車とを有す
る遊星歯車機構であるため、内軸または外軸を回転させ
る歯車を、太陽歯車、遊星歯車、内歯車のうちから選ぶ
ことで、必要に応じて内軸と外軸との回転速度比を変え
ることができる。また、動力伝達機構は、内軸と外軸と
の間にコンパクトな遊星歯車機構を設けた構造であるの
で、装置の小型、軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態例の立軸式軸流ポンプの断
面図である。
【図2】 本発明の実施形態例の軸流ポンプに用いられ
る動力伝達機構の断面図である。
【図3】 本発明の実施形態例の横軸式軸流ポンプの断
面図である。
【符号の説明】
1、11 管体 2、12 吸込口(開口部) 3、3a、3b、13、13a、13b 流路 4 吸込水面 5a、5b、15a、15b 羽根車 6a、16b 内軸(回転軸) 6b、16a 外軸(回転軸) 8、17 駆動源 10、18 動力伝達機構 10a、18a 太陽歯車 10b、18b 遊星歯車 10c、18c 内歯車

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端に開口部を有し、内部が前記開口部
    より吸い込まれた流体が流れる流路とされた管体と、該
    管体内に前記流体の吸込み方向に沿って複数段設けら
    れ、回転することにより前記流体を前記開口部より吸い
    上げる羽根車と、該羽根車を駆動させる駆動源とを有す
    る軸流ポンプであって、前記流路の最上流に配置された
    1段目の羽根車はその回転数が、下流に配置された他の
    羽根車の回転数に比べて低くされていることを特徴とす
    る軸流ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記1段目の羽根車における流路の断面
    が、前記他の羽根車における流路の断面よりも大きくさ
    れていることを特徴とする請求項1記載の軸流ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記1段目の羽根車を回転させる回転軸
    と、前記他の羽根車を回転させる回転軸は、減速機また
    は増速機からなる動力伝達機構を介して、どちらか一方
    の回転力が他方に伝達されてそれぞれ回転されることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の軸流ポンプ。
  4. 【請求項4】 前記回転軸は、内部が中空とされた外軸
    と、該外軸内に挿通された内軸とから構成され、前記内
    軸に1段目の羽根車が設けられ、前記外軸に他の羽根車
    が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項記載の軸流ポンプ。
  5. 【請求項5】 前記回転軸は、内部が中空とされた外軸
    と、該外軸内に挿通された内軸とから構成され、前記外
    軸に1段目の羽根車が設けられ、前記内軸に他の羽根車
    が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項記載の軸流ポンプ。
  6. 【請求項6】 前記動力伝達機構は、太陽歯車と、該太
    陽歯車の外周側に周方向へ間隔を開けて設けられた複数
    の遊星歯車と、これら遊星歯車の外周側を囲うように設
    けられた内歯車とを有する遊星歯車機構であることを特
    徴とする請求項3〜5のいずれか1項記載の軸流ポン
    プ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010180859A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Ihi Corp 多段ターボ圧縮機
KR100984787B1 (ko) * 2010-03-08 2010-10-04 한국기계연구원 콤팩트한 증속 구동장치가 설치된 고속 터보형 펌프

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