JP2003020926A - 消音装置 - Google Patents

消音装置

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JP2003020926A
JP2003020926A JP2001209930A JP2001209930A JP2003020926A JP 2003020926 A JP2003020926 A JP 2003020926A JP 2001209930 A JP2001209930 A JP 2001209930A JP 2001209930 A JP2001209930 A JP 2001209930A JP 2003020926 A JP2003020926 A JP 2003020926A
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cylindrical body
cylinder body
cylinder
flow path
gas flow
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JP2001209930A
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Shintaro Yamada
新太郎 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型で十分な消音効果を発揮できる構造の消音
装置を得る。 【解決手段】導入管11から排出管12へ排気ガスが流
れるガス流路を有する円筒状の筒体10で形成された消
音装置であって、前記ガス流路の中心近傍位置を含む略
半円形状の複数の遮蔽板21,22を前記筒体の内側に
おいてガス流路方向に間隔を存しさせてガス流路の中心
線に対して交互に配置する一方、多数のパンチング孔を
有する中間筒体13で筒体の周囲を包囲して筒体と中間
筒体との間に環状空間部14を形成し、前記中間筒体の
周囲を包囲する外筒体を装着して該外筒体と前記中間筒
体との間に吸音材16を充填して成ることにより、ガス
が流れるに際して、遮蔽板で反射及び拡散を繰り返しな
がら導かれ、ガス流路の周囲に環状空間部14を介在さ
せて吸音材16が配置されているので、周囲壁及び中間
筒体のパンチング孔10a,13aから騒音が吸音され
るとともに、外部へ音が漏れること(透過音の発生)を
効率良く防止することを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンの排気騒音を消去するための消音装置に係り、特に小
型のディーゼルエンジンに装着するのに適した消音効果
の高い消音装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】中型から大型の内燃機関(ディーゼルエ
ンジン)における排気騒音を除去する消音装置において
は、円筒管内を複数の室に区分し、円筒管内を流れる排
気ガスを体積の大きい室へ拡散させたり、円筒管の壁面
に多数の小孔を設け円筒管の外側周囲に吸音材を配置し
て円筒管内に流れる排気騒音を吸収させることが一般的
に行われている。
【0003】これに対して小型船舶や発電機に使用され
る小型のディーゼルエンジンに関しては、中型や大型の
ものに比較して騒音レベルが低かったので、特別な消音
装置を装着することなく使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、騒音に対する世
間の認識が変化し、小型のディーゼルエンジンについて
も騒音を小さくすることが要望されてきた。しかしなが
ら、前記した従前の消音装置のように、内部を区画形成
して排気ガスのガス流路を変化させたり、吸音材を使用
することで消音効果を発揮させる消音装置は、構造が複
雑であるとともに装置が大型化し、小型のディーゼルエ
ンジンに装着する場合には適していないという問題点が
あった。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、小型のディーゼルエンジンに装着する消音装置と
して、小型で且つ十分な消音効果を発揮できる構造を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の消音装置は、導入部から排出部へ排気ガスが
流れるガス流路を有する円筒状の筒体で形成された消音
装置であって、次の構成を含むことを特徴としている。
前記ガス流路の中心近傍位置を含む略半円形状の複数の
遮蔽板を前記筒体の内側においてガス流路方向に間隔を
存しさせて装着する。前記各遮蔽板板は前記ガス流路の
中心線に対して交互に配置される。前記筒体の周囲壁に
多数のパンチング孔を形成する。前記筒体に多数のパン
チング孔を有して前記筒体の周囲を包囲する中間筒体を
装着して前記筒体と中間筒体との間に空間部を形成す
る。前記中間筒体の周囲を包囲する外筒体を装着し該外
筒体と前記中間筒体との間に吸音材を充填する。
【0007】請求項2は、請求項1に記載の消音装置に
おいて、前記各遮蔽板は、筒体の周囲壁に対して導入部
側に25〜35度の角度傾斜させて装着されていること
を特徴としている。
【0008】請求項3は、請求項1又は請求項2に記載
の消音装置において、前記筒体の周囲壁と中間筒体との
距離が4〜8mmであることを特徴としている。
【0009】請求項1の消音装置によれば、導入部から
排出部へ流れる排気ガスに対して、ガス流路面積の略半
分程度を遮断するために複数の遮蔽板を設けることによ
り、これら遮蔽板で反射及び拡散を繰り返しながら排出
部側へ導かれるので、効率良く拡散を繰り返すことによ
り消音効果を発揮させることができる。
【0010】その際、ガス流路の周囲に空間部を介在さ
せて吸音材が配置されているので、周囲壁及び中間筒体
のパンチング孔から騒音が吸音されるとともに、外部へ
音が漏れること(透過音の発生)を効率良く防止するこ
とができる。
【0011】請求項2の消音装置によれば、各遮蔽板の
傾斜角度を筒体の周囲壁に対して25〜35度とするこ
とで、導入側からの排気ガスと遮蔽板で反射する排気ガ
スとが効率よく拡散するので、排気ガスの流路を効率良
く消音効果が発揮できる経路とすることができる。
【0012】請求項3の消音装置によれば、筒体の周囲
壁と中間筒体との距離を4〜8mmとすることで、透過
音を最小限に抑えることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は消音装置の軸
方向に沿った断面説明図、図2は図1のA−A線断面説
明図、図4(a)(b)は消音装置内部に装着される遮
蔽板の斜視説明図である。
【0014】消音装置1は、長尺の円筒状筒体で形成さ
れた内筒管(筒体)10と、この内筒管10の一端の外
周に連結されて排気ガスの導入部となる筒状の導入管1
1と、前記内筒管10の他端の外周に連結され排出部と
なる筒状の排出管12とを有して構成されている。導入
管11及び排気管12の内筒管装着側の内筒管端に対応
する位置に、それぞれフランジ部11a,12aが形成
されている。導入管11の内径及び排出管12の内径は
同一径で形成され、導入管11はディーゼルエンジンの
排気管(図示せず)に連結されるように構成されること
により、内筒管10内に導入管11から排出管12へ排
気ガスが流れるガス流路が形成される。
【0015】また、内筒管10の周囲を包囲するよう
に、前記導入管11の外壁と排出管12の外壁との間を
繋ぐように中間筒体13が装着され、内筒管10と中間
筒体13との間に環状空間部14を形成している。した
がって、環状空間部14の隙間dは、導入管11及び排
出管12の肉厚に等しい長さとなっている。
【0016】中間筒体13の周囲には、その周囲を包囲
する円筒状の外筒体15を装着している。この外筒体1
5は、導入管11のフランジ部11a及び排出管12の
フランジ部12aに連結固定させることで、前記中間筒
体13との間に室を形成し、この室にグラスウールなど
の吸音材16が充填されている。内筒管11及び中間筒
体13には多数のパンチング孔11a,13aが穿孔さ
れ、ガス流路を流れる排気ガスが環状空間部14から吸
音材16に接触可能なように構成されている。
【0017】また、中間筒体13の外側中央には、補強
用の区画壁17が形成され、各フランジ部111a,1
2aと区画壁との間には円盤体18が装着されている。
この円盤体18の存在により前記した吸音材16が排気
ガスの流速の影響を受けて移動して一箇所に偏ることを
防止する構造となっている。
【0018】内筒管10内には、ガス流路面積を半分遮
断するように、導入管側に2つの遮蔽板21,21、排
出管側に2つの遮蔽板22、22がガス流路方向に間隔
を存しさせて装着されている。導入管側の遮蔽板21は
導入管11側へ傾斜して装着されるとともに、排出管側
の遮蔽板22は排出管側へ傾斜して装着されている。ま
た、各遮蔽板21,22は、ガス流路の中心線30が遮
蔽板端部内に位置する(中心線30の近傍位置が遮蔽板
21,22に含まれる)ように内筒管10の内壁の略半
周部分で固定されて装着されている。また、遮蔽板21
又は遮蔽板22は、前記したガス流路の中心線30に対
して、ガス流路の遮断部分が交互になるように配置され
るとともに、内筒管10の中心に対して軸方向で対称位
置となるように装着されている。
【0019】遮蔽板21及び遮蔽板22は、図4(a)
(b)に示すように、円筒管10の断面積の半分が含ま
れる略半円形状をなす扇形板で構成され、導入管11側
に装着される遮蔽板21,21には、多数のパンチング
孔23が穿孔されている。このパンチング孔23は、導
入管11から導入される水分を含む排気ガスに対して水
分を除去し、遮蔽板22での拡散効果を効率良く発揮さ
せるために形成される。
【0020】また、内筒管10内に装着される遮蔽板2
1及び遮蔽板22の傾斜角度は、それぞれ内筒管10の
内壁10aに対して25〜35度としている。ガス流路
において各遮蔽板で反射するガス経路は遮蔽板の傾斜角
度で決まるため、効率良く拡散が行なわれるガス経路と
するため、導入管側に装着される遮蔽板21は導入管側
に傾斜させ、排出管側に装着される遮蔽板22は排出管
側に傾斜させている。
【0021】内筒管10と中間筒体13との間に設けた
環状空間部14の隙間dは、実験により狭すぎたり広す
ぎたりすると透過音を遮断する効果が減少することが確
認でき、隙間dが4〜8mmの長さ(距離)で最大の消
音効果が発揮できることが確認できた。
【0022】次に、上記構造を有する消音装置の作用に
ついて説明する。導入管11より内筒管10内に導入さ
れた排気ガスの一部は、第1段目の遮蔽板21に衝突し
て逆転乱反射して拡散し、更に第2段目の遮蔽板21に
衝突して反射し拡散しながら遮蔽板22側へ導かれる。
また、一対となる遮蔽板21,21によりガス流路全体
が遮断されるとともに、遮蔽板21にそれぞれ形成され
たパンチング孔23の作用により、導入管11側から導
入される排気ガス中の水分の除去が行なわれる。除去さ
れた水分は内筒管10の下部に流れるが、排気ガスが継
続して導入されることによる内筒管10の温度上昇によ
り蒸発する。
【0023】遮蔽板22においては、排気ガスが衝突し
て反射し拡散を繰り返しながら排出管12へ導かれ、排
気ガスが相互干渉して消音が行なわれる。この際、遮蔽
板21の傾斜角度は内筒体10の内壁に対して導入管側
に25〜35度となり、遮蔽板22の傾斜角度が内筒体
10の内壁に対して排出管側に25〜35度となってい
るので、導入側からの排気ガスに対して各遮蔽板で反射
する排気ガスの流路方向を効率良く消音効果が発揮でき
る経路とし、排出管側においては抵抗となることなく相
互干渉が効率よく行なわれて、排気抵抗を少なく維持し
ながら拡散することで効果的な消音作用を発揮させるこ
とができる。
【0024】また、遮蔽板21は、排気ガスが連続して
導入されることで焼き状態となり、不完全燃焼ガスが導
入された場合にこれを気化させて燃焼させることができ
るので、不完全燃焼ガスが排出管12から排出されるこ
とを防止するという効果がある。
【0025】導入管11から導入された排気ガスが排出
管側に流れるに際して、内筒体10のパンチング孔10
aから環状空間部14に入り込み、中間筒体13のパン
チング孔13aから吸音材16に接することで消音効果
が発揮される。また、環状空間部14を設けたことによ
り、外部に漏れる排気ガスからの透過音を効率よく遮断
することが可能となる。
【0026】上記例では、導入管側の遮蔽板21を2
枚、排出管側の遮蔽板22を2枚設ける構成としたが、
導入される排気ガスの量等により、遮蔽板の枚数を調整
して装着することができる。また、各遮蔽板21,22
を傾斜させて装着しているが、各遮蔽板について周囲壁
に対して垂直に配置してもよい。また、水分含有量が少
ない排気ガスが導入管11より導入される場合には、遮
蔽板21にパンチング孔23を設けない構造であっても
よい。
【0027】
【発明の効果】本発明の消音装置によれば、消音装置内
において導入部から排出部へ流れる排気ガスに対して、
ガス流路面積の略半分程度を遮断するために複数の遮蔽
板を設け、排気ガスは遮蔽板で反射拡散を繰り返しなが
ら排出部側へ導かれ、また排出過程で環状空間部を介し
て吸音材に接するので、効率良く拡散を繰り返すことが
できるとともに透過音を防止でき、小型で有効な消音作
用を発揮させることができる消音装置とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る消音装置の実施形態の一例を示す
断面説明図である。
【図2】図1のA−A線断面説明図である。
【図3】(a)(b)は消音装置内に装着される遮蔽板
の斜視説明図である。
【符号の説明】
1…消音装置、10…内筒管、 10a…パンチン
グ孔、11…導入管、 12…排出管、13…中間
筒体、 13a…パンチング孔、14…環状空間部、
15…外筒体、 16…吸音材、21…遮蔽板、
22…遮蔽板、 23…パンチング孔、30…中心線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導入部から排出部へ排気ガスが流れるガス
    流路を有する円筒状の筒体で形成された消音装置であっ
    て、 前記ガス流路の中心近傍位置を含む略半円形状の複数の
    遮蔽板を前記筒体の内側においてガス流路方向に間隔を
    存しさせて装着し、 前記各遮蔽板板は前記ガス流路の中心線に対して交互に
    配置され、 前記筒体の周囲壁に多数のパンチング孔を形成する一
    方、 前記筒体に多数のパンチング孔を有して前記筒体の周囲
    を包囲する中間筒体を装着して前記筒体と中間筒体との
    間に空間部を形成し、 前記中間筒体の周囲を包囲する外筒体を装着し該外筒体
    と前記中間筒体との間に吸音材を充填して成ることを特
    徴とする消音装置。
  2. 【請求項2】前記各遮蔽板は、筒体の周囲壁に対して2
    5〜35度の角度傾斜させて装着される請求項1に記載
    の消音装置。
  3. 【請求項3】前記筒体の周囲壁と中間筒体との距離が4
    〜8mmである請求項1又は請求項2に記載の消音装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013092141A (ja) * 2011-10-27 2013-05-16 Suzuki Motor Corp エンジンの排気装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013092141A (ja) * 2011-10-27 2013-05-16 Suzuki Motor Corp エンジンの排気装置

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