JP2003020890A - 掘削機の位置計測方法 - Google Patents

掘削機の位置計測方法

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JP2003020890A JP2001203397A JP2001203397A JP2003020890A JP 2003020890 A JP2003020890 A JP 2003020890A JP 2001203397 A JP2001203397 A JP 2001203397A JP 2001203397 A JP2001203397 A JP 2001203397A JP 2003020890 A JP2003020890 A JP 2003020890A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】屈曲した縦坑でも掘削機の位置と掘削方向とを
把握することのできる技術の提供。 【解決手段】ほぼ鉛直方向に掘り下げる掘削機の位置計
測方法において、予め位置が特定されている計測規準面
から掘削機に設定された計測対象面上の特定点までの深
さを計測する手順と、前記計測対象面の傾斜角度を計測
する手順と、前記二つの手順を繰り返しながら深さの増
加分と傾斜角度の変化とを累積計算する手順と、前記特
定点までの深さと前記計測対象面の傾斜角度に基づいて
前記掘削機の位置と掘削方向を算出する手順とを含んで
いる方法とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、掘削機を用いて、
ほぼ鉛直方向に掘り下げる場合における前記掘削機の位
置(深さ)と掘削方向とを把握することのできる方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、掘削機を用いて、縦坑をほぼ
鉛直方向に掘り下げる場合には、地表等の基準点から地
下の前記掘削機までの距離を、順次繰り出されるワイヤ
ー等を用いて計測することによって、前記掘削機の位置
を把握することが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな従来のワイヤー等を用いた計測方法は、縦坑の底を
地表の基準点等から見通し可能な場合には適用可能であ
るが、縦坑が屈曲しているような場合で見通し不可能に
なると、ワイヤー等を用いた計測方法では計測困難であ
った。また、ワイヤー等を用いた計測方法で縦坑の底ま
での深さを計測可能な場合であっても、掘削機の掘削方
向は把握できないので、意図しない方向に掘削機が進む
場合もあり、所望の計画線に沿った掘削が困難であると
いう問題があった。
【0004】そこで、本発明は、屈曲した縦坑でも掘削
機の位置と掘削方向とを把握することのできる技術の提
供を目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる請求項1
の掘削機の位置計測方法は、ほぼ鉛直方向に掘り下げる
掘削機の位置計測方法において、予め位置が特定されて
いる計測規準面から掘削機に設定された計測対象面上の
特定点までの深さを計測する手順と、前記計測対象面の
傾斜角度を計測する手順と、前記二つの手順を繰り返し
ながら深さの増加分と傾斜角度の変化とを累積計算する
手順と、前記特定点までの深さと前記計測対象面の傾斜
角度に基づいて前記掘削機の位置と掘削方向を算出する
手順とを含んでいることを特徴としている。
【0006】本発明にかかる請求項2の掘削機の位置計
測方法は、ほぼ鉛直方向に掘り下げる掘削機の位置計測
方法において、予め位置が特定されている少なくとも3
つのミラーを下方に向けて配設し、掘削機に設定された
計測対象面上の特定点に設置したレーザー光式測距手段
によって前記ミラーを視準して各ミラーまでの距離を計
測する手順と、前記各ミラーの位置情報と前記各ミラー
までの距離情報とに基づいて前記掘削機の位置を計測す
る手順と、を含んでいることを特徴としている。
【0007】本発明にかかる請求項3の掘削機の位置計
測方法は、計測対象面の傾斜角度を計測する手順と、各
ミラーまでの距離と前記計測対象面の傾斜角度とに基づ
いて掘削機の位置と掘削方向とを計測する手順とを付加
したことを特徴としている。
【0008】本発明にかかる請求項4の掘削機の位置計
測方法は、予め位置が特定されている少なくとも3つの
ミラーを下方に向けて配設し、掘削機に設定された計測
対象面上の少なくとも3つの特定点にそれぞれ設置した
レーザー光式測距手段によって前記ミラーを視準して、
各特定点から各ミラーまでの距離を計測する手順と、前
記各ミラーの位置情報と前記各特定点から各ミラーまで
の距離情報とに基づいて前記掘削機の傾斜角度を計測す
る手順と、前記各特定点から各ミラーまでの距離と前記
掘削機の傾斜角度に基づいて前記掘削機の位置と掘削方
向を算出する手順とを含んでいることを特徴としてい
る。
【0009】本発明にかかる請求項5の掘削機の位置計
測方法は、計測対象面上の特定点までの深さを計測する
手順は、予め位置が特定されている少なくとも3つの基
準点から、掘削機の上端に設定された計測対象面上の少
なくとも3つの特定点までそれぞれ配設された各連通管
内の液体の圧力変化によって各基準点から各特定点まで
の深さを計測する手順とし、計測対象面の傾斜角度を計
測する手順は、各基準点から各特定点までの距離に基づ
いて計測対象面の傾斜角度を計測する手順としたことを
特徴としている。
【0010】本発明にかかる請求項6の掘削機の位置計
測方法は、計測対象面上の特定点までの深さを計測する
手順は、予め位置が特定されている計測規準面から掘削
機の上端に設定された計測対象面上の特定点まで配設さ
れた連通管内の液体の圧力変化によって計測する手順と
し、計測対象面の傾斜角度を計測する手順は、前記計測
対象面において異なる向きに配設された少なくとも2つ
の傾斜計によって計測対象面の傾斜角度を計測する計測
手順としたことを特徴としている。
【0011】本発明にかかる請求項7の掘削機の位置計
測方法は、ジャイロによって検出した傾斜計の回転角度
に基づいて、請求項5、6に記載の方法で計測した計測
対象面の傾斜角度を補正する手順を含んでいることを特
徴としている。
【0012】本発明にかかる請求項8の掘削機の位置計
測方法は、掘削の進行に応じて、請求項1、3、4、
5、6、または7の何れか1項に記載の掘削機の位置計
測方法によって複数回計測する手順と、複数回計測した
掘削機の位置と掘削方向とに基づいて掘削機の軌跡を求
める手順とを含んでいることを特徴としている。
【0013】本発明にかかる請求項9の掘削機の位置計
測方法は、掘削機によって掘削を進行させる稼働状態
と、掘削機による掘削を一時的に停止させてセグメント
施工等の作業を行う停止状態とを交互に繰り返すことに
よって、ほぼ鉛直方向に掘り下げる掘削機の位置計測方
法において、掘削機の稼働状態においては、請求項5、
6、7、または8の何れか1項に記載の掘削機の位置計
測方法によって計測した掘削機の位置と掘削方向とに基
づいて掘削機の軌跡を求め、掘削機の停止状態において
は、請求項1、3、または4の何れか1項に記載の掘削
機の位置計測方法によって計測した掘削機の位置と掘削
方向とに基づいて掘削機の軌跡を補正することを特徴と
している。
【0014】
【作用】図1は請求項1の掘削機の位置計測方法を説明
するための模式図であり、掘削開始位置等のような基準
となる位置を予め位置が特定されている計測規準面11
とし、掘削機12の上端等に設定された特定の計測対象
面13上に特定点14を設定し、前記計測基準面11か
ら前記特定点14までの深さDを計測することによっ
て、掘削機12の深さを知る。そして、前記計測対象面
13の傾斜角度Aを計測することによって掘削機12の
向きを知る。このようにして、掘削機12の深さDと向
きAとを繰り返すことによって深さの増加分と傾斜角度
の変化とを掘削開始位置から順次累積計算する。従っ
て、累積計算した前記特定点までの深さと前記計測対象
面の傾斜角度に基づいて前記掘削機の現在位置と掘削方
向を算出するのである。この掘削機の位置計測方法で
は、深さと傾斜角度を求めて累積計算することによって
掘削機の位置と方向とを知ることができるのである。
【0015】図2は請求項2の掘削機の位置計測方法を
説明するための模式図であり、予め位置が特定されてい
る少なくとも3つのミラー21A、21B、21Cを下
方に向けて配設し、掘削機22に設定された計測対象面
上の特定点23に設置したレーザー光式測距手段24に
よって前記ミラー21A、21B、21Cを視準して各
ミラーまでの距離を計測すると、前記少なくとも3つの
ミラー21A、21B、21Cの位置は予め特定されて
いるので、これらのミラーを基準として前記レーザー測
距手段24の位置を3次元的に知ることができる。これ
は、レーザー測距手段24によって距離を計測すること
によって位置を知ることができる。このようなレーザー
測距手段24による距離測定は、掘削機が静止している
状態、即ち、セグメント施工時に行うとよい。
【0016】図3は請求項3の掘削機の位置計測方法を
説明するための模式図であり、図2のように距離を計測
することに加えて、掘削機31の上端等に設定された計
測対象面32の傾斜角度θ3を計測することによって、
掘削機の位置だけでなく、掘削しようとする方向まで知
ることができる。傾斜角度は傾斜計や3点の深さ情報に
基づいて得ることもできる。この場合には、レーザー測
距手段は距離を計測するためにだけ1台あればよい。こ
の場合も、レーザー測距手段24による距離測定を行う
ので、掘削機が静止している状態、即ち、セグメント施
工時に行うとよい。
【0017】図4は請求項4の掘削機の位置計測方法を
説明するための模式図であり、掘削機41に設定された
計測対象面42上の少なくとも3つの特定点にそれぞれ
設置したレーザー光式測距手段43A、43B、43C
によって特定位置のミラー44A、44B、44Cを視
準して、各特定点から各ミラー44A、44B、44C
までの距離を計測することによって、前記各特定点のレ
ーザー光式測距手段43A、43B、43Cから各ミラ
ー44A、44B、44Cまでの距離と前記計測対象面
42の傾斜角度を知ることができる。従って、前記計測
対象面42に垂直な掘削方向も知ることができるのであ
る。この場合には、少なくとも3台のレーザー測距手段
を用いて掘削機の位置と掘削方向とを知ることができる
のである。この場合も、レーザー測距手段による距離測
定を行うので、掘削機が静止している状態、即ち、セグ
メント施工時に行うとよい。
【0018】図5は請求項5の掘削機の位置計測方法を
説明するための模式図であり、予め位置が特定されてい
る少なくとも3つの基準点51A、51B、51Cか
ら、掘削機の上端に設定された計測対象面上の少なくと
も3つの特定点52A、52B、52Cまで、それぞれ
配設された各連通管53A、53B、53C内の液体の
圧力変化によって各基準点から各特定点までの深さを計
測するので、レーザー測距手段が無くても、3つのレベ
ル計で掘削機の位置と掘削方向とを知ることができる。
この場合は、レーザー測距手段による距離測定を行わな
いので、掘削機が作動している状態、即ち、掘削進行中
に行うことができる。
【0019】図6は請求項6の掘削機の位置計測方法を
説明するための模式図であり、計測対象面上の特定点6
1までの深さD6は、予め位置が特定されている計測規
準面62から掘削機63の上端に設定された計測対象面
64上の特定点61まで配設された連通管66内の液体
の圧力変化によって計測し、計測対象面64の傾斜角度
θ6は、前記計測対象面64において異なる向きに配設
された少なくとも2つの傾斜計67、67によって計測
するようにしたので、1つのレベル計66と2つの傾斜
計67、67で掘削機の深さと掘削方向とと知ることが
できる。この場合は、レーザー測距手段による距離測定
を行わないので、掘削機が作動している状態、即ち、掘
削進行中に行うことができる。
【0020】図7は請求項7の掘削機の位置計測方法を
説明するための模式図であり、傾斜計71の回転角度θ
7をジャイロ72によって検出するので、計測対象面7
3の傾斜角度を補正して正確な位置計測が可能となる。
この方法では、掘削機の軸廻りの回転(ローリング。矢
印で示した。)を補正することができるのである。この
場合は、レーザー測距手段による距離測定を行わないの
で、掘削機が作動している状態、即ち、掘削進行中に行
うことができる。
【0021】請求項8の掘削機の位置計測方法では、掘
削の進行に応じて、請求項1、3、4、5、6、または
7の何れか1項に記載の掘削機の位置計測方法によって
掘削機の位置を複数回計測し、複数回計測した掘削機の
位置と掘削方向とに基づいて掘削機の軌跡を求めるの
で、掘削機の移動軌跡と現在位置とを知ることができ
る。
【0022】請求項9の掘削機の位置計測方法では、掘
削機の稼働状態においては、請求項5、6、7、または
8の何れか1項に記載の掘削機の位置計測方法によって
計測した掘削機の位置と掘削方向とに基づいて掘削機の
軌跡を求め、掘削機の停止状態においては、請求項1、
3、または4の何れか1項に記載の掘削機の位置計測方
法によって計測した掘削機の位置と掘削方向とに基づい
て掘削機の軌跡を補正するので、常時最も正確な掘削機
の位置を計測することができるのである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる掘削機の
位置計測方法を、その実施の形態を示した図1を参照し
て詳細に説明する。
【0024】図8において、1は掘削機、2は掘削機1
の上方に設置されたデータ伝送装置、3は掘削機1の傾
斜を計測する傾斜計、4は掘削機1のローリング角を計
測するジャイロ、5は地上の計測基準面GLから掘削機
1の計測対象点Pまでの深さを計測するレベル計であ
る。
【0025】前記掘削機1は下面に備えたカッター1A
を回転させることによって掘削を行うものであり、掘削
機1の外殻1Bの内部に必要な機材が設置されている。
そして、所定深さ堀り進んだ後には掘削を一時停止し
て、セグメントを組み立てて縦坑の壁面を構成する。前
記傾斜計3は掘削機1の上端に設定された計測対象面M
上に直角方向に配置された2つの傾斜計から構成されて
いる。ジャイロ4は掘削機1に固定さている。レベル計
5は計測基準面GL側の所定の高さに設置された流体供
給部5Aと、計測対象点P側に設置された流体圧力計測
部5Bと、両者を連通状態で接続する連通管5Cとから
構成されている。流体圧力計測部5Bにおいて計測され
る流体圧力は掘削機1の深さに応じて変化するので、流
体圧力を正確に計測することによって掘削機1の深さを
正確に随時把握することができるのである。
【0026】以上のようにして、傾斜計3からの計測デ
ータと、ジャイロ4からの計測データと、レベル計5か
らの計測データを、前記データ伝送装置2を介して地上
の計測装置6に伝送する。地上の計測装置6において
は、伝送されてきた計測データを分析処理装置6Aを用
いて分析・解析して、掘削機1の位置と掘削方向とを維
持把握する。分析処理装置6Aのデスプレイ画面6Bに
は、図9の(A)に示したように、計画掘削軸XYと、
図9の(B)における現時点での掘削機1’の掘削方向
(矢印)に対応した掘削軸に対応した掘削軸が、図9の
(A)の交差軸X’Y’として、グラフィック表示され
ている。また、ジャイロ4の位置も4Aのように模式的
に表示されるので、掘削機のローリング角度も視覚的に
認識することができる。6Bは掘削機1の制御装置であ
る。
【0027】以上の構成の掘削機の位置計測方法を用い
ることにより、図10に示したように、鉛直方向に掘り
下げるのではなく障害物等を避けながら掘り下げる場合
でも、地上の基準面から視準できない位置にある掘削機
1の現時点の位置と掘削方向とを随時把握して、適切な
制御を行うことが可能になったのである。
【0028】図8、9、10に例示した構成に限らず、
図1〜図7に図示して説明した何れの方法で計測しても
よい。
【0029】
【発明の効果】本発明の掘削機の位置計測方法によれ
ば、縦坑の底の掘削機を地表の基準点等から見通し不可
能な場合にも、掘削機の位置と掘削方向とを正確に、且
つ随時把握しながら掘削することができる。そして、掘
削機が作動中に計測した掘削機の位置と掘削方向を、掘
削機が一時停止してセグメント施工時にレーザー測距手
段を用いて計測したデータによって補正することによっ
て、常時正確な計測が可能となったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1にかかる掘削機の位置計測方
法を説明する説明図である。
【図2】本発明の請求項2にかかる掘削機の位置計測方
法を説明する説明図である。
【図3】本発明の請求項3にかかる掘削機の位置計測方
法を説明する説明図である。
【図4】本発明の請求項4にかかる掘削機の位置計測方
法を説明する説明図である。
【図5】本発明の請求項5にかかる掘削機の位置計測方
法を説明する説明図である。
【図6】本発明の請求項6にかかる掘削機の位置計測方
法を説明する説明図である。
【図7】本発明の請求項7にかかる掘削機の位置計測方
法を説明する説明図である。
【図8】本発明にかかる掘削機の位置計測方法の実施の
形態の説明図である。
【図9】前記掘削機の位置計測方法の説明図である。
【図10】前記掘削機の位置計測方法の説明図である。
【符号の説明】
1 掘削機、 2 データ伝送装置、 3 傾斜計、 4 ジャイロ、 5 レベル計

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ鉛直方向に掘り下げる掘削機の位置計
    測方法において、予め位置が特定されている計測規準面
    から掘削機に設定された計測対象面上の特定点までの深
    さを計測する手順と、前記計測対象面の傾斜角度を計測
    する手順と、前記二つの手順を繰り返しながら深さの増
    加分と傾斜角度の変化とを累積計算する手順と、前記特
    定点までの深さと前記計測対象面の傾斜角度に基づいて
    前記掘削機の位置と掘削方向を算出する手順とを含んで
    いることを特徴とする掘削機の位置計測方法。
  2. 【請求項2】ほぼ鉛直方向に掘り下げる掘削機の位置計
    測方法において、予め位置が特定されている少なくとも
    3つのミラーを下方に向けて配設し、掘削機に設定され
    た計測対象面上の特定点に設置したレーザー光式測距手
    段によって前記ミラーを視準して各ミラーまでの距離を
    計測する手順と、前記各ミラーの位置情報と前記各ミラ
    ーまでの距離情報とに基づいて前記掘削機の位置を計測
    する手順と、を含んでいることを特徴とする掘削機の位
    置計測方法。
  3. 【請求項3】計測対象面の傾斜角度を計測する手順と、
    各ミラーまでの距離と前記計測対象面の傾斜角度とに基
    づいて掘削機の位置と掘削方向とを計測する手順とを付
    加したことを特徴とする請求項2に記載の掘削機の位置
    計測方法。
  4. 【請求項4】予め位置が特定されている少なくとも3つ
    のミラーを下方に向けて配設し、掘削機に設定された計
    測対象面上の少なくとも3つの特定点にそれぞれ設置し
    たレーザー光式測距手段によって前記ミラーを視準し
    て、各特定点から各ミラーまでの距離を計測する手順
    と、前記各ミラーの位置情報と前記各特定点から各ミラ
    ーまでの距離情報とに基づいて前記掘削機の傾斜角度を
    計測する手順と、前記各特定点から各ミラーまでの距離
    と前記掘削機の傾斜角度に基づいて前記掘削機の位置と
    掘削方向を算出する手順とを含んでいることを特徴とす
    る掘削機の位置計測方法。
  5. 【請求項5】計測対象面上の特定点までの深さを計測す
    る手順は、予め位置が特定されている少なくとも3つの
    基準点から、掘削機の上端に設定された計測対象面上の
    少なくとも3つの特定点までそれぞれ配設された各連通
    管内の液体の圧力変化によって各基準点から各特定点ま
    での深さを計測する手順とし、計測対象面の傾斜角度を
    計測する手順は、各基準点から各特定点までの距離に基
    づいて計測対象面の傾斜角度を計測する手順としたこと
    を特徴とする請求項1に記載の掘削機の位置計測方法。
  6. 【請求項6】計測対象面上の特定点までの深さを計測す
    る手順は、予め位置が特定されている計測規準面から掘
    削機の上端に設定された計測対象面上の特定点まで配設
    された連通管内の液体の圧力変化によって計測する手順
    とし、計測対象面の傾斜角度を計測する手順は、前記計
    測対象面において異なる向きに配設された少なくとも2
    つの傾斜計によって計測対象面の傾斜角度を計測する計
    測手順としたことを特徴とする請求項1に記載の掘削機
    の位置計測方法。
  7. 【請求項7】ジャイロによって検出した傾斜計の回転角
    度に基づいて、請求項5、6に記載の方法で計測した計
    測対象面の傾斜角度を補正する手順を含んでいることを
    特徴とする請求項5または6に記載の掘削機の位置計測
    方法。
  8. 【請求項8】掘削の進行に応じて、請求項1、3、4、
    5、6、または7の何れか1項に記載の掘削機の位置計
    測方法によって計測する手順と、複数回計測した掘削機
    の位置と掘削方向とに基づいて掘削機の軌跡を求める手
    順とを含んでいることを特徴とする掘削機の位置計測方
    法。
  9. 【請求項9】掘削機によって掘削を進行させる稼働状態
    と、掘削機による掘削を一時的に停止させてセグメント
    施工等の作業を行う停止状態とを交互に繰り返すことに
    よって、ほぼ鉛直方向に掘り下げる掘削機の位置計測方
    法において、掘削機の稼働状態においては、請求項5、
    6、7、または8の何れか1項に記載の掘削機の位置計
    測方法によって計測した掘削機の位置と掘削方向とに基
    づいて掘削機の軌跡を求め、掘削機の停止状態において
    は、請求項1、3、または4の何れか1項に記載の掘削
    機の位置計測方法によって計測した掘削機の位置と掘削
    方向とに基づいて掘削機の軌跡を補正することを特徴と
    する掘削機の位置計測方法。
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