JP2003019425A - 濾過砂の凝着物除去装置 - Google Patents
濾過砂の凝着物除去装置Info
- Publication number
- JP2003019425A JP2003019425A JP2001207549A JP2001207549A JP2003019425A JP 2003019425 A JP2003019425 A JP 2003019425A JP 2001207549 A JP2001207549 A JP 2001207549A JP 2001207549 A JP2001207549 A JP 2001207549A JP 2003019425 A JP2003019425 A JP 2003019425A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 使用済の濾過砂の凝着物を確実に除去して、
濾過砂として再生させる。 【解決手段】 下部側に投入口4、上部側に回収口3を
それぞれ備えた、傾斜状の装置室2に、傾斜方向に沿わ
せて平行する少くも一対の回動軸5,5を装置し、該回
動軸5,5に前記投入口を通じて投入した濾過砂の撹拌
羽根6と移送羽根7を取付ける。
濾過砂として再生させる。 【解決手段】 下部側に投入口4、上部側に回収口3を
それぞれ備えた、傾斜状の装置室2に、傾斜方向に沿わ
せて平行する少くも一対の回動軸5,5を装置し、該回
動軸5,5に前記投入口を通じて投入した濾過砂の撹拌
羽根6と移送羽根7を取付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浄水場などで濾過材と
して用いている濾過砂に付着した凝着物を除去するため
に適用する除去装置に関するものである。
して用いている濾過砂に付着した凝着物を除去するため
に適用する除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マンガン、鉄、カルシウムなどの金属類
の微細粒子が濾過砂に付着したり凝着すると、該濾過砂
の濾過機能が低下することが知られているが、使用済の
濾過砂からマンガンで代表される前記の凝着物を除去す
るには水圧に(濾過砂に水をかけて)よるのが一般で、
水圧による場合は、有機物や金属製の一部などの付着物
は除去できても、凝着物の除去(分離)には必ずしも満
足のいくものではない。
の微細粒子が濾過砂に付着したり凝着すると、該濾過砂
の濾過機能が低下することが知られているが、使用済の
濾過砂からマンガンで代表される前記の凝着物を除去す
るには水圧に(濾過砂に水をかけて)よるのが一般で、
水圧による場合は、有機物や金属製の一部などの付着物
は除去できても、凝着物の除去(分離)には必ずしも満
足のいくものではない。
【0003】本発明は、原水の水質、使用年数により付
着物の量や凝着物の量或いは凝着強度に対応でき、凝着
物の除去を確実に行える装置を提供すべく創案したもの
である。
着物の量や凝着物の量或いは凝着強度に対応でき、凝着
物の除去を確実に行える装置を提供すべく創案したもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】下部側に投入口、上部側
に回収口をそれぞれ備えた、傾斜状の装置室に、傾斜方
向に沿わせて平行する少くも一対の回動軸を装置し、該
回動軸に前記投入口を通じて投入した濾過砂の撹拌羽根
と移送羽根を取付けたことを基本的手段とする。
に回収口をそれぞれ備えた、傾斜状の装置室に、傾斜方
向に沿わせて平行する少くも一対の回動軸を装置し、該
回動軸に前記投入口を通じて投入した濾過砂の撹拌羽根
と移送羽根を取付けたことを基本的手段とする。
【0005】
【実施例】図面は本発明に係る濾過砂の凝着物の除去装
置の一実施例を示し、図1は略示断面図、図2は図1の
断面図、図3は装置室と各羽根の関係を示す縦断面図、
図4は装置室と各羽根の関係を示す一部の横断面図であ
る。
置の一実施例を示し、図1は略示断面図、図2は図1の
断面図、図3は装置室と各羽根の関係を示す縦断面図、
図4は装置室と各羽根の関係を示す一部の横断面図であ
る。
【0006】図中、1は装置室2を構成する装置本体
で、本体1は長手方向の一端側方向に次第に高くなるよ
うに傾斜させて前記装置室2を傾斜状に配して角度を持
たせ、上部側の一端の底壁側に回収口3を、下部側の他
の一端の上壁側に投入口4を設け、これらを介して前記
装置室2を外部と連通させてある。
で、本体1は長手方向の一端側方向に次第に高くなるよ
うに傾斜させて前記装置室2を傾斜状に配して角度を持
たせ、上部側の一端の底壁側に回収口3を、下部側の他
の一端の上壁側に投入口4を設け、これらを介して前記
装置室2を外部と連通させてある。
【0007】前記装置室2の内壁2aは、該装置室2の
長手方向に沿って一対の円形を重ね合わせたような断面
形(後記する撹拌羽根6の回動路を取り囲む断面ほぼ8
の字輪郭形)を備え、該円形の中心点上に位置する一対
の回動軸5,5を前記長手方向に沿わせて互いに平行さ
せるようにして装置室2内に収設してある。
長手方向に沿って一対の円形を重ね合わせたような断面
形(後記する撹拌羽根6の回動路を取り囲む断面ほぼ8
の字輪郭形)を備え、該円形の中心点上に位置する一対
の回動軸5,5を前記長手方向に沿わせて互いに平行さ
せるようにして装置室2内に収設してある。
【0008】回動軸5はモータ8および伝達機構9によ
って互いに反対方向(一方が右廻りで、他方が左廻り)
に回動するようになっており、断面方形状の軸本体5A
の周側面に撹拌羽根6と移送羽根7を突設し、これら羽
根6,7は前記底壁2aの円弧形に沿い、かつ、該底壁
2aと僅かな間隙(25mm)aを存して装置室2内で
回動するようになっている。
って互いに反対方向(一方が右廻りで、他方が左廻り)
に回動するようになっており、断面方形状の軸本体5A
の周側面に撹拌羽根6と移送羽根7を突設し、これら羽
根6,7は前記底壁2aの円弧形に沿い、かつ、該底壁
2aと僅かな間隙(25mm)aを存して装置室2内で
回動するようになっている。
【0009】撹拌羽根6は、前記軸本体5Aの四側面5
a,5a,5a,5aに前記長手方向に沿って順次並べ
て取付けてあり、四側面5a,5a,5a,5aに取付
けた撹拌羽根6,…の間の適所に前記移送羽根7を介在
させて前記軸本体5Aに取付けてある。
a,5a,5a,5aに前記長手方向に沿って順次並べ
て取付けてあり、四側面5a,5a,5a,5aに取付
けた撹拌羽根6,…の間の適所に前記移送羽根7を介在
させて前記軸本体5Aに取付けてある。
【0010】また、撹拌羽根6は回動軸5の回動方向に
沿うように板面を向けてあり、回動軸5の軸線と平行さ
せて配し、また、移送羽根7は回動軸5の軸線と角度を
持たせて(通常45度の角度)それぞれ回動軸5に取付
け、互いにできるだけ近接して列設したものである。
沿うように板面を向けてあり、回動軸5の軸線と平行さ
せて配し、また、移送羽根7は回動軸5の軸線と角度を
持たせて(通常45度の角度)それぞれ回動軸5に取付
け、互いにできるだけ近接して列設したものである。
【0011】撹拌羽根6と移送羽根7の回動軸5に対す
る取付け角度は自由に調節できるようにしてあり、この
角度調節により移送速度や除去精度を変え、当該濾過砂
に適応した凝着物の除去操作が行われる。
る取付け角度は自由に調節できるようにしてあり、この
角度調節により移送速度や除去精度を変え、当該濾過砂
に適応した凝着物の除去操作が行われる。
【0012】なお、回動軸5の回動速度を変えることに
より移送速度を変えられ、この移送速度と凝着物の除去
精度は反比例する。
より移送速度を変えられ、この移送速度と凝着物の除去
精度は反比例する。
【0013】また、回動軸5の前記投入口4側には、ス
パイラル状の押送羽根7Aを設けてあり、投入口4より
投入された使用済濾過砂はこの押送羽根7Aのスパイラ
ル形により撹拌羽根6位置へと強制的に順次送られる。
パイラル状の押送羽根7Aを設けてあり、投入口4より
投入された使用済濾過砂はこの押送羽根7Aのスパイラ
ル形により撹拌羽根6位置へと強制的に順次送られる。
【0014】しかして、投入口4より使用済濾過砂(以
下、原砂と称する)を投入して回動軸5,5を回動させ
ると、原砂は撹拌羽根6により、かつ、互いに反対方向
に回動する回動軸5,5に取付けた撹拌羽根6,6によ
り互いにぶつかり合い、しかも内壁2aの円弧形によっ
て狭い空間粋で充満してもみ合い、互いに強く接触し合
い、そして、装置室2の傾斜によって自重が働いて降下
方向への力が加わり、原砂のもみ合いがさらに複雑とな
って原砂の付着物は勿論凝着物が除去される。
下、原砂と称する)を投入して回動軸5,5を回動させ
ると、原砂は撹拌羽根6により、かつ、互いに反対方向
に回動する回動軸5,5に取付けた撹拌羽根6,6によ
り互いにぶつかり合い、しかも内壁2aの円弧形によっ
て狭い空間粋で充満してもみ合い、互いに強く接触し合
い、そして、装置室2の傾斜によって自重が働いて降下
方向への力が加わり、原砂のもみ合いがさらに複雑とな
って原砂の付着物は勿論凝着物が除去される。
【0015】そして、このもみ合い(撹拌)操作と同時
に移送羽根7が投入口4側から排出口3側へと原砂を順
次送り出し(装置室2の傾斜により「せき」を必要とし
ないで順次送り出される)、排出口3より凝着物等を除
去した原砂が凝着物等と共に回収され、これらを洗浄、
分離することにより濾過砂として再生されるのである。
に移送羽根7が投入口4側から排出口3側へと原砂を順
次送り出し(装置室2の傾斜により「せき」を必要とし
ないで順次送り出される)、排出口3より凝着物等を除
去した原砂が凝着物等と共に回収され、これらを洗浄、
分離することにより濾過砂として再生されるのである。
【0016】なお、投入口4側の回動軸5部にはスパイ
ラル状の圧送羽根が取付けてあり、この圧送羽根により
原砂は撹拌および移送羽根部へと強制的に押送される。
ラル状の圧送羽根が取付けてあり、この圧送羽根により
原砂は撹拌および移送羽根部へと強制的に押送される。
【0017】
【発明の効果】本発明は前記の通りの構成であるから、
濾過砂に対して反対方向の旋回力と該砂自体の重量と、
また、移送羽根による押送力が働いて濾過砂が複雑にも
みあって凝着物を除去することができる。
濾過砂に対して反対方向の旋回力と該砂自体の重量と、
また、移送羽根による押送力が働いて濾過砂が複雑にも
みあって凝着物を除去することができる。
【図1】略示断面図。
【図2】図1の断面図。
【図3】装置室と各羽根の関係を示す縦断面図。
【図4】装置室と各羽根の関係を示す一部の横断面図。
2 装置室
3 回収口
4 投入口
5 回動軸
6 撹拌羽根
7 移送羽根
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 福島孝雄
富山県砺波市東石丸458番地 福島鉄工株
式会社内
Fターム(参考) 4G078 AA13 AB20 BA03 BA07 DA01
Claims (3)
- 【請求項1】 下部側に投入口、上部側に回収口をそれ
ぞれ備えた、傾斜状の装置室に、傾斜方向に沿わせて平
行する少くも一対の回動軸を装置し、該回動軸に前記投
入口を通じて投入した濾過砂の撹拌羽根と移送羽根を取
付けた、濾過砂の凝着物除去装置。 - 【請求項2】 装置室の内壁を撹拌羽根の回動路を取り
囲む断面ほぼ8の字輪郭形とした、請求項1記載の濾過
砂の凝着物除去装置。 - 【請求項3】 回動軸の軸線に対して撹拌羽根は平行さ
せ、移送羽根は交叉させてそれぞれ配した請求項1又は
2記載の濾過砂の凝着物除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001207549A JP2003019425A (ja) | 2001-07-09 | 2001-07-09 | 濾過砂の凝着物除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001207549A JP2003019425A (ja) | 2001-07-09 | 2001-07-09 | 濾過砂の凝着物除去装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003019425A true JP2003019425A (ja) | 2003-01-21 |
Family
ID=19043514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001207549A Pending JP2003019425A (ja) | 2001-07-09 | 2001-07-09 | 濾過砂の凝着物除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003019425A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007502207A (ja) * | 2003-05-13 | 2007-02-08 | ルルギー レンチェス アーゲー | 混合装置 |
NL1030488C2 (nl) * | 2005-11-22 | 2007-05-23 | Hofmeijer Mechanics B V | Zandwasinstallatie. |
JP2007330186A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Jiangsu Muyang Group Co Ltd | Tdc調整装置 |
WO2009044608A1 (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-09 | Shin Nichinan Co., Ltd | 混練装置 |
US20140269148A1 (en) * | 2007-10-02 | 2014-09-18 | Shin Nichinan Co., Ltd. | Kneading apparatus |
KR101969720B1 (ko) * | 2018-10-12 | 2019-08-13 | 박용탁 | 모래 세척 드럼 |
-
2001
- 2001-07-09 JP JP2001207549A patent/JP2003019425A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007502207A (ja) * | 2003-05-13 | 2007-02-08 | ルルギー レンチェス アーゲー | 混合装置 |
JP4708348B2 (ja) * | 2003-05-13 | 2011-06-22 | ルルギー レンチェス アーゲー | 混合装置 |
NL1030488C2 (nl) * | 2005-11-22 | 2007-05-23 | Hofmeijer Mechanics B V | Zandwasinstallatie. |
JP2007330186A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Jiangsu Muyang Group Co Ltd | Tdc調整装置 |
WO2009044608A1 (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-09 | Shin Nichinan Co., Ltd | 混練装置 |
US20100284237A1 (en) * | 2007-10-02 | 2010-11-11 | Yusuke Takemoto | Kneading apparatus |
JP4996692B2 (ja) * | 2007-10-02 | 2012-08-08 | 株式会社新日南 | 混練装置 |
JP2012148281A (ja) * | 2007-10-02 | 2012-08-09 | Shin Nichinan:Kk | 混練装置 |
US8770825B2 (en) * | 2007-10-02 | 2014-07-08 | Shin Nichinan Co., Ltd. | Kneading apparatus with rotary shafts having stirring members |
US20140269148A1 (en) * | 2007-10-02 | 2014-09-18 | Shin Nichinan Co., Ltd. | Kneading apparatus |
US9610552B2 (en) * | 2007-10-02 | 2017-04-04 | Shin Nichinan Co., Ltd. | Kneading apparatus with rotary shafts having stirring members and side blocking plates extending above shafts |
KR101969720B1 (ko) * | 2018-10-12 | 2019-08-13 | 박용탁 | 모래 세척 드럼 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050630 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051108 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060307 |