JP2003019214A - イオン導入機 - Google Patents

イオン導入機

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JP2003019214A
JP2003019214A JP2001206917A JP2001206917A JP2003019214A JP 2003019214 A JP2003019214 A JP 2003019214A JP 2001206917 A JP2001206917 A JP 2001206917A JP 2001206917 A JP2001206917 A JP 2001206917A JP 2003019214 A JP2003019214 A JP 2003019214A
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Japan
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electrode
electrode conductor
sandwiching
skin
rod
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JP2001206917A
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English (en)
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Mizue Watanabe
みづえ 渡辺
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SUNSORIT KK
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SUNSORIT KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電荷を印可する電極導子にプラス又はマイナ
ス電荷を印可することにより溶剤をイオン化し、該溶剤
を前記電極導子を接触させた肌に浸透させるイオン導入
機において、一方の手を空けることが出来、使い勝って
を向上することができると共に、患部への接触面積を増
大してイオン導入を効率的に行うことができるようにす
る。 【解決手段】挟持具8が、人手で把持する部分に人体を
介して電極導子9と導通する挟持電極部11とを設け、
前記挟持具の電極導子が,棒状且つ先端が折曲した形状
又は棒状且つ先端が折曲し且つ先端に患部に押しつけら
れる孔が開口されている形状の電極導子とを備えたもの
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラス又はマイナ
ス電荷を印可することにより溶剤を電極導子を接触させ
た肌に浸透させるイオン導入機に係り、特に個人で取扱
が容易な使い勝っての良いイオン導入機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にイオン導入機は、化粧液や治療
用の溶剤を人体の肌に浸透させるために使用され、その
原理は、化粧液等のイオン性化学物質を肌に塗布した状
態で該イオン性化学物質にプラス又はマイナス電荷を印
可させた電極導子を接触させることにより、前記イオン
性化学物質を駆動させる起電力を肌に与え、この起電力
により人体の皮膚り角質層(酸性)と内側の真層(アル
カリ性)間のバリアゾーンを通過させるものであり、こ
の原理は例えば特開昭63−35266号公報に記載さ
れている。
【0003】従来のイオン導入機は、病院等において、
被験者に棒状の電極の一端を握らせた状態で施者が化粧
液等のイオン性化学物質を肌に塗り、該イオン性化学物
質にプラス又はマイナス電荷を印可させた電極導子を接
触させることにより、電荷が被験者の人体を介して循環
し、これにより電荷を連続的にイオン性化学物質に印可
する様に構成されていた。この様に従来のイオン導入機
は、病院等において、被験者に棒状の電極の一端を握ら
せた状態で病職員等の施者が使用するのを前提としてい
た。尚、個人用のものとして人手に挟持可能な筐体中に
溶剤/電池/電気回路を内蔵し、挟持した状態でイオン
導入を行う技術が、例えば特開平8−266328号公
報に記載されているが、挟持可能なサイズの筐体に溶剤
/複数の機構/電源を含む電気回路を内蔵しているた
め、特に女性が片手に持って施術するには重すぎ、更に
電池駆動のために充分な電力が得られず、長期使用が困
難であると言う不具合があった。
【0004】また従来技術による電極導子は、肌の広い
範囲に化粧液を浸透させる場合はローラ状の導子が用い
られ、例えばニキビ等の局所的な治療のために溶剤を浸
透させる場合は、先端が二股に別れた棒状のものが使用
されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術による
イオン導入機は、家庭内で個人が使用する場合、片手に
前記棒状の電極を握り、空いている手に電極導子が付け
られた挟持具を握り、更に鏡を見ながら肌にローラ状の
電極導子を撫でるように接触させなければならず、両手
が塞がり、化粧液等の塗布及び施術が煩雑であると言う
不具合があった。
【0006】特にニキビ治療の場合は、先端が二股に別
れた棒状の電極導子を肌に対して略垂直に当てなければ
ならず、両手が塞がる事に加え、化粧液等の塗布及び施
術が煩雑であると言う不具合があった。
【0007】本発明の目的は、かかる従来の不具合を解
決することであり、個人が家庭内で自己で施術する場合
であっても取扱の容易な使い勝っての良いイオン導入機
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、電荷を印可する電極導子を先端に持つ挟持
具と、該挟持具の電極導子にプラス又はマイナス電荷を
印可することにより溶剤を前記電極導子を接触させた肌
に浸透させる導入機本体と、該本体と挟持具とを2芯線
ケーブルと備えるイオン導入機において、前記挟持具
が、人手で把持する部分に人体及び導入機本体を介して
前記電極導子と導通する挟持電極部とを設けたことを第
1の特徴とし、このイオン導入機において、前記挟持具
の電極導子が、棒状且つ先端が折曲した形状又は棒状且
つ先端が折曲し且つ先端に患部に押しつけられる孔が開
口されている形状であることを第2の特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるイオン導入機
を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明による
イオン導入機の一実施形態を示す図、図2は本イオン導
入機の使用例を説明するための図、図3はイオントフォ
レーゼの原理を説明するための図、図4は本発明の他の
実施形態による電極導子を説明するための図である。
【0010】本実施形態によるイオン導入機の全体構成
は、図1に示す如く、イオン導入機本体1と、該イオン
導入機本体1と電気的に接続され、その電極導子9にプ
ラス又はマイナス電荷を印可する挟持部8と、該挟持部
8と本体1とを電気的に接続する2芯線のケーブル7と
により構成され、前記本体1は、電源スイッチ2、電源
ランプ3、電極導子9に印可するプラス又はマイナス電
流を切り換える電極スイッチ5、その電流値又は電圧値
を調整するための出力ボリューム4、この電圧等を表示
するレベルメータ6、前記プラス又はマイナス電流値並
びにパルス波形を制御する電気回路(図示せず)とを備
え、前記挟持部8は、前記ケーブル7の一端が結合さ
れ、外部が絶縁されたコネクタ部12と、棒状且つ肌に
接触する先端が所定角度(例えば10度)だけ折曲され
た電極導子9と、該電極導子9を着脱自在に保持し且つ
外部が絶縁されたコネクタ部10と、前記コネクタ部1
2を介してケーブル7の一極と導通し、その表面が導通
材により構成される挟持電極部11とにより構成され
る。尚、前述の電極導子9の折曲角度は、5度〜45度
の範囲で、好ましくは10度〜20度程度が好ましい。
【0011】この前記挟持部8は、ケーブル7の一方の
芯線を挟持電極部11と電気的に接続し、他の芯線を電
極導子9と電気的に接続しているため、イオン導入機本
体1からケーブル7を介して接続された一極(例えばプ
ラス電極)を挟持電極部11に接続し、他極(例えばマ
イナス電極)を電極導子9に接続している。
【0012】この様に構成されたイオン導入機は、図3
に示す如く、使用者が、本体1の電極スイッチ5により
電極導子9の極性を設定し、電源スイッチ2をオンし、
更にボリューム4をレベルメータ6を見ながら設定した
状態で、前記挟持部8を片方の手に握り、電極導子9を
肌、例えば顔面の患部に接触することにより、ケーブル
7の芯線7aからの電荷が挟持部8内乃至電極導子9に
電気的に接続され、ケーブル7の芯線7bからの電荷が
挟持部8内から挟持電極部11に電気的に接続されてい
るため、人体を介して電気的閉回路を形成する。
【0013】これにより挟持部8の電極導子9に印可さ
れた電荷、例えばマイナス電流が肌20に印加され、イ
オントフォラーゼ(イオン導入)が開始されるものであ
るが、この動作を図2を参照して説明する。
【0014】まず、肌20の表皮にニキビの患部21が
あり、この患部21にマイナスイオン性の溶剤30が塗
布され、前記電流印加により挟持部8の電極導子9に印
可された電荷、例えばマイナス電流が肌20に印加され
た場合、肌20の表面の溶剤30と印加電荷が同一極性
のため、溶剤30が肌20内のバリアゾーン23を通解
して皮膚の深層部24に浸透する。
【0015】さて、本実施形態によるイオン導入機は、
前述の如く挟持部8に他方の電極である挟持電極部11
を設けたことにより、患者が他方の手に別設した電極を
握る必要が無く、空いた手によってボリューム4の調整
等ができる為に使い勝ってを向上することができる。
【0016】更に本実施形態によるイオン導入機は、電
極導子9の先端が折曲しているため、患者が挟持部8を
手に持って施術する際にも、挟持部8を顔面に対してや
や角度を持って挟持することにより使い勝手が良く、特
に患部等の局所的なイオン導入の際には従来の様に直線
的な電極導子に比べて電極導子の接触面積を増加させ、
イオン導入の効果を向上することができる。更に従来の
如く顔面に電極導子を略直角に当てることによる患部へ
の損傷を防止することもできる。更に本実施形態による
イオン導入機は、先端に電極導子9を配置し、周囲に挟
持電極部11を設けた棒形状の挟持部8と、電源や電気
回路を内蔵した導入機本体1とを別設したため、患者は
軽量な挟持部8のみを手に持って施術することかでき
る。
【0017】また本発明による挟持部8は、前記先端が
折曲した棒形状に限られるものではなく、例えば図4に
示す如く、折曲した先端に円筒状の接触部91を設けた
電極導子90を用いても良く、例えば四角形状の孔を開
けたものであっても良い。本実施形態による電極導子9
0は、患部91へ中空部を押圧する様に施術することに
よって患部21の周囲の溶剤(薬剤)を効率的にイオン
導入することができると共に、前記円筒部91の中空部
が患部の周囲を押さえつけ、結果的に患部21の膿等を
押し出す補助をすることもできる。特に本実施形態によ
る電極導子90は、患部の周囲からイオン導入を行うた
め、患部中心に向かって溶剤を浸透させることができ、
ニキビ等の治療に好適である。
【0018】
【発明の効果】以上示した如く本発明によるイオン導入
機は、前記挟持具が、人手で把持する部分に人体を介し
て前記電極導子と導通する挟持電極部とを設けたことに
より、従来のものに比べて一方の手を空けることがで
き、使い勝ってを向上することができると共に、前記挟
持具の電極導子が、棒状且つ先端が折曲した形状又は棒
状且つ先端が折曲し且つ先端に患部に押しつけられる孔
が開口されている形状にしたことにより、患部への接触
面積を増大してイオン導入を効率的に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるイオン導入機の一実施形態を示す
図。
【図2】本実施形態によるイオン導入機の使用例を説明
するための図。
【図3】本実施形態によるウオントフォレーゼの原理を
説明するための図。
【図4】本発明の他の実施形態による電極導子を説明す
るための図。
【符号の説明】
1:イオン導入機本体、2:電源スイッチ、3:電源ラ
ンプ、4:出力ボリューム、5:極性スイッチ、6:レ
ベルメータ、7:ケーブル、8:挟持具、9:電極導
子、10:絶縁部、11:挟持電極部、12:絶縁部、
20:皮膚、21:ニキビ、23:バリアゾーン、2
4:深層皮膚組織、90:電極導子、91:円筒接触
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 125 A61M 35/00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電荷を印可する電極導子を先端に持つ挟
    持具と、該挟持具の電極導子にプラス又はマイナス電荷
    を印可することにより溶剤を前記電極導子を接触させた
    肌に浸透させる導入機本体と、該本体と挟持具とを電気
    的に接続する2芯線ケーブルと備えるイオン導入機にお
    いて、 前記挟持具が、人手で把持する部分に人体及び導入機本
    体を介して前記電極導子と導通する挟持電極部を備える
    ことを特徴とするイオン導入機。
  2. 【請求項2】 前記挟持具の電極導子が、棒状且つ先端
    が折曲した形状又は棒状且つ先端に患部に押しつけられ
    る孔が開口されている開口部を持つことを特徴とする請
    求項1記載のイオン導入機。
JP2001206917A 2001-07-06 2001-07-06 イオン導入機 Pending JP2003019214A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008161243A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Jin-Shiung Tsai イオン美容機器
WO2013118877A1 (ja) * 2012-02-10 2013-08-15 株式会社ジャパニック 非ヒト幹細胞の培養上清を原材料とする化粧品又は皮膚再生促進剤、及びタンパク質のイオン導入方法

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