JP2003019170A - 松葉杖 - Google Patents

松葉杖

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JP2003019170A
JP2003019170A JP2001205823A JP2001205823A JP2003019170A JP 2003019170 A JP2003019170 A JP 2003019170A JP 2001205823 A JP2001205823 A JP 2001205823A JP 2001205823 A JP2001205823 A JP 2001205823A JP 2003019170 A JP2003019170 A JP 2003019170A
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crutch
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grip
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JP2001205823A
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Toru Sone
徹 曽根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用時に必然的に両手がふさがってしまう松葉
杖であっても、小物類等の手荷物を容易に携行できるよ
うにし、足の怪我や足腰の病気を患った人にとって福音
となり、リハビリ生活の不便さを著しく減少させる。 【解決手段】地面に接地する石突き部3と使用時に脇の
下4に挾み込むことで人体5を支える支持部6と手8で
把持するための握り部9とを備えた松葉杖において、小
物類13を携行可能にする収納具2を備えたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、松葉杖に係り、特
に手荷物や小物類等を収納具に収容し又はトレイに安定
的に載置することで、使用時に必然的に両手がふさがっ
てしまう松葉杖であっても、これらの手荷物等を容易に
携行できるようにし、足の怪我や足腰の病気を患った人
にとって福音となり、リハビリ生活の不便さを著しく減
少させることが可能な松葉杖に関する。
【0002】
【従来の技術】松葉杖は、足の怪我や足腰の病気を患っ
た人のための歩行補助用具であるが、従来の松葉杖は、
地面に接地する石突き部と使用時に脇の下に挾み込むこ
とで人体を支える支持部と手で把持するための握り部の
みを備えたものであり、両手に一本ずつ持つため、該握
り部を把持すると必然的に両手がふさがってしまうとい
う欠点があった。
【0003】このため財布、手帳、携帯電話機、ハンド
バッグ等の小物類を手に持った状態では、松葉杖を使用
することができず、また無理をして小物類を持ったまま
松葉杖を使用したとしても、該小物類を落としたりする
と、これを拾うために例えば片足でしゃがみ込む等、大
変な思いをすることになるため、小物類を携行するため
には、例えば背負い式のバッグに入れてこれを背負う等
の対策が必要であった。
【0004】この場合、バッグから小物類を取り出す場
合には、両手を自由にするためにどこかに腰掛けて松葉
杖から手を離し、背中からバッグを降ろして取り出すと
いった作業が必要となり、非常に不便であった。
【0005】これは、特に小物を入れるポケットのない
病院着しか身に着けていない入院中の患者が、例えばシ
ャワーを浴びに行ったり、電話を掛けに行ったりする場
合に必ず直面する切実な問題であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、地面に接地する石突き部と使用時
に脇の下に挾み込むことで人体を支える支持部と手で把
持するための握り部とを備えた松葉杖において、小物類
を携行可能にする収納具を備えることによって、使用時
に必然的に両手がふさがってしまう松葉杖であっても、
小物類や手荷物等を容易に携行できるようにすることで
あり、またこれによって松葉杖を必要とするリハビリ生
活の不便さを著しく減少させることである。
【0007】また他の目的は、上記構成において、小物
類を収納可能であると共に着脱可能に構成され小物類を
出し入れする際に開くことができ通常時は閉じておくこ
とが可能な開閉具を有する収納具を備えることによっ
て、松葉杖が横倒しになった場合でも、収納具に収納し
た小物類が飛び出さないようにすることであり、またこ
れによって小物類を携行していても安全に移動できるよ
うにすることである。
【0008】更に他の目的は、上記構成において、小物
類を収納可能に構成され握り部から垂下して取り付けら
れるようにする係止部材と厚さ方向に振れないようにす
る固定具とを取り付けて、収納具を着脱可能に構成する
ことによって、松葉杖に対する収納具の取付け及び取外
しを容易にすると共に、収納具が振れることによる松葉
杖の重心の変動及び患者の体への断続的な衝突から生ず
る不快感を防止し、快適に使用できるようにすることで
ある。
【0009】また他の目的は、小物類を収納可能に構成
され握り部から垂下して取り付けられるようにする係止
部材と松葉杖の厚さ方向に振れないようにする固定具と
が取り付けられて着脱可能に構成され上方が開放された
箱形の収納具を備えることによって、小物類の出し入れ
を容易にすると共に、書籍や書類等を折り曲げずに携行
できるようにすることである。
【0010】更に他の目的は、物品を載置可能に構成さ
れ着脱可能に取り付けられるトレイと、該トレイに載置
した物品に対する落下防止手段とを備えることによっ
て、例えばハンドバッグのように中に小物類を収納可能
な物品をそのままトレイに載置し、しかも該トレイから
落下しないようにして携行できるようにすることであ
り、またこれによってリハビリ中であっても好みのハン
ドバッグ等を自由に持ち歩くことを可能にして、リハビ
リ生活に潤いを与えることができるようにすることであ
る。
【0011】また他の目的は、小物類を収納可能に構成
し松葉杖の握り部から垂下して取り付けられるようにす
る係止部材と厚さ方向に振れないようにする固定具とを
取り付けて着脱可能に構成し、小物類を出し入れする際
に開くことができ通常時は閉じておくことが可能な開閉
具を備えることによって、松葉杖に取り付けることで小
物類の持ち運びを容易にする非常に便利な松葉杖用収納
具を提供することである。
【0012】更に他の目的は、小物類を収納可能に構成
し松葉杖の握り部から垂下して取り付けられるようにす
る係止部材と厚さ方向に振れないようにする固定具とを
取り付けて着脱可能に構成し、上方を開放した箱形に形
成することによって、小物類の出し入れが容易であり、
かつ書籍や書類等を折り曲げずに携行できるという便利
な松葉杖用収納具を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】要するに本発明松葉杖
(請求項1)は、地面に接地する石突き部と使用時に脇
の下に挾み込むことで人体を支える支持部と手で把持す
るための握り部とを備えた松葉杖において、小物類を携
行可能にする収納具を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0014】また本発明松葉杖(請求項2)は、地面に
接地する石突き部と使用時に脇の下に挾み込むことで人
体を支える支持部と手で把持するための握り部とを備え
た松葉杖において、小物類を収納可能であると共に着脱
可能に構成され前記小物類を出し入れする際に開くこと
ができ通常時は閉じておくことが可能な開閉具を有する
収納具を備えたことを特徴とするものである。
【0015】また本発明松葉杖(請求項3)は、地面に
接地する石突き部と使用時に脇の下に挾み込むことで人
体を支える支持部と手で把持するための握り部とを備え
た松葉杖において、小物類を収納可能に構成され前記握
り部から垂下して取り付けられるようにする係止部材と
厚さ方向に振れないようにする固定具とが取り付けられ
て着脱可能に構成され前記小物類を出し入れする際に開
くことができ通常時は閉じておくことが可能な開閉具を
有する収納具を備えたことを特徴とするものである。
【0016】また本発明松葉杖(請求項4)は、地面に
接地する石突き部と使用時に脇の下に挾み込むことで人
体を支える支持部と手で把持するための握り部とを備え
た松葉杖において、小物類を収納可能に構成され前記握
り部から垂下して取り付けられるようにする係止部材と
厚さ方向に振れないようにする固定具とが取り付けられ
て着脱可能に構成され上方が開放された箱形の収納具を
備えたことを特徴とするものである。
【0017】また本発明松葉杖(請求項5)は、地面に
接地する石突き部と使用時に脇の下に挾み込むことで人
体を支える支持部と手で把持するための握り部とを備え
た松葉杖において、物品を載置可能に構成され着脱可能
に取り付けられるトレイと、該トレイに載置した前記物
品に対する落下防止手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0018】また本発明松葉杖用収納具(請求項6)
は、小物類を収納可能に構成され松葉杖の握り部から垂
下して取り付けられるようにする係止部材と厚さ方向に
振れないようにする固定具とが取り付けられて前記松葉
杖に対して着脱可能に構成され、前記小物類を出し入れ
する際に開くことができ通常時は閉じておくことが可能
な開閉具を備えたことを特徴とするものである。
【0019】また本発明松葉杖用収納具(請求項7)
は、小物類を収納可能に構成され松葉杖の握り部から垂
下して取り付けられるようにする係止部材と前記松葉杖
の厚さ方向に振れないようにする固定具とが取り付けら
れて前記松葉杖に対して着脱可能に構成され、上方が開
放された箱形に形成したことを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施例に
基いて説明する。本発明の第1実施例に係る松葉杖1
は、図1から図4において、収納具2を備えている。
【0021】松葉杖1は、地面(図示せず)に接地する
石突き部3と使用時に脇の下4に挾み込むことで人体5
を支える支持部6と、手8で把持するための握り部9と
を備えた一般的な松葉杖である。
【0022】支持部6と握り部9は、例えば平行に形成
され、夫々の両端は、例えば互いに平行な一対の縦部材
10に接合されている。一対の縦部材10は、握り部9
の下方で1本に交わり、その下端に石突き部3が形成さ
れている。もちろん使用者11の体格に合わせて高さを
変えることができるように、高さ調節機構(図示せず)
を設けてもよい。なお、支持部6には、例えばクッショ
ン材12が取り付けられている。
【0023】収納具2は、図1及び図2に示すように、
小物類13を収納可能に構成され、握り部9から垂下し
て取り付けられるようにする係止部材14と縦部材10
の厚さ方向に振れないようにする固定具15とが取り付
けられて縦部材10に対して着脱可能に構成され、小物
類13を出し入れする際に開くことができ、通常時は閉
じておくことが可能な開閉具の一例たるファスナ16を
有するものであって、幅及び高さは、縦部材10の内側
かつ握り部9の下方に収まり、厚さは縦部材10の厚さ
からあまり大きく突出しない程度に形成されている。
【0024】小物類13としては、例えば携帯電話機や
財布、印鑑、ハンカチーフ等が収納可能であり、ファス
ナ16の開け閉めにより容易に収納具2から出し入れす
ることができるようになっている。なお、開閉具の一例
としてファスナ16を挙げたが、これに限るものではな
く、図示は省略するが、例えば磁石留めにしてもよい
し、ボタン留めや面ファスナ留め等にしてもよい。
【0025】係止部材14は、例えば収納具2の幅方向
の両側に夫々取り付けられる、例えば鈎状のものであ
り、握り部9に掛けることにより該握り部9に収納部2
を垂下させることができるようになっている。
【0026】固定具15は、例えば収納具2の幅方向の
両側に夫々取り付けられる、例えば面ファスナ18が取
り付けられたベルト状のものであり、縦部材10に巻き
付けて面ファスナ18で留めることにより、縦部材10
の厚さ方向に振れないように収納具2を取付けできるよ
うになっている。
【0027】次に本発明の第2実施例に係る松葉杖21
は、図5において、収納具22を備えている。
【0028】収納部22は、小物類23を収納可能に構
成され、握り部9から垂下して取り付けられるようにす
る係止部材24と縦部材10の厚さ方向に振れないよう
にする固定具25とが取り付けられて縦部材10に対し
て着脱可能に構成され、上方が開放された箱形に形成さ
れたものであって、幅及び高さは、縦部材10の内側か
つ握り部9の下方に収まり、厚さは縦部材10の厚さか
らあまり大きく突出しない程度に形成されている。
【0029】小物類23としては、図5に示すような、
例えば小さなハンドバッグや、書籍及び書類等が収納可
能であり、上方が開放されているので容易に収納具2に
出し入れすることができるようになっている。
【0030】係止部材24は、例えば収納具22の幅方
向の両側に夫々取り付けられる、例えば鈎状のものであ
り、握り部9に掛けることにより該握り部9に収納部2
2を垂下させることができるようになっている。
【0031】固定具25は、例えば収納具22の幅方向
の両側に夫々取り付けられる、例えば面ファスナ(図示
せず)が取り付けられたベルト状のものであり、縦部材
10に巻き付けて面ファスナで留めることにより、縦部
材10の厚さ方向に振れないように収納具22を取付け
できるようになっている。
【0032】収納具22を除く松葉杖21自体は、第1
実施例と同様であるので、同一の部分には図面に同一の
符号を付し、説明を省略する。
【0033】次に本発明の第3実施例に係る松葉杖31
は、図6及び図7に示すように、トレイ32と、落下防
止手段33とを備えている。
【0034】トレイ32は、物品34を載置可能に構成
され、着脱可能に取り付けられるものであって、幅方向
の両側に配設された留め具35によって握り部9の下方
の縦部材10に取り付けられるようになっており、幅は
松葉杖31の縦部材10の内側に収まり、厚さは縦部材
10の厚さからあまり大きく突出しない程度に形成され
ている。
【0035】物品34としては、図6に示すような、例
えばハンドバッグが載置可能であり、皿状に形成されて
いるので、容易にトレイ32に載置し又は取り出すこと
ができるようになっている。
【0036】落下防止手段33は、図6及び図7に示す
ように、トレイ32に載置した物品34に対するもので
あって、例えば下端に面ファスナ38が取り付けられた
第1のベルト41を握り部9の長手方向の一端に取り付
け、該握り部9の他端に第2のベルト42を取り付け、
該第2のベルト42の下端に、末端に面ファスナ40が
取り付けられたロープ39を取り付けてなるものであ
る。
【0037】そしてロープ39を物品34の把手34a
に通してから、該ロープ39末端の面ファスナ40を第
1のベルト41の面ファスナ38に留めることで、トレ
イ32に載置された物品34の落下を防止するようにな
っている。
【0038】トレイ32及び落下防止手段33を除く松
葉杖31自体は、第1実施例と同様であるので、同一の
部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
【0039】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。まず本発明の第1実施
例に係る松葉杖1の作用について説明すると、図1及び
図3に示すように、収納具2には、ファスナ16を開け
ることで、小さなハンドバッグのようなものも含め、様
々な小物類13を収納することができ、ファスナ16を
閉めることで松葉杖1を横倒しにしたとしても、収納し
た小物類13が飛び出さないようにすることができる。
【0040】収納具2は、図2に示すように、係止部材
14を握り部9に掛け、固定具15を縦部材10に巻き
付け、面ファスナ18で留めることにより、容易に取り
付けることができ、また面ファスナ18を外して、係止
部材14を握り部9から外せば、容易に取り外すことも
可能である。
【0041】そして使用者11は、図3に示すように、
支持部6を脇の下4に挟み込むようにすると共に、手8
で握り部9を把持することにより、例えば怪我をしてい
る足19をかばいながら、しかも小物類13を携行しな
がら松葉杖1を用いて歩行することできる。
【0042】収納具2は、固定具15により、縦部材1
0に固定されているので、歩行時に振れて使用者11に
断続的に衝突するようなことはなく、違和感や異物感を
感じることがないので快適である。
【0043】松葉杖1を使用することにより、例えば入
院中の利用者11が病院内で一人で電話を掛けに行くよ
うな場合に、小物類13の携行に苦労することがなく、
快適に移動することが可能である。シャワーを浴びに行
くような場合には、下着類等の小物類13を収納具2に
入れることにより、他人に見られることなく携行するこ
とが可能である。
【0044】次に本発明の第2実施例に係る松葉杖21
の作用について説明すると、図5に示すように、収納具
22は上方が開放されているので、ハンドバッグや書
籍、書類等の小物類23をそのままかつ迅速に出し入れ
することができ、松葉杖21を用いて歩行するときにこ
れらの小物類23を容易に携行することができる。また
収納具22は、箱形に形成されているので、書籍や書類
等の小物類23を折り曲げずに携行することができる。
【0045】そして本発明の第3実施例に係る松葉杖3
1の作用について説明すると、図6及び図7に示すよう
に、物品34をトレイ32に載せ、ロープ39を物品3
4の把手34aに通して、該ロープ39の面ファスナ4
0を第1のベルト41の面ファスナ38に留めると、物
品34を携行しながら歩行することができる状態とな
る。松葉杖31が大きく傾いた場合でも、物品34はロ
ープ39により吊られているので、地面に落下すること
はない。
【0046】本実施例の場合には、物品34が丸見えに
なるため、有名ブランド製ハンドバック等の物品34を
携行したい人に好適であり、松葉杖31を使用して歩行
することにも喜びを感じさせることができる。
【0047】なお、図7に示すように、面ファスナ3
8,40を外し、ロープ39を把手34aから外すため
に矢印A方向に引き抜くと、物品34はトレイ32から
取り出すことができる状態となる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、上記のように地面に接地する
石突き部と使用時に脇の下に挾み込むことで人体を支え
る支持部と手で把持するための握り部とを備えた松葉杖
において、小物類を携行可能にする収納具を備えたの
で、使用時に必然的に両手がふさがってしまう松葉杖で
あっても、小物類や手荷物等を容易に携行できるという
効果があり、またこの結果松葉杖を必要とするリハビリ
生活の不便さを著しく減少させることができる効果が得
られる。
【0049】また上記構成において、小物類を収納可能
であると共に着脱可能に構成され小物類を出し入れする
際に開くことができ通常時は閉じておくことが可能な開
閉具を有する収納具を備えたので、松葉杖が横倒しにな
った場合でも、収納具に収納した小物類が飛び出さない
ようにすることができ、またこの結果小物類を携行して
いても安全に移動できるという効果がある。
【0050】更には、上記構成において、小物類を収納
可能に構成され握り部から垂下して取り付けられるよう
にする係止部材と厚さ方向に振れないようにする固定具
とを取り付けて、収納具を着脱可能に構成したので、松
葉杖に対する収納具の取付け及び取外しを容易にするこ
とができ、収納具が振れることによる松葉杖の重心の変
動及び患者の体への断続的な衝突から生ずる不快感を防
止し得、快適に使用できるという効果がある。
【0051】また小物類を収納可能に構成され握り部か
ら垂下して取り付けられるようにする係止部材と松葉杖
の厚さ方向に振れないようにする固定具とが取り付けら
れて着脱可能に構成され上方が開放された箱形の収納具
を備えたので、小物類の出し入れを容易にすることがで
き、書籍や書類等を折り曲げずに携行できるという効果
がある。
【0052】更には、物品を載置可能に構成され着脱可
能に取り付けられるトレイと、該トレイに載置した物品
に対する落下防止手段とを備えたので、例えばハンドバ
ッグのように中に小物類を収納可能な物品をそのままト
レイに載置し、しかも該トレイから落下しないようにし
て携行できる効果があり、またこの結果リハビリ中であ
っても好みのハンドバッグ等を自由に持ち歩くことが可
能になり、リハビリ生活に潤いを与えることができると
いう効果が得られる。
【0053】また小物類を収納可能に構成し松葉杖の握
り部から垂下して取り付けられるようにする係止部材と
厚さ方向に振れないようにする固定具とを取り付けて着
脱可能に構成し、小物類を出し入れする際に開くことが
でき通常時は閉じておくことが可能な開閉具を備えたの
で、松葉杖に取り付けることで小物類の持ち運びを容易
にする非常に便利な松葉杖用収納具を提供し得る効果が
ある。
【0054】更には、小物類を収納可能に構成し松葉杖
の握り部から垂下して取り付けられるようにする係止部
材と厚さ方向に振れないようにする固定具とを取り付け
て着脱可能に構成し、上方を開放した箱形に形成したの
で、小物類の出し入れが容易であり、かつ書籍や書類等
を折り曲げずに携行できるという便利な松葉杖用収納具
を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1から図4は、本発明の第1実施例に係り、
図1は収納具に小物類を収納した状態を示す松葉杖の斜
視図である。
【図2】収納具に小物類を収納した状態を示す松葉杖の
分解斜視図である。
【図3】使用者が松葉杖を用いて、小物類を携行しなが
ら歩行している状態を示す斜視図である。
【図4】収納具に小物類としてハンドバックを収納した
状態を示す松葉杖の斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例に係り、収納具に小物類と
してハンドバッグを収納した状態を示す松葉杖の斜視図
である。
【図6】本発明の第3実施例に係り、トレイに物品とし
てハンドバッグを載置し、落下防止手段のロープを把手
に通した状態を示す松葉杖の斜視図である。
【図7】落下防止手段のロープを外し、ハンドバッグを
取出し可能にした状態を示す、図6と同様の松葉杖の斜
視図である。
【符号の説明】
1 松葉杖 2 収納具 3 石突き部 5 人体 6 支持部 8 手 9 握り部 13 小物類 14 係止部材 15 固定具 16 開閉具の一例たるファスナ 21 松葉杖 22 収納具 23 小物類 24 係止部材 25 固定具 31 松葉杖 32 トレイ 33 落下防止手段 34 物品

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面に接地する石突き部と使用時に脇の
    下に挾み込むことで人体を支える支持部と手で把持する
    ための握り部とを備えた松葉杖において、小物類を携行
    可能にする収納具を備えたことを特徴とする松葉杖。
  2. 【請求項2】 地面に接地する石突き部と使用時に脇の
    下に挾み込むことで人体を支える支持部と手で把持する
    ための握り部とを備えた松葉杖において、小物類を収納
    可能であると共に着脱可能に構成され前記小物類を出し
    入れする際に開くことができ通常時は閉じておくことが
    可能な開閉具を有する収納具を備えたことを特徴とする
    松葉杖。
  3. 【請求項3】 地面に接地する石突き部と使用時に脇の
    下に挾み込むことで人体を支える支持部と手で把持する
    ための握り部とを備えた松葉杖において、小物類を収納
    可能に構成され前記握り部から垂下して取り付けられる
    ようにする係止部材と厚さ方向に振れないようにする固
    定具とが取り付けられて着脱可能に構成され前記小物類
    を出し入れする際に開くことができ通常時は閉じておく
    ことが可能な開閉具を有する収納具を備えたことを特徴
    とする松葉杖。
  4. 【請求項4】 地面に接地する石突き部と使用時に脇の
    下に挾み込むことで人体を支える支持部と手で把持する
    ための握り部とを備えた松葉杖において、小物類を収納
    可能に構成され前記握り部から垂下して取り付けられる
    ようにする係止部材と厚さ方向に振れないようにする固
    定具とが取り付けられて着脱可能に構成され上方が開放
    された箱形の収納具を備えたことを特徴とする松葉杖。
  5. 【請求項5】 地面に接地する石突き部と使用時に脇の
    下に挾み込むことで人体を支える支持部と手で把持する
    ための握り部とを備えた松葉杖において、物品を載置可
    能に構成され着脱可能に取り付けられるトレイと、該ト
    レイに載置した前記物品に対する落下防止手段とを備え
    たことを特徴とする松葉杖。
  6. 【請求項6】 小物類を収納可能に構成され松葉杖の握
    り部から垂下して取り付けられるようにする係止部材と
    前記松葉杖の厚さ方向に振れないようにする固定具とが
    取り付けられて前記松葉杖に対して着脱可能に構成さ
    れ、前記小物類を出し入れする際に開くことができ通常
    時は閉じておくことが可能な開閉具を備えたことを特徴
    とする松葉杖用収納具。
  7. 【請求項7】 小物類を収納可能に構成され松葉杖の握
    り部から垂下して取り付けられるようにする係止部材と
    前記松葉杖の厚さ方向に振れないようにする固定具とが
    取り付けられて前記松葉杖に対して着脱可能に構成さ
    れ、上方が開放された箱形に形成したことを特徴とする
    松葉杖用収納具。
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