JP2003019129A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JP2003019129A
JP2003019129A JP2001206163A JP2001206163A JP2003019129A JP 2003019129 A JP2003019129 A JP 2003019129A JP 2001206163 A JP2001206163 A JP 2001206163A JP 2001206163 A JP2001206163 A JP 2001206163A JP 2003019129 A JP2003019129 A JP 2003019129A
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健次 丸山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光モジュールユニットのメンテナンスを行な
う場合に作業者がレーザ被爆することのないように電源
を確実に遮断し、安全性を高める。 【解決手段】 回転盤10側、または静止部40側双方
の光変換回路14などレーザ出力が高い部分にプロテク
トカバー14Aを設け、メンテナンス時にキースイッチ
132にて電源431を遮断し、且つ、カバー14Aを
外す場合にはキースイッチ132のキー132Bを抜か
ないとカバー内部の光変換回路14にアクセスできない
ような構造とする。これにより、メンテナンス時には、
確実に電源が遮断された状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転盤部と静止部
との間の信号伝送部に光学的手段を用いたX線CT装置
に係り、特に信号伝送部の組立・保守作業時における光
出力(主にレーザ光)の遮断機能の安全性を高めたX線C
T装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のX線CT装置は、回転盤部と静止
部間の信号伝送部に、リングとブラシとを物理的に接触
させて信号を伝送するスリップリング方式が採用されて
いる。このスリップリング方式では、リングとブラシが
機械的に常時接触しているので、それによって粉塵や磨
耗などが発生し、その影響で伝送されるデータに異常が
発生し、伝送時にエラーが発生していた。従って、この
ようなデータの送信エラーの回数をカウントし、それが
所定値よりも増加したらスリップリング部をメンテナン
スしたり、これとは別に定期的にメンテナンスしたりし
て、致命的なデータエラーが発生するのを事前に防止し
ていた。
【0003】しかし、X線CT装置の走査(回転)速度
の上昇、伝送データ量の増加に伴い、信号伝送部はスリ
ップリング方式に代わり、レーザ光を用いた非接触伝送
方式が主流となっている。この非接触伝送方式には、光
出力の大きなレーザ光が使用されているので、十分に安
全性を確保するためにこの光伝送路にはさまざまな規格
の安全対策が施されている。例えば、光出力部や伝送経
路を構造的に密閉し、容易に開閉できないような構造に
してある。また、主電源若しくはレーザ光を発生させて
いる光モジュールユニット用の電源をそれぞれ独立に遮
断できるようなキースイッチが設けてあり、電源を切ら
なければメンテナンスができないような構造となってい
る。さらに、光モジュールユニット用のカバーの取り外
し状態にに連動するマイクロスイッチが設けてあり、カ
バーが外されるとマイクロスイッチの接点が切れて、強
制的に電源が遮断されるようになっている。すなわち、
非接触伝送方式は、レーザ光による被爆を避けるため
に、レーザ光源、光導波路を完全に密閉してあり、光導
波路やレーザ光源のメンテナンスを行うときは、装置全
体の主電源を切り、特殊工具を用いなければ光導波路や
レーザ光源に対して直接アクセスすることのできない構
造になっている。光導波路のメンテナンスを行うときに
は、このような安全対策を講じて、電源の切り忘れによ
って、作業者がレーザ被爆を受けないように配慮してあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】非接触伝送方式は、異
常発生時や定期的にメンテナンスを行なわなければなら
ないスリップリング方式に比べて、異常の発生する頻度
も少なく、定期的にメンテナンスを行なう必要もなく、
比較的メンテナンスフリーであるといえる。しかしなが
ら、どんなに密閉してあっても粉塵の進入などによる受
光量の減少や、受光素子、レーザ発光素子の劣化は免れ
ず、素子交換、清掃などのメンテナンスを行わなければ
ならない場合がある。メンテナンス作業時にレーザ光が
放出した状態だとサービス員が失明やレーザ光を被爆し
てしまう可能性がある。従って、メンテナンス作業時に
は、その安全性を確保するため、光モジュールユニット
内のレーザ出力を確実に遮断する必要がある。特に、光
モジュールユニットのレーザ光源と光導波路との間は、
光ファイバコネクタで接続されており、この部分のレー
ザ光が一番出力が高いので、メンテナンス時には、電源
遮断が確実に行われている必要がある。従来は、電源遮
断をキースイッチで行い、また光モジュールユニット部
を覆っているカバーを取り外すと、それに連動してマイ
クロスイッチの接点が切れて、電源が遮断できるような
構造となっている。また、レーザ用の電源は、専用に設
けられ表示器に常に「ON」又は「OFF」の文字が表
示されており、電源が遮断されているか否かを目視で容
易に確認できるようになっている。
【0005】しかしながら、確認作業のためなどにマイ
クロスイッチの接点を意図的に固定したり、またはマイ
クロスイッチの接点が偶発的に固定された場合や、キー
スイッチのキーを抜かずに作業を行なっており、何らか
の動作や作業によって誤ってキーがON側に入ってしま
い、光モジュールユニットの電源が投入されてしまう可
能性があり、必ずしも安全ではない場合があった。ま
た、受信側でメンテナンスを行う場合に、送信側の電源
を切り忘れると、それによって受信側で作業者がレーザ
被爆を受けるおそれもあり、必ずしも安全ではない場合
があった。
【0006】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、光モジュールユニットのメンテナンスを行なう
場合に作業者がレーザ被爆することのないように電源を
確実に遮断し、安全性を高めることのできるX線CT装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るX線CT
装置は、検出機器を回転させて被検体の生体情報を取得
する回転盤手段と、前記回転盤手段を支持する静止部手
段と、前記回転盤手段と前記静止部手段との間のデータ
の送受信を光学的手段を用いて行なう光学伝送手段を備
えたX線CT装置において、前記光学的手段に対する電
力の供給を停止するためのキーが着脱された場合に限
り、前記光学的手段に作業者が直接アクセスすることが
できるように構成したものである。高い光出力を放出す
る光源や導波路などの光学的手段をカバーで覆い、カバ
ーを開ける際に、光学的手段に電力を供給する電源のオ
ン・オフを制御するキースイッチをオフにして、かつ、
そのキーをキースイッチの挿入口から着脱しないとカバ
ーを外すことができないような構造にする。すなわち、
キースイッチは光学的手段のレーザ光源をオン/オフさ
せるためのスイッチである。また、レーザ光源がカバー
で覆われている場合には、作業者は光コネクタにアクセ
スすること(光コネクタの着脱を行なうこと)ができな
いようにしてある。従って、光コネクタにアクセスする
には、キースイッチをオフにするだけではなく、キーを
キースイッチから着脱しないとカバーを外すことができ
ないようになっている。従って、カバーが外された状態
では、必ずレーザ光源がオフ状態となっている。なお、
このキースイッチの近傍に、レーザ光源のオン状態を表
示する表示器を設けてもよい。この表示器によりレーザ
光源のオン/オフの状態を容易に確認することができ
る。
【0008】請求項2に係るX線CT装置は、検出機器
を回転させて被検体の生体情報を取得する回転盤手段
と、前記回転盤手段を支持する静止部手段と、前記回転
盤手段と前記静止部手段との間のデータの送受信を光学
的手段を用いて行なう光学伝送手段を備えたX線CT装
置において、前記光学的手段に対する電力の供給が停止
され、誤動作によって前記電力の供給が起こることのな
いような状態になった場合に限り、前記光学的手段に作
業者が直接アクセスすることができるように構成したも
のである。これは、光学的手段に電力を供給する電源の
オン・オフを制御するキースイッチをオフにして、電力
の供給を停止したとしても、キースイッチが誤ってオン
になる場合もあり得る。そこで、キースイッチが誤動作
によってオン状態にならないように、キーをキースイッ
チの挿入口から着脱した場合には、誤動作によって電力
の供給が起こることのない状態であると言えるので、こ
のような場合に限り、作業者は光コネクタにアクセスす
ることができるようになる。
【0009】請求項3に係るX線CT装置は、検出機器
を回転させて被検体の生体情報を取得する回転盤手段
と、前記回転盤手段を支持する静止部手段と、前記回転
盤手段と前記静止部手段との間のデータの送受信を光学
的手段を用いて行なう光学伝送手段を備えたX線CT装
置において、前記回転盤手段又は前記静止部手段の前記
光学的手段に作業者がアクセスしようとした場合に、両
方の前記光学的手段に対する電力の供給を停止する手段
を設けたものである。高い光出力を放出する光源や導波
路などの光学的手段は、回転盤手段及び静止部手段の双
方に設けられている。この光学的手段に作業者がアクセ
スしようとした場合、カバーを外さなければならない。
このカバーには、カバーの取り外しに連動するマイクロ
スイッチなどが設置されているので、カバーが外された
場合、マイクロスイッチが作動する。このマイクロスイ
ッチの作動信号が発生した場合、それに同期して回転盤
手段及び静止部手段双方で光学的手段の光源に対する電
力の供給が停止され、レーザ光の出力が遮断される。こ
れによってメンテナンス時に回転盤側及び静止部側のい
ずれか一方のカバーが外された場合、回転盤側及び静止
部側双方のレーザ光の放出が遮断されるので、作業者は
安全に作業することができるようになる。
【0010】請求項3に係るX線CT装置は、請求項1
又は2において、前記回転盤手段又は前記静止部手段の
前記光学的手段に作業者がアクセスしようとした場合
に、両方の前記光学的手段に対する電力の供給を停止す
る手段を設けたものである。これは、請求項1又は2に
記載されたX線CT装置に対して、請求項3の要件を付
加したものであり、メンテナンス時における安全性をよ
り高めたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るX線CT装置の好ましい実施の形態について説明す
る。図1は、本発明の一実施の形態に係るX線CT装置
の概略構成を模式的に示す図である。
【0012】回転盤10は、寝台61の寝台水平可動部
62上の被検者(図示せず)の周りを回転盤駆動用モー
タ44からの駆動力によって回転制御されるような構成
になっている。回転盤制御CPU11、光用電源12、
遮断回路13、光変換回路14、X線発生装置15、X
線管16、X線検出器17、データ収集部18及び送受
回路19などは、寝台水平可動部62及び被検者を取り
込み可能な空間を形成できるように回転盤10に搭載さ
れている。X線管16とX線検出器17は、回転盤10
上であってそれぞれ対向する位置に設けられている。な
お、図1は模式的に示してあるので、これらの位置関係
は必ずしも正確ではない。X線管16はX線発生装置1
5に接続されている。X線発生装置15は回転盤制御C
PU11に接続されている。従って、X線管16の制御
は、X線発生装置15を介して回転盤制御CPU16に
よって行われる。一方、回転盤10の回転制御は、静止
部(スキャナガントリユニット)40側に設けられたス
キャナ制御CPU42によって行なわれる。スキャナ制
御CPU42は、スキャナ制御部43を介して、回転盤
駆動用モータ44を制御し、回転盤10の回転を制御す
る。
【0013】X線検出器17は、X線管16から放出さ
れたX線を検出し、それに対応した計測データをデータ
収集部18に出力する。データ収集部18は、X線検出
器17から出力される計測データを送受回路19に出力
する。送受回路19は、その計測データをスリップリン
グ20を介して入力されるトリガ信号に応じて光変換回
路14に出力する。光変換回路14は、計測データをレ
ーザ光に変換し、そのレーザ光を点線矢印4Aのように
光伝送路30に照射する。光伝送路30に照射されたレ
ーザ光は、光伝送路30を伝搬して点線矢印4Bのよう
に静止部40側の光変換回路48Aに取り込まれるよう
な構成になっている。光伝送路30、光変換回路14及
び光変換回路48を用いて、回転盤10と静止部40と
の間で光を伝送する方式については公知なのでここでは
その説明は省略する。
【0014】光用電源12は、スリップリング20を介
して、外部電源70から電力の供給を受け、それを遮断
回路13を介して光変換回路14などに供給している。
X線発生装置15も外部電源70から電力の供給を受け
ている。回転盤制御CPU11は遮断回路13の状態を
監視し、それをスリップリング20を介して主制御CP
U41に送信する。光変換回路14には、光モジュール
ユニット用のカバー14Aが設けられている。光変換回
路14の周囲にはこのカバー14Aに連動して動作する
マイクロスイッチ(図1では図示していない)が設けて
あり、カバー14Aが外されるとマイクロスイッチの接
点が切れて、強制的に光用電源12から光変換回路14
への電力供給が遮断されるようになっている。光変換回
路14とカバー14Aとの詳細な関係については後述す
る。
【0015】光変換回路48は、光伝送路30を伝搬し
て来た点線矢印4Bのようなレーザ光を受光し、それを
電気信号に変換し、送受回路49に出力する。なお、光
変換回路48がレーザ光を点線矢印4Bのように光伝送
路30に照射し、そのレーザ光を光変換回路14が受光
する場合もある。すなわち、光変換回路14と光変換回
路48とは、光伝送路30を介して光学的に双方向結合
されている。送受回路49は、光変換回路48から出力
される電気信号を入力し、所定のデータに変換して操作
卓50上のCPUからなる画像処理部51に出力する。
画像処理部51は、入力したデータに基づいたCT画像
を再構成して、操作部53の操作状態に応じたCT画像
を表示部52の画面上に表示する。
【0016】主制御CPU41は、スキャナ制御CPU
42、寝台制御CPU45及び光変換回路48をそれぞ
れ制御する。また、主制御部CPU41は、操作卓50
の操作部53に接続され、両者の間で情報通信を行なう
ようになっている。この情報としては、例えば、回転盤
10の回転制御情報、X線放射制御情報、寝台制御情報
等がある。主制御CPU41は遮断回路47の状態を監
視し、それをスリップリング20を介して回転盤制御C
PU11に送信すると共に計測データの送信開始信号
(トリガ信号)をスリップリング20を介して送受回路
19に出力する。寝台制御CPU45は、寝台61の寝
台内制御装置(CPU)63を介して寝台制御部64を
制御する。操作卓50、寝台61及び光用電源46には
電源70から電力がそれぞれ供給されている。光用電源
46は遮断回路47を介して光変換回路48に電力を供
給するようになっている。光変換回路48にも、光変換
回路14と同様に、光モジュールユニット用のカバー4
8Aやマイクロスイッチなどが設けられ、カバー48A
が外されるとマイクロスイッチの接点が切れて、強制的
に光用電源46から光変換回路48への電力供給が遮断
されるようになっている。光変換回路14,48とカバ
ー14A,48Aとの詳細構成については後述する。
【0017】図2は、図1のX線CT装置における計測
データの流れを示すブロック図である。データ収集部1
8は、主制御CPU41から出力されたトリガ信号に同
期して回転盤10内のX線検出器17で検出された計測
データを送受回路19を介して光伝送モジュール(光変
換回路)14に出力する。このトリガ信号は、主制御C
PU41から出力され、送受回路49、スリップリング
20及び送受回路19を介して回転盤制御CPU11に
読み取られる。回転盤制御CPU11で読み取られたト
リガ信号は、再び送受回路19を経由してデータ収集部
18に出力される。データ収集部18はこのトリガ信号
に基づいて計測データを送受回路19を介して光伝送モ
ジュール内の光変換回路14に出力する。光伝送モジュ
ール内に取り込まれた計測データは、光変換回路14で
電気信号からレーザ光(光信号)に変換され、光伝送路
30に送出される。光伝送モジュール内の光変換回路1
4は、半導体レーザ、フォトダイオードなどを用い非接
触で信号を伝達するための変換回路であり、この実施の
形態では、高出力のレーザ光を照射するもので構成され
る。光変換回路14から出力されるレーザ光は、光伝送
路30に送出され、光伝送路30内を伝搬して、静止部
40側の光伝送モジュール(光変換回路48)に受光さ
れる。受光されたレーザ光(光信号)は光伝送モジュー
ル内の光変換回路48で光信号から電気信号に変換され
る。変換後の電気信号は、データ収集部18から出力さ
れた計測データと同じ内容のものである。変換後の計測
データは、送受回路49を介して操作卓50内の画像処
理部51に伝送される。画像処理部51は、この計測デ
ータをコンピュータ処理し、CT画像として表示部52
に表示する。
【0018】光伝送モジュール(光変換回路)14,4
8にDC電源を供給する光用電源12,46は、図2で
は、DC電源ユニット121,461及び表示器12
2,462で構成される。DC電源の供給を遮断する遮
断回路13,47は、図2では、マイクロスイッチ13
1,471及びキースイッチ132,472で構成され
る。通常は、マイクロスイッチ131,461及びキー
スイッチ132,472はオン状態にあるので、それぞ
れの光伝送モジュール14,48にはDC電源が常時供
給されていて動作可能状態にある。ここで、動作可能状
態にあるのは、半導体レーザやフォトダイオードなどで
ある。また、表示器122,462は、光伝送モジュー
ル14,48に供給されているDC電源を分岐して点灯
しているので、表示器122,462が「ON」の文字
を表示している時は、半導体レーザやフォトダイオード
が動作可能状態にあることを示し、逆に「OFF」の文
字が表示されたり、または表示がない時は、半導体レー
ザやフォトダイオードは非動作状態にあることを示す。
【0019】図3は、光伝送モジュールに電力を供給す
る光用電源及び遮断回路の回路構成を示す図である。図
4は、図3の光用電源、遮断回路及びカバーの具体的な
外観構成とこれらの相対的な位置関係を示す図である。
図では、回転盤10側について示してあるが、静止部4
0側のものを同じ構成になっている。DC電源ユニット
121は、ノーマルクローズ型のリレー123,124
と、これらを外部に接続するための外部接続端子125
〜127から構成される。リレー123のリレーコイル
1231の第1端子はDC電源Vccに接続され、第2
端子は外部接続端子127の第1端子を介してマイクロ
スイッチ132の第1端子に接続される。マイクロスイ
ッチ132の第2端子はキースイッチ131の第1端子
に接続される。キースイッチ131の第2端子は外部接
続端子127の第2端子を介して接地されている。
【0020】キースイッチ131及びマイクロスイッチ
132は、ノーマルクローズ型のスイッチである。リレ
ー124の第1端子はDC電源Vccに接続され、第2
端子はリレー123の第1端子に接続される。リレー1
23の第2端子は外部接続端子126の第1端子を介し
て、光伝送モジュール14の電源端子及び表示器122
の電源端子に接続される。外部接続端子126の第2端
子は接地されており、光伝送モジュール14のアース端
子及び表示器122のアース端子にそれぞれ接続されて
いる。従って、キースイッチ131及びマイクロスイッ
チ132のいずれか一方がオフ状態になると、リレー1
23はオフ状態となり、光伝送モジュール14及び表示
器122へのDC電源Vccの供給は切断される。リレ
ー124のリレーコイル1241の第1及び第2端子は
外部接続端子125の第1及び第2端子に接続され、外
部から電流が供給されている場合、リレー124はクロ
ーズ状態(オン状態)であるが、その電流供給がオフさ
れるとリレー124がオフ状態となり、電源の遮断が行
なわれる。
【0021】DC電源ユニット121の出力状態は、キ
ースイッチ131とマイクロスイッチ132の接点状態
によって決定される。通常は、両者共にノーマルクロー
ズなので光伝送モジュール14には電源が供給されてい
る。また、この場合は表示器122にも電力が供給され
ているので「ON」の文字が点灯状態となる。キースイ
ッチ132をオフ状態(開放状態)にすると、光伝送モ
ジュール14への電力供給は遮断される。
【0022】光伝送モジュール14は、信号ケーブル1
41,142を介して送受回路19に接続され、そこか
ら計測データを取り込み、計測データに対応したレーザ
光を光ファイバーケーブル143〜146を介して光伝
送路30に向かって放出する。図4に示すように、カバ
ー14Aは、点線14Bに示すように、光伝送モジュー
ル14、表示器122及びキースイッチ131を覆うよ
うに取り付けられている。
【0023】カバー14Aが取り付けられた状態の場
合、外部から光モジュール14に対してアクセスするこ
とはできない。すなわち、カバー14Aは、光モジュー
ル14へのアクセスを禁止するプロテクトカバーとして
機能している。また、カバー14Aには、マイクロスイ
ッチ132のスイッチ部に当接して、カバー14Aがプ
ロテクトしている間はマイクロスイッチ132をオン状
態(閉鎖状態)に維持するような働きをする当接部材1
4Cが側面に設けられている。通常は、カバー14A
は、点線14Bに示すような位置に取り付けられる。
【0024】カバー14Aが取り付けられた状態で、カ
バーの前面に設けられたキー穴132Aを介してキー1
32Bがキースイッチ131に挿入され、キースイッチ
132をオン状態に維持する。従って、キー132Bが
外されるとキースイッチ132の接点はオフ状態(開放
状態)となり、電力供給は遮断状態となる。プロテクト
カバー16が外されることにより初めて、光伝送モジュ
ール14に接続されている光ファイバケーブル143〜
146に対してアクセス(コネクタの着脱)が可能とな
る。すなわち、光伝送モジュール14の光ファイバケー
ブル143〜146にアクセス(コネクタの着脱)する
場合は、キースイッチ132をキー132Bでオフ状態
にし、且つキー132Bを抜かないとプロテタトカバー
14Aに開けた丸穴132Aの周辺部がキー132Bに
当接するので、カバー14を外すことができない。従っ
て、キー132Bを抜かない限り光出力部へのアクセス
はできず、メンテナンスが可能な状態は、プロテクトカ
バー14Aが外れている時だけである。このような状態
は確実に電源が遮断されている時であり、作業の安全性
が確保される。
【0025】上述の説明では、回転盤10側のマイクロ
スイッチ131、キースイッチ132、DC電源ユニッ
ト121、光伝送モジュール14、カバー14Aについ
て説明したが、同じ構成のマイクロスイッチ471、キ
ースイッチ472、DC電源ユニット461、光伝送モ
ジュール43、カバー46Aが静止部40側にも存在す
るので、いずもか一方のマイクロスイッチ又はキースイ
ッチがオフ動作した場合には両方の電源が遮断される必
要がある。そこで、DC電源ユニット121,461内
に外部制御端子を設け、スリップリング20を介して制
御信号を送信し、互いを制御することによって両方の電
源遮断を行うようにする。
【0026】通常、X線CT装置は各CPU間で通信を
行い各部状態を把握したり、司令を送ることによりさま
ざまな走査処理を行なっている。連続走査を行うため
に、回転盤は連続して1方向に回転するように設計され
ているためにスリップリングを介して回転盤10と静止
部40との間で信号の伝送を行っている。そこで、メン
テナンス時にカバー14A又は48Aが外された場合、
回転盤10側及び静止部40側の双方のレーザ光の放出
が遮断され、安全に作業できるようにする必要がある。
【0027】図5は、本発明の別の実施の形態に係るX
線CT装置の概略構成を示すブロック図である。図5に
おいて、図1又は図2と同じ構成のものには同一の符号
が付してあるので、その説明は省略する。このX線CT
装置が図1及び図2のものと異なる点は、回転盤10側
及び静止部40側の双方にカバー開閉感知回路13B,
47Bを設け、一方のカバー開閉感知回路がカバーが外
されたことを感知した場合に、そのカバー開情報を他方
のカバー開閉感知回路に送信し、双方で電源遮断を行な
うようにした点である。図4に示すように、回転盤1
0、静止部40側の双方の光変換部14,48を覆うよ
うにカバー14A,48Aが取り付けられている。カバ
ー14A,48Aの取り外し動作に対応して、センサ1
3A,47Aが取り付けられている。センサ13A,4
7Aは、マイクロスイッチ131,461やキースイッ
チ132,462などで構成され、カバーが外れるとそ
れに対応して動作するように取り付けてある。なお、マ
イクロスイッチ131,461やキースイッチ132,
462に代えて又は共に、リミットスイッチやフォトセ
ンサーなどの別のセンサを取り付けてもよい。
【0028】このセンサ13A,47Aがカバーの開放
を検知すると、回転盤10及び静止部40の双方のカバ
ー開閉感知回路13B,47Bがカバー開情報を送信す
る。回転盤10側のカバー14Aが取り外された場合に
は、回転盤10側のカバー開閉感知回路13Bから静止
部40側のカバー開閉感知回路47Bに対してカバー開
情報がスリップリング20を介して送信される。逆に、
静止部40側のカバー48Aが取り外された場合には、
静止部40側のカバー開閉感知回路47Bから回転盤1
0側のカバー開閉感知回路13Bに対してカバー開情報
がスリップリング20を介して送信される。このカバー
開情報を受信したカバー開閉感知回路13B,47B
は、電源の遮断を電源遮断回路13,47に指示する。
この電源遮断の指示を受けた電源遮断回路13,47
は、リレーや電磁開閉器などを用いて光変換回路14,
48のレーザ素子などに供給されている電源を遮断す
る。なお、ここではカバー開閉感知回路13B,47B
を設ける場合について説明したが、回転盤制御CPU1
1及び主制御CPU41で同様の動作を代用するように
してもよい。
【0029】上述の実施の形態によれば、スキャナガン
トリユニット内における回転盤部と静止部間の光伝送部
のレーザ光の遮断を、レーザ光出力が高い部分にプロテ
クトカバーを設け、必ずキースイッチで電源をオフし、
且つそのキースイッチからキーを抜かないと光伝送部に
アクセスできないという構造にすることで安全性の確保
が可能となり、確実にレーザ光放出を遮断することがで
き、安全に作業できるという効果がある。また、最小限
のカバーで最大の安全性を確保できる構造となり大幅な
メンテナンス時間の削減を実現することができる。
【0030】なお、上述の実施の形態では、キーをキー
スイッチから着脱し、カバーを外した後は、キーをキー
スイッチに挿入することが可能である。そこで、カバー
が装着されていない場合は、キーをキースイッチに挿入
することができないような構造をキースイッチ側に付加
してもよい。これによって、カバーが外された場合には
いかなることがあっても電力供給が行なわれなくなる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、光モジュールユニット
のメンテナンスを行なう場合に作業者がレーザ被爆する
ことのないように電源を確実に遮断し、安全性を高める
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係るX線CT装置の
概略構成を模式的に示す図
【図2】 図1のX線CT装置における計測データの流
れを示すブロック図
【図3】 光伝送モジュールに電力を供給する光用電源
及び遮断回路の回路構成を示す図
【図4】 図3の光用電源、遮断回路及びカバーの具体
的な外観構成とこれらの相対的な位置関係を示す図
【図5】 本発明の別の実施の形態に係るX線CT装置
の概略構成を示すブロック図
【符号の説明】
10…回転盤 11…回転盤制御CPU 12,46…光用電源 13,47…遮断回路 14,48…光変換回路(光伝送モジュール) 14A,48A…カバー 15…X線発生装置 16…X線管 17…検出器 18…データ収集部 19,49…送受回路 40…静止部(スキャナガントリユニット) 41…主制御CPU 42…スキャナ制御CPU 43…スキャナ制御部 44…回転盤駆動用モータ 45…寝台制御CPU 50…操作卓 51…画像処理部 52…表示部 53…操作部 61…寝台 62…寝台水平可動部 63…CPU 64…寝台制御部 121,461…DC電源ユニット 122,462…表示器 131,471…マイクロスイッチ 132,472…キースイッチ 132B…キー 132A…キー穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今橋 直子 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内 Fターム(参考) 4C093 AA22 CA33 CA36 EC51 EC60 GA05 5F072 JJ11 KK30 YY01 YY15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出機器を回転させて被検体の生体情報
    を取得する回転盤手段と、 前記回転盤手段を支持する静止部手段と、 前記回転盤手段と前記静止部手段との間のデータの送受
    信を光学的手段を用いて行なう光学伝送手段を備えたX
    線CT装置において、 前記光学的手段に対する電力の供給を停止するためのキ
    ーが着脱された場合に限り、前記光学的手段に作業者が
    直接アクセスすることができるように構成したことを特
    徴とするX線CT装置。
  2. 【請求項2】 検出機器を回転させて被検体の生体情報
    を取得する回転盤手段と、 前記回転盤手段を支持する静止部手段と、 前記回転盤手段と前記静止部手段との間のデータの送受
    信を光学的手段を用いて行なう光学伝送手段を備えたX
    線CT装置において、 前記光学的手段に対する電力の供給が停止され、誤動作
    によって前記電力の供給が起こることのないような状態
    になった場合に限り、前記光学的手段に作業者が直接ア
    クセスすることができるように構成したことを特徴とす
    るX線CT装置。
  3. 【請求項3】 検出機器を回転させて被検体の生体情報
    を取得する回転盤手段と、 前記回転盤手段を支持する静止部手段と、 前記回転盤手段と前記静止部手段との間のデータの送受
    信を光学的手段を用いて行なう光学伝送手段を備えたX
    線CT装置において、 前記回転盤手段又は前記静止部手段の前記光学的手段に
    作業者がアクセスしようとした場合に、両方の前記光学
    的手段に対する電力の供給を停止する手段を設けたこと
    を特徴とするX線CT装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、前記回転盤手
    段又は前記静止部手段の前記光学的手段に作業者がアク
    セスしようとした場合に、両方の前記光学的手段に対す
    る電力の供給を停止する手段を設けたことを特徴とする
    X線CT装置。
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