JP2009195548A - 電子機器 - Google Patents

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直行 西納
Yasuyoshi Ota
恭義 大田
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岳志 三沢
Eiji Ishiyama
英二 石山
Mitsufumi Misawa
充史 三沢
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    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/11Arrangements specific to free-space transmission, i.e. transmission through air or vacuum
    • H04B10/114Indoor or close-range type systems
    • H04B10/1143Bidirectional transmission

Abstract

【課題】レーザ光を用いて情報を送受する相手装置との相対位置が適正でない場合の安全性を確保する。
【解決手段】画像読出装置84の主電源部142は接点134,76を介して電子カセッテ12のLD用給電部74へ電力を供給し、LD用給電部74は供給された電力を、レーザ光の射出に用いる電力としてLD52に供給すると共に、供給された電力の一部を接点76,134を介して画像読出装置84のLD用給電部144へ供給する。LD用給電部144は供給された電力を、レーザ光の射出に用いる電力としてLD86に供給する。電子カセッテ12と画像読出装置84のケーシングが相対的に変位して接点76,134の接触・導通が解除されると、LD52,86からのレーザ光の射出が停止される。
【選択図】図7

Description

本発明は電子機器に係り、特に、送信対象情報に応じて変調したレーザ光によって相手装置との情報の送受を行う電子機器に関する。
最近、赤外の波長域のレーザ光を用いて非常に高い伝送速度(例えば1Gb/s)での無線通信を実現する技術が提案されている(非特許文献1参照)。この技術を適用すれば、任意の電子機器の間でのデータの送受において、少なくとも一方の電子機器が可搬性を有し、かつ大量のデータを送受する場合にも、データの送受を行う電子機器同士を通信ケーブル等を介して接続したりすることなく、大量のデータの送受を短時間で完了させることが可能となるので、既存の機器同士の無線通信における通信時間の大幅な短縮を実現できたり、従来は無線通信でのデータの送受を想定していなかった機器間の大量データの送受が無線通信で実現できたり等、様々な用途への適用が期待される。
例えば特許文献1には、放射検出器及び画像メモリを内蔵し、放射検出器によって検出された放射線画像を画像データとして画像メモリに格納しておき、画像メモリから読み出した画像データを無線信号に変換して外部の信号処理回路へ出力する構成の放射線検出器用カセッテ(電子カセッテともいう)が開示されている。医療現場には、電波が放射される環境に設置することが望ましくない機器が多数存在していることから、上記のカセッテに好適な無線通信としては、従来、IrDA(Infrared Data Association)の規格に準拠した赤外線通信等に限られていたが、IrDAの規格に準拠した赤外線通信は通信速度が115kb/s〜6Mb/s程度であるのに対し、この種の医療用機器では、読影に悪影響を及ぼすことを回避するために画像データを圧縮する場合も圧縮率の低い可逆圧縮が選択されるので、画像データの転送に非常に長い時間を要することになる。これに対し、上記のカセッテにおける無線通信として前述のレーザ光による通信を適用すれば、画像データ転送時間の大幅な短縮を実現することができる。
なお、上記に関連して特許文献2には、リードフレームに設けられるレーザーダイオードと、レーザーダイオードの光出力分布拡大及び出力調整を行う調整手段としての透明樹脂部を備えた構成の光通信モジュールにおいて、透明樹脂部を、レーザーダイオードを封止する透明樹脂と、該透明樹脂に添加されて透明樹脂の全部に略均一に分布し、光の透過及び拡散機能を発揮するガラスフィラーを含んで構成する技術が開示されている。
特許第3494683号公報 特開2007−81134号公報 株式会社KDDI研究所、"携帯電話を用いた伝送速度1Gbit/s 赤外線ワイヤレス通信の実現"、[online]、[平成20年1月21日検索]、インターネット<URL:http://www.kddilabs.jp/press/img/83_1.pdf>
電子機器同士がレーザ光を用いた無線通信を行う形態において、少なくとも一方の電子機器が可搬性を有している場合、双方の電子機器をレーザ光による無線通信が可能な位置関係に配置した状態で無線通信を行うことになるが、少なくとも一方の電子機器が可搬性を有していることで、レーザ光による通信の最中に電子機器の筐体に押圧力や振動等の外力が加わった場合に双方の電子機器の相対位置が変化し、この相対位置の変化が、双方の電子機器で挟まれた空間からのレーザ光の漏出に繋がる可能性がある。
これに対して特許文献2に記載の技術は、ガラスフィラーによってレーザーダイオードからの光の屈折を繰り返させることで、光通信モジュールの光出力分布の拡大及び光通信モジュールの光出力量の低下を実現する技術であり、レーザ光による通信中の電子機器の相対位置が変化した場合のレーザ光の漏出については何ら考慮されていない。
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、レーザ光を用いて情報を送受する相手装置との相対位置が適正でない場合の安全性を確保することが可能な電子機器を得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る電子機器は、レーザ光を射出する第1射出手段及び該第1射出手段から射出されるレーザ光を送信対象情報に応じて変調する第1変調手段を備え、相手装置の筐体と自装置の筐体との相対位置が、前記第1射出手段から射出されたレーザ光が前記相手装置の受光領域内に入射される通信可能位置に調整された状態で、前記相手装置の受信手段により、前記受光領域内に入射されたレーザ光が検出され、レーザ光の検出結果から前記送信対象情報が復調されることで、前記送信対象情報が受信される電子機器であって、前記相手装置の筐体と自装置の筐体との相対位置が前記通信可能位置に調整された状態で、前記相手装置に設けられた第2接点と接触する第1接点と、前記第2接点と接触している前記第1接点を介して前記相手装置から供給された電力を、前記レーザ光の射出に用いる電力として前記第1射出手段に供給する第1給電手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項1記載の発明では、送信対象情報に応じて変調したレーザ光を射出する機能を自装置(請求項1記載の発明に係る電子機器)が備えており、相手装置の筐体と自装置の筐体との相対位置が、自装置から射出されたレーザ光が相手装置の受光領域内に入射される通信可能位置に調整された状態で、相手装置の受信手段により、受光領域内に入射されたレーザ光が検出され、レーザ光の検出結果から送信対象情報が復調されることで、送信対象情報が受信される。また、請求項1記載の発明では、相手装置の筐体と自装置の筐体との相対位置が通信可能位置に調整された状態で、相手装置に設けられた第2接点と接触する第1接点が設けられており、第1給電手段は、第2接点と接触している第1接点を介して相手装置から供給された電力を、レーザ光の射出に用いる電力として第1射出手段に供給する。
これにより、相手装置の筐体と自装置の筐体との相対位置が通信可能位置と相違していた場合には、自装置と相手装置とで挟まれた空間からレーザ光が漏出する可能性が生ずるが、この場合は第1接点が第2接点と接触せず、相手装置から第1接点経由で電力が供給されず、レーザ光の射出に用いる電力も第1射出手段へ供給されないので、第1射出手段からはレーザ光は射出されない。また、相手装置の筐体と自装置の筐体との相対位置が、通信可能位置に一旦調整された後に通信可能位置からずれた場合も、自装置と相手装置とで挟まれた空間からレーザ光が漏出する可能性が生ずるが、この場合も同時に第1接点が第2接点と離間することで、第2接点と接触している第1接点を介しての相手装置からの電力の供給が途絶え、これに伴い第1射出手段へのレーザ光の射出に用いる電力の供給も途絶えることで、第1射出手段からのレーザ光の射出が停止される。
このように、請求項1記載の発明によれば、相手装置の筐体と自装置の筐体との相対位置が通信可能位置と相違していた場合や、相手装置の筐体と自装置の筐体との相対位置が通信可能位置から変化した場合に、自装置からのレーザ光の射出が停止されることで、自装置と相手装置とで挟まれた空間からレーザ光が漏出することを未然に防止することができるので、レーザ光を用いて情報を送受する相手装置との相対位置が適正でない場合の安全性を確保することが可能となる。
なお、請求項1記載の発明において、第1接点及び第2接点は、例えば請求項2に記載したように、第1接点及び第2接点の一方は筒状、他方は筒状の相手接点の全周に亘って相手接点と接触可能な環状とされ、第1接点及び第2接点は、相手装置の筐体と自装置の筐体との相対位置が通信可能位置におよそ調整された状態で、相手接点と接触することで、第1射出手段から射出されるレーザ光の光路の周囲を覆うようにそれぞれの装置の筐体に取付けられていることが好ましい。これにより、相手装置の筐体と自装置の筐体との相対位置が本来の通信可能位置から僅かにずれていた場合にも、第1接点と第2接点が接触し、接触した第1接点及び第2接点によってレーザ光の光路の周囲が覆われるので、レーザ光を用いて情報を送受する相手装置との相対位置が適正でない場合のレーザ光の漏出をより確実に防止することができる。
また、請求項1記載の発明において、例えば請求項3に記載したように、第2接点と接触している第1接点を介しての相手装置からの電力の供給状態を監視し、電力の供給状態が変化した場合に警報を発するか、又は、第1射出手段からのレーザ光の射出を停止させる制御手段を更に設けることが好ましい。相手装置の筐体と自装置の筐体との相対位置が通信可能位置から変化した場合、第1接点と第2接点との接触状態が変化することで、
相手装置からの第1接点経由での電力の供給状態が変化する(例えば電圧の変動や供給電力の瞬断等のように、電力の供給状態が不安定となる)。これに基づき請求項3記載の発明では、相手装置からの電力の供給状態が変化した場合に警報を発するか、又は、第1射出手段からのレーザ光の射出を停止させている。
これにより、電力の供給状態が変化した場合に警報を発するように制御手段が構成されている場合は、相手装置の筐体と自装置の筐体との相対位置が通信可能位置から変化し、自装置と相手装置とで挟まれた空間からレーザ光が漏出する可能性が生ずると、この相対位置の変化が電力の供給状態の変化として制御手段に検知され、警報が発せられることで、自装置と相手装置とで挟まれた空間からレーザ光が漏出する可能性がある状態となったことを利用者に認識させることができ、安全性確保のための対策を利用者に講じさせることができる。また、電力の供給状態が変化した場合に第1射出手段からのレーザ光の射出を停止させるように制御手段が構成されている場合は、相手装置の筐体と自装置の筐体との相対位置が通信可能位置から変化し、自装置と相手装置とで挟まれた空間からレーザ光が漏出する可能性が生ずると、この相対位置の変化が電力の供給状態の変化として制御手段に検知され、第1射出手段からのレーザ光の射出が停止されることで、自装置と相手装置とで挟まれた空間からレーザ光が漏出することを未然に防止することができる。
従って、請求項3記載の発明によれば、相手装置の筐体と自装置の筐体との相対位置が通信可能位置から変化した場合の安全性を向上させることができる。なお、制御手段が第1射出手段からのレーザ光の射出を停止させることは、例えば、第1給電手段から第1射出手段へのレーザ光の射出に用いる電力の供給を遮断する、第1変調手段への送信対象情報の出力を停止させる、第1射出手段のレーザ光射出側に設けられたシャッタによってレーザ光を遮断させる、の少なくとも1つを行うことで実現することができる。
また、請求項1記載の発明において、例えば請求項4に記載したように、相手装置の筐体と自装置の筐体との相対位置が通信可能位置に調整された状態で、相手装置に設けられた第4接点と接触する第3接点を更に設け、第1給電手段を、第2接点と触している第1接点を介して相手装置から供給された電力の一部を、第4接点と接触している第3接点を介して相手装置へ供給するように構成してもよい。この場合、例えば請求項5に記載したように、相手装置もレーザ光を射出する第2射出手段を備え、自装置とレーザ光によって双方向の通信を行う構成において、相手装置を、第4接点を介して供給された電力をレーザ光の射出に用いる電力として第2射出手段に供給するように構成し、レーザ光を用いて情報を送受する相手装置との相対位置が適正でない場合に、相手装置の第2射出手段からのレーザ光の射出も停止させることが可能となるので、レーザ光を用いて情報を送受する相手装置との相対位置が適正でない場合の安全性を更に向上させることが可能となる。
なお、請求項4記載の発明において、自装置と相手装置がレーザ光によって双方向の通信を行うことは、具体的には、例えば請求項5に記載したように、相手装置を、レーザ光を射出する第2射出手段と、該第2射出手段から射出されるレーザ光を送信対象情報に応じて変調する第2変調手段と、第1接点と接触している第2接点を介して電力を供給する第2給電手段と、第3接点と接触している第4接点を介して供給された電力を、レーザ光の射出に用いる電力として第2射出手段に供給する第3給電手段と、を備え、自装置とレーザ光によって双方向の通信を行う構成にすると共に、相手装置の筐体と自装置の筐体との相対位置が通信可能位置に調整された状態では、相手装置の第2射出手段から射出されたレーザ光も自装置の受光領域内に入射され、自装置に、相手装置の筐体と自装置の筐体との相対位置が通信可能位置に調整された状態で、自装置の受光領域内に入射されたレーザ光を検出し、レーザ光の検出結果から送信対象情報を復調することで、相手装置から送信対象情報を受信する受信手段を設けることで実現することができる。これにより、前述のように、レーザ光による自装置と相手装置が双方向の通信を、相手装置との相対位置が適正でない場合の安全性を更に向上させつつ実現することができる。
また、請求項1〜請求項5の何れかに記載の発明において、レーザ光としては任意の波長のレーザ光を適用可能であるが、本発明が好適なレーザ光は、請求項6に記載したように、目視で確認できない可視域外の波長の非可視レーザ光であり、特に、高速通信を実現できる点から、請求項7に記載したように、非可視レーザ光は赤外域の波長のレーザ光であることが好ましい。
また、請求項1〜請求項7の何れかに記載の発明に係る電子機器としては、レーザ光による情報の送受を行うことが可能な任意の装置を適用可能であり、例えば請求項8に記載したように、撮像装置、携帯可能な情報機器、可搬型放射線画像変換装置、当該可搬型放射線画像変換装置から画像情報を読み出す画像読出装置、の何れかを適用することができる。
以上説明したように本発明は、相手装置の筐体と自装置の筐体との相対位置が通信可能位置に調整された状態で相手装置に設けられた第2接点と接触する第1接点を介して相手装置から供給された電力を、レーザ光の射出に用いる電力として第1射出手段に供給するようにしたので、レーザ光を用いて情報を送受する相手装置との相対位置が適正でない場合の安全性を確保することが可能となる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。図1には、本実施形態に係る放射線画像取扱システム10が示されている。放射線画像取扱システム10は、可搬性を有し、画像情報を担持した放射線が照射される毎に前記画像情報を画像データに変換して蓄積記憶可能な電子カセッテ12と、電子カセッテ12に蓄積記憶された画像データを読み出し可能な画像読出装置84から構成されている。なお、電子カセッテ12及び画像読出装置84は本発明に係る電子機器に各々対応している。また、電子カセッテ12は請求項8に記載の可搬型放射線画像変換装置にも対応しており、画像読出装置84は請求項8に記載の画像読出装置にも対応している。
図2(A)に示すように、電子カセッテ12は、放射線画像の撮影時に、エックス線(X線)等の放射線を発生する放射線発生部14と間隔を空けて配置される。このときの放射線発生部14と電子カセッテ12との間は被写体16が位置するための撮影位置とされており、放射線画像の撮影が指示されると、放射線発生部14は予め与えられた撮影条件等に応じた放射線量の放射線を射出する。放射線発生部14から射出された放射線は、撮影位置に位置している被写体16を透過することで画像情報を担持した後に電子カセッテ12に照射される。
図2(B)に示すように、電子カセッテ12は、放射線Xを透過させる材料から成り厚みを有する平板状のケーシング(筐体)20によって覆われており、ケーシング20の内部には、ケーシング20のうち放射線Xが照射される照射面22側から順に、被写体16を透過することに伴って生ずる放射線Xの散乱線を除去するグリッド24、放射線Xを検出する放射線検出器(放射線検出パネル)26、及び、放射線Xのバック散乱線を吸収する鉛板28が配設されている。なお、ケーシング20の照射面22をグリッド24で構成してもよい。また、ケーシング20の内部の一端側には、マイクロコンピュータを含む各種回路(後述)を収容するケース30が配置されている。ケース30内部に収容された各種回路が放射線Xの照射に伴って損傷することを回避するため、ケース30の照射面22側には鉛板等を配設しておくことが望ましい。
一方、図3に示すように、画像読出装置84のケーシング94は矩形状の一部が斜めに切除された形状とされており、ケーシング94の傾斜面には操作パネル130が取付けられ、ケーシング94の上面には挿入溝172(図4も参照)が形成されている。挿入溝172は開口部が矩形状とされ、電子カセッテ12のケーシング20を挿入可能な大きさとされており、画像読出装置84によって電子カセッテ12から画像データを読み出させる場合、電子カセッテ12のケーシング20は、当該ケーシング20のうちケース30が配置されている一端側の側面(本実施形態ではこの側面を「底部面20A」と称する)が下方を向いている状態で画像読出装置84の挿入溝172内に挿入され、電子カセッテ12のケーシング20の底部面20Aが挿入溝172の底面172A(図6(A)参照)と当接することで、図3(B)に示すように、ケーシング20のうち底部面20A側の一部分が挿入溝172内に挿入されている状態で保持される。
また、挿入溝172の開口部には長尺状の蓋部174が一対設けられている。図4に示すように、蓋部174は回転軸176を介してケーシング94に回転可能に軸支されており、図示しない付勢手段の付勢力により挿入溝172の開口部を閉止する閉止位置(図4(A)参照)に保持される。ここで、挿入溝172に電子カセッテ12のケーシング20が挿入される際には、まずケーシング20の底部面20Aに接する角部が蓋部174と接触し、続いてケーシング20が下方へ移動されることに伴い、ケーシング20の角部によって押圧されることで、図4(B)に示すように、蓋部174は付勢手段の付勢力に抗して挿入溝172の開口部を開放する方向へ回動する。ケーシング20が更に下方へ移動されると、図4(C)に示すように蓋部174は挿入溝172から完全に待避し、ケーシング20の底部面20Aが挿入溝172の底面172Aと当接する位置(通信可能位置)迄ケーシング20を挿入溝172内に挿入することが可能となる。
また、画像読出装置84の挿入溝172の底面172Aには、図5(A)に示すように矩形状の突起部178が立設されており、電子カセッテ12のケーシング20の底部面20Aには、図5(B)に示すように、開口部が矩形状とされ、電子カセッテ12のケーシング20が通信可能位置迄挿入溝172内に挿入された状態で突起部178が入り込む大きさとされた溝182が設けられている。
本実施形態に係る画像読出装置84は電子カセッテ12との間でレーザ光による無線通信を行う機能を有しており、図6(A)にも示すように、突起部178内にはレーザ光源としてのLD86と、外部から入射されたレーザ光を検出するPD90が設けられている。突起部178の4つの側面のうちの特定の側面には板状の透明部材180が貼付されており、LD86は射出レーザ光が透明部材180を透過して射出され、PD90は透明部材180を透過したレーザ光が入射されるように、突起部178内に配置されている(図5(A)では、LD86からの射出レーザ光の透明部材180上での透過位置に符号「86」を、PD90への入射レーザ光の透明部材180上での透過位置に符号「90」を各々付して示している)。また、突起部178の上面には電気接点134が複数個(例えば3個又はそれ以上)設けられている。
また、本実施形態に係る電子カセッテ12についても、画像読出装置84との間でレーザ光による無線通信を行う機能を有しており、図6(B)にも示すように、溝182の側方にはレーザ光源としてのLD52と、外部から入射されたレーザ光を検出するPD56が設けられている。溝182の4つの側面のうち、電子カセッテ12のケーシング20が通信可能位置迄挿入溝172内に挿入された状態で、透明部材180が貼付された突起部178の側面と対向する特定の側面には、突起部178と同様に板状の透明部材184が貼付されており、LD52は射出レーザ光が透明部材184を透過して射出され、PD56は透明部材184を透過したレーザ光が入射されるように、溝182の側方の所定位置に配置されている(図5(A)では、LD52からの射出レーザ光の透明部材184上での透過位置に符号「52」を、PD56への入射レーザ光の透明部材184上での透過位置に符号「56」を各々付して示している)。また、溝182の底面には、電子カセッテ12のケーシング20が通信可能位置迄挿入溝172内に挿入され、突起部178が溝182内に入り込んだ状態で、電気接点134と接触する電気接点76が電気接点134と同数個設けられている。
これにより、電子カセッテ12のケーシング20が通信可能位置迄挿入溝172内に挿入され、突起部178が溝182内に入り込むと、図6(D)に示すように、透明部材180、184を挟んで、電子カセッテ12のLD52が画像読出装置84のPD90と対向し、かつ画像読出装置84のLD86が電子カセッテ12のPD56と対向する状態(レーザ光による無線通信が可能な状態)になる。また、この状態では個々の電気接点134が個々の電気接点76と各々接触し、個々の電気接点134と個々の電気接点76とが導通状態となる。
また、画像読出装置84のLD86はレーザ光の射出方向が挿入溝172の開口面及び底面172Aに対して傾斜されており、より詳しくは、LD86から離間するに従って挿入溝172の開口部との距離が増大(底面172Aとの距離が減少)する光路186(図6(A)参照)に沿ってレーザ光を射出するように向きが調整されており、電子カセッテ12のPD56は、上述したLD86からのレーザ光の射出方向に対応して若干斜めに配置されている。また、電子カセッテ12のLD52についても、レーザ光の射出方向が溝182の開口面に対して傾斜されており、より詳しくは、LD52から離間するに従って溝182の開口部との距離が増大する光路188(図6(B)参照)に沿ってレーザ光を射出するように向きが調整されており、画像読出装置84のPD90は、上述したLD52からのレーザ光の射出方向に対応して若干斜めに配置されている。
なお、電子カセッテ12と画像読出装置84との間の通信の高速化のために、LD52,86は赤外域の波長のレーザ光を射出するLD、PD56,90は赤外域の波長に感度を有するPDであることが好ましい。
また図6(B)に示すように、溝182の開口部には蓋部190が設けられている。蓋部190は回転軸192を介してケーシング20に回転可能に軸支されており、図示しない付勢手段の付勢力により溝182の開口部を閉止する閉止位置(図6(B)参照)に保持される。ここで、溝182に突起部178が挿入される際には、まず突起部178の角部が蓋部190と接触し、続いてケーシング20が下方へ移動されることに伴い、突起部178の角部によって押圧されることで、図6(C)に示すように、蓋部190は付勢手段の付勢力に抗して溝182の開口部を開放する方向へ回動する。ケーシング20が更に下方へ移動されると、図6(D)に示すように蓋部190は溝182から完全に待避し、突起部178を、個々の電気接点134が個々の電気接点76と接触する位置迄溝182へ挿入することが可能となる。
また、画像読出装置84の挿入溝172の内壁面は、突起部178が設けられている部分以外のほぼ全面が、照射されたレーザ光を互いに異なる複数の方向へ各々反射することで、照射されたレーザ光の反射光を拡散させることが可能な拡散部材194で覆われている。拡散部材194としては、レーザ光が照射された際の照射領域以下の面積の微小領域内に、照射された光に対する反射方向が互いに異なる複数の部分が各々存在するように表面が整形された部材を適用することができる。これにより、拡散部材194に照射されたレーザ光の反射光を確実に拡散させることができる。また拡散部材としては、照射されるレーザ光の波長のおよそ1/10以下の大きさで、半球形状の凸部が表面に一様に分布するように表面が整形された部材が最も望ましい。上記のように、個々の凸部を半球形状とすることで入射角度依存性を低減することができ、個々の凸部の大きさをレーザ光の波長のおよそ1/10以下とすることで、レイリー散乱の領域となり照射されたレーザ光をより顕著に散乱させることができる。
また、図示は省略するが、溝182の内壁面のうち透明部材184が設けられている部分以外のほぼ全面にも、上記の拡散部材が設けられている。また、蓋部174のうち閉止位置(図4(A)参照)に保持されている状態で挿入溝172内を向く内面や、蓋部190のうち閉止位置(図6(B)参照)に保持されている状態でケーシング20外を向く外面にも、上記の拡散部材が設けられている。
なお、上述した拡散部材194に代えて、照射されたレーザ光の大半を吸収する吸収部材(例えば波長選択性を有する光学フィルタ(詳しくは照射されるレーザ光の波長域に対して光吸収性を有する光吸収フィルタ)、或いは、植毛部材や多孔質材、表面が黒色の部材等)を設けてもよい。例えば、光吸収物質を硝材中に分散させた構成により、電子カセッテ12と画像読出装置84との通信に好適なレーザ光の波長である1300nmの光に対する透過率が20%(光路長1mm当りの光減衰率が80%)程度の光吸収フィルタは市販されており、このような光吸収フィルタを用いたり、表面反射光を抑制するため前記光吸収フィルタの表面にARコート等を施すことで、反射光を入射光の数%程度に抑制できる吸収材は実現可能である。
次に電子カセッテ12及び画像読出装置84の電気系の構成を説明する。電子カセッテ12の放射線検出器26は、図1に示すTFTアクティブマトリクス基板32上に、放射線を吸収して電荷に変換する光電変換層が積層されて構成されている。光電変換層は例えばセレンを主成分(例えば含有率50%以上)とする非晶質のa−Se(アモルファスセレン)から成り、放射線が照射されると、照射された放射線量に応じた電荷量の電荷(電子−正孔の対)を内部で発生することで、照射された放射線を電荷へ変換する。また、TFTアクティブマトリクス基板32上には、光電変換層で発生された電荷を蓄積する蓄積容量34と、蓄積容量34に蓄積された電荷を読み出すためのTFT36を備えた画素部40(図1では個々の画素部48に対応する光電変換層を光電変換部38として模式的に示している)がマトリクス状に多数個配置されており、電子カセッテ12への放射線の照射に伴って光電変換層で発生された電荷は、個々の画素部40の蓄積容量34に蓄積される。これにより、電子カセッテ12に照射された放射線に担持されていた画像情報は電荷情報へ変換されて放射線検出器26に保持される。
また、TFTアクティブマトリクス基板32には、一定方向(行方向)に延設され個々の画素部40のTFT36をオンオフさせるための複数本のゲート配線42と、ゲート配線42と直交する方向(列方向)に延設されオンされたTFT36を介して蓄積容量34から蓄積電荷を読み出すための複数本のデータ配線44が設けられている。個々のゲート配線42はゲート線ドライバ46に接続されており、個々のデータ配線44は信号処理部48に接続されている。個々の画素部40の蓄積容量34に電荷が蓄積されると、個々の画素部40のTFT36は、ゲート線ドライバ46からゲート配線42を介して供給される信号により行単位で順にオンされ、TFT36がオンされた画素部40の蓄積容量34に蓄積されている電荷は、電荷信号としてデータ配線44を伝送されて信号処理部48に入力される。従って、個々の画素部40の蓄積容量34に蓄積されている電荷は行単位で順に読み出される。
図示は省略するが、信号処理部48は、個々のデータ配線44毎に設けられた増幅器及びサンプルホールド回路を備えており、個々のデータ配線44を伝送された電荷信号は増幅器で増幅された後にサンプルホールド回路に保持される。また、サンプルホールド回路の出力側にはマルチプレクサ、A/D変換器が順に接続されており、個々のサンプルホールド回路に保持された電荷信号はマルチプレクサに順に(シリアルに)入力され、A/D変換器によってデジタルの画像データへ変換される。信号処理部48には画像メモリ50が接続されており、信号処理部48のA/D変換器から出力された画像データは画像メモリ50に順に記憶される。画像メモリ50は複数フレーム分の画像データを記憶可能な記憶容量を有しており、放射線画像の撮影が行われる毎に、撮影によって得られた画像データが画像メモリ50に順次記憶される。
また、先に説明した電子カセッテ12のLD52は変調部68を介して通信制御部72に接続されている。通信制御部72はマイクロコンピュータによって実現され、画像読出装置84への情報の送信時に、送信対象の情報を変調部68へ出力すると共に、LD52から射出するレーザ光の強度を変調部68へ指示する。変調部68は、LD52から射出されるレーザ光を入力された送信対象情報に応じて所定の変調方式で変調すると共に、LD52から射出されるレーザ光の強度が指示された強度に一致するようにLD52の駆動を制御する。これにより、LD52からは、送信対象情報に応じて変調されたレーザ光が、通信制御部72から指示された強度で射出される。
また、先に説明した電子カセッテ12のPD56は復調部70を介して通信制御部72に接続されている。復調部70は、外部からのレーザ光がPD56で受光され、レーザ光の受光量に応じた受光量信号がPD56から入力されると、入力された受光量信号に基づいて、受光されたレーザ光が担持している情報(通信相手の装置から送信された情報)を所定の復調方式で復調し、復調した情報を通信制御部72へ出力する。なお、図6(B)では図示を省略したが、LD52のレーザ光射出側にはレンズ54が、PD56の光入射側にはレンズ58が各々配置されている。
また、電子カセッテ12には主電源部80が設けられており、主電源部80はLD52を除く各種回路や各素子(ゲート線ドライバ46、信号処理部48、画像メモリ50、通信制御部72として機能するマイクロコンピュータ、変調部68、LD52、PD56、復調部70等)へ電力を供給し、LD52を除く各種回路や各素子は主電源部80から供給された電力によって作動する。主電源部80としては、電子カセッテ12の可搬性を損なわないように、バッテリ(充電可能な二次電池)を内蔵し、充電されたバッテリから各種回路・素子へ電力を供給する構成が好適であるが、バッテリとして一次電池を用いてもよいし、商用電源に常時接続され商用電源から供給された電力を整流、変圧して各種回路・素子へ電力を供給する構成であってもよい。
また、電子カセッテ12にはLD用給電部74も設けられている。LD用給電部74は電気接点76に接続され、画像読出装置84から電気接点76を介して電力が供給されると作動し、電気接点76を介して画像読出装置84から供給された電力をLD52に供給すると共に、画像読出装置84から供給された電力の一部を、電気接点76を介して画像読出装置84(のLD用給電部144:後述)に供給する。電子カセッテ12のLD52はLD用給電部74から供給された電力によって作動する。またLD用給電部74は、電気接点76を介して画像読出装置84から電力が供給されている間、画像読出装置84からの電力の供給状態を表す物理量として、供給電力の電圧の最大値や単位時間当りの平均電圧等を繰り返し検出する。そして、検出している物理量が所定値以上変化した、或いは変化率が所定値以上になった等の場合には、電力の供給状態が変化(多くの場合は悪化)したと判断し、通信制御部72へ通知する。
一方、画像読出装置84のLD86は変調部104を介して通信制御部108に接続されている。通信制御部108はマイクロコンピュータによって実現され、電子カセッテ12への情報の送信時に、送信対象の情報を変調部104へ出力すると共に、LD86から射出するレーザ光の強度を変調部104へ指示する。変調部104は、LD86から射出されるレーザ光を入力された送信対象情報に応じて所定の変調方式で変調すると共に、LD86から射出されるレーザ光の強度が指示された強度に一致するようにLD86の駆動を制御する。これにより、LD86からは、送信対象情報に応じて変調されたレーザ光が、通信制御部108から指示された強度で射出される。
また 画像読出装置84のPD90は復調部106を介して通信制御部108に接続されている。復調部106は、外部からのレーザ光がPD90で受光され、レーザ光の受光量に応じた受光量信号がPD90から入力されると、入力された受光量信号に基づいて、受光されたレーザ光が担持している情報(通信相手の装置から送信された情報)を所定の復調方式で復調し、復調した情報を通信制御部108へ出力する。なお、図6(A)では図示を省略したが、LD86のレーザ光射出側にはレンズ88が、PD90の光入射側にはレンズ92が各々配置されている。
通信制御部108には操作部116が接続されている。図3に示すように、操作部116は、ケーシング94の操作パネル130に設けられ各種のメッセージを含む任意の情報を表示可能なディスプレイ118と、同じくケーシング94に設けられ複数のキーを備えたキーボード120を含んで構成されている。利用者がキーボード120を操作することで入力された各種の指示や情報は通信制御部108に入力され、ディスプレイ118への情報表示は通信制御部108によって制御される。
また、通信制御部108には画像処理部112を介して画像メモリ124が接続されている。電子カセッテ12と画像読出装置84との通信では、後述のように、電子カセッテ12の画像メモリ50に蓄積記憶されている画像データが画像読出装置84へ転送されるが、画像処理部112は電子カセッテ12から受信されて通信制御部108から順次出力される画像データに対して各種の画像処理(例えば画像データに重畳されたノイズを除去したり、放射線検出器26の各画素部40の特性のばらつきに起因する画像データの画素毎のばらつきを補正する各種の補正処理等)を行い、各種の画像処理を行った画像データを画像メモリ124に記憶させる。
画像メモリ124には出力制御部126が接続されている。出力制御部126は、画像メモリ124に記憶された画像データを外部機器へ出力する際に、画像メモリ124からの画像データの読み出し及び外部機器への画像データの出力を制御する。図1には外部機器の典型例としてのディスプレイ128が示されており、外部機器がディスプレイ128である場合、画像メモリ124に記憶されている画像データが表す画像(放射線画像)が、出力制御部126によってディスプレイ128に表示される。なお、外部機器としては、ディスプレイ128以外に、例えば画像データが表す画像をシート状の印刷媒体に印刷する印刷装置や、画像データをCD−Rや公知の他の情報記録媒体に記録する情報記録装置、通信ネットワークを介して接続された情報処理機器へ画像データを送信する通信装置等が挙げられる。
また、画像読出装置84には電源部142が設けられている。電源部142は商用電源に常時接続され、商用電源から供給された電力を整流、変圧し、画像読出装置84のうちLD90を除く各種回路や各素子(復調部106、変調部104、PD86、通信制御部108、操作部116、画像処理部112、画像メモリ124、出力制御部126等)へ供給する。画像読出装置84のうちLD90を除く各種回路や各素子し、LD52を除く各種回路や各素子は主電源部80から供給された電力によって作動する。また、図7(A)にも示すように、電源部142は電気接点134にも接続されており、電気接点134が電気接点76と接触・導通している場合、電子カセッテ12のLD用給電部74へも電力を供給する。
また画像読出装置84にはLD用給電部144が設けられている。図7(A)にも示すようにLD用給電部144は電気接点134に接続されており、電気接点134が電気接点76と接触・導通され、電子カセッテ12のLD用給電部74から電気接点76,134を介して電力が供給されると作動し、電気接点76,134を介して電子カセッテ12から供給された電力をLD86に供給する。画像読出装置84のLD86はLD用給電部144から供給された電力によって作動する。またLD用給電部144は、電気接点134を介して画像読出装置84から電力が供給されている間、画像読出装置84からの電力の供給状態を表す物理量として、供給電力の電圧の最大値や単位時間当りの平均電圧等を繰り返し検出する。そして、検出している物理量が所定値以上変化した、或いは変化率が所定値以上になった等の場合には、電力の供給状態が変化(多くの場合は悪化)したと判断し、通信制御部108へ通知する。
なお、本実施形態では電気接点76,134が3個ずつ設けられているが、図7(A)に示すように、うち1個は画像読出装置84の電源部142から電子カセッテ12のLD用給電部74への電力供給用、別の1個は電子カセッテ12のLD用給電部74から画像読出装置84のLD用給電部144への電力供給用、残り1個は電子カセッテ12のグランドラインGNDと画像読出装置84のグランドラインGNDとの接続用である。
なお、電子カセッテ12及び画像読出装置84は請求項1に記載の電子機器に各々対応しており、電子カセッテ12のLD52及び画像読出装置84のLD86は請求項1に記載の第1射出手段に、電子カセッテ12の変調部68及び画像読出装置84の変調部104は請求項1に記載の第1変調手段に、電子カセッテ12のLD用給電部74及び画像読出装置84のLD用給電部144は請求項1に記載の第1給電手段に各々対応している。
また、電子カセッテ12が請求項1に記載の電子機器に対応していると見做すと、画像読出装置84の電源部142から電子カセッテ12のLD用給電部74への電力供給用の電気接点76が請求項1に記載の第1接点に、画像読出装置84の電源部142から電子カセッテ12のLD用給電部74への電力供給用の電気接点134が請求項1に記載の第2接点に、電子カセッテ12のLD用給電部74から画像読出装置84のLD用給電部144への電力供給用の電気接点76が請求項4に記載の第3接点に、電子カセッテ12のLD用給電部74から画像読出装置84のLD用給電部144への電力供給用の電気接点134が請求項4に記載の第4接点に、画像読出装置84が請求項1,4,5に記載の相手装置に、画像読出装置84のLD86が請求項5に記載の第2射出手段に、画像読出装置84の変調部104が請求項5に記載の第2変調手段に、画像読出装置84の電源部142が請求項5に記載の第2給電手段に、画像読出装置84のLD用給電部144が請求項5に記載の第3給電手段に各々対応している。
一方、画像読出装置84が請求項1に記載の電子機器に対応していると見做すと、
電子カセッテ12のLD用給電部74から画像読出装置84のLD用給電部144への電力供給用の電気接点134が請求項1に記載の第1接点に、電子カセッテ12のLD用給電部74から画像読出装置84のLD用給電部144への電力供給用の電気接点76が請求項1に記載の第2接点に、電子カセッテ12が請求項1に記載の相手装置に各々対応している。
次に本実施形態の作用を説明する。図7(A)に示すように、電子カセッテ12のLD52はLD用給電部74から供給された電力によって作動し、LD用給電部74は画像読出装置84の電源部142から電気接点76を介して電力が供給されることで作動する。このLD用給電部74への電力供給は、前述のように、電子カセッテ12のケーシング20が、ケーシング20の底部面20Aが画像読出装置84の挿入溝172の底面172Aと当接する位置(通信可能位置)迄挿入され、電気接点76と電気接点134とが接触・導通することで可能となるので、電子カセッテ12のケーシング20が画像読出装置84の挿入溝172に挿入されていない状態では電子カセッテ12のLD52への電力供給が断たれており、電子カセッテ12のLD52から不用意にレーザ光が射出されることを防止することができる。
また、図7(A)に示すように、画像読出装置84のLD86はLD用給電部144から供給された電力によって作動し、LD用給電部144は電子カセッテ12のLD用給電部74から電気接点134を介して電力が供給されることで作動する。このLD用給電部144への電力供給は、前述のように、電子カセッテ12のケーシング20が、ケーシング20の底部面20Aが画像読出装置84の挿入溝172の底面172Aと当接する位置(通信可能位置)迄挿入され、電気接点76と電気接点134とが接触・導通することで可能となるので、電子カセッテ12のケーシング20が画像読出装置84の挿入溝172に挿入されていない状態では画像読出装置84のLD86への電力供給も断たれており、画像読出装置84のLD86から不用意にレーザ光が射出されることも防止することができる。
また、電子カセッテ12のケーシング20に衝撃等が加った等の場合には、電子カセッテ12の各種回路の配線の一部がショートしてLD52に電力が供給され、電子カセッテ12のケーシング20が画像読出装置84の挿入溝172に挿入されていない状態であるにも拘わらず、LD52からレーザ光が射出される可能性もゼロとは断定できない。これに対して本実施形態では、電子カセッテ12のケーシング20に溝182(凹部)が設けられ、LD52は溝182の側面からレーザ光を射出するように配置されており、図6(B)に示す光路188を参照しても明らかなように、LD52は、射出したレーザ光の少なくとも直接光(何らかの部材に照射されて反射される前のレーザ光)が溝182の外へ射出されない向きで、溝182内へレーザ光を射出するように配置されている。このため、電子カセッテ12のケーシング20が画像読出装置84の挿入溝172に挿入されていない状態で、仮にLD52からレーザ光が射出されたとしても、光量が比較的大きい直接光が溝182の外へ射出されることを防止することができる。
また、電子カセッテ12のケーシング20の溝182は、ケーシング20が挿入溝172に挿入されていない状態では、開口部が蓋部190によって閉止されているので、電子カセッテ12のケーシング20が画像読出装置84の挿入溝172に挿入されていない状態で、仮にLD52からレーザ光が射出されたとしても、光量が比較的小さい間接光(何らかの部材に照射され反射されたり拡散された光)が溝182の外へ漏出することも防止することができる。なお、蓋部190を設けることで溝182内への塵埃の侵入も抑制できる、という副次的な効果も得られる。
また、蓋部190は付勢手段の付勢力によって溝182の開口部を閉止する閉止位置に保持されているので、何らかの外力が加わることで溝182の開口部を開放する方向へ回動され、LD52から射出されたレーザ光が回動された蓋部190によって反射されることで、レーザ光が溝182の外へ漏出される可能性もある。これに対して本実施形態では、溝182の内壁面のうち透明部材184が設けられている部分以外のほぼ全面に拡散部材が設けられており、蓋部190のうち閉止位置に保持されている状態でケーシング20外を向く外面(上記のように回動された場合にレーザ光が照射される可能性がある面)にも拡散部材が設けられている。これにより、電子カセッテ12のケーシング20が画像読出装置84の挿入溝172に挿入されていない状態で、仮にLD52からレーザ光が射出され、更に何らかの外力が加わることで蓋部190が回動されたとしても、溝182の外へ漏出するレーザ光の光量を低減することができ、安全性を確保することができる。なお、上述した拡散部材に代えて吸収部材を設けた場合も同様の効果が期待できる。
また、画像読出装置84のケーシング94に衝撃等が加った等の場合には、画像読出装置84の各種回路の配線の一部がショートしてLD86に電力が供給され、電子カセッテ12のケーシング20が画像読出装置84の挿入溝172に挿入されていない状態であるにも拘わらず、LD86からレーザ光が射出される可能性もゼロとは断定できない。これに対して本実施形態では、画像読出装置84のケーシング94に挿入溝172(凹部)が設けられ、LD86は挿入溝172に立設された突起部178の側面からレーザ光を射出するように配置されており、図6(A)に示す光路186を参照しても明らかなように、LD86は、射出したレーザ光の少なくとも直接光(何らかの部材に照射されて反射される前のレーザ光)が挿入溝172の外へ射出されない向きで、挿入溝172内へレーザ光を射出するように配置されている。このため、電子カセッテ12のケーシング20が画像読出装置84の挿入溝172に挿入されていない状態で、仮にLD86からレーザ光が射出されたとしても、光量が比較的大きい直接光が挿入溝172の外へ射出されることを防止することができる。
また、画像読出装置84のケーシング94の挿入溝172は、ケーシング20が挿入溝172に挿入されていない状態では、開口部が蓋部174によって閉止されているので、電子カセッテ12のケーシング20が画像読出装置84の挿入溝172に挿入されていない状態で、仮にLD86からレーザ光が射出されたとしても、光量が比較的小さい間接光(何らかの部材に照射され反射されたり拡散された光)が挿入溝172の外へ漏出することも防止することができる。なお、蓋部174を設けることで挿入溝172内への塵埃の侵入も抑制できる、という副次的な効果も得られる。
また、蓋部174は付勢手段の付勢力によって挿入溝172の開口部を閉止する閉止位置に保持されているので、何らかの外力が加わることで挿入溝172の開口部を開放する方向へ回動され、レーザ光が挿入溝172の外へ漏出される可能性もある。これに対して本実施形態では、挿入溝172の内壁面のうち突起部178が設けられている部分以外のほぼ全面に拡散部材が設けられているので、電子カセッテ12のケーシング20が画像読出装置84の挿入溝172に挿入されていない状態で、仮にLD86からレーザ光が射出され、更に何らかの外力が加わることで蓋部174が回動されたとしても、挿入溝172の外へ漏出するレーザ光の光量を低減することができ、安全性を確保することができる。なお、上述した拡散部材に代えて吸収部材を設けた場合も同様の効果が期待できる。
ところで、放射線画像の撮影が行われることで電子カセッテ12の画像メモリ50に記憶されている画像データをディスプレイ128に画像として表示する等の利用を所望している場合、利用者は、まず読出対象の画像データが記憶されている電子カセッテ12のケーシング20を底部面20Aが下方を向くように把持し、画像読出装置84の挿入溝172の上方側の空間へ移動させる。そして、電子カセッテ12のケーシング20の下端部(底部面20A側の部分)を画像読出装置84の挿入溝172内に挿入した後に、電子カセッテ12のケーシング20の底部面20Aが画像読出装置84の挿入溝172の底面172Aと当接する迄ケーシング20を下方へ移動させる作業を行う。
これにより、まず蓋部174がケーシング20の底部面20Aに接する角部と接触・押圧されることで、図4(B),(C)に示すように、蓋部174が図示しない付勢手段の付勢力に抗して挿入溝172の開口部を開放する方向へ回動していき、挿入溝172へのケーシング20の下端部の挿入が可能となる。また、ケーシング20の底部面20Aが挿入溝172の底面172Aと近接した位置になると、蓋部190が突起部178の角部と接触・押圧されることで、図6(C),(D)に示すように、蓋部190が図示しない付勢手段の付勢力に抗して溝182の開口部を開放する方向へ回動していき、溝182へのケーシング20の突起部178の挿入が可能となる。
そして、ケーシング20の底部面20Aが挿入溝172の底面172Aと当接する通信可能位置に達すると(図3(B)に示す状態)、透明部材180,184を挟んで、電子カセッテ12のLD52が画像読出装置84のPD90と対向し、かつ画像読出装置84のLD86が電子カセッテ12のPD56と対向する状態(レーザ光による無線通信が可能な状態)になると共に、個々の電気接点134と個々の電気接点76とが接触・導通される。電気接点134と電気接点76との接触・導通に伴い、電子カセッテ12のLD用給電部74には、電気接点76,134を介して画像読出装置84の電源部142から電力が供給され、これにより電子カセッテ12のLD52がレーザ光を射出可能な状態になる。また、電源部142からLD用給電部74に供給された電力の一部は、電気接点76,134を介して画像読出装置84のLD用給電部144に供給され、これにより画像読出装置84のLD86がレーザ光を射出可能な状態になる。
上記のようにして、電子カセッテ12を画像読出装置84にセットする(通信可能位置に位置させる)と、利用者は操作部116のキーボード120を操作することで、画像読出装置84に対して電子カセッテ12からの画像データの読み出しを指示する。
画像読出装置84の通信制御部108は、画像データの読み出しが指示されると、まず変調部104を介してLD86から微小出力のレーザ光を射出させる。LD86から射出された微小出力のレーザ光は、透明部材180,184を透過して電子カセッテ12のPD56に入射される。電子カセッテ12の通信制御部72は、PD56によってレーザ光が検出(検知)されると、変調部68を介してLD52から微小出力のレーザ光を射出させる。LD52から射出された微小出力のレーザ光は、透明部材180,184を透過して画像読出装置84のPD90に入射される。
画像読出装置84のPD90によってレーザ光が検出(検知)された場合には、画像読出装置84のLD86から射出された微小出力のレーザ光が電子カセッテ12のPD56で検出(検知)され、かつ、電子カセッテ12のLD52から射出された微小出力のレーザ光が画像読出装置84のPD90で検出(検知)されているので、電子カセッテ12と画像読出装置84の相対位置は、LD86から射出されたレーザ光がPD56の受光面の中央又はその付近に入射され、LD52から射出されたレーザ光もPD90の受光面の中央又はその付近に入射される、通信可能な最適な位置関係にあると判断できる。
このため、画像読出装置84の通信制御部108は、微小出力のレーザ光がPD90によって検出(検知)された場合、自装置からレーザ光によって所定の情報を送信する(自装置のLDから射出されるレーザ光を所定の情報に応じて変調させる)と共に、相手装置からレーザ光によって受信した情報(相手装置のLDから射出されて自装置のPDで受光されたレーザ光を復調することで得られた情報)の内容を確認することで、相手装置が正規の装置か否かを確認する相手装置確認処理を行う。なお、相手装置確認処理で電子カセッテ12が画像読出装置84へ送信する情報としては、個々の電子カセッテ12を識別するためのカセッテID等の情報が挙げられ、画像読出装置84が電子カセッテ12へ送信する情報としては、自装置が画像読出装置であることを表す情報等が挙げられる。
上記の相手装置確認処理で相手装置が正規の装置でないと判断した場合、画像読出装置84の通信制御部108は、LD86からのレーザ光の射出を停止させ、相手装置が正規の装置でないことを通知するエラーメッセージをディスプレイ118に表示させる等のエラー処理を行うが、相手装置確認処理で相手装置が正規の装置(電子カセッテ12)であると判断した場合には、LD86からのレーザ光出力を通常の通信時の値に設定し、相手装置に対してデータ転送を要求する情報をレーザ光によって相手装置へ送信する。
電子カセッテ12の通信制御部72では、画像読出装置84からデータ転送を要求する情報を受信すると、LD52からのレーザ光出力を通常の通信時の値に設定した後に、画像読出装置84へ未転送の画像データを転送対象の画像データとして画像メモリ50から読み出し、画像メモリ50から読み出した転送対象の画像データをレーザ光によって相手装置(画像読出装置84)へ送信する。電子カセッテ12からレーザ光によって送信された画像データが画像読出装置84によって受信されると、画像読出装置84の通信制御部108は、相手装置(電子カセッテ12)から受信した画像データを後段(本実施形態では画像処理部112)へ出力する。これにより、画像読出装置84で受信された画像データは、画像処理部112によって各種の画像処理が行われた後に画像メモリ124に記憶される。また画像読出装置84の通信制御部108は、相手装置(電子カセッテ12)のデータ送信に対する応答をレーザ光によって送信する。この応答が電子カセッテ12で受信されることで、電子カセッテ12の通信制御部72では、画像メモリ50からの未転送の画像データの読み出し、読み出した画像データの送信を再度行う。
上記のシーケンスは、画像読出装置84へ未転送の画像データが画像メモリ50から無くなる迄繰り返され、画像メモリ50に記憶されている未転送の画像データは画像読出装置84へ全て送信(転送)される。そして、未転送の画像データが画像メモリ50から無くなると、電子カセッテ12の通信制御部72は、データ転送の終了を相手装置(画像読出装置84)へ通知し、LD52からのレーザ光の射出を停止させる。また、データ転送の終了が通知されると、画像読出装置84の通信制御部108は、LD86からのレーザ光の射出を停止させると共に、電子カセッテ12からの画像データの読み出しが完了したことを通知するメッセージをディスプレイ118に表示させる。
なお、上述のように電子カセッテ12と画像読出装置84が通信を行っている途中で、電子カセッテ12のケーシング20及び画像読出装置84のケーシング94の少なくとも一方に外力が加わり、電気接点76と電気接点134との接触状態が変化した場合(例え電気接点76と電気接点134が僅かに接触している状態となり接触抵抗が増大した等の場合)には、LD用給電部74への電力の供給状態及びLD用給電部144への電力の供給状態の少なくとも一方が変化し、この電力の供給状態の変化がLD用給電部74及びLD用給電部144の少なくとも一方によって検出される。
電力の供給状態の変化がLD用給電部74によって検出された場合、検出された電力の供給状態の変化は通信制御部72へ通知され、この場合、通信制御部72はLD52からのレーザ光の射出を直ちに停止させる。LD52からのレーザ光の射出停止は、例えばLD用給電部74からLD52への電力の供給を停止させるか、変調部68からLD52への信号の出力を停止させることで行うことができる。これにより、電子カセッテ12のケーシング20及び画像読出装置84のケーシング94の少なくとも一方に加わった外力が、画像読出装置84の挿入溝172からの電子カセッテ12の離脱等を生じさせる大きな外力であったとしても、挿入溝172から電子カセッテ12が実際に離脱する前にLD52からのレーザ光の射出を停止させることができ、LD52から射出されたレーザ光がケーシング20外(溝182外)へ漏出することを未然に防止することができる。
また、電力の供給状態の変化がLD用給電部144によって検出された場合、検出された電力の供給状態の変化は通信制御部108へ通知され、この場合、通信制御部72はLD86からのレーザ光の射出を直ちに停止させると共に、ディスプレイ118へエラーメッセージを表示させるエラー処理も行う。LD86からのレーザ光の射出停止についても、例えばLD用給電部144からLD86への電力の供給を停止させるか、変調部104からLD86への信号の出力を停止させることで行うことができる。これにより、電子カセッテ12のケーシング20及び画像読出装置84のケーシング94の少なくとも一方に加わった外力が、画像読出装置84の挿入溝172からの電子カセッテ12の離脱等を生じさせる大きな外力であったとしても、挿入溝172から電子カセッテ12が実際に離脱する前にLD86からのレーザ光の射出を停止させることができ、LD86から射出されたレーザ光が挿入溝172外へ漏出することを未然に防止することができる。なお、通信制御部72,108による上述した処理は請求項3に記載の制御手段に対応している。
また、電子カセッテ12と画像読出装置84が通信を行っている途中で、電子カセッテ12のケーシング20が通信可能位置から急速に離脱されることで、上述した電力の供給状態の変化に基づいてレーザ光の射出を停止させる制御が間に合わない場合にも、電子カセッテ12のケーシング20の離脱と同時に電気接点76,134の接触・導通も解除され、画像読出装置84の電源部142から電子カセッテ12のLD用給電部74への電力の供給、及び、電子カセッテ12のLD用給電部74から画像読出装置84のLD用給電部144への電力の供給も停止されるので、LD52,86への電力の供給も停止され、LD52,86からのレーザ光の射出も停止される。また、電子カセッテ12との通信の途中で電子カセッテ12のケーシング20が通信可能位置から離脱された場合は、電力の供給停止がLD用給電部144から通信制御部108へ通知され、ディスプレイ118へエラーメッセージを表示させるエラー処理も行われる。
なお、上記では図7(A)に示すように、画像読出装置84の電源部142から電気接点76,134を介して電子カセッテ12のLD用給電部74へ電力が供給されると共に、LD用給電部74へ供給された電力の一部が電気接点76,134を介して画像読出装置84のLD用給電部144へ供給される構成を説明したが、これに限定されるものではなく、例として図7(B)に示すように、画像読出装置84の電源部142から電気接点76,134を介して電子カセッテ12のLD用給電部74へ電力が供給されると共に、画像読出装置84の電源部142から画像読出装置84内部の給電ラインを介して画像読出装置84のLD用給電部144へ電力が供給される構成を採用してもよいし、例として図7(C)に示すように、画像読出装置84の電源部142から電気接点76,134を介して電子カセッテ12のLD用給電部74へ電力が供給されると共に、電子カセッテ12の主電源部80から電気接点76,134を介して画像読出装置84のLD用給電部144へ電力が供給される構成を採用してもよい。
また、上記では蓋部190のうち閉止位置(図6(B)参照)に保持されている状態でケーシング20外を向く外面に拡散部材又は吸収部材を設ける態様を説明したが、これに限定されるものではなく、例として図8に示すように、LD52から射出されたレーザ光が前記外面に照射される位置迄蓋部190が回動された場合に、照射されたレーザ光を溝182の外へ射出されない方向へ反射するように、蓋部190の外面を整形するようにしてもよい。図8では、蓋部190の外面に、外面に対しておよそ垂直な垂直面と外面に対して傾斜している傾斜面を備えた形状の反射部材196を連続的に形成した例が示されており、この例では、蓋部190が溝182の開口部を閉止している状態(図8(A)に示す状態)から、図8(B)に示すように物体198(例えば利用者の指先等)によってLD52から射出されたレーザ光が蓋部190の外面に照射される位置迄蓋部190が回動された場合に、蓋部190の外面に照射されたレーザ光を反射部材196によって溝182の底面へ反射することができ、溝182から漏出するレーザ光を低減することができる。なお、反射部材196の形状は図8に示した形状に限られるものではなく、照射されたレーザ光を溝182の外へ射出されない方向へ反射できる形状であれば、任意の形状を適用可能である。
また、上記では本発明に係る電子機器としての電子カセッテ12及び画像読出装置84が、各々レーザ光を射出して通信を行う態様を説明したが、通信を行う装置のうちの一方はレーザ光を射出して情報の送信を行い、他方は別の通信手段(例えば赤外線等)で情報送信を行うように構成してもよい。この場合、赤外レーザ光を用いた無線通信では非常に高い伝送速度が実現されていることを考慮すると、レーザ光を射出して情報の送信を行う装置としては、より多量の情報を送信する装置(例えば電子カセッテと画像読出装置であれば、画像データの送信を行う電子カセッテ)を選択することが望ましい。
また、上記では本発明に係る電子機器の好例として電子カセッテ12(可搬型放射線画像変換装置)及び画像読出装置84を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は他の装置と無線通信を行う任意の電子機器に適用可能である。特に、赤外レーザ光を用いた無線通信では非常に高い伝送速度が実現されていることを考慮すると、少なくとも一方が可搬性を有し、かつ、無線通信によって大量のデータを送受するか、又は、大量データの送受に対するニーズの高い電子機器が好適であり、例えば本発明に係る電子機器として、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置と、これらの撮像装置から静止画像データや動画像データを受け取るPCやプリンタ等の機器を適用し、これらの間の無線通信をレーザ光によって行うようにしてもよいし、本発明に係る電子機器として、可搬性を有するスキャナと、スキャナから静止画像データを受け取るPCやプリンタ等の機器を適用し、これらの間の無線通信をレーザ光によって行うようにしてもよいし、本発明に係る電子機器として、静止画像や動画像の撮影機能及び音楽再生機能の少なくとも一方を備えた携帯機器(例えば携帯電話機やPDA等)を適用に、これらの携帯機器同士の画像データや音楽データの交換のための無線通信をレーザ光によって行うようにしてもよい。
一例として図9には、本発明に係る電子機器として、デジタルスチルカメラ200と、デジタルスチルカメラ200からの画像データの読み出し時やデジタルスチルカメラ200の内蔵バッテリの充電時にデジタルスチルカメラ200がセットされるクレードル202を適用した態様を示す。この態様においても、電気接点76,134を介して相手装置から供給された電力によってLD52,86を作動させることで、相手装置との相対位置が適正でない場合の安全性を確保することができる。
また、上記では画像読出装置84のケーシング94の挿入溝172内に突起部178を立設すると共に、電子カセッテ12のケーシング20に溝182を設け、突起部178にLD86、PD90及び電気接点134を設け、溝182の側方にLD52及びPD56を設けると共に溝182の底面に電気接点76を設けた態様を説明したが、これに限定されるものではなく、例として図10に示すように、突起部178等の凸部及び溝182等の凹部を省略し、第1の電子機器(図10の例ではクレードル206)のケーシングに形成され、第2の電子機器(図10の例ではデジタルスチルカメラ204)のケーシングが挿入される凹部208の側壁部に、LD210及びPD212を、LD210から射出されたレーザ光の少なくとも直接光が凹部208外へ射出されない向きで配置すると共に、第2の電子機器のケーシングのうち、当該ケーシングが凹部208にセットされた状態でLD210及びPD212と対向する位置に、PD214及びLD216を各々設けるようにしてもよい。この場合、第1の電子機器の電気接点218は、例えば凹部208の底面に設け、第2の電子機器の電気接点220は、例えばケーシングの底面のうち電気接点218に対応する位置に設けることができる。
なお、先に説明した態様では、突起部178及び溝182が非対称の位置に設けられていることで、電子カセッテ12のケーシング20の表裏が逆向きとされた状態で挿入溝172内に挿入されることを未然に防止することができるが、図10に示したように、突起部178等の凸部及び溝182等の凹部を省略した場合には、例えば電気接点218,220を非対称の位置に設ければ、第2の電子機器のケーシングが凹部208へ逆向きに挿入されること自体は阻止できないものの、第2の電子機器のケーシングが凹部208へ逆向きに挿入された状態でLD210,216からレーザ光が射出されることは防止することができる。
また、本発明に係る接点としては任意の形状の接点を適用可能であり、例えば、第1接点及び第2接点の一方を、図11(A)に示すような筒状の電気接点222とすると共に、他方を、図11(B)に示すように、筒状の電気接点222の全周に亘って電気接点222と接触可能な環状の電気接点224とし、レーザ光による通信を行う電子機器同士の相対位置が通信可能位置に調整された状態で、図11(C)に示すように、電気接点222と電気接点224とが接触すると共に、接触状態の電気接点222及び電気接点224の中央部がレーザ光の光路となるように(レーザ光の光路の周囲が接触状態の電気接点222及び電気接点224で覆われるように)、電気接点222、電気接点224、LD226及びPD228を配置してもよい。これにより、相対位置が通信可能位置に調整された電子機器の少なくとも一方に外力等が加わることで、レーザ光による通信を行う電子機器同士の相対位置が通信可能位置から若干ずれた場合にも、電気接点222と電気接点224の接触状態が維持されていれば、接触状態を維持している電気接点222及び電気接点224によってレーザ光の光路の周囲が覆われているので、レーザ光の漏出をより確実に防止することができる。上記態様は請求項2記載の発明に対応している。
本実施形態に係る電子カセッテ及び画像読出装置の概略構成を示すブロック図である。 (A)は放射線画像撮影時の電子カセッテの配置を示す概略図、(B)は電子カセッテの内部構造を示す斜視図である。 電子カセッテ及び画像読取装置の外観を各々示す斜視図である。 画像読出装置の挿入溝の開口部を閉止する蓋部を示す側面図である。 (A)は画像読出装置の挿入溝に設けられた突起部、(B)は電子カセッテの筐体に設けられ突起部が挿入される溝部を各々示す斜視図である。 画像読出装置への電子カセッテのセット時の、電子カセッテの溝部への画像読出装置の突起部の挿入を説明するための側面図である。 電子カセッテと画像読取装置との間の電力供給を示す概略図である。 電子カセッテの溝を閉止する蓋部の外面に反射部材を設けた態様を示す概略図である。 本発明をデジタルスチルカメラとクレードルに適用した一態様を示す概略図である。 本発明をデジタルスチルカメラとクレードルに適用した別態様を示す概略図である。 本発明に係る電気接点の他の例を示す概略図である。
符号の説明
10 放射線画像取扱システム
12 電子カセッテ
20 ケーシング
52 LD
56 PD
74 LD用給電部
80 主電源部
84 画像読出装置
94 ケーシング
86 LD
90 PD
142 電源部
144 LD用給電部
200 デジタルスチルカメラ
202 クレードル
204 デジタルスチルカメラ
206 クレードル
218 電気接点
220 電気接点
222 電気接点
224 電気接点

Claims (8)

  1. レーザ光を射出する第1射出手段及び該第1射出手段から射出されるレーザ光を送信対象情報に応じて変調する第1変調手段を備え、
    相手装置の筐体と自装置の筐体との相対位置が、前記第1射出手段から射出されたレーザ光が前記相手装置の受光領域内に入射される通信可能位置に調整された状態で、前記相手装置の受信手段により、前記受光領域内に入射されたレーザ光が検出され、レーザ光の検出結果から前記送信対象情報が復調されることで、前記送信対象情報が受信される電子機器であって、
    前記相手装置の筐体と前記自装置の筐体との相対位置が前記通信可能位置に調整された状態で、前記相手装置に設けられた第2接点と接触する第1接点と、
    前記第2接点と接触している前記第1接点を介して前記相手装置から供給された電力を、前記レーザ光の射出に用いる電力として前記第1射出手段に供給する第1給電手段と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1接点及び前記第2接点の一方は筒状、他方は筒状の相手接点の全周に亘って相手接点と接触可能な環状とされ、前記第1接点及び前記第2接点は、前記相手装置の筐体と前記自装置の筐体との相対位置が前記通信可能位置におよそ調整された状態で、相手接点と接触することで、前記第1射出手段から射出されるレーザ光の光路の周囲を覆うようにそれぞれの装置の筐体に取付けられていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記第2接点と接触している前記第1接点を介しての前記相手装置からの電力の供給状態を監視し、前記電力の供給状態が変化した場合に警報を発するか、又は、前記第1射出手段からのレーザ光の射出を停止させる制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 前記相手装置の筐体と前記自装置の筐体との相対位置が前記通信可能位置に調整された状態で、前記相手装置に設けられた第4接点と接触する第3接点を備え、
    前記第1給電手段は、前記第2接点と接触している前記第1接点を介して前記相手装置から供給された電力の一部を、前記第4接点と接触している前記第3接点を介して前記相手装置へ供給することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  5. 前記相手装置は、レーザ光を射出する第2射出手段と、該第2射出手段から射出されるレーザ光を送信対象情報に応じて変調する第2変調手段と、前記第1接点と接触している前記第2接点を介して電力を供給する第2給電手段と、前記第3接点と接触している前記第4接点を介して供給された電力を、前記レーザ光の射出に用いる電力として前記第2射出手段に供給する第3給電手段と、を備え、前記自装置とレーザ光によって双方向の通信を行う構成であり、
    前記相手装置の筐体と前記自装置の筐体との相対位置が前記通信可能位置に調整された状態では、前記相手装置の前記第2射出手段から射出されたレーザ光も前記自装置の受光領域内に入射され、
    前記自装置は、前記相手装置の筐体と前記自装置の筐体との相対位置が前記通信可能位置に調整された状態で、前記自装置の前記受光領域内に入射されたレーザ光を検出し、レーザ光の検出結果から前記送信対象情報を復調することで、前記相手装置から前記送信対象情報を受信する受信手段を備えていることを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  6. 前記レーザ光は可視域外の波長の非可視レーザ光であることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項記載の電子機器。
  7. 前記非可視レーザ光は赤外域の波長のレーザ光であることを特徴とする請求項6記載の電子機器。
  8. 前記電子機器は、撮像装置、携帯可能な情報機器、可搬型放射線画像変換装置、当該可搬型放射線画像変換装置から画像情報を読み出す画像読出装置、の何れかであることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか1項記載の電子機器。
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