JP2003019107A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2003019107A
JP2003019107A JP2001210335A JP2001210335A JP2003019107A JP 2003019107 A JP2003019107 A JP 2003019107A JP 2001210335 A JP2001210335 A JP 2001210335A JP 2001210335 A JP2001210335 A JP 2001210335A JP 2003019107 A JP2003019107 A JP 2003019107A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直列に接続される極性をもつ複数の発光素子
を配線が絡みにくい構成で内視鏡の先端部に配置する。 【解決手段】 略円形をした内視鏡挿入部の先端部11
AにLED18A、18B、18Cを、対物レンズ21
を取り囲んで円環状に配置し、この順番に直列に接続す
る。LED18Aのアノード端子Aはカソード端子Kに
比べLED18Bのカソード端子K側に位置し、LED
18Bのアノード端子Aはカソード端子Kに比べLED
18Cのカソード端子K側に位置するように配置され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡の照明用光
源の配置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、発光ダイオード(LED)等の発
光素子の発光性能の向上及び小型化にともない、内視鏡
の照明用光源としてLED等の発光素子を用いたものが
提案されている。LED等の発光素子は小型であるとと
もに発熱量が小さいことから、このような内視鏡では、
内視鏡の挿入部先端に光源であるLEDを設けることが
可能となる。これにより、ライトガイドを介することな
く照明光を観察部位に供給することができるため、内視
鏡挿入部の細径化が容易になるとともに、別途光源部を
設ける必要がなくなるため、その構成も簡略・小型とす
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、単体として
のLEDの照明強度は、必ずしも照明光としてまだ十分
とは言えず、複数のLEDを内視鏡の先端部に設ける必
要が生じ得る。しかし、内視鏡の先端部は極めて小型で
あるとともに、観察部位の位置に応じて様々な方向に撓
曲されて用いられるため、その先端部に複数のLEDが
配置されると、配線が絡みやすいという問題がある。
【0004】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、挿入部の先端に極性を有する複数の発
光素子が設けられるとともに発光素子の配線が絡みにく
い内視鏡を得ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡は、それ
ぞれアノード及びカソードの2つの極性端子を有する複
数の照明用の発光素子を内視鏡挿入部の先端に備え、複
数の発光素子が直列に接続され、この直列接続の+側及
び−側の末端となるアノード端子及びカソード端子を除
いて、複数の発光素子の各々のアノード端子が、次に接
続される発光素子のカソード端子よりに配置され、かつ
複数の発光素子の各々のカソード端子が、次に接続され
る発光素子のアノード端子よりに配置されていることを
特徴としている。
【0006】良好な配光特性を得るには、複数の発光素
子は、対物レンズを取り囲んで円環状に配置されること
が好ましい。また、発光素子は例えばLEDからなる。
【0007】また、本発明の内視鏡は、それぞれアノー
ド及びカソードの2つの極性端子を有する照明用の第1
及び第2の発光素子を内視鏡挿入部の先端に備え、第1
の発光素子のアノード端子が第2の発光素子のカソード
端子に接続され、第1の発光素子のアノード端子の方が
第1の発光素子のカソード端子よりも第2の発光素子の
カソード端子よりに配置され、第2の発光素子のカソー
ド端子の方が第2の発光素子のアノード端子よりも第1
の発光素子のアノード端子よりに配置されることを特徴
としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1は、本発明を適用した第1
の実施形態である携帯内視鏡の構成の概略を示す図であ
る。
【0009】内視鏡本体10は、細長で可撓性を有する
挿入部11、各種操作を行うための操作部12、及び内
視鏡観察を行うための接眼部13から概ねなる。観察部
位の映像は、挿入部11の先端部11Aに設けられた対
物レンズ(図2参照)、超極細の光ファイバーの束から
なる管状のイメージガイド14を介して光学的に伝送さ
れ、接眼部13の光学系を通して観察される。内視鏡本
体10内には、イメージガイド14の他に例えば、鉗子
チャンネル15、送気・送水チャンネル16、吸引チャ
ンネル17等が設けられており、それぞれのチューブの
一方の端部は挿入部11の先端部11Aに達している。
鉗子チャンネル15のもう一方の端部は鉗子口15Bに
接続され、鉗子口15Bには鉗子栓15Cが設けられ
る。送気・送水チャンネル16のもう一方の端部は送気
・送水ボタン16Cを介して送気・送水ソケット(図示
せず)に導かれる。また、吸引チャンネル17のもう一
方の端部は吸引ボタン17Cを介して吸引ニップル(図
示せず)に導かれる。挿入部11の先端部11Aには、
発光素子として複数(例えば3つ)のLED18が設け
られている。LED18の発光はLEDドライブ回路1
9により制御され、LEDドライブ回路19は電源ユニ
ット20に設けられた回転式のスイッチ20AのON操
作に基づいて回路駆動される。なお、図1には便宜上、
1つのLEDしか図示されていない。
【0010】図2は挿入部11の先端部11Aを正面
(外部)から見たときの模式図であり、それぞれの部品
の配置を示している。
【0011】先端部11Aは略円形をしており、その略
中央には対物レンズ21が設けられている。鉗子チャン
ネルの開口15A、送気ノズル16A、送水ノズル16
B、及び照明用光源の3つのLED18A、18B、1
8Cは、例えば対物レンズ21を取り囲んで円環状に配
置される。このときLED18A、18B、18Cは、
その配置に偏りが生じないように、それぞれ鉗子チャン
ネルの開口15A、送気ノズル16A、送水ノズル16
Bを間に挟んで配置される。
【0012】図3は、先端部11Aを背面からみたとき
の模式図であり、それぞれの部品の配置とLED18
A、18B、18Cの配線が示されている。LED18
A、18B、18Cは、図4に示すように直列にLED
ドライブ回路19に接続されている。すなわち、LED
18Aのカソード端子KはLEDドライブ回路19の−
極側端子に接続され、LED18Aのアノード端子A
は、LED18Bのカソード端子Kに接続され、LED
18Bのアノード端子AはLED18Cのカソード端子
Kに接続され、LED18Cのアノード端子AはLED
ドライブ19の+極側端子に接続されている。
【0013】このとき、LED18A、18B、18C
は、LED18Aのアノード端子Aがカソード端子Kに
比べLED18Bのカソード端子K側に位置し、LED
18Bのアノード端子Aがカソード端子Kに比べLED
18Cのカソード端子K側に位置するように配置され
る。図3に示される先端部11Aの背面図では、LED
18A、18B、18Cの各端子が、先端部11Aの周
に沿って、時計回りにアノード端子A、カソード端子K
の順となるように各々配置されている。すなわち、複数
のLEDの直列接続において、接続の+側の末端となる
アノード端子、及び−側の末端となるカソード端子を除
いて、各LEDのアノード端子Aは次に接続されるLE
Dのカソード端子Kよりに配置され、各LEDのカソー
ド端子Kは次に接続されるLEDのアノード端子よりに
配置される。
【0014】以上のように、本発明の第1の実施形態に
よれば、直列に接続されるLED等の極性をもつ複数の
発光素子を配線が絡みにくい構成で内視鏡の先端部に配
置することができる。
【0015】次に図5及び図2〜図4を参照して本発明
の第2の実施形態について説明する。図5は本発明が適
用される第2の実施形態の電子内視鏡システムの構成を
概略的に示すブロック図である。なお、第1の実施形態
の同様の機能を果たす構成部には同一の参照番号を使用
した。
【0016】第2の実施形態の電子内視鏡システムは、
例えば、電子内視鏡10’、映像信号処理装置30、T
Vモニタ40、キーボード50等からなる。電子内視鏡
10’は映像信号処理装置30に着脱自在に接続され、
映像信号処理装置30にはビデオケーブルを介して画像
表示用のTVモニタ40が接続される。電子内視鏡1
0’の先端で撮影された映像は、映像信号処理装置30
で画像信号処理された後、TVモニタ40の画面に表示
される。
【0017】電子内視鏡10’は、細長で可撓性を有す
る挿入部11、操作部12、映像信号処理装置30との
接続されるコネクタ部22、電子内視鏡10’の本体と
コネクタ部22とを連結し、可撓性を有する連結部23
とから概ねなる。挿入部11の先端部11Aには撮像素
子であるCCD20と照明用光源としての複数のLED
(発光素子)が設けられている。なお、電子内視鏡1
0’には、この他にも図1を参照して説明した内視鏡1
0と同様に、鉗子チャンネル、送気・送水チャンネル、
吸引チャンネルや、各種操作ボタン等が通常設けられて
いるが、それらの説明を省略する。
【0018】電子内視鏡10’の先端部11Aにおける
各部品の配置は、第1の実施形態における内視鏡10の
先端部と同様であり図2、図3で示される。すなわち、
電子内視鏡10’の先端部11Aには3つのLED18
A、18B、18Cが図2、図3に示される配置で取り
付けられている。なお、第2の実施形態では、第1の実
施形態のイメージガイド14に替えてCCD20が対物
レンズ21に取り付けられている。
【0019】LED18A、18B、18Cは図4に示
されるように直列に接続され、映像信号処理装置30内
に設けられたLEDドライブ回路19に接続されてい
る。また、CCD20は、映像信号処理装置30に設け
られた制御回路32に接続されており、制御回路32か
らの駆動パルス信号に基づいて駆動制御される。CCD
20で撮影された映像はアナログの画像信号として映像
信号処理回路30内の画像信号処理回路31に送られ、
従来公知の各種信号処理が施された後、ビデオケーブル
を介してTVモニタ40に出力される。
【0020】映像信号処理装置30には、フロントパネ
ルスイッチ33が設けられており、LEDの光源のON
/OFF及び光量調整や、画像信号処理の各種パラメー
タの設定等を行うことができる。LEDドライブ回路1
9の駆動は、LEDの光源のON/OFFに対応したフ
ロントパネルスイッチ33からの操作信号に基づいて制
御回路32によって制御される。画像信号処理回路31
等の駆動は、制御回路32によって制御される。また、
制御回路32には入力装置であるキーボード50が接続
され、制御回路32はキーボード50からの入力にした
がって画像処理や各種制御を行うことができる。
【0021】以上のように、第2の実施形態において
も、LEDが第1の実施形態と同様に配置されているの
で、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0022】なお、本実施形態では、発光素子としてL
EDが用いられたが、端子が極性をもつ発光素子である
ならばLEDに限定されない。また本実施形態におい
て、LEDの数は3つであったが、LEDの数はこれに
限定されるものではなく、これよりも多くても少なくて
もよい。
【0023】本実施形態においてLEDは挿入部先端面
の周に沿って略等間隔に配置されたが、複数のLEDの
直列接続において、接続の+側の末端となるアノード端
子、及び−側の末端となるカソード端子を除いて、各L
EDのアノード端子Aが次に接続されるLEDのカソー
ド端子Kよりに配置され、各LEDのカソード端子Kが
次に接続されるLEDのアノード端子よりに配置されて
いればよく、本実施形態の配置に限定されるものではな
い。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、挿入部
の先端に極性を有する複数の発光素子が設けられるとと
もに発光素子の配線が絡みにくい内視鏡を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される第1の実施形態の内視鏡の
概略図である。
【図2】内視鏡の挿入部先端におけるLEDの配置を示
す模式的な正面図である。
【図3】図2に示された挿入部先端を背面から見たとき
の図である。
【図4】LEDの電気的な配線を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態である電子内視鏡シス
テムの回路構成を概略示すブロック図である。
【符号の説明】
10 内視鏡 10’ 電子内視鏡 11 挿入部 11A 先端部 18A、18B、18C LED A アノード端子 K カソード端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれアノード及びカソードの2つの
    極性端子を有する複数の照明用の発光素子を内視鏡挿入
    部の先端に備え、前記複数の発光素子が直列に接続さ
    れ、この直列接続の+側及び−側の末端となるアノード
    端子及びカソード端子を除いて、前記複数の発光素子の
    各々のアノード端子が、次に接続される発光素子のカソ
    ード端子よりに配置され、かつ前記複数の発光素子の各
    々のカソード端子が、次に接続される発光素子のアノー
    ド端子よりに配置されていることを特徴とする内視鏡。
  2. 【請求項2】 前記複数の発光素子が対物レンズを取り
    囲んで円環状に配置されたことを特徴とする請求項1に
    記載の内視鏡。
  3. 【請求項3】 前記発光素子がLEDであることを特徴
    とする請求項1に記載の内視鏡。
  4. 【請求項4】 それぞれアノード及びカソードの2つの
    極性端子を有する照明用の第1及び第2の発光素子を内
    視鏡挿入部の先端に備え、前記第1の発光素子のアノー
    ド端子が前記第2の発光素子のカソード端子に接続さ
    れ、前記第1の発光素子のアノード端子の方が前記第1
    の発光素子のカソード端子よりも前記第2の発光素子の
    カソード端子よりに配置され、前記第2の発光素子のカ
    ソード端子の方が前記第2の発光素子のアノード端子よ
    りも前記第1の発光素子のアノード端子よりに配置され
    ることを特徴とする内視鏡。
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