JP2003018161A - ネットワーク帯域制御システム - Google Patents

ネットワーク帯域制御システム

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JP2003018161A
JP2003018161A JP2001201930A JP2001201930A JP2003018161A JP 2003018161 A JP2003018161 A JP 2003018161A JP 2001201930 A JP2001201930 A JP 2001201930A JP 2001201930 A JP2001201930 A JP 2001201930A JP 2003018161 A JP2003018161 A JP 2003018161A
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JP
Japan
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band
network
priority
bandwidth
control means
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JP2001201930A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Fujii
靖之 藤井
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一ネットワーク上でイベント等に応じて動
的に帯域の制御が可能なネットワーク帯域制御システム
を実現する。 【解決手段】 ネットワーク上で通信を行う各機器の帯
域を制御するネットワーク帯域制御システムにおいて、
各機器に対する個々の帯域を決定して各機器にそれぞれ
通知する帯域制御手段と、この帯域制御手段から通知さ
れた帯域に基づき自律的に帯域を制御する各機器とを設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上で
通信を行う各機器の帯域を制御するネットワーク帯域制
御システムに関し、特に同一ネットワーク上の各機器の
帯域を動的に制御することが可能なネットワーク帯域制
御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワーク上を伝播する通信は
当該ネットワークの最大の帯域で制限されるため、各機
器の使用する帯域の合計が最大帯域以内に納まるように
各機器の帯域を適宜調整して制御する必要性がある。
【0003】図12はこのような従来のネットワーク帯
域制御システムの一例を示す構成ブロック図である。図
12において1,2及び3は監視カメラや監視マイク等
の各種機器、4は帯域制御手段、5はクライアントマシ
ン、6はサーバマシン、100及び101はそれぞれ独
立したLAN(Local Area Network)やWAN(WideAr
ea Network)等のネットワークである。
【0004】機器1〜3はネットワーク100に接続さ
れ、クライアントマシン5及びサーバマシン6はネット
ワーク101に接続される。また、ネットワーク100
とネットワーク101は帯域制御手段4によって相互に
接続される。
【0005】ここで、図12に示す従来例の動作を図1
3及び図14を用いて説明する。図13は帯域制御手段
4の動作を説明するフロー図、図14は帯域制御の様子
を説明する説明図である。また、ネットワーク100上
の機器1〜3からネットワーク101上のサーバマシン
6に対して情報が送信されると想定する。
【0006】図13中”S001”において帯域制御手
段4はネットワーク100から情報を受信し、図13
中”S002”において受信した情報が機器1からの情
報であるか否かを判断する。
【0007】もし、図13中”S002”において受信
した情報が機器1からのものである場合には、図13
中”S003”において帯域制御手段4は機器1に予め
設定されている帯域に制限して受信した情報をネットワ
ーク101上に送信する。
【0008】また、図13中”S002”において受信
した情報が機器1からのものでなければ、図13中”S
004”において帯域制御手段4は受信した情報が機器
2からの情報であるか否かを判断する。
【0009】もし、図13中”S004”において受信
した情報が機器2からのものである場合には、図13
中”S005”において帯域制御手段4は機器2に予め
設定されている帯域に制限して受信した情報をネットワ
ーク101上に送信する。
【0010】また、図13中”S004”において受信
した情報が機器2からのものでなければ、図13中”S
006”において帯域制御手段4は受信した情報が機器
3からの情報であるか否かを判断する。
【0011】もし、図13中”S006”において受信
した情報が機器3からのものである場合には、図13
中”S007”において帯域制御手段4は機器3に予め
設定されている帯域に制限して受信した情報をネットワ
ーク101上に送信する。
【0012】例えば、ネットワーク100及び101の
最大帯域が図14中”MB01”及び図14中”MB1
1”に示す幅(但し、”MB01”>”MB11”)で
あり、機器1,2及び3がネットワーク100上で図1
4中”SB01”、”SB02”及び”SB03”に示
すような帯域を使用している場合には、帯域制御手段4
は機器1〜3からの情報を図14中”MB11”に示す
ネットワーク101の最大帯域に納まるように制限する
必要性がある。
【0013】このため、帯域制御手段4は予め各機器に
対して設定されている帯域に制限して情報をネットワー
ク101上に送信する。
【0014】例えば、機器1,2及び3に対してネット
ワーク101上で予め設定されている帯域が図14中”
SB11”、”SB12”及び”SB13”である場合
には、帯域制御手段4は機器1の帯域を図14中”SB
01”から”SB11”に制限し、機器2の帯域を図1
4中”SB02”から”SB12”に制限し、機器3の
帯域を図14中”SB03”から”SB13”に制限す
る。
【0015】これにより、図14中”SB11”〜”S
B13”の合計であるネットワーク101上の帯域の合
計は、図14中”MB11”に示すネットワーク101
の最大帯域以内に制限される。
【0016】この結果、ネットワーク間に設けられた帯
域制御手段4により一方のネットワーク100から受信
した情報を他方のネットワーク101の最大帯域内に納
まるように制御して送信することにより、ネットワーク
上の帯域を制御することが可能になる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図12に示す
従来例では帯域制御手段4では予め各機器に対して設定
されている帯域を用いて静的に帯域を制御するため、イ
ベントに対応して帯域を変化させることが困難である言
った問題点があった。
【0018】また、帯域制御手段4は自らを通過する情
報に対してその帯域を制御することができるものの、同
一のネットワーク上に各機器やサーバマシン等が混在す
る場合には帯域制御手段4を情報が通過することがない
ので帯域の制御はできない、言い換えれば、ネットワー
ク・トポロジー(ネットワークの接続形態)によって制
約を受けてしまうと言った問題点があった。
【0019】さらに、帯域の制御対象である各機器1〜
3が存在するネットワーク100では各機器の最大使用
帯域の合計を許容する設計が必要となり、通常の運用時
から比較して過剰な帯域を確保することになりコスト的
に望ましくないと言った問題点があった。従って本発明
が解決しようとする課題は、同一ネットワーク上でイベ
ントに応じて動的に帯域の制御が可能なネットワーク帯
域制御システムを実現することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】ネットワーク上で通信を
行う各機器の帯域を制御するネットワーク帯域制御シス
テムにおいて、前記各機器に対する個々の帯域を決定し
て前記各機器にそれぞれ通知する帯域制御手段と、この
帯域制御手段から通知された前記帯域に基づき自律的に
帯域を制御する前記各機器とを備えたことにより、同一
ネットワーク上であっても帯域の制御が可能になる。言
い換えれば、帯域制御のために通信の通過点を設ける必
要性がないのでネットワーク・トポロジーに制約を受け
ない。また、予め機器の使用帯域の合計を一定値に設定
しておけば、帯域の制御対象である機器の最大使用帯域
の合計を許容する設計をする必要性はなくなる。
【0021】請求項2記載の発明は、ネットワーク上で
通信を行う各機器の帯域を制御するネットワーク帯域制
御システムにおいて、イベントを検出してその旨を通知
する検出手段と、この検出手段の通知を受けた場合、検
出された前記イベントに関連付けられている機器の優先
度をアップし、優先度がアップした前記機器に対して優
先的に帯域を割り当てるように各機器の帯域を決定して
前記各機器にそれぞれ通知する帯域制御手段と、この帯
域制御手段から通知された前記帯域に基づき自律的に帯
域を制御する前記各機器とを備えたことにより、イベン
トに応じて動的に帯域の制御が可能になる。
【0022】請求項3記載の発明は、請求項1若しくは
請求項2記載の発明であるネットワーク帯域制御システ
ムにおいて、前記帯域制御手段が、制御対象となる前記
各機器毎に設定されている関数を用いて計算により前記
帯域を決定することにより、各機器毎に個々に設定され
た関数によって帯域が計算されるので広帯域機器機器と
狭帯域機器との間で帯域の割り当て幅を調整することが
可能になる。
【0023】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明であるネットワーク帯域制御システムにおいて、前記
帯域制御手段が、前記各機器が接続されているネットワ
ークの最大帯域を超えないように各機器毎の前記帯域を
計算することにより、各機器毎に個々に設定された関数
によって帯域が計算されるので広帯域機器機器と狭帯域
機器との間で帯域の割り当て幅を調整することが可能に
なる。
【0024】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明であるネットワーク帯域制御システムにおいて、優先
度アップに伴い機器全体で使用する帯域が前記最大帯域
を超過してしまった場合、優先度アップを必要としない
前記機器が自から優先度を下げるように前記帯域制御手
段に通知することにより、帯域制御手段の負荷が低減さ
れる。
【0025】請求項6記載の発明は、請求項1若しくは
請求項2記載の発明であるネットワーク帯域制御システ
ムにおいて、前記帯域制御手段が、優先度、帯域及び前
記機器の識別子が設定された優先度テーブルに基づき前
記帯域を決定することにより、各機器毎に関数を保持す
る必要がなく1つの優先度テーブルを管理するだけで良
くなるので帯域制御手段での処理が簡単になる。
【0026】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明であるネットワーク帯域制御システムにおいて、前記
帯域制御手段が、前記優先度テーブルの前記優先度と前
記機器の識別子を一対一に割り当てることにより、ネッ
トワークの最大帯域を考慮する必要性が無くなる。
【0027】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明であるネットワーク帯域制御システムにおいて、前記
帯域制御手段が、検出された前記イベントに関連付けら
れている機器の優先度をアップした場合に、優先度がア
ップした前記機器の優先度以下の優先度が割り当てられ
た他の機器の優先度を順次繰り下げることにより、ネッ
トワークの最大帯域を考慮する必要性が無くなる。
【0028】請求項9記載の発明は、請求項2記載の発
明であるネットワーク帯域制御システムにおいて、前記
検出手段及び前記機器が侵入センサ及び監視カメラであ
り、前記侵入センサで侵入者を検出して前記監視カメラ
により前記侵入者の画像を得ることにより、侵入警戒シ
ステムに適用することができ、侵入が検出された領域の
画像を高品質・高精細で取得することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明に係るネットワーク帯域制御シ
ステムの一実施例を示す構成ブロック図である。
【0030】図1において7,8及び9は通知された帯
域に基づき自律的に帯域を制御する監視カメラや監視マ
イク等の各種機器、10は検出手段を制御する制御手
段、11はイベントの発生を検出する侵入センサ等の検
出手段、12はクライアントマシン、13は各機器の帯
域を決定して通知する帯域制御手段、102はLANや
WAN等のネットワークである。
【0031】機器7〜9はネットワーク102に接続さ
れ、制御手段10、検出手段11、クライアントマシン
12及び帯域制御手段13もまたネットワーク102に
接続される。
【0032】ここで、図1に示す実施例の動作を図2,
図3,図4,図5,図6,図7及び図8を用いて説明す
る。
【0033】図2は検出手段11の動作を説明するフロ
ー図、図3は検出手段11の動作を説明する構成ブロッ
ク図、図4は制御手段10の動作を説明するフロー図、
図5は制御手段10の動作を説明する構成ブロック図、
図6は帯域制御手段13の動作を説明するフロー図、図
7は帯域制御手段13の動作を説明する構成ブロック
図、図8は各機器の動作を説明するフロー図である。
【0034】先ず、システム起動時に帯域制御手段13
は予め設定されている優先度に基づき各機器7〜9毎に
帯域を決定して通知し、各機器7〜9は通知された帯域
に基づき自律的に自らの帯域を制御しているものとす
る。
【0035】図2中”S101”において検出手段11
はイベントを検出したか否かを判断し、もし、イベント
を検出した場合、図2中”S102”において検出手段
11は当該イベントの検出をネットワーク102を介し
て制御手段10に通知する。
【0036】例えば、検出手段11が侵入センサであっ
た場合、図3中”EV21”に示すような何者かの侵入
を検出すると、図3中”DR21”に示すようにネット
ワーク102を介してイベントの検出を制御手段10に
通知する。
【0037】図4中”S201”において制御手段10
は、検出手段11からこのようなイベント検出の通知を
受けたか否かを判断し、もし、当該通知を受信した場
合、図4中”S202”において制御手段10は検出さ
れたイベントに関連付けられている機器の優先度をアッ
プするように帯域制御手段13に対して指示する。
【0038】例えば、検出されたイベントに機器7が関
連付けられている場合には、図5中”PU31”に示す
ように制御手段10は機器7の優先度をアップするよう
に帯域制御手段13に対して指示する。
【0039】そして、図6中”S301”において帯域
制御手段13は制御手段10から優先度アップの指示を
受けたか否かを判断し、もし、優先度アップの指示を受
けた場合、図6中”S302”において帯域制御手段1
3は優先度アップを指示された機器に対して優先的に帯
域を割り当てるように各機器の帯域を計算等により決定
し、図6中”S303”において帯域制御手段13は決
定した帯域を各機器に対して通知する。
【0040】例えば、制御手段10から機器7の優先度
をアップするように指示された場合、帯域制御手段13
は機器7に対して優先的に帯域を割り当てられるように
各機器7〜9の帯域を計算等により決定し、図7中”S
D41”、”SD42”及び”SD43”に示すように
決定された帯域をそれぞれの機器に対して通知する。
【0041】最後に、図8中”S401”において機器
7〜9は帯域制御手段13から決定された帯域が通知さ
れたか否かを判断し、もし、帯域の通知があった場合、
図8中”S402”において機器7〜9は通知された帯
域に基づき自らの帯域を自律的に制御する。
【0042】この結果、検出手段11でイベントを検出
した場合にその旨を制御手段10に通知し、制御手段1
0は当該イベントに関連付けられている機器の優先度ア
ップを帯域制御手段13に指示し、指示を受けた帯域制
御手段13は当該機器に対して優先的に帯域を割り当て
るように各機器の帯域を計算等により決定して通知し、
各機器は通知された帯域に基づき自律的に帯域を制御す
ることにより、イベントに応じて動的に帯域の制御が可
能になる。
【0043】また、各機器7〜9が帯域制御手段13か
ら通知された帯域に基づき自律的に帯域を制御すること
により、同一ネットワーク上であっても帯域の制御が可
能になる。言い換えれば、帯域制御のために通信の通過
点を設ける必要性がないのでネットワーク・トポロジー
(ネットワークの接続形態)に制約を受けないことにな
る。
【0044】また、予め機器7〜9の使用帯域の合計を
一定値に設定しておけば、帯域の制御対象である機器7
〜9の最大使用帯域の合計を許容する設計をする必要性
はなくなる。
【0045】また、機器のネットワーク102への追加
若しくは削除に際しては、追加される機器に対して帯域
制御手段13から初期の優先度を指定するだけで設定は
完了であり、機器の追加若しくは削除に伴いシステム全
体の帯域設定を再設定する必要性がなくなる。
【0046】なお、図1の説明に際して説明の簡単のた
めに制御手段10と帯域制御手段13を別個に記載して
いるが、勿論、制御手段10の機能を帯域制御手段13
に統合しても構わない。
【0047】また、図1の説明に際して説明の簡単のた
めに3台の機器を例示しているが、勿論、複数台の機器
であれば何台であっても構わない。
【0048】また、帯域制御手段13は優先度アップの
指示を受けた機器に対して優先的に帯域を割り当てられ
るように各機器の帯域を計算により求めているが、この
場合、帯域制御手段13に制御対象となる機器毎に設定
されている関数に基づき接続されているネットワーク1
02の最大帯域を超えないように各機器毎の帯域を計算
する。
【0049】例えば、図9は各機器毎に個々に設けられ
た優先度と帯域の関係の一例を示す説明図であり、図9
中”CH51”に示す関数を用いて優先度を計算する。
【0050】すなわち、帯域制御手段13が優先度を図
9中”PD51”に示す値から図9中”PD52”に示
す値に変化させた場合、帯域も図9中”SB51”から
図9中”SB52”に変化して帯域が増大することにな
る。
【0051】但し、ネットワーク102の最大帯域は決
まっているので或る機器の優先度アップに伴い機器全体
で使用する帯域が当該最大帯域を超過してしまった場合
には他の機器の優先度を下げて最大帯域に納まるように
調整する。
【0052】この場合、各機器毎に個々に設定された関
数によって帯域が計算されるので監視カメラ等の大きな
帯域を必要とする機器(広帯域機器)と、監視マイク等
の監視カメラ等と比較して大きな帯域を必要としない機
器(狭帯域機器)との間で帯域の割り当て幅を調整する
ことが可能になる。
【0053】また、優先度アップに伴い機器全体で使用
する帯域が当該最大帯域を超過してしまった場合に、優
先度アップを必要としないその他の機器が自から優先度
を下げるように帯域制御手段13に通知しても構わな
い。
【0054】この場合には、各機器が自律的に自らの優
先度をダウンするように帯域制御手段13に通知するの
で、帯域制御手段13の負荷が低減される。
【0055】また、機器毎に関数を設定するのではなく
優先度に応じて帯域を一律に設定した優先度テーブルを
設け同一優先度には1つの機器しか割り当てない、言い
換えれば、優先度と機器を一対一に割り当てるようにし
て優先度を決定して各機器に通知しても構わない。
【0056】図10はこのような優先度テーブルの一例
を示す説明図である。優先度テーブルには優先度、帯域
及び機器名等の機器の識別子が設定されており、例え
ば、最大優先である優先度”1”に対して帯域”1M”
を設定し、以下、優先度”2”,”3”…に対しては帯
域”500k”、”100k”…を順次設定しておく。
また、これらの帯域の合計はネットワーク102の最大
帯域以下になるように設定しておく。
【0057】そして、これら優先度に一対一に対応する
ように各機器を割り当てる。例えば、優先度”1”,”
2”及び”3”に対して機器9,機器8及び機器7を割
り当てると共に優先度テーブルに基づき優先度を決定し
て各機器に通知する。
【0058】もし、イベント検出により機器7の優先度
を”1”にアップさせる場合には、アップした優先度以
下の優先度が割り当てられた他の機器である機器9及び
8の優先度を”2”及び”3”と順次繰り下げて同一優
先度には1つの機器しか割り当てないようにすると共に
優先度テーブルに基づき優先度を決定して各機器に通知
する。
【0059】また、もし、イベント検出により機器7の
優先度を”2”にアップさせる場合には、アップした優
先度以下の優先度が割り当てられた他の機器である機器
8の優先度を”3”と順次繰り下げて同一優先度には1
つの機器しか割り当てないようにする。
【0060】すなわち、イベント検出により優先度がア
ップした機器の優先度以下の優先度が割り当てられた他
の機器の優先度を順次繰り下げることにより、優先度と
機器を一対一に割り当てることができる。
【0061】この場合、前述のような広帯域機器と狭帯
域機器との間での割り当て幅を調整することは出来ない
ものの、各機器毎に関数を保持する必要がなく1つの優
先度テーブルを管理するだけで良くなるので帯域制御手
段13での処理が簡単になる。
【0062】また、優先度テーブルに設定した帯域の合
計がネットワーク102の最大帯域以下になるように予
め設定しておけば、帯域制御手段13はただ単に機器の
優先度を適宜入れ替えるだけでネットワーク102の最
大帯域を考慮する必要性が無くなる。
【0063】また、図11に本発明に係るネットワーク
帯域制御システムの他の実施例を示す構成ブロック図で
あり、侵入センサで侵入者を検出して監視カメラにより
侵入者の画像を得る侵入警戒システムに応用したもので
ある。
【0064】図11において14,15及び16は通知
された帯域に基づき自律的に帯域を制御する機器である
監視カメラ、17は検出手段を制御する制御手段、18
はイベントとして侵入を検出する検出手段である侵入セ
ンサ、19は各監視カメラの帯域を決定して通知する帯
域制御手段、103はLANやWAN等のネットワーク
である。
【0065】監視カメラ14,15及び16はネットワ
ーク103に接続され、制御手段17、侵入センサ18
及び帯域制御手段19もまたネットワーク103に接続
される。
【0066】ここで、図11に示す実施例の動作を説明
する。但し、基本的な動作は図1に示す実施例と同様で
あるのでその部分の説明は省略する。
【0067】侵入センサ18が図11中”EV61”に
示すような何者かの侵入を検出すると、図11中”DR
61”に示すようにネットワーク103を介して侵入の
検出を制御手段17に通知する。
【0068】侵入検出のイベントが監視カメラ14に関
連付けられている場合には、図11中”PU61”に示
すように制御手段17は監視カメラ14の優先度をアッ
プするように帯域制御手段19に対して指示する。
【0069】制御手段17から監視カメラ14の優先度
をアップするように指示された場合、帯域制御手段19
は監視カメラ14に対して優先的に帯域を割り当てられ
るように各監視カメラ14〜16の帯域を計算等により
決定し、図11中”SD61”、”SD62”及び”S
D63”に示すように計算された帯域をそれぞれの機器
に対して通知する。
【0070】最後に、帯域の通知があった場合、監視カ
メラ14〜16は通知された帯域に基づき自らの帯域を
自律的に制御する。
【0071】このため、監視カメラ14に対して広帯域
が割り当てられるので侵入者等の高品質・高精細な画像
を送信することが可能になる。
【0072】この結果、ネットワーク帯域制御システム
を侵入警戒システムに応用することにより、侵入が検出
された領域の画像を高品質・高精細で取得することが可
能になる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のような効果がある。請求項1の発明
によれば、各機器が帯域制御手段から通知された帯域に
基づき自律的に帯域を制御することにより、同一ネット
ワーク上であっても帯域の制御が可能になる。言い換え
れば、帯域制御のために通信の通過点を設ける必要性が
ないのでネットワーク・トポロジー(ネットワークの接
続形態)に制約を受けないことになる。また、予め機器
の使用帯域の合計を一定値に設定しておけば、帯域の制
御対象である機器9の最大使用帯域の合計を許容する設
計をする必要性はなくなる。
【0074】また、請求項2の発明によれば、検出手段
でイベントを検出した場合にその旨を帯域制御手段に通
知し、帯域制御手段は当該イベントに関連付けられてい
る機器の優先度アップし、当該機器に対して優先的に帯
域を割り当てるように各機器の帯域を計算等により決定
して通知し、各機器は通知された帯域に基づき自律的に
帯域を制御することにより、イベントに応じて動的に帯
域の制御が可能になる。
【0075】また、請求項3及び請求項4の発明によれ
ば、帯域制御手段に制御対象となる機器毎に設定されて
いる関数に基づき帯域を決定することにより、各機器毎
に個々に設定された関数によって帯域が計算されるので
広帯域機器と狭帯域機器との間で帯域の割り当て幅を調
整することが可能になる。
【0076】また、請求項5の発明によれば、優先度ア
ップに伴い機器全体で使用する帯域が前記最大帯域を超
過してしまった場合、優先度アップを必要としない前記
機器が自から優先度を下げるように前記帯域制御手段に
通知することにより、帯域制御手段の負荷が低減され
る。
【0077】また、請求項6の発明によれば、優先度、
帯域及び前記機器の識別子が設定された優先度テーブル
に基づき前記帯域を決定することにより、各機器毎に関
数を保持する必要がなく1つの優先度テーブルを管理す
るだけで良くなるので帯域制御手段での処理が簡単にな
る。
【0078】また、請求項7及び請求項8の発明によれ
ば、検出された前記イベントに関連付けられている機器
の優先度をアップした場合に、優先度がアップした前記
機器の優先度以下の優先度が割り当てられた他の機器の
優先度を順次繰り下げて、優先度と機器の識別子を一対
一に割り当てることにより、ネットワークの最大帯域を
考慮する必要性が無くなる。
【0079】また、請求項9の発明によれば、検出手段
及び機器が侵入センサ及び監視カメラであり、侵入セン
サで侵入者を検出して監視カメラにより侵入者の画像を
得ることにより、侵入警戒システムに適用することがで
き、侵入が検出された領域の画像を高品質・高精細で取
得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るネットワーク帯域制御システムの
一実施例を示す構成ブロック図である。
【図2】検出手段の動作を説明するフロー図である。
【図3】検出手段の動作を説明する構成ブロック図であ
る。
【図4】制御手段の動作を説明するフロー図である。
【図5】制御手段の動作を説明する構成ブロック図であ
る。
【図6】帯域制御手段の動作を説明するフロー図であ
る。
【図7】帯域制御手段の動作を説明する構成ブロック図
である。
【図8】各機器の動作を説明するフロー図である。
【図9】各機器毎に個々に設けられた優先度と帯域の関
係の一例を示す説明図である。
【図10】優先度テーブルの一例を示す説明図である。
【図11】本発明に係るネットワーク帯域制御システム
の他の実施例を示す構成ブロック図である。
【図12】従来のネットワーク帯域制御システムの一例
を示す構成ブロック図である。
【図13】帯域制御手段の動作を説明するフロー図であ
る。
【図14】帯域制御の様子を説明する説明図である。
【符号の説明】
1,2,3,7,8,9 機器 4,13,19 帯域制御手段 5,12 クライアントマシン 6 サーバマシン 10,17 制御手段 11 検出手段 14,15,16 監視カメラ 18 侵入センサ 100,101,102,103 ネットワーク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワーク上で通信を行う各機器の帯域
    を制御するネットワーク帯域制御システムにおいて、 前記各機器に対する個々の帯域を決定して前記各機器に
    それぞれ通知する帯域制御手段と、 この帯域制御手段から通知された前記帯域に基づき自律
    的に帯域を制御する前記各機器とを備えたことを特徴と
    するネットワーク帯域制御システム。
  2. 【請求項2】ネットワーク上で通信を行う各機器の帯域
    を制御するネットワーク帯域制御システムにおいて、 イベントを検出してその旨を通知する検出手段と、 この検出手段の通知を受けた場合、検出された前記イベ
    ントに関連付けられている機器の優先度をアップし、優
    先度がアップした前記機器に対して優先的に帯域を割り
    当てるように各機器の帯域を決定して前記各機器にそれ
    ぞれ通知する帯域制御手段と、 この帯域制御手段から通知された前記帯域に基づき自律
    的に帯域を制御する前記各機器とを備えたことを特徴と
    するネットワーク帯域制御システム。
  3. 【請求項3】前記帯域制御手段が、 制御対象となる前記各機器毎に設定されている関数を用
    いて計算により前記帯域を決定することを特徴とする請
    求項1若しくは請求項2記載のネットワーク帯域制御シ
    ステム。
  4. 【請求項4】前記帯域制御手段が、 前記各機器が接続されているネットワークの最大帯域を
    超えないように各機器毎の前記帯域を計算することを特
    徴とする請求項3記載のネットワーク帯域制御システ
    ム。
  5. 【請求項5】優先度アップに伴い機器全体で使用する帯
    域が前記最大帯域を超過してしまった場合、優先度アッ
    プを必要としない前記機器が自から優先度を下げるよう
    に前記帯域制御手段に通知することを特徴とする請求項
    4記載のネットワーク帯域制御システム。
  6. 【請求項6】前記帯域制御手段が、 優先度、帯域及び前記機器の識別子が設定された優先度
    テーブルに基づき前記帯域を決定することを特徴とする
    請求項1若しくは請求項2記載のネットワーク帯域制御
    システム。
  7. 【請求項7】前記帯域制御手段が、 前記優先度テーブルの前記優先度と前記機器の識別子を
    一対一に割り当てることを特徴とする請求項6記載のネ
    ットワーク帯域制御システム。
  8. 【請求項8】前記帯域制御手段が、 検出された前記イベントに関連付けられている機器の優
    先度をアップした場合に、優先度がアップした前記機器
    の優先度以下の優先度が割り当てられた他の機器の優先
    度を順次繰り下げることを特徴とする請求項7記載のネ
    ットワーク帯域制御システム。
  9. 【請求項9】前記検出手段及び前記機器が侵入センサ及
    び監視カメラであり、 前記侵入センサで侵入者を検出して前記監視カメラによ
    り前記侵入者の画像を得ることを特徴とする請求項2記
    載のネットワーク帯域制御システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7062332B2 (en) 2003-09-09 2006-06-13 Funai Electric Co., Ltd. Controller to be connected to a network via an IEEE 1394 serial bus

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