JP2003018157A - 通信制御装置、通信制御システムおよび通信制御方法 - Google Patents

通信制御装置、通信制御システムおよび通信制御方法

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JP2003018157A
JP2003018157A JP2001202665A JP2001202665A JP2003018157A JP 2003018157 A JP2003018157 A JP 2003018157A JP 2001202665 A JP2001202665 A JP 2001202665A JP 2001202665 A JP2001202665 A JP 2001202665A JP 2003018157 A JP2003018157 A JP 2003018157A
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Masahide Nishikawa
雅英 西川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の通信装置に対してポリシー情報による
制御を常に行うこと。 【解決手段】 ネットワーク運用情報を定義したポリシ
ー情報を、ネットワーク内の通信装置200の動作を集
中的に管理する管理装置から受信して、ポリシー情報に
基づいて通信装置の動作を制御する通信制御装置215
において、ポリシー情報を、通信装置固有の制御情報で
あってポリシー情報に依存する動的固有情報に変換する
ポリシー情報変換装置202と、通信装置固有の制御情
報であってポリシー情報に非依存の基本固有情報と、動
的固有情報と、ポリシー情報とを単一ファイルで記憶す
る外部記憶装置214と、基本固有情報と動的固有情報
とに基づいて、通信装置の動作を決定する制御I/F2
03とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワーク内
に存在する複数の通信装置の動作を制御する通信制御装
置、通信制御システムおよび通信制御方法に関するもの
であり、特にネットワーク運用管理情報を定義したポリ
シー情報に基づいて通信装置を制御する通信制御装置、
通信制御システムおよび通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワーク内のすべての通信装置の動
作をポリシー情報に基づいて一元的に管理する従来の通
信制御システムとしては、例えば、IETF(Inte
rnet Engineering Task For
ce)規格のRFC3060や特開2000−2167
80号公報、刊行物「UNIX Magazine(2
000年12月号)に開示されている。図1は、IET
FのRFC3060、特開2000−216780号公
報および前記刊行物に開示されている通信制御システム
のネットワーク構成図である。従来の通信制御システム
のネットワーク構成は、図1に示す通り、複数の通信装
置113,114,115と、管理者用に現在設定され
ているポリシー情報を表示し、管理者が新規ポリシー情
報の入力を入出力I/F画面(GUI)110と、入力
されたポリシー情報をデータベース形式またはディレク
トリ構造の形式で格納する記憶装置111と、管理下の
ネットワーク内に唯一存在し、全ての通信装置113,
114,115を管理するとともに、通信装置ごとに配
布するポリシー情報を決定し、各ポリシー情報を対応す
る通信装置に配布(送信)する管理装置112とから構
成されている。ここで、各通信装置間は、大容量の通信
回線103、104,105,106で接続されてい
る。また、各通信装置113,114,115と管理装
置112は、管理情報通信用の制御回線100,10
1,102で接続されており、ポリシー情報はこの制御
回線上をCOPS(TCP)などの再送制御を行う信頼
性の高いプロトコル、またはSNMP(UDP)などの
再送制御を行わない信頼性の低いプロトコルで配信され
るようになっている。
【0003】図1において、ネットワーク管理者は、管
理者用の入出力I/F画面110によって現在設定され
ているポリシー情報を確認し、新規ポリシー情報を登録
または削除する。ここでポリシー情報とは、例えば帯域
などの通信品質(QoS)、特開2000−21678
0号公報に示されているような仮想私設網(VPN)、
認証アクセスリスト(ACL)、DHCP配布アドレス
など、ネットワーク運用指針に基づいて通信装置に設定
する直接的な数値情報、あるいはそのメタ情報の総称で
ある。
【0004】入出力I/F画面110から登録・削除な
どの編集がなされたポリシー情報は、記憶装置111に
変更が反映される。ポリシー情報の編集終了後、入出力
I/F画面110は管理装置112に編集終了107を
通知し、管理装置112に更新されたポリシー情報の設
定値の反映を要求する。管理装置112は、上記反映要
求を受信すると記憶装置111に格納されたポリシー情
報を読み出し、読み出したポリシー情報の内容に基づい
て各通信装置113,114,115に配布する設定値
を決定する。また管理装置112は、随時、制御回線1
00,101,102を介して、SNMPやCOPSな
どの管理制御プロトコルを用いて通信装置113,11
4,115に設定値の書き込みを行い、また通信装置1
13,114,115から通知される非同期状態変化
(QoS劣化、DHCPアドレス配布要求、認証アクセ
ス発生)などに対応して、設定値の更新を行っている。
【0005】管理装置112と通信装置113,11
4,115の間の制御シーケンスは、具体的には次のよ
うな処理で行われる。まず全ての通信装置113,11
4,115は起動すると装置自身の状態を管理装置11
2に通知する。管理装置112は、この状態通知によっ
て、起動した通信装置113,114,115の状態を
全て取得し、各通信装置113,114,115に対し
状態に応じた設定値を配布する。
【0006】次に、通信装置113,114,115
は、何らかの状態変化が発生した場合あるいは通信装置
113,114,115にある要求が発生した場合、そ
の状態変化への対応あるいは通信装置113,114,
115が生成した要求の可否を管理装置112に問い合
わせる。管理装置112は、通信装置113,114,
115からの状態変化通知を記憶し、ネットワーク内の
全ての通信装置113,114,115の状態値と同期
している管理装置所有の状態値に基づいて、上記問い合
わせ元の通信装置113,114,115への設定値を
決定し、問い合わせ元の通信装置113,114,11
5に決定内容を通知する。通信装置113,114,1
15は、管理装置112から通知された決定を最終的に
受け入れたか否かを管理装置112に返答する。
【0007】このような処理を繰り返すことによって、
常に1台の管理装置112によって全ての通信装置11
3,114,115の状態を共有し、ネットワーク内の
全ての状態を把握した上で、ネットワーク内に発生する
全ての状態変化に対する決定を下すことができるように
なっている。これにより管理装置112は、複数の通信
装置113,114,115に設定を必要とするネット
ワークサービスを容易に実現することができるようにな
っている。
【0008】このような制御シーケンスは、TCP等の
COPS(Common OpenPolicy Se
rvice Protocol)、UDP等のSNMP
(Simple Network Managemen
t Protocol)のプロトコルで実現されるが、
特にUDP等のSNMPで実現される場合、通信装置1
13,114,115から管理装置112への非同期通
知は紛失する可能性があるため、管理装置112と通信
装置113,114,115の状態を一致させるため
に、管理装置112は通信装置113,114,115
の状態をポーリングして常時監視する必要がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の通信制御システムでは、次のような問題点が
ある。従来の通信制御システムでは、既存の通信装置の
大多数は、標準の管理情報が規定されていないため、各
通信装置に固有の設定情報により制御されていた。ポリ
シー制御はこの設定情報を標準化し、各通信装置に共通
のポリシー情報を配信して行うものであるが、既存の通
信装置は非標準の設定情報に基づいて内部のソフトウェ
アが設計されているため、制御部のソフトウェアの設計
変更をしない限り、ポリシー制御に参加できないという
問題点がある。特に、SNMPによるポリシー情報の配
布を行う場合、SNMPは相手にメッセージ到達が保証
されないコネクションレス型のUDP上で動作するた
め、通信装置が管理装置に非同期通知を通知しても届か
ず、管理装置の所持する状態が通信装置の状態を正しく
反映していない可能性がある。このため、管理装置と通
信装置の状態を一致させるべく、管理装置が通信装置の
状態を常時ポーリングをする必要がある。このため、メ
ッセージ紛失は起こらないCOPSによりポリシー情報
を配布する方法を採用することも考えられるが、既存の
SNMPなどの管理プロトコルを装備する通信装置は、
COPSプロトコルを実装していないため、ポリシー制
御に参加できないという問題点がある。
【0010】また、通信装置に配布されたポリシー情報
は一旦メモリ上に記憶されるが、ハードディスク等の外
部記憶装置に保存される前に、通信装置が何らかの理由
で再起動すると、再起動検出までに必要なポーリング間
隔の時間とポリシー情報の再配布までの時間の合計時間
の間は、ポリシー情報に基づく制御(ポリシー制御)が
行われないという問題点があった。
【0011】この発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、既存の通信装置に対してポリシー情報による制御を
常に行うことができる通信制御装置、通信制御システム
および通信制御方法を得ることを目的とする。この発明
は、通信装置が再起動した場合でも速やかにポリシー情
報による制御を行うことができる通信制御装置、通信制
御システムおよび通信制御方法を得ることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明にかかる通信制御装置は、ネットワーク運
用管理情報を定義したポリシー情報を、ネットワーク内
のすべての通信装置の動作を集中的に管理する管理装置
から受信して、前記ポリシー情報に基づいて通信装置の
動作を制御する通信制御装置において、前記ポリシー情
報を、通信装置固有の制御情報であって前記ポリシー情
報に依存する動的固有情報に変換するポリシー情報変換
手段と、通信装置固有の制御情報であって前記ポリシー
情報に非依存の基本固有情報と、前記動的固有情報と、
前記ポリシー情報とを単一ファイルとして記憶する外部
記憶手段と、前記基本固有情報と前記動的固有情報とに
基づいて、通信装置の動作を決定する装置制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0013】この発明によれば、ポリシー情報を、通信
装置固有の制御情報である動的固有情報に変換し、この
動的固有情報と、通信装置固有の制御情報であってポリ
シー情報に非依存の基本固有情報とに基づいて、通信装
置の動作を決定することにより、既存の装置固有の制御
情報によってのみ制御される既存の通信装置にポリシー
情報変換手段を追加するだけで、既存の通信装置に対し
て従来からの管理制御プロトコルである例えばSNMP
を使用して、標準的なポリシー制御を行うことができ
る。
【0014】また、この発明によれば、基本固有情報と
動的固有情報とポリシー情報とを単一ファイルで外部記
憶手段に記憶することで、管理装置から配布されたポリ
シー情報と、基本固有情報および動的固有情報の対応関
係を保持する必要がなく、処理効率の向上を図ることが
できる。
【0015】つぎの発明にかかる通信制御装置は、上記
の発明において、前記基本固有情報と前記動的固有情報
とを比較して競合の発生を検証し、競合が発生している
場合には、前記管理装置に競合に関する情報を通知する
競合検出手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0016】この発明によれば、基本固有情報と動的固
有情報とを比較して競合の発生を検証し、競合が発生し
ている場合には、管理装置に競合に関する情報を通知す
ることで、基本固有情報と動的固有情報との間に何らか
の不整合あるいはポリシー設定が不適切な状況が存在す
る場合に、競合に関する情報を通知された管理装置から
確実に不整合の発生及びその理由を収集することがで
き、配布されたポリシー情報が適切なものか否かを容易
に判断することができる。
【0017】つぎの発明にかかる通信制御装置は、上記
の発明において、前記ポリシー情報変換手段は、前記管
理装置からトリガを受信したときに、前記ポリシー情報
を前記動的固有情報に変換するものであり、前記外部記
憶手段は、前記競合検証手段による検証の完了後に、前
記ポリシー情報と、前記基本固有情報と、前記動的固有
情報とを単一ファイルとして格納するものであることを
特徴とする。
【0018】この発明によれば、管理装置から受信した
トリガに基づいてポリシー情報を動的固有情報に変換
し、競合検証手段による検証の完了後に、ポリシー情報
と基本固有情報と動的固有情報とを外部記憶手段に格納
することにより、ポリシー情報を管理装置から受信する
たびに、外部記憶装置にアクセスをする必要がなくな
り、処理時間の高速化を図ることができる。また、競合
検証後に外部記憶手段に各情報を保存するので、動的固
有情報等の各情報のエラーの有無を外部記憶手段への格
納前に判断することができ、外部記憶手段の資源の効率
化を図ることができる。
【0019】つぎの発明にかかる通信制御装置は、上記
の発明において、通信装置の再起動情報を前記管理装置
に通知する通信手段をさらに備え、前記ポリシー情報変
換手段は、通信装置の再起動を検知した場合に、前記外
部記憶手段からポリシー情報を読み出して前記動的固有
情報に変換するものであることを特徴とする。
【0020】この発明によれば、通信制御装置は、通信
装置の再起動を検知したときには外部記憶手段からポリ
シー情報を読み出して動的固有情報に変換し、通信装置
の再起動時に、通信装置の再起動情報を管理装置に通知
するので、再起動時に暫定的に再起動前のポリシー情報
に基づいた通信装置の制御を行うことができ、再起動後
速やかに通信装置に対してポリシー制御を行うことがで
きる。また、この発明によれば、通信装置の再起動情報
を管理装置に通知しているので、管理装置から最適なポ
リシー情報を再取得することも可能となる。
【0021】つぎの発明にかかる通信制御システムは、
ネットワーク管理に関する制御情報を定義したポリシー
情報をネットワーク内の通信装置に配布して、通信装置
の動作を集中的に管理する管理装置と、前記ポリシー情
報に基づいて通信装置の動作を制御する通信制御装置と
を有する通信制御システムにおいて、前記通信制御装置
は、通信装置固有の制御情報であって前記ポリシー情報
に非依存の基本固有情報と、通信装置固有の制御情報で
あって前記ポリシー情報に依存する動的固有情報と、前
記ポリシー情報とを単一ファイルで記憶する外部記憶手
段と、前記ポリシー情報を、前記動的固有情報に変換す
るとともに、通信装置の再起動を検知したときには、前
記外部記憶手段からポリシー情報を読み出して前記動的
固有情報に変換するポリシー情報変換手段と、前記基本
固有情報と前記動的固有情報とに基づいて、通信装置の
動作を決定する装置制御手段と、通信装置の再起動時
に、再起動情報と前記外部記憶手段から読み出したポリ
シー情報を前記管理装置に通知する通知手段と、を備え
たものであり、前記管理装置は、通信装置の状態を定期
的に監視して、前記通信制御装置から通信装置の再起動
情報とポリシー情報とを受信する通信手段と、通信制御
装置から受信したポリシー情報と通信制御装置に対する
送信済みのポリシー情報との同一性を判断する同一性判
断手段と、を備え、前記通信手段は、前記受信したポリ
シー情報と前記送信済みのポリシー情報とが異なる場合
には、前記送信済みのポリシー情報を通信装置へ再送信
するものであることを特徴とする。
【0022】この発明によれば、管理装置は、通信装置
の再起動情報を受信したときに、再起動情報とともに受
信したポリシー情報と通信制御装置に対する送信済みの
ポリシー情報との同一性を判断して、両者が異なる場合
には送信済みのポリシー情報を通信制御装置に再送信す
ることにより、通信装置は再起動時に速やかに正確なポ
リシー情報を再取得することができるので、通信装置に
対する最適なポリシー制御を速やかに行うことができ
る。
【0023】また、この発明によれば、管理装置は通信
装置の状態を定期的に監視して、通信制御装置から通信
装置の再起動情報を受信することにより、ネットワーク
及び通信装置に対する負荷を軽減しつつ適切な時間内に
確実に通信装置の再起動を監視することができる。ま
た、管理装置が通信装置からの応答を受けない場合で
も、定期的な監視の間隔を変更することにより、再起動
情報の受信は確実なものとなり、ネットワーク及び通信
装置に対する負荷を軽減しつつ確実に通信装置の再起動
を監視することができる。
【0024】つぎの発明にかかる通信制御システムは、
上記の発明において、前記管理装置の通信手段は、さら
に前記ポリシー情報の送信から一定時間経過後に、前記
トリガを通信装置に送信するものであることを特徴とす
る。
【0025】この発明によれば、管理装置の通信手段が
ポリシー情報の送信から一定時間経過後にトリガを通信
装置に送信することにより、複数の通信装置にポリシー
制御を行う場合でも、ポリシー情報を配布するために必
要な時間差を考慮しなくても、同時にポリシー情報の変
更を適用することができる。
【0026】つぎの発明にかかる通信制御方法は、ネッ
トワーク運用情報を定義したポリシー情報を、ネットワ
ーク内の通信装置の動作を集中的に管理する管理装置か
ら受信して、前記ポリシー情報に基づいて通信装置の動
作を制御する通信制御方法において、前記ポリシー情報
を、通信装置固有の制御情報であって前記ポリシー情報
に依存する動的固有情報に変換するポリシー情報変換ス
テップと、通信装置固有の制御情報であって前記ポリシ
ー情報に非依存の基本固有情報と、前記動的固有情報
と、前記ポリシー情報とを外部記憶手段に単一ファイル
として格納する記録ステップと、前記基本固有情報と前
記動的固有情報とに基づいて、通信装置の動作を決定す
る装置制御ステップと、を含むことを特徴とする。
【0027】この発明によれば、ポリシー情報を、通信
装置固有の制御情報である動的固有情報に変換し、この
動的固有情報と、通信装置固有の制御情報であってポリ
シー情報に非依存の基本固有情報とに基づいて、通信装
置の動作を決定することにより、既存の装置固有の制御
情報によってのみ制御される既存の通信装置にポリシー
情報変換処理を追加するだけで、既存の通信装置に対し
て従来からの管理制御プロトコルである例えばSNMP
を使用して、標準的なポリシー制御を行うことができ
る。
【0028】また、この発明によれば、基本固有情報と
動的固有情報とポリシー情報とを単一ファイルで外部記
憶手段に記憶することで、管理装置から配布されたポリ
シー情報と、基本固有情報および動的固有情報の対応関
係を保持する必要がなく、処理効率の向上を図ることが
できる。
【0029】つぎの発明にかかる通信制御方法は、上記
の発明において、前記基本固有情報と前記動的固有情報
とを比較して競合の発生を検証し、競合が発生している
場合には、前記管理装置に競合に関する情報を通知する
競合検出ステップをさらに含むことを特徴とする。
【0030】この発明によれば、基本固有情報と動的固
有情報とを比較して競合の発生を検証し、競合が発生し
ている場合には、管理装置に競合に関する情報を通知す
ることで、基本固有情報と動的固有情報との間に何らか
の不整合あるいはポリシー設定が不適切な状況が存在す
る場合に、競合に関する情報を通知された管理装置から
確実に不整合の発生及びその理由を収集することがで
き、配布されたポリシー情報が適切なものか否かを容易
に判断することができる。
【0031】つぎの発明にかかる通信制御方法は、上記
の発明において、前記管理装置からトリガを受信する受
信ステップを、さらに含み、前記ポリシー情報変換ステ
ップは、受信したトリガに基づいて、前記ポリシー情報
を前記動的固有情報に変換し、前記ポリシー情報と、前
記基本固有情報と、前記動的固有情報とを前記外部記憶
手段に格納するものであることを特徴とする。
【0032】この発明によれば、管理装置から受信した
トリガに基づいてポリシー情報を動的固有情報に変換
し、競合検証手段による検証の完了後に、ポリシー情報
と基本固有情報と動的固有情報とを外部記憶手段に格納
することにより、ポリシー情報を管理装置から受信する
たびに、外部記憶装置にアクセスをする必要がなくな
り、処理時間の高速化を図ることができる。また、競合
検証後に外部記憶手段に各情報を保存するので、動的固
有情報等の各情報のエラーの有無を外部記憶手段への格
納前に判断することができ、外部記憶手段の資源の効率
化を図ることができる。
【0033】つぎの発明にかかる通信制御方法は、上記
の発明において、通信装置の再起動情報を前記管理装置
に通知する通知ステップを、さらに含み、前記ポリシー
情報変換ステップは、通信装置の再起動を検知した場合
に、前記外部記憶手段からポリシー情報を読み出して前
記動的固有情報に変換するものであることを特徴とす
る。
【0034】この発明によれば、通信制御装置は、通信
装置の再起動を検知したときには外部記憶手段からポリ
シー情報を読み出して動的固有情報に変換し、通信装置
の再起動時に、通信装置の再起動情報を管理装置に通知
するので、再起動時に暫定的に再起動前のポリシー情報
に基づいた通信装置の制御を行うことができ、再起動後
速やかに通信装置に対してポリシー制御を行うことがで
きる。また、この発明によれば、通信装置の再起動情報
を管理装置に通知しているので、管理装置から最適なポ
リシー情報を再取得することも可能となる。
【0035】つぎの発明にかかる通信制御方法は、上記
の発明において、前記ポリシー情報変換ステップは、通
信装置の再起動を検知したときに、前記外部記憶手段か
らポリシー情報を読み出して前記動的固有情報に変換す
るものであり、前記通信ステップは、さらに、通信装置
の再起動時に、再起動情報と前記外部記憶手段から読み
出したポリシー情報を前記管理装置に通知するものであ
り、前記管理装置で、通信装置の状態を定期的に監視し
て、前記通信制御装置から通信装置の再起動情報とポリ
シー情報とを受信する受信ステップと、通信制御装置か
ら受信したポリシー情報と通信制御装置に対する送信済
みのポリシー情報との同一性を判断する同一性判断ステ
ップと、前記受信したポリシー情報と前記送信済みのポ
リシー情報とが異なる場合には、前記送信済みのポリシ
ー情報を通信装置へ再送信する送信ステップと、を含む
ことを特徴とする。
【0036】この発明によれば、管理装置は、通信装置
の再起動情報を受信したときに、再起動情報とともに受
信したポリシー情報と通信制御装置に対する送信済みの
ポリシー情報との同一性を判断して、両者が異なる場合
には送信済みのポリシー情報を通信制御装置に再送信す
ることにより、通信装置は再起動時に速やかに正確なポ
リシー情報を再取得することができるので、通信装置に
対する最適なポリシー制御を速やかに行うことができ
る。
【0037】また、この発明によれば、管理装置は通信
装置の状態を定期的に監視して、通信制御装置から通信
装置の再起動情報を受信することにより、ネットワーク
及び通信装置に対する負荷を軽減しつつ適切な時間内に
確実に通信装置の再起動を監視することができる。ま
た、管理装置が通信装置からの応答を受けない場合で
も、定期的な監視の間隔を変更することにより、再起動
情報の受信は確実なものとなり、ネットワーク及び通信
装置に対する負荷を軽減しつつ確実に通信装置の再起動
を監視することができる。
【0038】つぎの発明にかかる通信制御方法は、前記
管理装置側の送信ステップは、さらに前記ポリシー情報
の送信から一定時間経過後に、前記トリガを通信装置に
送信するものであることを特徴とする。
【0039】この発明によれば、管理装置の通信手段が
ポリシー情報の送信から一定時間経過後にトリガを通信
装置に送信することにより、複数の通信装置にポリシー
制御を行う場合でも、ポリシー情報を配布するために必
要な時間差を考慮しなくても、同時にポリシー情報の変
更を適用することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる通信制御装置、通信制御システムおよび通
信制御方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0041】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態1である通信制御システムのネットワーク構成を示
すブロック図である。実施の形態1の通信制御システム
のネットワーク構成は、従来のネットワーク構成と同じ
構成となっており、複数の通信装置113,114,1
15と、ユーザが管理者用に現在設定されているポリシ
ー情報を表示し、管理者がポリシー情報の入力、編集を
対話形式で行う入出力I/F画面(GUI)110と、
ポリシー情報をデータベース形式またはディレクトリ構
造の形式で格納する記憶装置111と、管理下のネット
ワーク内に唯一存在し、入力されたポリシー情報を入出
力I/F画面(GUI)110から取得して、各通信装
置113,114,115への設定に反映させる管理装
置112とから構成されている。各通信装置間は、ユー
ザデータを伝送する大容量の通信回線103、104,
105,106で接続されている。各通信装置113,
114,115と管理装置112は、管理装置から通信
装置へSNMPのPDU(Protocol Data
Unit)を伝送する制御回線100,101,10
2で接続され、ポリシー情報はこの制御回線上をSNM
P(UDP)などのコネクションレス型のプロトコルで
配信されるようになっている。なお、実施の形態1の通
信制御システムでは、SNMP(UDP等)等のコネク
ションレス型のプロトコルを利用しているが、COPS
(TCP等)等のコネクション型のプロトコルを利用す
ることも可能である。
【0042】図2は、実施の形態1の通信装置および通
信制御装置の構成を示すブロック図である。実施の形態
1の通信制御装置215は、通信制御部として各通信装
置200の内部に組み込まれた構成となっている。
【0043】実施の形態1の通信制御装置215は、図
2に示すように、SNMPのPDUを送受信する管理制
御インタフェース(I/F)201と、管理装置112
から管理制御I/F201経由で受信したポリシー情報
を格納するポリシー情報データベース211と、管理制
御I/F201経由で管理装置112に応答すべき装置
情報・統計情報等を格納する統計情報等データベース2
12と、ポリシー情報データベース211に格納したポ
リシー情報を読み込み、通信回線インタフェース22
0,221,222で使用する動的固有情報(後述す
る)に変換するポリシー情報変換装置202と、装置固
有情報(基本固有情報、動的固有情報)に基づいて通信
装置を制御する制御インタフェース(I/F)203
と、装置固有情報(基本固有情報、動的固有情報)を格
納する運用情報データベース213と、外部記憶装置2
14とを備えている。ここで、ポリシー情報データベー
ス211と、統計情報等データベース212と、運用情
報データベース213は、いずれもメモリ上に一時的に
格納されるものである。そして、メモリ上のポリシー情
報データベース211と、運用情報データベース213
は、外部記憶装置214に永続的に保存されるようにな
っている。ここで、制御インタフェース(I/F)20
3は本発明における装置制御手段を構成する。
【0044】通信装置200は、このように構成された
通信制御装置(通信制御部)215を内部に有し、さら
に運用情報データベース213に格納された装置固有制
御情報で制御される通信回線インターフェース(I/
F)220,221,222を主に備えている。なお、
通信装置200の他の構成については図示および説明を
省略する。
【0045】ここで、ポリシー情報とは、ネットワーク
運用指針に基づいて通信装置に設定する直接的な数値情
報、あるいはそのメタ情報の総称であり、例えば帯域な
どの通信品質(QoS)や、セキュリティの制御情報、
仮想私設網(VPN)、認証アクセスリスト(AC
L)、DHCP配布アドレスなどが該当する。
【0046】また、基本固有情報とは、通信装置に固有
の制御情報で、かつポリシー情報には依存しない制御情
報であり、例えば、通信装置の各スロットに実装すべき
I/F種別の指定や、ポート種別の指定、この通信装置
の識別番号、I/F、ポートのグループ指定など物理的
構成を属性値として指定することができる。
【0047】ポリシー情報を変換して作成する動的固有
情報とは、通信装置に固有の制御情報で、かつポリシー
情報には依存する制御情報であり、たとえばIPフロー
のフィルタ条件や、シェーピングレート、優先度変更操
作、アドレス変換操作、暗号・復号化操作、出力I/F
指定、論理コネクション指定など、上記物理的構成を変
更しない論理的構成を属性値として指定することができ
る。
【0048】図7は実施の形態1における基本固有情報
の一例を示す説明図であり、図8は実施の形態1におけ
る動的固有情報の一例を示す説明図である。図7に示す
ように、基本固有情報には、各スロット毎のI/F種
別、各回線I/Fの回線速度、論理パスのシェーピング
速度が指定されている。また、図8に示すように、動的
固有情報には、イーサI/Fに入力されるフローをフィ
ルタするフィルタ設定、フィルタ設定を纏めるフィルタ
グループ設定、各回線I/F毎のフローを指定するフロ
ー設定、さらにフローを出力する出力先設定が指定され
ている。
【0049】次に、以上のように構成された実施の形態
1の通信制御システムによるポリシー制御について説明
する。図3は、実施の形態1の通信制御装置において、
通信装置の初期化時、ポリシー情報配信時、ポリシー情
報変換時、ポリシー情報運用時、ポリシー情報再配信時
の各時点におけるポリシー情報、基本固有情報、動的固
有情報のメモリ、および外部記憶装置214への格納状
態を時系列的に示した説明図である。ここで、上段は、
メモリ上の装置固有情報の編集バッファ301であり、
下段は外部記憶装置214上の保存ファイルエリア30
2を示している。図3に示すように、通信装置の初期化
時に、外部記憶装置214の保存ファイルエリアに保存
された基本固有情報のファイル(PibBaseSD)311
が、メモリ上の編集バッファ301にコピーされるよう
になっている(基本固有情報312)。また、管理装置
112から配信されたポリシー情報は、メモリ上の編集
バッファ301にコピーされ(ポリシー情報313)、
このポリシー情報313がポリシー情報変換装置202
によって変換されて動的固有情報314としてメモリ上
に生成される。そして、基本固有情報312と、ポリシ
ー情報313、動的固有情報314は、単一ファイル
(PibBaseSD, PibTransSd00)321にまとめられ、外
部記憶装置214の保存ファイルエリア302に格納さ
れるようになっている。
【0050】すなわち、ポリシー情報データベース21
1、運用情報データベース213の内容がメモリ上と外
部記憶装置上の両方に存在し、メモリ上のデータは現用
系として随時編集されるが、外部記憶装置上のデータは
予備系として現用系との切り換え無しにアクセスさせな
い設計となっている。
【0051】図6は、管理装置112の通信装置11
3,114,115に対する制御シーケンスを示す説明
図である。図6に示すように、まず管理者は、管理装置
を起動して、入力I/F画面110からポリシー情報を
データベース111に入力する(ステップS601、S
602)。管理装置112は、起動するとまず、データ
ベース111からポリシー情報を読み込み(ステップS
603、S604)、運用を開始する。管理装置112
は、ネットワーク内の全通信装置113,114,11
5のアドレスを管理者が予め設定したネットワーク構成
情報により把握し、通信装置113,114,115が
起動中か停止中かを常にポーリングによりMIB(Ma
nagement Information Bas
e)情報を取得することで状態監視を行っている。今ま
で停止中だった通信装置113,114,115が起動
すると、通信装置113,114,115は管理装置1
12からのMIB情報取得要求に対し応答すると共に、
起動の旨の非同期通知(起動通知)を管理装置112に
送信する(ステップS605)。管理装置112は、こ
れを受けて通信装置の状態を収集し、通信装置113,
114,115は、統計情報等データベース212の値
を状態変化として管理装置112に返答する(ステップ
S606)。起動通知を管理装置112が受信すること
により、通信装置の起動を検出し、管理装置112は検
出した状態変化と管理者が入力したポリシー情報を比較
し、必要に応じて通信装置への設定値を決定する。
【0052】次に管理装置112は、各通信装置11
3,114,115にSNMPによりポリシー情報とポ
リシー情報変換用のトリガを送信する(ステップS60
7)。ポリシー情報とトリガを受信した通信装置は、受
信した旨を結果通知として管理装置112に返信する
(ステップS608)。このような管理装置112と通
信装置のやりとりは、すべての通信装置に対しても行わ
れる(ステップS609〜S612)。
【0053】また、通信装置に何らかの状態変化が生じ
た場合には、その状態変化の旨を管理装置に通知する
(ステップS615)。管理装置112は、これを受け
て通信装置の状態を収集する(ステップS616)。そ
して、管理装置112は、検出した状態変化と管理者が
入力したポリシー情報を比較し、必要に応じて通信装置
への設定値を決定する。ついで、管理装置112は、通
信装置113,114,115にSNMPによりポリシ
ー情報とポリシー情報変換用のトリガを送信する(ステ
ップS617)。ポリシー情報とトリガを受信した通信
装置は、受信した旨を結果通知として管理装置112に
返信する(ステップS618)。
【0054】なおポリシー情報の配信形態は、全ての通
信装置と管理装置を1:1に接続している制御回線10
0,101,102によって行う形態の他、管理装置は
1つの通信装置に送信し、その他の通信装置と管理装置
の制御用には、通信装置同士の通信回線103,10
4,105,106で送信するように構成しても良い。
【0055】次に、このような管理装置112によるポ
リシー制御による実施の形態1の通信装置の動作につい
て説明する。図5は、実施の形態1の通信装置の処理手
順を示すフローチャートである。まず管理者は、各通信
装置をいかなるポリシー情報に依存する上述の基本固有
情報を入力し、通信装置を起動する(ステップS50
1)。
【0056】通信装置200は、管理装置112からポ
リシー情報を管理制御I/F201によって受信すると
(ステップS502)、変換用のトリガが通知されてい
るか否かをさらに確認し(ステップS503)、通知さ
れていない場合には、受信したポリシー情報を一旦メモ
リ上のポリシー情報データベース211に格納する(ス
テップS504)。この処理をトリガが通知されるまで
繰り返す。配布された全ポリシー情報をメモリ上に格納
した後、通信装置200は管理装置112から通知され
る変換トリガを検出すると(ステップS503)、ポリ
シー情報変換装置202を起動する。
【0057】この変換トリガはSNMP以外の手法で通
知しても良いし、SNMPのデータ構造であるMIBに
特定の値を予め定義しその値を管理装置から設定する、
などの方法で通知しても良い。
【0058】ポリシー情報変換装置202は、上記変換
用のトリガによって起動されるとメモリ上に格納された
次のポリシー情報を取得し(ステップS505)、ポリ
シー情報がメモリ上に存在する場合には、取得したポリ
シー情報から上述した動的固有情報を変換して生成する
(ステップS506、S507)。生成した運用情報
は、メモリ上の運用情報データベース213に登録され
る。全てのポリシー情報を変換してメモリ上に未処理の
ポリシー情報が存在しなくなった場合には、最初に入力
しておいた基本固有情報と、変換して作成した動的固有
情報とマージする(ステップS506、S508)。
【0059】そして、基本固有情報と動的固有情報とを
比較することにより検証を行う(ステップS509)。
そして、検証の結果、基本固有情報と動的固有情報の競
合を検出できない場合(検出結果OKの場合)、基本固
有情報と動的固有情報を通信装置に適用すると決定し
(ステップS510、S512)、メモリ上のポリシー
情報と生成した基本固有情報と動的固有情報の3つをま
とめて単一ファイルとして外部記憶装置214に保存す
る(ステップS513)。その後、運用通知を統計情報
等データベース212に書き込み、管理装置112に通
知する(ステップS511)。
【0060】一方、検証の結果、基本固有情報と動的固
有情報について競合が発生し、通信装置に適用できない
と判断した場合には、競合検出装置204は、競合した
理由、不一致理由等の運用しない理由等を非同期通知す
ると共にMIBに書き込み、管理装置に通知する(ステ
ップS510、S511)。
【0061】ここで、図4は、基本固有情報と動的固有
情報が競合する例を示す説明図である。図4において
は、ポリシー情報変換装置202が出力する動的固有情
報の各々に、生成元のポリシー情報の名称及びオブジェ
クト識別子OID(ObjectIdentifie
r)が付与されている。競合検出装置204は、出力さ
れた動的固有情報の属性値が二重に定義されていない
か、基本固有情報(例えば物理回線I/Fの回線速度)
を動的固有情報(例えば論理回線チャネルの回線速度)
が超過していないか、など検証を行い、二重定義などが
行われていればその属性値の生成元のポリシー情報名称
をポリシー設定の衝突として管理装置112に通知する
こととしている。なお、この競合検証処理は一例であ
り、他の競合検証を適用することも可能である。
【0062】また、管理装置112に通知する理由とし
ては、たとえば「基本固有情報で設定したI/F種別で
は動的固有情報で作成したフローに対するシェーピング
操作は実現できない」、「動的固有情報で作成したフィ
ルタ条件にマッチするフローの出力先が指定されていな
い」等、通常起こり得ない設定を検証し、通知する場合
がある。あるいは通信装置ごとに帯域設定の実装制約が
存在し、「A社の通信装置は帯域を64[kbps]単
位で指定できるが、B社の通信装置は1[Mbps]単
位でしか指定できない。この時ポリシーとして全ての通
信装置に帯域を384[kbps]単位で確保すると指
定された場合、B社の通信装置では設定できない」など
の不一致も考えられる。
【0063】このように実施の形態1の通信制御装置お
よび通信制御システムでは、既存の通信装置200にポ
リシー情報変換装置202を備え、このポリシー情報変
換装置202によって、ポリシー情報を装置固有の動的
固有情報に変換してから通信装置に適用しているので、
SNMPを利用した通信装置200でも標準的なポリシ
ー情報の配布による制御に参加することが可能となる。
また、配布されたポリシー情報と、基本固有情報および
変換された動的固有情報とをまとめて競合検証処理後に
外部記憶装置214に保存するので、両者の対応関係を
保持しなくとも良く処理効率の向上が図られる。
【0064】また、基本固有情報と、ポリシー情報を変
換して作成した動的固有情報との間に何らかの不整合、
あるいはポリシー設定が不適格な状況が存在した場合に
は、競合検出装置204が競合を検出し、管理装置11
2が確実に不整合の発生及びその理由を収集することが
できるので、通信装置200に不適切なポリシーを配布
したことが容易に判定できる。
【0065】また、ポリシー情報、基本固有情報、動的
固有情報の外部記憶装置214への保存は、図2の通り
管理装置112からポリシー変換用のトリガが通知され
ポリシー情報が動的固有情報に変換された後であるの
で、ポリシー情報が配布される度に、外部記憶装置21
4に保存のためのアクセスをする必要が無く処理の効率
化が図られる。また、仮に変換された動的固有情報にエ
ラーがあった場合には、最終的な外部記憶装置214へ
の保存は行わないようにできるので、資源の効率的な使
用を行うことができる。
【0066】実施の形態2.実施の形態1の通信制御装
置および通信制御システムは、通信装置が再起動した場
合の配慮はなされていなかったが、この実施の形態2の
通信制御装置および通信制御システムは、通信装置が再
起動した場合でも暫定的にポリシー制御に通信装置を参
加させるものである。
【0067】図9は、実施の形態2の通信制御システ
ム、管理装置、通信制御装置および通信装置の構成を示
すブロック図である。実施の形態2の通信制御装置91
5も、実施の形態1と同様に、通信制御部として通信装
置900の内部に組み込まれた構成となっている。
【0068】実施の形態2の通信制御装置915は、図
9に示すように、管理制御インタフェース(I/F)9
01と、ポリシー情報データベース911と、統計情報
等データベース912と、ポリシー情報変換装置902
と、制御インタフェース(I/F)903と、運用情報
データベース913と、外部記憶装置914とを備えて
おり、各構成については実施の形態1の通信制御装置と
同様なので説明を省略する。なお、ポリシー情報データ
ベース911と、統計情報等データベース912と、運
用情報データベース913は、いずれもメモリ上に一時
的に格納されるものであり、これらデータベースは、外
部記憶装置914に永続的に保存されるようになってい
る。ここで、管理制御インタフェース(I/F)901
は本発明における通知手段を構成し、制御インタフェー
ス(I/F)903は本発明における装置制御手段を構
成する。
【0069】管理装置930は、通信制御部931と、
同一性判断部932と、配信予定ポリシー記憶部933
とを主に備えている。通信制御部931は、通信制御装
置915に対しポリシー情報およびポリシー情報の変換
のためのトリガを送信する一方、通信制御装置915か
ら通信装置の再起動通知および通信装置に現在適用され
ているポリシー情報を受信するものである。ここで、通
信制御部931は本発明における通信手段を構成する。
【0070】配信予定ポリシー記憶部933は、すでに
通信装置に送信したポリシー情報を、通信装置の識別情
報(例えば、IPアドレス等)と対応付けて格納するも
のであり、これによりどの通信装置にどのポリシー情報
を送信したのかを容易に判断できるようになっている。
配信予定ポリシー記憶部933は、例えばハードディス
ク、メモリ等の記憶媒体で構成されている。
【0071】同一性判断部932は、通信制御装置91
5から再起動通知を受けた場合に、通信制御装置915
から受信したポリシー情報と、配信予定ポリシー記憶部
933に格納されている再起動通知のあった通信装置9
00にすでに送信したポリシー情報とを比較して同一か
否かを判断するものである。
【0072】以上のように構成された実施の形態2の通
信制御システムにおいて、通信装置900が再起動した
場合には、次のような処理が行われる。通信制御装置9
15では、通信装置900の再起動を検出した場合、通
信装置900を初期化し、その後、外部記憶装置914
からメモリ上のポリシー情報データベース911、運用
情報データベース913に以前の設定を復帰させる。こ
れとともに、統計情報等データベース912に再起動の
発生を管理装置側に通知する値と通信装置の識別情報を
設定する。そして、管理制御I/F901は、再起動通
知とメモリ上に復帰した以前のポリシー情報を管理装置
930へ送信する。その後、通信制御装置915では、
制御I/F903によって、メモリ上に復帰した以前の
基本固有情報と動的固有情報とによって通信回線I/F
920,921,922を制御する。
【0073】一方、管理装置930では、通信制御部9
31が通信制御装置915から再起動通知とポリシー情
報を受信すると、同一性判断部932を起動する。同一
性判断部932では、再起動通知から再起動した通信装
置の識別情報を取得して、この識別情報に基づいて、そ
の通信装置にすでに送信したポリシー情報を配信予定ポ
リシー記憶部933が読み出す。ついで、読み出された
ポリシー情報と、通信制御装置915から受信したポリ
シー情報の内容を比較する。比較の結果、両ポリシー情
報が一致しない場合には、配信予定ポリシー記憶部93
3から読み出したポリシー情報が通信制御部931によ
って通信制御装置915へ再送信される。
【0074】このように、実施の形態2の通信制御シス
テムでは、通信装置は再起動時に外部記憶装置914に
保存されている以前のポリシー情報をメモリ上に復帰し
て管理装置930へ送信し、管理装置930では復帰し
たポリシー情報とすでに送信済みのポリシー情報を比較
してポリシー情報を通信制御装置915に再送信してい
るので、通信装置が再起動した場合でも、管理装置93
0は暫定的に再起動直前のポリシー情報に基づいてポリ
シー設定を行い、かつその生成元のポリシー情報を確認
することができる。また、通信装置900は再起動時に
通信制御装置915によって再起動通知を管理装置93
0へ送信しているので、管理装置930が通信装置90
0の状態をポーリングにより監視している場合には、通
信装置900から応答が有る場合、または無い場合であ
ってもポーリング間隔を変更して、ネットワーク及び通
信装置に対する負荷を軽減しつつ適切な時間内に確実に
通信装置の再起動を監視することが可能となる。
【0075】実施の形態3.実施の形態1の通信制御シ
ステムでは、管理装置がポリシー情報とポリシー情報変
換用のトリガを同時に通信制御装置へ送信するものであ
ったが、この実施の形態3の通信制御システムでは、管
理装置がポリシー情報の送信とトリガの送信を時間的間
隔をおいて行うものである。
【0076】実施の形態3の通信制御システムは、実施
の形態2と同様に、管理装置930、通信制御装置91
5および通信装置900とから構成され、通信制御装
置、管理装置の構成は、図9に示す実施の形態2の構成
と同様であるので、図示および詳細な説明は省略する。
【0077】実施の形態3における管理装置930の通
信制御部931は、ポリシー情報を、ポリシー情報変換
用のトリガ送信の一定時間前に通信制御装置915へ送
信するようになっている。図10は、実施の形態3の管
理装置930の通信装置900に対する制御シーケンス
を示す説明図である。管理装置930が定期的に各フロ
ーに対する割り当て帯域を変更する場合には、図10に
示すように予め変更する割り当て帯域のポリシー情報を
変更時刻の一定時間前に通信装置900(通信制御装置
915)に送信する(ステップS1013)。そして、
変更時刻になった時点で一斉に各ノードにポリシー情報
変換用のトリガを送信する(ステップS1015、S1
016)。なお、他のシーケンスは実施の形態1の通信
制御システムと同様なので説明を省略する。
【0078】このように実施の形態3の通信制御システ
ムでは、管理装置930はポリシー情報を予め配布して
おき、一定時間経過後にトリガを送信し、通信制御装置
915は遅れてくるトリガによってポリシー情報を変換
するので、複数の通信装置にポリシー制御を行う場合で
も、ポリシー情報を配布するために必要な時間差に関係
無く、同時にポリシー情報の変更を適用することができ
る。
【0079】なお、実施の形態1〜3の通信制御システ
ムでは、通信制御装置が通信制御部として通信装置内部
に組み込まれた構成となっているが、通信制御装置と通
信装置とを別体で構成することも可能である。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、既存の装置固有の制御情報によってのみ制御される
通信装置にポリシー情報変換手段を追加するだけで、既
存の通信装置に対して従来からの管理制御プロトコルを
使用して、標準的なポリシー制御を行えるという効果を
奏する。また、この発明によれば、管理装置から配布さ
れたポリシー情報と、基本固有情報および動的固有情報
の対応関係を保持する必要がなく、処理効率の向上が図
られるという効果を奏する。
【0081】つぎの発明によれば、基本固有情報と動的
固有情報との間に何らかの不整合あるいはポリシー設定
が不適切な状況が存在する場合に、競合に関する情報を
通知された管理装置から確実に不整合の発生及びその理
由を収集することができ、配布されたポリシー情報が適
切なものか否かを容易に判断できるという効果を奏す
る。
【0082】つぎの発明によれば、ポリシー情報を管理
装置から受信するたびに、外部記憶装置にアクセスをす
る必要がなくなり、処理時間の高速化が図られるという
効果を奏する。また、この発明によれば、動的固有情報
等の各情報のエラーの有無を外部記憶手段への格納前に
判断することができ、外部記憶手段の資源の効率化が図
られるという効果を奏する。
【0083】つぎの発明によれば、通信装置の再起動時
に暫定的に再起動前のポリシー情報に基づいた通信装置
の制御を行うことができ、再起動後速やかに通信装置に
対してポリシー制御を行えるという効果を奏する。ま
た、この発明によれば、管理装置から最適なポリシー情
報を再取得して最適なポリシー制御を受けることができ
るという効果を奏する。
【0084】つぎの発明によれば、通信装置は再起動時
に速やかに正確なポリシー情報を再取得することがで
き、通信装置に対する最適なポリシー制御を速やかに行
うことができるという効果を奏する。また、この発明に
よれば、ネットワーク及び通信装置に対する負荷を軽減
しつつ適切な時間内に確実に通信装置の再起動を監視す
ることができるという効果を奏する。
【0085】つぎの発明によれば、複数の通信装置にポ
リシー制御を行う場合でも、ポリシー情報を配布するた
めに必要な時間差を考慮しなくても、同時にポリシー情
報の変更を適用することができるという効果を奏する。
【0086】つぎの発明によれば、既存の装置固有の制
御情報によってのみ制御される通信装置にポリシー情報
変換手段を追加するだけで、既存の通信装置に対して従
来からの管理制御プロトコルを使用して、標準的なポリ
シー制御を行えるという効果を奏する。また、この発明
によれば、管理装置から配布されたポリシー情報と、基
本固有情報および動的固有情報の対応関係を保持する必
要がなく、処理効率の向上が図られるという効果を奏す
る。
【0087】つぎの発明によれば、基本固有情報と動的
固有情報との間に何らかの不整合あるいはポリシー設定
が不適切な状況が存在する場合に、競合に関する情報を
通知された管理装置から確実に不整合の発生及びその理
由を収集することができ、配布されたポリシー情報が適
切なものか否かを容易に判断できるという効果を奏す
る。
【0088】つぎの発明によれば、ポリシー情報を管理
装置から受信するたびに、外部記憶装置にアクセスをす
る必要がなくなり、処理時間の高速化が図られるという
効果を奏する。また、この発明によれば、動的固有情報
等の各情報のエラーの有無を外部記憶手段への格納前に
判断することができ、外部記憶手段の資源の効率化が図
られるという効果を奏する。
【0089】つぎの発明によれば、通信装置の再起動時
に暫定的に再起動前のポリシー情報に基づいた通信装置
の制御を行うことができ、再起動後速やかに通信装置に
対してポリシー制御を行えるという効果を奏する。ま
た、この発明によれば、管理装置から最適なポリシー情
報を再取得して最適なポリシー制御を受けることができ
るという効果を奏する。
【0090】つぎの発明によれば、通信装置は再起動時
に速やかに正確なポリシー情報を再取得することがで
き、通信装置に対する最適なポリシー制御を速やかに行
うことができるという効果を奏する。また、この発明に
よれば、ネットワーク及び通信装置に対する負荷を軽減
しつつ適切な時間内に確実に通信装置の再起動を監視す
ることができるという効果を奏する。
【0091】つぎの発明によれば、複数の通信装置にポ
リシー制御を行う場合でも、ポリシー情報を配布するた
めに必要な時間差を考慮しなくても、同時にポリシー情
報の変更を適用することができるいう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1〜3である通信制御
システムのネットワーク構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1である通信装置およ
び通信制御装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 図2に示した実施の形態1の通信制御装置に
おける、通信装置の初期化時、ポリシー情報配信時、ポ
リシー情報変換時、ポリシー情報運用時、ポリシー情報
再配信時の各時点におけるポリシー情報、基本固有情
報、動的固有情報のメモリ、および外部記憶装置への格
納状態を時系列的に示した説明図である。
【図4】 図2に示した実施の形態1の通信制御装置に
おいて基本固有情報と動的固有情報が競合する例を示す
説明図である。
【図5】 図2に示した実施の形態1の通信制御装置に
よるポリシー情報変換処理および競合検出処理の手順を
示すフローチャートである。
【図6】 図2に示した実施の形態1の通信制御システ
ムにおいて管理装置の通信装置に対する制御シーケンス
を示す説明図である。
【図7】 図2に示した実施の形態1の通信制御装置に
おける基本固有情報の一例を示す説明図である。実施の
形態1における動的固有情報の一例を示す説明図であ
る。
【図8】 図2に示した実施の形態1の通信制御装置に
おける動的固有情報の一例を示す説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態2および3である管理
装置、通信制御装置および通信装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】 図9に示した実施の形態3の管理装置の通
信装置に対する制御シーケンスを示す説明図である。
【符号の説明】
100,101,102 制御回線、103,104,
105,106 通信回線、107 ポリシー情報設定
変更通知、108 ポリシー情報設定、109ポリシー
情報読出し、110 入出力I/F画面、111 記憶
装置、112管理装置、113,114,115 通信
装置、200 通信装置、201管理制御I/F、20
2 ポリシー情報変換装置、203 制御I/F、20
4競合検出装置、211 ポリシー情報データベース、
212 統計情報等データベース、213 運用情報デ
ータベース、214 外部記憶装置、215 通信制御
装置、220,221,222 通信回線I/F、23
1 変換トリガ、241 ポリシ情報設定、242 統
計情報等応答 、301 編集バッファ、302 保存
ファイルエリア、312 基本固有情報、313 ポリ
シー情報、314 動的固有情報、401,402,4
03 ポリシ−情報、411,412,413,41
4,415,416 動的固有情報、420 競合検出
装置、611 ポリシー情報データベース、612 統
計情報等データベース、614外部記憶装置、900
管理装置、900 通信装置、901 管理制御I/
F、902 ポリシー情報変換装置、911 ポリシー
情報データベース、912 統計情報等データベース、
913 運用情報データベース、914 外部記憶装
置、915 通信制御装置、920,921,922
通信回線I/F、930 管理装置、931 通信制御
部、932 同一性判断部、933 配信予定ポリシー
記憶部。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク運用管理情報を定義したポ
    リシー情報を、ネットワーク内のすべての通信装置の動
    作を集中的に管理する管理装置から受信して、前記ポリ
    シー情報に基づいて通信装置の動作を制御する通信制御
    装置において、 前記ポリシー情報を、通信装置固有の制御情報であって
    前記ポリシー情報に依存する動的固有情報に変換するポ
    リシー情報変換手段と、 通信装置固有の制御情報であって前記ポリシー情報に非
    依存の基本固有情報と、前記動的固有情報と、前記ポリ
    シー情報とを単一ファイルとして記憶する外部記憶手段
    と、 前記基本固有情報と前記動的固有情報とに基づいて、通
    信装置の動作を決定する装置制御手段と、を備えたこと
    を特徴とする通信制御装置。
  2. 【請求項2】 前記基本固有情報と前記動的固有情報と
    を比較して競合の発生を検証し、競合が発生している場
    合には、前記管理装置に競合に関する情報を通知する競
    合検出手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に
    記載の通信制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ポリシー情報変換手段は、前記管理
    装置からトリガを受信したときに、前記ポリシー情報を
    前記動的固有情報に変換するものであり、 前記外部記憶手段は、前記競合検証手段による検証の完
    了後に、前記ポリシー情報と、前記基本固有情報と、前
    記動的固有情報とを単一ファイルとして格納するもので
    あることを特徴とする請求項2に記載の通信制御装置。
  4. 【請求項4】 通信装置の再起動情報を前記管理装置に
    通知する通知手段をさらに備え、 前記ポリシー情報変換手段は、通信装置の再起動を検知
    した場合に、前記外部記憶手段からポリシー情報を読み
    出して前記動的固有情報に変換するものであることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の通信制御
    装置。
  5. 【請求項5】 ネットワーク管理に関する制御情報を定
    義したポリシー情報をネットワーク内の通信装置に配布
    して、通信装置の動作を集中的に管理する管理装置と、
    前記ポリシー情報に基づいて通信装置の動作を制御する
    通信制御装置とを有する通信制御システムにおいて、 前記通信制御装置は、 通信装置固有の制御情報であって前記ポリシー情報に非
    依存の基本固有情報と、通信装置固有の制御情報であっ
    て前記ポリシー情報に依存する動的固有情報と、前記ポ
    リシー情報とを単一ファイルで記憶する外部記憶手段
    と、 前記ポリシー情報を、前記動的固有情報に変換するとと
    もに、通信装置の再起動を検知したときには、前記外部
    記憶手段からポリシー情報を読み出して前記動的固有情
    報に変換するポリシー情報変換手段と、 前記基本固有情報と前記動的固有情報とに基づいて、通
    信装置の動作を決定する装置制御手段と、 通信装置の再起動時に、再起動情報と前記外部記憶手段
    から読み出したポリシー情報を前記管理装置に通知する
    通知手段と、を備えたものであり、 前記管理装置は、 通信装置の状態を定期的に監視して、前記通信制御装置
    から通信装置の再起動情報とポリシー情報とを受信する
    通信手段と、 通信制御装置から受信したポリシー情報と通信制御装置
    に対する送信済みのポリシー情報との同一性を判断する
    同一性判断手段と、を備え、 前記通信手段は、前記受信したポリシー情報と前記送信
    済みのポリシー情報とが異なる場合には、前記送信済み
    のポリシー情報を通信装置へ再送信するものであること
    を特徴とする通信制御システム。
  6. 【請求項6】 前記管理装置の通信手段は、さらに前記
    ポリシー情報の送信から一定時間経過後に、前記トリガ
    を通信装置に送信するものであることを特徴とする請求
    項5に記載の通信制御システム。
  7. 【請求項7】 ネットワーク運用情報を定義したポリシ
    ー情報を、ネットワーク内の通信装置の動作を集中的に
    管理する管理装置から受信して、前記ポリシー情報に基
    づいて通信装置の動作を制御する通信制御方法におい
    て、 前記ポリシー情報を、通信装置固有の制御情報であって
    前記ポリシー情報に依存する動的固有情報に変換するポ
    リシー情報変換ステップと、 通信装置固有の制御情報であって前記ポリシー情報に非
    依存の基本固有情報と、前記動的固有情報と、前記ポリ
    シー情報とを外部記憶手段に単一ファイルとして格納す
    る記録ステップと、 前記基本固有情報と前記動的固有情報とに基づいて、通
    信装置の動作を決定する装置制御ステップと、を含むこ
    とを特徴とする通信制御方法。
  8. 【請求項8】 前記基本固有情報と前記動的固有情報と
    を比較して競合の発生を検証し、競合が発生している場
    合には、前記管理装置に競合に関する情報を通知する競
    合検出ステップをさらに含むことを特徴とする請求項7
    に記載の通信制御方法。
  9. 【請求項9】 前記管理装置からトリガを受信する受信
    ステップを、さらに含み、 前記ポリシー情報変換ステップは、受信したトリガに基
    づいて、前記ポリシー情報を前記動的固有情報に変換す
    るものであり、 前記記憶ステップは、前記競合検証ステップによる検証
    の完了後に、前記ポリシー情報と、前記基本固有情報
    と、前記動的固有情報とを単一ファイルとして前記外部
    記憶手段に格納するものであることを特徴とする請求項
    8に記載の通信制御方法。
  10. 【請求項10】 通信装置の再起動情報を前記管理装置
    に通知する通知ステップを、さらに含み、 前記ポリシー情報変換ステップは、通信装置の再起動を
    検知した場合に、前記外部記憶手段からポリシー情報を
    読み出して前記動的固有情報に変換するものであること
    を特徴とする請求項7〜9のいずれか一つに記載の通信
    制御方法。
  11. 【請求項11】 前記ポリシー情報変換ステップは、通
    信装置の再起動を検知したときに、前記外部記憶手段か
    らポリシー情報を読み出して前記動的固有情報に変換す
    るものであり、 前記通信ステップは、さらに、通信装置の再起動時に、
    再起動情報と前記外部記憶手段から読み出したポリシー
    情報を前記管理装置に通知するものであり、 前記管理装置で、通信装置の状態を定期的に監視して、
    前記通信制御装置から通信装置の再起動情報とポリシー
    情報とを受信する受信ステップと、 通信制御装置から受信したポリシー情報と通信制御装置
    に対する送信済みのポリシー情報との同一性を判断する
    同一性判断ステップと、 前記受信したポリシー情報と前記送信済みのポリシー情
    報とが異なる場合には、前記送信済みのポリシー情報を
    通信装置へ再送信する送信ステップと、を含むことを特
    徴とする請求項7〜10のいずれか一つに記載の通信制
    御方法。
  12. 【請求項12】 前記管理装置側の送信ステップは、さ
    らに前記ポリシー情報の送信から一定時間経過後に、前
    記トリガを通信装置に送信するものであることを特徴と
    する請求項11に記載の通信制御方法。
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