JP2003017581A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003017581A
JP2003017581A JP2001195934A JP2001195934A JP2003017581A JP 2003017581 A JP2003017581 A JP 2003017581A JP 2001195934 A JP2001195934 A JP 2001195934A JP 2001195934 A JP2001195934 A JP 2001195934A JP 2003017581 A JP2003017581 A JP 2003017581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
titanium
capacitor
aluminum
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001195934A
Other languages
English (en)
Inventor
貴子 ▲もたい▼
Takako Motai
Yasuo Ebuchi
康男 江渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001195934A priority Critical patent/JP2003017581A/ja
Publication of JP2003017581A publication Critical patent/JP2003017581A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーク電流の低減ができるなどキャパシタ特
性の制御が容易で良好な特性を有する高誘電率誘電体膜
用いたキャパシタを有する半導体装置及び耐圧が大きく
劣化する反応層の存在を低減する半導体装置の製造方法
を提供する。 【解決手段】 半導体基板10上のTa2 5 などの高
誘電率の金属酸化膜を誘電体膜12とするキャパシタの
上部又は下部或いは両方の電極12、13と誘電体膜と
の間にTiとAlの酸化膜11′、13′を形成する。
電極には少なくともTiNとAlNの固溶系であるチタ
ンアルミナイトライドを用いる。アルミニウム酸化物
は、バンドギャップが広く安定しているために、リーク
電流の抑制には極めて有利である。とくに上部電極及び
下部電極の両方にこのチタンアルミナイトライドを用い
た場合、成膜後に熱処理を加えることにより、Ta2
5 などからなる誘電体膜をAl2 3 で挟み込むのでリ
ーク電流は著しく低下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に係
り、とくに半導体基板上に形成される多層配線間に配置
形成された高誘電率の誘電体を用いたキャパシタの構造
及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】酸化タンタル(Ta2 5 )、酸化ジル
コニウム(ZrO2 )、酸化ハフニウム(HfO2 )な
どの高誘電率の金属酸化物は、半導体装置の絶縁膜とし
て多用されている窒化シリコン(SiN)や酸化シリコ
ン(SiO2 )などに比べて高い誘電率を有するので、
半導体装置に組み込まれる次世代のキャパシタの誘電体
膜として注目を集めている。しかし、これらの金属酸化
物は、バンドギャップが狭く、熱的な安定性も良くな
く、リーク電流の低減が困難であるなどキャパシタ特性
に問題があるものであった。また、システム系のデバイ
スでは寄生容量を減らすために、金属を電極としたMI
M(Metal-Insulator-Metal)キャパシタを使用すること
が望ましいこととされているが、これらキャパシタを構
成する膜を半導体基板に形成された金属電極上に形成す
る場合、電極の耐酸化性が問題になってくる。また、誘
電体膜形成やその後の工程によって、誘電体膜と接して
いる電極界面に酸化膜が形成されると、キャパシタ容量
の低下やリーク電流の増加が生じ、キャパシタ特性が劣
化する。
【0003】図11は、従来のキャパシタを備えた半導
体装置を示す断面図である。半導体基板100には、例
えば、p型シリコン半導体を用いている。半導体基板1
00には、表面領域にSTI(Shallow Trench Isolatio
n)などのシリコン酸化物などが埋め込まれた素子分離領
域101が形成されており、素子分離領域101に区画
された素子領域にはMOSトランジスタが形成されてい
る。素子領域の表面領域にはn型ソース/ドレイン領域
102が形成されている。ソース/ドレイン領域102
間の上にはシリコン酸化膜などからなるゲート絶縁膜1
03が設けられている。ゲート絶縁膜103の上にはポ
リシリコンなどのゲート電極104が形成されている。
ゲート電極104の表面及び側壁にはシリコン酸化膜な
どの保護絶縁膜105が形成されている。半導体基板1
00上にはMOSトランジスタを被覆するようにシリコ
ン酸化膜などからなる層間絶縁膜106が形成されてい
る。層間絶縁膜106の表面に、例えば、アルミニウム
などからなる埋め込み配線108が形成されており、こ
の埋め込み配線108とゲート電極104とは、層間絶
縁膜において両者間に形成されたコンタクト孔に埋め込
まれた接続プラグ107により電気的に接続されてい
る。接続プラグは、タングステンやアルミニウム、銅な
どを用いることが出来る。
【0004】また、埋め込み配線は、アルミニウムの他
にアルミニウム合金、銅やその合金もしくは多層の金属
膜が用いられる。層間絶縁膜106の上に層間絶縁膜1
09が形成されている。層間絶縁膜109は、シリコン
酸化膜などからなり、CVD(Chemical Vapor Deposit
ion )法などにより形成される。層間絶縁膜109の表
面に、例えば、アルミニウムなどからなる埋め込み配線
115が形成されており、この埋め込み配線115とソ
ース/ドレイン領域102の一方の領域とは、層間絶縁
膜106、109において両者間に形成されたコンタク
ト孔に埋め込まれた接続プラグ114により電気的に接
続されている。接続プラグは、タングステンやアルミニ
ウム、銅もしくはそれらの合金などを用いることが出来
る。また、埋め込み配線は、アルミニウムの他にアルミ
ニウム合金、銅やその合金もしくは多層の金属膜からな
る構造が用いられる。この埋め込み配線115の上にキ
ャパシタが形成されている。埋め込み配線115の上
に、例えば、チタンナイトライド(窒化チタン(Ti
N))膜からなる下部電極111が形成されている。下
部電極111の上には、例えば、酸化タンタルなどの高
誘電率誘電体膜112が形成されている。誘電体膜11
2の上には、例えば、TiN膜からなる上部電極113
が形成されている。
【0005】層間絶縁膜109の上に層間絶縁膜121
が形成されている。層間絶縁膜121は、シリコン酸化
膜などからなり、CVD法などにより形成される。層間
絶縁膜121に、例えば、アルミニウムなどからなる埋
め込み配線119、120が形成されており、埋め込み
配線119と上部電極113とは、層間絶縁膜121に
おいて両者間に形成され、コンタクト孔に埋め込まれた
アルミニウムなどの接続プラグ118により電気的に接
続されている。また、埋め込み配線120と埋め込み配
線115とは、層間絶縁膜121において両者間に形成
され、コンタクト孔に埋め込まれたアルミニウムなどの
接続プラグ117により電気的に接続されている。これ
ら埋め込み配線119、120は、シリコン酸化膜のよ
うな保護絶縁膜122により被覆されている。
【0006】図12は、図11のキャパシタ部分を拡大
した断面図であり、誘電体膜と電極の接合構造を詳細に
示している。前に示したようにキャパシタは、下部電極
(TiN)111、高誘電率誘電体膜(Ta2 5 )1
12及び上部電極113からなる積層体を構成してい
る。このように、従来のキャパシタは、半導体で広く使
われているバリアメタルTiNを電極とした用いること
が多い。このような場合、これらのキャパシタを構成す
る積層体を半導体基板上の金属電極もしくは金属配線上
に形成する場合、図12に示すように、下部電極(Ti
N)111と誘電体膜112との間には酸化チタン層
(TiOx )111′が形成され、上部電極(TiN)
113と誘電体膜112との間には酸化チタン層11
3′が形成される。この場合、プロセスの熱負荷が小さ
く、TiOxが非常に薄く形成され、且つキャパシタ容
量の減少がわずかな場合でも、リーク電流や容量の電圧
依存性に与える影響は大きい。TiOxは、様々な組成
を持ち、導電体から絶縁体まで特性が変化するので、T
iOx中の準位を介してリーク電流が増大したり、空乏
層が形成されたり、その特性は著しくプロセスに依存し
て安定しないものとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来からTiN電極
は、システム系の半導体素子では他のユニット等との整
合性が良いので使いたいという強い要望があるが、Ti
Nを電極としたTa2 5キャパシタは、電極/Ta2
5 界面に酸化チタン層が形成されてしまい、特性の制
御が困難であり良好な特性を得る至っていない。本発明
は、この様な事情によりなされたものであり、リーク電
流の低減ができるなどキャパシタ特性の制御が容易であ
り良好な特性を有する高誘電率誘電体膜用いたキャパシ
タを有する半導体装置及び耐圧が大きく劣化する反応層
の存在を低減する半導体装置の製造方法を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体装置に
おいて、半導体基板に形成され、Ta2 5 等の高誘電
率の金属酸化物を誘電体膜とするキャパシタの上部もし
くは下部あるいは上部及び下部電極と誘電体膜との間に
TiとAlの酸化膜を形成することを特徴としている。
この半導体装置の製造方法として、電極材料にチタンア
ルミナイトライドを用いることに特徴がある。チタンア
ルミナイトライドはTiNとAlNの固溶体である。酸
化されることによって表面側にAlが析出してTiを若
干含んだAl酸化物(Al2 3 )が形成される。Al
酸化物の下層にはAlの濃度が減少したTi酸化物が形
成される。Al2 3 は、バンドギャップが広く、熱
的、化学的にも安定であるためにリーク電流の抑制には
極めて有効である。とくに上部電極及び下部電極の両方
にこのチタンアルミナイトライドを用いた場合、金属酸
化膜の成膜時や成膜後の酸化性熱工程によって、金属酸
化物をAl2 3 で挟み込むことが出来るのでリーク電
流は著しく低下する。Al2 3 は、比誘電率は10程
度と大きくはないが、極薄膜での形成が可能であるため
キャパシタ容量の低下は微小である。さらにAl2 3
中の酸素の拡散係数が小さいため、Al2 3が形成さ
れることによってチタンアルミナイトライドの酸化は、
結果的に抑制され、Ti酸化物の形成もわずかな膜厚に
抑えることができる。
【0009】このチタンアルミナイトライドは、TiN
と同程度のバリア性を有しているので、TiNの代替と
して使用される。またTiNと併用することも可能であ
る。このとき、Ti1-x Alx Nのx=0.05〜0.
5好ましくは0.05〜0.3であると成膜条件や加工
条件などはTiNと共通とすることが出来るので工程の
増加は最小限に抑えることが出来る。また、本発明は、
電極材料をTiNとして、下部電極となるTiN膜の
上、もしくは上部電極となるTiNの下にTi酸化物及
びAl酸化物を形成する半導体装置及びその製造方法を
提案するものである。これによって、一般に半導体装置
に多用されているTiNを用いても、チタンアルミナイ
トライドと同様のリーク電流抑制効果を示すことが出来
る。
【0010】すなわち、本発明の第1の半導体装置は、
半導体基板と、前記半導体基板上に形成され、下部電
極、この下部電極上に形成された誘電体膜及びこの誘電
体膜上に形成された上部電極から構成されたキャパシタ
とを具備し、前記誘電体膜は、高誘電率の金属酸化膜か
らなり、前記下部電極及び前記上部電極の少なくとも一
方は、Tix Al1-x N(x=0.05〜0.5)で示
されるチタンアルミナイトライド層からなることを特徴
としている。前記チタンアルミナイトライドからなる電
極と前記誘電体膜との間にはアルミニウムとチタンの酸
化膜が介在しているようにしてもよい。前記アルミニウ
ムとチタンの酸化膜は、複数層から構成され、前記誘電
体膜に近い層は、チタンを含むアルミ酸化膜であり、前
記チタンアルミナイトライドからなる電極に近い層は、
アルミを含むチタン酸化膜であるようにしてもよい。前
記高誘電率の金属酸化膜は、酸化タンタル(Ta
2 5 )、酸化ジルコニウム(ZrO2 )、酸化ハフニ
ウム(HfO2 )から選ばれるようにしてもよい。
【0011】本発明の第2の半導体装置は、半導体基板
と、前記半導体基板上に形成され、下部電極、この下部
電極上に形成された誘電体膜及びこの誘電体膜上に形成
された上部電極から構成されたキャパシタとを具備し、
前記誘電体膜は、高誘電率の金属酸化膜である酸化タン
タル膜からなり、前記下部電極及び前記上部電極の少な
くとも一方は、チタンナイトライド層からなり、前記上
部電極のチタンナイトライド層と前記酸化タンタル層と
の間には酸化アルミニウム膜とチタン酸化膜が形成され
ていることを特徴としている。
【0012】本発明の半導体装置の製造方法は、半導体
基板上に下部電極となるチタンナイトライド層を形成す
る工程と、前記下部電極のチタンナイトライド層上に第
1のアルミニウム酸化膜を形成する工程と、前記アルミ
ニウム酸化膜上に誘電体膜として用いられる酸化タンタ
ル膜を形成する工程と、前記誘電体膜である酸化タンタ
ル膜上に第2のアルミニウム酸化膜を形成する工程と、
前記第2のアルミニウム酸化膜上に上部電極であるチタ
ンナイトライド層を形成することにより上部電極、誘電
体膜及び下部電極を有する構造のキャパシタを形成する
工程とを備えたことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して発明の実施
の形態を説明する。まず、図1乃至図7を参照して第1
の実施例を説明する。図1は、キャパシタを有する半導
体基板に形成された半導体装置の断面図、図2は、図1
の半導体基板のキャパシタ部分の拡大断面図、図3は、
図1に示されたTa2 5 を誘電体膜とするキャパシタ
及び他のキャパシタのリーク電流の電極依存性を示す特
性図、図4は、図1に示されたTa2 5 を誘電体膜と
するキャパシタ及び他のキャパシタの電気容量の電圧依
存性を示す特性図、図5は、キャパシタ電極Ti1-x
x Nの抵抗率のx値依存性を示す特性図、図6は、X
線で調べたキャパシタ電極Ti1-x Alx Nの組成の変
化に伴う結晶構造の変化を示す特性図、図7は、Ti
0.7 Al0.3 NとTiNの熱処理(600℃)による酸
化速度の違いを示す特性図である。
【0014】図1に示すように、半導体基板10には、
例えば、p型シリコン半導体を用いている。この半導体
基板10には、表面領域にSTIなどの酸化シリコンな
どが埋め込まれた素子分離領域1が形成されており、素
子分離領域1に区画された素子領域にはMOSトランジ
スタが形成されている。素子領域の表面領域にはn型ソ
ース/ドレイン領域2が形成されている。ソース/ドレ
イン領域2間の上にはシリコン酸化膜などからなるゲー
ト絶縁膜3が設けられている。ゲート絶縁膜3の上には
ポリシリコンなどからなるゲート電極4が形成されてい
る。ゲート電極4の表面及び側壁にはシリコン酸化膜な
どからなる保護絶縁膜5が形成されている。半導体基板
10上にはMOSトランジスタを被覆するようにシリコ
ン酸化膜などからなる層間絶縁膜6が形成されている。
層間絶縁膜6の表面に、例えば、アルミニウムからなる
埋め込み配線8が形成されており、この埋め込み配線8
とゲート電極4とは、層間絶縁膜において両者間に形成
されたコンタクト孔に埋め込まれた接続プラグ7により
電気的に接続されている。
【0015】埋め込み配線は、アルミニウム、銅もしく
はこれらの合金又は多層の金属膜などを用いることがで
きる。接続プラグは、タングステンやアルミニウム、銅
などを用いることができる。層間絶縁膜6の上には、層
間絶縁膜9が形成されている。層間絶縁膜9は、シリコ
ン酸化膜などからなり、CVD法などにより形成され
る。層間絶縁膜9の表面には、例えば、アルミニウムか
らなる埋め込み配線15が形成されており、この埋め込
み配線15とソース/ドレイン領域2のいずれか一方の
領域とは、層間絶縁膜6、9において埋め込み配線15
とソース/ドレイン領域2との間に形成されたコンタク
ト孔に埋め込まれた接続プラグ14により電気的に接続
されている。接続プラグにはタングステンやアルミニウ
ム等を用いる。この埋め込み配線15の上にキャパシタ
Cが形成されている。まず、埋め込み配線15の上にチ
タンアルミナイトライド(窒化チタンアルミニウム(T
1- x Alx N;x=0.05〜0.5))膜からなる
下部電極11が形成されている。下部電極11の上に
は、下部中間層11′が形成され、その上に、例えば、
酸化タンタルなどの高誘電率誘電体膜12が形成されて
いる。誘電体膜12の上には上部中間層13′が形成さ
れ、その上に、チタンアルミナイトライド(Ti 1-x
x N;x=0.05〜0.5)膜からなる上部電極1
3が形成されている。層間絶縁膜9の上には層間絶縁膜
16が形成されている。
【0016】層間絶縁膜16は、シリコン酸化膜などか
らなり、CVD法などにより形成される。層間絶縁膜1
6に、例えば、アルミニウムなどからなる埋め込み配線
19、20′が形成されており、埋め込み配線19と上
部電極13とは、層間絶縁膜16において両者間に形成
され、コンタクト孔に埋め込まれたアルミニウムなどの
接続プラグ18により電気的に接続されている。また、
埋め込み配線20′と埋め込み配線15とは層間絶縁膜
16において両者間に形成され、コンタクト孔に埋め込
まれたアルミニウムなどの接続プラグ17により電気的
に接続されている。これら埋め込み配線19、20′
は、シリコン酸化膜のような保護絶縁膜21により被覆
されている。
【0017】図2は、図1のキャパシタ部分を拡大した
断面図であり、誘電体膜と電極の接合構造を詳細に示し
ている。図1で示したように、キャパシタは、下部電極
11、下部中間層11′、高誘電率誘電体膜(Ta2
5 )12、上部中間層13′及び上部電極13からなる
積層体を構成している。そして、下部中間層11′は、
誘電体膜12に接するAl酸化層11′a及び下部電極
11に接するTi酸化層11′bから構成されている。
上部中間層13′は、上部電極13に接するTi酸化層
13′a及び誘電体膜12に接するAl酸化層13′b
から構成されている。図3は、キャパシタのリーク電流
の電極依存性を示す特性図であり、縦軸が電流密度(A
/mm2 )を表わし、横軸が印加電圧を表わしている。
図のように、TiAlN電極を用いた図2に示すキャパ
シタのリーク電流(−▲−)は、TiN電極を用いた図
12に示すキャパシタのリーク電流(−◆−)より低下
している。
【0018】また、図4は、キャパシタの電気容量の電
圧依存性を示す特性図であり、縦軸が電気容量(fF/
μm2 )を表し、横軸が下部電極としてTiN(1)、
TiN(2)、TiAlN(図2に示すキャパシタ)及
びPtを用いたキャパシタを表している。図には下部電
極に−3.6Vを印加したときの電気容量を示す特性線
(−◆−)及び下部電極に+3.6Vを印加したときの
電気容量を示す特性線(−■−)が示されている。Pt
を電極とすることによって電極の酸化を防ぐことができ
る。図のように、TiAlNを下部電極とする本発明の
キャパシタは、Ptと同様に容量の電圧依存性が小さ
く、さらに、Al2 3 が形成されることによる容量の
低下は、微少であることが示された。図5は、キャパシ
タ電極Ti1-x Alx Nの抵抗率のx値依存性を示す特
性値であり、縦軸が抵抗率(Resistivity)
(μΩ・cm)を表し、横軸がx値(Al/Ti+A
l)を表している。
【0019】図6は、X線で調べたキャパシタ電極Ti
1-x Alx Nの組成の変化に伴う結晶構造の変化を示す
特性図であり、x値が0.5以下ではNaCl型と称す
る導電性を有する構造である。x値が0.5を越えると
ウルツ鉱型と称する絶縁性を有する構造になる。TiN
は、導電体(ρs =18μΩ・cm)であり、立方晶N
aCl型の結晶構造をもち、AlNは、絶縁体(ρs
1011μΩ・cm)でありウルツ鉱型結晶構造を持って
いるので、それらの固溶体であるTi1-x Alx Nは、
上記のように、x値によって結晶構造が変化する。その
結晶構造が変化する組成がx=0.5〜0.6であるの
で電極は、x≦0.5が適当である。図7は、Ti0.7
Al0.3 NとTiNの熱処理(600℃)による酸化速
度の違いを示す特性図である。縦軸が酸化により形成さ
れる酸化膜厚(Tickness of oxide
layer)(nm)を表し、横軸が酸化時間の平方根
(toxi 1/2 )(min1/2 )を表している。図に示す
ように、TiNの酸化速度に比較してTiAlNの酸化
速度が著しく遅いので、キャパシタの形成時に行う熱処
理によりキャパシタ特性が劣化することはない。
【0020】以上、実施例におけるキャパシタの誘電体
膜と電極との間にはAl2 3 が形成されている。酸化
アルミニウム(Al2 3 )は、バンドギャップが広く
安定しているために、リーク電流の抑制には極めて有利
である。とくに上部電極及び下部電極の両方にこのチタ
ンアルミナイトライドを用いた場合、成膜後に熱処理を
加えることにより、Ta2 5 などからなる誘電体膜を
Al2 3 で挟み込むことができるので、リーク電流
は、著しく低下する。また、Ti酸化膜とは異なり、半
導体化することがないので、容量の電圧依存性の原因に
なることもない。さらに、Al2 3 中の酸素の拡散係
数は小さいので、Al2 3 が形成された後は、キャパ
シタ特性は安定化する。
【0021】次に、図8及び図9を参照して第2の実施
例を説明する。図8及び図9は、半導体基板に形成され
るキャパシタの製造工程を示す模式断面図である。基板
は、シリコンなどの半導体からなり、キャパシタはこの
半導体基板の絶縁膜上あるいは半導体基板上に形成され
たアルミニウムなどの金属電極又は金属配線上に形成さ
れている。図9(c)は、半導体基板上のキャパシタの
完成図である。図9(c)で示すようにシリコンなどの
半導体基板20上の絶縁膜(図示しない)上あるいは金
属配線(図示しない)上にTiN膜からなる下部電極2
1が形成されている。さらに下部電極21上に、TiO
層21′、Al2 3 層24が積層されている。Ta2
5 膜22は、この上に形成され、このTa2 5 膜2
2上に薄いAlO3層25、Ti酸化層(TiO)2
3′が形成されている。さらに、その上部に上部電極T
iN膜23が堆積されている。この上部電極TiN膜2
3から下部電極TiN膜21までがキャパシタを構成し
ている。
【0022】次に、キャパシタの製造方法について説明
する。まず、シリコンなどの半導体基板20の上に下部
電極となるTiN膜21を成膜するTiN膜はスパッタ
リング法あるいはCVD法等により堆積される。このT
iN膜21上に、例えば、AlのArとO2 の混合ガス
による反応性スパッタによってAl2 3 膜24を形成
する。この時、下部電極21の表面は、Oプラズマに曝
されるため酸化され、Al2 3 膜24との間には極薄
膜のTi酸化層(TiO)21′が形成されている(図
8(a))。この上にTaを酸素プラズマ中で酸化させ
るスパッタリング法によってTa25 膜22を堆積さ
せる。Ta2 5 膜中の酸素欠損を減少させるために酸
素中で500℃の熱処理を行う。この場合Al2 3
24がTiN層21に酸素が拡散していくのを防ぐため
Ti酸化層(TiO)21′の膜厚は増加しない(図8
(b))。次に、スパッタリング法などを用いてAl2
3 膜25を形成する(図9(a))。そして、このA
2 3 膜25上に上部電極TiN膜23を形成する
(図9(b))。
【0023】このように形成されたキャパシタはその後
の層間膜などの成膜工程で400℃〜500℃で熱処理
される。この工程において、Al2 3 膜25と上部電
極TiN膜23の間に中間層Ti酸化膜(TiO)2
3′が形成される。このTi酸化膜23′は、熱工程の
条件によっては明らかに形成されない場合もある(図9
(c))。以上、この実施例によれば、Al2 3 膜を
形成するので、その後の熱工程などのばらつきによる影
響を受けることはない。従ってキャパシタのリーク電流
を安定して低く抑えることができる。なお、本実施例で
はスパッタリング法によってAl2 3 膜24,25を
形成したが、形成方法をスパッタリング法に限定するも
のではなく、例えば、極薄のAl層をArガスによるス
パッタリング法によって形成し、O3 酸化等の酸化方法
で、Al2 3 層とすることも可能である。この方法に
よれば、さらに薄く、緻密なAl2 3 層を得ることが
でき、Al2 3 スパッタリング工程が不必要になるな
どの利点がある。
【0024】また、Ta2 5 のスパッタリング条件を
低温にすることによって、酸化過剰なTaO5 膜を得る
ことが可能であり、この場合はTa2 5 膜に接してA
l膜を形成し、不活性雰囲気で熱処理を加えることによ
ってAl層をAl2 3 層とすることが可能であり、更
なる工程の簡便化が達成できる。
【0025】次に、図10を参照して第3の実施例を説
明する。図10は、キャパシタを有する半導体装置の断
面図である。シリコンなどの半導体基板30の上に形成
され、下層のアルミ埋め込み配線35が埋め込まれたシ
リコン酸化膜などの層間絶縁膜34には、シリコン酸化
膜などの層間絶縁膜36が形成されている。層間絶縁膜
36には貫通孔が形成され、この中にタングステン
(W)などからなる複数の接続プラグ37が形成されて
いる。接続プラグ37は、下層のアルミ配線35に接し
てこれと電気的に接続されている。キャパシタは、層間
絶縁膜36の上に形成される。キャパシタは、チタンア
ルミナイトライド(窒化チタンアルミニウム(Ti1-x
Alx N;x=0.05〜0.3))膜からなる下部電
極31、下部電極31上のTa2 5 からなる誘電体膜
32、誘電体膜32上のチタンアルミナイトライド(T
i1-x Alx N;x=0.05〜0.3)膜からなる上
部電極33から構成されている。このキャパシタの上部
及び下部電極と誘電体膜との間にはチタン酸化層及び誘
電体膜に接するAl酸化層が形成されている。下部電極
31は、接続プラグ37とは電気的に接続されている。
キャパシタは、シリコン酸化膜などの層間絶縁膜38に
被覆されており、層間絶縁膜38には、上部電極33と
電気的に接続されるコンタクトを有するアルミ埋め込み
配線(上層のアルミ配線)39が形成されている。
【0026】酸化アルミニウム(Al2 3 )は、バン
ドギャップが広く安定しているために、リーク電流の抑
制には極めて有利である。とくに上部電極及び下部電極
の両方にこのチタンアルミナイトライドを用いた場合、
成膜後に熱処理を加えることにより、Ta2 5 などか
らなる誘電体膜をAl2 3 で挟み込むことができるの
で、リーク電流は著しく低下する。また、容易に半導体
化するTiOx の形成が抑制されるので、容量の電圧依
存性の原因になることもない。さらに、Al23 中の
酸素の拡散係数は小さいので、Al2 3 が形成された
後は、キャパシタ特性は安定化する。また、Ta2 5
を形成する工程は、通常400℃の酸化性雰囲気で行わ
れるが、アルミ配線の上にキャパシタ電極を形成するこ
とはアルミ酸化のおそれから実際的ではなく、何らかの
アルミ酸化防止処理が必要である。この実施例ではタン
グステン接続プラグにより下層のアルミ配線から浮かす
ことで酸化防止効果が得られる。
【0027】
【発明の効果】このように、本発明では、キャパシタの
チタンアルミナイトライド電極と誘電体膜との間には誘
電体膜に近い方にはTiを含んだAl酸化層が形成さ
れ、この電極に近い方にはAlを含んだTi酸化層が形
成され、キャパシタのリーク電流の抑制に極めて有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体基板にキャパシタが形成された
半導体装置の断面図。
【図2】図1の半導体基板のキャパシタ部分を説明する
断面図。
【図3】本発明及び従来のキャパシタのリーク電流の電
極依存性を示す特性図
【図4】本発明及び従来のTa2 5 を誘電体膜とする
キャパシタの電気容量の電圧依存性を示す特性図。
【図5】キャパシタ電極Ti1-x Alx Nの抵抗率のx
値依存性を示す特性図。
【図6】X線で調べたキャパシタ電極Ti1-x Alx N
の組成の変化に伴う結晶構造の変化を示す特性図。
【図7】Ti0.7 Al0.3 NとTiNの熱処理(600
℃)による酸化速度の違いを示す特性図。
【図8】本発明の半導体基板に形成されるキャパシタの
製造工程を示す模式断面図。
【図9】本発明の半導体基板に形成されるキャパシタの
製造工程を示す模式断面図。
【図10】本発明の半導体基板にキャパシタが形成され
た半導体装置の断面図。
【図11】従来の半導体基板にキャパシタが形成された
半導体装置の断面図。
【図12】図11の半導体基板のキャパシタ部分を説明
する断面図。
【符号の説明】
1、101・・・素子分離領域、2、102・・・ソー
ス/ドレイン領域、3、103・・・ゲート絶縁膜、
4、104・・・ゲート電極、5、105・・・保護
絶縁膜、6、9、16、34、36、38、106、1
09・・・層間絶縁膜、7、14、17、18、37、
49′、107、114、117、118・・・接続プ
ラグ、8、15、19、20′、35、39、49、1
08、115、119、120・・・埋め込み配線、1
0、20、30、100・・・半導体基板、11、3
1、111・・・下部電極、11′・・・下部中間層、
11′a・・・Alリッチ酸化層、11′b・・・
Tiリッチ酸化層、12、32、112・・・誘電体
膜、13、33、113・・・上部電極、13′・・・
上部中間層、 21・・・下部電極(TiN膜)、2
1′・・・Ti酸化層(Ti−O)、23・・・上部電
極(TiN膜)、 24、25・・・Al2 3 膜、
23′・・・TiO2 層、 111′、113′・・
・酸化チタン層、122・・・保護絶縁膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江渕 康男 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 Fターム(参考) 5F083 AD21 GA06 JA02 JA06 JA36 JA37 JA39 MA06 MA16 MA17 MA18 MA19 PR33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成された下部電極と、この下部電
    極上に形成された誘電体膜と、この誘電体膜上に形成さ
    れた上部電極とから構成されたキャパシタとを具備し、 前記誘電体膜は、高誘電率の金属酸化膜からなり、前記
    下部電極及び前記上部電極の少なくとも一方は、Tix
    Al1-x N(x=0.05〜0.5)で示されるチタン
    アルミナイトライド層からなることを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 前記チタンアルミナイトライドからなる
    電極と前記誘電体膜との間にはアルミニウムとチタンの
    酸化膜が介在していることを特徴とする請求項1に記載
    の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記アルミニウムとチタンの酸化膜は、
    複数層から構成され、前記誘電体膜に近い層は、チタン
    を含むアルミニウム酸化膜であり、前記チタンアルミナ
    イトライドからなる電極に近い層は、アルミニウムを含
    むチタン酸化膜であることを特徴とする請求項2に記載
    の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記高誘電率の金属酸化膜は、酸化タン
    タル、酸化ジルコニウム、酸化ハフニウムから選ばれる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成された下部電極と、この下部電
    極上に形成された誘電体膜と、この誘電体膜上に形成さ
    れた上部電極とから構成されたキャパシタとを具備し、 前記誘電体膜は、高誘電率の金属酸化膜である酸化タン
    タル膜からなり、前記下部電極及び前記上部電極の少な
    くとも一方は、チタンナイトライド層からなり、前記電
    極のチタンナイトライド層と前記酸化タンタル層との間
    にはアルミニウムとチタンの酸化膜が形成されているこ
    とを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記アルミニウムとチタンの酸化膜は、
    複数層から構成され、前記誘電体膜に近い層がチタンを
    含むアルミニウム酸化膜であり、前記チタンナイトライ
    ドからなる電極に近い層がアルミニウムを含むチタン酸
    化膜であることを特徴とする請求項5に記載の半導体装
    置。
  7. 【請求項7】 半導体基板上に下部電極となるチタンナ
    イトライド層を形成する工程と、 前記下部電極のチタンナイトライド層上に第1のアルミ
    ニウム酸化層を形成する工程と、 前記アルミニウム酸化層上に誘電体膜として用いられる
    タンタル酸化膜を形成する工程と、 前記誘電体膜であるタンタル酸化膜上に第2のアルミニ
    ウム酸化層を形成する工程と、 前記第2のアルミニウム酸化層上に上部電極であるチタ
    ンナイトライド層を形成することにより上部電極、誘電
    体膜及び下部電極を有する構造のキャパシタを形成する
    工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
JP2001195934A 2001-06-28 2001-06-28 半導体装置及びその製造方法 Pending JP2003017581A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001195934A JP2003017581A (ja) 2001-06-28 2001-06-28 半導体装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001195934A JP2003017581A (ja) 2001-06-28 2001-06-28 半導体装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003017581A true JP2003017581A (ja) 2003-01-17

Family

ID=19033828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001195934A Pending JP2003017581A (ja) 2001-06-28 2001-06-28 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003017581A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004288981A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Mitsubishi Materials Corp 薄膜抵抗材料、これを用いた抵抗器、及び抵抗器の製造方法
JP2005064522A (ja) * 2003-08-13 2005-03-10 Samsung Electronics Co Ltd 半導体装置のキャパシタおよびそれを備えるメモリ装置
US8067817B2 (en) 2007-03-14 2011-11-29 Fujitsu Semiconductor Limited Semiconductor device and method of manufacturing the same
KR20190132139A (ko) * 2018-05-18 2019-11-27 삼성전자주식회사 유전막을 가지는 집적회로 소자 및 그 제조 방법과 집적회로 소자 제조 장치
JP2021068894A (ja) * 2019-10-21 2021-04-30 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 金属窒化膜の製造方法、及び金属窒化膜を含む電子素子
JP2021136451A (ja) * 2020-02-26 2021-09-13 三星電子株式会社Samsung Electronics Co., Ltd. キャパシタ、それを含む半導体装置、及びキャパシタ製造方法
US11342329B2 (en) 2019-11-01 2022-05-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor memory device and method of fabricating the same

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004288981A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Mitsubishi Materials Corp 薄膜抵抗材料、これを用いた抵抗器、及び抵抗器の製造方法
JP2005064522A (ja) * 2003-08-13 2005-03-10 Samsung Electronics Co Ltd 半導体装置のキャパシタおよびそれを備えるメモリ装置
US8067817B2 (en) 2007-03-14 2011-11-29 Fujitsu Semiconductor Limited Semiconductor device and method of manufacturing the same
US8278181B2 (en) 2007-03-14 2012-10-02 Fujitsu Semiconductor Limited Semiconductor device and method of manufacturing the same
KR20190132139A (ko) * 2018-05-18 2019-11-27 삼성전자주식회사 유전막을 가지는 집적회로 소자 및 그 제조 방법과 집적회로 소자 제조 장치
KR102623543B1 (ko) 2018-05-18 2024-01-10 삼성전자주식회사 유전막을 가지는 집적회로 소자 및 그 제조 방법과 집적회로 소자 제조 장치
US11424317B2 (en) 2019-10-21 2022-08-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of manufacturing metal nitride film and electronic device including metal nitride film
JP7279003B2 (ja) 2019-10-21 2023-05-22 三星電子株式会社 金属窒化膜の製造方法、及び金属窒化膜を含む電子素子
US11798980B2 (en) 2019-10-21 2023-10-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Integrated circuit device and electronic device including capacitor with interfacial layer containing metal element, other element, nitrogen, and oxygen
US11810946B2 (en) 2019-10-21 2023-11-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Integrated circuit device including capacitor with metal nitrate interfacial layer
JP2021068894A (ja) * 2019-10-21 2021-04-30 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 金属窒化膜の製造方法、及び金属窒化膜を含む電子素子
US11342329B2 (en) 2019-11-01 2022-05-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor memory device and method of fabricating the same
JP2021136451A (ja) * 2020-02-26 2021-09-13 三星電子株式会社Samsung Electronics Co., Ltd. キャパシタ、それを含む半導体装置、及びキャパシタ製造方法
JP7179109B2 (ja) 2020-02-26 2022-11-28 三星電子株式会社 キャパシタ、それを含む半導体装置、及びキャパシタ製造方法
US11594592B2 (en) 2020-02-26 2023-02-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Capacitor, semiconductor device including the same, and method of fabricating capacitor
US11978761B2 (en) 2020-02-26 2024-05-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Capacitor, semiconductor device including the same, and method of fabricating capacitor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6518610B2 (en) Rhodium-rich oxygen barriers
US6682969B1 (en) Top electrode in a strongly oxidizing environment
KR100396879B1 (ko) 동일 물질로 이루어진 이중막을 포함하는 다중막으로캡슐화된 캐패시터를 구비한 반도체 메모리 소자 및 그의제조 방법
US6518070B1 (en) Process of forming a semiconductor device and a semiconductor device
US5656852A (en) High-dielectric-constant material electrodes comprising sidewall spacers
US6475855B1 (en) Method of forming integrated circuitry, method of forming a capacitor and method of forming DRAM integrated circuitry
KR100642635B1 (ko) 하이브리드 유전체막을 갖는 반도체 집적회로 소자들 및그 제조방법들
JPH04366504A (ja) 誘電体薄膜
JP2010010211A (ja) 半導体装置の製造方法、及び半導体装置
US6294807B1 (en) Semiconductor device structure including a tantalum pentoxide layer sandwiched between silicon nitride layers
JP2003017581A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2004039728A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4109304B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
US8102023B2 (en) Capacitor insulating film, capacitor, and semiconductor device
KR100614576B1 (ko) 캐패시터 제조 방법
US20010013616A1 (en) Integrated circuit device with composite oxide dielectric
KR100361205B1 (ko) 반도체 소자의 캐패시터 제조 방법
US6437968B1 (en) Capacitive element
KR20060000915A (ko) 플라즈마손상을 감소시킨 반도체소자의 제조 방법
JPH03108752A (ja) 半導体装置
JP4622213B2 (ja) 半導体装置
JP2001267535A (ja) 半導体装置
KR20020002599A (ko) 플러그의 산화를 효과적으로 방지할 수 있는 반도체메모리 소자 및 그 제조 방법
JPH02271647A (ja) Mos型半導体装置
KR20010038590A (ko) 수소 분위기의 후속공정에 열화되지 않는 커패시터