JP2003017409A - 半導体層の形成方法 - Google Patents
半導体層の形成方法Info
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Abstract
場合において、基板の反りを抑制することが可能な半導
体層の形成方法を提供する。 【解決手段】所定の熱膨張係数を有するSi基板11上
に形成されたマスク層12の開口部12aに、Si基板
11とは異なる熱膨張係数を有するGaN層14を形成
する工程と、Si基板11のGaN層14が形成されて
いない領域上に、Si基板11の反りを抑制するための
反り抑制層15を形成する工程とを備えている。
Description
方法に関し、より特定的には、基板上に、基板とは異な
る熱膨張係数を有する半導体層を形成する半導体層の形
成方法に関する。
に、半導体層と同材料の基板、または、半導体層に極め
て近い物理的性質を有する基板を用いて行うことが好ま
しい。しかしながら、半導体層と同材料の基板、また
は、半導体層に極めて近い物理的性質を有する基板の入
手が困難な場合や、異種基板上に形成された他の素子と
の集積を行う場合、半導体層とはかなり物理的性質の異
なる基板を用いて、半導体層を結晶成長させることがあ
る。このような異種基板上に半導体層を結晶成長させた
ものとして、たとえば、GaAs層/Si基板やGaN
層/サファイア基板などがある。
長させる場合、基板と半導体層との格子定数の差に起因
して半導体層に結晶欠陥が発生しやすくなるので、異種
基板上に良好な結晶性を有する半導体層を成長させるの
は困難である。
の間に中間層(バッファ層)を設けたり、選択横方向成
長を利用して半導体層を形成することによって、半導体
層の結晶性の改善が図られている。
板上に半導体層を結晶成長させる方法では、一般に、半
導体層の成長は高温でなされることが多い。この場合、
基板と半導体層との熱膨張係数が異なるので、基板上に
高温で半導体層を形成した後、基板温度を室温まで降温
する際の基板と半導体層との縮み方が異なる。このた
め、従来では、特に半導体層の熱膨張係数が基板の熱膨
張係数に比べて大きい場合には、基板に比べて半導体層
が大きく縮むため、半導体層側に力がかかるので、半導
体層にクラックが発生するという不都合が生じる。その
結果、半導体素子の特性が劣化するという問題点があっ
た。
数の差に起因する半導体層のクラックを防止する方法と
して、従来、たとえば、第48回応用物理学関係連合講
演会講演予稿集P429に、基板上の半導体層の形成領
域を小さく制限する方法が開示されている。しかしなが
ら、この基板上の半導体層の形成領域を小さく制限する
方法では、基板の反りを大きく抑制することは困難であ
った。
よって、降温時に半導体層にかかる力を低減することに
より、半導体層に発生するクラックを抑制する方法が知
られている。しかしながら、この方法では、厚みの薄い
基板は、基板と半導体層との熱膨張差により生じる熱応
力の影響を受けやすくなるため、基板の反りが大きくな
る。このため、基板を用いた半導体素子の作製が困難に
なるという新たな問題点が生じる。
めになされたものであり、この発明の1つの目的は、ク
ラックの発生を抑制し、さらに基板の反りを抑制するこ
とが可能な半導体層の形成方法を提供することである。
に、この発明の一の局面による半導体層の形成方法は、
所定の熱膨張係数を有する基板上の一部に、基板とは異
なる熱膨張係数を有する半導体層を形成する工程と、基
板の半導体層が形成されていない領域上に、基板の反り
を抑制するための反り抑制層を形成する工程とを備えて
いる。
は、上記のように、基板の半導体層が形成されていない
領域上に、基板の反りを抑制するための反り抑制層を形
成することによって、半導体層にクラックが発生しにく
くするために基板を薄くし、その上に基板とは異なる熱
膨張係数を有する半導体層を形成する場合にも、基板の
反りを有効に抑制することができる。その結果、半導体
層上に、良好な特性を有する半導体素子を形成すること
ができる。
おいて、半導体層を形成する工程は、半導体層を600
℃以上の温度条件下で形成する工程を含んでいてもよ
い。このように600℃以上の高温条件下で半導体層を
形成した場合にも、形成後に室温まで低下した際に、半
導体層と基板との熱膨張差に起因する基板の反りを反り
抑制層によって抑制することができる。
しくは、半導体層を形成する工程は、基板上に開口部を
有するマスク層を形成する工程と、マスク層の開口部内
に露出された基板上に島状の半導体層を形成する工程と
を含み、反り抑制層を形成する工程は、マスク層上の半
導体層が形成されていない領域に、反り抑制層を形成す
る工程を含む。このように構成すれば、容易に、島状の
半導体層の周囲に反り抑制層を形成することができる。
しくは、反り抑制層は、基板と半導体層との熱膨張差に
より生じる熱応力と反対の方向に働く内部応力を有す
る。このように構成すれば、容易に、基板と半導体層と
の熱膨張差により生じる基板の反りを反り抑制層により
緩和することができる。
体層は、窒化物系III−V族化合物半導体を含んでいて
もよい。また、基板は、Si基板を含み、半導体層は、
砒化物系III−V族化合物半導体を含んでいてもよい。
また、これらの場合、反り抑制層は、タングステンを含
むのが好ましい。このように構成すれば、基板と半導体
層との熱膨張差により生じる熱応力と反対の方向に働く
内部応力を有する反り抑制層を容易に形成することがで
きる。また、これらの場合、反り抑制層は、圧縮応力を
示すのが好ましい。
て、好ましくは、半導体層上に、半導体素子を形成する
工程をさらに備える。このように構成すれば、反りが抑
制された基板上にクラックの発生が抑制された半導体層
が形成されるため、その半導体層の上に、良好な特性を
有する半導体素子を形成することができる。
的に説明する前に、本発明の半導体層の形成方法の概念
について説明する。図1〜図3は、本発明の半導体層の
形成方法の概念を説明するための断面図である。
みの薄い基板1上の全面に渡って、高温で半導体層2を
形成した後、基板温度を室温まで低下させる。この場
合、半導体層2の熱膨張係数が基板1の熱膨張係数に比
べて大きいと、基板温度を室温まで低下させる際に、半
導体層2は、基板1に比べて大きく縮む。また、基板1
の厚みが薄いので、基板1は、基板1と半導体層2との
熱膨張差により生じる熱応力の影響を受けやすい。この
ため、半導体層2を形成した後の基板1には、半導体層
2側が凹になる方向に大きな反りが発生する。
領域に半導体層2を形成することより、基板1上に半導
体層2が形成される領域と形成されない領域とを設け
る。この場合、図1に示した厚みの薄い基板1上の全面
に渡って半導体層2を形成する場合に比べて、多少基板
1の反りが緩和される。
の基板1上の半導体層2が形成されない領域に、基板1
と半導体層2との熱膨張差により生じる熱応力と反対の
方向に働く内部応力を有する反り抑制層3を形成する。
導体層2が形成されない領域に、反り抑制層3を形成す
ることによって、半導体層2にクラックが発生しにくく
するために基板1を薄くし、その上に基板1とは異なる
熱膨張係数を有する半導体層2を形成する場合にも、基
板1の全体としての反りを有効に抑制することができ
る。
態について以下に説明する。
は、本発明の第1実施形態による半導体層の形成方法を
説明するための斜視図である。図6は、図5に示した工
程における断面図である。以下、図4〜図7を参照し
て、第1実施形態による半導体層の形成方法について説
明する。
法を用いて、約100μmの厚みを有するSi(11
1)基板11(以下、「Si基板11」という)上に、
約50nmの膜厚を有するSiO2からなるマスク層1
2を形成する。この後、マスク層12の所定領域をエッ
チングにより除去することによって、Si基板11の上
面の一部が露出されるように、複数の開口部12aを形
成する。この開口部12aは、マスク層12の約1mm
×約1mm四角内に、1カ所ずつ約0.5mm×約0.
5mmの大きさを有するように形成されている。なお、
Si基板11は、本発明の「基板」の一例である。
CVD法(Metal Organic Chemic
al Vapor Deposition;有機金属気
相成長法)を用いて、基板温度を1150℃の成長温度
に保持した状態で、約0.05μmの膜厚を有する単結
晶のAl0.09Ga0.91Nからなるバッファ層13を、開
口部12a内に露出されたSi基板11上に形成する。
そして、開口部12a内に形成されたバッファ層13の
上面上に、約10μmの膜厚を有するGaN層14を成
長させる。このGaN層14は、マスク層12上には成
長されにくいため、まず、開口部12a内のバッファ層
13上に選択的に成長される。そして、GaN層14の
上方向への成長が進むと、GaN層14は、横方向にも
成長される。これにより、バッファ層13の上面上の全
面を覆うとともに、マスク層12の上面上の一部領域を
覆うように、GaN層14が形成される。なお、GaN
層14は、本発明の「半導体層」の一例である。
係数を有するSi基板11上に、Si基板11の熱膨張
係数より大きな熱膨張係数(約5.6×10-6/K)を
有するGaN層14を形成するため、約1150℃のG
aN層14の成長温度から室温に降温する際に、GaN
層14は、Si基板11に比べて大きく縮む。このた
め、GaN層14を成長した後のSi基板11には、図
5および図6に示すように、GaN層14側が凹になる
方向に反りが発生する。
示せず)を使用したスパッタリング法を用いて、マスク
層12の上面上のGaN層14が形成されていない領域
に、約0.4mm×約0.5mm×約1μm(膜厚)の
大きさを有するタングステンからなる反り抑制層15を
形成する。この場合、タングステンからなる反り抑制層
15は、約1μmの薄い厚みで形成するので、GaN層
14の約2倍の密度を有するように形成する。このタン
グステンからなる反り抑制層15は、Si基板11とG
aN層14との熱膨張差により生じる熱応力と反対の方
向に働く約1×109N/m2程度の強い圧縮応力を示
す。これにより、Si基板11のGaN層14側が凹に
なる方向に発生していた反りは、タングステンからなる
反り抑制層15によって、反対方向(凸になる方向)に
反る力を受ける。それによって、全体としてのSi基板
11の反りが抑制される。
層12の上面上のGaN層14が形成されていない領域
上に、Si基板11の反りを抑制するための反り抑制層
15を形成することによって、Si基板11とは異なる
熱膨張係数を有するGaN層14を形成する場合にも、
Si基板11の反りを有効に防止することができる。
は、本発明の第2実施形態による半導体層の形成方法を
説明するための斜視図である。図10は、図9に示した
工程における断面図である。以下、図8〜図11を参照
して、第2実施形態による半導体層の形成方法について
説明する。
法を用いて、良質な結晶を成長させるために[011]
方向に3°オフした約100μmの厚みを有するSi
(100)基板21(以下、「Si基板21」という)
上に、約50nmの膜厚を有するSiO2からなるマス
ク層22を形成する。この後、マスク層22の所定領域
をエッチングにより除去することによって、Si基板2
1の上面の一部が露出されるように、複数の開口部22
aを形成する。この開口部22aは、マスク層22の約
1mm×約1mm四角内に、1カ所ずつ約0.5mm×
約0.5mmの大きさを有するように形成されている。
なお、Si基板21は、本発明の「基板」の一例であ
る。
OCVD法を用いて、基板温度を400℃の成長温度に
保持した状態で、約0.05μmの膜厚を有する単結晶
のGaAsからなる低温バッファ層23を、開口部22
a内に露出されたSi基板21上に形成する。そして、
基板温度を600℃の成長温度に昇温した後、開口部2
2a内に形成された低温バッファ層23の上面上に、約
10μmの膜厚を有するGaAs層24を成長させる。
このGaAs層24は、マスク層22上には成長されに
くいため、まず、開口部22a内の低温バッファ層23
上に選択的に成長される。そして、GaAs層24の上
方向への成長が進むと、GaAs層24は、横方向にも
成長される。これにより、低温バッファ層23の上面上
の全面を覆うとともに、マスク層22の上面上の一部領
域を覆うように、GaAs層24が形成される。なお、
GaAs層24は、本発明の「半導体層」の一例であ
る。
係数を有するSi基板21上に、Si基板21の熱膨張
係数より大きな熱膨張係数(約5.8×10-6/K)を
有するGaAs層24を形成するため、約600℃のG
aAs層24の成長温度から室温に降温する際に、Ga
As層24は、Si基板21に比べて大きく縮む。この
ため、GaAs層24を成長した後のSi基板21に
は、図9および図10に示すように、GaAs層24側
が凹になる方向に反りが発生する。
(図示せず)を使用したスパッタリング法を用いて、マ
スク層22の上面上のGaAs層24が形成されていな
い領域に、約0.4mm×約0.5mm×約0.5μm
(膜厚)の大きさを有するタングステンからなる反り抑
制層25を形成する。この場合、タングステンからなる
反り抑制層25は、約0.5μmの薄い厚みで形成する
ので、GaAs層24の約2倍の密度を有するように形
成する。このタングステンからなる反り抑制層25は、
Si基板21とGaAs層24との熱膨張差により生じ
る熱応力と反対の方向に働く約1×109N/m2程度の
強い圧縮応力を示す。これにより、Si基板21のGa
As層24側が凹になる方向に発生していた反りは、タ
ングステンからなる反り抑制層25によって、反対方向
(凸になる方向)に反る力を受ける。それによって、全
体としてのSi基板21の反りが抑制される。
層22の上面上のGaAs層24が形成されていない領
域上に、Si基板21の反りを抑制するための反り抑制
層25を形成することによって、Si基板21とは異な
る熱膨張係数を有するGaAs層24を形成する場合に
も、Si基板21の反りを有効に防止することができ
る。
明の第3実施形態による半導体素子の形成方法を説明す
るための断面図である。この第3実施形態では、第1実
施形態の反りが抑制されたSi基板11を半導体素子
(GaN系レーザダイオード(LD)素子)に適用した
例を示している。以下、図12〜図18を参照して、第
3実施形態による半導体素子の形成方法について説明す
る。
と同様、プラズマCVD法を用いて、約100μmの厚
みを有するSi基板11上に、約50nmの膜厚を有す
るSiO2からなるマスク層12を形成する。この後、
マスク層12の所定領域をエッチングにより除去するこ
とによって、Si基板11の上面の一部が露出されるよ
うに、複数の開口部12aを形成する。この開口部12
aは、マスク層12の約1mm×約1mm四角内に、1
カ所ずつ約0.5mm×約0.5mmの大きさを有する
ように形成されている。
を用いて、基板温度を1150℃の成長温度に保持した
状態で、約0.05μmの膜厚を有する単結晶のAl
0.09Ga0.91Nからなるバッファ層13を、開口部12
a内に露出されたSi基板11上に形成する。そして、
バッファ層13の上面上の全面を覆うとともに、マスク
層12の上面上の一部領域を覆うように、約7μmの膜
厚を有するGaN層14を形成する。
14上に、図13に示すように、約5μmの合計膜厚を
有するレーザダイオード層50を形成する。このレーザ
ダイオード層50は、図14に示すように、n型GaN
コンタクト層51、n型AlGaNクラッド層52、I
nGaN活性層53、p型AlGaNクラッド層54お
よびp型GaNコンタクト層55を順次成長することに
よって形成される。また、レーザダイオード層50は、
マスク層12上には成長されにくいため、GaN層14
上に選択的に成長される。
係数を有するSi基板11上に、Si基板11の熱膨張
係数より大きな熱膨張係数(約5.6×10-6/K)を
有するGaN層14およびレーザダイオード層50を形
成するため、約1150℃のGaN層14およびレーザ
ダイオード層50の成長温度から室温に降温する際に、
GaN層14およびレーザダイオード層50は、Si基
板11に比べて大きく縮む。このため、GaN層14お
よびレーザダイオード層50を成長した後のSi基板1
1には、図13に示すように、GaN層14およびレー
ザダイオード層50側が凹になる方向に反りが発生す
る。
(図示せず)を使用したスパッタリング法を用いて、マ
スク層12の上面上のレーザダイオード層50が形成さ
れていない領域に、約0.4mm×約0.5mm×約1
μm(膜厚)の大きさを有するタングステンからなる反
り抑制層15を形成する。この場合、タングステンから
なる反り抑制層15は、約1μmの薄い厚みで形成する
ので、半導体層の約2倍の密度を有するように形成す
る。このタングステンからなる反り抑制層15は、Si
基板11とGaN層14との熱膨張差により生じる熱応
力と反対の方向に働く約1×109N/m2程度の強い圧
縮応力を示す。これにより、Si基板11のGaN層1
4およびレーザダイオード層50側が凹になる方向に発
生していた反りは、タングステンからなる反り抑制層1
5によって、反対方向(凸になる方向)に反る力を受け
る。それによって、全体としてのSi基板11の反りが
抑制される。
れた後、図16に示すように、リソグラフィー技術を用
いて、レーザダイオード層50を所定形状にパターニン
グする。具体的には、図17に示すように、p型GaN
コンタクト層55およびp型AlGaNクラッド層54
の一部領域をエッチングすることにより、p型AlGa
Nクラッド層54の凸部とp型AlGaNクラッド層5
4の凸部の上面上のp型GaNコンタクト層55とから
構成されるリッジ部を形成する。また、p型AlGaN
クラッド層54、InGaN活性層53、n型AlGa
Nクラッド層52およびn型GaNコンタクト層51の
一部領域をエッチングにより除去する。この第3実施形
態では、反り抑制層15によってSi基板11の反りが
抑制されているため、上記したリソグラフィー技術を用
いたレーザダイオード層50のパターニングを精度良く
行うことができる。
に、p型GaNコンタクト層55の上面上に、Pd、P
tおよびAuの積層膜からなるp側電極16を形成す
る。また、エッチングにより露出されたn型GaNコン
タクト層51の上面上に、Ti、PtおよびAuの積層
膜からなるn側電極17を形成する。
GaN層14およびレーザダイオード層50が形成され
ている領域を約0.4μm×約0.3μmの大きさにダ
イシングおよび分割することによって、図18に示され
るような、第3実施形態の半導体素子が形成される。
のレーザダイオード層50が形成されていない領域上
に、Si基板11の反りを抑制するための反り抑制層1
5を形成することによって、Si基板11とは異なる熱
膨張係数を有するGaN層14を形成する場合にも、S
i基板11の反りを有効に防止することができる。これ
により、GaN層14およびレーザダイオード層50を
必要な膜厚(約12μm)分形成した場合にも、精度の
高いリソグラフィー工程が可能となり、良好な素子特性
を有するGaN系レーザダイオード(LD)素子を形成
することができる。
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明
ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請
求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が
含まれる。
Si基板上にGaN層14またはGaAs層24などの
半導体層を形成したが、本発明はこれに限らず、他の半
導体層を形成してもよい。他の半導体層としては、たと
えば、III−V族化合物半導体(GaN、AlN、In
N、GaP、AlP、InP、AlAs、InAs、A
lSb、GaSb、InSbおよびそれらの混晶な
ど)、ZnSe、SiC、SiGe、SiまたはGeな
どでもよい。
としてSi基板を用いたが、本発明はこれに限らず、他
の基板を用いてもよい。他の基板としては、たとえば、
GaAs基板、InP基板、SiC基板またはサファイ
ア基板などが考えられる。
抑制層としてタングステンを用いたが、本発明はこれに
限らず、反り抑制層をタングステンを含む化合物(WS
i、WSiNおよびWNなど)やこれを含む積層膜、ま
たは、Si、SiO2、SiNなどを含む膜を用いても
よい。
層にクラックが発生しにくい薄い基板を用いた場合に
も、基板の反りを抑制することが可能な半導体層の形成
方法を提供することができる。
ための断面図である。
ための断面図である。
ための断面図である。
法を説明するための斜視図である。
法を説明するための斜視図である。
法を説明するための斜視図である。
法を説明するための斜視図である。
法を説明するための斜視図である。
方法を説明するための斜視図である。
成方法を説明するための断面図である。
成方法を説明するための断面図である。
成方法を説明するための断面図である。
成方法を説明するための断面図である。
成方法を説明するための断面図である。
成方法を説明するための断面図である。
成方法を説明するための断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 所定の熱膨張係数を有する基板上の一部
に、前記基板とは異なる熱膨張係数を有する半導体層を
形成する工程と、 前記基板の前記半導体層が形成されていない領域上に、
前記基板の反りを抑制するための反り抑制層を形成する
工程とを備えた、半導体層の形成方法。 - 【請求項2】 前記半導体層を形成する工程は、 前記半導体層を600℃以上の温度条件下で形成する工
程を含む、請求項1に記載の半導体層の形成方法。 - 【請求項3】 前記半導体層を形成する工程は、 前記基板上に開口部を有するマスク層を形成する工程
と、 前記マスク層の開口部内に露出された前記基板上に島状
の半導体層を形成する工程とを含み、 前記反り抑制層を形成する工程は、 前記マスク層上の前記半導体層が形成されていない領域
に、前記反り抑制層を形成する工程を含む、請求項1ま
たは2に記載の半導体層の形成方法。 - 【請求項4】 前記反り抑制層は、前記基板と前記半導
体層との熱膨張差により生じる熱応力と反対の方向に働
く内部応力を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記
載の半導体層の形成方法。 - 【請求項5】 前記基板は、Si基板を含み、 前記半導体層は、窒化物系III−V族化合物半導体を含
む、請求項4に記載の半導体層の形成方法。 - 【請求項6】 前記基板は、Si基板を含み、 前記半導体層は、砒化物系III−V族化合物半導体を含
む、請求項4に記載の半導体層の形成方法。 - 【請求項7】 前記反り抑制層は、タングステンを含
む、請求項5または6に記載の半導体層の形成方法。 - 【請求項8】 前記反り抑制層は、圧縮応力を示す、請
求項5〜7のいずれか1項に記載の半導体層の形成方
法。 - 【請求項9】 前記半導体層上に、半導体素子を形成す
る工程をさらに備える、請求項1〜8のいずれか1項に
記載の半導体層の形成方法。
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JP2007513499A (ja) * | 2003-11-12 | 2007-05-24 | アドヴァンスシズ リミテッド | 格子チューニング半導体基板の形成 |
US7250641B2 (en) | 2004-06-15 | 2007-07-31 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Nitride semiconductor device |
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2001
- 2001-07-02 JP JP2001200259A patent/JP4285928B2/ja not_active Expired - Lifetime
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