JP2003017256A - エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法 - Google Patents

エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法

Info

Publication number
JP2003017256A
JP2003017256A JP2001198924A JP2001198924A JP2003017256A JP 2003017256 A JP2003017256 A JP 2003017256A JP 2001198924 A JP2001198924 A JP 2001198924A JP 2001198924 A JP2001198924 A JP 2001198924A JP 2003017256 A JP2003017256 A JP 2003017256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
source
display device
mask
electroluminescent
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001198924A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Yamada
努 山田
Susumu Ooima
進 大今
Ryuji Nishikawa
龍司 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001198924A priority Critical patent/JP2003017256A/ja
Publication of JP2003017256A publication Critical patent/JP2003017256A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】EL素子材料の噴出に指向性が生じる場合であ
れ、表示装置としての安定した表示ドット面積を確保す
ることのできるエレクトロルミネッセンス表示装置の製
造方法を提供する。 【解決手段】EL素子材料は、加熱されることで、ソー
スSの長尺の開口部S0から気化放出される。この放出
されたEL素子材料は、マスクMの開口部hを介して表
示ドットに対応して蒸着形成される。放出されたEL素
子材料にはソースSの開口部S0の形状に起因して指向
性が生じ、同開口部S0の長手方向にマスクMによるシ
ャドーイング効果が顕著に生じる。このシャドーイング
効果が表示ドットの有効面積に及ぼす影響を抑制すべ
く、表示ドットの長手方向を上記指向性の方向に一致さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレクトロルミネッ
センス(Electro Luminescence:EL)表示装置の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、EL素子を用いた表示装置が注目
されてきている。このEL素子は、例えば、ITO(酸
化インジウムスズ)等の透明電極からなる陽極、MTD
ATA(4,4-bis(3-methylphenyllamino)biphenyl)や
(4,4,4-tris(3-methylphenylphenylamino)triphenylani
ne)などからなるホール輸送層、キナクリドン(Quinacr
idone)誘導体を含むBebq2(10−ベンゾ[h]
キノリノールーベリリウム錯体)などからなる発光層、
Bebq2などからなる電子輸送層、マグネシウム・イ
ンジウム合金などからなる電極(陰極)が順次積層形成
された構造を有している。そして、このEL素子では、
上記電極間に所要の電圧が印加されることで、陽極から
注入されたホールと、陰極から注入された電子とが発光
層の内部で再結合し、発光層を形成する有機分子を励起
して励起子が生じるとともに、この励起子が放射失活す
る過程で発光層から光が放たれ、この光が透明な陽極か
ら透明絶縁基板を介して外部へ放出されて所要の発光が
得られる。
【0003】また、このEL素子を用いた表示装置、す
なわちEL表示装置は、これがカラー画像の表示装置と
して構成される場合、レッド(R)、グリーン(G)、
ブルー(B)の3原色に各々対応して発光するEL素子
が例えばマトリクス状に配置されたドットマトリクスの
表示装置として構成される。そして、こうしたドットマ
トリクスからなるEL素子を駆動する方式としては、単
純マトリクス方式とアクティブマトリクス方式とがあ
る。
【0004】このうち、単純マトリクス方式は、表示パ
ネル上にマトリクス状に配置されて各ドットを形成する
EL素子を走査信号に同期して外部から直接駆動する方
式であり、EL素子だけで表示装置の表示パネルが構成
されている。
【0005】また、アクティブマトリクス方式は、マト
リクス状に配置されて各ドットを形成するEL素子に画
素駆動素子(アクティブエレメント)を設け、その画素
駆動素子を走査信号によってオン・オフ状態が切り替わ
るスイッチとして機能させる。そして、オン状態にある
画素駆動素子を介してデータ信号(表示信号、ビデオ信
号)をEL素子の陽極に伝達し、そのデータ信号をEL
素子に書き込むことで、EL素子の駆動が行われる。
【0006】一方、こうした表示装置に用いられるEL
素子の形成に際しては、真空蒸着法がよく用いられる。
この真空蒸着法によるEL素子の形成には、 (1)真空のチャンバ内において、基板のうちのEL素
子を形成する部分以外の部分をマスクするとともに、そ
のマスクされた基板面を鉛直下方に向けて配置する工程 (2)同基板の下方から上記発光層を形成する材料等、
EL素子を構成する材料を加熱して蒸発させることで、
同基板面にそれら材料を蒸着形成する工程 といった、基本的には2つの工程が用いられる。
【0007】また、こうしたEL表示装置としての表示
パネルの大型化や複数の表示パネルを同時に製造する目
的などから、上記マスクされた基板の大面積化の要求が
高まっている。そして従来、こうした大面積の基板にE
L素子アレイを蒸着形成するために、EL材料の蒸発源
(ソース)に長尺の開口部を持たせたものも用いられて
いる。すなわち、チャンバ内で、ソース開口部の長手方
向と直交する方向に基板を移動させることで、基板が大
面積化した場合であれ、同基板面にEL素子アレイを好
適に蒸着形成することができるようになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、蒸着源(ソ
ース)の上記長尺の開口部から放出される材料には、同
開口部の幾何学的な非対称性に起因する指向性が生じ
る。すなわち、蒸着源から放出される材料の拡がり具合
が方向によって異なることとなる。ここで、材料の放出
の拡がり具合が大きい方向が放出指向性が弱い方向であ
り、材料の放出の広がり具合が小さい方向が放出指向性
が強い方向である。このため、基板上に蒸着されたEL
素子アレイが必ずしも適切なものとはならず、ひいては
表示装置としての特性にも有効ドット面積が乱れるなど
の悪影響を及ぼすことがある。すなわち、基板のマスク
開口部のうち、上記ソースの開口部長手方向に関して
は、マスクによるシャドーイング効果が顕著に現れる
等、蒸着形成されるEL素子の有効面積にむらができる
などの問題が生じることがある。
【0009】なお、上記長尺の開口部を持つ蒸発源(ソ
ース)を用いて基板面にEL素子材料の真空蒸着を行う
場合に限らず、放出されるEL素子材料に何らかの指向
性が生じるソースを用いる場合には、付着形成されるE
L素子の有効面積むらが懸念されるこうした実情も概ね
共通したものとなっている。
【0010】本発明は上記実情に鑑みてなさたものであ
り、その目的は、EL素子材料の噴出に指向性が生じる
場合であれ、表示装置としての安定した表示ドット面積
を確保することのできるエレクトロルミネッセンス表示
装置の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ソースのエレクトロルミネッセンス材料をマスクを
介して基板面の各表示ドット領域に被着させてエレクト
ロルミネッセンス素子を形成するエレクトロルミネッセ
ンス表示装置の製造方法であって、前記ソースからのエ
レクトロルミネッセンス材料の放出指向性の弱い方向を
前記表示ドットの長手方向と対応させて、前記表示ドッ
ト領域に対する前記エレクトロルミネッセンス材料の被
着を行うことをその要旨とする。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記エレクトロルミネッセンス材料は長尺
形状を有するソースから放出されるものであり、前記基
板とソースとは、前記表示ドット領域の長手方向を前記
ソースの長手方向とが一致するよう配置されることをそ
の要旨とする。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記表示ドット領域の長手方向と直交する
方向に前記基板及びマスクと前記ソースとを相対的に移
動させつつ前記気化したエレクトロルミネッセンス材料
の前記基板面への付着を行うことをその要旨とする。
【0014】請求項4記載の発明は、エレクトロルミネ
ッセンス材料をマスクを介して基板面の各表示ドット領
域に被着させてエレクトロルミネッセンス素子を形成す
るエレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法であっ
て、前記エレクトロルミネッセンス材料の放出指向性の
弱い方向に対応して前記マスクの開口部にマージンを設
けることをその要旨とする。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、更に、隣接する表示ドット領域間の間隔が
大きい側に前記マージンを対応させることをその要旨と
する。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項4又は5記
載の発明において、前記エレクトロルミネッセンス材料
は長尺形状を有するソースから放出されるものであり、
前記マージンは前記ソースの長手方向に対して設けられ
ていることをその要旨とする。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、前記ソースの長手方向と直交する方向に前
記基板及びマスクと前記ソースとを相対的に移動させつ
つ前記エレクトロルミネッセンス材料の前記基板面への
被着を行うことをその要旨とする。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項4〜7のい
ずれかに記載の発明において、前記エレクトロルミネッ
センス表示装置は、アクティブマトリクス方式にて駆動
される装置であり、前記各エレクトロルミネッセンス素
子を駆動する各駆動素子の形成された領域に前記マージ
ンを更に対応させることをその要旨とする。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
にかかるエレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法
の第1の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
【0020】図1は、本実施形態の製造対象となるEL
表示装置のEL素子(本実施形態では有機EL素子:図
中ELと表記)とその周辺部についての平面図である。
同図1に示されるように、このEL表示装置は、大きく
は、EL素子によって形成される表示ドットと、これら
表示ドットの各々に対して設けられる能動素子である薄
膜トランジスタ(TFT)とを備えている。
【0021】具体的には、図1に示されるように、EL
素子の駆動制御を行なうための信号線として、ゲート信
号線GL及びドレイン信号線DLがマトリクス状に形成
されている。そして、これら各信号線の交差部に対応し
てEL素子(表示ドット)が形成されている。なお、こ
のEL表示装置においては、カラー画像表示を可能とす
べく、各表示ドットが各原色R、G、Bのいずれかに対
応して形成されている。
【0022】また、これら各EL素子の駆動制御を各別
に行なうための素子として、次のものが形成されてい
る。まず、上記各信号線の交差部付近に、ゲート信号線
GLと接続され、同ゲート信号線GLの活性により能動
とされるスイッチング素子としての薄膜トランジスタ
(TFT)aが形成されている。このTFTaのソース
Saは、クロム(Cr)やモリブデン(Mo)などの高
融点金属からなる容量電極CEと接続されており、同T
FTaが能動とされることで容量電極CEにドレイン信
号線DLからの電圧が印加される。
【0023】この容量電極CEは、EL素子を駆動する
薄膜トランジスタ(TFT)bのゲートGbに接続され
ている。また、TFTbのソースS2はEL素子の陽極
である透明電極11に接続され、同TFTbのドレイン
Dbは、EL素子に電流を供給する電流源となる駆動電
源線ILと接続されている。これにより、上記容量電極
CEからゲートGbへの電圧の印加によって、駆動電源
線ILからの電流がEL素子に供給されるようになる。
【0024】一方、上記容量電極CEとの間で電荷を蓄
積すべく、保持容量電極線CLが形成されている。この
保持容量電極線CL及び容量電極CE間の保持容量によ
り、上記TFTbのゲートGbに印加される電圧が保持
される。
【0025】図2は、図1の一部断面図である。特に、
図2(a)はD−D線に沿った断面を、また図2(b)
はE−E線に沿った断面をそれぞれ示している。同図2
に示されるように、上記EL表示装置は、ガラス基板や
合成樹脂、導体、半導体基板等からなる基板1上に、薄
膜トランジスタ、EL素子を順次積層形成したものであ
る。
【0026】ここで、上記容量電極CEへの充電制御を
行なうスイッチングトランジスタとしてのTFTaは、
図2(a)に示されるような態様にて形成されている。
すなわち、上記基板1上にポリシリコン層2が形成され
ている。同ポリシリコン層2には、上記ソースSa及び
ドレインDaの他、チャネルCaや、チャネルCaの両
側に形成された低濃度領域(Lightly Doped Drain)L
DD、更には上記保持容量電極CEが形成されている。
そして、これらポリシリコン層2及び保持容量電極CE
上には、ゲート絶縁膜3及び、クロム(Cr)やモリブ
デン(Mo)などの高融点金属からなる上記ゲート信号
線GLやゲート電極Ga、保持容量電極線CLが形成さ
れている。そして、これらの上面に、シリコン酸化膜及
びシリコン窒化膜の順に積層された層間絶縁膜4が形成
されている。更に、同層間絶縁膜4は上記ドレインDa
に対応して開口され、同開口部にアルミニウム等の導電
物が充填されることで、同ドレインDaが上記ドレイン
信号線DLと電気的にコンタクトがとられている。更
に、これらドレイン信号線DLや上記層間絶縁膜4上に
は、例えば有機樹脂からなり、表面を平坦にする平坦化
絶縁膜5が形成されている。
【0027】一方、EL素子を駆動する上記TFTb
は、図2(b)に示されるような態様にて形成されてい
る。すなわち、上記基板1上には、先の図2(a)に示
したものと同等のポリシリコン層2が形成されている。
このポリシリコン層2には、TFTbのチャネルCbや
ソースS2、ドレインDbが形成されている。そして、
このポリシリコン層2上には、先の図2(a)に示した
ものと同等のゲート絶縁膜3が形成されているととも
に、同ゲート絶縁膜3のうちチャネルCb上方には、ク
ロム(Cr)やモリブデン(Mo)などの高融点金属か
らなるゲートGbが形成されている。これらゲートGb
及びゲート絶縁膜3上には、先の図2(a)に示したも
のと同等の層間絶縁膜4、平坦化絶縁膜5が順次積層形
成されている。なお、層間絶縁膜4のうち、上記ドレイ
ンDbに対応した部分が開口され、同開口部にアルミニ
ウム等の導電物が充填されることで、同ドレインDbと
上記駆動電源線ILとの電気的なコンタクトがとられて
いる。また、層間絶縁膜4及び平坦化絶縁膜5のうち、
上記ソースS2に対応した部分が開口され、同開口部に
アルミニウム等の導電物が充填されることで、同ソース
S2とITO(Indium Tin Oxide)等の透明電極11の
電気的なコンタクトがとられている。この透明電極11
は、EL素子の陽極をなすものである。
【0028】上記EL素子は、次のものが順次積層形成
されてなる。 a.透明電極11 b.ホール輸送層12:NBPからなる c.発光層13:レッド(R)…ホスト材料(Al
3)に赤色のドーパント(DCJTB)をドープした
もの。
【0029】グリーン(G)…ホスト材料(Alq3
に緑色のドーパント(Coumarin 6)をドープ
したもの。 ブルー(B)…ホスト材料(BAlq)に青色のドーパ
ント(Perylene)をドープしたもの。 d.電子輸送層14:Alq3からなる e.電子注入層15:フッ化リチウム(LiF)からな
る f.電極(陰極)16:アルミニウム(Al)からなる なお、ここで、上記略称にて記載した材料の正式名称は
以下のとおりである。 ・「NBP」…N,N‘−Di((naphthalene-1-yl)-N,
N'-diphenyl-benzidine) ・「Alq3」…Tris(8-hydroxyquinolinato)aluminum ・「DCJTB」…(2-(1,1-Dimethylethyl)-6-(2-(2,
3,6,7-tetrahydro-1,1,7,7-tetramethyl-1H,5H-benzo[i
j]quinolizin-9-yl)ethenyl)-4H-pyran-4-ylidene)prop
anedinitrile。
【0030】・「Coumarin 6」…3-(2-Benzo
thiazolyl)-7-(diethylamino)coumarin。 ・「BAlq」…(1,1'-Bisphenyl-4-Olato)bis(2-meth
yl-8-quinolinplate-N1,08)Aluminum。
【0031】これらホール輸送層12や、電子輸送層1
4、電子注入層15、電極16は、図2(a)に示した
領域においても共通して形成されている。ただし、発光
層13については、透明電極11に対応して島状に形成
されているために、図2(a)に示す領域には形成され
ていない。なお、図2において平坦化絶縁膜5上には、
絶縁膜10が形成されている。
【0032】この透明電極11は、ドレイン信号線D
L、ゲート信号線GL、TFTa、TFTbの上方以外
の領域を覆うようにして形成されている。すなわち、E
L表示装置としての輝度向上等の観点からは、透明電極
11や上記発光層13等によって構成される表示ドット
領域の面積をなるべく大きくすることが望ましい。ただ
し、上述したようにゲート電極12やドレイン信号線D
L等は不透明な部材にて構成されているために、基板1
上の領域のうち、これら不透明な部材が形成されていな
い領域に各表示ドット領域が形成されることとなる。
【0033】ここで、上記ホール輸送層12までが形成
された基板1上への発光層13の形成態様について説明
する。本実施形態においては、真空蒸着法を用いて上記
発光層13を形成する。詳しくは、以下の手順にて発光
層13を形成する。 (イ)ホール輸送層12まで形成された基板1を、同ホ
ール輸送層12の形成された面を下方にして、各原色に
対応したEL素子材料が蒸発源(ソース)として各別に
セットされている各別の真空チャンバに挿入する。 (ロ)各チャンバ内において、基板1の下方に予め配置
されている各原色に対応したマスクと、同基板1との位
置合わせを行う。 (ハ)該当する原色の発光層となる材料の入ったソース
を加熱蒸発させ、マスクを介して基板1に蒸着形成す
る。
【0034】図3に上記態様にて真空蒸着により行われ
る発光層13の形成態様を模式的に示す。同図3に示す
ように、基板1の下方には、該当する原色の表示ドット
に対応する部分が開口されたマスクMが配置されてい
る。また、基板1及びマスクMの下方には、該当する原
色の発光層材料が収納された蒸発源(ソース)Sが配置
されている。そして、ソースS内の発光層材料を加熱蒸
発させることで、同材料がマスクMの開口部hを介して
基板1上に蒸着形成される。
【0035】こうした基板1へのEL材料の蒸着形成
は、基板1が大型化するほど困難なものとなる。そこ
で、本実施形態においては、図4に示すように、ソース
Sとして長尺状のものを用い、基板1及びマスクMとソ
ースSとを相対的に移動させる。ここで、ソースSの長
尺の開口部S0は、基板1の辺のうち同移動方向に直交
する方向の辺の長さよりも長く設定されている。このよ
うに、長尺の開口部S0を備えるソースSを用いること
により、基板1の大型化に際しても同基板1に的確にE
L材料を蒸着形成することができるようになる。
【0036】ただし、このように長尺の開口部S0を備
えるソースSによって加熱されるEL材料は、これが蒸
着源から放出される際、その長手方向に指向性が生じ
る。そして、この指向性に起因して、マスクMによるシ
ャドーイング効果が同長手方向に顕著に現れ、同方向に
蒸着形成されるEL材料にむらが生じるようになる。図
5に、この蒸着形成されるEL材料の膜厚とソースSの
配置との関係を示す。
【0037】同図5に示すように、ソースSの開口部S
0の短手方向においては、マスクMの開口部hには、ほ
ぼ均質に膜が形成される。これに対して、ソースSの開
口部S0の長手方向においては、マスクMの開口部hに
マスクMによるシャドーイング効果が生じ、膜厚にむら
が生じる。このようにむらが生じるために、ソースSの
開口部S0の特に長手方向について、表示ドットとして
十分な面積が確保されにくくなる。
【0038】そこで、本実施形態においては、放出され
た上記EL材料の指向性の弱い方向を、表示ドットの長
手方向と対応させるようにする。すなわち、上記ソース
Sの開口部S0の長手方向と各表示ドットの長手方向と
を一致させる。換言すれば、先の図4に示したソースS
及び基板1の相対移動に際し、同移動方向を表示ドット
の長手方向と直交するようにする。これにより、表示ド
ットに蒸着形成されるEL材料にシャドーイング効果が
及ぼす影響を抑制することができるようになる。
【0039】より具体的には、図6に示すように、表示
領域内の長さΔの領域に上記シャドーイング効果の影響
が及ぶものとすると、同影響が表示ドットの短手方向に
及ぶ場合(図6(a))には、同影響の及ぶ面積は「Δ
×b×2」であるのに対して、同長手方向に及ぶ場合
(図6(b))には、同影響の及ぶ面積は「Δ×a×
2」となる。すなわち、同影響が表示ドットの短手方向
(長さ「b」)に及ぶ場合(図6(a))の方が、同長
手方向(長さ「a」(a>b))に及ぶ場合(図6
(b))よりも同影響を受ける領域の面積を低減でき
る。
【0040】以上説明した本実施形態によれば、以下の
効果が得られるようになる。 (1)ソースSの開口部S0の長手方向と表示ドットの
長手方向とを一致させた。換言すれば、ソースS及び基
板1の相対移動方向を表示ドットの長手方向と直交する
ようにした。これにより、表示ドット内に上記シャドー
イング効果の影響が及ぶ場合であれ、同影響の及ぶ面積
を低減することができる。
【0041】(第2の実施形態)以下、本発明にかかる
エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法の第2の
実施形態について、上記第1の実施形態との相違点を中
心に、図面を参照しつつ説明する。
【0042】本実施形態においては、上記指向性に起因
して生じるマスクによるシャドーイング効果が表示ドッ
トに蒸着形成されるEL材料に及ぼす影響を抑制すべ
く、マージンをとってマスクの開口部を設定する。な
お、このマージンは、表示ドット間の間隙の大きな部
分、換言すればトランジスタ等の素子が形成されている
部分に対して設けることが望ましい。このように、表示
ドット間の間隙の大きな部分にマージンをとることで、
マージンを容易に確保することができる。また、この
際、マスクの強度低下も生じにくい。
【0043】具体的には、表示ドット間の間隙の大きな
部分として、同表示ドットの長手方向の部分をとる。す
なわち、先の図1に示したように、同表示ドットの長手
方向には、同表示ドットに隣接してTFT等が形成され
ているために、同表示ドットの短手方向と比べて表示ド
ット間に大きな間隙(非表示領域)を有する。したがっ
て、マスクの開口部の設定に際し、この非表示領域の一
部をマージンとして容易に確保することができる。そし
て、同マージンをソースSの開口部S0の長手方向に一
致させることで、上記表示ドットに形成されるEL材料
にシャドーイング効果が及ぼす影響を抑制する。
【0044】図7に、上記態様にて表示ドットにEL材
料を蒸着形成した場合の、同EL材料の膜厚分布につい
て示す。同図7に示すように、マスクMの開口部hは、
表示ドットの長手方向に対して大きなマージン(図中、
mと表記)がとられている。これにより、ソースSの開
口部S0に起因したEL素子材料の指向性の影響は、同
マージンにてほぼ吸収される。したがって、表示ドット
においては、同指向性の影響を受ける方向に関してもそ
の影響が抑制される。
【0045】このように、本実施形態においては、表示
ドットの長手方向を上記シャドーイング効果が顕著な方
向と一致させることに加えて、同長手方向に対応してマ
スクMにマージンmを設けることで、表示ドットに蒸着
形成されるEL材料にシャドーイング効果が及ぼす影響
を更に抑制することができる。
【0046】以上説明した本実施形態によれば、先の第
1の実施形態の上記(1)の効果に加えて、更に以下の
効果が得られるようになる。 (2)シャドーイング効果を考慮したマージンmをとっ
てマスクMの開口部hを設定するとともに、ソースSの
開口部S0の長手方向と同マージンmとを対応させた。
これにより、表示ドットにおいては、上記シャドーイン
グ効果の影響を好適に抑制することができる。
【0047】(3)TFT等が形成されていることで表
示ドット間の間隙が大きくなる部分に上記マージンmを
設けることで、マスクMの開口部の設定に際し、同マー
ジンmを容易に確保することができるとともに、マスク
強度の低減も的確に抑制することができる。
【0048】なお、上記第2の実施形態は、以下のよう
に変更して実施してもよい。 ・EL表示装置の構成は、先の図1や図2に例示したも
のに限らない。更に、この際、アクティブマトリクス方
式のものにも限らない。要は、任意のEL表示装置にお
いて、マージンを設けてマスクの開口部を設定するとと
もに、マスクによるシャドーイング効果がEL材料に及
ぼす影響が顕著となる部分(放出指向性の小さい方向に
対応する部分)を上記マージンに対応させればよい。こ
の際、レイアウト上表示ドット間の間隙が、換言すれば
非表示領域が大きくなる領域に上記マージンを設けるこ
とが望ましい。
【0049】(その他の実施形態)その他、上記各実施
形態は以下のように変更して実施することもできる。 ・EL材料を蒸発させる上記ソースSの開口部S0の形
状については、先の図4に例示したものに限らず、例え
ば、複数の長方形の開口部を備えるものでもよい。これ
によっても、同長方形の長手方向に関してEL材料に指
向性が生じるために、上記各実施形態に準じたマスクM
や基板1等の設定は有効である。
【0050】・更に、マスクを介してのEL材料の付着
形成態様については、上記各実施形態やその変形例に示
したものに限らない。この際、真空蒸着法にも限らな
い。要は、EL材料に指向性が生じる場合に、同指向性
が生じる方向に表示ドットの長手方向を対応させるか、
同指向性による影響をマスクにマージンを設けるかして
抑制する本発明の適用は有効である。
【0051】・マスクを介したEL材料の付着形成は、
発光層の形成に限らない。例えば、ホール輸送層や電子
輸送層、電子注入層の膜厚を各原色毎に設定したい場合
には、これらの層の形成についても、発光層の形成に準
じた態様にて行うことができ、この際、材料に指向性が
生じる場合には、本発明の適用は有効である。
【0052】・その他、EL材料は、上記実施形態にて
例示したものに限らず、EL表示装置として実現可能な
任意のEL材料を用いることができる。更に、ゲート電
極等の材料に関しても、上記実施形態にて例示したもの
には限らない。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、マスクによる
シャドーイング効果が顕著となる方向を表示ドットの長
手方向に一致させる。これにより、同表示ドットのうち
上記効果の影響の及ぶ領域の面積を低減することができ
る。
【0054】請求項2記載の発明は、長尺形状のソース
が用いられるために、EL材料の放出指向性は、同長方
形の長手方向において小さなものとなる。これに対し、
同発明では、この指向性に起因してシャドーイング効果
が顕著となる方向と表示ドットの長手方向とを一致させ
ることで、同表示ドットのうち上記効果の影響の及ぶ領
域の面積を低減することができる。
【0055】請求項3記載の発明によれば、大型基板に
対してもEL素子を好適に形成することができるように
なる。請求項4記載の発明によれば、気化したEL素子
材料の有する指向性に起因して前記マスクによるシャド
ーイング効果が表示ドットに及ぼす影響が、マージンに
よって好適に抑制される。これにより、表示ドットに同
EL材料を好適に形成することができるようになる。
【0056】請求項5記載の発明によれば、隣接する表
示ドット間の間隙が大きい部分にマージンをとるため
に、同マージンを容易に確保することができるようにな
る。また、この際、同マージンの確保によるマスク強度
の低減も的確に抑制することができる。
【0057】請求項6記載の発明では、長尺形状のソー
スが用いられるために、EL材料の放出指向性は同長方
形の長手方向において小さなものとなる。これに対し、
同発明では、マスクの開口部に設けたマージンにて、こ
の指向性が表示ドットに及ぼす影響を抑制することがで
きる。
【0058】請求項7記載の発明では、大型基板に対し
てもEL素子を好適に形成することができるようにな
る。請求項8記載の発明によれば、アクティブマトリク
ス方式のEL表示装置において、EL素子材料の有する
指向性に起因してマスクによるシャドーイング効果が表
示ドットに及ぼす影響を好適に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】EL表示装置を上方から見た平面図。
【図2】EL表示装置の断面構造の一例を示す断面図。
【図3】本発明にかかるEL表示装置の製造方法の一実
施形態について、主に発光層の形成態様を示す断面図。
【図4】同発光層の形成態様を示す斜視図。
【図5】マスクの開口部に形成されるEL材料の膜厚と
ソースの配置との関係を示す図。
【図6】表示ドットに形成されるEL材料に生じるむら
と、表示ドット及びソースの配置との関係を説明する
図。
【図7】実施形態におけるマスクの開口部に形成される
EL材料の膜厚分布を示す図。
【符号の説明】
1…基板、1a…アラインメントマーク、2…ポリシリ
コン層、Ca,Cb…チャネル、Da、Db…ドレイ
ン、Sa,Sb…ソース、3…ゲート絶縁膜、Ga、G
b…ゲート電極、4…層間絶縁膜、5…平坦化絶縁膜、
11…透明電極(陽極)、12…ホール輸送層、13…
発光層、14…電子輸送層、15…電子注入層、16…
電極(陰極)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/12 H05B 33/12 B 33/14 33/14 A (72)発明者 西川 龍司 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB04 AB17 AB18 BA06 BB07 CB01 DA01 DB03 EB00 FA01 4K029 BA62 BC07 CA01 HA01 5C094 AA03 AA43 AA48 AA55 BA03 BA12 BA27 CA19 CA24 DA09 DA13 DB01 DB04 EA04 EA05 EA07 FA01 FB01 FB20 GB10 5G435 AA01 AA04 AA17 BB05 CC09 EE37 KK05 KK10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソースのエレクトロルミネッセンス材料を
    マスクを介して基板面の各表示ドット領域に被着させて
    エレクトロルミネッセンス素子を形成するエレクトロル
    ミネッセンス表示装置の製造方法であって、 前記ソースからのエレクトロルミネッセンス材料の放出
    指向性の弱い方向を前記表示ドットの長手方向と対応さ
    せて、前記表示ドット領域に対する前記エレクトロルミ
    ネッセンス材料の被着を行うことを特徴とするエレクト
    ロルミネッセンス表示装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記エレクトロルミネッセンス材料は長尺
    形状を有するソースから放出されるものであり、前記基
    板とソースとは、前記表示ドット領域の長手方向を前記
    ソースの長手方向とが一致するよう配置されることを特
    徴とする請求項1記載のエレクトロルミネッセンス表示
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記表示ドット領域の長手方向と直交する
    方向に前記基板及びマスクと前記ソースとを相対的に移
    動させつつ前記気化したエレクトロルミネッセンス材料
    の前記基板面への付着を行うことを特徴とする請求項2
    記載のエレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法。
  4. 【請求項4】エレクトロルミネッセンス材料をマスクを
    介して基板面の各表示ドット領域に被着させてエレクト
    ロルミネッセンス素子を形成するエレクトロルミネッセ
    ンス表示装置の製造方法であって、 前記エレクトロルミネッセンス材料の放出指向性の弱い
    方向に対応して前記マスクの開口部にマージンを設ける
    ことを特徴とするエレクトロルミネッセンス表示装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】更に、隣接する表示ドット領域間の間隔が
    大きい側に前記マージンを対応させることを特徴とする
    請求項4記載のエレクトロルミネッセンス表示装置の製
    造方法。
  6. 【請求項6】前記エレクトロルミネッセンス材料は長尺
    形状を有するソースから放出されるものであり、前記マ
    ージンは前記ソースの長手方向に対して設けられている
    ことを特徴とする請求項4又は5記載のエレクトロルミ
    ネッセンス表示装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記ソースの長手方向と直交する方向に前
    記基板及びマスクと前記ソースとを相対的に移動させつ
    つ前記エレクトロルミネッセンス材料の前記基板面への
    被着を行うことを特徴とする請求項6記載のエレクトロ
    ルミネッセンス表示装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記エレクトロルミネッセンス表示装置
    は、アクティブマトリクス方式にて駆動される装置であ
    り、前記各エレクトロルミネッセンス素子を駆動する各
    駆動素子の形成された領域に前記マージンを更に対応さ
    せることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の
    エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法。
JP2001198924A 2001-06-29 2001-06-29 エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法 Withdrawn JP2003017256A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001198924A JP2003017256A (ja) 2001-06-29 2001-06-29 エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001198924A JP2003017256A (ja) 2001-06-29 2001-06-29 エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003017256A true JP2003017256A (ja) 2003-01-17

Family

ID=19036281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001198924A Withdrawn JP2003017256A (ja) 2001-06-29 2001-06-29 エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003017256A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009170200A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Sony Corp 表示装置の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009170200A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Sony Corp 表示装置の製造方法
US8158189B2 (en) 2008-01-15 2012-04-17 Sony Corporation Method for producing display device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7825584B2 (en) Organic light emitting display device and method for fabricating the same
US20040135501A1 (en) Organic electroluminescence panel
WO2019071711A1 (zh) Oled面板的制作方法及oled面板
JP4707271B2 (ja) エレクトロルミネッセンス素子の製造方法
US7248309B2 (en) Liquid crystal display device and method for fabricating the same
WO2004026004A1 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス表示装置及びその製造方法
JP4640690B2 (ja) アクティブマトリクス有機el表示装置の製造方法
JP4308168B2 (ja) 薄膜トランジスタ及びこれを備えた平板ディスプレイ装置
JP2000227771A (ja) カラーel表示装置
KR101808533B1 (ko) 유기 전계 발광 표시 패널 및 그의 제조방법
KR20030078749A (ko) 증착 방법 및 표시 장치의 제조 방법
JP2001175200A (ja) 表示装置
KR100386825B1 (ko) 유기전계발광디스플레이장치
JP4251874B2 (ja) エレクトロルミネッセンス表示装置
CN101409964B (zh) 显示装置及其制造方法
JP4596582B2 (ja) 表示装置
WO2003075615A1 (fr) Affichage a electroluminescence organique et procede de fabrication correspondant
US20030012981A1 (en) Method of manufacturing electroluminescence display apparatus
JP4934920B2 (ja) 表示パネル及びそれを利用した表示装置
US20110042678A1 (en) Pad area, organic light emitting diode display device having the same, and method of fabricating the same
US20030017258A1 (en) Method of manufacturing electroluminescence display apparatus
KR100590255B1 (ko) 유기 전계 발광 표시장치 및 그 제조 방법
JP2003017256A (ja) エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法
US20010055844A1 (en) Method of producing an electroluminescence display device
KR102455578B1 (ko) 발광 표시 패널

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20051226

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080603

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090611