JP2003016671A - 光ディスク記録装置およびトラッキングサーボ装置 - Google Patents

光ディスク記録装置およびトラッキングサーボ装置

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JP2003016671A
JP2003016671A JP2001197068A JP2001197068A JP2003016671A JP 2003016671 A JP2003016671 A JP 2003016671A JP 2001197068 A JP2001197068 A JP 2001197068A JP 2001197068 A JP2001197068 A JP 2001197068A JP 2003016671 A JP2003016671 A JP 2003016671A
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Keiji Matsumoto
圭史 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の記録線速度での記録が可能であり、各
記録線速度において高品位のデータ記録を行うことがで
きる光ディスク記録装置およびトラッキングサーボ装置
を提供する。 【解決手段】 光ディスク記録装置において、記録線速
度に応じたトラッキングサーボ制御を行う。具体的に
は、光ディスクのトラック位置と光ビームの照射位置と
の位置関係を示すトラッキングエラー信号の直流成分値
(トラッキングバランス値)を検出し、かかる直流成分
値のサーボ目標値(トラッキングバランス目標値)を記
録線速度に応じた値に制御する。記録線速度に対応する
最適なトラッキングバランス目標値の値は、予めテスト
記録を行った結果(ジッタ、C1エラー等の評価値)を
解析して求めておき、記録線速度とトラッキングバラン
ス目標値とを対応付けたトラッキングバランステーブル
等をメモリに記憶させておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−R(Compac
t Disc−Recordable)ディスクやCD−RW(CD−Re
Writable)ディスクといった光ディスクにデータ記録を
行うための光ディスク記録装置および光ディスク記録装
置に搭載されるトラッキングサーボ装置に関わる。
【0002】
【従来の技術】CD−RやCD−RWといった光ディス
クにデータ記録を行うための光ディスク記録装置が各種
提供されているが、データ記録の方式としては、ディス
ク回転数を一定として駆動するCAV(Constant Angul
ar Velocity)方式と、ディスクの線速度を一定にして
駆動するCLV(Constant Linear Velocity)方式があ
る。
【0003】このうち、CAV方式は、ディスクの回転
数が一定で、複雑な回転駆動制御を行う必要がないた
め、より高速な記録を行うための方式として広く採用さ
れつつある。ただし、CAV方式はディスク回転数は一
定である一方、ディスクのトレース長(記録線速度)は
ディスクの位置によって異なる値となる。例えばディス
クの最内周で記録線速度が標準速度の4倍速とした場
合、ディスクの外周になるにつれて記録線速度はより高
くなっていき、ディスクの最外周では10倍速になる。
また、ディスクの最内周で記録線速度が8倍速とする
と、ディスクの最外周では20倍速になる。このよう
に、CAV方式では、ディスクの内周から外周にいくに
従い記録線速度がだんだん早く変化し、高速記録を行う
ほど、内周と外周との記録線速度の差は大きくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CAV方式
を採用した光ディスク記録装置では、記録位置が内周側
から外周側になるにつれて記録線速度が大きくなってい
くため、従来のCAV方式の光ディスク記録装置では、
記録レーザパワー値を記録位置に応じて変化させること
により、記録線速度の変化に伴う記録品位の劣化を抑制
している。しかし、上記のように、記録位置に応じて、
すなわち記録線速度に応じて記録レーザパワー値を変化
させた場合であっても、記録品位が悪化してしまうこと
もあった。また、近年の記録高速化に伴い、CAV方式
では最内周位置と最外周位置とでの記録線速度の差が大
きくなっており、上記のような記録品位の悪化がより顕
著なものとなるおそれがある。
【0005】本発明は、以上の点を考慮して行われたも
のであり、複数の記録線速度でデータ記録が可能な光デ
ィスク記録装置において、各々の記録線速度でより高品
位な記録を行うことができる光ディスク記録装置、光デ
ィスク記録装置に用いられるトラッキングサーボ装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明に係る光ディスク記録装置は、光ディス
クに対してレーザ光を照射して情報を記録する光照射手
段と、前記光照射手段の照射したレーザ光の前記光ディ
スクからの反射光の受光結果に基づいて、前記ディスク
のトラック位置とレーザ光の照射位置との位置関係を示
すトラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラ
ー信号生成手段と、前記光ディスクに対する記録線速度
の値を検出し、検出した記録線速度の値に応じた値を前
記トラッキングエラー信号の目標値として決定する目標
値決定手段と、決定したトラッキングエラー信号の目標
値と前記トラッキングエラー信号の値とを比較し、両値
が等しくなるように前記レーザ光の照射位置を制御する
位置制御手段とを有することを特徴とする。この構成に
よれば、光ディスクに記録を行う際において、記録線速
度の値が検出され、検出した記録線速度の値に応じた値
がトラッキングエラー信号の目標値として決定すること
になるため、常に、ディスクのトラック位置とレーザ光
の照射位置との位置関係が好適なものに保たれ、品位の
高いデータ記録が実行される。
【0007】また、本発明に係る光ディスク記録装置
は、光ディスクに対してレーザ光を照射して情報を記録
する光照射手段と、前記光照射手段の照射したレーザ光
の前記光ディスクからの反射光の受光結果に基づいて、
前記ディスクのトラック位置とレーザ光の照射位置との
位置関係を示すトラッキングエラー信号を生成するトラ
ッキングエラー信号生成手段と、前記光ディスクに対す
る記録位置の情報を検出し、検出した記録位置の情報に
応じた値を前記トラッキングエラー信号の目標値として
決定する目標値決定手段と、決定したトラッキングエラ
ー信号の目標値と前記トラッキングエラー信号の値とを
比較し、両値が等しくなるように前記レーザ光の照射位
置を制御する位置制御手段とを有することを特徴として
もよい。この構成によれば、光ディスクに記録を行う際
において、記録しているディスク位置の情報が検出さ
れ、検出した位置情報に応じた値がトラッキングエラー
信号の目標値として決定することになるため、常に、デ
ィスクのトラック位置とレーザ光の照射位置との位置関
係が好適なものに保たれ、品位の高いデータ記録が実行
される。
【0008】また、本発明に係る光ディスク記録装置
は、光ディスクに対してレーザ光を照射して情報を記録
する光照射手段と、前記光照射手段の照射したレーザ光
の前記光ディスクからの反射光の受光結果に基づいて、
フォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号
生成手段と、前記光ディスクに対する記録線速度の値を
検出し、検出した記録線速度の値に応じた値を前記フォ
ーカスエラー信号の目標値として決定する目標値決定手
段と、決定したフォーカスエラー信号の目標値と前記フ
ォーカスエラー信号の値とを比較し、両値が等しくなる
ように前記レーザ光のフォーカス位置を制御するフォー
カス制御手段とを有することを特徴としてもよい。この
構成によれば、光ディスクに記録を行う際において、記
録線速度の値が検出され、検出した記録線速度の値に応
じた値がフォーカスエラー信号の目標値として決定する
ことになるため、記録線速度が変化した場合にも、その
速度変動に応じて良好なフォーカス制御を行うことがで
き、品位の高いデータ記録が実行される。また、本発明
に係る光ディスク記録装置は、光ディスクに対してレー
ザ光を照射して情報を記録する光照射手段と、前記光照
射手段の照射したレーザ光の前記光ディスクからの反射
光の受光結果に基づいて、フォーカスエラー信号を生成
するフォーカスエラー信号生成手段と、前記光ディスク
に対する記録位置の情報を検出し、検出した記録位置の
情報に応じた値を前記フォーカスエラー信号の目標値と
して決定する目標値決定手段と、決定したフォーカスエ
ラー信号の目標値と前記フォーカスエラー信号の値とを
比較し、両値が等しくなるように前記レーザ光のフォー
カス位置を制御するフォーカス制御手段とを有すること
を特徴としてもよい。この構成によれば、光ディスクに
記録を行う際において、記録しているディスク位置の情
報が検出され、検出した位置情報に応じた値がフォーカ
スエラー信号の目標値として決定することになるため、
記録する位置の変動に関わらず良好なフォーカス制御を
行うことができ、品位の高いデータ記録が実行される。
本発明に係るトラッキングサーボ装置は、光ディスクに
対してレーザ光を照射して情報を記録する光照射手段を
備えた光ディスク記録装置に用いられるトラッキングサ
ーボ装置であって、前記光照射手段の照射したレーザ光
の前記光ディスクからの反射光の受光結果に基づいて、
前記ディスクのトラック位置とレーザ光の照射位置との
位置関係を示すトラッキングエラー信号を生成するトラ
ッキングエラー信号生成手段と、前記光ディスクに対す
る記録線速度の情報が供給されると、該記録線速度の情
報に応じた値を前記トラッキングエラー信号の目標値と
して決定する目標値決定手段と、決定したトラッキング
エラー信号の目標値と前記トラッキングエラー信号の値
とを比較し、両値が等しくなるように前記レーザ光の照
射位置を制御する位置制御手段とを有することを特徴と
する。この構成によれば、光ディスク記録装置において
記録を行う際に記録線速度の値が検出されると、検出し
た記録線速度の値に応じた値がトラッキングエラー信号
の目標値として決定し制御することになるため、常に、
ディスクのトラック位置とレーザ光の照射位置との位置
関係が好適なものに保たれ、品位の高いデータ記録が実
行される。
【0009】本発明に係るトラッキングサーボ装置は、
光ディスクに対してレーザ光を照射して情報を記録する
光照射手段を備えた光ディスク記録装置に用いられるト
ラッキングサーボ装置であって、前記光照射手段の照射
したレーザ光の前記光ディスクからの反射光の受光結果
に基づいて、前記ディスクのトラック位置とレーザ光の
照射位置との位置関係を示すトラッキングエラー信号を
生成するトラッキングエラー信号生成手段と、前記光デ
ィスクに対する記録位置の情報が供給されると、該記録
位置の情報に応じた値を前記トラッキングエラー信号の
目標値として決定する目標値決定手段と、決定したトラ
ッキングエラー信号の目標値と前記トラッキングエラー
信号の値とを比較し、両値が等しくなるように前記レー
ザ光の照射位置を制御する位置制御手段とを有すること
を特徴としてもよい。この構成によれば、光ディスク記
録装置において記録を行う際に記録位置情報が検出され
ると、検出した記録位置情報に応じた値がトラッキング
エラー信号の目標値として決定し制御することになるた
め、常に、ディスクのトラック位置とレーザ光の照射位
置との位置関係が好適なものに保たれ、品位の高いデー
タ記録が実行される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の一実
施形態について説明する。 A:本発明の特徴 まず、本発明の一実施形態に係る光ディスク記録装置に
ついての具体的な説明に先立ち、本発明の特徴について
説明する。上述したように従来のCAV方式の光ディス
ク記録方式では、記録レーザパワー値を記録線速度に応
じて変化させることにより、記録線速度の変動に伴う記
録品位の悪化を抑制している。しかしながら、近年の記
録の高速度化に伴い、従来のレーザパワー値を変更する
といったレーザパワー制御を行うだけでは、十分な記録
品位が得られないこともある。そこで、本発明者は、高
速のCAV記録を行う場合にもいずれの記録線速度でも
高品位の記録を可能とするために、記録品位に影響を与
える要素としてトラッキングサーボ機構の制御に注目し
た。
【0011】周知の通り、光ディスク記録装置に搭載さ
れるトラッキングサーボ機構は、光ディスクに対する記
録時もしくは再生時に、光ディスクのトラック位置に光
ピックアップからの光ビームの照射位置を合わせるため
に、光ピックアップ全体もしくは光ピックアップの一部
を移動させるサーボ機構である。ここで図1に従来の光
ディスク記録装置に搭載されるトラッキングサーボ機構
の機能構成を示す。同図に示すように、トラッキングサ
ーボ機能は、トラッキングエラー生成回路71と、ロー
パスフィルタ(LPF)72と、トラッキングバランス
回路74と、トラッキングサーボ回路75とを備えてい
る。
【0012】図1において、トラッキングエラー生成回
路71は、光ピックアップからディスクに光ビームを照
射して得られる反射光の信号から、光ビーム照射位置と
トラック位置とのずれ量を示す信号(トラッキングエラ
ー信号)を生成し、LPF72に出力する。LPF(ロ
ーパスフィルタ)72は、トラッキングエラー信号の直
流成分(トラッキングバランス値)を抽出してトラッキ
ングバランス回路74に出力する。ここで、光ビーム照
射位置がトラック位置の真上にある理想的な場合、トラ
ッキングバランス値は0になる。
【0013】トラッキングバランス回路74は、LPF
72から供給されるトラッキングバランス値と、予め設
定されているトラッキングバランスの目標値とを比較
し、比較結果をトラッキングサーボ回路75に出力す
る。ここで、トラッキングバランスの目標値は通常は0
に設定されている。トラッキングサーボ回路75は、ト
ラッキングバランス回路74から供給される比較結果に
応じて、光ピックアップの位置制御を行うためのサーボ
信号を生成、出力する。このようなトラッキングサーボ
の動作により、光ビームの照射位置が常に光ディスクの
トラック位置に合うこととなるため、適正データ記録、
再生が担保される。
【0014】ところで、従来の装置においては、上述し
たようにトラッキングバランス回路74におけるトラッ
キングバランス目標値は0を設定するか、あるいは、光
ピックアップや回路素子の特性バラツキに起因して生じ
るオフセットを考慮した値を設定することとしており、
いずれにせよ固定値をトラッキングバランス目標値とし
て設定することとしていた。本発明者は、このトラッキ
ングバランス目標値に注目し、この目標値を固定値とす
ることが記録線速度の変化に伴う記録品位の悪化の要因
になっているのではと考え、様々な記録線速度毎にに様
々なトラッキングバランス目標値を設定して記録すると
いう実験を行った。この実験の結果、記録線速度が異な
ると、より高品位の記録が得られるトラッキングバラン
スの目標値が異なることがわかり、また記録線速度と、
トラッキングバランスの好適値との間に関連性があるこ
ともわかった。
【0015】以上のように本発明者が注目した記録線速
度に応じてトラッキングバランスの目標値の好適値が変
わるといった現象を考慮した光ディスク記録装置につい
て詳細に説明する。
【0016】B:本実施形態の構成 図2は、本発明の一実施形態に係る光ディスク記録装置
100の構成図である。この光ディスク記録装置は、上
述した記録線速度に応じてトラッキングバランスの目標
値の好適値が変わるといった現象を考慮した装置であ
り、光ピックアップ10、スピンドルモータ11、RF
アンプ12、サーボ回路13、アドレス検出回路14、
デコーダ15、制御部16、エンコーダ17、ストラテ
ジ回路18、レーザドライバ19、レーザパワー制御回
路20、周波数発生器21、エンベロープ検出回路2
2、C1エラー検出回路23、ベータ検出回路24、ジ
ッタ測定回路25を備えている。
【0017】スピンドルモータ11は、データ記録を行
うための光ディスク(本実施形態ではCD−Rディス
ク)Dを回転駆動するためのモータである。光ピックア
ップ10は、レーザダイオード、レンズやミラー等の光
学系、および戻り光受光素子を有しており、記録および
再生時にはレーザ光を光ディスクDに対して照射し、光
ディスクDからの戻り光を受光して受光信号であるEF
M(Eight to Fourteen Modulation)変調されたRF信
号をRFアンプ12に出力する。また、光ピックアップ
10は、モニタダイオードを有し、光ディスクDの戻り
光によってモニタダイオードに電流が流れると、この電
流量に対応する信号がレーザパワー制御回路20に供給
される。
【0018】RFアンプ12は、光ピックアップ10か
ら供給されたEFM変調されたRF信号を増幅し、増幅
後のRF信号をサーボ回路13、アドレス検出回路1
4、エンベロープ検出回路22、ベータ検出回路24お
よびデコーダ15に出力する。
【0019】デコーダ15は、再生時にはRFアンプ1
2から供給されるEFM変調されたRF信号をEFM復
調して再生データを生成する。また、デコーダ15は、
記録時には、テスト記録を行った領域を再生する際にR
Fアンプ12から供給されたRF信号をEFM復調す
る。このEFM復調したRF信号により、C1エラー検
出回路23は、C1エラーの値を検出し、制御部16に
出力する。C1エラー検出回路23は、EFM復調され
た信号に対してCIRC(CrossInterleaved Read Solo
mon Code)と呼ばれる誤り訂正符号を用いたエラー訂正
を行い、1サブコードフレーム(98EFMフレーム)
の中で1回目のエラー訂正ができないフレームの個数、
すなわちC1エラーの回数を検出する。
【0020】ジッタ測定回路25は、イコライザ、スラ
イサ、PLL(Phase locked loop)回路、ジッタ−測
定器を有している。再生時において、RFアンプ12か
ら供給されるRF信号のうち有効周波数成分を有する信
号のみがイコライザで抽出され、イコライザで抽出され
た信号がスライサで2値化される。そして、2値化され
たRF信号はPLL回路およびジッタ測定器に供給され
る。PLL回路では、2値化されたRF信号からクロッ
クが生成され、生成されたクロックと2値化されたRF
信号とから、記録されたピットと基準ピット長とのずれ
量が測定され、このずれ量の標準偏差がジッタ値として
演算される。
【0021】ベータ検出回路24は、RFアンプ12か
ら供給されるEFM変調されたRF信号から再生信号品
位に関するパラメータとしてベータ(アシンメトリ)値
を算出し、算出結果を制御部16に出力する。ここで、
ベータ値はEFM変調された信号波形のピークレベルを
a、ボトムレベルをbとすると、(a+b)/(a−
b)の式から求められる。
【0022】アドレス検出回路14は、RFアンプ12
から供給されたEFM信号からウォブル信号成分を抽出
し、ウォブル信号成分に含まれるディスク位置を表すア
ドレス時間情報を復号し、制御部16に出力する。CD
−Rディスクには、アドレス時間情報が一定の間隔ごと
に予め記録されているため、制御部16は、復号したア
ドレス時間情報が供給されるタイミングを検出すること
により、ディスク線速度を算出することができる。
【0023】エンベロープ検出回路22は、光ディスク
Dにデータ記録を行う場合に、たとえば未記録の領域を
サーチするために、RFアンプ12から供給されるEF
M信号のエンベロープを検出する。
【0024】サーボ回路13は、スピンドルモータ11
の回転制御および光ピックアップ10のフォーカス制
御、トラッキング制御、送り制御を行う。本実施形態に
係る光ディスク記録装置100は、ユーザによって設定
された所定の角速度で光ディスクDを駆動させるCAV
方式で記録するようになっている。サーボ回路13は、
制御部16から供給される設定角速度を示す制御信号に
基づき、スピンドルモータ11を駆動させる。
【0025】図3は、サーボ回路13における、トラッ
キングサーボ機構のブロック構成図である。上述した従
来のトラッキングサーボ機構(図1参照)では、光ディ
スクからの戻り光に基づくトラッキングエラー信号が予
め固定値として設定されたトラッキングバランスの目標
値となるようなトラッキング制御を行っているのに対
し、本実施形態におけるトラッキングサーボ機構では、
制御部16から逐一供給されるトラッキングバランスの
目標値TRBrefをトラッキング制御に利用している点
で異なっている。
【0026】図3に示すように、本実施形態における光
ディスク記録装置100に搭載されるトラッキングサー
ボ機構において、トラッキングエラー信号生成回路13
1は、データ記録・再生時にRFアンプ12から供給さ
れるRF信号からトラッキングエラー信号TEを生成
し、LPF(ローパスフィルタ)132に出力する。L
PF132は、トラッキングエラー信号TEから直流成
分TEacを抽出したものをトラッキングバランス信号T
RBとして、トラッキングバランス回路134に出力す
る。
【0027】トラッキングバランス回路133は、LP
F132から供給されるトラッキングバランス信号TR
Bと、制御部16から逐一供給されるトラッキングバラ
ンス目標値TRBrefとを比較し、その比較結果、すな
わち差分演算結果をサーボ信号生成回路135に出力す
る。ここで、制御部16から供給されるトラッキングバ
ランス目標値TRBrefの値は、光ディスクDの線速度
に対応して適宜制御される。
【0028】トラッキングサーボ回路135は、トラッ
キングバランス回路133から供給される差分演算結果
に応じ、光ピックアップ10の位置制御を行うためのサ
ーボ信号を生成、光ピックアップ10に出力する。具体
的には、トラッキングバランス回路133から供給され
る差分演算結果が0になるように、光ピックアップ10
の位置制御を行う。
【0029】制御部16は、CPUと、ROMやRAM
等から構成されるメモリとを有しており、メモリに予め
格納される所定の制御プログラムに従い、光ディスク記
録装置100の各部を制御する。具体的には、通常のデ
ータ記録を行うためのフォーカスサーボ機構の制御、ト
ラッキングサーボ機構の制御、記録パワー値の制御が実
行される。また、本実施形態を特徴付ける制御内容とし
て、制御部16はテスト記録の結果から、光ディスクD
に対する記録線速度の値と、トラッキングバランス目標
値TRBrefとを 対応付けたトラッキングバランステ
ーブルを作成する処理を行い、作成したトラッキングバ
ランステーブルをメモリ内に記憶させる。なお、トラッ
キングバランステーブルの作成処理の具体的な内容は後
述する。図5は、トラッキングバランステーブルの内容
を模式的に示した図である。同図に示すように、トラッ
キングバランステーブルには、記録線速度の値(1倍
速、2倍速、…)とトラッキングバランス目標値(TR
B−1、TRB−2、…)とが対応付けて格納されてい
る。
【0030】制御部16は、アドレス情報から記録線速
度の値を算出すると、トラッキングバランステーブルか
ら、記録線速度の値に対応するトラッキングバランス目
標値を読み出し、トラッキングバランス回路134に出
力する。例えば、算出した記録線速度の値が1倍速から
2倍速の間の値であった場合、制御部16は、TRB−
1という値をトラッキングバランス目標値TRBrefと
してトラッキングバランス回路に出力させる。すなわ
ち、CAV方式で記録する場合、ディスク内周から外周
に行くにつれて記録線速度は1倍速から2倍速、2倍速
から3倍速、…といったように徐々に高くなっていくの
で、トラッキングバランス目標値もこれに応じて変化さ
せる制御を行うのである。
【0031】エンコーダ17は、供給される記録データ
をEFM変調し、ストラテジ回路18に出力する。スト
ラテジ回路18は、エンコーダ17から供給されたEF
M信号に時間軸補正処理等を行い、レーザドライバ19
に出力する。レーザドライバ19は、ストラテジ回路1
8から供給される記録データに応じて変調された信号
と、レーザパワー制御回路20の制御にしたがって、光
ピックアップ10のレーザダイオードを駆動する。
【0032】レーザパワー制御回路20は、光ピックア
ップ10のレーザダイオードから照射されるレーザパワ
ーを制御するものである。具体的には、レーザパワー制
御回路20は、光ピックアップ10のモニタダイオード
から供給される電流値と、制御部16から供給される最
適なレーザパワーの目標値を示す情報とに基づいて、最
適なレーザパワーのレーザ光が光ピックアップ10から
照射されるようにレーザドライバ19を制御する。
【0033】C:実施形態の動作 次に、光ディスク記録装置100の動作説明をする。本
実施形態に係る光ディスク記録装置では、上述したよう
に記録線速度に応じてトラッキングバランスの目標値T
RBrefを変更するといったトラッキング制御を行って
いる。このようなトラッキング制御の際には、上述した
ように制御部16のメモリに記憶されたトラッキングバ
ランステーブル(図5参照)を参照することにより、ト
ラッキングバランスの目標値TRBrefを適宜変更して
いる。ここで、どのような記録線速度で、どのようなト
ラッキングバランス目標値TRBrefを設定すること
が、より高品位の記録を可能とするかは、各装置を構成
する部品(光ピックアップ等)や、回路素子の特性ばら
つき等に応じて変動することが考えられる。そこで、本
実施形態に係る光ディスク記録装置では、各々の光ディ
スク記録装置を製造した後に、その装置の出荷前に各々
の光ディスク記録装置が、制御部16の制御の下、どの
ような記録速度で、どのようなトラッキングバランスの
目標値TRBrefを設定するのが好適であるかを求めて
上述したトラッキングバランステーブルを作成するよう
にしている。以下においては、このように製品の出荷前
に工場等において各光ディスク記録装置によって実行さ
れるトラッキングバランステーブルの作成処理等におい
てその後、当該光ディスク記録装置によるユーザ使用時
の動作について説明する。
【0034】<トラッキングバランステーブル作成時の
動作>まず、トラッキングバランステーブルの作成時の
動作について説明する。トラッキングバランステーブル
の作成処理は、複数の記録線速度毎に、複数のトラッキ
ングバランスの目標値を設定し、光ディスクに対してテ
スト記録を行い、該テスト記録の再生結果に基いて、複
数の記録線速度毎に、より高品位な記録が行えるトラッ
キングバランスの目標値を決定し、該決定結果に基づい
てトラッキングバランステーブルを作成する。以下、こ
のようなトラッキングバランステーブルの作成時の動作
について、具体例を挙げて説明する。
【0035】図4は、トラッキングバランステーブル作
成時の制御部16の動作一例を示すフローチャートであ
る。まず、工場のオペレータにより光ディスク記録装置
100に光ディスクDがセットされ、テスト記録開始が
指示されると、制御部16は、光ディスクDを所定の線
速度(ここでは標準速度の8倍速)で駆動させ、テスト
記録を開始する(ステップSa1)。具体的に説明する
と、制御部16は、テスト記録を行うために、エンコー
ダ17にテスト記録用の信号を送出するとともに、レー
ザパワー制御回路20を制御して、所定の記録パワー
(最適パワー値近傍の記録パワー)で、トラッキングバ
ランス回路39に供給されるトラッキングバランス目標
値を予め決められている10段階の値に順次変化させ
る。このように装置各部を制御して、制御部16は、ト
ラッキングバランス目標値を変化させる毎に、例えば1
0秒分(750サブコードフレーム分)のEFM信号を
記録するといったテスト記録を実行する。このように工
場等においてテスト記録を行う場合には、PCA(Powe
r Calibration Area)といった限られた領域に対してテ
スト記録を行わなくてはならないといった制限がないた
め、上記のように1つのトラッキングバランス目標値毎
のテスト記録に10秒分の領域を使用することができ、
これにより、テストの正確性を向上させている。
【0036】その後、制御部16は、当該テスト記録を
行った領域を再生させて得られるジッタ値を用いて、記
録線速度が8倍速のときのトラッキングバランス目標値
の最適値TRB8を決定する(ステップSa2)。図6
は、この際に得られるジッタ値と、トラッキングバラン
ス目標値TRBとの関係を示すグラフであるが、制御部
16は、このようなデータを2次直線近似を行い、ジッ
タ値が最小となるトラッキングバランス目標値を、最適
なトラッキングバランス目標値TRB8として決定す
る。なお、この際に用いるデータ補間法は2次直線近似
以外でもよく、たとえば最小二乗法、スプライン補間法
を用いてもよい。
【0037】次に、制御部16は、光ディスクDを標準
速度の12倍速の線速度で駆動し、上述した8倍速で行
ったのと同様のテスト記録を行う(ステップSa3)。
この場合も、制御部16は装置各部を制御し、トラッキ
ングバランス目標値を変化させる毎に、10秒分のEF
M信号を記録するといったテスト記録を実行する。そし
て、制御部16は、当該テスト記録を行った領域を再生
させて得られるジッタ値を用いて、記録線速度を12倍
速に設定した際における、トラッキングバランス目標値
の最適値TRB12を決定する(ステップSa4)。
【0038】以下、制御部16は、光ディスクDを16
倍速、20倍速の線速度で駆動させて、同様にテスト記
録を行う。そして、記録した場所を再生することによ
り、記録線速度を16倍速、20倍速にした際におけ
る、トラッキングバランス目標値の最適値TRB16、
TRB20を決定する(ステップSa5〜Sa8)。
【0039】次に、制御部16は、ディスク線速度Vdi
sc(=8倍速、12倍速、…)と、トラッキングバラン
ス目標値の最適値TRBref(TRB8、TRB12、
…)との関係を求める。ここで、ディスク線速度Vdisc
は記録線速度に対応する値となる。図7は、記録線速度
Vdiscとトラッキングバランス目標値の最適値TRBre
fとの関係をプロットした図である。制御部16は、記
録線速度Vdiscと最適なトラッキングバランス目標値T
RBref(TRB8、TRB12、……)との関係につ
いて、以下の一次式を満たす定数A、Bの値を求め、一
次関数近似を行う。
【0040】TRBref=A×Vdisc+B A,B;定数 TRBref;トラッキングバランス目標値の最適値 Vdisc;記録線速度
【0041】このようにして、制御部16は、記録線速
度Vdiscとトラッキングバランス目標値の最適値TRB
refとの関係式を求めた後、両パラメータの関係を示す
トラッキングバランステーブル(図5参照)を作成し、
制御部16内メモリに格納する(ステップSa9)。以
上が、工場出荷時の動作内容である。なお、図5に模式
的に示したトラッキングバランステーブルの内容は、記
録線速度が標準速の1倍速から2倍速のときは値TRB
−1をトラッキングバランス目標値の最適値として格納
している。また、記録線速度が2倍速から3倍速のとき
は値TRB−2、記録線速度が3倍速から4倍速のとき
は値TRB−3、…、を格納している例である。
【0042】<ユーザ使用時の動作>次に図8を用いて
ユーザ使用時の動作内容を説明する。ユーザによって光
ディスク記録装置100に光ディスクDがセットされ、
ディスク記録速度指定の上でデータ記録開始が指示され
ると、制御部16は、本番記録を行う前にOPC(Opti
cal Power Control)を実行し、データ記録を行うため
のレーザパワー値を決定させる(ステップSb1)。具
体的には、制御部16は、光ディスクDの所定領域(O
PC用の領域)にテスト記録を行うために装置100各
部を制御し、エンコーダ17にテスト記録用の信号を送
出するとともに、レーザパワー制御回路20を制御し
て、記録レーザパワー値を予め決められている15段階
に順次変化させる。このようにして、制御部16は、レ
ーザパワー値を変化させる毎に、1サブコードフレーム
分のEFM信号を記録し、合計15フレーム分のEFM
信号を記録するテスト記録を実行する。
【0043】ここで、制御部16は、テスト記録の際に
アドレス検出部14から検出されるアドレス情報から記
録線速度を算出し、算出した記録線速度に適したトラッ
キングバランス目標値TRBrefの情報をトラッキング
バランス回路134に供給させる。このような制御を行
うことにより、テスト記録の記録線速度を変えた場合で
あっても、記録線速度に最適なトラッキングバランス目
標値TRBrefの情報がトラッキングバランス回路13
4に供給されるため、常に適正なテスト記録を行うこと
ができる。
【0044】その後、制御部16は、テスト記録を行っ
た領域を再生して得られる信号からベータ検出回路24
により検出されたベータ値およびC1エラー検出回路2
3により検出されたC1エラーの値に基づき、ユーザに
より指定された記録速度で光ディスクDに記録を行う際
の最適なレーザパワー値を決定する(ステップSb
2)。そして、制御部16は、決定した最適なレーザパ
ワー値のレーザ光が光ピックアップ10から照射される
ようにレーザパワー制御回路20を制御し、本番の記録
を実行させる。
【0045】その後、制御部16は、本番の記録を行っ
ている間、アドレス検出部14から検出されるアドレス
情報が制御部16に供給されるタイミングを検出し、デ
ィスクの線速度、すなわち記録線速度を検出する(ステ
ップSb4)。そして、算出した記録線速度に応じて、
トラッキングバランス回路134に供給させるトラッキ
ングバランス目標値TRBrefの情報を制御する(ステ
ップSb5)。例えば、光ディスクDの内周において標
準速の8倍の線速度でCAV記録を開始させた場合、そ
の後、内周から外周に対して記録を実行していくと、記
録線速度は8倍速から徐々に大きくなっていくが、制御
部16は、記録線速度が9倍に達したときに、制御部1
6内メモリに格納されたトラッキングバランステーブル
の内容に基づき、トラッキングバランス回路134に供
給させるトラッキングバランス目標値TRBrefの値を
変更させる(図5参照)。ついで、記録線速度が9倍速
から徐々に大きくなっていき、10倍に達したときに
も、トラッキングバランス回路134に供給させるトラ
ッキングバランス目標値TRBrefの値を変更させる。
このようにして、制御部16は、制御部16内メモリに
格納されるトラッキングバランステーブルの内容に基づ
き、記録線速度に応じたトラッキングバランス目標値T
RBrefの値を常にトラッキングバランス回路134に
供給させる制御を行う。
【0046】以上のように本発明に係わる光ディスク記
録装置100によれば、CAVで高速にデータ記録を行
った場合で、光ディスクDの内周と外周とで記録線速度
が大きく変化するような場合であっても、制御部16
は、記録線速度を算出し、制御部16内メモリに格納さ
れたトラッキングバランステーブルの内容に基づき、算
出した記録線速度の値に応じた最適なトラッキングバラ
ンス目標値TRBrefの情報をトラッキングバランス回
路134に供給し続けるので、常に適正なデータ記録を
行うことが担保される。また、出荷前に各装置ごとにト
ラッキングバランステーブルが作成されるため、装置ご
とに最適な制御を行うことができる。
【0047】C:変形例 上述した実施形態は、本発明の一実施形態にすぎず、本
発明の内容を限定するものではない。本発明の趣旨の範
囲内で任意に変更を加えることができる。たとえば、以
下のような変形例があげられる。
【0048】<変形例1>上述実施形態では、制御部1
6のメモリに、記録線速度の値とトラッキングバランス
の目標値TRBrefとを対応付けたトラッキングバラン
ステーブルを格納することとしているが、トラッキング
バランステーブルを格納するのではなく、記録線速度の
値とトラッキングバランスの目標値TRBrefとの関数
式(上述実施形態では、「TRBref=A×Vdisc+
B」の式が該当)をメモリに格納することとしてもよ
い。この場合であっても、制御部16は、記録時に記録
線速度の値を検出し、メモリに格納した関数に代入する
ことにより、記録線速度の値に応じた最適なトラッキン
グバランス目標値TRBrefを算出することができる。
そして、算出したトラッキングバランス目標値TRBre
fの情報をトラッキングバランス回路134に出力する
制御を行うことにより、上述した実施形態と同様に常に
高品位な記録を行うことができる。
【0049】<変形例2>上述した実施形態では、光デ
ィスク記録装置100の工場出荷時に、制御部16は、
制御部16のメモリに予め格納された所定のプログラム
によりテスト記録を行い、記録線速度の値とトラッキン
グバランスの目標値TRBrefとを対応付けたトラッキ
ングバランステーブルを作成、記憶することとしてい
る。しかし、テスト記録用の制御プログラムや、記録線
速度の値とトラッキングバランスの目標値TRBrefと
の関係式を求めるための解析プログラムは、制御部16
のメモリに格納しない構成としてもよい。例えば、工場
内に、テスト記録を行うための専用装置を設け、この専
用装置内のメモリに、テスト記録用の制御プログラム
や、制御プログラムを格納しておくこととする。そし
て、光ディスク記録装置100の工場出荷時に、オペレ
ータにより、光ディスク記録装置100と専用装置が一
時的にケーブル接続されると、制御部16は、専用装置
に格納される制御プログラムや制御プログラムを実行さ
せ、記録線速度の値とトラッキングバランスの目標値T
RBrefとを対応付けたトラッキングバランステーブル
を作成し、制御部16内のメモリに記憶することとして
もよい。あるいは、工場の専用装置にCPUを持たせ、
かかるCPUの制御下において、上述した一連のテスト
記録、データ解析を行い、制御部16のメモリに作成し
たトラッキングバランステーブルを格納させるようにし
てもよい。
【0050】<変形例3>上述した実施形態では、制御
部16は、記録線速度の値と最適なトラッキングバラン
スの目標値TRBrefとを対応付けたトラッキングバラ
ンステーブルを作成することとしているが、記録線速度
ではなく、ディスク位置(アドレス情報)と最適なトラ
ッキングバランスの目標値TRBrefとを対応付けたト
ラッキングバランステーブルを作成することとしてもよ
い。例えば単一の角速度でCAV記録を行う場合は、ア
ドレス情報と記録線速度の値とが1対1に対応する。よ
って、制御部16は、アドレス情報を検出し、そのアド
レスに応じたトラッキングバランスの目標値TRBref
を用いてトラッキングサーボ機構を制御すれば、上述し
た実施形態と同様の効果を得ることができる。図9は、
本変形例において、制御部16のメモリに格納されるト
ラッキングバランステーブルの内容を模式的に示すもの
である。また、図10は、角速度の値に応じたトラッキ
ングバランステーブルの内容を模式的に示すものであ
る。このように角速度の値に応じてトラッキングバラン
ステーブルを設けることにより、ユーザが指示した記録
の角速度の値に応じたトラッキングサーボ制御を行うこ
とができる。
【0051】<変形例4>上述した実施形態において
は、工場出荷時において、記録線速度と最適なトラッキ
ングバランス目標値TRBrefとの関係をテスト記録を
行い求めることとしているが、ユーザが実際に記録を行
う段階において、求めることとしてもよい。例えば、O
PCの際に、記録レーザパワーを変化させるだけでな
く、トラッキングバランス目標値TRBrefの値も変化
させてOPC用の記録を行い、最適なレーザパワー値と
トラッキングバランス目標値TRBrefとの組み合わせ
を求めるのである。本変形例によれば、ユーザが記録を
行う毎に、最適なレーザパワー値および最適なトラッキ
ングバランス目標値TRBrefを求めた上で、本番の記
録を実行するので、常に最適な条件下で高品位の記録を
行うことができる。
【0052】<変形例5>サーボ回路13の構成も任意
に変形が可能である。図11は、本変形例に係るサーボ
回路13aのブロック図を例示するものである。本変形
例は上述実施形態に比較して、本変形例においては、サ
ーボ回路13a内に、目標値決定部136を設けている
点が異なる。目標値決定部136は、メモリを有してお
り、目標値決定部136の中にメモリを設けトラッキン
グバランステーブルを格納させている。そして、制御部
16から、記録線速度に係る情報が供給されると、目標
値決定部136は、メモリ内のテーブルを参照し、記録
線速度の値に対応したトラッキングバランス目標値を決
定し、トラッキングバランス回路134に供給させるよ
うにすれば、上述した実施形態と同様の効果を得ること
ができる。
【0053】<変形例6>上述実施形態に係わる光ディ
スク記録装置100は、CAV記録をすることとしてい
るが、他の記録方式であってもよい。例えばディスクの
内周、中周、外周と3つの領域に分割し、個々の領域毎
にディスク回転速度を異ならせる記録方式(ZCAV:
Zone Constant Augular Velocity)があるが、記録線速
度に対応するトラッキングバランス目標値を予めデータ
トラッキングバランステーブルとして用意しておけば、
上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0054】<変形例7>また、CLV記録を行う光デ
ィスク記録装置にも本発明を適用することができる。例
えば、ユーザが指定した線速度でCLV記録を行う光デ
ィスク記録装置があるが、従来の光ディスク記録装置に
おいては、ユーザが指定した線速度で光ディスクを回転
駆動させてデータ記録を行うものに過ぎなかった。この
ような光ディスク記録装置に、記録線速度に対応するト
ラッキングバランス目標値を予めデータトラッキングバ
ランステーブルとして用意しておき、ユーザが指定した
線速度に応じたトラッキングバランス目標値を使ってト
ラッキングサーボを制御すれば、上述した実施形態と同
様の効果を得ることができる。さらに、ディスクの内
周、中周、外周と3つの領域に分割し、個々の領域毎に
ディスク線速度を異ならせる記録方式(ZCLV:Zone
Constant Linier Velocity)があるが、この場合も、
記録線速度に対応するトラッキングバランス目標値を予
めデータトラッキングバランステーブルとして用意して
おけば、上述した実施形態と同様の効果を得ることがで
きる。
【0055】<変形例8>トラッキングバランス目標値
TRBrefの制御方法は任意に変形可能である。上述し
た実施形態においては、記録線速度が標準速度の1倍か
ら2倍に至るまでのトラッキングバランス目標値TRB
1、2倍から3倍に至るまでのトラッキングバランス目
標値TRB2、…、というように切り替えて制御を行っ
ているが、さらに細かく、切り替え制御を行ってもよ
い。あるいは、記録線速度が標準速度の1倍から10倍
に至るまでは同じトラッキングバランス目標値であり、
その後、10倍から11倍に至るまで、11倍から12
倍に至るまで、…、というように変則的に切り替えるこ
ととしてもよい。いずれにしても、予め、記録線速度の
値とトラッキングバランス目標値との関係を実験等によ
り求めておくことにより、記録線速度の値に対応したト
ラッキングバランス目標値を使ってトラッキングサーボ
を制御することができる。
【0056】<変形例9>記録線速度とトラッキングバ
ランス目標値との関係式は、上述実施形態では1次関数
近似をしているが、他の近似を使ってもよい。図12
は、2次関数近似を使った場合を例示する図であるが、
より実験データに近い近似式を使うこととしてもよい。
他の関数であってもよい。
【0057】<変形例10>記録線速度とトラッキング
バランス目標値との関係式は、上述実施形態では光ディ
スク記録装置100ごとに算出することになっている
が、さらに、データ記録を行う光ディスク10の種類に
より関係式を求めることとしてもよい。たとえば、光デ
ィスク10のディスクメーカ名、記録膜の性質(反射
率、記録感度等の性質)により記録線速度とトラッキン
グバランス目標値との関係式を求めておき、制御部16
内のメモリに記録しておく。そして、データ記録時にお
いて、制御部16は、ユーザがセットした光ディスク1
0の所定位置を再生することにより、光ディスクのディ
スクメーカ名等の情報を判断し、その判断結果に基づ
き、トラッキングバランス目標値を決定すれば、個々の
光ディスク10の性質に対応したトラッキング制御を行
うことができる。
【0058】<変形例11>上述した実施形態において
は、トラッキングバランス目標値の最適値を決定する際
に、トラッキングバランス目標値を変えて記録した領域
を再生したときのジッタ値を評価することとした。しか
し、ジッタ値だけでなく、他のパラメータ(ベータ値、
C1エラー値等)も併せて測定し、評価することとして
もよい。たとえば、ジッタ値の測定結果が図10に例示
するように、ある程度のマージンを有し、トラッキング
バランス目標値の最適値を絞り込めない場合、ベータ値
といったほかのパラメータの値も判断基準としてトラッ
キングバランス目標値の最適値を絞り込むようにしても
よい。図13には、ジッタ値とベータ値の許容範囲を併
せて示しているが、この結果から、ジッタ値が低く、か
つ、ベータ値が許容範囲内に収まることを根拠として、
トラッキングバランス目標値の最適値TRBbestが決定
される。
【0059】<変形例12>また、上述した実施形態や
様々な変形例においては、本番の記録の際に、予めテス
ト記録の結果から求めた目標トラッキングエラー値を利
用し、記録線速度や記録位置に応じて目標トラッキング
エラー値を変化させることにより良好な記録を行うよう
にしていたが、フォーカスサーボ機構に本発明を適用す
ることも可能である。フォーカスサーボ機構に本発明を
適用する場合にも、上述した実施形態等と同様、テスト
記録により複数の記録線速度もしくは記録位置に好適な
フォーカスエラー信号の目標値を求め、上記実施形態に
おける複数の記録線速度(もしくは記録位置)毎に目標
フォーカスエラー値を記憶したテーブルを作成する。そ
して、本番の記録時には、制御部16が当該フォーカス
エラーテーブルを参照し、記録線速度に応じて目標フォ
ーカスエラー信号を変化させるようにすればよい。この
ように記録線速度に応じて目標フォーカスエラー信号値
を変動させることにより、サーボ回路13がRFアンプ
12から供給される光ディスクからの戻り光から取得す
るフォーカスエラー信号が当該変動設定される目標フォ
ーカスエラー信号値と一致するようにフォーカス制御を
行う。このようにすることで、記録線速度の変動に関わ
らず常に好適な記録が行えるフォーカスエラー信号値を
目標とすることができ、結果として高品位の記録が行え
るようになる。 <変形例13>上述した実施形態においては、光ディス
クDとしてCD−Rを想定しているが、これ以外の光デ
ィスク、例えば、CD−RWディスク、DVD−Rディ
スク、DVD−RWディスク、DVD−RAMディスク
等にデータ記録を行う光ディスク記録装置に適用するこ
ととしてもよい。
【0060】<変形例14>上述した実施形態において
は、制御部16のメモリ内にトラッキングバランステー
ブルを作成するためのプログラムや、記録中にトラッキ
ングバランス目標値TRBの値を制御するプログラムと
いった所定のプログラムを予め格納する構成をとってい
た。しかし、これらのプログラムは、例えば、半導体メ
モリ、CD−ROM等の光ディスク、MO(Magneto Op
tic)、MD(Mini Disc)等の光磁気ディスク、フロッ
ピー(登録商標)ディスク等の記録媒体に格納し、これ
らを介して光ディスク記録装置100のメモリにプログ
ラムを供給する形態をとってもよい。また、かかるプロ
グラムのインストール方法も任意であり、上述した記録
媒体を使って光ディスク記録装置100にインストール
することとしてもよいが、インターネット等のネットワ
ークを介して光ディスク記録装置100にインストール
する、いわゆるネット配信を用いてインストールするこ
ともできる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、例えば
高速でCAV記録を行いディスク内外において記録線速
度が大きく異なった場合であっても、ディスクのすべて
の領域において適正なデータ記録を行うことができる光
ディスク記録装置、光ディスク記録装置に用いられるト
ラッキングサーボ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のトラッキングサーボ機能を説明するた
めの図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る光ディスク記録装
置の構成を示すブロック図である。
【図3】 前記光ディスク記録装置のトラッキングサー
ボ機構の構成を示すブロック図である。
【図4】 前記光ディスク記録装置の制御部16のトラ
ッキングバランステーブル作成時における制御内容を示
すフローチャートである。
【図5】 前記光ディスク記録装置の制御部16が作成
するトラッキングバランステーブルを模式的に示す図で
ある。
【図6】 前記光ディスク記録装置によって行われたテ
スト記録により得られるトラッキングバランス目標値と
ジッタ値との関係を例示する図である。
【図7】 前記光ディスク記録装置によって行われたテ
スト記録により得られる記録線速度とトラッキングバラ
ンスの最適値との関係を例示する図である。
【図8】 前記光ディスク記録装置の制御部16のデー
タ記録時における制御内容を示すフローチャートであ
る。
【図9】 前記光ディスク記録装置の他の変形例を説明
するための図である。
【図10】 前記光ディスク記録装置の他の変形例を説
明するための図である。
【図11】 前記光ディスク記録装置の他の変形例を説
明するための図である。
【図12】 前記光ディスク記録装置の他の変形例を説
明するための図である。
【図13】 前記光ディスク記録装置の他の変形例を説
明するための図である。
【符号の説明】
10……光ピックアップ(光照射手段)、11……スピ
ンドルモータ、12……RFアンプ、13……サーボ回
路、131……トラッキングエラー信号生成回路(トラ
ッキングエラー信号生成手段)、132……ローパスフ
ィルタ(トラッキングエラー信号生成手段)、134…
…トラッキングバランス回路、135……トラッキング
サーボ回路、14……アドレス検出回路、15……デコ
ーダ、16……制御部、17……エンコーダ、18……
ストラテジ回路、19……レーザドライバ、20……レ
ーザパワー制御回路、21……周波数発生器、22……
エンベロープ検出回路、23……C1エラー検出回路、
24……ベータ検出回路、25……ジッタ測定回路、1
00……記録再生装置。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに対してレーザ光を照射して
    情報を記録する光照射手段と、 前記光照射手段の照射したレーザ光の前記光ディスクか
    らの反射光の受光結果に基づいて、前記光ディスクのト
    ラック位置とレーザ光の照射位置との位置関係を示すト
    ラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー信
    号生成手段と、 前記光ディスクに対する記録線速度の値を検出し、検出
    した記録線速度の値に応じた値を前記トラッキングエラ
    ー信号の目標値として決定する目標値決定手段と、 決定したトラッキングエラー信号の目標値と前記トラッ
    キングエラー信号の値とを比較し、両値が等しくなるよ
    うに前記レーザ光の照射位置を制御する位置制御手段と
    を有することを特徴とする光ディスク記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光ディスク記録装置に
    おいて、 前記光ディスクに対する記録線速度と、前記トラッキン
    グエラー信号の目標値とを対応付けたトラッキングバラ
    ンステーブルを記憶する記憶部を有することを特徴とす
    る光ディスク記録装置。
  3. 【請求項3】 光ディスクに対してレーザ光を照射して
    情報を記録する光照射手段と、 前記光照射手段の照射したレーザ光の前記光ディスクか
    らの反射光の受光結果に基づいて、前記光ディスクのト
    ラック位置とレーザ光の照射位置との位置関係を示すト
    ラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー信
    号生成手段と、 前記光ディスクに対する記録位置の情報を検出し、検出
    した記録位置の情報に応じた値を前記トラッキングエラ
    ー信号の目標値として決定する目標値決定手段と、 決定したトラッキングエラー信号の目標値と前記トラッ
    キングエラー信号の値とを比較し、両値が等しくなるよ
    うに前記レーザ光の照射位置を制御する位置制御手段と
    を有することを特徴とする光ディスク記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の光ディスク記録装置に
    おいて、 前記光ディスクに対する記録位置の情報と前記トラッキ
    ングエラー信号の目標値を対応付けたトラッキングバラ
    ンステーブルを記憶する記憶部を有することを特徴とす
    る光ディスク記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項2、または請求項4に記載の光デ
    ィスク記録装置において、 前記トラッキングバランステーブルは、前記光ディスク
    の種類ごとに用意されたものであり、 前記目標値決定手段は、記録を行う対象となる光ディス
    クの種類を判別し、判別した前記光ディスクの種類に対
    応したトラッキングバランステーブルを利用して前記ト
    ラッキングエラー信号の目標値を決定することを特徴と
    する光ディスク記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし請求項5のいずれかに記
    載の光ディスク記録装置において、 前記光ディスクに対してテスト記録を行い、該テスト記
    録の結果に基づいて前記トラッキングバランステーブル
    を作成するテーブル作成手段をさらに具備することを特
    徴とする光ディスク記録装置。
  7. 【請求項7】 光ディスクに対してレーザ光を照射して
    情報を記録する光照射手段と、 前記光照射手段の照射したレーザ光の前記光ディスクか
    らの反射光の受光結果に基づいて、フォーカスエラー信
    号を生成するフォーカスエラー信号生成手段と、 前記光ディスクに対する記録線速度の値を検出し、検出
    した記録線速度の値に応じた値を前記フォーカスエラー
    信号の目標値として決定する目標値決定手段と、 決定したフォーカスエラー信号の目標値と前記フォーカ
    スエラー信号の値とを比較し、両値が等しくなるように
    前記レーザ光のフォーカス位置を制御するフォーカス制
    御手段とを有することを特徴とする光ディスク記録装
    置。
  8. 【請求項8】 光ディスクに対してレーザ光を照射して
    情報を記録する光照射手段と、 前記光照射手段の照射したレーザ光の前記光ディスクか
    らの反射光の受光結果に基づいて、フォーカスエラー信
    号を生成するフォーカスエラー信号生成手段と、 前記光ディスクに対する記録位置の情報を検出し、検出
    した記録位置の情報に応じた値を前記フォーカスエラー
    信号の目標値として決定する目標値決定手段と、 決定したフォーカスエラー信号の目標値と前記フォーカ
    スエラー信号の値とを比較し、両値が等しくなるように
    前記レーザ光のフォーカス位置を制御するフォーカス制
    御手段とを有することを特徴とする光ディスク記録装
    置。
  9. 【請求項9】 光ディスクに対してレーザ光を照射して
    情報を記録する光照射手段を備えた光ディスク記録装置
    に用いられるトラッキングサーボ装置であって、 前記光照射手段の照射したレーザ光の前記光ディスクか
    らの反射光の受光結果に基づいて、前記光ディスクのト
    ラック位置とレーザ光の照射位置との位置関係を示すト
    ラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー信
    号生成手段と、 前記光ディスクに対する記録線速度の情報が供給される
    と、該記録線速度の情報に応じた値を前記トラッキング
    エラー信号の目標値として決定する目標値決定手段と、 決定したトラッキングエラー信号の目標値と前記トラッ
    キングエラー信号の値とを比較し、両値が等しくなるよ
    うに前記レーザ光の照射位置を制御する位置制御手段と
    を有することを特徴とするトラッキングサーボ装置。
  10. 【請求項10】 光ディスクに対してレーザ光を照射し
    て情報を記録する光照射手段を備えた光ディスク記録装
    置に用いられるトラッキングサーボ装置であって、 前記光照射手段の照射したレーザ光の前記光ディスクか
    らの反射光の受光結果に基づいて、前記光ディスクのト
    ラック位置とレーザ光の照射位置との位置関係を示すト
    ラッキングエラー信号を生成するトラッキングエラー信
    号生成手段と、 前記光ディスクに対する記録位置の情報が供給される
    と、該記録位置の情報に応じた値を前記トラッキングエ
    ラー信号の目標値として決定する目標値決定手段と、 決定したトラッキングエラー信号の目標値と前記トラッ
    キングエラー信号の値とを比較し、両値が等しくなるよ
    うに前記レーザ光の照射位置を制御する位置制御手段と
    を有することを特徴とするトラッキングサーボ装置。
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