JP2003016551A - 離隔報知装置 - Google Patents

離隔報知装置

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JP2003016551A
JP2003016551A JP2001198353A JP2001198353A JP2003016551A JP 2003016551 A JP2003016551 A JP 2003016551A JP 2001198353 A JP2001198353 A JP 2001198353A JP 2001198353 A JP2001198353 A JP 2001198353A JP 2003016551 A JP2003016551 A JP 2003016551A
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Japan
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circuit
receiver
transmitter
supervisor
carrier wave
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JP2001198353A
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Masatoshi Todokoro
正敏 戸所
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STAFF KK
Stuff Co Ltd
Original Assignee
STAFF KK
Stuff Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】要監督者が監督者とはぐれそうな時等に、音声
や、点滅発光によってそれを報知し、要監督者が監督者
とはぐれることを防止する離隔報知装置を提供するこ
と。 【解決手段】送信機1と受信機を組み合わせ、送信機と
受信機がある距離以上離隔すると、送信機からの電波が
受信機に届かないか弱くなり、受信機のフィルタ回路の
出力が所定レベル以下となる。子供や痴呆老人、障害者
等の要監督者が送信機を持ち、監督者が受信機を持って
おけば、要監督者が監督者からある距離以上離れると、
監督者の持つ受信機が音声を出したり、点滅発光して離
隔報知をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】送信機と受信機を組み合わ
せ、送信機からの電波が受信機に届かなくなったり、弱
くなったりすると、音声を出力したり、点滅発光等し
て、送信機と受信機との離隔を報知する離隔報知装置に
関するものである。
【0002】
【従来技術】従来より、例えば、子供や、痴呆老人、障
害者等の要監督者が、その監督者と一緒に外出した際
に、監督者とはぐれてしまった場合、それを報知する適
当な装置はなかった。従って、しばらくしてからその監
督者は、要監督者がいなくなった事に気付き、大慌てで
要監督者を捜したり、警察等に連絡して他の人にもその
要監督者を探してもらったり、またその要監督者もその
監督者を捜したり、泣き喚いたり等して、はぐれてしま
った後の対応が大変である。更に、その要監督者が犯罪
等に巻きこまれてしまっては取返しのつかない事態へと
発展する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな状況にならないための良好な対策は、各自の注意に
頼らざるを得なかった。この為、注意していたつもりで
も、例えばデパート、遊園地等の人混みの多い所や、監
督者が、人と話したり、買い物等していて他の事に気を
取られていた場合等は、要監督者がいなくなっても気が
付きにくいし、また要監督者の方も監督者とはぐれてし
まったことに気が付きにくいという問題点があった。
【0004】そこで本発明は上記従来技術の問題点に鑑
みなされたものであり、各自の注意に頼ることなく、要
監督者が監督者とはぐれそうな時等に、音声や、点滅発
光によってそれを報知し、要監督者が監督者とはぐれる
ことを防止する離隔報知装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
【0006】請求項1記載の発明は、送信機と受信機を
組み合わせ、該送信機からの電波が該受信機に届かなく
なったり、弱くなったことを該受信機により報知する離
隔報知装置であって、(1)前記送信機は、搬送波を発
生する第1の発振回路と、発振素子を使用して信号波を
発生する第2の発振回路と、該信号波により該搬送波を
振幅変調する変調回路と、該変調回路にて該信号波によ
り振幅変調された搬送波を増幅する増幅回路と、該増幅
回路により増幅された搬送波を送信する手段とを備え、
(2)前記受信機は、前記送信機が送信した搬送波を受
信する手段と、受信した搬送波から前記信号波を復調す
る復調回路と、該復調回路により復調された信号波を増
幅する増幅回路と、前記発振素子と同一発振周波数の発
振素子を有し、該増幅回路により増幅された前記信号波
を検出するフィルタ回路と、音声信号を記憶し音声に変
換するICと、該音声を出力する音声出力装置と、及び
/又は発光装置とを備え、該フィルタ回路の出力が所定
レベル以下であるとき、該受信機の該音声出力装置から
音声が出力される及び/又は該受信機の該発光装置が点
滅発光することを特徴とする。
【0007】尚、音声とは、音と音とを組み合わせた音
楽、旋律、楽器や物から発する音、人や動物等の声、そ
れらを組み合わせた合成音等を含む。
【0008】本発明によれば、前記受信機のフィルタ回
路の出力が所定レベル以下であるときとは、即ち送信機
からの電波が該受信機に届かない、あるいは弱くなって
いるということであり、それは通常、該送信機と該受信
機がある距離以上離隔していることを意味する。従っ
て、子供や、痴呆老人、障害者等の要監督者が送信機を
持ち、監督者が受信機を持っておけば、要監督者が監督
者からある距離以上離れると、監督者の持つ受信機が音
声を出力したり、点滅発光して離隔報知をするので、監
督者は要監督者とある距離以上離れていることに気付
き、要監督者が監督者からはぐれることを防止すること
ができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の離
隔報知装置であって、前記発振素子は、水晶振動子であ
ることを特徴とする。
【0010】本発明によれば、送信機の信号波生成は、
水晶振動子を使用している為、非常に安定した信号で振
幅変調が可能となる。そして、受信機においても、フィ
ルタ回路に送信機と同一発振周波数の水晶振動子を使用
している為、送信機からの水晶振動子の発振周波数と同
じ信号波のみ検出ができ、この非常に安定している信号
波の周波数以外は検出しない為、信号波の安定と他の同
一周波数使用機器の電波による誤動作防止が可能とな
り、信頼性が向上する。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の離隔報知装置であって、前記変調回路及び前
記復調回路は、共通の回路素子を有する超再生回路と、
LC発振回路であることを特徴とする。
【0012】本発明によれば、前記変調回路及び前記復
調回路は、共通の回路素子を有する超再生回路と、LC
発振回路であることにより、搬送波の周波数において、
精度の高い周波数を得ることができ、更に人間に可聴範
囲外の周波数の搬送波を送信及び受信可能となる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3記載の離隔報知装置であって、において、前記フィ
ルタ回路の出力の所定レベルは、前記受信機にて設定変
更することができることを特徴とする。
【0014】本発明によれば、前記受信機にて、前記フ
ィルタ回路の出力の所定レベルを、設定変更することが
できることにより、使用する状況、環境に合った設定を
行うことができる。例えば、デパート、遊園地等の人混
みの多い、見通しの悪い所では、該所定レベルを高めに
設定すれば、送信機を持つ要監督者と受信機を持つ監督
者がある程度近い距離離れた時に、離隔報知するように
でき、公園、広場等の見通しの良い所では、該所定レベ
ルを低めに設定すれば、送信機を持つ要監督者と受信機
を持つ監督者がある程度遠い距離離れた時に、離隔報知
するようにできる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項4記載の離隔報知装置であって、前記送信機は、発光
装置を備え、電力源からの電力が供給されると、該発光
装置が発光することを特徴とする。
【0016】本発明によれば、送信機に発光装置を備
え、電力源からの電力が供給されると、該発光装置が発
光することにより、電力源の有効性が一目で分かり、又
逆に、該発光装置が発光していなければ、電力源の無効
性が一目で分かる。この為、例えば電力源が無効になっ
ているのに気付かずに該送信機を使用すると、該送信機
から電波が送信されず、従って受信機では電波を受信で
きず、該送信機と離隔していなくても、離隔報知をして
しまう、というような事態を回避でき、該離隔報知装置
を間違いなく、有効に活用することができる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項5記載の離隔報知装置であって、前記受信機は、電力
源からの電力が供給されると、該受信機の前記発光装置
が発光することを特徴とする。
【0018】本発明によれば、電力源からの電力が供給
されると、受信機の発光装置が発光することにより、電
力源の有効性が一目で分かり、又逆に、該発光装置が発
光していなければ、電力源の無効性が一目で分かる。こ
の為、例えば電力源が無効になっているのに気付かずに
該受信機を使用すると、該送信機を持つ要監督者と、該
受信機を持つ監督者がある距離以上離隔していても、離
隔報知されないというような事態を回避でき、該離隔報
知装置を間違いなく、有効に活用することができる。
【0019】請求項7記載の発明は、送信機と受信機を
組み合わせ、該送信機からの電波が該受信機に届かなく
なったり、弱くなったことを該受信機により報知する離
隔報知装置の送信機であって、(1)搬送波を発生する
第1の発振回路と、(2)発振素子を使用して信号波を
発生する第2の発振回路と、(3)該信号波により該搬
送波を振幅変調する変調回路と、(4)該変調回路にて
該信号波により振幅変調された搬送波を増幅する増幅回
路と、(5)該増幅回路により増幅された搬送波を送信
する手段とを備えることを特徴とする。
【0020】本発明によれば、搬送波即ち電波を、一定
の周波数の信号波によって振幅変調した後、送信するこ
とにより、該電波を受信することが可能となる。従っ
て、該電波を受信する受信機に、該電波が届かなくなっ
たり、弱くなったりしたときに、送信機と離隔したとし
て認知することが可能となる。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項7記載の送
信機であって、前記発振素子は、水晶振動子であること
を特徴とする。
【0022】本発明によれば、送信機の信号波生成は、
水晶振動子を使用していることにより、非常に安定した
信号で振幅変調が可能となる。従って、信号波の安定と
他の同一周波数使用機器の電波による誤動作防止が可能
となり、信頼性が向上する。
【0023】請求項9記載の発明は、請求項7又は請求
項8記載の送信機であって、前記変調回路は、共通の回
路素子を有する超再生回路と、LC発振回路であること
を特徴とする。
【0024】本発明によれば、前記変調回路は、共通の
回路素子を有する超再生回路と、LC発振回路であるこ
とにより、搬送波の周波数において、精度の高い周波数
を得ることができ、更に人間に可聴範囲外の周波数の搬
送波を送信可能となる。
【0025】請求項10記載の発明は、請求項7乃至請
求項9記載の送信機であって、前記送信機は、発光装置
を備え、電力源からの電力が供給されると、前記発光装
置が発光することを特徴とする。
【0026】本発明によれば、送信機に発光装置を備
え、電力源からの電力が供給されると、該発光装置が発
光することにより、電力源の有効性が一目で分かり、又
逆に、該発光装置が発光していなければ、電力源の無効
性が一目で分かる。この為、例えば電力源が無効になっ
ているのに気付かずに該送信機を使用すると、該送信機
から電波が送信されず、従って受信機では電波を受信で
きず、該送信機と離隔していなくても、離隔報知をして
しまう、というような事態を回避でき、該離隔報知装置
を間違いなく、有効に活用することができる。
【0027】請求項11記載の発明は、請求項7乃至請
求項10記載の送信機であって、において、前記送信機
の外部には、留め具が配設されることを特徴とする。
【0028】本発明によれば、前記送信機の外部に、留
め具が配設されることにより、該送信機を、要監督者の
衣服や、その衣服のポケット等に装着することができ、
コンパクトに携帯することができる。
【0029】請求項12記載の発明は、送信機と受信機
を組み合わせ、該送信機からの電波が該受信機に届かな
くなったり、弱くなったことを該受信機により報知する
離隔報知装置の受信機であって、(1)前記送信機が送
信した搬送波を受信する手段と、(2)受信した搬送波
から前記信号波を復調する復調回路と、(3)該復調回
路により復調された信号波を増幅する増幅回路と、
(4)前記発振素子と同一発振周波数の発振素子を有
し、該増幅回路により増幅された前記信号波を検出する
フィルタ回路と、(5)音声信号を記憶し音声に変換す
るICと、(6)該音声を出力する音声出力装置と、及
び/又は(7)発光装置とを備え、該フィルタ回路の出
力が所定レベル以下であるとき、該音声出力装置から音
声が出力される及び/又は該発光装置が点滅発光するこ
とを特徴とする。
【0030】本発明によれば、送信機から送信された搬
送波即ち電波を受信した後、信号波を復調検出し、その
信号波の出力レベルが所定レベル以下であるとき、音声
が出力される及び/又は点滅発光することにより、送信
機からの電波が届かなくなったり、弱くなったりした時
に、その離隔を報知することができる。
【0031】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の受信機であって、前記発振素子は、水晶振動子である
ことを特徴とする。
【0032】本発明によれば、フィルタ回路に送信機と
同一発振周波数の水晶振動子を使用することにより、送
信機からの水晶振動子の発振周波数と同じ信号波のみ検
出することができ、この非常に安定している信号波の周
波数以外は検出しない為、信号波の安定と他の同一周波
数使用機器の電波による誤動作防止が可能となり、信頼
性が向上する。
【0033】請求項14記載の発明は、請求項12又は
請求項13記載の受信機であって、前記復調回路は、共
通の回路素子を有する超再生回路と、LC発振回路であ
ることを特徴とする。
【0034】本発明によれば、前記変調回路及び前記復
調回路は、共通の回路素子を有する超再生回路と、LC
発振回路であることにより、搬送波の周波数において、
精度の高い周波数を得ることができ、更に人間に可聴範
囲外の周波数の搬送波を受信可能となる。
【0035】請求項15記載の発明は、請求項12乃至
請求項14記載の受信機であって、前記フィルタ回路の
出力の所定レベルは、前記受信機にて設定変更すること
ができることを特徴とする。
【0036】本発明によれば、前記受信機にて、前記フ
ィルタ回路の出力の所定レベルを、設定変更することが
できることにより、使用する状況、環境に合った設定を
行うことができる。例えば、デパート、遊園地等の人混
みの多い、見通しの悪い所では、該所定レベルを高めに
設定すると、送信機を持つ要監督者と受信機を持つ監督
者がある程度近い距離離れた時に、離隔報知するように
でき、公園、広場等の見通しの良い所では、該所定レベ
ルを低めに設定すると、送信機を持つ要監督者と受信機
を持つ監督者がある程度遠い距離離れた時に、離隔報知
するようにできる。
【0037】請求項16記載の発明は、請求項12乃至
請求項15記載の受信機であって、前記前記受信機は、
電力源からの電力が供給されると、前記前記受信機の前
記発光装置が発光することを特徴とする。
【0038】本発明によれば、電力源からの電力が供給
されると、受信機の発光装置が発光することにより、電
力源の有効性が一目で分かり、又逆に、該発光装置が発
光していなければ、電力源の無効性が一目で分かる。こ
の為、例えば電力源が無効になっているのに気付かずに
該受信機を使用すると、該送信機を持つ要監督者と、該
受信機を持つ監督者がある距離以上離隔していても、離
隔報知されないというような事態を回避でき、該離隔報
知装置を間違いなく、有効に活用することができる。
【0039】請求項17記載の発明は、請求項12乃至
請求項16記載の受信機であって、前記受信機の外部に
は、留め具及び/又は紐部材が配設されることを特徴と
する。
【0040】本発明によれば、前記留め具によって、前
記受信機を、監督者のカバンや、衣服のポケット等に装
着することができ、また、前記紐部材によって、カバン
等に入った該受信機が取り出し易く、前記受信機をコン
パクトに携帯することができる。
【0041】
【発明の実施形態】(1)送信機は、搬送波を発生する
第1の発振回路と、水晶振動子を使用して信号波を発生
する第2の発振回路と、該信号波により該搬送波を振幅
変調する、共通の回路素子を有する超再生回路及びLC
発振回路から成る変調回路と、該変調回路にて該信号波
により振幅変調された搬送波を増幅する増幅回路と、該
増幅回路により増幅された搬送波を送信する手段と、発
光装置とを備え、(2)受信機は、前記送信機が送信し
た搬送波を受信する手段と、受信した搬送波から前記信
号波を復調する、共通の回路素子を有する超再生回路及
びLC発振回路から成る復調回路と、該復調回路により
復調された信号波を増幅する増幅回路と、前記水晶振動
子と同一発振周波数の水晶振動子を有し、該増幅回路に
より増幅された前記信号波を検出するフィルタ回路と、
音声信号を記憶し音声に変換するICと、該音声を出力
する音声出力装置と、発光装置とを備え、該フィルタ回
路の出力が所定レベル以下であるとき、該受信機の該音
声出力装置から音声が出力され、更に該発光装置が点滅
発光する。更に、前記フィルタ回路の出力の所定レベル
は、前記受信機にて設定変更することができる。また、
送信機外部には、留め具が配設され、受信機外部には、
留め具と、紐部材が配設される。
【0042】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1(a)は、送信機の外観を
示す図であり、図1(b)は、受信機の外観を示す図で
ある。まず、送信機1について説明する。符号1は、A
BS樹脂等で構成された送信機本体であり、その裏面に
は、符号1aのクリップが配設され、そのクリップ1a
には、安全ピン1bが装着される。また、符号1cは、
電源をON/OFFする電源スイッチである。そして送
信機1の内部には、LED等で構成されるの発光装置1
dが配設され、電源スイッチ1cをONにし、電力源か
ら電力が供給されると、発光する。また送信機1の内部
には他に、図示しないリチウム電池等の電力源と、絶縁
体からなる板の表面や内部に電気回路の配線がプリント
された上に水晶振動子等が実装されたプリント基板が、
配設される。
【0043】次に、受信機2について説明する。符号2
は、ABS樹脂等で構成された受信機本体であり、その
正面には、音声を効果的に出力する為の、音響孔2aが
形成され、上部には、符号2bのストラップが装着さ
れ、また裏面には、符号2cのクリップが配設される。
また、符号2dは、電源のON/OFFと、送信機1と
の離隔を報知する際の、離隔距離を切り替える、即ち信
号波の出力検知レベルを切り替える電源切替スイッチで
ある。即ち「L」に切替えた場合、電源がON状態で且
つ送信機1とある程度近い距離離れると、離隔報知さ
れ、「H」に切替えた場合、電源がON状態で且つ送信
機1とある程度遠い距離離れると、離隔報知されるよう
に、信号波の出力検知レベルが設定される。そして受信
機2の内部には、LED等で構成されるの発光装置2e
が配設され、電源切替スイッチ2dを「H」又は「L」
に設定して、電力源からの電力が供給されると、発光す
る。また受信機2の内部には他に、図示しないリチウム
電池等の電力源と、絶縁体からなる板の表面や内部に電
気回路の配線がプリントされた上に、水晶振動子等が実
装されたプリント基板と、音声信号を音声に変換し、そ
の音声を出力する音声出力装置と、音声信号を記憶し、
ICが配設される。
【0044】次に、送信機1及び受信機2の内部構造に
ついて詳細に説明する。まず、送信機1について説明す
る。図2は、本発明の実施例における送信機1の内部構
造を示すブロック図である。符号10は電源回路で、電
源スイッチ1cにより、リチウム電池と以下の電気回路
との電気的接続がON/OFFされ、電気的接続がON
の状態の時、発光装置1dが発光する。符号11は自励
発振回路で、所定の周波数の搬送波を自励発振する。符
号12は第2の発振回路で、水晶振動子を使用して、信
号波を発振する。符号13は振幅変調回路で、発振回路
12で発振した信号波により、自励発振回路11で発生
した搬送波の振幅変調を行う。更に振幅変調回路13
は、共通の回路素子を有する超再生回路13aと、LC
発振回路13bから構成される。符号14は増幅回路
で、振幅変調回路で振幅変調された搬送波を増幅する。
符号15は無指向性アンテナで、増幅回路14で増幅さ
れた搬送波を送信する。
【0045】次に、受信機2について説明する。図3
は、本発明の実施例における受信機2の内部構造を示す
ブロック図である。符号20は電源回路で、電源切替ス
イッチ2dにより、リチウム電池と以下の電気回路との
電気的接続がON/OFFされ、更に、下記のフィルタ
ー回路24からの出力に対する検知レベルが「H」と
「L」の2段階に可変設定される。符号21は、アンテ
ナであり、送信機1が送信した搬送波を受信する。符号
22は復調回路で、アンテナ21より受信した搬送波か
ら、信号波を復調する。更に復調回路22は、共通の回
路素子を有する超再生回路22aと、LC発振回路22
bから構成される。符号23は増幅回路で、復調回路2
2で復調された搬送波及び信号波を増幅する。符号24
はフィルター回路で、増幅回路23で増幅された搬送波
及び信号波から、信号波のみ取り出す為、送信機1の発
振回路12で使用される水晶振動子と同一発振周波数の
水晶振動子が使用される。符号25は出力レベル検知回
路で、フィルター回路24から出力される信号波の出力
レベルを検知する。そして電源切替スイッチ2dを
「L」に設定している場合は、フィルター回路24で取
り出された信号波の出力量が、高めの所定レベル以下の
時に、Hを出力する。「H」に設定している場合は、フ
ィルター回路24で取り出された信号波の出力量が、低
めの所定レベル以下の時に、Hを出力する。この結果、
符号26のICの記憶装置に記憶されている音声信号
が、音声に変換されて、符号27の音声出力装置から出
力され、更に符号2eの発光装置が点滅発光する。即
ち、電源切替スイッチ2dを「L」に設定している場合
は、送信機1との離隔がある程度近い距離の時に、
「H」に設定している場合は、送信機1との離隔がある
程度遠い距離の時に、音声出力及び点滅発光により離隔
報知がなされる。
【0046】尚、送信機に、水晶振動子を使用し、受信
機に、スーパーヘテロダイン方式を使用すれば、複数の
要監督者が送信機を持った場合でも、その送信機が発振
する周波数と同じ周波数の信号を発振する受信機にのみ
有効となり、誤作動する可能性を低く抑えられる。ま
た、送信機にて発振する搬送波の周波数を200MH
Z、250MHZ、300MHZ等それぞれ異なるよう
にしておいても、混信を防ぐことができる。
【0047】以上、好ましい実施例を挙げて本発明を説
明したが、本発明はその実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した技術的範囲内で種々に改
変できる。例えば、送信機、受信機の形状は上述の通り
でなくても良い。
【0048】また、本発明の送信機を犬等の動物に取付
け、その犬等の動物の飼い主や、管理人が受信機を持つ
ようにしても良い。これによって、その犬等の動物の飼
い主や、管理人は、その犬等の動物の離隔を認知可能と
なる。更に、この場合、犬等の動物の首に装着する首輪
に、本発明の送信機を組み込んでも良いし、首輪に着脱
自在に送信機を取り付けられるようにしても良い。
【0049】
【発明効果】本発明は、以上説明したような形態で実施
され、次のような効果を奏する。
【0050】本発明によれば、前記受信機のフィルタ回
路の出力が所定レベル以下であるときとは、即ち送信機
からの電波が該受信機に届かない、あるいは弱くなって
いるということであり、それは通常、該送信機と該受信
機がある距離以上離隔していることを意味する。従っ
て、子供や、痴呆老人、障害者等の要監督者が送信機を
持ち、監督者が受信機を持っておけば、要監督者が監督
者からある距離以上離れると、監督者の持つ受信機が音
声を出力したり、点滅発光して離隔報知をするので、監
督者は要監督者とある距離以上離れていることに気付
き、要監督者が監督者からはぐれることを防止すること
ができる。
【0051】本発明によれば、送信機の信号波生成は、
水晶振動子を使用している為、非常に安定した信号で振
幅変調が可能となる。そして、受信機においても、フィ
ルタ回路に送信機と同一発振周波数の水晶振動子を使用
している為、送信機からの水晶振動子の発振周波数と同
じ信号波のみ検出ができ、この非常に安定している信号
波の周波数以外は検出しない為、信号波の安定と他の同
一周波数使用機器の電波による誤動作防止が可能とな
り、信頼性が向上する。
【0052】本発明によれば、前記変調回路及び前記復
調回路は、共通の回路素子を有する超再生回路と、LC
発振回路であることにより、搬送波の周波数において、
精度の高い周波数を得ることができ、更に人間に可聴範
囲外の周波数の搬送波を送信及び受信可能となる。
【0053】本発明によれば、前記受信機にて、前記フ
ィルタ回路の出力の所定レベルを、設定変更することが
できることにより、使用する状況、環境に合った設定を
行うことができる。例えば、デパート、遊園地等の人混
みの多い、見通しの悪い所では、該所定レベルを高めに
設定すれば、送信機を持つ要監督者と受信機を持つ監督
者がある程度近い距離離れた時に、離隔報知するように
でき、公園、広場等の見通しの良い所では、該所定レベ
ルを低めに設定すれば、送信機を持つ要監督者と受信機
を持つ監督者がある程度遠い距離離れた時に、離隔報知
するようにできる。
【0054】本発明によれば、送信機に発光装置を備
え、電力源からの電力が供給されると、該発光装置が発
光することにより、電力源の有効性が一目で分かり、又
逆に、該発光装置が発光していなければ、電力源の無効
性が一目で分かる。この為、例えば電力源が無効になっ
ているのに気付かずに該送信機を使用すると、該送信機
から電波が送信されず、従って受信機では電波を受信で
きず、該送信機と離隔していなくても、離隔報知をして
しまう、というような事態を回避でき、該離隔報知装置
を間違いなく、有効に活用することができる。
【0055】本発明によれば、電力源からの電力が供給
されると、受信機の発光装置が発光することにより、電
力源の有効性が一目で分かり、又逆に、該発光装置が発
光していなければ、電力源の無効性が一目で分かる。こ
の為、例えば電力源が無効になっているのに気付かずに
該受信機を使用すると、該送信機を持つ要監督者と、該
受信機を持つ監督者がある距離以上離隔していても、離
隔報知されないというような事態を回避でき、該離隔報
知装置を間違いなく、有効に活用することができる。
【0056】本発明によれば、前記送信機の外部に、留
め具が配設されることにより、該送信機を、要監督者の
衣服や、その衣服のポケット等に装着することができ、
コンパクトに携帯することができる。
【0057】本発明によれば、前記留め具によって、前
記受信機を、監督者のカバンや、衣服のポケット等に装
着することができ、また、前記紐部材によって、カバン
等に入った該受信機が取り出し易く、前記受信機をコン
パクトに携帯することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の一実施例における離
隔報知装置の外観を示す図であって、(A)送信機の正
面図、(B)は送信機の背面図、(C)受信機の正面
図、(D)は受信機の背面図。
【図2】 本発明の一実施形態の一実施例における送
信機の内部構造を示すブロック図。
【図3】 本発明の一実施形態の一実施例における受
信機の内部構造を示すブロック図。
【符号の説明】
1 送信機 1a クリップ 1b 安全ピン 1c 電源スイッチ 1d 発光装置 2 受信機 2a 音響孔 2b ストラップ 2c クリップ 2d 電源切替スイッチ 2e 発光装置 10 電源回路 11 搬送波の自励発振回路 12 信号波の発振回路 13 振幅変調回路 13a 超再生回路 13b LC発振回路 14 増幅回路 15 アンテナ 20 電源回路 21 アンテナ 22 復調回路 22a 超再生回路 22b LC発振回路 23 増幅回路 24 フィルター回路 25 出力レベル検知回路 26 IC 27 音声出力装置

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信機と受信機を組み合わせ、該送信機か
    らの電波が該受信機に届かなくなったり、弱くなったこ
    とを該受信機により報知する離隔報知装置であって、
    (1)前記送信機は、搬送波を発生する第1の発振回路
    と、発振素子を使用して信号波を発生する第2の発振回
    路と、該信号波により該搬送波を振幅変調する変調回路
    と、該変調回路にて該信号波により振幅変調された搬送
    波を増幅する増幅回路と、該増幅回路により増幅された
    搬送波を送信する手段とを備え、(2)前記受信機は、
    前記送信機が送信した搬送波を受信する手段と、受信し
    た搬送波から前記信号波を復調する復調回路と、該復調
    回路により復調された信号波を増幅する増幅回路と、前
    記発振素子と同一発振周波数の発振素子を有し、該増幅
    回路により増幅された前記信号波を検出するフィルタ回
    路と、音声信号を記憶し音声に変換するICと、該音声
    を出力する音声出力装置と、及び/又は発光装置とを備
    え、該フィルタ回路の出力が所定レベル以下であると
    き、該受信機の該音声出力装置から音声が出力される及
    び/又は該受信機の該発光装置が点滅発光することを特
    徴とする離隔報知装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記発振素子は、水晶
    振動子であることを特徴とする離隔報知装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2において、前記変調
    回路及び前記復調回路は、共通の回路素子を有する超再
    生回路と、LC発振回路であることを特徴とする離隔報
    知装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3において、前記フィ
    ルタ回路の出力の所定レベルは、前記受信機にて設定変
    更することができることを特徴とする離隔報知装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4において、前記送信
    機は、発光装置を備え、電力源からの電力が供給される
    と、該発光装置が発光することを特徴とする離隔報知装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5において、前記受信
    機は、電力源からの電力が供給されると、該受信機の前
    記発光装置が発光することを特徴とする離隔報知装置。
  7. 【請求項7】送信機と受信機を組み合わせ、該送信機か
    らの電波が該受信機に届かなくなったり、弱くなったこ
    とを該受信機により報知する離隔報知装置の送信機であ
    って、(1)搬送波を発生する第1の発振回路と、
    (2)発振素子を使用して信号波を発生する第2の発振
    回路と、(3)該信号波により該搬送波を振幅変調する
    変調回路と、(4)該変調回路にて該信号波により振幅
    変調された搬送波を増幅する増幅回路と、(5)該増幅
    回路により増幅された搬送波を送信する手段とを備える
    ことを特徴とする送信機。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記発振素子は、水晶
    振動子であることを特徴とする送信機。
  9. 【請求項9】請求項7又は請求項8において、前記変調
    回路は、共通の回路素子を有する超再生回路と、LC発
    振回路であることを特徴とする送信機。
  10. 【請求項10】請求項7乃至請求項9において、前記送
    信機は、発光装置を備え、電力源からの電力が供給され
    ると、前記発光装置が発光することを特徴とする送信
    機。
  11. 【請求項11】請求項7乃至請求項10において、前記
    送信機の外部には、留め具が配設されることを特徴とす
    る送信機。
  12. 【請求項12】送信機と受信機を組み合わせ、該送信機
    からの電波が該受信機に届かなくなったり、弱くなった
    ことを該受信機により報知する離隔報知装置の受信機で
    あって、(1)前記送信機が送信した搬送波を受信する
    手段と、(2)受信した搬送波から前記信号波を復調す
    る復調回路と、(3)該復調回路により復調された信号
    波を増幅する増幅回路と、(4)前記発振素子と同一発
    振周波数の発振素子を有し、該増幅回路により増幅され
    た前記信号波を検出するフィルタ回路と、(5)音声信
    号を記憶し音声に変換するICと、(6)該音声を出力
    する音声出力装置と、及び/又は(7)発光装置とを備
    え、該フィルタ回路の出力が所定レベル以下であると
    き、該音声出力装置から音声が出力される及び/又は該
    発光装置が点滅発光することを特徴とする受信機。
  13. 【請求項13】請求項12において、前記発振素子は、
    水晶振動子であることを特徴とする受信機。
  14. 【請求項14】請求項12又は請求項13において、前
    記復調回路は、共通の回路素子を有する超再生回路と、
    LC発振回路であることを特徴とする受信機。
  15. 【請求項15】請求項12乃至請求項14において、前
    記フィルタ回路の出力の所定レベルは、前記受信機にて
    設定変更することができることを特徴とする受信機。
  16. 【請求項16】請求項12乃至請求項15において、前
    記受信機は、電力源からの電力が供給されると、前記受
    信機の前記発光装置が発光することを特徴とする受信
    機。
  17. 【請求項17】請求項12乃至請求項16において、前
    記受信機の外部には、留め具及び/又は紐部材が配設さ
    れることを特徴とする受信機。
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