JP2003014994A - マルチチャンネル光素子搭載基板および光通信モジュール - Google Patents

マルチチャンネル光素子搭載基板および光通信モジュール

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JP2003014994A
JP2003014994A JP2001202906A JP2001202906A JP2003014994A JP 2003014994 A JP2003014994 A JP 2003014994A JP 2001202906 A JP2001202906 A JP 2001202906A JP 2001202906 A JP2001202906 A JP 2001202906A JP 2003014994 A JP2003014994 A JP 2003014994A
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wiring
optical
power supply
interval
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Masato Anakura
正人 穴倉
Kazuyuki Nagatsuma
一之 長妻
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】共通電極構造に起因した共通インピーダンスと
信号配線ワイヤ間の電磁誘導によるチャンネル間クロス
トークを抑制する。 【解決手段】複数あるいはアレイ状の光素子を実装する
マルチチャンネル実装基板上の各チャンネルの電源配線
あるいは接地配線を分離する。また信号配線間の電磁誘
導によるチャンネル間クロストークを抑制するために、
自チャンネルの信号配線と電源配線あるいは接地配線の
間隔を隣接する光素子の搭載間隔あるいはチャンネルピ
ッチ間隔の1/2以下とするか、自チャンネルの信号配
線と電源配線あるいは接地配線の間隔を自チャンネルの
電源配線あるいは接地配線と隣接チャンネルの信号配線
の間隔、または隣接する自チャンネルの電源配線あるい
は接地配線と隣接チャンネルの電源配線あるいは接地配
線の間隔よりも小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信分野に属し、
特に多チャンネルの光素子を搭載する基板、光素子を搭
載した実装体、およびそれらを用いた光通信モジュール
に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの急速な普及に伴い、サ
ービスプロバイダーのバックボーン光ネットワークの伝
送容量は急成長している。そのため、大容量のルータや
光多重伝送装置等が置かれる局舎内では、各装置内ある
いは装置間を接続する大容量かつ低価格の光モジュール
への需要が高まっている。
【0003】従来、装置内あるいは装置間の大容量光接
続には、12芯までのリボンファイバを用いた並列の光
モジュールが広く用いられていた。しかしながら、これ
らのモジュールではリボンファイバとの光結合の観点か
ら、チャンネル間隔250μmのアレイ状の光素子が用
いられており、電源あるいは接地電極を共通としてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術においてチャンネル当たり数Gbit/s程度の伝送
速度あれば、共通電極構造に起因した共通インピーダン
スや信号配線ワイヤ間の電磁誘導によるチャンネル間ク
ロストークはあまり問題とならなかったが、チャンネル
当たり数Gbit/s以上の高速化をはかると、共通電
極構造に起因した共通インピーダンスと信号配線ワイヤ
間の電磁誘導によるチャンネル間クロストークが発生す
るという、大きな問題があった。
【0005】本発明の課題は、共通インピーダンスと電
磁誘導によるチャンネル間クロストークを改善したマル
チチャンネルの光通信モジュールを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、共通インピーダンスによるチャンネル間
クロストークを抑制する手段として、複数あるいはアレ
イ状の光素子を実装するマルチチャンネル搭載基板上の
各チャンネルの電源配線あるいは接地配線を分離する。
さらに信号配線間の電磁誘導によるチャンネル間クロス
トークを抑制するために、自チャンネルの信号配線と電
源配線あるいは接地配線の間隔を隣接する光素子の搭載
間隔あるいはチャンネルピッチ間隔の1/2以下とする
か、自チャンネルの信号配線と電源配線あるいは接地配
線との間隔を自チャンネルの電源配線あるいは接地配線
と隣接チャンネルの信号配線との間隔、または隣接する
自チャンネルの電源配線あるいは接地配線と隣接チャン
ネルの電源配線あるいは接地配線の間隔以下とする。
【0007】搭載基板材料として、実装コスト低減に有
利なパッシブアライメント実装ができ、光導波路等から
なる光回路の一体化や光ファイバ固定用のV溝の作製が
容易で、放熱性のよいSiを用いる。
【0008】上記搭載基板上に複数あるいはアレイ状の
光素子を搭載し、マルチチャンネル光素子実装体を形成
し、この実装体とICを組み合わせることで、チャンネ
ル当たり数Gbit/s以上の高速化においてもチャン
ネル間クロストークを十分に抑制できる光通信モジュー
ルを実現する。
【0009】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は本発明の一実
施例である4チャンネル並列光送信モジュールの斜視構
造図である。実装基板1は、リボンファイバのチャンネ
ル間隔である250μmから半導体レーザ2の搭載間隔
である1mmに間隔を拡大する機能を有する光導波路6
と、Si基板7と、半導体レーザ2を搭載するSiテラ
ス8と、Siテラス8上の電源電極または接地電極9か
ら構成される。
【0010】本実施例は光素子から直接信号線を取り出
し、Siテラス8上には各チャンネルの電源電極または
接地電極9が1つ形成されている場合の一例である。半
導体レーザ2は片面から信号線、もう一方の面から電源
線あるいは接地線を取り出せる構造となっている。ま
た、本実施例では実装基板1上に4つの半導体レーザ2
をパッシブアライメント法により実装している。
【0011】次にこの基板をパッケージ内に収容し、半
導体レーザ2の信号電極とレーザドライバIC10の電
極パッド5をAuワイヤ3で、また電源電極または接地
電極9とレーザドライバIC10の電極パッド5をAu
ワイヤ4でボンディングした。その後4芯のリボンファ
イバを接続した。
【0012】図2は上述図1の上面図である。半導体レ
ーザ2の搭載間隔aは1mmであり、信号配線であるA
uワイヤ3と電源または接地配線であるAuワイヤ4と
の間隔bは300μmである。したがって、b≦a/2
の関係が成り立っている。
【0013】本実施例の光モジュールのチャンネル間ク
ロストークを評価したところ、十分に抑制されており、
光波形の劣化や受信感度劣化はほとんど認められなかっ
た。本実施例では光素子に半導体レーザ、ICとしてレ
ーザドライバICを用いたが、面発光レーザ、光変調器
集積レーザや受光素子等の光素子、プリアンプ等のIC
を用いても同様である。
【0014】また、実装基板の光導波路として、図8に
示す光カップラーを有する実装基板21や図9に示すA
WG(Arrayed Wave Guide)を有する実装基板22を
用いても同様である。実装基板として光導波路構造を有
するのではなく、図10に示すように光ファイバを固定
するV溝を集積した実装基板23を用いても同様であ
る。
【0015】また、本実施例ではチャンネル数が4であ
ったが複数であれば同様の効果が得られる。また、基板
材としてSiを用いたが、アルミナ等のセラミック材料
を用いても同様である。 (実施例2)図3は本発明の一実施例である4チャンネ
ル並列光送信モジュールの上面構造図である。実装基板
13は、リボンファイバのチャンネル間隔である250
μmから半導体レーザ12の搭載間隔である1mmに間
隔を拡大する機能を有する光導波路と、半導体レーザ1
2を搭載するSiテラス8と、Siテラス8上の電源電
極または接地電極9と、信号線電極11から構成され
る。
【0016】本実施例はSiテラス8上に各チャンネル
ごとの電源電極または接地電極9が1つ、信号線電極が
1つ形成されている場合の一例である。半導体レーザ1
2は片面から信号線および電源線または接地線を取り出
せる構造となっている。本実施例においても実装基板1
3上に4つの半導体レーザ12をパッシブアライメント
法により実装している。
【0017】次にこの基板をパッケージ内に収容し、信
号線電極11とレーザドライバIC10の電極パッド5
をAuワイヤ3で、また電源電極または接地電極9とレ
ーザドライバIC10の電極パッド5をAuワイヤ4で
ボンディングした。その後4芯のリボンファイバを接続
した。
【0018】半導体レーザ12の搭載間隔aは1mmで
あり、信号配線である信号線電極11あるいはAuワイ
ヤ3と、電源電極または接地電極9あるいはAuワイヤ
4との間隔bは300μmである。したがって、b≦a
/2の関係が成り立っている。
【0019】本実施例の光モジュールのチャンネル間ク
ロストークを評価したところ、十分に抑制されており、
光波形の劣化や受信感度劣化はほとんど認められなかっ
た。
【0020】本実施例では光素子に半導体レーザ、IC
としてレーザドライバICを用いたが、面発光レーザ、
光変調器集積レーザや受光素子等の光素子、プリアンプ
等のICを用いても同様である。また、実装基板の光導
波路として、図8に示す光カップラーを有する実装基板
21や図9に示すAWGを有する実装基板22を用いて
も同様である。実装基板として図10に示すように光導
波路構造を有するのではなく、光ファイバを固定するV
溝を集積した実装基板23を用いても同様である。
【0021】本実施例ではチャンネル数が4であったが
複数であれば同様の効果が得られる。また、基板材とし
てSiを用いたがアルミナ等のセラミック材料を用いて
も同様である。 (実施例3)図4は本発明の一実施例である4チャンネ
ル並列光送信モジュールの上面構造図である。実装基板
14は、リボンファイバのチャンネル間隔である250
μmから半導体レーザ2の搭載間隔である1mmに間隔
を拡大する機能を有する光導波路と、半導体レーザ2を
搭載するSiテラス8と、Siテラス8上の電源電極ま
たは接地電極9および16から構成される。本実施例は
光素子から直接信号線を取り出し、Siテラス8上には
各チャンネルごとに2つの電源電極または接地電極9お
よび16が形成されている例である。半導体レーザ2は
片面から信号線、もう一方の面から電源線または接地線
を取り出せる構造となっている。本実施例においても、
実装基板14上に4つの半導体レーザ2をパッシブアラ
イメント法により実装している。
【0022】次にこの基板をパッケージ内に収容し、半
導体レーザ2の信号電極とレーザドライバIC10の電
極パッド5をAuワイヤ3で、また電源電極または接地
電極9および16とレーザドライバIC10の電極パッ
ド5をAuワイヤ4および15でボンディングした。そ
の後、4芯のリボンファイバを接続した。
【0023】半導体レーザ2の搭載間隔aは1mmであ
り、信号配線であるAuワイヤ3と、電源電極または接
地電極9あるいはAuワイヤ4との間隔bは300μm
である。また自チャンネルの電源配線あるいは接地配線
と隣接チャンネルの電源配線あるいは接地配線との間隔
dは400μm、自チャンネルの電源配線あるいは接地
配線と隣接チャンネルの信号配線との間隔cは700μ
mである。したがって、b≦cまたはb≦dの関係が成
り立っている。
【0024】本実施例の光モジュールのチャンネル間ク
ロストークを評価したところ、十分に抑制されており、
光波形の劣化や受信感度劣化はほとんど認められなかっ
た。
【0025】本実施例では光素子に半導体レーザ、IC
としてレーザドライバICを用いたが、面発光レーザ、
光変調器集積レーザや受光素子等の光素子、プリアンプ
等のICを用いても同様である。また、実装基板の光導
波路として、図8に示す光カップラーを有する実装基板
21や図9に示すAWGを有する実装基板22を用いて
も同様である。実装基板として図10に示すように光導
波路構造を有するのではなく、光ファイバを固定するV
溝を集積した実装基板23を用いても同様である。
【0026】本実施例ではチャンネル数が4であったが
複数であれば同様の効果が得られる。また、基板材とし
てSiを用いたがアルミナ等のセラミック材料を用いて
も同様である。 (実施例4)図5は本発明の一実施例である4チャンネ
ル並列光送信モジュールの上面構造図である。実装基板
17は、リボンファイバのチャンネル間隔である250
μmから半導体レーザ12の搭載間隔である1mmに間
隔を拡大する機能を有する光導波路と、半導体レーザ1
2を搭載するSiテラス8と、Siテラス8上の電源電
極または接地電極9および16と、信号線電極18から
構成される。本実施例はSiテラス上に各チャンネルご
との電源電極または接地電極が2つ、信号線電極が1つ
形成されている場合の一例である。半導体レーザ12は
片面から信号線および電源線または接地線を取り出せる
構造となっている。
【0027】本実施例も実装基板17上に4つの半導体
レーザ12をパッシブアライメント法により実装した。
次にこの基板をパッケージ内に収容し、信号線電極18
とレーザドライバIC10の電極パッド5をAuワイヤ
3で、また電源電極または接地電極9および16とレー
ザドライバIC10の電極パッド5をAuワイヤ4およ
び15でボンディングした。その後4芯のリボンファイ
バを接続した。
【0028】半導体レーザ12の搭載間隔aは1mmで
あり、信号配線である信号線電極18あるいはAuワイ
ヤ3と、電源電極または接地電極9および16あるいは
Auワイヤ4との間隔bは300μmである。また自チ
ャンネルの電源配線あるいは接地配線と隣接チャンネル
の電源配線あるいは接地配線との間隔dは400μm、
自チャンネルの電源配線あるいは接地配線と隣接チャン
ネルの信号配線との間隔cは700μmである。したが
って、b≦cまたはb≦dの関係が成り立っている。
【0029】本実施例の光モジュールのチャンネル間ク
ロストークを評価したところ、十分に抑制されており、
光波形の劣化や受信感度劣化はほとんど認められなかっ
た。
【0030】本実施例では光素子に半導体レーザ、IC
としてレーザドライバICを用いたが、面発光レーザ、
光変調器集積レーザや受光素子等の光素子、プリアンプ
等のICを用いても同様である。また、実装基板の光導
波路として、図8に示す光カップラーを有する実装基板
21や図9に示すAWGを有する実装基板22を用いて
も同様である。実装基板として図10に示すように光導
波路構造を有するのではなく、光ファイバを固定するV
溝を集積した実装基板23を用いても同様である。
【0031】本実施例ではチャンネル数が4であったが
複数であれば同様の効果が得られる。また、基板材とし
てSiを用いたがアルミナ等のセラミック材料を用いて
も同様である。 (実施例5)図6は本発明の一実施例である4チャンネ
ル並列光送信モジュールの上面構造図である。実装基板
13は、リボンファイバのチャンネル間隔である250
μmからアレイ状半導体レーザ19のチャンネル間隔で
ある1mmに間隔を拡大する機能を有する光導波路と、
アレイ状半導体レーザ19を搭載するSiテラス8と、
Siテラス8上の電源電極または接地電極9と、信号線
電極11から構成される。
【0032】本実施例はSiテラス上に各チャンネルご
との電源電極または接地電極が1つ、信号線電極が1つ
形成されている場合の一例である。アレイ状半導体レー
ザ19は半絶縁性基板上に作製され、片面から信号線お
よび電源線または接地線を取り出せる構造となってい
る。
【0033】実装基板13上にアレイ状半導体レーザ1
9をパッシブアライメント法により実装した。次にこの
基板をパッケージ内に収容し、信号線電極11とレーザ
ドライバIC10の電極パッド5をAuワイヤ3で、ま
た電源電極または接地電極9とレーザドライバIC10
の電極パッド5をAuワイヤ4でボンディングした。そ
の後4芯のリボンファイバを接続した。
【0034】アレイ状半導体レーザ19のチャンネル間
隔aは1mmであり、信号配線である信号線電極11あ
るいはAuワイヤ3と、電源電極または接地電極9ある
いはAuワイヤ4との間隔bは300μmである。した
がって、b≦a/2の関係が成り立っている。
【0035】本実施例の光モジュールのチャンネル間ク
ロストークを評価したところ、十分に抑制されており、
光波形の劣化や受信感度劣化はほとんど認められなかっ
た。
【0036】本実施例では光素子に半導体レーザ、IC
としてレーザドライバICを用いたが、面発光レーザ、
光変調器集積レーザや受光素子等の光素子、プリアンプ
等のICを用いても同様である。また、実装基板の光導
波路として、図8に示す光カップラーを有する実装基板
21や図9に示すAWGを有する実装基板22を用いて
も同様である。実装基板として図10に示すように光導
波路構造を有するのではなく、光ファイバを固定するV
溝を集積した実装基板23を用いても同様である。
【0037】本実施例ではチャンネル数が4であったが
複数であれば同様の効果が得られる。また、基板材とし
てSiを用いたがアルミナ等のセラミック材料を用いて
も同様である。 (実施例6)図7は本発明の一実施例である4チャンネ
ル並列光送信モジュールの上面構造図である。実装基板
17は、リボンファイバのチャンネル間隔である250
μmからアレイ状半導体レーザ20のチャンネル間隔で
ある1mmに間隔を拡大する機能を有する光導波路と、
アレイ状半導体レーザ20を搭載するSiテラス8と、
Siテラス8上の電源電極または接地電極9および16
と、信号線電極18から構成される。本実施例はSiテ
ラス上に各チャンネルごとの電源電極または接地電極が
2つ、信号線電極が1つ形成されている場合の一例であ
る。アレイ状半導体レーザ20は半絶縁性基板上に作製
され、片面から信号線および電源線または接地線を取り
出せる構造となっている。
【0038】実装基板17上にアレイ状半導体レーザ2
0をパッシブアライメント法により実装した。次にパッ
ケージに収容し、信号線電極18とレーザドライバIC
10の電極パッド5をAuワイヤ3で、また電源電極ま
たは接地電極9および16とレーザドライバIC10の
電極パッド5をAuワイヤ4および15でボンディング
した。その後4芯のリボンファイバを接続した。
【0039】アレイ状半導体レーザ20のチャンネル間
隔aは1mmであり、信号配線である信号線電極18あ
るいはAuワイヤ3と、電源電極または接地電極9およ
び16あるいはAuワイヤ4との間隔bは300μmで
ある。また自チャンネルの電源配線あるいは接地配線と
隣接チャンネルの電源配線あるいは接地配線との間隔d
は400μm、自チャンネルの電源配線あるいは接地配
線と隣接チャンネルの信号配線との間隔cは700μm
である。したがって、b≦cまたはb≦dの関係が成り
立っている。
【0040】本実施例の光モジュールのチャンネル間ク
ロストークを評価したところ、十分に抑制されており、
光波形の劣化や受信感度劣化はほとんど認められなかっ
た。
【0041】本実施例では光素子に半導体レーザ、IC
としてレーザドライバICを用いたが、面発光レーザ、
光変調器集積レーザや受光素子等の光素子、プリアンプ
等のICを用いても同様である。また、実装基板の光導
波路として、図8に示す光カップラーを有する実装基板
21や図9に示すAWGを有する実装基板22を用いて
も同様である。実装基板として図10に示すように光導
波路構造を有するのではなく、光ファイバを固定するV
溝を集積した実装基板23を用いても同様である。
【0042】本実施例ではチャンネル数が4であったが
複数であれば同様の効果が得られる。また、基板材とし
てSiを用いたがアルミナ等のセラミック材料を用いて
も同様である。
【0043】
【発明の効果】本発明のマルチチャンネル搭載基板、光
素子実装体および光通信モジュールを用いれば、共通電
極構造に起因した共通インピーダンスと信号配線ワイヤ
間の電磁誘導によるチャンネル間クロストークを改善で
き、チャンネル当たり数Gbit/s以上の高速化が可
能な光通信モジュールが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光モジュールの斜視図。
【図2】本発明の一実施例の光モジュールの上面図。
【図3】本発明の一実施例の光モジュールの上面図。
【図4】本発明の一実施例の光モジュールの上面図。
【図5】本発明の一実施例の光モジュールの上面図。
【図6】本発明の一実施例の光モジュールの上面図。
【図7】本発明の一実施例の光モジュールの上面図。
【図8】本発明の一実施例の光モジュールの斜視図。
【図9】本発明の一実施例の光モジュールの斜視図。
【図10】本発明の一実施例の光モジュールの斜視図。
【符号の説明】
1…実装基板、2…半導体レーザ2、3…Auワイヤ、
4…Auワイヤ、5…電極パッド、6…光導波路、7…
Si基板、8…Siテラス、9…電源電極または接地電
極、10…レーザドライバIC、11…信号線電極、1
2…半導体レーザ、13…実装基板、14…実装基板、
15…Auワイヤ、16…電源電極または接地電極、1
7…実装基板、18…信号線電極、19…アレイ状半導
体レーザ、20…アレイ状半導体レーザ、21…実装基
板、22…実装基板、23…実装基板。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H037 AA01 BA02 BA11 DA02 DA03 DA04 DA06 DA12 5F073 AB04 AB15 AB25 AB28 FA06 FA13 FA15 FA16 FA27 FA28

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数あるいはアレイ状の光素子を実装する
    マルチチャンネル搭載基板において、各チャンネルごと
    に電源配線あるいは接地配線が分離され、自チャンネル
    の信号配線と電源配線あるいは接地配線との間隔が、隣
    接する光素子の搭載間隔あるいはチャンネルピッチ間隔
    の1/2以下であることを特徴とするマルチチャンネル
    光素子搭載基板。
  2. 【請求項2】複数あるいはアレイ状の光素子を実装する
    マルチチャンネルの搭載基板において、各チャンネルの
    電源配線あるいは接地配線が分離され、自チャンネルの
    信号配線と電源配線あるいは接地配線の間隔が、自チャ
    ンネルの電源配線あるいは接地配線と隣接チャンネルの
    信号配線の間隔、または隣接する自チャンネルの電源配
    線あるいは接地配線と隣接チャンネルの電源配線あるい
    は接地配線の間隔以下であることを特徴とするマルチチ
    ャンネル光素子搭載基板。
  3. 【請求項3】搭載基板の基板材料として少なくともSi
    を有することを特徴とする請求項1あるいは請求項2記
    載のマルチチャンネル光素子搭載基板。
  4. 【請求項4】搭載基板に光ファイバを固定するための手
    段を有することを特徴とする請求項3記載のマルチチャ
    ンネル光素子搭載基板。
  5. 【請求項5】搭載基板に光導波路あるいは光回路構造を
    有することを特徴とする請求項3記載のマルチチャンネ
    ル光素子搭載基板。
  6. 【請求項6】搭載基板上に複数あるいはアレイ状の光素
    子を搭載した請求項4あるいは請求項5記載のマルチチ
    ャンネル光素子実装体。
  7. 【請求項7】請求項6記載のマルチチャンネル光素子実
    装体とICを有することを特徴とする光通信モジュー
    ル。
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Cited By (11)

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