JP2003014545A - カラープリント用色修正システム及び分光光度計 - Google Patents

カラープリント用色修正システム及び分光光度計

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで高速の色分光光度計であって、特
にオンラインカラープリントカラーコントロールシステ
ムに適する分光光度計を提供する。 【解決手段】 異なる色の複数のテストパッチを同時に
照射して、実質的に同時に別々に色分析を行う。複数の
異なる色が隣接する小型のテストパッチが複数組印刷さ
れたテストプリントシートを少ない枚数だけ使用しても
よい。複数の異なる色テストパッチの反射画像を光検出
チップ14の異なる領域の上で同時に合焦して、異なる
色に反応する複数光サイトの組を露光し、異なる色テス
トパッチ画像の各々に対して複数の別個の色信号を提供
してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本明細書の実施形態では、色
検出、色較正あるいは/または色補正システム用の改良
された低コストの複数色分光光度計を開示する。この分
光分光計は、多様なカラープリントシステムその他のオ
ンラインカラーコントロール/カラー処理システムにお
ける色較正またはカラーコントロールに使用され、また
はシステムに内蔵できる。
【0002】特に、開示する例示的な分光光度計および
色測定システムは2色以上のテスト色を同時に測定でき
るので、サンプリング速度を上げ、および/あるいは色
テスト基板の数および/あるいはカラーテストパッチの
生成を減らすことができる。
【0003】更に本明細書の実施形態では、1個以上の
同一の低コスト複数光サイト光検出器チップによって異
なる色を測定する低コスト広域色スペクトル分光光度計
を開示する。ここで開示する実施形態は、このような複
数画素(および複数の異なる色に反応する)チップをど
のように用いて複数の色テストパッチを同時に読むか、
という例である。
【0004】さらに、開示する実施形態は、上記および
これ以外の効果特徴を所望の非接触型分光光度計のその
他の効果特徴とどのように組み合わせるかも教示する。
この所望の非接触型分光光度計では、色テストターゲッ
ト領域または表面が分光光度計に対して移動する際に、
その許容可能な移動についてはスペクトルおよび角度に
関する不感性が非常に減じられている。これは、上記ク
ロスレファレンス明細書にも更に詳しく説明されている
通りである。
【0005】本明細書で開示する例示的な分光光度計
は、商用的に入手できる低コストの文書画像形成列また
はバー(多様なスキャナ、デジタルコピー機、多機能製
品において従来、文書の色付き画像形成に使用された物
等)のプレアセンブリ構成物または部品(以後「チッ
プ」と呼ぶ)を所望に活用(部分的に内蔵)する。従来
技術において周知なように、このような商用的な文書画
像形成バーは複数光サイトを備え、通常は3列の赤、
緑、青のフィルタ光サイトを有することで、複数のスペ
クトルに反応する。
【0006】さらに本明細書の実施形態の分光光度計に
おいて開示するように、この分光光度計は制限された少
数個のみの異なるスペクトルLEDまたはそれ以外の照
射源を用いてもよく、さらに、これらの照射源および/
あるいは白色光に照射される複数の色付きテストターゲ
ット領域に反射する光を検出することで、複数の異なる
スペクト反応光サイトを有するこのような低コスト光セ
ンサから広範なスペクトルデータ再構築に適する多数の
データ出力を提供して、複数の色テスト面をもとにした
広範なスペクトルデータを迅速に提供する。
【0007】
【従来の技術】背景として、例示的なフルカラー文書画
像形成バーは、ゼロックス社の多様な周知製品(白黒画
像の形成にも選択的に使用できる製品も含む)の多様な
文書走査システムに用いられるバーを含む。このような
周知の製品は、Document Center 25
5DC(登録商標)製品、Document Cent
er Color Series50(登録商標)製品
等である。これらの半導体カラーイメージャバーまたは
セグメントおよび、その動作または回路に関する特許の
例は、ゼロックス社の米国特許第5,808,297号
(1998年9月15日発行)、米国特許第5,54
3,838号(1996年8月6日発行)、米国特許第
5,550,653号(1996年8月27日発行)、
米国特許第5,604,362号(1997年2月18
日発行)、米国特許第5,519,514号(1996
年5月21日発行)を含む。通常、このような色画像形
成バーは、近接した光センサ要素(光サイト)の上に設
けられた少なくとも3個の異なる色フィルタ(赤、緑、
青等)を既に備え、走査対象の文書画像の色に対応する
電子出力信号を出力する。このような画像形成バーは通
常、各々が、近接配置された多数の小型光サイトを有す
る個別画像チップの端を近接配置して形成する。通常、
このようなチップの各々には、組立られた画像形成バー
と同様、このような光サイトが3列に設けられ、それぞ
れの列は赤、緑、青のフィルタを有する。
【0008】このような商用の色画像形成バーがこうし
た製品に対して非常に大量に製造されるので、これらの
製造業者は、こうした単チップ構成物を低コストで提供
できる商業上の供給源となり得ることが分かった。この
ようなチップの各々が、比較的狭い面積の照射源によっ
て同時に照射できる程近接して配置された少なくとも3
列の異なるスペクトル反応を有する多光センサ要素(光
サイト)から電子信号を出力できるということを、本明
細書で開示する実施形態の分光光度計は効果的に活用す
る。(本明細書において「チップ」という用語は、一体
的に隣接または離れて配置された複数個のチップの使用
を含む)。
【0009】しかし、文書走査用の画像形成バーとして
通常は列状に形成された、複数の色を検知するこのよう
な複数のセンサチップは、これまで分光光度計に使用さ
れなかった。こうしたチップは通常個々に販売または使
用すらされていない。本明細書で開示する実施例は、こ
れをどのように行って、移動する印刷済シートまたはそ
の他の色物質の色を検知するオンラインカラーコントロ
ールシステムに特に適するコンパクトで低コストの分光
光度計を提供するかを説明する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】開示する本実施形態の
例示的な分光光度計を図示すると共に(ただしこれに限
定されるわけではない)、これをカラープリンタの自動
オンライン連続式色テーブル修正システムの一体的な一
部として、所望の組合せで説明する。このような低コス
トの分光光度計を手ごろな値段で各カラープリンタの出
力パスに装着して、プリンタ出力の各々の印刷済色テス
トパッチを自動的に測定してもよい。この時、手作業や
人の介入を必要としない。このような色制御システム
は、上記および下記の同時係属出願および特許に更に開
示されている。例えば、米国特許出願第08/786,
010号(1997年1月21日出願)Steven
J.Harrington、アトーニードケット番号D
/96644、「Method For Contin
uous Incremental Color Ca
libration For Color Docum
ent OutputTerminals」)を元にし
たゼロックス社の米国特許第6,178,007B1
(2001年1月23日発行)である。
【0011】したがって、開示するような低コストであ
って比較的単純な分光光度計は、オンラインプリンタ色
補正システムの「比色分析的計測(colorimetry)」機能
等において非常に望ましい(がこれに限定されるわけで
はない)。各プリンタには少なくとも1個の専用分光光
度計が装着されるが、費用その他の要因は、実験用の分
光光度計が通常必要とする高い費用(およびオンライン
使用には不適切であること)に比べると、より重要にな
る。
【0012】カラープリンタの印刷済シート出力におけ
る比色計の使用について関連する以前の特許は、ゼロッ
クス社の米国特許第5,748,221号(1998年
5月5日発行、Vittorio Castelli等
(1995年11月1日(D/95398))である。
この特許は、そのコラム6の18行目から28行目の色
測定に関する記載のために、特に興味深い。「赤、緑、
青物質を用いてフィルタリングした後に3個の非晶質シ
リコン検出器要素上に、照射された色パッチの一部の画
像を形成することにより・・・。この技術は、色入力ス
キャナの技術と類似する。検出器の出力を濃度計の値と
して用いて、色均質性を実現できる。この結果得られる
出力を、注目するプリンタのトナーによって作られた大
型パッチサンプルの全体にわたって、実験用比色計で測
定した測定値に対して較正することで、絶対色座標(L
*a*b*等)にマッピングできる。」
【0013】自動オンライン色再較正システムは、プリ
ンタのシート移動用ペーパパス(好適には融着または乾
燥後の出力パス)に分光光度計を装着する以外はプリン
タを変更する必要がなく、通常のプリント処理や印刷済
シートが該ペーパーパスを通過する通常の移動を干渉妨
害せず、分光光度計を通過するシートに印刷されたテス
トパッチの色を正確に測定できるオンライン色測定シス
テムにおいて、より効果的である。これによってプリン
タの完全な閉ループカラーコントロールができる。
【0014】低コスト色分光光度計の特定の例示的な実
施形態を、色較正および色再較正用の例示的なカラープ
リンタ自動色制御システムの所望のオンライン部分とし
て図示するが、この型または他の型の分光光度計が、開
示する適用に制限されるわけではないことが分かるだろ
う。カラー測定を行うこと、および/または様々な他の
色質または濃度(consistency)の制御機能に色測定を
行うことは、これら以外の多くの技術や応用(織物、壁
紙、プラスチック、塗料、インク等の製造等)でも重要
である。したがって、開示する分光光度計および/ある
いはそれに関連する色検出システムおよび/あるいは制
御は、多様な他の物質または物体を色テストする、およ
び/または処理制御する上記以外の様々な分野において
も適用できるだろう。スペクトル分析および直接的な色
制御フィードバックを行う低コスト非接触型分光光度計
によるオンラインカラープリントに対する改良した制御
はこの他にも、インターネット等を介して遠隔地に送っ
たデジタルカメラ(または走査用光学カメラ)によるカ
ラー写真をローカルのユーザがデジタル印刷する際にも
低コストでより正確な印刷を行えるように適用できる。
印刷済み写真の、特に新しいトーンの色制御は顧客が特
に敏感になる。遠隔地でプリンタ出力する場合にも正確
な色再生のための読み込みができるように、複数の色テ
ストパッチを自動的に作成して(写真画像の横、前のペ
ージまたは後のページに添付して)オリジナルの写真画
像源と一緒に送信できる。これは本明細書等で説明する
通りである。
【0015】背景として、(狭スペクトルでなく)白色
LEDの照射部や、異なる色フィルタを有する複数のセ
ンサ等がEP0921381A2(1999年9月6日
公開、新聞および他の印刷物上に印刷された色の検査用
色センサ)に開示されている。
【0016】専用のオンラインン分光光度計とその回路
とを各プリンタに設ける必要があるカラープリンタのU
MC(単位製造コスト)を維持または削減するために、
適切に迅速であって適切に広いスペクトル範囲を有する
分光光度計のコストを更に削減する必要がある。分光光
度計のコストを十分に削減できれば、今後、多くのまた
は大抵のカラープリンタや比較的低コストのカラープリ
ンタに対してまでもオンライン出力カラーコントロール
システムを提供することが現実的になり、望ましいこと
にもなるだろう。つまり、本明細書他で引用する技術に
おいて教示するように、そのようなオンラインプリンタ
カラーコントロールシステムのその他の構成要素や特徴
のほとんどは、ソフトウェアやデジタルメモリにおける
色修正テーブル、ステップおよび/またはアルゴリズム
を実行することで、UMCの増加が少ないソフトウェア
によって実施できる。
【0017】特許請求の範囲ならびに本願明細書の他の
部分において、他に指示が無い限り、「分光光度計」と
いう用語は、本願明細書中で広く規定されるように、分
光光度計、比色計(色彩計;colorimeter)および濃度
計(デンシトメータ;densitometer)を含む。つまり、
請求項において「分光光度計」という用語は、残りの請
求項と一貫して、可能な限り最も広い定義と適用範囲と
を与えられている。このような上記用語の定義または用
途は、様々な科学者や技術者の間でも異なるかもしれな
いが、これを全て含む。しかし、「分光光度計」、「比
色計」、「濃度計」という用語を区別するために簡単に
分類すると、次に示すようになる。これらの用語は、オ
ンラインカラープリンタ色修正システム用の構成要素を
提供するという明細書中の特定の内容で用いられている
かもしれないが、必ずしも請求項を限定するものとして
用いられているわけではない。
【0018】一般的な「分光光度計」は、多くの光波長
にわたって、照射された物体の反射率(reflectance)を
測定する。この意味で従来の典型的な分光光度計は、人
間に見える色スペクトルまたは波長域をカバーするため
に16または32のチャネルを使って400nm〜70
0nm程度を測定する。典型的な分光光度計は、異なる
光波長においてテスト面からの光の反射率または透過率
という形で色情報を提供する。(これは、広範な白色光
スペクトル画像反射の合成画像として人間の目に見える
であろう物により近づけて測定しようとすることである
が、分光光度計は異なるそれぞれの照射波長域またはチ
ャネルからの反射光の異なるレベルに対応する明確な電
子信号を所望に提供する)。
【0019】「比色計」は通常、3個の照射チャネル
(赤、緑、青)を有する。つまり、一般的に「比色計」
は、これらの3個(赤、緑、青つまりRGB)の値を提
供する。この値は、赤、緑、青の照射部(異なる3色の
色LED、または3個の異なる色フィルタを備える3個
のランプ等)によって順次照射される色テスト面からの
反射光を受光する光センサまたは光検出器によって読み
出される。したがって、これは、RGBとして既知であ
る3原色量(trichromatic quantity)として色情報を出
力するという点で、「分光光度計」とは異なる、あるい
はその限定的な特例であると考えてもよい。
【0020】3原色量を用いてある種の変換を行って3
次元座標空間における色を表してもよい。「装置依存色
空間」(すなわち従来のL*a*b*に変換したRG
B)に変換するこれ以外のRGB変換は通常、色変換式
または「ルックアップテーブル」システムを既知の方法
で用いる。
【0021】「濃度計」は通常、チャネルを1本だけ有
し、光受容体上の現像済トナーテストパッチ等のテスト
面からの反射光の振幅を、(広くても狭くても)波長範
囲にわたって、選択された角度で単純に測定する。IR
LED、可視LED、または白熱灯等の照射源を1個
用いてもよい。濃度検出計の出力をプログラムしてサン
プルの光学的濃度を提供する。この型の濃度計は基本的
に「色を区別しない(color blind)」。例えば、シア
ンのテストパッチとマゼンダのテストパッチは、もちろ
ん異なる色を呈するが、濃度計で測定した場合には同じ
光濃度を有することがあり得る。
【0022】開示する実施形態の例として多LED反射
分光光度計は、ターゲットを通常、狭帯域または単色光
で照射する、分光光度計の特別な型と考えてもよい。広
帯域照射源を有する型としてはフラッシュキセノンラン
プ分光光度計、つまり白熱ランプ分光光度計がある。分
光光度計は通常、4個以上のチャネル測定値(例えば、
10個以上のチャネル測定値)を用いてより詳細な反射
率値を得るように変換アルゴリズムによってプログラム
される。これは標準的な3チャンネル比色計(色彩計)
とは対照的である。標準的な比色計(色彩計)の測定は
(3つの測定値のみでは)不十分であり、人間の目に関
連した反射率のスペクトル測定を正確に行うことができ
ない。
【0023】開示する実施形態の分光光度計は、カラー
プリンタの印刷済シート出力パスの一方の側に装着さ
れ、色が印刷された出力シートが該分光光度計との間隔
を変えながらこれを通過する際に、該シートに接触した
りシートの通常の動きを干渉したりせずに、その色を光
学的に評価することに特に適する。特に、プリンタ動作
の通常の合間、または選択した合間(通常の印刷作業ま
たは印刷ジョブの合間)に、プリンタの実際の印刷済み
シート出力にプリンタが印刷した限定数の色テストパッ
チサンプルをこの分光光度計を用いて測定してもよい。
色テストシートを印刷するこのような間隔は規則的に測
定してもよいし、各機械の「サイクルアップ」毎でもよ
いし、システムソフトウエアの指定どおりでもよい。分
光光度計は機械のペーパパスの片側に装着してもよい
し、二重色テストシートを用いることが望ましければ、
2個の分光光度計をペーパーパスの対向する両側に装着
してもよい。
【0024】カラープリンタを比較的頻繁に色再較正す
ることが非常に望ましい。これは、出力媒体に実際に印
刷される色は、(印刷しようとする色と比較して)非常
に異なる可能性があるし、様々な周知の原因、例えば選
択または装填した印刷媒体の違い(紙またはプラスチッ
クシートの種類が異なる等)や物質、重さ、カレンダリ
ング、コーティング、湿度等の違い等によって、時間の
経過と共に較正した色から変化し逸脱し得るからだ。ま
た、プリンタの周辺条件や画像現像物質の違い、プリン
タ部品の新旧および磨耗の状態、印刷される色の相互反
応の変動等々も原因となる。したがって、色コントロー
ルするカラー印刷ジョブと同じ相対時間の間、同じ印刷
条件で同じ印刷媒体のテストシートにテストカラーパッ
チを印刷することが非常に望ましい。
【0025】開示するこのシステムの好適な実施例や特
徴は、状況によって変わるかもしれない。また、開示す
る特徴や構成要素のいくつかを用いてグレースケールバ
ランシングや2個以上の照射源を一度に点灯する(対向
して配置されるLED等)等の機能を行ってもよい。
【0026】これらのテストパッチ画像や色を、二重モ
ードバナーシートまたはその他の色テストシートページ
を印刷するために特に設計されたデータ保管ファイルか
らプリンタイメージャに自動的に送信してもよいことが
分かるだろう。および/あるいは、バナーページを含む
顧客ジョブの中に埋め込んでもよい。顧客ジョブに埋め
込む場合は、文書作成器(author)またはセンダによって
印刷および/あるいは生成または送信される電子文書と
直接的に電子的に関連する。印刷済テストシートカラー
パッチの色やその印刷順は既知(及び保管)情報なの
で、これから得られるオンライン分光光度計測定データ
を自動的に調整して比較できる。
【0027】分光光度計または他の色センサがテストパ
ッチの色を読み出した後に、測定された色信号をシステ
ムコントローラまたはプリンタコントローラ内で自動的
に処理して階調再現曲線を生成または修正してもよい。
これは引例に説明される通りである。次に、次のテスト
シートにこの新規の階調再現曲線で色テストパッチを印
刷してもよい。この処理を繰り返して、更に修正され階
調再現曲線を作ってもよい。色画像を印刷するためのプ
リンタの構成物や物質が比較的安定しており、長期にわ
たって比較的ゆっくりしかズレない場合、プリント媒体
等を突然変更することがなければ、この閉ループ制御シ
ステムを用いて作成した諧調再現曲線がその後の印刷に
おいて、少なくとも1個または多数の顧客印刷ジョブに
ついて均質な色を印刷するための正しい曲線となり、通
常のバナーシート等の色テストシートを数枚、あまり頻
繁でなく印刷すれば十分である。
【0028】しかし、プリンタが使用する印刷媒体が大
きく変わった場合や印刷済の色に突然大きな変化(dist
urbance)がある場合は、後続の顧客印刷ジョブには不
正確な色が再現される。(こうした攪乱が生じたこと
は、続く二重モードバナーシートやその他の色テストシ
ートのテストパッチに対応する分光光度計の出力から検
出できる。または、印刷された画像によって検出できる
場合もある)。このように、プリンタの中にある顧客用
の印刷媒体が後続の印刷ジョブに印刷される色の正確さ
に著しく影響する程変わった場合(または、新規の印刷
ジョブや、印刷ジョブの印刷媒体が変わることを示すジ
ョブチケットが供給された場合)に印刷を続けることは
望ましくなく、顧客が容認しない色で印刷された後続の
印刷ジョブは破棄しなくてはならない。このような場
合、色が重要な適用では、カラー印刷に突然の変化が生
じたことを検出したら通常の印刷を一端中断して、代わ
りにすぐ後に異なる色テストパッチの色で色テストシー
トを複数枚、追加的に印刷し、新規の印刷媒体に均一な
色が印刷できるような新規の階調再現曲線を検知し、こ
れに収束してから顧客印刷ジョブの通常の印刷を再開す
ることが好適かもしれない。したがって、後続の顧客印
刷ジョブでは、このような色テストシートを所定の枚数
連続的に印刷して得られた、再び安定した最終的な階調
再現曲線を使うことになる。
【0029】この特許出願は、分光光度計からの電子信
号を処理して色修正テーブル、階調再現曲線、または他
の色制御を生成または更新する様々なアルゴリズムや数
学的な技術(例えば、引例のいくつかを参照)の中の特
定の1つに関するものではなくこれに制限されるもので
もないので、ここでは、これらを更に説明する必要はな
い。
【0030】
【課題を解決するための手段】本明細書に開示する特定
の実施形態の特定の特徴によると、印刷済色テストパッ
チを有する印刷済テストシートを含む印刷済色シートを
移動させる出力パスを有するカラープリンタ用色修正シ
ステムを提供する。該システムは、前記プリンタの出力
パスに隣接して装着され、前記印刷済テストシートが通
過する際に、前記印刷済テストシート上の前記印刷済カ
ラーテストパッチに印刷された色を検知する分光光度計
と、前記色テストパッチを異なる照射スペクトルで照射
する少なくとも1個の照射源と、を含み、前記印刷済テ
ストシートには、複数組の、異なる色の複数の小型テス
トパッチが印刷されており、前記複数組の内の1組の、
前記異なる色の複数の小型テストパッチの複数個を、前
記照射源によって同時に照射し、前記分光光度計は、前
記照射源によって同時に照射される前記異なる色の複数
の小型テストパッチの異なる色からの反射光に応じて、
異なる電気信号を提供する光検出システムを有し、前記
光検出システムは、異なるスペクトル反応を有する、異
なる少なくとも3組の光サイトを含む複数光サイトを備
える光検出領域を有する少なくとも1個の光検出器を有
する。
【0031】更に本明細書に開示する単独または組合せ
による特徴は、以下を含む。前記光検出システムは、一
体型の赤、緑、青色フィルタをそれぞれ有し空間をあけ
て近接配置された少なくとも3列の複数光サイトを有す
る少なくとも1個の商用的に入手できる低コストの光検
出器チップを有し、少なくとも3個の異なるスペクトル
反応に少なくとも3個の異なる電気出力信号を提供す
る。および/あるいは、前記光検出器の前記光検出領域
の異なる部分および異なる光サイトに、前記照射源によ
って同時に照射される、前記複数組の内の1組の、前記
異なる色の複数の小型テストパッチの複数個の画像を同
時に形成する光学的システムを更に有する。および/あ
るいは、前記少なくとも1個の照射源は、制限された数
の異なるスペクトル照射を提供する4個以下のLED
と、前記LED用の順次作動回路とを有する。および/
あるいは、前記照射源によって同時に照射される、前記
複数組の内の1組の、前記異なる色の複数の小型テスト
パッチ内の異なる色の複数の小型テストパッチの複数個
の各々が、前記異なる色フィルタを有する前記3列の複
数光サイトの各々の中の異なる複数光サイトを同時に露
光して、前記異なる色の小型テストパッチの各々につい
て、実質的に同時に、少なくとも3個の異なるスペクト
ル反応に少なくとも3個の異なる電気出力信号を提供す
る。
【0032】開示するシステムを、従来の制御システム
の適切な動作によって接続、作動、制御してもよい。従
来または汎用マイクロプロセッサ用のソフトウエア命令
を用いて様々な制御機能および論理をプログラミングし
て実行することは、公知であって好適である。これは、
多数の従来技術特許や商業製品に教示されるとおりであ
る。そのようなプログラミングやソフトウエアは、もち
ろん、特定の機能、ソフトウエアの種類、使用するマイ
クロプロセッサその他のコンピュータシステムによって
異なるが、それらは入手可能な状態にあるか、本願明細
書の中で開示するような機能の説明、および/または従
来技術である機能の説明をもとにした過度な実験を行う
ことなく、ソフトウエアおよびコンピュータの分野で一
般的である知識をもって容易にプログラムできる。ある
いは、本明細書で開示する制御システムまたは方法を、
標準的な論理回路またはシングルチップVLSI設計を
用いて、部分的または全体をハードウエアで実現しても
よい。
【0033】
【発明の実施の形態】図を参照して説明する。この実施
形態は、2色以上のテスト色を有するテストパッチまた
は他のターゲット領域を共通して照射でき、この照射さ
れたテストパッチ領域の異なる色の領域を同時に、別個
に検出して、別個に分析(して、別個の出力信号を提
供)できる分光光度計12を有する色測定システム10
を開示する。
【0034】図4に示すように、これらの異なる色の間
に比較的小さな白い空間(または、暗い色の線)を横方
向、つまり分光光度計がテストパッチ領域を有するテス
トシートを走査する方向を横切るように、設けてもよ
い。複数の色によるこのような複数の領域が空間を空け
て配置された多数のテストパッチ領域が走査方向に長く
設けられる。この実施形態において走査方向とは、テス
トシートがプリンタシートパス内で分光光度計を通過す
るように移動する方向であり、テストパッチはシートに
沿ってこの方向に印刷されることになる。しかし、ここ
では、このようなテストパッチ領域の各々が、図4に示
すように、シートの移動方向を横ぎるように設けられた
不連続の複数の異なる色の領域を有することで、同一の
テストシートに効果的に印刷されて露光される、異なる
色のテスト領域の数を実質的に増やすこともできる。
【0035】さらに説明するように、複数の色テスト領
域の少なくとも一部の同時に反射した画像を、共通の光
学系によって、図5に示すような1個以上の分光光度計
光検出器チップ14(複数光サイト)の露光領域34全
体の上に同時に合焦してもよい。ここで、この光検出器
露光領域34は3列または4列の異なる色に反応する光
サイト(セル)を含む。選択されたチップ14は通常、
3列の複数光サイトD12D、D12C、D12Eを既
に備えており、各列は異なる色反応(通常は上述のよう
に赤、緑、青フィルタ)に対する異なる色フィルタを有
する。
【0036】したがって、複数の異なる色のテストパッ
チ領域に同時に反射して合焦された照射は、図5のチッ
プ14からの、少なくとも3組の異なる光サイト信号反
応(および、光サイトを色テストパッチ領域とは異なる
露光を行う、あるいは行わない、色付テストパッチ領域
間にある白黒領域による任意の分離帯に対応する反応)
を有する。光検出器チップに形成されたこれらの異なる
色画像は、同時露光によって同一の光検出チップ上に同
時に画像形成されても、チップの異なる光サイト(セ
ル)から送出される出力信号を比較的簡単に分析すれ
ば、電子的に相互に区別がつく。異なる色テストパッチ
領域からのセル信号を制限および平均する等によって、
露光された異なる色の領域に対応する異なる組の出力信
号を作る。
【0037】言い変えれば、さらに説明するように、開
示する例示的システムにおいて開示する例示的な分光光
度計あるいはその他の例示的分光光度計は、異なる複数
色のテストパッチを同時に区別して個別に読むことがで
きる。これらの異なる色の領域は、図4に示すように、
テストターゲットシート上にペーパの方向に沿って複数
のコラムとして平行に印刷されてもよい。上述あるいは
その他の並列読み出しシステムでは、ページ毎に読み出
し可能なテストパッチの数を非常に増やすことで、同じ
光学的および電子的組立体において必要なテストページ
の数を少なくして色測定をより迅速に行うことができ
る。
【0038】テストシート毎にテストできる色が多くな
ると、カラープリンタによって印刷しなければならない
テストシートの数が大幅に削減できる。これは特に初期
較正の場合に顕著であるが、印刷媒体を代えた場合や、
その他にプリンタのカラー精度が変わったために再較正
する場合も同様である。これによって紙を節約でき、テ
ストシートを印刷するために通常の印刷ジョブを中断す
る回数を減らせるので、カラープリンタの生産性を改善
できる。
【0039】さらに背景として、色較正および、グレー
バランスを含む印刷処理の特徴付け処理(characterizat
ion)では通常、中立軸や全体(gamut)の周りの多数の色
を測定しなければならない。例えば、「オフライン」手
段により、約1600〜2000の色パッチを用いて初
期較正および特徴付け処理をする必要があるかもしれな
い。こうした較正および特徴付け処理は、アルゴリズム
の種類によって異なる多数のパッチを多数のページに印
刷する処理を含むかもしれない。この長い初期較正およ
び特徴付け処理を毎日行う必要はないかもしれないが、
最適な色を出力しなければならない時に繰り返すと好適
である。例えば、顧客が特注または新規の印刷媒体を使
いたい場合等である。従来の較正および特徴付け処理は
この様な場合、沢山のテストページを印刷して、別々に
読むことができる非常に沢山の異なる色のテストパッチ
を作らなければならない。これは紙の無駄である。さら
に、多数の印刷済テストシートに多数の色を印刷して測
定するために必要な時間がかさみ、印刷の生産性を損ね
ることもあり得る。
【0040】図5の分光光度計チップ14の各々は、例
えば3.5マクロメータのセル間ピッチで3列に設けら
れた248個の光反応セルによって157x236画素
/cmの解像度を有する。したがって、全体が比較的小
さな露光領域でも、そこにある複数の異なる色画像を解
像できる。これはこの実施形態で教示する通りである。
これらのチップ14の、概略的に示す光反応セルは、フ
ォトン生成電荷を蓄積し、これらの信号を増幅し、各セ
ルに対するデジタル化された出力信号を送出する通常集
積回路ハードウェアを有する。さらに説明するように、
これらのチップに第4の光学的光サイトを加えて、白色
光または他の検知を行っても良い。
【0041】これらの複数セル画像形成チップ14を用
いて多数の異なる色のパッチを実質的に同時に正確かつ
迅速に測定できる。特に、適切に印刷されたテストシー
トのカラーパッチを用いれば更に可能である。
【0042】図4に示す例示的テストシート30のカラ
ーテストパッチのレイアウトは、実際の測定に用いるレ
イアウトの一例に過ぎない。これは、分光光度計に対し
てテストシートが移動する方向に間隔をあけて離して配
置された比較的大きな1色のテストパッチの典型的な列
を変形したものである。これは例えば、上記のクロスレ
フェレンス出願または引例の幾つかに示されている。図
4に示すように、(1色の典型的な大きな)テストパッ
チ領域31の各々を多数の異なる色の小さなサブテスト
パッチ領域31Bを含むように変形する。図示するよう
に、これらのテストパッチ31Bは、こうした異なる色
テスト領域の少なくとも幾つかが分光光度計12の例示
的な照射および観測領域(viewing area)35内に収まる
ように近接し縦に空間をあけて配置される異なる色を有
する。異なるテストパッチ31Bのコラムの間には印刷
がされていない適度に小さな空間が設られており、これ
らの色領域31B間の明確な分離帯41Aとなってい
る。あるいは、またはこれに加えて、境界線を印刷して
分離帯としてもよい。分離帯31Aを設けることによっ
ても、隣接する異なる2つの色の端部をプリンタが重ね
て印刷しないようにできる。しかし、すぐ隣のパッチ3
1Bの色が非常に違う場合は、こうした分離帯や境界線
を設けてテストパッチを区別したり、パッチ21Bの端
部を電子的に削除および無視することは、分光光度計1
2、複数光サイトイメージャジップ14、これに接続す
るソフトウェアにとって必要ないかもしれない。
【0043】図4は、このような多数のカラーテストパ
ッチ31Bを隣接するパッチコラム(並列の列)として
印刷したテストシート30の一例を概略的に示す。ここ
では、これらのパッチコラム31Bに約1mm幅の白色
の(未印刷)コラム境界線を付けて示す。
【0044】複数色のテストパッチ領域31の各々が分
光光度計12の観測領域を通過し、LEDによって照射
されると、この照射領域35の少なくとも一部の画像
が、分光光度計12の光学系によって画像形成チップ1
4の露光領域34内の全てのセル上に合焦する。次に、
この露光領域34内の光サイトセルの各々の出力信号か
らデータを集め、更なる処理のために、(コントローラ
100または他の場所の)メモリデータバンクに、LE
Dがオンにされている僅かな時間に、保管してもよい。
(適切な例示的なLEDとその作動は、本明細書の他の
部分で説明する)。完全に露光されたセルから送出され
る、注目するパッチコラム領域31Bの各々に特有であ
る信号をメモリデータバンクから個々に容易に分離し
て、個々の異なる色領域31Bに対応する個々の異なる
スペクトルや3原色を抽出してもよい。これは上述の通
りである。これにより、2色以上の色測定を同時に効果
的に並列に行うことができるので、分光光度計12は色
測定の帯幅や実効速度を増加できる。
【0045】分光光度計12によって行う複数テストパ
ッチ色の連続的な測定によってほぼリアルタイムで取得
するデータを、テストパッチデータの事前に設定したま
たは制限された数のバッチ毎に、バッファリングして分
析してもよい。
【0046】後で更に説明するように、各印刷済テスト
シート30には基準マーク33も同時に印刷して、この
基準マーク33に関連する測定対象色テスト領域31が
センサの観測領域(viewing area)の近くに到着したらL
ED(図2および図3の例ではD1,D2,D3,D
4)を連続的に照射するようにしてもよい。このような
基準マークは必須ではないが、移動するテストシート3
0の速度が変わったり、予測できない場合でも、図3に
示すような照射回路の動作を正確に開始できる。
【0047】図4において円で規定した領域35は、こ
れらのLED D1,D2,D3,D4の中の任意のL
EDをオンにした場合に、この特定の分光光度計12に
おいて照射される例示的なターゲット照射および観測領
域を示す。LEDによるこの照射は、反射した後にセン
サ光学系を介してチップ14の光サイト上に収束され
る。この光学系は、テストシート30表面の空間や角度
のバラツキに対して比較的不感性であることが好適であ
る。これは以下で更に説明し、上記のクロスレファレン
ス出願でも説明されているとおりである。
【0048】テストシート30がプリンタの標準的な出
力パスを移動する場合、通常、複数のテストパッチ31
Bのそれぞれの組31が順番に露光される。チップ14
の画像領域または区画34は、これらの複数のパッチコ
ラム31Bの内の照射された観測領域または区画35か
ら反射した光を受光する。
【0049】図5は、チップ14の露光領域35内の、
仮想的な輪郭によって示される例示的な領域34A、3
4B,34C,34Dと共に、異なるパッチコラム色領
域31Bのそれぞれの画像領域を概略的に示す。これら
の異なる色の画像領域31Bはそれぞれ、チップ14の
複数光サイトの異なるコラム状領域を照射する(fallo
n)。このように分離したテストパッチ31Bの各々は
分離した画像領域34A,34B等となって、3列(ま
たは4列)の異なる色フィルタ列D12D〜D12Fの
中の多数のセルを露光する。したがって、個別色テスト
領域画像の各々は、異なる色フィルタを有するセルから
出力される、異なる組の領域に対応する異なる信号をも
とにして個々に分析できる。これはさらに説明するとお
りである。
【0050】図面のスペースに限りがあるために図5で
はこのような異なる色の並列分析領域34A,34B等
を限られた数しか示していないが、もっと多くの数を設
けることもできる。ある具体的な例では、僅か約10m
mのテストターゲット観測穴を設けることで、約0.1
mmの空間境界線で分離された約1mm幅の個別の色テ
スト領域31Bを用いて、一度にテストパッチ31毎に
8個もの異なる色コラム31Bを個々に区別して読み出
すことができる。
【0051】この処理電子機器は、チップ14のセルか
ら送出される明確な出力からこれらのパッチ境界を容易
に同定してもよいし、および/あるいは、これらの複数
画素画像領域の隣接する端部からセルデータを減じても
良い。これは、露光領域の端部において一部しか照射さ
れていないセルから低いレベルの信号データを閾値で切
り捨てる処理に加えて、行うことができる。この電子機
器によって、各色パッチ31Bの画像領域34A,34
B,34C等内にある各画素列D12D−D12F内で
露光された多量の画素を平均化して、より確かな(robus
t)測定を行うことが望ましい。
【0052】したがって、例えば、300個の異なる色
パッチのテストを含む所望の色特徴付けまたは部分再較
正処理について、パッチ組31毎に10個のパッチ31
Bを同時に照射して読み出すことによって、ページ毎に
最大80個の色パッチを印刷して読み出すことができ
る。このように測定帯幅を増やすことで、印刷して読み
出すテストシート30を僅か4ページに減らすことがで
きる。データ取得速度を2倍にして1ページ毎に160
個の異なる色パッチを読み出すようにすれば、2ページ
無駄にするだけで、このような300個のテストパッチ
に対して特徴付け処理を完全にインラインで行うことが
できる。つまり、処理速度は、同時に印刷し、露光し、
読み出すパッチコラム組31の並列パッチ31Bの数に
直接比例して増加する。
【0053】上記の図面に示すように分光光度計12を
有する色検知システム10の具体的な例示的実施の形態
を詳細に説明する。最初に図1〜図4を参照する。前述
のように、分光光度計12の実施の形態(または代替形
態)は、効率的かつ経済的なオンラインまたは「リアル
タイム」カラー印刷色較正または色補正システムの一部
に特に適する。このシステムは、カラープリンタ(図6
の20等)によってバナーやその他の印刷済テストシー
ト30(図4)に印刷されつつある実際の色を、印刷す
るためにプリンタ20に入力しつつある電子文書画像の
意図または選択した「本物」の色と比較して、定期的に
測定できる。しかし、上述のように、開示する分光光度
計12は、開示されたこのような組合わせ、適用、用途
にのみ限定されるものではない。
【0054】これらの分光光度計12の実施形態では、
図4に示すような例示的なテストシート上の例示的な色
テストターゲット31の領域35を順次照射するため
に、適切な異なる色のスペクトル発光出力を有する僅か
の数のLED(例えば、D1,D2,D3,D4等の3
個か4個のみ)しか必要でない。更に、この分光光度計
12では、反射照射レベルの検出を1個の光セルで行う
のではなく、図5の例に示すような低コスト色画像セン
サ列チップ14の複数スペクトル反応光サイトで行う。
このサイトは、複数の異なる一体型色フィルタ(無し、
青、緑、赤)を備え隣接して配置された隣接した複数の
カラーセンサ(光サイトD12F,D12E,D12
C、D12D)を有し、異なる複数のスペクトル反応性
を示し、個々の(単セル)光センサから1個の出力信号
を出力するのではなく複数の出力信号を平行に出力す
る。異なる色出力のLED D1,D2,D3,D4を
所定の順番(図3他に示す)でオンにして、図7〜図1
2に示すような可視波長内の複数の特定の異なるスペク
トル反射率測定を提供してもよい。これによって、通常
の色検知を低コストで迅速に行うことができる。
【0055】所望であれば、テストターゲットのこうし
たスペクトル測定値を変換して真の広域反射率スペクト
ルを提供してもよい。これは周知またはそれ以外の再構
成および外挿アルゴリズムで行える。LED照射部や光
センササイトの数やスペクトルは適切に変えてもよく、
ここに示す特定の実施形態での特定の数や波長に限定す
る必要はない。
【0056】本明細書では、特に画像形成チップの記述
に関して、「光センササイト」「光サイト」「感光性セ
ル」「セル」「検出器」または「センサ」という用語
を、他に説明が無い限り、可変的に相互交換可能に用い
ている。これは従来例と同じである。
【0057】上述のように、商用の低コストで大量生産
される画像形成バーは通常、個別画像チップを複数個纏
め、その端部を近接配置して形成する。各チップは、近
接された多数の小さな光サイトを有する。このようなチ
ップ14の一例を拡大して概略的に図5に示す。通常、
このようなチップ14の各々は、それぞれ赤、緑、青の
フィルタを一体的に備えるように製造された3列の光サ
イト(D12D,D12C,D12E)と、サンプルお
よびホールド回路等の集積回路とを有する。分光光度計
12は、こうした低コスト画像チップ14の少なくとも
1つ(分光光度計の設計によっては、12’のように1
つ以上)を所望に利用する。ここで、チップが纏めて文
書画像形成バーとして一体化される前に、製造者からこ
れらのチップ14を個別に入手すると良い。
【0058】周知の文書画像形成バーの一例として、こ
れを各々が16mm長である画像チップ14を20個使
って作ってもよい。各チップは400x660画素を読
め、248個の感光性セルが63.5マイクロメータの
セル間ピッチで設けられている。これらのセルは3本の
平行な列をなし、赤、緑、青のフィルタがそれぞれの列
に設けられている。この例を図5に示す。これらのチッ
プは一体型電気リード(electrical lead)を有するよう
に形成され、既に設けられている電気機器を248個全
ての光サイトに接続する。
【0059】所望であれば、図5の例にも示すように、
これら以外のこのような光サイトD12Fをこれらのチ
ップに加えて白色(広域スペクトル)を検知してもよ
い。これは比較的簡単な変更で実現できる。つまり、同
様のシリコンセミコンダクタの製造ステップ(またはそ
の他)においてこのような平行なセル列をもう一本単純
に加えて、カラーフィルタ層がセルの上に設けられてい
ない点以外は他のセル列と同一または同様である光サイ
トを設ける。あるいは、このように加えた第4の列の光
サイトに異なるフィルタを重ねてよいし、こうしたチッ
プを既存の3列のセルから作ってもよい。つまり、各列
の4個毎のセルにフィルタを設けないか、異なるフィル
タを設けてもよい。さらに所望であれば、無フィルタの
セルに絞り(部分的にマスキングすることで露光領域を
減らす)を設けてもよい。
【0060】適切な画像センサチップまたは上述のよう
な変形は、非商用の光センサと比べて非常に低コストで
あり、非常に高いレベルの回路集積を実現できる。した
がって、個別の光センサを用いた場合より、このような
画像センサチップを用いた場合に、よりコスト効率が良
い分光光度計を製作できる。このようなチップは通常、
光サイトから一連の出力を送出するが、平行な検知出力
を提供することもできる。
【0061】上述のように、例示的な色画像センサチッ
プ14は、色画像センサ列の光サイト(D12F)にカ
バーが無く、色フィルタ層が無い点で従来の文書色画像
センサ列またはバーとは幾分異なる。このようにするこ
とで、チップが、異なる3色の色フィルタ付光サイトD
12E,D12C、D12Dから提供する異なる3つの
異なるスペクトルの測定に加え、これらのフィルタ無し
光サイトから第4の広帯域スペクトル測定を行うことが
できる。上述のように、商用的に入手できる色画像セン
サ列チップは通常、異なる3色(赤、緑、青)の色フィ
ルタ層で覆われた3列の光サイトを有し、3色のスペク
トルを測定できる性能を有するので、これらと同様のセ
ンサ列チップを低コストで単純に変更して、追加的な4
番目のスペクトル測定を行う性能を実現できる。つま
り、光サイトの幾つかを色フィルタを設けないように変
更する。白光LED等の広域スペクトル照射源を分光光
度計の構成においてこれと共に用いてもよい。これにつ
いては、以下で更に説明する。
【0062】図示するように、比較的少数の複数のLE
Dおよび同時に露光される複数の光サイトと、これらの
LEDを順番にオン/オフする適切なLEDスイッチと
を組み合わせて用いる分光光度計により、多数のテスト
ターゲット色測定を迅速に行うことができる。測定数が
増えれば色測定性能もより正確になる。
【0063】特定の色修正または色較正システムの必要
性に応じて、異なる数のLEDを用いてもよい。しか
し、わずか2個以上の異なる型の光サイトの観測領域を
カバーするスペクトル出力を有する僅かの数のLED
と、白色LEDまたは他の光源とにより、全体の部品数
が少なく、したがってコストが少なく、比較的多くの数
のスペクトルを測定できる分光光度計を実現できること
が分かった。
【0064】これは、図7〜12に示す例示的なスペク
トル曲線と、これらの図に関連する上記の記載とを参照
すれば、更に理解される。図7〜12では、例示的LE
Dに対応する曲線のそれぞれに、例示的LED、D1,
D2,D4またはD5と同じ参照番号を付す。利便性お
よび図の明確化のために、これらと同じ参照番号を図3
の例示的な回路で使用する。
【0065】上述のように、図5は、図1および図2に
示す例示的な分光光度計12に用いてもよい例示的な色
画像センサ列チップ14の一部を拡大して概略的に示
す。同図はこのチップ14の例示的な照射領域34を示
す。この領域34はLED照射によって照射される。こ
の照射は、図2および図4に示す照射されたテストター
ゲット31の領域35から反射したものであり、図2に
示すレンズシステム13を通過し、チップ14の4列の
多数の光サイトを同時に照射する。これらの同時に照射
される光サイトは、赤、緑、青の光サイトD12D、D
12C、D12Eを含み、フィルタ無しの光サイトD1
2Fがチップ14に設けられている場合は、これも含
む。
【0066】下の表は、異なる数の例示的なLEDと、
3個または4個の異なるフィルタ付き光サイトを有する
チップ14との組合せによって実行できるスペクトル測
定の数を示す。
【表1】
【0067】この表の最後(下の列)の例から分かるよ
うに、4色の画像センサチップ14(赤、緑、青のフィ
ルタ光サイトに加えてフィルタ無しの光サイト)を用い
れば、僅か4個のLED(白、595nmピーク、50
5nmピーク、430nmピーク)による色テストター
ゲット31の照射を検出することで、少なくとも4,
3,3,2(合計12)組のスペクトル測定を行うこと
ができる。つまり、僅か4個のLEDと、1個の低コス
ト多画素(複数光サイト)画像センサ列(チップ)14
とを有する分光光度計を用いて、少なくとも12個のス
ペクトル組合せを測定できる。さらに低いレベルの信号
を(例えば、図10および図12のD3)用いれば、こ
の例では、最大で16個のスペクトルの組合せを測定で
きる。
【0068】画像センサ列のチップ14の多様な列に用
いる積分時間(integration times)を個々に制御してL
EDのパワーレベルを合わせ、センサ列から適切な出力
信号を得ることができる。
【0069】上述のように、これらの複数列の中の1列
以上の光サイトの幾つかは、それ以外は従来どおりであ
る3列の画像センサ列から4個のスペクトル出力を得る
ために、カバーを設けない(色フィルタ無し)ことが望
ましい。通常、色フィルタで覆われていない光サイトは
フィルタ付サイトより遥かに大きな信号を出力するの
で、これを補償するために、こうしたカバー無し(無フ
ィルタ)光サイトの観測領域の一部を製造時に不透明物
質または3色フィルタ層の多層で光学的に覆って、光反
応を鈍くする。
【0070】低コストの複数スペクトル画像センサ14
のスペクトル弁別性能と、比較的少数の異なるLEDか
らのスペクトル出力とを組み合わせて、高コスト効率で
あって高性能の分光光度計を実現した新規の分光光度計
が開示されているように見えるだろう。こうした分光光
度計は、次に説明する効果および/あるいはその他の効
果が得られるだろう。つまり、3個または4個の平行な
色画像センサ出力に応じて多数の測定を行い、出力を平
行に送出できる。LEDの数を減らし、検出器および検
出電子回路のコストを抑えることで、コストを軽減でき
る。3または4列画像センサ列の3列または4列の積分
時間を個々に調整して、異なるLEDのパワーレベルを
合わせることができる。
【0071】上記の表の1行目を参照して、代替できる
適用、機能、選択肢は、その時点で読込み中の色テスト
パッチ全てに対して白色照射源のみをオンにした状態を
維持し、チップ14の出力からRGN値の「比色計(co
lorimeter)」機能を実現することである。
【0072】図示する例では、分光光度計12を図3等
に示す回路と共に用いて、図4等に示す移動する色テス
トシート30上に印刷された1個以上の異なる色テスト
パッチ(31等)からの反射光を正確に読んでもよい。
テストシート30は従来のプリントペーパやプラスチッ
ク、好適にはこれから行う予定あるいは同時に行ってい
る印刷ジョブと同様の印刷媒体等の様々な印刷媒体に従
来のように印刷してもよい。色テストパッチ31は、多
様な異なる従来のカラープリンタまたはプリントシステ
ムによって行われる通常の印刷ジョブと同じ方法および
同じプリント装置で印刷してもよい。図6はこうしたプ
リンタまたはプリントシステムの一例である電子写真プ
リンタ20を示す。
【0073】さらに説明するように、開示する分光光度
計12は、色測定中にテストシート30が分光光度計1
2との間隔を変えながら移動しても、テストパッチ31
の色を正確に測定できる。したがって、この色測定は、
プリンタの標準ペーパパス上のシート面の位置の通常の
変動には影響されない。そのため、分光光度計12をプ
リンタ20(またはこれ以外の多様な色再生システム)
の標準の印刷済シート出力パス40の一方の側に単純に
装着できる。
【0074】図6に示す例示的なカラープリンタ20を
初めに簡単に説明する。図6は、他の点は従来通りであ
る電子写真レーザカラープリンタを概略的に示す。こう
プリンタの幾つかの詳細は当業者には周知なので、ここ
では詳述する必要はない。更なる説明は、上記のゼロッ
クス社による米国特許第5,748,221号や、本明
細書で引用したその他の文献に開示される。モータMに
よって光受容体ベルト26を駆動し、充電後、ROSポ
リゴン走査システム24(またはLEDバー)によって
レーザ潜像を形成または露光する。黒色トナー画像現像
ステーション41および/または3個の異なる色トナー
画像現像ステーション42A,42B,42Cの1個以
上においてそれぞれの画像を現像する。転写ステーショ
ン32において、入力トレイスタック36から供給され
たコピーペーパシートにこのトナー画像を転写する。通
常の文書画像の代わりに1枚以上のテストシート30を
(コントローラ100によって選択した回数および色テ
ストを用いて)印刷する場合、このようなテストシート
30の各々を同じまたは他のシート供給スタック36か
ら供給し、通常の方法でテスト画像を転写してもよい。
次にこのテストシート30を、他の通常のシートをカラ
ープリントしているかのように、融着装置を通して同じ
標準出力パス40に出力する。テストシート30は、
(ユーザ名、文書タイトル、日時等の1個以上の)標準
的な印刷済バナーシート情報を有する、印刷ジョブの区
切り紙ともなる二重形式シート(dual mode sheet)でも
よい。
【0075】ここでは、分光光度計12を出力パス40
の一方の側に装着し(出力トレイ44の上に装着しても
よい)、実際に印刷され融着された最終的な色を検知す
る。分光光度計の出力信号はオンライン色検知および色
修正システム10へ入力となる。ここでこのシステム1
0はマイクロプロセッサコントローラ100および/ま
たは相互作用回路および/またはソフトウェアを有す
る。コントローラ100は従来、機械20のペーパパス
に沿ったシートセンサと共に、シート供給やプリンタペ
ーパパス内のシート位置を制御する。コントローラ10
0および/またはテストシート30上の基準マーク33
等を検知する従来のセンサから分光光度計12回路に制
御信号または作動信号を供給すると、分光光度計12
は、出力パス40に設けられた分光光度計12をテスト
シート30が通過する際に、このテストシート30の各
テストパッチ31の各々の色を順次テストする、または
読み取ることができる。テストパッチ31は様々な位置
にあってもよく、デジタル的に選択された固体色画像の
ブロック、ストリップ等、様々な構成でもよい。
【0076】したがって開示する実施形態では、カラー
プリンタ20によって印刷される紙等の画像基板物質の
複数のテストシート30に、規定された1色以上の色で
あって事前にプログラムされた複数のテストパッチ31
を自動的に印刷できる。この時、テストシート上の各色
テストパッチの読み位置を示す簡単な参照マークと関連
させて行うことが好適である。各テストシート30は通
常、固定位置にある分光光度計12を通過する。この時
分光光度計12は、出力パス40の一方の側に邪魔にな
らないように装着され、これを通過するシートを照射し
観測する。こうした分光光度計12は、テストシートを
取り除いたり、静止したまま保持したり、標準的なコン
トラスト比色計または分光光度計をテストシートの上で
移動させたりしなければならない従来システムとは対照
的である。
【0077】図1および2に示すように、この例に示す
コンパクトな例示的分光光度計12は僅か4個の異なる
色サンプリング照射源を有する。これらの照射源は、共
通してターゲットに向いてはいるが順次操作されるLE
D D1〜D4によって提供される。こうしたLEDの
各々は異なる色スペクトル範囲を出力する。LEDの各
々は、LEDからの光を同じテストターゲット領域(図
4では照射領域35によって示す)に向けるための同一
の単純な集光レンズを有してもよい(図2の13等)。
スペクトル範囲を更に制御したい場合には、LEDに対
してカラーフィルタを設ける場合もあるが、これは必須
要件ではない。このシステム10において通常のターゲ
ット領域とは、それ以外は通常に印刷されて出力される
ペーパシート30に印刷された色テストパッチ31の部
分である。これに代わる領域または較正ターゲット領域
は、テストペーパシートの印刷されていない部分つまり
白、グレー、黒等の標準的なテストタイルまたはテスト
面(47等)であって、シート30に遮られない場合に
ソレノイドによって自動的に(または手動で)、分光光
度計12の実効視野に挿入される部分であり得る。
【0078】特に図2に示すように、任意の1個のLE
Dによってテストターゲットを照射すると、テストパッ
チの色や選択された照射源に応じて多様なレベルの反射
光がテストターゲットから提供される。このような反射
光の一部は、レンズシステム18または19によって収
束され、このレンズシステムよって一枚の光センサチッ
プ14上に合焦させられて、図5に示し説明したよう
に、3個または4個の異なる色フィルタを有する多数の
光サイトの列を露光してもよい。図2の点線は、LED
による照射と、レンズシステム(この18,19の例で
は単純な2要素による光学系)によってチップ14の表
面に合焦させる光との両方を示す。
【0079】従来のガラスまたはプラスチック製のレン
ズを図示するが、他の適用では光ファイバやセルフォッ
ク(selfoc)レンズを使えることがわかる。光ファイバを
用いてLEDからの照射を行ってもよい。また、所望で
あれば、集光光ファイバを用いて、例えば検出光センサ
から離して配置してもよい。
【0080】開示するオンライン色検知システム10の
実施形態で利用されるように、この低コスト分光光度計
12をプリンタ20のコピーシート出力パス40に装着
して色修正システムの一部とし、数枚の印刷済テストシ
ート30を用いて、プリンタ20によるCMYK色生成
のカラー印刷を、精度を維持するように、自動的に制御
および駆動してもよい。色修正システムは、コピーシー
トが出力される際に、これに印刷された比較的短い色テ
ストパターン列を順次調べることができる。分光光度計
が検出する各色パッチに対する多数の出力色信号を入力
信号として色誤差修正のための1つ以上の数学的技術を
実行すると、上記の引用文献に示す通り、必要な印刷済
テストパッチの数を大幅に軽減できる。つまり、各個別
LEDによってテストパッチを連続的に照射しながら、
検出器列から出力される多数の出力を記録することで、
異なる波長の関数としての該テストパッチの反射率を検
出でき、異なる波長の関数としての該テストパッチの反
射率を可視スペクトル全般にわたって外挿または内挿で
きる。
【0081】したがって、開示する正確な色制御システ
ムは、カラー印刷入力信号(最新モデル)に対する現在
の機械カラー印刷反応を定期的またはほぼ恒常的にテス
トおよび記録して、「装置に無関係な」LAB(またX
YZ)カラー入力をリマップ(印刷のため、装置依存R
GGまたはCMYK色空間に後で変換する)できるよう
にする。この情報も、異なる機械毎にシステムやネット
ワークサーバに記録(および/または色操作のためにC
RTコントローラに表示)できる。
【0082】図1および図2に示される例示的な分光光
度計12は、ターゲット光学系18,19の倍率を約
1:1にすることで、検知ヘッドとテストパッチターゲ
ットシートとの間の分離に対して敏感でなくすように光
学的に所望に設計してもよく、本明細書ではそのような
設計になっている。(これらのレンズシステムの例示的
な焦点距離は、例えば約32mmであるが、これに制限
されない。)こうした設計によって提供される、空間に
対する不感性さの程度により、分光光度計12からの距
離を変えながら移動する印刷済シートを非接触で測定で
き、したがって、障害物がないプリンタペーパパスにで
きる。しかし、変位の不変性がそれほど重要でない適用
もあり、そうした場合はレンズは必要でない。
【0083】ターゲットとの間の距離が広がることによ
って画像チップ14上の露光領域が拡大する影響を避け
る等、所望の最大露光をおこなうためには、接続回路を
設定し、部分的にしか露光されないセル(光サイト)を
無視または制限してもよい。さらに/または、ターゲッ
トからの反射光によって照射されていても外部のセルか
らの信号を無視して、中央で露光される固定の最小数の
セルのみを調べてもよい。
【0084】図5に示すチップ14の、異なる色のフィ
ルタを備えるセルによって、接続回路は、どのセルが、
照射されたテストパッチからのどの色に露光されている
かが分かる。したがって、図4に示すように、複数の色
テストパッチを同時に照射しても、これらを所望に読み
出して利用することでデータを増やすことができる。つ
まり、この分光光度計12によって一度に2個以上の個
別色テストパッチを調べることができる。しかし、ここ
ではこれは必須ではなく、上記のクロスレファレンス出
願や引用文献に示すように、一度に1個の色テストパッ
チのみを露光(検知)してもよい。複数の異なる光フィ
ルタを備える複数光サイトからの多数の信号を用いて、
任意の種類のテストターゲットからの反射光を分析して
もよい。
【0085】図1および図2の実施形態の分光光度計1
2に対して構成要素を反対にした代替形態として、テス
トパッチ31の照射は、色テストパッチが印刷された媒
体の表面に対して45度で行ってもよい。また、検知シ
ステムは、(光が拡散的に散乱するように照射された)
テストパッチからの拡散的に散乱された光束を、この色
テストパッチ面に対して90度(直角)で検出してもよ
い。この代替構成では、中央軸に装着された1個のチッ
プ14を用いてもよい。
【0086】多様の技術、構成、および/または構成要
素を用いてもよい。例えば、LEDD1,D2,D3,
D4の全てを、単オンボードチップまたはボードによっ
て提供してもよい。可視スペクトルをカバーする異なる
波長を有するLEDダイを適切に選び、これをPWB上
に円形パターンに形成してもよい。
【0087】図示するように、各LEDからの光束をコ
リメートし、中央に向けて、分光光度計12の中央部の
下にある同一のテストパッチ領域をレンズ13で照射す
る。レンズ13はIRフィルタ13Aを備えてもよい。
この照射位置もレンズ13の中心軸にあり、レンズ13
は光検出器14およびそれに関連するレンズシステムの
輪または環の中心に位置する。これを図1および図2に
示す。
【0088】図3は、図1および図2に示す分光光度計
12に対する例示的なLED駆動装置の模式的なブロッ
ク図である。これは、コントローラ100の一部でもよ
いが、この全体または一部を、好適には分光光度計自身
の全てのLED対して1個のドライバチップまたはダイ
を有する、別個の回路としてもよい。「LEDドライ
ブ」と印された回路110からの通常のタイミング信号
に応じて各LEDは、それぞれのトランジスタドライバ
Q1〜Q4を短時間オンすることで順次パルスを与え
る。これにより、それぞれ異なるスペクトルのLED
D1〜D4が共通電圧源からの電流によって抵抗R1〜
R4を介してオンにされる。図3では、これら4個のL
EDからの4個の異なる例示的光出力を、これらのLE
Dの隣に記す。これによって一度に1個のLEDが順次
駆動されて、光を順次伝える。
【0089】したがって、この例に示すLEDは一度に
1個ずつ順番にオンにされてもよいが、システムはこれ
に限定されるわけではないことがわかる。同じターゲッ
ト領域に対して2個以上のLEDまたはその他の照射源
を一度ににオンにすることが望ましい測定モードもある
だろう。または、白色LEDをオンのままにする。
【0090】オンにされた各LEDの色または波長の相
対的反射率を従来の回路および/またはソフトウエアで
測定し、集積型サンプルおよびホールド回路も有する光
サイト列のフォトダイオード検出器列14のそれぞれの
出力を増幅および積分してもよい。上述のように、LE
Dのパルス速度や検出器のサンプリング速度は、移動す
る通常サイズのコピーシート上の適当な大きさの多数の
色テストパッチの各々を分光光度計によってサンプリン
グするためにはあまり重要でなく、十分に早い。これは
高速プリンタのペーパパスを高速移動するシートを測定
する場合でも十分に早い。しかし、共通LEDドライバ
の電圧源に短いパルスを与えることで、継続電流モード
で維持できるレベルより上のレベルで短LED駆動電流
を与えれば、より高い光束検出信号が得られ、より短い
時間でテストパッチを測定できる。いずれの場合も、出
力信号に閾値を適用する、および/または、出力信号を
積分することで、S/N比を改善できる。図3に示す回
路が比較的単純で直接的な一例に過ぎないことが分かる
だろう。この回路やその多様な代替回路をオンボードハ
イブリッドチップその他の構成によって容易に実現でき
る。
【0091】更に、従来のLED発光体および検出器を
一体的または別個に追加的に装着して、図4のテストシ
ート30に印刷された黒の基準マークまたはタイミング
マーク33を検出することで、それぞれの色テストパッ
チ領域内の照射および読み込みに対するイネーブル信号
を提供してもよい。これらの基準マーク33は、隣接す
るテストパッチ31が分光光度計12の視界内に存在す
ることを示す。しかし、プリント20のコントローラ1
10や分光光度計の出力データによって従来から提供さ
れているシートタイミングや位置情報は十分に正確であ
り、これらを用いればこのような基準マーク33は必要
ないかもしれない。これらの基準マーク33は、図4に
示すように、対応する色テストパッチまたはパッチ領域
の横に設けてもよく、または(間隔をあけた)色テスト
パッチ領域の間に設けられてもよい。つまり、この基準
マークは分光光度計に対するテストシートの動き方向に
おいてテストパッチと平行あるいはこれに整列して設け
てもよい。
【0092】分光光度計のLEDスペクトルエネルギー
出力の各々に対する個々の較正は、分光光度計が各LE
Dの測定値を絶対反射率値に変換しても良いように、反
射率が既知である標準的な白色(またはその他)タイル
テストターゲットを用いて行ってもよい。この較正は頻
繁かつ自動的に行うことができる。この較正は、標準的
な白色較正タイルテスト面(例えば図7の47)を有す
るプリンタから分光光度計を取り外さずに行うことがで
きる。この白色較正タイルテスト面は、光センサ列およ
びそのレンズシステム13の視野内であってペーパパス
40の、分光光度計12とは反対の側にこれと対向よう
に手動または好適には(ソレノイド等によって)自動で
設けられる。したがって、シートとシートの間の任意ま
たは全ての合間において(プリンタのシートパス上にお
ける印刷済みシート同士の通常の間隔)較正を行うこと
ができ、分光光度計を取り除いたり、焦点を合わせ直し
たりする必要がない。
【0093】上記またはこれ以外の較正システムは、較
正タイル47上のその点で遅延なく(in time)各LED
の出力エネルギーを、光センサ列2から出力される個々
の反射率測定値に変換できる。次にこの較正データを、
コントローラ100またはその他の場所に以前から保管
しておいた標準特性と電気的に比較して、分光光度計1
2に対する較正データを提供する。このデータを、その
他の色テストパッチによって生成したデータの較正に用
いてもよい。また、この較正データを用いて個々のLE
Dの出力エネルギーを調整し、LEDの経年による変化
やその他の出力変化を補償してもよい。これは、適用す
る電流や電圧を調整したり(もし個々にプログラム可能
であれば)、LEDをオンにする時間を増やしたりして
行う。
【0094】所望であれば、分光光度計の初期較正デー
タを、分光光度計と共に出荷される一体型PRM IC
に保存してもよい。あるいは、LEDの出力初期較正デ
ータは、分光光度計の出力分析に用いるソフトウェア
に、プリンタコントローラ100またはシステムプリン
トサーバのディスク記憶部またはプログラム可能なメモ
リにそれをロードするといった他の既知の方法で、プロ
グラムしてもよい。
【0095】従来の異なる色の光ファイバを異なる色の
LED分光光度計のターゲット照射源の各々に用いるこ
とは周知である。特に、このような色フィルタを用いて
LEDからの二次照射を排除する、あるいは/またはL
ED照射源の出力スペクトルをより狭めることは周知で
ある。この目的のために、このような色フィルタを、例
えばAccuracy Microsensors(登
録商標)LEDベースの商品に用いることができる。し
かし、当業者は、バンド幅が十分に細いLEDや抑制し
なければならない二次照射を伴わないLEDについては
このような色フィルタが不必要なことが分かるだろう。
したがって、主題の分光光度計にフィルタを用いてもよ
いが、必ず必要なわけではない。
【0096】分光光度計はこれまで、LED以外の照射
源を用いて作られてきた。例えば、ヒューレットパッカ
ード社の米国特許第5,671,059号(1997年
9月23日発行)に開示されたフィルタおよび活性層を
有する多エレクトロルミネセンス(EL)エミッタや、
白熱灯である。また、導入部で言及したように(狭スペ
クトルでなく)白色LEDの照射部や、異なる色フィル
タを有する複数のセンサ等がEP0921381A2
(1999年9月6日発行、新聞および他の印刷物上に
印刷された色の検査用色センサ)に開示されている。
【0097】図2に示す分光光度計12の特定の実施形
態では、複数の異なる色の発光LEDの全てを纏めて1
つの中央ユニット、ボードまたはチップにして、分光光
度計12の中央軸またはゼロ軸に沿って平行に、テスト
ターゲット(例えば、移動するシートペーパ上のカラー
パッチ)に対して90度で光を投射して、テストターゲ
ット31に(楕円ではなくて)略円形35の照射領域を
形成する。
【0098】図2に示すように、この実施形態では、テ
ストターゲット領域面に対して物理的に90度(直角)
に配向され、テストターゲットからの反射光をテストタ
ーゲットに対して光学的に45度で受信する光受信平面
を有する分光光度計に、1個以上の光センサチップ14
を装着することも好適である。
【0099】図示する例示的な分光光度計12では、距
離をあけて対向するように配置された多数の複数光サイ
ト光検出チップ14を用いて、照射された領域35の多
色のテストターゲットの色を測定する。この時チップ1
4の各々は、関連する画像形成レンズシステム(18ま
たは19)を有する。このようなレンズシステム18ま
たは19は、変位に対して不感性であるために約1:1
の倍率を有し、照射された色テスト領域面に対して45
度の光学軸を有することが好適である。複数光サイト光
検出チップ14のそれぞれは、このレンズシステムを介
して、照射された色テストターゲット領域面からの照射
の少なくとも一部の画像を受信する。上述のように、複
数光サイト光検出チップ14の各々は通常、異なる色フ
ィルタを備えて少なくとも3色の異なるスペクトル反応
電気出力信号を送出する文書色画像形成バーの構成要素
である、商用的に入手できる低コスト光検出チップであ
ることが好適である。分光光度計チップ14は、画像形
成レンズシステム18,19の各々の光軸に装着され
て、このレンズシステムによって照射テストターゲット
領域から提供される反射光による画像が形成される平面
の実質的に内部に配向される。
【0100】特に、この分光光度計12では、各画像形
成レンズシステム18,19の各光軸は照射される色テ
ストターゲット面に対して45度に配向され、光検出チ
ップの各々は、照射される色テストターゲット面に対し
て垂直に装着される。これを図2に示す。これによって
ターゲットからの反射光をより効果的に光検出できる。
これは、分光光度計およびその垂直軸に対してターゲッ
ト面が傾いている場合、または角度的な変位がある場合
に特に効果的である。
【0101】つまり、この特定の実施形態では、複数光
サイト検出チップ14の各々がその45度の光学パスの
画像面の中に配置されるように色テスト面に対して垂直
に(図2では鉛直)配向され、これによって画像の歪み
を最小限にする。図示する構成では、各チップ14を共
通の平面分光光度計12装着ベースに垂直に装着する。
図示するように、このベースにはLEDも装着してもよ
い。
【0102】上述のように、この分光光度計12の構成
によっても、分光光度計に対する色テストターゲット面
の空間、角度および方向角の変位に対する改良された不
感性さを提供できる。
【0103】クロスレファレンス明細書D/A1024
に説明されるように、45−0度システムから0−45
度システムへ変更したことで、分光光度計12に対する
テストターゲットの角度または方向角整列誤差に因る測
定誤差を軽減できることがわかった。
【0104】さらに説明すると、図13に示す代替形態
を更に説明すると、間隔をあけて設けられたバッフルを
有する標準プリンタペーパパスでは、分光光度計の中央
軸に対するテストペーパシート面の角度は様々な理由で
幾分変化し得る。全てのLEDを中央に配置すること
で、テストターゲットを約90度(ターゲットに対して
垂直)で照射する光によって、このテストターゲット上
の照射領域を形成してもよい。これによって、ターゲッ
ト面が意図通り90度であれば、該ターゲット上の選択
した領域に円形または略円形の照射パターンが形成され
る。ペーパの先端または後端部の巻きやネジレ、センサ
の取り付け誤差等によってターゲット面が90度から外
れても、このLED照射パターンは僅かに楕円になるに
すぎず、その面積は1/cos(シータ)の係数で円形
より大きくなる。この場合、シータは90度からの偏差
である。例えば、入射角が93度の場合、シータは3度
になり、照射面積はA/cos(3)=1.001Aに
なるだろう。ここで、Aは選択された照射領域である。
ターゲットに反射し、検出器で集められる光束は、放射
照度に比例する。この3度の例では、放射照度(単位領
域あたりのエネルギー)はあまり変化せず(0.001
の変化にすぎない)、同様に、検出器からの信号もあま
り変化しないだろう。
【0105】この実施形態12において、ターゲットの
様々な角度に対する分光光度計の測定精度の改良におい
て更に開示する特徴は、あまり重要ではないとしても、
上記の特徴に加え、図1に示すような複数の光センサの
配置のように、照射領域の周りの異なる位置からこれを
観測する複数の光検出器の出力を平均化してターゲット
領域の多様な方向角反射力(azimuthal reflectivity)を
平均化することで、該ターゲット領域の角度的な整列誤
差に対して更に敏感でないようにすることである。上述
の3度傾いたターゲット面の例では、分光光度計の中央
軸の一方の側にある光検出器は照射ターゲット領域を
(45−3)度で観測し、他方の光検出器は(45+
3)度で観測することになるが、図3に示すように、こ
れらの分光光度計の出力信号を総計することで、その出
力信号を平均化してその効果を相殺してもよい。間隔を
あけて配置されたこれらの複数の検出器は、本明細書に
詳述したような低コストの単チップであって複数の色フ
ィルタを備えた多画素多カラー光検出器14等でもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 主題の複数色検出システムの一例を含む分光
光度計の一例示的な実施の形態を示す上面図である。
【図2】 図1の分光光度計の線2−2に沿った断面図
であり、例示的なカラープリンタ出力パスを移動するテ
ストシートの複数色テストパッチの複数の色を同時に測
定する様子を示す図である。
【図3】 図1および図2の例示的な分光光度計のLE
Dが動作する回路の一例の模式図である。
【図4】 図1および図2に示す分光光度計によって個
々に読み取られる複数の色テストパッチ(ここでは、一
定の比率でなく拡大して示す)が、例示的なカラープリ
ンタによって印刷されるバナーその他のテストシート
を、LED光源で同時に照射される複数の色テストパッ
チの例示的な照射テストターゲット領域を表す円形で規
定した領域と共に、米国特許庁の標準的な白黒断面パッ
チ記号で表現した一例を示す図である。
【図5】 周知の方法でそれぞれ赤、緑、青で透過的に
フィルタされた3列の光センササイトであって、これら
3色の個別のスペクトルを検知する光センササイトを備
え、図1および図2の例示的分光光度計において使用さ
れる、例示的なシリコンカラー画像センサ列チップ(好
適には、販売されている文書画像形成バーの一部)を、
フィルタ無しの白色検知用(光学的な)第4の列を、テ
ストターゲットからの反射光光で照射する該センサ列チ
ップの円形で規定した領域と共に示し、図4のテストパ
ッチの露光された領域の分離した(しかし同時に露光さ
れた)異なる色領域の分離した画像を示す、(この円形
の露光領域内の)仮想線による複数の個別の箱を更に示
す拡大概略平面図である。
【図6】 シート出力パスの、較正テストターゲット面
とは反対の側に分光光度計が装着される以外は従来と同
様であるカラープリンタを示す図であって、図4の色テ
ストシートを印刷し、色テストシートがこのプリンタの
標準出力パスを移動する際に、図1および図2の分光光
度計によってこれらの色テストシートを順次読み出す様
子を示す概略平面図である。
【図7】 無フィルタセンサ(実線)、青フィルタセン
サ(ダッシュ線)、緑フィルタセンサ(一点鎖線)、赤
フィルタセンサ(点線)のそれぞれに対する、図5の例
示的画像センサ列チップの4つの例示的スペクトル反応
を、横軸に波長、縦軸に相対反応をとったグラフで示す
図である。
【図8】 図7と似ているが、上記の図の例示的分光光
度計と一体形成されてもよい4個の異なる例示的LED
照射源のスペクトル出力(以下の表に説明する)(白L
ED(長ダッシュ線)、430nmLED(細線)、5
05nmLED(四角線)、595nmLED(ニ点鎖
線))を、図7の曲線に重ねて示すグラフである。
【図9】 図5の異なる4個のLEDの内、白色LED
のみ照射して順次露光した場合の、図6のセンサチップ
の異なる4個の光サイト全ての反応の組合せを示す図で
ある。
【図10】 図5の異なる4個のLEDの内、430n
mLEDのみ照射して順次露光した場合の、図5のセン
サチップの異なる4個の光サイト全ての反応の組合せを
示す図である。
【図11】 図5の異なる4個のLEDの内、505n
mLEDのみ照射して順次露光した場合の、図5のセン
サチップの異なる4個の光サイト全ての反応の組合せを
示す図である。
【図12】 図5の異なる4個のLEDの内、595n
mLEDのみ照射して順次露光した場合の、図5のセン
サチップの異なる4個の光サイト全ての反応の組合せを
示す図である。
【符号の説明】
10 カラープリンタ、12 分光光度計、13 レン
ズ、14 画像チップ、18,19 レンズ、30 テ
ストシート、31 テストパッチ、34 照射領域、4
0 印刷済シート出力パス、47 較正タイル、100
コントローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G020 AA08 DA02 DA13 DA22 DA31 2G065 AA04 AA20 AB04 AB22 AB28 BA02 BB26 DA17

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷済色テストパッチを有する印刷済テ
    ストシートを含む印刷済色シートを移動させる出力パス
    を有するカラープリンタ用色修正システムであって、 前記プリンタの出力パスに隣接して装着され、前記印刷
    済テストシートが通過する際に、前記印刷済テストシー
    ト上の前記印刷済カラーテストパッチに印刷された色を
    検知する分光光度計と、 前記色テストパッチを異なる照射スペクトルで照射する
    少なくとも1個の照射源と、 を含み、 前記印刷済テストシートには、複数組の、異なる色の複
    数の小型テストパッチが印刷されており、 前記複数組の内の1組の、前記異なる色の複数の小型テ
    ストパッチの複数個を、前記照射源によって同時に照射
    し、 前記分光光度計は、前記照射源によって同時に照射され
    る前記異なる色の複数の小型テストパッチの異なる色か
    らの反射光に応じて、異なる電気信号を提供する光検出
    システムを有し、 前記光検出システムは、異なるスペクトル反応を有す
    る、異なる少なくとも3組の光サイトを含む複数光サイ
    トを備える光検出領域を有する少なくとも1個の光検出
    器を有する、カラープリンタ用色修正システム。
  2. 【請求項2】 前記光検出システムは、一体型の赤、
    緑、青色フィルタをそれぞれ有し空間をあけて近接配置
    された少なくとも3列の複数光サイトを有する少なくと
    も1個の光検出器チップを有し、少なくとも3個の異な
    るスペクトル反応に少なくとも3個の異なる電気出力信
    号を提供する、請求項1に記載の色修正システム。
  3. 【請求項3】 前記光検出器の前記光検出領域の異なる
    部分および異なる光サイトに、前記照射源によって同時
    に照射される、前記複数組の内の1組の、前記異なる色
    の複数の小型テストパッチの複数個の画像を同時に形成
    する光学的システムを更に有する、請求項1または2項
    のいずれか1項に記載の色修正システム。
  4. 【請求項4】 前記光検出システムは、異なる色フィル
    タを有し空間をあけて近接配置された少なくとも3列の
    小型の複数光サイトを有する少なくとも1個の光検出器
    チップを有して、少なくとも3個の異なるスペクトル反
    応に対して少なくとも3個の異なる電気出力信号を提供
    し、 前記照射源によって同時に照射される、前記複数組の内
    の1組の、前記異なる色の複数の小型テストパッチ内の
    異なる色の複数の小型テストパッチの複数個の各々が、
    前記異なる色フィルタを有する前記3列の複数光サイト
    の各々の中の異なる複数光サイトを同時に露光して、前
    記異なる色の小型テストパッチの各々について、実質的
    に同時に、少なくとも3個の異なるスペクトル反応に少
    なくとも3個の異なる電気出力信号を提供する、請求項
    1、2、3項のいずれか1項に記載の色修正システム。
  5. 【請求項5】 複数の異なる色領域を有する色テストタ
    ーゲット領域を同時に照射して、前記複数の異なる色領
    域からの反射光を同時に提供する少なくとも1個の照射
    源と、 空間をあけて隣接配置された多数の小型光サイトを有す
    る感光面領域を有する少なくとも1個の光検出器チップ
    とを有し、 前記光検出器チップは、前記感光面領域の不連続な領域
    において、同時に照射された前記色テストターゲット領
    域の前記複数の異なる色領域から同時に反射された前記
    反射光の少なくとも一部を受信するように装着され、 前記空間をあけて近接配置された多数の小型光サイトは
    少なくとも3個の異なるスペクトル反応を有し、 前記同時に照射された前記複数の異なる色領域から同時
    に提供されて、前記光検出器チップの前記感光面領域の
    前記不連続な領域で受信された前記反射光は、前記同時
    に照射された複数の異なる色領域の各々について、実質
    的に同時に、前記少なくとも3個の異なるスペクトル反
    応を提供する、高速分光光度計。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも3個の異なるスペクトル
    反応を有する前記空間をあけて近接配置された多数の小
    型光サイトは、異なる色フィルタを有する少なくとも3
    列の前記光サイトによって提供され、 前記3列の一部が、前記照射された色テストターゲット
    からの前記反射光に同時に露光されて、前記少なくとも
    3個の異なるスペクトル反応と、これに対応する少なく
    とも3個の異なる電気信号とを、前記複数の異なる色領
    域の各々について、実質的に同時に提供する、請求項5
    に記載の高速分光光度計。
  7. 【請求項7】 前記少なくとも1個の照射源は、異なる
    スペクトル発光を有する約4個以下のLEDと、前記L
    EDを迅速に順次作動させる順次作動回路とを有し、広
    域スペクトル色測定を行う、複数個の前記照射源を有す
    る、請求項5または6に記載の高速分光光度計。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも1個の光検出器チップ
    は、前記色テストターゲット領域の回りで整列し、かつ
    前記色テストターゲット領域から空間をあけて配置され
    て、前記色テストターゲット領域の前記複数の異なる色
    領域からの反射光を対向する方向から実質的に同じ角度
    で受信する複数の前記光検出チップを有する、請求項5
    に記載の高速分光光度計。
  9. 【請求項9】 前記光検出器チップは、文書色画像形成
    バーの構成要素である、請求項5,6、7項のいずれか
    1項に記載の高速分光光度計。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも1個の光検出器チップ
    は、それぞれ一体型の赤、緑、青色フィルタを有し、間
    隔をあけて近接配置された少なくとも3列の小型光サイ
    トを有する文書色画像形成バーの構成要素であり、同じ
    反射光に対して、前記3列の前記複数光サイトから異な
    る電気出力信号を提供する請求項5,6,7,9項のい
    ずれか1項に記載の高速分光光度計。
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