JP2003014392A - 積層型熱交換器 - Google Patents

積層型熱交換器

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JP2003014392A JP2001194427A JP2001194427A JP2003014392A JP 2003014392 A JP2003014392 A JP 2003014392A JP 2001194427 A JP2001194427 A JP 2001194427A JP 2001194427 A JP2001194427 A JP 2001194427A JP 2003014392 A JP2003014392 A JP 2003014392A
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    • F28F9/02Header boxes; End plates
    • F28F9/026Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits
    • F28F9/0265Header boxes; End plates with static flow control means, e.g. with means for uniformly distributing heat exchange media into conduits by using guiding means or impingement means inside the header box
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーエアコン用エバポレータ等に用いられる
積層型熱交換器について、コアのパスを形成するために
必要な仕切部を有するプレートとして、構造が簡単な平
プレートを用いることにより、プレート金型の簡易化を
図る。金型費を低減する。種々のパス形態を有する流体
回路のコアを形成する。熱交換器コアの組立て作業を簡
便なものとし、自動化を果たす。流体回路内において流
体の流れを意図的に制御して、パス内での偏流の発生を
未然に防止し、性能アップを図る。 【解決手段】 積層型熱交換器1の中間プレート積層方
向の中間所定箇所において、偏平管部10a,10bを構成す
る一対の金属製中間プレート2,2同士の間、または相互
に隣り合う偏平管部10a,10b同士の間に、流体の通過を
阻止する仕切部21a,21bと流体の通過を許容する流体通
過孔22a,22bとを有する金属製平プレート20が介在さ
れ、流体通過孔22a,22bの縁部に偏流防止ガイド用凸部2
3a,23bが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーエアコン用エ
バポレータ等に用いられる積層型熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カーエアコン用の積層型エバポレ
ータは、2種類以上の金属製の成形プレートを用いて冷
媒回路を形成するのが、通常の手法であった。
【0003】例えば2種類の成形プレートを用いた従来
の積層型エバポレータでは、冷媒流路形成用凹部とこれ
より深い上下ヘッダ形成用凹部とを有するとともに上下
ヘッダ形成用凹部の底壁にそれぞれ冷媒通過孔があけら
れている中間プレートと、冷媒流路形成用凹部とこれよ
り深い上下ヘッダ形成用凹部とを有するとともに上下ヘ
ッダ形成用凹部の底壁のうちの一方に冷媒通過孔があけ
られかつ同他方に孔の無い仕切部となされている仕切用
中間プレートとによって構成されており、冷媒通過孔を
有する中間プレートが隣り合うもの同士相互に凹部を対
向させた状態に層状に重ね合わせられて、並列状の偏平
管部と各偏平管部に連なる上下ヘッダ部とが形成され、
かつプレートの積層方向の中間所定箇所において、偏平
管部を構成する一方の中間プレートに、ヘッダ形成用凹
部に仕切部を有する中間プレートが用いられ、これによ
って、熱交換器コア内が複数のパス・ユニット(偏平管
部群、以下、パスという)に分割されるとともに、全体
として冷媒が熱交換器コア内をU形状もしくは蛇行状に
流れる1ターン以上の冷媒回路が形成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
積層型エバポレータのように、2種類以上の成形プレー
トによりエバポレータを構成すると、2種類以上のプレ
ート成形金型を必要とし、とくに、従来の仕切部を有す
る中間成形プレートでは、カップ部(ヘッダ形成用凹
部)の形状が大きく異なり、専用の型が必要となって、
金型費が高くつくとともに、部品点数が増加し、熱交換
器のコアの組立て作業が複雑となるため、自動化が困難
となるという問題があった。
【0005】また、従来の積層型エバポレータでは、仕
切部を有する中間プレートによって熱交換器コア内が複
数のパスに分割されるとともに、冷媒が、コア内を各パ
スのチューブ(偏平管部)に均一に行き渡って、高効率
化が図られるようになされているが、現実には、冷媒が
1つのパスから次のパスに移行するときに、冷媒の流れ
を意図的に制御することは難しく、パス内で偏流を生じ
ることがあるという問題があった。
【0006】本発明の目的は、上記の従来技術の問題を
解決し、熱交換器コアのパスを形成するために必要な仕
切部を有するプレートとして、構造が非常に簡単な平プ
レートを用いることにより、プレート金型の簡易化を図
ることができて、金型費が安くつくとともに、仕切部を
有する平プレートの配置により、種々のパス形態を有す
る流体回路のコアを形成することができ、しかも部品点
数が少なく、熱交換器のコアの組立て作業が簡単で、自
動化が可能であり、さらに、流体が1つのパスから次の
パスに移行するときに、流体の流れを意図的に制御する
ことができて、パス内での偏流の発生を未然に防止する
ことができ、流体分流の均一化により、コア吐気温度分
布が均一化し、性能がアップする、積層型熱交換器を提
供しようとすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1の発明は、片面に少なくとも1
つの流体流路形成用凹部とこれの上下両端部にそれぞれ
連なりかつこれらより深い上下少なくとも1組のヘッダ
形成用凹部とを有するとともに各上下ヘッダ形成用凹部
の底壁に流体通過孔があけられている略方形の金属製中
間プレートを多数を備えており、隣り合う一対の金属製
中間プレート同士が相互に凹部を対向させた状態に層状
に重ね合わせられて、両中間プレートの周縁部同士が接
合されることにより、少なくとも1つの偏平管部と各偏
平管部に連なる上下少なくとも1組のヘッダ部とが形成
され、偏平管部および上下ヘッダ部が多数並列状に配置
されている積層型熱交換器であって、中間プレート積層
方向の中間所定箇所において、偏平管部を構成する一対
の金属製中間プレート同士の間に、偏平管部に連なる上
下ヘッダ部のうちの所定のヘッダ部において流体の通過
を阻止する仕切部と、残りのヘッダ部において流体の通
過を許容する流体通過孔とを有する金属製平プレートが
介在されて、偏平管部および上下ヘッダ部内に流体流路
が形成されていることを特徴としている。
【0008】また、本発明の請求項2の発明は、片面に
少なくとも1つの流体流路形成用凹部とこれの上下両端
部にそれぞれ連なりかつこれらより深い上下少なくとも
1組のヘッダ形成用凹部とを有するとともに各上下ヘッ
ダ形成用凹部の底壁に流体通過孔があけられている略方
形の金属製中間プレートを多数を備えており、隣り合う
一対の金属製中間プレート同士が相互に凹部を対向させ
た状態に層状に重ね合わせられて、両中間プレートの周
縁部同士が接合されることにより、少なくとも1つの偏
平管部と各偏平管部に連なる上下少なくとも1組のヘッ
ダ部とが形成され、偏平管部および上下ヘッダ部が多数
並列状に配置されている積層型熱交換器であって、中間
プレート積層方向の中間所定箇所において、相互に隣り
合う偏平管部同士の間に、隣り合う偏平管部に連なる上
下ヘッダ部のうちの所定の隣接ヘッダ部間において流体
の通過を阻止する仕切部と、残りの隣接ヘッダ部間にお
いて流体の通過を許容する流体通過孔とを有する金属製
平プレートが介在されて、偏平管部および上下ヘッダ部
内に流体流路が形成されていることを特徴としている。
【0009】そして、上記請求項1および請求項2の発
明において、金属製平プレートにあけられた流体通過孔
の縁部に、該孔を通過した流体をヘッダ内に分散させる
ガイド用凸部が設けられている。このガイド用凸部が、
流体通過孔を通過した流体を該孔に近い偏平管部へと導
くものであるのが、好ましい。
【0010】また、上記請求項1および請求項2の発明
において、すべての偏平管部および上下ヘッダ部内に全
体として流体がU形状または蛇行状に流れる流体流路が
形成されているのが、好ましい。
【0011】上記請求項2の発明において、さらに、相
互に隣り合う偏平管部同士の間にコルゲートフィンが介
在され、中間プレート積層方向の中間所定箇所におい
て、相互に隣り合う偏平管部同士の間に介在された金属
製平プレートの両側に、上記コルゲートフィンの略半分
の高さを有する一対の分割コルゲートフィンがそれぞれ
介在されている。
【0012】なお、上記積層型熱交換器において、例え
ば中間プレートの片面に流体流路形成用凹部が1つ設け
られている場合は、これの上下両端部に連なる上下ヘッ
ダ形成用凹部も1組設けられる。
【0013】これに対し、中間プレートの片面に、中央
の仕切用凸条を介して流体流路形成用凹部が前後に2つ
設けられている場合は、これらの上下両端部にそれぞれ
連なる上下ヘッダ形成用凹部も前後2組設けられる。な
お、中間プレートの片面には、3つあるいはそれ以上の
流体流路形成用凹部が、隣り合うもの同士の間に仕切用
凸条を介して設けられる場合もあり、それぞれの場合、
流体流路形成用凹部の数と同組数の上下ヘッダ形成用凹
部が設けられるものである。
【0014】また、仕切部を有する平プレートは、中間
プレート積層方向の中間所定箇所において、1つの偏平
管部を構成する一対の金属製中間プレート同士の間に配
置される場合(請求項1)と、相互に隣り合う偏平管部
同士の間に配置される場合(請求項2)とがある。
【0015】そして、いずれの場合も、中間プレートの
片面に、流体流路形成用凹部が1つおよびこれの上下両
端部に連なる上下ヘッダ形成用凹部が1組設けられてい
るときは、平プレートには、中間プレートの上下ヘッダ
形成用凹部のいずれか一方に対応するように、仕切部が
設けられ、同他方のヘッダ形成用凹部に、流体通過孔が
設けられる。これに対し、中間プレートの片面に、2つ
以上の流体流路形成用凹部が隣り合うもの同士の間に仕
切用凸条を介して設けられ、かつこれらの上下両端部に
それぞれ連なる同組数の上下ヘッダ形成用凹部が設けら
れるときは、平プレートには、中間プレートの上下ヘッ
ダ形成用凹部のいずれか1つに対応するように、仕切部
が設けられ、残りのヘッダ形成用凹部に、流体通過孔が
設けられるものである。
【0016】本発明の請求項7の発明は、片面に少なく
とも1つの流体流路形成用凹部とこれの上下両端部にそ
れぞれ連なりかつこれらより深い上下少なくとも1組の
ヘッダ形成用凹部とを有するとともに各上下ヘッダ形成
用凹部の底壁に流体通過孔があけられている略方形の金
属製中間プレートを多数を備えており、隣り合う一対の
金属製中間プレート同士が相互に凹部を対向させた状態
に層状に重ね合わせられて、両中間プレートの周縁部同
士が接合されることにより、少なくとも1つの偏平管部
と各偏平管部に連なる上下少なくとも1組のヘッダ部と
が形成され、偏平管部および上下ヘッダ部が多数並列状
に配置されている積層型熱交換器であって、中間プレー
トの積層方向の中間所定箇所において、偏平管部を構成
する一対の金属製中間プレート同士の間に、偏平管部に
連なる上下ヘッダ部においてそれぞれ流体の通過を許容
する流体通過孔を有するとともに、少なくとも1つの流
体通過孔の縁部に、該孔を通過した流体をヘッダ内に分
散させるガイド用凸部が設けられている金属製偏流防止
用平プレートが介在されている。
【0017】また、本発明の請求項8の発明は、片面に
少なくとも1つの流体流路形成用凹部とこれの上下両端
部にそれぞれ連なりかつこれらより深い上下少なくとも
1組のヘッダ形成用凹部とを有するとともに各上下ヘッ
ダ形成用凹部の底壁に流体通過孔があけられている略方
形の金属製中間プレートを多数を備えており、隣り合う
一対の金属製中間プレート同士が相互に凹部を対向させ
た状態に層状に重ね合わせられて、両中間プレートの周
縁部同士が接合されることにより、少なくとも1つの偏
平管部と各偏平管部に連なる上下少なくとも1組のヘッ
ダ部とが形成され、偏平管部および上下ヘッダ部が多数
並列状に配置されている積層型熱交換器であって、中間
プレートの積層方向の中間所定箇所において、相互に隣
り合う偏平管部同士の間に、隣り合う偏平管部に連なる
上下ヘッダ部においてそれぞれ流体の通過を許容する流
体通過孔を有するとともに、少なくとも1つの流体通過
孔の縁部に、該孔を通過した流体をヘッダ内に分散させ
るガイド用凸部が設けられている金属製偏流防止用平プ
レートが介在されている。
【0018】請求項7または8において、ガイド用凸部
は、流体通過孔を通過した流体を該孔に近い偏平管部へ
と導くものであるのが、好ましい。
【0019】請求項8記載の積層型熱交換器において、
さらに、相互に隣り合う偏平管部同士の間にコルゲート
フィンが介在され、中間プレートの積層方向の中間所定
箇所において、相互に隣り合う偏平管部同士の間に介在
された金属製偏流防止用平プレートの両側に、上記コル
ゲートフィンの略半分の高さを有する一対の分割コルゲ
ートフィンがそれぞれ介在されている。
【0020】なお、請求項7と請求項8記載の積層型熱
交換器においては、中間プレート積層方向の中間箇所に
おいて、仕切部を有する平プレートと偏流防止用平プレ
ートとの両方が用いられていても良いし、偏流防止用平
プレートのみが用いられていても、良い。
【0021】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0022】この明細書において、左右、前後、および
上下は図1を基準とし、左とは図1の左側、右とは同右
側をいゝ、また前とは同図図面紙葉の表側、後とは同裏
側をいゝ、上とは同図上側、下とは同下側をいうものと
する。
【0023】なお図面は、この発明をカー・エアコン用
の積層型エバポレータに適用した場合を示すものであ
る。
【0024】この発明の第1実施形態を示す図1〜図6
を参照すると、積層型エバポレータ(1)は、アルミニウ
ム(アルミニウム合金を含む)製であって、並列状に配
置されかつ上下方向に長い長方形状の多数の中間プレー
ト(2)と、これらの左右両外側に配置された同形のエン
ドプレート(30)(30)とを備え、正面よりみて略方形を有
している。
【0025】各中間プレート(2)の片面に、中央部の上
下方向に長い仕切用凸条(6)を介して前後2つの冷媒流
路形成用凹部(3a)(3b)を有する前後一対の膨出状凸部(1
3a)(13b)がそれぞれ設けられるとともに、同プレート
(2)の上下両端部に、内側に冷媒流路形成用凹部(3a)(3
b)の上下両端部にそれぞれ連なりかつこれらより深い上
下2組のヘッダ形成用凹部(4a)(4b)(5a)(5b)を有する前
後一対のカップ状凸部(14a)(14b)(15a)(15b)がそれぞれ
設けられている。
【0026】そして、隣り合う一対の中間プレート(2)
(2)同士が相互に凹部(3a)(3b)(4a)(4b)(5a)(5b)を対向
させた状態に層状に重ね合わせられて、両中間プレート
(2)(2)の周縁部同士が接合されることにより、2つの偏
平流路部を有する前後偏平管部(10a)(10b)とこれらの偏
平管部(10a)(10b)の上下両端部に連なる上下一対ずつ前
後2組のヘッダ部(11a)(11b)(12a)(12b)とが形成され、
これらが多数並列状に配置されている。
【0027】なお、前後偏平管部(10a)(10b)を構成する
各中間プレート(2)の冷媒流路形成用凹部(3a)(3b)に
は、上下方向に長い整流用凸部(16)が、同凹部(3a)(3b)
の下端から上端寄り部分まで設けられていて、偏平管部
(10a)(10b)内が複数の冷媒流路に分割されている。
【0028】また、各中間プレート(2)の上下両端部に
おいて前後両カップ状凸部(14a)(14b)(15a)(15b)の先端
には、略円形の冷媒通過孔(8a)(8b)(9a)(9b)がそれぞれ
あけられ、各冷媒通過孔(8a)(8b)(9a)(9b)の周縁部に外
側に向かって突出した環状壁(19)(19)が設けられてい
る。
【0029】この実施形態においては、図1と図2に示
すように、中間プレート(2)の組数は、例えば16組有
り、その中央右側の偏平管部(10a)(10b)を構成する一対
の中間プレート(2)(2)同士の間に、偏平管部(10a)(10b)
に連なる上下ヘッダ部(11a)(11b)(12a)(12b)のうちの上
部ヘッダ部(11a)(11b)において冷媒の通過を阻止する仕
切部(21a)(21b)と、残りの下部ヘッダ部(12a)(12b)にお
いて冷媒の通過を許容する冷媒通過孔(22a)(22b)とを有
する平プレート(20)が介在されて、すべての偏平管部(1
0a)(10b)と上下ヘッダ部(11a)(11b)(12a)(12b)内に全体
として冷媒が蛇行状に流れる冷媒流路が形成されてい
る。
【0030】図3〜図5に詳しく示すように、平プレー
ト(20)にあけられた冷媒通過孔(22a)(22b)の縁部には、
該孔(22a)(22b)を通過した冷媒を下部ヘッダ部(12a)(12
b)内に分散させるガイド用凸部(23a)(23b)が設けられて
いる。
【0031】なお、図示のガイド用凸部(23a)(23b)は、
球面の一部を構成するような形状を有しており、同平プ
レート(20)の正面よりみて略円弧形を有しているととも
に、左方上向きおよび右方上向きに傾斜せしめられてい
る。従って、これらのガイド用凸部(23a)(23b)により、
平プレート(20)にあけられた冷媒通過孔(22a)(22b)を通
過した冷媒を、該孔(22a)(22b)に近い偏平管部(10a)(10
b)へと導くことができるものである。これらのガイド用
凸部(23a)(23b)は、冷媒が平プレート(20)にあけられた
冷媒通過孔(22a)(22b)を通って次のパス(偏平管部群)
に移行するときに、冷媒の流れを意図的に制御し、冷媒
分流の均一化を図ることにより、パス内での偏流の発生
を未然に防止するために設けられており、従って、ガイ
ド用凸部(23a)(23b)の形状および傾斜角度は、図示のも
のだけでなく、種々の変更が可能である。
【0032】また、この実施形態では、ガイド用凸部(2
3a)(23b)が、下部ヘッダ部(12a)(12b)内に設けられてい
るため、左方上向きおよび右方上向きに傾斜せしめられ
ているが、これらのガイド用凸部(23a)(23b)が、例えば
上部ヘッダ部(11a)(11b)(12a)(12b)内に設けられる場合
には、これらのガイド用凸部(23a)(23b)は、左方下向き
あるいは右方下向きに傾斜せしめられるものであり、そ
の形状および傾斜角度も種々の変更が可能である。
【0033】また図1と図2に示すように、左右に隣り
合う偏平管部(10a)(10b)同士の間にコルゲートフィン(2
4)(24)がそれぞれ介在されるとともに、左右エンドプレ
ート(30)(30)とこれらに隣り合う同側の偏平管部(10a)
(10b)との間には、高さの低いコルゲートフィン(24a)(2
4a)がそれぞれ介在されている。なおこれは、各中間プ
レート(2)の上下ヘッダ形成用凹部(4a)(4b)(5a)(5b)を
有する前後一対のカップ状凸部(14a)(14b)(15a)(15b)の
高さに対し、左右エンドプレート(30)(30)のカップ状凸
部(34a)(34b)(35a)(35b)の高さが低いものとなされて、
左右エンドプレート(30)(30)とこれらに隣り合う同側の
中間プレート(2)との間隙が狭いものとなされているこ
とに起因している。
【0034】また、右エンドプレート(30)のさらに外側
には、上端部に冷媒導入部(32)および冷媒排出部(33)を
有するサイドプレート(31)が配置されている。
【0035】なお、上記積層型エバポレータ(1)におい
ては、例えばその構成部材のうち、中間プレート(2)、
仕切部(21a)(21b)を有する平プレート(20)、左右エンド
プレート(30)(30)は、それぞれアルミニウム・ブレージ
ング・シートによりつくられており、コルゲートフィン
(24)(24a)およびサイドプレート(31)はそれぞれアルミ
ニウム製である。
【0036】そして、上記積層型エバポレータ(1)のす
べての構成部材が組み合わせられた状態で、例えば真空
ろう付け法により一括してろう付けされることにより、
エバポレータ(1)が製造されるものである。
【0037】上記積層型エバポレータ(1)において、図
1、図2および図6を参照すると、冷媒は、右側サイド
プレート(31)の冷媒導入部(32)から、エンドプレート(3
0)の冷媒通過孔(図示略)を経て前側上部ヘッダ部(11
a)の右端部に流れ込む。そして、冷媒は、エバポレータ
(1)の中間プレート積層方向中央部の平プレート(20)の
仕切部(21a)に当たるまで前側上部ヘッダ部(11a)の右半
部内を通過するとともに、前側上部ヘッダ部(11a)に連
なる多数の前側偏平管部(10a)内を降下して、前側下部
ヘッダ部(12a)の右半部内に至る。
【0038】エバポレータ(1)の中間プレート積層方向
中央部の平プレート(20)の下端部前側には略円形の冷媒
通過孔(22a)があけられているために、冷媒は、この孔
(22a)を通過して、前側下部ヘッダ部(12a)の左半部内へ
と流れ込む。このとき、冷媒通過孔(22a)の縁部にはガ
イド用凸部(23a)が設けられているため、該孔(22a)を通
過した冷媒を、前側下部ヘッダ部(12a)内に分散させる
ことができるとともに、とくにこの実施形態では、冷媒
を、該孔(22a)に近い前側偏平管部(10a)内に導くことが
できる。このようなガイド用凸部(23a)が設けられるこ
とによって冷媒の流れを意図的に制御して、冷媒分流の
均一化を図ることができ、パス内での偏流の発生を未然
に防止することができるものである。
【0039】さらに、冷媒は、エンドプレート(30)の仕
切部に当たるまで前側下部ヘッダ部(12a)の左半部内を
通過するとともに、前側下部ヘッダ部(12a)の左半部に
連なる多数の前側偏平管部(10a)内を、今度は上降流と
なって通過し、前側上部ヘッダ部(11a)の左半部内に到
達する。
【0040】エバポレータ(1)の左半部においては、各
中間プレート(2)の上部ヘッダ形成用凹部(4a)(4b)同士
が連絡通路部(18)を介して相互に連通せしめられてお
り、冷媒は、前側上部ヘッダ部(10a)の左半部からこれ
らの連絡通路部(18)を通って後側上部ヘッダ部(11b)の
左半部へと移行する。
【0041】つぎに冷媒は、後側上部ヘッダ部(11b)に
連なる多数の後側偏平管部(10b)内を、今度は下降流と
なって通過し、後側下部ヘッダ部(12b)の左半部内へと
到達する。
【0042】同様に、エバポレータ(1)の中間プレート
積層方向中央部の平プレート(20)の下端部後側には略円
形の冷媒通過孔(22b)があけられているために、冷媒
は、この孔(22b)を通過して、後側下部ヘッダ部(12b)の
右半部内へと流れ込む。このとき、冷媒通過孔(22b)の
縁部にはガイド用凸部(23b)が設けられているため、該
孔(22b)を通過した冷媒を、後側下部ヘッダ部(12b)内に
分散させることができるとともに、とくにこの実施形態
では、冷媒を、該孔(22b)に近い後側偏平管部(10b)内に
導くことができる。このようなガイド用凸部(23b)が設
けられることによって冷媒の流れを意図的に制御して、
冷媒分流の均一化を図ることができ、パス内での偏流の
発生を未然に防止することができるものである。
【0043】さらに、冷媒は、右側エンドプレート(30)
の仕切部に当たるまで後側下部ヘッダ部(12b)の右半部
内を通過するとともに、後側下部ヘッダ部(12b)の右半
部に連なる多数の後側偏平管部(10b)内を、今度は上降
流となって通過し、後側上部ヘッダ部(11b)の左半部内
に到達する。そして最後に、冷媒は、右側エンドプレー
ト(30)の冷媒通過孔(図示略)を経て右側サイドプレー
ト(31)の冷媒排出部(33)より外部に排出されるようにな
されている。
【0044】一方、風(空気)(W)が、積層型エバポレ
ータ(1)の後方から前方に向かって流されて、エバポレ
ータ(1)の隣り合う偏平管部(10a)(10b)同士の間のコル
ゲートフィン(24)あるいは偏平管部(10a)(10b)とエンド
プレート(30)(30)との間のコルゲートフィン(24a)(24a)
の存在する間隙を通過し、中間プレート(2)の壁面およ
びコルゲートフィン(24a)(24a)を介して冷媒と空気とが
効率よく熱交換せられるものである。
【0045】上記の積層型エバポレータ(1)によれば、
コアのパスを形成するために必要な仕切部を有するプレ
ートとして、構造が非常に簡単な平プレート(20)を用い
ているから、プレート金型の簡易化を図ることができ
て、金型費が安くつく。また、仕切部(21a)(21b)を有す
る平プレート(20)の配置により、種々のパス形態を有す
る冷媒回路のコアを形成することができる。しかも部品
点数が少なく、積層型エバポレータ(1)の製造のさい、
構成部品の組立てが容易であり、作業性が良く、エバポ
レータ(1)の生産に要する時間を短縮することができ
て、生産能率が向上するとともに、自動化が可能であ
る。
【0046】またエバポレータ(1)の製作後、仕切部(21
a)(21b)を有する平プレート(20)の設置箇所を、エバポ
レータ(1)の外部より目視により確認することができ
て、エバポレータ(1)内に所定の冷媒流路が設定されて
いるか、どうかのチェックを簡単に行なうことができ、
不良品の発生を未然に防止することができる。
【0047】なお、上記積層型エバポレータ(1)におい
て、平プレート(20)を配置する箇所は、エバポレータ
(1)のコアの中央部に限られるものではなく、熱交換性
能を考慮して適宜左右にずらして配置するようにしても
良い。
【0048】また、仕切部(21a)(21b)を有する平プレー
ト(20)は、少なくとも1つ備えられておれば良く、平プ
レート(20)が1つだけ備えられる場合には、冷媒流路は
全体としてU形状となる。
【0049】また、図示の積層型エバポレータ(1)は、
中間プレート(2)の片面に、中央の仕切用凸条(6)を介し
て前後2つの冷媒流路形成用凹部(3a)(3b)が設けられ、
これらの上下両端部にそれぞれ連なる上下ヘッダ形成用
凹部(4a)(4b)(5a)(5b)も前後2組設けられるが、これに
限らず、例えば中間プレート(2)の片面に冷媒流路形成
用凹部(3)が1つ設けられていても良く、この場合に
は、冷媒流路形成用凹部(3)の上下両端部に連なる上下
ヘッダ形成用凹部(4)(5)も1組設けられる。
【0050】また、中間プレート(2)の片面には、3つ
あるいはそれ以上の冷媒流路形成用凹部(3)が、隣り合
うもの同士の間に仕切用凸条(6)を介して設けられる場
合もあり、それぞれの場合、冷媒流路形成用凹部(3)の
数と同組数の上下ヘッダ形成用凹部(4)(5)が設けられる
ものである。
【0051】中間プレート(2)の片面に、冷媒流路形成
用凹部(3)が1つおよびこれの上下両端部に連なる上下
ヘッダ形成用凹部(4)(5)が1組設けられているときは、
平プレート(20)には、中間プレートの上下ヘッダ形成用
凹部(4)(5)のいずれか一方に対応するように、仕切部(2
1)が設けられ、同他方のヘッダ形成用凹部(4)(5)に、冷
媒通過孔(22)が設けられる。
【0052】これに対し、中間プレート(2)の片面に、
2つ以上の冷媒流路形成用凹部(3)(3)が隣り合うもの同
士の間に仕切用凸条(6)を介して設けられ、かつこれら
の上下両端部にそれぞれ連なる同組数の上下ヘッダ形成
用凹部(4)(5)が設けられるときは、平プレート(20)に
は、中間プレート(2)の上下ヘッダ形成用凹部(4)(5)の
いずれか1つに対応するように、仕切部(21)が設けら
れ、残りのヘッダ形成用凹部(4)(5)に、冷媒通過孔(22)
が設けられるものである。
【0053】なお、左右エンドプレート(30)(30)とこれ
らに隣り合う同側の偏平管部(10a)(10b)との間には、隣
り合う偏平管部(10a)(10b)同士の間のコルゲートフィン
(24)(24)よりも高さの低いコルゲートフィン(24a)(24a)
が介在されているが、これは積層型エバポレータ(1)の
コアの吐気温分布を均一にするためである。
【0054】ここで、隣り合う偏平管部(10a)(10b)同士
の間のコルゲートフィン(メインフィン)(24)と、エン
ドプレート(30)(30)とこれらに隣り合う同側の偏平管部
(10a)(10b)との間のコルゲートフィン(サイドフィン)
(24a)(24a)とは、従来より同じ高さとなされていた。し
かし、それでは、コア中のメインフィン(24)は、左右両
側の偏平管部より熱を供給されるのに対し、サイドフィ
ン(24a)(24a)は、それぞれ片側の偏平管部より熱を供給
されるため、メインフィン(24)とサイドフィン(24a)の
吐気温度の間で差が生じてしまう。
【0055】そこで、メインフィン(24)に対し、サイド
フィン(24a)の高さを低くすることにより、サイドフィ
ン(24a)自体のフィン効率がアップし、さらに、サイド
フィン(24a)を通過するさいの通気抵抗がアップするた
めに、メインフィン(24)側に空気が多く流れようとし、
結果的に、サイドフィン(24a)間の風速が低下する。こ
れにより、エバポレータ(1)のコア全体での吐気温分布
の差を最小にすることができ、コアの吐気温分布を均一
にすることができるものである。
【0056】なお、図7の変形例に示すように、各偏平
管部(10)の前後偏平管部(10a)(10b)には、一枚のアルミ
ニウム製波形板よりなるインナーフィン(17)が収められ
ていても、良い。このインナーフィン(17)は、前後の分
割冷媒通路を形成するための波形部(17a)(17a)と、中央
の平坦連結部(17b)とによって構成されており、その平
坦連結部(17b)は、中間プレート(2)中央部の仕切用凸条
(6)に接合されるようになされている。
【0057】図8は、本発明の第2実施形態を示すもの
である。ここで、上記第1実施形態の場合と異なる点
は、積層型エバポレータ(1)の中央部において相互に隣
り合う偏平管部(10a)(10b)同士の間に、平プレート(20)
が介在されている点にある。
【0058】ここで、平プレート(20)は、左右に隣り合
う偏平管部(10a)(10b)に連なる上下ヘッダ部(11a)(11b)
(12a)(12b)のうちの隣接上部ヘッダ部(11a)(11b)間にお
いて冷媒の通過を阻止する仕切部(21a)(21b)と、残りの
下部ヘッダ部(12a)(12b)間において冷媒の通過を許容す
る冷媒通過孔(22a)(22b)とを有していて、すべての偏平
管部(10a)(10b)と上下ヘッダ部(11a)(11b)(12a)(12b)内
に全体として冷媒が蛇行状に流れる冷媒流路が形成され
ている。そして、相互に隣り合う偏平管部(10a)(10b)同
士の間に介在された通常の高さを有するコルゲートフィ
ン(24)(24)に対し、平プレート(20)の両側に、上記コル
ゲートフィン(24)(24)の略半分の高さを有する一対の分
割コルゲートフィン(24b)(24b)がそれぞれ介在されてい
る。
【0059】なお、上記の変形例および第2実施形態の
その他の点は、上記第1実施形態の場合と同様であるの
で、図面において同一のものには同一の符号を付した。
【0060】図9〜図11は、本発明の第3実施形態を
示すものである。ここで、上記第1実施形態の場合と異
なる点は、積層型エバポレータ(1)の中間プレート積層
方向の左端部より4分の1の中間箇所において、偏平管
部(10)を構成する一対の金属製中間プレート(2)(2)同士
の間に、偏流防止用平プレート(40)が介在されている点
にある。この偏流防止用平プレート(40)は、偏平管部(1
0)に連なる上下ヘッダ部(11a)(11b)(12a)(12b)において
それぞれ冷媒の通過を許容する冷媒通過孔(41a)(41b)(4
2a)(42b)を有するとともに、下端部前側の1つの冷媒通
過孔(42a)の縁部に、該孔(42a)を通過した冷媒を、前側
下部ヘッダ(12a)内に分散させるガイド用凸部(43)が設
けられている。とくにこの実施形態では、ガイド用凸部
(43)が、球面の一部を構成するような形状を有してお
り、同平プレート(40)の正面よりみて略円弧形を有して
いるとともに、左方上向きに傾斜せしめられているた
め、同平プレート(40)の冷媒通過孔(42a)を通過した冷
媒を、該孔(42a)に近い前側偏平管部(10a)内に導くこと
ができるものである。
【0061】この第3実施形態の積層型エバポレータ
(1)によれば、冷媒が、エバポレータコアの1つのパス
から次のパスに移行するときに、偏流防止ガイド用凸部
(43)によって冷媒の流れを意図的に制御することができ
て、パス内での偏流の発生を未然に防止することがで
き、冷媒分流の均一化により、コア吐気温度分布が均一
化し、性能がアップするものである。
【0062】また、図12は、本発明の第4実施形態を
示すものである。ここで、上記第1実施形態の場合と異
なる点は、積層型エバポレータ(1)の中間プレート積層
方向の左端部より4分の1の中間箇所において、相互に
隣り合う偏平管部(10)(10)同士の間に、偏流防止用平プ
レート(40)が介在されている点にある。この偏流防止用
平プレート(40)は、隣り合う偏平管部(10)(10)に連なる
上下ヘッダ部(11a)(11b)(12a)(12b)においてそれぞれ冷
媒の通過を許容する冷媒通過孔(41a)(41b)(42a)(42b)を
有するとともに、下端部前側の1つの冷媒通過孔(42a)
の縁部に、該孔(42a)を通過した冷媒を、前側下部ヘッ
ダ(12a)内に分散させるガイド用凸部(43)が設けられて
いる。上記第3実施形態の場合と同様に、ガイド用凸部
(43)は、球面の一部を構成するような形状を有してお
り、同平プレート(40)の正面よりみて略円弧形を有して
いるとともに、左方上向きに傾斜せしめられているた
め、同平プレート(40)の冷媒通過孔(42a)を通過した冷
媒を、該孔(42a)に近い前側偏平管部(10a)内に導くこと
ができるものである。
【0063】そして、相互に隣り合う偏平管部(10)(10)
同士の間にコルゲートフィン(24)が介在され、中間プレ
ート積層方向の中間所定箇所において、相互に隣り合う
偏平管部(10)(10)同士の間に介在された偏流防止用平プ
レート(40)の両側に、上記コルゲートフィン(24)の略半
分の高さを有する一対の分割コルゲートフィン(24b)(24
b)がそれぞれ介在されている。
【0064】この第4実施形態の積層型エバポレータ
(1)によれば、上記第3実施形態の場合と同様に、冷媒
が、エバポレータコアの1つのパスから次のパスに移行
するときに、ガイド用凸部(43)によって冷媒の流れを意
図的に制御することができて、パス内での偏流の発生を
未然に防止することができ、冷媒分流の均一化により、
コア吐気温度分布が均一化し、性能がアップするもので
ある。
【0065】上記第3実施形態と第4実施形態におい
て、偏流防止用平プレート(40)に設けられたガイド用凸
部(43)は、冷媒が平プレート(40)にあけられた冷媒通過
孔(42a)を通って次のパス(偏平管部群)に移行すると
きに、冷媒の流れを意図的に制御し、冷媒分流の均一化
を図ることにより、パス内での偏流の発生を未然に防止
するために設けられており、従って、ガイド用凸部(43)
の形状および傾斜角度は、図示のものだけでなく、種々
の変更が可能である。
【0066】また、第3実施形態と第4実施形態では、
ガイド用凸部(43)が、前側下部ヘッダ部(12a)内に設け
られているため、左方上向きに傾斜せしめられている
が、ガイド用凸部(43)が、その他のヘッダ部(11a)(11b)
(12b)内に設けられる場合には、これらのガイド用凸部
(43)は、左方下向き、右方下向きあるいは右方上向き等
に傾斜せしめられるものであり、その形状および傾斜角
度も種々の変更が可能である。
【0067】なお、上記第3実施形態と第4実施形態で
は、仕切部(21a)(21b)を有する平プレート(20)と偏流防
止用平プレート(40)とが一緒に用いられているが、その
他、積層型エバポレータ(1)の中間プレート積層方向の
中間箇所において、偏流防止ガイド用凸部(43)を有する
偏流防止用平プレート(40)のみを用いても、勿論良い。
【0068】なお、上記実施形態においては、本発明
を、偏平管部(10a)(10b)を垂直方向にかつ並列状に配置
したいわゆる縦型の積層型エバポレータ(1)に適用した
場合を示したが、本発明は偏平管部(10a)(10b)を水平方
向にかつ並列状に配置したいわゆる横型の積層型エバポ
レータ(1)にも同様に適用されるものである。
【0069】本発明は、カーエアコン用積層型エバポレ
ータだけでなく、その他オイルクーラ、アフタークー
ラ、ラジエータ等の積層型熱交換器にも、同様に使用さ
れるものである。
【0070】
【発明の効果】本発明による請求項1記載の積層型熱交
換器は、上述のように、中間プレート積層方向の中間所
定箇所において、1つの偏平管部を構成する一対の金属
製中間プレート同士の間に、偏平管部に連なる上下ヘッ
ダ部のうちの所定のヘッダ部において流体の通過を阻止
する仕切部と、残りのヘッダ部において流体の通過を許
容する流体通過孔とを有する金属製平プレートが介在さ
れて、偏平管部および上下ヘッダ部内に流体流路が形成
され、また、本発明の請求項2記載の積層型熱交換器
は、上述のように、同種の積層型熱交換器であって、中
間プレート積層方向の中間所定箇所において、相互に隣
り合う偏平管部同士の間に、隣り合う偏平管部に連なる
上下ヘッダ部のうちの所定の隣接ヘッダ部間において流
体の通過を阻止する仕切部と、残りの隣接ヘッダ部間に
おいて流体の通過を許容する流体通過孔とを有する金属
製平プレートが介在されて、偏平管部および上下ヘッダ
部内に流体流路が形成されているもので、上記本発明の
積層型熱交換器によれば、いずれの場合にも、熱交換器
コアのパスを形成するために必要な仕切部を有するプレ
ートとして、構造が非常に簡単な平プレートを用いるこ
とにより、プレート金型の簡易化を図ることができて、
金型費が安くつくとともに、仕切部を有する平プレート
の配置により、種々のパス形態を有する流体回路のコア
を形成することができ、しかも部品点数が少なく、熱交
換器のコアの組立て作業が簡単で、自動化が可能であ
る。
【0071】また、本発明の積層型熱交換器では、金属
製平プレートにあけられた流体通過孔の縁部に、該孔を
通過した流体をヘッダ内に分散させるガイド用凸部が設
けられているから、流体が1つのパスから次のパスに移
行するときに、ガイド用凸部によって流体の流れを意図
的に制御することができて、パス内での偏流の発生を未
然に防止することができ、流体分流の均一化により、コ
ア吐気温度分布が均一化し、性能がアップするという効
果を奏する。
【0072】さらに、本発明の請求項7記載の積層型熱
交換器は、中間プレートの積層方向の中間所定箇所にお
いて、偏平管部を構成する一対の金属製中間プレート同
士の間に、偏平管部に連なる上下ヘッダ部においてそれ
ぞれ流体の通過を許容する流体通過孔を有するととも
に、少なくとも1つの流体通過孔の縁部に、該孔を通過
した流体をヘッダ内に分散させるガイド用凸部が設けら
れている金属製偏流防止用平プレートが介在されている
ものであり、また、本発明の請求項8記載の積層型熱交
換器は、中間プレートの積層方向の中間所定箇所におい
て、相互に隣り合う偏平管部同士の間に、隣り合う偏平
管部に連なる上下ヘッダ部においてそれぞれ流体の通過
を許容する流体通過孔を有するとともに、少なくとも1
つの流体通過孔の縁部に、該孔を通過した流体をヘッダ
内に分散させるガイド用凸部が設けられている金属製偏
流防止用平プレートが介在されているもので、いずれの
場合にも、流体が、熱交換器コアの1つのパスから次の
パスに移行するときに、ガイド用凸部によって流体の流
れを意図的に制御することができて、パス内での偏流の
発生を未然に防止することができ、流体分流の均一化に
より、コア吐気温度分布が均一化し、性能がアップする
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の積層型熱交換器の概略
正面図である。
【図2】同概略平面図である。
【図3】図1の積層型熱交換器の要部拡大縦断面図であ
る。
【図4】図1の積層型熱交換器の偏平管部を構成する2
枚の金属製中間プレートおよび金属製平プレートを示す
拡大分解斜視図である。
【図5】図4の金属製平プレートを示すもので、図5a
は一部省略拡大正面図、図5bは同拡大側面図、図5c
は図5aのcーc線に沿う拡大断面図である。
【図6】図1の積層型熱交換器の冷媒流路の概略を説明
する斜視図である。
【図7】本発明の積層型熱交換器の変形例を示すもの
で、偏平管部を構成する2枚の金属製中間プレートおよ
び2枚のインナーフィン、並びに金属製平プレートの拡
大分解斜視図である。
【図8】本発明の第2実施形態の積層型熱交換器を示す
要部拡大縦断面図である。
【図9】本発明の第3実施形態の積層型熱交換器の概略
正面図である。
【図10】図9の積層型熱交換器の要部拡大縦断面図で
ある。
【図11】図10の偏流防止用平プレートを示すもの
で、図10aは一部省略拡大正面図、図10bは同拡大
側面図、図10cは図10aのcーc線に沿う拡大断面
図である。
【図12】本発明の第4実施形態の積層型熱交換器を示
す要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 積層型エバポレータ(積層型熱交換器) 2 中間プレート 3a 前側冷媒流路形成用凹部(流体流路形成用凹
部) 3b 後側冷媒流路形成用凹部(流体流路形成用凹
部) 4a 前側上部ヘッダ部形成用凹部 4b 後側上部ヘッダ部形成用凹部 5a 前側下部ヘッダ部形成用凹部 5b 後側下部ヘッダ部形成用凹部 6 仕切用凸部 8a 前側冷媒通過孔(流体通過孔) 8b 後側冷媒通過孔(流体通過孔) 9a 前側冷媒通過孔(流体通過孔) 9b 後側冷媒通過孔(流体通過孔) 10a 前側偏平管部 10b 後側偏平管部 11a 前側上部ヘッダ部 11b 後側上部ヘッダ部 12a 前側下部ヘッダ部 12b 後側下部ヘッダ部 20 平プレート 21a 前側仕切部 21b 後側仕切部 22a 前側冷媒通過孔(流体通過孔) 22b 後側冷媒通過孔(流体通過孔) 23a 前側ガイド用凸部 23b 後側ガイド用凸部 24 コルゲートフィン 40 偏流防止用平プレート 41a 前側冷媒通過孔(流体通過孔) 41b 後側冷媒通過孔(流体通過孔) 42a 前側冷媒通過孔(流体通過孔) 42b 後側冷媒通過孔(流体通過孔) 43 偏流防止ガイド用凸部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に少なくとも1つの流体流路形成用
    凹部とこれの上下両端部にそれぞれ連なりかつこれらよ
    り深い上下少なくとも1組のヘッダ形成用凹部とを有す
    るとともに各上下ヘッダ形成用凹部の底壁に流体通過孔
    があけられている略方形の金属製中間プレートを多数を
    備えており、隣り合う一対の金属製中間プレート同士が
    相互に凹部を対向させた状態に層状に重ね合わせられ
    て、両中間プレートの周縁部同士が接合されることによ
    り、少なくとも1つの偏平管部と各偏平管部に連なる上
    下少なくとも1組のヘッダ部とが形成され、偏平管部お
    よび上下ヘッダ部が多数並列状に配置されている積層型
    熱交換器であって、中間プレート積層方向の中間所定箇
    所において、偏平管部を構成する一対の金属製中間プレ
    ート同士の間に、偏平管部に連なる上下ヘッダ部のうち
    の所定のヘッダ部において流体の通過を阻止する仕切部
    と、残りのヘッダ部において流体の通過を許容する流体
    通過孔とを有する金属製平プレートが介在されて、偏平
    管部および上下ヘッダ部内に流体流路が形成されてい
    る、積層型熱交換器。
  2. 【請求項2】 片面に少なくとも1つの流体流路形成用
    凹部とこれの上下両端部にそれぞれ連なりかつこれらよ
    り深い上下少なくとも1組のヘッダ形成用凹部とを有す
    るとともに各上下ヘッダ形成用凹部の底壁に流体通過孔
    があけられている略方形の金属製中間プレートを多数を
    備えており、隣り合う一対の金属製中間プレート同士が
    相互に凹部を対向させた状態に層状に重ね合わせられ
    て、両中間プレートの周縁部同士が接合されることによ
    り、少なくとも1つの偏平管部と各偏平管部に連なる上
    下少なくとも1組のヘッダ部とが形成され、偏平管部お
    よび上下ヘッダ部が多数並列状に配置されている積層型
    熱交換器であって、中間プレート積層方向の中間所定箇
    所において、相互に隣り合う偏平管部同士の間に、隣り
    合う偏平管部に連なる上下ヘッダ部のうちの所定の隣接
    ヘッダ部間において流体の通過を阻止する仕切部と、残
    りの隣接ヘッダ部間において流体の通過を許容する流体
    通過孔とを有する金属製平プレートが介在されて、偏平
    管部および上下ヘッダ部内に流体流路が形成されてい
    る、積層型熱交換器。
  3. 【請求項3】 金属製平プレートにあけられた流体通過
    孔の縁部に、該孔を通過した流体をヘッダ内に分散させ
    るガイド用凸部が設けられている、請求項1または2記
    載の積層型熱交換器。
  4. 【請求項4】 ガイド用凸部が、流体通過孔を通過した
    流体を該孔に近い偏平管部へと導くものである、請求項
    3記載の積層型熱交換器。
  5. 【請求項5】 すべての偏平管部および上下ヘッダ部内
    に全体として流体がU形状または蛇行状に流れる流体流
    路が形成されている、請求項1または2記載の積層型熱
    交換器。
  6. 【請求項6】 さらに、相互に隣り合う偏平管部同士の
    間にコルゲートフィンが介在され、中間プレート積層方
    向の中間所定箇所において、相互に隣り合う偏平管部同
    士の間に介在された金属製平プレートの両側に、上記コ
    ルゲートフィンの略半分の高さを有する一対の分割コル
    ゲートフィンがそれぞれ介在されている、請求項2記載
    の積層型熱交換器。
  7. 【請求項7】 片面に少なくとも1つの流体流路形成用
    凹部とこれの上下両端部にそれぞれ連なりかつこれらよ
    り深い上下少なくとも1組のヘッダ形成用凹部とを有す
    るとともに各上下ヘッダ形成用凹部の底壁に流体通過孔
    があけられている略方形の金属製中間プレートを多数を
    備えており、隣り合う一対の金属製中間プレート同士が
    相互に凹部を対向させた状態に層状に重ね合わせられ
    て、両中間プレートの周縁部同士が接合されることによ
    り、少なくとも1つの偏平管部と各偏平管部に連なる上
    下少なくとも1組のヘッダ部とが形成され、偏平管部お
    よび上下ヘッダ部が多数並列状に配置されている積層型
    熱交換器であって、中間プレートの積層方向の中間所定
    箇所において、偏平管部を構成する一対の金属製中間プ
    レート同士の間に、偏平管部に連なる上下ヘッダ部にお
    いてそれぞれ流体の通過を許容する流体通過孔を有する
    とともに、少なくとも1つの流体通過孔の縁部に、該孔
    を通過した流体をヘッダ内に分散させるガイド用凸部が
    設けられている金属製偏流防止用平プレートが介在され
    ている、積層型熱交換器。
  8. 【請求項8】 片面に少なくとも1つの流体流路形成用
    凹部とこれの上下両端部にそれぞれ連なりかつこれらよ
    り深い上下少なくとも1組のヘッダ形成用凹部とを有す
    るとともに各上下ヘッダ形成用凹部の底壁に流体通過孔
    があけられている略方形の金属製中間プレートを多数を
    備えており、隣り合う一対の金属製中間プレート同士が
    相互に凹部を対向させた状態に層状に重ね合わせられ
    て、両中間プレートの周縁部同士が接合されることによ
    り、少なくとも1つの偏平管部と各偏平管部に連なる上
    下少なくとも1組のヘッダ部とが形成され、偏平管部お
    よび上下ヘッダ部が多数並列状に配置されている積層型
    熱交換器であって、中間プレートの積層方向の中間所定
    箇所において、相互に隣り合う偏平管部同士の間に、隣
    り合う偏平管部に連なる上下ヘッダ部においてそれぞれ
    流体の通過を許容する流体通過孔を有するとともに、少
    なくとも1つの流体通過孔の縁部に、該孔を通過した流
    体をヘッダ内に分散させるガイド用凸部が設けられてい
    る金属製偏流防止用平プレートが介在されている、積層
    型熱交換器。
  9. 【請求項9】 ガイド用凸部が、流体通過孔を通過した
    流体を該孔に近い偏平管部へと導くものである、請求項
    7または8記載の積層型熱交換器。
  10. 【請求項10】 さらに、相互に隣り合う偏平管部同士
    の間にコルゲートフィンが介在され、中間プレートの積
    層方向の中間所定箇所において、相互に隣り合う偏平管
    部同士の間に介在された金属製偏流防止用平プレートの
    両側に、上記コルゲートフィンの略半分の高さを有する
    一対の分割コルゲートフィンがそれぞれ介在されてい
    る、請求項8記載の積層型熱交換器。
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