JP2003014292A - 風呂追焚き装置 - Google Patents

風呂追焚き装置

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JP2003014292A
JP2003014292A JP2001201744A JP2001201744A JP2003014292A JP 2003014292 A JP2003014292 A JP 2003014292A JP 2001201744 A JP2001201744 A JP 2001201744A JP 2001201744 A JP2001201744 A JP 2001201744A JP 2003014292 A JP2003014292 A JP 2003014292A
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Japan
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hot water
heating
bathtub
water supply
path
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Application number
JP2001201744A
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English (en)
Inventor
Koji Mochiki
康治 持木
Nobutake Yonezawa
信剛 米沢
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Harman Planing Co Ltd
Original Assignee
Harman Planing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水位検出手段等の特別な装置を別途設けるこ
となく簡単な部材を付加するだけの改良により、上記し
たような不都合を未然に回避させることが可能となる風
呂追焚き装置を提供する。 【解決手段】 吸湯部Q1から浴槽A内の湯水を吸引し
て加熱手段35へ供給し、復路を通して給湯部Q2から
浴槽Aに循環通流させる循環ポンプ34、湯水の通流を
検出する通流検出手段42、循環路36における往路の
途中箇所と復路の途中箇所とを連通接続するバイパス路
94が設けられ、通流検出手段42の検出情報に基づい
て、浴槽内の水位が給湯部よりも低い低水位状態である
か給湯部よりも高い高水位状態であるかを判別し、高水
位状態であれば加熱手段35による加熱動作を実行し、
低水位状態であれば加熱動作を実行しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽に形成された
吸湯部及びこの吸湯部よりも上方側個所に形成された給
湯部を通して浴槽内の湯水を循環させる循環路と、この
循環路を通して循環通流する湯水を加熱する加熱手段
と、前記吸湯部から浴槽内の湯水を吸引して前記循環路
の往路を通して前記加熱手段へ供給し、この加熱手段を
通過した湯水を前記循環路の復路を通して前記給湯部か
ら前記浴槽に供給するように浴槽内の湯水を循環通流さ
せる循環ポンプと、前記循環路内を循環通流する湯水の
通流を検出する通流検出手段と、前記循環ポンプ及び前
記加熱手段の動作を制御する制御手段とが備えられ、前
記制御手段が、追焚き開始指令に基づいて、前記循環ポ
ンプの運転を開始させて、前記通流検出手段の検出情報
に基づいて湯水の循環通流状態を検出すると、循環通流
する湯水の温度が追焚き用設定温度になるように加熱動
作を実行すべく前記加熱手段を制御するように構成され
ている風呂追焚き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記構成の風呂追焚き装置においては、
循環ポンプの駆動によって浴槽内の湯水を吸湯部から吸
引して循環路の往路を通して加熱手段へ供給し、加熱手
段にて加熱した後の湯水を循環路の復路を通して給湯部
から浴槽内に供給するようにして、たとえ浴槽と加熱手
段とが離れた位置に設置されていても、確実に浴槽内の
湯水を加熱して追焚きすることができるようになってお
り、このような構成の風呂追焚き装置において、従来で
は、循環ポンプを運転させると、浴槽内の湯水を前記吸
湯部から吸引して、その吸引した湯水の全量を循環路を
通して循環通流させ、加熱手段にて加熱した後に、給湯
部から浴槽内に戻すようになっていた。又、循環ポンプ
の運転によって湯水の循環通流状態を検出すると、加熱
手段による加熱動作を開始するように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の風呂追焚き
装置においては、次のような不具合が生じるおそれがあ
り、改善の余地があった。
【0004】上記構成の風呂追焚き装置において、浴槽
内の湯水の水位が前記給湯部よりも高い状態で多くの湯
水が貯留されている状態であれば、前記循環路を通して
循環通流して加熱手段にて加熱された後の追焚き用の高
温湯が給湯部を通して浴槽内に供給されると、その追焚
き用の高温湯は浴槽内の湯水とすぐ混ぜ合わされて浴槽
の内部に徐々に拡散して行き、この追焚き用の高温湯と
の混合によって浴槽全体の湯温が上昇することになる。
そして、浴槽内の湯水の水位が前記吸湯部よりも低く浴
槽内の湯水の貯留量が非常に少ない場合には、循環ポン
プを運転させても湯水を吸引することができないので、
循環路を通して浴槽内の湯水が循環通流することがな
く、加熱手段が加熱動作を実行することもない。
【0005】しかし、浴槽内の湯水の水位が吸湯部より
も高いが前記給湯部よりも低い場合に追焚きが指令され
て循環ポンプの運転を実行すると、吸湯部を通して浴槽
内の湯水が吸引され、循環路を通して浴槽内の湯水が循
環通流することになる。そして、循環路を通して循環通
流して加熱手段にて加熱された後の追焚き用の高温湯が
給湯部を通して浴槽内に供給されるのであるが、このと
き、浴槽内の湯水の水位が給湯部よりも低いので、追焚
き用の高温湯が給湯部を通して供給され、浴槽内の湯水
とすぐ混ぜ合わされることなく空気中を流れ落ちる状態
となる。そうすると、その高温湯が水面で飛散して周囲
に飛び跳ねたりして入浴している人間に不快感を与えた
りするおそれがあり、この点で改善の余地があった。
【0006】ところで、このような不都合を未然に回避
させるためには、例えば、追焚き用の高温湯の加熱温度
を、飛び跳ねたりしても入浴している人間に不快感を与
えない程度の低い温度に規制しておくことが考えられる
が、このようにすると、適正な湯水の量が確保されてい
る状態で追焚きを行うときに、浴槽全体を所望の温度に
まで追焚きするのに時間がかかり能率よく追焚きが行え
ないものとなる不利があるので実用上では採用し難い。
【0007】そこで、上述したような不都合を回避させ
るための別の方法として、例えば、浴槽内の湯水の水位
を検出する専用の水位検出手段を別途備えさせて、この
水位検出手段の検出結果により、浴槽内の湯水の水位が
前記給湯部よりも低い場合には、追焚き開始の指令があ
っても、循環ポンプの運転あるいは加熱手段による加熱
動作を行わないように制御する構成とすることが考えら
れるが、このような構成とした場合には、特別な装置で
ある水位検出手段を別途備えさせる必要があり、装置の
構成が複雑になりコスト高を招くおそれがある。
【0008】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、水位検出手段等の特別な装置を別
途設けることなく簡単な部材を付加するだけの改良によ
り、上記したような不都合を未然に回避させることが可
能となる風呂追焚き装置を提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、浴槽
に形成された吸湯部及びこの吸湯部よりも上方側個所に
形成された給湯部を通して浴槽内の湯水を循環させる循
環路と、この循環路を通して循環通流する湯水を加熱す
る加熱手段と、前記吸湯部から浴槽内の湯水を吸引して
前記循環路の往路を通して前記加熱手段へ供給し、この
加熱手段を通過した湯水を前記循環路の復路を通して前
記給湯部から前記浴槽に供給するように浴槽内の湯水を
循環通流させる循環ポンプと、前記循環路内を循環通流
する湯水の通流を検出する通流検出手段と、前記循環ポ
ンプ及び前記加熱手段の動作を制御する制御手段とが備
えられ、前記制御手段が、追焚き開始指令に基づいて、
前記循環ポンプの運転を開始させて、前記通流検出手段
の検出情報に基づいて湯水の循環通流状態を検出する
と、循環通流する湯水の温度が追焚き用設定温度になる
ように加熱動作を実行すべく前記加熱手段を制御するよ
うに構成されている風呂追焚き装置において、前記浴槽
内の水位が前記給湯部よりも低い状態において、前記循
環ポンプの運転を実行するに伴って前記給湯部から空気
を吸引するように、前記循環路における前記往路の途中
箇所と、前記循環路における前記復路の途中箇所とを連
通接続するバイパス路が設けられ、前記制御手段が、前
記循環ポンプの運転を開始させたときに、前記通流検出
手段の検出情報に基づいて、前記浴槽内の水位が前記給
湯部よりも低い低水位状態であるか、前記水位が前記給
湯部よりも高い高水位状態であるかを判別するように構
成され、前記高水位状態であることを判別すると前記循
環通流状態が検出されたものとして前記加熱動作を実行
し、前記低水位状態であることを判別すると前記加熱動
作を実行しないように、前記加熱手段を制御するように
構成されていることを特徴とする。前記浴槽内の水位が
前記給湯部よりも低い状態というのは、循環ポンプの運
転を実行するに伴って給湯部からバイパス路を通して空
気を吸引する状態になっていることであり、浴槽内の水
位が給湯部の開口部分における上縁部よりも下のレベル
にある状態であり、要するに、給湯部からバイパス路を
通して空気を吸引するおそれがある状態をいう。
【0010】前記バイパス路が設けられていることか
ら、浴槽内の水位が給湯部よりも低い状態において循環
ポンプの運転を実行すると、給湯部から空気を吸引する
ことになる。このように循環ポンプの運転に伴ってバイ
パス路を通して給湯部から空気を吸引するので、循環路
を通して通流する湯水の通流状態が、例えば大きく変動
したり不安定になったりする。一方、浴槽内の水位が給
湯部よりも高い状態において循環ポンプの運転を実行す
ると、吸湯部から湯水を吸引するとともに、給湯部から
もバイパス路を通して湯水を吸引するが、循環路内に空
気を吸引することはないので、循環路を通して通流する
湯水の通流状態が安定したものとなる。
【0011】このような循環ポンプの運転を開始させた
ときにおける循環路を通して通流する湯水の通流状態の
違いを通流検出手段の検出結果に基づいて判別するよう
にしている。つまり、浴槽内の水位が給湯部よりも低い
状態において循環ポンプの運転を実行すると、上記した
ように空気を吸引することで、湯水の通流状態が変動し
たり不安定になったりすることから、通流検出手段によ
る湯水の通流状態の検出結果が、変動したり不安定にな
ったりするので、そのことから浴槽内の水位が前記給湯
部よりも低い低水位状態であることを判別できる。一
方、浴槽内の水位が給湯部よりも高い状態において循環
ポンプの運転を実行すると、この場合には給湯部から空
気を吸引することはなく湯水の通流状態が安定したもの
となるから、通流検出手段による湯水の通流状態の検出
結果が安定するので、そのことから浴槽内の水位が給湯
部よりも高い高水位状態であることを判別できるのであ
る。
【0012】そして、前記高水位状態であることを判別
すると、循環ポンプの運転に伴う循環通流状態が検出さ
れたものとして加熱手段による加熱動作を実行するか
ら、追焚き用高温湯が給湯部から浴槽内に給湯されて適
正な追焚き運転が実行されることになる。又、前記低水
位状態であることを判別すると、循環ポンプの運転にか
かわらず、加熱手段による加熱動作を実行しないので、
浴槽内の水位が給湯部よりも低い状態において追焚き用
として高温に加熱された湯が給湯部から流れ出ることは
ない。
【0013】従って、水位検出手段等の特別な装置を別
途設けることなく、循環路における往路の途中箇所と復
路の途中箇所とを連通接続するバイパス路を設けるとい
う簡単な構造改良によって、浴槽内の湯水の水位が給湯
部よりも低い状態で追焚き用の高温湯が給湯部を通して
供給されることによる不都合、例えば、高温湯が水面で
飛散して周囲に飛び跳ねたりして入浴している人間に不
快感を与えたりするといった不都合を未然に回避させる
ことが可能となる風呂追焚き装置を提供できるに至っ
た。
【0014】請求項2によれば、前記バイパス路が、前
記浴槽の吸湯部から水平方向に延びる前記往路の横管路
部分と、前記給湯部から水平方向に延びる前記復路の横
管路部分とにわたって接続されるものであることを特徴
とする。
【0015】すなわち、前記往路の横管路部分は吸湯部
とほぼ同じ高さに位置しているから、浴槽内での水位が
吸湯部より高ければ、この往路の横管路部分には湯水が
存在することになり、浴槽内での水位が吸湯部より低け
れば、この往路の横管路部分は湯水が存在しないことに
なる。又、前記復路の横管路部分は給湯部とほぼ同じ高
さに位置しているから、浴槽内での水位が給湯部より高
ければ、この復路の横管路部分には湯水が存在すること
になり、浴槽内での水位が吸湯部より低ければ、この復
路の横管路部分は湯水が存在しないことになる。従っ
て、浴槽内の水位が吸湯部より高くて給湯部よりも低い
状態であれば、バイパス路の上部側が接続される復路の
横管路部分には湯水が存在しないので、循環ポンプを運
転すると、バイパス路から直接、空気が吸引されるの
で、循環路を通して通流する湯水の通流状態に与える影
響が直接的に出やすいので、前記高水位状態か低水位状
態かを判別し易いものとなり、請求項1を実施するのに
好適な手段が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る風呂追焚き装
置を風呂追焚き機能付きの給湯装置に適用した場合につ
いて図面に基づいて説明する。
【0017】この給湯装置は、図1に示すように、給水
路1を通して供給される水を加熱して給湯路3から給湯
栓や浴槽等に給湯する給湯用加熱部K1と、暖房戻り路
5を通して供給される熱媒体を加熱して高温暖房往き路
6に供給する暖房用加熱部K2、浴槽内の湯水を循環通
流させながら追焚きする風呂追焚き部K3等を備えて構
成されている。
【0018】前記給湯用加熱部K1は、燃焼室内に、給
水路1を通して供給される水を加熱するための給湯用熱
交換器4と、この給湯用熱交換器4を加熱する給湯用バ
ーナ2とが設けられ、給湯用熱交換器4の入口側に水道
管に接続された給水路1が接続され、その出口側に図外
の給湯栓などが接続された給湯路3が接続され、給水路
1を通して供給される水を給湯用バーナ2の燃焼により
加熱して給湯路3に給湯して、一般給湯や湯張りを行う
ように構成されている。
【0019】前記給水路1には、上流側から順に、水フ
ィルター8、給水温度を検出する給水サーミスタ9、給
水量を検出する水量センサ10が設けられ、給水路1か
らの水を給湯用熱交換器4を迂回させて給湯路3に供給
するバイパス路11が設けられ、そのバイパス路11
は、給水路1における水量センサ10よりも下流側を分
岐させて、給湯路3に接続されている。前記給湯路3に
は、上流側から順に、給湯用熱交換器4からの湯水の温
度を検出する給湯サーミスタ12、給湯用熱交換器4か
らの湯水とバイパス路11からの水との混合比を調整す
るミキシングバルブ13、ミキシングバルブ13により
混合された後の湯水の温度を検出するミキシングサーミ
スタ14、給湯路3を通して供給される湯水の量を調整
する水比例弁15、一般給湯の割り込みを検出する割り
込み水量センサ16、過圧防止装置17が設けられてい
る。前記ミキシングバルブ13は、バイパス路11と給
湯路3との接続部分に設けられ、給湯路3において、水
比例弁15と割り込み水量センサ16との間の部分か
ら、風呂用の湯張り路18を分岐させている。このよう
に、給水路1を通して供給される水の一部を給湯用熱交
換器4に供給し、残りの一部をバイパス路11に供給し
て、給湯用熱交換器4にて加熱された湯水とバイパス路
11からの水とを混合したのち、給湯路3を通して湯水
を供給するように構成されている。
【0020】前記暖房用加熱部K2は、燃焼室内に、暖
房戻り路5を通して供給される熱媒体を加熱するための
暖房用熱交換器7と、この暖房用熱交換器7を加熱する
暖房用バーナ39とが設けられ、暖房用熱交換器7は、
その入口側に入路としての暖房戻り路5が接続され、そ
の出口側に出路としての高温暖房往き路6が接続され、
暖房戻り路5を通して供給される熱媒体を暖房用バーナ
39の燃焼により加熱して高温暖房往き路6に流出し
て、熱消費端末としての暖房端末Dに熱媒体を供給する
ように構成されている。前記暖房戻り路5には、上流側
から順に、暖房戻りサーミスタ19、補給水タンク2
0、流体用循環手段としての暖房ポンプ21が設けら
れ、高温暖房往き路6における暖房用熱交換器の近くに
は、暖房往き高温サーミスタ22が設けられている。暖
房戻り路5において、暖房ポンプ21よりも下流側の部
分から、低温型暖房端末D2(例えば、床暖房装置)に
熱媒体を供給する低温暖房往き路23を分岐させ、その
低温暖房往き路23には、暖房往き低温サーミスタ24
が設けられている。また、高温暖房往き路6の熱媒体を
高温型暖房端末D1(例えば、室内暖房装置)を迂回し
て暖房戻り路5に供給する加熱対象流体用バイパス路と
しての暖房バイパス路6aが設けられ、その暖房バイパ
ス路6aが、暖房戻り路5における暖房戻りサーミスタ
19よりも上流側に接続されている。
【0021】前記補給水タンク20には、給水路1にお
ける水フィルター8と給水サーミスタ9との間の箇所か
ら分岐させた補給水路25を接続するとともに、オーバ
ーフロー路26が接続され、補給水路25には、補給水
バルブ27、補給水電磁弁28が設けられている。そし
て、補給水タンク20には、水位の上限を検出する上限
センサ29、水位の下限を検出する下限センサ30が設
けられ、下限センサ30にて補給水タンク20の水位が
下限であることが検出されると、上限センサ29にて補
給水タンク20の水位が上限であることが検出されるま
で、補給水タンク20に補給水路25を通して水を供給
するように、補給水電磁弁28を開閉制御するように構
成されている。
【0022】前記高温暖房往き路6と暖房戻り路5とに
は、高温型暖房端末D1が接続され、低温暖房往き路2
3と暖房戻り路5とには、低温型暖房端末D2が接続さ
れ、暖房ポンプ21を作動させることにより、補給水タ
ンク20の湯水が暖房戻り路5を通流し、その一部が暖
房用熱交換器を迂回して低温暖房往き路23を通じて低
温型暖房端末D2に供給され、残部が暖房用熱交換器に
流入し、暖房用熱交換器7で加熱された熱媒体としての
湯水が高温暖房往き路6を通じて高温型暖房端末D1に
供給され、その高温型暖房端末D1から戻る湯水も低温
型暖房端末D2から戻る湯水も暖房戻り路5を通じて補
給水タンク20に戻されるように構成されている。
【0023】次に、風呂追焚き部K3について説明す
る。浴槽Aに形成された吸湯部Q1及びこの吸湯部Q1
よりも上方側個所に形成された給湯部Q2を通して浴槽
内の湯水を循環させる循環路が備えられている。つま
り、浴槽Aに形成された吸湯部Q1には往路32が接続
され、浴槽Aに形成された給湯部Q2には復路33が接
続され、この往路32と復路33とにより風呂循環路3
6が構成されている。そして、前記吸湯部Q1から浴槽
A内の湯水を吸引して風呂循環路36の往路32と復路
33とを通して給湯部Q2から浴槽Aに供給するように
浴槽A内の湯水を循環通流させる循環ポンプとして機能
する風呂ポンプ34が設けられ、この風呂ポンプ34を
作動させることにより、浴槽湯水を風呂循環路36を通
して循環通流させるように構成されている。
【0024】この実施形態で示す給湯装置は、従来より
自然循環型の追焚き装置を利用していた浴槽に対して、
その追焚き装置に代えて前記往路32と復路33とを接
続させるようにしたものである。つまり、図4に示すよ
うに、吸湯部Q1及び給湯部Q2には夫々横向きの連通
路90、91が接続され、それらの他端側が内部にて開
放される状態としながら、それらの外周部を密閉状態で
覆う循環ジャケット93が備えられているが、これは自
然循環型の追焚き装置に利用されていた構成をそのまま
使用するようにしたものである。前記循環ジャケット9
3の内部において前記各横向きの連通路90、91に横
向きに入り込む状態で、前記復路33の端部である小径
の吐き出し路33a及び前記往路32の端部である吸引
路32aとが差し込み装着されており、風呂ポンプ34
が作動すると、前記吐き出し路33aから加熱された湯
が連通路90を通して浴槽内に吐き出されるとともに、
前記連通路91を通して吸引路32aから浴槽A内の湯
水が吸引されることになる。つまり、前記各連通路9
0,91、前記吐き出し路33a、前記吸引路32aは
夫々、風呂循環路36の一部を構成することになる。
【0025】そして、この給湯装置では、前記浴槽の吸
湯部Q1から水平方向に延びる往路32の横管路部分と
しての前記吸引路32aの前記循環ジャケット93の外
方側の途中箇所と、前記給湯部Q2から水平方向に延び
る前記復路33の横管路部分としての前記吐き出し路3
3aの前記循環ジャケット93の外方側の途中箇所とに
わたってそれらを連通接続させるバイパス路94が設け
られている。このバイパス路94は、浴槽A内の水位が
給湯部Q2よりも低い状態において、風呂ポンプ34の
運転を実行するに伴って給湯部Q2から空気を吸引する
ように、風呂循環路36における往路32の途中箇所
と、風呂循環路36における復路33の途中箇所とを連
通接続するものである。
【0026】前記風呂循環路36の経路途中には、暖房
用熱交換器7にて加熱された熱媒体と風呂ポンプ34の
作動により循環される浴槽湯水との間で熱交換すること
で、浴槽湯水を加熱する加熱手段としての液々熱交換器
35が設けられている。この液々熱交換器35は、高温
暖房往き路6から分岐された風呂加熱用往き路37と風
呂循環路36とが、一部の区間において、風呂加熱用往
き路37を内側、風呂循環路36を外側とした同芯二重
管構造にて構成されている。そして、液々熱交換器35
においては、風呂加熱用往き路37における熱媒体の流
れ方向と風呂循環路36における浴槽湯水の流れ方向と
が互いに逆向きになるように構成されている。すなわ
ち、暖房用熱交換器7にて加熱された熱媒体と、風呂ポ
ンプ34の運転により風呂循環路36を循環する浴槽湯
水との間で熱交換が行われ、浴槽内の湯水の追焚きが行
われることになる。
【0027】前記風呂加熱用往き路37には、液々熱交
換器35よりも熱媒体の流動方向の上流側に、風呂往き
熱動弁38が設けられ、この風呂往き熱動弁38を開閉
することによって、暖房用熱交換器7にて加熱された熱
媒体を液々熱交換器35に供給する状態と供給しない状
態とに切り換えるように構成されている。
【0028】前記往路32には、浴槽側から順に、風呂
戻りサーミスタ40、風呂ポンプ34、風呂循環路36
内を循環通流する湯水の通流を検出する通流検出手段と
しての水流スイッチ42が設けられ、復路33には、風
呂往きサーミスタ43が設けられている。前記水流スイ
ッチ42は、風呂循環路36内を循環通流する湯水の通
流量が設定量を越えるとオン状態に切り換わり、通流量
が設定量より少なくなるとオフ状態に戻り、通流がない
状態ではオフ状態を維持する構成となっている。前記給
湯路3からの湯水を浴槽Aに供給するための風呂用の湯
張り路18は、往路32において、風呂ポンプ34と水
流スイッチ42との間に相当する部分に接続し、この湯
張り路18には、上流側から順に、バキュームブレーカ
ー44、湯張り路18を開閉する注湯電磁弁45、湯張
り逆止弁46が設けられている。
【0029】そして、給湯用熱交換器4からの湯水を、
ミキシングバルブ13にてバイパス路11からの水と混
合したのち、その湯水を給湯路3、湯張り路18、往路
32および復路33を通して浴槽Aに供給して湯張りを
行うように構成されている。また、風呂ポンプ34を運
転することにより、往路32および復路33を通して、
浴槽湯水を液々熱交換器35と浴槽Aとの間で循環させ
るとともに、風呂往き熱動弁38を開弁して、暖房ポン
プ21を運転することにより、暖房用熱交換器7にて加
熱された熱媒体を風呂加熱用往き路37を通して液々熱
交換器35に供給させることによって、風呂加熱用往き
路37における熱媒体にて浴槽湯水を加熱して、浴槽湯
水を追焚するように構成されている。
【0030】前記給湯用バーナ2及び暖房用バーナ39
に対する元ガス供給路49には、燃料供給を断続する元
ガス電磁弁50が設けられ、この元ガス供給路49から
分岐された給湯用燃料供給路51には、給湯用バーナ2
に対する燃料供給量を変更調節自在なガス量調節弁52
が設けられ、この給湯用燃料供給路51はさらに3系統
に分岐されて給湯用バーナ2に接続され、それぞれのガ
ス供給路分岐路部分53にガス切替え電磁弁54が設け
られている。そして、元ガス供給路49から分岐された
暖房用燃料供給路55には、暖房用バーナ39に対する
燃料供給を断続する暖房用ガス電磁弁56と、暖房用バ
ーナ39に対する燃料供給量を変更調節自在なガス量調
節弁57が設けられている。又、前記給湯用バーナ2に
対して、燃焼用空気を供給するファン58と、点火動作
を実行するイグナイタ59と、着火されたか否かを検出
するフレームロッド60とが夫々備えられている。そし
て、前記暖房用バーナ39に対して、燃焼用空気を供給
するファン61と、点火動作を実行するイグナイタ62
と、着火されたか否かを検出するフレームロッド63と
が夫々備えられている。
【0031】前記制御部Hに対して各種の指令を行う台
所リモコン73および浴室リモコン74が設けられ、制
御部Hは、図2に示すように、台所リモコン73および
浴室リモコン74の指令に基づいて、給湯用バーナ動作
部V、暖房用バーナ動作部W、給湯動作部X、風呂動作
部Y、暖房動作部Zを制御して、一般給湯運転、ふろ自
動運転、追焚き運転、暖房運転などの各種の運転を実行
するように構成されている。
【0032】ちなみに、給湯用バーナ動作部Vは、ファ
ン58、ガス切替え電磁弁54、ガス量調節弁52、元
ガス電磁弁50、イグナイタ60、フレームロッド61
などから構成され、暖房用バーナ動作部Wは、ファン5
9、暖房用ガス電磁弁56と、ガス量調節弁57,元ガ
ス電磁弁50、イグナイタ64、フレームロッド65な
どから構成され、給湯動作部Xは、給水サーミスタ9、
水量センサ10、給湯サーミスタ12、ミキシングバル
ブ13、ミキシングサーミスタ14などから構成されて
いる。また、風呂動作部Yは、風呂ポンプ34、風呂戻
りサーミスタ40、水流スイッチ42、風呂往きサーミ
スタ43、注湯電磁弁45、風呂往き熱動弁38などか
ら構成され、暖房動作部Zは、暖房戻りサーミスタ1
9、暖房ポンプ21、暖房往き高温サーミスタ22、暖
房往き低温サーミスタ24などから構成されている。
【0033】前記台所リモコン73には、一般給湯運転
を実行可能な状態に指令する運転スイッチ75、給湯温
度を設定する給湯温度設定部76、ふろ自動運転を指令
するふろ自動スイッチ77、暖房運転を指令する暖房ス
イッチ78、保温制御処理を実行するか否かを選択する
給湯保温スイッチ83などが設けられている。前記浴室
リモコン74には、一般給湯運転を実行可能な状態に指
令する運転スイッチ79、浴槽Aへの湯張り温度や水位
などを設定するふろ設定変更スイッチ80、ふろ自動運
転を指令するふろ自動スイッチ81、追焚き運転を指令
する追焚きスイッチ82などが設けられている。
【0034】前記制御部Hの各種の運転における動作に
ついて説明する。前記一般給湯運転は、台所リモコン7
3の運転スイッチ75または浴室リモコン74の運転ス
イッチ79がON操作されている状態で、給湯栓などの
開操作に伴って水量センサ10による検出水量が所定量
以上になると、ファン48を駆動した後、ガス切替え電
磁弁54を適宜切替えて元ガス電磁弁50を開弁して、
ガス量調節弁52の開度を調整してイグナイタ59によ
り給湯用バ−ナ2に点火する。そして、給湯用バーナ2
に着火されると、台所リモコン73の給湯温度設定部7
6による設定温度、給水サーミスタ9による検出水温、
水量センサ10による検出水量などに基づいて、ガス切
替え電磁弁54が切替えられるとともに、ガス量調節弁
52の開度が調整され、かつ、ミキシングバルブ13の
開度も調整されて給湯温度が設定温度になるように、い
わゆるフィードフォワード制御が実行され、給湯用熱交
換器4にて加熱された湯水とバイパス路11からの水と
を混合して、給湯路3を通して設定温度の湯水を給湯す
るようにしている。
【0035】また、このフィードフォワード制御ととも
に、台所リモコン73の給湯温度設定部76による設定
温度とミキシングサーミスタ14による検出湯温との偏
差に基づいて、ガス量調節弁52の開度を微調整する、
いわゆるフィードバック制御が実行されて、台所リモコ
ン73の給湯温度設定部76による設定温度の湯を給湯
栓に供給する。そして、給湯栓の閉操作に伴って、水量
センサ10が所定量の通水を検出しなくなると、元ガス
電磁弁50とガス量調節弁52を閉弁してバーナ2の燃
焼を停止し、一定時間経過後にファン48も停止して一
般給湯運転を終了する。
【0036】前記暖房運転は、高温型暖房端末D1に熱
媒体を循環供給する高温暖房運転と、低温型暖房端末D
2に熱媒体を循環供給する低温暖房運転とがあるが、い
ずれも、台所リモコン73の暖房スイッチ78がON操
作されると、暖房ポンプ21を作動させ、暖房用バーナ
39に点火して、暖房負荷に応じて、暖房用バーナ39
の燃焼状態を制御するようにしている。
【0037】前記ふろ自動運転は、台所リモコン73の
ふろ自動スイッチ77や浴室リモコン74のふろ自動ス
イッチ81がON操作されると、注湯電磁弁45が開弁
され、水量センサ10が所定量以上の水流を検出する
と、上述の一般給湯運転と同様にバーナ2に点火して、
フィードフォワード制御とフィードバック制御とにより
浴槽Aに設定温度の湯水が供給される。つまり、ガス量
調節弁52やミキシングバルブ13の開度を調整して、
給水路1からの水を給湯用熱交換器4にて加熱し、加熱
後の湯にバイパス路11からの水が混合されて、設定温
度の湯水が湯張り路18を介して往路32と復路33に
供給され、往路32と復路33の両路から浴槽A内に供
給される。
【0038】そして、水量センサ10の検出値を積算し
て積算値が設定量に達すると、注湯電磁弁45を閉弁し
て、元ガス電磁弁50とガス量調節弁52を閉弁して給
湯用バーナ2の燃焼が停止され、一定時間経過後にファ
ン48も停止される。また、浴槽Aに設定量の湯水が供
給されると、風呂ポンプ34を作動させて、浴槽湯水の
温度が設定温度になるように、後述する追焚き運転を実
行する。なお、湯張り運転中に給湯栓が開操作される
と、割り込み水量センサ16が水流を検出し、ふろ自動
運転を停止して一般給湯運転を実行する。つまり、一般
給湯運転が優先して実行され、給湯栓が閉操作される
と、ふろ自動運転が再開される。
【0039】前記制御部Hは、後述するような追焚き運
転において、風呂ポンプ34の運転を開始させたとき
に、水流スイッチ42の検出情報に基づいて、浴槽A内
の水位が給湯部Q2よりも低い低水位状態であるか、水
位が給湯部Q2よりも高い高水位状態であるかを判別す
るように構成され、高水位状態であることを判別すると
循環通流状態が検出されたものとして液々熱交換器35
による加熱動作を実行し、低水位状態であることを判別
すると加熱動作を実行しないように構成されている。
【0040】次に、追焚き運転における制御動作につい
てフローチャートに基づいて説明する。図3に示すよう
に、浴室リモコン74の追焚きスイッチ82がON操作
されると、風呂ポンプ34の運転を開始する(ステップ
1、2)。そのとき、浴槽A内に充分な量の湯水が存在
して、例えば図4(イ)に示すように浴槽A内の水位が
給湯部Q2よりも高い状態であれば、風呂ポンプ34の
吸引作用によって浴槽A内の湯水が、図1中実線矢印に
示すように、風呂循環路36を通して安定した状態で循
環通流して、水流スイッチ42が設定量以上の通風を検
出してオン状態に切り換わり、しかも、オン状態が継続
することなる。そして、水流スイッチ42のオン状態が
設定時間(数秒間)以上継続したことを確認すると、循
環通流状態が検出されたものとして追焚き用加熱動作を
実行する(ステップ3、4、5)。つまり、暖房用バー
ナ39に点火して、暖房用バーナ39の燃焼量が追焚き
運転用燃焼量になるように、ガス量調節弁57の開度が
調整される。また、暖房ポンプ21を作動させ、風呂往
き熱動弁38を開弁して、図1中点線矢印に示すよう
に、暖房用熱交換器にて加熱された熱媒体を液々熱交換
器35に供給する。このようにして、液々熱交換器35
において、暖房用熱交換器にて加熱された熱媒体にて浴
槽湯水が加熱されて、復路33を通して浴槽Aに供給さ
れ、浴槽内の湯水と混合されて浴槽が追焚きされること
になる。尚、追焚きが指令されたときに、既に暖房運転
が行われていれば、暖房用熱交換器による熱媒体の加熱
はそのときすでに実行しているので、この場合には、加
熱動作としては風呂往き熱動弁38を開弁させるだけの
処理となる。
【0041】そして、その後、風呂戻りサーミスタ40
の検出温度txが設定温度tsよりも高い温度になる
か、又は、追焚きスイッチ82がOFF操作されると、
液々熱交換器35による加熱動作を停止する(ステップ
6、7、8)。つまり、元ガス電磁弁50、暖房用ガス
電磁弁56、ガス量調節弁57を閉弁して暖房用バーナ
39の燃焼を停止し、一定時間経過後にファン61も停
止して、風呂往き熱動弁38を閉弁して、暖房ポンプ2
1を停止させる。そして、風呂ポンプ34を停止させて
追焚き運転を終了する(ステップ9)。但し、このと
き、給湯運転等が同時運転されており、給湯用バーナ2
が燃焼中であれば、元ガス電磁弁50は開状態が維持さ
れ、暖房運転が同時運転されていれば、暖房用バーナ3
9は燃焼状態がそのまま維持される。
【0042】そして、ステップ3にて水流スイッチ42
のオンが検出されても、そのオン状態が設定時間以上継
続していなければ、上記したような追焚き加熱動作は行
わないようになっている(ステップ4)。例えば、図4
(ロ)に示すように、浴槽A内の湯水の水位が吸湯部Q
1よりも高いが給湯部Q2よりも低い場合に追焚きが指
令されて風呂ポンプ34の運転を実行したような場合に
は、風呂ポンプ34の運転に伴って吸湯部Q1を通して
浴槽内の湯水を吸引して風呂循環路36を通して浴槽内
の湯水を循環通流させようとするが、上記したように往
路32の途中箇所と復路33の途中箇所とを連通接続す
るバイパス路94が設けられていることから、この風呂
ポンプ34の吸引力によってバイパス路94から給湯部
Q1を通し空気を吸引することになる。その結果、風呂
循環路36内の湯水の通流量が例えば図5に示すように
大きく変動したり不安定になったりする。その結果、水
流スイッチ42がオンする設定通流量Sより大きい状態
が長く継続せず、オン状態とオフ状態とを短い周期で繰
り返したりすることになる。そのことから、制御部Hは
浴槽内の水位が前記給湯部よりも低い低水位状態である
ことを判別できるので、このような水流スイッチ42の
オン状態が長続きしない状態であれば、追焚き加熱処理
を行わないようにしている(ステップ4)。従って、こ
のステップ4の処理が、前記浴槽内の水位が前記給湯部
よりも低い低水位状態であるか、前記水位が前記給湯部
よりも高い高水位状態であるかを判別する処理に対応す
ることになる。
【0043】〔別実施形態〕以下、別実施形態を列記す
る。
【0044】(1)上記実施形態では、循環路内を循環
通流する湯水の通流を検出する通流検出手段として、設
定量以上の通流状態であればオン状態になる水流スイッ
チを用いる構成としたが、このような構成に限らず、循
環路内を通流する湯水の通流量を計測することが可能な
検出手段を備えて、その検出結果に基づいて、制御手段
が通流状態を判断するような構成としてもよい。
【0045】(2)上記実施形態では、前記浴槽内の水
位が前記給湯部よりも低い低水位状態であるか、前記水
位が前記給湯部よりも高い高水位状態であるかを判別す
る処理として、設定量以上の通流が検出去れるとオンす
る水流スイッチがオンしている状態が設定時間以上継続
するか否かにより判別したが、このような構成に限ら
ず、次のような構成としてもよい。例えば、循環路内を
通流する湯水の通流量を計測することが可能な検出手段
を用いて、計測される通流量の大きさにかかわらず、通
流量の単位時間あたりの変化量が設定値より小さい状
態、すなわち、変動幅が少ない安定した通流状態であれ
ば高水位状態であると判別し、変動幅が大きければ低水
位状態であると判別するようにしてもよい。
【0046】(3)上記実施形態では、前記循環路の往
路及び復路が、夫々、前記循環ジャケット93の構成を
そのまま利用する構成としたが、このような構成に限ら
ず、浴槽の給湯部と吸湯部に直接、連通接続させる構成
としてもよい。
【0047】(4)上記実施形態では、前記バイパス路
が、前記浴槽の吸湯部から水平方向に延びる前記往路の
横管路部分と、前記給湯部から水平方向に延びる前記復
路の横管路部分とにわたって接続される構成としたが、
このような構成に限らず、風呂ポンプの吸引に伴って、
給湯部Q2から空気を吸引することが可能な構成であれ
ば、バイパス路の接続位置は上記位置に限定されるもの
ではない。
【0048】(5)上記実施形態では、本発明にかかる
風呂追焚き装置を、風呂追焚き機能付きの給湯装置に適
応した例を示したが、風呂追焚き機能だけを単独で備え
る構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】給湯装置の概略構成図
【図2】給湯装置の制御ブロック図
【図3】追焚き運転の制御フローチャート
【図4】浴槽と循環路との接続状態を示す図
【図5】通流量の変化を示す図
【符号の説明】
32 往路 33 復路 34 循環ポンプ 35 加熱手段 36 循環路 42 通流検出手段 94 バイパス路 A 浴槽 H 制御手段 Q1 吸湯部 Q2 給湯部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L024 CC19 DD05 DD14 DD17 DD22 GG23 HH26

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽に形成された吸湯部及びこの吸湯部
    よりも上方側個所に形成された給湯部を通して浴槽内の
    湯水を循環させる循環路と、 この循環路を通して循環通流する湯水を加熱する加熱手
    段と、 前記吸湯部から浴槽内の湯水を吸引して前記循環路の往
    路を通して前記加熱手段へ供給し、この加熱手段を通過
    した湯水を前記循環路の復路を通して前記給湯部から前
    記浴槽に供給するように浴槽内の湯水を循環通流させる
    循環ポンプと、 前記循環路内を循環通流する湯水の通流を検出する通流
    検出手段と、 前記循環ポンプ及び前記加熱手段の動作を制御する制御
    手段とが備えられ、 前記制御手段が、 追焚き開始指令に基づいて、前記循環ポンプの運転を開
    始させて、前記通流検出手段の検出情報に基づいて湯水
    の循環通流状態を検出すると、循環通流する湯水の温度
    が追焚き用設定温度になるように加熱動作を実行すべく
    前記加熱手段を制御するように構成されている風呂追焚
    き装置であって、 前記浴槽内の水位が前記給湯部よりも低い状態におい
    て、前記循環ポンプの運転を実行するに伴って前記給湯
    部から空気を吸引するように、前記循環路における前記
    往路の途中箇所と、前記循環路における前記復路の途中
    箇所とを連通接続するバイパス路が設けられ、 前記制御手段が、 前記循環ポンプの運転を開始させたときに、前記通流検
    出手段の検出情報に基づいて、前記浴槽内の水位が前記
    給湯部よりも低い低水位状態であるか、前記水位が前記
    給湯部よりも高い高水位状態であるかを判別するように
    構成され、 前記高水位状態であることを判別すると前記循環通流状
    態が検出されたものとして前記加熱動作を実行し、前記
    低水位状態であることを判別すると前記加熱動作を実行
    しないように、前記加熱手段を制御するように構成され
    ている風呂追焚き装置。
  2. 【請求項2】 前記バイパス路が、前記浴槽の吸湯部か
    ら水平方向に延びる前記往路の横管路部分と、前記給湯
    部から水平方向に延びる前記復路の横管路部分とにわた
    って接続されるものである請求項1記載の風呂追焚き装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007247933A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Paloma Ind Ltd 給湯装置

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