JP2003014146A - 逆止弁 - Google Patents

逆止弁

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JP2003014146A
JP2003014146A JP2001202194A JP2001202194A JP2003014146A JP 2003014146 A JP2003014146 A JP 2003014146A JP 2001202194 A JP2001202194 A JP 2001202194A JP 2001202194 A JP2001202194 A JP 2001202194A JP 2003014146 A JP2003014146 A JP 2003014146A
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valve
pressure
conduit
pipe line
fluid
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JP2001202194A
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Yukihiko Karasawa
幸彦 唐澤
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Karasawa Fine Ltd
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Karasawa Fine Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K15/00Check valves
    • F16K15/02Check valves with guided rigid valve members
    • F16K15/04Check valves with guided rigid valve members shaped as balls
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K11/00Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves
    • F16K11/02Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves with all movable sealing faces moving as one unit
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K11/00Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves
    • F16K11/10Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves with two or more closure members not moving as a unit
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルばねが不要で流量を大きくすることが
できる逆止弁を提供することを第1の目的としている。 【解決手段】 弁室12と、該弁室の対向する位置に開
口する第1管路13及び第2管路14と、該第1管路と
第2管路の弁室側端部に形成された弁座13a,14a
と、2つの弁座の中間に開口する吐出管路15と、上記
弁室内の上記2つの弁座の間に移動自在に設けられた弁
体16と、を有する。第1管路13と第2管路14のう
ち、圧力の高い方の管路から吐出管路15へと自動的に
切り換えて流体を流すことができる。このとき、流路内
にはコイルばねが無いので、流路を大きくでき、コイル
ばねの摩耗の問題も生じない。また、弁体16を流路の
外に出すことができ、この点からも流量を大きくするこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明が属する技術分野】本発明は、2つの経路から加
圧された流体が間欠的に送られてくる場合に、自動的に
圧力の加わった流体を選んで吐出したり、1つの経路か
ら加圧された流体を送り、流体圧が変化する2つの経路
の供給圧力より低い圧力の経路に流体の供給ができる逆
止弁に関する。
【従来の技術】水と油のような混じり合わない複数の液
体の混合物を乳化したり、スラリー内の固体の粒子を微
細化したりする場合、これらの流体を高圧にして、対向
するノズルから噴射させ、噴射させた流体同士を衝突さ
せて粒子を微細化する方法が知られている。
【0001】図5は、このような粒子を微細化するシス
テムの全体構成を簡略化した図である。同図において、
Aは低圧側流体で、Bは高圧側流体であるが、便宜的
に、低圧側流体Aの流れる管路は実線で示し、高圧側流
体Bの流れる管路は点線で示している。低圧側流体Aと
してはオイルを使用している。他方の高圧側流体Bと
は、上述した水と油のような混ざり合わない複数の液体
の混合体や、各種のスラリーである。
【0002】タンク1には低圧側流体Aが貯留されてい
る。この低圧側流体Aは圧力ポンプ2により汲み上げら
れる。圧力ポンプ2から吐出された低圧側流体Aは、レ
ギュレータ3で所定の圧力に調整されて2つの切換弁
4,4’に達する。
【0003】各切換弁4,4’には、それぞれ2本ずつ
の吐出管路が接続されている。切換弁4,4’は、これ
らのいずれか一方の管路に低圧側流体Aを供給するか、
あるいはどちらにも低圧側流体Aを供給しない閉止状態
かのいずれかに切換できる。切換弁4に接続された吐出
管路は、増圧機5に接続され、切換弁4’に接続された
吐出管路は増圧機5’に接続されている。
【0004】圧力ポンプ2が作動して低圧側流体Aが増
圧機5を作動すると、増圧機5からは高圧に増圧された
高圧側流体Bが吐出される。増圧機5,5’はピストン
の往復動を利用したもので、往復動の一方で高圧側流体
Bを加圧するが、他方の移動では加圧できない。そこ
で、2つの増圧機5,5’で交互に加圧すれば、常時い
ずれか一方の増圧機5,5’から加圧された高圧側流体
Bを得ることができる。この切り換えは、切換弁4,
4’で行う。
【0005】増圧機5から吐出された高圧側流体Bは2
つの逆止弁6,6の中間に接続される。逆止弁6は、図
の矢印方向の流体は流すが、逆方向へは流さない構成で
ある。他方の増圧機5’から吐出された高圧側流体Bは
2つの逆止弁6’,6’の中間に接続される。逆止弁
6’は、図の矢印方向の流体は流すが、逆方向へは流さ
ない構成となっている。
【0006】タンク7には、高圧側流体Bが貯留されて
いる。タンク7内の高圧側流体Bは、タンク7の下から
出ている管路を通ってエアーポンプ8に達し、エアーポ
ンプ8によって送り出され、2つの管路に分かれて逆止
弁6又は逆止弁6’に達する。
【0007】増圧機5,5’のピストンが下降して加圧
中であれば、エアーポンプ8からの高圧側流体Bは、逆
止弁6,6’を通過できないが、ピストンが上昇して増
圧機5,5’が減圧中であれば、エアーポンプ8側の高
圧側流体Bの圧力の方が高くなり、高圧側流体Bは増圧
機5,5’のシリンダ内に進入する。
【0008】増圧機5,5’は交互にピストンが下降し
て加圧された高圧側流体Bを供給するのであるから、逆
に、増圧機5,5’は交互にピストンが上昇して高圧側
流体Bが減圧され、タンク7から新たな高圧側流体Bの
供給を受けることになる。
【0009】逆止弁6,6’を通過して来た高圧側流体
Bは、噴流衝突部9に至り、2つの流路に分流され、各
流路の端末に対向して設けられたノズル91,91から
噴射される。そして、一方のノズル91から噴射された
流体が他方のノズル91から噴射された流体と衝突する
ことで、スラリーに含まれる粒子が粉砕されたり、水と
油の粒子が細かくなって乳化することになる。噴流衝突
部9で衝突させられた高圧側流体Bは、再びタンク7に
戻り、循環して所望の乳化度や粒子径になるまで繰り返
し衝突させられる。
【0010】上記の構成における逆止弁6,6’には、
通常、コイルばねでボール弁を弁座に圧接するタイプの
ものが使用されてきた。弁座側の流体の圧力が高けれ
ば、流体の圧力がコイルばねに打ち勝って弁体を押し上
げ、流体が流れる。コイルばね側の流体の圧力が高けれ
ば、弁体は弁座に押しつけられて流れない。というもの
である。
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような逆
止弁では、流体の粘度によってばねによるボール弁体の
戻り速度が異なってくるので、流体の粘度に応じて異な
る特性のばねを用いることが必要であった。
【0011】また、取り扱う流体が固液混相流体(スラ
リー)であると、流体中の固体粒子がコイルばねを擦る
ようにして流れる。その結果、コイルばねが摩耗し、ば
ねの弾性を弱くしてしまう。ばねの弾性が弱ければ、弁
体の動きが悪くなり、逆止できなくなる。加えて、ボー
ル弁体とコイルばねの双方が流路中にあるので、流路面
積を小さくし、流量が小さくなってしまう、という問題
もあった。
【0012】さらに、上記の従来技術においては、増圧
機5,5’と噴流衝突部9との間の配管が複雑になると
いった問題もあった。一方、図5に示す粒子を微細化す
るシステムでは、噴流衝突部9側の圧力が増圧機5,
5’側の圧力より高くなるということは実際問題として
起こらないことから、そのような状態を除外して逆止弁
6,6’を構成してもこのシステム内では問題がない。
【0013】本発明は、このようなことから考えられた
もので、コイルばねが不要で流量を大きくすることがで
きる逆止弁を提供することを第1の目的としている。ま
た、第2の目的として流体圧が周期的に変化する2つの
管路と、第3の管路との間で流体の受け渡しをする際
に、配管を簡単にすることができる逆止弁を提供するこ
とを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、弁室と、該弁室の対向する位置に開口す
る第1管路及び第2管路と、該第1管路と第2管路の弁
室側端部に形成された弁座と、2つの弁座の中間に開口
する吐出管路と、上記弁室内の上記2つの弁座の間に移
動自在に設けられた弁体と、を有することを特徴として
いる。
【0015】又は、弁室と、該弁室の対向する位置に開
口する第1管路及び第2管路と、第1管路の弁室側開口
に形成された弁座と、弁室内の上記第1管路と第2管路
との間に設けられた仕切壁と、該仕切壁に貫通形成され
た主流路と、仕切壁の該主流路から離れた位置に貫通形
成された補助流路と、上記仕切壁と上記弁座側の弁室内
壁との間に形成された弁体通路と、該弁体通路内にあっ
て、上記弁座に当接して閉弁する位置と弁座から離れ上
記補助流路に接近して開弁する位置との間を移動自在な
弁体と、を有し、上記弁体通路が、閉弁位置より開弁位
置の方が第2管路に近づく方向に傾斜していることを特
徴としている。
【0016】上記主流路の上記第1管路に対向する開口
が第1管路とずれた位置にある構成としたり、上記の逆
止弁を、上記第1管路同士を結合した状態で対称に配置
し、結合された第1管路に連通する吸入管路を設けた構
成とすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面によ
って説明する。図1は本発明の逆止弁の第1実施例を示
す図である。同図において、逆止弁10のブロック11
には、内部に弁室12が形成され、この弁室12の対向
する位置に、第1管路13と第2管路14と、これらの
中間に開口する吐出管路15とが形成されている。弁室
12内にはボール状の弁体16が挿入されている。
【0018】弁体16は、実線で示した位置にあるとき
は、第1管路13の弁室側端部に形成された弁座13a
に当接してこの第1管路13を閉塞する。点線で示した
16’の位置にあるときは、第2管路14の弁座14a
に当接してこの第2管路14を閉塞する。吐出管路15
は、小径の孔15a,15b,15cを複数開けること
で、弁体16が実線と点線で示す位置を自在に往復でき
るようにするとともに、弁体16により3つ全部が同時
に閉塞されることがないようになっている。また、3つ
の小径の孔15a,15b,15cのうち1つが閉塞さ
れても残りの2つの断面積が吐出管路15の断面積と同
等になるようにしている。
【0019】第2管路14内の流体圧が第1管路13内
の流体圧より高圧になると、弁体16は第2管路14か
らの圧力により実線で示すように弁座13aに圧接し、
第1管路13を閉塞する。流体は、第2管路14から第
3の管路である吐出管路15へと流れる。
【0020】逆に、第1管路13の流体圧が第2管路1
4の流体圧より高圧になると、弁体16は、点線に示す
ように弁座14aに圧接し、第2管路14を閉塞し、流
体は、第1管路13から吐出管路15へと流れる。
【0021】弁体16は、第1管路13、第2管路14
の流体のうちの圧力の高い方に押されて低い方の弁座に
圧接するので、対向して配置される第1管路13から第
2管路14への流れや、逆に第2管路14から第1管路
13への流れは、確実に阻止することができる。
【0022】この実施例の逆止弁10では、弁室12内
にはコイルばねが無いのでコイルばねの摩耗の問題がな
くなり、流路が広くなり、大きな流量を確保することが
できる。また、弁体16が2つの弁座13a,14aの
一方に圧接して閉弁したとき、他方の弁座のある管路1
3又は14から吐出管路15に至る流路内に弁体16が
存在しなくなるので、この面からも流路を大きく取るこ
とができ、大きな流量を確保することができる。
【0023】なお、図1では、弁座13a、又は弁座1
4aに当接した弁体16が小径の孔15aか15cのい
ずれか1方をほぼ塞いだようになっているが、上述した
ように、残りの2つで吐出管路15の面積とほぼ同じ面
積を確保できるので、結果的には、弁体16は流れの邪
魔にならない。
【0024】この逆止弁10は、第1管路13と吐出管
路15で構成される1つの逆止弁と、第2管路14と吐
出管路15とで構成される1つの逆止弁の2つを合体さ
せた構成となっている。また、同時に、第1管路13と
第2管路14のいずれか高圧の流体を吐出管路15へと
流すことができるもので、切換弁としての機能をも併せ
持つものである。
【0025】図2は、本発明の第2実施例の逆止弁20
の構成を示す断面図である。この図において、逆止弁2
0は、ブロック21と22とを図示しないパッキング等
で封止して接続した構成である。これら2つのブロック
21,22の間に、弁室23が形成されている。弁室2
3には、対向する位置に第1管路24と第2管路25と
が形成され、これらの中間を仕切壁26で仕切ってい
る。仕切壁26には、2つの貫通孔が開けられている。
1つは第1管路24や第2管路25とほぼ同じ径の主流
路27で、他の1つは主流路27より径の小さい補助流
路28である。
【0026】ボール状の弁体29は弁室23の弁座24
a側の壁23aと、仕切壁26の壁26aとの間に形成
された弁体通路23b内にあって、図2(a)の実線に
示す弁座24aに圧接して閉弁した状態と、図2(b)
に示す補助流路28に近接した開弁位置との間で移動自
在である。弁体通路23bを形成する仕切壁26の壁2
6aと、弁室23の壁23aとは、主流路27から補助
流路28に向かうに従い第2管路25に近づくような傾
斜面となっており、これによって、弁体通路23bも同
様に傾斜した構成となっている。
【0027】第1管路24内の流体圧が、第2管路25
内の流体圧より高くなると、その差圧によりボール状の
弁体29が押される。主流路27の径は弁体29の径よ
り小さいので、弁体29は必然的に、壁23a,26a
の傾斜に沿って弁体通路23b内を移動し、図2(b)
に示す弁体通路23bの奥に達する。さらに、このとき
補助流路28にも流体が流れるが、補助流路28は面積
が小さいので、流速が速くなり圧力が下がる。したがっ
て、補助流路28内の静圧が下がり、この圧力差によっ
ても補助流路28の開口端に弁体29は引き付けられる
ことになる。その結果、流体が第1管路24→主流路2
7→第2管路25と流れる。このときの流体が流れる流
路には、コイルばねは無く、弁体29も弁体通路23b
内に入って第1管路24→主流路27の流路から外れる
ので、大きな流路面積を確保することができる。
【0028】逆に、第2管路25内の流体圧が第1管路
24内の流体圧より高くなると、第2管路25の流体
は、主流路27と補助流路28の双方から第1管路24
に向かって流れようとする。しかし、主流路27の断面
積より、補助流路28の断面積の方が小さいことによ
り、補助流路28を通過する流速が主流路27を通過す
る流速より早くなる。そのため、弁体29は、まず、補
助流路28からの圧力によって図2(a)の実線に示す
ように弁座24aに押しつけられる。その後、主流路2
7からの流体が弁体29に加わるが、補助流路28から
の圧力と同圧力なのでバランスがとれて弁座24aに押
しつけられた状態を維持する。その結果、第2管路25
から第1管路24への流体の流れが完全に阻止される。
【0029】このとき、仕切壁26の主流路27が開口
する出口端26bと弁室の壁23cとの間の距離が弁体
29の直径より小さくなるようにしておくことで、弁体
29のオーバーランを防止することができる。この第2
実施例では、第1管路24から第2管路25への流れは
許容されるが、第2管路25から第1管路24への流れ
は自動的に阻止されるようになっている。
【0030】図3は、図2に示す逆止弁20を左右対称
に配置した逆止弁30を示す図である。右側の逆止弁を
20’とし、左側の逆止弁を20とし、各構成について
も、右側の逆止弁20’の方の構成に「’」を付してい
る。両側の逆止弁20,20’は、第1管路24,2
4’を隣接させており、これらが吸入管路31に接続さ
れている。
【0031】吸入管路31から流体を供給する。2つの
第2管路25,25’のうち、第2管路25’の方が吸
入管路31側の圧力より高い場合には、弁体29’は弁
座24a’に圧接して閉弁する。他方の第2管路25内
の圧力が吸入管路31側の圧力より低い場合には、弁体
29を補助流路28に接近した位置に移動して開弁さ
れ、流体は、第1管路24から主流路27を経由して第
2管路25へと流れる。第2管路25の方が吸入管路3
1側の圧力より高い場合には、流体は、第1管路24’
から主流路27’を経由して第2管路25’へと流れ
る。
【0032】この逆止弁30は、2つの第2管路25,
25’のうち、低い圧力の方へと吸入管路31の流体を
選択的に流すことができるので、切換弁として機能して
いるということができる。
【0033】図4は、図5で説明した粒子を微細化する
システムに、本発明の逆止弁を用いた構成例を示す図で
ある。増圧機5,5’、エアーポンプ8、噴流衝突部9
などの従来例と同じ構成のものについては、同じ符号を
付けて説明は省略する。
【0034】タンク40及び40’には、低圧側流体A
が充填されている。タンク40には圧力ポンプ41が、
タンク40’には圧力ポンプ41’があり、それぞれが
液中に浸漬されている。
【0035】圧力ポンプ41の吐出口は増圧機5に接続
され、圧力ポンプ41’の吐出口は増圧機5’に接続さ
れる。圧力ポンプ41,41’の吐出圧は圧力計42,
42’でモニタされ、所定の圧力になるように図示しな
い制御装置でコントロールされる。
【0036】増圧機5を作動させるには、圧力ポンプ4
1を正方向に回転し、圧力計42で吐出圧をモニターし
ながら低圧側流体Aを増圧機5に送り込む。これによっ
て増圧機5のピストンは押し下げられ、高圧側流体Bが
高圧に加圧され送り出される。
【0037】圧力ポンプ41を逆方向に回転すると、増
圧機5に供給されていた低圧側流体Aが回収され、これ
によって、増圧機5は減圧され、高圧側流体Bが増圧機
5に供給される。このときアキュムレータ43に入って
いた流体が、ガスに押されて増圧機5に供給され、増圧
機5のピストンの上昇を助長する。以上の構成にあって
は、圧力ポンプ41,41’と増圧機5,5’とは一本
の管路のみで接続され、油圧回路が単純化される。
【0038】増圧機5,5’からの管路は、並列に配置
された逆止弁10と30の両端に接続されている。すな
わち、増圧機5からの管路は、逆止弁10の第1管路1
3と、逆止弁30の第2管路25に接続される。また、
増圧機5’からの管路は、逆止弁10の第2管路14
と、逆止弁30の第2管路25’に接続される。逆止弁
10の吐出管路15は、噴流衝突部9に接続され、逆止
弁30の吸入管路31は、エアーポンプ8を経由してタ
ンク7に接続される。
【0039】上述したように、増圧機5,5’は交互に
加圧と減圧とを繰り返すので、逆止弁10,30では、
以下のように動作する。まず、増圧機5が加圧期にあっ
て高圧側流体Bを加圧していると、増圧機5’は減圧期
にある。逆止弁10では、図1において、第1管路13
の圧力が上昇するので、弁体16はその圧力により点線
に示すように弁座14aに押しつけられ第2管路14を
閉弁する。増圧機5からの高圧側流体Bは、第1管路1
3から吐出管路15を経て噴流衝突部9に達し、ノズル
91,91から噴射されて衝突することになる。
【0040】一方、逆止弁30では、増圧機5’が減圧
しているので、まず、逆止弁20’の弁体29’が補助
流路28’に接近して開弁状態となる。他方、逆止弁2
0では、増圧機5に接続された第2管路25の圧力が上
昇して弁体29は弁座24aに圧接し、閉弁状態とな
る。したがって、タンク7内の高圧側流体Bは、エアー
ポンプ8により吸入管路31を経て第2管路25’を通
り、増圧機5’に供給される。
【0041】次に、増圧機5’が加圧期にあって高圧側
流体Bを加圧していると、増圧機5は減圧期になる。そ
して、増圧機5’からの高圧側流体Bは、第2管路14
から吐出管路15を経て噴流衝突部9に達し、ノズル9
1,91から噴射されて衝突することになる。また、タ
ンク7内の高圧側流体Bは、エアーポンプ8により吸入
管路31を経て第2管路25を通り、増圧機5に供給さ
れる。
【0042】図1及び図3に示す本発明の逆止弁10,
30は、図4に示す粒子を微細化するシステムに用い、
流体圧が周期的に変化する2つの増圧機5,5’を含む
経路と、1つの噴流衝突部9或いはタンク7に接続され
る管路との間で流体の受け渡しをする際に、逆止弁とし
て作用すると同時に、切換弁として作用するものでもあ
る。
【0043】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の逆止弁
は、弁室と、該弁室の対向する位置に開口する第1管路
及び第2管路と、該第1管路と第2管路の弁室側端部に
形成された弁座と、2つの弁座の中間に開口する吐出管
路と、上記弁室内の上記2つの弁座の間に移動自在に設
けられた弁体と、を有するので、コイルばねを無くすこ
とができ、コイルばねの摩耗の問題を解決できた。ま
た、流路が大きくなって流量を確保できる。また、流体
圧が周期的に変化する第1管路及び第2管路と、吐出管
路とを接続したとき、第1管路と第2管路の圧力の高い
方を選んで吐出管と自動的に連通することができる。ま
た、2つの逆止弁を1つに纏めることができ、配管を簡
単にすることができる。
【0044】または、弁室と、該弁室の対向する位置に
開口する第1管路及び第2管路と、第1管路の弁室側開
口に形成された弁座と、弁室内の上記第1管路と第2管
路との間に設けられた仕切壁と、該仕切壁に貫通形成さ
れた主流路と、仕切壁の該主流路から離れた位置に貫通
形成された補助流路と、上記仕切壁と上記弁座側の弁室
内壁との間に形成された弁体通路と、該弁体通路内にあ
って、上記弁座に当接して閉弁する位置と弁座から離れ
上記補助流路に接近して開弁する位置との間を移動自在
な弁体と、を有し、上記弁体通路が、閉弁位置より開弁
位置の方が第2管路に近づく方向に傾斜している構成と
したので、逆止弁からコイルばねを無くすことができ、
コイルばねの摩耗の心配が無くなり、流路が大きくなっ
て、流量を確保することができる。
【0045】また、上記第1管路同士を結合した状態で
2つの逆止弁を対称に配置し、結合された第1管路に連
通する吸入管路を設けた構成とすれば、吸入管路から2
つの逆止弁の第2管路のうち圧力の低い方に自動的に流
体を供給することができる。また、2つの逆止弁を結合
しているので、配管が単純化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の逆止弁の第1実施例を示す図である。
【図2】本発明の第2実施例の逆止弁の構成を示す断面
図である。
【図3】図2に示す逆止弁を左右対称に配置した逆止弁
を示す図である。
【図4】粒子を微細化するシステムの全体構成を簡略化
した図である。
【図5】粒子を微細化する従来のシステムの全体構成を
簡略化した図である。
【符号の説明】
10 逆止弁 13 第1管路 14 第2管路 15 吐出管路 16 弁体 20,20’ 逆止弁 24,24’ 第1管路 25,25’ 第2管路 26,26’ 仕切壁 27,27’ 主流路 28,28’ 補助流路 29,29’ 弁体 30 逆止弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁室と、該弁室の対向する位置に開口す
    る第1管路及び第2管路と、該第1管路と第2管路の弁
    室側端部に形成された弁座と、2つの弁座の中間に開口
    する吐出管路と、上記弁室内の上記2つの弁座の間に移
    動自在に設けられた弁体と、を有することを特徴とする
    逆止弁。
  2. 【請求項2】 弁室と、該弁室の対向する位置に開口す
    る第1管路及び第2管路と、第1管路の弁室側開口に形
    成された弁座と、弁室内の上記第1管路と第2管路との
    間に設けられた仕切壁と、該仕切壁に貫通形成された主
    流路と、仕切壁の該主流路から離れた位置に貫通形成さ
    れた補助流路と、上記仕切壁と上記弁座側の弁室内壁と
    の間に形成された弁体通路と、該弁体通路内にあって、
    上記弁座に当接して閉弁する位置と弁座から離れ上記補
    助流路に接近して開弁する位置との間を移動自在な弁体
    と、を有し、上記弁体通路が、閉弁位置より開弁位置の
    方が第2管路に近づく方向に傾斜していることを特徴と
    する逆止弁。
  3. 【請求項3】 上記主流路の上記第1管路に対向する開
    口が第1管路とずれた位置にあることを特徴とする請求
    項2記載の逆止弁。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の逆止弁を、上記第
    1管路同士を結合した状態で対称に配置し、結合された
    第1管路に連通する吸入管路を設けたことを特徴とする
    逆止弁。
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