JP2003013888A - 多翼送風機の羽根車及びそれを備えた多翼送風機 - Google Patents

多翼送風機の羽根車及びそれを備えた多翼送風機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輸送時におけるスペース効率が良くなる多翼
送風機の羽根車を提供する。 【解決手段】 多翼送風機の羽根車113は、主板13
1と、複数の翼133と、側板132とを備えている。
主板131は、円形であり、回転軸を中心として回転す
る。複数の翼133は、回転軸を中心として環状に配置
されており、それぞれ一端が主板131の外周部分に固
定されている。側板132は、環状の部材であり、主板
131の外径以上の内径を有している。この側板132
は、複数の翼133の他端の外周縁を結ぶ。そして、主
板131の翼間部(複数の翼133の間に位置する部
分)は、翼133の外形寸法よりも大きく切り欠かれて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多翼送風機の羽根
車及びそれを備えた多翼送風機、特に、円形の主板の外
周部から延びる複数の翼の端部が環状の側板で結ばれて
いる羽根車及びそれを備えた多翼送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】気体清浄機やエアコンなどの気体調和機
(以下、空調機という。)においては、送風を行うため
に、多翼送風機が用いられていることが多い。この多翼
送風機の一例を、図1〜図3に示す。ここに示す多翼送
風機は、径方向に短く軸方向に長い多数の翼を備えた送
風機である。
【0003】多翼送風機10は、羽根車13、羽根車1
3を覆うケーシング11、羽根車13を回すモータ14
などから構成されている。羽根車13は、円板状の主板
31の外周部分に多数枚の翼33の一端が固定され、そ
れらの翼33の他端がリング状の側板32で結ばれてい
る。ケーシング11には、空気の吹出口11aと、ベル
マウス12により囲われる空気の吸込口11bとが形成
されている。吸込口11bは、羽根車13の側板32に
対向している。また、吹出口11aは、羽根車13の回
転軸O−Oに対して略直交する向きに空気Wを吹き出す
よう、吸込口11bに直交するように形成されている。
【0004】回転シャフトが主板31の中心孔31aに
装着されるモータ14を回して多翼送風機10を作動さ
せると、羽根車13が、ケーシング11に対して、図3
の回転方向Rの向きに回転する。これにより、羽根車1
3の各翼33が内周側の空間から外周側の空間へと空気
を掻き出し、吸込口11bから羽根車13の内周側の空
間に空気が吸い込まれるとともに、羽根車13の外周側
に押し出された空気が吹出口11aを通って吹き出され
る。すなわち、多翼送風機10は、吸込口11bから空
気を吸い込み、吹出口11aから空気を送り出す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、多翼送
風機10は、羽根車13、ケーシング11、モータ14
などから構成されている。これらの構成部品は、それぞ
れ違う場所で製作されて送風機の組立工場まで輸送され
てくることが多い。このうち、図2に示すような羽根車
13は、空調機で使う中型や小型の多翼送風機では樹脂
製のものが多いため重量としては輸送上問題は殆どない
が、輸送時にスペースを取ってしまうという問題点があ
る。すなわち、羽根車13の輸送においては、回転軸に
沿って2つの羽根車を重ねると、2つ分の容積に相当す
るスペースが必要となる(図6(b)参照)。
【0006】本発明の課題は、輸送時におけるスペース
効率が良くなる多翼送風機の羽根車及び製造コストが小
さくなる多翼送風機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る多翼送風
機の羽根車は、主板と、複数の翼と、側板とを備えてい
る。主板は、円形であり、回転軸を中心として回転す
る。複数の翼は、回転軸を中心として環状に配置されて
おり、それぞれ一端が主板の外周部分に固定されてい
る。側板は、環状の部材であり、主板の外径以上の内径
を有している。この側板は、複数の翼の他端の外周縁を
結ぶ。そして、主板の翼間部(複数の翼の間に位置する
部分)は、翼の外形寸法よりも大きく切り欠かれてい
る。
【0008】ここでは、従来切り欠かれることのなかっ
た主板の翼間部を切り欠くことによって、一方の羽根車
の翼間に他方の羽根車の翼を入れ込むような形で、少な
くとも2つの羽根車を重ね合わせることができるように
している。重ね合わせに際しては、主板の外径以上の内
径を持つ側板は障害とならず、主板の翼間部の切り欠き
を他の羽根車の翼が通過することができれば2つの羽根
車が重ね合わされる。そして、ここでは翼の外形寸法よ
りも大きい切り欠きが翼間部に形成されているため、2
つの羽根車の重ね合わせが可能となっている。これによ
り、従来に較べて、2つの羽根車を重ねる場合で、輸送
時におけるスペース効率が約2倍に向上することにな
る。また、大きな翼間部が存在し2つの翼を通す切り欠
きが翼間部に形成されていれば、3つの羽根車を重ね合
わせてスペース効率を約3倍に向上させることも可能で
ある。
【0009】このように主板の翼間部を切り欠くという
ことは、一方では多翼送風機の性能を低下させることの
ように感じられるため、今までに試さることがなかっ
た。しかし、本願の発明者は、種々の観点から羽根車を
見直し、上記のように主板の翼間部に切り欠きを設けて
も送風機の性能(効率や騒音性)が殆ど低下しないこと
を認識するに至った。この知見を基にして本請求項に係
る羽根車が生み出されており、この羽根車では、送風能
力の維持と輸送性の向上とが両立している。
【0010】なお、強度的な問題がなく多少の性能低下
を許容する場合には、主板の翼間部の一部ではなく翼間
部すべてを切り欠きスペース効率を最大限に向上させる
という選択をすることもできる。請求項2に係る多翼送
風機の羽根車は、請求項1に記載の羽根車であって、翼
間部は、翼の回転方向前方が切り欠かれている。
【0011】ここでは、主板の翼間部のうち、翼の回転
方向前方の部分に切り欠きを設けている。このように翼
間部を切り欠くことにより、羽根車は、切り欠かれてい
ない場合に対し、単に性能が維持されるだけではなく、
性能が向上する。これも従来では想像できなかったこと
であるが、主板に衝突して外周側に流れる気体に含まれ
る乱れ渦が切り欠かれた部分から軸方向に逃げることか
ら、騒音が小さくなるという性能向上が生み出されてい
る。これにより、本請求項の羽根車では、輸送時におけ
るスペース効率の向上に加え、騒音が小さくなるという
メリットも享受することができている。
【0012】請求項3に係る多翼送風機の羽根車は、請
求項1又は2に記載の羽根車であって、翼間部は、実質
的に翼の内周端の径方向位置から外周側において切り欠
かれている。ここでは、翼の内周端の径方向位置よりも
内周側に切り欠きが大きく入り込むと送風効率が悪化す
るため、実質的に翼の内周端の径方向位置から外周側に
おいて翼間部を切り欠いている。
【0013】請求項4に係る多翼送風機は、請求項1か
ら3のいずれかに記載の羽根車と、駆動手段と、ケーシ
ングとを備えている。駆動手段は、主板を回転させる。
ケーシングは、羽根車を覆うものであって、吸込口と吹
出口とを有している。吸込口は、側板の内周側の開口部
に対向している。吹出口は、羽根車の外周側に設けられ
ており、回転軸に略直交する方向に気体を送出する。
【0014】ここでは、輸送時におけるスペース効率が
良く輸送費用が安い請求項1から3のいずれかに記載の
羽根車を採用しているため、多翼送風機の製造コストも
小さく抑えられる。
【0015】
【発明の実施の形態】[第1実施形態] <多翼送風機の構成>本発明の一実施形態に係る多翼送
風機は、図1〜図3に示す従来の多翼送風機10の羽根
車13を、図4及び図5に示す羽根車113に置き換え
たものである。
【0016】(羽根車の構成)羽根車113は、金型に
よって一体成形される樹脂製品であり、主板131と、
側板132と、複数の翼133とから構成されている。
主板131は、円形であり、モータ14によって回転軸
O−O(図1参照)を中心として回転させられる。主板
131には中心孔131aが設けられており、この中心
孔131aにモータ14の回転シャフトが装着される。
複数の翼133は、回転軸O−Oを中心として環状に配
置され、回転軸O−Oに沿って延びている。各翼133
の一端は、主板131の外周部分に固定されている。側
板132は、環状の部材であり、主板131の外径と同
じ又は若干大きい内径を有している。この側板132
は、複数の翼133の他端において、それらの翼133
の外周縁とつながっている。
【0017】主板131のうち隣接する翼133の間に
位置する部分(以下、翼間部という。)には、図5
(b)に示すように、切り欠き131bが形成されてい
る。この切り欠き131bは、主板131の外周縁から
翼133の内周縁の径方向位置付近まで、より詳細に
は、主板131の外周縁から翼133の内周縁の径方向
位置よりも若干内周側に入ったところまで達している。
また、切り欠き131bの円周方向の幅は、翼133の
円周方向幅の最大値よりも大きい。すなわち、主板13
1の翼間部は、翼133の断面外形寸法よりも大きく切
り欠かれている。
【0018】主板131の翼間部には、切り欠き131
bの他、翼前方板部131c及び翼後方板部131dが
存在する。翼前方板部131cは、翼133の根元から
回転方向前方に延びる主板131の外周部分である。翼
後方板部131dは、翼133の根元から回転方向後方
に延びる主板131の外周部分である。 (ケーシングの構成)ケーシング11には、図1に示す
ように、空気の吹出口11aと、ベルマウス12により
囲われる空気の吸込口11bとが形成されている。吸込
口11bは、羽根車113の側板132に対向する。ま
た、吹出口11aは、羽根車113の回転軸O−Oに対
して略直交する向きに空気を吹き出すよう、吸込口11
bに直交するように形成されている。
【0019】<多翼送風機の動作概略>モータ14を回
すと、羽根車113が、ケーシング11に対して、図4
の回転方向Rの向きに回転する。これにより、羽根車1
13の各翼133が内周側の空間から外周側の空間へと
空気を掻き出し、吸込口11bから羽根車113の内周
側の空間に空気が吸い込まれるとともに、羽根車113
の外周側に押し出された空気が吹出口11aを通って吹
き出される。すなわち、多翼送風機は、吸込口11bか
ら空気を吸い込み、吹出口11aから空気を送り出す。
【0020】<多翼送風機及び羽根車の特徴> (1)本実施形態の羽根車113では、従来切り欠かれ
ることのなかった主板131の翼間部を切り欠くことに
よって、図6(a)に示すように、一方の羽根車113
の翼133と翼133との間に他方の羽根車113の翼
133を入れ込むような形で、2つの羽根車113,1
13を重ね合わせることができる。重ね合わせに際して
は、主板131の外径以上の内径を持つ側板132は障
害とならず、主板131の翼間部の切り欠き131bを
他の羽根車113の翼133が通過することによって2
つの羽根車113,113が重ね合わされる。このよう
な重ね合わせは、翼133の断面形状よりも大きい切り
欠き131bが主板131の翼間部に形成されているこ
とにより実現されている。
【0021】これにより、図6(b)に示すように2つ
の羽根車13',13'を積み上げることしかできなかっ
た従来に較べ、輸送時におけるスペース効率が約2倍に
向上している。また、切り欠き131bが2本の翼13
3を通すことができる大きさであれば、3つの羽根車を
重ね合わせてスペース効率を約3倍に向上させることも
可能である。
【0022】(2)上記ように主板131の翼間部を切
り欠くということは、一方では多翼送風機の性能を低下
させることのように感じられるため、今までに試さるこ
とがなかった。しかし、種々の観点から羽根車を見直し
て試験を行ったところ、主板131の翼間部に切り欠き
131bを設けても送風機の性能(効率や騒音性)が低
下しないことが確認されている。
【0023】このように切り欠き131bの存在があっ
ても多翼送風機の性能が低下しない原因は、次のように
推測される。多翼送風機における気体流れの中には、吸
込口11bから羽根車113の内周側空間に吸い込まれ
た後に主板131に衝突して外周側に流れるものがあ
る。この気体流れは、主板131との衝突や他の気体流
れとの合流によって発生・発達する乱れ渦を含むことに
なる。そして、乱れ渦は、翼133によって羽根車11
3の外周側に気体が掻き出されるときに、騒音を発生さ
せる。しかし、ここでは主板131の翼間部に切り欠き
131bが設けられているため、翼133により掻き出
される直前に乱れ渦が切り欠き131bを通って軸O−
O方向の外側に逃がされる。このため、切り欠き131
bがない従来の羽根車に較べて騒音が小さくなると考え
られる。この騒音低下効果は、切り欠き131bの存在
による性能低下があるとしても、それを補う役割を果た
すと推測される。
【0024】(3)本実施形態の羽根車113では、主
板131の翼間部を、実質的に翼133の内周端の径方
向位置から外周側において切り欠いている(図5(b)
参照)。したがって、吸込口11bから羽根車113の
内周側空間に吸い込まれた気体が無駄に主板131の裏
側に流れることが抑えられていると考えられ、送風効率
の低下は確認されていない。
【0025】(4)本実施形態の多翼送風機は、輸送時
におけるスペース効率が良く且つ性能低下のない羽根車
113を用いているため、性能を維持しつつ製造コスト
を小さく抑えることができる。 [第2実施形態]上記第1実施形態の羽根車113では
主板131の翼間部の切り欠き131bを翼133と翼
133との中間部分に形成しているが、強度的に問題が
なければ、図7及び図8に示すように、切り欠きを翼の
回転方向前方に配することが望ましい。
【0026】(羽根車の構成)本実施形態では、第1実
施形態の羽根車113の代わりに、図7及び図8に示す
羽根車213を用いる。羽根車213は、主板231
と、側板132と、複数の翼133とから構成されてい
る。主板231は、円形であり、モータ14によって回
転軸O−O(図1参照)を中心として回転させられる。
主板231には中心孔231aが設けられており、この
中心孔231aにモータ14の回転シャフトが装着され
る。複数の翼133は、回転軸O−Oを中心として環状
に配置され、回転軸O−Oに沿って延びている。各翼1
33の一端は、主板231の外周部分に固定されてい
る。側板132は、環状の部材であり、主板231の外
径と同じ又は若干大きい内径を有している。この側板1
32は、複数の翼133の他端において、それらの翼1
33の外周縁とつながっている。
【0027】主板231のうち隣接する翼133の間に
位置する部分(以下、翼間部という。)には、図8
(b)に示すように、切り欠き231bが形成されてい
る。この切り欠き231bは、主板231の外周縁から
翼133の内周縁の径方向位置付近まで、より詳細に
は、主板231の外周縁から翼133の内周縁の径方向
位置よりも若干内周側に入ったところまで達している。
また、切り欠き231bの円周方向の幅は、翼133の
円周方向幅の最大値よりも大きい。すなわち、主板23
1の翼間部は、翼133の断面外形寸法よりも大きく切
り欠かれている。
【0028】さらに、切り欠き231bは、翼133の
回転方向前方の根元から切り欠かれており、翼133と
切り欠き231bとの間にはプレートが存在しない。す
なわち、主板231の翼間部には、翼133の根元から
回転方向後方に延びる翼後方板部231dだけが存在す
る(図8(b)参照)。 (羽根車の特徴)本実施形態の羽根車213では、主板
231の翼間部のうち、翼133の回転方向前方の部分
に切り欠き231bを設けている。このように翼間部を
切り欠くことにより、羽根車213は、翼間部が切り欠
かれていない場合に対し、単に性能が維持されるだけで
はなく、性能が向上している。これは従来では想像でき
なかったことであるが、以下のような理由から騒音が低
下して多翼送風機の性能が向上していると考えられる。
【0029】まず、上記第1実施形態と同様に、主板2
31の翼間部に切り欠き231bが設けられているた
め、翼133により掻き出される直前に乱れ渦が切り欠
き231bを通って軸O−O方向の外側に逃がされ、切
り欠き231bがない従来の羽根車に較べて騒音が小さ
くなると推測される。さらに、第2実施形態では、羽根
車213の主板231の翼間部が翼133の根元から回
転方向前方において切り欠かれているため、翼後方板部
231dの円周方向幅を十分に確保することができ、翼
133の回転方向後方における気体流れのはくり現象を
より効果的に抑えることができる。このため、第1実施
形態のものよりも騒音が小さくなっていると推測され
る。
【0030】[他の実施形態] (A)上記各実施形態の羽根車では、主板131,23
1の翼間部の一部を切り欠いているが、強度的な問題が
なく多少の性能低下を許容する場合には、翼間部の一部
ではなく翼間部すべてを切り欠いてスペース効率を最大
限に向上させるという選択をすることも可能である。
【0031】(B)本発明は、一体成形される樹脂製の
羽根車に限らず、板金製の羽根車に対しても適用が可能
である。
【0032】
【発明の効果】請求項1に係る発明では、主板の翼間部
を切り欠くことによって2つの羽根車を重ね合わせるこ
とを可能にしたため、輸送時におけるスペース効率が向
上する。また、このように主板の翼間部に切り欠きを設
けても、送風機の性能は殆ど低下せず、送風能力の維持
と輸送性の向上とが両立する。
【0033】請求項2に係る発明では、主板の翼間部の
うち翼の回転方向前方の部分に切り欠きを設けており、
切り欠かない場合に対し性能が向上する。したがって、
輸送時におけるスペース効率の向上に加え、騒音が小さ
くなるというメリットも享受することができる。請求項
3に係る発明では、実質的に翼の内周端の径方向位置か
ら外周側において翼間部を切り欠いているため、送風効
率が殆ど低下しない。
【0034】請求項4に係る発明では、輸送時における
スペース効率が良く輸送費用が安い請求項1から3のい
ずれかの羽根車を採用するため、多翼送風機の製造コス
トも小さく抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の多翼送風機の側面図(ケーシング部分は
断面図)。
【図2】従来の羽根車の斜視図。
【図3】従来の羽根車の正面図。
【図4】本発明の第1実施形態に係る羽根車の正面図
【図5】(a)第1実施形態の羽根車の側面図。 (b)b-b断面図。
【図6】(a)第1実施形態の羽根車を重ね合わした状
態を表す側面図。 (b)従来の羽根車を積み重ねた状態を表す側面図。
【図7】本発明の第2実施形態に係る羽根車の正面図
【図8】(a)第2実施形態の羽根車の側面図。 (b)b-b断面図。
【符号の説明】
11 ケーシング 11a 吹出口 11b 吸込口 14 モータ(駆動手段) 113,213 羽根車 131,231 主板 132 側板 133 翼 131b,231b 切り欠き O−O 回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24F 1/00 306 F24F 1/00 306 Fターム(参考) 3H033 AA02 AA18 BB02 BB06 BB19 BB20 CC01 CC03 DD09 DD12 EE06 EE08 EE09 3H034 AA02 AA18 BB02 BB19 BB20 CC01 CC03 DD01 EE06 EE08 EE09 3H035 CC01 CC06 3L049 BB07 BD01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸(O−O)を中心として回転する円
    形の主板(131,231)と、 前記回転軸(O−O)を中心として環状に配置され、そ
    れぞれ一端が前記主板(131,231)の外周部分に
    固定されている複数の翼(133)と、 前記主板(131,231)の外径以上の内径を有し、
    前記複数の翼(133)の他端の外周縁を結ぶ環状の側
    板(132)と、を備え、 前記主板(131,231)の前記複数の翼(133)
    の間に位置する翼間部は、前記翼(133)の外形寸法
    よりも大きく切り欠かれている、多翼送風機の羽根車
    (113,213)。
  2. 【請求項2】前記翼間部は、前記翼(133)の回転方
    向前方が切り欠かれている、請求項1に記載の多翼送風
    機の羽根車(213)。
  3. 【請求項3】前記翼間部は、実質的に前記翼(133)
    の内周端の径方向位置から外周側において切り欠かれて
    いる、請求項1又は2に記載の多翼送風機の羽根車(1
    13,213)。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載の羽根車
    (113,213)と、 前記主板を回転させる駆動手段(14)と、 前記側板の内周側の開口部に対向する吸込口(11b)
    と、前記羽根車(113,213)の外周側に設けられ
    前記回転軸(O−O)に略直交する方向に気体を送出す
    る吹出口(11a)とを有し、前記羽根車(113,2
    13)を覆うケーシング(11)と、を備えた多翼送風
    機。
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