JP2003013435A - 地盤の改良方法 - Google Patents

地盤の改良方法

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JP2003013435A
JP2003013435A JP2001237099A JP2001237099A JP2003013435A JP 2003013435 A JP2003013435 A JP 2003013435A JP 2001237099 A JP2001237099 A JP 2001237099A JP 2001237099 A JP2001237099 A JP 2001237099A JP 2003013435 A JP2003013435 A JP 2003013435A
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JP
Japan
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hole
ground
water
holder
net
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Application number
JP2001237099A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Hatano
倫 波多野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Solid Co Ltd
Original Assignee
Nihon Solid Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nihon Solid Co Ltd filed Critical Nihon Solid Co Ltd
Priority to JP2001237099A priority Critical patent/JP2003013435A/ja
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Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、透水性を付与する地盤の改良方法を
目的とする。 【解決手段】地盤の表層部に多穴状保持体を設置し、前
記多穴状保持体の穴部に水保持材を充填してなる地盤の
改良方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透水性地盤に改良
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、透水性地盤に改良する方法として
は、透水性アスファルトで道路を舗装したり、歩道に透
水性ブロック等を敷いたりすることにより行われてい
た。しかしながら、従来の方法は地表面の雨水等を土中
に透水することはできるが、地盤自体の保水性がさほど
大きくないために大部分の雨水が下水道に流入し、その
処理能力が追いつかず、実質的に未処理状態で放流され
ているのが現状であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者は地盤
の保水性を高めると共に強固な地盤とする方法について
長年研究を続けてきた結果本発明を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、地
盤の表面部に多穴状保持体を設置し、前記多穴状保持体
の穴部に水保持材を充填するかあるいは地盤の表層部に
ネット状物を敷設し、その上部面に、多穴状保持体を設
置し、前記保持体の穴部に水保持材を充填してなる地盤
の改良方法である。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面を参照しながら
説明するが、本発明は以下の説明のみに限定されるもの
ではない。本発明は地盤の表層部に図1に示すような多
穴状保持体1を設置し、前記多穴状保持体1の穴部2に
水保持材3を充填することにより地盤を改良するもので
ある。また本発明の他の態様として地盤を改良する区域
にネット状物4を敷設する。その際ネット状物4の敷設
面積は、多穴状保持体1の設置面積より大きいほうが好
ましい。このネット状物4の素材としては合成繊維、天
然繊維、ワイヤ、ワイヤロープ等が用いられる。またネ
ット状物4の目開きは特に制限されるものではないが、
好ましくは0.5〜30mmの範囲である。
【0006】前記の敷設したネット状物4の上部面に例
えば図1に示すような多穴状保持体1を設置する。多穴
状保持体1を設置する際はピン状のものを打込んで固定
しても良い。この多穴状保持体1は地盤の改良区域の広
さに応じて複数個使用する。そして多穴状保持体1を複
数個設置する場合互いに隣接する多穴状保持体1同士が
密着するように設置することが好ましい。
【0007】前記多穴状保持体1の穴部2の底面は無底
であっても、有底であっても良い。尚、有底の場合有底
部は透水性の多孔質素材で構成することが好ましい。こ
の穴部2の形状は図1に示すようにいずれも連接してな
る六角形の外、三角形、四角形、五角形等の多角形、丸
形、楕円形、花弁形等種々の形状のものが採用できる
が、なかでも特に正六角形が好ましい。また図2に示す
ような穴部2の隔壁5には隣接する穴部2に水が通過で
きるように連通口6を設けることが好ましい。また多穴
状保持体1の高さ(h)も使用目的により適宜決定され
るが、一般的には1cm〜100cmの高さのものが取
扱い上の点からも好ましい。穴状保持体1の素材として
は紙、合成樹脂、金属等種々の材質のものが使用出来
る。
【0008】多穴状保持体1の底面部は図1に示すよう
に平面状でも良いが、例えば鋸刃状のように凹凸状を有
するもののほうが多穴状保持体1を多段に重ねる場合、
あるいは地盤やネット状物4と噛み合う状態となり、さ
らに移動しにくくなるので好ましい。
【0009】前記のように設置された多穴状保持体1の
穴部2に水保持材3を充填する。この水保持材3の素材
としては砂、軽石粉、軽石粒、礫、樹脂、パルプまたは
セルロース等を団粒したもの多孔質コンクリート等の種
々の粉、粒状物、礫が使用できる。また水保持材3に還
元剤、キレート剤等を含浸させたものを穴部2に充填す
れば、水保持材3に重金属を吸着させることができる。
多穴状保持体1は始めから形状が保持されたものであっ
ても、敷設時に広げ水保持材3を充填した状態で形状保
持されるものであっても良い。敷設時に広げる多穴状保
持体1はアコーデオン式構造体、フレキシブル構造体等
がある。尚、多穴状保持体1は多段に重ねて使用するこ
とも出来る。
【0010】このように多穴状保持体1の穴部2に水保
持材3を充填した後、必要により、多穴状保持体1の上
面部にネット状物4を敷設することもできる。本発明方
法において多穴状保持体1は地盤の地表面であっても地
層内部のいずれも設置が可能であり、施工目的によって
適宜決定すればよい。
【0011】前記のように多穴状保持体1の穴部2に水
保持材3を充填した多穴状保持体1は、例えば舗装道路
であれば、多穴状保持体1の上面に透水性アスファルト
層を設けることによって完成することができる。
【0012】また、ゴルフ場のカート道路のような場合
は多穴状保持体1の穴部2に充填された水保持材3に栄
養材と芝の種子を播種すれば芝が生育してコース全体が
緑に覆われ、かつこの地盤を改良した場所を電動カート
のような重量のある車両が通行しても地盤が沈下して轍
が出来ることもない。
【0013】また始めから形状が保持された穴部2の底
面が透水性の多孔質な素材で構成された穴部2に水保持
材3を充填したものを敷設したネット状物4の上面に設
置するだけで地盤の改良ができる。尚、栄養材を混合し
た水保持材3を充填したものは種子を播種するか苗を播
植すれば簡単に植生ができる。
【0014】また本発明方法は図3に示すように地盤に
予め水保持材3を所望する厚さに敷設し、その上にネッ
ト状物4を敷設し、その上面部に多穴状保持体1を設置
することもでき、また多穴状保持体1の穴部2に水保持
材3を充填した後、多穴状保持体1の上面に水保持材3
を所望の厚さに敷いて層を形成させることもできる。
【0015】本発明の地盤改良方法は道路、歩道、ゴル
フ場、傾斜地の法面、ビルの屋上や建築物の上等、種々
の場所の施工に適している。
【0016】
【発明の効果】本発明方法により地盤を改良すれば雨水
を多穴状保持体1の穴部2に保水し、ネット状物4の毛
細管現象により広範囲の地盤に早く拡散させることがで
きるために降雨時の雨水が急激に下水道に集まる水量を
時間差で軽減させることができると共に、ゴルフ場、傾
斜地の法面などは植生することにより周囲の環境と一体
化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多穴状保持体の斜視図
【図2】本発明方法の地盤改良をしたときの断面図
【図3】本発明方法の地盤改良をしたときの他の態様を
示す断面図
【符号の説明】
1・・・多穴状保持体 2・・・穴部 3・・・水保持材 4・・・ネット状物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地盤の表層部に多穴状保持体を設置し、前
    記多穴状保持体の穴部に水保持材を充填することを特徴
    とする地盤の改良方法。
  2. 【請求項2】 地盤の表層部にネット状物を敷設し、そ
    の上部面に、多穴状保持体を設置し、前記多穴状保持体
    の穴部に水保持材を充填することを特徴とする地盤の改
    良方法。
JP2001237099A 2001-07-02 2001-07-02 地盤の改良方法 Pending JP2003013435A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1333205C (zh) * 2003-07-19 2007-08-22 三星电子株式会社 空气净化器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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