JP2003012374A - 炭素繊維強化炭素材の製造方法 - Google Patents
炭素繊維強化炭素材の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 二次的緻密化処理を施すことなく、生産能率
が高く、低コストで組織が緻密な高密度、高強度の炭素
繊維強化炭素材の製造方法を提供する。 【解決手段】 炭素繊維に熱硬化性樹脂液を含浸、硬化
成形したプリプレグ成形体を非酸化性雰囲気中400〜
700℃の温度で熱処理し、得られた一次焼成体を4.
9〜29.4MPaの加圧下に1000〜2300℃の
温度で炭化することを特徴とする炭素繊維強化炭素材の
製造方法。
が高く、低コストで組織が緻密な高密度、高強度の炭素
繊維強化炭素材の製造方法を提供する。 【解決手段】 炭素繊維に熱硬化性樹脂液を含浸、硬化
成形したプリプレグ成形体を非酸化性雰囲気中400〜
700℃の温度で熱処理し、得られた一次焼成体を4.
9〜29.4MPaの加圧下に1000〜2300℃の
温度で炭化することを特徴とする炭素繊維強化炭素材の
製造方法。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、材質組織が緻密
で、高密度、高強度の炭素繊維強化炭素材(以下、「C
/C材」ともいう)の製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】C/C材は、炭素繊維の複合化による卓
越した比強度、比弾性率を有し、特に1000℃を越え
る高温においても比強度、比弾性率に優れ、また、炭素
材特有の軽量性と優れた耐熱性および化学的安定性を備
えているため、航空・宇宙機用の構造材料をはじめ、高
温苛酷な条件下で使用される各種部材、例えばCZ法に
よる単結晶引上用のルツボ、ヒータ、炉材などの高温炉
用部材として有用されている。 【0003】このC/C材を製造する代表的な技術とし
ては、 (1)マトリックスとなる熱硬化性樹脂液を含浸し
た炭素繊維の織布を積層し、プレス等で所定形状に圧縮
成形したのちプリプレグ成形体を非酸化性雰囲気下で焼
成炭化処理する方法、 (2)マトリックスとなる熱硬化性
樹脂液に浸した炭素繊維のトウをフィラメントワインデ
ィング法で所定形状に成形し、このプリプレグ成形体を
同様に焼成炭化処理する方法、 (3)炭素繊維で形成した
成形体(炭素繊維プリフォーム)の空隙組織中に化学的
気相蒸着法(CVD)や化学的気相浸透法(CVI)に
より気相析出させた熱分解炭素を沈着させる方法、など
が知られている。 【0004】これらの製造方法のうち、(3) の熱分解炭
素を沈着させる方法は製造能率が低く、コスト増となる
欠点がある。一方、(1) 、(2) の製造方法は、プリプレ
グ成形体を焼成炭化する過程でマトリックスとなる熱硬
化性樹脂液に含まれる揮発性成分が揮散するために、得
られるC/C材の材質組織には微細な空孔を生じ、低密
度化、低強度化し易い難点があり、更に、圧縮成形時に
熱硬化性樹脂液の一部が外部に圧出するために高密度の
ものが得難い難点がある。 【0005】そこで、(1) 、(2) の方法で得られたC/
C材の材質組織の空孔中に、炭化性のフェノール樹脂や
フラン樹脂などのバインダー樹脂あるいは石炭系や石油
系のピッチなどを強制含浸したのち焼成する二次的な緻
密化処理が一般に行われている。 【0006】この二次的に緻密化処理するC/C材の製
造方法として、例えば、本出願人は特開平5−2298
68号公報において、炭素繊維を残炭率45%以上の熱
硬化性樹脂液からなるマトリックス結合材とともに複合
成形したのち非酸化性雰囲気下で1400〜1700℃
の温度範囲により炭化処理して気孔率1%以下の一次焼
成体を形成し、該一次焼成体に残炭率45%以上の熱硬
化性樹脂液を含浸硬化し、ついで非酸化性雰囲気下で2
000℃以上の温度域で加熱処理するC/C材の製造方
法を提案した。 【0007】また、炭素繊維にマトリックス結合材を含
浸して複合成形したのち非酸化性雰囲気下で焼成炭化し
て得られたC/C複合体を基材とし、該C/C基材にピ
ッチを含浸し非酸化性雰囲気下800〜1200℃で焼
成炭化する処理を複数回反復して材質の嵩密度を1.1
〜1.5g/ccにする第1緻密化工程と、次いで熱硬化性
樹脂液を含浸硬化し非酸化性雰囲気下800〜1200
℃で焼成炭化する処理を複数回反復して材質の嵩密度を
1.6g/cc以上にする第2緻密化工程を、順次に施す高
密度で強度特性に優れたC/C材の製造方法(特開平8
−245273号公報)を開発、提案した。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の熱硬化性樹脂液やピッチなどを含浸して二次的に緻密
化する方法では、含浸−硬化−焼成という操作を繰り返
し行うために製造に手間がかかり、製造能率が低く、コ
スト高となる欠点がある。更に、液状の熱硬化性樹脂や
ピッチをC/C材の微細な空隙の深部にまで充分に含浸
させることが難しく、また、空隙に含浸した熱硬化性樹
脂やピッチが焼成炭化する際にも揮発性成分が放出され
て新たな空隙が形成されるので、繰り返し行っても緻密
化には限界がある。 【0009】そこで、本発明者は二次的な緻密化処理を
施すことなく、簡便な手法により材質組織が緻密で、高
密度、高強度のC/C材の製造技術を開発すべく鋭意研
究した結果、焼成炭化時に特定の加圧力を負荷すること
により組織が緻密化できることを見出した。 【0010】本発明は、この知見に基づいて開発された
ものであって、その目的は二次的緻密化処理をすること
なく、能率よく、低コストで、高密度、高強度のC/C
材の製造技術を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による炭素繊維強化炭素材(C/C材)の製
造方法は、炭素繊維に熱硬化性樹脂液を含浸、硬化成形
したプリプレグ成形体を非酸化性雰囲気中400〜70
0℃の温度で熱処理し、得られた一次焼成体を4.9〜
29.4MPaの加圧下に1000〜2300℃の温度
で炭化することを構成上の特徴とする。 【0012】 【発明の実施の形態】炭素繊維には、ポリアクリロニト
リル系、レーヨン系、ピッチ系など、いずれの原料系か
ら製造されたものを用いることができ、これらの炭素繊
維は平織、朱子織、綾織などの織布、あるいは、ヤー
ン、トウなどの形態で適用される。炭素繊維に含浸する
熱硬化性樹脂液には、例えば、フェノール系、フラン
系、エポキシ系、メラミン系、ポリイミド系、ユリア系
などの熱硬化性樹脂が用いられ、好ましくは炭化残留率
が50重量%以上のものが使用される。なお、炭素繊維
に熱硬化性樹脂液を円滑に含浸するために、アルコー
ル、アセトンなどの適宜な有機溶媒に溶解し、低粘度化
して使用することもできる。 【0013】炭素繊維に熱硬化性樹脂液を含浸する方法
は、例えば炭素繊維織布を用いた場合には、炭素繊維織
布に熱硬化性樹脂液を塗布する方法、炭素繊維織布を熱
硬化性樹脂液に浸漬する方法、など公知の方法で行うこ
とができ、樹脂含浸炭素繊維織布を積層してモールドに
入れ、加熱して樹脂成分を硬化、成形してプリプレグ成
形体を作製する。 【0014】プリプレグ成形体は窒素、アルゴンなどの
非酸化性雰囲気の加熱炉中に入れ、400〜700℃の
温度範囲で熱処理して一次焼成体が作製される。熱処理
温度を400〜700℃の温度範囲に設定するのは、熱
処理温度が400℃未満であると熱硬化性樹脂中の揮発
性成分の一部が残存し、最終的に得られたC/C材中に
気孔を形成することとなり、C/C材の密度低下および
強度低下を招くことになるためである。一方、熱処理温
度が700℃を越えると、熱処理時の収縮が大きくな
り、次工程で行う加圧炭化により効果的に高密度化する
ことが困難となり高強度特性を付与することができなく
なる。 【0015】本発明は、このようにして作製された一次
焼成体を4.9〜29.4MPaの加圧下に、1000
〜2300℃の温度で炭化することを特徴とする。な
お、本発明において炭化とは、黒鉛化を含む概念であ
る。熱硬化性樹脂は炭化過程において収縮を伴うが、こ
の炭化過程を加圧下に行うことによってC/C材の組織
の緻密化を図ることができる。 【0016】すなわち、炭化時に付加する加圧力が4.
9MPaを下回る場合には材質組織を緻密化し、効果的
に高密度化することが困難となる。しかしながら、加圧
力が29.4MPaを越えると、炭素繊維の一部に破断
が生じて強度が低下し、座屈破壊などの現象を招くこと
となる。したがって、炭化時の圧力は4.9〜29.4
MPaの範囲に設定される。 【0017】また、加圧炭化時の温度を1000〜23
00℃の範囲に設定するのは、炭化温度が1000℃を
下回る場合には炭化が充分に進行せず、一方、炭化温度
が2300℃を越えるとC/C材の強度低下が起こるた
めである。 【0018】このようにして、プリプレグ成形体を非酸
化性雰囲気中で400〜700℃の温度範囲で熱処理し
て一次焼成体を作製し、次いで、一次焼成体を4.9〜
29.4MPaの加圧下に1000〜2300℃の温度
で炭化することにより、熱硬化性樹脂の一次焼成時に残
存する揮発性成分を低減化し、更に、加圧炭化により炭
化過程における気孔形成を抑制することができる。その
結果、材質組織が緻密で層間の密着性も改善され、高密
度、高強度のC/C材を製造することが可能となる。 【0019】 【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と対比して説
明する。 【0020】実施例1 (1)一次焼成体の作製 ポリアクリロニトリル系高強度タイプの平織炭素繊維織
布にレゾールタイプのフェノール樹脂初期縮合物を塗布
して含浸し、48時間風乾してプリプレグシートを作製
した。このプリプレグシート16枚を積層して200×
100mmのモールドに入れ、温度110℃、圧力2.0
MPaの条件で複合し、次いで大気圧下、250℃の温
度で樹脂成分を硬化して、プリプレグ成形体を作製し
た。このプリプレグ成形体を窒素雰囲気に保持した加熱
炉に入れ、15℃/hrの昇温速度で600℃に加熱して
2時間保持し、一次焼成体を作製した。 【0021】(2)C/C材の製造 一次焼成体をホットプレス装置内に設置された黒鉛ダイ
ス中に載置し、アルゴンガス雰囲気中で600℃/hrの
昇温速度で加熱し、圧力9.8MPa、温度2000℃
の熱圧条件で加圧炭化してC/C材を製造した。 【0022】(3)C/C材の特性 下記の方法により嵩密度、曲げ強度および層間剪断強度
を測定して、得られた結果を表1に示した。 嵩密度;外寸法と重量から算出した 曲げ強度;試験片110×10×5mm、支点間距離8
0mm、クロスヘッドスピード2.7mm/min 、その他の
条件はASTM D790に準じて測定した 層間剪断強度;試験片35×10×4mm、支点間距離
16mm、クロスヘッドスピード1.3mm/min 、その他
の条件はASTM D2344−67を応用したsho
rt beam法を用いて測定した 【0023】実施例2 加圧炭化時の熱圧条件を圧力19.6MPaに設定した
他は、全て実施例1と同じ方法により一次焼成体の作製
およびC/C材の製造を行った。次いで、実施例1と同
じ方法によりC/C材の特性を測定して、その結果を表
1に示した。 【0024】実施例3 加圧炭化時の熱圧条件を圧力29.4MPaに設定した
他は、全て実施例1と同じ方法により一次焼成体の作製
およびC/C材の製造を行った。次いで、実施例1と同
じ方法によりC/C材の特性を測定して、その結果を表
1に示した。 【0025】実施例4 一次焼成体の熱処理温度を400℃とし、加圧炭化時の
熱圧条件を圧力29.4MPaに設定した他は、全て実
施例1と同じ方法により一次焼成体の作製およびC/C
材の製造を行った。次いで、実施例1と同じ方法により
C/C材の特性を測定して、その結果を表1に示した。 【0026】実施例5 加圧炭化時の熱圧条件を圧力19.6MPa、温度10
00℃に設定した他は、全て実施例1と同じ方法により
一次焼成体の作製およびC/C材の製造を行った。次い
で、実施例1と同じ方法によりC/C材の特性を測定し
て、その結果を表1に示した。 【0027】比較例1 実施例1と同じ方法で作製したプリプレグ成形体を窒素
雰囲気の加熱炉に入れて、1000℃の温度に加熱し、
次いで常圧下で2000℃の温度に加熱してC/C材を
製造した。次いで、実施例1と同じ方法によりC/C材
の特性を測定して、その結果を表1に示した。 【0028】比較例2 加圧炭化時の熱圧条件を圧力2.5MPaに設定した他
は、全て実施例1と同じ方法により一次焼成体の作製お
よびC/C材の製造を行った。次いで、実施例1と同じ
方法によりC/C材の特性を測定して、その結果を表1
に示した。 【0029】比較例3 加圧炭化時の熱圧条件を圧力39.2MPaに設定した
他は、全て実施例1と同じ方法により一次焼成体の作製
およびC/C材の製造を行った。次いで、実施例1と同
じ方法によりC/C材の特性を測定して、その結果を表
1に示した。 【0030】比較例4 一次焼成体作製時の熱処理温度を1200℃とし、加圧
炭化時の熱圧条件を圧力19.6MPaに設定した他
は、全て実施例1と同じ方法により一次焼成体の作製お
よびC/C材の製造を行った。次いで、実施例1と同じ
方法によりC/C材の特性を測定して、その結果を表1
に示した。 【0031】比較例5 加圧炭化時の熱圧条件を圧力19.6MPa、温度90
0℃に設定した他は、全て実施例1と同じ方法により一
次焼成体の作製およびC/C材の製造を行った。次い
で、実施例1と同じ方法によりC/C材の特性を測定し
て、その結果を表1に示した。 【0032】比較例6 加圧炭化時の熱圧条件を圧力19.6MPa、温度25
00℃に設定した他は、全て実施例1と同じ方法により
一次焼成体の作製およびC/C材の製造を行った。次い
で、実施例1と同じ方法によりC/C材の特性を測定し
て、その結果を表1に示した。 【0033】比較例7 一次焼成体の温度を250℃とし、加圧炭化時の熱圧条
件を圧力19.6MPaに設定した他は、全て実施例1
と同じ方法により一次焼成体の作製およびC/C材の製
造を行った。次いで、実施例1と同じ方法によりC/C
材の特性を測定して、その結果を表1に示した。 【0034】比較例8 一次焼成体の温度を800℃とし、加圧炭化時の熱圧条
件を圧力19.6MPaに設定した他は、全て実施例1
と同じ方法により一次焼成体の作製およびC/C材の製
造を行った。次いで、実施例1と同じ方法によりC/C
材の特性を測定して、その結果を表1に示した。 【0035】 【表1】【0036】表1の結果から、本発明の製造方法により
製造された実施例1〜4のC/C材は、気孔が減少する
ため材質組織が緻密化され、嵩密度が1.50 g/cm3以
上と高く、また、曲げ強度も118MPa 以上であっ
て、高密度、高強度特性を備えていることが判る。ま
た、組織の緻密化とともに層間の密着性が強固となり、
層間剪断強度も高いことが認められる。 【0037】これに対して、一次焼成体作製時の熱処理
温度が高く、炭化処理を常圧で行った比較例1、あるい
は加圧炭化時の圧力が低い比較例2では、ともに材質組
織が緻密化されず、嵩密度、曲げ強度、層間剪断強度が
低いことが判る。また、加圧炭化時の圧力が高い比較例
3では炭素繊維の破断が生じて強度の低下が著しく、C
/C材が座屈破壊を起こしている。一方、一次焼成体を
作製する際の熱処理温度が250℃と低い比較例7、8
00℃、1200℃と高い比較例4、8、更に、C/C
材を製造する際の温度が900℃と低い比較例5、25
00℃と高い比較例6では実施例1〜4のC/C材と比
べて、強度特性が低位であることが認められる。 【0038】 【発明の効果】以上のとおり、本発明の炭素繊維強化炭
素材の製造方法によれば、プリプレグ成形体を非酸化性
雰囲気中で400〜700℃の温度範囲で熱処理して一
次焼成体を作製し、次いで、一次焼成体を4.9〜2
9.4MPaの加圧下に1000〜2300℃の温度で
炭化することにより、熱硬化性樹脂の一次焼成時に残存
する揮発性成分を低減化し、また加圧炭化により炭化過
程における気孔形成を抑制することができる。その結
果、C/C材の材質組織が緻密化され、層間の密着性も
強固になるので、二次的に緻密化処理することなしに高
密度、高強度のC/C材を製造することが可能となる。
したがって、製造能率が高く、低コストで、高密度、高
強度のC/C材の製造方法として極めて有用である。
で、高密度、高強度の炭素繊維強化炭素材(以下、「C
/C材」ともいう)の製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】C/C材は、炭素繊維の複合化による卓
越した比強度、比弾性率を有し、特に1000℃を越え
る高温においても比強度、比弾性率に優れ、また、炭素
材特有の軽量性と優れた耐熱性および化学的安定性を備
えているため、航空・宇宙機用の構造材料をはじめ、高
温苛酷な条件下で使用される各種部材、例えばCZ法に
よる単結晶引上用のルツボ、ヒータ、炉材などの高温炉
用部材として有用されている。 【0003】このC/C材を製造する代表的な技術とし
ては、 (1)マトリックスとなる熱硬化性樹脂液を含浸し
た炭素繊維の織布を積層し、プレス等で所定形状に圧縮
成形したのちプリプレグ成形体を非酸化性雰囲気下で焼
成炭化処理する方法、 (2)マトリックスとなる熱硬化性
樹脂液に浸した炭素繊維のトウをフィラメントワインデ
ィング法で所定形状に成形し、このプリプレグ成形体を
同様に焼成炭化処理する方法、 (3)炭素繊維で形成した
成形体(炭素繊維プリフォーム)の空隙組織中に化学的
気相蒸着法(CVD)や化学的気相浸透法(CVI)に
より気相析出させた熱分解炭素を沈着させる方法、など
が知られている。 【0004】これらの製造方法のうち、(3) の熱分解炭
素を沈着させる方法は製造能率が低く、コスト増となる
欠点がある。一方、(1) 、(2) の製造方法は、プリプレ
グ成形体を焼成炭化する過程でマトリックスとなる熱硬
化性樹脂液に含まれる揮発性成分が揮散するために、得
られるC/C材の材質組織には微細な空孔を生じ、低密
度化、低強度化し易い難点があり、更に、圧縮成形時に
熱硬化性樹脂液の一部が外部に圧出するために高密度の
ものが得難い難点がある。 【0005】そこで、(1) 、(2) の方法で得られたC/
C材の材質組織の空孔中に、炭化性のフェノール樹脂や
フラン樹脂などのバインダー樹脂あるいは石炭系や石油
系のピッチなどを強制含浸したのち焼成する二次的な緻
密化処理が一般に行われている。 【0006】この二次的に緻密化処理するC/C材の製
造方法として、例えば、本出願人は特開平5−2298
68号公報において、炭素繊維を残炭率45%以上の熱
硬化性樹脂液からなるマトリックス結合材とともに複合
成形したのち非酸化性雰囲気下で1400〜1700℃
の温度範囲により炭化処理して気孔率1%以下の一次焼
成体を形成し、該一次焼成体に残炭率45%以上の熱硬
化性樹脂液を含浸硬化し、ついで非酸化性雰囲気下で2
000℃以上の温度域で加熱処理するC/C材の製造方
法を提案した。 【0007】また、炭素繊維にマトリックス結合材を含
浸して複合成形したのち非酸化性雰囲気下で焼成炭化し
て得られたC/C複合体を基材とし、該C/C基材にピ
ッチを含浸し非酸化性雰囲気下800〜1200℃で焼
成炭化する処理を複数回反復して材質の嵩密度を1.1
〜1.5g/ccにする第1緻密化工程と、次いで熱硬化性
樹脂液を含浸硬化し非酸化性雰囲気下800〜1200
℃で焼成炭化する処理を複数回反復して材質の嵩密度を
1.6g/cc以上にする第2緻密化工程を、順次に施す高
密度で強度特性に優れたC/C材の製造方法(特開平8
−245273号公報)を開発、提案した。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の熱硬化性樹脂液やピッチなどを含浸して二次的に緻密
化する方法では、含浸−硬化−焼成という操作を繰り返
し行うために製造に手間がかかり、製造能率が低く、コ
スト高となる欠点がある。更に、液状の熱硬化性樹脂や
ピッチをC/C材の微細な空隙の深部にまで充分に含浸
させることが難しく、また、空隙に含浸した熱硬化性樹
脂やピッチが焼成炭化する際にも揮発性成分が放出され
て新たな空隙が形成されるので、繰り返し行っても緻密
化には限界がある。 【0009】そこで、本発明者は二次的な緻密化処理を
施すことなく、簡便な手法により材質組織が緻密で、高
密度、高強度のC/C材の製造技術を開発すべく鋭意研
究した結果、焼成炭化時に特定の加圧力を負荷すること
により組織が緻密化できることを見出した。 【0010】本発明は、この知見に基づいて開発された
ものであって、その目的は二次的緻密化処理をすること
なく、能率よく、低コストで、高密度、高強度のC/C
材の製造技術を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による炭素繊維強化炭素材(C/C材)の製
造方法は、炭素繊維に熱硬化性樹脂液を含浸、硬化成形
したプリプレグ成形体を非酸化性雰囲気中400〜70
0℃の温度で熱処理し、得られた一次焼成体を4.9〜
29.4MPaの加圧下に1000〜2300℃の温度
で炭化することを構成上の特徴とする。 【0012】 【発明の実施の形態】炭素繊維には、ポリアクリロニト
リル系、レーヨン系、ピッチ系など、いずれの原料系か
ら製造されたものを用いることができ、これらの炭素繊
維は平織、朱子織、綾織などの織布、あるいは、ヤー
ン、トウなどの形態で適用される。炭素繊維に含浸する
熱硬化性樹脂液には、例えば、フェノール系、フラン
系、エポキシ系、メラミン系、ポリイミド系、ユリア系
などの熱硬化性樹脂が用いられ、好ましくは炭化残留率
が50重量%以上のものが使用される。なお、炭素繊維
に熱硬化性樹脂液を円滑に含浸するために、アルコー
ル、アセトンなどの適宜な有機溶媒に溶解し、低粘度化
して使用することもできる。 【0013】炭素繊維に熱硬化性樹脂液を含浸する方法
は、例えば炭素繊維織布を用いた場合には、炭素繊維織
布に熱硬化性樹脂液を塗布する方法、炭素繊維織布を熱
硬化性樹脂液に浸漬する方法、など公知の方法で行うこ
とができ、樹脂含浸炭素繊維織布を積層してモールドに
入れ、加熱して樹脂成分を硬化、成形してプリプレグ成
形体を作製する。 【0014】プリプレグ成形体は窒素、アルゴンなどの
非酸化性雰囲気の加熱炉中に入れ、400〜700℃の
温度範囲で熱処理して一次焼成体が作製される。熱処理
温度を400〜700℃の温度範囲に設定するのは、熱
処理温度が400℃未満であると熱硬化性樹脂中の揮発
性成分の一部が残存し、最終的に得られたC/C材中に
気孔を形成することとなり、C/C材の密度低下および
強度低下を招くことになるためである。一方、熱処理温
度が700℃を越えると、熱処理時の収縮が大きくな
り、次工程で行う加圧炭化により効果的に高密度化する
ことが困難となり高強度特性を付与することができなく
なる。 【0015】本発明は、このようにして作製された一次
焼成体を4.9〜29.4MPaの加圧下に、1000
〜2300℃の温度で炭化することを特徴とする。な
お、本発明において炭化とは、黒鉛化を含む概念であ
る。熱硬化性樹脂は炭化過程において収縮を伴うが、こ
の炭化過程を加圧下に行うことによってC/C材の組織
の緻密化を図ることができる。 【0016】すなわち、炭化時に付加する加圧力が4.
9MPaを下回る場合には材質組織を緻密化し、効果的
に高密度化することが困難となる。しかしながら、加圧
力が29.4MPaを越えると、炭素繊維の一部に破断
が生じて強度が低下し、座屈破壊などの現象を招くこと
となる。したがって、炭化時の圧力は4.9〜29.4
MPaの範囲に設定される。 【0017】また、加圧炭化時の温度を1000〜23
00℃の範囲に設定するのは、炭化温度が1000℃を
下回る場合には炭化が充分に進行せず、一方、炭化温度
が2300℃を越えるとC/C材の強度低下が起こるた
めである。 【0018】このようにして、プリプレグ成形体を非酸
化性雰囲気中で400〜700℃の温度範囲で熱処理し
て一次焼成体を作製し、次いで、一次焼成体を4.9〜
29.4MPaの加圧下に1000〜2300℃の温度
で炭化することにより、熱硬化性樹脂の一次焼成時に残
存する揮発性成分を低減化し、更に、加圧炭化により炭
化過程における気孔形成を抑制することができる。その
結果、材質組織が緻密で層間の密着性も改善され、高密
度、高強度のC/C材を製造することが可能となる。 【0019】 【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と対比して説
明する。 【0020】実施例1 (1)一次焼成体の作製 ポリアクリロニトリル系高強度タイプの平織炭素繊維織
布にレゾールタイプのフェノール樹脂初期縮合物を塗布
して含浸し、48時間風乾してプリプレグシートを作製
した。このプリプレグシート16枚を積層して200×
100mmのモールドに入れ、温度110℃、圧力2.0
MPaの条件で複合し、次いで大気圧下、250℃の温
度で樹脂成分を硬化して、プリプレグ成形体を作製し
た。このプリプレグ成形体を窒素雰囲気に保持した加熱
炉に入れ、15℃/hrの昇温速度で600℃に加熱して
2時間保持し、一次焼成体を作製した。 【0021】(2)C/C材の製造 一次焼成体をホットプレス装置内に設置された黒鉛ダイ
ス中に載置し、アルゴンガス雰囲気中で600℃/hrの
昇温速度で加熱し、圧力9.8MPa、温度2000℃
の熱圧条件で加圧炭化してC/C材を製造した。 【0022】(3)C/C材の特性 下記の方法により嵩密度、曲げ強度および層間剪断強度
を測定して、得られた結果を表1に示した。 嵩密度;外寸法と重量から算出した 曲げ強度;試験片110×10×5mm、支点間距離8
0mm、クロスヘッドスピード2.7mm/min 、その他の
条件はASTM D790に準じて測定した 層間剪断強度;試験片35×10×4mm、支点間距離
16mm、クロスヘッドスピード1.3mm/min 、その他
の条件はASTM D2344−67を応用したsho
rt beam法を用いて測定した 【0023】実施例2 加圧炭化時の熱圧条件を圧力19.6MPaに設定した
他は、全て実施例1と同じ方法により一次焼成体の作製
およびC/C材の製造を行った。次いで、実施例1と同
じ方法によりC/C材の特性を測定して、その結果を表
1に示した。 【0024】実施例3 加圧炭化時の熱圧条件を圧力29.4MPaに設定した
他は、全て実施例1と同じ方法により一次焼成体の作製
およびC/C材の製造を行った。次いで、実施例1と同
じ方法によりC/C材の特性を測定して、その結果を表
1に示した。 【0025】実施例4 一次焼成体の熱処理温度を400℃とし、加圧炭化時の
熱圧条件を圧力29.4MPaに設定した他は、全て実
施例1と同じ方法により一次焼成体の作製およびC/C
材の製造を行った。次いで、実施例1と同じ方法により
C/C材の特性を測定して、その結果を表1に示した。 【0026】実施例5 加圧炭化時の熱圧条件を圧力19.6MPa、温度10
00℃に設定した他は、全て実施例1と同じ方法により
一次焼成体の作製およびC/C材の製造を行った。次い
で、実施例1と同じ方法によりC/C材の特性を測定し
て、その結果を表1に示した。 【0027】比較例1 実施例1と同じ方法で作製したプリプレグ成形体を窒素
雰囲気の加熱炉に入れて、1000℃の温度に加熱し、
次いで常圧下で2000℃の温度に加熱してC/C材を
製造した。次いで、実施例1と同じ方法によりC/C材
の特性を測定して、その結果を表1に示した。 【0028】比較例2 加圧炭化時の熱圧条件を圧力2.5MPaに設定した他
は、全て実施例1と同じ方法により一次焼成体の作製お
よびC/C材の製造を行った。次いで、実施例1と同じ
方法によりC/C材の特性を測定して、その結果を表1
に示した。 【0029】比較例3 加圧炭化時の熱圧条件を圧力39.2MPaに設定した
他は、全て実施例1と同じ方法により一次焼成体の作製
およびC/C材の製造を行った。次いで、実施例1と同
じ方法によりC/C材の特性を測定して、その結果を表
1に示した。 【0030】比較例4 一次焼成体作製時の熱処理温度を1200℃とし、加圧
炭化時の熱圧条件を圧力19.6MPaに設定した他
は、全て実施例1と同じ方法により一次焼成体の作製お
よびC/C材の製造を行った。次いで、実施例1と同じ
方法によりC/C材の特性を測定して、その結果を表1
に示した。 【0031】比較例5 加圧炭化時の熱圧条件を圧力19.6MPa、温度90
0℃に設定した他は、全て実施例1と同じ方法により一
次焼成体の作製およびC/C材の製造を行った。次い
で、実施例1と同じ方法によりC/C材の特性を測定し
て、その結果を表1に示した。 【0032】比較例6 加圧炭化時の熱圧条件を圧力19.6MPa、温度25
00℃に設定した他は、全て実施例1と同じ方法により
一次焼成体の作製およびC/C材の製造を行った。次い
で、実施例1と同じ方法によりC/C材の特性を測定し
て、その結果を表1に示した。 【0033】比較例7 一次焼成体の温度を250℃とし、加圧炭化時の熱圧条
件を圧力19.6MPaに設定した他は、全て実施例1
と同じ方法により一次焼成体の作製およびC/C材の製
造を行った。次いで、実施例1と同じ方法によりC/C
材の特性を測定して、その結果を表1に示した。 【0034】比較例8 一次焼成体の温度を800℃とし、加圧炭化時の熱圧条
件を圧力19.6MPaに設定した他は、全て実施例1
と同じ方法により一次焼成体の作製およびC/C材の製
造を行った。次いで、実施例1と同じ方法によりC/C
材の特性を測定して、その結果を表1に示した。 【0035】 【表1】【0036】表1の結果から、本発明の製造方法により
製造された実施例1〜4のC/C材は、気孔が減少する
ため材質組織が緻密化され、嵩密度が1.50 g/cm3以
上と高く、また、曲げ強度も118MPa 以上であっ
て、高密度、高強度特性を備えていることが判る。ま
た、組織の緻密化とともに層間の密着性が強固となり、
層間剪断強度も高いことが認められる。 【0037】これに対して、一次焼成体作製時の熱処理
温度が高く、炭化処理を常圧で行った比較例1、あるい
は加圧炭化時の圧力が低い比較例2では、ともに材質組
織が緻密化されず、嵩密度、曲げ強度、層間剪断強度が
低いことが判る。また、加圧炭化時の圧力が高い比較例
3では炭素繊維の破断が生じて強度の低下が著しく、C
/C材が座屈破壊を起こしている。一方、一次焼成体を
作製する際の熱処理温度が250℃と低い比較例7、8
00℃、1200℃と高い比較例4、8、更に、C/C
材を製造する際の温度が900℃と低い比較例5、25
00℃と高い比較例6では実施例1〜4のC/C材と比
べて、強度特性が低位であることが認められる。 【0038】 【発明の効果】以上のとおり、本発明の炭素繊維強化炭
素材の製造方法によれば、プリプレグ成形体を非酸化性
雰囲気中で400〜700℃の温度範囲で熱処理して一
次焼成体を作製し、次いで、一次焼成体を4.9〜2
9.4MPaの加圧下に1000〜2300℃の温度で
炭化することにより、熱硬化性樹脂の一次焼成時に残存
する揮発性成分を低減化し、また加圧炭化により炭化過
程における気孔形成を抑制することができる。その結
果、C/C材の材質組織が緻密化され、層間の密着性も
強固になるので、二次的に緻密化処理することなしに高
密度、高強度のC/C材を製造することが可能となる。
したがって、製造能率が高く、低コストで、高密度、高
強度のC/C材の製造方法として極めて有用である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 炭素繊維に熱硬化性樹脂液を含浸、硬化
成形したプリプレグ成形体を非酸化性雰囲気中400〜
700℃の温度で熱処理し、得られた一次焼成体を4.
9〜29.4MPaの加圧下に1000〜2300℃の
温度で炭化することを特徴とする炭素繊維強化炭素材の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001198114A JP2003012374A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 炭素繊維強化炭素材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001198114A JP2003012374A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 炭素繊維強化炭素材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003012374A true JP2003012374A (ja) | 2003-01-15 |
Family
ID=19035611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001198114A Pending JP2003012374A (ja) | 2001-06-29 | 2001-06-29 | 炭素繊維強化炭素材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003012374A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4881315B2 (ja) * | 2005-10-27 | 2012-02-22 | 京セラ株式会社 | 圧電磁器組成物および圧電磁器 |
CN110216930A (zh) * | 2019-04-22 | 2019-09-10 | 湖南远辉新材料研究院有限公司 | 一种高强度可陶瓷化树脂复合材料及其制备方法 |
-
2001
- 2001-06-29 JP JP2001198114A patent/JP2003012374A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4881315B2 (ja) * | 2005-10-27 | 2012-02-22 | 京セラ株式会社 | 圧電磁器組成物および圧電磁器 |
CN110216930A (zh) * | 2019-04-22 | 2019-09-10 | 湖南远辉新材料研究院有限公司 | 一种高强度可陶瓷化树脂复合材料及其制备方法 |
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