JP2003012217A - 用紙積載装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部からの力によってトレイが破損すること
を防止する。 【解決手段】 記録紙トレイ１０の両端部に、ファクシ
ミリ装置本体に設けたＵ字溝に嵌合するボス１０ｃ，１
０ｃを設け、ボス１０ｃ，１０ｃの近傍に切り欠き部１
０ｅを形成して、ボス１０ｃ，１０ｃを立設した保持部
１０ｂ，１０ｂを弾性変形可能にし、記録紙トレイ１０
に外力が加わっても、保持部１０ｂ，１０ｂが破損する
前に保持部１０ｂ，１０ｂが弾性変形し、記録紙トレイ
１０がファクシミリ本体から外れるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装
置、プリンタ、複写機等の画像形成装置に適用され、本
体から排出された画像読み取り後の原稿や画像記録後の
記録紙をスタックする用紙積載装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】図１３はファクシミリ装置の背面側の外
観を示す斜視図であり、１はファクシミリ装置の本体、
２は記録紙の排紙口、３は本体１における排出口２の下
方に設置された記録紙トレイ、４は原稿をセットする原
稿セット部、５は、本体１に設けられ、記録紙トレイ３
を支持する支持部を示す。

【０００３】原稿セット部４にセットされた原稿は、図
示しない搬送機構により画像読み取り部に搬送され、画
像が読み取られた後に本体１の外部に排出される。ま
た、回線を介して受信した画像あるいは画像読み取り部
によって読み取られた画像は、図示しない画像記録部に
よって記録紙に記録され、画像記録後の記録紙は排出口
２から排出される。ここで、支持部５に記録紙トレイ３
が取り付けられている場合には記録紙トレイ３上にスタ
ックされる。

【０００４】図１４は記録紙トレイの外観を示す斜視
図、図１５はファクシミリ装置本体から記録紙トレイを
外した場合の背面側の外観を示す斜視図であり、３ａは
記録紙を積載するスタック面、３ｂはボス、３ｃは壁
面、５ａはＵ字溝を示す。図１４に示すように、記録紙
トレイ３における固定端側の両側部には、排紙方向に対
して直角方向に立設するボス３ｂ，３ｂが形成されてい
る。また、図１５に示すように、本体１における排出口
２の両端側の下部に支持部５，５が形成されている。支
持部５は、本体１の外装面に対して凸状に形成されてお
り、支持部５にはＵ字溝５ａが形成されている。ここ
で、Ｕ字溝５ａは支持部５における上部および２つの支
持部５において互いに対向する側部が開放した形状であ
る。

【０００５】そして、記録紙トレイ３のボス３ｂ，３ｂ
をＵ字溝５ａに挿入し、さらに、ボス３ｂ，３ｂを回動
軸として記録紙トレイ３を下げ、壁面３ｃを本体１の壁
面に当接させることにより、記録紙トレイ３が本体１に
装着される。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】記録紙トレイ３は本体
１に、記録紙の搬送方向に沿って延出するように取り付
けられている。そのため、記録紙トレイ３は上下，左右
方向からの外力が加わりやすい状況にある。そして、記
録紙トレイ３は装着された状態において、記録紙トレイ
３に対し、本体１が記録紙トレイ３を保持する保持力以
上の外力が加わった場合、ボス３ｂ，３ｂが破損して外
れていた。

【０００７】また、記録紙トレイ３がボス３ｂ側から落
下した場合、ボス３ｂが破損するおそれがあり、ボス３
ｂが破損すれば再度本体１に装着することは困難にな
る。

【０００８】本発明は、このような問題点を解決し、外
部からの力によって破損すること防止した用紙積載装置
を提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項１に係る本発明は、画像形成装置本体から外部
に排出された用紙を積載するトレイと、画像形成装置本
体に設けられ、前記トレイに形成した保持部に係合して
前記トレイを着脱可能に支持する支持部とからなり、前
記トレイを画像形成装置本体から飛び出した位置に配置
してなる用紙積載装置において、前記支持部における前
記トレイの支持力以上の外力が加わった場合に、前記ト
レイが前記支持部から外れるように弾性変形する弾性変
形部を前記保持部に設けたことを特徴とする。このよう
に構成したことにより、トレイに外力が加わっても、破
損する前に弾性変形部が弾性変形し、トレイが画像形成
装置本体から脱落することが可能となり、その結果、外
力によってトレイが破損することを防止することが可能
になる。

【００１０】請求項２に係る発明は、請求項１に係る発
明において、前記弾性変形部は板ばね性を有し、前記弾
性変形部の近傍に切り欠き部を設けたことを特徴とす
る。このように構成したことにより、弾性変形部が切り
欠き部を設けた分だけトレイ側に弾性変形可能になり、
特に、トレイに対して側方から外力が加わった場合に、
保持部が支持部から外れやすくなる。

【００１１】請求項３に係る発明は、請求項１または２
に係る発明において、前記保持部を保護する保護部材を
設けたことを特徴とする。このように構成したことによ
り、トレイが保持部方向から床に落下しても、保持部が
床に当たる前に、追加した突起が床に当たるため、保持
部に落下の衝撃が直接加わることが防止されるために、
落下によってトレイが破損することを防止することが可
能になる。

【００１２】請求項４に係る発明は、請求項３に係る発
明において、前記保護部材を、前記トレイの一部を延在
させて前記保持部を覆う構成としたことを特徴とする。
このように構成したことにより、トレイの製造時に同時
に成形することができる。

【００１３】請求項５に係る発明は、請求項１または２
に係る発明において、前記保持部が前記トレイを保持す
る力よりも、前記弾性変形部が外力によって弾性変形す
るときに前記トレイが受ける力を大きくしたことを特徴
とする。このように構成したことにより、保持部がトレ
イを保持する力以上の外力がトレイに加わった場合に弾
性変形部が弾性変形するようになる。その結果、トレイ
が装置本体から弾性変形して外れる時においてトレイに
加わる最大荷重が、トレイに使用している材料の材料強
度の弾性限界内になるように設計できるため、トレイに
加わる荷重が最大になっても、トレイが破損することを
防止できる。

【００１４】請求項６に係る発明は、請求項１に係る発
明において、前記保持部を、前記弾性変形部と前記支持
部のＵ字溝に係合する突起とから構成し、前記突起の根
本の角部を曲面としたしたことを特徴とする。このよう
に構成したことにより、突起の根本に荷重が加わったと
きに、突起の根本に応力が集中することなく、曲面を設
けた部分で分散することができる。また、この曲面の大
きさを任意に変えることによって、応力緩和量を任意に
できるため、突起に加わる応力からトレイに使用してい
る材質の降伏応力よりも小さくなるような曲面の大きさ
を決定することができるようになり、突起を破損しにく
くすることが可能になる。

【００１５】請求項７に係る発明は、請求項６に係る発
明において、前記角部の曲面を、前記角部に加わる応力
が前記トレイの材質における機械的強度限界以下となる
ような大きさに設定したことを特徴とする。このように
構成したことにより、トレイが外れるような外力が加わ
っても、トレイを保持している突起が破損しないように
することが可能となる。

【００１６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。

【００１７】図１は本発明の第１実施形態の用紙積載装
置における記録紙トレイの要部構成を示す斜視図、図
２，図３は図１の要部拡大図であり、１０は記録紙トレ
イ、１０ａは排紙された記録紙をスタックするスタック
部、１０ｂは記録紙トレイ１０を本体に保持させる保持
部を示す。保持部１０ｂは、円柱型のボス１０ｃと板ば
ね性を有する弾性変形部１０ｄとから構成されている。
１０ｅはリブ部、１０ｆは切り欠き部を示す。なお、図
１４に示す従来技術に係る部材と同一の部材については
同一の符号を付して、詳細な説明は省略した。

【００１８】第１実施形態の装置は、図１４に示す従来
技術における記録紙トレイ３の代わりに記録紙トレイ１
０を設けたものである。

【００１９】記録紙トレイ１０における固定端側はスタ
ック部１０ａのスタック面に対して鈍角をなす壁面を有
するリブ部１０ｅが形成されており、さらに、記録紙ト
レイ１０の両側部の固定端側には、スタック部１０ａの
スタック面に対して直角方向の面を有する保持部１０
ｂ，１０ｂが形成されており、この保持部１０ｂ，１０
ｂは、排紙方向に対して直角方向に立設しているボス１
０ｃ，１０ｃと、ボス１０ｃが形成された弾性変形部１
０ｄとから構成されている。さらに保持部１０ｂ，１０
ｂとスタック部１０ａとの境界部分には切り欠き部１０
ｆが設けられており、この切り欠き部１０ｆによって弾
性変形部１０ｄが上流側の端部を自由端として板ばね状
に弾性変形可能に構成されている。さらに、ボス１０
ｃ，１０ｃは保持部１０ｂ，１０ｂの自由端部に設けら
れている。

【００２０】記録紙トレイ１０のボス１０ｃ，１０ｃを
支持部５（図１３参照）に嵌合させ、ボス１０ｃ，１０
ｃを回動軸として記録紙トレイ１０を下げ、リブ部１０
ｅを装置本体の壁面に当接させることにより、記録紙ト
レイ１０がファクシミリ装置本体に装着される。

【００２１】記録紙トレイ１０がファクシミリ本体に装
着された状態で、記録紙トレイ１０に保持力以上の外力
が特に左右方向（ボス１０ｃ，１０ｃの軸方向）から加
わった場合に、保持部１０ｂ，１０ｂが破損する前に弾
性変形して、支持部５，５の側方にボス１０ｃ，１０ｃ
が移動することにより、片方の支持部５とボス１０ｃと
の係合状態が解除され、記録紙トレイ１０が本体１から
外れるようになる。なお、下から上方向に外力が加わっ
た場合には、支持部５からボス１０ｃ，１０ｃが外れ、
ひねり（回転）方向に外力が加わった場合には２つのボ
ス１０ｃ，１０ｃのいずれか１つと支持部との係合状態
が解除される。

【００２２】図４は記録紙トレイに外力が加わっていな
い場合における支持部付近の構成を示す説明図、図５は
記録紙トレイに外力が加わった場合における支持部付近
の構成を示す説明図である。図４に示す状態の記録紙ト
レイ１０に外力が加わると、図５に示すように弾性変形
部１０ｄおよびボス１０ｃが弾性変形して、ボス１０ｃ
が支持部５から外れる。

【００２３】ここで、記録紙トレイ１０を本体１に取り
付けた状態においてボス１０ｃにかかる力よりも、弾性
変形部１０ｄが外力によって弾性変形するときに記録紙
トレイ１０が受ける力が大きくなるように、弾性変形部
１０ｄの板ばね性が設定されている。従来、記録紙トレ
イが外部から受ける力の大小に関係なく記録紙トレイの
保持力が決定されていたため、保持力が大きければ外れ
にくく、保持力が弱ければ外れやすい設計であったが、
前述ように構成したことにより、本体１が記録紙トレイ
１０を支持する力より大きい力が作用した場合に、弾性
変形部１０ｄが弾性変形して記録紙トレイ１０が本体１
から外れるように構成することができる。

【００２４】特に、記録紙トレイ１０のボス１０ｃおよ
びボス１０ｃを保持している弾性変形部１０ｄが弾性変
形して本体１から外れる時のボス１０ｃおよび弾性変形
部１０ｄに加わる最大荷重が、記録紙トレイ１０に使用
している材料の材料強度の弾性限界内になるように設計
されている。このように構成することによって、記録紙
トレイ１０に加わる荷重が最大になっても、記録紙トレ
イ１０が破損することがなくなる。

【００２５】また、本体１に取り付けられた記録紙トレ
イ１０に記録紙トレイ１０が外れるように外力を加えた
時にボス１０ｃの根本に応力が加わる場合、図６に示す
ように、ボス１０ｃと弾性変形部１０ｄの平面との角度
が９０度であれば根本に加わる応力が１点に集中して破
損するおそれがある。そこで、図７に示すように、ボス
１０ｃと弾性変形部１０ｄの平面とが接合している円周
部分に半径Ｒの斜面を追加する。その結果、ボス１０ｃ
に荷重が加わったときに、ボス１０ｃの根本に応力が集
中することなく、Ｒ部分で分散することができる。特
に、半径Ｒの大きさは、記録紙トレイ１０に外力を加え
てトレイが外れるときのボス１０ｃに加わる応力を、有
限要素法や材料力学の計算式を使ってボス１０ｃの根本
の半径Ｒを大きくして応力を徐々に緩和して、記録紙ト
レイ１０に使用している材質の降伏応力よりも小さくな
るような半径Ｒを求めることによって、決定することが
できる。そして、ボス１０ｃの根本に係る応力を記録紙
トレイ１０の材質の機械的強度限界以下とすることよっ
て、記録紙トレイ１０が外れるような外力が加わって
も、記録紙トレイ１０を保持しているボス１０ｃが破損
しないようにすることができる。

【００２６】また、記録紙トレイ１０を構成する材料と
して樹脂材料を採用することが多い。樹脂材料は、一般
的に紫外線等によって、その機械的強度が劣化すること
が知られている。そこで、あらかじめ経時劣化したとき
の材料強度を想定する。例えば、使用期間（通常の商品
の場合は５年間）を経過した時の材料強度を予め想定
し、ボス１０ｃの根本の半径Ｒの部位に加わる応力が、
記録紙トレイ１０の材質が経時劣化によって劣化したと
きの機械的強度限界以下となるような大きさの半径Ｒを
設定する。その結果、記録紙トレイ１０が経時劣化して
も、本体１に取り付けられた記録紙トレイ１０に記録紙
トレイ１０が外れるような外力が加えられた時に、記録
紙トレイ１０を破損させることが防止できる。

【００２７】このように構成したことにより、ファクシ
ミリ装置の使用中に、記録紙トレイに外力が加わって
も、保持部１０ｂが破損する前に記録紙トレイ１０の保
持部１０ｂが弾性変形し、記録紙トレイ１０が本体１か
ら脱落することにより、ボス１０ｃ，１０ｃが破損する
といった不具合を防止することが可能になり、記録紙ト
レイ１０が壊れなくなった。

【００２８】ところで、記録紙トレイにおけるファクシ
ミリ装置本体取り付け用のボスが記録紙トレイ本体の外
部に突き出した構成の場合には、図８に示すように、斜
めに落下した際、ボスに強い衝撃がかかって破損するお
それがある。次に示す第２実施形態はこのような不具合
を解決するものである。

【００２９】図９は本発明の本発明の第２実施形態の用
紙積載装置における記録紙トレイの要部構成を示す斜視
図であり、１０ｇは延在部を示す。なお、図１に示す第
１実施形態に係る部材と同一の部材については同一の符
号を付して、詳細な説明は省略した。

【００３０】第２実施形態の装置は、図１に示す第１実
施形態における記録紙トレイ１０に延在部１０ｆを設け
たものである。この延在部１０ｇは、リブ部１０ｅの両
端部をリブ部１０ｅの壁面に沿って延在させたものであ
り、延在部１０ｇの先端位置は、ボス１０ｃの近傍でか
つボス１０ｃの先端または先端を越えるように設定され
ている。

【００３１】このように構成したことにより、保持部１
０ｂ近傍に、延在部１０ｇのようににボス１０ｃよりも
飛び出した突起または形状を設け、強度的に落下しても
壊れにくい丈夫な部分を追加することにより、図１０に
示すように、記録紙トレイ１０がボス１０ｃから床に落
下しても、ボス１０ｃが床に当たる前に、延在部１０ｇ
が床に当たるために、ボス１０ｃに落下の衝撃が直接的
に加わることはなくなり、保持部１０ｂの破損を防止す
ることができる。

【００３２】なお、ボス１０ｃあるいは保持部１０ｂの
保護形状は、本体１や記録紙トレイ１０の形状に関係な
く大きさや形を決定できるため、容易に丈夫な形状にす
ることができる。

【００３３】以上、本発明の実施形態について説明して
きたが、本発明は前述した構成に限るものではない。例
えば、前述したファクシミリ装置は、記録紙としてロー
ル紙を適用するタイプのものであるが、図１１に示すよ
うな記録紙として普通紙を適用するタイプのものに適用
しても良い。

【００３４】図１１は記録紙として普通紙を適用したプ
リンタ機能を有するファクシミリ装置の外観を示す斜視
図、図１２は図１１の背面側の斜視図であり、２０，２
１は記録紙を収納する給紙カセット、２２は装置本体に
おける記録紙排出口２３の下方に設置された記録紙トレ
イ、２４は装置本体における原稿排出口２５の下方に設
置された原稿トレイ、２６は電話番号等の各種データを
入力する操作パネルおよび各種情報の表示を行う表示パ
ネルを備えた操作部、２７は読取原稿をセットする原稿
セット部、２８は、装置本体の背面側に設けられ、給紙
カセット２０，２１に収納できない記録紙を給紙する記
録紙セット部、２９は手差し給紙用の手差しトレイを示
す。

【００３５】図１１に示す記録紙トレイ２２および原稿
トレイ２４に対して、図２または図９に示すような構成
が適用されており、記録紙トレイ２２または原稿トレイ
２４に外力が加わった場合に、記録紙トレイ２２または
原稿トレイ２４が破損することなく本体から外れるよう
に構成されている。

【００３６】原稿セット部２７にセットされた原稿は、
図示しない搬送機構により画像読み取り部に搬送され、
画像が読み取られた後に原稿排紙口２５から排出され、
原稿トレイ２４にスタックされる。また、回線を介して
受信した画像、画像読み取り部が読み取った画像あるい
は外部装置から受信した文書や画像は、画像記録部にお
いて給紙カセット２０、給紙カセット２１、記録紙セッ
ト部２８または手差しトレイ２９から搬送された記録紙
に記録され、記録紙トレイ２２上にスタックされる。

【００３７】

【発明の効果】以上、説明したように構成された本発明
によれば、トレイに外力が加わっても、トレイの保持部
が弾性変形することにより外力が吸収されて保持部が破
損することが防止され、また、トレイの保持力以上の外
力が加わった場合にはトレイが支持部から外れるため、
トレイの破損を防止することが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施形態の用紙積載装置における
記録紙トレイの要部構成を示す斜視図

【図２】図１の要部拡大図

【図３】図１の要部拡大図

【図４】記録紙トレイに外力が加わっていない場合にお
ける支持部付近の構成を示す説明図

【図５】記録紙トレイに外力が加わった場合における支
持部付近の構成を示す説明図

【図６】ボスおよびボスの根本付近の有限要素法のモデ
ルを示す説明図

【図７】図６に示すボスの根本に半径Ｒを追加したモデ
ルを示す説明図

【図８】記録紙トレイが斜めに落下してボスに強い衝撃
がかかる状態を示す説明図

【図９】本発明の本発明の第２実施形態の用紙積載装置
における記録紙トレイの要部構成を示す斜視図

【図１０】図９に示す記録紙トレイが斜めに落下した状
態を示す説明図

【図１１】記録紙として普通紙を適用したプリンタ機能
を有するファクシミリ装置の外観を示す斜視図

【図１２】図１１の背面側の斜視図

【図１３】ファクシミリ装置の背面側の外観を示す斜視
図

【図１４】記録紙トレイの要部構成を示す斜視図

【符号の説明】

１ 本体 ５ 支持部 ５ａ Ｕ字溝 １０，２２ 記録紙トレイ １０ａ スタック部 １０ｂ 保持部 １０ｃ ボス １０ｄ リブ部 １０ｅ 切り欠き部 ２０，２１ 給紙カセット ２４ 原稿トレイ

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像形成装置本体から外部に排出された
   用紙を積載するトレイと、画像形成装置本体に設けら
   れ、前記トレイに形成した保持部に係合して前記トレイ
   を着脱可能に支持する支持部とからなり、前記トレイを
   画像形成装置本体から飛び出した位置に配置してなる用
   紙積載装置において、 前記保持部における前記トレイの保持力以上の外力が加
   わった場合に、前記トレイが前記支持部から外れるよう
   に弾性変形する弾性変形部を前記保持部に設けたことを
   特徴とする用紙積載装置。
2. 【請求項２】 前記弾性変形部は板ばね性を有し、前記
   弾性変形部の近傍に切り欠き部を設けたことを特徴とす
   る請求項１記載の用紙積載装置。
3. 【請求項３】 前記保持部を保護する保護部材を設けた
   ことを特徴とする請求項１または２記載の用紙積載装
   置。
4. 【請求項４】 前記保護部材を、前記トレイの一部を延
   在させて前記保持部を覆う構成としたことを特徴とする
   請求項３記載の用紙積載装置。
5. 【請求項５】 前記保持部が前記トレイを保持する力よ
   りも、前記弾性変形部が外力によって弾性変形するとき
   に前記トレイが受ける力を大きくしたことを特徴とする
   請求項１または２記載の用紙積載装置。
6. 【請求項６】 前記保持部を、前記弾性変形部と前記支
   持部のＵ字溝に係合する突起とから構成し、前記突起の
   根本の角部にを曲面としたことを特徴とする請求項１記
   載の用紙積載装置。
7. 【請求項７】 前記角部の曲面を、前記角部に加わる応
   力が前記トレイの材質における機械的強度限界以下とな
   るような大きさに設定したことを特徴とする請求項６記
   載の用紙積載装置。