JP2003011908A - リップ貼着装置 - Google Patents

リップ貼着装置

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JP2003011908A
JP2003011908A JP2001192760A JP2001192760A JP2003011908A JP 2003011908 A JP2003011908 A JP 2003011908A JP 2001192760 A JP2001192760 A JP 2001192760A JP 2001192760 A JP2001192760 A JP 2001192760A JP 2003011908 A JP2003011908 A JP 2003011908A
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Japan
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lip
seal
film
positions
wheel
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JP2001192760A
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English (en)
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Yasuyuki Moriyama
育幸 森山
Michio Sugata
美智男 菅田
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Nihon Tetra Pak KK
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Nihon Tetra Pak KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】注出口の周辺の口当りをよくすることができ、
リップを所定の位置に貼(ちょう)着する際の作業効率
を向上させることができるようにする。 【解決手段】回転自在に配設され、リップに対応する凹
部29が形成されたシールプレート28を備えたシール
ホイールと、シールプレート28を複数の位置に置く駆
動部と、リップ及びシートから成る帯状フィルムを供給
する帯状フィルム供給部と、装填(てん)位置で、帯状
フィルムをシールホイールに巻き付ける装填部と、切断
位置で、帯状フィルムを切断し、リップ付きフィルムを
形成する切断部と、貼着位置で、リップ付きフィルムを
包材のリップ貼着箇所に仮止めする一次シール部と、仮
止めされたリップ付きフィルムを完全に貼着する二次シ
ール部とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リップ貼(ちょ
う)着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、牛乳、清涼飲料等の液体食品は、
例えば、紙基材を備えた包材から成り、頂壁が平坦(た
ん)なブリック型、多面体型等の包装容器に収容されて
販売される。このうち、購入者が一度で飲み切ることが
できる容量を有する包装容器においては、頂壁に注出口
が形成され、該注出口がプルタブによって覆われるよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の包装容器においては、注出口に唇を当て、液体食品
を直接飲用する場合、注出口の周辺の口当りがよくな
い。
【0004】そこで、注出口の周辺の所定の位置に、肉
厚部を備えたリップを貼着することが考えられるが、リ
ップを前記所定の位置に正確に貼着するのは極めて困難
であり、作業効率が低下してしまう。
【0005】本発明は、前記従来の包装容器の問題点を
解決して、注出口の周辺の口当りをよくすることがで
き、リップを所定の位置に貼着する際の作業効率を向上
させることができるリップ貼着装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のリ
ップ貼着装置においては、回転自在に配設され、リップ
に対応する凹部が形成されたシールプレートを円周方向
における複数箇所に備えたシールホイールと、該シール
ホイールを間欠的に回転させ、前記シールプレートを複
数の位置に置く駆動部と、前記リップ及びシートから成
る帯状フィルムを供給する帯状フィルム供給部と、前記
複数の位置のうちの装填(てん)位置で、前記帯状フィ
ルム供給部から供給された帯状フィルムを前記シールホ
イールに巻き付ける装填部と、前記複数の位置のうちの
切断位置で、前記シールホイールに巻き付けられた帯状
フィルムを切断し、リップ付きフィルムを形成する切断
部と、前記複数の位置のうちの貼着位置で、前記リップ
付きフィルムを包材のリップ貼着箇所に仮止めする一次
シール部と、仮止めされた前記リップ付きフィルムを前
記リップ貼着箇所に完全に貼着する二次シール部とを有
する。
【0007】本発明の他のリップ貼着装置においては、
さらに、前記各シールプレートには、前記一次シール部
において加熱体を挿入するための貫通溝が形成される。
【0008】本発明の更に他のリップ貼着装置において
は、さらに、前記貫通溝は、前記凹部に沿って延在させ
られる。
【0009】本発明の更に他のリップ貼着装置において
は、さらに、前記一次シール部は、前記貼着位置で、シ
ールプレートを径方向において進退させるための駆動手
段、及び前記加熱体を進退させるための駆動手段を備え
る。
【0010】本発明の更に他のリップ貼着装置において
は、さらに、前記二次シール部は、カウンタプレート、
及び搬送路より下方に、進退自在に配設され、前記リッ
プと対応する位置に凹部が形成された加熱体を備える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】図2は本発明の実施の形態における包装容
器の斜視図である。
【0013】図において、Pkは包装容器、30は包装
容器本体であり、該包装容器本体30は、ほぼ八角形の
形状の断面を有する胴部31、該胴部31から上方に向
けて延び、下端がほぼ八角形の形状を有し、上端がほぼ
四角形の形状を有する上端部32、及び前記胴部31か
ら下方に向けて延び、上端がほぼ八角形の形状を有し、
下端がほぼ四角形の形状を有する下端部33を備える。
前記胴部31は、前壁34、図示されない後壁、二つの
側壁35(図においてはそのうちの一つの側壁35だけ
を示す。)、並びに前記前壁34と各側壁35との間、
及び後壁と各側壁35との間に配設された四つの胴部連
結壁36(図においてはそのうちの一つの胴部連結壁3
6だけを示す。)から成る。前記前壁34、後壁、側壁
35及び胴部連結壁36は、いずれも矩(く)形の形状
を有する。
【0014】また、前記上端部32は、頂壁37、頂壁
37と前記前壁34とを連結する前壁38、頂壁37と
前記胴部31の後壁とを連結する図示されない後壁、頂
壁37と各側壁35とを連結する二つの側壁39(図に
おいてはそのうちの一つの側壁39だけを示す。)、及
び頂壁37と各胴部連結壁36とを連結する四つの連結
壁40(図においてはそのうちの一つの連結壁40だけ
を示す。)から成る。そして、前記前壁38、後壁及び
側壁39は、いずれも下方の辺が上方の辺より短い台形
の形状を有し、前記連結壁40は頂壁37に一つの頂点
を置いた三角形の形状を有する。
【0015】また、前記下端部33は、底壁41、底壁
41と前記前壁34とを連結する前壁42、底壁41と
前記胴部31の後壁とを連結する図示されない後壁、底
壁41と各側壁35とを連結する二つの側壁43(図に
おいてはそのうちの一つの側壁43だけを示す。)、及
び底壁41と各胴部連結壁36とを連結する四つの連結
壁44(図においてはそのうちの一つの連結壁44だけ
を示す。)から成る。そして、前記前壁42、後壁及び
側壁43は、いずれも下方の辺が上方の辺より長い台形
の形状を有し、前記連結壁44は底壁41に一つの頂点
を置いた三角形の形状を有する。なお、46は頂壁37
の中央に形成されたシール部、47は各側壁39に融着
させられた二つの耳部(図においてはそのうちの一つの
耳部47だけを示す。)である。
【0016】ところで、前記頂壁37における所定の位
置にパンチホールから成る注出口51が形成される。ま
た、前記注出口51を包囲してリップ付きフィルム53
が貼着される。該リップ付きフィルム53は、樹脂フィ
ルムから成るシート部分54、及び該シート部分54と
一体に形成され、肉厚部を備えた樹脂成形体から成る弓
形の形状を有するリップ55を備える。なお、前記シー
ト部分54は、例えば、ポリエチレン樹脂層及びポリプ
ロピレン樹脂層から成る積層構造を有する。また、前記
リップ55は前記ポリプロピレン樹脂層に向けてポリプ
ロピレン樹脂を射出することによって形成される。前記
リップ付きフィルム53が頂壁37に貼着された後に、
図示されない穿(せん)孔装置によってパンチホールが
形成され、該パンチホールが前記注出口51になる。
【0017】そして、上端部32にプルタブ52が貼着
され、該プルタブ52は、注出口51を覆うとともに、
注出口51の周縁、リップ付きフィルム53及び前壁3
8における飲用時に唇が接触する部分を覆う。したがっ
て、前記包装容器本体30からプルタブ52を引き剥
(は)がして注出口51を開口させ、包装容器Pkを傾
けることによって、注出口51から液体食品を図示され
ないグラス等の容器に注ぐことができるとともに、前記
注出口51の周縁、リップ付きフィルム53及び前壁3
8に唇を当てて液体食品を直接飲用することができる。
この場合、頂壁37の所定の位置に、肉厚部を備えたリ
ップ55が貼着されるので、直接飲用する際の注出口5
1の周辺の口当りをよくすることができる。
【0018】ところで、前記包装容器本体30は、図示
されない包装容器製造装置において、包材を成形するこ
とによって形成される。そのために、あらかじめ折目が
形成され、リール状に巻かれた包材が繰出装置にセット
され、該繰出装置からウェブ状の包材が繰り出される。
該包材は、可撓(とう)性を有する積層体から成り、図
示されない紙基材、該紙基材の表面に被覆されたポリエ
チレン樹脂等から成る最外層、前記紙基材の裏面に被覆
されたガスバリヤ性を有するバリヤ層としての図示され
ないアルミニウム箔(はく)層、及び該アルミニウム箔
層の裏面に被覆されたポリエチレン樹脂等から成る図示
されない最内層を備える。また、前記包材には、前記頂
壁37において注出口51が形成される箇所に、リップ
付きフィルム53を貼着するための所定の位置、すなわ
ち、リップ貼着箇所が設定される。
【0019】続いて、前記包材は、リップ貼着装置に送
られ、該リップ貼着装置によって前記リップ貼着箇所に
リップ付きフィルム53が貼着された後、穿孔装置に送
られ、該穿孔装置によってパンチホールが形成された
後、インナテープ貼着装置に送られ、該インナテープ貼
着装置によって図示されないインナテープが貼着された
後、プルタブ貼着装置に送られ、該プルタブ貼着装置に
よってプルタブ52が貼着される。その後、包材は充填
部に送られ、チューブ状にされ、液体食品が充填された
後、所定の間隔ごとに横方向にシールされ、切断されて
原型容器が形成される。そして、該原型容器を前記折目
に沿って所定の形状に成形することによって、包装容器
Pkが完成する。
【0020】次に、前記リップ貼着装置について説明す
る。
【0021】図1は本発明の実施の形態におけるシール
プレートの平面図、図3は本発明の実施の形態における
リップ貼着装置の正面図、図4は本発明の実施の形態に
おけるリップ貼着装置の平面図、図5は本発明の実施の
形態におけるリップ貼着装置の要部を示す拡大図、図6
は本発明の実施の形態におけるリップ貼着装置の要部を
示す第1の斜視図、図7は本発明の実施の形態における
リップ貼着装置の要部を示す第2の斜視図、図8は本発
明の実施の形態におけるリップ貼着装置の要部を示す第
3の斜視図、図9は本発明の実施の形態におけるヒート
ユニットの要部を示す斜視図、図10は本発明の実施の
形態における一次シール部の動作を示す第1の図、図1
1は本発明の実施の形態における一次シール部の動作を
示す第2の図、図12は本発明の実施の形態における二
次シール部の加熱レールの平面図、図13は本発明の実
施の形態における二次シール部の動作を示す図である。
【0022】図において、11はリップ貼着装置であ
り、該リップ貼着装置11は、フレーム10、帯状フィ
ルムFを供給する帯状フィルム供給部12、シールホイ
ール13、前記帯状フィルム供給部12から供給された
前記帯状フィルムFを前記シールホイール13に巻き付
ける装填部65、前記シールホイール13と対向させて
配設され、前記帯状フィルムFを所定のピッチで切断し
てリップ付きフィルム53を形成する切断部14、リッ
プ付きフィルム53を包材16に設定されたリップ貼着
箇所に仮止めする第1の貼着部としての一次シール部1
5、仮止めされたリップ付きフィルム53をリップ貼着
箇所に完全に貼着する第2の貼着部としての二次シール
部17、及び前記シールホイール13を間欠的に回転さ
せるための駆動部18を有し、該駆動部18は、前記フ
レーム10に取り付けられたサーボモータ101を備え
る。該サーボモータ101は、あらかじめ設定されたタ
イミングごとに間欠的に駆動される。なお、前記包材1
6は、図示されない繰出装置から繰り出された後、搬送
ローラ131によって垂直方向に搬送された後、搬送ロ
ーラ132、133によって水平方向に搬送される。
【0023】前記駆動部18を駆動することによって発
生させられた回転は、伝動手段TRを介してシールホイ
ール13に伝達され、該シールホイール13は、矢印B
方向に所定の角度、本実施の形態においては、30
〔°〕ずつ間欠的に回転させられる。前記伝動手段TR
は、前記サーボモータ101の出力軸102に取り付け
られた駆動プーリ103、前記出力軸102と所定の距
離を置いて、かつ、シールホイール13の近傍に配設さ
れた伝達軸105、該伝達軸105に取り付けられた従
動プーリ106、前記駆動プーリ103と従動プーリ1
06との間に張設されたタイミングベルト107、前記
伝達軸105に取り付けられた駆動ギヤ111、フレー
ム10に固定されたシャフト23に対して回転自在に配
設され、駆動ギヤ111と噛(し)合させられる従動ギ
ヤ112を備える。
【0024】前記帯状フィルム供給部12は帯状フィル
ム供給ローラ21を備え、該帯状フィルム供給ローラ2
1は、図示されない帯状フィルムロールから供給された
帯状フィルムFを矢印A方向に搬送し、シールホイール
13に送る。前記帯状フィルムFは、帯状の樹脂フィル
ムから成るシート22、及び該シート22上において所
定のピッチでシート22と一体に形成されたリップ55
を備える。
【0025】前記シールホイール13は、前記シャフト
23に対して回転自在に配設され、前記従動ギヤ112
と環状の真空分配部20を介して連結され、駆動部18
から伝達された回転を受けて回転させられる支持プレー
ト24、該支持プレート24の円周方向における複数箇
所、本実施の形態においては、12箇所において、放射
状に延在させて形成されたレール25、該各レール25
を把持し、かつ、レール25に対して摺(しゅう)動自
在に配設されたスライドブロック26、該各スライドブ
ロック26に取り付けられたブラケット27、該各ブラ
ケット27に取り付けられたシールプレート28を備え
る。なお、前記ブラケット27が径方向に放射状に延在
させられるのに対して、シールプレート28は軸方向に
延在させられ、ブラケット27の径方向外方の端部に、
各シールプレート28の軸方向の一端が固定される。し
たがって、シールホイール13は、支持プレート24を
底壁とし、各シールプレート28を側壁とする有底筒状
体を構成する。
【0026】そして、前記シールホイール13の間欠的
な回転に伴って、シールプレート28は複数の位置、本
実施の形態においては、12個の位置S1〜S12に順
次置かれ、各位置S1〜S12で所定の時間だけ停止さ
せられる。前記各シールプレート28は、台形のブロッ
クから成り、シールホイール13の円周方向に沿って並
べられ、前記帯状フィルムFを巻き付けるための十二角
形のホイールユニットを形成する。また、前記各シール
プレート28には、シールホイール13に前記帯状フィ
ルムFを巻き付けたときに、各リップ55を収容する凹
部29、及び前記一次シール部15において後述される
加熱体を挿入するための貫通溝61、62が形成され
る。前記凹部29はリップ55に対応する弓形の形状を
有し、前記貫通溝61、62は、長溝の形状を有し、凹
部29に沿って互いに平行に延在させられる。
【0027】そして、前記各ブラケット27と前記支持
プレート24に取り付けられた環状体58との間にスプ
リングspが張設され、該各スプリングspの付勢力に
よって、各シールプレート28は径方向内方に向けて付
勢される。
【0028】前記帯状フィルム供給ローラ21から供給
され、矢印A方向に搬送された帯状フィルムFは、シー
ルホイール13に送られ、前記位置S1で前記装填部6
5によってシールホイール13に巻き付けられる。前記
装填部65は、軸151を揺動中心にして揺動自在に、
かつ、互いに所定の角度で配設されたアーム152、1
55、アーム152の先端において回転自在に配設され
たリップ押込部材としてのカウンタローラ153、アー
ム155の先端に回動自在に配設されたロッド157、
及び該ロッド157を進退させる第1の駆動手段として
の空気式のアクチュエータ158を備える。
【0029】したがって、シールホイール13が回転さ
せられるのに伴って、アーム152が揺動させられ、カ
ウンタローラ153は、前記アーム152の揺動に追随
して揺動させられるとともに、シールホイール13の外
周縁に沿って回転しながら前記帯状フィルムFを各シー
ルプレート28に押し付け、リップ55を凹部29に押
し込む。なお、前記アクチュエータ158はダンパの機
能を有し、カウンタローラ153を所定の付勢力でシー
ルプレート28に押し付け、前記付勢力によってリップ
55が凹部29に押し込められる。そして、シールプレ
ート28における凹部29の位置と帯状フィルムF上の
リップ55の位置とがわずかにずれていても、リップ5
5が凹部29内に円滑に進入するように、凹部29及び
リップ55の形状が設定され、凹部29の周縁に丸みが
形成される。なお、前記位置S1によって装填位置が構
成される。
【0030】続いて、帯状フィルムFは、シールホイー
ル13の回転に伴って、各凹部29にリップ55が収容
された状態で位置S2、S3に送られる。該位置S2、
S3に、付加カウンタローラ67、68が配設され、該
付加カウンタローラ67、68は、各凹部29からリッ
プ55が浮き上がるのを防止する。そのために、各付加
カウンタローラ67、68は、図示されない付勢手段と
してのスプリング等によって、所定の付勢力でシールプ
レート28に押し付けられる。
【0031】そして、前記帯状フィルムFは、シールホ
イール13の回転に伴って、各シールプレート28の凹
部29にリップ55が収容された状態で位置S7に送ら
れ、該位置S7で切断部14によって所定の切断部分で
切断され、リップ付きフィルム53が形成される。その
ために、前記切断部14は、前記フレーム10に取り付
けられたブラケット161、該ブラケット161に配設
されたアクチュエータ162、該アクチュエータ162
を駆動することによって矢印C方向に進退させられるカ
ッタ支持体163、及び該カッタ支持体163に取り付
けられ、図示されない電源装置から供給された電流によ
って加熱され、前進時に前記シート22を溶融させて切
断するカッタ164を備える。なお、前記位置S7によ
って切断位置が構成される。
【0032】ところで、前記帯状フィルムFは、シール
ホイール13に送られ、前記位置S1でシールホイール
13に巻き付けられた後、位置S7で切断されるまで、
シールホイール13の回転に伴ってシールプレート28
と共に搬送されるが、帯状フィルムF上におけるリップ
55のピッチと、シールホイール13の円周方向におけ
る凹部29のピッチとが等しいと、例えば、シールプレ
ート28に外力が加わった場合等に、シート22に張力
が加わり、帯状フィルムFが破損してしまう。そこで、
前記帯状フィルムF上におけるリップ55のピッチが、
シールホイール13の円周方向における凹部29のピッ
チより大きくされる。
【0033】この場合、カウンタローラ153がシール
プレート28に押し付けられて、リップ55を凹部29
に押し込むのに伴って、各シールプレート28の隙(す
き)間にシート22の弛(たる)みが形成される。した
がって、前記位置S1でシールホイール13に巻き付け
られた後、位置S7で切断されるまで、帯状フィルムF
は、シート22の弛みが形成された状態で搬送されるの
で、仮に、シールプレート28に外力が加わった場合等
においても、シート22に張力が加わることがない。そ
の結果、帯状フィルムFが破損するのを防止することが
できる。
【0034】また、シート22に張力が加わることがな
いので、リップ55を前記リップ貼着箇所に一層正確に
貼着することができ、リップ55を貼着する際の作業効
率を一層向上させることができる。
【0035】ところで、前記切断部14において、シー
ト22の弛みが形成されたまま帯状フィルムFを切断す
ると、切断部分が安定せず、リップ付きフィルム53の
品質が低下してしまう。そこで、位置S6、S7の間に
おいて、前記シールプレート28を径方向外方に移動さ
せ、前記弛みをなくし、シート22を張るようにしてい
る。
【0036】そのために、位置S6、S7において、シ
ールプレート28より径方向内方に、押出部材としての
図示されないカムローラが回転自在に配設され、回転し
ながらシールプレート28をレール25に沿って径方向
外方に押し出して案内する。したがって、位置S6、S
7において、シールホイール13の円周方向における各
シールプレート28間の距離が大きくなり、シート22
が張られ、弛みがなくなるので、カッタ164を前進さ
せて帯状フィルムFを切断する際に切断部分を安定させ
ることができる。その結果、リップ付きフィルム53の
品質を向上させることができる。
【0037】そして、前記帯状フィルムFは、前記位置
S1でシールホイール13に巻き付けられた後、位置S
7で切断部14によって切断されるまで、また、位置S
7で形成されたリップ付きフィルム53は位置S8で包
材16に押し付けられるまで、シールプレート28から
剥(はく)離しないように、シールプレート28に吸引
される。そのために、前記シャフト23に、図示されな
い真空源と連通させられた二つの第1の管路191、1
92が形成される。また、従動ギヤ112と一体的に取
り付けられた前記真空分配部20には、各シールプレー
ト28が位置S1に置かれてから位置S8に到達するま
での間、前記第1の管路191、192と連通させら
れ、位置S8から位置S1に到達するまでの間、大気に
開放される第2の管路193が形成される。そして、該
第2の管路193と前記シールプレート28の各凹部2
9とが連通管194によって連通させられる。したがっ
て、前記位置S1〜S8の間、凹部29と真空源とが連
通させられ、凹部29内に負圧が発生させられ、帯状フ
ィルムF及びリップ付きフィルム53はシールプレート
28から剥離しないように、シールプレート28に吸引
される。なお、前記第1の管路191、192、第2の
管路193、連通管194等によって吸引手段が構成さ
れる。
【0038】前記リップ付きフィルム53は、シールホ
イール13の回転に伴って位置S8に送られると、該位
置S8で一次シール部15によってリップ貼着箇所に仮
止めされる。そのために、前記一次シール部15は、位
置S8のシールプレート28より径方向外方に配設され
たカウンタユニット171、及び位置S8のシールプレ
ート28より径方向内方に配設されたヒートユニット1
72を有する。なお、前記位置S8によって貼着位置が
構成される。
【0039】前記カウンタユニット171は、フレーム
10に固定された支持部173、該支持部173に取り
付けられた平板状のカウンタジョー174を備え、前記
ヒートユニット172は、フレーム10に固定された支
持部175、及び該支持部175に対して上下方向に進
退自在に配設された加熱レール176を備える。そし
て、該加熱レール176は、貫通溝61、62と対応す
る位置に、互いに平行に、かつ、上方に向けて突出させ
て形成された第1の加熱手段としての二つの加熱体17
7、178を備え、各加熱体177、178は加熱レー
ル176と共に進退自在に配設される。
【0040】また、一次シール部15は、位置S8にお
いてシールプレート28を径方向において進退させるた
めの図示されない第2の駆動手段としてのシールプレー
ト用空気シリンダ、及び加熱レール176を上下方向に
おいて進退させるための図示されない第3の駆動手段と
しての一次加熱用空気シリンダを有する。
【0041】したがって、シールホイール13の回転に
伴って、リップ付きフィルム53を保持したシールプレ
ート28が位置S8に送られ、包材16が矢印D方向に
搬送されるのに伴って、リップ貼着箇所が位置S8に到
達すると、シールプレート用空気シリンダが駆動され、
シールプレート28がレール25に沿って径方向外方に
移動させられ、包材16を挟んでリップ付きフィルム5
3をカウンタユニット171に押し付ける。また、前記
一次加熱用空気シリンダが駆動され、加熱レール176
が前進(図7〜10における上方に移動)させられるの
に伴って、加熱体177、178が貫通溝61、62を
貫通して前進させられ、図11に示されるように、加熱
体177、178の先端がリップ付きフィルム53のシ
ート部分54を加熱し、シート部分54のポリエチレン
樹脂と包材16の最外層を構成するポリエチレン樹脂と
を融着する。
【0042】ところで、図1に示されるように、貫通溝
61、62は、凹部29を両側から挟むように形成され
るので、シート部分54における前記貫通溝61、62
と対応させて設定されたリップ55を挟む2箇所におい
て、リップ付きフィルム53はリップ貼着箇所に仮止め
される。
【0043】本実施の形態において、前記加熱レール1
76は誘導加熱によってシート部分54を加熱する。そ
のために、前記加熱体177、178は、誘導加熱体に
よって構成され、加熱時に前記アルミニウム箔層にうず
電流を流す。なお、前記加熱体177、178を抵抗加
熱体によって構成することもできる。
【0044】続いて、前記リップ貼着箇所は、包材16
の搬送に伴って二次シール部17に送られ、該二次シー
ル部17において、前記リップ付きフィルム53はリッ
プ貼着箇所に完全に貼着される。そのために、前記二次
シール部17は、包材16の搬送路より上方に配設され
た平板状のカウンタプレート181、及び搬送路より下
方に、上下方向において進退自在に配設された加熱レー
ル182を有する。該加熱レール182は、前記リップ
55と対応する位置に、リップ55と対応する形状を有
する凹部183が形成された第2の加熱手段としての加
熱体184を備え、該加熱体184は前記加熱レール1
82と共に進退自在に配設される。
【0045】また、二次シール部17は、前記加熱レー
ル182を上下方向において進退させるための図示され
ない第4の駆動手段としての二次加熱用空気シリンダを
有する。
【0046】したがって、図13に示されるように、包
材16の搬送に伴って、リップ貼着箇所及び仮止めされ
たリップ付きフィルム53が二次シール部17に到達す
ると、前記二次加熱用空気シリンダが駆動され、加熱レ
ール182が前進させられ、リップ付きフィルム53及
び包材16を介してカウンタプレート181に押し付け
られる。それに伴って、加熱体184の先端がリップ付
きフィルム53のシート部分54の全体を加熱し、シー
ト部分54のポリエチレン樹脂と包材16の最外層を構
成するポリエチレン樹脂とを融着する。このようにし
て、シート部分54の全体において、リップ付きフィル
ム53はリップ貼着箇所に完全に貼着される。続いて、
リップ付きフィルム53が貼着された包材16は更に搬
送され、前記穿孔装置に送られる。
【0047】本実施の形態において、前記加熱レール1
82は誘導加熱によってシート部分54を加熱する。そ
のために、前記加熱体184は、誘導加熱体によって構
成され、加熱時に前記アルミニウム箔層にうず電流を流
す。なお、前記加熱体184を抵抗加熱体によって構成
することもできる。
【0048】このように、シールホイール13は、矢印
B方向に30〔°〕ずつ間欠的に回転させられ、シール
プレート28は位置S1〜S12で正確に停止させられ
るので、位置S8で一次シール部15によってリップ付
きフィルム53をリップ貼着箇所に正確に仮止めするこ
とができる。したがって、二次シール部17によってリ
ップ55をリップ貼着箇所に正確に貼着することがで
き、リップ55を貼着する際の作業効率を向上させるこ
とができる。また、前記位置S1〜S8の間、帯状フィ
ルムF及びリップ付きフィルム53はシールプレート2
8から剥離しないように、シールプレート28に吸引さ
れるので、位置S8でリップ付きフィルム53をリップ
貼着箇所に一層正確に仮止めすることができる。したが
って、リップ55をリップ貼着箇所に一層正確に貼着す
ることができ、リップ55を貼着する際の作業効率を一
層向上させることができる。
【0049】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、リップ貼着装置においては、回転自在に配設さ
れ、リップに対応する凹部が形成されたシールプレート
を円周方向における複数箇所に備えたシールホイール
と、該シールホイールを間欠的に回転させ、前記シール
プレートを複数の位置に置く駆動部と、前記リップ及び
シートから成る帯状フィルムを供給する帯状フィルム供
給部と、前記複数の位置のうちの装填位置で、前記帯状
フィルム供給部から供給された帯状フィルムを前記シー
ルホイールに巻き付ける装填部と、前記複数の位置のう
ちの切断位置で、前記シールホイールに巻き付けられた
帯状フィルムを切断し、リップ付きフィルムを形成する
切断部と、前記複数の位置のうちの貼着位置で、前記リ
ップ付きフィルムを包材のリップ貼着箇所に仮止めする
一次シール部と、仮止めされた前記リップ付きフィルム
を前記リップ貼着箇所に完全に貼着する二次シール部と
を有する。
【0051】この場合、注出口の周辺において肉厚部を
備えたリップが貼着されるので、液体食品を直接飲用す
る際の注出口の周辺の口当りをよくすることができる。
【0052】また、シールホイールは、間欠的に回転さ
せられ、シールプレートは各位置で正確に停止させられ
るので、貼着位置で一次シール部によってリップ付きフ
ィルムをリップ貼着箇所に正確に仮止めすることができ
る。したがって、二次シール部によってリップをリップ
貼着箇所に正確に貼着することができ、リップを貼着す
る際の作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるシールプレートの
平面図である。
【図2】本発明の実施の形態における包装容器の斜視図
である。
【図3】本発明の実施の形態におけるリップ貼着装置の
正面図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるリップ貼着装置の
平面図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるリップ貼着装置の
要部を示す拡大図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるリップ貼着装置の
要部を示す第1の斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるリップ貼着装置の
要部を示す第2の斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるリップ貼着装置の
要部を示す第3の斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態におけるヒートユニットの
要部を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態における一次シール部の
動作を示す第1の図である。
【図11】本発明の実施の形態における一次シール部の
動作を示す第2の図である。
【図12】本発明の実施の形態における二次シール部の
加熱レールの平面図である。
【図13】本発明の実施の形態における二次シール部の
動作を示す図である。
【符号の説明】
11 リップ貼着装置 12 帯状フィルム供給部 13 シールホイール 14 切断部 15 一次シール部 17 二次シール部 18 駆動部 22 シート 28 シールプレート 29、183 凹部 53 リップ付きフィルム 55 リップ 61、62 貫通溝 65 装填部 177、178、184 加熱体 181 カウンタプレート F 帯状フィルム S1〜S12 位置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)回転自在に配設され、リップに対
    応する凹部が形成されたシールプレートを円周方向にお
    ける複数箇所に備えたシールホイールと、(b)該シー
    ルホイールを間欠的に回転させ、前記シールプレートを
    複数の位置に置く駆動部と、(c)前記リップ及びシー
    トから成る帯状フィルムを供給する帯状フィルム供給部
    と、(d)前記複数の位置のうちの装填位置で、前記帯
    状フィルム供給部から供給された帯状フィルムを前記シ
    ールホイールに巻き付ける装填部と、(e)前記複数の
    位置のうちの切断位置で、前記シールホイールに巻き付
    けられた帯状フィルムを切断し、リップ付きフィルムを
    形成する切断部と、(f)前記複数の位置のうちの貼着
    位置で、前記リップ付きフィルムを包材のリップ貼着箇
    所に仮止めする一次シール部と、(g)仮止めされた前
    記リップ付きフィルムを前記リップ貼着箇所に完全に貼
    着する二次シール部とを有することを特徴とするリップ
    貼着装置。
  2. 【請求項2】 前記各シールプレートには、前記一次シ
    ール部において加熱体を挿入するための貫通溝が形成さ
    れる請求項1に記載のリップ貼着装置。
  3. 【請求項3】 前記貫通溝は、前記凹部に沿って延在さ
    せられる請求項2に記載のリップ貼着装置。
  4. 【請求項4】 前記一次シール部は、前記貼着位置で、
    シールプレートを径方向において進退させるための駆動
    手段、及び前記加熱体を進退させるための駆動手段を備
    える請求項2に記載のリップ貼着装置。
  5. 【請求項5】 前記二次シール部は、カウンタプレー
    ト、及び搬送路より下方に、進退自在に配設され、前記
    リップと対応する位置に凹部が形成された加熱体を備え
    る請求項1に記載のリップ貼着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005298067A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Tetra Laval Holdings & Finance Sa 基板材料にプラスチックホイルを貼付するためのシーリングユニット

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